【紹介文】
激動する古代東アジア情勢の中で、国防と対外交渉の拠点となった
筑紫の地に、律令国家の巨大な官衙、大宰府が成立する。大陸を望
む西の要衝で外交や軍事を担い、西海道諸国島を統治した、政庁を
中枢とする遠の朝廷(とおのみかど)大宰府の実像を明らかにする。
近年の発掘調査の成果をふまえ確かな歴史像を描く、<改訂版>
【目
次】
第1章 古都・大宰府
1 古都大宰府の風景
2 風景の源
第2章 大宰府の発掘
1 大宰府政庁の発掘
2 甦る大宰府政庁
3 大宰府の成立はいつか
第3章 軍都・大宰府
1 国防の最前線・筑紫
2 平野を遮断する水城
3 巨大な朝鮮式山城・大野城
第4章 政都・大宰府
1 大宰府の官衙・大宰府庁域
2 大宰府条坊の復元
3 古代都市・大宰府
第5章 大宰府の栄華
1 府の大寺・観世音寺
2 大陸と西海の文化
3 古代大宰府の終焉
第6章 大宰府史跡
1 先学者たち
2 大宰府史跡の歩み