81595.jpg 

 
書籍番号 81595
書  名 弥生実年代と都市論のゆくえ 池上曽根遺跡[改訂版]
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」023)
データ A5 92頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2249-2
編著者 秋山 浩三著
出版年 2023年5月 
出版者 新泉社
価 格 1,870円(税込)

 【紹介文】

大阪南部、和泉地域に営まれた弥生の巨大環濠集落・池上曽根
遺跡。集落中央付近から発見された「神殿」を思わせる大形建
物から、弥生実年代の見直しと弥生「都市」論が盛んに議論さ
れて四半世紀。それらを踏まえ、集落内の構成と遺物を詳細に
分析し、弥生大規模集落の実像に迫る。

 【目次】

第1章 弥生文化の発信地
  1 大阪南部・信太山の地
  2 「弥生実年代」と「弥生都市論」

第2章 開発と保存のせめぎ合い
  1 南繁則と泉大津高校地歴部
  2 盛りあがる保存運動
  3 四分された遺跡
  4 煩悶する群像

第3章 目ざめた巨大環濠集落
  1 集落の盛衰
  2 巨大環濠集落の舞台装置
  3 大形建物の変遷
  4 大形建物は「神殿」か否か

第4章 弥生実年代のゆくえ
  1 池上曽根事件
  2 出る幕を違えていた弥生社会
  3 その後の実年代追究

第5章 弥生都市論のゆくえ
  1 大形集落と都市論
  2 池上曽根は都市ではない
  3 弥生時代に都市はあったか
  4 弥生都市論の是非
  5 その後の池上曽根遺跡