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日 本 考 古 学 図 書 情 報


【2024年4月26日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82234
書  名 家形埴輪の世界
シリーズ (令和6年度 春季特別展 特別展図録第95冊))
データ A4 88頁
ISBN/ISSN 978-4910272-29-0
編著者 奈良県立橿原考古学研究所編集
出版年 2024年4月 
出版者 奈良県立橿原考古学研究所
価 格 1,650円(税込)

【内容ご紹介】

家形埴輪は、埴輪が古墳上に配置された全期間にわたって存続した
と考えられる数少ない種類の一つです。ただし、構造が複雑で大型
品も多いため、その実態がよく分からず、展示で取り上げられる機
会が少ない埴輪でもあります。このたびの展覧会では古墳時代の政
治的な中枢が存在した奈良県内の資料を中心に、東日本と西日本で
最大の製品も展示して、謎の多い家形埴輪の実態に迫ってみたいと
思います。

開催にあたって
目次、例言
概説  家形埴輪の世界………………………………………………… 5
展示関連地図…………………………………………………………… 8
プロローグ  家形埴輪の研究史……………………………………… 9
第1部  宮山古墳の家形埴輪…………………………………………15
第2部  家形埴輪の展開………………………………………………27
エピローグ 家形埴輪の特質…………………………………………77
参考資料…………………………………………………………………79
出品目録…………………………………………………………………83
参考文献…………………………………………………………………85
関連行事、協力機関・協力者…………………………………………87
あとがき、奥付…………………………………………………………88



【2024年4月24日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82243
書  名 季刊 考古学 第167号 特集 古墳時代日韓交渉の基礎資料
シリーズ
データ B5 122頁
ISBN/ISSN 978-4639029793
編著者 桑門智亜紀編集
出版年 2024年5月 
出版者 雄山閣出版
価 格 2,640円(税込)

【目次】

古墳時代並行期の日韓の社会と考古資料…………………山本孝文   14

生活と祭祀の基礎資料
住居・建物とその施設………………………………………重藤輝行   17
陶質土器と須恵器…………………………………………中久保辰夫   21
軟質土器から土師器へ………………………………………寺井 誠   25
窯と土器生産…………………………………………………長友朋子   29

日韓の武器・武具・馬具

東アジア古代国家の武器体系
   ―燕(前燕)・高句麗・百済・新羅・加耶・倭の武器体系―
                      ………禹 炳 喆   33
装飾付環頭大刀………………………………………………金 宇 大   38
甲  冑…………………………………………………………橋本達也   42
馬具と馬………………………………………………………諫早直人   46

支配者の象徴的器物と身体装飾

鏡……………………………………………………………辻田淳一郎   50
玉  類……………井上主税   54
冠と飾履―咸平禮德里新德1号墳出土例の検討を中心に―
                    ……………土屋隆史   58
帯金具…………………………………………………………山本孝文   62

古墳と葬送祭祀
古墳の墳丘形状と構築技術…………………………………青木 敬   66
横穴式石室の導入……………………………………………山本孝文   70
葬送儀礼―飲食物供献儀礼を中心に―  …………………松永悦枝   74

韓半島の中の倭系文物
倭系古墳………………………………………………………高田貫太   78
円筒埴輪と形象埴輪…………………………………………廣瀬 覚   82
韓半島南部の土師器系土器…………………………………趙 晟 元   86
────────────────────────────────
最近の発掘から
縄文時代後期の四角く並べられた焼人骨
  ―新潟県阿賀野市土橋遺跡― 
         ………………古澤妥史・村上章久・奈良貴史   91
────────────────────────────────
リレー連載・考古学の旬 第25回

常陸古墳文化研究の最前線………………………………佐々木憲一   95

リレー連載・私の考古学史 第16回
遺跡を介して人と交流した60年…………………………小笠原好彦  102
────────────────────────────────
書評   108/論文展望  112/報告書・会誌新刊一覧  114/
考古学界ニュース  119
────────────────────────────────



【2024年4月15日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82231
書  名 埴輪研究会誌 第27号
シリーズ
データ B5 82頁
ISBN/ISSN 1341-318X
編著者
出版年 2024年2月 
出版者 埴輪研究会
価 格 1,650円(税込)

           目 次
               
 論説

 栃木県栃木市小野巣根古墳群4号墳出土の埴輪
           ………………… 秋元 陽光(1)
 阿蔵古墳出土の鶏形埴輪について…… 河内 一浩(8)
  ―南予における形象埴輪の様相―
 
