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日 本 考 古 学 図 書 情 報


【2023年3月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81576
書  名 古代学研究 第236号
シリーズ
データ B5 48頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編 著 者 古代学研究編集局
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 森岡秀人
価   格 880円(税込)

          目   次

≪研究ノート≫
伊賀・霊山山頂遺跡の再検討
  ……………………………………服 部 伊久男  1
歯牙疾患と食性 ……………………長 井 健 二 19
-縄文時代から現代への時間軸において-

≪研究メモ≫
横口式石槨の劣化・き損の進行・蓄積の一例について
  ……………………………………山 岡   渉 31
                江 草 山 梨

≪書  評≫                                                                           
丸山真史・菊地大樹編『家畜の考古学 古代アジアの
     東西交流』 ……………青 柳 泰 介 39

≪シリーズ遺跡紹介15≫
史跡 安宅氏城館跡 ………………佐 藤 純 一 43
-熊野水軍安宅氏の中世城館群-

≪古代学への提言 88≫
モバイル端末を用いた三次元計測の活用について
    ………………………………濵 﨑 範 子 表紙裏


【2023年3月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81575
書  名 古代学研究 第235号
シリーズ
データ B5 46頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編 著 者 古代学研究編集局
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 森岡秀人
価   格 880円(税込)

           目   次

≪論  文≫
佐紀古墳群の成立とその意義
   ……………………………………村 瀬  陸   1

《研究ノート》
上井ヶ浜遺跡出土弥生人骨の歯牙の分析
       ………………………長 井 健 二  19
-齲蝕と歯周疾患の検討を中心として-

≪シリーズ遺跡紹介14≫
神戸市玉津田中遺跡の弥生前期墓域の調査と縄文系祭祀具
       ………………………園 原 悠 斗  35

≪活動報告≫
2021年度古代学研究会陵墓委員会報告
       ………………………今 尾 文 昭  41
                鍋 島 隆 宏

≪古代学への提言 87≫
博物館の取り組みへの雑感…………今 井 真由美  表紙裏


【2023年3月16日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81570
書  名 日中文明遺物の産地探索をめざす中近世沈船・舶載遺物の考古学と自然科学の融合研究
シリーズ [令和2~4年度科学費助成事業(基盤研究(C))
データ A4 165頁
ISBN/ISSN 978-4-86456-436-6
編著者 研究代表者・桃﨑祐 輔福岡大学人文学部考古学研究室編集
出版年 2023年3月 
出版者 福岡大学人文学部考古学研究室
価 格 1,870円(税込)

◆ご案内◆

令和4年3月5日(土)に九州国立博物館で開催されたシンポジウム
「アジアを変えた鉄」の予稿集を兼ねた本書は[令和2~4年度科学
費助成事業(基盤研究(C))『日中文明遺物の産地探索をめざす
中近世沈船・舶載遺物の考古学と自然科学の融合研究』(研究代
表者・桃﨑祐輔)」について、研究代表者の桃﨑が、分担者の承
諾を得て私費で増刷したものである。」(本書奥付より)
……………………………………………………………………………
●趣旨:琉球諸島・日本列島の発掘調査で発見されていた謎の鉄
  製品「棒状鉄製品」。近年、「宋元代の沈没船」が相次いで
  発見され、貿易のための航海中に沈んだこれらの船に日本出
  土品と同一形態・同一法量の棒状鉄製品(鉄条)が大量に積ま
  れていることが明らかとなり、本品がアジアをまたぐ交易品
  として売買されていたことが実証されました。加えて、東南
  アジアの研究では、宋元代と並行する13~15世紀に、東北タ
  イ・中部タイの在来鉄生産が衰退することが明らかにされて
  おり、中国産鉄の流通が周辺諸国の産業にも影響を与えてい
  る状況も浮き彫りになってきました。本シンポジウムでは、
  「宋元代沈没船に積載された大量の鉄素材」や「琉球諸島・
  日本列島で出土した棒状鉄製品」を手がかりに、東アジアの
  鉄流通の実態を探ります。日本列島の中近世の流通鉄素材は
  専ら「たたら製鉄」で生産され、「日本刀」の素材はすべて
  国産とみる定説も、アジア規模で流通する棒状鉄製品の存在
  が明らかになった今、新たな視点から検証していく必要があ
  るでしょう。また、宋元代と並行する日本列島では、古代よ
  り「大宰府鴻臚館」が担ってきた対外交易の役割が、東シナ
  海沿岸の「海商」へとダイナミックに移り変わる時代とも重
  なっており、各地域の社会変化も注視されます。上記のよう
  な複合的課題を明らかにするために、本シンポジウムでは考
  古学と自然科学の融合研究を試み、新たなアジア史の構築を
  目指します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

             目  次
      
桃﨑祐輔「中世遺跡出土の棒状鉄素材は中国宋からの輸入鉄か
     -朝倉市才田遺跡・八重山出土品に注目して-」
                    ………………    1
小嶋篤・岡寺良「アジアを変えた鉄-八重山諸島における歴史
        時代の到来-」     …………………  25
小嶋 篤「棒状鉄製品の流通と鉄生産の変動」 ……………  41
石黒ひさ子「南海I号から発見された鉄資料-沈没船資料に見え
   る鉄素材-」            …………………  57
沼子千弥「生物を介する環境での鉄の動態」 ………………  77
市川慎太郎・佐藤かのん・栗崎敏「鉄製遺物の蛍光X線分析に
   おける錆の影響」   ……………………………………  84
市川慎太郎・明山未怜・栗崎敏
 「才田遺跡から出土した棒状鉄資料剥離片の蛍光X線分析」
                                           ……………  92
上野淳也「南蛮交易と金属の流通
     -海のシルクロードと戦国大名-」…………………… 101
古澤義久「高麗島伝説と西沙群島の水中遺跡」 …………… 113
内田昌太朗「唐津市呼子町内採集の中国産小壺について」  124
景山千裕「唐津市呼子町内海岸採集の中国産黒釉碗について」
                                         ……………… 128
大村紀征「古代~中世日本の鉄市場」 ……………………… 132
孟原召 「華光礁一号沈船と宋代南海貿易」 ……………… 141
丁見祥 「南澳I号-その位置・意味と時代-」  ………… 154


【2023年3月13日】 【近日入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81546
書  名 中国新石器時代文明の探求
シリーズ (日中共同研究成果報告集Ⅱ)
データ A4 305頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-166-6
編 著 者 中村慎一編
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 株式会社 六一書房
価   格 4,950円(税込)

           目  次

巻頭言              中村慎一   ⅰ
例 言                     ⅱ

Ⅰ 遣跡・遺物の考古学的研究
 1.方形環濠の広がり        中村慎一   3
 2.良渚遺跡群における煮沸器の組成と使用痕
                    久保田慎二・小林正史   9
 3.浙江考古学よりみた新石器文化期の石器
                                   小柳美樹  21
 4.鍾家港遺跡出土石器の使用痕分析
                   原田幹・王寧遠  69
 5.田螺山遺跡出土木器(l) 
   鶴来航介・浦蓉子・川崎雄一郎・西原和代・  79
      村上由美子・山下優介・王永磊・孫国平
 6.田螺山遺跡の木工技術          
                   鶴来航介・王永磊・孫国平 101
 7.中原への道
    ―人・モノ・馬はどこで黄河を渡ったか?―
                                村松弘一 113

Ⅱ 動・植物遺体の研究
 1.中国江南における新石器時代の水田稲作
                   宇田津徹朗・田﨑博之 129
  ―良渚遺跡群におけるポーリング探査,試掘調査と
      プラント・オパール分析―
 2.田螺山遺跡および鍾家港遺跡から得られた貝類の
    印象  黒住耐二・孫国平・王永磊・宋妹 175
 3.浙江省新石器時代遺跡から出土した編組製品等の
    素材植物      鈴木三男・小林和貴・ 181
   能城修一・佐々木由香・秋山綾子・孫国平・劉斌
   ・鄭雲飛・中村慎一
 4.浙江省良渚遺跡群より出土した木材の樹種   
            鈴木三男・小林和貴・ 203
  大山幹成・能城修一・秋山綾子・佐々木由香
          ・王永磊・劉斌・中村慎一

Ⅲ 遣跡・遺物の考古科学的研究
 1.新石器時代長江デルタ地域における稲作農耕民の
  頭蓋形態                 237
        岡崎健治・高椋浩史・川久保善智・
        MarkHudson・陳傑
 2.長江下流域の新石器時代集団の四肢骨の形質的
  特徴                   259
        高椋浩史・岡崎健治・朱暁汀・陳傑
 3.古代中国の墓に用いられた先秦時代の朱
              神谷嘉美・南武志 277
 4.コムギ炭化種子の残存代謝物分析法の確立にむけて
         西内巧・中野正貴・庄田慎矢 285
 5.混合モデルを用いた土器残存脂質における植物質
  食料の寄与度の評価            293
               庄田慎矢・鈴木美穂


【2023年3月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81547
書  名 考古学による歴史的背景の追求
シリーズ
データ B5 195頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-167-3
編 著 者 村田文夫著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 株式会社 六一書房
価   格 2,750円(税込)

          目  次

刊行に寄せて … 立正大学特別栄誉教授 坂詰秀一   ⅰ
  第Ⅰ部 縄文人の食文化と葬・祭儀礼の一斑
  
 縄文人の食べ物事情
 ―研究の断想から学ぶこと― ………………………  3
      1 土器の表面に観察された圧痕・三題噺の顛末3
   2 縄文植物食の研究は,遅れて重視されてきた 5
   3 五穀を含むことども   7
   その後の見聞録   15
 縄文竪穴住まい内の祭祀と墓制に関する一考察
 ―甲信地域の中期後半期の資料から― …………… 17
   1 住まい内に頭蓋骨を祀る考・その後(前稿の
     補遺)  17
   2 沖縄の洗骨蔵骨器と東北地方北部の土器棺墓に
     脈絡ありやなしや  21
   3 竪穴住まい内から発掘される倒置埋設土器の
     周辺  24
   
 わが縄文のムラと住まい考の残紅を求めて
 ―神は細部に宿り給う、からの学び― …………… 29
   1 柄鏡形住居内の生活痕を探る―東京都深沢遺跡
     の分析から  29
   2 竪穴住まいの仕舞い支度考
        ―神奈川県潮見台遺跡と長野県棚畑遺跡
         から  32
   3 埋甕研究の新展開―斜位に埋設された埋甕と
     乳幼児骨の新発見  37
   4 縄文竪穴住まい内の〝顕示する祭儀・秘匿する
     祭儀〟考  43

  第Ⅱ部 古墳壁画や戸籍・考古資料等から描く古代
      史像
  
武蔵国・熊ヶ谷横穴墓群中の線刻画考
―第2号横穴墓の線刻画の絵解き―  ………………… 55
   1 熊ヶ谷横穴墓群の位置と発掘経過など  55
   2 線刻画が認められた横穴墓とそのあらまし 57
   3 2号横穴墓と線刻画  58
   4 2号横穴墓の線刻画を再検証する  62
   5 2号横穴墓線刻画の歴史的背景・素描  66
高師小僧と同製管玉の事例 …………………………… 68
   1 下作延巳ノ谷遺跡群と下作延中之橋横穴墓群
     の位置  68
   2 下作延中之橋横穴墓群から発掘された高師小
     僧製管玉  69
   3 発掘された高師小僧製管玉の形態など  71
   4 集落跡や古墳から発掘された高師小僧製管玉
     などの類例  74
   その後の見聞録  77
   
武蔵国橘樹郡衙の正倉院周辺を散策する
―発掘された東区画溝などを評価する― …………… 79
   1 正倉院跡の東区画溝の新発見
       ―「失われた平坦地」を復元する  79
   2 正倉内のクラの様相   80
   3 正倉院の運営に関連する遺構―その1  83
   4 正倉院の運営に関連する遺構―その2  83
   その後の見聞録  85
御野国半布里と武蔵国橘樹郡の人びと(l)
―半布里・大宝二年籍(702)の歴史人口学的な解析― 86
   1 半布里戸籍の概要  86
   2 記載されている人びとの仕分け  87
   3 記載されている人びとの年齢解析  88
   4 記載されている親族関係の解析  100
御野国半布里と武蔵国橘樹郡の人びと(2)
―発掘調査された橘樹郡の考古資料の解析― ………111
   1 馬絹古墳に関わる諸問題  112
   2 古代火葬骨蔵器に関わる諸問題  118
   3 「稲毛本庄検注目録」と「皮古造免五段」の
          背景  127
   4 橘樹郡御宅郷・高田郷の推定域の関する卑見
                                                135
   
  第Ⅲ部 小杉御殿の復元と黒川炭の歴史・民俗誌
  
多摩川下流域右岸・小杉御殿跡の面影を探る ………143
   1 遺跡の位置と周辺の環境  143
   2 既往の研究成果から学ぶ  143
   3 旧家・安藤家に伝わる小杉御殿・小杉陣屋絵図
          の絵解き  144
   4 意外な援軍が現れた  143145
   5 Aの絵図の縮尺(スケール)が復元できた  146
   6 今後の小杉御殿の門構えと周辺道路の景観的
          復元  147
   7 今後の発掘調査の実現を期待する  148
   その後の見聞録  153

多摩丘陵産のプランド・黒川炭を焼く
―最後の伝承者・市川祐家の見聞録― ………………154
   1 市川家の炭焼窯  155
   2 黒川炭を焼く―市川家の見聞録  156
   3 黒川炭の歴史的背景を素描する  160

  第Ⅳ部 託すょ夢―神奈川県考古学会と発掘調査
            報告書―
  
神奈川県考古学会の発足前夜と今後への期待 ………165
発掘調査報告書のありかた ………………176
  1 俎上に載せる三つの発掘調査報告書など  177
  2 検証課題を順次あげていきたい  177
            ***
わたしの考古楽・漫遊録 武蔵国橘樹郡衙周辺の歴史点描
を楽しむ …………………………………………………186
  点描1 橘・橘樹,そして多知波奈(売)
      ―三種のタチバナ  186
  点描2 橘樹郡衙から都へ運ばれた茜―それは薬草か,
      それとも染料か  187
  占描3 橘樹郡衙の正倉院に運ばれた稲―どこの田圃
      で耕作した?  188
  点描4 影向寺に関わる古代学考
      ―その輪郭を学ぶ 189
  点描5 陸運・水運の要は常に交差する―古代・東海
      道と矢上川ルート  190
  点描6 橘樹郡の人びと
      ―奈良時代の戸籍から推測  190
初出論文一覧 ……………………………………………193
あとがき ……………………………………村田文夫  195
著者略歴 …………………………………………………196

 


【2023年3月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81545
書  名 遺跡と現代社会
シリーズ
データ A5 171頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-165-9
編 著 者 櫻井凖也著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 株式会社 六一書房
価   格 1,980円(税込)

          目  次

はじめに …………………………………………   ⅰ
初出一覧 …………………………………………  ⅸ

第1章 発掘された日本の近現代生活
 第1節 高度経済成長期の消費生活  ………   1
 第2節 発掘資料から近現代のライフスタイルを
     探る           ………………………  23
 第3節 近現代貝塚の発掘 ……………………  38
 第4節 近代食器の使用痕分析 ………………  54
 
第2章 現代社会の中の遺物と民具
 第1節 考古系造形物の世界 …………………  71
 第2節 民具と現代社会 ………………………  86
 
第3章 遺跡まつりにみる遺跡の活用
 第1節 消費される遺跡、継承される遺跡…… 105
 第2節 遺跡まつりと地域アイデンティティ 
                 ………………………………… 124
 第3節 遺跡まつりの新展開 ………………… 145

引用・参考文献  ………………………………… 159
おわりに  ………………………………………… 171


【2023年3月12日】 【近日入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81542
書  名 織豊城郭 第20号  特集:考古学的な織豊城郭研究の到達点
シリーズ
データ A4 347頁
ISBN/ISSN 978-4639028857
編著者 織豊期城郭研究会編集
出版年 2023年3月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 4,400円(税込)

◆概 要◆

  特集:考古学的な織豊城郭研究の到達点
  本書の刊行と第2期事務局の活動終了のお知らせ
                   (第2期事務局)

【特集論文】

 築城期における仙台城跡の様相
   ―石垣・礎石建物・瓦を中心に(関根章義)
駿河国・遠江国における織豊期瓦の研究と課題(木村 聡)
発掘成果から見た安土城跡出土軒瓦の再検討(小谷徳彦)
近江八幡山城における瓦葺建物の展開
   ―軒瓦・桐文飾瓦を中心に―(佐藤佑樹)
埋蔵文化財調査から見た伏見城跡の特徴(馬瀬智光)
郡山城の築城過程についての覚書―豊臣政権期における
 城郭整備状況の検討に向けて―          (十文字 健)
山陰における城郭技術の起源について
 ―石垣・瓦に関する予察から導かれる課題―(伊藤 創)
岡山城検出石垣の年代とその分布
 ―主に慶長・元和年間の大規模普請に関して―(和田 剛)
石垣・瓦とその技法から見た唐津における本城と支城
                      (坂井清春)
織豊城郭石垣の編年的研究
   ―城郭石垣研究の理論的整理―下高大輔)
織豊系城郭における縄張の諸型式(乗岡 実)

【報告】

 織豊期城郭研究会 2019年度彦根研究集会の報告(木村 聡)

【特別論文】
 沖縄県のグスク―沖縄諸島及び周辺離島を中心に―
                      (亀島慎吾)

【研究ノート】
 「平野町城下町」に関する考古学的検討(市川 創)
四国西南地域における戦国期城郭石積み・石垣の一考察
                      (松田直則)
坂本城の構造(松下 浩)

【資料紹介】
 福島県久川城跡の調査成果(佐藤 啓)
上山城の表採瓦と既存資料の分類(齋藤 仁)

【発掘情報】
 特別史跡熊本城跡天守閣復旧工事に伴う石垣調査について
                      (嘉村哲也)

【情報】 
2018年度刊行織豊期城郭関連文献一覧(松下 浩)


【2023年3月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81540
書  名 福岡大学考古学論集 3―武末純一先生退職記念― 邦訳編
シリーズ
データ B5 102頁
ISBN/ISSN
編著者 武末純一先生退職記念事業会編集
出版年 2023年3月 
出版者 武末純一先生退職記念事業会
価 格 2,200円(税込)

 【内容簡介】

 『福岡大学考古学論集3』―邦訳編―は、2020年3月に
福岡大学を退職された武末純一先生へ献呈論集である
『福岡大学考古学論集3』で、諸事情により未翻訳で
あった韓国語原稿7本の翻訳をまとめたものです。
2020年3月末にご退職された武末純一先生の最終講義・
退職記念パーティーは、新型コロナウイルスの蔓延により、
やむなく無期延期となっておりましたが、2023年3月にし
てようやく実施の目途が立ちました。
その際、事業会メンバーから本論集を併せて刊行する機運
が高まり、この度刊行に至った次第です。
 (編集後記より抜粋)
……………………………………………………………………
            目 次

細形銅剣の機能と使用方法        趙 鎮先   2
南韓地域青銅器時代火葬墓に対する考察  金  権九  22
青銅器時代防禦集落からみた首長の出現  裵  徳煥  37
三国時代小形鉄器と縮小模型鉄器を通してみた交流  
                                        李  東冠  57
榮山江流域馬韓墳墓儀礼小考   李 暎澈・韓 玉珉  73
釜山蓮山洞古墳群出土甲冑の性格と意味  金  赫中  79
武末純一先生の定年退職に際して     申  敬澈 100
                          (小池 史哲 訳)
………………………………………………………………………

<福岡大学考古学論集のご案内>(税込定価)

福岡大学考古学論集-小田富士雄先生退職記念- ¥6,600
福岡大学考古学論集 2
      ―考古学研究室開設25周年記念―  ¥4,950
福岡大学考古学論集 3
      ―武末純一先生退職記念―     ¥11,000

………………………………………………………………………


【2023年3月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81539
書  名 西虎洞談林録
シリーズ
データ A5 112頁
ISBN/ISSN
編 著 者 武末純一著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者
価   格 1,650円(税込)

◆概 要◆

 1992年4月から福岡大学歴史学科考古学専修の担当教員となり、
考古学研究室の整備と発展に努めてきた。私は1950年3月6日の
寅年生まれで、福岡の地が日本の西方にあることから、学生を
鍛えに鍛え上げる考古学研究室を「西の虎の穴」すなわち「西
虎洞」と心ひそかに呼んできた。
2020年3月に退職するまで福岡大学に在籍しながら書き散らして
きた雑文をまとめて一書を編むにあたって『西虎洞談林録』と
した所以である。
本書は歴史学科や考古学研究室を巡る第I部、書評などの考古学
の周辺を記した第Ⅱ部、挨拶や祝辞などの第Ⅲ部、弔辞や追悼
関係の第Ⅳ部の4部構成とし、退職後の文章を末尾の余滴に収録
した。【まえがきより抜粋】


◆目 次◆

 【目 次】

まえがき ………………………………………………………   ⅰ

 Ⅰ 福岡大学歴史学科の中で
三年目の所感 …………………………………………………    1
博物館へのいざない …………………………………………    2
考古学の卒論を書く …………………………………………    4
小田富士雄先生の人と学問―献呈のことばにかえて― …    5
1月30日の地域連携シンポジウムで考えたこと  …………    7
贈り物の力―あるいはなぜ大学に卒業論文は必要か― …    8
2011年度の歴史学入門演習―武末ゼミ― …………………   11
考古学研究室開設25周年事業   ……………………………   13
かつての学芸員の立場から   ………………………………   15
考古学研究室に進学された2年生の皆さんへ
        (2019年度考古学方法論のために) ………   16
私の大学生活と福岡大学考古学研究室の体制   …………   19

 Ⅱ 書評・論評・献辞―考古学の周辺―
書評 BOOKREVIEWS 石川日出志著『農耕社会の成立』……   19
[書評]寺沢 薫 著
   『弥生時代政治史研究 弥生時代の年代と交流』…   24
書評『再考「弥生時代」―農耕・海・集落―』 …………   29
新刊紹介 城戸康利・前田達男・吉留秀敏編
   『牟田裕二君追悼論集』 ……………………………   32
アマチュア考古学と住民参画 ………………………………   38
私の注目10遺跡 ………………………………………………   46
発掘された日本列島2010 ……………………………………   47
このごろ九阪で思うこと ………………   48
『日韓交渉の考古学―弥生時代篇』と「第1回雄山閣考古学賞」
                       …………   49
第2回合同学会の事件  ………………………………………   53
九州と韓国 考古学の絆 ……………………………………   54
宇佐と近現代考古学 …………………………………………   56
小田富士雄先生の弥生学 ……………………………………   58

 Ⅲ 祝辞・挨拶
新入生の皆さんへ ……………………………………………   62
卒業生の皆さんへ ……………………………………………   63
考古学研究室25周年祝賀会挨拶 ……………………………   65
歴史学科30周年記念パーティー挨拶 ………………………   66
七隈史学会会長退任の挨拶 …………………………………   67
松塚俊三先生退職記念パーティー挨拶 ……………………   69
三個大学国際学術交流会開会辞 ……………………………   70
開 会 辞(日韓集落研究会 第4回共同研究会)  ………   72
ごあいさつと開催趣旨 ………………………………………   73
ご挨拶と開催趣旨 ……………………………………………   74
開会の辞 ………………………………………………………   75
第11回合同考古学大会の開催にあたって …………………   76
第12回合同考古学大会ご挨拶 ………………………………   78
嶺南考古学会30周年をお祝い申し上げます ………………   79
武末還暦祝賀会でのあいさつ ………………………………   80

 Ⅳ 弔辞・追悼・追慕
弔 辞 …………………………………………………………   83
藤口さんとの韓国の日々
  ―1972年10月~1973年9月―  …………………………   85
天国の境靖紀君へ ……………………………………………   88
追悼 東哲志君 ………………………………………………   90
いまだに信じられません ……………………………………   91
いつの日にか …………………………………………………   91
永遠の東アジア考古学会事務局長 …………………………   93
山本一朗先生に伺うべきだったこと ………………………   94
追悼 田中良之さん …………………………………………   96
追悼・乗安和二三さん ………………………………………   99
思い出すままに ………………………………………………   99
Videoの中の韓炳三先生  ……………………………………  101
三雲番上の石硯をみていただきたかった …………………  104
三つの記憶と一つの後悔 ……………………………………  105

[余滴]
太田智さん・三好千絵さん結婚式乾杯祝辞 ………………  107
1年が過ぎて ……………………………………………………  108
 あとがき ……………………………………………………   ⅲ


【2023年3月9日】 【近日入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81517
書  名 東アジア初期鉄器時代の研究
シリーズ
データ B5 456頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-639-02896-3
編 著 者 宮本 一夫著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 22,000円(税込)

 【紹介文より】
 
 前著『東北アジアの初期農耕と弥生の起源』(2017年)、
『東アジア青銅器時代の研究』(2020年)に続いて、鉄器
というより高い生産力を生み出す金属器の時代としてと
らえ、東アジア全体の統一性と特殊性を明らかにする。
著者の長年にわたる研究の集大成。

 【目次】

 第1章 ユーラシア草原地帯の初期鉄器文化
 第2章 中国大陸における初期釞器文化
 第3章 戦国式鏡の変遷と漢式鏡の成立
 第4章 東周代燕の東方進出
 第5章 伝小郡出土東周鋼戈からみた東北アジアの国際関係
 第6章 中国東北・朝鮮半島の甕棺墓
 第7章 彩画鏡の変遷
 第8章 楽浪系土器の変遷
 第9章 遼東半島・山東系土器、楽浪系土器と北部九州
 第11章 ベトナム漢墓からみた士燮政権
 第12章 朝鮮半島の初期鉄器文化
 第13章 北部九州の弥生時代の鍛冶遺構
 第14章 弥生時代の鍛冶と交易
 終 章 東アジアの初期鉄器文化の始原と展開




【2023年2月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81461
書  名 古代製鉄技術の復元的研究
シリーズ (考古学選書 3)
データ A5 232頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219022
編 著 者 吉田秀享著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 同成社
価   格 6,050円(税込)

製鉄遺跡の発掘調査成果を元に、箱形炉と竪形炉の
2種の製鉄炉を復元し、操業実験を重ねながら知られ
ざる古代製鉄技術の再現に挑む。

 【目次】

第1章 鉄の基本事項
 1. 鉄について
 2. 古代の鉄生産工程

第2章 東北地方南部の古代製鉄炉とその特徴
 1. 黎明期の製鉄炉と国内製鉄遺跡数
 2. 東北地方南部の古代製鉄遺跡
 3. 調査結果から判明した古代製鉄炉の変遷
 4. 古代鉄生産の原材料

第3章 古代製鉄炉の生成鉄と復元操業
 1. 遺跡出土の鉄塊
 2. 二つの炉の存在解明にむけて
 3. 操業実験に関する研究略史

第4章 復元した箱形炉と竪形炉の実験
 1. 復元箱形炉の操業実験
 2. 復元竪形炉の操業実験
 3. 実験操業の生成物

第5章 実験操業から見える古代製鉄技術
 1. 箱形炉の操業方法
 2. 竪形炉の操業方法
 3. 元釜の送風構築の違い
 4. 箱形炉と竪形炉の同時存在理由
 5. その後の生成物

巻末表 実験にかかわる操業メモ・一覧および木炭・
        砂鉄投入一覧


【2023年2月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81501
書  名 古文化談叢 第88集
シリーズ
データ B5 218頁
ISBN/ISSN 1883-0676
編 著 者 武末純一編集
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 九州古文化研究会
価   格 2,640円(税込)

◆目 次◆

岩田系土器群の研究  幸 泉 満 夫 ………   1
中九州系土器の動態からみた弥生時代後半期の地域間
交流―宮崎県域を対象として―
           河 野 裕 次 ………  61
西新町遺跡出土の"板石硯"とされる資料について
           古 澤 義 久 ………  81
           村 田 裕 一
           足 立 達 朗
           武 末 純 一
山口県赤妻古墳出土品の来歴調査         
           河 野 正 訓 ………  97
古墳時代後期・終末期における耳環の変遷とその背景
 ―博多湾沿岸地域と近畿地方中央部を対象として―
           亀 川 微 香 ……… 121
「壱岐古墳群」の外来系文物とその背景      
           小 田 富士雄 ……… 157
画仙紙が写した日本考古学史
  ―弘津金石館拓本資料(1)―         
           北 島 大 輔 ……… 171
統一新羅時代の蔵骨器の考察           
           朴    成南 ……… 191


【2023年2月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81504
書  名 考古学からみた筑前・筑後のキリシタン―掘り出された祈り
シリーズ (西南学院大学博物館研究叢書)
データ B5 64頁
ISBN/ISSN 978-4-910038-70-4
編著者 鬼束芽依編 伊藤慎二監修
出版年 2023年1月 
出版者 西南学院大学博物館
価 格 1,100円(税込)

 【展覧会紹介文より抜粋】
 
福岡は,古代から大陸との交流拠点として繁栄してきました。
キリシタン時代には,福岡・久留米・秋月などがキリシタン
大名の拠点となり,キリスト教文化を受容していたことが知
られています。今回は,そのような福岡,なかでも筑前・筑
後のキリシタンに焦点を当て,展覧会を構成しました。
 本展では,「キリシタン考古学」というテーマで,おもに
福岡県内から出土した筑前・筑後のキリシタンに関わる貴重
な資料を展示しています。
また,キリシタン時代を語るうえで欠かせない,キリシタン
文化が隆盛した豊後や,島原・天草一揆の終焉の地となった
肥前原城から出土した貴重な資料も展示しています。これま
でのキリシタン考古学調査研究の経緯をたどりつつ,今回は
じめて公開となる最新の資料も紹介し,福岡県内のキリシタ
ン時代に関わる資料が一堂に会する稀有な機会です。展覧会
にお越しいただいた皆様,そして本書を手に取っていただい
た皆様に,キリシタン考古学研究の成果と筑前・筑後のキリ
シタンについて知っていただける機会となることを願います。
           西南学院大学博物館館長 伊藤慎二 

もくじ
 ご挨拶[西南学院大学博物館館長 伊藤慎二]
 開催概要/謝辞/凡例
はじめに キリシタン時代を「見る」:キリシタン考古学の
     世界
Ⅰ キリスト教のおとずれ
  大友義鎮と開教/キリシタン墓地の設置
  【コラム】開発・祖霊・婿養子 残されたキリシタン墓地
    [ 臼杵市教育委員会文化・文化財課課長 神田高士]
Ⅱ 筑前・筑後におけるキリスト教の伝播
  筑前博多/筑前黒崎/筑前大野/筑前秋月/
  筑後久留米/筑前・筑後におけるキリシタンの衰退

Ⅲ 島原・天草一揆 受難へ
  【コラム】 原城跡[南島原市教育委員会世界遺産推進室
            室長 松本慎二]
  【コラム】千々石ミゲルと伊木力墓所
                      [元長崎歴史文化博物館 大石一久]
出品目録

論 考
 北部九州の潜伏キリシタンとその信仰復活期の墓地
                [西南学院大学博物館館長 伊藤慎二]
 キリシタン墓碑の花十字文とその寸法[糸島市地域振興部
                                     文化課 秋田雄也]
 大野城市瑞穂遺跡出土の「十字架」と「数珠玉」について
  の検討   [西南学院大学博物館学芸研究員 鬼束芽依]


【2023年2月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81487
書  名 たたら製鉄から再考する近代科学―「日刀保たたら」という思想―
シリーズ
データ A5 184頁
ISBN/ISSN 978-4639027812
編著者 黒滝哲哉著
出版年 2021年12月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 2,860円(税込)

【内容簡介】

国選定保存技術「日刀保たたら」が提起するポストコロナの
世界なぜ近代科学が原発事故やコロナパンデミックに代表さ
れる限界を内包し、そして露呈させてしまったのか。その問
題を解くよすがとして、全てを人力で行い、近代科学の対極
の位置すると考えられつつ、自然の恵みのみを基盤として製
鉄をする「たたら製鉄」の動向や歴史を通じて考えるという
方法をとりたい。(「はじめに」より)
「日刀保たたら」とは、戦後、高まりゆく日本刀の原料供給
への要望に応え、(公財)日本美術刀剣保存協会が復活させた
“文化財”である。本書は、四半世紀以上この現場に従事し
た著者だからこそ感得できた「たたら製鉄三原理」の中に、
行き詰まった近代科学「思想」からの打開策があるという刺
激的な思考に満ちた一書である。

 【目次】

はじめに
第1章 鉄と鐵のできるまで ―近代製鉄とたたら製鉄―
 近代製鉄での鉄の製造過程 ―高炉法での製鉄―/たたら製
 鉄での鐵の生成過程―たたら炉での製鉄―/たたら現場職
 人による鐵の生成メカニズムへの「理解」

第2章 文化財保存技術としての「日刀保たたら」とそれを
 支えた歴史選定保存技術としての日刀保たたら/日刀保たた
 らの周辺環境とその意義/日刀保たたら内の施設概要/たた
 ら製鉄で使用する主な道具 ―道具からの職人論―/たたら
 製鉄をまもり発展させた木炭生産 ―「社会的共通資本」と
 しての森―/日刀保たたら操業の広義と狭義の二側面

第3章 たたら製鉄の盛衰から見る近代科学 ―「姑息」「幼
 稚」「未開」から平準化へ―/たたら製鉄を否定した近代製
 鉄 ―「姑息・幼稚・未開」―/幕末期からたたら製鉄の終焉
 まで/殖産興業とものづくり、工部大学校、職人観の変遷/平
 準化を求められた近代とたたら製鉄/たたら製鉄から導き出
 せる三つの原理/近代科学を再強化するために―たたら製鉄
 三原理を通じて―/「わからない」ことを軸にした科学論/勝
 ち負けの無い競争とツートップからみる科学論

第4章 たたら製鉄三原理から再考する近代科学 ―三・一一
 とコロナパンデミックを題材に―/コロナパンデミックと「
 わからない」ことの重要性/たたら製鉄が現在の我々にもたら
 してくれるもの/「人文知」への再評価 ―たたら製鉄の知見
 から―/たたら製鉄が近代科学の再強化に貢献するために―
 「姿見」としてのたたら製鉄―/自然を第一に考える「製鉄文
 化」への再評価
おわりに


【2023年2月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81486
書  名 家畜の考古学 古代アジアの東西交流
シリーズ
データ A5 212頁
ISBN/ISSN 978-4639028628
編 著 者 丸山真史/菊地大樹編
出 版 年 2022年10月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 3,080円(税込)

 【内容紹介】

いま、いちばん新しい動物の家畜化と共生の歴史

 【目次】

本書で取り上げる主な遺跡 ⅳ
本書で扱う時代年表    ⅵ

序章 家畜研究と人類史……………………………丸山真史   1
第1章 日本列島にきた家畜文化
日本列島にきた家畜…………………………………丸山真史   7
動物骨と卜い…………………………………………宮崎泰史  21
埴輪に象られた家畜…………………………………日高 慎  37
東北アジア先史時代動物形製品からみた動物観
            …………………………古澤義久  49
第2章 家畜のはじまりと広がり
西アジア・中央アジアにおける牧畜のはじまり…新井才二  67
牧畜のきた道…………………………………………菊地大樹  79
草原地帯の牧畜
  ―キルギス共和国アク・べシム遺跡における動物の利用―
             ………………………植月 学  93
遊牧民の動物文様からなにがわかる? 
  ―スキト・シベリア動物文の歴史的意義― 
              ……………………松本圭太 107
黄河の羊、長江の豚…………………………………今村佳子 121
ニワトリのはじまりと広がり………………………江田真毅 133
第3章 家畜の考古学をめぐる新視点
環境史のなかの家畜
  ―古代中国における馬・牛と人の関係史― 
                ………………村松弘一 147
乳の恵…………………………………………………平田昌弘 161
家畜はなにを食べるの?……………………………板橋 悠 173
古代DNAからみた家畜の起源と系統
            …………………………覚張隆史 185
終章 アジアの家畜文化をながめる………………菊地大樹 193


【2023年2月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81485
書  名 灰塚山古墳の研究
シリーズ
データ A4 312頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639028833
編 著 者 辻 秀人編
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 13,200円(税込)

 【内容簡介】
 
会津盆地における古墳時代中期前方後円墳の全容を解明!!
東北地方における中期古墳の実態が明らかになるとともに、
二つの埋葬施設から多様な副葬品、埋葬に関わる儀式に用
いられた遺物群が出土した。箱式石棺からほぼ1体分の人骨
が出土、各種分析の成果、良好なDNAゲノムなどから中期首
長層の男性人物像が解明された。

 【目次】

序 言………………………………………………………  ⅰ
例 言………………………………………………………  ⅱ
灰塚山古墳調査関連報告書………………………………  ⅲ
研究成果公表………………………………………………  ⅲ
調査体制 …………………………………………………… ⅳ
調査経過……………………………………………………  ⅶ

第Ⅰ編 灰塚山古墳発掘調査報告………………………   1
第1章 灰塚山古墳の位置と環境………………………   3
第2章 灰塚山古墳測量・発掘調査成果………………   7
第3章 測量、発掘調査成果のまとめ………………… 103

第Ⅱ編 灰塚山古墳論考編……………………………… 109
灰塚山古墳出土竪櫛の意味 相川ひとみ……………… 111
福島県喜多方市灰塚山古墳出土分離式神獣鏡系について 
              鈴木舞香……………… 123
灰塚山古墳の棺外配置について 横山 舞…………… 131
灰塚山古墳出土箱式石棺の構造と特質 髙橋伶奈…… 150
東北南部前・中期古墳の動向と灰塚山古墳 
              辻 秀人……………… 180
灰塚山古墳出土のガラス小玉 大賀克彦……………… 195

第Ⅲ編 第2主体部出土人骨…………………………… 197
喜多方市灰塚山古墳出土人骨の人類学的研究
 奈良貴史・波田野悠夏・小坂 萌・鈴木敏彦・佐伯史子
 ・萩原康雄・鯉渕凌子         …………… 199
灰塚山古墳出土人骨のDNA解析 安逹 登 …………… 211
灰塚山古墳出土人骨の年代測定と安定同位体分析 
                      米田 穣  …………………… 219
灰塚山古墳出土人骨ならびに漆塗膜の放射性炭素年代と
  人骨の炭素・窒素同位体比からみた食生態 
                  米田 穣…………………………… 227
灰塚山第2主体部出土人骨頭蓋の復顔 
            波田野悠夏・鈴木敏彦…………………… 231
東北地方の古墳から出土した人骨とその周囲にみられた
赤色顔料の組成分析
  波田野悠夏・高橋正敏・辻 秀人・小坂 萌・吉田貴恵
    ・髙田雄京・鈴木敏彦              …………… 239
灰塚山古墳出土人骨の人類学的研究総括 
              奈良貴史  ……………………………… 249
第Ⅳ編 保存処理、分析成果…………………………… 253
1 出土遺物の保存処理 
       公益財団法人 元興寺文化財研究所…………… 256
2 出土遺物付着有機物等観察、分析成果
        公益財団法人 元興寺文化財研究所
3 福島県喜多方市の灰塚古墳から出土した銅鏡の鉛同位
   体比 
   日鉄テクノロジー株式会社 渡邊緩子・隅 英彦、
   帝京大学文化財研究所 客員教授 平尾良光…… 270
4 放射性炭素年代測定 
   パレオ・ラボAMS年代測定グループ 伊藤 茂・
      佐藤正教・廣田正史・山形秀樹・小林紘一・
      Zaur Lomatatidze・小林克也…………………… 274
5 第2主体部石棺石材分析 
       パリノ・サーヴェイ株式会社 ………………… 277
6 赤色顔料のX線回折分析、ガラス小玉蛍光X線分析
   株式会社 加速器分析研究所 …………………… 284
第Ⅴ編 総 括…………………………………………… 289
総 括 辻 秀人………………………………………… 291


【2023年2月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81460
書  名 古代環日本海地域の交流史
シリーズ (古代史選書 44)
データ A5 370頁
ISBN/ISSN 978-4886219039
編 著 者 小嶋芳孝著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 同成社
価   格 9,350円(税込)

【内容簡介】

渤海使来航の前史を踏まえ、渤海-日本航路の変遷や
唐新羅商人が与えた影響など往来に関わる諸問題を
検討。渤海使や蝦夷に伴う疫神を祓うとされる気多神
と王権との関係も考察しつつ、7~10世紀における環
日本海交流の様相を解明する。

【目次】


第Ⅰ部 日本海の民族交流
第一章 日本海沿岸の島嶼
第二章 環状錫製品の検討
第三章 錫杖状鉄製品と蝦夷の宗教
第四章 日本海対岸世界との交通
     ―七世紀の越と日本海対岸世界―

第Ⅱ部 渤海使船の来航
第五章 渤海―日本航路の検討
第六章 古代大野湊の検討
第七章 加賀における渤海使船来着地の検討
第八章 秋田城出土の羽釜
第九章 渤海人の肖像
第一〇章 唐越洲人周光翰の来航と日渤交渉の変容

第Ⅲ部 古代能登と境界世界
第一一章 能登の半島世界
第一二章 能登国府の検討
第一三章 能登国府津・加島津の祭祀―小島西遺跡―
第一四章 寺家遺跡―古代気多神社の祭祀―
第一五章 古代気多神社の考察―疫神防除の境界神―


【2023年2月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81483
書  名 朝鮮考古学研究
シリーズ
データ A5 890頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4866561387
編 著 者 西谷 正著
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 海鳥社
価   格 16,500円(税込)

◆概 要◆

独自の時代区分に則り、櫛目文土器・無文土器の型式と編年、
初期稲作や初期金属器の実態、三国時代、統一新羅と渤海の
時代、高麗や李朝の時代の諸問題を検証。
日朝交流史、東アジア史解明の指針ともなる朝鮮考古学研究
60年の集大成!

