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書籍番号 79708
書  名 巨大古墳の時代を解く鍵 黒姫山古墳
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 147)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2037-5
編著 橋本達也著
出版年 2020年11月 
出版者 株式会社 新泉社 
価格(本体) 1,600円

 【紹介文】

古市・百舌鳥古墳群に巨大な前方後円墳がつくられた5世紀、
両古墳群の間の大阪府堺市美原区に、鉄製甲冑の出土数が
列島第一位の黒姫山古墳が築造された。古市・百舌鳥の大型
古墳が天皇陵に治定され実態の解明が遠い状況のなか、この
古墳は巨大古墳の時代を解く鍵を握っている。

 【目次】

第1章 黒姫山古墳とは
 1 巨大古墳の時代を解く鍵
 2 発掘、黒姫山古墳

第2章 解明された黒姫山古墳
 1 黒姫山古墳の構造
 2 前方部石室と武装具埋納

第3章 最多の古墳出土甲冑
 1 「甲冑の世紀」、その重要性
 2 短甲の型式
 3 出土甲冑の性格と特質

第4章 埴輪列と埴輪
 1 円筒埴輪列と型式
 2 形象埴輪群

第5章 黒姫山古墳の被葬者像
 1 年代と被葬者の性格をさぐる
 2 「倭の五王」と巨大古墳と黒姫山古墳
 3 勢力基盤としての丹比野

第6章 黒姫山古墳周辺をめぐって
 1 古代丹比野の開発
 2 河内鋳物師と中世的景観
 3 現代に語りかけるもの