 第21回研究大会発表要旨

 中国地方の形象埴輪配置 …………… 林  弘幸(16)
 埼玉県の形象埴輪配置(2) ………… 青笹 基史(36)

 第21回研究大会討議の記録 ……………………(60)

…………………………………………………………………
<↓↓残部少↓↓>(目次は下記URLからご覧ください)

●78746 埴輪研究会誌 第23号
      
 2019年5月 B5 112頁/埴輪研究会 ¥1,650(税込)
     https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/78746/78746.html

●80387 埴輪研究会誌 第24号

 2020年5月 B5 110頁/埴輪研究会 ¥1,650(税込)
    https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80387/80387.html

●80756 埴輪研究会誌 第25号 

 2021年8月 B5 123頁/埴輪研究会 ¥1,650(税込)
    https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80756/80756.html

●81466 埴輪研究会誌 第26号

 2022年8月 B5 110頁/古代学協会 ¥2,200(税込)
     https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/81466/81466.html



【2024年4月8日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82207
書  名 九州縄文時代の“ものづくり”~生産遺跡・製作遺跡の諸相を探る~
シリーズ
データ A4 372頁
ISBN/ISSN
編著者 九州縄文研究会大分大会事務局編集
出版年 2024年3月 
出版者
価 格 5,720円(税込)

              目  次
【記念講演】

《回顧》大分県の縄文時代研究 …………………………………………  1
                坂本嘉弘(別府大学非常勤講師、元大分県教育委員会)

【研究発表】
姫島産出の石器石材 ……………………………………………………… 13
                            綿貫俊一(大分県立埋蔵文化財センター)

玉製作遺跡の発掘調査とその成果-三万田東原遺跡の事例から- … 39
                        大坪志子(熊本大学埋蔵文化財調査センター)
東名遺跡におけるものづくり-有機質遺物を中心に- ……………… 49
                                      西田 巌(佐賀市教育委員会)
【各県の集成概要報告】

福岡県における縄文時代のものづくり関連遺跡の概要 ……………… 71
                                    梶佐古幸謙(福岡県教育委員会)
佐賀県の生産遺跡・製作遺跡 …………………………………………… 87
                        堤 英明(佐賀県文化課文化財保護・活用室)
長崎県の生産遺跡・製作遺跡の様相 ……………………………………115
                                      中尾篤志(長崎県教育委員会)
熊本県における縄文時代の生産遺跡・製作遺跡の様相 ………………135
                                    豊永結花里(熊本県教育委員会)
大分県における縄文時代生産遺跡・製作遺跡の概要 …………………147
                            横澤 慈(大分県立埋蔵文化財センター)
宮崎県の生産・製作遺跡 …………………………………………………167
                                      金丸武司(宮崎市教育委員会)
鹿児島県における縄文時代生産遺跡・製作遺跡について ……………183
                                湯場﨑辰巳((公財)上野原縄文の森)
沖縄県における道具の生産・製作の特色 ………………………………325
                            大堀皓平(沖縄県立埋蔵文化財センター)
2023年の動向-各県の調査と報告書- …………………………………345
第31回沖縄大会討論の記録 ………………………………………………351
第14回日韓新石器時代研究会の記録 ……………………………………370



【2024年4月8日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82221
書  名 古代文化 第75巻 第4号(635号)
シリーズ
データ B5 127頁
ISBN/ISSN 0045-9232
編著者
出版年 2024年3月 
出版者 古代学協会
価 格 2,970円(税込)

張  睿帆:唐代定窯での細白磁生産について
    ………………………………………………………………
花川 真子:藤原実資の仏事に奉仕する僧
川添 和暁:岩手県一関市蝦島貝塚(貝鳥貝塚)第2次調査出土装
      身具類について
高橋 克壽:令和5年度花園大学歴史博物館「若狭の古墳展」を開
      催して
村上 恭通:小量熔銅の技術について
      -中央ユーラシア・ステップ地域の青銅器文化と
      弥生文化の金属器生産-
松薗  斉:『京都の中世史①摂関政治から院政へ』を読む
陳   偉:章  瀟逸訳:秦簡牘「執法」新釈
      -秦代の郡に対する評価を兼ねて-
松本満里奈:『小右記』註釈(35)―長和4年6月18・19日条―
麻柄 一志:〈私の古代学〉(32)学際的研究と東アジアにおける
       日本文化の位置付けをめざして(下)
近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉(12)
       大嘗会(七)
柴田 潮音:〈海外調査探訪〉(3)異国の地で掘る(下)
鈴木  功:史跡天王山遺跡の調査
 篠崎 敦史:森公章著『遣唐使と古代対外関係の行方
            ―日唐・日宋の交流―』
 小倉 慈司:川畑勝久著『古代祭祀の伝承と基盤』
 鈴木 崇司:長友朋子・石川日出志・深澤芳樹編
             『南関東の弥生文化 東アジアとの交流と農耕化』
 坂井 孝一:長村祥知編著『龍光院本 承久記絵巻』
 吉野 秋二:本庄総子著『疫病の古代史 天災、人災、そして』