★【目次】★

第1章 朝鮮考古学史
第2章 総論
第3章 櫛目文土器と無文土器
第4章 初期稲作文化
第5章 初期金属器をめぐって
第6章 いわゆる朝鮮三国と加耶
第7章 統一新羅と渤海
第8章 高麗・李朝(朝鮮)の諸問題


【2023年2月2日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81457
書  名 描かれた黄泉の世界 王塚古墳〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 010)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2248-5
編 著 者 柳沢一男著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

全国で約600基発見されている装飾古墳のなかで、図文の複雑
さと華麗さとにおいて比類のない九州北部・筑豊地方の王塚
古墳。
石室を埋めつくす図文は何を意味するのか、壁画制作の背景
に何があるのか。広く朝鮮・中国におよぶ壁画古墳研究から
追究する。
改訂版では、壁画図文の新たな解釈を盛り込んでいる。

 【目次】
 
第1章 王塚古墳の発見

第2章 王塚古墳の構造
1 遠賀川と筑豊地方
2 筑豊最大級の前方後円墳
3 多系統の横穴式石室
4 装飾性に富んだ副葬品

第3章 装飾古墳の世界
1 墳墓装飾の系譜
2 辟邪と他界
3 描かれた他界

第4章 王塚の壁画を読む
1 王塚の壁画資料
2 玄門前面の壁画
3 玄室腰石をいろどる壁画
4 石屋形の壁画
5 墓室上部をおおう珠文群

第5章 王塚の壁画を生み出したもの
1 壁画の制作者
2 筑紫君磐井と東アジア情勢

第6章 壁画保存への苦難の歩み


【2023年2月2日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81458
書  名 中世瀬戸内の港町 草戸千軒町遺跡〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 040)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2245-4
編 著 者 鈴木康之著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

広島県・福山市の西部を流れる芦田川の川底から、中世の町並
がそっくり姿をあらわした。東アジアをおおう流通網のなかで
瀬戸内海と内陸を結ぶ港湾集落が、いきいきとよみがえる。
文献からは復元できない中世の町の姿とその盛衰を描きだした
中世考古学の先駆的発掘。

 【目次】

第1章 伝説の町の発見
1 幻の町・草戸千軒
2 川底の遺跡
3 中州を掘りあげる

第2章 中世の町を掘る
1 集落成立以前
2 中世集落の成立(一三世紀中頃?後半)
3 町の発展と停滞(一四世紀前半)
4 町の再開発(一五世紀前半?後半)
5 町の終焉(一五世紀末?一六世紀初頭)

第3章 人びとの暮らし
1 活発な流通網
2 木簡が語る経済活動
3 人びとの生業
4 暮らしのなかの道具
5 伝統文化の形成

第4章 内陸と瀬戸内をつなぐ町
1 古代の芦田川河口地域
2 草戸千軒の古地名
3 中世福山湾沿岸の復元

第5章 よみがえる「草戸千軒」


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書籍番号 81466
書  名 埴輪研究会誌 第26号
シリーズ
データ B5 110頁
ISBN/ISSN
編 著 者
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 埴輪研究会
価   格 2,200円(税込)

          目 次
論 説
 今城塚古墳出土組合式入母屋造家形埴輪の再検討
 ―関東地方への波及と変容― 
   ……………………………… 近藤 麻美(1)
 千葉県市川市東割(稲荷山)古墳の研究
 ―下総系埴輪の新例(3)― 
  …………………………………… 鈴木 徹 (15)
 田園調布埴輪製作所出土の埴輪をめぐって 
          ……………… 寺田 良喜(43)
 埴輪群像のなかに被葬者はいないのか 
            ……………………… 日高 慎 (51)
資料紹介
 栃木県佐野市正光寺古墳群採取の埴輪 
            ……………………… 秋元 陽光(73)
 鴻巣市三島神社古墳の円筒埴輪
 鷹狩りのタカを写した埴輪
 ―大阪府立近っ飛鳥博物館蔵の動物埴輪の紹介― 
                        ……… 河内 一浩(87)
書評
 若松良一著『埴輪―研究法と解釈法―』 
              …………………… 犬木 努 (93)


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書籍番号 81475
書  名 特別展 加耶
シリーズ
データ A4 158頁
ISBN/ISSN
編 著 者 九州国立博物館編集
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 九州国立博物館
価   格 2,310円(税込)


第一部 加耶の興亡

加耶の範囲 ………………………………………………008
加耶とは何か ……………………………………………009
第1章 加耶を語るもの  ………………………………011
     重厚で華麗な武装 …………………………012
     豊かな鉄 ……………………………………014
     加耶土器の美 ………………………………016
     壮大な王陵 …………………………………020
第2章 加耶への道  ……………………………………025
     東アジアと海の道 …………………………026
     墳墓からみた加耶 …………………………028
     盟主としての大加耶 ………………………034
     大加耶の飛躍 ………………………………036
第3章 加耶人は北へ南へ-4世紀 ……………………041
     東アシアとのつながり ……………………042
     金官加耶と倭 ………………………………044
第4章 加耶王と国際情勢-5世紀~6世紀初め-  …047
     大加耶の対外戦略 …………………………048
     大加耶、小加耶と倭 ………………………050
第5章 加耶のたそがれ―6世紀前半~中葉 …………055
     強国のはさまで ……………………………056
     滅亡まで ……………………………………058
加耶史と現在 ……………………………………………061
加耶の歴史 ………………………………………………063

第二部 渡来人

渡来人関係資料の出土地 ………………………………066
渡来人とは何か …………………………………………067
第6章 稲づくりと国づくり  …………………………073
     農耕とともに ………………………………074
     漢字との出会い ……………………………076
     文字を書く―硯― …………………………078
     重さを測る―天秤権― ……………………080
第7章 渡来人と生きる  ………………………………081
     海路でつながる人びと ……………………082
     渡来人がつくった埴輪 ……………………088
     渡来人と倭人の営み ………………………089
第8章 技術革新  ………………………………………099
     鉄の恩恵 ……………………………………100
     窯業の始まり ………………………………102
     料理革命 ……………………………………104
第9章 渡来馬と渡来牛  ………………………………107
     海を渡る牛馬 ………………………………108
     造形された牛馬の姿 ………………………115
     古墳時代の名馬 ……………………………118
渡来人と現在 ……………………………………………121
韓国語概要 ………………………………………………122
主要参考文献 ……………………………………………129
出品目録 …………………………………………………130
Preface by Shimatani Hiroyuki …………………140
Foreword by Yoon Sung-yong  ……………………141
Chapter lntroductions ………………………………143
List of Works  ………………………………………146


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書籍番号 81480
書  名 郵政考古紀要 第78号(通巻87冊)
シリーズ
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 978-4-86456-436-6
編 著 者 島根県立八雲立つ風土記の丘編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 島根県立八雲立つ風土記の丘
価   格 1,650円(税込)

          目  次
              
・追風に漕ぎだす弥生の船
  ―広島県御領遺跡の弥生船絵画― 
       ………………………………伊藤  実(1)
・鉄器製作集団による祭祀の一形態 
  ―淡路島舟木遺跡の調査から― 
      …………………………………浦上 雅史(18)
・中国四川省宜賓市[王共]県洛表鎮「棘/人]人懸棺葬墓 
          ………………………辻尾 榮市(34)


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書籍番号 81482
書  名 郵政考古紀要 第76号(通巻85冊)
シリーズ
データ A5 65頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編 著 者 大阪・郵政考古学会編集
出 版 年 2022年5月 
出 版 者 大阪・郵政考古学会
価   格 550円(税込)

          目  次
              
・麻田剛立墓と綾部家の葬制 
    ……………………………………吉田 博嗣(1)
・平壌清岩里採集の高句麗瓦
  ―発掘資料との比較を中心に― 
       ……………………………千田 剛道(25)
・黒龍江省雅克薩戦役における清代戦船の復原
  ―明代亦失哈遠征の造船から― 
       ……………………………辻尾 榮市(42)


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書籍番号 81481
書  名 郵政考古紀要 第75号(通巻84冊)
シリーズ
データ A5 51頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編 著 者 大阪・郵政考古学会編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 大阪・郵政考古学会
価   格 550円(税込)

          目  次
              
・農牧境界線上の首都
  ―統万城と関中平原の歴史地理的関係再考― 
            …………………市来 弘志(1)
・長安周辺の西魏・北周墓群について 
       ………………………………村元 健一(14)
・韓国慶尚北道慶州市金鈴塚出土の舟形陶器 
          ………………………辻尾 榮市(46)


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書籍番号 81459
書  名 石製模造品による葬送と祭祀 正直古墳群
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 161)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2331-4
編 著 者 佐久間正明著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

福島県郡山盆地の南端、阿武隈川東岸の丘陵に築造された
古墳群には、滑石などのやわらかい石で刀子や斧、剣、鏡
などをかたどった祭祀遺物“石製模造品”が副葬されてい
た。東北地方の要衝の地に、数世代にわたって活躍した小
首長たちの葬送と祭祀の世界にせまる。

 【目次】

第1章 真っ赤に塗られた石棺
1 正直二七号墳
2 開かれた南箱式石棺
3 未開封の北箱式石棺
4 葬られたのは誰か?
5 正直二七号墳の年代を推理する

第2章 多彩な正直古墳群
1 最大の円墳二一号墳と前方後方墳三五号墳
2 さまざまな中期古墳
3 継続して副葬された石製模造品
4 正直古墳群の推移

第3章 正直古墳群と同時代の遺跡
1 清水内遺跡
2 清水内遺跡に住んだ人びと
3 清水内遺跡の展開と正直古墳群

第4章 大安場一号墳と建鉾山祭祀遺跡
1 大安場一号墳
2 建鉾山祭祀遺跡

第5章 正直古墳群の意義
1 下位首長層の墳墓
2 石製模造品と葬送儀礼
3 正直古墳群の重要性


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書籍番号 81421
書  名 牧の景観考古学 古墳時代初期馬匹生産とその周辺
シリーズ
データ A4 379頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4864451642
編著者 諫早 直人編
出版年 2023年2月 
出版者 六一書房
価 格 11,000円(税込)

 【内容紹介】
─────────────────────────────
四周を海に囲まれた日本列島に大量の家畜馬がもたらされ、定着
したのは古墳時代中期、およそ5世紀を前後する時期のことである。
以後、動力が機械化するまでの長い間、日本列島の歴史において、
馬はヒト・モノ・情報を運ぶ陸上最速の交通手段であり続けた。
その存在は、しばしば戦争の行方を左右し、農耕馬や駄馬として
人々の日常生活を助けることとなる。古墳時代は、その起点とな
った日本列島における畜力利用の開始期、導入期にあたる。
 近年、発掘調査の蓄積とそれをふまえた馬そのもの(ウマ遺存体)
や馬具といった「モノ」の研究の急速な進展によって、文献史料に
は記されなかった日本列島における馬の本格的渡来(大量渡来)の
実態が明らかとなりつつある。しかしながら両者の研究からは、
いつ頃、どの地域で、どのような馬がどのように飼われ、どのよ
うに利用されたのか、それらの馬がどこから来たのかなどについ
ての手がかりは得られるが、馬がどのような場所で実際に飼われ
ていたのかや、牧はどこにあったのかといった具体的な「場」に
関する議論は、なかなか進んでいない。
 日本列島で最初に営まれた牧はどのような景観だったのだろう
か。それはユーラシア大陸の牧や日本の古代以降の牧と、何が同
じで何が違ったのだろうか。
 本書は、この素朴な問いの答えを求めて古代の馬研究会のメン
バーと進めてきた共同研究の成果を一書にまとめたものである。
主たるフィールドは、当時、河内湖北岸に位置した大阪府四條畷
市とその周辺。
 第Ⅰ部では、文献史料にみえる「河内馬飼」によって営まれた
日本列島における最古の牧「河内の牧」があったと目されるこの
「場」に焦点をあてて、これまでも注目されてきたウマ遺存体や
馬具といった遺物だけでなく、遺構や遺跡空白地も含めた遺跡間
関係の動態を検討することで、馬を飼っていた集落やその周辺の
土地利用にまで議論を及ぼすことを試みた。第Ⅱ部では、異なる
フィールド、外からの視点で、河内湖北岸という「場」を相対化
するとともに、古墳時代牧研究に残された課題のあぶり出しを試
みた。
 個々の論考が「景観」を真正面から論じているわけではないけ
れども、個々の論考で明らかとなった知見を紡ぎ合わせていくこ
とで、古墳時代初期牧景観の復元を目指した。我々の挑戦が成功
したかどうかは読者の判断に委ねるほかないが、本書を「牧の景
観考古学」と題した所以である。
─────────────────────────────
口絵
 初夏の蔀屋北集落 (早川和子画)
 晩冬の讃良の牧 (早川和子画)
 さらら馬飼いの里 (佐野喜美画・栗山雅夫撮影)
 蔀屋北遺跡遺構図 (宮崎泰史・松田篤作成)
 蔀屋北遺跡周辺の地形と河内湖推定ライン (井上智博作成)
 
             目 次
総論
―牧の景観考古学事始め―……………………………諫早直人    1
 1.古墳時代牧研究の現状と課題   1
 2.河内の牧の考古学―研究のあゆみ    2
 3.本書の構成   18
 
       第Ⅰ部 河内湖北岸の初期馬匹生産とその周辺

河内平野北東部における弥生時代後期~古墳時代の地形変遷と
人間活動―放牧地の検討の前提として―  …………井上智博   27
 1.はじめに―本稿の目的   27
 2.河内平野北東部の地形形成過程   27
 3.弥生時代後期から飛鳥時代における地形形成の背景
    ―降水量変動との関係   41
 4.地形形成過程からみた古墳時代中・後期の生業システム研究
    の課題   42
遺跡立地からみた放牧地 
―讃良遺跡群の馬飼い―  ……………………………實盛良彦   47
 1.讃良遺跡群とは   47
 2.讃良遺跡群の牧についての研究史   47
 3.牧の要件と放牧地の認識   49
 4.遺跡分布の様相と牧の範囲   51
 5.遺跡分布から想定できる放牧地   52
 6.まとめ―遺跡分布様相からみた讃良遺跡群馬飼い集団の組織53
蔀屋北遺跡と馬関連遺構について   ………………宮崎泰史   61
 1.はじめに   61
 2.蔀屋北遺跡の馬   62
 3.蔀屋北遺跡の馬関連遺構   62
 4.おわりに   70
蔀屋北遺跡出土ウマ遺存体の新知見  …丸山真史・覚張隆史   73
 1.はじめに   73
 2.安定同位体比によって何がわかるか   73
 3.蔀屋北遺跡から出土したウマ遺存体の概要と特徴   74
 4.安定同位体比分析に用いた資料   74
 5.安定同位体比測定の結果   77
 6.ウマの飼育と管理に関する考察   80
 7.まとめ   83
馬の医療と治療 
―四條畷市奈良井遺跡出土結石の再発見―  ………野島 稔   85
 1.はじめに   85
 2.「ベゾアール(結石)」シャルロット・デュマ展   85
 3.奈良井遺跡の結石   87
 4.結石について   90
 5.まとめ   92
土器からみた河内湖北岸地域   ………………… 中野 咲   95
 1.はじめに   95
 2.河内湖北岸の古墳時代中・後期土器の特質
    ―煮炊器を中心に  95
 3.外来系土器について   99
 4.おわりに―土器からみた河内湖北岸地域  110
蔀屋北遺跡で出土した製塩土器の意味   …………塚本浩司  117
 1.はじめに  117
 2.蔀屋北遺跡の製塩土器  117
 3.日本列島での製塩の前提  118
 4.コップ形製塩土器の用途  120
 5.内陸の製塩の経済性  121
 6.出土遺構  124
 7.おわりに―焼塩とウマ  126
蔀屋北遺跡周辺の鍛冶とその特性   ………………真鍋成史  131
 1.はじめに  131
 2.蔀屋北遺跡周辺における金属製馬具生産について  131
 3.大阪府・奈良県における金属製馬具出土鍛冶遺跡  139
 4.考察  144
 5.まとめ  146
仏教文化とその基盤からみた牧廃絶後の讃良地域 …新尺雅弘 151
 1.はじめに  151
 2.研究史と本論の視座  151
 3.讃良地域における7世紀の仏教文化  153
 4.讃良地域における仏教文化の基盤  162
 5.おわりに  167
韓半島初期牧場に関する基礎的研究   …………李炫[女正] 173
 1.研究の目的と課題  17
 2.高麗・朝鮮時代における牧場研究の現況  174
 3.高麗・朝鮮時代の牧場からみた韓半島初期の牧場  184
 4.おわりに  191
  
    第Ⅱ部 河内湖北岸の初期馬匹生産の歴史的意義を探る

同位体分析からみた馬の来歴と産地・消費地
―蔀屋北遺跡と東日本の比較―  ………植月 学・丸山真史  195
 1.はじめに  195
 2.ウマ同位体分析の進展と問題の所在  195
 3.東日本の馬生産地と消費地  196
 4.おわりに  200
牧のある風景
―中国古代を手がかりに―  …………………………菊地大樹  203
 1.はじめに  203
 2.古典籍にみる牧  203
 3.出土文字資料にみる牧  205
 4.画像資料にみる牧  207
 5.おわりに  207
古墳時代の牧,三国時代の牧 
―朝鮮半島からのまなざし、朝鮮半島へのまなざし―
                              ……………諫早直人  211
 1.はじめに  211
 2.朝鮮半島からのまなざし  212
 3.朝鮮半島へのまなざし  213
 4.おわりに  218
上毛野地域における馬の登場
―富岡市後賀中割遺跡7号墳の調査成果から―   …右島和夫  221
 1.はじめに  221
 2.後賀中割遺跡7号墳の基礎的検討  222
 3.後賀中割遺跡の周辺の遺跡動向  225
 4.5世紀における方墳とその意義  227
 5.おわりに  230
ヤマト王権の馬匹生産戦略 
―大和を起点に―  ……………………………………青柳泰介  237
 1.はじめに  237
 2.大和の馬関連遺物の分布と変遷  237
 3.手工業生産と馬  238
 4.王権の馬匹生産戦略と「畿内」の南北差―王権による「畿内」
    の構想と手工業生産拠点の配置  239
 5.おわりに  241
淀川左岸の開発と5世紀の王権
―茨田堤を中心に―  …………………………………菱田哲郎  243
 1.はじめに  243
 2.茨田堤の比定  243
 3.遺跡からみた茨田堤の築堤時期  244
 4.茨田屯倉と茨田郡域の開発   246
 5.北河内の低地部と王権  247
 6.おわりに  248
「河内の牧」研究の最新成果から   …………… 千賀 久  253
 1.はじめに  253
 2.「河内の牧」・讃良遺跡群  253
 3.「河内の牧」の馬飼集団  257
 4.おわりに  259
 
          附編 蔀屋北遺構の再検討

蔀屋北遺跡検出遺構の再検討
……………………… 青柳泰介・諫早直人・中野 咲・松田 篤
                                            ・宮崎泰史  261
 1.はじめに  261
 2.時期区分の提示  262
 3.各時期の土器様相  269
 4.蔀屋北遺跡検出遺構の再検討  278
 5.おわりに  290
蔀屋北遺跡検出遺構一覧表
……………………… 青柳泰介・諫早直人・中野 咲・松田 篤
                                            ・宮崎泰史  293
総 括   ………………………………………………諫早直人  372
あとがき   ………………………………………………………  375
英文目次   ………………………………………………………  377
執筆者一覧   ……………………………………………………  379
コラム
さらら馬飼の里イラストを描いて  …………………佐野喜美   60
蔀屋北遺跡がみつかった頃  …………………………宮崎泰史   72
イラストは調査と絵のコラボレーション  …………野島 稔   94
馬を運んだ船  …………………………………………塚本浩司  130
蔀屋北遺跡の復元イラストを描く  …………………早川和子  172
早川和子さんと復元画を描く(その1) ……………諫早直人  210
早川和子さんと復元画を描く(その2) ……………諫早直人  220
古代の馬研究会の活動について  ……………………青柳泰介  252


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書籍番号 81456
書  名 郵政考古紀要 第77号(通巻86冊)
シリーズ
データ A5 173頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編 著 者 大阪・郵政考古学会編集
出 版 年 2022年6月 
出 版 者 大阪・郵政考古学会
価   格 1,650円(税込)

『郵政考古紀要第 77 号 ―山本忠尚先生追悼論攷―』

・山忠先生の欧米訪問記 ―奈文研所内報から― 
           ………………山本 忠尚 (1)
・山本忠尚さんの思い出  …………和田 晴吾 (10)
・山忠さんの思い出  ………………黒崎  直 (12)
・山本先生の語学力   ………………湯本 泰隆 (14)
・京内宅地のクラ   …………………家原 圭太 (18)
・群集墳の立地と山中他界観 ………井上 竜也 (32)
    ―考古学から見た山中他界観の出現―
・日本における初期「塩浜(塩田)」の考古学的研究の
                          現状 …岩本 正二 (53)
・早期中国北方青銅器の鐸形器 …小田木治太郎 (89)
・考古遺物の写真表現   ……………栗山 雅夫 (102)
・「大きすぎる」造出し小考   ……角南 辰馬 (119)
・中国浙江省蕭山跨湖橋遺跡の刳舟再考 
                ………………………辻尾 榮市 (128)
・黒井城と岩尾城の瓦について 
        …………………………………西岡 真理 (144)
・銭貨と祭祀空間   …………………西野 浩二 (153)
    ―ピューの古代都市を対象として―
・縄文時代の婚姻システム   ………丹羽 佑一 (165)
・あとがき


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書籍番号 81446
書  名 出土銭貨 第43号
シリーズ
データ B5 140頁
ISBN/ISSN 1882-3769
編 著 者 出土銭貨研究会編集
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 出土銭貨研究会
価   格 2,750円(税込)

◆目 次◆

【論文】古代権衡の復元(下) …………………… 松村恵司    1
【最新情報】史跡周防鋳銭司跡出土の饒益神寳の鋳損じ銭に
      ついて        ………………丸尾弘介   19
【コラム】金代の鏡と大定通寳 ………………… 石谷 慎   25
【事例報告】長登銅山跡亀山遺跡の出土銭 
           ………………池田善文・岩元亮祐・永井久美男   29
【案 内】2023年出土銭貨報告会のご案内 ……… 事務局   46
【銭貨の調査】出土銭の整理作業 
        …………………… 永井久美男・加藤裕一   47
【資料紹介】山口市歴史民俗資料館所蔵の古丁銀(古鋳銀錠)
           ………………丸尾弘介・永井久美男   65
【出版案内】中島圭一(編)『日本の中世貨幣と東アジア』
                  ………… 勉誠出版   68
【事例報告】舞鶴市松尾寺仁王門出土の三貨
       ―地鎮に伴う埋納事例― ……… 松﨑健太   69
【事例報告】北海道上ノ国町出土の552両2分2朱の銀貨 
                  ……………塚田直哉   81
【研究ノート】明治政府の銭貨対応と昭和半ばの廃貨 
                                  …………… 二橋瑛夫   87
【情報】新潟県の出土銭貨情報(2018~2021年)  高尾将矢  105
【情報】2019年度石川県の出土状況 ………… 小早川裕悟  113
【情報】大阪府下の出土銭貨情報(2019・2020年度) 
                                ……………… 尾上 実  115
【情報】兵庫県の出土銭貨情報 ………………… 渡辺 昇  119
【情報】香川県の出土銭貨 ……………………… 谷本峻也  121
【目録】2019年・2020年「出土銭貨」主要文献目録 
                                ……………… 嶋谷和彦  131
    事務局からのお知らせ …………………… 事務局  137


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書籍番号 81439
書  名 紀伊考古学研究 第25号
シリーズ
データ B5 88頁
ISBN/ISSN 1880-8530
編 著 者 紀伊考古学研究会編集
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 紀伊考古学研究会
価   格 2,200円(税込)

………………目   次…………………………

【特集 紀伊の戦前・戦後の考古学】

  紀伊の戦前・戦後の考古学 
    ………………………………………中村 貞史(1)
  和歌山市における小林国太郎氏の考古学活動について
               …………前田 敬彦(15)
  地ノ島遺跡における発掘調査と製塩土器
         …………………………中西 瑠花(25)
  浦宏氏が残した陵山古墳の調査記録
       ………………………………仲辻 慧大(29)
【研 究】

  和歌山県多田大池遺跡採集のチャート製ナイフ形石器
   ー瀬戸内系サヌカイト石器文化圏内のチャート製
    石器群ー    …………………中原 正光(42)
  和歌山県日高郡みなべ町城山古墳群の研究
   ー紀中における前・中期古墳の再検討ー
           ………… 田中元浩・岩井顕彦(51)
  紀伊北部地域における搬入中世石塔の一様相
   ー和歌山市木ノ本Ⅲ遺跡出土の凝灰岩製石塔の検討ー
                                 …… 北野 隆亮(64)
【資料紹介】

  和歌山市所在の千石山3号墳について
   ー河内野帳からの遺跡紹介ー ……河内 一浩(75)
  和歌山県古座川町川口城跡周辺の中世考古資料 
          ………………阪本 敏行・佐藤 純一(79)
【和歌山県の考古学関係文献目録(2021年)】
                                    …事 務 局(85)
【活動記録】…………………………………事 務 局(87)


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書籍番号 81440
書  名 紀伊の滑石―滑石の原産地から考える―
シリーズ (紀伊考古学研究会第25回大会 発表要旨集)
データ A4 66頁
ISBN/ISSN
編 著 者 紀伊考古学研究会編集
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 紀伊考古学研究会
価   格 1,100円(税込)

                     目  次
報告

古墳時代の滑石製品の生産と流通    
       廣瀬時習(大阪府立近つ飛鳥博物館)〔5〕
紀伊の滑石と滑石採掘遺構        
         山岡邦章(岸和田市教育委員会)〔13〕
奈良県曽我遺跡の調査と滑石生産    
      絹畠 歩(奈良県立橿原考古学研究所)〔19〕
紀伊の滑石製品と祭祀       
      金澤 舞(和歌山県立紀伊風土記の丘)〔31〕

誌上報告

亀川遺跡出土の刀子型石製模造品について                     
          鈴木 周(海南市教育委員会)〔43〕
紀伊の滑石製石塔について           
            北野隆亮(和歌山市役所)〔47〕
紀伊の滑石製石鍋について       
        河内一浩(紀伊考古学研究会会員)〔55〕


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書籍番号 81431
書  名 石造物の石材研究 ⅩⅠ ―大和郡山城天守台付近の石材―
シリーズ (枚方付近の石造物、こぐり石について)
データ A4 118頁
ISBN/ISSN
編著者 奥田 尚執筆・編集
出版年 2022年8月 
出版者 考古石材の研究会
価 格 1,100円(税込)

はじめに …………………………………………………………  1

1 大和郡山城天守台付近の石材 ……………………………   2
 1. 大和郡山城と天守台の時期  …………………………   3
 2. 郡山城天守台の石材  …………………………………   6
 3. 天守台上面の発掘調査時に観察できた石材  ………  20
 4. 多聞院日記の「ごろ太石」について  ………………  28
 5. 転用材について  ………………………………………  28
2 枚方市内の石造物の石材 …………………………………  41
 1. 枚方市内の各地点の石造物 …………………………… 42
  楠葉朝日・美咲自治会集会所脇の石造物群 楠葉墓地・養
    父墓地の石造物二ノ宮神社の石造物 西船橋の石造物群 
  渚院跡の石造物 御殿山神社の石造物 仁明天皇外祖母贈
  正一位田口氏の墓 宗右の辻の道標明治十八季洪水碑釈尊
  寺町付近の石造物
 2. 枚方市内の石造物とその石材の採石地  ……………  61
  神社境内の石造物 墓地や集石場の石造物 枚方市内の石
  造物の石材の移動
3 耳成山付近の石造物 ………………………………………  67
  梅川・忠兵衛の供養碑 森村家住宅の庭園等の石材 市杵
  島神社の石造物耳成山の石造物
4 「こぐり石について」 ……………………………………  79
  石材の形状 石材の石種と使用傾向 文物的にみれば 「
  こぐり石」の名称について こぐり石の流転
5 上醍醐寺参道の石造物とその石材産地 …………………  85
6 湖西高島付近の石造物 ……………………………………  98
  大溝城天守台跡石垣の石材 勝林寺の石造物 鵜川四十八
  躰石仏 白髭神社
7 近江小野の里の石造物 …………………………………… 106
  「榎の宿」の顕彰碑 天皇神社 小野神社 石上神社 小
  野妹子神社
8 栗東付近の石造物 ………………………………………… 109
  徳生寺の宝篋印塔 壽泉神社付近の石造物 日向山古墳の
  石室材 龍王古墳の石室・石棺材 和田古墳群5号墳の石室
  材 大野神社境内の棺蓋 春日神社古墳群の横穴式石室材 
  正徳寺の石風呂 善勝寺跡付近の石造物 阿弥陀寺境内の
  石造物 阿弥陀寺墓地の石造物
9 石材の産地と石種の表記について
    ―讃岐の宝塔の石材を例として― ………………… 115
  石屋さんによる石材名 石材の石種名 讃岐産凝灰岩の石
  材名と石種の関係


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書籍番号 81436
書  名 観光と考古学 第3号 Vol.3 
シリーズ (特集・品川区の文化資源と文化観光)(観光考古学会機関誌)
データ A4 80頁
ISBN/ISSN 2435-7650
編著者 観光考古学会編集
出版年 2022年10月 
出版者 観光考古学会
価 格 1,100円(税込)

目次
───────────────────────────
巻頭言  観光考古学の視点と展望    坂詰秀一  3
───────────────────────────
特別寄稿 文化財保存活用地域計画の基本的考え方       
                    山下信一郎 4
     地方の持続可能性を高め、日本経済再生の牽引
     役に             富田建蔵  6
───────────────────────────
特集   シンポジウム 品川区の文化資源と文化観光 8
     開会のご挨拶          和氣正典 9
     趣旨説明            那波市郎 10
     コラム:大森貝塚の概要     水山昭宏 11
     大森貝塚遺跡庭園の現状と課題  寺門雄一 12
     コラム:大森貝塚への近年における品川区の考古
         学的発信        岡崎完樹 15
     しながわ観光のビジョンと魅力発信         
                     大森直人 16
     大森貝塚遺跡庭園を後世に伝える 鈴木章生 21
     大森貝塚遺跡庭園と文化観光   谷口 榮 29
     ディスカッション             40
     シンポジウム参加印象      山岸良二 49
     大森貝塚の保存を考える     坂詰秀一 50
───────────────────────────
寄稿  古代官衙遺跡における整備と活用  田尾誠敏 52
    東山道駅路・推定磐上駅家     上野修一 58
    シリーズ 『観光白書』を読むⅡ  谷口 榮 60
────────────────────────────
    ケーススタディ         水山昭宏  65
────────────────────────────
会員の声  南信州大平宿の活動と実績   前川昭彦 66
      山城遺構を活用した町おこしとその未来への可
      能性            小室裕一  68
      タイムラプスカメラを使用した埋蔵文化財調査
      の記録と活用への取り組み  青池紀子  71
      羽曳野市で古墳DEるるる開催される
                    山中鹿次  72
────────────────────────────
      編集後記            河合英夫


【2023年1月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81438
書  名 古代文化 第74巻 第3号(631号)
シリーズ (特輯 日本古代の菓子と食文化)
データ B5 160頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

【目次】

小林  嵩:有角石器の成立と儀礼の系譜
増成 ー倫:律令制下における借貸の機能と展開
柿沼 陽平:隋唐随身符制新探ー玄宗即位以前を中心に
…………………………………………………………………
       特輯「日本古代の菓子と食文化
        ー古代菓子の実態解明を中心にー
前川 佳代:特輯「日本古代の菓子と食文化ー古代菓子
                  の実態解明を中心にー」に寄せて
宮本 香織:古墳から出土した食物形土製品について
宍戸 香美:奈良時代における加工菓子の受容
前川 佳代:平安時代の菓子と餅ー餅餤と氈ー
森 由紀恵:中世前期の聖教にみる歓喜団
土居 規美:中国製擂鉢についての一考察
      ー菓子製作に関連してー
島原 弘征:平泉におけるトイレ状遺構の分布と性格に
            ついて
北條 暁子:『小右記』註釈(30)ー長和4年6月10・11日条ー
樫田  誠:〈私の古代学〉(28)時を超えてつなげる考古学
森岡 秀人:〈高松塚古墳発掘50周年〉(4)短時間に限られた
       石槨内部調査
       ー無名の古墳から世界中が知る古墳ヘー
近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉(7)
       大嘗会(二)
三浦 武司:福島県川俣町前田遺跡の調査成果
      ー縄文時代後期・晩期の木柱群ー
北山 峰生:奈良県慈明寺遺跡とその周辺
 光川 康雄:石川知彦監修/和宗総本山 四天王寺編集
             「聖徳太子と四天王寺」
 



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書籍番号 81405
書  名 南関東の弥生文化 東アジアとの交流と農耕化
シリーズ
データ B5 276頁
ISBN/ISSN 978-4-642-09364-4
編 著 者 長友朋子/石川日出志/深澤芳樹編
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 吉川弘文館
価   格 4,620円(税込)

 【内容説明】

弥生時代中期の南関東地方に、中里遺跡をはじめとする
大規模な低地農耕集落が忽然と姿を現した。その背景に
は、この地域で本格的な水稲農耕を受容する整った環境
と、中国や朝鮮半島を含む技術・物資の流通網があった。
最新の学際的研究によって、関東地方の水稲農耕と東ア
ジアの交易ネットワークの実態を探り、列島の弥生社会
の変化を解き明かす。

 【目 次】(章立)

序論 関東地方の水稲農耕と交易………………………  1
   長友朋子・深澤芳樹
第Ⅰ部 関東地方における水稲農耕の受容と社会変化
第1章 石庖丁からみた東北アジア青銅器時代の農耕拡散
    孫 晙鎬・中村大介…………………………… 12
第2章 東北地方の弥生文化からみた中里遺跡
    斎野裕彦………………………………………… 33 
第3章 中里遺跡と南関東地方の農耕化……………… 58
    石川日出志
第4章 関東地方の水稲農耕導入後の集落展開……… 74
    古屋紀之
第5章 環境変化と植物利用―縄文/弥生移行期の関東
    地方南西部……………………………………… 93
    佐々木由香
第6章 水稲農耕導入期の中央高地東部………………110
    馬場伸一郎
コラム 中里遺跡の地形環境 …………………………137
    高橋 学
第Ⅱ部 周縁地域との交流と東アジア
第1章 関東地方弥生社会の形成と太平洋沿岸の海人142
    杉山浩平
第2章 東海地方の集落変化と関東地方………………164
    石黒立人
第3章 土器の移動からみた近畿地方と中里遺跡……181
    長友朋子
第4章 関東地方の弥生時代石器
    ―金属器普及を左右した石器システム………203
    寺前直人
第5章 北陸地方からみた関東地方の鉄器普及………219
    林 大智
第6章 楽浪郡設置以前の黄海東部交易と弥生文化…236
    中村大介
総 論 東アジアにおける関東地方の弥生社会………261
    長友朋子・石川日出志
あとがき …………………………………………………271


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書籍番号 81406
書  名 遺跡学研究 第19号 2022
シリーズ
データ A4 100頁
ISBN/ISSN 1349-4031
編 著 者
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 日本遺跡学会
価   格 2,750円(税込)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
目次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

