?       

 

日 本 考 古 学 図 書 情 報


【2024年9月11日 【入荷】【ご注文承り中】


 82354.jpg

 
書籍番号 82354
書  名 青銅器が変えた弥生社会 東北アジアの交易ネットワーク
シリーズ (歴史文化ライブラリー602)
データ 四六版 272頁
ISBN/ISSN 978-4642306027
編著者 中村 大介著
出版年 2024年71月 
出版者 吉川弘文館
価 格 1,980円(税込)


【内容簡介】

農耕社会が安定期に入った弥生時代中期、大陸より祭器や副葬品として
導入された銅剣・銅矛・銅鐸などの青銅器は、列島社会をどのように変
えたのか。青銅器をめぐる交易網の形成と、それにアプローチする弥生
人の行動を考古学の視点から追究。東北アジア社会の変動の中に弥生文
化を位置づけ、階層化社会から国家形成へとつながる
変革を読み解く。

 【目次】

競合と交易の時代へ―プロローグ

変わりゆく弥生社会
 首長墓の出現
 粘土帯土器をもつ移住者と青銅器生産
 王墓形成までの争乱

金属器の伝達者 東北アジアの粘土帯土器文化
 中国東北地方の動乱と粘土帯土器文化
 朝鮮半島の粘土帯土器文化
 鉄器の導入と燕国

環黄海交易ネットワークの形成
 燕・秦・漢の経済活動
 鉛同位体比分析からみた青銅原料流通
 西日本の交易ネットワーク

政体の交代と楽浪郡
 漢の拡大と東アジアの変動
 衛氏朝鮮の盛行と楽浪郡設置
 繁栄する楽浪・韓・倭
 朝鮮半島南部の原三国時代と首長墓
 北部九州における王墓の時代

東アジア世界への参入
 東アジア社会変質の立役者
 交易のかたち

連動し続ける東北アジア社会―エピローグ

あとがき
引用・参考文献



【2024年9月11日 【入荷】【ご注文承り中】


 82407.jpg

 
書籍番号 82407
書  名 文房具の考古学
シリーズ (歴史文化ライブラリー599)
データ 四六版 280頁
ISBN/ISSN 978-4642059992
編著者 山本 孝文著
出版年 2024年6月 
出版者 吉川弘文館
価 格 2,090円(税込)


【内容簡介】

道具を使って文字を書く―。今日では当たり前の行為である筆記の
文化は、いかに生まれ発展してきたのか。文字が持つ権威・宗教性
・芸術性などの側面に触れつつ、文字の種類や記録法などの歴史を
紹介。文字と同時に変化し日本へ伝播した筆・墨・硯・紙など、
筆記具の造形や装飾に着目し、著者独自の実験も交えて描き出す、
古代東アジアの文化史。

 【目次】
 
移りゆく文字と文房具―プロローグ

人類と文字
 人類による文字の営み
 文字前史―文字と記号
 人間は文字で何をしてきたか

東アジアの文字とその歴史
 漢字の誕生と広がり
 韓半島の初期文字使用
 日本の初期文字使用

書くという行為
 筆記行為のあれこれ
 文房具―もう一つの文字文化
 研究素材としての文房具

墨書を彩る道具たち
 筆 文字を生み出すアジアのペン
 墨 記録を伝える悠久のインク
 硯 現代に残る筆記の記憶
 書写材料 文字を体現するメディア
 書写の実験考古学

古代文房具を使用した人々と社会
 文房具を使った人とその場所
 文房具が使われた社会

文字と文房具と古代国家―エピローグ

あとがき
参考文献



【2024年9月6日 【入荷】【ご注文承り中】


 82406.jpg

 
書籍番号 82406
書  名 倭人伝に記された伊都国の実像 三雲・井原遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」168)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2338-3
編著者 河合 修・平尾和久著
出版年 2024年9月 
出版者 新泉社
価 格 1,870円(税込)

 【紹介文】
 
群青の玄界灘を望む福岡県の糸島半島は、「魏志」倭人伝に記された
「伊都国」の故地だ。王墓に納められた巨大かつ多量の鏡、王都で使
われた国内外の土器、遠く地中海より素材が伝わったガラス製品など
独特の品物からは、交易で栄えた大国の姿が見
えてくる。

 【目 次】
 
第1章 鏡の王国と「魏志」倭人伝
  1 鏡の王国
  2「倭人伝」に記された伊都国の姿

第2章 伊都国形成期の糸島
  1 稲作開始のころ
  2 王権誕生への胎動

第3章 三大王墓と伊都国の墓制
  1 三雲南小路王墓の発掘
  2 三雲南小路王墓の出土品
  3 被葬者像を探る
  4 幻の王墓・井原鑓溝遺跡
  5 伊都国域の墓制
  6 最後の伊都国王墓・平原王墓
  7 平原王墓の出土品
  8 平原王墓の時代

第4章 伊都国の国邑
  1 三雲・井原遺跡の規模と変遷
  2 三雲・井原遺跡を特徴づける出土品

第5章 王都をとりまく拠点集落群
  1 海と陸のネットワークを探る
  2 拠点的な弥生集落
  3 これからの三雲・井原遺跡



【2024年8月30日 【入荷】【ご注文承り中】


 82374.jpg

 
書籍番号 82374
書  名 アジア鋳造技術史学会誌 FUSUS 16号
シリーズ
データ A4 103頁
ISBN/ISSN 1883-0056
編著者 FUSUS編集委員会
出版年 2024年4月 
出版者 文物出版社
価 格 2,200円(税込)

 【目 次】

 1 内蒙古・長城地帯におけるスキト・シベリア青銅装飾品の
  二系統 :松本圭太

15  東京国立博物館所蔵の中国北方(商代)の鐸・円筒金具のポ
  リゴンデータ解析による技法研究    :高濱 秀、三船 温尚

29  二里頭期・二里岡期爵の鋳型構造と製作技法
       :内田 純子、樋口 陽介、廣川 守、山本 堯、新郷 英弘

43  古代侯馬陶范与現代石膏模具技法的対比分析
                                   :万 俐、田 建花、戈 暢

47  ポリゴンデータのフィッティング球解析による泉屋博古館
    所蔵青銅鏡の面反りと製作技術の検討 :廣川 守、三船温尚

61  三角縁神獣鏡製作の実態把握と工人および工人集団の同異
                         :清水 康二、清水 克朗、字野 隆志

71  出光美術館所蔵金鋼如来五尊像の3Dポリゴンデータ分析に
    よる形状の特色と鋳造技法      :三宮千佳、三船温尚

85  享保7年は(1722)銘の長野市善光寺の鋳銅地蔵菩薩坐像とそ
    の原型の享保8年(1723)銘の横浜市光明寺木造地蔵菩薩坐像
    のポリゴンデータ比較による鋳造技術と生産体制の検討 
              :三船 温尚、杉本 和江、村田 愛加、三宮 千佳

101 アジア鋳造技術史学会 第12・13回表彰審査結果(中国支部)
                                 :劉 煜、陳 建立、廉 海萍

103 アジア鋳造技術史学会 第13回表彰審査結果(日本支部)
              :黒澤 浩、児島 大輔、比佐 陽一郎、釆睾 真澄



【2024年8月30日 【入荷】【ご注文承り中】


82381.jpg 

 
書籍番号 82381
書  名 アジア鋳造技術史学会研究発表概要集 第17号 2023 東京大会
シリーズ
データ A4 68頁
ISBN/ISSN
編著者
出版年 2024年8月 
出版者 アジア鋳造技術史学会
価 格 1,100円(税込)

目次/lndex
高濱秀/三船温尚
    中国北方系錂のポリゴンデータ解析
Mai SUZUKI/Yoshiyuki IIZUKA
    Metalwork Techniques on Forged Horse Ornaments from Khitan:
    Focus on the Collection Stored in the Equine Museum of Japan
李情情/万俐/軒超
    江南宋元出土青銅器祷造工芸的探討
王漢卿
  “蘇州片”刻版術的復原研究(上)
内田純子/廣川守/三船温尚/樋口陽介/新郷英弘/山本堯
  二里岡~殷墟一期爵の母模技術
鈴木舞/三船温尚
  殷周青銅器の設計規格についての一試論
    ―黒川古文化研究所蔵小克鼎からの検討―
常逸航/楊歓/杜静楠/楊軍昌
  基于定量計算的中国古代陶范中草木灰的鋳造功能研究
楊歓/房明慧/何毓霊/楊軍昌
  基于考古学観察與凝固模擬的亜長牛尊造工芸研究
楠惠美子/渡邊緩子/隅英彦/平尾良光/深澤太郎
  國學院大學所蔵伝滋賀県大岩山出土銅鐸の鉛同位体比分析
  ―突線鈕式銅鐸からみた弥生時代中期末から後期における青銅器の
   製作と埋納―
鄧穎[女睫-目]/楊歓/房明慧/杜静楠/楊軍昌
  中原地区夏商青銅容器鉛含量変遷研究
張穎/劉煜/羅二虎
  風箱背漢墓出土銅器的成分、工芸与砿料来源
川村佳男
  青銅製浄瓶の形態と製作技法の遷移に関する初歩的研究
  ―内視鏡カメラによる内面の観察を踏まえて―
川辺敬子/オレガリオ・マルティン・サンチェス
  西南イベリア半島タルテッソス時代の梨形水瓶蝋型分鋳技法について
  の研究
鈴木瑞穂/井上義也/山崎悠郁子/武末純一
  須玖遺跡群における鋳造鉄器および鋳造系の鉄素材の利用について
張周瑜/陳建立/張鳳
  [シ繩-糸]池窖蔵鉄[金華]冠与鉄板的工芸特点研究
周霊美
  濟州島供養工芸の文化史的意義
松本隆
  善明寺鉄造阿弥陀如来坐像の鋳造技法の想定
宮崎甲
  鋳造仏における分割木造原型の内抜き法―関鋳物師遺物仏像木型―
長柄毅一/三船温尚/杉本和江
  江戸大仏鋳造過程における湯流れ、凝固過程の検証



【2024年8月23日 【入荷】【ご注文承り中】


82378.jpg 

 
書籍番号 82378
書  名 古文化談叢 第90集
シリーズ
データ B5 160頁
ISBN/ISSN 1883-0676
編著者 武末純一編集
出版年 2024年8月 
出版者 九州古文化研究会
価 格 2,200円(税込)

 【目 次】

流雲文縁方格規矩鏡の編年1(下)
 ―内区主像A1・A2・B1・B2―    徳 富 孔 一 ……   1
 
回顧・大宰府史跡の調査研究(下)    小  田 富士雄 ……  21

一つの木簡史料を加えての備前国東部郡界の再考と
   備中国下道評の分割について   日 野 尚 志 ……  37

中攻掩体に関する考古学的研究
      ―3次元計測による海軍築城航空基地稲童1号掩体の調査―
                                     古 谷 真 人 ……  55
                   柴 原 聡一郎
                          
日韓におけるト占方法の比較
 ―肩甲骨と肋骨を中心に―        林 田 卓 也 ……  69
 
韓国・慶尚南道大坪里遺跡玉房7地区の丹塗磨研土器  
                                     端 野 晋 平 ……  97

魏晋南北朝時代の「馬俑」について(下) 大 平 理 沙 …… 117

土生田純之君の急逝を悼む             小 田 富士雄 …… 143
                    武 末 純 一
                    亀 田 修 一
                    高 久 健 二
                    右 島 和 夫



【2024年8月8日 【入荷】【ご注文承り中】


82367.jpg 

 
書籍番号 82367
書  名 5周年! すごいねん!! 百舌鳥・古市古墳群!!!
シリーズ (令和6年度夏季特別展 近つ飛鳥博物館開館30周年記念 百舌鳥・古市古墳群世界遺産登録5周年記念)
データ A4 110頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2024年7月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価 格 1,700円(税込)

【内容簡介】

2019年7月6日、百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群が世界遺産に
登録されました。古墳群が世界遺産登録から5周年を迎えることを記念
して、今夏、古墳群についてより多くの方に知っていただくため、特別
展を開催します。
 特別展では、登録後を中心とする近年の発掘調査成果を中心に展示す
ることで、古墳群の価値と魅力、そして調査・研究の最前線をお伝えし
ます。(博物館HPより抜粋)



【2024年7月24日 【入荷】【ご注文承り中】


 82357.jpg

 
書籍番号 82357
書  名 山川偉域の考古学―実証と考証の軌跡―
シリーズ
データ A4 113頁
ISBN/ISSN
編著者 山川均さん還暦記念論集刊行会
出版年 2024年5月 
出版者
価 格 3,300円(税込)

 序
 目次

 年譜 ………………………………………………………………………   7
 著作目録 …………………………………………………………………   9
【献呈論文】
 山陰地域における弥生時代前期の環濠遺跡について 
                                       ……………… 三宅 和子  15
 陸地となった玉名牟田旧地形復元の試み―古代以前の玉名牟田― 
                                       ……………… 宇田 員将  23
 因能馬場と賀野構跡 ………………………………………… 南 憲和  31
 大和上庄南城の縄張構造に関する一考察 ………………… 金松 誠  35
 城壁に見る張り出し施設の機能とその伝播についての基礎的考察
   ―福建省に所在する城郭遺跡を中心に― ………… 山本 正昭  41
 尾呂志地区の城館跡 ……………………………………… 鐸木 厚太  49
 平安京内における物流拠点
    ―平安京左京九条三坊九町の発掘調査を通して― … 佐藤 亜聖  57
 いわゆる「板金剛」について―基礎的様相の検討とその存在意義―
                    ……………… 本村 充保  65
 益田市周辺における中世後期の石塔の様相―宝篋印塔を中心に― 
                                       ……………… 佐伯 昌俊  73
 軒丸瓦にみる笵型形状と身体動作に関する試論
   ―置塩城跡出土軒丸瓦の検討から― ……………… 山下 大輝  81
 松浦武四郎の礎
   ―「一畳敷」九十一廃大安寺五重塔上壇(東口沓脱石)について―
                                     …………… 伊藤 敬太郎  87
 河内長野市における日本遺産の活用について ………… 山川 綾子  95
 山川塾のススメ …………………………………………… 関広 尚世  99
【コラム】
 内山瓦窯跡 ……………………… 本村 充保(写真提供:武田 浩子) 105
 原田遺跡    ………………………………………………… 荒木 浩司 106
 筒井城   ………………………………………………… 下大迫 幹洋 107
 中国石造物調査 …………………………………………… 佐藤 亜聖 108
 平城京十条関連遺跡(平城京南方遺跡) ………………… 佐藤 亜聖 109
『日本石造物辞典』と山川さん  ………………………… 佐藤 亜聖 111

 編集後記



【2024年7月23日 【入荷】【ご注文承り中】


 82360.jpg

 
書籍番号 82360
書  名 土器研究の可能性-新たな分析と弥生社会-
シリーズ (令和6年度夏季特別展 大阪府立弥生文化博物館図録77)
データ A4 116頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立弥生文化博物館編集
出版年 2024年7月 
出版者 大阪府立弥生文化博物館
価 格 1,760円(税込)

 【紹 介】
 
広く世界各地で出土し、時代や地域によってさまざまな特徴をもつ
土器は、年代をはかる「ものさし」あるいは地域と地域のつながり
を示す指標として重視され、考古学のもっとも基本的な分析対象の
一つとされています。
その研究の歴史は古く、膨大な成果が積み重ねられてきましたが、
近年、自然科学、民族考古学、文字史料との総合研究など、新たな
視点に基づく多様なアプローチが試みられています。
本展では、このような土器研究の新たな展開を紹介したうえで、個
性的な粘土と高度な技術を用いて生産され、弥生時代像の解明にお
いて重要な位置を占めてきた、生駒山西麓産(いこまやませいろく
さん)土器について検討を行います。この土器群の生産・流通を新
たな視点から捉えなおし、その背景にある弥生社会の特質に迫ります。

もくじ
 2 もくじ・凡例
 3 ごあいさつ
 4 プロローグ
 8 第Ⅰ部  土器研究の新展開
  9 第1章  はかる―自然科学的分析―
  16 第2章  くわわる―民族考古学的研究―
    (コラム)土器が回る? 人が回る?
  24  第3章  よむ―土器と文字史料の総合研究―
    (コラム)弥生時代絵画の解釈
 28 第Ⅱ部  生駒山西麓産土器の展開
   29 第4章  つかう―縄文時代晩期・弥生時代前期―
   36 第5章  おくる―弥生時代中・後期―
     (コラム)弥生博所蔵・船橋遺跡出土土器の性格
     (コラム)模倣された生駒山西麓産の壺
   50 第6章  いとなむ―弥生時代終末期以降―
     (コラム)生駒山西麓産土器にかんする研究の歴史
 60  エピローグ
 63 特別論考・論考
  64 籾圧痕の背後に見えるもの
       ―土器に隠された穀物の探求とその意義―
                    熊本大学大学院教授     小畑弘己
  74 土器の民族考古学的研究の可能性
                    早稲田大学文学部准教授 中門亮太
  84 器名考証研究から生活用具論へ
       ―土器を語るための二つのコトバ―
                    奈良文化財研究所 室長   森川  実
  98  生駒山西麓産土器と二上山産サヌカイト
                      大阪府立弥生文化博物館 館長     禰冝田佳男
                     
  108  図版目録
  109  出品目録
  111  主な参考文献
  115  展示にかかわる遺跡地図
  116  お世話になった関係者・機関


 



【2024年7月22日 【入荷】【ご注文承り中】


 82356.jpg

 
書籍番号 82356
書  名 古代学研究 第240号
シリーズ
データ B5 60頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編著者 古代学研究編集局
出版年 2024年6月 
出版者
価 格 990円(税込)

            目    次

代表就任のごあいさつ……………………………今  尾  文  昭    1
≪論  文≫
摂津千里窯跡群における須恵器生産の展開  …我 妻 佑 哉    3
≪特集 池上曽根遺跡出土 大型掘立柱建物柱の年代測定≫
池上曽根遺跡出土 大型掘立柱建物柱の年代測定に関する報告
                     …千 葉 太 朗   31
                      奥 野 美 和
                      乾   哲 也
                      秋 山 浩 三
池上曽根遺跡・柱根5本の年輪年代測定法による年代測定の再検討
                     …光 谷 拓 実   32
酸素同位体比年輪年代法による池上曽根遺跡柱根材の年代測定
                     …佐 野 雅 規   34
                     箱 﨑 真 隆
                     中 塚   武
                     坂 本   稔
考察:考古学的見地から  ……………………… 千 葉 太 朗   39
                                          奥 野 美 和
                                          乾   哲 也
                                          秋 山 浩 三
考察:自然科学的見地から……………………… 箱 﨑 真 隆   41
≪シリーズ遺跡紹介17≫
史跡 湯浅党城館跡 …………………………… 川 口 修 実   43
≪資料紹介≫
福井県美浜町所在、高善庵遺跡の採集瓦について
                  ……… 松 葉 竜 司   49
≪古代学への提言 92≫
要約としての情報の圧縮-論文の構造と作業過程の理解から-
                  ………………徳富孔一   表紙裏




【2024年7月22日 【入荷】【ご注文承り中】


 82352.jpg
巻頭カラー図版
岡山県津山市田邑丸山2号墳出土の三角縁神獣鏡(1)

82352-1.jpg

 
書籍番号 82352
書  名 古代文化 第76巻 第1号(636号)
シリーズ
データ B5 146頁
ISBN/ISSN 0045-9232
編著者
出版年 2024年6月 
出版者 古代学協会
価 格 2,970円(税込)

    特輯 古代ギリシア史研究の現在地(3) 王権と帝国

藤井    崇:特輯「古代ギリシア史研究の現在地(3)王権と帝国」
      に寄せて
三津間康幸;セレウコス朝とバビロニア文化
波部雄一郎:エジプト神官団決議布告から見たプトレマイオス朝と
      エジプト人神官団
      -ヘレニズム王権と土着工リート層-
長谷川岳男:ローマの東地中海進出とヘレニズム世界
藤井  崇:ギリシア人都市名望家をめぐる諸問題
      ―ヘレニズム期から口一マ帝政期へ-
桑山 由文:口一マ期のアテネ-継承と変容-
大野 普希:ローマ支配下のポリスとポリス認識
    …………………………………………………………………
木村 光一:逆心葉形飾板に円環が垂下する飾金具について
岩本  崇:岡山県津山市田邑丸山2号墳出土の三角縁神獣鏡
佐藤 亜聖:山田邦和著「変貌する中世都市京都 京都の中世史7」
      を読む
古藤 真平:2018年平安博物館回顧展余録 その二
     -古代学協会が1968年までに収蔵した古文書・古典籍-
高橋 照美:『小右記』註釈(36)-長和4年6月20~22日条-
久々 忠義:〈私の古代学〉(33) 越中富山の発掘調査と地域史研究
近藤  好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉(13)
      大嘗会(八)
桑原 久男:〈海外調査探訪〉(4)地中海東岸の遺跡を掘る
角南 辰馬:富田林市喜志南遺跡内で確認した浮ヶ澤古墳について
 渡邊  誠:篠崎敦史著『平安時代の日本外交と東アジア』
 家原 圭太:古閑正浩著『平安京と近京圏の形成史』
 日向 ー雅:朧谷寿著/伊東ひとみ編集協力
       『平安京の四〇〇年 王朝社会の光と陰』



【2024年7月22日 【重版・再入荷】【ご注文承り中】


82355.jpg

 
書籍番号 82355
書  名 古代学と遺跡学―坂靖さん追悼論文集―
シリーズ (重版)
データ A4 537頁 巻頭カラー図版
ISBN/ISSN 978-4-600-01393-6
編著者 坂靖さん追悼論文集刊行会
出版年 2024年2月 
出版者 坂靖さん追悼論文集刊行会
価 格 5,800円(税込)

                目 次

巻頭図版
目次

<特別収録>
寺口千塚古墳群(平石谷川地区)第1次調査とその問題点
 ―とくに多葬の問題について―              坂  靖   1

葛城川扇状地における縄文時代中・後期の遺跡動態      小泉翔太   9
西北九州の朝鮮半島系筒形容器に関する覚書         岡部裕俊  21
長崎県原の辻遺跡にみる大型砥石の二相           水野敏典  29
扇状地・低中位段丘における古墳時代集住遺跡群形成の過程
 ―「坂モデル」についての覚書―                         若林邦彦  37
近江湖南地域における古墳時代前期の鍛冶                   大道和人  45
弥生墳丘墓と前期古墳の性格の相違
 ―上器配置と玉類副葬の様相から―                       三好 玄  53
副葬品配置から見た玉の副葬―玉副葬の変化を考える―       廣瀬時習  61
定型化以前の直弧文                                       杉山拓己  69
古墳時代前期における円筒埴輪の型式変化
 ―いわゆる「極狭口縁」を中心に―                       宇野隆志  77
五色塚古墳出上埴輪の割付技法                             村瀬 陸  85
佐紀古墳集団と南山城                                     古川 匠  93
葛城王朝と欠史八代―初期ヤマト政権の動向をめぐって―     米川仁一 101
空中写真を利用した墳形の再検討
 ―大和高田市所在茶臼山古墳を例として―                 北中恭裕 111
葛城山麓の古墳を考える―首長墓の選地から―               千賀 久 115
物部氏の首長層居宅                                       小栗明彦 121
南郷遺跡群の論点―坂靖説の検討―                         青柳泰介 129
ヤマト王権の鉄器生産論と南郷遺跡群                       村上恭通 139
南郷角田遺跡出上の小鉄片再考
 ―遺跡出土の鍛造剥片・金属片との比較から―             真鍋成史 143
南郷角田遺跡出土の小札状鉄製品              吉村和昭 151
南郷遺跡群の銅製品について                平井洸史 155
南郷遺跡群における古墳時代中期の山陰東部系土器      中野 咲 163
大県・大県南遺跡の古墳時代中期の鍛冶工房の再検討     田中清美 171
古墳時代の金工品に共有される文様
 ―日韓の心葉形唐草文を素材に―             山本孝文 181
渡来系鉄製農具刃先の「定着」と「非定着」
 ―又鍬先・又鋤先、サルポ形刃先、タビ形刃先―      魚津知克 189
紀伊における両頭金具の受容と展開―弓矢儀礼創出素描―   佐藤純一 197
紀伊の製塩土器                      田中元浩 207
初期群集墳序説―兵庫県播磨地域の様相から―        阿部 功 215
鳥取県米子市宗像1号墳・5号墳のトレース図         森下浩行 223
備前邑久地域の首長墳とその経済的基盤           亀田修一 233
黒井峯遺跡におけるムラの姿と馬の相関
 ―黒井峯遺跡Ⅱ・Ⅲ群の再検討を通して―         深澤敦仁 243
上野一之宮・貫前神社周辺の古墳時代後期遺跡        右島和夫 251
群像のなかの太鼓形埴輪
 ―和歌山市・井辺八幡山古墳の事例を中心に―       松田 度 259
岩橋千塚のヒレ付き円筒台―跪坐人物埴輪の一例として―   丹野 拓 267
九州地方の盾持ち人埴輪の実態               岡﨑晋明 275
『東京人類学会雑誌』掲載の人物埴輪            日高 慎 283
ネリー・ナウマンの「人物埴輪論」を読む          川崎 保 291
古墳時代の動物毛利用の実態を知るための基礎的研究
 ―奈良県内古墳出土品を例として―            奥山誠義 239
香久山と畝傍山
 ―原材料としての鉄バクテリア塊の史的意義―       髙橋幸治 307
高取町内検出の大型大壁建物                木場幸弘 315
出土状況からみた三重県北野遣跡出土の有孔広口筒形土器   川崎志乃 319
陶棺のサイズに関する一試考
 ―近畿地域と告備地域の比較を中心に―          絹畠 歩 325
小山田古墳と舒明天皇陵                  清水康二 333
「宜用小石」の石槨について―大化薄葬令と高安山1号墳―   米田敏幸 341
阪神地方枢要部の「権力核」的地域形成過程をめぐる一考察
 ―古墳時代首長系譜の様相から古代前半期の官衙領域確立に向けて―
                             森岡秀人 349
南郷遺跡群周辺の古代                   大西貴夫 361
畝傍山麓の古代寺院―大窪寺と山本寺の建立背景―      清水昭博 369
南河内の土師器椀生産―宮都への供給という観点から―    木村理恵 377
飛鳥京跡苑池にみる二つの流水施設             東影 悠 385
藤原宮の幢幡図像について                 塚田良道 393
宮殿構造からみた伊勢神宮・斎宮の成立
 ―前期難波宮と皇大神宮・斎王宮殿域の連関―       川部浩司 401
古代志摩国の原像―海産物生産の一断面―          穂積裕昌 411
益田池の復元                       北山峰生 419
日本における鬼門の導入と展開               岡見知紀 427
図像からみた古代絵馬の特質―出土絵馬を中心に―      前田俊雄 433
大和国西京瓦屋についての一考察―尻江田瓦屋を中心に―   岡田雅彦 441
春秋戦国時代長平之戦いの兵士埋葬坑について        神谷正弘 449
朝鮮半島青銅器文化と社会                 宮里 修 455
韓国ソウル夢村土城を理解するための新資料     權五榮(李東奎訳) 463
百済漢城期における諸墓制の木棺復元       金武重(平郡達哉訳) 469
百済食器にみる飲食文化              韓志仙(中野咲訳) 477
韓半島海洋祭祀遺跡調査研究の動向             平郡達哉 485
百済大通寺の創建瓦―公州班竹洞出土瓦を中心に― 李炳鎬(井上直樹訳) 493
朝鮮時代における鍛冶工房跡の分布と官営製鉄の特徴
 ―高興・鉢浦萬戸城の製鉄工房跡を中心に―        金 想 民 505
プレ・アンコール期の土器編年構築に向けた予察
 ―サンボー・プレイ・クック遺跡出土資料を中心として―  本村充保 513
メラネシアにおける巨石遺跡の消長と社会変化
 ―ソロモン諸島ロヴィアナ地域を事例として―       長岡拓也 519
ユニバーサル・ミュージアムの取り組みについて
 ―橿原考古学研究所附属博物館の事例―          北井利幸 527

執筆者一覧
あとがき



【2024年7月18日 【入荷】【ご注文承り中】


82352.jpg
 
巻頭カラー図版
岡山県津山市田邑丸山2号墳出土の三角縁神獣鏡(1)

82352-1.jpg

 
書籍番号 82352
書  名 古代文化 第76巻 第1号(636号)
シリーズ
データ B5 146頁
ISBN/ISSN 0045-9232
編著者
出版年 2024年6月 
出版者 古代学協会
価 格 2,970円(税込)

    特輯 古代ギリシア史研究の現在地(3) 王権と帝国

藤井    崇:特輯「古代ギリシア史研究の現在地(3)王権と帝国」
      に寄せて
三津間康幸;セレウコス朝とバビロニア文化
波部雄一郎:エジプト神官団決議布告から見たプトレマイオス朝と
      エジプト人神官団
      -ヘレニズム王権と土着工リート層-
長谷川岳男:ローマの東地中海進出とヘレニズム世界
藤井  崇:ギリシア人都市名望家をめぐる諸問題
      ―ヘレニズム期から口一マ帝政期へ-
桑山 由文:口一マ期のアテネ-継承と変容-
大野 普希:ローマ支配下のポリスとポリス認識
    …………………………………………………………………
木村 光一:逆心葉形飾板に円環が垂下する飾金具について
岩本  崇:岡山県津山市田邑丸山2号墳出土の三角縁神獣鏡
佐藤 亜聖:山田邦和著「変貌する中世都市京都 京都の中世史7」
      を読む
古藤 真平:2018年平安博物館回顧展余録 その二
     -古代学協会が1968年までに収蔵した古文書・古典籍-
高橋 照美:『小右記』註釈(36)-長和4年6月20~22日条-
久々 忠義:〈私の古代学〉(33) 越中富山の発掘調査と地域史研究
近藤  好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉(13)
      大嘗会(八)
桑原 久男:〈海外調査探訪〉(4)地中海東岸の遺跡を掘る
角南 辰馬:富田林市喜志南遺跡内で確認した浮ヶ澤古墳について
 渡邊  誠:篠崎敦史著『平安時代の日本外交と東アジア』
 家原 圭太:古閑正浩著『平安京と近京圏の形成史』
 日向 ー雅:朧谷寿著/伊東ひとみ編集協力
       『平安京の四〇〇年 王朝社会の光と陰』



【2024年7月16日 【入荷】【ご注文承り中】


 82351.jpg

 
書籍番号 82351
書  名 考古学の輪郭
シリーズ (考古学研究会70周年記念誌)
データ B5 255頁
ISBN/ISSN
編著者 考古学研究会編集
出版年 2024年4月 
出版者 考古学研究会
価 格 2,000円(税込)

               目 次
─────────────────────────────────
第1章 考古学と現代社会           ・関森想
1「日本」考古学の特質        10 考古学と刊行物・広報・データ
   ・岡村勝行          ベース・高田祐一
   ・溝ロ孝司               ・芝康次郎
   ・平川ひろみ       
2 埋蔵文化財行政と考古学        第2章 日本と世界の考古学
   ・肥後弘幸        11 東アジア世界からの視点   
   ・南 健太郎              ・山本孝文
3 考古学と博物館                         ・向井佑介
   ・吉田 広         12  東南アジア考古学からの視点
   ・瀬谷今日子                        ・丸井雅子
   ・魚津知克                          ・小野林太郎
4 考古学と学校教育             13  南アジア考古学からの視点
   ・八田友和                          ・上杉彰紀
   ・村野正景                14  中央アジア考古学からの視点
   ・佐古和枝                          ・久米正吾
5 考古学と地域コミュニティ               ・山内和也
   ・松田 陽                15  太平洋諸島からの視点
   ・坂本和也                          ・石村智
   ・柏原正民                          ・島﨑達也
6 考古学とマスメディア                   ・山野ケン陽次郎
   ・中村俊介                16  極北・東北アジア世界からの視点
   ・今井邦彦                          ・高瀬克範
7 陵墓の保全と学際研究                   ・高倉  純
   ・福尾正彦                17  西アジア考古学からの視点
   ・中久保辰夫                        ・三宅 裕
8 世界遺産と考古学                       ・有松  唯
   ・中澤寛将                18  北米大陸の考古学からの視点
   ・飯塚信幸                          ・羽生淳子
9 考古学と遺跡保存                       ・佐々木憲一
   ・鈴木重治                19  中南米大陸の考古学からの視点
   ・禰冝田佳男                        ・青山和夫
   ・渥美賢吾                          ・渡部森哉
   ・三好裕太郎
………………………………………………………………………………………
20  欧州考古学からの視点                  ・仁木 宏
      ・ロラン・ネスプルス      32  近世における考古学と文献史
                                          ・堀内秀樹

第3章 考古学と民族学・民俗学・地理学・  ・石井龍太
    神話学                      33  近現代における考古学と保存問題
21  旧石器時代・縄文時代と民族学          ・野﨑貴博
      ・三好元樹                          ・出原恵三
      ・吉田泰幸                          ・若槻真治
22  縄文時代研究と狩猟採集民の民族誌 34  考古学と美術史学
      ・根岸  洋                          ・畑中英二
23  考古学と民俗学                        ・藤原貞朗
      ・角南聡一郎
24  考古学と地理学・景観学      第5章 考古学と理学・分析科学
      ・山口雄治                35  放射性炭素年代測定
      ・寺村裕史                          ・小林謙一
25  考古学と神話学              36  分析科学(金属 青銅器)
      ・後藤  明                          ・戸塚洋輔
                                          ・齋藤  努
第4章 考古学と歴史学・美術史学 37  分析科学(金属  鉄器)
26  弥生時代における考古学と文献史        ・塚本敏夫
      ・森岡秀人                          ・鈴木瑞穂
      ・寺前直人                38  分析科学(胎土)
      ・渡邉義浩                          ・中園  聡
27  古墳時代における考古学と文献史        ・白石  純
      ・小森哲也                39  分析科学(玉類)
      ・古市 晃                          ・大坪志子
28  飛鳥時代における考古学と文献史        ・田村朋美
      ・松本建速                40  自然科学的分析科学(石材)
      ・向井一雄                          ・森  貴教
      ・大熊久貴                41  分析科学(顔料)
29  奈良・平安時代における考古学と文献史  ・西本和哉
      ・高橋照彦                42  分析科学(アスファルト)
      ・馬場  基                          ・上條信彦
30  中世における考古学と文献史  43  三次元計測
      ・佐藤亜聖                          ・青木  弘
      ・中井淳史
      ・桜井英治
31  戦国織豊期城郭・都市研究における考古学と
    文献史学
      ・岡寺  良
………………………………………………………………………………………
第6章 考古学と環境学・地球科学 52  DNA分析からみた考古学
44  考古学と古気候変動                     ・神澤秀明
     ・小野  昭                            ・安達  登
     ・井上智博                  53  考古学からみたDNA分析
     ・中塚  武                            ・谷口康浩
45  考古学と感染症学                       ・清家  章
     ・瀧川  渉                  54  考古学と植物学1:植物遺存体から
     ・長岡朋人                      みた生活環境
46  考古学と地質学                         ・佐々木由香
     ・別所秀高                            ・那須浩郎
     ・趙  哲済                  55  考古学と植物学2:植物圧痕から
47  考古学と災害                      みた生活環境
     ・相原淳一                            ・小畑弘己
     ・斎野裕彦                            ・山下優介
48  考古学と森林科学             56  考古学と動物学1:動物遺存体から
     ・中原  計                      みた海産資源利用
     ・樋上  昇                            ・丸山真史
49  考古学と海洋学                         ・黒住耐二
     ・佐々木蘭貞                57  考古学と動物学2:動物遺存体から
                                     みた陸産資源利用
第7章 考古学と自然人類学                 ・山崎  健
50  形質人類学的研究1                      ・江田真毅
     ・端野晋平                  58  動物の考古生化学からみた食環境
     ・奈良貴史                            ・渋谷綾子
     ・波田野悠夏                          ・庄田慎矢
51  形質人類学的研究2            59  植物の考古生化学からみた生活史
     ・中川朋美                            ・日下宗一郎
     ・萩原康雄                            ・板橋  悠



【2024年7月16日 【入荷】【ご注文承り中】


 82346.jpg

 
書籍番号 82346
書  名 兵庫県立考古博物館研究紀要 第17号
シリーズ
データ A4 323頁(精装)
ISBN/ISSN
編著者 兵庫県立考古博物館編集
出版年 2024年3月 
出版者 兵庫県立考古博物館
価 格 1,650円(税込)

【目次】

序 菱田哲郎

光石鳴巳・山本 誠・白石 純・森先一貴
   「七日市遺跡における安山岩製石器の石材産地推定」………… 1

中園 聡・平川ひろみ・太郎良真妃・春成秀爾・中川 渉
   「神戸市念仏山古墳の埴輪とその評価」 ……………………… 13
  
佐野雅規・李 貞・中塚 武・小林謙一・篠宮 正
   「岩屋遺跡出土材の酸素同位体年輪年代および14C年代の測定」
                     ………………………37

神野 恵・河西 学・篠宮 正
   「兵庫県小犬丸遺跡出土製塩土器の胎土分析
      ―平城京西大寺出土資料との比較から」…………………55



【2024年7月16日 【入荷】【ご注文承り中】


 82350.jpg

 
書籍番号 82350
書  名 近畿弥生の会夏場所 第27回集会(大阪場所)発表要旨・
論考集
シリーズ (近畿弥生の会研究資料集)
データ A4 164頁
ISBN/ISSN
編著者 近畿弥生の会編集
出版年 2024年7月 
出版者 近畿弥生の会
価 格 1,100円(税込)

                            目 次

発表1 大阪府「柏原市大県郡条里遺跡の調査
                -弥生時代中期後葉から後期の方形周溝墓-」
                        ………………  5
                後川 恵太郎(公益財団法人大阪府文化財センタ-)
発表2 京都府「京都市中久世遺跡の調査
                            -中・後期の居住域-」 ………… 17
                渡邊 都季哉(公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所)
発表3 滋賀県「栗東市霊仙寺・北中小路遺跡の調査
      -弥生時代末から古墳時代初頭の周溝付建物・棟持柱付建物を
       複数検出-」                                  ……… 29
                佐伯英樹(公益財団法人栗東市スポーツ協会)
発表4 奈良県「田原本町阪手東遺跡の調査
                -弥生時代中期の方形周溝墓群-」  ………… 43
                清水琢哉(田原本町教育委員会)
発表5 和歌山県「和歌山平野の弥生時代水田2例
                -友田町遺跡と井辺遺跡-」         ………… 67
                菊井佳弥(奈良市教育委員会)
発表6 兵庫県「川西市加茂遺跡の調査
                -弥生時代中期の台地上の集落-」   ………… 83
                朝井琢也(川西市)
               
             -論考集-
【論文】
「奈良県内における周溝墓葬制の基礎的検討
      -弥生中期を対象として-」 蓮井 寛子    ……… 91
「弥生時代後半期における暴力の痕跡」    荒田 敬介    ………117
【研究ノート】
「有鉤銅釧の製作時期に関する予察」      叶井   陽    ………133
「大阪湾岸域における凸帯文土器から遠賀川式土器への移行過程」
                                        春名 英行    ………145
「打製尖頭器の機能分化と分類」          園原 悠斗    ………155


【2024年7月16日 【入荷】【ご注文承り中】


 82345.jpg

 
書籍番号 82345
書  名 縄文編みかごの世界 東名遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」167)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-5010-7767-0
編著者 西田 巌著
出版年 2024年8月 
出版者 新泉社
価 格 1,870円(税込)