【2024年4月6日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82199
書  名 郡衙遺跡からみた地方支配
シリーズ (考古学選書 5)
データ A5 274頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219305
編著者 大橋 泰夫著
出版年 2024年2月 
出版者 同成社
価 格 6,600円(税込)

 【内容簡介】

郡衙遺跡を中心に、地方官衙の構造と展開の様相を考古学的に検証。
特に交通や仏教・祭祀との深い関わり、正倉の実態について重点的
に論究し、律令国家の地方支配の実相に迫る。

 【目次】

序 章 本書の構成

第1章 国郡制に関する考古学的研究
 第1節 郡衙の研究
 第2節 官衙と道路・条里

第2章 地方官衙遺跡に関わる事例検討
 第1節 東国の地域支配と郡衙
 第2節 那須官衙遺跡の検討
 第3節 郡垣遺跡と郡衙移転
 第4節 橘樹官衙遺跡群の検討
 第5節 鳥取県石脇第3遺跡と笏賀駅
 第6節 横江荘遺跡の検討

第3章 郡衙正倉に関わる諸問題
 第1節 法倉の研究
 第2節 坂東における倉の特質
 第3節 考古学からみた義倉の一考察 

終 章 郡衙研究の成果と課題



【2024年4月6日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82202
書  名 古代出雲の氏族と社会
シリーズ (古代史選書47)
データ A5 306頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-88621-945-9
編著者 武廣 亮平著
出版年 2024年3月 
出版者 同成社
価 格 8,250円(税込)

 【内容簡介】
 
 東西出雲論や出雲国造など古代出雲国の主要なテーマについて
考古学的な研究成果も踏まえ多角的に論究。
 また出雲国の部民制や氏族、『出雲国風土記』にみる神社や里
程記事などの考察を通して、出雲古代史研究に新たな議論を提示
する。

 【目次】

序 章 出雲古代史研究と本書の概要
 
第Ⅰ部 出雲国造をめぐる諸問題
 第一章 東西出雲論と出雲国造の成立―論点の整理と展望―
 第二章 出雲国造神賀詞と出雲国造

第Ⅱ部 古代出雲国の部民制・氏族と交流
 第三章 額田部臣と出雲の部民制
 第四章 日置氏と六世紀の出雲
 第五章 勝部氏の性格と出雲の勝部氏
 第六章 畿内における出雲氏とその性格
 第七章 出雲国の移配エミシとその反乱

第Ⅲ部 『出雲国風土記』と古代出雲の実態
 第八章 出雲国における官社の成立とその変遷
 第九章 『出雲国風土記』の在地史料



【2024年4月6日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82205
書  名 総説 博物館を学ぶ
シリーズ
データ A5 194頁
ISBN/ISSN 978-4886219329
編著者 駒見 和夫編
出版年 2024年3月 
出版者 同成社
価 格 2,420円(税込)

 【内容簡介】

大きく変わりつつある博物館について、その基礎知識を整理し、
マネジメントや社会連携の実情をわかりやすく解説する。
学芸員志望者、博物館をもっと知りたい人に最
適の一書。

 【目次】

◇本書の執筆者(執筆順)

駒見和夫、滝口正哉、伊豆原月絵、江水是仁、田中裕二、
神庭信幸、森田喜久男、井上由佳、菅井薫、高柳直弥

第Ⅰ部 博物館の概念とその基盤
 第1章 博物館・博物館学とは
 第2章 博物館の成り立ちと展開
 第3章 博物館の法規と倫理
 第4章 博物館の分類と活動を担うスタッフ
    