特集 復元という遺産    
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
特集趣旨 前川 歩               1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会長挨拶 坂井 秀弥              2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
基調講演
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  1990年代の復元整備とその思想  田中哲雄  3
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
講 演
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  遺跡の復元と地域社会   若狭 徹     9
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  観光のまなざしから考える遺構の復元 和泉 大樹 15
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
事例報告
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  みんなでつくる縄文ムラ―史跡梅之木遺跡公園
    (山梨県北杜市)と市民ボランティア― 佐野 隆 21
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パネルディスカッション             27
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  パネリスト:田中 哲雄・若狭 徹・和泉 大樹・
    佐野 隆 コーディネーター:白崎 恵介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  コメンテーター:本中 眞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
附 論
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  遺跡のプロセス・プランニング  前川 歩   45
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
研究論文
  日本における文化財「活用」概念の成立  
                  伊藤 文彦・筬島 大悟    51
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
研究ノート
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  これからの文化財行政を考える―SDGsという視点に
    照らしてみて―    禰冝田 佳男     64
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
遺跡学フォーラム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
SITE 04 史跡永納山城跡の復元的に整備された土塁  
                          秋山 邦雄      71
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
歴史遺産を活かした国際交流への歩み 大竹 幸恵  75
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「水中遺跡ハンドブック』について 芝 康次郎   79
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本災害・防災考古学会の設立について 林 正憲  83
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
令和3年度の史跡等の整備について
中井 將胤・小野 友記子・岩井 浩介・玉川 元気 87
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
遺跡雑感03 西大寺旧境内―市街地に眠る大寺院―  
                        林 正憲        8
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【2022年12月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81401
書  名 東京に眠る巨大貝塚の謎 中里貝塚
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 160)
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2140-2
編 著 者 安武由利子著
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】

東北新幹線や宇都宮・高崎線など北へむかう線路が集中
する東京都北区の上中里で、四・五メートルもの厚みの
貝塚がみつかった。しかも堆積しているのはマガキとハ
マグリの貝殻だけ。縄文人はなぜこの二種を営々と採取
したのか、貝の身はどこへ運ばれ、誰が消費したのか。

 【目次】

第1章 姿をあらわした巨大貝塚
1 厚さ四・五メートルの貝層
2 貝塚のイメージをくつがえす

第2章 かきがらやまの記憶
1 地域のランドマーク
2 発掘前史
3 街なみに埋没する

第3章 縄文時代の東京低地
1 本格的調査のはじまり
2 奥東京湾と縄文人のくらし

第4章 巨大貝塚を解明する
1 貝殻はどのように堆積しているのか
2 貝塚はどのくらい広がっているのか
3 貝層はどのように形づくられたか

第5章 縄文時代の水産加工場
1 貝のむき身づくり
2 謎の遺構
3 貝類に特化した水産加工
4 計画的な採取と資源の保全

第6章 内陸に運ばれた干し貝
1 中里貝塚をつくった集落
2 干し貝を消費した集落
3 中里貝塚にみる地域間ネットワーク
4 中里貝塚のこれから


【2022年12月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81396
書  名 古代集落の構造と変遷 2
シリーズ (第25回 古代官衙・集落研究会報告書)(奈良文化財研究所研究報告第36冊)
データ A4 184頁
ISBN/ISSN 978-4-87805-168-5
編著者 奈良文化財研究所編
出版年 2022年12月 
出版者 株式会社 クバプロ
価 格 3,850円(税込)

            目 次
序 ……………………………………………………………   3
目次 …………………………………………………………   5
例言 …………………………………………………………   6
開催趣旨 ……………………………………………………   7
プログラム …………………………………………………   8

Ⅰ 報告  …………………………………………………    9
和泉国池田寺跡における集落の構造と変邊 
 …新尺 雅弘・木村 啓章・北川 咲子・吉岡 孝紘  11
筑後国御原郡における集落の構造と変遷 …山崎 賴人  33
下総国印旛郡における集落の構造と変遷 …加藤 貴之  73
參河国賀茂郡・碧海郡の集落構造と変遷 …永井 邦仁 107
文献史料から見た古代集落 …………………垣中 健志 145
  
Ⅱ 討議 …………………………………………………… 157


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書籍番号 81399
書  名 古墳出現期土器研究 第9号
シリーズ
データ A4 139頁
ISBN/ISSN
編 著 者 古墳出現期土器研究会編集
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 古墳出現期土器研究会
価   格 1,320円(税込)

 【目 次】

巻頭言

  土器を見ること! ………………赤澤 徳明   1

<論文>

  吉備南部地域における古墳出現期土器の編年
        ……………………式田  洸   3
  型式学と分類学・その3 ………加納 俊介  21
   ―動物分類学・古生物学に学ぶ―
  纒向石塚古墳出土土器の検討…杉山  拓己  35
  古墳時代前期における淀川水系の流通拠点と
  運河状遺構      ………山田 隆一  49
  摂津東部・上牧遺跡と周辺の外来系土器
            …………笹栗  拓  67
  淀川・木津川流域の埴輪と土器・土製品
      …………………………桐井 理揮  91
   ―高槻市郡家車塚古墳の資料から―
  神戸川中流域の遺跡とその特徴
      …………………………中川  寧  101
  庄内式期Ⅲの認識整理と今後の課題について(後編)
           ……………米田 敏幸  117
<コラム>

  庄内式土器の発見年……………市村慎太郎  123
  高地性集落と紀伊産大和型庄内形甕の摘出
            ………………森岡 秀人  127
      ―和歌山市滝ヶ峯遺跡出土土器の熟覧観察と
    その成果―   


【2022年12月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81398
書  名 宮廷苑池の誕生―飛鳥京跡苑池から日本庭園へ―
シリーズ (令和4年度 秋季特別展 特別展図録92冊)
データ A4 87頁
ISBN/ISSN
編著者 奈良県立橿原考古学研究所
出版年 2022年10月 
出版者 奈良県立橿原考古学研究所
価 格 1,320円(税込)

 【ご紹介】

史跡・名勝飛鳥京跡苑池の確認から早や23年が経ちました。
史跡整備のための発掘調査が一段落し、およその姿があきら
かとなってきました。政治・文化の中心であった飛島宮の苑
池は、それまでの伝統的なニワ(庭)から発展し、宮殿附属の
「宮廷苑池」として、はじめて本格的な庭園に整備され、以
後の日本庭園に決定的な影響を及ぼしたと考えられます。
本展覧会では、発掘調査で明らかになった飛島京跡苑池に焦
点をあてながら、庭園の成り立ちや、庭園での儀礼や宴会な
どのようすをご紹介いたします。あわせて、本年は壬申の乱
から1350年にあたりますので、乱に関わる同時代の武器にも
焦点をあてたコーナー展示も開催します
…………………………………………………………………………
 【目次】

開催にあたって
目次、例言
宮廷苑池の誕生―飛鳥京跡苑池から日本庭園へ……………  5
展示関連地図……………………………………………………  8
プロローグ 宮廷苑池の源流を古墳時代の水のまつりにみる9
 【コラム1】東池尻・池之内遺跡………………………… 13
 【コラム2】巣山古墳……………………………………… 14
第1部 飛鳥時代の宮廷苑池~モノクロームの世界~…… 15
 【コラム3】伎楽面 迦楼羅……………………………… 37
 【コラム4】壬申の乱と武器……………………………… 47
第2部 奈良時代の宮廷苑池~カラフルな世界~………… 51
第3部 東アジアの宮廷苑池~新羅・渤海~……………… 67
特論 世界の古代苑池………………………………………… 71
 1.朝鮮三国と渤海の宮廷苑池【田中俊明】 …………… 72
 2.中国の宮廷苑池の系譜  【妹尾達彦】 …………… 77
 3.古代ローマの庭園と苑池 【青柳正規】 …………… 81
エピローグ 中近世から近現代の苑池~日本庭園の系譜~ 83
出品目録………………………………………………………… 84
主な参考文献…………………………………………………… 86
関連行事、協力機関・協力者………………………………… 87


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書籍番号 81395
書  名 丹波焼誕生―はじまりの謎を探る―
シリーズ (兵庫県立考古博物館特別展示図録N0.30)
データ A4 80頁
ISBN/ISSN
編 著 者 兵庫県立考古博物館編集
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 兵庫県立考古博物館
価   格 1,760円(税込)

 【例言・凡例(抜粋)】

一 本書は令和四年十月一日(土)から十一月二十七日(日)
  の期間に開催する兵庫県立考古博物館の特別展「丹波
  焼誕生―はじまりの謎を探る―」の展示図録である。
二 展示品については巻末の出品目録に出土遺跡・所蔵・
  指定などを記載している。
三 当館所蔵の作品は所蔵を記載せず、本書に掲載してい
  る写真の提供については所蔵が異なる場合のみ写真の
  キャプションに記載している。なお、写真には展覧会
  に出品されていない遺跡や資料も含まれている。

目 次
ごあいさつ
目次
例言・凡例
Ⅰ 須恵器から陶器へ……………………………………  1
Ⅱ 丹波焼誕生…………………………………………… 11
Ⅲ 多彩な刻画文陶器…………………………………… 19
Ⅳ 刻画文陶器と中世のやきもの……………………… 31
Ⅴ やきものの郷 丹波立杭…………………………… 41
展示品関係地図…………………………………………… 45
丹波焼の歴史      河野 克人………………… 46
やきものに描かれたもよう
 ―三本峠北窯跡出土陶片の刻画文について―
  中之島香雪美術館  梶山 博史………………… 54
丹波焼のはじまりについて
   今、わかっていること
  兵庫県立考古博物館 松岡 千寿………………… 62
作品解説…………………………………………………… 65
出品目録…………………………………………………… 72
参考・引用文献…………………………………………… 74
謝辞・協力………………………………………………… 75


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書籍番号 81394
書  名 第18回 古代武器研究会 発表資料集
シリーズ (古代における外来系武器・武具の導入と生産技術展開の様相)
データ A4 104頁
ISBN/ISSN
編著者 古代武器研究会編集
出版年 2022年12月 
出版者 古代武器研究会
価 格 1,650円(税込)

◆目 次◆

特別研究報告

  田中史生 「文献からみた武器・武具生産組織と渡来系
        技術・文化―雑戸籍を手がかりに―」
研究報告

  中村大介 「青銅短剣を持つ人々
             ―弥生文化の武器の源流―」

  鈴木崇司 「外来系武器から見る弥生社会の様相」

  内山敏行 「古墳時代の外来系武具と倭系武具」

  金 宇大 「装飾付大刀生産の拡大と外来技術工人」

  津野 仁 「日本古代の武器比較試行」


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書籍番号 81393
書  名 古代武器研究 Vol.17
シリーズ
データ A4 98頁
ISBN/ISSN 1346-6313
編 著 者
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 古代武器研究会
価   格 2,200円(税込)

          目  次

『古代武器研究』V01.17の刊行にあたって 
   塚本 敏夫 古代武器研究会代表幹事……………  2
【論文】

古墳時代の軍事と外交  
   田中 晋作 山口大学人文学部……………………  5
儀仗としての武器・武具
 ―古代・中世における武具祭祀の展開― 
   塚本 敏夫 (公財)元興寺文化財研究所………… 35
黒塚古墳にみる武器副葬とは何か
 ―古墳時代前期前半の武器副葬の一様相― 
   水野 敏典 奈良県立橿原考古学研究所………… 50
古墳時代の甲冑・軍事組織・戦争 
   橋本 達也 鹿児島大学総合研究博物館………… 70


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書籍番号 81390
書  名 古墳時代導水施設の儀礼
シリーズ (令和4年度特別展・大阪府立狭山池博物館図録36)
データ A4 101頁
ISBN/ISSN
編 著 者 大阪府立狭山博物館編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 大阪府立狭山博物館
価   格 1,650円(税込)

◆概 要◆

令和4年度特別展「古墳時代導水施設の儀礼」の展示解説
図録です。導水施設や導水施設をかたどった埴輪を集成し、
その一部を写真付きで紹介しています。
  

●目次(凡例や参考文献等を除く)
 ・プロローグ
 ・第1章 各地の導水施設の儀礼
 ・第2章 古墳から出土した導水施設の埴輪
 ・第3章 導水施設のその後
 ・エピローグ
 ・特別論考
   高野 陽子さん「導水祭祀の系譜
       -弥生時代に遡る地域王権の祭儀-」
   小山田宏一「浄水施設の水理学と儀礼の理念」 


 


【2022年12月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81389
書  名 第40回 中世土器研究会 中世後期の内海と外海
シリーズ
データ A4 78頁
ISBN/ISSN
編著者 日本中世土器研究会編集
出版年 2022年12月 
出版者 日本中世土器研究会
価 格 2,200円(税込)

           目 次

土器・陶磁器からみた中世堺の流通
               續 伸一郎……………… 1
大阪湾流通と堺  
               佐藤亜聖…………………13
兵庫津における流通について
               野田優人…………………23
四国東・南岸の流通―土製煮炊具を中心に―
               西本 沙織………………35
紀伊半島をめぐる中世の流通
―備前焼と播磨型土師器鍋の分布と出土傾向の検討―
               北野隆亮…………………45
九州東岸地域の流通
               堀田 孝博………………59


 


【2022年12月5日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81379
書  名 淡海文化財論叢 第14輯
シリーズ
データ A4 318頁
ISBN/ISSN
編 著 者 淡海文化財論叢刊行会編集
出 版 年 2022年10月 
出 版 者 淡海文化財論叢刊行会
価   格 6,930円(税込)

◆目 次◆

発刊の辞
目  次
        *  *  *
市川 秀之  村座再考
氏丸 隆弘  今後の文化財行政における市民との協働
太田 浩司  長浜八幡宮の歴史と古文書
細川 修平  歴史学と文化財保護―「歴史文化」の実態を
       求めて―
        *  *  *
中居 和志  桜内遺跡の集落構造
辻川 哲朗  東近江市・布施山城遺跡採集の埴輪について
宮﨑 雅充  南畑一号墳の赤色石材について―石室構築か
       らの検討―
金  宇大  滋賀県竜王町山面老々塚出土単鳳環頭大刀
       把頭の検討
宮崎 幹也  古代近江における六世紀の移住民集落・
徳網 克己  特殊な渡来系建物遺構について
大橋 信弥  物部氏と渡来人―「廣津」墨書土器をめぐっ
       て(下)―
山本 一博  近江湖東地方の聖徳太子伝承寺院について
相原 嘉之  近江京における都市住民の存在形態(覚書)
雨森 智美  律令期官衙関連遺跡の広がり―野尻・下鈎遺
       跡の調査―
近藤  広  十里遺跡出土の飛鳥時代の軛
林  昭男  古代における犬上川扇状地の耕地開発の基礎
       的整理
       ―犬上川右岸扇状地塚本遺跡の理解にむけて―
田中 勝弘  古代集落と地域開発(一五)
       ―近江高島地方の古代集落と土地所有の問題―
高梨 純次  長浜市高月町・春日神社の神像について
        ―異国風男神立像を中心に―
近藤 真愛  草津市黒土遺跡出土土師器皿一括資料群の検討
上垣 幸徳  近江における鎌倉期の宝篋印塔Ⅰ類
井上  優  近江国蒲生下郡長光寺の一切経について
        ―弘安四年書写「三弥底部論」の残巻を手懸
       かりに―
本田  洋  多賀新左衛門尉の系譜(一)―多賀経家の場合―
五十嵐 正也 三河国刈谷城主水野忠重と近江国野洲郡石田村
明日 一史  大清水城遺跡出土遺構の再検討
西中 久典  中世坂本の町について
        ―下阪本地区の近年の発掘調査より―
坂田 孝彦  安土城下町遺跡佐久間地区八次発掘調査の検討
藤岡 英礼  寺内集落における防御遺構の構築背景
畑中 英二  安土城の焼締擂鉢
山口 誠司  近江における桃山陶器の流人状況
        ―志野・黄瀬戸・唐津を中心に―
木戸 雅寿  「彦根城天守は大津城天守」を検証する
高橋 順之  花崗岩製石造物製作地曲谷における他の石材利用
近江石造物研究会 飯福寺石造物調査報告―長浜市木之本町古
         橋所在―
三尾 次郎  天守という視覚的象徴―彦根城下町のヴィスタ―
中川 敦之  【資料紹介】栗東市小平井 蛭子神社(信濃堂)伝
       来の鰐口について
杉江  進  近江国八幡町における「会所」の機能(中)
古川 与志継 近江天保一揆の関係史料について(13)
        ―野洲郡小南村の記録を中心に―
石田 雄士  史料からみた江戸時代後期の京極家の葬送と墓制
井並 悦子  宮川藩主・堀田正民の生涯と作品について
倉澤 佑佳  湖東焼窯場における操業の実態について
        ―植木鉢の検討を中心に―
小林  隆  明治二年に誕生した彦根藩―その歴史的意義―
小野  航  幕末維新期における興業の芽生えと挫折
        ―柏原村 邑治一郎の足跡から―
高橋 大樹  ある村の琵琶湖大洪水
        ―高島郡百瀬村知内光傳寺の明治二九年「日誌」
       から―
東  幸代  湖北地域における琵琶湖ヨシ(葭)の流通
       ―明治末から大正期の西川嘉右衛門家文書から―
細川 眞里子 お客さん、時間ですよ―琵琶湖博物館所蔵清定楼
       の民具―
行俊  勉  御上神社の遷祀祭―史料にみる年中行事の諸相―
加藤 秀雄  神を助けた俵藤太と猿丸太夫(一)
        ―「田原藤太竜宮入りの譚」における南方熊楠
       の視点―
北脇 あず美 滋賀県米原市甲津原の芸能とその変容
       ―明治末期から昭和初期を一つの転換点として―
佐野 正晴  長浜市余呉町文室A家のメオトガミサン
        ―明年頭行事の儀礼像の検討に向けて―
渡部 圭一  旧津田内湖の小糸網漁
田井中 洋介 沙沙貴神社境内の石造物についての覚書
西原 雄大  湖北の説話を考える④
用田 政晴  歴史教科書にみる原始・古代の記述と評価
        *  *  *
執筆者一覧
編集後記


【2022年11月30日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81240
書  名 古代東アジア都市の構造と変遷
シリーズ
データ A5 346頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218971
編 著 者 黄 暁芬編
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 同成社
価   格 8,580円(税込)

 【紹介】

中華帝国の中核都市と周縁都市双方の実態を最新の考古学
成果から解明し、その相互関係を探りながら東アジア文明
史観の再構築を図る。

 【目次】

第一部 中核都市の空間構造

第Ⅰ章 東アジア古代都市の空間構造とその変遷(黄暁芬)
第Ⅱ章 漢長安城における都市排水施設の調査と研究
                               (劉振東 /木下保明訳)
第Ⅲ章 手工業生産遺跡の発掘から観る漢長安城の経済空間
                               (徐龍国 /中村潤子訳)
第Ⅳ章 漢魏帝都洛陽の空間構造(銭国祥 /向井佑介訳)
第Ⅴ章 [菫β]城考古の新発見からみた北朝後期都城の空間
    秩序     (朱岩石・何利群・沈麗華 /向井佑介訳)
第Ⅵ章 南京六朝石頭城址遺跡の発掘調査と新見解
               (賀雲[皐羽]/木下保明訳)

第二部 周縁都市の空間構造

第Ⅶ章 発掘から甦った「交趾」都市の歴史空間(黄暁芬)
第Ⅷ章 交趾郡治・ルイロウ内城の変遷
                 (会下和宏・木下保明)
第Ⅸ章 漢代合浦城・港・墳墓群の研究
   ―海のシルクロードとの接点―(熊昭明/槙林啓介訳)
第Ⅹ章 古代揚州城の構造と変遷(汪勃 /中村潤子訳) 
第ⅩⅠ章 楽浪土城の遺構再考(谷豊信)
第ⅩⅡ章 東アジア都市史と紅河流域(妹尾達彦)


【2022年11月30日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81242
書  名 社会考古学講義
シリーズ
データ A5 400頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218957
編 著 者 溝口 孝司著
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 同成社
価   格 10,450円(税込)

 【紹介文】

考古学とは何か。考古学における「人」「モノ」とは何
なのか。コミュニケーションを基軸に考古資料と社会シ
ステムを考察。著者が目指す社会考古学の実践理論を体
系的に提示した、待望の一書。

序 章 本書の目的と内容

Ⅰ. 基礎論 

  第1章 考古学とは何か? 社会考古学とは何か? 
  第2章 コミュニケーション・システム概念を基軸と
      する社会考古学理論の構築
Ⅱ. 応用論 

  第3章 考古資料からコミュニケーション・システム
      の存在・作動を分析する
       ―きれいな土器とそうでもない土器―
  第4章 考古資料からコミュニケーション・システムの変
      化を分析する―「歩く」から「見つめる」へ―
  第5章 考古資料からコミュニケーション・システムの変
        化と組織システム・社会システムの変化を分析す
            る①―モコモコした土器からツルツルで絵が描か
            れた土器へ―
  第6章 考古資料からコミュニケーション・システムの変
        化と組織システム・社会システムの変化を分析す
            る②―世界が大きく複雑になるとき―
  第7章 考古資料から歴史を復元する
       ―土偶から神道へ―
  第8章 社会考古学を「生きる」


【2022年11月29日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81375
書  名 モンゴル考古学概説
シリーズ
データ A5 290頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219053
編 著 者 白石 典之著
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 同成社
価   格 7,700円(税込)

◆【紹介文】◆

人類登場から大帝国樹立まで、モンゴルの歴史を理化学的な
研究成果もまじえて詳細に解説。モンゴル考古学の到達点を
示す待望の一書。

 【目次】

序 章 モンゴル考古学へのいざない

第1章 人類拡散の回廊
 第1節 旧石器時代
 第2節 新石器時代

第2章 牧畜と騎乗のはじまり
 第1節 青銅器時代
 第2節 初期鉄器時代

第3章 最初の統一王朝
 第1節 匈奴時代
 第2節 鮮卑時代

第4章 トルコ系民族の興亡
 第1節 柔然時代
 第2節 突厥時代
 第3節 唐支配期

第5章 モンゴル民族の勃興
 第1節 阻卜・契丹時代
 第2節 モンゴル部族から大モンゴル国へ
 第3節 モンゴル帝国時代

終 章 モンゴル考古学のあゆみ


【2022年11月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81376
書  名 九州考古学 第97号
シリーズ
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 0387-7078
編 著 者 九州考古学編集幹事
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,750円(税込)

◆目次◆

論文
 6・7世紀の須恵器編年考       足達 悠紀    1
  ―北部九州を対象として― 
 福岡市博多遺跡群における中世のガラス生産
                   比佐陽一郎   27      
 台地立地型城館跡編年試論      吉本 正典   47
  ―九州南東部地域に分布する中世~近世初頭の城館跡
   を対象として―
 
研究ノート
 周防灘沿岸地域における鈴桶技法関連石器の流入とその
 背景―北九州市下吉田遺跡出土資料の再検討をかねて―  
                   小南 裕一   71

九州考古学会創立90周年記念事業の記録   
            九州考古学会事務局編集    83
令和4年度九州考古学会総会研究発表要旨       115
九州考古学会賞規程                 127
第15回九州考古学会賞・九州考古学会奨励賞について 
               九州考古学会事務局  128
令和3年度九州考古学会総会の概要          131
第14回九州考古学会・嶺南考古学会合同考古学大会の概要
                         132
『九州考古学』執筆要項              135
雑誌『九州考古学』における著作権の取り扱いについて136


【2022年11月18日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81356
書  名 令和4年度九州考古学会総会研究発表資料集
シリーズ (島根県立八雲立つ風土記の丘開所50周年特別展)
データ A4 122頁
ISBN/ISSN
編 著 者 九州考古学会編集
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,200円(税込)

 【目次】

コロナ禍における考古学教育と博物館
─────────────────
・新型コロナ禍の熊本大学考古学研究室における2021・2022年度
  発掘調査実習 熊本大学考古学研究室(責任者:久保田慎二)
・新型コロナ禍の沖縄国際大学考古学研究室における2022年度発
  掘調査実習
   沖縄国際大学考古学研究室(責任者:新里貴之・宮城弘樹)
・コロナ禍における博物館の情報発信とは? ~下関市立考古博物
  館の取り組み~            下関市立考古博物館(中山元智)
・市民ミュージアム 大野城心のふるさと館におけるコロナ禍の
  取り組み
      市民ミュージアム 大野城心のふるさと館(早瀬賢)
研究発表
────
・ゲノムからみた弥生時代人の多様性…………………………… 26
                   藤尾慎一郎・篠田謙一
・西新町遺跡出土の“板石硯”とされる資料について………… 36
          古澤義久・村田裕一・足立達朗・武末純一
・原遺跡1次調査の発掘調査成果 ………………………………… 45
                      熊埜御堂早和子
・古墳時代の大分…………………………………………………… 55
                          高橋徹
・律令国家形成期における須恵器生産体制:6世紀後半から8世紀
  初頭にかけての北部九州の諸窯跡群を対象に …………… 60
                         足達悠紀
・千々石ミゲル夫妻墓所の調査…………………………………… 69
                         田中裕介
・五島列島の潜伏キリシタン墓の調査の成果と課題…………… 77
              野村俊之・加藤久雄・美濃口雅朗
・小口径ボーリングに基づく三重津海軍所遺跡の調査………… 87
                     下山正一・中野充
・三重津海軍所跡のドライドックと運用方法の復元…………… 97
                     中野充・下山正一
・特殊な標柱―長崎要塞地帯標柱2例から―  …………………107
                          東貴之
ポスター発表
──────
・日本の柄鏡出現期におけるインドネシア柄鏡の影響…………119
                         高尾将矢
・石川県古墳時代終末期における岩出横穴墓出土人骨の古代ゲノ
    ム解析                      ……121
                     覚張隆史・岡崎健治


【2022年11月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81359
書  名 侵攻と抵抗―城郭に見る「天下統一」の諸相―
シリーズ (令和4年度第9回九州城郭研究大会資料集)(北部九州中近世城郭研究会大会資料集第22集)
データ A4 126頁
ISBN/ISSN
編著者 北部九州中近世城郭研究会編集
出版年 2022年11月 
出版者 北部九州中近世城郭研究会
価 格 2,200円(税込)

           目  次

図版1~9
ご挨拶
目次

基調講演
岡寺 良  九州戦国・織豊期の陣城…………………………1

地域別報告
三重野誠  野中古城と豊臣氏の「付城」について ………12
白岩 修  高城合戦と周辺の関連史跡について …………17
鶴嶋俊彦  肥後国衆一揆の顛末と城 ………………………33
木村達夫  城井(宇都宮)氏と黒田氏の戦いについて ……59
浦井直幸  下毛郡における豊前一揆の様相 ………………69

紙上報告
小柳和宏  島津氏を迎え撃つ大友氏の城郭 ………………79
大島大輔  『西郷記』にみる西郷氏と龍造寺氏の戦い …87
岡寺良・藤野正人・若杦善満 
      陣城構築時の城郭改修―九州北部を事例に―
                            ………………95
新東晃一  薩摩の豊臣秀吉軍の陣城 ……………………111


【2022年11月11日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81343
書  名 氷河期の大石器工房 ピリカ遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 159)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2139-6
編 著 者 長沼孝 寺崎康史著
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

北海道南西部、アイヌ語で「美しい」の意味をあらわす
「ピリカ」の地に、かつて氷河期のヒトたちが営んだ広
大な石器工房があった。遺跡から出土するさまざまな石
器や日本最古級のアクセサリーといわれるビーズから、
この地に生きたヒトたちの遊動生活と石器製作の実態に
せまる。

 【目次】

第1章 「ピリカ」のドラマ
   1 ダム建設と遺跡の発見
   2 遺跡をとりまく環境
第2章 旧石器人のドラマを求めて
   1 大型石器と細石刃
   2 多数の焚き火跡
   3 石器のまとまりの意味
   4 どんな石器がみつかったか
   5 石器づくりを復元する
   6 ピリカ旧石器人の石器づくり
第3章 装身具の発見
   1 日本初の旧石器ビーズ
   2 ビーズと垂飾の特徴
   3 ビーズ類の年代
   4 北東アジアとの共通点
第4章 北海道とピリカ遺跡
   1 北海道南西部の旧石器遺跡
   2 ピリカ遺跡の位置づけ
   3 石材の種類と産地
   4 良質の石材を求めて
第5章 保存と活用
   1 石器をつくり、使う
   2 日本の旧石器を代表する遺跡へ
   3 遺跡の魅力を伝える
   4 ピリカ遺跡の将来


【2022年11月7日】 【品切】【ご注文承り中】


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書籍番号 81296
書  名 卑弥呼 共立
シリーズ (桜井市纒向学研究センター設立10周年記念 東京フォーラムⅨ「纒向学発信!」)
データ A4 本文40頁
ISBN/ISSN
編著者 桜井市纒向学研究センター編著
出版年 2022年10月 
出版者 奈良県桜井市
価 格

<基調講演>

寺沢薫(桜井市纒向学研究センター所長)
「「卑弥呼共立」事情」

<シンポシウム資料1〉

苅谷俊介(日本考古学協会会員・俳優)
「卑弥呼共立と男弟」

<シンポシウム資料2>

禰冝田佳男(大阪府立弥生文化博物館館長)
「弥生時代後期の畿内地域を考える」

<シンポシウム資料3>

渡邉義浩(早稲田大学常任理事・文学学術院教授)
「「共立」の資料」


    …………………………………………………………………………………………………………
【2022年11月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81342
書  名 Mie history vol.29
シリーズ
データ B5 86頁
ISBN/ISSN 1345-6784
編 著 者 三重歴史文化研究会
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 三重歴史文化研究会
価   格 880円(税込)

                     目 次

古墳出現期の伊勢湾西岸地域における鍛冶技術の変遷と
その背景         ………………樋口太地   1

志摩市大王町畔名の泊古墳出土と考えられる遺物の検討
              ………………三好元樹・熊﨑 司  21

墨書土器における漢字と仮名~斎宮跡における変遷と特
徴について~            ………………新名 強  29

伊勢地域における木材流通に関する考察…小原雄也  49

多気北畠氏遺跡出土金属加工関連遺物の再検討
           ………熊﨑 司・沓名貴彦  65

『桑名日記』からみる桑名における船の利用
          ………………………石神教親  75


    …………………………………………………………………………………………………………
【2022年11月4日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81301
書  名 古代国家形成過程論―理論・針路・考古学―
シリーズ
データ A5 564頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86369-698-3
編著者 岩永省三著
出版年 2022年10月 
出版者 すいれん舎
価 格 6,600円(税込)

 【紹介】

考古学者が実証的、理論的に解き明かす日本における階級社
会発生と国家の形成

 【目 次】

第1部 国家形成の理論的検討
  1章 階級社会形成に関する学説史的検討
  2章 日本における階級社会形成に関する学説史的検討
  3章 階級社会形成の理論的問題点
  4章 欧米における階級社会形成論

第2部 弥生時代社会の位置
  5章 階級社会への道への道
  6章 弥生時代における首長層の成長と墳丘墓の発達

第3部 古墳時代から古代へ
  7章 北部九州6・7世紀史研究の予備的検討
  8章 ミヤケの考古学的研究のための予備的検討
  9章 古墳時代親族構造と古代国家生成過程
  10章 古墳時代親族構造論と古代史研究

第4部 東アジアにおける国家形成の比較研究
  11章 国家形成の東アジアモデル
  12章 東夷社会の国家生成


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【2022年10月25日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81283
書  名 鋳造遺跡研究資料 2022
シリーズ
データ B5 66頁
ISBN/ISSN
編 著 者 鋳造遺跡研究会編集
出 版 年 2022年10月 
出 版 者 鋳造遺跡研究会事務局
価   格 1,100円(税込)

         例  言

 本資料は、鋳造遺跡研究会の2022年10月16日開催の
研究発表会の報告に関する資料、最近の鋳造遺跡の研
究動向、および、2021年度研究発表会の討論記録を収
載したものである。鋳造遺跡研究会2022年では、とく
にテーマをもうけず、古代・中世・近世の鋳造遺跡、
鋳物生産に関する民俗例、鋳造関連の伝世および出土
遺物、鋳造技術の歴史などについて幅広く検討して課
題を解決し、さらに新たな研究課題を提出する。
 本資料の編集は、鋳造遺跡研究会事務局がおこなっ
たが、執筆いただいた方々、作成過現において、ご協
力をいただいた関係各位に深謝したい。

………………………………………………………………
                        頁
鋳造遺跡研究会 2022 研究発表
西川 寿勝
「癸未年銘鏡の白上同二百旱について」…………… 2
小田木 富慈美
「溶解炉の構造復元―首里城西のアザナ遺跡出土遺物
 から―」          …………………… 10
丸尾 弘介
「周防鋳銭司の銭貨生産」…………………………… 28
杉山 洋
「金峯山寺の大型青銅鋳物―梵鐘・燈籠・銅鳥居―」
           ……………………………… 42
岩元 亮祐、池田 善文
「長登銅山跡出土の古代の鍋鋳型について」……… 48
鋳造遺跡研究会2021 討論記録……………………… 57


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【2022年10月25日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81282
書  名 川と道の織りなす河内の交通―大和川と船橋・国府遺跡―
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録85)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和4年度秋季企画展)
データ A4 94頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2022年10月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価 格 600円(税込)

≪開催趣旨≫

 大阪を代表する河川に淀川と大和川があり、水運や用水
などに利用されてきています。その一つである大和川は、
奈良盆地の河川と合流し、交通の難所である亀の瀬を通り、
石川と合流し、大阪平野を流下します。現在は江戸時代の
付け替えにより西の方向へ流れていきますが、それ以前は
複数の河川に分派しながら、北西へ流れていました。この
大和と河内をつなぐその流れの先には、土砂の堆積などに
より徐々に姿を変えた、河内湾、河内潟そして河内湖があ
り、そこは瀬戸内海の東の終着地でした。

 この大和川が、大阪平野に流れ始める石川との合流地点
には、船橋・国府遺跡があり、古くから遺跡の存在が知ら
れていました。この地は、河川を介した交流だけでなく、
陸上の道を利用した交流との結節点といえる地点です。そ
ういった地の利を活かした生活の痕跡が、各時代にわたっ
てみることができ、遺跡の性格について様々な見
解が示されてきています。

 今回の展示では、船橋・国府遺跡を中心に、これまでの
研究を踏まえつつ、大和川水系、中河内地域などの視点か
ら、各時代でこの地域がどのような移り変わりをみせるの
かを考えていきたいと思います。


 【2022年10月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81264
書  名 考古地域学を学ぶ―戸沢充則の考古学
シリーズ
データ 四六版 304頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2206-5
編 著 者 海戸塾(代表 勅使河原彰)編
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,530円(税込)

 【紹介文】
 
放射性炭素年代測定、炭素・窒素同位体分析、DNA
分析……個別・細分化した科学分析のもと、考古学は
何を目指すのか。考古学で歴史叙述する方法とその実
践を解説。

 【目次】
 
はじめに
Ⅰ 考古学研究
第1章 先土器時代研究         大竹憲昭
  1 戦後第一世代の考古ボーイ
  2 出発点―茶臼山遺跡と八島遺跡
  3 新たな石器群研究の方法の提案
         ―インダストリー論
  4 新たな石器群研究の実践――砂川遺跡
  5 研究の画期―月見野遺跡群
  6 遺跡群研究への視座
  7 先土器時代研究の体系―歴史叙述の試み
  8 先土器時代研究を現代社会へ
第2章 縄文時代研究          三上徹也
  1 青年戸沢の不満と志向
  2 土器型式編年研究の具体的実践
  3 土器の背景に歴史を描く
  4 集落・領域研究
  5 考古地域史論の提唱と実践
  6 戸沢縄文研究と現在
第3章 学際的研究           山科 哲
  1 考古学と学際的研究
  2 夏島貝塚の放射性炭素年代
  3 縄文中期農耕論
  4 矢出川遺跡の共同研究
Ⅱ 学問を育むもの
第4章 信州教育と戸沢充則       中島 透
  1 諏訪の歴史研究と教師たち
  2 戸沢と教師たち
  3 信州教育が戸沢に与えたもの
第5章 藤森栄一と戸沢充則       藤森英二
  1 藤森栄一について
  2 藤森と戸沢のつながり
  3 戸沢と藤森考古学
  4 社会にかかわる姿勢
  5 純粋性と反骨心
Ⅲ 社会への責任
第6章 遺跡は誰のためのものであるべきか井口直司
  1 開発と「緊急発掘調査」体制
  2 試み:小さな街の大きな発掘 多摩湖遺跡群
  3 課題:対立でない対話 東久留米市の保存活用
  4 希望:地元でヨイショ 陸平貝塚と動く博物館
       構想
  5 確信:糞が宝になった 鷹山遺跡
  6 日本考古学の役割と責任
第7章 考古学と社会          追川吉生
  1 考古学の原体験
  2 市民のための考古学
  3 平和のための考古学
第8章 旧石器ねつ造問題と戸沢充則  勅使河原彰
  1 「旧石器ねつ造」の報道
  2 前・中期旧石器問題調査研究特別委員会準備
    会の設置
  3 検証作業とその結果
  4 戸沢がはたした役割
  5 考古学を未来へつなぐ
執筆者一覧


  【2022年10月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81260
書  名 古墳時代の葬制秩序と政治権力
シリーズ
データ B5 376頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-87259-765-3
編 著 者 上田 直弥著
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 大阪大学出版会
価   格 7,920円(税込)

 【紹介】

埋葬施設と儀礼の分析から複眼的な古墳時代像を復元
これまで古墳時代の政治史は、青銅鏡や鉄製甲冑など
の副葬品をもとに研究されてきた。本書では古墳時代
前半期の全国の竪穴式石室や粘土槨と呼ばれる埋葬施
設に焦点を当て、その構造から共通性・地域性を抽出
し、当時の有力階層がどのような政治ネットワークを
形成していたのかを復元する。また、古墳時代の開始
期から横穴式石室の出現期までの埋葬儀礼の変遷を考
察することで、日本の古墳の成立、盛行そして消
滅していくさまを浮き彫りにする。
国内史のみならず世界史のなかで、古墳時代がもつ歴
史的意義を考察するための重要な基礎作業の成果。広
範囲かつ長期間を対象とし、悉皆的な資料収集と精緻
な分析を行った意義も大きい。

 【目次】

序章 本書の目的と課題
 第1節 国家形成期における葬制研究の意義
 第2節 古墳時代葬送儀礼と埋葬施設構造
 第3節 本書の構成と内容
 第4節 用語と編年の問題

第1章 古墳時代竪穴系埋葬施設研究の現状
 第1節 竪穴式石室の研究史
 第2節 竪穴系埋葬施設研究の諸問題
 第3節 「棺槨論争」の推移とその今日的意義
 第4節 「槨」「室」名称問題が提起する課題

第2章 立面形態から見た畿内竪穴式石室の地域性
 第1節 研究略史とその課題
 第2節 横断面形態から見た竪穴式石室の地域性
 第3節 石棺の成立と竪穴式石室
 第4節 竪穴式石室の地域性とその意義

第3章 前期首長墓の系列展開と埋葬施設構造の変遷
 第1節 研究史と分析視座
 第2節 竪穴系埋葬施設基底部分類試案
 第3節 畿内小地域ごとの石室基底部構造変遷
 第4節 粘土槨の構造と竪穴式石室
 第5節 竪穴系埋葬施設構造の地域性とその意義

