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書籍番号 80293
書  名 琵琶湖と古墳―東アジアと日本列島からみる
シリーズ (琵琶湖博物館ブックレット13)
データ A5 128頁
ISBN/ISSN 978-4-88325-718-8
編 著 者 用田政晴著
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 サンライズ出版
価   格 1,650円(税込)

 【目 次】

はじめに-湖と古墳に学ぶ考古学-
第1章 古墳の前時代史―湖に沈んだ村と農耕―
  1 日本の国境・時代区分と歴史の教科書
  2 琵琶湖の湖底をスニーカーで歩く
  3 謎でなくなる琵琶湖の湖底遺跡
  4 琵琶湖沿岸における縄文農耕の可能性
  5 北海道には縄文時代に古墳があったのか
  6 琵琶湖で発見された銅鐸を追究する
  7 客家土楼と琵琶湖の弥生村との怪
  8 「邪馬台国近江説」の中心・旧野洲川の本流を
    さかのぼる
第2章 古墳追究の前提とその出現をさぐる
  1 「墳丘墓」と「古墳」を築いた村をさがす
  2 考古学者は古墳の年代をどのように想定したか
  3 月の輪古墳の発掘運動と講演・講義
  4 「首長権」あるいは「首長霊」を継承した場で
    ある古墳
  5 古墳の竪穴式「石室」から「石槨」への言い換
  6 相次ぎ発見された「前方後方墳」は「前方後方
    形墳丘墓」か
  7 考古学・博物館学の古典とそこに見る古墳の項
第3章 古墳の形からみた近江の地域性
  1 円墳の出現から大形前方後円墳の成立へ
  2 琵琶湖を制した最初の地域の首長とは
  3 六〇年安保と安土瓢箪山古墳のわずかなつながり
  4 近江の旧郡ごとに古墳の違いはあるのか
  5 首長墓は規模により3つの階層に分けられる
  6 近江の首長墓の動向と画期を形から探る
  7 古墳の石材を湖上輸送する
  8 『琵琶湖をめぐる古墳と古墳群』からみた原始・
    古代の近江
第4章 大陸・半島・列島から近江の古墳を望む
  1 中国大陸・長江中流域の漢墓から近江の墓へ
  2 湖東の扇状地開発にあたった渡来人の墓
  3 日本列島で二番目に広い湖・霞ケ浦をめぐる古墳
  4 列島の最南端にある九州の前方後円墳と中枢の古墳
  5 東日本大震災を生き抜いた古墳と遺跡
  6 古墳時代以降の農具に見る中国の系譜
 先学に学んだ半生記(反省記)