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書籍番号 82599
書  名 象嵌鉄刀剣銘と東アジアの工人ネットワーク
シリーズ (「文化財と技術 別冊2)
データ A5 236頁
ISBN/ISSN 2187-4328
編著者 鈴木 勉編著
出版年 2024年12月 
出版者 工芸文化研究所
価 格 1,100円(税込)

<目次>

第1章 七支刀と古代東アジア
  1. 七支刀って何?
  2.七支刀復元研究に辿りつくまで
  3.七支刀復元研究から見えた古代東アジア
  4.七支刀を復元して
 (付説1)古代のマザーメタル「はがね」>
 (付説2)九州の有樋鉄戈と中国の文化と技術
第2章 後漢鉄刀剣の「「さんずいシ柬」と中平銘鉄刀の
    「いとへん練」
  1.中平銘鉄刀製作地論
  2.中平銘鉄刀の文字の特徴
  3.中平銘鉄刀はいつどこで作られたか
  4.中平銘鉄刀と霊帝信仰
  5.古代中国の「さんずいシ柬」と極東アジアの「いとへん練」
  6.中平銘鉄刀が日本列島製なら東アジア古代史はどう変わるか
第3章 市原市稲荷台1号墳出土王賜銘鉄剣
  1.象嵌技術と線彫り
  2.王賜銘鉄剣の蹴り彫り象嵌
  3.「王賜」の背景
第4章 さきたま稲荷山古墳出土金象嵌辛亥銘鉄剣
  1.象嵌研究のはじまり
  2.線彫り技術と象嵌
  3.稲荷山金象嵌辛亥銘鉄剣を復元する
  4.顕彰刀の発注者と移動する渡来系工人ネットワーク
第5章 韓半島出土金象嵌銘文
  1.昌寧校洞11号墳有銘円頭大刀金象嵌銘
  2.東博蔵有銘環頭大刀金象嵌銘
  3.移動する渡来系工人ネットワークで見える象嵌技術のひろがり
第6章 福岡市元岡G6号墳出土庚寅銘大刀 ―謎の一文字「れん」
       と製作年―
  1.庚寅銘の検討
  2.謎の一文字「れん」をめぐって
  3.発掘担当者大塚紀宜氏の見解から製作年を絞る
  4.文字の技術史からみた製作年
  5.庚寅銘大刀の釈文・訓読・解釈
第7章 古代韓半島における象嵌技術と工人ネットワーク(金跳咏)
  1.はじめに
  2.研究史と問題の所在
  3.三国時代における象嵌技術と展開
  4.古墳時代における象嵌技術の受容
  5.象嵌技術からみた日韓交渉
第8章 倭装系製品の象嵌技術
  1.連弧輪状文と旧来の渡来系工人集団
  2.円文象嵌の技術移転
  3.福島県弘法山5号横穴墓(6世紀後半)のなめくり象嵌
  4.百済の毛彫り技術から毛彫り象嵌へ
  5.展望

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<既刊>

   82244 移動する渡来系工人ネットワーク
          (「文化財と技術 別冊1)
                 鈴木 勉著/2024年4月 A5 222頁
                             工芸文化研究所 ¥1,100(税込)
         (目次等は以下のURLよりご覧いただけます) 
            https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/82244/82244.html