第4章 摂津前期古墳の葺石と内部構造
 第1節 古墳葺石の基礎的検討
 第2節 摂津前期古墳における葺石
 第3節 古墳の葺石と内部構造

第5章 竪穴式石室の広域普及と地域性
 第1節 竪穴式石室構築規範の全国的傾向
 第2節 山陰地域における竪穴式石室の構造
 第3節 山陽地域における竪穴式石室の構造
 第4節 竪穴式石室構築規範の多様性

第6章 畿内における粘土槨の展開過程とその画期
 第1節 研究史とその課題
 第2節 畿内における粘土槨構造
 第3節 粘土槨の展開過程
 第4節 粘土槨成立の歴史的意義

第7章 粘土槨の広域展開とその背景
 第1節 関東における前期古墳研究
 第2節 粘土槨の基礎的検討
 第3節 関東地域における粘土槨の構造
 第4節 埋葬施設と他要素の関係
 第5節 粘土槨広域展開の歴史的意義

第8章 竪穴系埋葬施設から見たヤマト政権の対地域
    戦略
 第1節 東海における前期古墳埋葬施設
 第2節 東海-関東境界域における埋葬施設構造
 第3節 竪穴式石室東限域における地域性
 第4節 埋葬施設構造とヤマト政権の地域戦略

第9章 「棺制」の変遷と葬制の変革
 第1節 猪名川流域における棺と外郭施設
 第2節 近畿有力中期古墳における棺と外郭施設
 第3節 初期群集墳における棺と外郭施設
 第4節 「棺制」変遷の画期とその意義

第10章 古墳時代の葬制秩序と政治権力
 第1節 埋葬儀礼の通時的変遷
 第2節 埋葬儀礼の空間的展開
 第3節 埋葬儀礼と葬制イデオロギー戦略の展開

終章 総括と展望
 第1節 竪穴系埋葬施設の展開過程
 第2節 古墳時代葬制研究の展望

おわりに/引用・参考文献/棺槨論争主要関係論文一覧
        /図表出典一覧/
あとがき/索引


【2022年10月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81222
書  名 兵庫県の古代遺跡 1 摂津・播磨
シリーズ
データ A5 454頁
ISBN/ISSN 978-4343009746
編 著 者 櫃本誠一 岸本一宏 大手前大学史学研究所
出 版 年 2021年7月 
出 版 者 神戸新聞総合出版センター
価   格 4,180円(税込)

 【内容簡介】

全国でも有数の遺跡数を誇る兵庫県。旧五国の様々な風土文化
をもつ兵庫県ならでは の特色ある古墳や出土品、近年発掘さ
れた話題の遺跡を全2巻で刊行。

第1巻は神戸・阪神間・姫路をはじめとする県南部の、約500に
及ぶ遺跡を一挙掲載。 カラー図版・遺跡地図も収録、考古フ
ァン・研究者待望の充実した内容。
保存された遺跡はもちろん、今も身近にありながら深く眠った
ままの墳墓や遺構が、 発掘に携わり考古学の実態を熟知した
担当者による執筆でよみがえります。



【2022年10月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81223
書  名 兵庫県の古代遺跡 2 但馬・丹波・淡路
シリーズ
データ A5 437頁
ISBN/ISSN 978-4343009753
編 著 者 櫃本誠一 岸本一宏 大手前大学史学研究所
出 版 年 2022年4月 
出 版 者 神戸新聞総合出版センター
価   格 4,180円(税込)

 【内容簡介】

全国でも有数の遺跡数を誇る兵庫県。旧五国の様々な風土文化を
もつ兵庫県ならでは の特色ある古墳や出土品、近年発掘された
話題の遺跡を全2巻で刊行。

第1巻と合わせて兵庫県の主な遺跡を網羅、古墳・遺跡事典とし
ても活用できます。 カラー図版・遺跡地図も収録、考古ファン・
研究者待望の充実した内容。
保存された遺跡はもちろん、今も身近にありながら深く眠ったま
まの墳墓や遺構が、 発掘に携わり考古学の実態を熟知した担当者
による執筆でよみがえります。

本書の特色
◎これまでの成果に新しく発掘された遺跡・遺物を加え、古墳・
 遺跡事典としても役立つ構成
◎代表的な遺跡・遺物が一目で分かるように巻頭カラー図版で
 紹介
◎見学のガイドに便利な遺跡分布地図、関連の博物館・資料館など
 の情報も掲載


【2022年10月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81245
書  名 伊都国王誕生
シリーズ (令和4年度伊都国歴史博物館秋季特別展 三雲南小路王墓発見200年記念)
データ A4 72頁
ISBN/ISSN
編著者 糸島市立伊都国歴史博物館編集
出版年 2022年10月 
出版者 伊都国歴史博物館
価 格 1,100円(税込)

 【紹介】
 
 今から約2000年前の伊都国王の墓・三雲南小路王墓。
令和4(2022)年は、この王墓が初めて発見された文政5(1822)
年から、200年目の節目です。
 この機会に、伊都国歴史博物館では特別展を開催し、糸島の
歴史を深く掘り下げ、北部九州における伊都国の重要性を改め
て見つめ直します。
 本展では、三雲南小路王墓からの出土品をはじめ、同時期に
造られた福岡平野の須玖岡本遺跡、飯塚市の立岩堀田遺跡、筑
前町周辺の東小田峰遺跡など、北部九州各地の「王墓」出土品
や、江戸時代の三雲南小路王墓発見時の記録などを中心に展示
します。
 『魏志倭人伝』に記された国々の中でも、ひときわ繁栄を極
めていた伊都国。その実像やこれまでの研究の歴史を出土品、
古記録などから紐解きます。(博物館HPより抜粋)
 
 【主な展示品】
◎三雲南小路王墓1・2号甕棺出土品(福岡県指定文化財)
 〇三雲南小路王墓(1号甕棺)出土重圏彩画鏡
 〇三雲南小路王墓(1号甕棺)出土 ガラス壁
 〇三雲南小路王墓(2号甕棺)出土 星雲文鏡
 〇三雲南小路王墓(2号甕棺)出土 ガラス製垂飾(左)、
                   硬玉勾玉(右)
 〇三雲南小路王墓(2号甕棺)出土 連弧文「日光」銘鏡
◎伝中国出土 彩画(文)鏡2点 注)期間中展示替えあり
◎立岩堀田遺跡出土品(重要文化財)
 〇立岩堀田遺跡10号甕棺出土 重圏「姚皎(ようこう)」
                  銘鏡(6号鏡)
 〇立岩堀田遺跡10号甕棺出土 連弧文「清白」銘鏡(8号鏡)
 〇立岩堀田遺跡10号甕棺出土 単圏「久不相見」銘鏡(10号
  鏡)
◎東小田峯遺跡10号甕棺墓出土品 一括(重要文化財)
 〇鉄戈、鉄剣、ガラス壁再加工品、鉄鑷子(てつしょうし)、
  連弧文日
  光鏡、連弧文清白鏡
◎青柳種信関係資料
 〇青柳種信肖像


【2022年10月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81239
書  名 古代文化 第74巻 第2号(629号)
シリーズ
データ B5 156頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

 【目次】

福永 善隆:前漢後半期における官僚機構の構造の展開
     ―尚書の展開と三公制の形成を中心として―
野口  優:漢代における矯制と璽書偽造
    ………………………………………………………
     特輯 弥生系高地性集落の再考論(上)
森岡 秀人:特輯「弥生系高地性集落の再考論(上)」に寄せて
信里 芳紀:備讃瀬戸における高地性集落とその背景
河合  忍:中部瀬戸内の高地性集落
      ―土器編年からの再考(岡山県域)―
三好  玄:大阪湾岸の高地性集落―集団組成と集団関係―
中塚  武:樹木年輪酸素同位体比の周期性からみた
     「高地性集落」の背景
若林 邦彦:大阪平野における弥生時代以後の集落移動頻度の
     検証―弥生高地性集落理解の前提として―
石丸恵利子:貝塚・貝層の高所形成をめぐる生活集団の性格
宇佐美智之:GIS眺望分析を用いた高位置集落における
      眺望域の評価―中部瀬戸内地域を事例として―
    ………………………………………………………
山本 正昭:グスクをめぐる解釈と到達点についての提要
      ―グスク論の現在地―
戸塚 洋輔:滋賀県彦根市稲部遺跡出土帯状漆塗繊維製品の発見
      と課題
佃  美香:「小右記」註釈(29)
      ―長和4年6月4日・5日・7日条―
伊藤 雅文:〈私の古代学〉(27)北陸の古墳研究と地域考古学研究
森岡 秀人:〈高松塚古墳発掘50周年〉(3)極彩色壁画検出の顛末
      ―1972年3月21日正午とその前後―
近藤 好和:〈「江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉(6)
      大嘗会(一)
田川  憲・氏家 敏之:加茂宮ノ前遺跡の調査成果
 劉  揚:大澤正昭著「妻と娘の唐宋時代 史料に語らせよう」


【2022年10月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81232
書  名 出雲・石見・隠岐の古墳文化
シリーズ (島根県立八雲立つ風土記の丘開所50周年特別展)
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 978-4-86456-436-6
編 著 者 島根県立八雲立つ風土記の丘編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 島根県立八雲立つ風土記の丘
価   格 1,650円(税込)

◆概 要◆

近年、出雲各地でおこなわれた古墳時代の祭祀や玉作りの
実態が明らかになりつつあります。
石見では益田市域を中心に重要な古墳の調査、研究が盛ん
に進められているほか、全国的にみてもめずらしい金属製
品や土器が奥出雲や邑南地域で出土しています。
隠岐の島町では、古墳時代後期から奈良時代の首長が代々
埋葬された大座西2号墳が注目されます。
本特別展では、なじみ深い出雲の資料を近年の研究成果を
踏まえながら見なおすほか、これまで展示されることが少
なかった石見や隠岐の重要な資料にも光をあて、島根の
古墳時代史をより広い視野で描きます。
(特別展告知チラシより)


◆目 次◆

第1章 古墳を飾る

  埴輪、須恵器筒形器台、壺棺
  前方後円墳のジオラマなど

第2章 戦う、装う

  刀剣、甲冑、鏃、装身具、馬具、鏡など

第3章 祈りと供宴

 祭祀遺物、銅鋺、須恵器など


【2022年10月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81233
書  名 文化財写真研究 VOL.12
シリーズ
データ A4 本文74頁
ISBN/ISSN
編 著 者 文化財写真技術研究会編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 文化財写真技術研究会
価   格 4,950円(税込)

 【目次】

・巻頭言
  埋文写真は考古学の構成要素       朱岩石 02
  考古与文物摂影是考古学的組成部分    朱岩石 04
・記念講演
  特別展「邂逅する写真たち─モンゴルの 100年前
  と今」を語る             島村一平 06
・特集 メモ写真を究める
  メモ写真を究める(趣旨説明)      栗山雅夫 20
  埋蔵文化財行政のメモ写真事情     長原 亘 23
  考古学の調査研究とメモ写真                
    ―瓦研究の事例から―       道上祥武 30
  スマホやタブレットを利用したメモ写真の使い方
                     石松 直 34
  文化財の防災・減災とメモ写真    長谷部善一 38
・基礎講座
  普及型無影撮影台での俯瞰撮影     中村一郎 42
・LETTER BOX
  第11回文化財写真技術(オンライン)
  研究集会参加記            上垣幸徳 47
・NEW HORIZON
  シリーズ 発掘調査報告書 私の工夫
  そこそこカメラマン奮戦記       富樫孝志 48
・会長の眼 PHOTO ESSAY
  再び「モノづくりニッポン」の看板を!  井上直夫 54
・TEST REPORT
  可変波長光源の取り扱いについて
   ―照射熱の文化財への検証―     北田仁司 58
・GALLERY
  FOOTWORK                    62


【2022年9月22日】 【品切れ】


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書籍番号 81226
書  名 ここまで判った布留遺跡―物部氏以前とその後― 発表資料集
シリーズ (天理市観光協会設立65周年記念事業)
データ A4 212頁
ISBN/ISSN
編著者
出版年 2022年9月 
出版者 天理市観光協会
価 格

 【趣 旨】
 
 石上神宮から天理市の市街中心部にかけて広がる布留遺跡は、
旧石器時代から現代にわたる人々の歴史が刻まれています。
 特に古墳時代は物部氏の活動拠点として著名ですが、令和2
年に歴史的景観の復元と題して共同研究を行い、概要や基本的
内容をまとめました。その後、さらに多くの研究者が集い、出
土資料の検討や分析を行いました。その結果、古墳時代の様相
のほか、縄文時代や奈良時代における布留遺跡の重要性など、
数多くの新知見が得られました。
 今般、天理市観光協会の全面的なご支援をいただくことがで
きましたので、成果の一端についてご報告いたします。

【報 告】
       
布留遺跡の概要                 池田保信
布留川扇状地縄文遺跡群の動態          岡田憲一
布留遺跡から出土した縄文土器胎土の時期的変遷  河本純一
布留遺跡に集まった人びと―外来系土器から見た地域間交流―
                                                山本 亮
石上神宮禁足地出土刀剣と布留遺跡の鍛冶
 ―金属学的調査成果などから迫る―       真鍋成史
杣之内古墳群の復元             小田木治太郎
古墳からみた布留遺跡の集団間関係―須川1号墳出土埴輪の
  紹介―                   和田一之輔
布留遺跡出土の玉類と玉生産           大賀克彦
鹿角と木―刀剣装具の材質転換とその意義―    岩井顕彦
塚穴山古墳出土工具の検討―魚々子鏨の可能性について―  
                                                橋本英将
布留遺跡における「板石硯」の認識とその意義    久住猛雄
布留遺跡出土の須恵器について         中久保辰夫
布留遺跡における製塩土器と塩利用        岩﨑郁実
布留遺跡の鉄器生産の様相―鍛冶関連遺物の分析を中心として
  ―                                      繰納民之
布留遺跡の移動式カマド             中野 咲
ウマ遺存体からみた布留遺跡における馬利用    丸山真史
布留遺跡出土木質遺物にもとづく木材利用     鶴来航介
布留遺跡における樹皮利用と木器製作について   浦 蓉子
古代布留遺跡と古代宮都の出土土器―関連性の追及と理解― 
                        三好美穂
布留遺跡周辺中世開始期の墓制          佐藤亜聖
 -杣之内古墳群(須川)地区火葬墓出土の石造塔婆
  とその地域性-                            ・上井佐妃
【誌上報告】
布留遺跡における砥石の消費形態―生産域出土品を対象として
  ―                                      森 貴教
布留遺跡出土刀剣装具研究の余波         齊藤大輔
大和・布留遺跡と高地性集落の問題
 ―豐田山遺跡と別所裏山遺跡の立地と消長を中心に(断章)
 ―                      森岡秀人


【2022年9月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81228
書  名 玉石の美―人びとを魅了した石の工芸―
シリーズ (開館40周年記念 特別展図録)
データ A4 115頁
ISBN/ISSN
編 著 者 和泉市久保惣記念美術館
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 和泉市久保惣記念美術館
価   格 3,080円(税込)

 【紹介文】

 玉(ぎょく)は翡翠等の貴石で作られた作品をさす中国美術
の一分野で、絵画や陶磁器などに比べ日本では知名度は低い
ですが、中国美術では欠かすことのできない重要な工芸分野
です。淡く光を通し艶やかな光沢をもつ天然の石の美しさを
生かし、磨きや彫りの巧みな技術から作り上げられた、古代
から近世の装飾具、祭祀器、飲食器等の作品をご覧いただき
ます。また、あわせて古墳時代の勾玉に代表される日本の貴
石の作品も出陳し、日本、中国で貴ばれてきた美しい石の魅
力に親しんでいただく機会といたします。

 当館には国内では希少な中国玉器コレクションが所蔵され
ており、これらの作品とともに国内の美術館施設等の所蔵品
を出陳いただき、開館40周年記念特別展として開催いたしま
す。


【2022年9月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81227
書  名 新版 概説 中世の土器・陶磁器
シリーズ
データ A4 本文426頁 巻頭図版8頁
ISBN/ISSN 978-4-921129-32-3
編 著 者 日本中世土器研究会編
出 版 年 2022年8月 
出 版 者
価   格 5,500円(税込)

 【紹介文】
 
 日本中世土器研究会は1979年の創立以来、「列島各地の
土器・陶磁器について研究の現状を紹介し、中世社会を
理解するうえでの共通認識を得ること」(旧版「はじめに」
より)を目的として活動を続けてきた。1995年には全国の
仲間に呼びかけ、これからの研究の礎として『概説中世の
土器・陶磁器』を刊行した。それから四半世紀が過ぎ、飛
躍的に進んだ研究の現状を整理し、また新たな研究へのみ
ちしるべとして、このたび全国で活躍する気鋭の研究者た
ちが全面的に書き下ろした『新版概説中世の土器・陶磁器』
を刊行した。
 
 【目 次】

緒 言
序論:中世社会と土器・陶磁器 …………………橋本久和

第1部 地域論
 第1章 北海道……………………………………石井淳平
 第2章 東北…………………………及川真紀・髙桑 登
 第3章 関東…………………………秋本太郎・池谷初恵
 第4章 中部………………………市川隆之・佐々木 満
 第5章 北陸………………………………………阿部 来
 第6章 東海………………………………………鈴木正貴
 第7章 近畿……………中井淳史・佐藤亜聖・新田和央
 第8章 山陽……………鈴木康之・北島大輔・草原孝典
 第9章 山陰
          ……中森 祥・西尾克己・廣江耕史・守岡正司
 第10章 四国
          ……池澤俊幸・島田豊彰・首藤久士・長井博志
 第11章 九州……………柴田 亮・上床真・横手伸太郎
 第12章 琉球列島……………………瀬戸哲也・新里亮人
第2部 土器陶磁器各論
 第1章 土師器……………………………………中井淳史
 第2章 畿内産瓦器椀……………………………佐藤亜聖
 第3章 山茶碗……………………………………山本智子
 第4章 東播系須恵器……………………………佐藤亜聖
 第5章 中世陶器
   第1節 東海諸窯 ……………………………中野晴久
   第2節 備前 …………………………………重根弘和
   第3節 越前 ………………………………木村孝一郎
   第4節 東北諸窯 ……………………………小山美紀
   第5節 信楽 …………………………………畑中英二
   第6節 丹波 ………………………………長谷川 眞
 第6章 瓦質土器…………………………………新田和央
 第7章 貿易陶磁鞏
   第1節 中世前期の貿易陶磁器 ……………山本信夫
   第2節 中世後期の貿易陶磁器 ……………續伸一郎
第3部 特  論
 第1章 中世土器の成立…………………………橋本久和
 第2章 中世土器・陶磁器研究の方法と展望…中井淳史
 第3章 土器・陶磁器の流通……………………藤本史子
 第4章 国産陶器の技術展開……………………中野晴久
 第5章 中世土器・陶磁器研究と胎土分析……白石 純


【2022年9月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81229
書  名 ならび建つ国分僧寺・尼寺 上総国分寺
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 158)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2138-9
編 著 者 須田 勉著
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 株式会社 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】
 
千葉県市原市の東京湾を望む高台にならび建つ国分僧寺と
国分尼寺。奈良時代に建立された広大な国分寺の全貌と
変遷がはじめて明らかになった。塔・金堂・講堂などの
伽藍とともに講師院・大衆院・賤院や造寺所・造仏所など
寺院を構成する諸施設が判明した貴重な遺跡を解説。

 【目次】

第1章 総国から上総国へ
   1 大国、上総国
   2 古墳時代の「総国」

第2章 天平の国家構想 国分寺建立
   1 国分寺造営の経緯
   2 「国分寺建立の詔」と「盧舎那仏造立の詔」
   3 国分寺政策を考古学から考える

第3章 上総国分僧寺の造営
   1 広大な寺院の発掘調査
   2 最初の造営 上総国分寺A期
   3 瓦葺き建物へ 上総国分僧寺B期
   4 B期の造寺所と国師院・講師院
   5 はじめて全貌が判明した大衆院
   6 寺院地と寺院地外に置かれた運営施設
   7 B期僧寺造営の中心人物を推理する
   8 国分寺の瓦生産
   9 国分僧寺の山林寺院 小食土廃寺

第4章 上総国分尼寺の全貌
   1 A期上総国分尼寺
   2 B期国分尼寺の寺院地と伽藍地
   3 造寺所の出先機関と瓦窯
   4 国分尼寺の出土瓦
   5 道鏡政権と国分尼寺の造営

第5章 国分寺研究の最前線


【2022年9月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81224
書  名 貿易陶磁研究 第42号
シリーズ
データ A4 134頁
ISBN/ISSN 0286-343X
編 著 者 日本貿易陶磁研究会編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 日本貿易陶磁研究会
価   格 3,850円(税込)

【報告】

博多遺跡群第221次調査出土の貿易陶磁器について
             ………………岩 熊 拓 人
神奈川県伊勢原市大山山麓に広がる中世前期の荘園遺跡
                ………山 口 正 紀
日本海流通と越前若狭の貿易陶磁
      …………………………………阿 部   来
菊池氏関連遺跡「隈府土井ノ外遺跡」の貿易陶磁器
              ……………中 山   圭
江戸遺跡出土貿易陶磁器の数量分析―需要の検証― 
               …………堀 内 秀 樹
【資料紹介】

薩摩川内市大園遺跡出土の青磁碗・皿
        ……………………………上 床   真
15世紀の白磁皿覚書  ………………………水 澤 幸 一
湯築城跡出土 龍泉窯模倣の青瓷鎬蓮弁文碗
           ……………………柴 田 圭 子
島根県益田市・染羽天石勝神社所蔵の華南三彩系牡丹文壺
                 ……佐 伯 昌 俊
                    村上    勇
山形県鶴岡市の白磁観音像2体 ……………山 口 博 之

【翻訳】

新安沈船引揚げ陶磁器に見る元朝と鎌倉時代の喫茶文化の
変遷-新安沈船から引揚げられた黒釉瓷と関係資料を中心
に―      ………………郭 学 雷/内田昌太朗 訳
英文概要
彙報
執筆要項
海外研究者へ


【2022年9月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81225
書  名 目の眼 10月号(2022)
シリーズ 特集「美と祈りの誕生 古代日本と東アジアの玉」 大勾玉展 玉石の美展
データ B5 150頁
ISBN/ISSN 0386-1481
編著者 株式会社 目の眼
出版年 2022年9月15日 
出版者 株式会社 目の眼
価 格 1,320円(税込)

目次
古代より、日本、中国をはじめとする東アジアには玉石を尊ぶ
文化がありました。古代日本の大珠や勾玉は古くから古美術と
して珍重され、近年も高い人気を集めています。
中国では呪術的な形や文様を施したさまざまな力強い玉が作ら
れていました。国内の美術館博物館、個人コレクション、古美術店の
所蔵品の中から、人々が求めた神秘の力を感じる多彩な古代の
玉をご紹介します。

◇特集「美と祈りの誕生 古代日本と東アジアの玉」
   子持勾玉=生み出す力=愛/森万里子
   大勾玉展 日本列島を席巻したかたち
        大田区立郷土博物館/斎藤あや
   日本各地にひろがる玉ロード/瀧音 大
   縄文 -JOMON-展 山梨県立美術館
   中国、朝鮮半島 新石器時代の玉器/
            松浦宥一郎/中山清隆
   玉の遺跡をたずねて
   特別展「玉石の美」 由緒ある中国玉器コレクション 
        和泉市久保惣記念美術館/橋詰文之
   黒川古文化研究所
   天理参考館
   古美術店細見
   繭山龍泉堂/日下尚雅堂/去来


【2022年9月2日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81193
書  名 企画展 人とモノが行き交う中世・堺-流通の考古学-
シリーズ
データ A4 71頁
ISBN/ISSN
編著者 堺市博物館編集
出版年 2022年7月 
出版者 堺市博物館
価 格 1,650円(税込)

 【内容簡介】

堺環濠都市遺跡は中世日本を代表する国際貿易都市といわれます。
遣明船に代表される国際交易の発着港であったことが都市発達の
理由ですが、堺が国際貿易港となったそもそもの背景については、
意外に知られていません。
 本企画展では、中世の流通の実態と堺が都市として発達してい
く状況について、14~16世紀半ばの考古資料を中心に検討します。
堺の発展段階を推定できる資料や、地域間交流の中での堺の位置
づけができる資料などを展示し、従来クローズアップされてきた
国際貿易や茶の湯文化などと異なった側面から中世都市・堺の発
展過程を紹介します。
─────────────────────────────
目次
ごあいさつ
中世堺年表…………………………………………………………  4
第1章 堺環濠都市と日明貿易…………………………………  5
    【コラム】沈没船に積まれた不良品の青磁………… 17
第2章 堺発展前夜……………………………………………… 18
    【コラム】器が動く=人が動く……………………… 30
    【コラム】木簡が語る中世人の生活や想い………… 31
第2章 堺の台頭………………………………………………… 32
    【コラム】中世・堺を行き交った人びと…………… 41
特別論考
   1「中世土器・陶磁器から何がわかるか」 …中井淳史 44
   2「中世前期の流通」 …………………………藤本史子 50
   3「土器から見た中世後期の大阪湾流通」 …佐藤亜聖 54
   4「琉球王国と堺」 ……………………………續伸一郎 58
   5「淀川・木津川考古学散歩」 ………………河上誓作 64
展示品目録………………………………………………………… 68
図版・表目録……………………………………………………… 69
主要参考文献……………………………………………………… 70


【2022年8月22日】 【入荷・残部少】【ご注文承り中】


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書籍番号 81161
書  名 韓日の武器・武具・馬具―最新発掘調査資料で見た交流―
シリーズ (第14回嶺南・九州合同考古學大會)
データ A4 498頁
ISBN/ISSN
編著者 九州考古学会・嶺南考古学会編輯
出版年 2022年8月 
出版者 九州考古学会・嶺南考古学会
価 格 3,300円(税込)

                      目 次
──────────────────────────────
主題発表
──────────────────────────────
3~6世紀東アジア国家の武器体系から見た韓半島    禹炳喆
南部地域出土の倭系武器の認識         (嶺南文化財研究院) 13P
──────────────────────────────
古墳時代日本列島における東アジア刀剣文化の受容と内 齊藤大輔
製化の諸段階        (島根県立八雲立つ風土記の丘) 75P
──────────────────────────────
古代韓日甲冑の理解と課題                 金赫中
                    (国立金海博物館) 113P
──────────────────────────────
九州における小札甲の構造と分布           松崎友理
                 (幅岡市文化財活用課) 153P
──────────────────────────────
金官加耶馬具の展開様相                沈載龍
  ―金海・釜山地域を中心に―    (金海市)          191P
──────────────────────────────
九州における古墳時代中期の馬飼集落・墓       神啓崇
                 (福岡市埋蔵文化財課) 239P
──────────────────────────────
自由発表
──────────────────────────────
新石器時代早・前期東海岸中部地域の古環境と     黄喆周
土器文化変動            (三韓文化財研究院) 275P
──────────────────────────────
古賀市船原古墳1号土坑出土の玉虫装飾馬具について   西幸子
                  (古賀市教育委員会) 303P
──────────────────────────────
韓半島青銅器時代における支石墓上石の機能と意味    尹昊弼
                  (尚州博物館)    329P
──────────────────────────────
壱岐島の須恵器と地域間交流             太田智
                   (宗像市世界遺産課)361P
──────────────────────────────
阿羅加耶の高塚体系と特徴              崔景圭
                 (東亞細亞文化財研究院)379P
──────────────────────────────
鋳銅鈴付馬具編年の再検討              桃﨑祐輔
                  (福岡大学考古学研究会)419P
──────────────────────────────
ポスター発表
──────────────────────────────
大邱検丹洞遺跡―初期鉄器~原三国時代          金京煥
    木炭窯を中心に―             (嶺南文化財研究院) 467P
──────────────────────────────
伽耶交易港管理集団の墓 昌原県洞古墳群:巨済-馬山3 黄喆周
      国道建設工事区間内遺跡    (三韓文化財研究院)475P
──────────────────────────────
慶山所月里遺蹟                   金相賢
 ―人面装飾文土器と木簡-       (花郎文化財研究院) 487P
──────────────────────────────

※目次画像は以下のURLよりご覧いただけます(正式ハングル題目など)
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/81161/81161.pdf


【2022年8月18日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81158
書  名 観光と考古学 第2号 Vol.2
シリーズ (観光考古学会機関誌)
データ A4 64頁
ISBN/ISSN 2435-7650
編 著 者 観光考古学会編集
出 版 年 2021年6月 
出 版 者 観光考古学会
価   格 1,100円(税込)

 【目 次】    
 巻頭言 コロナ禍と考古学            坂詰秀一    3
────────────────────────────────
 特集  コロナ禍における「観光と考古学」-文化の担う役割とは-
     コロナ禍における文化財行政の取り組み    鍋島 豊    4
     コロナ禍における観光行政の取り組み    飛田 章  6
     北海道における縄文文化の活用と展望   阿部千春  8
     世界遺産 百舌鳥・古市古墳群のコロナ禍における取り組み
                         十河良和  12
     太宰府における日本遺産の取り組み   中島恒次郎  15
     飛騨市「石棒クラブ」のオンライン活動  三好清超  18
────────────────────────────────
 報告  観光考古学セミナーVol.Ⅰ「地域の文化遺産を活かした観光」
                           谷口 榮  22
                          村上佳代
────────────────────────────────
 速報 「日本考古学発祥の地」記念碑除幕式参加報告 橋本眞紀夫 28
────────────────────────────────
 武蔵国府の世界-国府・国分寺を歩く
   -シンポジウムの開催について          長谷川 渉  29
     武蔵国府・国分寺めぐりルート            30
────────────────────────────────
 コラム 府中市における文化遺産とその活用     英 太郎  32
     史跡武蔵国分寺跡の整備と活用       中道 誠  34
 寄稿  都内初の日本遺産認定-霊気満山 高尾山 
          コロナ禍における日本遺産の活用      草間亜樹 36
     ふるさと〇〇博物館 ~掘り起こし・育み・伝えるしかけ~
                          保阪太一 40
 シリーズ「観光白書」を読むⅠ-外国人は何を求めて訪日するのか-
                           谷口 榮 45
────────────────────────────────
 アンケート 大学教育における観光と考古学に関する実態調査(1)
                                         赤堀有美子 49
────────────────────────────────
 文献紹介『富士山世界遺産登録へのみちのり
            -明日の保全管理を考える』       中山誠二 50
────────────────────────────────
 速報  小松原遺跡第4次調査-東山道駅路の確認-  上野修一 52
 事例  ケーススタディ              水山昭宏 54
 会員の声 高校部活の遺跡訪問遍歴         山岸良二 56
     withコロナにおける文化財のプロモーション  両角 章 57
 観光考古学会への期待と要望            山中鹿次  58
 文化財の活用に新たなモデルを検討          中村 萌 58
 日本をもっと知りたがっている世界中の人たちへ、
  私たちが目指すべきこと                             山口 寛  59
 文化財事業に関する弊社の取り組み          濱出 正 60
 SNSや発掘体験等のイベントを通じて埋蔵文化財の広報普及活動
                          永井孝昌 61
────────────────────────────────
 事業報告 観光考古学会会則 役員 入会案内         62
 編集後記                     河合英夫 64


【2022年8月12日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81159
書  名 たたらの実像をさぐる 山陰の製鉄遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 157)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2137-2
編 著 者 角田徳幸著
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

日本の鉄は、明治時代初期まで九割以上が中国地方で生産
されていた。神秘的な鉄づくり、日本刀の材料となる玉鋼
づくりという、たたらの画一的なイメージを超えるそ
の実像を発掘調査と操業当時の記録から明らかにしていく。


 【目次】

第1章 金属学者たたらを歩く
  1 鉄の大生産地・中国地方
  2 金属学者・俵國一のたたら調査
  3 たたらを発掘する
  コラム 鉄とたたらの基礎知識

第2章 砂鉄の採取──砥波上鉄穴
  1 たたらで使われた砂鉄
  2 鉄穴流しを発掘する

第3章 中国山地のたたら──都合山鈩・砥波鈩
  1 よみがえるたたらの姿
  2 高殿を発掘する
  3 記録された砥波鈩の鉄生産
  4 砥波鈩を発掘する
  5 大鍛冶場を発掘する

第4章 山陰沿岸部のたたら──価谷鈩
  1 江の川下流域のたたら
  2 記録された価谷鈩の鉄生産
  3 価谷鈩を発掘する

第5章 たたらの実像
  1 たたらでつくられた鉄
  2 たたらの多様な〝顔〟

第6章 たたらを活かした地域づくり
  1 都合山鈩の保存と活用
  2 たたらを活かした地域づくりのこれから


【2022年8月10日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81157
書  名 古代九州と東アジア・拾遺篇
シリーズ
データ B5 376頁
ISBN/ISSN
編 著 者 小田富士雄著
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 九州古文化研究会
価   格 3,080円(税込)

『古代九州と東アジア・拾遺篇』
 【総目次】
序―著作集拾遺篇の発刊にあたって―
第1章 弥生・古墳時代の宇佐
 1 古代宇佐と畿内文化(講演録)
 2 弥生時代宇佐の稲作と自然(講演録)
 3 宇佐市発見小銅鐸の性格
第2章 壱岐島・原の辻遺跡の整備
 1 原の辻遺跡の慨要
 2 原の辻遺跡保存整備委員会の設置
 3 遺構復元部会の作業を終えて
第3章 弥生から古墳へ―北部九州の墓制
第4章 弥生から古墳文化へ
    ―日向の発生期の古墳をめぐって―(講演録)
第5章 邪馬台国時代の九州
第6章 九州邪馬台国説をめぐって
第7章 北九州からみた出雲
第8章 発掘が語る九州の古墳時代
 1 古墳の出現
 2 マツリの諸相
 3 横穴式石室の導人
 4 須恵器の伝来と生産
 5 石人石馬と磐井の乱
 6 古墳壁画の流行
 7 隼人の世界
第9章 福岡県考古遺跡の分布と特徴-古墳時代・古代総論
第10章 5~6世紀の日韓と国際社会(概要)
第11章 行橋市石並前方後円墳
第12章 終末期古墳とその前後-後期古墳から火葬墓へ
 1 古墳時代の時期区分
 2 九州型古墳の形成と東伝
 3 壁画古墳の盛行と特色
 4 終末期古墳の諸相
 5 火葬墓の出現と系譜
───────────────────────────
〔陶質土器・須恵器の研究〕………第13~16章
第13章 古墳時代九州陶質土器・須恵器
総説・九州地方の古墳時代の土器
 1 陶質土器
 2 5世紀の須恵器・
 3 6世紀前半の須恵器
 4 6世紀後半の須恵器
 5 7世紀初頭の須恵器
第14章 須恵器の源流-九州地方(講演録)
 付 討論:初期須恵器研究の諸問題
 1 朝鮮半島の状況・
 2 小隈窯をめぐる問題
第15章 九州地域の須恵器と陶質土器(講演録)
 付 シンポジウム:海峡を越えて伝わったやきもの文化
第16章 須恵器のひろがりと編年
───────────────────────────
〔装飾古墳の研究〕………第17~21章
─────────────────
第17章 九州における装飾古墳研究の動向(1966年)
第18章 中間市瀬戸14号装飾横穴・
第19章 飯塚市山王山古墳の円文系装飾
 1 石室構造と壁画
 2 円文系装飾と敲打技法
第20章 別府市鬼ノ岩屋古墳群の検討
 1 横穴式石室の石積技法
 2 横穴式石室の装飾壁画
第21章 九州の装飾横穴とその系譜
    ―土器田装飾横穴の位置づけ―(1981年講演抄録)
───────────────────────────
第22章 神籠石と朝鮮式山城(2001年講演録)
第23章 西海道の古瓦-国分寺の出現まで
第24章 北部九州の朝鮮系古瓦[土專]
第25章 九州における経塚・経筒研究-研究史と課題
第26章 修験道関係の遺跡・遺物
第27章 森貞次郎『東アジア的考古世界・九州』解題
第28章 大宰府史跡調査の回顧と将来
第29章 大宰府発掘50年の成果(2018年講演資料)
第30章 鴻櫨館跡拾遺
第31章 大宰府史跡国指定100周年私観
終章  「夢掘りびと」拾遺
初出一覧
参考資料1 『遺跡調査関係歴の概要』付・鏡山猛先生弔辞
        2 大宰府発掘開始40周年記念講演資料
真野和夫 小田富士雄先生の考古学と私
右島和夫 小田富士雄先生の考古学研究と九州
あとがき


【2022年8月10日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81149
書  名 集落と古墳の動態 Ⅲ―古墳時代中期末~古墳時代後期―
シリーズ (第23回  九州前方後円墳研究会福岡大会発表資料集)
データ A4 467頁
ISBN/ISSN
編著者 九州前方後円墳研究会福岡大会実行委員会編集
出版年 2022年9月 
出版者
価 格 4,400円(税込)

                目 次
【研究発表】
  上田 龍児(大野城市)
    「集落・墳墓の動態からみた古墳時代後期の博多湾沿岸
     地域」                 …………1
  小嶋 篤 (九州歴史資料館)
    「遠賀川流域の古墳と集落 ―造墓秩序と生活圏―」
                         ……… 65
  宇野 愼敏(行橋市歴史資料館・九州前方後円墳研究会代表幹事)
    「豊前北部における古墳時代後期の集落と古墳」……119
  土井 翔平(佐賀県文化課文化財保護室)
  塩見 恭平(佐賀県文化課文化財保護室)
    「佐賀平野における古墳時代後期の集落と古墳の動向」
                      ……………………131
  野澤 哲朗(諫早市経済交流部文化振興課)
    「長崎県域の集落と古墳の動態 ―古墳時代後期―」
                         ………155
  林田 和人(熊本市文化市民局)
    「熊本県地域における古墳時代後期の集落概観」……180
  長 直信 (文化庁文化財第二課)
    「豊後における中期末から後期の集落と墳墓
     ―大分平野の様相を中心に―」        ……………217
  今塩屋 毅行(宮崎県立西都原考古博物館)
    「日向における古墳時代後期の集落と古墳」…………251
【誌上報告】
  井浦 一 (福津市教育委員会)
    「宗像地域における古墳時代後期の集落と古墳」……290
  杉本 岳史(小郡市教育委員会)
    「古墳時代後期の集落と古墳の動態
     ―小郡・久留米市域―」        …………329
  中島 圭 (朝倉市教育委員会)
    「筑後川中流域の古墳と集落の動態
     ―筑前南部~北筑後東部域―」  …………………349
  檀 佳克 (八女市教育委員会)
    「古墳時代後期の集落と古墳の動態―南筑後地域の概観―」
                        …………368
  徳富 孔一(野良考古学研究所)
    「杵島郡・藤津郡における集落と古墳の動態―弥生時代
     終末~古墳時代後期―」                  ………377
  美浦 雄二(唐津市教育委員会)
    「肥前北部(唐津市域)における古墳時代後期の集落と
     古墳の動態」           ………………404
  田中 聡一 (壱岐市教育委員会)
    「長崎県壱岐の古墳時代後期集落」……………………423
  弘中 正芳(宇佐市教育委員会)
  矢部 翔平(那珂川市教育委員会)
    「豊前南部(下毛郡・宇佐郡)・国東半島西部(西国東郡)
     における古墳時代後期の集落と墳墓の動態」 ……424
  若杉 竜太(日田市教育庁)
    「筑後川上流域~日田・玖珠地方~における古墳時代後期
     の古墳と集落」                    ………………440
  橋本 達也(鹿児島大学総合研究博物館)
    「大隅・薩摩地域における古墳時代後期の集落と古墳」
                                                    ……458


