|
|
現在の内蒙古自治区巴林左旗や巴林右旗には、遼代の首都で あった上京古城址や遼祖陵、遼懐陵と遼慶陵が見つかっており、 1922年にそれらの陵墓から契丹大字や契丹小字のほか漢字が 刻まれた碑刻が初めて発掘されたことは、契丹考古史上、重大 事件でした。本書には、これまで出土した契丹大字、契丹小字 及び漢字の碑刻をすべて収録したもので、更に他の地域で出土 した遼代の皇族や后族、開国功臣韓知古一族と関係する碑刻も 収録、附録として近年出土の契丹文字の墓誌を考釈した文章や 「已経釈読的契丹小字語詞」「契丹原字音値構擬」も収録、契丹 文字研究の最新成果を示したものとされます。 【目録】 韓匡嗣墓志銘 統和三年 韓匡嗣妻秦国太夫人蕭氏墓志銘 統和十一年 韓徳昌墓志銘 統和三年 韓徳威墓志銘 統和十五年 耶律隆佑《韓徳頤》墓志銘 統和二十九年 耶律《韓》遂正墓志銘 太平七年 耶律《韓》遂忠墓志銘 重熙十一年 耶律《韓》元佐墓志銘 大康九年 耶律宗福《韓滌魯》墓志銘 咸雍八年 契丹小字耶律《韓》迪烈墓志銘 耶律《韓》迪烈妻蕭烏盧本娘子墓志銘 大安七年 契丹小字耶律《韓》高十墓志銘 契丹小字蕭特毎闊哥[馬付]馬第二夫人韓氏墓志銘 韓瑞墓志銘 大安八年 韓瑜墓志銘 統和九年 韓櫛墓志銘 重熙六年 韓相墓志銘 開泰六年 徒都姑妻韓氏墓志銘 統和二十三年 耿延毅妻耶律《韓》氏墓志銘 統和三十年 耿延毅墓志銘 開泰九年 耿知新墓志銘 太平七年 劉継文墓志銘 乾亨三年 蕭僅墓志銘 太平九年 陳国公主墓志銘 開泰七年 漢字永清公主墓志銘 寿昌元年 契丹小字蕭太山和永清公主墓志銘 簫氏夫人墓志銘 統和二十七年 蕭興言墓志銘 大安三年 契丹大字永寧郡公主墓志銘 荒年過后造塚塔記《残石》 大安三年 王士方墓志銘干統二年 契丹小字耶律貴安迪里姑墓志銘 蔡志順墓志銘 乾統八年 漢字耶律習?墓志銘 天慶四年 …… |