 【紹介文】
 
有明海に臨む佐賀平野、一面に広がる水田の下五メートルの地中から、
縄文時代早期の大貝塚とムラの跡がみつかった。厚い粘土層にパック
されて朽ちずに残った七〇〇点あまりの「縄文編みかご」や動物の骨、
木の実などは、土器や石器ではわからない縄文人の生活を伝えてくれ
る。

───────────────────────────────
(シリーズ「遺跡を学ぶ」)は下記のURLより出版社サイトでご覧いた
  だけます。
         https://www.shinsensha.com/iseki/
───────────────────────────────

 【目次】
 
第1章 地中深くに貝塚が
1 奇跡の発見
2 居住域の調査(一次調査)
3 湿地性貝塚の調査(二次調査)

第2章 縄文のタイムカプセル
1 奇跡的にそろった三つの環境
2 居住域の遺構
3 貝層を調べる
4 貝塚に残されたもの
5 湿地に残されたもの

第3章 縄文編みかごの世界
1 列島最古・最多
2 徹底的に調べる
3 編みかごの復元
4 復元からみえてきたこと

第4章 東名縄文ムラ
1 東名縄文人
2 生業の移り変わり
3 ものづくりの広域交流
4 変動する環境を生きぬく
5 東名縄文人たちはどこへ

第5章 東名遺跡のこれから
1 東名遺跡の保存
2 東名遺跡のこれから



【2024年7月16日 【入荷】【ご注文承り中】


 82344.jpg

 
書籍番号 82344
書  名 日韓古墳時代研究
シリーズ (元韓国東洋大学校文化財発掘保存学科教授)
データ B5 218頁
ISBN/ISSN 978-4886219879
編著者 柳本 照男著
出版年 2024年7月 
出版者 同成社
価 格 9,350円(税込)

 【内容簡介】
 
日韓の関連出土資料を分析し、相対的年代観と古墳編年を再検証。
さらに特徴的な遺物に考察を加え、3~5世紀の日朝関係を追究する。

 【目次】
 
序章 本書の構成と時代・時期区分

第1章 交差資料からみる日韓古墳の編年と年代観

第2章 百済漢城期の土器編年再考

第3章 鉄製凹字形刃先考

第4章 筒形銅器考

第5章 金海大成洞古墳群出土の倭系遺物考

第6章 良洞里古墳群出土の倭系遺物考

第7章 海を渡った馬形帯鉤

第8章 韓半島出土の倭系甲冑からみる日韓関係

第9章 高句麗の南進と百済そして倭

第10章 「倭の五王」遣使伴う倭系古墳

第11章 長鼓墳(前方後円形古墳)出現の歴史的背景

終章 古墳時代前半期の日朝関係



【2024年6月14日 【入荷】【ご注文承り中】


82236.jpg 

 
書籍番号 82236
書  名 列島先史社会論と民族誌
シリーズ
データ A5 392頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86369-731-7
編著者 石川 健著
出版年 2024年5月 
出版者 株式会社 すいれん舎
価 格 9,350円(税込)

 【内容簡介】

北米民族誌との比較による縄文社会像復元へのあらたなアプローチ

第Ⅰ章 民族誌的アナロジーをめぐる問題と本書における方法および
    対象
第Ⅱ章 カナダ北西海外狩猟採集民の民族誌・エスノヒストリーの
    検討
第Ⅲ章 列島縄文時代の社会
     ―九州を中心とした後期後葉から晩期の社会―
第Ⅳ章 列島縄文時代の社会
     ―房総半島における中期から後期中葉の社会―
第Ⅴ章 列島先史社会とカナダ北西海岸にみる諸社会の相対化
終章  結論―相対化と民族誌の運用について―



【2024年6月13日 【入荷】【ご注文承り中】


82314.jpg 

 
書籍番号 82314
書  名 ひょうご考古 第20号
シリーズ
データ A4 101頁
ISBN/ISSN
編著者 兵庫考古研究会編集
出版年 2024年5月 
出版者 兵庫考古研究会
価 格 1,430円(税込)

           目 次

武庫川回廊と甲山黒色ガラス質安山岩Aについて 
                       ………………山口 卓也………  1
神鍋遺跡の石錘について    …………和田 長治……… 15
兵庫県・淡路国南部中の御堂銅鐸及び銅舌の徹底再観察と
展望の二、三       ………………森岡 秀人……… 21
柱状体部を持つ弥生器台―「東備西播系器台」の設定―
                             ………山中 良平……… 45
宍粟市山崎町宇原の「大型器台」
         ………………………白谷朋世・萬代和明……… 62
宍粟市山崎町宇原採集の石包丁 ………友久 伸子……… 73
小野市王塚古墳出土の未報告資料の紹介 
                 …………山本原也・横山杏里紗……… 75
小野市岩倉2号墳の三次元計測 ………山本 原也……… 83
但馬出土遺物実測記―和田長治氏採集資料など―
                       …………………渡辺 昇……… 93


 


【2024年6月12日 【入荷】【ご注文承り中】


82309.jpg 

 
書籍番号 82309
書  名 山陵の丘文化財學論集 第1輯
シリーズ
データ A4 228頁
ISBN/ISSN
編著者
出版年 2024年4月 
出版者 山陵の丘研究会
価 格 3,850円(税込)

                 目次
粟原寺・石位寺と額田王             東野 治之………   1
橿原土偶と馬場川土偶
  -近畿地方における縄文晩期土偶の編年と系統- 岡田 憲一………   6
大分県出土の縄文時代石錘            横澤   慈………  17
船岡遺跡の再検討-遺跡の再評価と土器製塩における
  遺跡内分業の観点から-            松葉 竜司………  27
斎宮の造営過程における古墳の削平        小原 雄也………  38
横穴式石室の壁体構築技術に関する試行的検討
  -奈良県 三ツ塚12号墳の事例-         髙野   学………  45
六角(菱形)[土専]仏考-旧壱志郡天花寺廃寺出土資料から- 
                                               和氣 清章………  59
都城形土師器と布留式甕の関係性に対する予察   
                                      三好美穂・小森俊寛………  67
平城京の重圏・重郭文軒瓦をめぐって       原田憲二郎………  84
王宮中枢正殿群の系譜-藤原宮大極殿後殿に関連して-    
                                               相原 嘉之………  95
奈良市北室町出土の土師器台付皿とその出土地に関する考察
 -奈良春日社祭儀土器の研究(2)-         池田 裕英……… 107
古代山城の築城技術に関する一様相
  -北部九州の神籠石系山城を中心に-      大庭 孝夫……… 119
飛騨における中世土師器皿の分類と変遷       三好 清超……… 128
若狭における[土専]列建物について         西島 伸彦……… 140
キリスト教信仰普及と中世地域社会の一断面
  -中世石塔からみた野津院の動向-       神田 高士……… 145
奈良県香芝市所在屯鶴峯日本軍地下壕について
  -地表面調査を中心に-                     伊藤 厚史……… 158
新潟県笛吹田遺跡出土の琴柱形石製品       山岸 洋一……… 169
筑紫・宮地嶽古墳の被葬者                       花田 勝広……… 172
大分県内における近世城下町総構えの構造に関する覚書    
                                               吉田 和彦……… 182
対  談
「水野正好 古墳を語る」     水野正好先生と語り合う会……… 193


 


【2024年6月10日 【入荷】【ご注文承り中】


 82307.jpg

 
書籍番号 82307
書  名 九州前方後円墳研究会論集
シリーズ ―九州前方後円墳研究会第25回大会記念・柳澤一男さん喜寿記念・宇野愼敏さん古稀記念―
データ A4 277頁
ISBN/ISSN
編著者 九州前方後円墳研究会編集
出版年 2024年6月 
出版者 九州前方後円墳研究会
価 格 3,960円(税込)

                             目次

柳澤一男さん近影
字野愼敏さん近影
論集刊行にあたって思いつくままに  田中 裕介
論集刊行にあたって  杉井 健
宗像地域における古墳時代首長墓の動向 ………………池ノ上 宏     01
成川式土器の甅形小型壺 …………………………………大西 智和     11
延岡平野部の古墳時代墓制について ……………………甲斐 康大     21
筑紫君磐井の乱勃発の真因について ……………………蒲原 宏行     29
墳丘の内に石を見出すこと ………………………………小嶋 篤       39
佐賀県東部地域における古墳時代終末期の大型石室 …小松 譲       47
竹並横穴墓群の刀剣秩序と京都平野の軍事的特質 ……齊藤 大輔     57
阿蘇谷における古墳築造系譜試論 ………………………杉井 健       67
有明海・八代海沿岸地域の家形石棺 ……………………高木 恭二     77
福岡県福津市久末出土の装飾付須恵器とその周辺 ……田上 浩司     87
九州島東海岸における古墳時代小型丸底製塩土器 ……田中 裕介     95
墳端外側テラスについての一考察 ………………………玉川 剛司    105
遠賀川流域における前期の小型古墳と集団墓 …………田村 悟      115
有明海沿岸地域の古墳時代前期墳墓の築造 ……………檀 佳克      125
 ―石人山古墳以前の八女古墳群の理解に向けて―
豊前地域における拠点集落の一様相 ……………………長 直信      131
 ―黒田畑堀遺跡2区における厩舎遺構の発見とその意義―
北部九州における装飾古墳の築造とその背景 …………辻田 淳一郎  141
宮崎県都城市菓子野2007-1号地下式横穴墓出土のイモガイ製釧 
                                      ………………中村 友昭    151
下那珂馬場古墳の検討―採集資料の紹介を通して― …西嶋 剛広    161
島内114号地下式横穴墓出土の龍文銀象嵌大刀  ………橋本 達也    169
新聞から読む大分の考古学―消滅した南大分の古墳群―
                                      ………………服部 真和    179
前方後円墳と豪族居館の方位と天文景観―赤塚古墳と小部遺跡の検討―
                   ………………弘中 正芳    189
佐賀県下における外来系瑪瑙製玉類の出土傾向 ………渕ノ上 隆介  199
九州・近畿地方における古墳時代集落の立地とその変動 
                   ………………古川 匠      205
筑紫平野北部の三国丘陵上の古墳と集落と馬飼い(予察) 
                   ………………宮田 浩之    215
北九州における海岸部古墳について ……………………宮元 香織    223
南九州西沿岸部における板石積石棺墓の変遷 …………三好 栄太郎  233
御塔山古墳と周辺集落との関係 …………………………吉田 和彦    243
山崎砂丘遺跡出土の特殊扁壷について …………………和田 理啓    253
………………………………………………………………………………………
柳澤一男さん 字野愼敏さん 略年譜・著作目録・記念写真 …………259
 柳澤一男さん 略年譜 ……………………………………………………261
 柳澤一男さん 著作目録 …………………………………………………262
 字野愼敏さん 略年譜 ……………………………………………………267
 宇野愼敏さん 著作目録 …………………………………………………268
九州前方後円墳研究会。柳澤一男さん・宇野愼敏さん 写真 …………273

著者一覧 ………………………………………………………………………277



【2024年6月10日 【入荷】【ご注文承り中】


 82308.jpg

 
書籍番号 82308
書  名 ビワノクマ古墳 2
シリーズ ―昭和30年(1955)の緊急発掘調査及び墳丘確認調査の報告―
データ A4本文83頁 カラー・モノクロ図版24頁
ISBN/ISSN
編著者
出版年 2024年3月 
出版者 行橋市教育委員会
価 格 3,190円(税込)

                序
                
 ビワノクマ古墳は、昭和30(1955)年5月に、福岡県行橋市延永区の
戦没者墓地造成中に発見され、当時の九州大学文学部国史学教室の鏡
山猛先生が中心となり発掘された。発掘には、九州大学文学部考古学
研究室第1代助手の渡邉正氣先生、第2代助手の小田富士雄先生も参加
されている。昭和33(1958)年6月に九州大学文学部考古学研究室が設立
されるに至り、それらの資料が国史学研究室から考古学研究室に移管
・収蔵され、今日に至っている。
昭和30(1955)年の第1次調査後、平成21(2009)年の行橋市教育委員会に
よる墳丘測量調査の第2次調査以来、平成23(2011)年の第5次調査に至
る墳丘の発掘調査により、ビワノクマ古墳は古墳時代前期の墳長約50m
の前方後円墳であることが明らかとなった。この度、行橋市教育委員会
では、ビワノクマ古墳の第1次調査の発掘報告書を刊行することとし、
令和3(2021)年度から令和5(2023)年度の報告書刊行事業を実施している。
九州大学考古学研究室では、これまで平成元(1989)年に福岡市老司古墳、
平成5(1993)年に福岡県京都郡苅田町番塚古墳、平成27(2015)年に福岡
県飯塚市山の神古墳の発掘報告書を刊行してきた。この度、ビワノクマ
古墳の発掘報告書を刊行できることを誠にうれしく思う次第である。整
理調査に当たっては、発掘調査に当たられた小田富士雄先生を中心に、
辻田淳一郎准教授をはじめとした九州大学考古学研究室の室員が協力す
る形で、進めることができた。

京都平野の前期初頭の首長墓としては福岡県苅田町の石塚山古墳が挙げ
られるが、それに次ぐ古墳時代前期の首長墓としてビワノクマ古墳を見
なすことができる。本古墳は竪穴式石槨であり、副葬品として鏡、刀剣、
鉄鏃、靫、甲冑小札などが存在する。本報告書ては、現在の古墳時代研
究の水準に照らして、それぞれの遺物の学術的価値を最大限に位置づけ
ることを試み、ビワノクマ古墳の遺跡としての評価、ならびに歴史的な
位置づけを行っている。この試みを以て、永く発掘報告書を公開してこ
なかった責めを塞ぎたい。そして、ビワノクマ古墳が行橋市民の歴史的
な遺産として今後も永く顕彰されることを願っている。最後に、甲冑小
札の整理を担当していただいた福岡市埋蔵文化財センターの松﨑友理さ
んに感謝したい。

令和5(2023)年12月27日
九州大学大学院人文科学研究院考古学研究室 宮本一夫
(本書「序」より転載)

……………………………………………………………………………………

 【本文目次】

第1章 遺跡の位置と環境
 第1節 地理的環境 ……………………………………………………   1
 第2節 歴史的環境 ……………………………………………………   3
 
第2章 調査の経過と経緯
 第1節 発掘   …………………………………………………………   7
 第2節 第1次調査  ……………………………………………………   7
 第3節 県史跡への指定 ………………………………………………   7
 第4節 行橋市教育委員会による墳丘確認調査 ……………………   9
  第5節 第1次調査の報告書刊行へ  …………………………………  10

〔参考資料〕
  1. 延永ビワノクマ古墳調査について(行橋市) …………………  12
  2. 埋蔵文化財発掘調査届出書(行橋市) …………………………  13
  3. 福岡県文化財指定申請書(福岡県) ……………………………  15
  4. 福岡県行橋市琵琶隈古墳(日本考古学年報) …………………  16

第3章 調査の成果
 第1節 墳丘の調査と復元
  (1)第2~5次調査の概要 ……………………………………………  17
  (2)後円部墳丘の追加調査(第7次調査)の成果  …………………  20
  第2節 内部主体(埋葬施設)
  (1)石室上面の状況 …………………………………………………  24
  (2)石室内部の構成と石積>  ………………………………………  24
  (3)石組からみた石室形成過程 ……………………………………  28
  第3節 遺物出土状況 …………………………………………………  24

第4章 出土遺物
第1節 鏡 …………………………………………………………………  31
  第2節 装身具 …………………………………………………………  33
  第3節 武器
  (1)素環頭大刀 ………………………………………………………  34
  (2)鉄剣 ………………………………………………………………  35
  (3)鉄鏃 ………………………………………………………………  36
  第4節 武具
  (1)靫 …………………………………………………………………  37
  (2)小札式甲冑 ………………………………………………………  40
  第5節 封土より出土した遺物
  (1)鏡 …………………………………………………………………  53
  (2)鉄斧 ………………………………………………………………  53
  (3)土器 ………………………………………………………………  54
 
第5章 総括
  第1節 墳丘と内部主体 ………………………………………………  57
  第2節 遺物>  …………………………………………………………  58

付章
  1.土壙墓の調査―豊前京都郡発見の木蓋土壙と無蓋土壙―  ……  60
  2.ビワノクマ古墳墳丘下出土の箱式石棺  …………………………  65
  3.ビワノクマ遺跡出土人骨の形質的特徴  …………………………  67

あとがき  …………………………………………………………………  82


【2024年6月10日 【入荷】【ご注文承り中】


 82273.jpg

 
書籍番号 82273
書  名 集落と古墳の動態 Ⅴ―総括・弥生時代終末期~飛鳥時代―
シリーズ (第25回九州前方後円墳研究会 佐賀大会発表資料集)
データ
ISBN/ISSN
編著者 第25回九州前方後円墳研究佐賀大会実行委員会
出版年 2024年6月 
出版者 第25回九州前方後円墳研究佐賀大会実行委員会
価 格 3,300円(税込)

【目 次】

筑前における集落と古墳の動態
 ―弥生時代終末期~飛鳥時代―  ………………………   1 
 平尾和久・上田龍児・小嶋篤

筑後における集落と古墳の動態
 ―弥生時代終末期~飛鳥時代―  ………………………  41 
 小嶋篤・中島圭・山崎賴人

肥前東部  ……………………………………………………  79
  徳富孔一・塩見恭平・土井翔平

長崎県本土部    …………………………………………… 109
  野澤哲朗
 
肥後における集落と古墳の動態、総括
  ―弥生時代後期後半~飛鳥時代―  …………………… 129
 林田和人

豊前地域における集落と古墳の動態―総括―  ………… 163
  長直信・安部和城

豊前南部・豊後における集落と古墳の動態    ………… 201
  弘中正芳

日向(宮崎県域)  ………………………………………… 225
  今塩屋毅行

大隅・薩摩地域における弥生時代終末期から飛鳥時代の集落
と古墳 …………………………………………………………259
 松﨑大嗣

………………………………………………………………………

<残部少>

●81149 集落と古墳の動態 Ⅲ
        ―古墳時代中期末~古墳時代後期―
   (第23回九州前方後円墳研究会 福岡大会発表資料集)
      2022年9月 A4 467頁/
  九州前方後円墳研究会福岡大会実行委員会 ¥4,400(税込)
       https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/81149/81149.html


●72328 古墳時代の地域間交流 2
    (第17回九州前方後円墳研究会 大分大会)
             2014年6月 A4 241頁/大分大会¥3,300(税込)
       https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/72328/72328.html



【2024年6月10日 【在庫少】【ご注文承り中】


 72328.jpg

 
書籍番号 72328
書  名 古墳時代の地域間交流 2
シリーズ (第17回 九州前方後円墳研究会 大分大会)
データ A4 241頁
ISBN/ISSN
編著者 第17回九州前方後円墳研究会大分大会実行委員会
出版年 2014年6月 
出版者
価 格 3,300円(税込)

 【目次】

開催趣旨・例言・日程

辻田淳一郎
 「鏡からみた古墳時代の地域間関係とその変遷
           ―九州出上資料を中心として」…………………………1
 
渕ノ上隆介
 「腕輪形石製品」 ……………………………………………………27

谷澤亜里
 「玉類からみた古墳時代の地或間関係
      ―前期の北部九州地域を中心に―」 …………………49
 
松浦宇哲
 「古墳出上農工具からみた北部九州の地域性
      ―福岡県内出土事例を中心に―」 ……………………69
 
中村友昭
 「琉球列島産貝製品からみた地或間交流」 ………………………91

西嶋剛広
 「甲冑から見た九州と倭王権との地域間交流」…………………115

齋藤大輔
 「北部九州における装飾武器の特質とその背景」………………141
 
三好栄太郎
 「鉄鏃からみた地或間交流」………………………………………159

桃﨑祐輔
 「馬具からみた九州の地或間交流
     ―舶載馬具と国産規格品馬具に着目して―」…………188

参考資料 ………………………………………………………………227



【2024年6月5日 【入荷】【ご注文承り中】


82306.jpg 

 
書籍番号 82306
書  名 南関東・弥生時代のムラの姿 大塚・歳勝土遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 166)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2336-9
編著者 高橋 健著
出版年 2024年7月 
出版者 同成社
価 格 1,870円(税込)

 【紹介文】

横浜市北部に位置する大塚・歳勝土遺跡は、集落の全体像がわかる
稀有な事例である。ニュータウン建設の最中にみつかり、部分的に
保存のかなったこの遺跡は、規模も出土品もごく〝ふつう〟のムラ
であった。その姿とは。あわせて、横浜市域の開発と遺跡調査の歴
史もふり返る。

──────────────────────────────
(シリーズ「遺跡を学ぶ」)は下記のURLより出版社サイトでご覧い
 ただけます。
         https://www.shinsensha.com/iseki/
──────────────────────────────

 【目次】

プロローグ 大塚・歳勝土遺跡とは

第1章 環濠集落・大塚遺跡
  1 ムラの立地と大きさ
  2 ムラがあった時代
  3 ムラのかたち
  4 ムラに住んだ人びと

第2章 墓域・歳勝土遺跡
  1 方形周溝墓とはなにか
  2 歳勝土遺跡の方形周溝墓
  3 歳勝土遺跡と大塚遺跡

第3章 弥生集落の研究へ
  1 鶴見川・早渕川流域の弥生時代遺跡
  2 集落をめぐる議論
  3 稲作をめぐる問題

第4章 発掘から保存まで
  1 戦後横浜の考古学
  2 港北ニュータウン遺跡群の調査
  3 大塚・歳勝土遺跡を残す



【2024年5月27日 【入荷】【ご注文承り中】


82289.jpg 

 
書籍番号 82289
書  名 日本における覆い焼きの成立と展開
シリーズ
データ A4 382頁
ISBN/ISSN 979-8884912366
編著者 岡安 雅彦著
出版年 2024年3月 
出版者 Independently published
価 格 5,500円(税込)

【内容簡介】

縄文土器・弥生土器・土師器の焼成方法は、古くは全て野焼きである
と考えられてきた。しかし、近年では弥生土器は覆い焼きで焼成され
ていることが明らかとなってきた。
本書は野焼きと覆い焼きの技術的な特性について説明するとともに、
日本において、覆い焼きが北部九州に伝わった後、各地にいつ伝播し
ていったのかを、各県40点、合計1,936点の弥生土器・土師器のカラ
ー写真を使って紹介した。その他補足写真・図版も含めて使用した
点数は合計2,262点に上る。土器焼成技術と覆い焼きの伝播に関する
概要を1冊で理解できるものとなっている。

 【目次】

はじめに…………………………………………………………………1

第1章 野焼きから覆い焼へ 製作技術と焼成技術………………3
(1)野焼き型黒斑と覆い型黒斑……………………………………4
(2)黒斑の形成過程
(3)土器の製作工程…………………………………………………6
  ① 粘土採取………………………………………………………7
  ② 成形……………………………………………………………8
  ③ 施文・調整 …………………………………………………10
(4)土器の焼成
  ① 覆い型黒斑の特徴 …………………………………………12
  ② 土器の焼成遺構 ……………………………………………14
  ③ 焼成粘土塊 …………………………………………………15
  ④ 破裂痕 ………………………………………………………17
  ⑤ 火襷 …………………………………………………………18
  ⑥ 内面黒斑 ……………………………………………………19
  ⑦ 民族事例に見る覆い焼き-タイ- ………………………20
  ⑧ 民族事例に見る覆い焼き-中国- ………………………21
  ⑨ 野焼きの焼成方法 …………………………………………22
  ⑩ 焼成実験による異斑の残存状況(野焼き) ………………28
  ⑪ 覆い焼きの焼成方法 ………………………………………26
  ⑫ 焼成実験による黒斑の残存状況(灰覆い焼き) …………28
 (5)覆い焼きの成立と各地への波及 …………………………30

第2章 各地の様相 …………………………………………………37
   福岡県・・39 佐賀県・・・49 長崎県・・59 熊本県・・65 
      大分県・・71 宮崎県・・77 鹿児島県・・83 愛媛県・・89
      高知県・・95 香川県・ 101 徳島県・ 107 山口県・・ 113
      島根県・ 119 鳥取県・ 125 広島県・ 131 岡山県・   137
      兵庫県・・ 143 大阪府・ 149 奈良県・ 157 和歌山県 163
   京都府・ 169 滋賀県・・ 175 福井県・ 181 石川県・ 187
      三重県・ 193 岐阜県・ 199 愛知県・・ 205 静岡県・ 213
      富山県・ 219 新潟県・ 225 長野県・ 231 山梨県・・ 237
      神奈川県 241 東京都・ 249 埼玉県・ 255 千葉県・   261
      群馬県・・ 267 栃木県・ 273 茨城県・ 279 福島県・ 285
   宮城県・ 291 山形県・・ 297 岩手県・ 303 秋田県・ 309
      青森県・ 315 北海道・ 321
   
第3章 野焼きから覆い焼きへ その技術と伝播…………………327
   掲載資料所蔵先・出典一覧……………………………………371
   あとがき…………………………………………………………377
   



【2024年5月25日 【近刊】【ご注文承り中】


 82255.jpg

 
書籍番号 82255
書  名 八十路の考古学
シリーズ
データ A5 226頁
ISBN/ISSN 978-4886219466
編著者 坂詰秀一著
出版年 2024年5月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 2,640円(税込)

<刊行元紹介より>

考古学に人生を捧げた泰斗が綴る、日本考古学の原点と発展のあゆみ
◎戦後の日本考古学を牽引してきた第一人者坂詰秀一が、日本考古学
 の歩みを振り返
 る!
◎学界の要職を歴任、「考古学ジャーナル」や「季刊考古学」など数々
  の専門誌の創
 刊に関わり、誰よりも学史に精通する長老格。“学界の生き字引”に
  よる貴重な回顧録は研究者なら必読!
◎米寿を迎えてなお、研鑽を続ける研究姿勢―考古学を志す若い読者に
  こそ触れてほしい「坂詰考古学」の精華!
 
 【目次】

はしがき

Ⅰ 考古学史を考える
(1)日本考古学の原点
(2)「日本考古学発祥の地」副碑の撰文
(3)戦後60年、考古学研究の歩み(年表)
(4)戦後の考古学研究の歩みと歴史学
(5)斎藤 忠と日本考古学史
(6)閑却の「日本考古学史」のこと
(7)明治時代の考古学を思う
(8)『國史大辭典』(初版)と考古学
(9)忘却の或る考古学研究者
(10)「関東学生考古学会」のこと
(11)日本考古学における学際研究の回顧

Ⅱ 雑誌、辞(事)典、地域史を編む場 (1)編集委員の眼-「雑誌」編集に
    思う-
(2)月刊『考古学ジャーナル』創刊50周年の回想
(3)『季刊考古学』創刊時の指向
(4)『仏教考古学事典』新装版(坂詰秀一編)編者言
(5)『新日本考古学辞典』(江坂輝弥・芹沢長介・坂詰秀一編)刊行に際
    して
(6)『武蔵野事典』(武蔵野文化協会編)刊行の辞
(7)『品川区史 2014』刊行にあたって
(8)『伊東市史』の編さんに思う
(9)『伊東市史』史料編の完結
(10)新しい(府中)市史を編さんにあたって
(11)『府中市史を考える』(第1号)巻頭言

Ⅲ 動向 追悼
(1)日本考古学界の動向(2018~2022)・総論
(2)日本考古学と用語
(3)所謂「64体制」の以前と以後
(4)考古学研究と著作権問題
(5)コロナ禍と考古学
(6)埋蔵文化財と「観光考古学」
(7)近現代を考古学する
(8)「考古企業」への期待
(9)追悼
1 追悼 竹内 誠先生
2 大塚初重先生 追悼の辞
3 追悼 戸田哲也氏
4 関 好延さんを偲んで

Ⅳ 八十路を辿る
(1)私の立正考古学人生
(2)カピラ城跡を探る-ティラウラコット発掘余話-
(3)来し方 八十路の考古回想
(4)私の高校考古
(5)「考古ボーイ」の頃
(6)職業としての考古学
(7)「宗教考古学」彷徨録
(8)頽齢渇望録
(9)節節の感慨
1 ポスト定年の日日
2 ポスト定年の考古学
3 「喜寿」を迎えて
4 八十路の考古学
5 「傘寿」を迎える
6 立正大学特別栄誉教授の感懐
7 考古学史の重要性
(10)「傘寿」を過ぎし日々-過日録抄-
1 平成乙未(平成27.2015)
2 平成丙申(平成28.2016)
3 平成丁酉(平成29.2017)
4 平成戊戌(平成30.2018)
5 平成己寅(平成31-令和元・2019)
6 令和庚子(令和2.2020)
7 令和辛丑(令和3.2021)
8 令和壬寅(令和4.2022)

V 学史展望
1 The Greater East Asia Co-Prosperity Sphere and Archaeology in
   Japan
2 Excavation at Lumbini in Nepal

あとがき



【2024年5月25日 【入荷】【ご注文承り中】


 82272.jpg

 
書籍番号 82272
書  名 遊牧国家 匈奴の歴史と文化遺産
シリーズ
データ B5 300頁
ISBN/ISSN 978-4639029854
編著者 ゲレグドルジ エレグゼン/梁時恩著 大谷育恵訳
出版年 2024年5月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 9,900円(税込)

 【概略】

紀元前3世紀以降、蛮族として中国史書に登場し、中国王朝との
対立抗争と和睦を繰り返してきた騎馬遊牧民匈奴の知られざる
実像を、近年の進展著しい発掘調査の成果と400点を超える文化
遺産のカラー写真を通して明らかにする。


 【目次】

 第Ⅰ章 匈奴の歴史

   1. 匈奴の歴史的背景
   2. 匈奴の政治制度
   3. 匈奴の領域と外交
   4. 匈奴人
 
 第Ⅱ章 匈奴の文化遺産

   1. 匈奴の墓地遺跡
   2. 匈奴の生活を伝える遺産
   3. 匈奴時代の岩画
 
 第Ⅲ章 匈奴の物質文化

   1. 衣服と装身具
   2. 土器と容器
   3. 馬具と馬車
   4. 武器
   5. 織物
   6. 遊具、楽器、線刻画 



【2024年5月23日 【入荷】【ご注文承り中】


 82280.jpg

 
書籍番号 82280
書  名 四天王寺と古代王権
シリーズ (近つ飛鳥博物館開館30周年記念 令和6年度春季企画展・図録89)
データ A4 79頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2024年4月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価 格 1,210円(税込)

大阪の名刹として知られている四天王寺は、飛鳥時代の創建以来、現在
にいたるまで法灯が守り伝えられているわが国でも貴重な歴史遺産の一
つです。四天王寺は、中央集権国家の基礎が築かれ、大陸からの先進文
化の受け入れが盛んだった飛鳥時代の初めに創建されました。北には外
交の玄関口にあたる難波津を擁し、洗練された仏教文化を対外的に示す
役目を果たしていました。聖徳太子が建立したとして有名ですが、創建
以来、その時々の政治体制の変化に応じて伽藍の整備・改修が繰り返さ
れたことはあまり知られていません。四天王寺の伽藍造営の歴史は、わ
が国の政治体制の変遷を物語ってくれるのです。
今回の展示では、出土瓦の最新研究からわかってきた飛鳥時代から平安
時代初めの四天王寺の歴史をご紹介します。小さな瓦の破片が紡ぐ壮大
なストーリーをご覧ください。(本展示会案内より抜粋)

 【目次】(章立て)

プロローグ  四天王寺と古代王権 舘野和己    ………………  10
第一章 四天王寺と上宮王家   ………………………………………  14
第二章 四天王寺と難波政権   ………………………………………  28
第三章 四天王寺と律令国家形成鞏の政権   ………………………  36
第四章 四天王寺と聖武天皇   ………………………………………  43
第五章 四天王寺と称徳・道鏡政権   ………………………………  53
第六章 四天王寺と平安の新都造営   ………………………………  61
第七章 四天王寺と橘氏   ……………………………………………  66
エピローグ



【2024年5月21日 【入荷】【ご注文承り中】


82270.jpg 

 
書籍番号 82270
書  名 楯築遺跡 吉備に築かれた弥生時代最大の墳丘墓
シリーズ (新日本の遺跡 4)
データ 四六版 142頁
ISBN/ISSN 978-4886219862
編著者 宇垣 匡雅著
出版年 2024年6月 
出版者 同成社
価 格 1,980円(税込)

 【概要】

前方後円墳出現の百年も前に築かれた本遺跡は、後の古墳時代到来に
いかなる役割を果たしたのか。発掘成果から時代の節目を読み解く。

 【目次】
 
第1部 遺跡の概要―楯築墳丘墓とは―

 第1章 遺跡のある場所
 第2章 墳丘と構造物
 第3章 円礫堆
 第4章 中心埋葬
 第5章 大量の土器
 第6章 遺跡の特性

第2部 遺跡の諸相―調査経過と祭祀の品々―

 第7章 調査研究の経過
 第8章 出土遺物
 第9章 弧帯文石
 第10章 出土遺物と墳丘の築造
 第11章 遺跡のその後と整備・周辺案内

…………………………………………………………………………………

 (新日本の遺跡シリーズ●既刊・〇近刊)

●82022 三万田東原遺跡 九州縄文人のアクセサリー工房
       (新日本の遺跡 1)
大坪 志子著/2023年11月 四六版 146頁 ¥1,980(税込)
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/82022/82022.html

●82176 大宰府跡(新日本の遺跡 2)
        2024年3月 四六版 154頁 ¥1,980(税込)
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/82176/82176.html

○82254 旧相模川橋脚 関東大震災によって蘇った中世の橋
              (新日本の遺跡 3)
    大村 浩司著  2024年5月 四六版 136頁 ¥1,980(税込)
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/82254/82254.html


【2024年5月17日 【入荷】【ご注文承り中】


82258.jpg 

 
書籍番号 82258
書  名 遺跡 第56号 特集◎愛媛の出土銭貨
シリーズ
データ A4 188頁
ISBN/ISSN 0912-5221
編著者 十亀幸雄編集
出版年 2024年3月 
出版者 遺跡発行会
価 格 2,200円(税込)

                         【目 次】

特集◎愛媛の出土銭貨

 道後平野西部出土の銭貨  ……………………… 山之内志郎    1
 道後平野南部の出土銭貨  ………………………… 十亀幸雄   11
 愛媛県南予地方出土の銭貨について  …………… 清水真一   26
 愛媛県銭貨出土遺跡一覧表  …………………… 遺跡発行会   43
 
共同研究
  松山市打越古墳の墳丘測量報告  ……………… 遺跡発行会   52

報告
  唐子台遺跡群の鏡(第2報)雉之尾2・3号墳の鏡 
                                ……………… 名本二六雄   57
  愛媛県東予の鏡    …………………………… 名本二六雄   60
  松山市の主要古墳(道後平野東部編)  …………… 正岡睦夫   71
  近世後期~幕末期における松山城三之丸跡出土の座天神型士人形
  に関する基礎的考察 ……………… 幸泉満夫・前田友香  129
 道後平野海岸部と周辺島嶼部の近世花崗岩石切場(第2報) 
                                          …… 十亀幸雄  139
 江戸後期~明治時代の西宇和郡真穴村の瓦産業… 清水真一  156
 境界神―四国山地西部の鬼の金剛―  …………… 十亀幸雄  165
 久万高原町霧峰の棟上げ破魔矢   …… 遠部 慎・十亀幸雄  178
会所だより
 例会・会務報告(2023年4月~2024年3月) …… 山之内志郎  185
 『いせきニュースレター』第174号~第185号目次 …… 56・128
 受贈図書(2023年4月~2024年3月)  ………………………… 188
編集後記   ……………………………………………………… 188



【2024年5月17日 【入荷】【ご注文承り中】


82274.jpg 

 
書籍番号 82274
書  名 遠の朝廷 大宰府〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」第4期 076)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2246-1
編著者 杉原 敏之著
出版年 2024年6月 
出版者 新泉社
価 格 1,870円(税込)

 【紹介文】

激動する古代東アジア情勢の中で、国防と対外交渉の拠点となった
筑紫の地に、律令国家の巨大な官衙、大宰府が成立する。大陸を望
む西の要衝で外交や軍事を担い、西海道諸国島を統治した、政庁を
中枢とする遠の朝廷(とおのみかど)大宰府の実像を明らかにする。
近年の発掘調査の成果をふまえ確かな歴史像を描く、<改訂版>

………………………………………………………………………………
(シリーズ「遺跡を学ぶ」)は下記のURLより出版社サイトでご覧
  いただけます
    https://www.shinsensha.com/iseki/
………………………………………………………………………………

 
 【目 次】
 
第1章 古都・大宰府
  1 古都大宰府の風景
  2 風景の源

第2章 大宰府の発掘
  1 大宰府政庁の発掘
  2 甦る大宰府政庁
  3 大宰府の成立はいつか

第3章 軍都・大宰府
  1 国防の最前線・筑紫
  2 平野を遮断する水城
  3 巨大な朝鮮式山城・大野城

第4章 政都・大宰府
  1 大宰府の官衙・大宰府庁域
  2 大宰府条坊の復元
  3 古代都市・大宰府

第5章 大宰府の栄華
  1 府の大寺・観世音寺
  2 大陸と西海の文化
  3 古代大宰府の終焉

第6章 大宰府史跡
  1 先学者たち
  2 大宰府史跡の歩み



【2024年5月16日 【入荷】【ご注文承り中】


82252.jpg 

 
書籍番号 82252
書  名 日本考古学の論点(上)
シリーズ
データ B5 506頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639029830
編著者 広瀬和雄編
出版年 2024年5月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 24,200円(税込)

広瀬史学の集大成!

