81343.jpg 

 
書籍番号 81343
書  名 氷河期の大石器工房 ピリカ遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 159)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2139-6
編 著 者 長沼孝 寺崎康史著
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

北海道南西部、アイヌ語で「美しい」の意味をあらわす
「ピリカ」の地に、かつて氷河期のヒトたちが営んだ広
大な石器工房があった。遺跡から出土するさまざまな石
器や日本最古級のアクセサリーといわれるビーズから、
この地に生きたヒトたちの遊動生活と石器製作の実態に
せまる。

 【目次】

第1章 「ピリカ」のドラマ
   1 ダム建設と遺跡の発見
   2 遺跡をとりまく環境
第2章 旧石器人のドラマを求めて
   1 大型石器と細石刃
   2 多数の焚き火跡
   3 石器のまとまりの意味
   4 どんな石器がみつかったか
   5 石器づくりを復元する
   6 ピリカ旧石器人の石器づくり
第3章 装身具の発見
   1 日本初の旧石器ビーズ
   2 ビーズと垂飾の特徴
   3 ビーズ類の年代
   4 北東アジアとの共通点
第4章 北海道とピリカ遺跡
   1 北海道南西部の旧石器遺跡
   2 ピリカ遺跡の位置づけ
   3 石材の種類と産地
   4 良質の石材を求めて
第5章 保存と活用
   1 石器をつくり、使う
   2 日本の旧石器を代表する遺跡へ
   3 遺跡の魅力を伝える
   4 ピリカ遺跡の将来