今回は「古代集落を考える」と題するシリーズを立ち上げ、
古代集落を対象として議論を重ねることに。古代集落は
遺跡数も多く、膨大な発掘調査の蓄積がある。
集落遺跡の検討を通じて、律令国家における在地社会の
実像を明らかにすることにより、都城、集落のみならず
両者を結ぶ地方官衙の有機的な関係の解明に繋がり、律令
国家や古代社会の歴史的特質を明らかにする。
【目次】
●古代集落の諸類型―集落研究の現状と方向性―
奈良文化財研究所・道上 祥武
●島名熊の山遺跡の構造と変遷
公益財団法人茨城県教育財団・清水 哲
●京都府における集落の構造と変遷
―丹波国桑田郡内におけるケーススタディ―
京都府教育庁・桐井 理揮
京都府埋蔵文化財調査研究センター・名村 威彦
●駿河国富士郡域周辺における古代集落の構造と変遷
富士市市民部文化振興課・藤村 翔
●討 議