【紹介文】
縄文集落の本当の姿は? 北に八ヶ岳、南に富士山、西に
南アルプスを望む山梨県北杜市の茅ヶ岳山麓で、〝縄文王国〟
と称されるほど繁栄した縄文時代中期の集落跡がみつかった。
竪穴住居ばかりでなく、川べりの作業場やムラの道など生活
の場がセットで出現した希有な遺跡から追う。
【目次】
第1章 縄文集落がみつかった
1 梅之木遺跡の発見
2 保存か開発か
第2章 リアルな縄文集落を求めて
1 梅之木遺跡の発掘調査
2 縄文中期の環状集落だ
3 川のほとりの活動域
4 縄文の「道」みつかる
第3章 梅之木縄文ムラの生活を追う
1 ムラの生活を支えた道具
2 磨製石斧はどこから来た?
3 土を洗う
4 土器に残された圧痕
5 どこへ行った? 梅之木の人びと
第4章 新たな住居像を求めて
1 みんなでつくる縄文ムラ
2 竪穴住居をどう復元するか
第5章 生きている史跡