【2022年8月4日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81155
書  名 歴史考古学による古代景観の復元
シリーズ
データ A5 306頁
ISBN/ISSN 978-4-88621-896-4
編 著 者 文化庁文化財調査官 近江俊秀著
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 同成社
価   格 7,700円(税込)

 【内容簡介】

考古学・文献史学・歴史地理学の成果を用いて、古代道路や
旧地形を精緻に復元。その検討過程を詳細に示し、歴史考古
学の方法論の構築を目指す。

 〈本書の主な目次〉

第1章 古代官道の路線復元の視点と方法
第2章 奈良盆地における旧河川の復元
   ―地表痕跡・史料・発掘調査成果による地形復元方法の一例―
第3章 保津・阪手道の路線復元とその性格
   ―文献史料に現れない古代道路の路線復元の方法―
第4章 ミヤケに関する覚書
第5章 古代の景観と地名
   ―ミヤケの復元に向けての基礎作業―
第6章 ミヤケの構造の復元をめぐって
   ―発掘調査によるミヤケの遺跡の認定に向けて―
第7章 正方位直線道路網の成立時期
   ―下ツ道の成立をめぐって―
第8章 陸路と水路
   ―交通網の変遷からみた奈良盆地の景観の変遷―


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81154
書  名 南関東の弥生文化ー東からの視点ー
シリーズ (令和4年度夏季特別展 大阪府立弥生文化博物館図録73)
データ A4 120頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立弥生文化博物館編集
出版年 2022年7月 
出版者 大阪府立弥生文化博物館
価 格 1,650円(税込)

 【内容紹介】

新たな発見の続く南関東の弥生文化を、農耕の導入から社会の
発展、海をめぐる活動、さらに後期の変化と地域間交流といった
多彩なトピックを盛り込みながら多角的に紹介する。これまで
西日本をベースに構築されてきた弥生文化のイメージに対して、
近年、関東をフィールドとする研究者から新たな問題提起がなされ、
話題となった。展示の中でその主張のベースを掘り下げることも
目指したい。あなたの弥生観は、きっと大きくゆさぶられる。
(HPより)


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81153
書  名 献ずる器―横穴式石室を彩るものたち
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録84)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和4年度夏季企画展)
データ A4 86頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2022年7月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価 格 600円(税込)

 【内容紹介】

令和4年度夏季特別展「献ずる器―横穴式石室を彩るものたちー」に
合わせて作成した図録です。装飾付須恵器を中心に、横穴式石室から
出土する土器が何を語るのかを考えます。
≪開催趣旨≫
 古墳時代中期になって、日本列島で作られるようになった須恵器は、
その後、広く普及し、集落でも多く出土します。しかし、中には集落
ではほとんどみかけない、独特な形をした器があります。装飾付須恵器
と呼ばれるもので、もっぱら古墳から出土する非日常的な器と言えます。
 畿内での横穴式石室の導入とともに、古墳時代後期には須恵器が大量
に副葬されるようになります。装飾付須恵器は首長墓の葬送儀礼で用い
られた特別な器と考えられますが、一方では渡来系要素の強い群集墳から
も出土しています。当館が位置する一須賀古墳群からは、子持器台とい
われる坏をたくさん貼り付けた装飾付須恵器が多く見つかっています。
 須恵器の副葬については、葬送儀礼や階層性といった観点から多くの
研究がなされてきました。今回の特別展では、装飾付須恵器を中心として、
横穴式石室から出土する土器が何を語るのかを考えてみたいと思います。
(HPより)


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81142
書  名 探求 弥生文化(上)―学説はどう変わってきたか―
シリーズ
データ A5 200頁
ISBN/ISSN 978-4-639-02853-6
編著者 浜田晋介著
出版年 2022年8月 
出版者 雄山閣出版
価 格 2,640円(税込)

 【内容簡介】

弥生文化をめぐる学説がどのように変わってきたのか。
またどのような論争が繰り広げられてきたのか。研究の歴史を
通して、弥生文化が現在どのようにりかいされているのかを
初学者にもわかりやすく解説する。

〇下巻「どのように論争されてきたか(2023年刊行予定)

……………………………………………………………………………
はじめに
Chpter1 人文科学の学説………… 研究史をりかいするには
                   何が必要か
Chpter2 研究方法と社会………… どのような理論で結論を
                                     導いてきたか
Chpter3 土器及理解……………… 土器は何を表すのか
Chpter4 土器の研究法…………… 土器研究は何をめざすのか
Chpter5 石器と金属器…………… 何時から金属器を使いはじ
                                     めたか
Chpter6 弥生農業………………… 水稲と農作をどう理解したか
Chpter7 弥生文化の枠組み……… 研究者はどのように考えたか


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81152
書  名 古代 第149号
シリーズ
データ B5 106頁
ISBN/ISSN 0452-2516
編 著 者 早稲田大学考古学会編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 早稲田大学考古学会
価   格 2,750円(税込)

           目 次
〔論文〕
 珪質頁岩の加熱処理
   ―剥離の性質の改善に関する実験研究― 
           ………………御堂島 正 (1)
 勝坂式と加曽利E式,伴出事例の再検討
   ―両型式の共伴否定論― 
           ………………西川 博孝 (23)
 山形県における石製模造品の展開
   ―八幡山遺跡の石製模造品を中心に― 
          …………………佐久間正明 (43)
 菅原遺跡「円堂」の復元
    …浅川 滋男・岡垣 頼和・宮本 正崇
     篠永 昌幸・加藤 雅大・玉田 花澄 (69)
〔研究ノ-ト〕
 コスタリカにおける石斧型ペンダントの製作技術
 研究――遺物観察・製作実験の結果から―― 
           ………………久保山和佳 (91)


【2022年8月2日】 【再入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81031
書  名 魏志倭人伝と東アジア考古学
シリーズ
データ B5 352頁 (精装)
ISBN/ISSN 978-4642081542
編 著 者 門田 誠一著
出 版 年 2021年11月 
出 版 者 吉川弘文館
価   格 13,200円(税込)

 【紹介】

魏志倭人伝に記された倭と倭人の事物・習俗・社会を、同時代の
文献・考古資料から検証。東アジアにおける相対的な位置づけを
試みる。

 【目次】

序章 本書の目的と研究方法/倭人の習俗・社会に対する同時代
的認識(卑弥呼の鬼道に関する歴史考古学的検討/卑弥呼の冢の
同時代的意味/倭の生口に対する検討/倭人の生食習俗/禾稲の
語にみる倭国観)/中華社会の礼俗と倭人(被髪と徒跣の同時代
的認識/?豆をめぐる礼俗と文化/跪拝と倭人の搏手/葬送記事と
棺槨の意味/奴婢の殉葬にみる卑弥呼の冢の認識)/魏志倭人伝
に記された物質資料(黄幢の基礎的考察/檄の史的背景/卑弥呼
に下賜された五尺刀の意義/下賜品としての金八両の意味/丹・
鉛丹・真珠にみる呪術民俗的様相/邸閣の具体像)/終章 魏志
倭人伝にみえる倭人の習俗と社会


【2022年7月28日】 【品切れ】


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書籍番号 81145
書  名 播磨の中期古墳
シリーズ (第22回播磨考古学研究集会 資料集)
データ A4 344頁
ISBN/ISSN
編 著 者 第22回播磨考古学研究集会実行委員会
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 第22回播磨考古学研究集会実行委員会
価   格

              例 言(抜粋)
1 本書は2022年7月24日(日)に開催する第22回播磨考古学
  研究集会「播磨の中期古墳」の資料集です。
2 この資料集は、報告資料と播磨の中期古墳資料集成の
  2部構成となっています。
3 本書の報告資料については、各報告・講演者が作成した
  資料を一部編集し、掲載しています。
…………………………………………………………………………
              目 次
【講演・報告資料】
「古墳時代中期の政権構造について」田中晋作(山口大学)  1
「北播地域の中期古墳 玉丘古墳群を中心に」
        藤原光平(加東市教育委員会)……………  13
「西播磨の中期古墳とその特徴」
              山中良平(赤穂市教育委員会)25
「古墳時代中期における東播西部の古墳築造動向」
             平尾英希(加古川市教育委員会)32
「東播東部地域の中期古墳と出土品の再整理報告」
             中久保辰夫(京都橘大学) …  38
【資料集成】
「播磨の中期古墳資料集成」…………………………………  48


【2022年7月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81144
書  名 製塩土器からみた播磨
シリーズ (第21回播磨考古学研究集会の記録)
データ A4 114頁
ISBN/ISSN
編 著 者 第21回播磨考古学研究集会実行委員会
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 第21回播磨考古学研究集会実行委員会
価   格 1,650円(税込)

            目 次
                
【基調講演】「土器製塩の展開―ー備讃瀬戸海域周辺を中心に―」
             大久保徹也(徳島文理大学)…………1
【報 告】「西播磨における製塩土器の様相」
            荒木幸治(赤穂市教育委員会)…………27
【報 告】「中播磨地域の製塩土器」
        多賀茂治(兵庫津ミュージアム整備室)…………49
【報 告】「北播磨地域出土の製塩土器」
        小川真理子(加西市教育委員会)…………………61
【報 告】「東播磨地域における製塩土器」
        平尾英希(加古川市教育委員会)…………………79
【シンポジウム記録】「製塩土器の流通からみた播磨の生業」…89
            コーディネーター:大久保
            パネラー:荒木、多賀、小川、平尾


【2022年7月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81148
書  名 石造物の石材研究 Ⅹ
シリーズ
データ A4 112頁
ISBN/ISSN
編 著 者 奥田 尚執筆・編集
出 版 年 2020年4月 
出 版 者 考古石材の研究会
価   格 1,100円(税込)

            目 次

はじめに                          ………………  1
1 田原本付近の石造物            ………………  2
 1.各神社等で観察した石造物      ………………  2
  比売久波神社 三十八柱神社 杵築神社 杵築神社 
  路地の石造物 鏡作神社 八坂神社 鏡作麻氣神社 
  鏡作神社 鏡作伊多神社 富都神社 八幡神社 
  津島神社 八坂神社 須佐之男神社 春日神社 
  菅原神社 森市神社 春日神社 天満宮 十市神社 
  葛本神社 竹田神社
 2.田原本町付近の神社の石造物の石材産地と搬入時期 30
  3.田原本付近の地蔵堂等の石造物とその石種  ……… 33
  4.田原本付近の地蔵堂・神社等以外の石造物  ……… 45
2 若狭付近の石造物                        ……… 50
 1.日引付近の石造物                        ……… 50
  正楽寺境内 正楽寺北方の墓地 日枝神社 
 2.常高寺付近の石造物                ……………… 52
  常高院墓所付近 初代住職墓 墓地
 3.鵜の瀬付近の石造物                ……………… 55
  鵜の瀬付近 神宮寺 若狭彦神社 若狭姫神社
 4.安楽寺付近の石造物                ……………… 57
 5.気比神宮付近の石造物              ……………… 58
3 越前付近の石造物                  ……………… 63
 1.滝ケ原町の滝ケ原の露頭            ……………… 63
 2.那多八幡神社の石造物              ……………… 64
 3.三木ダイモン遺跡出土の石造物      ……………… 65
 4.普正寺遺跡出土の石造物            ……………… 66
 5.朝日山不動寺の笏谷石の露頭        ……………… 66
 6.高尾神社境内の石造物              ……………… 67
 7.丸山宝塔                          ……………… 67
 8.大谷寺境内の石造物                ……………… 68
 9.別畑石の採石場跡                  ……………… 68
 10.国山の採石場跡                   ……………… 68
 11.和田石の採石場跡                 ……………… 69
 12.三峰村中世墓出土の石造物         ……………… 69
 13.福井市浄土寺町弁財天堂旧蔵の狛大 ……………… 72
4 各地の石造物                      ……………… 76
 1.笠置付近の石造物                  ……………… 76
 2.円成寺・忍辱山墓地の石造物        ……………… 80
 3.白毫寺の石造物                    ……………… 85
 4.新薬師寺の石造物                  ……………… 88
 5.十輪院の石造物                    ……………… 90
 6.伝香寺の石造物                    ……………… 92
 7.東大寺付近の石造物                ……………… 94
  焼門 御拝壇 大仏殿西側築地石垣 東大寺講堂跡 
   空海寺 五劫院 若草霊園 東大寺墓地
 8.西大寺奥の院付近の石造物           …………… 100
 9.平群町寺脇垣内五輪塔群             …………… 101
 10.生駒市高山八幡宮の石造物          …………… 104
 11.黒田から箸尾の石造物              …………… 111


【2022年7月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81111
書  名 都城藤原京の研究
シリーズ
データ A5 338頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218926
編 著 者 橿原市世界遺産登録推進課副統括 竹田政敬著
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 同成社
価   格 8,800円(税込)

 【内容簡介】

発掘調査の成果をもとに文献史料も援用しつつ、藤原京造営に
要した土木量や労働力を分析し、街区の実態を解明。
併せて藤原京が社会に及ぼした影響を考察し、その歴史的意義
を明らかにする。

〈目次〉

序 章 藤原京研究の概要と研究目的
 1.藤原京研究史 
 2.研究目的の対象 
 
第1章 藤原京の造営と皇子以下諸臣の位階昇進
 1.藤原京の造営―天武・持統・文武天皇3代にわたる造営― 
 2.宅地班給と皇子以下諸臣の位階昇進及び京人の動向
 3.皇子以下諸臣及び京人に班給された宅地区画数からみた藤原京 

第2章 藤原京成立前史
 1.記録に留める景観 
 2.京形成以前に表象していた遺跡 
 3.遺跡が削平される以前の景観 

第3章 藤原京の京域
 1.東西の京極の発見 
 2.東西の京極確定と新たな藤原京の京域復元 
 3.藤原京の造営基準となった諸道 
 4.条坊施工 
 5.南京極の位置づけと京域の復元
 6.藤原京と平城京 

第4章 藤原京の造営に要した造成土量
 1.藤原京の姿 
 2.藤原京における宅地班給可能区画数と皇子以下京人 
 3.藤原京の造成 
 4.藤原京の造成土量
 5.藤原京を造営した天皇の尊称 

第5章 藤原京の建物建築に要した土木量
 1.藤原京に建築された建物 
 2.藤原京に建築された建物に要した柱掘方の土量 
 3.藤原京造営の資材と数量 
 4.藤原京の建物の柱の調達 

第6章 藤原京における宅地班給とその実態 
 1.京域と宅地班給地 
 2.宅地の規模と細分方法 
 3.地域の抽出 
 4.宅地と井戸
 5.宅地班給規定が意味するもの 

第7章 藤原京の景観―出土遺構を中心に―            
 1.条坊道路交叉点と橋 
 2.街区の状況 
 3.藤原京の都市景観

第8章 藤原京の宅地建物遺構
 1.藤原京の宅地建物 
 2.各条坊区域の宅地建物
 3.宅地内に建つ建物の規格化と序列化 

第9章 藤原京の役所
 1.藤原京内の役所関連施設の想定条坊地域
 2.藤原京内の役所
 3.藤原京内における役所の区画占有率 

終 章 藤原京の成立にみる歴史的意義
 1.藤原京の京域と造営 
 2.位階による居住域の設定とその境界 
 3.建物の序列化による身分秩序の視覚的表示 
 4.藤原京の歴史的意義


【2022年7月9日】 【品切れ】


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書籍番号 81084
書  名 近畿弥生の会 第25回集会和歌山場所(夏場所)要旨集
シリーズ
データ A4 81頁
ISBN/ISSN
編著者 近畿弥生の会編集
出版年 2022年7月 
出版者 近畿弥生の会
価 格

             目 次
            
発表1 和歌山県「旧吉備中学校校庭遺跡
      ―弥生時代後期の土屋根建物の調査―」……… 5
        川口修実氏(有田川町教育委員会)
        
発表2 兵庫県「神戸市城ヶ谷遺跡の調査について
      ―高地性集落の調査―」       ……… 13
    藤井太郎氏(神戸市文化スポーツ局)  
    
発表3 大阪府「和泉地域における高地性集落の調査
      ―和泉市惣ヶ池遺跡発掘調査成果―」     … 31
    上田裕人氏(和泉市教育委員会)
    
発表4 京都府「八幡市美濃山遺跡(第5~9次)の調査
      ―弥生後期の丘陵上の集落―」       ……… 45
    荒木瀬奈氏・肥後弘幸氏
    (公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター)
       
発表5 滋賀県「大津市惣山・京ヶ山遺跡
      ―高地性集落跡の調査―」           ……… 59
    神保忠宏氏(公益財団法人滋賀県文化財保護協会)
    
発表6 奈良県「近年の唐古・鍵遺跡群の調査」    ……… 67
       柴田将幹氏(田原本町教育委員会)


【2022年7月5日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81080
書  名 泉屋博古館紀要 第37号
シリーズ
データ B5 84頁
ISBN/ISSN 0910-0288
編 著 者 泉屋博古館編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 泉屋博古館
価   格 2,200円(税込)

目  次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  祖霊と穀霊
    ―中国墓葬中の倉庫模型を 小 南 一 郎   1
     中心にして一一下
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                 新 郷 英 弘
  近世の共箱資料を中心とした  樋 口 陽 介
  館蔵茶の湯釜の鋳造技術    廣 川   守
                 森 下 愛 子   35
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  館蔵日本中世末近世初頭銅銭の 廣 川   守
  蛍光Ⅹ線分析調査       村 山 順 一 郎   53
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  新収蔵品紹介:安藤広近
  《文殊菩薩》         椎 野 晃 史   1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【2022年7月5日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81098
書  名 兵庫県立考古博物館究紀要 第15号
シリーズ
データ A4 87頁
ISBN/ISSN
編 著 者 兵庫県立考古博物館編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 兵庫県立考古博物館
価   格 1,500円(税込)

 【目次】

山本 誠
 「三角縁神獣鏡は語る(1)」………………………………… 1
 
藤田 淳
 「兵庫県における古墳出土刀剣の把巻と把装具について
 ―二本芯並列コイル状二重構造糸巻きを中心に―」 ……11
 
渡辺 昇
 「横穴埋葬の終焉―カヤガ谷1号横穴出土遺物から―」…31

中川 渉
 「福知山市夜久野町矢谷経塚出土の東播系須恵器甕と
   その系譜」  …………………………………………………39

永惠裕和
 「失われた台場を追え!Part2 ―高砂市所在 高砂台場編
    ―」 …………………………………………………………47

森永速男・山本 誠
 「磁気を用いた考古遺跡内の岩石・土壌の被熱履歴検出と
  被熱温度推定」 ……………………………………………67


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書籍番号 81083
書  名 アジア鋳造技術史学会研究発表概要集  第15号 2022 福岡大会
シリーズ
データ A4 52頁
ISBN/ISSN 1883-0064
編著者 (研究発表担当)三船温尚、内田順子、三宮千佳、
  鈴木瑞穂、児島大輔。村松洋介、鈴木 舞
出版年 2022年7月 
出版者 アジア鋳造技術史学会
価 格 1,100円(税込)

《文字化けのため原文目次は以下のURLからご覧ください(PDF)》
 

            目 次
 ────────────────────────────
【 - 金属の化学分析・金属の使用時期- 】

  山口県美祢市秋吉台周辺の古代銅製錬跡出土の 
  カラミ中の銅合金粒の理化学的研究  
            北風 嵐・池田善文・大野倫太郎・ 6
                      大江修司・小松隆一
                                     
    中国古代黄銅発展史新探  
                        邵艶兵・蒋鳳瑞・楊軍昌・         9
                        杜静楠・張全民・楊歓
                                       
    常州博物館明代銅鏡的初歩分析與思考 
            李倩倩・万俐 ・韓超             12
    偃師商城遺址出土銅器及鋳銅遺物研究 
            張穎・劉煜・陳国梁              15
   
【 - 鋳造シミュレーションと成分分析- 】

    復元鋳造した三角縁神獣鏡の成分解析 
            長柄毅一・南健太郎・            20
                        廣川 守・三船温尚
    
【 - 鋳 型- 】

    二里頭時代から漢代における土製鋳型の基体構造の変遷
                        丹羽崇史    24
                                
【 - 青銅器・青銅鏡の鋳造技術- 】

  1 千年紀の長城地帯における青銅装飾品の製作技法     
                      松本圭太  28
  3Dポリゴンデータによる三角縁神獣鏡の鋳造   
   技術研究試論                            南健太郎    31
    基于凝固理論的中国古代青銅器澆冒口設置観察 
                房明慧・楊歓・楊軍昌    34
    呉国僚王青銅剣的分析研究   
           肖[火韋]・韓健民・丁忠明・万俐    37
   
【 - 仏像の鋳造技術- 】
    泉屋博古館所蔵金銅如来立像のポリゴンデータ  
                 三宮千佳・竹嶋康平・   42
    解析法による鋳造技法の検討   三船温尚
    京都市所在 本壽寺所蔵 銅造日親上人像の鋳造  
    技法について        杉本和江・雨森久晃・金澤 馨 ・  45
                        中屋裕行
    ポリゴンデータによる宝暦九年 (1759) 銘のさく
    ら市光明寺鋳銅不動明王坐像とその木造原型像
    の検討              三船温尚・杉本和江・三宮千佳    48

 


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書籍番号 81082
書  名 アジア鋳造技術史学会誌 FUSUS 14号
シリーズ
データ A4 112頁
ISBN/ISSN 1883-0056
編 著 者 FUSUS編集委員会
出 版 年 2022年2月 
出 版 者 アジア鋳造技術史学会
価   格 2,200円(税込)

【目次】
   
1 3DD計測データによる安陽孝民屯遺跡出土范と泉屋博古館
    所蔵青銅[凹/儿]の比較研究」
                三船温尚、内田純子、岳占偉、廣川 守
27 中国北方青銅器文化の金銀器とその技術に関する基礎的研究
                         小田木治太郎
43 中国山東省文物考古研究院所蔵の春秋時代青銅器ならびに中国
    山東省[艸/呂]県出土の前漢時代青銅鏡の材料学的調査と考察
                横田 勝、[イ冬]佩華、三船温尚
53 三角縁神獣鏡の鏡范に関する二三の問題:清水康二、清水克朗
65 三角縁神獣鏡の注湯方法復元に向けた鋳造実験:
               南 健太郎、三船温尚、清山 隆
75 九州国立博物館所蔵銅造弥勒仏立像(太平真君4年)の3Dポリ
    ゴンデータによるプロポーション・形状と鋳造技法」:  
                                  三宮千佳、外山潔、三船温尚
89 重圏文鏡生産開始期の技術様相―湯口・湯道の設置方法の検討
    から―:                    南 健太郎
95 契丹の金工技術(第2報・前編)―東京大学文学部考古学
    研究室所蔵金属製帯金具の製作技法― :     鈴木 舞
104 契丹の金工技術(第2報・後編)―東京大学文学部考古学
    研究室所蔵金属製帯金具の金属成分― :鈴木 舞、飯塚義之
111 アジア鋳造技術史学会第11回表彰審査結果 :
          吉田 広、田尻義了、遠藤喜代志、楢山満照
112 アジア鋳造技術史学会第10回表彰審査結果(補遺) :
          吉田 広、田尻義了、遠藤喜代志、楢山満照

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書籍番号 81088
書  名 春の日に ―金関恕先生追悼文集―
シリーズ
データ 巻頭図版8頁 A5 185頁 (上製本)
ISBN/ISSN
編 著 者 金関恕先生追悼事業会編集
出 版 年 2019年3月 
出 版 者 金関恕先生追悼事業会
価   格 1,650円(税込)

 はじめに  ──────────────────── ⅰ
 弔  辞(お別れの言葉) ───────竹谷 俊夫   1

 「遺物の考古学」「遺跡の考古学」によせて 
             ────────穴澤 咊光   5
 金関家と國分家のつながり―金関恕先生をしのんで
        ─────────安渓遊地・安渓貴子   7
 金関恕先生を想う  ──────────伊藤 秋男   9
 金関恕先生とふいごの羽口  ──────栄原永遠男  10
 金関先生追悼文  ───────────菅谷 文則  12
 金関さんの学風と吉野ヶ里  ──────高島 忠平  14
 「それ恕(じよ)か」金関先生のお人柄をしのんで 
                             ──────田邉 征夫  16
 僕の好きな金関さん    ────────都出比呂志  17
 金関恕さんを偲ぶ  ──────────中尾 芳治  18
 金関恕先生の思い出  ─────────藤丸詔八郎  20

 金関先生より学んだこと  ───────池永 孝正  25
 金関先生と下関  ───────────伊東 照雄  27
 追  憶  ──────────────甲元 眞之  30
 金関先生の教え(恐竜卵化石のこと)  ──清水 好晴  32
 金関先生の愉しいお気遣い  ──────中村 友博  34
 金関先生へ・感謝のお手紙  ───望月(郷田)久美子  36
 金関恕先生のこと  ──────────吉瀬 勝康  37

 金関先生と辰馬考古資料館  ──────青木 政幸  43
 追想 金関恕先生  ──────────石神  怡  44
 金関 恕 様の教え  ─────────井藤  徹  46
 金関先生を悼む  ───────────宇野 隆夫  47
 金関恕先生との御付き合い  ──────神谷 正弘  49
 広田と土井ケ浜の教え  ────────木下 尚子  51
 ミスター弥生博・金関先生、ありがとうごさいました 
                                   ───黒崎  直  53
 心晴れ晴れ。長い間ごひいきに…  ───小畑 三秋  55
 あたたかなまなざし  ─────────酒野 晶子  57
 金関先生と「むきばんだ応援団」 ────佐古 和枝  58
 金関恕先生とある帰国子女との交流  ──佐々木憲一  60
 柔和な笑顔とユーモア  ────────佐々木泰造  62
 金関先生追悼文  ───────────里中満智子  64
 吉野ヶ里遺跡保存の功労者 金関恕先生を偲ぶ 
                             ──────七田 忠昭  65
 金関先生とお会いできて  ───────高橋 克壽  67
 三つの記憶と一つの後悔  ───────武末 純一  69
 弥生博学芸員として  ─────────塚本 浩司  70
 心のなかの字宙・心のなかの金関先生  ─寺沢  薫  72
 金関先生、ありがとうごさいました  ──林 日佐子  74
 金関さんの思い出  ──────────春成 秀爾  76
 金関恕さんのこと  ──────────深澤 芳樹 78
 金関先生との出会い
   ―柳井茶臼山古墳・東大寺山古墳・綾羅木郷遺跡― 
                                     ──古谷  毅  80
 金関先生の思い出  ──────────森井 貞雄  82
 金関恕先生の思い出  ─────────吉村  健  84
 考古学を社会に生かすために  ─────渡邊 昌宏  87
 金関恕先生の思いで  ─────────和田 晴吾  89

 不肖の一団員の見た金関先生  ─────清重 尚弘  93
 金関先生、ペドウイン・シェイクと語り合う 
                           ───────月本 昭男  95
 イスラエル話をする金関先生  ─────橋本 英将  97
 金関先生とイスラエルの発掘調査  ───長谷川修一  98
  金関恕先生のご教示  ────────平川 敬治 100
 金関恕先生から教えていただいた人間力 
                       ─────────牧野 久実 102

 金関先生との短な思い出  ───────浅川 千尋 107
 追憶の中の金関恕先生  ────────飯島 吉晴 108
 金関恕教授と『G=TEN』 ────────井上 昭夫 110
 追憶多々  ──────────────近江 昌司 113
 庶民的でもあられたこころお優しい金関先生へ 
                             ──────大内田貞郎 115
 金関恕先生の思い出  ─────────紙村  徹 117
 国際教養はすべて金関先生の個人指導で学んだ
   ―美術館からクラッシック音楽まで― 
                         ────────木下 民生 119
 あやかりたい  金関先生を偲んで  ──佐藤 浩司 121
 漢金銀錯嵌珠龍紋鐵鏡  ────────白木原和美 122
 金関先生、満面の笑顔  ────────村上 嘉英 125
 金関恕先生と天理大学考古学・民俗学研究室 
                           ───────安井眞奈美 127

 仰げば尊し―金関先生の思い出― 
                 ────────浦川温亮(旧姓上田) 131
 まぶしい光  ────────────小田木治太郎 132
 金関先生と出会って  ─────────川上 晃生 134
 金関先生の笑顔こそ学恩  ───────栗山 雅夫 135
 金関先生の学恩  ───────────桑原 久男 137
 金関先生の想い出  ──────────小池  寛 139
 金関恕先生との思い出  ────────小林 善也 142
 金関先生の考古学概論  ────────佐伯 純也 144
 先生方を偲ぶ  ────────────城野 博文 145
 金関恕先生の思い出  ─────────白石 耕治 145
 先生からの節目の言葉  ────────角南なつみ 149
 やさしく見守って下さった金関先生  ──竹谷 俊夫 150
 金関先生との思い出  ─────────田中 正利 152
 師在、不遠遊。遊必有方。  ──────中井 精一 153
 金関恕先生のこと  ──────────土生田純之 155
 金関先生の思い出  ──────────日野  宏 157
 思い出の金関先生  ──────────平川 敬康 159
 金関先生の思い出と教え  ───────福永 信雄 160
 金関先生は恕の教育者  ────────藤井  稔 162
 金関恕先生を偲ぶ  ──────────藤澤久民枝 164
 東大寺山古墳報告書作成の日々  ────藤原 郁代 166
 忘却の彼方  ─────────────山内 紀嗣 168

 春の日に  ──────────────金関ふき子 175
あとがき  ──────────────────── 177 


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書籍番号 81081
書  名 日本古代宮都と中国都城
シリーズ (古代史選書43)
データ A5 258頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者 村元健一著
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 同成社
価   格 6,050円(税込)

 【内容簡介】

日本の古代宮都は中国都城の何を受容し、何を模倣しなかった
のか。中国都城の設計に儒教経典の記述が反映される過程を
跡づけた上で、儒教思想を欠いたまま中国都城の機能を受容し
独自の変遷をとげていった日本古代宮都の諸様相を考究する。

 【目次】

序 章 日中都城の比較にあたって

第一章 中国都城の変遷

第二章 中国都城と儒教

第三章 前期難波宮と中国宮城

第四章 難波宮と朱雀大路

第五章 藤原京と中国都城

補 論 新羅慶州との比較

第六章 奈良時代の都城と中国都城

第七章 複都制と中国都城

終 章 古代都城の行方


【2022年6月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81053
書  名 律令国家前夜 遺跡から探る飛鳥時代の大変革
シリーズ
データ A5 288頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2203-4
編 著 者 前園実知雄著
出 版 年 2022年5月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,970円(税込)

 【紹介文】

三輪山を望む地に成立したヤマト政権は、推古天皇の時に
王宮を飛鳥に遷した。三輪山信仰から新しい信仰へと踏み
だし、やがて仏教を掲げて律令国家「日本」へと向かう。
厩戸皇子の幻の斑鳩京をはじめ王家の皇子たちが命をかけ、
それぞれの理想の国を追い求めた飛鳥時代を考える。

 【目次】

飛鳥
三輪山との別離 飛鳥へ遷る王宮
三輪山の麓に置かれた王宮
蘇我氏の台頭
飛鳥に置かれた最初の宮 豊浦宮・小墾田宮
新たな政権をめざす舒明天皇 岡本宮・田中宮・厩坂宮・百済宮
乙巳の変の舞台 皇極天皇の飛鳥板蓋宮
飛鳥を離れる孝徳天皇 難波長柄豊碕宮
再び飛鳥へ 斉明天皇の後飛鳥岡本宮
飛鳥から近江へ 天智天皇の近江大津宮
大海人皇子の即位 飛鳥浄御原宮
新たな都 藤原京

新しい信仰 飛鳥の寺院
仏教伝来
日本最古の伽藍寺院 飛鳥寺
最古の尼寺 豊浦寺
斉明天皇ゆかりの寺 川原寺
聖徳太子の上宮跡か 橘寺
蘇我倉山田石川麻呂の寺 山田寺
最初の大官大寺 百済大寺
二つの大官大寺
初期密教と義淵 岡寺
東漢氏の寺 檜隈寺
国の仏教へ

王たちの奥津城
飛鳥の終末期古墳
◆飛鳥時代前期の古墳
三基の大形方墳 石舞台古墳・都塚古墳・塚本古墳
推古天皇の初葬地 植山古墳
みごとな切石横穴石室 岩屋山古墳
母と妹のために 牽牛子塚古墳・越塚御門古墳
蘇我氏のたそがれ 小山田古墳・菖蒲池古墳
◆飛鳥時代後期の古墳
藤原宮の中心線上にある古墳 野口王墓古墳
草壁皇子の墓 束明神古墳
人物像と四神を描いた石槨 高松塚古墳
壁画のない古墳 マルコ山古墳
もうひとつの壁画古墳 キトラ古墳
文武天皇の墓 中尾山古墳
飛鳥の古墳が意味するもの

斑鳩
律令国家前夜 厩戸皇子の斑鳩京
古代の斑鳩
斑鳩宮の発見
再建された法隆寺
二つの創建説をもつ法輪寺
法起寺と岡本宮
中宮寺と中宮・葦垣宮

上宮王家の奥津城
斑鳩の古墳
古墳時代後期の古墳 仏塚古墳
盗掘をまぬかれた古墳 藤ノ木古墳
藤ノ木古墳と法隆寺をつなぐ古墳 春日古墳
上宮王家の奥津城 御坊山古墳群
藤ノ木古墳と御坊山古墳群のもつ歴史的意味
斑鳩が語るもの

大王家の系譜
継体天皇の系譜
大王家・蘇我氏・息長氏の暗闘
蘇我氏打倒
律令国家誕生


【2022年6月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81077
書  名 かもしかみち
シリーズ (学生社考古学精選)
データ 四六判 296頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者 藤森栄一著 戸沢充則解説
出 版 年 2022年6月 
出 版 者 雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

幻の名著「かもしかみち」復刻!
考古学を学ぶものに深い感動を与え、読む者すべてを考古学の
世界に、ひきずり込む魔力をそなえた名著。
…………………………………………………………………………
かもしかみち
私の考古学手帳から
深山の奥には今も野獣たちの歩む人知れぬ路がある。ただ
ひたすらに高きへ高きへとそれは人々の知らぬけわしい路である。
私の考古学の仕事はちょうどそうしたかもしかみちにも似ている。
藤森栄一
……………………………………………………………………………
※本書は1967年に学生社が発行した『かもしかみち』
及び1995年刊行の同書の解説付
新装版を底本とした復刻版です。
………………………………………………………………
 【目次】

古道雑聚
山と先住民とその子たち
九州廻記
山口をおもう
信州尖石行
遠賀川日記
小沢半堂のこと
あの頃の考古学
読書雑感抄
脚のない古代史
南薩摩の神々
貝塚のない湖の回想
日本農耕文化の伝統
日本原始陸耕の諸問題
春愁の暦
病床読校
あとがき
【解説】永遠の「かもしかみち」(戸沢充則)


【2022年6月17日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81079
書  名 七隈史学 第24号
シリーズ
データ B5 179頁
ISBN/ISSN 1348-1304
編 著 者 桃﨑 祐輔編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 七隈史学会
価   格 2,200円(税込)

 【目次】

公開講演録
 大衆教養主義の戦後史 …………………福間 良明…   1
論 文
 室町期における治罰綸旨・院宣 ………藤立 紘輝…  15
 加藤清正文書にみえる「跡書」文言
  ―用例の広がりの検証も兼ねて― …山田 貴司…  37
 「唐宋変革」とはいつか、どこか …… 山根 直生…  61
 再現的製作の意義と課題
  ―須玖タカウタ遺跡出土土製鋳型を例に― 
  ……………………………………………遠藤喜代志… 242
 燕及び燕系鉄斧の東方伝播
  ―二条突帯斧を中心に― ……………葉  一郎… 234
 弥生時代の粗製器台の研究
  ―福岡平野・糸島・壱岐を中心に― 前﨑 智行… 214
 三国・古墳時代の金属製刻目釧 ………太田  智… 188
 唐津・中原遺跡における鍛冶関連遺物の再検討 
  ……………………………………………立谷 聡明… 174
 肥前新鐘と博多鋳物師作半鐘の比較検討 
  ……………………………………………大重 優花… 154
史料紹介
 光専寺文書について(2)
  ―戦国・江戸初期文書の翻刻― ……中村 知裕…  81
新刊紹介
 平田陽一郎『隋唐帝国形成期における軍事と外交』 
  ……………………………………………永井 直人…  93
コラム ―歴史のとびら―
 九州の仏像と彫刻史研究 ………………末吉 武史…  99
追悼文
 邪馬台国九州説・騎馬民族征服王朝説の雄、
  奥野正男先生を偲ぶ …………………桃﨑 祐輔… 132
英彦山修験復興の大先達、長野覺先生のご逝去を悼む 
  ……………………………………………桃﨑 祐輔… 124
七隈史学会第23回大会研究発表要旨 …………………… 132


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書籍番号 81052
書  名 北陸の古墳時代をさぐる 能美古墳群
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 156)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2136-5
編 著 者 菅原雄一著
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】

石川県南加賀に位置する能美市の、日本海に面した平野部の
五つの独立丘陵上に、古墳時代をとおして数多くの古墳が
築造された。さまざまな形と大きさの墳丘、多様な埋葬施設、
甲冑・武器や六鈴鏡、馬鐸など豊富な副葬品から、北陸の
古墳時代史、倭王権との関係をさぐる。

 【目次】

第1章 北陸を代表する古墳群
  1 加賀の王墓の丘陵
  2 五つの支群
  3 消滅の危機と保存運動
  4 能美古墳群の特徴
 コラム 発見! 加賀の大王墓

第2章 北陸の方形の系譜
  1 弥生時代の区画墓
  2 前方後方墳の築造

第3章 倭王権との結びつき
  1 加賀の大王墓、秋常山一号墳
  2 円形原理への変化
  3 能美古墳群の再編成

第4章 築造のピークと終焉
  1 古墳築造のピーク
  2 列島最古の刻書須恵器
  3 巫女の古墳か
  4 最後の光芒と終焉

第5章 能美古墳群の造営集団
  1 国造級の首長か
  2 同族的な意識をもった集団の墓地
  3 加賀の中心地・能美地域

第6章 現代に生きる能美古墳群


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書籍番号 81056
書  名 金鈴塚古墳と古墳時代社会の終焉
シリーズ
データ B5 本文265頁 カラー図版4頁
ISBN/ISSN 978-4864451604
編 著 者 上野祥史編
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 六一書房
価   格 4,400円(税込)