第Ⅱ部 博物館における資料の形成と活用
 第5章 博物館資料とその収集
 第6章 文化財の保存管理と博物館 
 第7章 博物館の調査研究と展示活動
 第8章 博物館の学習支援と情報メディア活動
    
第Ⅲ部 博物館と社会との協働・連携
 第9章 社会教育に基づく博物館
 第10章 文化観光と文化資源に基づく博物館
 第11章 博物館と地域デザイン



【2024年4月6日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82200
書  名 ミルクの考古学
シリーズ (市民の考古学 19)
データ 四六版 152頁
ISBN/ISSN 978-4886219497
編著者 庄田 慎矢著
出版年 2024年4月 
出版者 同成社
価 格 1,760円(税込)

【内容簡介】

人類はミルクをいつからどのように利用してきたのか。考古生化学の進展
により「目に見えない」痕跡から解き明かされた新発見が続出!

 【目次】
 
第1章 わたしたちとミルク
第2章 遺物研究が明らかにしたミルク利用の歴史
第3章 考古生化学が明らかにしたミルク利用の歴史
第4章 土器に残されたミルクの痕跡を求めて
第5章 ミルク考古学のこれから



【2024年4月4日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82219
書  名 古代学研究 第239号
シリーズ
データ B5 50頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編著者 古代学研究編集局
出版年 2024年3月 
出版者
価 格 990円(税込)

            【目 次】

≪論 文≫

大和の大型横穴式石室にみられる構築技法の系譜
           ……………岸 上 維 颯  1
海上から見た大阪湾沿岸の大型前方後円墳の視認性
            …………朝 日   格 25

≪シリーズ遺跡紹介16≫

大阪府高槻市上牧遺跡の調査………笹 栗   格 41
-淀川河畔の地形環境と土地利用の変遷-

≪古代学への提言 91≫

考古学は共同主観的創造上の秩序にどこまで迫れるのか?
        …………………太 田 宏 明 表紙裏



【2024年4月4日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82216
書  名 秦帝国と封泥 社会を支えた伝送システム
シリーズ
データ B5 185頁
ISBN/ISSN 978-4864451802
編著者 上野祥史 下田 誠編
出版年 2024年3月 
出版者 六一書房
価 格 6,600円(税込)

  【内容簡介】
 
 本書は戦国時代後半から、統一秦、楚漢戦争を経て前漢初期に
いたる時期を対象としている(中略)
 この時期は、文字や制度が社会を管理する中国歴史時代の幕開けでも
ある。その後は、科挙が象徴するように、ゆたかな識字層に支えられて、
中華帝国は二〇〇〇年の歴史を歩むことになる。(中略)
 この秦という社会を支えたシステムを、本書では「捺印」にクローズ
アップしてとらえた。社会を支えたシステムとは、端的にいえば、文字
を利用して制度を運用することであり、それを「捺印」にかかわる三つ
の視座でとらえてきた。一つは、「捺印」の所作や行為を復元すること
であり、一つは「捺印」が組み込まれた一連の行動様式を評価すること
であり、一つは捺した印章の文字を評価することである。
それぞれ、「第一部 封泥の実態」、「第二部 文字を書き印を捺す」、
「第三部 秦封泥の文字と秦の社会」が該当している。(中略)
 方法論や関心の異なる研究者が集い、情報や物資の伝達を検討するこ
とは容易ではない。しかし、封泥を共通の資料として、各自が新たな着
眼点を見出し、それを共有することで、少しずつ研究は進展した。こと
に、理化学分析との協業は大きな役割を担った。X線CTスキャン装置を
利用した分析の推進は、各研究者には大きな刺激を与えた。(中略)
 新たな研究は、新出資料のみが切り拓くものではない。既存資料の再
評価や分野を横断した検討にもその可能性は潜在している。本書で示し
た、封泥の形態情報の検討、封泥と簡牘資料を対照した検討、あるいは
封泥や印章の文字の検討などは、それぞれの分野に新たな影響を与える
ものと見受ける。秦封泥研究や戦国秦漢時代の研究、文書行政の日中比
較研究等への貢献も望まれる。
 本書は、より多くの方の手に届くよう、できるだけ平易な形で示すこ
とを心がけた。内容によっては、専門性が高いもの、あるいは独創性が
強いものも含まれている。そこは、秦漢時代の研究の緻密さゆえと、お
許しを願いたい。(本書“後記”より抜粋)
 
