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書籍番号 56776
書   名 よくわかる考古学
シリーズ (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)
データ B5 262頁
ISBN/ISSN 4-623055639
編著者 松藤 和人 門田 誠一編著
出版年 2010年5月 
出版者 ミネルヴァ書房
価格(税込) 3,150円

遺跡や遺物といった土の中から発見される資料によって歴史
を組み立てていく考古学。その目的や方法を、縄文、弥生、
古墳といった時代ごとに、最新の発掘成果とともに紹介する。
また考古学に情熱を傾けてきた人々、そして考古学が遺跡の
ある地域に勇気を与えてきたことも明らかにする。
【目録】
はじめに
Ⅰ 考古学とはどういう学問か
 1 考古学の目的――地域学としての考古学
 2 考古学の資料と方法
  ミニ考古学者列伝 1 木内石亭
  ミニ考古学者列伝 2 酒詰仲男
Ⅱ 旧石器時代の道具と生活
 1 旧石器時代とはどんな時代か
 2 旧石器時代の道具と技術
 3 旧石器人の生活
 4 旧石器時代の地域間交流
 5 世界の中の日本の旧石器文化
  コラム 1 旧石器遺跡の学際調査:韓国全谷里遺跡
Ⅲ 縄文時代の生活と文化
 1 縄文時代とはどんな時代か――社会と文化
 2 縄文人の使った道具
  コラム 2 粟津湖底遺跡の動物
 4 縄文のムラと住まい
 5 縄文人の心
 6 東アジアの中の縄文文化
Ⅳ 弥生時代の社会と文化
 1 弥生時代とはどんな時代か
 2 弥生人の使った道具――近畿地域を中心に
 3 弥生人の食生活
 4 弥生の村と住まい
  コラム 3 弥生時代の村:観音寺山遺跡
 5 東アジアの中の弥生文化
Ⅴ 古墳時代の社会と文化
 1 古墳とは何か
 2 古墳時代の道具
 3 古墳時代の衣・食
  コラム 4 埴輪にみる古墳時代の人物
  コラム 5 古墳時代の装身具:玉
 4 古墳時代の居館・集落と建物
 5 古墳時代の技術――金工の技法を中心に
 6 東アジアの中の古墳文化
Ⅵ 古代の考古学と成果
 1 古代史料と考古学――飛鳥~平安時代の考古学の方法
 2 都の誕生と展開
  コラム 6 平安京
 3 仏教と寺院のひろがり
 4 火葬と墓の変化
 5 遣唐使の考古学――井真成墓誌の発見
 6 渡来した習俗・技術
  コラム 7 古代の巨大水利施設
  コラム 8 大仏を造る
Ⅶ 中世・近世の考古学と成果
 1 中世・近世考古学の方法と意義
 2 中世の村と都市
  コラム 9 中世の山岳寺院:平泉寺
  コラム 10 姿を現した元寇
 3 中世の商人と職人
 4 戦国城郭の考古学
 5 江戸時代の京都――摂家二条家と尾形乾山を題材に
 6 江戸時代の城と町
  コラム 11 岐阜城・織田信長居館跡の発掘
  コラム 12 城下町の発掘:明石
Ⅷ 北と南の考古学
 1 北海道の考古学と時代区分
 2 発掘されたアイヌ文化
  コラム 13 最北端の島の考古学:利尻島・礼文島の古代
 3 南西諸島の貝文化と海人――種子島広田遺跡を中心に
  コラム 14 近世八重山諸島で生産された焼物:パナリ焼き
Ⅸ 周辺地域の考古学
 1 国境をこえる考古学の意味
  コラム 15 シルクロードを渡り来た人たちの墓
 2 「海東盛国」渤海の考古学
 3 中国における野外調査――周辺部での文化の道
 4 シルクロードを渡り来た新羅古墳の文物
 5 東アジアの中の百済王陵
 6 高句麗壁画古墳の国際性
 7 イタリア・ポンペイ遺跡
 8 メソアメリカの考古学成果
Ⅹ 考古学と社会
 1 地域社会と考古学
 2 遺跡の保存と活用
  コラム 16 大学における遺跡の保存と活用
 3 考古学と博物館
人名索引
事項索引
地名・遺跡・建造物索引