【内容】

木更津市教育委員会と国立歴史民俗博物館が3期9年にわたり
進めてきた共同事業は、今日的な視点で金鈴塚古墳出土資料
を整理検討し、金鈴塚古墳を古墳時代研究のなかに改めて
位置付けることを目的としたものである。金鈴塚古墳は、
古墳時代後期を検討する基礎資料でありながら、発見や報告
の時期が早いため、資料の全貌は明らかにはなっていなかった。
古墳時代研究の基礎をなす重要資料には、こうした状況ある
にものが多い。近年では、兵庫県雲部車塚古墳や大阪府七観
古墳、奈良県五條猫塚古墳など、発見や報告の古い重要資料の
再整理報告が続いている。これらと同じく、現代的な視点で、
金鈴塚古墳出土資料と金鈴塚古墳を研究の基礎資料に新たに
位置付けることがこの事業の目的である。2020年には
大部3分冊からなる『金鈴塚古墳出土品再整理報告書』(本報告)
が刊行され、木更津市での事業は、その成果が公開されている。
歴博では、事業を推進するとともに、折に触れより広く一般に
向けた情報発信に取組んできた。本書の目的は、手に取りやすい、
より身近な形で、金鈴塚古墳とその出土資料の情報を発信する
ことにある。金鈴塚古墳出土資料は、奈良県藤ノ木古墳や、
群馬県綿貫観音山古墳など国宝に指定される重要資料と比較
されることもある。その壮麗さに目は奪われがちだが、
壮麗な品々は、「さいご」の前方後円墳に副葬された。
本書では、その壮麗な副葬品が終焉を迎える前方後円墳に副葬
されたことの意義を、さまざまな視点から照射してゆきたい。
そこに、古墳時代後期の社会とその終焉の歴史的意義が展望
されてくるように思う。※本書序文より抜粋
…………………………………………………………………………
 【目次】

第1部 金鈴塚古墳の概要
 金鈴塚古墳の墳丘・埋葬施設  稲葉昭智
   1古墳の位置
   2古墳群内の前方後円墳
   3金鈴塚古墳周辺の石室および石棺等について
   4金鈴塚古墳の石室・石棺について
   5石材について
 金鈴塚古墳の遺物 上野祥史
   1装身具
   2銅鏡
   3装飾大刀
   4その他の武器
   5甲冑
   6馬具
   7工具類及び鉄釘・鉄鎹
   8銅鋺
   9須恵器
   10土師器
第2部 「装い」とその機能・意義
 古代の鈴と鈴飾りの歴史的意義 田中裕
  1列島における鈴(すず)の特徴と多量出土
  2金鈴塚古墳から出土した大量の鈴飾り
  3鈴の造り方(鍛造の鈴の場合)
  4鈴の系譜と変遷
  5鈴の分布と鈴飾り
  6金鈴のもつ唯一の存在感
  7鈴飾りを纏った東国人
 金銀装大刀からみた金鈴塚古墳の被葬者像 大谷晃二
  1金銀装大刀の工房を復元する視点 技術の比較
  2金鈴塚古墳の大刀は倭製品か舶載品か?
  3金銀装大刀の工房の展開
  4大刀から見た金鈴塚古墳被葬者の性格
 武器の副葬と軍事編制 内山敏行
  1古墳に副葬された武器の持つ意味
  2Gateway機能と外生的な軍事編制
  3鉄鏃の供給
  4装飾大刀の多量副葬
  5甲冑と追葬者,首長層の多人数埋葬
  6軍事編制の視点から金鈴塚古墳の武器副葬を説明する
 金鈴塚古墳出土馬具群の構成とそれらが意味するもの 
                       宮代栄一
  1馬具と馬装
  2金鈴塚古墳出土馬具の組み合わせとその根拠
  3金鈴塚古墳の4組の馬装
  4金鈴塚古墳の馬具からわかること
  5馬具の複数組埋葬が意味するもの
  6出土位置が意味するもの
  7馬装の階層とは
 金糸と繊維製品 金鈴塚古墳出土品からみた当時の染色
         技法・用途        沢田むつ代
  1金糸
  2円形座金具付金銅鈴付着の経錦
  3織物小片付着の縁飾り
  4麻布の使用例
第3部 儀礼具としての容器
 土器からみた儀礼様式と金鈴塚古墳 藤野一之
  1古墳時代の土器と機能
  2横穴式石室出土土器の解釈
  3横穴式石室内出土土器の参考事例
  4金鈴塚古墳出土土器の特徴
  5土器からみた金鈴塚古墳の葬送儀礼
 金鈴塚古墳出土銅鋺と「伝金鈴塚出土銅鋺」の検討 
           舶載銅鋺から国産銅鋺へ 桃﨑祐輔
  1金鈴塚古墳出土銅鋺
  2「伝金鈴塚出土」銅鋺
  3金鈴塚出土銅鋺群の型式学的位置づけ
  4金鈴塚銅鋺・伝金鈴塚銅鋺の系譜
第4部 金鈴塚古墳を相対化する視点
 金鈴塚古墳と古墳時代後期の社会 上野祥史
  1金鈴塚古墳の築造と埋葬
  2金鈴塚古墳の被葬者と埋葬プロセスの進行
  3金鈴塚古墳の被葬者相互の関係
  4鏡の分与と入手―地域社会での被葬者の位相―
  5さいごの前方後円墳に埋葬が継続した意義
 房総の後期前方後円墳からみた首長権と金鈴塚古墳 田中裕
  1後期における前方後円墳数の増加
  2房総における後期の前方後円墳
  3東国における後期の前方後円墳と交流関係
 まとめ 東国の古墳時代後期の独自性と相互扶助
 古代国家形成期の王権と東国 仁藤敦史
  1東国論の視角
  2東国の国造
  3ヤマト王権と東国
  4馬来田国造の位置づけ


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書籍番号 81057
書  名 続日本先史考古学史の基礎研究 山内清男の学問とその周辺の人々
シリーズ
データ B5 193頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編著者 大村 裕著
出版年 2022年5月 
出版者 六一書房
価 格 3,300円(税込)

 【内容簡介】

  本書は,著者が2008年以降発表した学史関係論文のうち,
「縄紋学の父」・山内清男(やまのうち・すがお)博士に関
わるものを選んで一書となしたものである。
  先年刊行した『日本先史考古学史の基礎研究』(六一書房
 2008年)や『日本先史考古学史講義』(六一書房 2014年)を
読んでくださった読者には,もう十分におわかりかと思うが,
「山内清男」という人物は,日本の先史考古学研究の基礎を
作り上げた偉大な学者である。それなのに,一般の人々には
ほとんど名前が知られていない。「考古学」という学問自体が
世間ではあまり馴染みのあるものでないことも理由の一つで
あるが,いわゆる商業出版社を通じて専門書や啓発書をあまり
多く世に出していないことが最大の理由であろう。
「売れる」書籍を刊行するためには,出版社側の要望に対して
柔軟に妥協しなければならないが,学問一筋であった博士は
そうした安易な妥協はほとんどしなかったのである。今,博士
が関わった数少ない一般向けの書籍を繙いてみると,とても
世間一般の読者が理解できるものとはなってはいない。一方,
専門研究者向けの機関誌に寄稿した論文を通観して感じるのは,
「わかる人がわかればそれでよい」という態度で執筆している
ことで,挿図が少なく,データの提示も極力省略している。
したがって,現在の若い学徒が博士の論文集(『山内清男・先史
考古学論文集』)を読んでも真意をとらえることは困難であると
思われる。著者は大学で考古学を組織的に学んだことはなく,
職業も考古学とは無縁な高校教師であった。学窓を出てから
今日まで,常に座右に置いて自分の考古学研究の拠り所とした
のが『山内清男・先史考古学論文集』であった。そこで学び
得た成果をまとめたのが上述の二つの書籍と本書である。
著者の山内考古
学研究の基本姿勢は,眼前にある考古学的課題を解決するために
山内博士の論文からその鍵を得ようとするものであり,原典を
分析して新しい発見をすることに重点を置いている。
通常の考古学史関係の書籍とはその点が多少異なっていること
を最初にお断りしておきたい。
  山内博士の考古学は,それまでの日本先史考古学の成果の
上に立ちながら,生物分類学・比較解剖学・遺伝学・自然人類学
ならびに欧米の先史考古学や民族学の知識を駆使して構築した
ものである。あまりにも多岐にわたる教養を基盤としているので,
そのすべてを一人の研究者が理解するのはほとんど不可能である
といってよい。著者の研究成果は,「山内考古学」のほんの一面を
覗いただけのものであり,恥じ入る次第であるが,本書を通じて
「山内考古学」に関心を抱く若い研究者が少しでも生まれること
を願っている。(本書序文より)

……………………………………………………………………………
 【目次】


1.山内清男の「縄紋」研究について
2.山内清男の「阿玉台式土器」について
3.佐藤達夫「土器型式の実態 五領ヶ台式と勝坂式の間 」に
      おける阿玉台式土器について 
          山内清男の土器型式概念との比較も兼ねて 
4.「縄紋時代の時期区分」と「縄紋土器型式の大別」の違い
     「後期に下る加曾利E式」という用法は正しいのか? 
5.芹沢長介と山内清男 縄紋土器研究をめぐって 
6.山内清男と森本六爾 「石庖丁」の用途論をめぐって 
7.和島誠一の精神 下総考古学研究会創立の学史的背景 
8.塚田光の縄紋集落・共同体研究 在野考古学研究者による研究戦略 
9.山内清男はW・Eニコルソン「北部ナイジェリア,ソコト地方の
  焼き物師」(『MAN』29巻1929年3月号)をどう評価していたのか?
あとがき
人名索引


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書籍番号 81058
書  名 中国・韓瓶の研究
シリーズ
データ B5版
ISBN/ISSN 978-4864451581
編 著 者 関口広次著
出 版 年 2022年4月 
出 版 者 六一書房
価   格 3,850円(税込)

 【内容簡介】

 「韓瓶」との名称は、伝承によれば、南宋時代の将軍で
あった韓世忠(1089-1151)に由来した細い長胴形の瓶で、
軍内で酒瓶あるいは水筒として使用されたとされる。
類似した形状の瓶は南宋時代後の元時代にも盛んに生産
され、その使用は明時代にも及んでいる。後述する様に、
韓瓶の出土は軍事拠点、港町、酒造り地点そして沈船
などからの出土が多い。遺構としては井戸中あるいは井戸
付近からの出土も多い。時代と出土地域により、口縁形状
に違いが多少みられ、生産地に違いのあることが予測され
る。ただ細い長胴形の瓶で、鉄分の多い粗い胎土の陶器質
で灰釉が薄く施された点においては、ほぼ共通する。
その形状は今日的な感覚からすると、長胴の割に底径が
小さく不安定なかたちであり、立てておくには心もとなく、
その使用目的を水筒とすることに幾分の疑問も生じよう。
例えば、日本の中近世にあっては、揺れの激しい船中では、
船徳利と称される三角フラスコ形の底部が広く安定して
倒れにくく、また頸部を細く絞って液体の漏れを防止
できる形状の瓶が知られ、備前船徳利などは著名である。
それは韓瓶とは対照的な形状である。しかし、韓瓶の
水切りをよくした三角断面形状の口縁部、小さめの口縁
径は液体容器であることに異論はなかろう。
  中国古代の土器から尖底形の長胴瓶は知られており、
綱や紐を巻いて河川から水を汲み上げ、あるいは井戸に
落として水を汲み上げるのに適した形状として理解され
てきた。近年の土器研究によれば、尖底土器は沈澱分離
法による醸造用の容器との説がある。底部径を極めて
小さく作り、口縁径も小さく絞った長胴形の韓瓶は尖底
土器の延長線上にあるとことは確かで、いわば試験管形
で攪拌・沈澱分離に便ならしめた形状と言える。後述する
酒造り場での使用は、そうした目的で使用されていたと
想定され、また水筒としては不純物の沈澱分離を目的と
しての機能を重視した形状と言えるのではなかろうか。
韓瓶が酒器から発展援用されたとの説は以前からあった
ことには留意しておきたい。
  以上の様な機能に即した目的で発展進化した形状の
韓瓶は、南宋時代から元時代にかけて、より具体的には、
どこの窯で生産され、またどういった性質を有した遺跡
で消費されていたのかを中心に考察して行くこととする。
(本書”はじめに”より)
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 【目次】
第1章 中国での韓瓶生産窯址
第1節 浙江省杭州市瓶窯窯址
第2節 江蘇省宜興筱王窯址
第3節 江蘇省宜興真武殿窯址
第4節 寧波周辺の窯址
 郭童[奥/山]窯址
 寺龍口窯址
 庵山窯址
 于家山窯址
第2章 中国での消費遺跡出土の韓瓶
第1節 浙江省杭州出土の韓瓶
 鳳凰山下採集の韓瓶
第2節 浙江省寧波出土の韓瓶
第3節 江蘇省鎮江市周辺出土の韓瓶
 金山寺保管韓瓶
 張家港出土の韓瓶
第4節 上海市出土の韓瓶
 青龍鎮遺跡出土韓瓶
 志丹苑元代水閘遺跡出土韓瓶
 上海奉賢県拓林鎮馮橋村宋代井戸出土の韓瓶
第5節 伝江西省景徳鎮市浮梁県古城址出土の韓瓶
第6節 南京大報恩寺遺跡J16号井戸出土の韓瓶32
第7節 江蘇省太倉出土の韓瓶
第8節 沈船出土の韓瓶
 半洋礁1号沈船出土韓瓶
 綏中三道崗元代沈船出土韓瓶
 蓬莱古船出土の韓瓶
 南京明宝船廠六作塘出土の韓瓶
第9節 その他
 浙江省桐廬県象山橋村南宋墓出土の韓瓶
 江蘇省南京市明代徐達家族墓出土の韓瓶
第3章 日本での消費遺跡出土の韓瓶
第1節 福岡県博多遺跡群出土の韓瓶
第2節 北部九州の経塚出土の韓瓶
第3節 島根県益田市豊田神社経塚出土の韓瓶
第4節 長崎県鷹島海底元寇沈船出土の韓瓶
第4章 韓国での出土事例
第1節 新安沈船出土の韓瓶
第2節 韓国生産の韓瓶
おわりに

写真・図版出典
中国・韓瓶出土主要遺跡名一覧
附図 江南地方韓瓶出土遺跡関連都市図
索 引


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【2022年5月27日】 【入荷】【品切れ】


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書籍番号 81030
書  名 特別展「海を越えたつながり-倭の五王と東アジア-」
シリーズ
データ A4 149頁
ISBN/ISSN
編著者 堺市博物館編集
出版年 2021年3月 
出版者 堺市博物館
価 格 品切れ

本書は、堺市博物館の特別展「海を越えたつながりー倭の五王と
東アジア―」(令和3年3月13日から5月9日)の開設図録です。
目次
ごあいさつ
序章 海を渡る倭と半島を結ぶ船…………………………………  5
   【コラム】朝鮮半島の船はどんなもの? ………………… 13
1章 朝鮮半島と倭の多様な文化………………………………… 14
2章 交渉のはじまりと変化……………………………………… 24
   【コラム】大成洞古墳群とその発掘調査の最新成果…… 38
   【コラム】倭とのつなかりを示す韓国の遺跡・古墳…… 57
3章 倭の五王の外交と軍事……………………………………… 59
   【コラム】七観山古墳の調査……………………………… 65
4章 百舌鳥古墳群と渡来系遺物………………………………… 89
5章 政権を支えた技術流入……………………………………… 94
   【コラム】帯金具と龍の模様………………………………112
終章
特別論考① 倭の五王海を渡る……………………………………123
特別論考② 大塚山古墳出土鉄鏡の象嵌文様……………………132
展示品一覧……………………………………………………………139
図版一覧………………………………………………………………141
英語抄録………………………………………………………………144
韓国語抄録……………………………………………………………146


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【2022年5月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81019
書  名 5世紀の倭と東アジア 国際シンポジウム 記録集
シリーズ (特別展「海を越えたつながり―倭の五王と東アジア―」関連国際シンポジウムの記録集。)
データ A5 160頁
ISBN/ISSN
編著者 堺市博物館編
出版年 2022年3月 
出版者 堺市博物館
価 格 1,210円(税込)

 【内容簡介】

特別展「海を越えたつながり―倭の五王と東アジア―」関連国際
シンポジウムの 記録集です。
 
 【目次】

【講演1】古墳時代中期の歴史像(松木武彦)
【講演2】二~六世紀における加耶、新羅と倭(朴天秀)
【講演3】四・五世紀における百済と倭の交流(權五榮)
【講演4】倭の五王の南朝遣使と東アジア世界(田中俊明)
【講演5】四・五世紀の東アジアと倭政権(柳本照男)
【討 論】四・五世紀の東アジア


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【2022年5月15日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81014
書  名 鏡の古墳時代
シリーズ (歴史文化ライブラリー547)
データ 四六版 340頁
ISBN/ISSN 978-4-642-05947-3
編 著 者 吉川弘文館
出 版 年 2022年5月 
出 版 者 吉川弘文館
価   格 2,090円(税込)

 【内容簡介】

弥生・古墳時代の鏡には、巫女の占い道具や神器といった
イメージとは隔絶した、強烈な政治的性格があった。
6000面をこえる出土資料をもとに、鏡背面の図像の意味、
配布をつうじた有力者間関係、保有と副葬の意義などから、
鏡をめぐる政治力学を平易に解説。鏡が国家形成にはたした
決定的な役割に迫り、倭人にとって鏡とは何だったのかを
解き明かす。

 【目次】

古鏡をめぐるイメージ―プロローグ
古文献の鏡、考古資料の鏡
  古文献の鏡
  考古資料の鏡
鏡・古墳・国家
  日本古代国家形成論
  権力資源の複合媒体―古墳と鏡
鏡の意味体系
  宇宙観とイコノロジー
  倭人の図像理解
  鏡の大小/死者に副える、祈り捧げる
配布される鏡
  同笵鏡論と伝世鏡論
  鏡が動く、社会も動く
  配布の政治性
  鏡の重さ
保有される鏡
  伝世論から保有論へ
  鏡の集団保有と副葬
  骨と鏡
  長期保有鏡 と集団の同一性
鏡と国家形成
  〈権力資源の複合媒体〉としての鏡
  鏡が映しだす国家形成
  鏡と国家形成―エピローグ


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【2022年4月15日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80991
書  名 江戸時代に佐賀藩が特別誂えした鍋島焼の特質
シリーズ (第10回 近世陶磁研究会 資料)(鍋島焼調査研究発表会)
データ A4 239頁
ISBN/ISSN
編著者
出版年 2022年2月 
出版者 近世陶磁研究会
価 格 2,750円(税込)

参加開始
開会行事
鍋島焼の始まりと変遷
  大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館)…………………  1
日峯社下窯跡の調査成果
  船井 向洋(伊万里市教育委員会)……………………… 43
近世陶磁研究会 報告事項
佐賀城跡出土の鍋島焼について……………………………… 73
  加藤 裕一(佐賀県文化課)
大坂と京の遺跡から出土した鍋島焼………………………… 87
―佐賀藩蔵屋敷跡と公家町遺跡を中心に―
  市川  創(公益財団法人 古代学協会)
江戸佐賀藩中屋敷跡出土の鍋島………………………………107
  関根 信夫(株式会社 四門)
江戸遺跡出土鍋島の再検討……………………………………125
  成瀬 晃司(東京大学埋蔵文化財調査室)

≪紙上発表≫

新潟県新発田城跡から出土した鍋島焼 
  鶴巻 康志(新発田市立歴史図書館)……………………191
新潟県佐渡奉行所跡出土の鍋島焼 
  相羽 重德(佐渡市世界遺産推進課)……………………195
神奈川県東海道藤沢宿第4地点出土の鍋島焼について 
  滝澤 晶子・宮田 眞……………………………………197
              (株式会社 博通)
愛知県岡崎城出土の鍋島焼について 
  山口 遥介(岡崎市教育委員会)…………………………201
愛媛県松山城跡出土の鍋島焼 
  石岡 ひとみ(愛媛県教育委員会)………………………207
大分市・府内城出土の鍋島焼 
  松浦 憲治(大分市教育委員会)…………………………215
日田市城下町遺跡出土の鍋島焼と町年寄・中村家について
                 ………………………223
  若杉 竜太(日田市教育庁 咸宜園教育研究センター) 
佐賀県唐津市・みやき町出土の鍋島焼と鍋島焼を模した製品
  についての考察……………………………………………227
  鮎川 和樹(唐津市教育委員会)


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書籍番号 80958
書  名 考古学論攷 第45冊
シリーズ (奈良県立橿原考古学研究所紀要)
データ A4 80頁
ISBN/ISSN 0287-9271 
編 著 者
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 奈良県立橿原考古学研究所
価   格 1,650円(税込)

                       目 次
序                                   青柳正規
古代溜池の水源について ……………………………北山峰生… 1
中国における最古級の瓦とその分布について ……齊藤 希…11
中西遺跡・秋津遺跡の弥生時代前期水田遺構の変遷とその
 特質 ……………………………………岡田憲一 金原正明…21
ヒシャゲ古墳の周庭帯と埴輪 ……… 小栗明彦 東影 悠…39
三ツ塚古墳群出土漆塗り革袋のX線CT調査
 ………………………………卜部行弘 鳥越俊行 奥山誠義…57
興福寺跡出土将棋駒の樹種
         ……鈴木一議 福田さよ子 清水康二 小栗明彦…73


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書籍番号 80959
書  名 新堂遺跡―京奈和自動車道「大和区間」(5工区)拡幅に伴う調査報告書(1)―
シリーズ (奈良県文化財調査報告書 第189集)(付CD-ROM)
データ A4 本文119頁 図版40頁
ISBN/ISSN
編著者 奈良県立橿原考古学研究所編集
出版年 2022年3月 
出版者 奈良県立橿原考古学研究所
価 格 4,400円(税込)

           目 次
序文
例言
第1章 位置と環境
 第1節 地理的環境……………………………(絹畠 歩)  1
 第2節 歴史的環境……………………………… (絹畠)  4

第2章 調査の経緯と経過
 第1節 調査に至る経緯………………………  (絹畠)  9
 第2節 調査の経過……………………………  (絹畠) 13
第3章 調査方法と出土遺構
 第1節 調査方法と基本層序…………………  (絹畠) 17
 第2節 1区 ……………………………………  (絹畠) 21
 第3節 2区 ……………………………………  (絹畠) 38
 第4節 3―1区…………………………………  (絹畠) 42
 第5節 3―2区西半 …………………………… (絹畠) 45
 第6節 3ー2区東半 …………………………… (絹畠) 53
第4章 出土遺物
 第1節 土器・土製品 ………………(絹畠・岡田憲一) 62
 第2節 石器・石製品 ……………………………(絹畠) 74
第5章 自然科学分析
 第1節 分析の概要 ………………………………(岡田) 81
 第2節 放射性炭素年代測定
   (1)新堂遺跡第19次調査における年代測定(1)
       ………………… (文化財科学研究センター) 82
   (2)新堂遺跡第19次調査における年代測定(2)
     ……………………… (パリノ・サーヴェイ) 86
 第3節  環境分析
   (1)新堂遺跡第19次調査における環境分析(1)
     ………………… (文化財科学研究センター) 89
   (2)新堂遺跡第19次調査における環境分析(2)
     ……………………… (パリノ・サーヴェイ)101
第6章 まとめ
 第1節 新堂遺跡第19次調査における遺構の変遷
                        …………………(絹畠)115
 第2節 新堂遺跡第19次調査における素掘小溝について
                   ………(絹畠)118
表 目 次
………………
挿 図 目 次
………………


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【2022年4月11日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80960
書  名 南阿田大塚山古墳
シリーズ (奈良県文化財調査報告書 第190集)
データ A4 本文92頁  図版35頁 
ISBN/ISSN
編 著 者 奈良県立橿原考古学研究所編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 奈良県立橿原考古学研究所
価   格 3,630円(税込)

           目  次
序  文
例  言
目  次
第Ⅰ章 調査の契機………………………………(泉森)  1
第Ⅱ章 地理的・歴史的環境
  第1節 地理的環境………………………… ( 〃 )  2
  第2節 歴史的環境………………………… ( 〃 )  2
  第3節 和歌山県橋本市と奈良県五條市のつながり
                      ( 〃 )  5
  第Ⅲ章 調査の目的と方法
  第1節 調査の目的………………………… ( 〃 )  6
  第2節 調査の方法………………………… ( 〃 )  6
  第3節 奈良県指定文化財への歩み……… ( 〃 )  6
第Ⅳ章 墳丘の調査
  第1節 墳丘の測量調査…………………… ( 〃 )  8
  第2節 墳丘の構築方法…………………… ( 〃 )  8
第Ⅴ章 横穴式石室の調査
  第1節 構築方法…………………………… ( 〃 ) 13
  第2節 羨門と前庭部の調査……………… ( 〃 ) 13
  第3節 横穴式石室の規模と構造………… ( 〃 ) 13
  第4節 遣物の出土状況…………………… ( 〃 ) 17
第Ⅵ章 出土遺物
  第1節 出土遺物の一覧…………………… (泉森) 21
  第2節 装身具類…………………………… ( 〃 ) 22
  第3節 武器・工具類……………………… ( 〃 ) 25
  第4節 挫甲小札…………………………… ( 〃 ) 28
  第5節 帯状鉄製品………………… (山下・奥山) 38
  第6節 馬具………………………………… (泉森) 40
  第7節 土器………………………………… ( 〃 ) 45
  第8節 その他の古墳関連遣物…………… ( 〃 ) 51
  第9節 古代~中世の遺物………… (泉森・米田) 52
第Ⅶ章 考察
  第1節 南阿田大塚山古墳出土馬具の評価 (木村) 57
  第2節 南阿田大塚山古墳出土須恵器についての考察
                  ……… (岩越) 61
  第3節 奈良県出土の装飾付須恵器……… (泉森) 70
第Ⅷ章 総括―まとめにかえて―
  第1節 古墳の立地と周辺の古墳………… ( 〃 ) 75
  第2節 墳丘の検討―帆立貝形古墳を中心に― 
                …………… ( 〃 ) 75
  第3節 横穴式石室………………………… ( 〃 ) 79
  第4節 出土造物…………………………… ( 〃 ) 81
  第5節 被葬者像に関して………………… ( 〃 ) 90
あとがき……………………………………………( 〃 )


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書籍番号 80969
書  名 中国考古学 第21号
シリーズ
データ 浙江省博物館編 (精装)
ISBN/ISSN 1349-0249
編 著 者 日本中国考古学会編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 日本中国考古学会
価   格 4,400円(税込)

 《文字化けのため原文目次は以下のURLからご覧ください(PDF)》
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80969/80969.pdf 

   【目 次】

論 説
 一般発表
  二里頭文化の深腹罐と竈
         ……久保田慎二・宮田佳樹・松永篤知・楚小龍・楊樹剛   3
    西周時代における長江中流域の青銅甬鐘の展開
                                     ………………譚 永 超  21
  釋「??」:『穆天子伝』における難読字の釈読方法から
                                 ………………雷 晋 豪  35
    江蘇省徐州市獅子山楚王陵出土玉龍佩の研究 ……林 巧 羚  45
  内蒙古・長城地帯における青銅刀子の型式と金属化学組成
   :木村武山コレクションの調査を基礎に
               ………………松本圭太・飯塚義之・鈴木 舞  55
  草原地帯東部における佩用鏡の様相   ………坂 川 幸 祐  73
  東アジアにおける「北方系」湾曲羽口の展開
                                     …………丹 羽 崇 史  91
  漢代銅盂の研究
     ―とくに陽鋳の銘文と文様をめぐって― 
                             ………………川 村 佳 男 103
  北朝後期における釉陶器の様相
   ―[業β]城と晋陽を中心に―   ………………陳 斯 雅  135
  天水麦積山石窟東崖窟の造営年代の再考
    ー建築遺構を手掛かりとして一     …………末 森 薫  149
  雲岡石窟第7・8窟の主室壁面構成と造窟思想
                              ………………八 木 春 生  163
  華北地域における唐墓の編年と分布  ……………楊   萌  179
  明代の官窯瓷器に表された「気」の概念
   ―回転する龍鳳文様を中心に― …………新 井 崇 之  193
  琉球出土龍泉窯青瓷の基礎研究
    ―首里城跡火災資料の検討― ……………柴 田 圭 子  206


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書籍番号 80966
書  名 古代文化 第73巻 第4号(627号)
シリーズ
データ B5 154頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

鈴木 崇司:鉄剣生産からみる東日本弥生社会

  特輯 東地中海地域における青鋼器・鉄器時代移行期
桑原 久男:特輯「東地中海地域における青銅器・鉄器移行
                  期」に寄せて
津本 英利:西アジアにおける鉄器時代への移行の様相
増渕麻里耶:アナトリアにおける鉄器時代の始まり
橋本 英将:鉄器時代の開始と「フェニキア人」
間舎 裕生:「はざま」としての南レヴァント
      -後期青銅器時代~鉄器時代Ⅰ期―
長谷川修一:青銅器時代・鉄器時代移行期の南レヴァントに
      おけるエスニック・アイデンティティ出現
      ―「イスラエル」出現を手がかりに―
…………………………………………………………………………
西山 史朗:『小右記』註釈(27)―長和4年5月27日~29日条―
佐藤ちひろ:〈考古学人国記〉(28)泉山兄弟と是川遺跡
前田 清彦:〈私の古代学〉(25)方形周溝墓研究と私
森岡 秀人:〈高松塚古墳発掘50周年〉(1)
       発掘前夜から墳丘鍬入れへ
       ―静寂の飛鳥、檜前の地の高松塚―
近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉
              ④即位式(二)
福山 博章:綴喜郡井手町栢ノ木遺跡第13次調査
      -井手寺塔跡の発見―
 水谷 千秋:長谷部将司著『日本古代の記憶と典籍』
 高橋  学:中塚武監修/中塚武・若林邦彦・樋上昇編『気候
             変動から読みなおす日本史 第3巻 先史・古代
             の気候と社会変化』
 相原 嘉之:重見泰著『日本古代都城の形成と王権』
 岩本 篤志:小野響著『後趙史の研究』
 森岡 秀人:関川尚功著『考古学から見た邪馬台国大和説 
                  畿内ではありえぬ邪馬台国』
 関口 功一:佐藤雄一著『古代信濃の氏族と信仰』


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【2022年3月31日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80962
書  名 旧石器考古学 86
シリーズ
データ B5 110頁
ISBN/ISSN
編 著 者 旧石器文化談話会編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 旧石器文化談話会
価   格 3,850円(税込)

【論 文】

東アジアおける更新世の石器群に関する技術・類型学上の研究法、
 特に石器類型学について ……………………竹花 和晴  (1)
ウサギ・石器・イヌワシ?
  ―青森県尻労安部洞窟の語るもの―(後編)
 …………………………………………………山田 しょう (21)
東日本における国府系石器群の特質とその意味―翼状剥片と有底
 横長剥片― 
 ……………………………………………………橋本 勝雄 (41)
北海道における美利河型細石刃核及びこれを伴う細石刃石器群の
 検討
 …………………………………………………佐久間 光平 (61)

【研究ノート】

近畿地方の旧石器時代研究の現状と課題………伊藤 栄二 (75)

【資料紹介】

京都市嵯峨野の旧石器時代の採集遺物について
 ………………………徳永 裕・竹内 千津・伊藤 栄二 (93)

【追悼】

古森政次さんとの4年間 1975.4-1979.3 ……麻柄 一志(103)
旧石器文献紹介  …………………………旧石器文化談話会(107)


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書籍番号 80957
書  名 遺跡 第54号 特集◎愛媛の終末期古墳
シリーズ
データ A4 232頁
ISBN/ISSN 0912-5221
編 著 者 十亀幸雄編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 遺跡発行会
価   格 1,980円(税込)

           埋蔵文化財の保護と考古学研究の発展のために

特集◎愛媛の終末期古墳
 東予の終末期古墳……………………………………… 正岡睦夫    1
 旧北条市の終末期古墳 ………………………河原茂・正岡睦夫    9
 道後平野西部の終末期古墳………………………… 山之内志郎   14
 道後平野南部の終末期古墳  ………………………… 十亀幸雄   24
 道後平野東部の終末期古墳  ………………………… 常盤 茂   42
 南予の終末期横穴式石室  …………………………… 清水真一   50
 愛媛県終末期古墳一覧表…………………………… 遺跡発行会   55
共同分布調査
 櫛玉比売命神社古墳と国津比古命神社古墳の調査
                   ……河原茂・正岡睦夫   60
 善応寺古墳の調査    ……………………河原茂・正岡睦夫   65
 松山市大浦ふわりの里付近の箱式石棺   
                                ………… 河原茂・正岡睦夫   70
報告
 愛媛県の漢式鏡(8)長作の森古墳内行花文鏡・若草町重圏日光鏡
    ・大日裏山1号墳内行花文鏡 ………………名本二六雄   75
 横穴式石室をT字形に配置した長方形墳―松山市北条地域― 
                                   …………………正岡睦夫   84
 陶質土器を出土した松山市淡路峠古墳  ……………正岡睦夫   93
 北条地域の鉄製武器・武具・馬具       ……………井出耕二   97
 宇摩の巨石墳―特に向山古墳1号石室を中心に―  
                                       ……………眞鍋修身  106
 四国中央市の主要古墳(旧伊予三島市・土居町編) 
                                        ………… 正岡睦夫  109
 久万高原町大岳・白猪山の山岳修験遺跡    
                                 …………遠部慎・十亀幸雄  183
 愛媛における江戸・明治期の銅製錬遺跡(第3報)別子銅山の山元
    製錬遺跡(下)           ……………………………十亀幸雄  200
 槙鹿蔵の製作した陶器製の狛犬       ………………日山貞治  215
 愛媛県旧広田村の鬼の金剛―総津久保組例を中心にして―
               ……………………太田由美子・十亀幸雄  219
会所だより
 例会・会務報告(2020年9月~2021年12月)  ……山之内志郎  230
 『いせきニュースレター』目次(第141号~第160号)
                    ……………… 13・23・69・83・92・105
 受贈図書(2020年11月~2022年2月)      …………………… 182
編集後記              ……………………………………………… 232


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書籍番号 80924
書  名 極彩色壁画の発見 高松塚古墳・キトラ古墳
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 155)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2135-8
編 著 者 廣瀬 覚・建石 徹著
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】
 
現在、国内でたった二例の極彩色壁画をもつ高松塚古墳と
キトラ古墳。両古墳は、いつどのようにして築かれたのか。
なぜ壁画を描いたのか。最新の研究成果を盛り込み考古学
をはじめ文化財科学、美術史学、天文学など諸分野から
壁画古墳築造の意義に
せまる。

 【目次】
 
第1章 極彩色古墳壁画の発見
  1 高松塚古墳壁画の発見
  2 キトラ古墳壁画の発見
  コラム1 古墳の名称の由来

第2章 壁画発見の余波
  1 高松塚古墳・キトラ古墳の特徴
  2 考古学以外の学問分野への影響
  3 飛鳥ブームの到来
  コラム2 石室と石槨

第3章 壁画の保存をめぐって
  1 高松塚古墳壁画のとり出しに至る経緯
  2 キトラ古墳壁画のとり外しに至る経緯
  コラム3 国宝修理装?師連盟

第4章 近年の調査成果が語る新事実
  1 古墳の構築過程
  2 石室の構築技術
  3 その他の考古学的成果
  4 考古学以外の成果
  コラム4 被葬者は誰か

第5章 未来に伝える
  1 高松塚古墳・キトラ古墳の歴史的意義
  2 未来に伝えるために
  3 まとめ

参考文献


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書籍番号 80945
書  名 古代学研究 第232号
シリーズ
データ B5 40頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編 著 者 古代学研究編集局
出 版 年 2022年3月 
出 版 者
価   格 880円(税込)

           目  次
《論  文》
煮炊具からみた古墳時代後期の須恵器生産
―甑形土器を中心に― ………………飯 塚 信 幸   1
旧二条城の復元研究―表面波探査法による
           ―……………古 川   匠  21
                 釜 井 俊 孝
                 坂 本   俊
《古代学への提言 84》
 一人の老考古学徒として …………米 田 敏 幸 表表紙


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書籍番号 80944
書  名 古代学研究 第231号
シリーズ
データ B5 42頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編 著 者 古代学研究編集局
出 版 年 2022年2月 
出 版 者
価   格 880円(税込)

         目  次
《論  文》
大型古墳の築造と諸勢力関係の整序 
          ……………………川 畑   純   1
建築遺構からみた古墳時代から古代の尺度の変遷
          ……………………道 上 祥 武  19
《書  評》
『文化財としての「陵墓」と世界遺産
 ―「陵墓限定公開」40周年記念シンポジウムー』を読んで
          ……………………橋 本 達 也  37
《古代学への提言 83》
東南アジアの家族と親族組織と日本古代の社会
           …………太 田 宏 明 表表紙


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書籍番号 80939
書  名 糸島 古墳図鑑
シリーズ (令和3年度 伊都国歴史博物館展示図録)
データ 浙江省博物館編 (精装)
ISBN/ISSN
編 著 者 糸島市立伊都国歴史博物館編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 糸島市立伊都国歴史博物館
価   格 1,100円(税込)

ごあいさつ(抜粋)

 本書は、『糸島古墳図鑑』と称して、これまでに明らかと
なった糸島地方の古墳の調査成果を冊子としてまとめたものです。
当該地方の古墳の調査研究の底本として、また、古墳めぐり
ガイドなど、多方面でご活用いただければ幸いです。----

 【目次】
 
はじめに
第Ⅰ章 イト西部の古墳
第Ⅱ章 イト中部の古墳
第Ⅲ章 イト東部の古墳
第Ⅳ章 シマの古墳
おわりに
主要参考文献
協力者一覧


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書籍番号 80923
書  名 アジアの博物館と人材教育ー東南アジア・日中韓の現状と展望
シリーズ
データ A5 208頁
ISBN/ISSN 978-4639027782
編著者 山形眞理子・徳澤啓一編
出版年 2022年3月 
出版者 雄山閣
価 格 2,860円(税込)

 【内容紹介]

アジアで求められる博物館の専門人材とは?
ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、西南中国、 そして、中国、
韓国における博物館事情ととともに、専門人材の資格制度や高等
教育機関における博物館学のカリキュラム等を取り上げ、現状と
展望を示す

