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書籍番号 45732
書  名 太平広記 1-10
シリーズ (繁体字縦組)
データ A4 323頁(精装)
ISBN/ISSN 978-7-101-00733-6
編著者 (宋)李昉等撰
出版年 2008年3月
出版者 中華書局
価 格 16,500円(税込)

【内容簡介】

『太平広記』は、中国古代の文言小説の叢書であり、全500巻からなる。
北宋の太平興国2年(西暦977年)、李昉や扈蒙らが宋の太宗の詔を受け
て編纂に取り組み、約1年半をかけて完成させたもので、『太平御覧』
『文苑英華』『冊府元亀』と合わせて「宋の四大書」と称される。
『太平広記』は小説の題材の性質に従って分類・編纂されており、全書
は計92の大類に分けられ一部の類の下にはさらに細目があり計150余り
の細目がある。本書の編纂には際立った特徴がある。第一に目録が明快
で題材ごとに92の大類に分類され、150余りの細目が付されていること。
第二に、物語の完全性を重視し、巻数が少ないものは往々にして全編を
収録していること。第三に、引用が広範で、計475種の書物を引用し、
先秦から宋初までの野史・小説の集大成であり、「小説家の淵海」と称
されていることである。各分類の巻数は異なり少ないものでは1巻、多い
ものでは数十巻に及ぶ。そのうち巻数が比較的多いものは順に神仙55巻、
鬼40巻、報応33巻、神25巻、定数16巻、女仙15巻、畜獣13巻、異僧12
巻、再生12巻、草木12巻、征応11巻、妖怪9巻、 狐九巻、水族九巻、雑
伝記(唐人の単篇伝説を収録)九巻、諧謔八巻、龍八巻、虎八巻、雑録
八巻などである。これにより、『太平広記』の内容の多くが神仙や鬼怪の
物語であることが大まかに見て取れる。
『太平広記』は宋以前の文言小説を大量に保存しており『四庫全書総目』
において「小説家の淵海」と称されている。唐の伝説的名作『李娃伝』
『霍小玉伝』『鶯鶯伝』『長恨歌伝』『柳毅伝』『[虫糾-糸]髯客伝』など
がすべて収録されている。宋以後の戯曲や小説の創作もしばしばその影響
を受けている。例えば、後世の名作『西廂記』や『長生殿』は、前述の
『鶯鶯伝』や『長恨伝』を題材としており『聊斎志異』などの小説もその
影響を強く受けているため、古来より古代小説の研究者や愛好家から重視
されてきた。その価値と影響は主に以下の点に表れている。第一に、官製
編纂の小説総集として古代小説の普及を促進し、客観的に小説という文体
の地位を高めたこと。第二に本書に収録された大量の物語が、後世の芸人
や作家(南宋の語り芸人や明代の「三言二拍」など)に豊富な創作素材を
提供し、小説や戯曲創作の繁栄を後押ししたこと。さらに本書に含まれる
社会生活に関する情報は、古代社会史の研究において重要な価値を持つ。
魯迅はかつて、その長所として二点を挙げている。第一に六朝から宋初頭
までの小説をほぼ網羅しており、研究に便利であること。第二に、精怪や
鬼神などを明確に分類し、多くの事例を集めていることである。
『太平広記』が引用している古書の多くはすでに失われており、その出典
もすべて宋以前の古本であるため、文献の編纂・校勘・偽作の判別などの
面でも重要な価値を持つ。さらに、本書は古代の社会生活、民情・風俗、
文化思想の研究においても一定の価値がある。

<残部僅少>

18584 太平広記索引 引書索引・篇目索引・人名索引
    (1986年版により編集された索引)王秀梅、王泓冰編 
       1996年8月 A5 591頁 中華書局 ¥1,650(税込)