執筆者120名超の大論集、ついに刊行 最新の研究成果を通覧、
日本考古学の現在地をみる。

上巻(目次)

日本考古学の論点㊤
はじめに~広瀬史学を未来へ~ 山中 章
序 章
古墳時代研究の論点
     ―新しい古墳時代像と前方後円墳国家― 広瀬和雄

第1章 年代論・編年論

縄紋時代の年代
     ―縄紋土器型式編年の実年代化における論点― 小林謙一
弥生時代の暦年代―弥生早・前期を中心に― 藤尾慎一郎
古墳出土土器と古式土師器の編年研究 山本 亮
古墳時代の時期区分と埴輪編年 廣瀬 覚
円筒埴輪編年研究の現状と課題 辻川哲朗
円筒形埴輪の消滅 河内一浩
須恵器編年について 白石耕治
埼玉古墳群と出土須恵器 酒井清治
青銅鏡からみた古墳時代編年 林 正憲
古墳時代甲冑の形式・編年・年代論提要 橋本達也
考古年代測定における自然科学的研究法の活用 今村峯雄
21世紀の炭素14年代法 坂本 稔

第2章 成立・展開・終焉

濃尾平野における弥生墳丘墓の多様性 島田崇正
前方後円墳出現と畿内弥生社会 禰冝田佳男
箸墓古墳の段築構造と墳形規格 梅本康広
桜井茶臼山古墳の銅鏡群と倭王の性格 福永伸哉
前方後方墳の墳丘形態・形状について
                        ―近畿地域の基礎分析― 熊井亮介
倭王権の播丹戦略―大型前方後円墳をどうみるか― 岸本道昭
古墳時代社会複雑化の地域的差異 佐々木憲一
奈良盆地の首長墳における畿内型石室変遷の仕組みとその背景 
                                   ………………太田宏明
横穴式石室の展開に関する一考察
                  ―畿内と濃尾地方の事例から― 鈴 千夏
群集墳論の探究 中井正幸
後期群集墳における集団形成 細川修平
葛城地域の群集墳にみる土器配置の多様性 東影 悠
新沢千塚古墳群と石光山古墳群の検討
            ―ヤマト王権とのかかわりについて― 深谷 淳
群集墳の形成と展開―摂津三島の群集墳から― 内田真雄
茨城県那珂市白河内古墳群1号墳と虎塚古墳の関連性について
                                 ………………生田目和利
東国横穴墓群形成に関する一試考(1) 松崎元樹
横穴と末期古墳―古墳時代の終末にかんする試論― 菊地芳朗
前方後円墳から方墳へ
        ―大王墳の墳形変化をめぐる論点の整理― 高橋照彦

第3章 地域と多様性

畿内大弥生・古墳社会の空間構造 一瀬和夫
畿内における前方後円墳造り出しの地域性 髙木清生
東日本の大型化する壺形埴輪
        ―磯浜古墳群出土埴輪の理解に向けて― 蓼沼香未由
下毛野摩利支天塚古墳の築造位置 秋元陽光
古墳時代の東と西 右島和夫
古代国家形成期における在地勢力の競合
            ―那須国造碑の建立と後期古墳から― 眞保昌弘
墳丘規模・数からみた関東地方後・終末期首長墓   小森哲也
総社古墳群と山王廃寺 前原 豊
古代伊勢・国境の地理学―辿りついたら多度― 竹内英昭
美濃地域の後期古墳の地域性
            ―石材の使用方法から地域を考える― 森島一貴
集落遺跡が示す首長墓の出現過程
            ―キビ地域をケーススタディとして― 草原孝典
前方後円墳の分布からみた倭政権と吉備 平井典子
交流する山陰 変化する弥生墓制 肥後弘幸
北陸における布掘り柱掘形をもつ掘立柱建物の性格について
        ―石川県上荒屋遺跡の検討を中心にして― 髙橋浩二
ヒスイ玉生産からみた吹上遺跡の成立 湯尾和広
九州における古墳文化の受容と横穴系埋葬施設の創出
                            ―研究史を中心に― 蒲原宏行

第4章 異質な文化の接触・共存

皆と私の縄文文化研究の半世紀
            ―埋蔵文化財行政と縄文研究の歴史― 岡村道雄
海と山から見た弥生時代の四国 柴田昌児
中国鏡と列島先史社会の評価 上野祥史
白山信仰と記紀神話 小路田泰直
壊された古墳、遺された古墳―平城京を例として― 土居規美
古墳文化と貝塚時代後期文化
                      ―大隅諸島における様相― 石堂和博
古墳文化と続縄文文化・貝塚文化
                ―境界から見る文化と人間集団― 藤沢 敦
魏晋南北朝考古からみる日本古墳文化 藤井康隆
東アジア都市史と日本の古墳文化 妹尾達彦
建築史と考古学 玉井哲雄
考古学と民俗学―柳田国男の塚・古墳論を中心に― 市川秀之
考古学と歴史学と民俗学の学際協業の有効性について
                      ―律令的神祇祭祀の萌芽― 新谷尚紀 



【2024年5月16日 【入荷】【ご注文承り中】


 82253.jpg

 
書籍番号 82253
書  名 日本考古学の論点(下)
シリーズ
データ B5 534頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639029847
編著者 広瀬和雄編
出版年 2024年5月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 24,200円(税込)

広瀬史学の集大成!

執筆者120名超の大論集、ついに刊行 最新の研究成果を通覧、
日本考古学の現在地をみる。

下巻

日本考古学の論点㊦
はじめに~広瀬和雄博士の喜寿を壽ぐ~ 池上 悟

第5章 社会構成論

弥生時代大規模遺跡形成と首長的なもの
                   ―『万物の黎明』に刺激されて― 若林 邦彦
楯築円丘墓祭祀論―前方後円墳祭祀論のための序説―  水林  彪
死の神聖王権論 河野 一隆
古墳時代首長墓の基準について 日高  慎
天皇陵における〝夫婦同葬〟をめぐって 義江 明子
古墳時代前期の列島東部と「豪族居館」
―交換のための実利を伴う儀礼・祭祀という観点から― 田中  裕
ヒメヒコ制・二重王権制と考古学 清家  章
古代日本の紛争と戦争―部族ゾーン理論の視点から―  藤原  哲
弥生・古墳時代の木器生産
               ―製作技術・流通・分業の視点から― 樋上  昇
地方窯業生産の研究―備前邑久窯跡群を中心に― 亀田 修一
朱の産地推定への期待―朱の硫黄同位体分析の成果と課題― 
                                                  本田 光子
集落研究と土器研究    笹栗  拓
条里遺構と条里プランの研究    金田 章裕
海洋民論 西川 修一
島嶼部の古墳からみた「海民」について    宮元 香織
海を臨む石棺墓
             ―茨城県ひたちなか海浜古墳群の一例― 稲田 健一
再論 環頭大刀の文献的考察 清水 みき

第6章 文化論

ヤスを模した垂飾
             ―大阪府国府遺跡出土首飾りのモデル― 設楽 博己
絵画土器における二者―見せる・見る絵画土器の創出と祭場 ―
                                                  藤田 三郎
古墳のコスモロジー    北條 芳隆
形象埴輪論    高橋 克壽
黒白の水鳥埴輪 賀来 孝代
棺の使用方法と他界観    柏木 善治
古代女性の結髪具について    井上 尚明
池庭造営の系譜と伝播
             ―平泉、鎌倉から水無瀬、再び鎌倉へ― 前川 佳代
平泉と中世都市 吉田  歓
箱根山宝篋印塔銘文の再検討    本間 岳人
東都の墳丘墓    池上  悟

第7章 『日本書紀』と考古学

古墳被葬者論―「祖」の伝承・成立と古墳―    今尾 文昭
倭の五王と百舌鳥・古市古墳群
             ―讚・珍・濟・興・武の墳墓を考える― 天野 末喜
聖徳太子墓を考える 安村 俊史
ヤマトタケルの出自 古市  晃
7世紀王宮構造の転換点―難波長柄豊碕宮と前後の王宮― 山中 章
日本古代王宮の源流を探る 積山  洋
都城・宮室の成立 山元 章代
7世紀の木簡・金石文と文字 高島 英之
大化前代地域支配に関する諸制度と古墳 高松 雅文
国・県・ミヤケ 舘野 和己
相模国における内陸二評の成立 田尾 誠敏
『日本書紀』による「任那」領域考 仁藤 敦史

第8章 日本考古学の未来

デジタル3D計測と中世石造物研究の将来
            ―大和盆地周辺の厚肉彫り石仏を一例に― 山川  均
近世墓標研究にかかる協業のすすめ 三好 義三
織豊系城郭研究と考古学
                 ―小牧山城の発掘調査成果と評価― 小野 友記子
近世瓦研究の可能性 乗岡  実
考古学研究と史跡の保存・活用
―積石塚古墳の構造研究と史跡石清尾山古墳群の保存活用計画を題
                                             材に― 高上 拓
史跡蛭子山古墳・作山古墳「与謝野町立古墳公園」といふ歴史料理
  店の経営に物思ふ   加藤 晴彦
庭園遺跡の保存と活用―樺崎寺跡浄土庭園を事例として― 足立 佳代
これからの埋蔵文化財保護行政―小考― 藤井 幸司
世界遺産 百舌鳥・古市古墳群をめぐる課題
                           ―百舌鳥古墳群を中心に― 白神 典之
「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産をめざして 山田 幸弘
世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の保存、活用、そして継承していく
  意義 伊藤 聖浩
響き合う埋蔵文化財と世界遺産、そして考古学 中村 俊介
陵墓研究の現状と未来 山田 邦和
陵墓の保存と公開 久世 仁士
印西の旧石器時代―市民の遺跡探訪― 池田 耕平
古墳を歩きながら考えたこと 草野  厚
文化財と市民―地方から― 寺﨑 直利
中学校教育と考古学―学校と地域、資料館― 中濱 久喜
学校教育と考古学―高等学校における実践例を中心に― 吉村  健
高等学校歴史担当教員の「考古学リテラシー」について 石井 研吉
新聞と考古学 今井 邦彦
墳墓の探査 金田 明大
保存科学の過去・現在、そしてこれから 西山 要一

広瀬和雄先生年譜・研究業績目録
あとがき 広瀬和雄



【2024年5月16日 【入荷】【ご注文承り中】


 82271.jpg

 
書籍番号 82271
書  名 甲斐における古墳時代地域社会の研究
シリーズ
データ B5 272頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639029786
編著者 小林健二著
出版年 2024年5月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 15,400円(税込)

 【内容紹介】
 
20世紀後半から現在にかけて、山梨県では古墳時代に関する多く
の研究・発掘が蓄積されてきた。
それらの成果を踏まえ、山梨県内の最新の土器編年を提示すると
ともに、年代に沿って古墳や出土遺物の変遷を追うことで、甲斐
の地域社会のあり方、他地方との関わりについても考究を進める。

 【目次】
 
序章 甲斐の地理的環境と古墳時代
 第1節 甲斐の地理的環境と古墳時代/第2節 本書の目的
 
第1章 甲斐における古墳時代の土器様相
 第1節 S字甕の定着
 第2節 東海系土器の波及と定着
 第3節 古式土師器の成立
 第4節 北陸系土器の様相
 第5節 畿内系叩き甕の様相
 第6節 中期・後期・終末期の土器編年
 第7節 土器編年と墳墓の変遷

第2章 甲斐銚子塚古墳出現の背景
 第1節 甲斐天神山古墳の位置付け
 第2節 大丸山古墳の埋葬施設
 第3節 甲斐銚子塚古墳出土の腕輪形石製品
 第4節 甲斐銚子塚古墳出土の壺形埴輪
 第5節 甲斐銚子塚古墳出土の円筒埴輪
 第6節 甲斐銚子塚古墳出土の木製品
 第7節 中道古墳群の歴史的意義

第3章 甲斐の方墳とその周辺
 第1節 古墳時代の周溝墓
 第2節 竜塚古墳出現の背景

第4章 甲斐の横穴式石室
 第1節 無袖石室の様相
 第2節 甲斐の積石塚と渡来人

終章 律令社会への展望
 第1節 終末期古墳の変遷
 第2節 甲斐における古墳の終焉



【2024年5月15日 【入荷】【ご注文承り中】


 82256.jpg

 
書籍番号 82256
書  名 埴輪論叢 第13号 ―奥田尚先生喜寿・鐘方正樹さん還暦記念号
シリーズ
データ A4 135頁
ISBN/ISSN
編著者 埴輪検討会事務局編集
出版年 2024年6月 
出版者 埴輪検討会
価 格 2,640円(税込)

 【目次】

【論文】
 萱振1号墳出上埴輪の割付技法と生産体制 ……………………村瀨 陸   1
 理化学的分析からみた富雄丸山古墳の築造期間
                   ………柴原 聡一郎・村瀨 陸   9
 猪形埴輪ノート 2024
   ―写実的な脚の存在をめぐる覚書―  ………………………河内 一浩  23
 掖上鑵子塚古墳表採の埴輪について ………………山本実慶・田中朱音  27
 円筒埴輪の2次調整に関する若干の検討 ………………………白神 典之  31
 王権中枢地域における埴輪工人の移動と生産組織 ……木村理・廣瀬覚  44
 木津川流域の埴輪生産
   ―薬師堂古墳出土の埴輪分析を中心に―  …………………北山 大熙  57
 藤井寺市澤田発見の円筒棺について
   ―「埋蔵物録』から読み取れること―  ……………………河内 一浩  67
 Ⅴ期における円筒埴輪・形象埴輪の粘上帯貼付に
   ―兵庫県播磨地域の事例から― ………………………………阿部 功  71
 埴輪列の調査方法 …………………………………………………村瀨 陸  81
 香山の嶺上と埴輪
   ―桜井市付近の例として― ……………………………………奥田 尚  97
【資料報告】
 鶯塚古墳の基礎的研究 ……………………柴原聡一郎・村瀨陸・古谷真人
           ・渡辺夏海・木村日向子・水川慶紀・山口等悟 105



【2024年5月15日 【近日入荷】【ご注文承り中】


 82254.jpg

 
書籍番号 82254
書  名 旧相模川橋脚 関東大震災によって蘇った中世の橋
シリーズ (新日本の遺跡 3)
データ 四六版 136頁
ISBN/ISSN 978-4886219855
編著者 大村 浩司著
出版年 2024年5月 
出版者 同成社
価 格 1,980円(税込)

関東大震災による液状化で地表に現れ、史跡と天然記念物の2つの性格
をもつ稀有な存在である本遺跡の特性を考古学的に解説する。

〈 本書の主 な目次 〉

第Ⅰ部 遺跡の概要―旧相模橋脚とは―

 第1章 驚きの発見と保存への道
 第2章 旧相模川橋脚の特徴

第Ⅱ部 遺跡のあゆみ―発掘調査が語るもの―

 第3章 発掘調査の概要
 第4章 中世橋遺構―調査成果①
 第5章 近現代遺構―調査成果②
 第6章 明らかになった複合遺跡―調査成果③
 第7章 地震痕跡の確認―調査成果④
 第8章 遺跡の整備・活用と未来への継承
 
……………………………………………………………………………………
 (新日本の遺跡シリーズ既刊)

●82022 三万田東原遺跡 九州縄文人のアクセサリー工房
       (新日本の遺跡 1)
    大坪 志子著/2023年11月 四六版 146頁 ¥1,980(税込)
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/82022/82022.html

●82176 大宰府跡(新日本の遺跡 2)
    2024年3月 四六版 154頁 ¥1,980(税込)
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/82176/82176.html

 



【2024年5月15日 【入荷】【ご注文承り中】


 82257.jpg

 
書籍番号 82257
書  名 旧石器考古学 88
シリーズ
データ B5 114頁
ISBN/ISSN
編著者 旧石器文化談話会編集
出版年 2024年3月 
出版者 旧石器文化談話会
価 格 3,850円(税込)

【論文】

 中国北部の中期旧石器時代石器群に関する試論 ……加藤 真二 (1)
 忍路子型細石刃石器群にみられる"小型掻器状石器"について
                  ………………佐久間 光平 (11)
 縄文時代草創期の遺跡立地―水辺のくらし― ………麻柄 一志 (19)
 
【小特集『ふたがみ』刊行50周年に寄せて】

『ふたがみ』、わが青春の軌跡…………………………松藤 和人 (39)
『ふたがみ』に寄せて……………………………………吉朝 則富 (57)
 環境の推定・復元ということ …………………………天野 哲也 (59)
『ふたがみ」の想い出 ……………………………………後藤 優 (61)
「同志社大学」旧石器文化談話会の思い出……………長谷川 豊 (63)
 私の『ふたがみ』日誌 …………………………………高山 正久 (65)
 
【資料紹介】

 兵庫県杉ヶ沢遺跡第29地点の石刃製ナイフ形石器 …三好 元樹 (71)
 
【学界動向】

 石材原産地判別群の同定・細分・統合
   ―国際黒曜石会議(IOC)2023遠軽大会を方法論的に振り返る―
                   …………………上峯 篤史 (73)
【発掘参加記】

 南ドイツ・フォーゲルヘルト洞窟遺跡の発掘調査とシュヴァーベン
   ジュラ山脈の旧石器時代遺跡
            ……………村井 咲月・鈴本 しゅん菜・吉田 真優 (91)
 
【書評】

 橋本勝雄著『先史考古学論考石器と先史文化』 ……麻柄 一志(107)
 旧石器文献紹介…………………………………旧石器文化談話会(111)



【2024年5月11日 【入荷】【ご注文承り中】


 82248.jpg

 
書籍番号 82248
書  名 醸造の考古学
シリーズ
データ B5 372頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219466
編著者 梅川 光隆著
出版年 2024年5月 
出版者 同成社
価 格 13,200円(税込)

 【内容簡介】

日本における醗酵の起源が、弥生時代から古墳時代前半の「巻き包み」
の壺にあると提起。考古学を基軸に膨大な資史料を渉猟し、技術史と
文化史の両面から日本の醸造史を論じる。

 【目次】

第Ⅰ部 技術史的考察

  第1章 巻き包みとは何か
  第2章 巻き包みの土器
  第3章 生鮮保存の知恵
  第4章 醗酵の経験から技術へ
  第5章 酒造の遺構・遺物
  総 括 醸造の技術史的考察

第Ⅱ部 文化史的考察

  第1章 園芸の巻き包み
  第2章 酒樽の縄巻き
  第3章 名酒柳の編柳
  第4章 中国東海地域の編衣
  総 括 醸造の文化史的考察



【2024年5月11日 【入荷】【ご注文承り中】


 82206.jpg

 
書籍番号 82206
書  名 古代郡司と郡的世界の実像
シリーズ (古代史選書48)
データ A5 360頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219817
編著者 森 公章著
出版年 2024年4月 
出版者 同成社
価 格 9,350円(税込)

【内容簡介】

律令体制以前から地方豪族が構築していた歴史的支配の存在を踏まえ、
8~9世紀の国郡支配の実相を出土文字資料も駆使し探究する。

序にかえて

第一部 郡司と地域社会

 第一章 畿内郡司氏族とその特質 
 第二章 文献史料から見た古代宗像氏の交流 
 第三章 出雲地域と倭王権
 第四章 渡来系氏族と地域社会

第二部 「郡的世界」の実態を探る

 第五章 木簡から見た郡家出先機関と地方支配の様相
 第六章 出雲地域と「郡的世界」の実像
 第七章 木簡から見た郡司・郡家の行方



【2024年5月3日 【入荷】【ご注文承り中】


82246.jpg 

 
書籍番号 82246
書  名 殯の考古学
シリーズ (考古学からみた古代祭祀 3)
データ A5 324頁
ISBN/ISSN 978-4639029762
編著者 穂積裕昌著
出版年 2024年4月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 4,950円(税込)

【内容紹介】

古墳に樹立された器材埴輪群はなぜ埋葬施設側を向くものがあるのか?
考古学による「喪葬遺跡」の分析を中心に、文献史学・民俗学・古代
文学の研究成果をもとに「殯(モガリ)」の本義を明らかにし、古代に
おける喪葬観念からみた古墳築造の本質的意義に迫る。

第1章 問題の所在と本書の構成
第2章 殯をめぐる研究史―文献・民俗・考古・古代文学―
第3章 弥生後期から古墳初頭の祭祀と喪葬―大陸との比較から―
第4章 葬所としての古墳―河内黒姫山古墳にみる被葬者封じ込めの発動―
第5章 比自支和気・遊部伝承から読み解く古代の喪葬
第6章 形象埴輪の機能
第7章 古墳時代の殯所構造に関する基礎的確認
第8章 導水施設の本義
第9章 殯宮・殯所・喪屋の重層構造
第10章 飛鳥時代の殯宮―今後の飛鳥時代殯宮を考えるための整理―
終章 喪葬観念の形成と古墳時代の本質―死との関係性の再構築―



【2024年5月1日 【入荷】【ご注文承り中】


82198.jpg 

 
書籍番号 82198
書  名 貝輪の考古学 
シリーズ 日本列島先史時代におけるオオツタノハ製貝輪の研究
データ B5 384頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-7877-2305-5
編著者 忍澤 成視著
出版年 2024年3月 
出版者 新泉社
価 格 13,200円(税込)

 【紹介文】

装飾品である貝輪は、そのかたち・色・艶・質感から古来より多くの
人々を魅了してきた。本書は、とくにオオツタノハ製貝輪に着目し、
縄文時代から弥生・古墳時代にかけての人々と貝との関わりについて、
貝塚や墓などから出土した遺物と現在の生息状況の調査結果から論じ
る。装飾品に使われた貝を調べることで、当時の習俗・交易
ルート・社会形態などさまざまな事柄がみえてくる。

 【目次】

第Ⅰ章 食用の貝と利器用の貝
1 食糧としての貝:貝塚にみる食用貝
2 道具の材料になった貝:「搬入貝」の識別
3 貝製装身具:出現の古さと広範な分布の意味

第Ⅱ章 東日本における縄文時代の貝輪
1 縄文時代の「貝輪」の特徴
2 ベンケイガイ製の貝輪
3 貝輪素材変遷の理由
4 貝輪装着にかかわる習俗
5 各集落内で行われた「貝輪製作」
附節 特異なベンケイガイ打ち上げ地:千葉県鴨川市における追跡
   調査の記録

第Ⅲ章 東日本における弥生時代の貝輪
1 出土遺跡と貝輪の様相
2 弥生時代に使用された貝輪素材の特徴
3 現生貝調査成果からみた東日本弥生時代の貝輪の様相と展開

第Ⅳ章 東日本におけるオオツタノハ製貝輪
1 「西の貝の道」と「東の貝の道」
2 伊豆諸島を起点としたオオツタノハ製貝輪生産
3 南海産の「貝材」の流通と房総半島集落の役割
4 オオツタノハとともに伊豆諸島から運ばれた貝
5 南海産の貝製品を模造した土製品
6 タカラガイ・イモガイ製品にみる社会的役割

第Ⅴ章 九州地方における縄文時代の貝輪
1 九州地方出土貝輪の様相
2 東名遺跡出土の縄文時代早期における貝製装身具
3 飛??貝塚出土の縄文時代後期における貝製装身具
4 山鹿貝塚出土の縄文時代後期における貝製装身具
5 佐賀貝塚出土の縄文時代後期における貝製装身具
6 黒橋貝塚出土の縄文時代後期における貝製装身具
7 麦之浦貝塚出土の縄文時代後期における貝製装身具
8 柊原貝塚出土の縄文時代後期における貝製装身具
9 川上(市来)貝塚出土の縄文時代後期における貝製装身具

第Ⅵ章 南西諸島におけるオオツタノハ製貝輪
1 広田遺跡と「西の貝文化」
2 種子島における縄文,弥生・古墳時代のオオツタノハ製貝輪
3 大隅諸島における現生オオツタノハの調査
4 トカラ列島および奄美諸島におけるオオツタノハ製貝輪と現生
  貝調査
5 沖縄諸島におけるオオツタノハ製貝輪と現生貝調査

第Ⅶ章 考古学・生物学的調査が明かすオオツタノハ製貝輪の実態
1 オオツタノハ採取と貝輪加工
2 現生貝調査からみた広田遺跡の貝輪の解釈
3 現生貝調査からみたカサガイ系貝輪の評価
4 西日本におけるオオツタノハ製貝輪の流通
5 最高峰の威信財としてのオオツタノハ製貝輪
結びにかえて:残された研究課題と展望



【2024年5月1日 【入荷】【ご注文承り中】


82168.jpg 

 
書籍番号 82168
書  名 オホーツクの古代文化 東北アジア世界と北海道・史跡常呂遺跡
シリーズ
データ A5 216頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2401-4
編著者 東京大学文学部常呂実習施設/考古学研究室
出版年 2024年3月 
出版者 新泉社
価 格 2,530円(税込)

 【紹介文】

海を越えていくつもの文化が交錯し発展を遂げたオホーツク海沿岸の
地は、北海道の歴史を考える上で欠かすことができない。史跡常呂遺
跡を中心に、オホーツクの古代文化を追究した東京大学常呂実習施設
50年の歩みとともに、住居跡、狩猟・漁労具、人骨、土器のおこげな
ど、様々な資料を駆使した最新の研究成果を紹介する。

目次
はじめに
刊行によせて
本書のねらい
北海道における考古学的文化の変遷
北海道の気候と地域区分
オホーツクの古代遺跡
史跡常呂遺跡関連図

第1章 北の海に暮らした人びと
旧石器文化(山田哲)
コラム 常呂川流域の旧石器時代研究(中村雄紀)
コラム 旧石器/縄文時代移行期のミッシングリンクを探る(夏木大吾)
コラム 黒曜石製石器(山田哲)
縄文・続縄文文化(熊木俊朗・福田正宏)
コラム 擦切石斧(夏木大吾)
コラム 幣舞式土器とシマフクロウ(福田正宏)
コラム 縄文時代の漆製品からみた常呂川河口遺跡の漆塗櫛(太田圭)
コラム 弥生化と続縄文(根岸洋)
コラム 常呂川河口遺跡墓坑出土品(中村雄紀)
道東部のオホーツク文化(熊木俊朗)
コラム 銛頭(設楽博己)
コラム 動物意匠遺物(高橋健)
コラム 骨製クマ像(熊木俊朗)
コラム 日本列島の古代船からみたオホーツク文化の船(塚本浩司)
擦文文化からアイヌ文化へ(熊木俊朗)
コラム 常呂川下流域の擦文集落(榊田朋広)
コラム 北日本におけるレプリカ法による土器圧痕調査(太田圭)
コラム 擦文文化のフォーク状木製品(大澤正吾)
コラム 紡錘車と擦文文化(市川岳朗)

第2章 東北アジア世界と北海道
東北アジアからみたオホーツクの古代文化(福田正宏・佐藤宏之)
常呂川下流域の古環境(一木絵理)
形質人類学からみた北海道の先史(近藤修)
動物遺体からわかる生業や環境(新美倫子)
常呂の遺跡と食生態分析(國木田大)
北方漁労民の技術(高橋健)
アイヌ文化のクマ儀礼の起源をめぐって(佐藤宏之)
コラム ロシア極東の遺跡を掘る(森先一貴)

第3章 東北アジア考古学と常呂
東京大学と東北アジア考古学(福田正宏)
コラム 駒井和愛と渤海国の考古学研究(中村亜希子)
東京大学と常呂の出会いとあゆみ(熊木俊朗)
常呂実習施設の発掘調査の歴史と研究成果(熊木俊朗)
コラム 常呂研究室草創のころ(菊池徹夫)
コラム 常呂実習施設初期の発掘実習と職員宿舎(飯島武次)
コラム 常呂実習施設とともに(宇田川洋)
コラム 黒曜石を使う(大貫静夫)
コラム 二〇〇〇年代以降の新たな取り組み(佐藤宏之)
コラム 常呂実習で学んだこと(榊田朋広)
コラム モヨロ貝塚調査と東京大学(米村衛)

第4章 常呂の遺跡とともに
大学と地域連携 東大文学部と常呂実習施設の取り組み(熊木俊朗)
文化財の保存活用と地域連携(森先一貴)
世界遺産と地域連携(根岸洋)
史跡常呂遺跡の整備(山田哲・中村雄紀)
ところ遺跡の森案内(中村雄紀)
コラム 東大とのおつきあい(新谷有規)

むすびにかえて
もっと詳しく学びたい人へ
参考文献



【2024年4月27日 【入荷】【ご注文承り中】


 82244.jpg

 
書籍番号 82244
書  名 移動する渡来系工人ネットワーク
シリーズ (「文化財と技術 別冊1)
データ A5 222頁
ISBN/ISSN 2187-4328
編著者 鈴木 勉著
出版年 2024年4月 
出版者 工芸文化研究所
価 格 1,100円(税込)

                    <目次>

-古代の人々の暮らしぶりを!-
第1章 江田船山古墳の銀象嵌鉄刀銘を読む
1.象嵌銘の金石学
2.刀剣と「切れ味」
3.江田船山銀象嵌鉄刀銘が説く「よい材料、よい鍛錬、よい焼き入れ」
4.5世紀のはがね論
  コラム1-1 <「切れ味」の歴史的意義と神話を崩した事例>
  コラム1-2 <床屋さんのうぶ毛用と剛毛用のかみそり>
    コラム1-3 <ずく・はがね・なまがねと鋼>
  コラム1-4 <宮地嶽古墳出土刀の復元>
    コラム1-5 <釈文と釈読>

第2章 円弧状なめくりたがねと移動する渡来系工人ネットワーク
1.移動する渡来系工人ネットワーク論はこうして展開された
2.曲線・円文を彫るわざ
3.5世紀末葉までの九州地方の円弧状なめくりたがね
4.九州を移動する渡来系工人ネットワーク
5.トピックス<宮崎県えびの市島内地下式横穴139号墓出土象嵌鍛冶具
                が出土>
    コラム2-1 <技法と技術>
    コラム2-2 <鉄にたがねを打ち込む>

第3章 日本書紀の物語-大王・渡来系工人・在来工人のあつれきー
1.雄略紀十三年九月の記事
2.為政者・渡来工人・在来工人の軋轢
3.あやしい死刑宣告
4.書紀編者の執筆意図を探る

第4章 線刻鉄刀と象嵌技術 
-移動する渡来系工人ネットワークの存在を確信する-
1.滝瀨芳之氏が教えてくれた円文線刻鉄刀
2.円文線刻鉄刀について
3.「円文鉄製品」への「円弧状なめくりたがね」の使用について
4.円文鉄製品の分布と移動する渡来系工人ネットワーク
5.象嵌鉄刀・線刻鉄鏃・線刻鉄刀の製作者ならびに製作地
6.トピックス <江田船山古墳から円文線刻鉄刀と?元孔鉄刀が発見さ
                  れた>
    コラム4-1 <加工硬化と作業の力>
    コラム4-2 <基準精度>
    コラム4-3 <規格品>
    コラム4-4 <豊島直博氏の大和王権下賜説>

第5章 移動する渡来系工人ネットワークのひろがり
1.移動する渡来系工人ネットワークを着想したころ
2.古代から現代の移動する工人の事例
 (1) 工人の食い扶持と仕事量
 (2) 鋳掛け屋さん
 (3) 挽物師
 (4) 洋服のオーダーメイド
 (5) 日本の野鍛冶・韓国の野鍛冶
 (6) 近現代の旋盤師
 (7) 板前
 (8) 梵鐘・大釜など鋳物
 (9) 野中古墳三尾鉄の蹴り彫り工人
 (10) 中国四川省の僻地では婚姻の準備として
 
3.東アジアを移動する工人ネットワーク
4.古代の境界について
    コラム5-1 <木彫金張り技法>
    コラム5-2 <加工の痕跡と技術を隠す技術>
    コラム5-3 <蹴り彫りたがねとなめくりたがね>
    コラム5-4 <蹴り彫り技術の技術水準>

付録 金工技術カタログ その1<115~  >
1.線彫り七種
  (1)点打ち
  (2)蹴り彫り
  (3)打ち込み
  (4)なめくり打ち
  (5)なめくり挽き
  (6)毛彫り
  (7)連点打ち
2.立体表現の技術 その種類と見分け方
 (1)平面から立体へ
 (2)打ち出し、打ち凹ます
 (3)彫りくずし
 (4)鋳造と彫金
 (5)複合技術
3.円文を作る
4.はりがねを作る
5.きさげとせん
6.金属の接合
 (1)固相拡散接合
 (2)中国と韓半島の細粒細工
 (3)日本列島に伝わった細粒細工と堤状連珠文
  コラム付-1 金宇大さんの潔さ



【2024年4月26日 【入荷】【ご注文承り中】


 82234.jpg

 
書籍番号 82234
書  名 家形埴輪の世界
シリーズ (令和6年度 春季特別展 特別展図録第95冊))
データ A4 88頁
ISBN/ISSN 978-4910272-29-0
編著者 奈良県立橿原考古学研究所編集
出版年 2024年4月 
出版者 奈良県立橿原考古学研究所
価 格 1,650円(税込)

【内容ご紹介】

家形埴輪は、埴輪が古墳上に配置された全期間にわたって存続した
と考えられる数少ない種類の一つです。ただし、構造が複雑で大型
品も多いため、その実態がよく分からず、展示で取り上げられる機
会が少ない埴輪でもあります。このたびの展覧会では古墳時代の政
治的な中枢が存在した奈良県内の資料を中心に、東日本と西日本で
最大の製品も展示して、謎の多い家形埴輪の実態に迫ってみたいと
思います。

開催にあたって
目次、例言
概説  家形埴輪の世界………………………………………………… 5
展示関連地図…………………………………………………………… 8
プロローグ  家形埴輪の研究史……………………………………… 9
第1部  宮山古墳の家形埴輪…………………………………………15
第2部  家形埴輪の展開………………………………………………27
エピローグ 家形埴輪の特質…………………………………………77
参考資料…………………………………………………………………79
出品目録…………………………………………………………………83
参考文献…………………………………………………………………85
関連行事、協力機関・協力者…………………………………………87
あとがき、奥付…………………………………………………………88



【2024年4月24日 【入荷】【ご注文承り中】


82243.jpg 

 
書籍番号 82243
書  名 季刊 考古学 第167号 特集 古墳時代日韓交渉の基礎資料
シリーズ
データ B5 122頁
ISBN/ISSN 978-4639029793
編著者 桑門智亜紀編集
出版年 2024年5月 
出版者 雄山閣出版
価 格 2,640円(税込)

【目次】

古墳時代並行期の日韓の社会と考古資料…………………山本孝文   14

生活と祭祀の基礎資料
住居・建物とその施設………………………………………重藤輝行   17
陶質土器と須恵器…………………………………………中久保辰夫   21
軟質土器から土師器へ………………………………………寺井 誠   25
窯と土器生産…………………………………………………長友朋子   29

日韓の武器・武具・馬具

東アジア古代国家の武器体系
   ―燕(前燕)・高句麗・百済・新羅・加耶・倭の武器体系―
                      ………禹 炳 喆   33
装飾付環頭大刀………………………………………………金 宇 大   38
甲  冑…………………………………………………………橋本達也   42
馬具と馬………………………………………………………諫早直人   46

支配者の象徴的器物と身体装飾

鏡……………………………………………………………辻田淳一郎   50
玉  類……………井上主税   54
冠と飾履―咸平禮德里新德1号墳出土例の検討を中心に―
                    ……………土屋隆史   58
帯金具…………………………………………………………山本孝文   62

古墳と葬送祭祀
古墳の墳丘形状と構築技術…………………………………青木 敬   66
横穴式石室の導入……………………………………………山本孝文   70
葬送儀礼―飲食物供献儀礼を中心に―  …………………松永悦枝   74

韓半島の中の倭系文物
倭系古墳………………………………………………………高田貫太   78
円筒埴輪と形象埴輪…………………………………………廣瀬 覚   82
韓半島南部の土師器系土器…………………………………趙 晟 元   86
────────────────────────────────
最近の発掘から
縄文時代後期の四角く並べられた焼人骨
  ―新潟県阿賀野市土橋遺跡― 
         ………………古澤妥史・村上章久・奈良貴史   91
────────────────────────────────
リレー連載・考古学の旬 第25回

常陸古墳文化研究の最前線………………………………佐々木憲一   95

リレー連載・私の考古学史 第16回
遺跡を介して人と交流した60年…………………………小笠原好彦  102
────────────────────────────────
書評   108/論文展望  112/報告書・会誌新刊一覧  114/
考古学界ニュース  119
────────────────────────────────



【2024年4月15日 【入荷】【ご注文承り中】


 82231.jpg

 
書籍番号 82231
書  名 埴輪研究会誌 第27号
シリーズ
データ B5 82頁
ISBN/ISSN 1341-318X
編著者
出版年 2024年2月 
出版者 埴輪研究会
価 格 1,650円(税込)

           目 次
               
 論説

 栃木県栃木市小野巣根古墳群4号墳出土の埴輪
           ………………… 秋元 陽光(1)
 阿蔵古墳出土の鶏形埴輪について…… 河内 一浩(8)
  ―南予における形象埴輪の様相―
 
 第21回研究大会発表要旨

 中国地方の形象埴輪配置 …………… 林  弘幸(16)
 埼玉県の形象埴輪配置(2) ………… 青笹 基史(36)

 第21回研究大会討議の記録 ……………………(60)

…………………………………………………………………
<↓↓残部少↓↓>(目次は下記URLからご覧ください)

●78746 埴輪研究会誌 第23号
      
 2019年5月 B5 112頁/埴輪研究会 ¥1,650(税込)
     https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/78746/78746.html

●80387 埴輪研究会誌 第24号

 2020年5月 B5 110頁/埴輪研究会 ¥1,650(税込)
    https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80387/80387.html

●80756 埴輪研究会誌 第25号 

 2021年8月 B5 123頁/埴輪研究会 ¥1,650(税込)
    https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80756/80756.html

●81466 埴輪研究会誌 第26号

 2022年8月 B5 110頁/古代学協会 ¥2,200(税込)
     https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/81466/81466.html



【2024年4月8日 【入荷】【ご注文承り中】


 82207.jpg

 
書籍番号 82207
書  名 九州縄文時代の“ものづくり”~生産遺跡・製作遺跡の諸相を探る~
シリーズ
データ A4 372頁
ISBN/ISSN
編著者 九州縄文研究会大分大会事務局編集
出版年 2024年3月 
出版者
価 格 5,720円(税込)

              目  次
【記念講演】

《回顧》大分県の縄文時代研究 …………………………………………  1
                坂本嘉弘(別府大学非常勤講師、元大分県教育委員会)

【研究発表】
姫島産出の石器石材 ……………………………………………………… 13
                            綿貫俊一(大分県立埋蔵文化財センター)

玉製作遺跡の発掘調査とその成果-三万田東原遺跡の事例から- … 39
                        大坪志子(熊本大学埋蔵文化財調査センター)
東名遺跡におけるものづくり-有機質遺物を中心に- ……………… 49
                                      西田 巌(佐賀市教育委員会)
【各県の集成概要報告】

福岡県における縄文時代のものづくり関連遺跡の概要 ……………… 71
                                    梶佐古幸謙(福岡県教育委員会)
佐賀県の生産遺跡・製作遺跡 …………………………………………… 87
                        堤 英明(佐賀県文化課文化財保護・活用室)
長崎県の生産遺跡・製作遺跡の様相 ……………………………………115
                                      中尾篤志(長崎県教育委員会)
熊本県における縄文時代の生産遺跡・製作遺跡の様相 ………………135
                                    豊永結花里(熊本県教育委員会)
大分県における縄文時代生産遺跡・製作遺跡の概要 …………………147
                            横澤 慈(大分県立埋蔵文化財センター)
宮崎県の生産・製作遺跡 …………………………………………………167
                                      金丸武司(宮崎市教育委員会)
鹿児島県における縄文時代生産遺跡・製作遺跡について ……………183
                                湯場﨑辰巳((公財)上野原縄文の森)
沖縄県における道具の生産・製作の特色 ………………………………325
                            大堀皓平(沖縄県立埋蔵文化財センター)
2023年の動向-各県の調査と報告書- …………………………………345
第31回沖縄大会討論の記録 ………………………………………………351
第14回日韓新石器時代研究会の記録 ……………………………………370



【2024年4月8日 【入荷】【ご注文承り中】


 82221.jpg

 
書籍番号 82221
書  名 古代文化 第75巻 第4号(635号)
シリーズ
データ B5 127頁
ISBN/ISSN 0045-9232
編著者
出版年 2024年3月 
出版者 古代学協会
価 格 2,970円(税込)

張  睿帆:唐代定窯での細白磁生産について
    ………………………………………………………………
花川 真子:藤原実資の仏事に奉仕する僧
川添 和暁:岩手県一関市蝦島貝塚(貝鳥貝塚)第2次調査出土装
      身具類について
高橋 克壽:令和5年度花園大学歴史博物館「若狭の古墳展」を開
      催して
村上 恭通:小量熔銅の技術について
      -中央ユーラシア・ステップ地域の青銅器文化と
      弥生文化の金属器生産-
松薗  斉:『京都の中世史①摂関政治から院政へ』を読む
陳   偉:章  瀟逸訳:秦簡牘「執法」新釈
      -秦代の郡に対する評価を兼ねて-
松本満里奈:『小右記』註釈(35)―長和4年6月18・19日条―
麻柄 一志:〈私の古代学〉(32)学際的研究と東アジアにおける
       日本文化の位置付けをめざして(下)
近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉(12)
       大嘗会(七)
柴田 潮音:〈海外調査探訪〉(3)異国の地で掘る(下)
鈴木  功:史跡天王山遺跡の調査
 篠崎 敦史:森公章著『遣唐使と古代対外関係の行方
            ―日唐・日宋の交流―』
 小倉 慈司:川畑勝久著『古代祭祀の伝承と基盤』
 鈴木 崇司:長友朋子・石川日出志・深澤芳樹編
             『南関東の弥生文化 東アジアとの交流と農耕化』
 坂井 孝一:長村祥知編著『龍光院本 承久記絵巻』
 吉野 秋二:本庄総子著『疫病の古代史 天災、人災、そして』



【2024年4月6日 【入荷】【ご注文承り中】


 82199.jpg

 
書籍番号 82199
書  名 郡衙遺跡からみた地方支配
シリーズ (考古学選書 5)
データ A5 274頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219305
編著者 大橋 泰夫著
出版年 2024年2月 
出版者 同成社
価 格 6,600円(税込)

 【内容簡介】

郡衙遺跡を中心に、地方官衙の構造と展開の様相を考古学的に検証。
特に交通や仏教・祭祀との深い関わり、正倉の実態について重点的
に論究し、律令国家の地方支配の実相に迫る。

 【目次】

序 章 本書の構成

第1章 国郡制に関する考古学的研究
 第1節 郡衙の研究
 第2節 官衙と道路・条里

第2章 地方官衙遺跡に関わる事例検討
 第1節 東国の地域支配と郡衙
 第2節 那須官衙遺跡の検討
 第3節 郡垣遺跡と郡衙移転
 第4節 橘樹官衙遺跡群の検討
 第5節 鳥取県石脇第3遺跡と笏賀駅
 第6節 横江荘遺跡の検討

第3章 郡衙正倉に関わる諸問題
 第1節 法倉の研究
 第2節 坂東における倉の特質
 第3節 考古学からみた義倉の一考察 

終 章 郡衙研究の成果と課題



【2024年4月6日 【入荷】【ご注文承り中】


 82202.jpg

 
書籍番号 82202
書  名 古代出雲の氏族と社会
シリーズ (古代史選書47)
データ A5 306頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-88621-945-9
編著者 武廣 亮平著
出版年 2024年3月 
出版者 同成社
価 格 8,250円(税込)

 【内容簡介】
 
 東西出雲論や出雲国造など古代出雲国の主要なテーマについて
考古学的な研究成果も踏まえ多角的に論究。
 また出雲国の部民制や氏族、『出雲国風土記』にみる神社や里
程記事などの考察を通して、出雲古代史研究に新たな議論を提示
する。

 【目次】

序 章 出雲古代史研究と本書の概要
 
第Ⅰ部 出雲国造をめぐる諸問題
 第一章 東西出雲論と出雲国造の成立―論点の整理と展望―
 第二章 出雲国造神賀詞と出雲国造

第Ⅱ部 古代出雲国の部民制・氏族と交流
 第三章 額田部臣と出雲の部民制
 第四章 日置氏と六世紀の出雲
 第五章 勝部氏の性格と出雲の勝部氏
 第六章 畿内における出雲氏とその性格
 第七章 出雲国の移配エミシとその反乱

第Ⅲ部 『出雲国風土記』と古代出雲の実態
 第八章 出雲国における官社の成立とその変遷
 第九章 『出雲国風土記』の在地史料



【2024年4月6日 【入荷】【ご注文承り中】


 82205.jpg

 
書籍番号 82205
書  名 総説 博物館を学ぶ
シリーズ
データ A5 194頁
ISBN/ISSN 978-4886219329
編著者 駒見 和夫編
出版年 2024年3月 
出版者 同成社
価 格 2,420円(税込)

 【内容簡介】

大きく変わりつつある博物館について、その基礎知識を整理し、
マネジメントや社会連携の実情をわかりやすく解説する。
学芸員志望者、博物館をもっと知りたい人に最
適の一書。

 【目次】

◇本書の執筆者(執筆順)

駒見和夫、滝口正哉、伊豆原月絵、江水是仁、田中裕二、
神庭信幸、森田喜久男、井上由佳、菅井薫、高柳直弥

第Ⅰ部 博物館の概念とその基盤
 第1章 博物館・博物館学とは
 第2章 博物館の成り立ちと展開
 第3章 博物館の法規と倫理
 第4章 博物館の分類と活動を担うスタッフ
    
第Ⅱ部 博物館における資料の形成と活用
 第5章 博物館資料とその収集
 第6章 文化財の保存管理と博物館 
 第7章 博物館の調査研究と展示活動
 第8章 博物館の学習支援と情報メディア活動
    
第Ⅲ部 博物館と社会との協働・連携
 第9章 社会教育に基づく博物館
 第10章 文化観光と文化資源に基づく博物館
 第11章 博物館と地域デザイン



【2024年4月6日 【入荷】【ご注文承り中】


82200.jpg 

 
書籍番号 82200
書  名 ミルクの考古学
シリーズ (市民の考古学 19)
データ 四六版 152頁
ISBN/ISSN 978-4886219497
編著者 庄田 慎矢著
出版年 2024年4月 
出版者 同成社
価 格 1,760円(税込)

【内容簡介】

人類はミルクをいつからどのように利用してきたのか。考古生化学の進展
により「目に見えない」痕跡から解き明かされた新発見が続出!