 【目 次】
 
第一部  封泥の実態

 第一章 秦漢封泥とは                           谷 豊信     3
 第二章 観峰館所蔵封泥が提起する秦封泥の検討視点  
                                          野祥史・瀬川敬也    17
 第三章 封泥から復元する「捺印」の所作
                   ―外面形態情報と内部透過情報― 上野祥史    39
第二部  文字を書き印を捺す

 第一章 秦の文官のリテラシー 
                   ―封緘という所作をめぐって―  籾山 明    57
 第二章 秦漢時代の小官印とその使用             青木俊介    73
 第三章 皇帝の〝手足の指の先〟―秦帝国中央集権の現場―    
                                                  髙村武幸    95
 第四章 官印は誰が捺したのか―実用と象徴の間―  髙村武幸   109
 
第三部  秦封泥の文字と秦の社会

 第一章 秦帝国の形成と秦郡の変遷         鶴間和幸   121
 第二章 秦の郡県と秦封泥―丞印からみた郡と県―  下田 誠   147
 第三章 漢字書体ヒエラルキアと秦帝国―書体・書風変遷攷―    
                                                  松村一徳   159



【2024年3月25日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82212
書  名 古代学研究 第238号
シリーズ
データ B5 54頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編著者 古代学研究編集局
出版年 2024年3月 
出版者 古代学研究会
価 格 990円(税込)

        目  次

≪論 文≫
刳抜式石棺の規範とその創出過程…………………山 田   暁    1
≪特集 例会 対談記録 弥生時代から古墳時代にかけての親族組織≫
弥生時代から古墳時代にかけての親族組織………藤 井   整   23
                                            太 田 宏 明
                                            今 井 真由美
≪古代学への提言 90≫》
考古学と文献史料…………………………………實 盛 良 彦 表紙裏



【2024年3月13日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82195
書  名 遺跡学研究 第20号 2023
シリーズ
データ A4 101頁
ISBN/ISSN 1349-4031
編著者 日本遺跡学会
出版年 2023年12月 
出版者 日本遺跡学会
価 格 2,750円(税込)

─────────────────────────────
目次
─────────────────────────────
特集 遺跡保護の多様なあり方を求めて
─────────────────────────────
特集趣旨  恵谷浩子                                     1
─────────────────────────────
事例報告
─────────────────────────────
  多賀城跡の保護の経緯と展望  白崎 恵介              3
─────────────────────────────
  福岡県内の遺跡における在り方の事例  入佐 友一郎   13
─────────────────────────────
  明日香村における遺跡の保存・管理と活用  相原 嘉之 19
─────────────────────────────
  遺跡のあり方と伝える手立て―京都府宇治市の事例―  
                                      杉本 宏           25
─────────────────────────────
座談会
─────────────────────────────
  遺跡保護の多様なあり方を求めて
─────────────────────────────
  パネリスト:白崎 恵介・入佐 友一郎・相原 嘉之・杉本 宏
  コメンテーター:増渕 徹・城戸 康利
  コーディネーター:坂井 秀弥
─────────────────────────────
研究論文
─────────────────────────────
  文化財の「価値」の再整理  伊藤 文彦               45
─────────────────────────────
  関東地方における貝塚史跡整備の同質化とその原因      57
─────────────────────────────
   ―史跡価値の解釈、遺構表現とそのステークホルダー ―  
                                                 劉 [王路]
─────────────────────────────
研究ノート
─────────────────────────────
  整備された古墳が創り上げた風景
    ―五色塚古墳と宝塚古墳を事例として― 小野 健吉 73
─────────────────────────────
選跡学フォーラム
─────────────────────────────
SITE 05 松山城跡  秋山 邦雄                          81
─────────────────────────────
東日本大震災被災地の史跡「浦尻貝塚」の整備  川田 強   83
─────────────────────────────
岐阜県古代・中世寺院跡総合調査について  日置 真穂     89
─────────────────────────────
大阪市における近年、そしてこれからの史跡の活用と整備    95
  ―大坂城跡と難波宮跡―  佐藤 隆
─────────────────────────────
令和4年度の史跡等の整備について  
      中井 將胤・小野 友記子・岩井 浩介・玉川 元気     101
─────────────────────────────
遺跡雑感 04 史跡古津八幡山遺跡―隔絶された歴史空間―  
                                      林 正憲           32
─────────────────────────────



