81965.jpg

 
書籍番号 81965
書  名 古墳時代の地域社会復元 三ツ寺Ⅰ遺跡〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」第1期 003)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-0433-8
編 著 者 若狭 徹著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)


 【紹介文】

群馬県南西部には、イタリア・ポンペイのように、榛名山噴火の
火山灰の下に5世紀の景観と生活の跡がそのまま残されていた。
首長の館跡を中心に、古墳・水田経営の跡・農民の住居跡の発掘
調査や渡来人の遺物などから5世紀の地域社会の全体像を復元する。

 【目次】
 
第1章 首長居館の発見
  1 居館発見以前
  2 姿をあらわした巨大施設

第2章 館の構造を読み解く
  1 三ツ寺Ⅰ遺跡の位置と全体像
  2 濠を掘り、川を堰き止め、石を積む
  3 館内部には何があったか
  4 見えないものを想定する
  5 築造・改築・廃棄のプロセス

第3章 遺物が語るもの
  1 遺物の出土状態
  2 首長が独占した先進技術─冶金遺物
  3 祭儀のための道具たち
  4 土器たちの語るもの

第4章 聖水祭祀
  1 三ツ寺Ⅰ遺跡の特性
  2 水の祭儀を司る首長

第5章 古墳時代の地域社会
  1 首長による政治・経済活動
  2 古墳から見る首長の政治領域と儀礼
  3 人びとの暮らしと神マツリ

第6章 三ツ寺Ⅰ遺跡の首長像