 【目次】
 
1 近代的博物館成立と東南アジア
   ―植民地支配の影響と人材教育の果たす役割―(平野 裕子)
2 ベトナムの博物館と博物館学教育(菊池 百里子・菊池 誠一)
3 ラオスの博物館序説
      ―博物館人類学的視座からの考察―(小田島 理絵)
4 カンボジアの博物館と専門人材育成 (丸井 雅子)
5 タイの博物館と学芸員
   ―国立博物館の学芸員制度と大学における人材育成―
                        (白石 華子)
6 中国雲南省における民族文化の保護と博物館学―2000年代初頭
  の西双版納[イ泰]族自治州の非物質文化遺産を事例として―
                        (德澤 啓一)
7 中華人民共和国の博物館と専門人材教育(中島金太郎)
8 大韓民国における博物館教育と専門人材養成の現状
                   (三阪 一徳・金 想民)
9 日本における学芸員のキャリア形成の現状と課題(德澤 啓一)


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書籍番号 80921
書  名 講座 考古学と関連科学
シリーズ
データ A5 248頁
ISBN/ISSN 978-4639028147
編 著 者 亀田修一・白石 純編
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 雄山閣
価   格 3,300円(税込)

 【目次】
 
第Ⅰ部 アジア・日本・地域の考古学

 第 1 章 吉備の考古学
       ―吉備の渡来人-備中を中心に― (亀田修一)
 第 2 章 日本の考古学
  ―西日本の古代山城-備中鬼ノ城を中心に― (亀田修一)
 第 3 章 東北アジアの考古学
  ―東北アジアの農耕伝播と日本列島における文化変化―
                      (三阪一徳)
 第 4 章 東南アジアの考古学
   ―海を越えた移動と交流― (山形眞理子)
 第 5 章 生産と流通の考古学
       ―石器・土器の産地推定から― (白石 純)

第Ⅱ部 関連科学と考古学

 第 1 章 地理学と考古学 (宮本真二)
 第 2 章 年代学と考古学(畠山唯達・富岡直人・那須浩郎)
 第 3 章 古地磁気学・岩石磁気学と考古学 (畠山唯達)
 第 4 章 地質学と考古学( 能美洋介)
 第 5 章 人類学と考古学( 富岡直人)
 第 6 章 動物学と考古学( 富岡直人)
 第 7 章 植物学と考古学( 那須浩郎)
 第 8 章 民族誌研究と考古学
    ―メコンデルタ出土のガラス製腕輪とインドのガラス
      製作民族誌を題材として―(德澤啓一・平野裕子)
【Column】1 鎌木義昌と瀬戸内考古学研究 (白石 純)
     2 古地磁気強度測定法と文化財の年代決定(北原優)
     3 地質学との協働による文化財調査(伊藤 創)
     4 土井ヶ浜遺跡の人類学と 考古学(沖田絵麻)


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書籍番号 80896
書  名 狭山池のルーツ―古代東アジアのため池と土木技術
シリーズ (令和3年度特別展・大阪府立狭山博物館 図録33)
データ A4 102頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立狭山博物館編集
出版年 2022年3月 
出版者 大阪府立狭山博物館
価 格 1,540円(税込)

目次
ごあいさっ
目次・凡例
プロローグ
   狭山池博物館二〇周年
第一章 東アジアにおける灌漑と農耕
  1 東アジアの気候と農業
  2 灌漑の技術と歴史的変遷
第二章 土木技術から探る狭山池のルーツ
  1 古代狭山池
  2 古代中国のため池と土木技術
  3 古代朝鮮半島のため池と土木技術
  4 古代アジアため池ロード
第三章 古代日本のため池調査
  1 磐余池(東池尻・池之内遺跡/磐余遺跡群)
  2 池田遺跡
  3 薩摩遺跡
  4 益田池堤跡
第四章 土木技術と交流
  1 山陰地方に出現した土のう
  2 渡来系技術を用いる古墳の築造
  3 大和東南部の造営集団
エピローグ
特別論考
  「薩摩遺跡にみる古代の灌漑と土地開発」 北山峰生
  「五千年前の巨大水利事業:
      中国良渚遺跡群のダムと水上都市」中村慎一
遺跡地図
報告書・参考文献
図版目録
出品目録
展示協力者
あとがき


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書籍番号 80894
書  名 白虎消失―高松塚壁画劣化の真相
シリーズ
データ B6 273頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2116-7
編 著 者 大脇 和明著
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,420円(税込)

 【紹介文】

発見時の鮮やかだった高松塚壁画群が、国宝となり文化庁が
管理する間に、カビの大発生、作業時の損傷、そして石室
解体へ。壁画劣化は防げなかったのか? 古代史ブームを
巻き起こした高松塚壁画がたどった道のりを新聞記者が
丹念に追ったルポルタージュ。
「世界に例を見ない極上の壁画を後世に残そうと努力を重ね、
格闘した担当者たちの苦悩があったことも事実だろう。
だからこそ私は、高松塚古墳の壁画はなぜ、「白虎」の描線
が消えたり、「飛鳥美人」や「青龍」が黒カビに汚染されたり
するほどに劣化したのかを問いたい。」

 【目次】

プロローグ 消える白虎 ――隠された事実
第1章 壁画発見――衝撃の女子群像
  全面カラー特報の「飛鳥美人」
  穴の中に光が差し、何か色が見えた
   「飛鳥美人」を撮影した便利堂
    網干善教とマスコミ
    末永雅雄の決断と懸念
第2章 高松塚の謎とキトラ古墳
    高松塚壁画とは何か
    重文級の壁画模写
    第二の壁画古墳・キトラ発見
    玄武発見から一五年、四神次々確認
第3章 カビとの闘い――苦悩の保存処理
    カビはいつから
   「現地保存」の方針決定
    保存施設の完成と初期の体制
    保存施設の建設と壁画保存のキーマン
   「人の出入り」が要因か
第4章 劣化発覚
    発覚前夜――「唐突に」黒カビ公表
    緊急対策検討会が現地を視察
    キトラにも白いカビ
    恒久保存検討会が発足、再びカビと虫
    壁画の現状、高精細デジタル撮影
    消えた「白虎」に衝撃
第5章 白虎の悲鳴――現地保存か、解体か
    文化庁に激震、キトラにも影響
    キトラ「玄武」と感動の対面
    文化庁に壁画担当調査官
    現地保存は困難、解体を検討へ
    石室解体へ五案を提示
第6章 ずさんな実態次々発覚
   「作業日誌」を開示請求
    ずさんなカビ対策の実態
    取合部に大量のカビ発生
    共有されなかったマニュアル
   「青龍」の舌を損傷、装?師を投入
    西壁損傷事故、同日に相次ぎ発生
    損傷事故は何が問題だったのか
第7章 飛鳥と明日香、地元の思い
    飛鳥ブームの火付け役
    キトラ壁画、地元の執念で発見
    四神次々確認、村民に驚きと興奮
    根強い異論・反対、そして解体決定
    河合長官、明日香村に初の公式訪問
第8章 始まった石室解体
    解体前に石室公開、白虎ほぼ消失
    発掘で見えたM8級・南海地震の痕跡
    キトラの朱雀、ワイヤー・ソーではぎ取り
    天井石、西壁、続々取り出し、北壁に黒カビ
    解体終了、修復へ
第9章 劣化は複合汚染
    ガラス越しに壁画初公開、初日は三八〇人
   「劣化は複合汚染」と原因調査検討会
   「もう古墳に戻せない」
    キトラ壁画、東京へ
    解体から一三年、壁画の修理完了
エピローグ 文化財はだれのもの


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書籍番号 80893
書  名 八ヶ岳を望む学ぶ集落の復元 梅之木遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 154)
データ A5 93頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2134-1
編 著 者 佐野 隆著
出 版 年 2022年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】

縄文集落の本当の姿は? 北に八ヶ岳、南に富士山、西に
南アルプスを望む山梨県北杜市の茅ヶ岳山麓で、〝縄文王国〟
と称されるほど繁栄した縄文時代中期の集落跡がみつかった。
竪穴住居ばかりでなく、川べりの作業場やムラの道など生活
の場がセットで出現した希有な遺跡から追う。

 【目次】

第1章 縄文集落がみつかった
  1 梅之木遺跡の発見
  2 保存か開発か
第2章 リアルな縄文集落を求めて
  1 梅之木遺跡の発掘調査
  2 縄文中期の環状集落だ
  3 川のほとりの活動域
  4 縄文の「道」みつかる
第3章 梅之木縄文ムラの生活を追う
  1 ムラの生活を支えた道具
  2 磨製石斧はどこから来た?
  3 土を洗う
  4 土器に残された圧痕
  5 どこへ行った? 梅之木の人びと
第4章 新たな住居像を求めて
  1 みんなでつくる縄文ムラ
  2 竪穴住居をどう復元するか
第5章 生きている史跡


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書籍番号 80874
書  名 韓式系土器研究 ⅩⅤ
シリーズ
データ B5 150頁
ISBN/ISSN 1883-3438 
編 著 者 韓式系土器研究会編集
出 版 年 2020年6月改訂発行 
出 版 者 韓式系土器研究会
価   格 2,200円(税込)

                      目 次

高霊三国時代の土器窯について-松林里遺跡を中心に- 
              ………………朴泳協   1
                                      平郡達哉 訳
窯の構築法からみた初期須恵器窯の系譜
              ……………森内秀造   15
 -陶邑窯を中心として-
大邱新塘洞土器窯遺跡の調査紹介 …………朴升圭    41
 -三韓文化財研究院発掘資料-       松永悦枝 訳
陶邑古窯址群の初期須恵器に見られる馬韓・
 百済系土器の要素と意義…………………田中清美   53
嶺南地域三国時代土器積載方式の予察………趙晟元   83
 -燒成痕を通じた積載方式の復原-   大庭重信 訳
須恵器の焼成と色調分析
 -大阪府豊中市桜井谷2-2号窯を事例として-
           …………………中久保辰夫   101
                         岩越陽平
近畿地域出土の阿羅加耶様式陶質土器の特徴
                  ……………………………李春先   113
                   井上主税 訳
万町北遺跡の異形容器の系譜について……白石耕治   135


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書籍番号 80858
書  名 古墳出現期土器研究 第8号
シリーズ
データ A4 150頁
ISBN/ISSN
編 著 者 古墳出現期土器研究会編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 古墳出現期土器研究会
価   格 1,320円(税込)

巻頭言
 資料を集めること………………………市村慎太郎   1
<論文>
 吉備南部の精製器種群と布留式土器との関係について
  -弥生時代後期中葉~古墳時代前期前葉土器の分析
   から―       ……………河合  忍   3
 香東川下流域産土器研究の現状と課題
           …………………品川  愛
                  梶原 慎司  25
 港湾集落・青谷上寺地遺跡の終焉……君嶋 俊行  33
 佐野台地における古墳出現期の様相(上) 
  ―集落遺跡出土土器の検討―
        …………………………岡本淳一郎  43
 博多湾岸地域における山陰系土器の動向(予察) 
  ―弥生時代後期から古墳時代初頭(布留0式併行期)
   にかけて―   …………………久住 猛雄  65
 生駒山地西麓の弥生時代後期集落についての若千の
  整理          …………市村慎太郎  79
 庄内式期Ⅲの認識整理と今後の課題について(前編)
            ………………米田 敏幸  99
 畿内における古墳時代中期の山陰東部系土器
         ………………………中野  咲 109
<資料紹介>
 山持遺跡出土の装飾普通器台…………中川  寧 121
  ―西谷墳墓群と楯築遺跡との比較―
 大阪府大東市野崎条里遺跡の古墳出現期土器
         ………………………濱田 延充 131
<コラム>
 庄内式期の高地性集落について………森岡 秀人 137
 -北摂・紅茸山遺跡出土土器の熟覧検討とその素描―


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【2022年2月16日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80856
書  名 装飾古墳ガイドブック 九州の装飾古墳
シリーズ
データ A5 160頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2113-6
編 著 者 柳沢一男著
出 版 年 2022年2月 
出 版 者 文物出版社
価   格 2,750円(税込)

【紹介文】

 石室を埋めつくす赤・黒・緑・黄の三角文、騎馬や船の図文、
天空の星のようにちりばめられた珠文、得体の知れない怪獣の
ような図文、謎の直弧文や双脚輪状文、蕨手文……。装飾古墳
の不思議な図文は人の目を惹きつけ、古代のロマンをかき立て
ます。
それらの写真を大きく掲載した本もたくさん刊行されています。
しかし、古墳の装飾がどの地域で、どんな図文からはじまり、
どのように変化・波及し、終息していったのか、そもそも何の
ために装飾をしたのか、その歴史は案外知られていないように
思います。本書は、考古学研究でわかってきた装飾古墳の歴史
をわかりやすく解説しようとするものです。目を引く図文だけ
でなく、それが描かれた古墳の写真や石室の図版、さらに分布図
などをたくさん収録しました。
 装飾古墳に表現されたさまざまな図文は、たんなる墓室内の
飾りではありません。古墳時代の人びとの死者への想いが表現
されたものです。
九州の数多くの装飾古墳をとおして、その想いに触れる旅に出て
みませんか。

【目次】

●ようこそ装飾古墳の世界へ
01 装飾古墳とは
02 装飾のある古墳の種類
03 変遷を三つの時期に分けてみる

●先1期の装飾古墳
04 最初に出現した装飾古墳
05 直弧文・円文の意味するもの
06 家形表現の思いと工人の交流

●第1期の装飾古墳
07 装飾古墳の出現
08 直弧文・具象文の出現
09 同心円文のはじまり
10 色の塗り分けがはじまる
11 石屋形の登場とその装飾
12 装飾古墳の広がりとその背景
13 横口式家形石棺の連鎖
14 地下式横穴墓の家屋表現

●第2期の装飾古墳
15 六世紀前葉の大転換
16 王塚古墳─玄室前面壁画の語り
17 王塚古墳─玄室奥壁と石屋形の壁画
18 王塚古墳─武器・武具の図文
19 王塚古墳─天文図の謎
20 日岡古墳─石室構造と壁画
21 日岡古墳─多様な壁画
22 釜尾古墳─石室と壁画
23 謎の双脚輪状文
24 双脚輪状文のルーツ
25 謎の天井画
26 朝鮮半島と九州のつながり
27 叙事的壁画の出現①─田代太田古墳
28 叙事的壁画の出現②─五郎山古墳
29 高句麗系図文の登場①─竹原古墳
30 高句麗系図文の登場②─珍敷塚古墳
31 横穴墓の図文装飾

●第3期の装飾古墳
32 鯨・イルカ猟を描いた線刻画
33 鬼面文を描いた線刻画
34 樹木・木葉・鳥の線刻画
35 描かれた船と馬

まとめに代えて


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【2022年2月15日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80855
書  名 遺跡学研究 第18号 2021
シリーズ
データ A4 149頁
ISBN/ISSN 1349-4031
編 著 者 浙江省博物館編
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 日本遺跡学会
価   格 2,750円(税込)

特集  遺跡のなかの民俗学
特集趣旨  惠谷 浩子 
基調講演
 遺跡の民俗学あるいは伝承の考古学 
   ─重畳たるモノとコト─     角南 聡一郎 
事例報告
 斎宮跡は「発見」されたのか 
      ─伝承の形成過程と遺跡─  伊藤 文彦
 「伝説」と結びつき理解されてきた場所としての遺跡  
                    山川 志典 
座談会
 パネリスト: 角南 聡一郎・伊藤 文彦・山川 志典 
 コメンテーター:菊地 暁
 コーディネーター:惠谷 浩子
附論
 “ゆるふわ”保護制度と生活のなかの遺跡   菊地 暁
 埋蔵文化財行政の展開と伝承・住民・地域  坂井 秀弥
 古墳の祟り・再考 ─怪異学の視点から─  大江 篤 
 遺跡にのこる伝承 
   ─岩手県盛岡市のいくつかの事例─  今野 公顕 
 山城地域における前方後円墳と地域の暮らし  惠谷 浩子
 近世から近代における古墳に関する歴史探究の変化と連続  
                     竹内 祥一朗
遺跡学フォーラム
SITE 03 史跡武蔵府中熊野神社古墳の仲秋の名月 秋山 邦雄
文化財と文化観光  中尾 智行    
多賀城創建1300年を記念する史跡整備について  白崎 恵介
群馬県における古墳文化への取組  今城 未知・白銀 三容子
安満遺跡公園、全面開園  鐘ヶ江 一朗       
古代体験フォーラム2020『つくる たもつ つなぐ 
  ─復元建物の「これから」を考える─』  岡本 一秀 
「文化財総覧WebGIS」の公開 
      ─地図から多様な文化財を探す─ 高田 祐一
書評:中西裕見子・片桐千亜紀著『地中海の水中文化遺産』 
                      高田 祐一 
令和2年度の史跡等の整備について  
      市原 富士夫・中井 將胤・岩井 浩介・栗原 悠
KOFUNSCAPE 03 古墳と遊び場         惠谷 浩子   
田園に潜む遺跡 03 歴史的建築の転写  前川 歩  
遺跡雑感 02 史跡昼飯大塚古墳と私 ─私的雑感─ 林 正憲


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【2022年2月11日】 【品切】【ご注文承り中】


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書籍番号 80853
書  名 古墳文化基礎論集
シリーズ
データ B5 404頁
ISBN/ISSN
編 著 者 古墳文化基礎論集刊行会編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 古墳文化基礎論集刊行会
価   格 在庫切れ

 <刊行会では販売してますのでご注文は下記のアドレスへ
 メールでご確認・ご注文ください。>

  大阪大谷大学犬木努研究室気付
  犬木 努 <inukit@osaka-ohtani.ac.jp>                

             序  文

 本書は、金属器および埴輪を中心とした古墳文化研究に関する
論文集である。
 学史を紐解くと、金属器と埴輪の研究は主に1930年頃から進め
られ、現在の研究基盤を形成した古墳文化編年論の中核分野で
ある。その成果は古墳文化そのものを探究するための基礎に位置
づけられる基盤的論考として、現在でも繰り返し引用される重要
な研究が多い。また、本書に収められた各論文の執筆者は、近年
の当該分野における研究を牽引してきた中堅研究者を多数含んで
いる。これらの論文は、古墳文化の的確な先行研究を踏まえた
堅実な検証等が特色で、なかには将来的に古墳文化研究を推進
する論考もあると期待される。
 一方で、各論文のテーマは執筆者の自由な創意や問題意識に
拠るため、体系性のある配置は行っていない。そこで、古墳文化
研究の大小テーマごとに収録する各論文を参照できるように項目
別の「参考・引用文献索引」を巻末に配置し、"逆引き事典"的な
機能をもたせたまとまりのある図書を目指した。
 的確な引用はしばしば対象文献の学史的・学術的位置づけを
鮮明にする。ときに、書評や解題よりも雄弁であることは多くの
研究者が経験していることで、初学者にとっても最良の研究入門
の役割を果たすものであろう。
 本書が、収録された各論文が挑んだテーマの分析と研究成果の
公開と共に、このような横断的・縦断的な視点で、学史を踏まえ
た古墳文化研究における各論文の位置づけと課題を浮かび上がら
せることができたとすれば望外である。
 なお、このような構成と意図は、執筆者の一人で本論文集の
企画・編集の中心的役割を果たし、その最中に不治の病に倒れた
故阪口英毅さんとの打合時における本書のデザイン(構成)等の
意見を活かしたものである。本書をその霊前に捧げることをお許し
願いたい。
               筆者を代表して 古谷 毅

……………………………………………………………………………

【目次】

「領域」が対峙する場所
  ─「下総型」埴輪と異系統埴輪の共存/対置─ ……犬木 努
朝倉地域西部の中期の埴輪工人
  ─ハケメの分析を中心に─      ………………井上義也
三角縁神獣鏡の成立 …………………………………………岩本 崇
古墳時代中期の北関東地域
  ─出入口・交通経路・鈴付馬具─    ……………内山敏行
京築における鉄刀についての一考察─古墳時代における豊前
 軍事組織解明に向けての基礎作業─    ……………宇野愼敏
平城宮東院下層埴輪窯跡群の基礎的検討 …………………大澤正吾
小田原市天神山1号墳出土遺物の再検討 …………………太田雅晃
一須賀様式の単竜環頭と倭製双竜環頭
 ─二子塚古墳の双竜環頭は誰が作ったか─ ……………大谷晃二
古墳時代の鶏 …………………………………………………賀来孝代
長野県大室古墳群大室谷支群168 号墳の埴輪
 ─積石塚古墳の埴輪とシナノの古墳時代中期─ ………風間栄一
小見真観寺古墳と柏木貨一郎 ………………………………加藤一郎
東国における出現期の人物埴輪 ……………………………加部二生
紀伊における家形埴輪(予察)
 ─紀伊風土記の丘万葉植物園出土資料の紹介─ ………河内一浩
伝榛原町出土単鳳環頭大刀把頭をめぐる問題 ……………金 宇大
稲童15号墳出土方形板革綴短甲の再検討 …………………阪口英毅
播磨における竪穴式石槨の一様相 …………………………島田 拓
漁具副葬と海部
 ─島根県今浦横穴墓群の検討を中心に─ ………………清水邦彦
頸甲に用いられた板金の板取り展開形状再論 ……………杉井 健
石製模造品の研究視点について
 ─小林行雄の著述から─       …………………清喜裕二
鳥取県南部町・普段寺1号墳の合子形土器 ………………髙田健一
豊前豊後における埴輪の導入 ………………………………田中裕介
円筒埴輪製作における「輪台技法」の再検討
 ─尾張・下原窯出土資料を手がかりにして─ …………辻川哲朗
古墳時代における双魚佩製作の
 一様相─新出事例の分析を起点として─ ………………土屋隆史
圭頭大刀の生産主体について ………………………………豊島直博
古墳副葬の石製祭器の意義
 ─大垣市矢道長塚古墳・昼飯大塚古墳・遊塚古墳からの解釈─
                       ………中井正幸
東山窯成立に関わる系譜と編年の諸問題 …………………中里信之
古墳時代における甲冑副葬の意義 …………………………橋本達也
庄内川流域における渡来系集団の動静
 ─勝川遺跡(古墳群)から志段味古墳群へ─ …………早野浩二
「末期古墳」副葬矢の製作 …………………………………平林大樹
片流れ造り建物とその性格─踐祚大嘗祭式を敷衍して─ 穂積裕昌
九州における小札甲について ………………………………松﨑友理
博多遺跡群にみる古墳時代前期の鉄器生産の一様相 ……水野敏典
飯塚市山王山古墳出土?形鏡板の再検討
 ─中国北朝系?轡馬装の影響をめぐって─ ……………桃﨑祐輔
古墳の裾 ………………………………………………………森下章司
挂甲武人埴輪を出土した前方後円墳の一例
 ─群馬県伊勢崎市安堀古墳表採の埴輪について─ ……横澤真一
仕様と系列から後期型小札甲を考える …………………横須賀倫達
菅原東と新池 ………………………………………………和田一之輔
金属器・埴輪研究の特質と展望(Ⅰ) ……………………古谷 毅

《文字化けを修正した目次は以下のURLからご覧いただけます(PDF)》
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80853/80853.pdf


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【2022年1月23日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80746
書  名 日本古代国家と都城・王宮・山城
シリーズ
データ A5 368頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-639-02801-7
編 著 者 井上和人著
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 株式会社 雄山閣
価   格 9,020円(税込)

 【内容紹介】
 
7世紀から8世紀にかけて、日本列島に中央集権国家が構築された。
その真の意味を、近年、格段に深化した古代都城そして古代山城
についての知見を手がかりに、日本古代考古学、都城制研究の
泰斗・井上和人が解き明かす。旧来の誤った歴史観から脱却した、
新たな古代史像が見えてくる。
  
 【目次】
1章 日本列島古代中央集権国家の構築と王宮・都城
2章 七世紀代における都城・王宮の展開と日本古代国家の構築
3章 日本古代都城の源流
4章 日本列島古代山城の軍略と王宮・都城
5章 「飛鳥の道路遺構と方格地割」説批判
6章 平城京下層中ツ道の検証
7章 平城京造都史論
8章 古代の都城における門形制の展開
9章 平城京をよみがえらせた人々―北浦定政・棚田嘉十郎伝論―
10章 唐長安城(隋大興城)形制規格復元試論
11章 越南河内昇龍皇城遺跡の宮殿遺構
   ― ベトナム・タンロン皇城遺跡の保護に関する国際協力―
あとがき・初出誌/おわりにかえて 高畑から古市へと/索引


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【2022年1月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80827
書  名 漢字の象形―文字の賞玩
シリーズ (黒川古文化研究所・研究図録シリーズ8)
データ A4 149頁
ISBN/ISSN
編 著 者 石谷 慎編集
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 公益財団法人 黒川古文化研究所
価   格 1,760円(税込)

 【目次】
1. 総説 漢字資料を通して見る中国史 石谷 慎   003
2. 図版                      015
3. 漢字索引と略説                 132
4. 作品目録                    150
 【凡例より一部抜粋】
・本図録は、黒川古文化研究所における第126回展覧「漢字の
象形―文字の賞玩」展(2021年10月16日~11月28日)の開催に
伴って編集、発行した。ただし、展覧会の総目録としてでは
なく、より研究性の高い図録を目指して、掲載作品を絞って
部分拡大を増やした。また、巻末には「漢字索引と略説」を
付し、字書としての利用にも供せるよう意図した。
…………………………………………………………………………
漢字が誕生したのはおおよそ4000年前。それ以来、中国は
もちろん日本や朝鮮半島・ヴェトナムなど周辺の国や地域でも
使用され、継承されてきました。これだけ長期間にわたり、
しかも広範囲に使用された文字は、世界に類を見ません。
漢字の最大の特徴は、それが言語を伝達・記録するための
たんなる文字ではなく、字の形や成り立ちに意味をもつ表意
文字という点にあります。「目」が目の形、「壺」が壺の形を
象り、「上」「下」や「本」が線や点の位置関係によって方向
や概念をあらわすように、漢字は身の回りの具体的な物事を
象形し、抽象的な概念を図化したものです。
漢字が人びとの感情や意志を伝達するのに役立つからこそ、
様々な民族が漢字を理解し、その権威を借りようとしました。
漢字を書くための道具や作品が生まれ、漢文の教養を積む
ことも重視されるようになりました。
殷周時代の青銅器や骨器を見ると、漢字の変遷のみならず、
その解読・解釈に思考を巡らした学者たちに寄り添うことが
できます。また、唐代以降の鏡や文房具を眺めると、政治家や
文人たちが込めた古代への憧憬を読みとれます。約80件の
「漢字資料」を通して、何気なくつかっている漢字の魅力を
再発見していただく機会となれば幸いです。


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【2022年1月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80822
書  名 関西近世考古学研究 27 近世都市の発展と産業
シリーズ (2021年 関西近世考古学研究会 第31回大会)
データ A4 117頁
ISBN/ISSN
編著者 関西近世考古学研究会編集
出版年 2021年12月 
出版者 関西近世考古学研究会
価 格 2,200円(税込)

   2021年 関西近世考古学研究会 第31回大会  
       近世都市の発展と産業
            目次
講演
戦国から江戸初頭の非鉄金属生産について
   ―生産関連遺物からその実態を探る―  沓名 貴彦   1
報告
近世都市大坂の金属生産と加工業~基礎的な資料と手法の提示~ 
                    小田木 富慈美  13
北前船寄港地近世新潟町跡出土品に見る江戸時代の産業    
                     今井 さやか  39
伊丹郷町の酒造業               赤松 和佳  37
近世都市江戸と周辺の生産活動~金属を中心に~水本 和美  53
清須から名古屋へ―城下町と職人― 山 誠一・武部 真木  69
長崎 金属関連産業とその分布  田中 学・田中 亜貴子 87
紙上報告
松本城下町における産業の立地
     ―近年の考古資料から― 原田健司・小山奈津実 103
近世都市における瓦生産について―大坂を中心に―市川 創 117


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書籍番号 80817
書  名 九州考古学 第96号
シリーズ
データ B5 214頁
ISBN/ISSN 0387-7078
編 著 者 九州考古学編集幹事
出 版 年 2021年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,750円(税込)

論文
 九州縄文時代前期後半土器群の動態   廣重 知樹   1
 宮崎県役所田遺跡におけるX線撮影機器による土器
 圧痕調査         小畑 弘己・宮浦 舞衣 
              小林  啓・中野 和浩  23
 弥生時代後半期における収穫具の変遷とその背景
  ―北部九州を中心として―      松尾樹志郎  45
 舶載三角縁神獣鏡と[イ方]製三角縁神獣鏡の画期をめぐる
 考察―「尚方」銘鏡と西晋の中国統一を軸に― 
                    徳富 孔ー  65
 大分県竹田市小園遺跡出土の布留系甕形土器
  ―古墳時代前期後葉における地域間交流のアプローチ― 
                          佐々木憲一・久住 猛雄  89
 大宰府の陶硯と牛頸窯跡群       山元 瞭平 111
 和同開珎絵葉書をめぐる人びと―濡田廃寺と長門鋳銭所―
                    北島 大輔 131
研究ノート
 アミダ遺跡の基礎的研究        福永 将大 151
翻訳
 慶州地域支石墓文化の特徴と終末期の様相   
              李  秀鴻(訳:小池史哲) 163
遺跡調査報告
 豊前竜王城跡の縄張り調査       浦井 直幸 181
資料紹介
 古絵葉書の写真に見る柳川城跡     木下 浩良 191
令和3年度九州考古学会総会研究発表要旨       197
九州考古学会賞規程  209
第14回九州考古学会賞・九州考古学会奨励賞について  
                                九州考古学会事務局 210
令和2年度九州考古学会総会の概要          212
『九州考古学』執筆要項               213
雑誌『九州考古学』における著作権の取り扱いについて 214

 


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【2022年1月17日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80785
書  名 新修 福岡市史 資料編 考古 2 遺物からみた福岡の歴史―東部編―
シリーズ
データ A4 902頁 口絵カラー8頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-907395-15-5
編著者 福岡市史編集委員会編集
出版年 2020年3月 
出版者 福岡市
価 格 5,000円(税込)

本巻は、福岡市東部地域(中央区・博多区・東区・南区)に
所在する遺跡に解説を掲載したものです。

 【目次】

第Ⅰ部 福岡市の地理的環境と遺跡
第Ⅱ部 東部地域の遺跡発見と調査のあゆみ
第Ⅲ部 東部地域の遺跡とその特質

第Ⅳ部 主要遺跡解説
第1章 旧石器時代
 1.三苫遺跡
 2.諸岡B遺跡
 3.井尻B遺跡
 4.麦野B遺跡/南八幡遺跡/雑餉隈遺跡
 5.那珂遺跡群
 6.蒲田部木原遺跡
 コラム①奈多砂丘を歩いた人びと
第2章 縄文時代
 1.浜の町貝塚
 2.柏原遺跡群
 3.井相田C遺跡/井相田D遺跡
 4.中村町遺跡
 5.名子遺跡
 6.蒲田水ヶ元遺跡/蒲田部木原遺跡
 7.野多目C遺跡
 8.香椎A遺跡
 9.曰佐遺跡
 コラム②縄文時代の海岸線
第3章 弥生時代
 1.板付遺跡
 2.比恵遺跡群/那珂遺跡群
 3.雀居遺跡
 4.下月隈C遺跡
 5.天神森遺跡
 6.持田ヶ浦遺跡
 7.雑餉隈遺跡
 8.五十川遺跡
 9.諸岡B遺跡
 10.笠抜遺跡
 11.野多目A遺跡
 12.蒲田部木原遺跡/蒲田水ヶ元遺跡
 13.永浦遺跡
 14.顕孝寺遺跡
 15.赤穂ノ浦遺跡(席田大谷遺跡)
 16.金隈遺跡
 17.上月隈遺跡
 18.久保園遺跡/席田青木遺跡
 19.高畑遺跡
 20.席田大谷遺跡
 21.博多遺跡群
 22.那珂君休遺跡
 23.野間A遺跡/野間B遺跡
 24.奈多砂丘B遺跡
 25.唐ノ原遺跡
 26.伝八田出土鋳型
 27.宝満尾遺跡
 28.東比恵三丁目遺跡
 29.南八幡遺跡
 30.井尻B遺跡
 31.弥永原遺跡
 コラム③「漢委奴国王」金印と志賀島の弥生遺跡
 コラム④社寺所蔵の青銅器関係遺物
第4章 古墳時代
 1.那珂八幡古墳
 2.名島古墳群1号墳
 3.天神森古墳/香住ヶ丘古墳
 4.部木古墳群
 5.名子道古墳群
 6.比恵遺跡群/那珂遺跡群
 7.東那珂遺跡
 8.多々良込田遺跡
 9.箱崎遺跡
 10.博多遺跡群
 11.堅粕遺跡
 12.吉塚遺跡
 13.警弥郷B遺跡
 14.野多目A遺跡/野多目B遺跡/野多目C遺跡
 15.警固・桜坂地区の古墳群(警固古墳群)
 16.井尻B遺跡
 17.老司古墳
 18.卯内尺古墳群
 19.和田B遺跡
 20.舞松原古墳
 21.唐ノ原遺跡/唐原古墳群
 22.那珂君休遺跡
 23.高畑遺跡
 24.三筑遺跡
 25.三苫遺跡
 26.東光寺剣塚古墳
 27.堤ヶ浦古墳群
 28.水町古墳
 29.東平尾公園内と周辺の古墳
 30.持田ヶ浦古墳群(A~F群)
 31.今里不動古墳
 32.顕孝寺遺跡
 33.下原名切古墳群
 34.三苫京塚古墳群A1号墳(三苫京塚古墳)
 35.和白地区の古墳群
 36.桧原遺跡/桧原古墳群
 37.寺塚A古墳群1号墳(寺塚穴観音古墳)
 38.柏原古墳群(A~J群)
 39.大牟田古墳群A群/大牟田古墳群B群
 40.中津宮古墳
 コラム⑤「修造官家 那津之口」いわゆる那津官家
第5章 古代
 1.比恵遺跡群/那珂遺跡群
 2.博多遺跡群
 3.鴻臚館跡
 4.海の中道遺跡
 5.多々良込田遺跡
 6.高畑遺跡
 7.井相田C遺跡/井相田E遺跡
 8.和田部木原遺跡
 9.堅粕遺跡
 10.吉塚祝町遺跡
 11.立花寺遺跡
 12.下月隈C遺跡
 13.雀居遺跡
 14.麦野A遺跡/麦野B遺跡/麦野C遺跡
 15.雑餉隈遺跡/南八幡遺跡
 16.柏原M遺跡(柏原遺跡群)
 17.井尻B遺跡
 18.老司瓦窯跡
 19.三宅廃寺・三宅瓦窯跡(三宅遺跡群)
 20.箱崎遺跡
 コラム⑥官道 国の威容を示すハイウェイ
第6章 中世
 1.博多遺跡群
 2.箱崎遺跡
 3.経塚
 4.香椎B遺跡
 5.住吉神社遺跡
 6.上月隈遺跡/上月隈B遺跡
 7.元寇防塁(箱崎)
 8.柏原K遺跡(柏原遺跡群)
 9.三苫遺跡
 10.香椎A遺跡
 11.諸岡B遺跡
 12.井相田C遺跡
 13.野多目A遺跡/野多目B遺跡/野多目C遺跡/野多目D遺跡
 コラム⑦立花山城跡 福岡戦国史を彩る屈指の名城
第7章 近世
 1.名島城跡
 2.福岡城跡
 3.福岡城下町遺跡
 4.博多遺跡群
 コラム⑧博多遺跡群出土のキリシタン遺物
第Ⅴ部 遺跡情報
第1章 遺跡情報一覧
第2章 遺跡関連資料一覧


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【2021年12月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80780
書  名 古文化談叢 第87集 小田富士雄先生米寿記念
シリーズ
データ B5 460頁
ISBN/ISSN 1883-0676
編著者 武末純一編集
出版年 2021年11月 
出版者 九州古文化研究会
価 格 3,080円(税込)

             目 次
国史跡「壱岐古墳群」と「壱岐嶋造」  小田 富士雄 ……   1
『日本の考古学』から『日韓交渉の考古学』へ
 ―岡崎敬先生の思い出を中心に―    福田 啓三 ……  23
一ノ口遺跡の無文土器・無文土器系土器
 ~一ノ口遺跡出土資料の再発掘から~  山崎 賴人 ……  41
弥生時代土器棺墓の諸問題―研究史を中心として―    
                    柴尾 俊介 ……  51
層仄岩製片刃石斧の生産と流通に関する研究ノート
 ―石材の性質と製作技術―       島 日出海 ……  67
須玖岡本遺跡岡本地区5次調査の天秤権   井上 義也 ……  79
                    武末 純一
蝙蝠座鈕内行花文鏡の再検討
 福岡県飯塚市立岩出土新資料の紹介   嶋田 光一 ……  89
朝鮮半島由来の鍬―又鍬考―       入江 文敏 …… 113
古墳時代中期の三輪玉付刀剣       齊藤 大輔 …… 129
石室の名称と構造            森山 栄一 …… 139
馬背塚古墳における二基の横穴式石室の関係について  
                   土生田 純之 …… 161
瀬戸内海西端における横穴式石室墳の様相 小嶋  篤 …… 171
福岡県乗場古墳出土の単鳳環頭柄頭
 ―特異な環部文様をもつ単鳳環頭―   大谷 晃二 …… 181
福岡県直方市小野牟田2号横穴の補修痕跡の
 ある兵庫鎖付内湾楕円形鏡板付轡と靭負 桃﨑 祐輔 …… 191
史跡「城山横穴群」の史跡指定と保存整備 井上 勇也 …… 217
古代の葬送儀礼について―出雲地方を中心に―      
                    川原 和人 …… 229
大宰府出土の初期単弁軒丸瓦について   下原 幸裕 …… 257
備前国分寺跡・両宮山古墳周辺の古道に関する覚書    
                    亀田 修一 …… 267
伊豆国の評制時代から郡制時代への移行過程について   
                    日野 尚志 …… 267
日向国庁の前殿に関する諸問題      津曲 大祐 …… 291
雷山神籠石年代論―北水門付近採集の須恵器の紹介をかねて―
                    平尾 和久 …… 301
武井廃寺塔跡の再検討          右島 和夫 …… 313
行橋市・椿市廃寺再検討         宇野 愼敏 …… 323
上野遺跡群出土の古代火葬墓について   長  直信 …… 329
牛頸窯跡群の朝鮮半島系資料       上田 龍児 …… 345
伝・対馬市厳原町宝満神社出土韓半島系土器について   
                    古澤 義久 …… 357
支脚配置からみた1個掛け竈と2個掛け竈
 ―古墳~平安時代における南部九州(宮崎県域)の様相― 
                   今塩屋 毅行 …… 367
築上郡・豊前市域の中世前期土師器杯に関する研究ノート 
                    佐藤  信 …… 379
首羅山遺跡発見の石塔部材と薩摩塔の復元 江上 智恵 …… 389
「破庭」はあったのか―豊後国大友氏館跡池庭遺構を読み解く―
                   五十川 雄也 …… 399
嶺南地域支石墓文化の変化と社会相    李  秀鴻 …… 411
                    小池 史哲訳
長鼓墳(前方後円形古墳)出現の背景    柳本 照男 …… 433
広西チワン族自治区貴港市港北区梁君[土同]14号墓出土の舟形
明器                  辻尾 榮市 …… 447
謝辞                 小田 富士雄 …… 457


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書籍番号 80735
書  名 文化遺産の保存と活用 仕組と実際
シリーズ
データ A5 426頁
ISBN/ISSN 978-4-87805-166-1
編 著 者 小松弥生著
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 株式会社 クバプロ
価   格 3,850円(税込)

長年にわたって文化庁で国の文化行政を担い、都道府県・
指定都市・市町村のすべての立場で教育長として文化財
政策の責任者を務めてきたエキスパートによる待望の現
代文化遺産論。沿革、背景から最新動向まで全貌をくわ
しく解説!