【2024年3月12日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82187
書  名 東アジア考古学の新たなる地平
              ―宮本一夫先生退職記念論文集(全2冊)
シリーズ
データ B5 1020頁
ISBN/ISSN 978-4-903316-77-2
編著者 宮本一夫先生退職記念事業会編集
出版年 2024年3月 
出版者 有限会社 中国書店
価 格 17,600円(税込)

                上巻 目次

序 ………………………………………宮本一夫先生退職記念事業会
南部九州における縄文時代草創期土器編年と
 イベント・気候変動に関する覚書 ……………………………桒畑光博    3
九州における羽島下層Ⅱ・Ⅲ式土器の様相 ……………………倉元慎平   17
長崎県壱岐市中尾遺跡出土石器群の分析 ………………………自石渓冴   37
西平式土器の成立と展開 …………………………………………福永将大   39
縄文農耕論の可能性 ………………………………………………板倉有大   79
新町遺跡出土人骨に見られる葬送行為の再検討 ………………舟橋京子   99
GISを用いた造墓環境の検討  ……………………………………端野晋平  117
  ―九州北部弥生時代開始前夜の募地を対象として―
十郎川技法からみた弥生時代初頭期 …………………………梶佐古幸謙  141
  ―十郎川遺跡出土資料を対象に―
太形蛤刃石斧の出現とその意義 …………………………………森 貴教  155
  ―弥生時代開始期における両刃石斧の再検討―
器種組成と製作技術からみた板付Ⅰ式土器の成立とその特徴 
                              …………………………………三阪一徳  175
韓半島と北部九州からみる、細形銅戈の変遷と用途について 
               …………………………………藤元正太  193
大隅半島における弥生時代の横口式土壙墓の系譜 ……………石田智子  209
西北九州における弥生時代後期の石庖丁製作 …………………渡部芳久  229
初期小形[イ方]製鏡の意義 ………………………………………田尻義了  243
北部九州弥生Ⅳ~Ⅴ期の二つの墓地にみる
 上位層の析出過程と「対抗/抵抗」 ……………………………溝口孝司  259
  ―寺田池北遺跡と弥永原遺跡6次調査地点を事例として―
東日本における弥生布生産の間始 ………………………………小林青樹  285
北部九州弥生土器の火山ガラスの評価 ………………………鐘ヶ江賢二  305
  ―壱岐・原の辻遺跡出土土器を中心に―
土井ヶ浜道跡1112号墓における集骨葬に関する人類学的研究 
               …………………………………高椋浩史  319
弥生~古墳時代中・四国地方出土イネの粒形質変異 …………上條信彦  335
古墳時代開始過程の北部九州における布留系甕の
  地域性に関する一考察 ………………………………………中野真澄  357
玉類からみた吉武遺跡群渡地区木棺墓の位置づけ ……………谷澤亜里  375
古墳時代前期の積石塚古墳における墳丘石材採取の具体的様相Ⅱ 
              ……………………………………梶原慎司  395
須恵器出現期における土器の使用形態 …………………………岡田裕之  407
  ―山陰・山陽地域を中心に―
居屋敷窯跡産須恵器の研究 ………………………………………三吉秀充  427
鹿児島県の埋葬遺跡から出土する須恵器とその性格 …………大西智和  447
古墳時代後期における横穴式石室の
 基準尺度に関する予備的検討 ………………………………辻田淳一郎  465
  ―博多湾沿岸地域を対象として―
嘉穂盆地と田川盆地の埴輪生産 …………………………………三浦 萌  481

