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書籍番号 82109
書  名 東大寺大仏になった銅 長登銅山跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 164)
データ A5 219頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2334-5
編 著 者 池田善文著
出 版 年 2024年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

<出版社HPより>
 【紹介文】

東大寺大仏の鋳造に産出した銅が使われた長登銅山。山口県
中央の山中にいまも奈良時代の露天掘跡と採掘坑が残り、山
麓では製錬炉の跡が多数みつかり、製錬時にでる滓や銅生産
の道具が出土した。800点余の木簡の解読とあわせて、律令
国家による銅生産と流通の実態を解明する。

 【目次】

 第1章 大仏鋳造に使われた銅
  1 大仏創建時の銅はどこから
  2 「奈良登」の伝説とかすかな証拠

 第2章 どのように採鉱したのか
  1 銅鉱床の生成
  2 露天掘跡
  3 採掘坑群
  4 古代の採鉱技術

 第3章 どのように製錬したのか
  1 選鉱とその道具
  2 製錬作業場
  3 古代の炉
  4 粘土と木炭
  5 大溝と排水溝

 第4章 木簡からみた生産の実状
  1 長登銅山の役所は
  2 採掘の実状
  3 製錬の実
  4 流通・運搬の実状

 第5章 その後の長登銅山
  1 その後の長登銅山
  2 長登銅山の保存と活