 【目次】
 
第Ⅰ章 文化遺産はどのように継承されてきたか
 第一節 明治時代以前の文化遺産の継承
 第二節 明治時代から第二次世界大戦後の文化財保護法
     制定まで
 第三節 文化財保護法制定後の文化遺産保護制度の変遷
第Ⅱ章 文化遺産保護制度の概観
 第一節 文化財保護法
 第二節 文化遺産保護にかかわる文化財保護法以外の
     法制度
 第三節 文化遺産保護を担当する主な行政組織とその事業
第Ⅲ章 文化財保護法による保護の制度
 第一節 建造物の保護
 第二節 美術工芸品の保護
 第三節 無形文化財の保護
 第四節 民俗文化財の保護
 第五節 記念物の保護
 第六節 埋蔵文化財の保護
 第七節 文化的景観の保護
 第八節 伝統的建造物群の保護
 第九節 文化財の保存技術の保護
第Ⅳ章 文化遺産保護の総合化とまちづくり
 第一節 文化遺産の総合的把握?歴史文化基本構想
 第二節 歴史文化を重視したまちづくりの推進?歴史まち
     づくり法
 第三節 「日本遺産」認定制度の創設
 第四節 観光立国実現のための文化遺産への期待
 第五節 文化財保存活用地域計画等を新設した文化財保護法
     の改正
 第六節 文化遺産保護をまちづくりの核に?埼玉県川越市、
     静岡県掛川市の
     取組を例に
 第七節 社会全体で文化財を継承していくために?中間支援
     組織の存在「一般
     社団法人ノオト」を例に
 第八節 社会全体で文化財を継承していくために?埼玉県の
     学校教育における
     取組を例に
第Ⅴ章 文化遺産保護に関する国際協力
 第一節 ユネスコ世界遺産による取組
 第二節 脅威にさらされた世界遺産への日本の対応
 第三節 文化財の不法な輸出入の防止
 第四節 ユネスコの無形文化遺産保護
 第五節 「世界の記憶」事業
 第六節 日本の文化遺産保護国際協力体制
第Ⅵ章 災害と文化遺産
 第一節 阪神・淡路大震災による被害と復旧・復興
 第二節 東日本大震災による被害と復旧・復興
 第三節 熊本地震による被害と復旧・復興
 第四節 防火対策
 第五節 感染症への対応
 第六節 災害の記憶と記録の継承
第Ⅶ章 博物館
 第一節 博物館の概要
 第二節 博物館をめぐる制度 
 第三節 観光振興と博物館
 第四節 博物館はどのくらい利用されているか
 第五節 博物館の一層の充実のために


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書籍番号 80760
書  名 群集墳研究の新視角―群集墳からみた古墳時代の社会と集団
シリーズ (2018年度古代学研究会拡大例会シンポジウムの成果報告書)
データ B5 368頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-150-5
編著者 古代学研究会編
出版年 2020年12月 
出版者 株式会社 六一書房
価 格 4,950円(税込)

本書は、2018年12月15日に大阪市立自然史博物館において開催さ
れた2018年度古代学研究会拡大例会シンポジウム「群集墳研究の
新視角」の成果報告書です。

                        目 次
序…………………………………………………………森岡秀人   ⅰ
例 言………………………………………………………………   Ⅴ

第I部 拡大例会シンポジウム記録集
〈趣旨説明〉
  開催趣旨―群集墳研究と古代学研究会― ……絹畠 歩   3
〈報告〉
  古墳時代の家族・集団と群集墳 ………………太田宏明   9
  初期群集墳における造墓集団とその体制 ……山田 暁  41
  横穴式石室からみた群集墳の集団原理 ………藤村 翔  65
  ―近江・畿内地域を中心に―
  器種構成からみた群集墳の須恵器副葬について
                …………………岩越陽平  91
  ―大和・河内地域のいくつかの群集墳の事例から―
  副葬品からみた群集墳被葬者の職能と階層 …絹畠 歩 115
  ―畿内地域を中心として―
  横穴墓の造営過程からみた被葬者集団 ………岩橋由季 139
  ―近畿地方中部を中心に―
  群集墳の終焉について …………………………小田裕樹 165
  集落遺跡と群集墳 ………………………………鈴木一議 195
  ―大和地域を中心に―
〈シンポジウムの記録〉
 「群集墳研究の新視角」討論 ……………作成:絹畠 歩 205
第Ⅱ部 各地域における群集墳の分析
  畿内地域の群集墳 ………………………………太田宏明 225
  近畿の群集墳1 播磨地域 ……………………奥田智子 247
  近畿の群集墳2 紀伊地域 …………………萩野谷正宏 267
  東海地域の群集墳 ………………菊池吉修・田村隆太郎 309
  ―遠江・駿河・伊豆を中心に― 
第Ⅲ部 総括と展望・提言
〈総括〉
  総括 …………………………………絹畠 歩・太田宏明 335
〈展望〉
  群集墳展開の教条的な原理の打開と多様性 …森岡秀人 341
〈提言〉
 『群集墳研究の新視角』に寄せて ………………森本 徹 355
 後 記 ………………………………………………絹畠 歩 366
 執筆者一覧


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書籍番号 80756
書  名 埴輪研究会誌 第25号
シリーズ
データ B5 123頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者
出 版 年 2021年8月 
出 版 者 埴輪研究会
価   格 1,650円(税込)

          目 次
論 説
生出塚埴輪窯産双脚人物埴輪について
 ―同工品分析の視点から― ……………山﨑 武 (1)
千葉県流山市中野久木谷頭古墳の女性埴輪
 ―葛飾・相馬地域における下総系埴輪の様態― 
             ………………鈴木 徹 (19)
埴輪生産からみた近江・息長古墳群
 ―狐塚5号墳を中心に―  ……………花熊 祐基 (33)
藤岡産埴輪分布圏内における埴輪胎土の蛍光Ⅹ線分析 
               …………志村 哲 (49)
人物が跪くのはどのような場面なのか …日高 慎 (69)
南武蔵における埴輪の生産と流通(まとめ) 
          ……………………寺田 良喜 (81)
群馬県地域における埴輪生産体制の一考察 
          ……………………加部 二生 (87)
軽里4号墳出上埴輪の再検討
 ―同工品分析と器種間比較― ………近藤 麻美 (97)
衝立形埴輪と呼ばれる埴輪片
 ―大阪府岸和田市蔵の馬子塚古墳の形象埴輪― 
             ……………河内 一浩 (117)
資料紹介
千葉県南房総市永野台古墳出上の埴輪 岡山 亮子 (123)


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書籍番号 80761
書  名 出土銭貨 第42号
シリーズ
データ B5 153頁
ISBN/ISSN 1882-3769
編 著 者 出土銭貨研究会編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 出土銭貨研究会
価   格 2,750円(税込)

【事例報告】京都市御土居跡出土の慶長丁銀極印鑽
       ……… 柏田有香・関晃史・永井久美男・西脇康    1
【論 文】古代権衡の復元(上)  …………… 松村恵司   19
【事例報告】北海道斜里町チャシコツ岬上遺跡出土の神功開寳
       ―古代における北方との交流― …平河内 毅   29
【論 文】史跡 周防鋳銭司跡の周辺 …… 古賀 信幸   39
【最新情報】近年の史跡周防鋳銭司跡の調査成果
    ―第3次~第6次調査を中心に― … 丸尾 弘介   49
【集 成】長岡京の古代銭貨集成2021(補遺)
                                       …原  秀樹   67
【次号予告】京都府舞鶴市松尾寺仁王門出土の銭貨  
                               ……………松﨑 建太   80
【提 言】非破壊分析では測定方法と中央値の開示を!  
                                 …………西脇  康   81
【論 文】中世《悪銭》の流布と通用銭への統合
         ―京都、在京領主の史料を中心に― 
                                 …………田中 浩司   95
【情 報】岡山県出土の古代銭貨の状況 … 畑地ひとみ  123
【報 告】2004年から2020年までの和歌山県の主要な出土銭貨
          状況―日本古代銭貨、中国銭貨の大銭、中国銭貨を
          用いた地鎮―     …………………北野隆亮  125
【情 報】兵庫県の出土銭貨  …………… 渡辺  昇  132
【情 報】2018年度石川県の出土状況 …… 小早川裕悟  135
【報 告】土浦市神明・山川館跡と出土銭貨 石川  功  137
【報 告】千葉県に於ける主な中・近世墓地から出土する銭貨に
          ついて       ……………… 小髙 春雄  143
【目 録】2017年・2018年「出土銭貨」主要文献目録    
                                   ……… 嶋谷和彦  146
     事務局からのお知らせ  ……… 事 務 局  152


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書籍番号 80764
書  名 石のクロニクル―黒川信義さん古稀記念論集―
シリーズ
データ A4 131頁
ISBN/ISSN
編 著 者 黒川信義さん古稀記念刊行会編集
出 版 年 2021年7月 
出 版 者 佐田岬みつけ隊
価   格 2,200円(税込)

            目 次
序文
目次
【特別論文-】
中世石造物から佐田岬半島を見る―伊予の白石に着目して― 
                  ………黒川信義    8
【献呈論文】
愛媛県の有形文化財「石造美術」 …………… 高嶋賢二  18
豊予の境目松森城の周辺―大佐田浦・井野浦地籍図から― 
                                   …………中平景介  22
国分八幡宮石塔群と西打遺跡中世墓 ………… 松田朝由  28
阿波へ運ばれた武蔵型板碑    ……………… 西本沙織  34
備北の石灰岩製宝篋印塔
  ―浄久寺宮家墓所と地蔵の編年を中心に―  舘鼻 誠  38
九州北部における近世石造層塔について(覚書) 高橋 学  46
有田市初島町正善寺伝来不動明王立像の再検討 木谷智史  52
高取藩主植村家宗泉寺墓所の検討
          ―近畿地方近世大名墓の一例―    税田脩介  58
中世末期から近世初頭にかけての尼崎における石造物利用に
ついて―尼崎市本興寺の石造物調査を中心に― 
                   ……………藤井佐由里・森山由香里  64
大日寺石塔実測記  ……………… 上井佐妃・吉兼千陽  78
徳川大坂城の石垣に用いられた花崗岩採石地の諸特徴
  ―石切丁場の分布による比較検討―  … 坂本 俊  84
中村家住宅における石造物
  ―滋賀県長浜市八木浜町の事例紹介―  … 山明日香  92
「ホリガサ」と松本の石造物  ……………… 武井成実  96
近世動物塚考―大阪府池田市弘誓寺所在熊塚を中心に―   
                                   ……… 海邉博史 100
古代石塔の造立  ……………………………… 佐藤亜聖 108
【思い出編】
楽しい石造物調査   ……………………… 遠藤ゆきの 116
黒川信義さん古稀記念集に寄せて  ………… 堤 千畝 117
黒川さんの引き出し  ………………………… 高嶋賢二 118
【黒川さんの歩み】
略歴―黒川信義さんの清く正しく美しい半生―  ……… 120
業績一覧―書籍・報告書・論文・講演・報告会等―  … 122
思い出写真集   …………………………………………… 124
編集後記   ………………………………………………… 129


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書籍番号 80744
書  名 王墓と装飾墓の比較考古学
シリーズ
データ B5 486頁
ISBN/ISSN 978-4886218766
編 著 者 河野 一隆著
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 株式会社 同成社
価   格 20,900円(税込)

 【紹介文】

世界各地に存在する王墓と装飾墓を俯瞰的に比較し、
列島の古墳時代における王権の実態も視野に入れ、
埋葬法の変遷過程の詳細な分析からその歴史的意義に
迫る。巻末にはフルカラーの写真と共に国内174基の
装飾古墳データベースを収録。

 【目次】

第Ⅰ部 世界篇
 第Ⅰ章 歴史認識のための方法
 第Ⅱ章 理論化のための作業仮説
 第Ⅲ章 埋葬法変遷の歴史理論
 第Ⅳ章 埋葬法変遷の比較研究
 第Ⅴ章 小結 埋葬法変遷と社会の論理

第Ⅱ部 日本篇
 第Ⅵ章 古墳文化と王権論
 第Ⅶ章 理論化のための考古学的実践
 第Ⅷ章 結論 日本列島の王権形成
 第Ⅸ章 極東文明

第Ⅲ部 装飾墓篇
 第X章  考古学と空間情報科学―協調の可能性と将来展望―
 第XI章  装飾古墳の新研究
 第XⅡ章 装飾古墳・装飾墓の比較研究
 第XⅢ章 総括―歴史認識における構造と科学―

装飾古墳正射投影画像

装飾古墳データベース


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書籍番号 80734
書  名 古代集落の構造と変遷 1
シリーズ (第24回 古代官衙・集落研究会報告書)(奈良文化財研究所研究報告第30冊)
データ A4 152頁
ISBN/ISSN 978-4-87805-167-8
編著者 奈良文化財研究所編
出版年 2021年12月 
出版者 株式会社 クバプロ
価 格 3,630円(税込)

今回は「古代集落を考える」と題するシリーズを立ち上げ、
古代集落を対象として議論を重ねることに。古代集落は
遺跡数も多く、膨大な発掘調査の蓄積がある。
集落遺跡の検討を通じて、律令国家における在地社会の
実像を明らかにすることにより、都城、集落のみならず
両者を結ぶ地方官衙の有機的な関係の解明に繋がり、律令
国家や古代社会の歴史的特質を明らかにする。

 【目次】
 
 ●古代集落の諸類型―集落研究の現状と方向性―
           奈良文化財研究所・道上 祥武
 ●島名熊の山遺跡の構造と変遷
      公益財団法人茨城県教育財団・清水  哲
 ●京都府における集落の構造と変遷
  ―丹波国桑田郡内におけるケーススタディ―
             京都府教育庁・桐井 理揮
   京都府埋蔵文化財調査研究センター・名村 威彦
 ●駿河国富士郡域周辺における古代集落の構造と変遷
        富士市市民部文化振興課・藤村  翔
 ●討 議


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書籍番号 80727
書  名 宝満山の古代山岳信仰
シリーズ (第11回 九州山岳霊場遺跡研究会 資料集)
データ A4 249頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者 九州山岳霊場遺跡研究会・九州歴史資料館編
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 九州山岳霊場遺跡研究会
価   格 3,740円(税込)

           本文目次

基調講演「宝満山の山岳信仰」
 基調講演「宝満山の山岳信仰」
   九州山岳霊場遺跡研究会顧問  森 弘子………  1
調査報告「宝満山遺跡群の調査成果」
 調査報告「宝満山遺跡群の調査成果」
       太宰府市教育委員会 山村 信榮……… 20
研究報告「宝満山の古代山岳信仰」
 研究報告1「宝満山祭祀の創始と展開」 
         九州歴史資料館 酒井 芳司……… 34
  研究報告2「最澄造立の檀像とその背景
        ―竈門山と檀像薬師をかなめとして―」
           九州歴史資料館 井形  進…… 52
  研究報告3「宝満山遺跡群と古代祭祀」  
          九州歴史資料館 小嶋  篤…… 60
誌上特集①「中世以降の宝満山とその周辺」
 宝満山の古文書          一瀬  智…… 77
 宝満山の仏像―古代中世を中心に― 井形  進…… 84
 宝満山の金工―鏡と刀剣―     望月 規史…… 90
 宝満山の石造物          髙橋  学…… 96
 宝満山伝来の個人蔵の菩薩塔    井形  進……105
 大宰府の経塚―宝満山の経塚を中心に―
                  山口 裕平……107
 宝満山の峰入りと入峰絵巻     川口 陽子……113
 宝満山中の窟と井戸        山村 信榮……120
 宝満山の中近世の坊と墓地     岡寺  良……126
 宝満山周辺の中世山城       岡寺  良……132
 近世宝満山の本末争論       一瀬  智……136
 宝満山周辺山岳霊場の出土陶磁について
                  遠藤 啓介……143
 宝満山の民俗行事         森  弘子……149
 宝満山を描いた絵図と絵画     日野 綾子……160
 宝満山修験の復興―明治・昭和・平成― 
                  森  弘子……166
 宝満山の史跡指定         吉田 東明……178
 生身の地蔵と宝満大菩薩の邂逅
 ―岩船山高勝寺『仮名縁起絵巻』に描かれた近世の竈戸山
                  林  京子……184
誌上特集②「筑前の山岳霊場遺跡集成(宗像・朝倉編)」
              ……………………………193
資料編「宝満山関連資料」
 『竈門山宝満大菩薩記』解題と翻刻 酒井 芳司……226
 『竈門山宝満宮伝記』解題と翻刻  酒井 芳司……229
 宝満山関連の新出資料       岡寺  良……236
第10回研究会の記録  
   九州山岳霊場遺跡研究会事務局 岡寺  良……248


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書籍番号 80729
書  名 天守台から見る城
シリーズ [2021(令和3年)度第8回 九州城郭研究大会資料集](北部九州中近世城郭研究会大会資料集第21集)
データ A4 142頁
ISBN/ISSN
編著者 北部九州中近世城郭研究会編集
出版年 2021年11月 
出版者 北部九州中近世城郭研究会
価 格 2,200円(税込)

            目 次
研究大会日程
ご挨拶
基調講演 「織豊系5の天守台」  
         中井 均(滋賀県立大学名誉教授)…………  1
問題提起 「天守台の研究視点~先行研究と長崎県の事例から」
           林 隆広(北部九州中近世城郭研究会)
                                         ………………… 19
地域別報告
 ①「宮崎・鹿児島の“天守'を持つ城」
    竹中克繁(南九州城郭談話会・宮崎市教育委員会)…… 27
 ②「熊本県の天守台~織豊大名の本支城関係を中心に」
   中山 圭(北部九州中近世城郭研究会・天草市観光文化部
               文化課)                     ……………… 41
 ③「小領主ひしめく大分の近世城郭の天守台」
              小野綾夏(大分市教育委員会) …… 51
 ④「福岡城天守台の平面構造の検討~支城との比較を交えて」
    岡寺 良(北部九州中近世城郭研究会・九州国立博物館)
                                                   …… 73
 ⑤「佐賀における天守台の形態と構造~各城に見る劃以性と
      独自性」  坂井清春(北部九州中近世城郭研究会・唐津市
                教育委員会)  ………………………………… 85
誌上報告
 ①「島原城の天守台」 宇土靖之(島原市役所)  …………… 97
 ②「中誠天守について」浦井直幸(北部九州中近世城郭研究会)
                                                   ……101
 ③「安岐城と富来城の天守台」小柳和宏(北部九州中近世城郭
      研究会)                ………………106
 ④「近世・近代を通じた日出城天守および天守台の諸相」
         中尾征司(日出町教育委員会) ……………110
 ⑤「府内城天守について」 小野綾夏(大分市教育委員会)  114
 ⑥「臼杵城天守」 神田高士(臼杵市教育委員会)  …………118
 ⑦「岡城卸三階櫓と天守台」 小松篤史(竹田市教育委員会)123
 ⑧「小倉城の天守台」中村利至久(北九州市埋蔵文化財調査室)
                                                   ……128
 ⑨「鬼ケ城(香春岳城)の天守台」若杦善満(北部九州中近世
     城郭研究会)      ……………………………………132
 ⑩「筑後柳川城の天守台」岡寺 良(北部九州中近世城郭
      研究会)    …………………………………………………135
 ⑪「名島城の天守台」荒牧宏行(福岡市埋蔵文化財財課) …137
九州における天守台一覧表   ……………………………………139


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書籍番号 80728
書  名 西南戦争のリアル 田原坂
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 153)
データ A5 93頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2133-4
編 著 者 中原幹彦著
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 株式会社 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文]
 
明治維新の総仕上げ、国内最後の内戦となった西南戦争。
その最大の激戦となった田原坂の戦いは従来、伝聞や
伝承などのイメージばかりが先行して、戦いの実相はよく
わかっていなかった。考古学的調査などから具体的な戦い
の実態をあぶり出し、リアルな田原坂を追究する。

 【目次]
 
 第1章 西南戦争とは何か
   1 近代国家確立の礎
   2 西南戦争の時期区分
   3 西南戦争の遺跡

 第2章 最大の激戦地、田原坂
   1 熊本城救援の道
   2 田原坂の戦い

 第3章 田原坂を掘る
   1 さまざまな調査
   2 両軍衝突の最前線
   3 薩摩軍本道守備の要
   4 立木の「発掘」
   5 田原坂本道の南の守り

 第4章 地形で勝ち、地形に負ける
   1 地形を読み解く
   2 難攻不落、田原坂の実体

 第5章 そして、音は消えた
   1 田原坂にまつわる虚と実
   2 イメージからリアルへ


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書籍番号 80726
書  名 星空の考古学-渡邊邦雄さん・尼子奈美枝さん還暦記念論文集-
シリーズ (ナベの会考古学論集 第2集)
データ 2021年12月 B5 132頁
ISBN/ISSN
編著者 木許守(代表)編集
出版年 2021年12月 
出版者 ナベの会
価 格 2,750円(税込)

            目 次
                 
 序 -『星空の考古学』刊行に寄せて― 
             ………………森岡 秀人……… ⅰ
目 次……………………………………………………………… ⅴ
終末期古墳の前庭部構造-『星空の考古学』に寄せて
                -……渡邊 邦雄……… 1
金銅装馬具保有の背景について…………尼子 奈美枝 …… 15
「家父長制世帯共同体」概念の研究史的検討
                  …太田 宏明……… 23
畿内周縁部の群集墳 -南・中丹波地域を中心に-
              ……………奥田 智子……… 35
紀伊地域における箱式石棺について………金澤 舞………… 45
畿内系家形石棺の棺蓋横断面形についての一検討
 -奈良県御所市條ウル神古墳出土家形石棺の理解に向けて-
                   金澤 雄太……… 55
日本列島における横櫛の出現と系譜
 -韓半島の櫛との比較を通して-………木沢 直子……… 65
弥生時代の護岸材の特徴と変遷
 -奈良県御所市における事例からの考察-
                  ……木許 守……… 77
なぜ、金津山古墳の伝説は語り継がれるのか
 -市民・社会と古墳を結びつける伝説-
                 ……竹村 忠洋……… 89
高麗茶碗小考 ……………………………… 永井 正浩 …… 101
野々上埴輪窯の石見型埴輪…………………花熊 祐基………109
弥生文化期の高地性集落数例をめぐる銅鏡の先取短期保有問題考
                  …森岡 秀人………119
渡邊邦雄さん略年譜 …………………………………………… 131
尼子奈美枝さん略年譜 ………………………………………… 132


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書籍番号 80725
書  名 文化財と技術 第10号
シリーズ
データ A4 326頁
ISBN/ISSN 2187-4328
編 著 者 鈴木 勉編集
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 工芸文化研究所
価   格 2,750円(税込)

   【目 次】

第一部 美術と技術の歴史
   山中 理  美術史と金属工芸
  -唐時代銀器「鍍金狩猟文六花形銀杯」の周りを廻って-
   金 跳咏  原三国~三国時代鉄製刀剣の製作技術とその意味
   吉田秀享  鍛冶作業場の推定 ―二例の古代鍛冶炉から―
   上栫 武  日本古代の鉄鋳造と素材鉄
   鈴木 勉  韓半島の鋳造技術と毛彫り技術から藤ノ木古墳・
       法隆寺へ
   金 跳咏  三国時代における鉄鐸の副葬と性格
   平林大樹  根挟みを用いた後期・終末期古墳副葬矢の構造
   姜[日文]廷 益山・笠店里古墳出土金銅飾履の復元製作研究

第二部 象嵌研究
   鈴木 勉    威安末伊山5号墳出土象嵌鉄刀の線彫り技術
            -線彫り技術判定の基準試料の提示-
   滝瀨芳之    日本列島内出土象嵌遺物集成2
      ─刀剣・鉾・刀子編(補遺・追加)及び馬具・鏡 他編─

第三部 金石文研究
   福井卓造    七支刀銘「為倭王旨造」について
   鈴木 勉    [シ東]の技術・石刻の技術
   鈴木 勉    會津八一先生筆色紙「心」について

第四部 復元研究
 <宮地嶽古墳出土大型頭椎大刀の復元研究>
   鈴木 勉    複元の企画
   鈴木 勉    復元のための調査と推定
   藤安将平(作刀補助:有賀一久・中西裕也 記録:金 跳 咏)
            刀身の復元
   藤安将平(記録:金 跳 咏)
            木製鞘の復元
   藤安将平(記録:金 跳 咏)
            木製柄の復元
   山田 琢    金銅装の復元
   鈴木 勉    鋳造鈴の復元


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書籍番号 80723
書  名 文化財写真研究 VOL.11
シリーズ
データ A4 100頁
ISBN/ISSN
編 著 者 文化財写真技術研究会編集
出 版 年 2021年121月 
出 版 者 文化財写真技術研究会
価   格 4,950円(税込)

────────────────────────────
                      CONTENTS
────────────────────────────
アナログからデジタルの時代を駆け抜けて   菱田哲郎 02
────────────────────────────
特 集
文化財の活用と発信・保存と記録
 1.文化財の活用と発信・保存と記録(趣旨説明)栗山雅夫 04
 2.写真による文化財の魅力発信について
   ──記念物と建造物を中心として――  川口武彦 06
 3.「ColBase」におけるデータの公開について 村田良二 20
 4.砺波正倉による情報発信と蓄積      野原大輔 24
 5.文化財写真の突破口           福島幸宏 28
   ――デジタルアーカイプの視点から――
 6.正倉院宝物撮影             北田仁司 32
   ――明治から令和へ――
 7.「民学官」で護り伝える文化財      栗山雅夫 36
   ――湯舟坂2号墳プロジェクトから――
────────────────────────────
基礎講座
撮影の足元について             中村一郎 50
────────────────────────────
シリーズ印刷の知識
印刷物の色の評価におけるLED光源とは     宮内康弘 84
────────────────────────────
SUOERSHOT
山内清男のカメラ        中山雅士・中村亜希子
 ~撮影・現像関係資料の紹介~ 髙野紗奈江・中村一郎 56
────────────────────────────
 (埋蔵)文化財写真技術研究会活動30年を振り返る   
                  歴代会長対談企画 64
────────────────────────────
会長の眼
デジカメからスマホへ?           井上直夫 63
────────────────────────────
LETTERBOX
学習から実践へ               春日字光 76
────────────────────────────
NewHorizon
シリーズ発掘調査報告書 私の工夫
デジタル画像を利用した新しい技術の利用例
 ―3D写真計測と焦点合成―        水戸部秀樹 78
────────────────────────────
Gallery                        88
────────────────────────────


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【2021年12月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80724
書  名 Mie history vol.28
シリーズ
データ B5 72頁
ISBN/ISSN 1345-6784
編 著 者 浙江省博物館編
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 三重歴史文化研究会
価   格 880円(税込)

押型文土器のいわゆる枝回転文について 
      …………………………… 布谷知夫   1
〔附〕坂倉遺跡の発掘調査報告書と布谷論文について 
            …………… 山田 猛   6
埋葬施設における赤色顔料使用の東方波及 
       ………………………… 石井智大   7
斎宮跡出土鍔付土管の様相 
…………………………………………… 川部浩司  35
三重県中南勢地域における一石五輪塔の展開
  ―16世紀後葉を中心に― ……… 竹田憲治  43
安濃郡・奄芸郡における古代・中世の交通路とその変遷 
             ………… 米山浩之  53


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【2021年12月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80715
書  名 中期古墳研究の現状と課題 Ⅴ~古墳時代中期の土師器・須恵器をめぐって~
シリーズ (中国四国前方後円墳研究会 第24回研究集会 発表要旨集・資料集成)
データ A4 400頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編著者 中国四国前方後円墳研究会第24回研究集会実行委員会編集
出版年 2021年11月 
出版者 文物出版社
価 格 3,300円(税込)

                        目 次
〔基調講演〕
  中期の土器研究と暦年代
   田中清美/日本考古学協会会員……………………………1
〔研究報告〕
  畿内地域の中期土師器編年と外来系土器
   中野 咲/奈良県立橿原考古学研究所………………… 17
  九州の中期土師器編年
   重藤輝行/佐賀大学……………………………………… 41
〔地域報告〕
  鳥取県
   君嶋俊行/(公財)鳥取県教育文化財団………………… 59
  島根県
   松山智弘/島根県埋蔵文化財調査センター ………… 89
  岡山県
   河合 忍/岡山県教育庁………………………………… 117
  広島県
   和田麻衣子/広島県教育委員会…………………………137
  山口県
   小林善也/下関市立考古博物館…………………………153
  徳島県
   田川 憲/(公財)徳島県埋蔵文化財センター ………187
  愛媛県
   三吉秀充/愛媛大学………………………………………209
  香川県
   蔵本晋司/香川県埋蔵文化財センター ………………237
  高知県
   宮里修/高知大学…………………………………………263
〔資料集成〕中期古墳出土土器集成
  鳥取県……………………………………………………… 279
  島根県……………………………………………………… 299
  岡山県……………………………………………………… 323
  広島県……………………………………………………… 347
  山口県……………………………………………………… 359
  徳島県……………………………………………………… 365
  愛媛県……………………………………………………… 369
  香川県……………………………………………………… 393
 


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書籍番号 80677
書  名 黎明─東西文化が共生した先史時代の近江―
シリーズ
データ A4 76頁
ISBN/ISSN
編 著 者 滋賀県立安土城考古博物館
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 滋賀県立安土城考古博物館
価   格 1,100円(税込)

 【紹 介】

日本列島にさまざまな地域色をもって展開した縄文時代の
土器文化。その地域色の広がりは、伊勢湾と若狭湾を結ぶ
ラインを境界とするケースがしばしば見られます。
現在の東西日本で方言や習俗が異なるのと似た現象がうか
がえそうです。
そうした縄文時代は、稲作を伴う「遠賀川系土器」文化が
西日本に普及したことで終焉し、先史時代に一大エポック
を築きました。この遠賀川系土器文化の広がりも、まさに
伊勢湾と若狭湾を結ぶラインを境界としています。
この境界に近いところに位置する近江では、西日本に広がる
弥生文化をベースにしながら、東日本に残る縄文的文化の
影響も色濃く受容して、両文化が複雑に共存する地域文化を
展開します。
今回の展示では、公益財団法人滋賀県文化財保護協会が
50年にわたって発掘調査した主な遺跡を中心に、縄文~弥生
時代の近江文化を紹介します。

【主な掲載資料】
◆縄文時代◆
相谷熊原遺跡、粟津湖底遺跡、赤野井湾遺跡、弁天島遺跡、
竜ケ崎A遺跡、小川原遺跡、松原内湖遺跡、滋賀里遺跡、
上出A遺跡の出土品(以上、滋賀県)
三重県粥見井尻遺跡、福井県桑野遺跡、奈良県橿原遺跡の
出土品など
◆弥生時代◆
烏丸崎遺跡、小津浜遺跡、赤野井浜遺跡、針江浜遺跡、
堤ヶ谷遺跡、宮前遺跡の出土品、大岩山銅鐸(以上、滋賀県)
愛知県朝日遺跡、石川県八日市地方遺跡、福井県下屋敷遺跡、
吉河遺跡、京都府鶏井冠遺跡の出土品など


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書籍番号 80643
書  名 西日本文化 500号 特集 港市二〇〇〇年 博多・福岡
シリーズ
データ B5 90頁
ISBN/ISSN
編著者 西日本文化協会編集
出版年 2021年10月 
出版者 西日本文化協会
価 格 770円(税込)

掲げつづける文化の灯火/福岡県知事 服部 誠太郎
心豊かに文化芸術を楽しむまちを目指して
 /福岡市長 高島 宗一郎
地域社会への絆とともに/田中 直樹
「西日本文化」五〇〇号の重さと高さ/轟 良子

【特集】港市二〇〇〇年 博多・福岡
     海から伝わる波動の通奏低音

○博多湾を守る自然のゆりかご~地勢の恵み~/磯 望
○弥生時代の海村交易と古墳時代の金官加耶交易/武末純一
○玄界灘交易の拠点「奴国」とその残映/大高広和
○鴻臚館交易の発展と衰退―公貿易から私貿易へ―/菅波正人
○遣新羅使人歌の「月」と「雁」―万葉に詠まれた博多湾一帯
 の和歌―/田中真理
○大宰府・博多に入った宋代仏教/榎本 渉
○栄西ゆかりの今津誓願寺と重源―本尊阿弥陀如来坐像から
 開ける新たな視界―/井形 進
○博多綱首と博多津唐房―都市 博多のはじまり/林 文理
○博多の繁栄を担った港湾施設―「石積遺構」が語る光景―
 /大庭康時
○刀伊襲来・蒙古襲来とその後の国際交易/中村 翼
○南北朝期の大宰府・博多―足利尊氏・懐良親王はなぜ大宰府
 ・博多を目指したのか―/森 茂暁
○中世日本最大の国際貿易港―室町・戦国時代の博多とアジア―
 /伊藤幸司
○豊臣秀吉の九州平定と博多の復興/中野 等
○小早川・名島城から黒田・福岡城へ―如水・長政の城下町と
 博多対策―/高山英朗
○博多で育った名酒と銘菓/牛嶋英俊
○筑前五ヶ浦廻船と国内海運・交易/又野 誠
○港市に培われた江戸時代の学術―福岡藩儒 貝原益軒の学問―
 /大庭卓也
○福博の盛り場・小史/松村利規
○歴史と観光の「福岡」―都市づくり提言の鳥瞰図/鮓本高志
○海から陸に上がった飛行場―名島から雁ノ巣、そして福岡空港
 へ/柴多一雄
○築港問題と福岡市の都市戦略――挫折した杉山築港計画はなぜ
 語り継がれたのか― ―/有馬 学
○近代福博の都心と百貨店/草野真樹
○「福岡商業」一二〇年の伝統/深野 治
○女性教育の向上へ 檍が原に「福岡女専」/井手麻衣子
○福岡発・以西底曳と祖父/勝瀬志保
○福岡大空襲~終戦と引揚港・博多/西牟田耕治
○博多港 荷役の文学/深野 治
○変わり得るか?「港市」の貌/石橋知也
○聞書「九州の老舗」シリーズ 百年超企業・長寿の知恵43株式
 会社福岡魚市場(福岡市)
○《寺社を訪ねる》31筑前國一ノ宮 住吉神社(福岡市博多区)
 /眞武龍二郎
○『福岡県史』史料紹介11―林(美)文書『浦嶋遠見番所灯篭
 堂急用丸囲上家共図』玄界灘沿岸警備の施設を描く/岡寺 良


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書籍番号 80606
書  名 縄文時代を知るための110問題
シリーズ
データ A5 340頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2114-3
編 著 者 勅使河原 彰著
出 版 年 2021年11月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,970円(税込)

 【紹介文】
 
縄文ブームのなかで、ともすればイメージで縄文時代が語られて
いないか。当時の社会や暮らしはどこまでわかっているのか。
縄文時代の疑問点、もう少し深く知りたい論点を、一問一答形式
で答える。縄文時代の身分・階層・戦争など最新の争点を解説。

 【目次】

はじめに

第1章 縄文時代研究事始め

第1問 縄文時代研究はいつ始まったか
第2問 縄文土器、縄文時代の名称はどのようにつけられたか
第3問 縄文と縄紋、どちらの漢字表記が正しいか
第4問 縄文時代の時期区分はどのように決められているか

第2章 縄文時代の研究と論争をみる

第5問 貝塚の巨人伝説とは何か
第6問 石器天降説とは何か
第7問 石器人工説とは何か
第8問 『雲根志』とはどんな書物か
第9問 縄文土器を発見した最初の記録は何か
第10問 人種・民族論争とは何か
第11問 層位的な観察をはじめておこなった遺跡はどこか
第12問 分層的な発掘をはじめておこなった遺跡はどこか
第13問 文様帯系統論とは何か
第14問 縄文土器の編年研究とは何か
第15問 縄文時代の住居跡が最初に発掘された遺跡はどこか
第16問 縄文集落が最初に発掘された遺跡はどこか
第17問 『日本遠古之文化』とはどんな書物か
第18問 ミネルヴァ論争とは何か
第19問 ひだびと論争とは何か
第20問 南北二系統説とは何か
第21問 『くにのあゆみ』とは何か
第22問 縄文農耕論とは何か
第23問 照葉樹林文化論とは何か
第24問 サケ・マス論争とは何か
第25問 本ノ木論争とは何か

第3章 縄文時代の関連学問をみる

第26問 民族考古学とは何か
第27問 環境考古学とは何か
第28問 実験考古学とは何か
第29問 動物考古学・植物考古学とは何か
第30問 プロセス考古学とは何か
第31問 ポスト・プロセス考古学とは何か
第32問 放射性炭素年代測定法とは何か
第33問 微化石分析法とは何か
第34問 レプリカ法とは何か
第35問 安定同位体比分析法とは何か
第36問 産地同定法とは何か
第37問 DNA分析法とは何か

第4章 縄文人の道具をのぞく

第38問 縄文土器は何に使われたか
第39問 縄文土器の器形にはどのようなものがあるか
第40問 有孔鍔付土器とは何か
第41問 注口土器は何に使われたか
第42問 釣手土器とは何か
第43問 石鏃は何に使われたか
第44問 石槍とは何か
第45問 石皿とは何か
第46問 打製石斧は何に使われたか
第47問 磨製石斧は何に使われたか
第48問 石匙とは何か
第49問 石錐とは何か
第50問 釣針を使っていたか
第51問 銛を使っていたか
第52問 漁網を使っていたか
第53問 骨針とは何か
第54問 植物製の容器にはどのようなものがあったか
第55問 縄にはどのようなものがあったか
第56問 土偶とは何か
第57問 岩偶とは何か
第58問 岩版・土版とは何か
第59問 動物形土製品とは何か
第60問 石棒とは何か
第61問 御物石器とは何か
第62問 装身具にはどのようなものがあるか

第5章 縄文人の生業と技術を探る

第63問 縄文人の主食は何か
第64問 縄文人はクリを栽培していたか
第65問 縄文人は栽培植物を利用していたか
第66問 縄文人はソバを栽培していたか
第67問 縄文人はイネを栽培していたか
第68問 縄文時代に農耕はあったか
第69問 なぜ、畠作に不適な土地なのか
第70問 貝塚とは何か
第71問 縄文時代の漁業にはどのようなものがあるか
第72問 縄文人はサケをどのように捕獲していたか
第73問 縄文人はイルカをどのように捕獲していたか
第74問 縄文