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書籍番号 81153
書  名 献ずる器―横穴式石室を彩るものたち
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録84)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和4年度夏季企画展)
データ A4 86頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2022年7月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価 格 600円(税込)

 【内容紹介】

令和4年度夏季特別展「献ずる器―横穴式石室を彩るものたちー」に
合わせて作成した図録です。装飾付須恵器を中心に、横穴式石室から
出土する土器が何を語るのかを考えます。
≪開催趣旨≫
 古墳時代中期になって、日本列島で作られるようになった須恵器は、
その後、広く普及し、集落でも多く出土します。しかし、中には集落
ではほとんどみかけない、独特な形をした器があります。装飾付須恵器
と呼ばれるもので、もっぱら古墳から出土する非日常的な器と言えます。
 畿内での横穴式石室の導入とともに、古墳時代後期には須恵器が大量
に副葬されるようになります。装飾付須恵器は首長墓の葬送儀礼で用い
られた特別な器と考えられますが、一方では渡来系要素の強い群集墳から
も出土しています。当館が位置する一須賀古墳群からは、子持器台とい
われる坏をたくさん貼り付けた装飾付須恵器が多く見つかっています。
 須恵器の副葬については、葬送儀礼や階層性といった観点から多くの
研究がなされてきました。今回の特別展では、装飾付須恵器を中心として、
横穴式石室から出土する土器が何を語るのかを考えてみたいと思います。
(HPより)