【紹介文】
岡山市の西、足守川流域から総社平野にかけては、古墳時代
から古代の重要な遺跡が密集する吉備の中心地だ。この地に
列島第四位の墳丘長を誇る吉備の大王墓、造山古墳がある。
畿内の古市・百舌鳥古墳群の巨墳に比肩する超巨大古墳の
実像に迫る。
【目次】
第1章 超巨大古墳がなぜ岡山に?
1 造山古墳の魅力
2 造山古墳の生まれた舞台
3 大型古墳の系譜
第2章 みえてきた陪塚のすがた
1 第四古墳の発掘
2 第二古墳の発掘
第3章 千足古墳の発掘
1 直弧文損傷の衝撃
2 第二石室の発見
3 千足古墳の出土遺物
第4章 造山古墳の発掘
1 超巨大古墳を発掘する
2 造山古墳の出土遺物と遺構
第5章 だれが埋葬されているのか?
1 榊山古墳の被葬者
2 千足古墳の被葬者
3 独自のネットワークと倭王権とのつながり
4 直弧文の謎
第6章 吉備政権を支えた人びと
1 超巨大古墳築造の源泉
2 人・モノ・文化の交流
3 造山古墳以後の吉備
4 これからの造山古墳群