               下巻 目次

日本における古墳時代天井壁画からの考察………………………福田匡朗  501
福島県いわき市後田1号墳出土陶棺の系譜とその意義…………絹畠 歩  517
  ―「日本列島最北の陶棺」をめぐって―
静岡県西部における横穴墓の展開およびその形態の採用過程と集団関係 
                      ………………岩橋由季  531
古墳時代の渡来人集団の特性と動態………………………………重藤輝行  551
「算木状木製品」小考………………………………………………小田裕樹  571
古代山口の銭貨生産…………………………………………………丸尾弘介  583
九州大学箱崎キャンパス出土の戦時関連遺物……………………谷 直子  551
新岩里遺蹟の性格……………………………………………………崔 鐘赫  613
 ―早期を中心に―
栄山江流域における鉄器生産・流通構造の変化とその背景……金 想民  635
 ―三時代を中心に―
高麗陶器大型壺の消費に関する一様相……………………………主税英徳  653
 ―完形資料を中心に―
朝鮮時代地方民の特徴と葬送文化…………………………………李ハヤン  673
 ―金海仙池里遺蹟事例を中心に―
龍山文化期から商文化期にかけての
 調理具のサイズバリエーションの地域差………………………齊藤 希  685
 ―中国北方地域の資料を中心として―
紀元前二千年紀の陶鬲製法について………………………………富 宝財  699
商代における地方型青銅器文化の東西差…………………………譚 永超  723
  ―江淮地域青銅器と城洋青銅器群を例として―
草原地帯東部の鶴嘴形斧の変遷に関する諸問題…………………戴 [王月] 741
春秋戦国時代山西中南部地域における青鋼器生産体制復元のための基礎的検討
                    ……………………丹羽崇史  759
吉林省通化市万発撥子出土銅釧からみた地域間交流……………古澤義久  777
宋代陶磁の評価と官窯の系諸に関する一考察……………………徳留大輔  793
白沙屯遺跡における植物珪酸体の分析 ………………………李作[女亭]  793
台湾原住民の集団形成史に関する考古学的研究…………………陳 有貝  829
  ―宜蘭県淇武蘭遺跡の発掘調査から―
境界考古学の空間と移動……………………………………………俵 寛司  845
  ―対馬と台湾の事例から―
台湾・日本統治時代における耐火煉瓦の動向……………………福本 寛  867
アルタイ山脈東麓における青銅器文化
       …………松本圭太・Amgalantugs Tsend・Ishtseren Lochin  883
ストロンチウム同位体比分析に基づくモンゴル高原青銅器時代の人の移動
       ……………………………………………米元史識・足立達明  905
青銅器時代北モンゴリアにおける鹿石ヘレクスール文化担い手の人物像:
 ゴビ・アルタイ県ヒャル・ハラーチ遺跡1号および20号出土人骨を対象と
 して  …………………………………岡崎健治・米元史織・川久保善智  925
ルチェイキⅡ群土器と紀元前2千年紀の極東東部   ……………福田正宏  943
ナミビア農牧社会における食事セットの分類:クラスター分析と二元指標種
  分析の比較  ……………………………………………………藤岡悠一郎  963
文化遺産教育の現状と課題  ……………………………………主税和買子  979
  ―ベトナム・ホイアン市を事例に―
学校ボランティア主体の学校博物館づくり………………………村野正景  993
  ―京都市立翔鸞小学校の事例研究―

編集後記………………………………………宮本一夫先生退職記念事業会 1009


 



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書籍番号 82193
書  名 列島の考古学 Ⅲ 渡辺誠先生追悼論集
シリーズ
データ B5 680頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86445-171-0
編著者 渡辺誠先生追悼論集刊行会編
出版年 2024年2月 
出版者 六一書房
価 格 16,500円(税込)

