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書籍番号 50841
書   名 渤海上京城 1998~2007年度考古調査発掘報告(附図)(全3冊)
シリーズ
データ A4 本文666頁 カラー図版412頁 (精装)
ISBN/ISSN 978-7-5010-2750-7
編著者 黒龍江省文物考古研究所編著
出版年 2009年6月 
出版者 文物出版社
価格(本体) 44,000円

【目録】

○上冊
 第一章 緒論
 第二章 第2号宮殿基址
 第三章 第3、4号宮殿建築群基址
 第四章 第5号宮殿基址
 第五章 第50号宮殿基址
 第六章 皇城南門基址
 第七章 郭城正南門基址
○下冊
 第八章 郭城正北門基址
 第九章 第1号街基址
 第十章 城墻建築結構
 第十一章 結 語
○附 録
 一 渤海上京城出土釉陶器、白灰測試報告
 二 渤海上京城出土金属器金相測試報告
 三 渤海上京城遺址出土鉄器金相学与工芸探討
 四 “東京城”遺址発掘的初歩報告
○後 記
○英文、俄文、日文、韓文提要
○参考文献

南門、正北門、中央大街、宮城中軸線上の宮殿、“御花
園”大型礼制建築、中国古代宮城建築についての最も詳
細な発掘報告集で、これまでの誤りを訂正すると同時に
渤海上京城を含む、渤海の歴史、政治、経済、文化及び
中央政権との関係、さらに中国古代都城制度の研究にと
って重要な資料とされます。
●これまでの調査概要●・・・・・・・・・・・・・
渤海上京城は渤海国五京の一つとされ、これまでも多く
の学者によって調査が行われてきましたが早くは清末
曹廷杰により"東京城"が即ち渤海上京故城であると指摘、
20世紀の初めには、日本、ロシアによる発掘が行われま
したが、特に当時の日本・渤海関係の交流と影響の大き
さから、1933年~1934年に、日本の原田淑人等による宮
殿殿址、門址、寺址等の大規模発掘が行われた結果、
1939年に発掘報告集《東京城》として刊行され、中華人
民共和国成立後も幾度となく調査が行われてきましたが
主要なものはこれまで三度で、1964年の中朝連合考
古隊による調査、70年代末の宮城午門東側門址(第一号
門址として編入)、1981年から1985年にかけての既発掘
の《宮城午門楼台基》、《第一号殿址》、廊廡址や部分
的宮墻の全面整理などです。