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書籍番号 78958
書  名 辻尾榮一氏古稀記念『歴史・民族・考古学論攷』(全3冊)
シリーズ (郵政考古紀要第69号、第70号、第71号)
データ A5 1500頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編著 大阪郵政考古学会編集
出版年 2019年6月 
出版者 大阪郵政考古学会
価格(本体) 10,000円

(内容)

 『歴史・民族・考古学論攷』 第Ⅰ集 (郵政考古紀要第69号)

古稀を言祝ぐ                      坂誥 秀一
日本列島古代中央集権国家の構築と王宮・都城       井上 和人
子代離宮と小郡宮 ―難波長柄豊碕宮遷居ヘの道程―    市  大樹
"大化改新〟と蘇我倉山田石川麻呂             瀧浪 貞子
「難波大蔵鍬」ノート ―その用途をめぐって―      李  陽浩
難波江口考                       西本 昌弘
光明皇后と皇位継承 ―大炊王立太子と橘奈良麻呂の変―  木本 好信
東大寺領横江荘と横江荘遺跡               栄原永遠男
出羽国成立試論                     吉田  歓
大王の宮と経済拠点                   森本  徹
都城における大規模宅地中枢施設の構造と変遷       家原 圭太
古代漁業にっいての覚書き                積山  洋
『出雲国風土記』の瀬埼戌                関  和彦
鰐に乗った兎神                     内田 律雄
萬葉集「長門の島」の歌作背景を考える          藤田富士夫
後烏羽上皇と『喫茶養生記』
  ―宋代喫茶法に関する再検討を含めて―        豊田 裕章
熊野御師と備崎経塚                   中村  浩
手はしの城にっいて ―滋賀県甲賀市竜法師城跡の再検討― 中井  均
伏見指月城と禁中における金箔瓦の箔押し作業手間代注文について   
  ―「大中院文書」第一七二号文害の検討―       中村 博司
大名墓に見る宗教の複数性 
―吉川惟足を通してみた弘前藩・黒石蕎津軽家の葬制から― 松原 典明
燈籠始原 ―石が先か、木が先か―            上原 眞人
元興寺中世平瓦にみる瓜文叩き文様の出現とその背景    藤澤 典彦
宗達『風神雷神図屏風』のモデルのそのまたモデル     山本 忠尚
能勢石石造文化圏の提唱                 渡辺  昇
天草の石舟 ―熊本県天草市倉岳町倉岳山上遺跡群に所在する石舟
 (船形石製品)について―                池田 朋生
初期備前焼の流通についての一考察            藤本 史子
シーボルト台風と陶工の渡りについて           副島 邦弘
近代大阪の節分行事と巻き寿司              伊藤 廣之
在郷町商家における産育儀礼               山中 浩之

 『歴史・民族・考古学論攷』 第Ⅱ集 (郵政考古紀要第70号)

無形文化遺産としての造船技術              石村  智
和歌山県南部における戦前の小型鯨類漁          今川  恵
災害からの復興と文化財 ―東日本大震災の経験から―   渡辺 伸行
近代農業統計の基礎的検討 
  ―水稲農耕の基本的性格を理解するための予備的作業― 大久保徹也
大阪市水道事業と砲兵工廠                久保 在久
文化財とマスメディア                  天野 幸弘
司馬江漢の石器人工説                  杉山 莊平
和気清麻呂の大和川付け替え               安村 俊史
地域論としての七尾瓦窯                 藤原  学
磐城・忠教寺遣跡の研究序説 
 ―磐城における初期山岳寺院について―         大竹 憲治
南海道について                     冨加見泰彦
大和郡山城石垣の石材とその採石地            奥田  尚
世界遺産の登録基準における「ストーリー性」について   坪井 恒彦
 ―百舌鳥・古市古墳群の古代東アジア世界での位置付け―
朝鮮半島の角杯と角杯台                 寺井  誠
韓国全羅道の楔形陶枕と大庭寺窯跡の陶枕について     酒井 清治
忠州塔坪里遺跡と中原高句翼碑              柳本 照男
高句麗堡塁の瓦―ソウル・紅蓮峰第一堡塁出土瓦を中心に― 千田 剛道
『三国志』韓伝の社会様相と光州新昌洞遣跡        趙  現鐘
松菊里文化の起源 再考                 安  在皓
モンゴル草原の突厥オラーン・ヘルム墓壁画の「拒鵠鴟尾」に
 ついて                        中尾 芳治
中国南北朝期の陵寺について               村元 健一
高松塚古墳出土の謎の「切石」は「供物台」だった     王  維坤
テル・ハラフ ―古代文化遺産の過酷な運命とその再生―  穴沢 咊光
先史ポリネシア人の大航海時代              片山 一道
 ―石器時代の遠洋航海者たちの偉業を称え、現代のラガーマンたち
  にはエールを―
アジア・太平洋の船と航海 ―竹筏に注目して―      秋道 智彌
カリフォルニア先住民の終焉               関  俊彦
Brief  Archaecological  Surface  Assessments    篠遠 明彦

 『歴史・民族・考古学論攷』 第皿集 (郵政考古紀要第71号)

サトイモと纏文文化                   新津  健
京都府三河宮の下遺跡の土偶               大野  薫
北海道出土の骨角製針について              福井 淳一
サヌカイト製石器が小鉢に入れられていた理由 
 ―大阪府守口市八雲遺跡出土事例から―         粟田  薫
纏文時代土器製塩研究の現状に関するノート        岩本 正二
坂出市・金山産サヌカイトの石核素材の生産と流通     丹羽 佑一
弥生伐採石斧の終焉 ―鉄製伐採斧ヘの転換期の諸相―   下條 信行
呪具としての「工」字形器具(覚書)           浅岡 俊夫
弥生時代の石器(石庖丁)生産の実態(Ⅱ)         中村 修身
堅田遣跡出土「ヤリガンナ鋳型」の再検討 
 ―近畿地域における青銅器生産の開始時期を巡って―   清水 邦彦
特異な竪穴建物                     合田 幸美
弥生時代の計量技術と地域性 ―天秤権研究のこれから―  中尾 智行
私の舟船考古学遍歴                   工樂 善通
方形周溝墓研究六〇年に向けての指針 
  ―二つの束京五輪の狭問で―             山岸 良二
阿蘇谷の黄土と舟 ―阿蘇市狩尾神明山A遺跡出土木器   島津 義昭
装飾古墳に描かれた船                  甲元 眞之
茨城県の装飾古墳の北進                 鴨志田篤二
『魏志』倭人伝の原史料                 西川 寿勝
段ノ塚古墳方形部最下段の知見              今尾 文昭
陪塚を考える                      久世 仁士
高鷲丸山古墳から雄略天皇陵ヘの比定と改変        西田 孝司
歌舞飲酒の土器・澡浴の土器・囲繞の土器         米田 敏幸
纒向遺跡の仮面から考察したこ日本の基層文化       塚本 和人
福岡県宗像市桜京古墳にみられる船の線刻絵画をめぐって  山崎 純男
馬と塩の関係にっいて ―古墳時代中期の奈良盆地における馬遺存体と
 製塩土器の動向を起点に―               青柳 泰介
如意谷銅鐸の評価をめぐって               福永 伸哉
準構造船の漕ぎ手の配置と推進具について         塚本 浩司
日本古代船の様相                    横田 洋三
古墳時代前期の石製品とその生産体制           廣瀬 時習
分割鏡を副葬した古代墳墓                福岡 澄男
三河国府跡出土の陶印について              野澤 則幸
宛先の長ぁく近寄り辛い郵(友)人へ            堀江 門也
跋                           辻尾 榮市