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書籍番号 47133
書   名 文学のなかの考古学
シリーズ (佛教大学鷹陵文化叢書 19)
データ 四六判 300頁 (上製本)
ISBN 978-4-7842-1430-3
編著者 門田誠一著
出版年 2008年9月 
出版者 科学出版社
価格(税込) 2,415円

文学と考古学との接点を求めることは、方法の異質性から
これまで行われてこなかった。本書は、考古学の分野を
研究する著者が、小説や古典芸能などに描写された考古学
的要素や、それらの背景となった歴史的あるいは文化的な
背景について、考古学的に接近を試みる。小説や随筆、詩、
俳句、川柳、そして古典のようないわゆる文学だけでなく、
古典芸能や民話、民謡なども広義の文学として取り扱い、
文学と考古学の間に生まれる新たな可能性を提示する。
図版多数。
<目次>
Ⅰ ものとこころ
   史的世界としての民話と民謡
   『風土記』『万葉集』の生活と習俗
   『枕中記』『古鏡記』の物と人
   考古学から読む『おもろそうし』
   漢詩のなかの信仰と技術
Ⅱ いきものとひと
   国木田独歩「鹿狩」に歴史を読む
   芥川龍之介作品のなかの考古学
   犬と猿と考古学
   文学と考古学にみる鯨
   俳句と川柳の遺跡と遺物
   北の大地の考古学的風景
Ⅲ くらしとくふう
   菱と栗の文芸と生活史
   『鉢かづき』と『山椒大夫』の考古学背景
   狂言と能の考古学的世界
   西鶴作品にみる江戸時代のくらしと地域観
   『東海道中膝栗毛』の生活誌
   災害と記録と考古学と