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書籍番号 82167
書  名 古代出羽国の対蝦夷拠点 払田柵跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 165)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2285-2
編著者 吉川耕太郎著
出版年 2024年3月 
出版者 新泉社
価 格 1,870円(税込)

 【紹介文】

明治年間、秋田県で農作業中の水田から杉の角材が隙間なく列を
なして発見された。昭和初期の発掘により、律令国家が築いた対
蝦夷政策の拠点であることがわかった。この遺跡が史料に記録さ
れたどの城柵にあたるのか、90年以上に及ぶ論争と半世紀にわた
る発掘からその正体に挑む。

 【目次】

第1章 謎の城柵の発見
   1 姿をあらわした城柵
   2 律令国家の東北経営と城柵

第2章 払田柵跡を掘る
   1 水田に浮かぶ島
   2 払田柵跡の構造
   3 三重構造の城柵
   4 政庁とその変遷
   5 工房域と曹司域
   6 柵内のその他の調査
   7 払田柵創建後の周辺環境
 〈コラム〉遺跡にみる自然災害

第3章 出土文字資料は語る
   1 墨書土器・刻書土器
   2 木簡
   3 漆紙文書

第4章 払田柵跡の正体を探る
   1 払田柵跡の変遷
   2 払田柵跡をめぐる諸説
   3 払田柵とは何か
   4 これからの払田柵跡