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書籍番号 33225
書  名 歴代山海経文献集成(全11冊)
シリーズ
データ A4 5511頁(精装)
ISBN/ISSN 7-80670-930-4
編著者 文清閣編委会編
出版年 2006年3月
出版者 西安地図出版社
価 格 125,400円(税込)

【内容簡介】

本集成は、宋代から清末に至るまでの『山海経』に関する研究・注釈書
十数種を収録しており、古代の『山海経』研究・注釈書のほぼすべてを
網羅している。厳選された原本は、その多くが善本や珍本である。
本書は成書年代順に配列されており、収録された各書の冒頭には、書名
や著者名を記載した目録を付し、さらに所用底本の刊刻年代や版枠の原
本サイズを明記している。このことから本書が独自の文献的価値、研究
的価値、版本学的価値を有していることがわかる。
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 『山海経』は『山経』、『海経』、『大荒経』の三大類に分かれる。
『山経』はさらに『南山経』、『西山経』、『北山経』、『東山経』、
『中山経』の五巻に分けられる。『海経』は海外・海内の各南、西、北、
東経の八巻に分けられる。『大荒経』は『大荒南経』『大荒西経』『大
荒北経』『大荒東経』の四巻に分けられ、最後に『大荒海内経』一巻が
加わり、計十八巻、三万一千余字からなる。その記述内容に鑑みると、
天文、地理、神話、宗教から、民族、動物、植物、鉱産物に至るまで、
天南海北、万象を網羅しており、中国の古籍の中で最も貴重な知恵を秘
めた書物と言え、上古時代を研究する上で実に絶好の貴重な資料である。
『山海経』の著者および成書年代については、諸説ある。東漢の東漢劉
秀(劉[音欠])の『上山海経表』においては同書は唐虞(堯舜)の時代
に遡り、禹と伯益によって著されたと主張している。この説は最も早く
現れ、長く伝承されてきた。しかし、北魏の[麗β]道元が『水経注』を
著した際、すでに「『山海経』は編纂が断片的で、巻策の順序が乱れて
おり、編纂が困難である。後世の人々がさらに虚構を加えており、本来
の意図とは大きくかけ離れている」と指摘し、この書が一人一時期の手
によるものではないと疑い始めた。北斉の『顔氏家訓・書証篇』はさら
に、『山海経』の文中に長沙、零陵、桂陽、諸?など秦漢以後の地名があ
ることを根拠に、決して禹や益の作ではないと論じている。『隋書・経
籍志』もまた、三代以前に書かれたものではないと断じている。現代の
学者は、『山海経』がいくつかの部分を集めて成されたものであり一人
の人物が一時期に著したものではないという点で概ね一致している。し
かし、具体的な見解には違いがあり、ある学者は『山海経』が三大部か
ら構成されており、そのうち『山経』の成書年代が最も古く、戦国時代
の作であるとし『海経』は西漢の作、『大荒経』および『大荒海内経』
は東漢から魏晋の作であると見なしている。また、十四巻は戦国時代の
作品であり、『海内経』四巻は西漢初年の作品であるとする学者もいる。
また、ある学者は『山海経』の中の『山経』と『禹貢』を比較研究し、
結論として『山経』に記された「川は周・秦の河漢の間から出る」とい
う記述が最も詳しく合致しているため、著者はこの地域の人物であるべ
きだとした。時代については『禹貢』の後、戦国時代後期であるとする。
『山海経』の性質については、歴代の説が一致していない。『漢書・芸
文志』ではこれを形法類に分類し、東漢の班固は術数類に分類したが、
劉秀(劉[音欠])は『山海経』を地理博物の著作であるとした。西晋の
郭璞は『山海経』を高く評価し、信頼できる地理文献であると考えてい
た。明代に至り、胡応麟は『山海経』を「古今語怪の祖」と見なし初め
て同書を「語怪」の書に分類した。清代の『四庫全書』もまた、この書
を小説類に分類している。しかし大多数の論者は、『山海経』を初期の
価値ある地理著作であると考えており、中でも特に『山経』の地理的価
値が最も高いとされる。考証によれば、初期版の『山海経』には地図が
含まれていたが、残念ながら現在は失われてしまった。現在見ることの
できる最古の『山海経』版本は、晋代の学者・郭璞による『山海経伝』
であり、宋代、明代、清代の刻本が存在する。『山海経』の重要な意義
と、残された多くの謎が研究を待っていることから、歴代にわたりこれ
を考証・注釈した著作は数多くあり比較的著名な『山海経』の版本およ
びその研究専門書としては、明代の学者によって著された『山海経補注』
(楊慎)、『山海経釈義』(王崇慶)、そして清代の学者によって著さ
れた『山海経広注』(呉任臣)、『山海経存』(汪綏)、『山海経新校
正』(畢[シ元])、『山海経?疏』(?懿行)、『山海経地理今釈』(呉
承志)など十数種に及ぶ。本書は歴代の『山海経』解釈書を一冊に編纂
し、読者が『山海経』学の系譜および伝承関係を容易に探求できるよう
にしたものである。