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書籍番号 81667
書  名 地域再生と考古学―開眼する古代出雲と個性豊かな石見の遺跡
シリーズ
データ A5 440頁
ISBN/ISSN 978-4787723079
編著者 田中義昭著
出版年 2023年6月 
出版者 新泉社
価 格 4,180円(税込)

国宝銅鐸出土の加茂岩倉遺跡や、山陰地方独特の弥生墳丘墓として
有名な西谷墳丘墓、そして岩見銅山の調査などによって、島根県の
考古学研究に大きな足跡を残した著者ならではの、古代出雲および
石見地方の遺跡と歴史がそくわかる探訪記。遺跡の保存と地域の歴
史解明から「地域再生」の力を見出していく。
 【刊行元HPより】

 〔目次〕
第1章 山陰の考古学陣営に加わる
  1 島根大学の考古学研究室
  2 地域考古学の歩み
  3 開発と遺跡破壊の進行
  4 大学と市町村をつなぐ

第2章 古代出雲に向き合う
  1 弥生墳丘墓の共同研究
  2 荒神谷遺跡の発見
  3 出雲平野に狙いを定めて
  4 古代金属生産の探究へ

第3章 開眼する古代出雲
  1 『出雲国風土記』の世界
  2 古曽志古墳、小丸山古墳の破壊
  3 国府都市とその周辺
  4 浮かび出る古代の郡・郷

第4章 石見の遺跡と地域史探訪
  1 護るぞ!三宅御土居跡
  2 益田潟と背後地域
  3 「中国太郎」とその流域
  4 石見国府出現とその前後史

第5章 地域の明日を見つめる
  1 歴史博物館と世界遺産
  2 中国を旅する
  3 たどりついた「駅商国家」論
  4 田和山遺跡の保存に寄せて
  
跋 「おたがいさま」と共同・協働