 【目次】
 
第1章 わたしたちとミルク
第2章 遺物研究が明らかにしたミルク利用の歴史
第3章 考古生化学が明らかにしたミルク利用の歴史
第4章 土器に残されたミルクの痕跡を求めて
第5章 ミルク考古学のこれから



【2024年4月4日 【入荷】【ご注文承り中】


82219.jpg 

 
書籍番号 82219
書  名 古代学研究 第239号
シリーズ
データ B5 50頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編著者 古代学研究編集局
出版年 2024年3月 
出版者
価 格 990円(税込)

            【目 次】

≪論 文≫

大和の大型横穴式石室にみられる構築技法の系譜
           ……………岸 上 維 颯  1
海上から見た大阪湾沿岸の大型前方後円墳の視認性
            …………朝 日   格 25

≪シリーズ遺跡紹介16≫

大阪府高槻市上牧遺跡の調査………笹 栗   格 41
-淀川河畔の地形環境と土地利用の変遷-

≪古代学への提言 91≫

考古学は共同主観的創造上の秩序にどこまで迫れるのか?
        …………………太 田 宏 明 表紙裏



【2024年4月4日 【入荷】【ご注文承り中】


82216.jpg 

 
書籍番号 82216
書  名 秦帝国と封泥 社会を支えた伝送システム
シリーズ
データ B5 185頁
ISBN/ISSN 978-4864451802
編著者 上野祥史 下田 誠編
出版年 2024年3月 
出版者 六一書房
価 格 6,600円(税込)

  【内容簡介】
 
 本書は戦国時代後半から、統一秦、楚漢戦争を経て前漢初期に
いたる時期を対象としている(中略)
 この時期は、文字や制度が社会を管理する中国歴史時代の幕開けでも
ある。その後は、科挙が象徴するように、ゆたかな識字層に支えられて、
中華帝国は二〇〇〇年の歴史を歩むことになる。(中略)
 この秦という社会を支えたシステムを、本書では「捺印」にクローズ
アップしてとらえた。社会を支えたシステムとは、端的にいえば、文字
を利用して制度を運用することであり、それを「捺印」にかかわる三つ
の視座でとらえてきた。一つは、「捺印」の所作や行為を復元すること
であり、一つは「捺印」が組み込まれた一連の行動様式を評価すること
であり、一つは捺した印章の文字を評価することである。
それぞれ、「第一部 封泥の実態」、「第二部 文字を書き印を捺す」、
「第三部 秦封泥の文字と秦の社会」が該当している。(中略)
 方法論や関心の異なる研究者が集い、情報や物資の伝達を検討するこ
とは容易ではない。しかし、封泥を共通の資料として、各自が新たな着
眼点を見出し、それを共有することで、少しずつ研究は進展した。こと
に、理化学分析との協業は大きな役割を担った。X線CTスキャン装置を
利用した分析の推進は、各研究者には大きな刺激を与えた。(中略)
 新たな研究は、新出資料のみが切り拓くものではない。既存資料の再
評価や分野を横断した検討にもその可能性は潜在している。本書で示し
た、封泥の形態情報の検討、封泥と簡牘資料を対照した検討、あるいは
封泥や印章の文字の検討などは、それぞれの分野に新たな影響を与える
ものと見受ける。秦封泥研究や戦国秦漢時代の研究、文書行政の日中比
較研究等への貢献も望まれる。
 本書は、より多くの方の手に届くよう、できるだけ平易な形で示すこ
とを心がけた。内容によっては、専門性が高いもの、あるいは独創性が
強いものも含まれている。そこは、秦漢時代の研究の緻密さゆえと、お
許しを願いたい。(本書“後記”より抜粋)
 
 【目 次】
 
第一部  封泥の実態

 第一章 秦漢封泥とは                           谷 豊信     3
 第二章 観峰館所蔵封泥が提起する秦封泥の検討視点  
                                          野祥史・瀬川敬也    17
 第三章 封泥から復元する「捺印」の所作
                   ―外面形態情報と内部透過情報― 上野祥史    39
第二部  文字を書き印を捺す

 第一章 秦の文官のリテラシー 
                   ―封緘という所作をめぐって―  籾山 明    57
 第二章 秦漢時代の小官印とその使用             青木俊介    73
 第三章 皇帝の〝手足の指の先〟―秦帝国中央集権の現場―    
                                                  髙村武幸    95
 第四章 官印は誰が捺したのか―実用と象徴の間―  髙村武幸   109
 
第三部  秦封泥の文字と秦の社会

 第一章 秦帝国の形成と秦郡の変遷         鶴間和幸   121
 第二章 秦の郡県と秦封泥―丞印からみた郡と県―  下田 誠   147
 第三章 漢字書体ヒエラルキアと秦帝国―書体・書風変遷攷―    
                                                  松村一徳   159



【2024年3月25日 【入荷】【ご注文承り中】


 82212.jpg

 
書籍番号 82212
書  名 古代学研究 第238号
シリーズ
データ B5 54頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編著者 古代学研究編集局
出版年 2024年3月 
出版者 古代学研究会
価 格 990円(税込)

        目  次

≪論 文≫
刳抜式石棺の規範とその創出過程…………………山 田   暁    1
≪特集 例会 対談記録 弥生時代から古墳時代にかけての親族組織≫
弥生時代から古墳時代にかけての親族組織………藤 井   整   23
                                            太 田 宏 明
                                            今 井 真由美
≪古代学への提言 90≫》
考古学と文献史料…………………………………實 盛 良 彦 表紙裏



【2024年3月13日 【入荷】【ご注文承り中】


 82195.jpg

 
書籍番号 82195
書  名 遺跡学研究 第20号 2023
シリーズ
データ A4 101頁
ISBN/ISSN 1349-4031
編著者 日本遺跡学会
出版年 2023年12月 
出版者 日本遺跡学会
価 格 2,750円(税込)

─────────────────────────────
目次
─────────────────────────────
特集 遺跡保護の多様なあり方を求めて
─────────────────────────────
特集趣旨  恵谷浩子                                     1
─────────────────────────────
事例報告
─────────────────────────────
  多賀城跡の保護の経緯と展望  白崎 恵介              3
─────────────────────────────
  福岡県内の遺跡における在り方の事例  入佐 友一郎   13
─────────────────────────────
  明日香村における遺跡の保存・管理と活用  相原 嘉之 19
─────────────────────────────
  遺跡のあり方と伝える手立て―京都府宇治市の事例―  
                                      杉本 宏           25
─────────────────────────────
座談会
─────────────────────────────
  遺跡保護の多様なあり方を求めて
─────────────────────────────
  パネリスト:白崎 恵介・入佐 友一郎・相原 嘉之・杉本 宏
  コメンテーター:増渕 徹・城戸 康利
  コーディネーター:坂井 秀弥
─────────────────────────────
研究論文
─────────────────────────────
  文化財の「価値」の再整理  伊藤 文彦               45
─────────────────────────────
  関東地方における貝塚史跡整備の同質化とその原因      57
─────────────────────────────
   ―史跡価値の解釈、遺構表現とそのステークホルダー ―  
                                                 劉 [王路]
─────────────────────────────
研究ノート
─────────────────────────────
  整備された古墳が創り上げた風景
    ―五色塚古墳と宝塚古墳を事例として― 小野 健吉 73
─────────────────────────────
選跡学フォーラム
─────────────────────────────
SITE 05 松山城跡  秋山 邦雄                          81
─────────────────────────────
東日本大震災被災地の史跡「浦尻貝塚」の整備  川田 強   83
─────────────────────────────
岐阜県古代・中世寺院跡総合調査について  日置 真穂     89
─────────────────────────────
大阪市における近年、そしてこれからの史跡の活用と整備    95
  ―大坂城跡と難波宮跡―  佐藤 隆
─────────────────────────────
令和4年度の史跡等の整備について  
      中井 將胤・小野 友記子・岩井 浩介・玉川 元気     101
─────────────────────────────
遺跡雑感 04 史跡古津八幡山遺跡―隔絶された歴史空間―  
                                      林 正憲           32
─────────────────────────────



【2024年3月12日 【入荷】【ご注文承り中】


 82187.jpg

8218702.jpg

 
書籍番号 82187
書  名 東アジア考古学の新たなる地平
              ―宮本一夫先生退職記念論文集(全2冊)
シリーズ
データ B5 1020頁
ISBN/ISSN 978-4-903316-77-2
編著者 宮本一夫先生退職記念事業会編集
出版年 2024年3月 
出版者 有限会社 中国書店
価 格 17,600円(税込)

                上巻 目次

序 ………………………………………宮本一夫先生退職記念事業会
南部九州における縄文時代草創期土器編年と
 イベント・気候変動に関する覚書 ……………………………桒畑光博    3
九州における羽島下層Ⅱ・Ⅲ式土器の様相 ……………………倉元慎平   17
長崎県壱岐市中尾遺跡出土石器群の分析 ………………………自石渓冴   37
西平式土器の成立と展開 …………………………………………福永将大   39
縄文農耕論の可能性 ………………………………………………板倉有大   79
新町遺跡出土人骨に見られる葬送行為の再検討 ………………舟橋京子   99
GISを用いた造墓環境の検討  ……………………………………端野晋平  117
  ―九州北部弥生時代開始前夜の募地を対象として―
十郎川技法からみた弥生時代初頭期 …………………………梶佐古幸謙  141
  ―十郎川遺跡出土資料を対象に―
太形蛤刃石斧の出現とその意義 …………………………………森 貴教  155
  ―弥生時代開始期における両刃石斧の再検討―
器種組成と製作技術からみた板付Ⅰ式土器の成立とその特徴 
                              …………………………………三阪一徳  175
韓半島と北部九州からみる、細形銅戈の変遷と用途について 
               …………………………………藤元正太  193
大隅半島における弥生時代の横口式土壙墓の系譜 ……………石田智子  209
西北九州における弥生時代後期の石庖丁製作 …………………渡部芳久  229
初期小形[イ方]製鏡の意義 ………………………………………田尻義了  243
北部九州弥生Ⅳ~Ⅴ期の二つの墓地にみる
 上位層の析出過程と「対抗/抵抗」 ……………………………溝口孝司  259
  ―寺田池北遺跡と弥永原遺跡6次調査地点を事例として―
東日本における弥生布生産の間始 ………………………………小林青樹  285
北部九州弥生土器の火山ガラスの評価 ………………………鐘ヶ江賢二  305
  ―壱岐・原の辻遺跡出土土器を中心に―
土井ヶ浜道跡1112号墓における集骨葬に関する人類学的研究 
               …………………………………高椋浩史  319
弥生~古墳時代中・四国地方出土イネの粒形質変異 …………上條信彦  335
古墳時代開始過程の北部九州における布留系甕の
  地域性に関する一考察 ………………………………………中野真澄  357
玉類からみた吉武遺跡群渡地区木棺墓の位置づけ ……………谷澤亜里  375
古墳時代前期の積石塚古墳における墳丘石材採取の具体的様相Ⅱ 
              ……………………………………梶原慎司  395
須恵器出現期における土器の使用形態 …………………………岡田裕之  407
  ―山陰・山陽地域を中心に―
居屋敷窯跡産須恵器の研究 ………………………………………三吉秀充  427
鹿児島県の埋葬遺跡から出土する須恵器とその性格 …………大西智和  447
古墳時代後期における横穴式石室の
 基準尺度に関する予備的検討 ………………………………辻田淳一郎  465
  ―博多湾沿岸地域を対象として―
嘉穂盆地と田川盆地の埴輪生産 …………………………………三浦 萌  481

               下巻 目次

日本における古墳時代天井壁画からの考察………………………福田匡朗  501
福島県いわき市後田1号墳出土陶棺の系譜とその意義…………絹畠 歩  517
  ―「日本列島最北の陶棺」をめぐって―
静岡県西部における横穴墓の展開およびその形態の採用過程と集団関係 
                      ………………岩橋由季  531
古墳時代の渡来人集団の特性と動態………………………………重藤輝行  551
「算木状木製品」小考………………………………………………小田裕樹  571
古代山口の銭貨生産…………………………………………………丸尾弘介  583
九州大学箱崎キャンパス出土の戦時関連遺物……………………谷 直子  551
新岩里遺蹟の性格……………………………………………………崔 鐘赫  613
 ―早期を中心に―
栄山江流域における鉄器生産・流通構造の変化とその背景……金 想民  635
 ―三時代を中心に―
高麗陶器大型壺の消費に関する一様相……………………………主税英徳  653
 ―完形資料を中心に―
朝鮮時代地方民の特徴と葬送文化…………………………………李ハヤン  673
 ―金海仙池里遺蹟事例を中心に―
龍山文化期から商文化期にかけての
 調理具のサイズバリエーションの地域差………………………齊藤 希  685
 ―中国北方地域の資料を中心として―
紀元前二千年紀の陶鬲製法について………………………………富 宝財  699
商代における地方型青銅器文化の東西差…………………………譚 永超  723
  ―江淮地域青銅器と城洋青銅器群を例として―
草原地帯東部の鶴嘴形斧の変遷に関する諸問題…………………戴 [王月] 741
春秋戦国時代山西中南部地域における青鋼器生産体制復元のための基礎的検討
                    ……………………丹羽崇史  759
吉林省通化市万発撥子出土銅釧からみた地域間交流……………古澤義久  777
宋代陶磁の評価と官窯の系諸に関する一考察……………………徳留大輔  793
白沙屯遺跡における植物珪酸体の分析 ………………………李作[女亭]  793
台湾原住民の集団形成史に関する考古学的研究…………………陳 有貝  829
  ―宜蘭県淇武蘭遺跡の発掘調査から―
境界考古学の空間と移動……………………………………………俵 寛司  845
  ―対馬と台湾の事例から―
台湾・日本統治時代における耐火煉瓦の動向……………………福本 寛  867
アルタイ山脈東麓における青銅器文化
       …………松本圭太・Amgalantugs Tsend・Ishtseren Lochin  883
ストロンチウム同位体比分析に基づくモンゴル高原青銅器時代の人の移動
       ……………………………………………米元史識・足立達明  905
青銅器時代北モンゴリアにおける鹿石ヘレクスール文化担い手の人物像:
 ゴビ・アルタイ県ヒャル・ハラーチ遺跡1号および20号出土人骨を対象と
 して  …………………………………岡崎健治・米元史織・川久保善智  925
ルチェイキⅡ群土器と紀元前2千年紀の極東東部   ……………福田正宏  943
ナミビア農牧社会における食事セットの分類:クラスター分析と二元指標種
  分析の比較  ……………………………………………………藤岡悠一郎  963
文化遺産教育の現状と課題  ……………………………………主税和買子  979
  ―ベトナム・ホイアン市を事例に―
学校ボランティア主体の学校博物館づくり………………………村野正景  993
  ―京都市立翔鸞小学校の事例研究―

編集後記………………………………………宮本一夫先生退職記念事業会 1009


 



【2024年3月11日 【入荷】【ご注文承り中】


 82193.jpg

 
書籍番号 82193
書  名 列島の考古学 Ⅲ 渡辺誠先生追悼論集
シリーズ
データ B5 680頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86445-171-0
編著者 渡辺誠先生追悼論集刊行会編
出版年 2024年2月 
出版者 六一書房
価 格 16,500円(税込)

          【目 次】

序文  ……………………立正大学特別栄誉教授 坂誥 秀一    i
  ―思い出を籠めて―
第Ⅰ部 追悼論文
剥片尖頭器の起源について……………………………清水 宗昭    3
榎林式設定までの背景 ………………………………上條 信彦   13
  ―角田文衛からみた昭和8・13 年二ツ森貝塚調査―
隠された刻印……………………………………………成田 滋彦   25
根挟み考 ………………………………………………長谷川 豊   33
  ―宮城県田柄貝塚における事例―
大洞貝塚をめぐる学史的背景について………………小林 圭一   43
薄磯貝塚における縄文・弥生時代の閉窩式回転離頭銛考
  ―特に「薄磯Ⅰ型」「薄磯Ⅱ型」離頭銛の提唱を中心に― 
                   …………大竹 憲治   55
先史文化からの学びと縄文……………………………吉田 泰幸   63
南山大学人類学博物館所蔵姥山貝塚出土中期縄文土器
                 ………………青木 義脩   73
川尻中村遺跡出土の人面把手…………………………安孫子昭二   83
縄文時代における生業形態の変化について…………岩淵 一夫   93
 ―堅果類から考える複式炉と水場遺構―
縄文時代における甕被葬研究をめぐって……………山本 暉久  105
「大畑系列」土製耳飾について(再考)………………上野 修一  117
 ―弧線文を中心に―
縄文時代後期前半の小型石棒…………………………長田 友也  125
 ―垣内型石棒の提唱―
白川型石斧(独鈷石・独鈷状石器)の諸問題…………岡本 孝之  135
秋田県大畑台遺跡の北陸系遺物………………………寺﨑 裕助  147
 ―縄文時代日本海交流の一端―
“渡辺考古学”ひとつの源流…………………………佐藤 雅一  157
立野式から細久保式へ ………………………………川崎  保  167
 ―中央高地の押型文土器の変遷に関する研究課題と予察―
縄文時代中期末葉はどのように語られてきたか? …佐 野  隆  177
岐阜県堂之上遺跡の縄文集落と記念物………………藤田富士夫  189
縄文時代における社会変化とその要因………………山本 直人  197
縄文時代の台付土器について…………………………高橋健太郎  205
 ―東海地方西部・中期後半を対象として―
東海地域における縄文時代の擦切磨製石斧について
                …………………長田 紋子  215
北部九州縄文後期住居跡再論…………………………小池 史哲  225
 ―上唐原型・山崎7 号型住居跡を中心に―
熊本県天草市・沖ノ原遺跡の釣針……………………山﨑 純男  237
鹿児島県大隅半島北部において縄紋時代早期に鬼界カルデラの超巨大
  爆発の影響を受けなかった地域の生活環境について 
                 ………………清水 周作  249
奄美・沖縄諸島出土のイルカ類について……………盛本  勲  261
万木沢B 遺跡出土の黥面土器…………………………谷藤 保彦  271
台付甕の蓋………………………………………………森  泰通  279
弥生時代のサメ歯鏃……………………………………川添 和暁  291
 ―長崎県五島市白浜貝塚出土資料について―
多賀城城下の製塩土器…………………………………千葉 孝弥  303
陰陽五行説の理論と図化─秋田城跡出土資料の検討
                …………………利 部  修  313
カスミ地名の歴史的背景雑感…………………………内 野  正  325
 ―東京都多摩市「霞の関」検討から―
七堂伽藍、前から見るか?横から見るか?(1) ………梶原 義実  337
 ―景観的見地からみた国分寺における伽藍配置の選択 東国編―
木製塔婆考 宮城県仙台市洞ノ口遺跡出土品を手がかりに
                   …………時 枝  務  347
山梨県の中世石仏 地蔵菩薩立像(2)……………… 坂本 美夫  357
「と云ふ」を調べる……………………………………蔵本 俊明  365
 ―静岡県菊川市堤城跡を中心に―
宇治産茶臼の形態の変遷について……………………桐山 秀穂  375
旧讃岐国における戦国大名生駒親正の築城思想……西岡 達哉  385
筑前・麻生永犬丸城跡の再照明………………………中山 清隆  397
 ―失われた城郭と中世永犬丸の景観―
奥州保岩城管内平城主安藤家関連の墓石……………池 上  悟  419
登り石垣の発生と展開…………………………………中 井  均  429
姫路城桜門の新築竣工…………………………………秋 枝  芳  441
昭和の玩具考古学 高知市の玩具店倉庫跡を掘る
               ……………………岡本 桂典  453
福建省泉州后渚港海洋船にみる宋元時代の海上交通
                …………………辻尾 榮市  461
明代華南三彩陶の研究14. 琴高仙人の乗る魚………木村幾多郎  471
チャルチュアパ遺跡のフラスコ状ピット出土種子に関する考察
               ……………………伊藤 伸幸  485
記録と整理の技術………………………………………宮崎 敬士  497
山陰沿岸のサメ延縄漁…………………………………内田 律雄  505
ミャンマー連邦共和国の発酵ずし・ンガチン………日比野光敏  515
 ―シャン州北部と東部の場合―
第Ⅱ部 思い出記 ※25名による執筆 約100頁
跋 文
渡辺誠先生 年譜
渡辺誠先生 著作目録



【2024年3月11日 【入荷】【ご注文承り中】


 82192.jpg

 
書籍番号 82192
書  名 動物・植物・鉱物から探る古代中国
シリーズ (日中共同研究成果報告集Ⅲ)
データ A4 266頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-177-2
編著者 中村慎一編
出版年 2024年2月 
出版者 六一書房
価 格 4,950円(税込)

【内容】(本書より)
 
 われわれ現代人の日々の生活において、動物・植物・鉱物と
いったいわゆる自然物との関係はきわめて希薄になっている。
しかし、新石器時代の中国においては、食料として、道具の材
料として、あるいは建材として、自然物は日常に存在していた。
生活文化の大部分を自然物が占めていたと言い換えてもよい。
 考古学的遺跡から出土する遺物のうち、何らかの形で人の手
が加わったものを人工遺物、加わっていないものを自然遺物と
考古学者は呼びならわしている。しかし、その区別は便宜的な
ものにしかすぎない。人工遺物であっても、その素材は粘土
(土器)、石塊(石器)、樹木(木器)、動物骨(骨器)といった自然
物であることに変わりはない。
そこに、狭義の考古学者だけではなく、人類学、動・植物学、
遺伝学、分析化学、地球化学などの専門家が研究に参画する必
然性が生まれる。
 本書は、そうした研究者グループにより進められている日中
共同研究プロジェクトの研究成果の一部を収めたものである。
「Ⅰ遺物の考古学的研究」「Ⅱ 動植物遺体と動植物利用に関
する研究」「Ⅲ 出土遺物の考古科学的研究」の3部構成とした
が、この区分もまた便宜的なものである。いわゆる文系の学問
と考えられている考古学であるが、実は自然科学者との協働な
くしてはもはや成り立たなくなっている。逆に言えば、自然科
学との学際的連携によって考古学は新たな飛躍のチャンスを手
に入れた。伝統的な学問としての「中国学」の世界に新風を吹
き込もうとする研究者たちの奮闘する姿がここにある。

            【目 次】
巻頭言                                        中村慎一   ⅰ
例 言                               ⅱ
Ⅰ 遺物の考古学的研究 
 1.田螺山遺跡出土石器とその使用痕分析       
                              上條信彦・原田幹・孫国平    1
 2.跨湖橋遺跡出土木器           
                  村上由美子・齋藤哲・中村慎一・蒋楽平   21
 3.田螺山出土木器(2) 浦蓉子・川崎雄一郎・鶴来航介・
                       西原和代・村上由美子・桃井宏和・
                山下優介・王永磊・孫国平 41
                                   
 4.江家山遺跡出土木器           
         村上由美子・桃井宏和・中村慎一・楼航   79
Ⅱ 動・植物遺体と利用に関する研究 
 1.現代カザフスタンにおけるキビとアワ      竹井恵美子   93
 2.銭塘江流域新石器時代前半の環境と生業の実態     
                  金原正明・金原正子・113
             杉山真二・金原美奈子・劉斌・孫国平・蒋楽平・
           趙曄・王寧遠・閻凱凱・王永磊・陳明輝 
 3.良渚古城遺跡群・鍾家港南段地点および卞家山地点出土の鳥類
  遺体                            199
               江田真毅・宋妹・菊地大樹・劉斌
 4.中国の新石器時代の遺跡から出土するカメ類の遺骸 
                 平山廉・孫国平・王永磊  205
 5.中国浙江省の考古遺跡から出土したサルの化石 
     ―東アジアにおけるマカクザルの分布域の変化に関する考察―
         浅見真生・伊藤毅・高井正成・孫国平・王永磊  215
Ⅲ 遺物の考古科学的研究 
 1.中国産水銀朱を用いた古代日本の遺跡の時代変遷と地域性 235
                  神谷嘉美・高橋和也・南武志 
 2.田螺山遺跡出土のチャノキとみられる遺物のDNA分析にむけて
                               熊谷真彦・水野文月・王瀝 251



【2024年3月4日 【入荷】【ご注文承り中】


 82177.jpg

 
書籍番号 82177
書  名 古代学研究 第237号
シリーズ
データ B5 58頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編著者 古代学研究編集局
出版年 2024年2月 
出版者
価 格 990円(税込)

           目  次
       
≪論  文≫
航空レーザ測量図による古市・百舌鳥王陵区大型前方後円墳の平面
企画図            ………………沼 澤   豊   1

≪特集 2022年度拡大例会シンポジ
「首長墓系譜の再検討」…………………………岩 本   崇  25
                                        上 田 直 哉
                                      太 田 宏 明
                                      絹 畠   歩
                                      木 許   守
                                      瀬 谷 今日子
                                      田 中 晋 作
                                      永 野 弘 明
≪研究メモ≫
福山城跡二之丸北面切岸について………………山 岡   渉  37
                                       江 草 由 梨
≪書評≫
古代学研究会編『埴輪生産からみた地域社会の展開』
                  …………木 村  理  51

≪古代学への提言 89≫
遺跡を取り巻く環境への理解を深めるために
              ……………金 澤 雄 太 表紙裏



【2024年2月29日 【入荷】【ご注文承り中】


 82176.jpg

 
書籍番号 82176
書  名 大宰府跡
シリーズ (新日本の遺跡 2)
データ 四六版 154頁
ISBN/ISSN 978-4886219336
編著者 赤司善彦著
出版年 2024年3月 
出版者 同成社
価 格 1,980円(税込)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 *********************************************************** 
  ★「新日本の遺跡」刊行開始!★(監修:水ノ江和同・近江俊秀) 
  ***********************************************************
 このたび「日本の遺跡」シリーズを継承しつつ、大幅にリニューアル
した「新日本の遺跡」シリーズを開始いたします。日本列島の遺跡を再
評価し、地域から日本の歴史を照射する新シリーズ!(同成社刊行)
────────────────────────────────

【内容紹介】

古代の九州諸国を統括しつつ、平時には外交、戦時には国防の最前線を
担った大宰府。考古学的な視点から、その全貌を平易に解説する。
……………………………………………………………………………………
 【目次】

はじめに―大宰府の先進性と辺境性

第Ⅰ部 遺跡の概要―大宰府跡とは―

 第1章 大宰府の環境
 第2章 大宰府跡の研究史と保護の歴史
 第3章 大宰府の前史と機能


第Ⅱ部 遺跡のあゆみ―発掘調査が語るもの―

 第4章 大宰府跡の発掘調査
 第5章 発掘調査成果からみる大宰府の3つの機能
 第6章 大宰府跡の保存と活用

あとがき

────────────────────────────────

<既 刊>

●82022 三万田東原遺跡 九州縄文人のアクセサリー工房
       (新日本の遺跡 1)
    大坪 志子著/2023年11月 四六版 146頁 ¥1,980(税込)
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/82022/82022.html


【2024年2月28日 【近日入荷】【ご注文承り中】


 82168.jpg

 
書籍番号 82168
書  名 オホーツクの古代文化 東北アジア世界と北海道・史跡常呂遺跡
シリーズ
データ A5 216頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2401-4
編著者 東京大学文学部常呂実習施設/考古学研究室
出版年 2024年3月 
出版者 新泉社
価 格 2,530円(税込)

 【紹介文】

海を越えていくつもの文化が交錯し発展を遂げたオホーツク海沿岸の
地は、北海道の歴史を考える上で欠かすことができない。史跡常呂遺
跡を中心に、オホーツクの古代文化を追究した東京大学常呂実習施設
50年の歩みとともに、住居跡、狩猟・漁労具、人骨、土器のおこげな
ど、様々な資料を駆使した最新の研究成果を紹介する。

目次
はじめに
刊行によせて
本書のねらい
北海道における考古学的文化の変遷
北海道の気候と地域区分
オホーツクの古代遺跡
史跡常呂遺跡関連図

第1章 北の海に暮らした人びと
旧石器文化(山田哲)
コラム 常呂川流域の旧石器時代研究(中村雄紀)
コラム 旧石器/縄文時代移行期のミッシングリンクを探る(夏木大吾)
コラム 黒曜石製石器(山田哲)
縄文・続縄文文化(熊木俊朗・福田正宏)
コラム 擦切石斧(夏木大吾)
コラム 幣舞式土器とシマフクロウ(福田正宏)
コラム 縄文時代の漆製品からみた常呂川河口遺跡の漆塗櫛(太田圭)
コラム 弥生化と続縄文(根岸洋)
コラム 常呂川河口遺跡墓坑出土品(中村雄紀)
道東部のオホーツク文化(熊木俊朗)
コラム 銛頭(設楽博己)
コラム 動物意匠遺物(高橋健)
コラム 骨製クマ像(熊木俊朗)
コラム 日本列島の古代船からみたオホーツク文化の船(塚本浩司)
擦文文化からアイヌ文化へ(熊木俊朗)
コラム 常呂川下流域の擦文集落(榊田朋広)
コラム 北日本におけるレプリカ法による土器圧痕調査(太田圭)
コラム 擦文文化のフォーク状木製品(大澤正吾)
コラム 紡錘車と擦文文化(市川岳朗)

第2章 東北アジア世界と北海道
東北アジアからみたオホーツクの古代文化(福田正宏・佐藤宏之)
常呂川下流域の古環境(一木絵理)
形質人類学からみた北海道の先史(近藤修)
動物遺体からわかる生業や環境(新美倫子)
常呂の遺跡と食生態分析(國木田大)
北方漁労民の技術(高橋健)
アイヌ文化のクマ儀礼の起源をめぐって(佐藤宏之)
コラム ロシア極東の遺跡を掘る(森先一貴)

第3章 東北アジア考古学と常呂
東京大学と東北アジア考古学(福田正宏)
コラム 駒井和愛と渤海国の考古学研究(中村亜希子)
東京大学と常呂の出会いとあゆみ(熊木俊朗)
常呂実習施設の発掘調査の歴史と研究成果(熊木俊朗)
コラム 常呂研究室草創のころ(菊池徹夫)
コラム 常呂実習施設初期の発掘実習と職員宿舎(飯島武次)
コラム 常呂実習施設とともに(宇田川洋)
コラム 黒曜石を使う(大貫静夫)
コラム 二〇〇〇年代以降の新たな取り組み(佐藤宏之)
コラム 常呂実習で学んだこと(榊田朋広)
コラム モヨロ貝塚調査と東京大学(米村衛)

第4章 常呂の遺跡とともに
大学と地域連携 東大文学部と常呂実習施設の取り組み(熊木俊朗)
文化財の保存活用と地域連携(森先一貴)
世界遺産と地域連携(根岸洋)
史跡常呂遺跡の整備(山田哲・中村雄紀)
ところ遺跡の森案内(中村雄紀)
コラム 東大とのおつきあい(新谷有規)

むすびにかえて
もっと詳しく学びたい人へ
参考文献



【2024年2月28日 【入荷】【ご注文承り中】


82167.jpg 

 
書籍番号 82167
書  名 古代出羽国の対蝦夷拠点 払田柵跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 165)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2285-2
編著者 吉川耕太郎著
出版年 2024年3月 
出版者 新泉社
価 格 1,870円(税込)

 【紹介文】

明治年間、秋田県で農作業中の水田から杉の角材が隙間なく列を
なして発見された。昭和初期の発掘により、律令国家が築いた対
蝦夷政策の拠点であることがわかった。この遺跡が史料に記録さ
れたどの城柵にあたるのか、90年以上に及ぶ論争と半世紀にわた
る発掘からその正体に挑む。

 【目次】

第1章 謎の城柵の発見
   1 姿をあらわした城柵
   2 律令国家の東北経営と城柵

第2章 払田柵跡を掘る
   1 水田に浮かぶ島
   2 払田柵跡の構造
   3 三重構造の城柵
   4 政庁とその変遷
   5 工房域と曹司域
   6 柵内のその他の調査
   7 払田柵創建後の周辺環境
 〈コラム〉遺跡にみる自然災害

第3章 出土文字資料は語る
   1 墨書土器・刻書土器
   2 木簡
   3 漆紙文書

第4章 払田柵跡の正体を探る
   1 払田柵跡の変遷
   2 払田柵跡をめぐる諸説
   3 払田柵とは何か
   4 これからの払田柵跡



【2024年2月21日 【入荷】【ご注文承り中】


 82147.jpg

 
書籍番号 82147
書  名 埋葬行為と社会的記憶からみた古墳時代の終焉
シリーズ
データ B5 289頁
ISBN/ISSN 978-4864451789
編著者 荒井 啓汰著
出版年 2024年2月 
出版者 六一書房
価 格 4,950円(税込)

 【内容】

古墳はまぎれもなく墓であり、そこには被葬者の性格や社会関係だけで
なく、生きている側の意図や主体性が介在する。本書は、実際に埋葬を
おこなう生者の側に焦点を当て、「埋葬行為」と「社会的記憶」の2つの
概念から古墳時代後・終末期の埋葬施設を検討することで、古墳時代の
終焉とその社会変化に接近するものである。常総地域における箱式石棺
の埋葬行為や、東日本における横穴式石室の利用期間や人骨出土状況の
検討を中心に、6・7世紀における「祖先」や過去の死者への多様な行動
の実態を明らかにする。

