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書籍番号 82501
書  名 博物館DXと次世代考古学
シリーズ
データ A5 200頁
ISBN/ISSN 978-4639030003
編著者 野口 淳 村野 正景
出版年 2024年9月 
出版者 雄山閣出版
価 格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

考古学・博物館資料のデジタル化は記録、保存、公開共有の新しい
あり方や利用者の特別な体験をもたらす。
博物館DXの背景や考え方、世界的な動向や日本での取り組みの現状
がわかる初めての書! 多くの企業により新たな技術やサービスも
紹介!

 【目次】
 
1 博物館DX の理論と制度
 まえがき 本書の趣旨(村野正景)
 次世代考古学とは何か―小松大学次世代考古学研究センターとホン
  ジュラスの博物館への協力(中村誠一)
 博物館DXの課題と展望(中尾智行)
 文化政策の転換と博物館の役割(朝倉由希)

2 博物館DX の実践と展開
 次世代技術が変える未来の考古学・博物館(野口 淳)
 ミュージアムDXと社会的課題―京都府京都文化博物館の実践と展望
  (村野正景)
 収蔵資料のデジタル化と仲間づくり―石棒クラブと飛騨みやがわ考
 古民俗館の取組み(三好清超)
 自然史系資料のデジタル公開と課題(佐久間大輔)
 文化資源のデジタル化・公開手法の開発―立命館アート・リサーチ
 センターの運用と展開(矢野桂司・赤間 亮)
 博物館デジタルアーカイブとジャパンサーチでつくるエコシステム
  (阿児雄之)
 デジタルアーカイブで広がる寺社史料の可能性―菅公御神忌1125年半
 萬燈祭に際する『北野文叢』のデータベース公開(西山 剛)
 DX時代の資料・情報管理専門職とはどのような存在なのか(岡崎 敦)

3 最新のDX技術
 Volumetric Video―無形文化財のアーカイブとその活用(中川源洋)
 赤外線カメラ【IRシステム】
  ―8,000万画素の高精細な赤外線画像(宮田正人)
 点群データ活用ソフトInfiPoints―3D立体視ディスプレイがもたらす
 新たな展示体験(中川大輔)
 3DスキャンアプリScaniverse―AR体験へつながる3Dモデルの可能性
  (白石淳二)
 ニコンZ8・Z6Ⅲ・ZfによるピクセルシフトとHDR撮影―高解像度一辺倒
 から+高演色・高質感描写への展開(片山 響・堀内保彦)
 広域・景観フォトグラメトリ― ランドスケープの再現(嘉本 聡)
 デジタルアーカイブシステムADEAC―デジタルアーカイブの構築のこれ
 から(田山健二)
 I.B.MUSEUM SaaS
  ―博物館デジタルアーカイブのプラットフォーム(内田剛史)
 ARタイムマシーン―博物館で体験する時空の旅(町田香織)
 文化財建築3Dアーカイブ―フォトグラメトリとレーザースキャナの場合
  (平山智
予・長坂匡幸)
 みんキャプ―市民参加型の3Dデジタルアーカイブ活動(久田智之)
 文化財BIMとXRプラットフォームSTYLY― 建築デジタルアーカイブのXR
 活用(桑山優樹)
4 ディスカッション 博物館DXのいまとこれから
モデレーター 関 雄二/パネラー 中村誠一・中尾智行・朝倉由希・村野
  正景・野口