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書籍番号 80377
書  名 昼飯の丘に集う―中井正幸さん還暦記念論集
シリーズ
データ B5 280頁
ISBN/ISSN
編 著 者 中井正幸さんの還暦をお祝いする会事務局編
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 中井正幸さんの還暦をお祝いする会事務局
価   格 3,300円(税込)

 【紹 介】

 1987年に岐阜県大垣市教育委員会の文化財担当者となられて
以来、精力的に考古学研究を進めてこられた中井正幸さんが、
2021年に還暦を迎えられ、3月をもって大垣市を退職される。
 本書は、中井さんが精魂傾けてこられた昼飯大塚古墳の発掘
調査でお世話になった者、そして同じ頃に中井さんとご縁の
深い京都府向日市でおこなわれた寺戸大塚古墳の発掘調査に
従事した者など、計31名が持ち寄った原稿を、1冊にとりまと
めたものである。巻末には、中井さんの略歴や業績一覧等を
掲載した。

 【内容目次】
 《献呈論文》
  奈良盆地東南部の古墳への他地域の
           有力者埋葬説をめぐって(石井智大)
  美濃・飛騨の銅鐸小考(石橋茂登)
  古墳時代倭鏡の鋳掛け(岩本崇)
  鉄製農具・工具研究史からみた古墳時代社会
               へのアプローチ(魚津知克)
  岐阜県船来山古墳群の渡来系移住民
         -生産用具の検討を中心に-(河野正訓)
  地域圏の解体と再編
    -前方後方墳の分析と墳形にみる地域性-(川畑純)
  日本列島出土三葉環頭大刀の系譜(金宇大)
  宮司井手ノ上古墳出土三角板革綴短甲の再検討Ⅰ
                      (阪口英毅)
  尼塚4号墳副葬品の追跡とその組成復元(髙木清生)
  魏志倭人伝からみた弥生時代倭の天然資源(高田健一)
  6世紀後半の捩り環頭大刀と古代氏族の動向(髙松雅文)
  ガンダーラ地方の仏教寺院における塔院の造営順と
                彫刻材質の比率(内記理)
  弥生時代のミニチュア土器とその表現
         -東海地方西部の資料から-(中谷正和)
  美濃地域における古墳から寺院への変遷過程(林正憲)
  美濃における古墳時代集落の形成とその画期
     宮之脇遺跡A地点を中心とした検討-(早野浩二)
  昼飯大塚古墳の埴輪生産体制再考(廣瀬覚)
  大垣市東町田墳墓群からの着想(福永伸哉
  中国南京市における最近の埋蔵文化財保護について
    -『南京市地下文物保護条例』の紹介-(藤井康隆)
  狩猟民の再来
  -剥片尖頭器石器群南進のタイミングと速度-(松本茂)
  東海西部の石製品と前期古墳(三浦俊明)
  美濃地域における横穴式石室の空間利用
    -船来山古墳群の事例から-(森島一貴)
  後期埴輪生産と権力をめぐる諸問題(和田一之輔)
《中井正幸さんの還暦に寄せて》
  中井正幸さんの背中を追いかけて(梅本康広)
  中井正幸さんとの昼飯大塚古墳での思い出(岡寺良)
  中井正幸さん還暦御祝(奥山貴)
  中井さん 御還暦おめでとうございます(加納翔子)
  昼飯大塚古墳第9次調査に参加させていただいて
                   (岸本泰緒子)
  中井さんから頂いた助言( 笹栗拓)
  中井さんとの思い出(砂田普司)
  中井正幸さんの還暦を祝して
         -昼飯大塚古墳の思い出-(清家章)
  中井さん還暦のお祝いに寄せて(中川敬太)
《中井正幸さん略歴・業績一覧・写真集》