81457.jpg 

 
書籍番号 81457
書  名 描かれた黄泉の世界 王塚古墳〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 010)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2248-5
編 著 者 柳沢一男著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

全国で約600基発見されている装飾古墳のなかで、図文の複雑
さと華麗さとにおいて比類のない九州北部・筑豊地方の王塚
古墳。
石室を埋めつくす図文は何を意味するのか、壁画制作の背景
に何があるのか。広く朝鮮・中国におよぶ壁画古墳研究から
追究する。
改訂版では、壁画図文の新たな解釈を盛り込んでいる。

 【目次】
 
第1章 王塚古墳の発見

第2章 王塚古墳の構造
1 遠賀川と筑豊地方
2 筑豊最大級の前方後円墳
3 多系統の横穴式石室
4 装飾性に富んだ副葬品

第3章 装飾古墳の世界
1 墳墓装飾の系譜
2 辟邪と他界
3 描かれた他界

第4章 王塚の壁画を読む
1 王塚の壁画資料
2 玄門前面の壁画
3 玄室腰石をいろどる壁画
4 石屋形の壁画
5 墓室上部をおおう珠文群

第5章 王塚の壁画を生み出したもの
1 壁画の制作者
2 筑紫君磐井と東アジア情勢

第6章 壁画保存への苦難の歩み