 【目次】

序 章 本書のねらいと立場
 第1節 本書の目的と立場
 第2節 本書の構成
 第3節 用語と概念規定
第Ⅰ部 埋葬行為の理論的枠組み
第1章 古墳時代後・終末期の埋葬をめぐる現状
 第1節 古墳時代後・終末期における埋葬とその儀礼
 第2節 古墳時代後・終末期の社会的状況
 第3節 古墳時代後・終末期の埋葬研究の現状
第2章 2つの理論的枠組み 埋葬行為と社会的記憶
 第1節 古墳時代後・終末期の埋葬をめぐる2つの問題点
 第2節 埋葬行為の理論的枠組み
 第3節 社会的記憶の理論的枠組み
 第4節 埋葬行為と社会的記憶
第Ⅱ部 古墳時代後・終末期の埋葬行為とその変化 
    ケーススタディとしての常総地域
第3章 常総地域の地域性と一石棺内複数埋葬の展開
 第1節 常総地域の地域的特性と埋葬施設
 第2節 常総地域における地域区分と時期区分
 第3節 一石棺内複数埋葬の導入と展開
 第4節 一石棺内複数埋葬の背景
第4章 箱式石棺の埋葬方法とそのプロセス
 第1節 埋葬方法に関する問題と視点
 第2節 箱式石棺における埋葬の分類と検討
 第3節 埋葬プロセスとその評価
 第4節 二次葬的状況をめぐる評価
第5章 箱式石棺における埋葬行為とその変化
 第1節 視座と方法
 第2節 埋葬行為に関する分類と概念
 第3節 各要素の傾向と変遷
 第4節 箱式石棺の埋葬行為とその変化
 第5節 常総地域における埋葬行為の変容 石棺と石室
第6章 埋葬施設の破壊と再構築 常総地域を中心に
 第1節 埋葬施設の破壊と再構築をめぐる論点の整理
 第2節 埋葬施設の破壊と再構築の事例
 第3節 埋葬施設の破壊と再構築をめぐる社会的状況
 第4節 日本列島における古墳の破壊と再利用
第Ⅲ部 横穴式石室における埋葬行為と社会変化
第7章 東日本における横穴式石室の埋葬方法
 第1節 横穴式石室の埋葬方法をめぐる視点
 第2節 各地域における人骨出土石室の検討
 第3節 人骨出土状況からみた埋葬方法の分析
 第4節 先葬者に対する儀礼的行為
 第5節 東日本の横穴系埋葬施設と埋葬方法
第8章 関東地方における横穴式石室の埋葬行為
 第1節 埋葬行為とその視点
 第2節 各要素の分布と傾向
 第3節 各地域における階層的傾向
 第4節 関東地方における埋葬行為の特質
第9章 横穴式石室の利用期間と追葬行為
 第1節 横穴式石室における追葬をめぐる議論
 第2節 東海地方東部における横穴式石室の利用期間
 第3節 横穴式石室の長期利用とその背景
 第4節 追葬行為者からみた横穴式石室の利用
第10 章 埋葬行為からみた薄葬化の一側面
 第1節 終末期群集墳における薄葬化をめぐる課題
 第2節 埋葬施設の小型化と埋葬行為
 第3節 群集墳における追葬と再利用の実態
 第4節 終末期群集墳における薄葬化と追葬・再利用の関係
第11 章 古墳時代後・終末期における「祖先」の社会的役割
 第1節 「祖先」の概念とその意義
 第2節 古墳時代研究における「祖先」
 第3節 文献史学からみた「祖先」
 第4節 古墳時代後・終末期における「祖先」のあり方
終 章 埋葬行為と社会的記憶からみた7世紀の社会変化
 第1節 古墳時代後・終末期における「過去の死者」の位置付け
 第2節 先葬者への行為と7世紀の社会変化
 第3節 結論と課題
参考文献一覧
掲載古墳一覧
図版出典
あとがき



【2024年2月21日 【入荷】【ご注文承り中】


 82148.jpg

 
書籍番号 82148
書  名 縄文社会の探究―高橋龍三郎先生古稀記念論集―
シリーズ
データ B5 541頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4864451765
編著者 高橋龍三郎先生古稀記念論集刊行会編
出版年 2024年1月 
出版者 六一書房
価 格 14,300円(税込)

 【内容】
 
早稲田大学文学学術院教授・高橋龍三郎先生の古稀を記念して刊行。
第一線で活躍する研究者による縄文時代に関する論考(約470ページ)
のほか、調査研究や教育普及活動にまつわる思い出(約50ページ)、
年譜(約20ページ)の三部構成。64 名の研究者による執筆。
…………………………………………………………………………………
 【目次】

Ⅰ 論 考

佐藤 宏之 縄文草創期の範囲について
福田 正宏 北海道先史と宗谷海峡以北―考古学研究の現状と展望―
飯塚 真人 蓮華弧線文土器の提唱
      ―縄文時代中期前葉の中部高地における一地方類型の検討
岩井 聖吾 武蔵野台地における縄文時代晩期後葉遺跡と浮線文土器群
大網 信良 土器容量からみた縄文土器の型式間関係―関東地方南西部
      の中期後葉土器群を対象に
岡本  樹 千葉県における土器製塩―北下遺跡と道免き谷津遺跡出土
      製塩土器の比較検討
金子 直行 縄文時代後期の有脚容器考
      ―動物意匠から獣脚の成立についての予察
川部 栞里 茅山下層式土器の古段階について
小林 圭一 縄文時代晩期香炉形土器の型式変化
佐藤 亮太 西尾市清水遺跡出土土器の再検討
菅谷 通保 縄紋晩期前半編年の見直しと細密沈線文土器
富永 勝也 縄文早期北海道南部の大集落中野A・B 遺跡の土器変遷
中沢 道彦 阿弥陀堂式土器の再検討
長山 明弘 加曽利E(新)式における土器系列の研究(2)
      ―「円形区劃文土器」の分化とその由来
蜂屋 孝之 異形台付土器出現の契機
細田  勝 大久保山遺跡出土土器の再検討―関東北部中期中葉土器群の
      様相
山﨑 太郎 関東における縄文時代後期前半の土器様相について
      ―朝顔形深鉢土器の広がりの検討
山本 孝司 多摩ニュータウンNo. 72 遺跡61 号住居跡出土土器に関する
      一考察
櫛原 功一 柱穴配置による集落分析の有効性
      ―多摩ニュータウンNo. 446 遺跡の再検討
小島 秀彰 福井県若狭地方における縄文時代後晩期の動き
      ―生業と社会への視点から
小林  克 東日本縄文中期の家族論序説―民俗と考古の関りから
坂口  隆 北海道美々4 遺跡BS3 周堤墓の基礎的研究
坪田 弘子 縄文時代中期後葉における屋外土器埋設遺構の一様相
      ―神奈川県三田林根遺跡例を中心に
寺内 隆夫 縄紋時代中期中葉における竪穴建物跡の利用について
      ―長野県沢尻東原遺跡竪穴建物跡SB13 の土器出土状況より
冨樫 那美 秋田県横手市域における縄文時代の墓制
中門 亮太 青森県における縄文時代後期後葉から晩期の「捨場」
西村 広経 東京湾東岸における縄文時代後・晩期大型竪穴住居跡の再検討
山内 将輝 形成過程から見た縄文時代後期東京湾東岸における貝塚の機能
      についての試論
井出 浩正 埋甕炉で共伴する異系統土器―縄文時代中期の社会交流
岩永 祐貴 埋甕における土器の選択
大野  薫 最古の分銅形土偶
忍澤 成視 縄文時代後期における房総半島産貝材の流通と社会形態―千葉
      県市原市西広貝塚及び我孫子市下ヶ戸貝塚検出資料からの検討
金子 昭彦 縄文土偶の造形焦点系統論
小林 謙一 南西関東縄紋中期集落における住居跡地への土器廃棄量の検討
佐賀 桃子 水煙把手土器の出土状況について
設楽 博己 通過儀礼の造形―イレズミと抜歯表現のある土偶・土面その他
谷口 康浩 勝坂と阿玉台―土偶表象に表れた文化生態的差異
中村 良幸 縄文中期における土偶過渡期の2 形態
      ―岩手県内の中期土偶を中心として
根岸  洋 文様にみる象徴性と祖霊観念
渡辺 千尋 縄文時代中期の土器製作に関わる遺物とその特徴
      ―神奈川県内の出土品を対象に
樋泉 岳二 千葉県我孫子市下ヶ戸貝塚の哺乳類遺体にみられる特殊な状況
      について
服部 智至 縄文時代のマダイ利用に関する基礎的研究
      ―東京湾東岸の貝塚産マダイの分布と組成
佐々木由香 縄文時代の鱗茎利用に関する民俗植物考古学的研究
山本  華 縄文時代と弥生時代のシソ属果実について
      ―多量圧痕と多数出土事例から
太田 博樹 ゲノム情報から遺跡出土人骨の親族構造を読み解く術
藤田  尚 縄文時代の古病理学
松田光太郎 熊本県における砂の岩石学的特徴と滑石混入土器の製作地推定
      ―曽畑式土器を例にして
山田 康弘 日本におけるbioarchaeology の方法論と実践例
      ―考古学的仮説と年代測定・同位体分析・DNA 分析による検証
Ⅱ 思い出 
Ⅲ 年 譜 



【2024年2月21日 【入荷】【ご注文承り中】


 82132.jpg

 
書籍番号 82132
書  名 青銅器の生産からみる弥生時代
シリーズ
データ A5 184頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639029632
編著者 田尻義了著
出版年 2024年2月 
出版者 雄山閣出版
価 格 5,940円(税込)

 【内容紹介】

著者のライフワークである弥生時代の社会のあり方を展開する最新
論考!
福岡県春日市の弥生時代中期の須玖タカウタ遺跡出土の複数の土器
鋳型の新発見から、弥生社会における青銅器生産の位置づけを見直
し、福岡県矢部川流域に産出する弥生時代後期の石製鋳型の分析か
ら、青銅器生産体制、近畿・関東地方への広がりの様相を展開する。 
 
 【目次】

第1章 本書のねらいと構成

第2章  弥生時代中期における青銅器生産の定着と展開
    須玖タカウタ遺跡出土鋳型の衝撃/定着しなかった青銅器製
    作技術/変容した青銅器製作技術 円環型銅釧の展開/弥生時
    代中期における青銅器製作技術の定着と展開について

第3章  弥生時代後期における青銅器の拡散
    青銅器製作技術の広域拡散の様相/拡散した青銅器生産 関東
    地方における青銅器生産/青銅器製作技術の地域内拡散 藤木
    遺跡出土鋳型の検討/弥生時代後期における青銅器生産の展開
    について

第4章  弥生社会における青銅器生産の位置づけ
     鋳型素材の加工と流通について/青銅器の鋳型と鋳型状製品に
    ついて/青銅器生産と流通から捉える権力 相互予期と規制/
    青銅器祭生産の変化とマツリの変化

第5章  青銅器の生産からみる弥生社会
        これまでの本書のまとめ/鋳型素材流通からみた弥生社会/
    おわりに



【2024年2月14日 【入荷】【ご注文承り中】


 82142.jpg

 
書籍番号 82142
書  名 東西日本の弥生文化~東京国立博物館収蔵コレクションより~
シリーズ (令和5年度伊都国歴史博物館冬季特別展)
データ A4 48頁
ISBN/ISSN
編著者 伊都国歴史博物館編集
出版年 2024年1月 
出版者 糸島市立伊都国歴史博物館
価 格 770円(税込)

 【ご紹介】(HPより抜粋)

伊都国歴史博物館では冬季特別展として、東京国立博物館が所蔵する、日本列島
各地から出土した弥生時代の特徴的な資料を展示します。
北は北海道から南は九州まで、日本各地各地で展開した、個性豊かな弥生時代像
を描き出し、当時の糸島(伊都国)の特徴を見出します。
本展では、北海道から九州まで、列島各地から出土した弥生時代(北海道のみ併
行期の続縄文時代)の土器を紹介します。
糸島から出土し、現在、東京国立博物館に収蔵されている資料があります。
今回は、その中から井原で出土した細形銅剣(ほそがたどうけん)と、勾玉・管
玉が里帰りします。
………………………………………………………………………………………………
目 次
第Ⅰ章 稲作文化の到来と土器様式の変化 ……………………………………  3
第Ⅱ章 東西日本列島の土器西日本 …………………………………………… 10
第Ⅲ章 東西日本列島の土器東日本 …………………………………………… 17
第Ⅳ章 列島の多様な青銅器文化 ……………………………………………… 24

青銅器部分名称・展示品出土地・主要展示品
図版目録・主要参考文献・協力者一覧 ………………………………………… 44



【2024年2月14日 【品切】


82138.jpg

 
書籍番号 82138
書  名 古代学と遺跡学―坂靖さん追悼論文集―
シリーズ
データ A4 537頁 巻頭カラー図版
ISBN/ISSN 978-4-600-01393-6
編著者 坂靖さん追悼論文集刊行会
出版年 2024年2月 
出版者 坂靖さん追悼論文集刊行会
価 格 品切れ

                目 次
巻頭図版
目次

<特別収録>
寺口千塚古墳群(平石谷川地区)第1次調査とその問題点
 ―とくに多葬の問題について―              坂  靖   1

葛城川扇状地における縄文時代中・後期の遺跡動態      小泉翔太   9
西北九州の朝鮮半島系筒形容器に関する覚書         岡部裕俊  21
長崎県原の辻遺跡にみる大型砥石の二相           水野敏典  29
扇状地・低中位段丘における古墳時代集住遺跡群形成の過程
 ―「坂モデル」についての覚書―                         若林邦彦  37
近江湖南地域における古墳時代前期の鍛冶                   大道和人  45
弥生墳丘墓と前期古墳の性格の相違
 ―上器配置と玉類副葬の様相から―                       三好 玄  53
副葬品配置から見た玉の副葬―玉副葬の変化を考える―       廣瀬時習  61
定型化以前の直弧文                                       杉山拓己  69
古墳時代前期における円筒埴輪の型式変化
 ―いわゆる「極狭口縁」を中心に―                       宇野隆志  77
五色塚古墳出上埴輪の割付技法                             村瀬 陸  85
佐紀古墳集団と南山城                                     古川 匠  93
葛城王朝と欠史八代―初期ヤマト政権の動向をめぐって―     米川仁一 101
空中写真を利用した墳形の再検討
 ―大和高田市所在茶臼山古墳を例として―                 北中恭裕 111
葛城山麓の古墳を考える―首長墓の選地から―               千賀 久 115
物部氏の首長層居宅                                       小栗明彦 121
南郷遺跡群の論点―坂靖説の検討―                         青柳泰介 129
ヤマト王権の鉄器生産論と南郷遺跡群                       村上恭通 139
南郷角田遺跡出上の小鉄片再考
 ―遺跡出土の鍛造剥片・金属片との比較から―             真鍋成史 143
南郷角田遺跡出土の小札状鉄製品              吉村和昭 151
南郷遺跡群の銅製品について                平井洸史 155
南郷遺跡群における古墳時代中期の山陰東部系土器      中野 咲 163
大県・大県南遺跡の古墳時代中期の鍛冶工房の再検討     田中清美 171
古墳時代の金工品に共有される文様
 ―日韓の心葉形唐草文を素材に―             山本孝文 181
渡来系鉄製農具刃先の「定着」と「非定着」
 ―又鍬先・又鋤先、サルポ形刃先、タビ形刃先―      魚津知克 189
紀伊における両頭金具の受容と展開―弓矢儀礼創出素描―   佐藤純一 197
紀伊の製塩土器                      田中元浩 207
初期群集墳序説―兵庫県播磨地域の様相から―        阿部 功 215
鳥取県米子市宗像1号墳・5号墳のトレース図         森下浩行 223
備前邑久地域の首長墳とその経済的基盤           亀田修一 233
黒井峯遺跡におけるムラの姿と馬の相関
 ―黒井峯遺跡Ⅱ・Ⅲ群の再検討を通して―         深澤敦仁 243
上野一之宮・貫前神社周辺の古墳時代後期遺跡        右島和夫 251
群像のなかの太鼓形埴輪
 ―和歌山市・井辺八幡山古墳の事例を中心に―       松田 度 259
岩橋千塚のヒレ付き円筒台―跪坐人物埴輪の一例として―   丹野 拓 267
九州地方の盾持ち人埴輪の実態               岡﨑晋明 275
『東京人類学会雑誌』掲載の人物埴輪            日高 慎 283
ネリー・ナウマンの「人物埴輪論」を読む          川崎 保 291
古墳時代の動物毛利用の実態を知るための基礎的研究
 ―奈良県内古墳出土品を例として―            奥山誠義 239
香久山と畝傍山
 ―原材料としての鉄バクテリア塊の史的意義―       髙橋幸治 307
高取町内検出の大型大壁建物                木場幸弘 315
出土状況からみた三重県北野遣跡出土の有孔広口筒形土器   川崎志乃 319
陶棺のサイズに関する一試考
 ―近畿地域と告備地域の比較を中心に―          絹畠 歩 325
小山田古墳と舒明天皇陵                  清水康二 333
「宜用小石」の石槨について―大化薄葬令と高安山1号墳―   米田敏幸 341
阪神地方枢要部の「権力核」的地域形成過程をめぐる一考察
 ―古墳時代首長系譜の様相から古代前半期の官衙領域確立に向けて―
                             森岡秀人 349
南郷遺跡群周辺の古代                   大西貴夫 361
畝傍山麓の古代寺院―大窪寺と山本寺の建立背景―      清水昭博 369
南河内の土師器椀生産―宮都への供給という観点から―    木村理恵 377
飛鳥京跡苑池にみる二つの流水施設             東影 悠 385
藤原宮の幢幡図像について                 塚田良道 393
宮殿構造からみた伊勢神宮・斎宮の成立
 ―前期難波宮と皇大神宮・斎王宮殿域の連関―       川部浩司 401
古代志摩国の原像―海産物生産の一断面―          穂積裕昌 411
益田池の復元                       北山峰生 419
日本における鬼門の導入と展開               岡見知紀 427
図像からみた古代絵馬の特質―出土絵馬を中心に―      前田俊雄 433
大和国西京瓦屋についての一考察―尻江田瓦屋を中心に―   岡田雅彦 441
春秋戦国時代長平之戦いの兵士埋葬坑について        神谷正弘 449
朝鮮半島青銅器文化と社会                 宮里 修 455
韓国ソウル夢村土城を理解するための新資料     權五榮(李東奎訳) 463
百済漢城期における諸墓制の木棺復元       金武重(平郡達哉訳) 469
百済食器にみる飲食文化              韓志仙(中野咲訳) 477
韓半島海洋祭祀遺跡調査研究の動向             平郡達哉 485
百済大通寺の創建瓦―公州班竹洞出土瓦を中心に― 李炳鎬(井上直樹訳) 493
朝鮮時代における鍛冶工房跡の分布と官営製鉄の特徴
 ―高興・鉢浦萬戸城の製鉄工房跡を中心に―        金 想 民 505
プレ・アンコール期の土器編年構築に向けた予察
 ―サンボー・プレイ・クック遺跡出土資料を中心として―  本村充保 513
メラネシアにおける巨石遺跡の消長と社会変化
 ―ソロモン諸島ロヴィアナ地域を事例として―       長岡拓也 519
ユニバーサル・ミュージアムの取り組みについて
 ―橿原考古学研究所附属博物館の事例―          北井利幸 527

執筆者一覧
あとがき



【2024年2月5日 【入荷】【ご注文承り中】


 82045.jpg

 
書籍番号 82045
書  名 古事記編纂者 太安萬侶
シリーズ (太安萬侶没後1300年 令和五年度 秋季特別展 特別展図録第94冊)
データ A4 87頁
ISBN/ISSN
編著者 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館編集
出版年 2023年10月 
出版者 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
価 格 1,210円(税込)

この図録は、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館において令和5(2023)
年10月7日から11月26日に開催された太安萬侶没後1300年 令和5年度 秋季
特別展『占事記編纂者太安萬侶』の展示解説書である。

              目 次
例言
占事記編纂者 太安萬呂 …………………………………………………   5
本展覧会関連地図 …………………………………………………………   7
本展覧会関連年表 …………………………………………………………   8
序章 太安萬侶と古事記 …………………………………………………   9
第一章 太安萬侶が生きた平城京 ………………………………………  15
第二章 火葬墓―同時代を生きた官人と僧の墓― ……………………  33
  コラム 道昭以前の火葬と渡来系氏族 ……………………………  35
第二章 墓誌―名を遺す人々― …………………………………………  51
  コラム 太安萬侶墓の構造と課題 …………………………………  62
  コラム 太安萬侶慕に見え隠れする古代豪族ワニ氏の残影 ……  68
終章 太安高侶墓研究の最前線 …………………………………………  77
  コラム 太安萬侶墓から出土した炭化材の再検討 ………………  80
資料 …………………………………………………………………………  82
出品日録 ……………………………………………………………………  84
主な参考文献 ………………………………………………………………  86
展覧会中の行事 ……………………………………………………………  87
協力機関・協力者・スタッフ ……………………………………………  87



【2024年2月3日 【入荷】【ご注文承り中】


 82130.jpg 

 
書籍番号 82130
書  名 長者山城跡 新発見の安芸の古代山城 調査報告書
シリーズ (古代山城研究会 研究報告書)(付図一枚)
データ A4 24頁
ISBN/ISSN
編著者 古代山城研究会
出版年 2024年1月 
出版者
価 格 1,100円(税込)
 <参考記事>
  NHK広島: “かつての安芸国に城が” 広島に新たな古代山城を発見   https://www3.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/20240202/4000024935.html

目次
向井一雄(古代山城研究会・代表)「新発見の長者山城跡について」
図版
参考資料

………………………………………………………………………………

★再入荷★

81955 謎の山城・茨城を探る
    ~古代山城・茨城と芋原の大すき跡~
    (第65回古代山城研究会例会)(プログラム・予稿集)
           2023年9月 A4 50頁 ¥1,100(税込)
         https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/81955/81955.html



【2024年1月31日 【入荷】【ご注文承り中】


 82122.jpg

 
書籍番号 82122
書  名 紀元一世紀の社会変革―弥生後期のはじまりをさぐる―
シリーズ (令和5年度冬季特別展 大阪府立弥生文化博物館図録76)
データ A4 112頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立弥生文化博物館編集
出版年 2024年1月 
出版者 大阪府立弥生文化博物館
価  格 1,650円(税込)


【紹介】

紀元一世紀の日本列島では、弥生時代中期から後期への移行にともない、
各地で集落の断絶や土器様式の大きな変化が生じたことが知られていま
す。本展では、近畿地方及び日本海や瀬戸内海沿岸地域の資料を取り上
げ、近年進展めざましい酸素同位体比年輪年代法の研究成果などをまじ
えつつ、集落動態、土器様式、地域間交流などの多角的な視点から、弥
生時代最大の画期とも目されるこの変化が生じた背景にせまります。

もくじ
  2 もくじ・凡例
  3 ごあいさつ
  4 プロローグ
  15 第Ⅰ章 繁 栄―弥生時代中期後葉の近畿地方―
  27 第Ⅱ章 断 絶―弥生時代後期の始まり―
  41 第Ⅲ章 交 流―東アジア情勢の変動―
  55 第Ⅳ章 新秩序―祭祀圏の並立―
  73 エピローグ
■特別論考
  76 鉄製刀剣類からみた弥生時代後期の西日本
     岡山大学文明動態学研究所 特任准教授 ライアン・ジョゼフ
■論 考
 86 独立棟特柱建物と近畿弥生社会
     大阪府立弥生文化博物館 館長   禰冝田佳男



【2024年1月31日 【入荷】【ご注文承り中】


 82124.jpg

 
書籍番号 82124
書  名 播磨から弥生社会を問いなおす
シリーズ (第23回播磨考古学研究集会 資料集)
データ A4 260頁
ISBN/ISSN
編著者 第23回播磨考古学研究集会実行委員会編集
出版年 2024年1月 
出版者
価  格 2,200円(税込)

            目 次

【講演・報告資料】
 報告1  荒木幸治「集落構造の比較分析」………………   1
           播磨の墓調査事例集成……………… (33)
 報告2  山中良平「墳墓の変遷からみた播磨の特質」…  89
                     播磨の集落調査事例集成 ………… (111)
 報告3  園原悠斗「播磨における弥生時代石器の特質」
                     ……………… 125
 報告4  藤原怜史「播磨における金属器の広がりとその生産」
                      …………… 133
 基調講演 寺前直人「弥生時代中期から後期の社会構造と変化」
                      …………… 139

【資料集成】
「播磨の弥生時代金属器関係資料集成」……………………… 153
「播磨の石器資料集成補遺」…………………………………… 247



【2024年1月31日 【品切】


82125.jpg 

 
書籍番号 82125
書  名 播磨の中期古墳
シリーズ (第22回播磨考古学研究集会 記録集)
データ A4 111頁
ISBN/ISSN
編著者 第22回播磨考古学研究集会実行委員会編集
出版年 2024年1月 
出版者 第22回播磨考古学研究集会実行委員会
価  格 【品切】

           目 次

【論考】
「古墳時代中期の政権構造について―「陪塚」および「中・小型
 主墳」の被葬者像―」                 
         田中晋作(山口大学)……………………………  1
「北播地域の中期古墳 玉丘古墳群を中心に」
         藤原光平(加東市教育委員会)………………… 39
「西播磨の中期古墳とその特徴」
         山中良平(赤穂市教育委員会)………………… 59
「古墳時代中期における東播西部の古墳築造動向」
                 平尾英希(加古川市教育委員会)……………… 71
「東播東部地域の中期古墳築造動態と2、3の課題」
         中久保辰夫(京都橘大学)……………………… 78
【シンポジウム】
「古市・百舌鳥古墳群と古墳時代中期の播磨」 ………………… 93



【2024年1月31日 【2/4 入荷】【ご注文承り中】


 82128.jpg

 
書籍番号 82128
書  名 邂逅の考古学-木許守さん還暦記念論文集-
シリーズ (ナベの会考古学論集 第3集)
データ B5 135頁
ISBN/ISSN
編著者
出版年 2023年12月 
出版者 ナベの会
価  格 2,200円(税込)

                          目 次

 序 -日本一の愛妻家考古学者を祝す―……森岡 秀人………ⅰ

目 次……………………………………………………………………ⅲ

文化遺産と文化財 -文化遺産学概説 備忘-
              …………………木許 守…………1
巨勢山古墳群における木棺直葬墓の副葬品配置について 
                   ……尼子 奈美枝……15
石棺型式の共有からみた有明海沿岸地域の首長墓
~北肥後型舟形石棺と横口式家形石棺を採用する古墳を資料として
           …………………………太田 宏明………27
ヨーロッパの巨石建造物研究の視点の変化
-ブリテン島の事例を中心に-…………………奥田 智子………41
岩橋千塚古墳群における竪穴式石室について…金澤 舞…………49
写真計測を用いた横穴式石室の記録作成(2)
-奈良県御所市孫九郎山古墳・国見神社参道古墳・條庚申塚古墳-
           …………………………金澤 雄太………61
絵葉書セットから推定する古墳の絵葉書の年代
-芦屋神社境内古墳と城山古墳群の絵葉書の撮影年代・発行年代・
使用年代-      …………………………竹村 忠洋………69
近世の茶碗焼造に用いた窯道具と釜山窯との比較検討について
           …………………………永井 正浩………81
埴輪生産の波及とその変遷………………………花熊 祐基………95
「慶野組銅鐸」の特殊性に関する細部観察からの究め 
                  ………森岡 秀人 ……105
墓制からみた中世のはじまり  …………………渡邊 邦雄 ……123

木許守さん略年譜 ……………………………………………………135



【2024年1月23日 【入荷】【ご注文承り中】


 82118.jpg

 
書籍番号 82118
書  名 東亜考古学論攷
シリーズ
データ A5 650頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4866561561
編 著 者 西谷 正著
出 版 年 2024年1月 
出 版 者 海鳥社
価   格 13,200円(税込)


 【内容簡介】
 
鞍形磨臼や支石墓に見る原始の北東アジア関係、陶質土器や鉄、
象嵌など種々の技術革新が物語る南北世界の形成、海底遺跡か
ら明らかになる東シナ海交易の実態、さらにシルクロードを介
した遙か西域との文化交流まで──時空を越えて広がり続ける
探究心の軌跡。

 【本書目次】
 
■第1章 [総説]東アジアにおける対外交流の諸段階

■第2章 弥生文化とその周辺
  第1節 北東アジアの鞍形磨臼
  第2節 紀元前後の東アジア
  第3節 美松里型土器とその文化について
       ──中国・東北考古学に触れて
  第4節 北東アジアの中の新町支石墓群
  第5節 日朝原始墳墓の諸問題
  第6節 漢帝国と東アジア世界
  第7節 東アジアの中の楽浪郡
  第8節 烏丸鮮卑東夷伝の考古学
  第9節 倭の国邑と倭国の乱
  第10節 中国・東北地方における初期鉄器資料
  第11節 済州島と弥生文化

■第3章 北東アジアの古墳文化
  第1節 東アジアの中の武寧王陵
  第2節 加耶から見た古代の近畿
  第3節 渡来人の虚像と実像
       ──加賀の渡来文化に関連して
  第4節 象嵌技術の系譜
  第5節 朝鮮・三国時代の土器の文字
  第6節 日本古代の土器に刻まれた初期の文字
  第7節 日本出土の朝鮮系土器

■第4章 古代統一国家群の諸相
  第1節 唐・章懐太子李賢墓の礼賓図をめぐって
  第2節 泰山における封禅と渡来唐人・破斯人
  第3節 拍板について
  第4節 朝鮮古代の連珠文
  第5節 正倉院の中の新羅文物
  第6節 渤海・塔基墓の背景

■第5章 中・近世の東アジア
  第1節 1982年度新安海底発見の木簡について
  第2節 1983年度新安海底発見の木簡について
  第3節 朝鮮陶磁と日本の交流諸問題
  第4節 高麗の双鳳文柄鏡について
  第5節 石戦について
  第6節 高麗・朝鮮両王朝と琉球の交流
  第7節 キリシタン考古学の成果

■第6章 シルクロードの考古学
  第1節 シルクロードの文化遺産
  第2節 新疆から朝鮮・日本まで
  第3節 朝鮮古代文化の源流をシルクロードに求めて
  第4節 古代の九州・日本にとってのシルクロード
  第5節 新疆ウイグル自治区における農業
       ──その過去と現在
  第6節 新疆雑感
  第7節 西域から日本まで

■第7章 東アジア考古学の諸問題
  第1節 東アジアの「越・韓・琉」──物質文化
  第2節 日本と東アジアの水中考古学
  第3節 朝鮮半島西南部の水中遺跡

■第8章 北東アジアの世界文化遺産
  第1節 国境をまたいで登録された高句麗遺跡群
  第2節 世界文化遺産に登録された高句麗の遺跡
  第3節 公州・扶余地区の世界文化遺産登録戦略



【2024年1月21日 【入荷】【ご注文承り中】


82117.jpg 

 
書籍番号 82117
書  名 紀伊考古学研究 第26号
シリーズ
データ B5 81頁
ISBN/ISSN 1880-8530
編 著 者 紀伊考古学研究会編集
出 版 年 2023年8月 
出 版 者 紀伊考古学研究会
価   格 2,200円(税込)

                目 次
【研究】
  壁川崎遺跡の露頭断面採集資料
   ―旧石器包含層の確認に向けて― ……………中原 正光  (1)
  大木系石器群の中部以西への波及とその様態
   ―和歌山県天田橋南出土の石匙から― ………橋本 勝雄  (9)
  和歌山県北部で採集した旧石器・縄文時代資料について
                     ………北村 純治 (23)
  紀伊における初期石塔の生産と流通
      ―紀伊北部地域に分布する中世の滑石製石塔―
                                   ………………北野  隆亮 (29)
【資料紹介】
  日高町小池古墳出土遺物について ………………仲辻  慧大 (45)
  和歌山市船戸山古墳群で採集されたヒスイ製勾玉
                                   ………………前田 敬彦 (53)
【書評】
  中村貞史著「紀州陶磁器関係資料集』 …………北野 隆亮 (57)
  歴史遺産が地方を拓くためには
   書評 藤田達生編「歴史遺産が地方を拓く』①紀伊半島の文化財
      ・②紀伊半島の創生          
           ………………小林 高太・佐藤 純一・田中 元浩 (59)
  【和歌山県の考古学関係文献目録(2022年)】 ……事 務 局 (79)
  【活動記録】 …………………………………………事 務 局 (81)



【2024年1月21日 【近日入荷】【ご注文承り中】


 82108.jpg

 
書籍番号 82108
書  名 古代人の食事と健康
シリーズ (ものが語る歴史 42)
データ A5 218頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-886219299
編 著 者 三舟隆之著
出 版 年 2024年1月 
出 版 者 同成社
価   格 4,180円(税込)

<出版社HPより>

 【内容簡介】

古代の日本人は何をどのように食べていたのか。食材の解明に
とどまらず、その調理法や保存方法、さらに栄養状態と病気と
の関係までも視野に入れ、学際的な研究成果から古代の食を総
括する。
……………………………………………………………………………
 第1章 日本人は何を食べてきたか
   1.古代食研究の方法と問題点
   2.古代の食を再現する難しさ
   3.理化学的アプローチの可能性

 第2章 土器と古代食
   1.土器から探る古代食研究の可能性
   2.土器の名称とその用途
   3.土器で米を炊く
   4.土器で塩をつくる
   5.古代食の再現と土器研究の課題

 第3章 文献史料から古代の食を再現する
   1.古代の食材とその加工・保存法
   2.古代の発酵食品と調味料
   3.文献史料にみえる調理法

 第4章 古代食再現への試み
   1.現代の食品との比較
   2.写経所の給食を再現する

 第5章 古代人の食と病
   1.写経生の食事と病気
   2.山上憶良の病気
   3.藤原道長と糖尿病
   4.天平7・9年の疫病大流行と食事療法
   5.『病草紙』にみえる食と病

 終 章 古代食研究から何を読み解くか


【2024年1月21日 【入荷】【ご注文承り中】


 82109.jpg

 
書籍番号 82109
書  名 東大寺大仏になった銅 長登銅山跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 164)
データ A5 219頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2334-5
編 著 者 池田善文著
出 版 年 2024年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

<出版社HPより>
 【紹介文】

東大寺大仏の鋳造に産出した銅が使われた長登銅山。山口県
中央の山中にいまも奈良時代の露天掘跡と採掘坑が残り、山
麓では製錬炉の跡が多数みつかり、製錬時にでる滓や銅生産
の道具が出土した。800点余の木簡の解読とあわせて、律令
国家による銅生産と流通の実態を解明する。

 【目次】

 第1章 大仏鋳造に使われた銅
  1 大仏創建時の銅はどこから
  2 「奈良登」の伝説とかすかな証拠

 第2章 どのように採鉱したのか
  1 銅鉱床の生成
  2 露天掘跡
  3 採掘坑群
  4 古代の採鉱技術

 第3章 どのように製錬したのか
  1 選鉱とその道具
  2 製錬作業場
  3 古代の炉
  4 粘土と木炭
  5 大溝と排水溝

 第4章 木簡からみた生産の実状
  1 長登銅山の役所は
  2 採掘の実状
  3 製錬の実
  4 流通・運搬の実状

 第5章 その後の長登銅山
  1 その後の長登銅山
  2 長登銅山の保存と活


【2024年1月21日 【入荷】【ご注文承り中】


 82107.jpg

 
書籍番号 82107
書  名 対馬暖流をめぐる先史時代の土器文化
シリーズ
データ B5 576頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-7-4-63902954-0
編 著 者 幸泉満夫著
出 版 年 2024年1月 
出 版 者 雄山閣出版
価   格 24,200円(税込)

<出版社HPより>
【内容紹介】
列島に、未知の土器文化帯が潜在!!
縄文時代の後半、対馬暖流に沿う東西約600㎞の範囲に、これまで
考古学界が把握できてこなかった未知の土器文化帯が潜在していた。
“文様のない土器”を新たなキーワードに、大陸・韓半島と日本列
島との新たな接点を、独自の視点から徹底追跡する。
構想20余年… 著者がその半生を捧げた渾身の著書、ついに、発刊!!
…………………………………………………………………………………

【目次】

 第Ⅰ部 対馬暖流ベルト地帯と新たな課題の設定
   第1章 対馬暖流ベルト地帯
   第2章 西日本の無文系土器をめぐる課題と関連学史
   第3章 西日本内部の小地域区分と各基準の設定

 第Ⅱ部 対馬暖流ベルト地帯内部における各地の様相
   第1章 韓半島東南部域
   第2章 北部九州沿岸域
   第3章 山陰中部域
   第4章 北陸西部域

 第Ⅲ部 対馬暖流ベルト地帯周縁の様相
   第1章 東西瀬戸内域
   第2章 東南四国域
   第3章 南四国域

 第Ⅳ部 文様のない縄文土器と対馬暖流ベルト地帯
   第1章 総括―新たに導かれた17のフェイズと大画期―
   第2章 課題と展望
 コラム①下関市神田遺跡と対馬暖流ベルト地帯
 コラム②隠岐諸島と対馬暖流ベルト地帯
 コラム③北陸系土器と中期以前の対馬暖流ベルト地帯



【2023年12月21日 【入荷】【ご注文承り中】


 82076.jpg

 
書籍番号 82076
書  名 古墳出現期土器研究 第10号
シリーズ
データ A4 157頁
ISBN/ISSN
編 著 者 古墳出現期土器研究会編集
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 古墳出現期土器研究会
価   格 1,320円(税込)

巻頭言
    会誌第10号発刊の慶事に寄せて………………森岡 秀人    1
   ―庄内遺跡の発見からもうすぐ90年、庄内式土器の提唱から
   近々60年―
<論文>
  庄内形甕の出現とその意義 …………………田中 元浩    3
  型式学と分類学・その4 ……………………加納 俊介   23
   ―型式・形式(器種)・様式―
  中河内地域における弥生時代後期の他地域系土器について 
                ………………西浦  熙   41
  纒向遺跡各区域の外来系土器出土比率について 
                 ………… 市村慎太郎   55
  北部九州と山陰の交流 ………………………中川  寧   71
   ―土器と漆塗り木製品―
  庄内式期Ⅳの認識整理と今後の課題(前編) 
               ……………… 米田 敏幸   91
  古墳時代中期の北近畿地域における布留系土器の展開と地域色
  の発現
   ―刺突痕跡を持つ高坏を中心として― …中野  咲  103
<コラム>
  土器の出入りや影響と人の移動問題をめぐる歩き野帳雑考 
                ………………森岡 秀人  127
<例会報告>
  古墳出現期土器研究会の記録(8) ………市村慎太郎人  149



【2023年12月21日 【品切れ】


82077.jpg 

 
書籍番号 82077
書  名 魏晋南北朝の金属器
シリーズ (黒川古文化研究所・研究図録シリーズ10)
データ A4 130頁
ISBN/ISSN
編 著 者 馬渕一輝編
出 版 年 2023年10月 
出 版 者 黒川古文化研究所
価   格 品切れ

【内容簡介】

■本図録は黒川古文化研究所における第130回展観「魏晋南北朝の
  金属器」(2023年10月14日~11月26日)の開催に伴い編集・発行した。
  ただし、展覧会の総目録としてではなく、より研究性の高い図録を
  目指して掲載作品を絞った。また、作品ごとに類例や関連論文を掲
  載し、魏晋南北朝の器物研究の手引書となるよう配慮した。
 (図録より抽出)
───────────────────────────────
目 次
 I. 総説 金属器からみた魏晋南北朝の歴史と文化  馬渕一輝      3
Ⅱ. 器物図版                                15
  1. 後漢・三国時代の青銅器生産      16
  2. 両晋十六国時代の胡漢と金製品        32
  3. 南北朝時代の革新と響銅     56
  4. 魏晋南北朝時代の貨幣     88
Ⅲ.中国地図(三国~南北朝時代)                               100
IV. 蛍光Ⅹ線分析による響銅を中心とした金属組成調査  川見典久 102
Ⅴ. 魏晋南北朝時代の五鉢銭   馬渕一輝                  108
VI. 仏教文化の東伝と中国青銅器の変容     岡村秀典            114
VⅡ.掲載作品リスト                                           128



【2023年12月21日 【入荷】【ご注文承り中】


 82078.jpg

 
書籍番号 82078
書  名 出土銭貨 第44号
シリーズ
データ B5 154頁
ISBN/ISSN 1882-3769
編 著 者 出土銭貨研究会編集
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 出土銭貨研究会
価   格 2,750円(税込)

