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書籍番号 81405
書  名 南関東の弥生文化 東アジアとの交流と農耕化
シリーズ
データ B5 276頁
ISBN/ISSN 978-4-642-09364-4
編 著 者 長友朋子/石川日出志/深澤芳樹編
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 吉川弘文館
価   格 4,620円(税込)

 【内容説明】

弥生時代中期の南関東地方に、中里遺跡をはじめとする
大規模な低地農耕集落が忽然と姿を現した。その背景に
は、この地域で本格的な水稲農耕を受容する整った環境
と、中国や朝鮮半島を含む技術・物資の流通網があった。
最新の学際的研究によって、関東地方の水稲農耕と東ア
ジアの交易ネットワークの実態を探り、列島の弥生社会
の変化を解き明かす。

 【目 次】(章立)

序論 関東地方の水稲農耕と交易………………………  1
   長友朋子・深澤芳樹
第Ⅰ部 関東地方における水稲農耕の受容と社会変化
第1章 石庖丁からみた東北アジア青銅器時代の農耕拡散
    孫 晙鎬・中村大介…………………………… 12
第2章 東北地方の弥生文化からみた中里遺跡
    斎野裕彦………………………………………… 33 
第3章 中里遺跡と南関東地方の農耕化……………… 58
    石川日出志
第4章 関東地方の水稲農耕導入後の集落展開……… 74
    古屋紀之
第5章 環境変化と植物利用―縄文/弥生移行期の関東
    地方南西部……………………………………… 93
    佐々木由香
第6章 水稲農耕導入期の中央高地東部………………110
    馬場伸一郎
コラム 中里遺跡の地形環境 …………………………137
    高橋 学
第Ⅱ部 周縁地域との交流と東アジア
第1章 関東地方弥生社会の形成と太平洋沿岸の海人142
    杉山浩平
第2章 東海地方の集落変化と関東地方………………164
    石黒立人
第3章 土器の移動からみた近畿地方と中里遺跡……181
    長友朋子
第4章 関東地方の弥生時代石器
    ―金属器普及を左右した石器システム………203
    寺前直人
第5章 北陸地方からみた関東地方の鉄器普及………219
    林 大智
第6章 楽浪郡設置以前の黄海東部交易と弥生文化…236
    中村大介
総 論 東アジアにおける関東地方の弥生社会………261
    長友朋子・石川日出志
あとがき …………………………………………………271