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書籍番号 57267
書   名 梁帶村[艸/内]国墓地―2007年度発掘報告
シリーズ (陝西省考古研究院田野考古報告第59号)
データ A4 本文278頁 (精装)
ISBN/ISSN 978-7-208-09185-6
編著者 陝西省考古研究所 渭南市文物保護考古研究所
韓城市景区管理委員会編著
出版年 2010年6月 
出版者 文物出版社
価格(税込) 23,100円

2004年冬、梁帯村の北冲溝内で発見された古墓葬は、2005年
に“全国十大考古発現之一”とされ、大規模な考古勘探の結果、
両周時期の墓葬1300余基、車馬坑64基を発見、内訳は諸侯級
大型墓葬7基、士大夫級中型墓100余基,一般平民墓1100余基
で全国的にも最も保存状態が良い遺址の一つとされます。続く
2005年からの発掘作業により、6基の貴族大墓から発見された
金、銅、鉄、玉、石、漆木器等の文物3000余件を整理した結果、
その多くが国内或いは省内ではじめて発見されたものと判明、
国内初の両周時期の「金剣鞘」,「三角形両面刃[工凡/金]戈」
や目下国内最古とされる「青銅錞于」、国内第一級の「梯形
牌飾」や「七[王黄]聯珠玉組佩」、国内最古の「漆木建鼓」等
等を含んでいます。また、諸侯級墓葬の椁室四角で発見された
四つの木傭は秦始皇兵馬俑より五六百年古いもので「用傭制度」
の始まりとされます。西周晩期から春秋早期の時期の記載史料
は非常に乏しいため、梁帯村遺址の発見は、この歴史上の空白
を埋める重要な資料とされ、周代封国史、礼楽制度及び芸術史、
科学技術研究に大きな価値があるとされます。本書は2007年、
これまでの成果を基礎に行われた発掘調査の報告書で、2009年
4月16日,梁帯村遺址博物館が正式に落成し国内外に公開されて
から初めて刊行される正式報告書です。