    出土銭貨研究会の会長就任にあたって ……… 松 村   恵 司   1
【案内】『飛鳥池遺跡発掘調査報告』
    (奈良文化財研究所学報第71冊)の刊行について 
                     …… 事   務  局   2
【2023年出土銭貨報告会】ここまでわかった初期貨幣史 
                     …… 松 村   恵 司   7
【2023年出土銭貨報告会】近江国出土の古代銭貨 
                  …………… 佐 伯   英 樹  22
【2023年出土銭貨報告会】
   近年の発掘調査成果からみた周防鋳銭司の銭貨生産 
                ………………… 丸 尾   弘 介  25
【古代銭貨 論文】日本古代貨幣流通史に関する覚え書き 
                ………………… 森     明彦  33
【古代銭貨 報告】滋賀県高島市弘川佃遺跡の軋元大寳
                    ……… 宮 﨑  雅 允  45
【古代銭貨 報告】山陰道出土の古代銭貨について
                  …………… 八 峠    興   57
【古代銭貨 報告】多賀町大門池南遺跡出土の隆平永寳
                    ……… 森 田  真由香  67
【案 内】2024年出土銭貨報告会の案内 …………  事    務   局  72
【資料紹介】黒川古文化研究所の古鋳銀錠 
               ………… 永井久美男・川見 典久  73
【論 文】新潟県における六道銭の様相(上)  …… 高 尾  将 矢  79
【論 文】京坂の近世墓地にみる銭貨副葬の様相  小田木 富慈美 109
【情 報】香川県の出土銭貨情報 ………………… 谷  本  峻 也 131
【情 報】兵庫県の出土銭貨情報 ………………… 渡 辺     昇  135
【情 報】大阪府下の出土銭貨情報 ……………… 尾 上     実  139
【情 報】新潟県の出土銭貨情報(2022年) ……… 高 尾  将 矢 141
【情 報】石川県の出土銭貨情報 ………………… 小早川 裕 悟 145
【報 告】2023年出土銭貨報告会 ………………… 谷  本  峻 也 148
【目 録】2021年「出土銭貨」主要文献目録 …… 嶋 谷  和 彦 149
     事務局からのお知らせ ………………… 事    務   局 153



【2023年12月21日 【入荷】【ご注文承り中】


 82075.jpg

 
書籍番号 82075
書  名 関西近世考古学研究 29 近世墓地からわかること
シリーズ
データ A4 222頁
ISBN/ISSN
編 著 者 関西近世考古学研究会編集
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 関西近世考古学研究会
価   格 3,190円(税込)

                   目 次
講演
「生の近世日本史」から「死の近世日本史」を考える 
                     …………木下 光生   1
 江戸時代人骨のライフヒストリーの復元―生物考古学創生―
                       ……長岡 朋人   3

報告
梅田墓(大深町遺跡 0C19―1次)の発掘調査成果 ………大庭 重信  11
寺町旧域の近世墓地 ………………………………………引原 茂治  27
近世・堺の寺墓と三昧場 …………………………………嶋谷 和彦  37
葬制からみた小倉城下町の近世墓地 ……………………佐藤 浩司  55

紙上報告
江戸の近世墓地………………………………………………梅村 忠志  75
加賀藩主前田家墓所とその家臣団の近世墓地……………庄田 知充  91
愛知県内の近世墓地の発掘調査例 ………………………佐藤 公保 107
東海市・長光寺遺跡における近世墓地(子墓)の様相……宮澤 浩司 127
桑名城下町の近世墓地―法盛寺の調査事例を中心として― 
                      ………須藤 梢  137
千提寺西遺跡他における近世墓地について―潜伏キリシタンと仏教徒の
墓                  ………………合田 幸美 153
明石市の近世墓地―雲晴寺跡、源太塚の調査から― …稲原 昭嘉 167
山陰における近世墓地の考古学的検討 …………………中森 祥  175
大分県下における近世墓地発掘調査の成果について
~女狐近世墓地・中尾近世墓地の発掘調査を中心として~
                     …………吉田 寛  191
熊本市智照院細川家墓所―熊本藩上級武士一族墓の調査―
                     ………美濃口 雅朗 207



【2023年12月19日 【入荷】【ご注文承り中】


 82064.jpg

 
書籍番号 82064
書  名 古代武器研究 Vol.18
シリーズ
データ A4 115頁
ISBN/ISSN 1346-6313
編 著 者
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 古代武器研究会
価   格 2,200円(税込)

           目 次
『古代武器研究」VoI.18の刊行にあたって
  塚本敏夫 古代武器研究会代表幹事 ……………………… 2
【論文】
 弥生時代の武器の源流:草原地帯から日本列島へ
  中村 大介 埼玉大学人文社会科学研究科 ……………… 5
 弥生時代併行期における鉄剣をめぐる交流
  ―朝鮮半島東南部と日本列島を対象として―
  鈴木 崇司 駒澤大学大学院・日本学術振興会特別研究員DC2 
                        ……………21
 古墳時代の外来系武具と倭系武具
  内山 敏行 公益財団法人とちぎ未来づくり財団蔵文化財
    センター                                      ………37
 単龍・単鳳環頭大刀生産の拡大と外来技術工人
  金 字大 滋賀県立大学人間文化学部 ………………………51
 日本古代の外来系武器類の性能と威儀機能
  津野 仁 元 公益財団法人とちぎ未来づくり財団蔵文化財
    センター               ……………………67
 古代の武器・武具生産組織と渡来系技術・文化―雑戸籍を手が
  かりに―
  田中 史生 早稲田大学文学学術院 …………………………83

【総合計議】 …………………………………………………………95
 コーディネーター 初村武寛、ライアン・ジョセフ
 発言者 中村大介・鈴木崇司・内山敏行・金 宇大・津野 仁
          ・土屋隆史・齊藤大輔・田中史生・橋本達也・森岡秀人
          ・田中晋作



【2023年12月19日 【入荷】【ご注文承り中】


 82065.jpg

 
書籍番号 82065
書  名 第19回 古代武器研究会 発表資料集
シリーズ (古代武器における研究視点の多様性)
データ A4 84頁
ISBN/ISSN
編 著 者 古代武器研究会編集
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 古代武器研究会
価   格 1,650円(税込)

            目 次
──────────────────────────
第19回「古代武器研究会」開催にあたって ……………… ⅰ
日程 …………………………………………………………… ⅱ
【特別研究報告】
  村上恭通(愛媛大学)
   「戦国・漢代併行期の北・東アジアにおける鉄器生産
    システムの枠組み」 ………………………………… 1
【研究報告】  
  奥山 誠義(奈良県立橿原考古学研究所)
   「出土品に遺る有機質痕跡を追う」 …………………9
  比佐 陽一郎(奈良大学)
   「古墳時代の武器・武具類を対象とした近年の保存科
       学的調査成果について」      ………………11
  塚本 敏夫(公益財団法人元興寺文化財研究所)
   「武器・武具の復元模造品製作の実践とその意義」
                                …………………………23
  園原悠斗(兵庫県教育委員会)
   「石製武器から金属製武器へ」………………………39
  吉田 広(愛媛大学ミュージアム)
   「武器形青銅器造形における鋳造と研磨」…………49
   
【事例報告】
  吉武 学・常松 幹雄(福岡市文化財活用部)
   「福岡市高畑遺跡出土の広形銅戈鋳型」……………61
  村瀨 陸(奈良市教育委員会坪蔵文化財調査センター)
   「富雄丸山古墳出土蛇行剣および龍文盾形銅鏡」…67
  三好 栄太郎(熊本市熊本城調査研究七ンター)・
    林田 和人(熊本市文化財課)
      「熊本城千葉城地区出土の紀年銘象嵌鉄刀」………71

【ポスター発表要旨】
  小嶋 篤(九州歴史資料館)
   「熊本県菊池市・菊之池A遺跡出土棒状鉄製品の観察」
                                    ……………………79
  繰納 民之(京都大学大学院)
   「古墳時代前・中期の鉄鉾の系列とその意義」……80
  高尾 将也(株式会社ノガミ)
   「河内駒ヶ谷金剛輪寺旧蔵馬具の出土地」…………81
  田中 祐樹(文化庁)・高木公輔(魚沼市教育委員会)
   「古林古墳群出上品の復元」…………………………82
  徳富 孔一(野良考古学研究所)
   「漢代及其前後的墓葬出土の鉄環首刀」……………83
  橋本 達也(鹿児島大学総合研究博物館)
   「「盾形銅鏡」の系譜」………………………………84



【2023年12月19日 【入荷】【ご注文承り中】


 82061.jpg

 
書籍番号 82061
書  名 古代集落の構造と変遷 3
シリーズ (第26回 古代官衙・集落研究会報告書)(奈良文化財研究所研究報告第39冊)
データ A4 244頁
ISBN/ISSN 978-4-87805-172-2
編 著 者 中国航誨博物館編著
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 株式会社 クバプロ
価  格 4,400円(税込)

               目 次
序 ………………………………………………………………   3
目次 ……………………………………………………………   5
例言 ……………………………………………………………   6
開催趣旨 ………………………………………………………    7
プログラム ……………………………………………………    8
Ⅰ 報 告 ……………………………………………………    9
古代集落の構造把握にむけた中間まとめ  ……道上 祥武  11
出雲国における集落構造と変遷―意宇郡・神門郡を中心に― 
                                       ……林  健亮  25
伊勢国朝明郡の古代集落の構造と変遷  ………川部 浩司  49
律令国家周縁域における集落の構造と変遷―斯波郡北部の集落― 
                               ………………西澤 正晴  83
律令国家周縁域における集落構造と変遷  
―宮城県における「移民(棚戸)集落」について― 
                   …………………安達 訓仁・佐藤 敏幸 131
千葉県酒々井町飯積原山遺跡の集落構造と性格 
                           ……………………木原 高弘 193
文献史料から考える古代集落  …………………磐下  徹 211
Ⅱ 討 論  ……………………………………………………  225



【2023年12月8日 【入荷】【ご注文承り中】


 82022.jpg

 
書籍番号 82022
書  名 三万田東原遺跡 九州縄文人のアクセサリー工房
シリーズ (新日本の遺跡 1)
データ 四六版 146頁
ISBN/ISSN 978-4886219268
編 著 者 大坪 志子著
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 同成社
価   格 1,980円(税込)

*********************************************************** 
★「新日本の遺跡」刊行開始!★(監修:水ノ江和同・近江俊秀) 
***********************************************************

 このたび「日本の遺跡」シリーズを継承しつつ、大幅にリニュー
アルした「新日本の遺跡」シリーズを開始いたします。日本列島の
遺跡を再評価し、地域から日本の歴史を照射する新シリーズ!

 【内容簡介】

大量の縄文土器が出土し百年以上の研究史をもつ三万田東原遺跡。
近年の調査で判明
した玉製作の実態など、遺跡の魅力を平易に語る。

 【目次】
 
 第Ⅰ部 遺跡の特性―三万田東原遺跡とは―
  第1章 三万田東原遺跡が注目されてきた訳
  第2章 三万田東原遺跡の環境

 第Ⅱ部 遺跡のあゆみ―発掘調査が語るもの―
  第3章 遺跡発見と郷土の人々
  第4章 縄文土器「三万田式」の設定
  第5章 1969年の発掘調査
  第6章 三万田東原遺跡とクロム白雲母
  第7章 三万田東原遺跡の再調査―玉製作の実態解明―
  第8章 本遺跡の玉製作からみた日本列島の縄文文化 


【2023年12月3日 【入荷】【ご注文承り中】


 82041.jpg

 
書籍番号 82041
書  名 船原古墳とかがやく馬具の精華
シリーズ (九州歴史資料館開館50周年記念特別展)
データ A4 180頁
ISBN/ISSN
編 著 者 九州歴史資料館
出 版 年 2023年10月 
出 版 者 九州歴史資料館
価   格 2,200円(税込)

平成25年(2013)、福岡県古賀市の船原古墳に隣接した土坑に
大量の豪華な馬具が埋納されていることがわかりました。これら
の朝鮮半島の影響を受けた馬具たちは当時の国際交流を物語るう
えでも、重要な知見を与えてくれます。今回の展覧会では、船原
古墳と近い時期の国宝の藤ノ木古墳や綿貫観音山古墳、沖ノ島祭
祀遺跡などから出土した高度な金属工芸技術が施された馬具を展
示しております。特に馬冑は日本では3例しか出土しておらず、
今回はそのすべてが一堂に介しております。
 金色にかがやき、精緻な文様を生み出す高度な金属工芸技術が
施されたそれらは、まさに古墳副葬品の精華と言えるでしょう。
奈良県藤ノ木古墳や群馬県綿貫観音山古墳から出土した国宝の
馬具をはじめ、列島規模で馬具をご紹介。

 【目次】

・総 論 船原古墳の調査・研究最前線
・序 章 三国丘陵から船原古墳への道
・第一章 船原古墳の世界
・第二章 装飾された馬具の至宝
・第三章 渡来と在来の展開
・第四章 古墳に馬を描く文化
・終 章 古墳を探る科学
特論・資料



【2023年12月1日 【入荷】【ご注文承り中】


82042.jpg 

 
書籍番号 82042
書  名 奴国の王都 須玖遺跡群
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 163)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4787723338
編 著 者 井上 義也著
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

【内容簡介】

漢の皇帝に「漢委奴国王」の金印を授けられた王が君臨し、
邪馬台国とともに『魏志』倭人伝に大国として記された奴国。
多くの国が乱立するなか、かの地の人びとはなぜ大国を築け
たのか。福岡平野を望む丘陵上に残された王都・須玖遺跡群
から、その繁栄の実態と理由をさぐる。

【目次】

第1章 奴国の王都
  1 奴国と須玖遺跡群
  2 王都・須玖遺跡群

第2章 須玖岡本王墓と王族墓
  1 王墓の発見
  2 王族墓を掘る
  3 後期の王墓は存在するか

第3章 奴国の王宮にせまる
   1 王宮はどこに
   2 最有力候補の遺跡

第4章 弥生時代のテクノポリス
   1 圧倒的規模の青銅器生産
   2 最古級の青銅器生産遺跡
   3 奴国の官営工房
   4 青銅器生産の復元と謎
   5 ガラス玉の生産
   6 鉄器の生産

第5章 これからの須玖遺跡群



【2023年11月26日 【入荷】【ご注文承り中】


 82032.jpg

 
書籍番号 82032
書  名 古文化談叢 第89集
シリーズ
データ B5 243頁
ISBN/ISSN 1883-0676
編 著 者 武末純一編集
出 版 年 2023年10月 
出 版 者 九州古文化研究会
価   格 2,860円(税込)


【目次】

無刻突帯文系土器群の研究      幸 泉 満 夫 ……   1
押型文土器文化期におけるトロトロ石器の広域分布現象と機能に
ついて                          坂ノ上  奈 央 ……  31
規模と長短軸比から考える中国地方の落とし穴 
                  齋 藤 由美子 ……  67
久留米市良積遺跡出土玉類について  塚 本 映 子 ……  91
                  吉 田 東 明
                  比 佐 陽一郎
                  宮 地 聡一郎
流雲文縁方格規矩鏡の編年 1(上)
  ―内区主像AI・A2・BI・B2―   徳 富 孔 一 …… 109
市場南組窯跡産須恵器編年の再検討(前篇)      
                  三 吉 秀 充 …… 137
回顧・大宰府史跡の調査研究(上)   小 田 富士雄 …… 159
大成洞古墳群からみた政治体としての金官      
                  木 村 光 一 …… 175
魏晋南北朝時代の「馬俑」について(上)大 平 理 沙 …… 197



【2023年11月26日 【入荷】【ご注文承り中】


82037.jpg 

 
書籍番号 82037
書  名 九州考古学 第98号
シリーズ
データ B5 172頁
ISBN/ISSN 0387-7078
編 著 者 九州考古学編集幹事
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,750円(税込)

論文

 墓地からみた北部九州初期弥生社会
  ―埋葬属性間の相関分析と空間分析を中心として―  
                    端野 晋平    1
 吉野ケ里遺跡出土層灰岩製石器の石材原産地推定と考古
 学的意義  森  貴教・柚原 雅樹・渡部 芳久
       梅﨑惠司・川野 良信          23
 古墳時代後・終末期における鐔付大刀の副葬とその性格
  ―北部九州を対象に―        出見 優人   41
 野多目地域の開発史          朝岡 俊也   63

翻訳
 栄山江流域三国時代上器生産体系の展開様相と地域性
             李  志映(訳:小池 史哲)   87

研究ノート
 西北九州の大珠
 ―長崎県・大野台支石墓群と狸山支石墓群の大珠再検討―
              水ノ江和同・大坪 志子
              中尾 篤志・栁田 裕三  111
資料紹介
 福岡県糟屋郡粕屋町駕与丁池等の旧石器関連資料について
 ―中原志外顕寄贈資料を中心として―  福島日出海  123
 関行丸古墳第3屍床出上の方格T字鏡  徳富 孔ー  135
 高野山奥之院発見の門司城主長岡勘解由造立の五輪塔  
                    木下 浩良 143
 
令和5年度九州考古学会総会研究発表要旨       147
九州考古学会賞規程                 161


第16回九州考古学会賞・九州考古学会奨励賞について 
                九州考古学会事務局 162
令和4年度九州考古学会総会の概要          164
令和5年度九州考古学会夏季大会 宮崎大会の概要   165
沖縄県名護市嘉陽上グスクの保存と活用についての要望書
・回答                       167
「九州考古学』執筆要項               171
雑誌『九州考古学』における著作権の取り扱いについて 172



【2023年11月26日】【入荷】【ご注文承り中】


 82036.jpg

 
書籍番号 82036
書  名 令和5年度九州考古学会総会研究発表資料集
シリーズ
データ 九州考古学会編集
ISBN/ISSN
編 著 者 A4 163頁
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,200円(税込)

                             目 次

九州考古学の展望―コロナ禍を経て―
──────────────────────────────
令和の九州旧石器研究動向―西北九州を中心として― …………  1
                           栁田裕三

南島先史時代の石製玉類出現の背景 ………………………………  8
                           新里貴之
一支国を構成する弥生集落の現状と課題
    ―近々の調査成果を踏まえて―  ……………………………  18
                                                     松見裕一
熊本市出土「甲子年」銘文鉄刀について ………………………… 28
                                         林田和人・三好栄太郎
阿恵官衙遺跡周辺の官衙関連遺跡について ……………………… 34
                                                     西垣彰博
韓半島南部地域出土土師器系土器からみた韓日交流 …………… 44
                                                       趙晟元
研究発表
──────────────────────────────
福岡県糸島市上鑵子遺跡出土弥生土器毛筆彩色絵画発見 ……… 73
                           柳田康雄
佐賀市七ケ瀬遺跡の発掘調査について一2,3区の概要報告  …… 83
                             馬場晶平
宇佐市小部遺跡における古墳時代前期豪族居館の大型建物と周辺景
 観の復元                    ………… 89
                             弘中正芳
九州の横穴式石室墳 ………………………………………………… 99
                           小嶋 篤
史跡長者屋敷官衙遺跡周辺確認調査について ……………………109
                                 丸山利枝
国指定史跡ホゲット石鍋製作遺跡の再評価 ………………………118
                           東 貴之
湖州鏡の分布と流通 …………………………………………………128
                                       高尾将矢
大村・五島・天草地方の「疱瘡墓」について ……………………138
                      賈 文夢・野上建紀
幕末期における蒸気船燃料の条件
    ―発掘調査で出土した石炭の実態調査中間報告― ……148
                            中野 充
ポスター発表
──────────────────────────────
大万寺裏遺跡群の発掘調査成果 ……………………………………158
                             藤川貴久
近世五島焼の窯跡と製品について―近年の発掘調査から― ……160
                  野上建紀・賈 文夢・椎葉 萌
蓋井島における戦争遺跡の3D調査について ………………………162
    田尻義了・中原周ー・藤原彰久・池田拓・中山元智・高橋寛宇



【2023年11月26日】 【入荷】【ご注文承り中】


82034.jpg 

 
書籍番号 82034
書  名 古墳時代研究陰の立役者 円筒埴輪-桜井市出土資料を中心に―
シリーズ (桜井市埋蔵文化財センター展示図録 第46冊)
データ A4 12頁
ISBN/ISSN
編 著 者 桜井市教育委員会編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 桜井市教育委員会
価  格 660円(税込)

今回取り上げる円筒埴輪とその仲間たちは、土管のような筒状で
地味な印象を受けるかもしれません。けれども古墳時代研究に
おいてとても大きな役割を果たしてきました。
桜井市は最古級の円筒埴輪が出土する箸墓古墳以来、長きにわた
って円筒埴輪が樹立され続けた地域です。本企画展では、桜井市
域出土の円筒埴輪を通して、「地味」な円筒埴輪が古墳時代研究に
果たす役割を知っていただければと思います。
(桜井市埋蔵文化財センターHPより)



【2023年11月26日】 【入荷】【ご注文承り中】


 82035.jpg

 
書籍番号 82035
書  名 城館・考古・文献から大友氏の勢力圏を俯瞰する
シリーズ (2023年度 第10回 九州城郭研究大会資料集)
データ A4 168頁
ISBN/ISSN
編 著 者 北部九州中近世城郭研究会編集
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 北部九州中近世城郭研究会
価   格 2,200円(税込)

              目 次
日程
ご挨拶
目次

1.問題提起
 中西義昌       縄張り研究から大友氏の勢力圏を俯瞰する ………1

2.研究発表
 五十川雄也 豊後府内と大友氏遺跡 …………………………………17
 浦井直幸 高崎城と加判衆の城郭~豊後・豊前南部を中心に~ …27
 山崎龍雄 大友氏の領国支配―筑前国博多の状況― ………………37
 山田貴司 筑後における大友氏分国支配の展開過程
       ―菊池氏との関係を中心に― …………………………59
 松尾大輝 文献史料から見た大友氏の筑前国志摩・香椎支配 ……69

3.紙上報告
 若杦善満  豊前北部地域の大友氏支配に関わる中世城館・遺物 75
 鶴嶋俊彦  大友氏の肥後支配と城郭 ………………………………85
 藤野正人  永禄末筑前争乱- ………………………………………97
 小澤太郎  高良山とその周辺における大友氏関連の城館  ……117
 
4.資料
 大友氏の城郭リスト(暫定版)  ………………………………………129
 大友氏に関係する主要城郭縄張り図  ………………………………140
 
5.2022年度研究大会シンホジウムの記録
 侵攻と抵抗―城郭に見る「天下統一」の様相―  …………………151



【2023年11月26日】 【入荷】【ご注文承り中】


82033.jpg 

 
書籍番号 82033
書  名 九州旧石器 第27号 橘昌信先生追悼論文集
シリーズ
データ A4 440頁
ISBN/ISSN
編 著 者 越知睦和(佐賀県旧石器文化談話会)編集
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 九州旧石器文化研究会
価   格 7,370円(税込)

             【目 次】

〔献呈論文〕
旧石器時代の構造変動………………………安 斎 正 人………  1
海を渡った旧石器人―回顧と展望― ……松 藤 和 人……… 11
石の本遺跡群8区石器群の年代・技術・行動
                 ……森 先 一 貴……… 23
宮崎平野の礫塊石器と定着的行動戦略……阿 部   敬……… 33
西多羅ヶ迫遺跡からみる後期旧石器時代初頭の台形様石器の製作技術
について               鎌 田 洋 昭……… 45
人吉市石清水遺跡における剥片尖頭器石器群と剥片剥離技術
                   村﨑孝宏・岸田裕一… 55
九州における石刃技術の系譜………………杉 原 敏 之……… 65
AT降灰期石器群における石器石材獲得戦略~根引池石器群・栗山
石器群の比較             川道 寛・辻田直人… 75
松山平野における旧石器文化の様相―AT降灰前後を中心に―
                ………鵜 久 森 彬……… 87
愛媛県における先史石製民具の研究-旧石器時代・年代観-
                ………沖 野   実……… 95
琉球列島の剥片石器石材産地とその利用について
                ………山 崎 真 治………109
ナイフ形石器文化終末期の九州地方南部の様相
                 ……荻   幸 二………121
相模野第Ⅳ期に起こった石器群の変化とその背景
                ………絹 川 一 徳………131
二道梁-林富事件について…………………加 藤 真 二………143
日本列島と朝鮮半島の湧別系細石器………大谷 薫・安蒜政雄…153
古本州島における細石刃石器群の出現と展開-古本州島と周辺地域
での年代的整理を中心に-       芝 康 次 郎………165
西南日本における船野期細石器群の展開…白 石 浩 之………179
九州細石刃文化の始源と展開について……清 水 宗 昭………189
西北九州における船野型と福井型-北方系細石器文化の影響を探る
                   萩原博文・栁田裕三…199
清武川中・下流域における細石刃石器群…秋 成 雅 博………211
佐世保市福石観音境内岩陰採集の細石刃核について
                 ……川 内 野 篤………221
後阿蘇狩人記―南小国町市原小学校郷上資料室資料の紹介―
                ………池 田 朋 生………227
鹿児島の石器石材をさがしもとめて-地下資源鉱床付近の探索と石材
の確認-               宮 田 栄 二………235
熊本県菊池市における旧石器時代の様相について
                 ……阿 南  亨…………245
旧石器時代集落における活動内容の一考察-西ガガラ遺跡第1地点の
分析を通じて             藤 野 次 史………251
「石飛遺跡」発見記-水俣の人、斎藤俊三の遺跡発見のこと-
                 ……大 﨑 康 弘………261
島原市の礫石原遺跡について………………山 下 祐 雨………271
うきは市新川遺跡群の石器群………………江島伸彦・小川原励…281
岩戸遺跡で表採した石器……………………髙 橋 愼 二………289
(資料紹介)田野盆地出上の「槍先形尖頭器」について
                ………金 丸 武 司………293
(資料紹介)多久採集の「槍先形尖頭器」について~別府大学付属博
物館所蔵資料より~          越 知 睦 和………297
福井洞窟の縄文時代初頭の年代……………三 好 元 樹………305
人吉盆地における縄文時代精神文化―トロトロ石器と岩偶―
                ………日 髙 優 子………315
柏原式上器小考………………………………林   潤 也………325
九州南東部地域における縄文土器編年研究の現状
                ………吉 本 正 典………339
南九州貝殻文系上器と押型文上器との接点~春日堀遺跡出上資料の
紹介~                黒 川 忠 広………351
稲荷山式土器の年代…………………………遠 部   慎………355
大型石包丁に装着具はあるのか?…………日 髙 広 人………367
長崎出島和蘭商館跡・岩原目付屋敷跡出上のガン・フリントとその
背景                 藤 木   聡………377
新出の「對馬國住吉社 神寶」図について
                ………志 賀 智 史………387

〔追悼文集〕
橘先生との共同研究の思い出………………佐 藤 宏 之………395
困ったときには橘先生………………………堂 込 秀 人………398
旧石器と縄文―橘先生、江本さん、古森さんとの思い出―
                ………池 田 朋 生………400
橘先生、長い間ありがとうございました…永 友 良 典………401
橘 昌信先生の想い出………………………安 楽   勉………402
橘先生との出会い……………………………髙 橋 愼 二………404
橘昌信先生との思いで………………………山 田 洋 一 郎………405
橘昌信先生との思い出………………………川 内 野 篤………406
橘 昌信先生ありがとうございました……鎌 田 洋 昭………408
私の考古学事始―橘昌信先生との思い出を中心に―
                ………遠 部   慎………410
〔九州・沖縄各県の調査・研究動向〕 ………………………415~426
小川原励「福岡県の動向」桑村壮雄「大分県の動向」越知睦和「佐賀
県の動向」
岩谷史記「熊本県の動向」髙橋央輝「長崎県の動向」藤木聡「宮崎県
の動向」
中原一成「鹿児島県の動向」大堀皓平「沖縄県の動向」

〔橘昌信先生年譜・業績一覧〕  ……………………………………429



【2023年11月26日】 【近日入荷】【ご注文承り中】


 82021.jpg

 
書籍番号 82021
書  名 対馬海峡をめぐる先史考古学
シリーズ
データ A5 280頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219206
編 著 者 廣瀬 雄一著
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 同成社
価   格 7,150円(税込)

【紹介】
 
本書は2022年8月に、大韓民国、国立釜山大学校に提出した文学博士
請求論文、原題「大韓海峡をめぐる新石器時代の交流研究(ハング
ル)」の日本語訳を加筆修正したものである。(本書、あとがきより
抜粋)

 【内容簡介】

なぜ先史時代の人々は海峡を越えてまで交流することを求めたのか。
土器を中心とした第1ネットワーク、石器や骨角器中心の第2ネット
ワーク、装身具中心の第3ネットワークを設定し、その交流の様相を
構造的に解明する。

                             目  次
                               
序章 本書の課題と展望…………………………………………………1
  第1節 本書の視点 1
  第2節 交流の考古学の現状と課題 2
  
第1章 本書の構想と構成………………………………………………5
  第1節 本書の基本構想 5
  第2節 ネットワークの設定にあたって 6
  第3節 本書の構成 8
  
第2章 韓日新石器時代交流史とその研究動向 ……………………11
  第1節 土器系統論の展開 11
  第2節 石器研究史の検討 13
  第3節 土器編年研究と絶対年代の間題点 15
  第4節 交流関係土器の確認と間題点 17
  第5節 土器交差年代確立とその限界 20
  第6節 交流背景の研究―組織的漁撈民交流論の限界― 22
  第7節 生業と交流構造変化の研究 24
  第8節 既存研究の間題点と本書の視点 25

第3章 すべては自然環境から始まる ………………………………29
  第1節 領域の地理的環境による設定 29
  第2節 海の環境の重要性(対馬暖流の意味) 34
  第3節 気候変動が変化の始まり 37

第4章 土器から見える交流の世界 …………………………………39
  第1節 土器交流が語るもの 39
  第2節 土器交流の時代 51
  第3節 西唐津式土器成立に対する朝鮮半島系土器の影響 90

第5章 土器文化の融合と分離………………………………………103
  第1節 曽畑式上器の幾何学的文様の系統 103
  第2節 土器底部からわかること 115
  第3節 土器の胎土は語る 122
  第4節 縄文中期・後期前半―境界の縄文上器― 126
  第5節 縄文後期後半以降の交流―隔離の構造― 130

第6章 石器・骨角器はどのように伝わったか……………………133
  第1節 第2ネットワークとは何か 133
  第2節 新石器時代漁撈用石器―石銛の系譜― 134
  第3節 鯨取り―先史捕鯨の復元― 141
  第4節 結合式釣針と外洋性漁撈活動 148
  第5節 狩猟と漁撈 153
  第6節 工具と素材の流通 167

第7章 装身具はなぜ広域に伝わるのか……………………………179
  第1節 第3ネットワークの特色 179
  第2節 儀礼具から見た第3ネットワーク 200
  第3節 第3ネットワークの意味 207

第8章 交流と先史社会の構造の変化………………………………211
  第1節 土器から見た社会の変化 211
  第2節 石器の類似性の意味 214
  第3節 装身具流通の本質 217
  第4節 選択的交流と排他性の社会の変動 218
  第5節 交流史研究の目指す方向 222

参考文献 225
あとがき 265



【2023年11月1日】 【近刊】【ご注文承り中】


81994.jpg 

 
書籍番号 81994
書  名 古代日本の国家形成と東部ユーラシア〈交通〉
シリーズ
データ A5 368頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-8406-2269-1
編 著 者 中野高行著
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 株式会社 八木書店
価   格 9,900円(税込)

【内容簡介】

東部ユーラシアにおける〈交通〉のなかで日本の古代国家はいかに
形成されたのか継体天皇の即位、白村江の戦い、高麗郡建郡、遣唐
使の派遣、渤海との外交など重要な事例を〈交通〉の視点から再検
証し、日本古代国家の形成史を描く諸国とのネットワーク形成と国
家成立の関係を解明!

【目次】

序 章 問題の所在
 一 古代国家形成と〈交通〉/二 石母田正の「交通」/
 三 妹尾達彦氏のグローバル・ヒストリー/四 ブローデル/
 五 本書の構成
第一章 五・六世紀の国際関係像
 一 分析の対象・内容と視点/二 五世紀に相当する『日本書紀』
 の外交記事①-朝鮮側の史料との比較-/三 五世紀に相当する
 『日本書紀』の外交記事② -『百済記』について-/四 六世紀
 に相当する『日本書紀』の外交記事-「任那日本府」を中心に-
 /五『古事記』の外交記事/六 結 語
付論1 渡来系移住民-普遍的価値・技術を担った人々-
 一 帰化人と渡来人/二 五世紀の渡来系移住民/三 六世紀の渡来
 系移住民/四 七世紀の渡来系移住民/五 八・九世紀の渡来系移
 住民
第二章 継体天皇と琵琶湖-淀川水系
 問題の所在/一 継体天皇関連遺跡/二 継体天皇の血縁関係-
 近江息長氏を中心に-/三 継体天皇の三宮と淀川水系の港津/
 四 琵琶湖-淀川水系流域の諸氏族/結 語
第三章 日本海沿岸諸地域と新羅・加耶
 問題の所在/一 古代日朝をめぐる伝説/二 古代日本海域の交易
 の実相/結 語-ヤマト王権との関係-
第四章 天智朝創建寺院と正史
 問題の所在/一 朱鳥元年の「五寺」と大宝年間「四大寺」の創建
 記事/二 天智朝の寺院建設記事の特徴/三 法隆寺西院伽藍の創建
 と上宮王家所有の名代/四 舒明-天智系寺院の伽藍配置/結 語
第五章 唐・新羅戦争前後の新羅と倭国
 問題の所在/一「白村江の戦い」前後の倭国/二 百済滅亡後の新
 羅/三「唐・新
 羅戦争」後の新羅/四「白村江の戦い」後の倭国/結 語
第六章 高麗郡建郡の背景
 問題の所在/一 高麗郡関係史料と高麗王若光/二 建郡前後の高麗
 郡-考古学的視点から-/三 高麗郡建郡と新羅郡建郡/四 高麗郡・
 新羅郡の建郡と武蔵守・入間郡領/五 朝鮮系三郡と仏教/結 語-
 高麗郡建郡の史的意義-
付論2 『令集解』の注釈書
 一 問題の所在/二『古記』について/三『令釈』について/四『跡
 記』について/五『穴記』について/六『讃記』について/七『朱
 記』について/八『令集解』注釈書をめぐる論争の特徴と今後の課題
第七章 承和度遣唐使発遣と遣新羅使紀三津
 問題の所在/一 承和度の遣唐使出国までの経緯-小野篁と紀三津を
 中心に-/二 遣新羅使紀三津の帰朝記事/三 執事省牒の諸問題/
 四 小野篁と『続後紀』編者の春澄善縄の関係/結 語
第八章 渤海国王宛慰労詔書の〈斗牛〉
 問題の所在/一〈斗牛〉についての辞典類の説明/二「北斗七星」
 「牽牛星」「斗宿」「牛宿」/三「禰軍墓誌」の「牛斗」の検討/
 四 蘇軾「前赤壁賦」に対する解釈/結 語
付論3 高校における朝鮮史教育の展望-前近代を中心に-
 一 問題の所在/二 新学習指導要領における歴史系科目/三 朝鮮史
 教育の可能性/四 朝鮮史研究と朝鮮史教育/五 教育現場のトレンド
 /六 総括と若干の補足終 章 総 括
 一 問題の所在/二 各章の結論と課題/三 日本古代の都城と王都
 (ミヤコ)
あとがき
索  引


【2023年11月1日】 【入荷】【ご注文承り中】


 82016.jpg

 
書籍番号 82016
書  名 古代大和の王宮と都城
シリーズ (古代史選書 46)
データ A5 314頁
ISBN/ISSN 978-5010-7767-0
編 著 者 小澤 毅著
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 同成社
価   格 7,700円(税込)

【内容簡介】

律令国家が成立する過程で、古代大和の宮都空間はどのように
変化したのか。王宮と都城のほか、寺院や古墳、条里について、
考古学・文献史学・歴史地理学の成果から多角的に検証。
当時の測量技術にも言及し、宮都空間の包括的な解明をめざす。

 【目次】

序 章 飛鳥から藤原京そして平城京へ
  第一章 飛鳥の都と古墳の終末
  第二章 小山田古墳の被葬者をめぐって
  第三章 高市大寺の所在地
  第四章 「狂心渠」の経路と高市大寺・香具山宮
  第五章 藤原宮の構造と特質
  第六章 日本古代の測量技術をめぐって
  第七章 平城京と条里の関係
  第八章 平城宮中央区大極殿の南面階段
  第九章 平城宮中央区大極殿後殿の規模



【2023年11月1日】 【入荷】【ご注文承り中】


81996.jpg 

 
書籍番号 81996
書  名 古代大宰府の政治と軍事
シリーズ (古代史選書 45)
データ A5 338頁
ISBN/ISSN 978-4886219244
編 著 者 松川 博一著
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 同成社
価   格 8,800円(税込)

【内容簡介】

律令制下、九州諸国の総管・防衛・外交など多機能を有した
大宰府の特質を政治。
軍事の両面から論究。古代都市・大宰府の実像に迫る。

【目次】

序章 大宰府研究の軌跡

第I部 大宰府の政治と官人一大宰府のまつりごと―

 第一章 大宰府の官司
 第二章 大宰府の官衛と木簡
 第二章 木簡からみた筑紫館の役割
 第四章 大宰府と官道の整備
 第五章 大宰府官人の餞宴と駅家
 第六章 菅原道真と大宰府

第Ⅱ部 大宰府の軍事と宗教一大宰府のまもりー

 第七章 大宰府軍制の特質と展開
 第八章 律令制下の大宰府と古代山城
 第九章 大宰府と寺社
終章 大宰府研究の課題


【2023年11月1日】 【入荷】【ご注文承り中】


81995.jpg 

 
書籍番号 81995
書  名 古墳時代の親族と地域社会
シリーズ (市民の考古学  18)
データ A5 186頁
ISBN/ISSN 978-4886219251
編 著 者 岩永 省三編
出 版 年 2023年10月 
出 版 者 同成社
価   格 1,990円(税込)

【内容簡介】

 全国的な統治が進んだ古墳時代、大王家や豪族などの
親族組織はその過程でいかに変容したのか。
学際的な分析も踏まえその実相に迫る。

【目次】

第1章 威信財と親族関係 ……………………辻田淳一郎
第2章 儀礼と親族関係 …………………………舟橋京子
第3章 なぜ人骨の形態に地域差が生じたのか 
         …………………高椋浩史、米元史織
第4章 地下式横穴墓から地域社会を考える 
        …………………………………吉村和昭
第5章 須恵器生産と氏族認識……………………菱田哲郎
第6章 親族関係からみる国家形成………………岩永省三


【2023年10月26日】 【入荷】【ご注文承り中】


 82006.jpg

 
書籍番号 82006
書  名 日本先史考古学の諸問題
シリーズ
データ B5 498頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86445-175-8
編 著 者 田中 英司著
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 六一書房(発売)
価   格 8,800円(税込)


【内容簡介】

 半世紀にわたる著者の考古学研究から著された、モノに
則した考古学本来の手法による30余編の論考を選んで収録。
Ⅰ遺物論には縄文時代の石鏃製作やナイフ形石器の型式設定、
縄文前期の抉入尖頭器の認識とその意義から、石器文様論の
確立に至る新たな石器研究を提起した。また博物館収蔵の国
外資料についての分析と考察も行った。
Ⅱ遺跡・遺構論では発掘時の詳細な原位置観察に基づいた、
神子柴遺跡をはじめとするデポについての一連の論考、墓や
居住、石器製作の実態解明を具体的に提示した。
Ⅲ研究史では現代にいたる石器実測図の変遷を江戸期の石器
図にまで遡って、その意義と今後の方向性を定めた。また大
森貝墟碑建設に関する新たな発見史料を紹介するとともに、
モースの大森貝塚の位置に関して再考した。丹念な資料探査
で100年ぶりに見つかった鳴鹿山鹿の石器についても考察した。
Ⅳ時代論には日本先史時代への自己の年代観を表明するとと
もに、関連科学主導へと変質する考古学の現状に警鐘を鳴ら
した。最後に著者が属した発掘者談話会での日常的な随感も
収録した。いずれも著者独自の視点から生み出された「モノ
を究めたい」という多彩な論考の数々を網羅し、考古学本来
の分析の醍醐味や意義をあらためて喚起した。
………………………………………………………………………

