【紹介文】
現在、国内でたった二例の極彩色壁画をもつ高松塚古墳と
キトラ古墳。両古墳は、いつどのようにして築かれたのか。
なぜ壁画を描いたのか。最新の研究成果を盛り込み考古学
をはじめ文化財科学、美術史学、天文学など諸分野から
壁画古墳築造の意義に
せまる。
【目次】
第1章 極彩色古墳壁画の発見
1 高松塚古墳壁画の発見
2 キトラ古墳壁画の発見
コラム1 古墳の名称の由来
第2章 壁画発見の余波
1 高松塚古墳・キトラ古墳の特徴
2 考古学以外の学問分野への影響
3 飛鳥ブームの到来
コラム2 石室と石槨
第3章 壁画の保存をめぐって
1 高松塚古墳壁画のとり出しに至る経緯
2 キトラ古墳壁画のとり外しに至る経緯
コラム3 国宝修理装?師連盟
第4章 近年の調査成果が語る新事実
1 古墳の構築過程
2 石室の構築技術
3 その他の考古学的成果
4 考古学以外の成果
コラム4 被葬者は誰か
第5章 未来に伝える
1 高松塚古墳・キトラ古墳の歴史的意義
2 未来に伝えるために
3 まとめ
参考文献