80205.jpg

 
書籍番号 80205
書  名 中近世和鏡の研究
シリーズ
データ A6 312頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639027522
編 著 者 青木 豊著
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 雄山閣
価   格 9,900円(税込)

 【内容簡介】

中近世和鏡の鏡背意匠はどのような精神観念を
表していたのか。神社に伝世する和鏡の調査、和鏡を
伴う遺跡の発掘などを通じて、中近世和鏡の名称や
鏡背文様が有する意味と和鏡にかかわる精神性を検討し、
中世から近世にかけての変遷を追う。

 【目次】

はじめに
第1章 鏡の形と観念
 第1節 和鏡の概念
 第2節 和鏡の成立― 唐鏡から倭鏡をへて和鏡へ―
 第3節  日本文化に見る鏡展示及び鏡を応用した展示
第2章 中近世の和鏡研究史
第3章 中世の和鏡
 第1節 住之江鏡・住吉鏡に関する一考察
 第2節 擬漢鏡に関する一考察
 第3節 鎌倉の中世和鏡
第4章 和鏡と信仰
 第1節  鏡信仰上の和鏡の形態と仮称「椎葉鏡」の提唱
       ― 宮崎県椎葉村に伝世す
る和鏡を事例として―
 第2節 和鏡を用いた前立― 和鏡使用法の一例―
 第3節 オッテグラ出土の和鏡
       ― 利島に於ける中世和鏡の使用事例―
第5章 中世の大形和鏡・中形和鏡
 第1節 大形和鏡の概要
 第2節 社寺の鏡
 第3節 奉納鏡
 第4節 神輿につけられた鏡
       ― 大國魂神社・土佐神社の中形和鏡―
第6章 伊豆島嶼部の和鏡
 第1節 伊豆諸島の祭祀の歴史的環境
 第2節  大島・利島・新島・式根島・三宅島・御蔵島
     ・八丈島の和鏡
 第3節  利島所在の堂ノ山神社境内祭祀遺跡出土和鏡
 第4節 阿豆佐和気命神社境内祭祀遺跡
第7章 近世の鏡
 第1節 柄鏡の出現の社会背景と形態的変遷
 第2節 魔鏡考
 第3節 八丈小島所在の鳥打・宇津木遺跡 結章
 第1章 鏡の形と観念
 第2章 中近世の和鏡研究史
 第3章 中世の和鏡
 第4章 和鏡と信仰
 第5章 中世の大形和鏡・中形和鏡
 第6章 伊豆島嶼部の和鏡
 第7章 近世の鏡
おわりに/初出一覧・著者文献一覧