 【目次】

岡本東三 田中英司さんのこと 山溜穿石

1 遺物論
 縄文時代における剥片石器の製作について
 武蔵野台地Ⅱb期前半の石器群と砂川期の設定について
 折断と縄文時代の剥片石器製作
 砂川型式期石器群の研究
 埼玉の石器と北海道の石器
 小岩井渡場遺跡出土の抉入尖頭器
 オーストラリア・アボリジニのガラス製槍先
 抉入意匠の石器文化
 土器のような石器
 アドミラルティ諸島のスーベニア
 抉入尖頭器の構成要素
 石器文様論
2 遺跡・遺構論
 石斧の出土状態と着柄
 神子柴遺跡におけるデポの認識
 住居・墓・アトリエ・デポ 土肥 孝氏の指摘に対して
 木葉形尖頭器のデポ 富士見市羽沢遺跡
 収蔵・複合デポ 神子柴遺跡
 縄文草創期の墓 器物の配置と撒布
 もうひとつの製作工程 泉福寺洞穴の細石器
 日本先史時代のデポ
 状態の原位置論
 斧のある場所
 デポの視点
 デポと交易
 縄文時代における黒曜石のデポ
 デポをめぐる問題
 摩滅痕をもつ尖頭器のデポ 西大宮バイパスNo.4遺跡の石器群
3 研究史  
 観察と記録 石器実測図の生成
 大森貝墟碑の建設 佐々木忠次郎から稲村坦元宛て書簡より
 新たに発見された鳴鹿山鹿の「献納石鏃」
4 時代論  
 先土器時代研究の動向
 岩宿の先土器・無土器・旧石器
 分かりやすさの代償
 斧の意義
 日本旧石器時代の実態 -旧石器時代を考える-
 『発掘者』の綴りより  
  原点にもどれるのか?/石器の一期一会/「原位置」をみつめて
  /不要不急
略歴・職歴・研究年譜  
 描き手と書き手 あとがきに代えて

 



【2023年10月25日】 【入荷】【ご注文承り中】


81992.jpg 

 
書籍番号 81992
書  名 四面の鏡―海を越えつながる王―
シリーズ (開館25周年記念企画展)
データ A4 48頁
ISBN/ISSN
編 著 者 野洲市歴史民俗博物館編集
出 版 年 2023年10月 
出 版 者 銅鐸博物館
価   格 1,760円(税込)

【内容簡介】


野洲市三上山下古墳から出土した2面の獣帯鏡は、群馬県
高崎市綿貫観音山古墳と韓国公州市武寧王陵から出土した
鏡と同型鏡であると知られています。
これら4面の同型鏡は、当時の鏡を媒体とした王権のネッ
トワークが、製作地である中国と朝鮮半島、倭国の近江・
東国を結ぶ東アジア規模で展開していたことを示す資料と
して注目されます。また、これらの同型鏡が副葬されてい
た古墳の被葬者は、継体大王と関連の深い人物であったと
考えられます。
今回の展示では、この4面の同型鏡や様々な資料から、継体
大王が活躍した6世紀前半の国内情勢について考えます。

 【目次】
 
ごあいさつ
目次・凡例
序章 謎の大王、継体
  今城塚古墳
第一章 野洲と継体大王
  林ノ腰古墳
  円山古墳
  甲山古墳
第二章 四面の鏡
  三上山下古墳出土獣帯鏡
  武寧王陵出土獣帯鏡
  武寧王陵
  綿貫観音山古墳出土獣帯鏡
  綿貫観音山古墳
第三章 継体大王を支えた王たち
 淀川流域
  物集女車塚古墳
  青松塚古墳
 近 江
  鴨稲荷山古墳
  山津照神社古墳
 尾 張
  断夫山古墳
  味美二子山古墳
  下原古窯跡群
コラム 年代のものさし
コラム 三上山下古墳出土獣帯鏡
コラム 継体大王と桜井谷窯跡群
展示資料解説
展示資料目録
図版目録・写真
参考・引用文献
展示協力機関・協力者


【2023年10月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81993.jpg

 
書籍番号 81993
書  名 ヤマトと伊都国 「邪馬台国畿内説」のゆくえ
シリーズ (令和5年度 伊都国歴史博物館秋季特別展)
データ A4 72頁
ISBN/ISSN
編 著 者 糸島市立伊都国歴史博物館編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 糸島市立伊都国歴史博物館
価   格 1,100円(税込)

【内容簡介】

「邪馬台国」はどこにあったのか。江戸時代から続く邪馬台国論争は、
いまだ決着していません。
その候補地は日本列島各地に散在し、有力なものとしては畿内説と九
州説が挙げられます。
 伊都国歴史博物館では秋季特別展として、奈良盆地の拠点集落であ
る田原本町の唐古・鍵遺跡と、畿内における「邪馬台国」の有力候補
地とされる桜井市の纒向遺跡で出土した重要文化財を含む貴重な品々
を展示します。
あわせて、伊都国の遺跡や出土品とも比較し、当時の近畿と北部九州
の状況も解説します。
概要:奈良県の唐古・鍵遺跡、纒向遺跡と伊都国関連の遺跡について
比較・紹介。

 【目次】

はじめに
第Ⅰ章 弥生時代のヤマトと伊都国~唐古・鍵遺跡と三雲・井原遺跡~
第Ⅱ章 王権誕生 ~纒向遺跡~
第Ⅲ章 行き交う人々 ~ヤマトと北部九州~
第Ⅳ章 ヤマトのまつり・伊都国のまつり ~鬼道を事とし、
    能く衆を惑わす~
第Ⅴ章 ヤマトの鏡・伊都国の鏡 ~銅鏡百枚の実像~
おわりに
主要展示品目録・図版目録・主要参考文献・協力者一覧



【2023年10月11日】 【品切】


 81988.jpg

 
書籍番号 81988
書  名 駅家発掘!―播磨から見えた古代日本の交通史
シリーズ (兵庫県立考古博物館特別展図録N0.32)
データ A4 78頁
ISBN/ISSN (令和五年度 秋季特別展) 
編 著 者 兵庫県立考古博物館編集
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 兵庫県立考古博物館
価   格 1,650円(税込)

【内容簡介】

 本書は令和五年9月30日から12月3日の間に開催する秋季特別展
「駅家発掘!―播磨から見えた古代日本の交通史―」の展示図録
です。日本が本格的な国家建設に取りかかった1,300年前、奈良の
都と九州の大宰府を結ぶ山陽道沿いには、行き交う使者が馬を乗り
継ぐ「駅家」という施設が建設されました。播磨の駅家は遺跡から
所在を推定できるものが多く、当館では開館以来継続的に発掘調査
を実施しています。
 この全国最先端の調査研究により、文献に記された駅家の遺構が
現地で次々と見つかるなど新たな発見がありました。
本展では、県内および山陽道各地の調査事例をもとに、古代の交通
インフラの実態を紹介します。

………………………………………………………………………………

目 次

ごあいさつ

Ⅰ 律令制下の交通体制
   律令国家と中央集権体制
   平城京特別史跡平城宮跡
   播磨国調邸平城京左京五条四坊八坪、九坪
   播磨国府本町遺跡
   葦屋駅家深江北町遺跡
   古代山陽道福里地点
   印鐸神社
   特別史跡大宰府政庁跡
   国指定史跡鴻臚館跡
Ⅱ 唯一の大路「山陽道」
   布勢駅家小大丸遺跡
    岸本道昭(たつの市立埋蔵文化財センター)
   野磨駅家国指定史跡落地遺跡
    島田 拓(上郡町郷土資料館)
Ⅲ 山陽道の駅家を掘る
   賀古駅家 古大内遺跡
   坂元遺跡
   邑美駅家 長坂寺遺跡
   大市駅家 向山遺跡
   高田駅家 辻ケ内遺跡
    池田征弘((公財)兵庫県まちづくり技術センター)
Ⅳ 山陽道往還
   明石駅家 大蔵中町遺跡
   夷守駅家 内橋坪見遺跡
    西垣彰博(粕屋町教育委員会)
   小田駅家 毎戸遺跡
    西野望(矢掛町教育委員会)
   下道圀勝圀依母夫人骨蔵器
   下道氏墓域出土骨蔵器
Ⅴ 考察編
   一 播磨国駅家の調査研究最前線
    ―播磨国駅家の「定様」―
   二 土器から見た播磨の駅家
   三 駅家と播磨国府系瓦
    池田征弘((公財)兵庫県まちづくり技術センター)
   四 播磨から見えた古代日本の交通史
参考文献
出品目録
謝辞・協力



【2023年10月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81987.jpg

 
書籍番号 81987
書  名 琉球諸島の歴史人類学 信仰と習俗の民族誌
シリーズ
データ A5 253頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4864451741
編 著 者 青山優太郎著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 六一書房
価   格 3,850円(税込)

【内容簡介】

 本書『琉球諸島の歴史人類学-信仰と習俗の民族誌』は、従来の
琉球沖縄研究史に一石を投じるものである。
 従来の琉球沖縄研究では、特定の地域における特定の風習や文化
の研究が、単発的に行われるきらいがあった。また、琉球諸島全域
の視点より考察を試みた研究においても、地域差に言及するのみで、
その歴史的経緯、社会的背景に言及したものは多いとは言えない。
これは、歴史学や民俗学といった各学問領域が、各々の視点、関心
でのみ研究を行い、学際的な研究が積極的に行われてこなかったこ
との帰結である。しかし、例えばイレズミ習俗である針突などは、
元々、現存する習俗を扱う民俗学の研究対象であったが、現在は消
失しており、よって、同学問領域のみでの研究は難しく、複合的な
研究方法が求められる。ここから、本書では、琉球における土着と
外来の信仰、習俗を歴史人類学的見地より捉え、考究している。
具体的には、琉球沖縄社会に根づいており、かつ女性信仰と男系相
続、祖先祭祀といった観念がより顕著であるオナリ神信仰、御嶽、
門中制度、清明祭、媽祖信仰、針突の6種の起源や性質、機能、伝播、
変遷を考察する。これにより、各々が複雑に絡み合う琉球社会を巨
視的かつ重層的に把握でき、より実態に迫ることができる。
 現在、琉球諸島では固有の言語や風習、文化の復興を目指す、ア
イデンティティ再興の動きが見られる。ここから、本書において琉
球の信仰や風習を考察することは、独自の風習、文化を見直す潮流
と軌を一にし、また何らかの視点や視座を提供すると考えられる。

 【目次】
 
発刊にあたって
序 章
 一 琉球諸島概観 
 二 先行研究 
 三 本書の課題と構成 
 四 研究方法 
第一章 琉球文化圏におけるオナリ神信仰の研究―その実態および
    実例
 はじめに
 一 古謡におけるオナリ神 
 二 オナリ神信仰と女性神役
 おわりに 
第二章 琉球諸島における御嶽の研究 その機能と動態
 はじめに
 一 古文献における「御嶽」 
 二 御嶽を構成する諸要素 環境・祭祀者・性質
 三 御嶽の変容 近現代期における御嶽
 おわりに 
第三章 琉球文化圏における門中制度の基礎的研究
 はじめに
 一 門中制度の研究史 
 二 門中制度の歴史 
 三 門中制度とは何か 門中の基礎的概念およびその実態
 四 門中制度における禁忌行為や観念
 おわりに
第四章 琉球諸島における清明祭および中国・清明節の比較研究
    ―清明期祖先祭祀の予備的考察
 はじめに
 一 中国・清明節の概観 
 二 古文献・史料に見る琉球の清明(祭) 
 三 琉球の清明祭 
第五章 近現代琉球諸島における媽祖信仰の変容に関する一考察
 はじめに
 一 媽祖信仰の由来およびその輪郭 132
 二 琉球の媽祖信仰受容と浸透 
 三 現代沖縄における対媽祖意識 
 四 近代社格制度と媽祖信仰 
 五 欧米新宗教の伝来と媽祖信仰
 おわりに
第六章 琉球諸島におけるイレズミ習俗・針突の研究
 はじめに
 一 針突の歴史と研究史 
 二 近代以前の針突―文献史(資)料から― 
 三 近代における針突研究史
   ―「琉球処分」から第二次世界大戦まで― 
 四 近代における針突研究史―第二次世界大戦後から現代まで― 
 五 針突をめぐる社会的背景―イレズミ禁止令と教育政策―
 おわりに
[コラム] 針突の起源を考える
     ―アジアにおける文化伝播の視点から―
主要参考文献 
初出一覧 
あとがき


【2023年9月25日】 【入荷】【ご注文承り中】


81895.jpg 

 
書籍番号 81895
書  名 菟原 Ⅲ―森岡秀人さん古稀記念論集―
シリーズ
データ B5 360頁 口絵カラー1頁
ISBN/ISSN
編 著 者 森岡秀人さん古稀記念会編集
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 森岡秀人さん古稀記念会
価   格 3,300円(税込)

《文字化けがございますので原文紹介はこちらをクリックしてご覧いただけます(PDF)》 

目   次
巻頭写真
菟原Ⅲ 発刊にあたって
巻頭コラム
 古稀までの考古学、古稀からの考古学                1
 ―インタビューから垣間みる森岡秀人さんの最近の日常―

献呈論文

 古墳時代中期の馬具保有古墳についての一考察   尼子奈美枝    11
 弥生時代の播磨における居住形態         荒木 幸治  19
 -竪穴建物変遷の小地域分析-

 近江の石造宝篋印塔の変遷における鏡神社塔の位置について
                                                 上垣 幸徳  39
  近畿地方における小形[イ方]製鏡の系譜に関する一考察   
  -和泉市惣ヶ池遺跡鏡を中心に-                 上田 裕人  49
 
  三雲城の滋賀県史跡指定の経過について      氏丸 隆弘  63
 古墳時代の家族形態と親族構造について      太田 宏明  67
 -集落遺跡・群集墳・首長墓系譜の分析から-
 
  一石五輪塔の製作技法~徳島市丈六寺所在未製品を巡って~
                                                 海邉 博史  75
 掖上鑵子塚古墳の墳丘              木許  守  83
 ウィリアム・ゴーランドの滋賀県来訪記録に関する覚書  
 -近江の考古学黎明期異聞-                     田井中洋介  93
 
 『伊勢物語』と芦屋市の「みやび」         竹村 忠洋  105
 -古代の摂津国菟原郡芦屋郷からつながる「芦屋」のイメージ-
 
  瀬戸内島嶼部の砂質海岸で検出された中世の埋没塩田面の  
 遺跡形成過程-愛媛県弓削島の高浜八幡神社境内発掘地での
 地形学・土壌微細形態学による検討から-         辻  康男   123
 芦屋市金津山古墳の墳丘盛土           土井 和幸   141
 堺出土の官窯系朝鮮白磁             永井 正浩   155
 滋賀県における凸帯文土器の炭素14年代について  中村 健二   165
 湖北の説話を考える③              西原 雄大   171
 展望 山陰弥生墓研究上の課題          西村  葵   189
 泉佐野における南北朝時代の城郭-樫井城と土丸・雨山城- 
                                                 西村  歩   201
 兵庫県東南部における弥生時代中期サヌカイトの供給状況  
                                                 禰冝田佳男   221
 八十塚古墳群岩ヶ平支群出土の武器と馬具    
 -八十塚古墳群は、武器・武具の少ない古墳群といえるのか-
                                       白谷 朋世・西岡 崇代   231
 
  摂津市光蓮寺所蔵の弥生時代前期の広口壺について 濱野 俊一   251
 弥生時代木棺の小口板の木取りについて      福永 伸哉   263
 -神戸市北青木遺跡の事例を起点にして-
 
  [土専]列建物研究                藤本 史子   275
 画文帯神獣鏡2例について            村川 義典   295
 出土遺物から見た城館遺構論           山上 雅弘   301
 火葬の導入をめぐる憶測-2つの書評に答えて-  渡邊 邦雄   319
 滑石製模造品祭祀の初源             渡辺  昇   333

執筆者紹介                           340
森岡秀人さん略年譜                       341
森岡秀人さん主要著作目録(還暦以降)              345



【2023年9月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81965.jpg

 
書籍番号 81965
書  名 古墳時代の地域社会復元 三ツ寺Ⅰ遺跡〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」第1期 003)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-0433-8
編 著 者 若狭 徹著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)


 【紹介文】

群馬県南西部には、イタリア・ポンペイのように、榛名山噴火の
火山灰の下に5世紀の景観と生活の跡がそのまま残されていた。
首長の館跡を中心に、古墳・水田経営の跡・農民の住居跡の発掘
調査や渡来人の遺物などから5世紀の地域社会の全体像を復元する。

 【目次】
 
第1章 首長居館の発見
  1 居館発見以前
  2 姿をあらわした巨大施設

第2章 館の構造を読み解く
  1 三ツ寺Ⅰ遺跡の位置と全体像
  2 濠を掘り、川を堰き止め、石を積む
  3 館内部には何があったか
  4 見えないものを想定する
  5 築造・改築・廃棄のプロセス

第3章 遺物が語るもの
  1 遺物の出土状態
  2 首長が独占した先進技術─冶金遺物
  3 祭儀のための道具たち
  4 土器たちの語るもの

第4章 聖水祭祀
  1 三ツ寺Ⅰ遺跡の特性
  2 水の祭儀を司る首長

第5章 古墳時代の地域社会
  1 首長による政治・経済活動
  2 古墳から見る首長の政治領域と儀礼
  3 人びとの暮らしと神マツリ

第6章 三ツ寺Ⅰ遺跡の首長像



【2023年9月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81966.jpg

 
書籍番号 81966
書  名 律令国家の対蝦夷政策 相馬の製鉄遺跡群〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」第1期 021)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-0631-4
編 著 者 飯村 均著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

7世紀後半から9世紀にかけ、律令国家は蝦夷の激しい抵抗を受けな
がらも、東北支配を拡大していった。それを支えたのが国府多賀城
の後背地、福島県相馬地方の鉄生産である。大量の武器・農耕具・
仏具を供給するために推進された古代製鉄の全貌を明らかにする。

目次
第1章 真金吹く郷
  1 古代の鉄づくり
  2 姿をあらわした製鉄遺跡群
  3 律令国家と製鉄遺跡群第2章 木炭窯を掘る

第2章 木炭窯を掘る
  1 木炭窯の種類
  2 木炭窯の展開

第3章 製鉄炉を掘る
  1 箱形炉
  2 竪形炉
  3 「踏みふいご」付設の箱形炉
  4 製鉄炉の展開

第4章 製鉄経営の解明
  1 製鉄技術はどこからきたのか
  2 何がつくられたのか
  3 指導者の墓と管理施設
  4 国府多賀城とのかかわり

第5章 律令国家の対蝦夷政策
  1 蝦夷の反乱と行方軍団
  2 郡司層による生産体制の整備
  3 鉄生産の広がりと環境破壊

第6章 その後の製鉄遺跡



【2023年9月21日】 【近着】【ご注文承り中】


 81967.jpg

 
書籍番号 81967
書  名 探究 弥生文化(下)―学説はどう変わってきたか―
シリーズ
データ A5 168頁
ISBN/ISSN 978-4639029212
編 著 者 浜田晋介著
出 版 年 2023年8月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

いくつもの論争が弥生文化研究を進化させてきた。
現在も大きな影響を与え続けている探究論争の内容をわかりやすく
解説。

 【目次】

1 論争とは何か―論争の機能と構造とは
2 弥生土器規定論争―弥生土器は古墳から出土するのか
3 弥生竪穴論争―弥生の竪穴は住居か
4 ミネルヴァ論争―縄文と弥生の関係とは
5 文化伝播・変容論争―弥生文化を作ったのは誰だ
6 弥生戦争論争―戦争の証拠は何か



【2023年9月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


81964.jpg 

 
書籍番号 81964
書  名 貿易陶磁研究 第43号
シリーズ
データ A4 199頁
ISBN/ISSN 0286-343X
編 著 者 日本貿易陶磁研究会編集
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 日本貿易陶磁研究会
価   格 3,850円(税込)


【目次】

【投稿論文】
高麗陶器器種構成の変遷-窯跡出土資料を中心に- 
               ………………主 税 英 德
【開催趣旨】
あの遺跡、再びの共有と展開 …………………小 野 正 敏
【報告・コメント】
平泉遺跡群出土の貿易陶磁器研究の2000年以降の新研究と
新発見について        ………………八重樫 忠 郎
「平泉遺跡群出土の貿易陶磁研究について」(八重樫忠郎氏)に
 よせて           ………………水 口 由紀子
鴻臚館・博多-古代・中世の国際貿易拠点- 
            ………………………田 上 勇一郎
古代・中世日本における貿易の拠点と制度 
           …………………………荒 木 和 憲
鎌倉市今小路西遺跡(御成小学校内)-発掘調査から32年の現在- 
               ………………松 吉 里永子
文献史料にみえる「鎌倉中」御家人の鎌倉屋敷
 -松吉里永子報告に寄せて- ………………田 中 大 喜
今帰仁グスクにおける貿易陶磁研究-年代観と出土量を中心に- 
               ………………瀬 戸 哲 也
瀬戸哲也氏「今帰仁グスクからみた琉球列島の出土貿易陶磁研究」
 に寄せて          ………………池 谷 初 恵
北の世界の貿易陶磁器-南部氏関連城館を中心に- 
               ………………布 施 和 洋
北日本における陶磁器研究からみえる中世社会
  -「布施和洋」報告へのコメント- ……工 藤 清 泰
一乗谷、城下町の陶磁器消費への視点 ………小 野 正 敏
小野正敏「一乗谷、城下町の陶磁器消費への視点」に対する
 コメント-中世消費遺跡研究の潮流- ……鈴 木 康 之
堺環濠都市遺跡から出土した貿易陶磁器
  -「琉球貿易」、「南蛮貿易」を中心として- 
               ………………續   伸一郎
中世後期の堺と対外貿易 ………………………岡 本   真
近世都市江戸出土の貿易陶磁器研究 …………堀 内 秀 樹
【資料紹介】
首里城二階殿地区から出土したチャンパ黒釉四耳壺       
                     續   伸一郎

英文概要
彙報
執筆要項
海外研究者へ



【2023年9月14日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81958.jpg

 
書籍番号 81958
書  名 埴輪生産から見た地域社会の展開
シリーズ
データ B5 385頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-173-4
編 著 者 古代学研究会編
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 六一書房
価   格 5,500円(税込)

 【内容簡介】

 埴輪生産遺跡はどのような背景のもとにそこで営まれたのか。
古墳築造の一環として埴輪生産が行われたとき、それを支えた
地域基盤はどのようなものであったのか。
古墳築造と埴輪生産によって、各地域にはどのような変化が表
れたのか。
 本書では、埴輪生産遺跡をキーワードに、古墳時代の地域社
会の在り方、さらには地域と王権との関係を考古学的分析により
明らかにすることを目的とする。畿内の埴輪生産のみならず須
恵器生産、須恵器と埴輪が同時生産された尾張との比較を通じ、
それぞれの特徴を描き出す。文献史学にみえる「土師氏」は埴輪
生産とどのような関係にあり、埴輪生産から「部民制」や「上番」
はどう読み解けるのか、その具体像に迫る。各地の埴輪生産遺跡
を検討の中心に据え、古墳への供給関係、周辺集落との関係、埴
輪生産から読み解く古墳時代の権力構造など、多角的な分析をも
とに埴輪生産の歴史的背景を解明する。巻末には、全国の埴輪生
産遺跡集成を収録。
 古代学研究会2019年度拡大例会・シンポジウムをもとにした成
果報告書。

……………………………………………………………………………
               目 次
序 ………………………………………………………森岡秀人   ⅰ
例 言 ……………………………………………………………   V

第Ⅰ部 拡大例会・シンポジウム記録集
 〈趣旨説明〉
  地域社会の展開と手工業生産 …………………東影 悠   3
  ―埴輪生産遺跡と集落・古墳の対比から―
 〈報告〉
  古墳時代前期の埴輪生産関連遺跡と集落・古墳
                               ………………金澤雄太  11
  埴輪生産遺跡と集落からみる中期埴輪生産の実相 
                                       ………原田昌浩  35
  生産遺跡からみた後期の埴輪生産の実態 ……花熊祐基  57
   ―古墳・集落との比較を通じて―
  須恵器生産と地域社会の展開 ………………中久保辰夫  77
  埴輪生産遺跡、集落と地域社会 ………………早野浩二  97
   ―尾張とその周辺地域―
  文字資料からみた埴輪生産・造墓の労働力と土師氏 
                                         ……溝口優樹 117
 〈シンポジウムの記録〉
  シンポジウム討論  ………………………作成:東影 悠 143
 〈ミニシンポジウムの記録〉
  ミニシンポジウム討論  …………………作成:山口等悟 161

第Ⅱ部 考察
  古墳時代前期の埴輪生産関連遺跡と集落・古墳(追補) 
                               …………………金澤雄太 191
  埴輪生産遺跡と集落からみる中期埴輪生産の実相(補遺)
                               …………………原田昌浩 201
  後期埴輪生産と地域社会 ………………………花熊祐基 209
  古墳時代須恵器生産に関する研究の現状と課題 
               …………………中久保辰夫 219
  尾張とその周辺地域における埴輪生産と地域社会(補論)
                               …………………早野浩二 229
  文字資料からみた埴輪生産・造墓をめぐる諸問題 
                                       ………溝口優樹 237

第Ⅲ部 誌上報告
  集落研究と古墳研究 ……………………………森岡秀人 249
  ヤマト王権と埴輪生産 ……………………………坂 靖 263
  埴輪の生産体制論 ………………………………高橋克壽 273
  埴輪生産の進展と王権 …………………………廣瀬 覚 289
  埴輪生産と地域社会の動向 …………………和田一之輔 299
  九州北部の古墳と集落 …………………………小嶋 篤 311
   ―八女古墳群の造営と「筑紫縦貫道」―
  関東・東北の埴輪生産遺跡と供給圏 …………東影 悠 321
  土師器生産と埴輪生産 …………………………三好 玄 329
   -前期後葉の画期の評価―

第Ⅳ部 総括
  埴輪生産からみた地域社会と王権 
                         ……………東影 悠・三好 玄 341

第Ⅴ部 埴輪生産関連遺跡集成  …………………………… 371

  後 記  …………………………………………………… 384
  執筆者一覧



【2023年9月14日】 【近刊】【ご注文承り中】


81963.jpg 

 
書籍番号 81963
書  名 季刊考古学・別冊43 九州考古学の最前線 1 縄文~古墳編
シリーズ
データ B5 152頁
ISBN/ISSN 978-4639029427
編著者 宮本 一夫編
出版年 2023年9月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 2,860円(税込)


 【内容紹介】

縄文時代から古墳時代にかけて、九州地方における考古学研究の主要な
テーマについて、現状と課題、最新の研究動向をまとめる。

……………………………………………………………………………………
 【目次】

総論
九州考古学の現在1―先史時代―                          (宮本 一夫)

1 縄文時代
九州縄文文化の始まり―福井洞窟― (栁田裕三)
南部九州における縄文時代草創期土器編年とイベント・気候変動に関する
 研究展望                        (桒畑  光博)
九州縄文時代における大規模集落遺跡の出現
 ―アミダ遺跡における生業戦略―             (福永  将大)
クロム白雲母製玉類の製作
 ―熊本県菊池市・三万田東原遺跡の発掘調査から―     (大坪  志子)
植物圧痕からみた九州の縄文農耕と栽培植物 (小畑弘己)
九州の無刻目突帯文土器の様相と刻目突帯文土器の出現    (宮地聡一郎)
耳栓からみた縄文時代日韓交流                           (古澤  義久)

2 弥生時代
弥生時代の始まりと支石墓・磨製石剣                     (平郡 達哉)
板付式土器の成立                                       (三阪 一徳)
弥生時代北部九州の米                                   (上條 信彦)
渡来的弥生時代人                                       (米元 史織)
石斧生産と弥生社会                                    (森  貴教)
「漢委奴国王」金印                                     (大塚 紀宜)
弥生時代の墓制                                         (溝口 孝司)
弥生時代の小形?製鏡                                    (田尻 義了)
弥生時代のガラス製玉類                                 (谷澤 亜里)
弥生時代の鉄製武器―刀剣研究を中心とした課題と展望―   (立谷 聡明)
楽浪系・三韓系土器からみた弥生時代の北部九州(森本幹彦) 弥生時代の
  板石硯                         (久住 猛雄)

3 古墳時代
古墳時代の鏡                      (辻田淳一郎)
沖ノ島研究―世界遺産登録後の歩み―                    (福嶋真貴子)
九州における古墳時代人骨                              (高椋 浩史)
古墳時代の親族関係と儀礼                              (舟橋 京子)
九州の初期須恵器                                      (三吉 秀充)
渡来系集落                                            (重藤 輝行)
玄界灘沿岸における6・7世紀の武器と武装         (齊藤 大輔)
九州における古墳時代の胴丸式小札甲                    (松﨑 友理)
古墳時代の馬具                                        (西    幸子)
島内地下式横穴墓群                                    (橋本  達也)
南九州の地下式横穴墓                         (吉村 和昭)
九州の装飾古墳                                        (藏冨士 寛)
屯倉の成立                       (菅波 正人)
庚寅銘大刀と鋳銅鈴からみた元岡G6号墳の時代背景と東アジア
                                                      (桃﨑 祐輔)
船原古墳                                              (甲斐 孝司)
壱岐島の古墳と副葬品                                  (田中 聡一)



【2023年9月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81956.jpg

 
書籍番号 81956
書  名 先史・古代の日韓交流の様相―山陰を中心として―
シリーズ (第50回 山陰考古学研究集会資料集)
データ A4 約170頁
ISBN/ISSN
編 著 者
出 版 年 2023年8月 
出 版 者 第50回山陰考古学研究会事務局
価   格 2,750円(税込)

   《文字化け箇所があるため原文紹介はこちらをクリックしてご覧ください(PDF)》 

目    次
寄稿文① 渡辺貞幸「研究運動としての山陰考古学研究集会-第50回
                    研究集会に寄せて-」…………………………  1

寄稿文② 中原斉「研究集会が果たしてきたこと、目指すべきもの
                  -第50回山陰考古学研究集会を迎えて-」 ……  2

基調報告① 趙晟元(前 釜慶大学校博物館)
         「韓半島南部地域出土土師器(系)土器からみた
                    日韓交渉」 ……………………………………  3

基調報告② 亀田修一(岡山理科大学)
         「古墳時代の山陰と朝鮮半島」 ……………… 22

地域報告① 山崎頼人(小郡市教育委員会) 
         「山陰における無文土器からみた日韓交渉」  70

地域報告② 高尾浩司(鳥取県地域づくり推進部文化財局文化財課) 
         「鉄器からみた弥生時代の交流」 …………… 96

地域報告③ 松尾充晶(島根県立古代出雲歴史博物館)
                 「山陰西部における古墳時代の渡来系遺物」…122

地域報告④ 君嶋俊行(鳥取県教育文化財団)
         「山陰東部における古墳時代の渡来系遺物」…140

誌上発表  土屋隆史(宮内庁書陵部)
         「獅?文帯金具の文様系列と製作技術-鳥取県高山
                   古墳出土獅?文帯金具の検討を中心に」 ……162



【2023年9月9日】 【再入荷】


 81955.jpg

 
書籍番号 81955
書  名 謎の山城・茨城を探る~古代山城・茨城と芋原の大すき跡~
シリーズ (第65回古代山城研究会例会)(プログラム・予稿集)
データ A4 50頁
ISBN/ISSN
編著者 古代山城研究会
出版年 2023年9月 
出版者 古代山城研究会
価 格 1,100円(税込)


目 次
田口義之(備陽史探訪の会・会長)「備陽史探訪の会と古代山城の探索」
松尾洋平(古代山城研究会)「古代山城「茨城」の実像を探る
             ―含同踏査の成果から―」
向丼一雄(古代山城研究会・代表)「茨城と抜原郷」
村田 晋(広島県教育事業団)「備後茨城周辺の終末期古墳について」

紙上報告
山岡 渉(広島市文化振興課)「蔵王山・亀ヶ岳の鉄塔改築に伴う試掘・
              確認調査から」



【2023年9月4日】 【品切】【ご注文承り中】


 81896.jpg

 
書籍番号 81896
書  名 集落と古墳の動態 Ⅳ―飛鳥時代―(全2冊)
シリーズ (第24回  九州前方後円墳研究会大分大会 発表資料集)
データ A4 832頁
ISBN/ISSN
編著者 第24回九州前方後円墳研究会大分大会実行委員会編集
出版年 2023年8月 
出版者 第24回九州前方後円墳研究会大分大会実行委員会
価 格

………………………………………………………………………………

※資料集の正誤表がございます。以下のURLよりご覧いただき
 印刷して資料集に挟んでいただければ幸いです。
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/20230902/20230902.pdf

………………………………………………………………………………

<九州前方後円墳研究会>HPより

主 旨:九州前方後円墳研究会では、第21回大会から新たなテーマと
して、集落を軸に古墳との関係を数回に分けて検討していくことに
なりました。 前回まで前期、中期、後期を検討してまいりましたが、
今回の研究会も引き続き、
集落を軸にして古墳・古墳群との関係を検討します。今回検討の対象
とする時期は7世紀(飛鳥時代)です。後期段階で爆発的に増加した
古墳は、当該時期で減少します。
そのことと集落も対応して減少するのか?しないのか?。古墳の減少
とも連動するかのようにも見える7世紀後半から出現する官衙関連施設
とどう関連するのか? 古墳と集落、そしてその延長線上、あるいは
対立軸でもある首長(豪族)居館・寺院・官衙関連施設(牧・ミヤケ・
評・郡家といった機関)・古代山城・祭祀遺跡等も検討対象とし、
当該期の様相にせまっていけたらと思います。

目 次(第1分冊)

 開催趣旨・例言 ………………………………………………………  ⅰ
 大会日程 ………………………………………………………………  ⅱ
 第1分冊目次 …………………………………………………………   ⅲ
 第2分冊目次 …………………………………………………………   ⅳ
 資料作成にあたっての留意点 ………………………………………  ⅵ

【本大会での年代観について】

★第24回九州前方後円墳研究会大分大会土器検討部会
                                  (代表執筆:久住猛雄・長直信)
 「九州島における飛鳥時代の土器
  -土器検討部会のまとめと遺跡動態分析にあたっての留意点-」 1
【地域の発表、および誌上報告】

【福岡県(その1)】
  久住猛雄(福岡市埋蔵文化財センター)
  「6世紀中頃~7世紀代の比恵・那珂遺跡群
  ―「那津官家」・「筑紫大宰」・「長津宮(磐瀬行宮)」関連遺跡に
    ついて―」 …………………………………………………………   27
★長直信(文化庁)
 「豊前中部地域における墳墓と集落動態の基礎的研究
    ―飛鳥時代を中心に―」 …………………………………………   67

目 次(第Ⅱ分冊)

【福岡県(その2)】
★上田龍児・山元瞭平(大野城心のふるさと館)
  「7世紀の博多湾沿岸地域」 ………………………………………   1
★下原幸裕(福岡県教育庁)
  「太宰府周辺における7世紀の集落について」 …………………  67

★山崎賴人※・杉本岳史※・一木賢人※・作山航平※・三津山靖也:
  ・高橋渉※(※小郡市教育委員会 ※※大刀洗町教育委員会)
  「御原郡周辺における7世紀代の集落と墳墓の動態」 …………  93
★太田智(宗像市)
  「宗像周辺の7世紀代の動態―古墳・須恵器生産を中心に―」  141
 小嶋篤(九州歴史資料館)
  「遠賀川流域と飛鳥時代」  ……………………………………… 161 
 西垣彰博(粕屋町教育委員会)
  「糟屋地域における7世紀の集落と古墳の動態について」 …… 215
 中島圭(朝倉市教育委員会)
  「7世紀における朝倉~浮羽地域の集落と古墳の動態」 ……… 255
 小川原励(久留米市市民文化部文化財保護課)
  「古墳時代終末期の集落と古墳の動態―久留米市域―」  …… 269
 檀佳克(八女市教育委員会)
  「福岡県南部―南筑後地域(集落と古墳の動態―古墳時代終末期)」 
                                            …………………… 287
 安部和城((公財)北九州市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室)
  「豊前国企救郡・筑前国遠賀郡東部(北九州市域)における集落と
      古墳の動態―6世紀後半から8世紀―」………………………… 295

【佐賀県】
★塩見恭平(佐賀県文化課文化財保護・活用室)
  「佐賀平野(嘉瀬川以東)の集落と古墳について
      ―6世紀末~8世紀初頭―」  …………………………………… 365
 徳富孔一(野良考古学研究所)
  「嘉瀬川以西地域における集落と古墳の動態―飛鳥時代―」… 385

【長崎県】
 野澤哲朗(諫早市)
 「肥前西部における7世紀代の集落と墳墓の動向」 ……………… 423
 田中聡一(壱岐市教育委員会)
 「壱岐島における7世紀代の集落と古墳の動態」 ………………… 447
 尾上博一(対馬博物館)
 「対馬における7世紀代の集落と墳墓の様相」 …………………… 459

【熊本県】
★林田和人(熊本市文化市民局)
 「熊本県地域における飛鳥時代の集落概観」  …………………… 463

【大分県】
 丸山利枝(中津市歴史博物館)
 「豊前南部(下毛郡)における集落と墳墓の動態」  ……………… 519
 弘中正芳(宇佐市教育委員会)
 「7世紀の宇佐郡・国碕郡における集落と古墳の動態」 ………… 535
 玉川剛司(別府大学)
 「豊後国速見郡(大分県別府市・日出町・杵築市)の集落と古墳の動態」
                                                        …… 547
★越智淳平(大分県教育庁)
 「豊後地域における飛鳥時代(古墳時代終末期)の古墳と集落の動態」
                                                       ………567
 工藤心平(竹田市教育委員会)
 「竹田市(竹田・直入地域)の7世紀代の集落と古墳の様相」 …… 625
 若杉竜太(日田市教育庁)
 「筑後川上流域~日田・玖珠地方~における集落と古墳-7世紀代を
    中心として-」  …………………………………………………… 633

【宮崎県】
★今塩屋毅行(宮崎県立西都原考古博物館)
 「日向における古墳時代終末期の集落と古墳」  ………………… 647

【鹿児島県】
 松﨑大嗣(指宿市教育委員会)
 「大隅・薩摩地域における飛鳥時代の集落と古墳」  …………… 695

       【★ありは第24回大会発表者、★なしは誌上報告者】



【2023年8月27日】 【入荷】【ご注文承り中】


81942.jpg 

 
書籍番号 81942
書  名 ビジュアル版 弥生時代ガイドブック
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」別冊06)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2330-7
編 著 者 安藤 広道著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

 紀元前10世紀頃、無文土器文化との接触により九州北部の
縄文文化が変容を遂げてはじまった弥生文化。水田稲作・畠
作の定着、集落の多様化と集落間関係の複雑化、拡大してい
く社会とそれを支えた祭祀の発達など、弥生文化のダイナミ
ズムをビジュアルに解説する。

 【目 次】

   01 弥生文化とは? 弥生時代とは?
   02 弥生文化をどのようにとらえるのか
   03 縄文文化から弥生文化への変容
   04 弥生文化・弥生時代の枠組み
   05 弥生文化の農耕技術
   06 弥生文化の食糧事情
   07 日常生活の道具
   08 弥生文化の集落
   09 人びとのすがたと人口
   10 集落間、地域間の関係の進展
   11 祭祀・儀礼の発達
   12 集団間の争い
   13 墓からわかること
   14 弥生文化の世界観を探る
   15 弥生文化をとりまく世界
   16 石製利器から鉄製利器へ
   17 祭祀の変質
   18 墳丘墓の展開
   19 記録された弥生文化
   20 前方後円墳の成立
   21 超大型集落の終焉と弥生社会の特質

   訪ねてみたい弥生文化関連遺跡
   本書で紹介した遺跡



【2023年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81894.jpg

 
書籍番号 81894
書  名 東北・関東における方墳の展開
シリーズ (第26回東北・関東前方後円墳研究会 《シンポジウム》発表要旨資料)
データ A4 146頁
ISBN/ISSN
編著者 第26回大会実行委員会編集
出版年 2023年7月 
出版者 東北・関東前方後円墳研究会
価 格 2,200円(税込)

趣旨説明
 シンポジウムに向けて  ………………坂本 和俊
基調報告
 東北における方墳の展開  ………………平澤 慎
 北陸における方墳の展開 ………………髙野 晶文   1- 14
 茨城における方墳の展開 ………………小澤 重雄  15- 28
 栃木県における方墳の展開 …………川又 隆一郎
                   荒井 啓汰  29- 44
 群馬県における方墳の展開  ……………志村 哲
 群馬県地域における後期・終末期の方墳 
                                ………加部 二生  45- 82
 埼玉県における方墳の展開  ……………中林 菖  83-100
 千葉県北部地域における方墳の展開  …伝田 郁夫  101-114
 千葉県南部地域における方墳の展開 …岡山 亮子 115-130
 南武蔵・相模における方墳の展開 ……寺田 良喜 131-146
《シンポジウム》東北・関東における方墳の展開
   【パネラー】 平澤 慎  高野 晶文 小澤 重雄
          川又 隆一郎 荒井 啓汰 志村 哲 
                    加部 二生 中林 菖  伝田 郁夫 
                   岡山 亮子 寺田 良喜
   【司  会】 山川 守男 太田 博之



【2023年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


81893.jpg 

 
書籍番号 81893
書  名 後期の中の変革―536年イベントにみる気候変動との関わり
シリーズ (第25回東北・関東前方後円墳研究会 大会シンポジウム 発表要旨資料)
データ A4 124頁
ISBN/ISSN
編 著 者 第25回大会実行委員会編集
出 版 年 2020年2月 
出 版 者 東北・関東前方後円墳研究会
価   格 2,200円(税込)

講  演
六世紀の環境変動と王権構造の変化―那津官家の修造問題を中心に―
                   ………………仁藤 敦史(1)
地域発表
群馬県西部地域における古墳時代後期の変革……………………………
                       小比木 真理・志村 哲・大野 義人(11)
群馬県東部地域における古墳時代後期の変革………… 加藤 二生(27)
栃木県におげる後期古頃・集落の動態とその画期
―中・南部を中心として―  小森 哲也・今平 利幸・内山 敏行(37)
茨城県那珂川下流域の状況―左岸の状況― ……………稲田 健一(53)
茨報県那珂川下流域の状況―右岸の状況― ……………川口 武彦(63)
千葉県における古墳時代後期の変革 
                …………山田 俊輔・萩原 恭一(75)
6世紀前後の福島県中通りと気候変動 ………………神林 幸太朗(85)
南武蔵における古墳時代後期の変革―古墳と集落の動向から― 
                   ………………寺田 良喜(97)
新潟県における古墳時代後期を中心とした集落・古墳等の動向 
                                   ……相田 泰臣・小野本 敦(111)
誌上参加
埼玉県県における古墳時代後期の様相  ………青木 弘・福田 聖(117)

シンポジウム 後期の中の変革―536年イベントにみる気候変動との
              関わり
【パネリスト】小比木真理/加部二生/志村 哲/大野義人/小森哲也/
              今平利幸/内山敏行/稲田健一/川口武彦/山田俊輔/神林
              幸太朗/寺田良喜/小野本敦/仁藤敦史
【司   会】日高 慎/萩原恭一



【2023年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81914.jpg

 
書籍番号 81914
書  名 帆立貝古墳平面企画図集
シリーズ
データ B4 106頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86445-172-7
編 著 者 沼澤 豊著
出 版 年 2023年8月 
出 版 者 六一書房
価   格 3,850円(税込)

    目  次

 はじめに………………………………………………………………1
  1  帆立貝古墳という墳形………………………………………2
  2  24 単位設計法 ………………………………………………6
  3  古墳造営尺 …………………………………………………10
  4  前方後円墳との境界 ………………………………………16
  5  最大の帆立貝古墳 …………………………………………17
  6  帆立貝古墳の各単位型 ……………………………………20
  7  帆立貝古墳における大小の突出部 ………………………23
    8  造出付円墳 ……………………………………………24
    9  造出論 …………………………………………………27
    10 帆立貝古墳の被葬者……………………………………33
   引用文献…………………………………………………………38
   平面企画図集……………………………………………………41
   あとがき ………………………………………………………105



【2023年7月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81878.jpg

 
書籍番号 81878
書  名 文化財写真研究 VOL.13
シリーズ
データ A4 100頁
ISBN/ISSN 2185-324X
編 著 者 文化財写真技術研究会編集
出 版 年 2023年7月 
出 版 者 文化財写真技術研究会
価   格 4,950円(税込)

【目次】

Foreword
 写真についての思い出話             岩永省三  02
───────────────────────────────
記念講演
 デジタルカメラの歴史と
 最新のデジタルカメラでできること       柴田 誠  06
───────────────────────────────
特 集
 デジタルシフトの光と陰~ハード側から~
  デジタルシフトの光と陰(趣旨説明)      栗山雅夫  22
  ピント合わせから見えてくるもの           栗山雅夫  24
  フィルムからデジタルへ                杉本和樹  30
   ―機材全般にわたって―
  デジタル移行の明暗                  武本典子  34
   ―ハード面からの一事例―
  ピクセルシフトによる写真画質の高画素化    北田仁司  40
   ―富士フィルムGFX100の例―
  一般的な文化・文化財行政における高感度撮影 石井隆博  44
───────────────────────────────
基礎講座
 文化財の立面撮影                  中村一郎  50
───────────────────────────────
 遺跡の撮影 その5―遺物の出土状況―        栗山雅夫  74
───────────────────────────────
LETTER BOX
 文化財写真技術ミニ講習会inみやぎ         庄子善昭  60
───────────────────────────────
 ほほゼロからのスタート              福井優希  62
───────────────────────────────
 第12回文化財写真技術研究会参加記         藤原吉希  94
───────────────────────────────
Photo Essay
 印刷研修の講師を終えるにあたって         宮内康弘  65
───────────────────────────────
 会長の眼
 フィルムへの拘りと適正価格           井上直夫  68
───────────────────────────────
NewHorizon
 シリーズ 発掘調査報告書 私の工夫
 報告書のその先へ―調査報告書昔の私の工夫―  景山和也  70
───────────────────────────────
Gallery
 FOOTWORK
───────────────────────────────



【2023年7月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


81877.jpg 

 
書籍番号 81877
書  名 郵政考古紀要 第79号―奥井哲秀さん、藤澤真依さん追悼号―
シリーズ
データ A5 55頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編著者 大阪・郵政考古学会編集
出版年 2023年3月 
出版者 大阪・郵政考古学会
価 格 550円(税込)


【お案内】

郵政考古学会では、大阪府茨木市に所在する東奈良遺跡の発掘調査に
貢献された『奥井哲秀さん、藤澤真依さん追悼号』を刊行いたしました。
以下のような内容ですが、追悼と幅広い、新たな研究成果を収録、
集大成できました。

 ・真に依って生きた!か?なぁ…         藤澤 典彦 (1)
 ・奥井哲秀さんの思い出             黒須 靖之 (11)
 ・奥井哲秀さんとの思い出            清水 邦彦 (13)
 ・方形周溝墓研究史素描             山岸 良二 (15)
 ・東奈良銅鐸覚書                森田 克行 (20)
    ―石製外枠付土製鋳型による製作―
 ・福井県井向銅鐸の舟船紋から見る舟船の系譜   辻尾 榮市 (44)



【2023年7月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81872.jpg

 
書籍番号 81872
書  名 アジア鋳造技術史学会誌 FUSUS 15号
シリーズ
データ A4 146頁
ISBN/ISSN 1883-0056
編 著 者 FUSUS編集委員会
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 アジア鋳造技術史学会
価   格 2,200円(税込)

《原文紹介はこちらをクリックしてご覧いただけます(PDF)》

【内容簡介】

目次
1 弥生時代中期の銅鐸生産における鋳掛技術の位置づけ 
                      :菊池 望
17 同笵鏡製作技術の一様相 
  ―新山古墳出土内行花文鏡の検討から― 
            :清水 康二、清水 克朗、宇野 隆志
31 響銅長頚瓶の形態と製作工程 
  ―内視鏡カメラによる内面の観察を踏まえて―
                     :川村 佳男
49 故宮博物院藏楊寧史呈献竜紋鼎的修復工芸復元研究 
              :劉 建宇、張 雪雁、王 娜
55 キ神鼓(商代後期・泉屋博古館所蔵)のポリゴンデータ
  調査             :廣川 守、三船 温尚
67 蟹満寺と丈六仏の発願者 :大橋 一章
75 泉屋博古館所蔵金銅如来立像の3Dポリゴンデータ分析
  による造形的特色と鋳造技法 
          :三宮 千佳、竹嶋 康平、三船 温尚
89 千葉県館山市那古寺蔵 銅造千手観音菩薩立像(重要文
  化財)の造像法研究 
  ―脇手の木造原型の焼き抜き実験から―
            :宮﨑 甲、三枝 一将、松本 隆
101 宝暦九年(1759)銘のさくら市光明寺鋳銅不動明王坐像
   とその木造原型像のポリゴンデータ比較による鋳造技術
   と生産体制の検討:三船 温尚、杉本 和江、三宮 千佳
119 江戸~昭和にかけて製作された青銅花器の成分と製作技法 
     ―富山大学大郷コレクションの科学的調査をもとに―
         :長柄 毅一、 三宮 千佳、 三船 温尚
129 鑄形考―近世金銅仏の木彫原型を明らかにするために
                      :杉本 和江
137 帝国都市ニュルンベルクの金細工師ヴェンツェル・ヤム
     ニッツァーとスイスのバーゼル市に残された自然物鋳造
     作品に関する一考察                     :村松 綾
145 アジア鋳造技術史学会 第12回 表彰審査結果(補遺) 
     :黒澤 浩、児島 大輔、比佐 陽一郎、釆[四/幸] 真澄



【2023年7月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


81740.jpg 

 
書籍番号 81740
書  名 アジア鋳造技術史学会研究発表概要集 第16号 2023 奈良大会
シリーズ
データ A4 66頁
ISBN/ISSN
編著者 中国航誨博物館編著
出版年 2023年8月 
出版者 アジア鋳造技術史学会
価 格 1,100円(税込)

《原文紹介はこちらをクリックしてご覧いただけます(PDF)》

目次/lndex

口頭発表

鈴木舞/三船温尚
 西周金文の鋳造技法
 ―3Dポリゴンデータを用いた黒川古文化研究所所蔵小克鼎
 の分析―  6
 
杜静楠/楊歓
 基于功能探索的鋳銅遺址出土陶範科技考古研究綜述  10
 
楊歓/房昭/楊軍昌
 基于鋳造実験的中国古代青銅器金属[執/土]片與基体過渡層
 研究  13
 
房明慧/楊歓/江玲/楊軍昌
 伝熱学視角下的中国古代鋳銅陶範功能研究  16

川辺敬子/オレガリレオ・マルティン・サンチェス
 バダホス考古学博物館所蔵ブロンズ製梨型水瓶の再現実験に
 よるイベリア半島南西部タルテッソス時代の蝋型・土型鋳造
 技術に関する研究  19

南健太郎
 後漢末における神獣鏡の鋳造技術
 ―3Dポリゴンデータによる厚み分布、等高線の検討― 23

吉田広
 銅戈胡部の鋳造欠陥について  27
 
菊池望
 帯状銅釧の製作技術に関する諸問題  31

清水克朗/清水康二/宇野隆志
 画像検証による青銅鏡製作法の考察
 ―新山古墳出土倣製内行花文鏡を例に―  35

鈴木舞/飯塚義之
 横浜ユーラシア文化館所蔵金属製馬具装飾の研究  37

北風嵐/小松隆=
 山口県美袮市秋吉台周辺の古代銅製錬(精錬)遺跡に関する
 理化学的研究―とくに年代とカラミ中の銅合金や珪酸塩鉱物
 について―   40

邵艶兵/楊軍昌/譚[目分][目分]/蒋鳳瑞/史永
隋唐時期[流/金]金銅珠化工芸的初歩研究   44

王漢卿
 “蘇州片”泥芯的復原與改良研究   47
 
三宮千佳/三船温尚
 出光美術館所蔵金銅如来五尊像の3Dポリゴンデータ分析に
 よる鋳造技法の検討   50

松本隆/宮崎甲/三枝一将
 那古寺銅造千手観音菩薩立像脇手の造像法
 ―木造原型焼き抜き鋳型を用いた鋳造実験と検証―  53

[Web発表]

万俐/馬新民/鄭東平
 春秋銅鼓座蟠竜鋳造工芸的再探討  57

李倩倩/韓超/万俐
 漢代青銅蛙型席鎮的初歩分析   60
 
三船温尚/廣川守
 ポリゴンデータ解析による鏡面にフィッティング球を当てる
 調査報告  63
 
三船温尚/村田愛加/三宮千佳/杉本和江
 ポリゴンデータ解析による長野市善光寺鋳銅地蔵菩薩坐像と
 その原型の横浜市光明寺木造地蔵菩薩坐像の形状調査 65



【2023年7月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


81733.jpg 

 
書籍番号 81733
書  名 近畿弥生の会 第26回集会兵庫場所(夏場所)資料集
シリーズ
データ A4 65頁
ISBN/ISSN
編 著 者 近畿弥生の会編集
出 版 年 2023年7月 
出 版 者 近畿弥生の会
価   格 770円(税込)

                 目 次

発表1 兵庫県「新温泉町初瀬谷・柏谷古墳群の調査」 ……………   3
      稲本悠一氏(公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター)
        
発表2 大阪府「柏原市大県郡条里遺跡の調査
    ―弥生時代中期後葉の墳丘墓―」    ……………………  15
       井上智博氏(公益財団法人大阪府文化財センター)
発表3 京都府「神楽田遺跡の調査と宇治市の弥生遺跡」 …………… 27
        浅田洋輔氏(宇治市)
        
発表4 滋賀県「大津市里西遺跡の調査
    ―弥生時代終末から古墳時代初頭の五角形竪穴建物など―」 37
        中村智孝氏(公益財団法人滋賀県文化財保護協会)
        
発表5 奈良県「橿原市慈明寺遺跡の調査
    ―特に弥生時代の遺構について―」      …………… 47
        北山峰生氏(奈良県立橿原考古学研究所)
        
発表6 和歌山県「美浜町吉原遺跡の調査
    ―葺石(貼石)をもつ方形周溝墓群―」     …………… 55
        川崎雅史氏(公益財団法人和歌山県文化財センター)



【2023年7月1日】 【品切】


81695.jpg 

 
書籍番号 81695
書  名 弥生文化博物館研究報告 第8集
シリーズ
データ A4 279頁
ISBN/ISSN
編 著 者 大阪府立弥生文化博物館編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 大阪府立弥生文化博物館
価   格 品切れ

             目  次
              
巻頭言 ………………………………………… 西谷 正
目 次
弥生時代研究史 ……………………………… 森岡秀人 ………   1
  -弥生時代・弥生文化とは-
東アジアから見た弥生時代 ………………… 甲元眞之 ………  27
東北からみた弥生文化 ……………………… 斎野裕彦 ………  39
東日本の弥生文化をどう捉えるか ………… 設楽博己 ………  51
  -藤尾慎一郎の学説に対して-
   弥生博メモリアル1 …………………………………………  64
弥生文化における鉄の意義 ………………… 藤尾慎一郎 ……  65
   弥生博メモリアル2 …………………………………………  76
青銅器文化について ………………………… 石川日出志 ……  77
弥生文化研究をめぐる三つの断想 ………… 広瀬和雄 ………  87
  -弥生文化再考のための問い-
弥生時代の「竪穴建物」をめぐる二、三の問題 
                  …… 石黒立人 ………  99
奈良盆地の弥生大規模集落の評価 ………… 藤田三郎 ……… 115
  -唐古・鍵遺跡を通して-
備讃瀬戸両岸地帯にみる弥生時代社会の推移 
                 ……… 大久保徹也 …… 131
   弥生博メモリアル3 ………………………………………… 142
西部瀬戸内の弥生集落 ……………………… 下條信行 ……… 143
  -殊に高地の集落について-
弥生時代集落論の一視点 …………………… 七田忠昭 ……… 153
  -吉野ヶ里遺跡から見える集落施設・構造の中国化-
弥生時代開始期の生業 ……………………… 山崎純男 ……… 163
弥生青銅器生産 ……………………………… 柳田康雄 ……… 173
   弥生博メモリアル4 ………………………………………… 184
[足夋]烏と蟾蜍  …………………………… 常松幹雄 ……… 185
  -倭人がみた日と月-
石庖丁を数える ……………………………… 武末純一 ……… 197
木葉文と農耕祭祀 …………………………… 春成秀爾 ……… 207
倭人社会の鏡文化雑考 ……………………… 藤田憲司 ……… 223
装身具からみた弥生文化 …………………… 木下尚子 ……… 233
  -玉類と腕輪を中心に-
弥生時代の「戦争」再考 …………………… 松木武彦 ……… 245
  -佐原戦争論の転回と継承-
   弥生博メモリアル5 ………………………………………… 252
弥生国家論のゆくえ ………………………… 寺沢 薫 ……… 253
  -その現状と意義-
巻末報告 ……………………………………… 禰冝田佳男 …… 265
  -大阪府立弥生文化博物館 過去・現在・未来-
巻末資料 ……………………………………………………………… 275
執筆者紹介 …………………………………………………………… 279



【2023年6月30日】 【入荷】【ご注文承り中】


81735.jpg 

 
書籍番号 81735
書  名 古代文化 第75巻 第1号(632号)
シリーズ
データ B5 164頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

 【目次】

森川  実:東大寺写経所の瓮・堝と春の茹菜
菊池 達也:律令国家の南九州支配と郡司
飯田 祥子:後漢中期の地方統治姿勢
      ―五一広場東漢簡牘を手がかりとして―
…………………………………………………………………………
  特輯 古代ギリシア史研究の現在地(1)共同体

岸本 廣大:特輯「古代ギリシア史研究の現在地(1)共同体」に
      寄せて
阿部 拓児:アルカイック期から古典期のミレトス
      ―イオニアの景観・地政学・ポリス―
篠原 道法;古典期アテナイにおけるポリスの諸相
      ―メトイコスをめぐる問題を中心に―
杉本陽奈子:古典期からへレニズム初期の経済的ネットワークと
      共同体
原  賢治:ヘレニズム期ロドスにおける任意団体と統合
石田 真衣:紀元前後のエジプトにおける社会結合
岸本 廣大:古代ギリシアの連邦と地域
……………………………………………………………………………
武内 孝善:西本昌弘著『空海と弘仁皇帝の時代』に寄せて
上田 裕人:惣ヶ池遺跡の調査成果―和泉地域の高地性集落の
      一様相―
河村 好光:能美市秋常山1号墳の墳丘調査をめぐって
板井 文子:『小右記』註釈(32)―長和4年6月13日条―
近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉⑨
      大嘗会(四)
佐々木達夫:〈海外調査探訪〉(1)海外発掘の思い出
 相原 嘉之:竹田政敬著『都城藤原京の研究』
 前野 智哉:篠川賢著『物部氏』
 岩橋 直樹:倉本一宏著『平氏―公家の盛衰、武家の興亡』



【2023年6月27日】 【入荷】【ご注文承り中】


81728.jpg 

 
書籍番号 81728
書  名 隋唐洛陽の都城と水環境
シリーズ
データ A5 470頁
ISBN/ISSN 978-5010-7767-0
編 著 者 宇都宮美生著
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 4,950円(税込)

 【内容紹介】

隋煬帝が建設した洛陽城は何故宋代まで長期間の使用に耐えうる
都城になりえたのか自然水系と経済的基盤として建設された運河
をも内包した総合的な都市水利という視点から、隋唐洛陽城の立
地と構造を検証し、煬帝が目指した都城理念と唐高宗・武則天に
受け継がれた都城運営を考察することにより、水利史・都城史研
究における洛陽城の歴史的意義を明らかにする。

 【目次】

  序章 隋唐洛陽城の都城史研究の動向と諸問題
   第1節 都城研究と隋唐洛陽城
   第2節 洛陽地域の都城の変遷と水
   第3節 中国都市水利史研究の動向と本研究の意義

◎ 第1部 隋唐洛陽城をとりまく水環境◎
 第1章 隋唐洛陽城における河川、運河と水環境―問題の所在―
  はじめに 第1節 穀水
   第2節 漕渠
   第3節 橋や池等の付属施設
   おわりに
 第2章 隋唐洛陽城の洛水と都城水利
      ―「洛水貫都」構想を中心に―
   はじめに
   第1節 天文思想の導入と南方文化への憧憬
   第2節 経済面と防衛面の理由と役割
   第3節 防災の対策と水利体系の統制
   おわりに
 第3章 隋唐洛陽城の穀水―煬帝の洛陽奠都をめぐって―
   はじめに
   第1節 隋唐以前の穀水
   第2節 隋唐時代の穀水
   第3節 都城の移動と穀水
   おわりに
 第4章 隋唐洛陽城における煬帝の運河建設
     ―通済渠と通遠渠をめぐって―
   はじめに
   第1節 通済渠と通遠渠
   第2節 洛陽城内の運河の構造と性格
   第3節 洛陽城外の運河の流路と役割
   第4節 運河の全体像
   第5節 洛陽城と漕渠
   おわりに
◎ 第2部 隋唐洛陽城の施設と水利◎
 第1章 隋唐洛陽城の西苑の四至と水系
   はじめに
   第1節 東面
   第2節 南面
   第3節 西面
   第4節 北面
   第5節 その他の建造物
   おわりに
 第2章 隋唐洛陽城の西苑の役割と水利
   はじめに
   第1節 隋煬帝の西苑
   第2節 西苑の位置と設置目的
   第3節 西苑の利用の変化
   おわりに
 第3章 隋唐洛陽城の含嘉倉―設置と役割に関する一考察―
   はじめに
   第1節 含嘉倉の設置
   第2節 東巡と含嘉倉
   第3節 転般倉としての含嘉倉
   おわりに
 第4章 隋唐洛陽城の穀倉
    ―子羅倉、洛口倉、回洛倉および含嘉倉をめぐって―
   はじめに
   第1節 四倉の使用期間
   第2節 四倉の構造と支出用途
   第3節 穀倉の運営と倉庫令
   おわりに
 終章:洛陽城における水環境の変遷と意義
 付章:隋唐の水利関係の諸機関について
    ―『唐六典』を中心に―
 初出一覧/参考文献/図版出典



【2023年6月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


81699.jpg 

 
書籍番号 81699
書  名 埴輪論叢 第12号
シリーズ
データ A4 124頁
ISBN/ISSN
編 著 者 埴輪検討会事務局編集
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 埴輪検討会
価   格 2,090円(税込)

【目次】

【論文】

平尾稲荷山古墳出土埴輪と(伝)平尾稲荷山古墳出上三角縁神獣鏡
  ……………………………………………………………宇野 隆志    1
Ⅳ期の南丹地域の埴輪生産…………………………………北山 大熙   13
ウワナベ古墳併行期の埴輪生産とその規格………………村瀨  陸   23
蓋形埴輸における無文立ち飾りの検討
  -大安寺杉山古墳出土資料の紹介- ………………水川 慶紀   43
畿内地域の人物埴輪の分類と編年…………………………林  弘幸   55
埴輪様式からみた階層性
  -兵庫県南部における古墳時代後期の様相- ……阿部  功   73

【埴輪検討会シンポジウム2022「埴輸の分類と編年」概要と講評】
実施報告………………………………………………………村瀨  陸   99
埴輪検討会旧編年2003からみた新編年2022の前期円筒埴輸編年の課題
   …………………………………………………………鐘方 正樹  103
埴輸検討会シンポジウム2022に参加して
  -紀伊に見られる古墳時代後期の円筒形埴輪- …河内 一浩  113
埴輸研究の動向に今思うこと………………………………高橋 克壽  117


【2023年6月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81727.jpg

 
書籍番号 81727
書  名 古代 第150号
シリーズ
データ B5 114頁
ISBN/ISSN 0452-2516
編 著 者 早稲田大学考古学会編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 早稲田大学考古学会
価   格 2,750円(税込)

          目  次

〔論文〕

加熱処理を伴う石器製作とその前後の進行過程
  ―東北地方における縄文時代遺跡の発掘調査事例を
   もとに― ………………………………御堂島 正 (1)
三次元記録に基づく横穴式石室の定量的分析
  ―群馬県伊勢塚古墳を対象に―
  ………………………………………………青木  弘 (27)
アムール川中流域と北海道島・サハリン島の広域編年
  ―類「个」・「簾」状紋・菱形連続紋の広域拡散から―
  ………………………………………………柳澤 清一 (55)
平将門の乱と交通・物流
  ………………………………………………糸川 道行 (91)



【2023年6月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81726.jpg

 
書籍番号 81726
書  名 ひょうご考古 第19号
シリーズ
データ A4 129頁
ISBN/ISSN
編 著 者 兵庫考古研究会編集
出 版 年 2023年5月 
出 版 者 兵庫考古研究会
価   格 1,430円(税込)

      目  次

西宮市甲山の黒色ガラス質安山岩と甲山山頂遺跡の
旧石器     ………………山口 卓也………    1
神鍋遺跡に於ける石鏃の発生とその推移
      ……………………和田 長治………   24
神鍋遺跡第1地点に於ける少し変わった石器の現状
              ………………和田 長治………   31
加古川市西条52号墓遺構全体図の再検討
    ………………吉木誉絵・石川日出志………   37
豊岡市出石町域採集の石杵……尾﨑 優太………   48
芦屋市金津山古墳の墳丘削平過程と墳形復元
        ………………白谷 朋世………   55
丹波氷上郡における横穴式石室の様相
     ………………………仲田 周平………   73
小野市河合廃寺の表採資料と周辺環境
     ………………………山本 原也………   98
丹波篠山市二ノ坪遺跡出土遺物
  …………………………………渡辺 昇………  113
豊岡市中谷八幡神社の石塔部材
  ……………………………齋藤 友里恵………  126



【2023年6月13日】【再入荷】【ご注文承り中】


 81194.jpg

 
書籍番号 81194
書  名 泉森皎先生 傘寿記念論集 吉野川流域の古墳文化
シリーズ
データ B5 本文53頁 図版24葉
ISBN/ISSN
編 著 者 吉野川流域古墳文化研究会編集
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 泉森皎先生傘寿記念論集刊行会
価   格 1,980円(税込)

───────────────────────────
           目  次

Ⅰ 吉野川流域の古墳文化
    吉野川流域古墳文化の研究
    吉野川流域における古墳文化の特色       
                米田 敏幸………………10
  吉野川・紀ノ川流域における古墳出土馬具
  の基礎研究―南阿田大塚山古墳を中心に―    
                木村 結香………………14
  古墳出土土器にみる奈良盆地南西部と五條
  地域との関係について             
                岩越 陽平………………20
  口宇陀盆地の墳墓と谷脇古墳          
                山下 隆次………………31
  谷脇古墳の出現と口宇陀盆地の古墳       
                柳沢 一宏………………32
  吉野川流域の古墳文化
  考古学の視点からみた吉野・紀伊の古代史     
                 泉森 皎………………43
Ⅱ 南阿田大塚山古墳の調査
  南何田大塚山古墳の概要             
                 泉森 皎………………55
  私と泉森さん        山下 隆次………………55
  あとがき          米田 敏幸



【2023年6月6日】 【ご注文承り中】


81717.jpg 

 
書籍番号 81717
書  名 続々・邪馬台国論争の新視点―東アジアからみた九州説―
シリーズ
データ A5 194頁
ISBN/ISSN 978-4639027829
編著者 片岡 宏二著
出版年 2021年9月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

「魏志」倭人伝や「後漢書」東夷伝は、倭をどのようにみていたのか。
 中国の史料と邪馬台国時代遺跡における遺物の発掘状況などをもとに、
2~3世紀の中国・朝鮮半島と日本の関係、そして邪馬台国の実態に迫る。

 【目次】

第1章 本居宣長と偽僭説
 第1節 本居宣長と古代史
 (本居宣長を取り上げた理由/本居の「やまとこころ」/『偽僭説』の
  生まれた背景 /『馭戎慨言』)
 第2節 倭の二元国家論
 (新井白石と本居宣長/『魏志』倭人伝が描いた世界/新鮮な本居の
 『偽僭説』)
第2章 邪馬台国時代の年代
 第1節 邪馬台国時代とは
 (邪馬台国時代の定義/邪馬台国時代は弥生時代か古墳時代か/考古学
  知見と邪馬台国論争)
 第2節 土器型式と絶対年代
 (九州の土器と近畿の土器/倭の大乱と環濠)
第3節 九州の土器
 (西新式土器とは何か/西新式土器の年代/西新式土器と庄内式土器の
  関係)
第3章 中国がみた「倭」
 第1節 前漢との交渉のはじまり
 (「倭」から始めた交渉/前漢時代の「倭」の地域/「倭」の語源/楽浪
  郡設置以前の倭の交渉)
第2節 「倭」認識のはじまり
 (「倭」の存在をにおわせる伝説/倭への渡来の原因/衛満朝鮮と楽浪
  郡設置/楽浪郡設置の影響)
第3節 一つでない「倭」
 (変化する「倭」の領域/「敵の敵は味方」的な邪馬台国論)
第4章 邪馬台国時代の北部九州
 第1節 「ツクシ」とは
 (神話に登場するツクシ/ツクシの語源/ツクシの遺跡/もともとの「倭」
  とその拡大)
 第2節 ツクシを取り巻く北部九州の世界
 (トヨの世界/国境としての筑豊地域/立岩以後の遠賀川流域)
 第3節 ツクシの南、狗奴国の問題
 (ヒの世界/菊池川流域の地形/邪馬台国時代の菊池平野の特徴/肥の土器
  文化/菊池平野の邪馬台国時代遺跡/菊水地峡帯の遺跡/菊鹿盆地の環
  濠集落群) 
 第4節
  邪馬台国と狗奴国
 (邪馬台国との境/邪馬台国と狗奴国の火だね/狗奴国と魏の関係)
第5章 倭人とそとの世界の接点
 第1節 持衰とは何者か
 (航海儀礼/持衰) 第2節 邪馬台国の使者はどこまで行ったのか
 (倭国王帥升/卑弥呼以前の朝貢/卑弥呼の朝貢/対馬の銅矛が語るところ)
 第3節 魏の使者はどこまで来たのか
 (魏が送った三回の使者/魏の使者が来たところ)
 第4節 考古学からみた交易
 (交易形態の変化/大倭・一大率の役割) 
第6章 『魏志』倭人伝と東アジア
 第1節 陳寿が『魏志』倭人伝を著した背景
 (魏志が書かれた背景/歴然とした文明の差/倭人伝にはどうして「人」が
  入るのか)
 第2節 中国は日本をどうみていたのか
 (『魏志』倭人伝は歴史書か)



【2023年6月6日】 【ご注文承り中】


 79140.jpg

 
書籍番号 79140
書  名 続・邪馬台国論争の新視点―倭人伝が語る九州説―
シリーズ
データ A5 184頁
ISBN/ISSN 978-4639026914
編 著 者 片岡 宏二著
出 版 年 2019年12月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

『魏志』倭人伝が描いた社会は、
 北部九州か近畿か!?  
考古学発掘調査の成果をもとに、具体的な遺跡からみえる社会
の様相について検討し、邪馬台国時代の階層・王と王族・首長
権などから九州説を主張する。

 【目次】

第一章 卑弥呼の性格
 第二章 邪馬台国時代の階層
  第一節 「尊卑」という認識の発生
  第二節 考古学から見た階層のはじまり
  第三節 墓にみる階層の萌芽
  第四節 集落から見た階層
  第五節 「大人」と「下戸」
 第三章 邪馬台国時代の組織と役割
  第一節 王・王族とは何か
  第二節 王としての卑弥呼
  第三節 弥生時代王墓・王族墓の誕生
  第四節 血縁による階層とそれを超越した権力
  第五節 役人・役職と階層
  第六節 権力の進展と邪馬台国
 第四章 邪馬台国時代の首長権
  第一節 権力の世襲に到る段階
  第二節 邪馬台国に世襲があったか



【2023年6月6日】 【ご注文承り中】


 79139.jpg

 
書籍番号 79139
書  名 邪馬台国論争の新視点―遺跡が示す九州説―(増補版)
シリーズ
データ A5 210頁
ISBN/ISSN 978-4639026907
編 著 者 片岡 宏二著
出 版 年 2019年12月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

『魏志』倭人伝の方位と距離の記述は誤りではなかった! 
実在の遺跡から、その真実が見えてきた!  
考古学発掘調査の成果をもとに、先人たちを悩ませてきた『魏志』
倭人伝の方位と距離の謎を解き明かし、具体的な遺跡から邪馬台国
時代のクニグニの実像にせまる。
   
 【目次】

第一章 考古学からみた邪馬台国研究の歴史
  第一節 初期の邪馬台国研究史
  第二節 小林行雄の同笵鏡配布理論
  第三節 吉野ヶ里発見と考古学研究
第二章 近年の近畿説と九州説
  第一節 纒向遺跡と邪馬台国近畿説
  第二節 考古学九州説の反省点
第三章 『魏志』倭人伝と考古資料
  第一節 『魏志』倭人伝の方位の正しさ
  第二節 距離の記述に関する謎
  第三節 集落の規模と倭人伝戸数の比較
  第四節 邪馬台国とその周りのクニグニ
  第五節 筑紫平野集落ネットワーク
  第六節 まとめ―私の邪馬台国説
第四章 補遺編 ―見えてきた北部九州のクニグニ―
  第一節 新たに発見された環濠集落
  第二節 トヨの地域の邪馬台国時代



【2023年6月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81712.jpg

 
書籍番号 81712
書  名 七隈史学 第25号
シリーズ
データ B5 130頁
ISBN/ISSN 1348-1304
編 著 者 桃﨑 祐輔編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 七隈史学会
価   格 2,200円(税込)

【目次】

公開講演録
 ナチスの食糧戦争
  ―権力・飢餓・人種― 
 ………………………………………藤原 辰史…    1

シンポジウム特集「新しい歴史教育と地域」
───────────────────────── 
 趣旨説明……………………………福元 健之…   17
 山口から考える東南アジア現代史
    ………………………………藤村 泰夫…   19
 触れる日本史………………………太田 千絵…   25
 「沖縄のなかの世界史」を探究する歴史実践
  ―琉球大学西洋近現代史研究室の取り組みを素材と
   して― ………………………池上 大祐…   29
 コメント……………………………北村  厚…   37
 シンポジウム質疑応答録…………………………   39
─────────────────────────
論 文
 観応擾乱期の南朝皇族に関する一考察
  ―中国・九州地方を題材として― 
             ………菊池 康貴…   41
 戦国期島津氏の都鄙間交渉
  ―不断光院清誉の活動を中心に― 
      …………………………中村 昂希…   55
 板付式土器における羽状文の施文原理に関する一考察
             ………沼山 旅羽…  132
研究ノート
 『宋史』韓〔タク〕胄伝の史源学的考察
  ―開禧用兵に関する記述をてがかりに― 
         …………………里和麟太郎…   71
資料紹介
 桂川町発見の四乳八禽鏡について
    ………………………………仲田美乃里…  114
コラム-歴史のとびら-
 在来知歴史学と分析化学…………脇田 久伸…   89
七隈史学会第24回大会研究発表要旨………………   91



【2023年6月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81711.jpg

 
書籍番号 81711
書  名 居家以人骨の研究 1―早期縄文人の社会と葬制
シリーズ
データ A4 140頁
ISBN/ISSN 978-5010-7767-0
編 著 者 谷口 康浩編
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 六一書房
価   格 4,400円(税込)

             目 次

第1章 研究目的と研究組織
  1.研究目的と学術的意義……………………………………  1
  2.研究方法と研究組織………………………………………  3
第2章 居家以人骨の発掘調査
  1.居家以岩陰遺跡の概要……………………………………  5
  2.居家以岩陰遺跡の埋葬人骨……………………………… 14
  3.フォトグラメトリによる人骨出土状況の三次元測量と
      図化の方法………………………………………………… 16
第3章 出土人骨個体と埋葬状況
  1.出土人骨個体の概要……………………………………… 21
  2.出土人骨個体と埋葬状況………………………………… 23
第4章 出土人骨の人類学的記載
  1.1号人骨 ……………………………………………………101
  2.4号人骨 ……………………………………………………104
  3.8号人骨 ……………………………………………………107
  4.10号人骨 ………………………………………………… 109
  5.12号人骨 ………………………………………………… 113
  6.15号人骨(+2号人骨) …………………………………… 117
第5章 出土人骨の放射性炭素年代測定と炭素・窒素同位体分析
  1.資料と方法 ……………………………………………… 121
  2.分析結果 ………………………………………………… 122
第6章 ミトコンドリアDNAならびに核DNAの分析
  1.はじめに ………………………………………………… 127
  2.居家以人骨のミトコンドリアゲノム全容解読 ……… 127
  3.居家以人骨のミトコンドリアタイプ ………………… 128
  4.居家以人骨の核ゲノム情報 …………………………… 129
  5.核ゲノム情報に基づく居家以人骨の性別判定 ……… 129
第7章 研究成果と学術的意義
  1.居家以人骨の骨考古学研究 …………………………… 133
  2.ミトコンドリアDNA分析の研究成果 ……………………135
  3.縄文早期の葬制に関する研究成果 …………………… 136
  4.総 括 …………………………………………………… 139




【2023年6月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


81710.jpg 

 
書籍番号 81710
書  名 先史考古学論考―石器と先史文化
シリーズ
データ B5 353頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86445-163-5
編 著 者 橋本 勝雄著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 六一書房
価   格 11,000円(税込)

           目 次
序 ………………………………………………………………ⅰ
例 言 …………………………………………………………ⅱ
第Ⅰ部 旧石器時代
 環状ユニット(プロック群)の歴史的意義  ………………3
 国府系石器群の特質とその意味
  ―翼状剥片と有底横長剥片―    …………………27
 上ゲ屋型彫刻刀形石器の特質とその評価  ……………51
 北方系細石刃石器群の研究
  ―北方系集団の南下に伴う石器群の技術的変容―
          …………………………………………73
 東日本におけるホロカ型細石刃石器群の実相 …………99
第Ⅱ部 旧石器・縄文時代移行期
 本ノ木型尖頭器総論(新編)  ……………………………156
 神子柴型石斧の実像とその系譜
  ―関東の事例を中心として―    …………………115
 神子柴型石斧の終焉と次世代の石斧の出現  …………189
第Ⅲ部 縄文時代
 縄文草創期後半の両面加工石器群の様相とその展開
  ―「寒の戻り」と石器群の適応―   ………………211
 「渡来石器」と北回りの石器群   ………………………237
  ―縄文時代草創期後半における本州と北海道の石器群
      の対比―
 「駿豆五角形鏃」の登場と意義 …………………………265
 出現期の石鏃とその系譜
    ―関東・中部を中心として―  ………………………287
あとがき  ……………………………………………………341
素材論文一覧  ………………………………………………343
著作目録  ……………………………………………………345



【2023年5月25日】 【入荷】【ご注文承り中】


 81692.jpg

 
書籍番号 81692
書  名 陶磁器と考古学  大橋康二先生喜寿記念論文集