          【目 次】

序文  ……………………立正大学特別栄誉教授 坂誥 秀一    i
  ―思い出を籠めて―
第Ⅰ部 追悼論文
剥片尖頭器の起源について……………………………清水 宗昭    3
榎林式設定までの背景 ………………………………上條 信彦   13
  ―角田文衛からみた昭和8・13 年二ツ森貝塚調査―
隠された刻印……………………………………………成田 滋彦   25
根挟み考 ………………………………………………長谷川 豊   33
  ―宮城県田柄貝塚における事例―
大洞貝塚をめぐる学史的背景について………………小林 圭一   43
薄磯貝塚における縄文・弥生時代の閉窩式回転離頭銛考
  ―特に「薄磯Ⅰ型」「薄磯Ⅱ型」離頭銛の提唱を中心に― 
                   …………大竹 憲治   55
先史文化からの学びと縄文……………………………吉田 泰幸   63
南山大学人類学博物館所蔵姥山貝塚出土中期縄文土器
                 ………………青木 義脩   73
川尻中村遺跡出土の人面把手…………………………安孫子昭二   83
縄文時代における生業形態の変化について…………岩淵 一夫   93
 ―堅果類から考える複式炉と水場遺構―
縄文時代における甕被葬研究をめぐって……………山本 暉久  105
「大畑系列」土製耳飾について(再考)………………上野 修一  117
 ―弧線文を中心に―
縄文時代後期前半の小型石棒…………………………長田 友也  125
 ―垣内型石棒の提唱―
白川型石斧(独鈷石・独鈷状石器)の諸問題…………岡本 孝之  135
秋田県大畑台遺跡の北陸系遺物………………………寺﨑 裕助  147
 ―縄文時代日本海交流の一端―
“渡辺考古学”ひとつの源流…………………………佐藤 雅一  157
立野式から細久保式へ ………………………………川崎  保  167
 ―中央高地の押型文土器の変遷に関する研究課題と予察―
縄文時代中期末葉はどのように語られてきたか? …佐 野  隆  177
岐阜県堂之上遺跡の縄文集落と記念物………………藤田富士夫  189
縄文時代における社会変化とその要因………………山本 直人  197
縄文時代の台付土器について…………………………高橋健太郎  205
 ―東海地方西部・中期後半を対象として―
東海地域における縄文時代の擦切磨製石斧について
                …………………長田 紋子  215
北部九州縄文後期住居跡再論…………………………小池 史哲  225
 ―上唐原型・山崎7 号型住居跡を中心に―
熊本県天草市・沖ノ原遺跡の釣針……………………山﨑 純男  237
鹿児島県大隅半島北部において縄紋時代早期に鬼界カルデラの超巨大
  爆発の影響を受けなかった地域の生活環境について 
                 ………………清水 周作  249
奄美・沖縄諸島出土のイルカ類について……………盛本  勲  261
万木沢B 遺跡出土の黥面土器…………………………谷藤 保彦  271
台付甕の蓋………………………………………………森  泰通  279
弥生時代のサメ歯鏃……………………………………川添 和暁  291
 ―長崎県五島市白浜貝塚出土資料について―
多賀城城下の製塩土器…………………………………千葉 孝弥  303
陰陽五行説の理論と図化─秋田城跡出土資料の検討
                …………………利 部  修  313
カスミ地名の歴史的背景雑感…………………………内 野  正  325
 ―東京都多摩市「霞の関」検討から―
七堂伽藍、前から見るか?横から見るか?(1) ………梶原 義実  337
 ―景観的見地からみた国分寺における伽藍配置の選択 東国編―
木製塔婆考 宮城県仙台市洞ノ口遺跡出土品を手がかりに
                   …………時 枝  務  347
山梨県の中世石仏 地蔵菩薩立像(2)……………… 坂本 美夫  357
「と云ふ」を調べる……………………………………蔵本 俊明  365
 ―静岡県菊川市堤城跡を中心に―
宇治産茶臼の形態の変遷について……………………桐山 秀穂  375
旧讃岐国における戦国大名生駒親正の築城思想……西岡 達哉  385
筑前・麻生永犬丸城跡の再照明………………………中山 清隆  397
 ―失われた城郭と中世永犬丸の景観―
奥州保岩城管内平城主安藤家関連の墓石……………池 上  悟  419
登り石垣の発生と展開…………………………………中 井  均  429
姫路城桜門の新築竣工…………………………………秋 枝  芳  441
昭和の玩具考古学 高知市の玩具店倉庫跡を掘る
               ……………………岡本 桂典  453
福建省泉州后渚港海洋船にみる宋元時代の海上交通
                …………………辻尾 榮市  461
明代華南三彩陶の研究14. 琴高仙人の乗る魚………木村幾多郎  471
チャルチュアパ遺跡のフラスコ状ピット出土種子に関する考察
               ……………………伊藤 伸幸  485
記録と整理の技術………………………………………宮崎 敬士  497
山陰沿岸のサメ延縄漁…………………………………内田 律雄  505
ミャンマー連邦共和国の発酵ずし・ンガチン………日比野光敏  515
 ―シャン州北部と東部の場合―
第Ⅱ部 思い出記 ※25名による執筆 約100頁
跋 文
渡辺誠先生 年譜
渡辺誠先生 著作目録



【2024年3月11日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82192
書  名 動物・植物・鉱物から探る古代中国
シリーズ (日中共同研究成果報告集Ⅲ)
データ A4 266頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-177-2
編著者 中村慎一編
出版年 2024年2月 
出版者 六一書房
価 格 4,950円(税込)

【内容】(本書より)
 
 われわれ現代人の日々の生活において、動物・植物・鉱物と
いったいわゆる自然物との関係はきわめて希薄になっている。
しかし、新石器時代の中国においては、食料として、道具の材
料として、あるいは建材として、自然物は日常に存在していた。
生活文化の大部分を自然物が占めていたと言い換えてもよい。
 考古学的遺跡から出土する遺物のうち、何らかの形で人の手
が加わったものを人工遺物、加わっていないものを自然遺物と
考古学者は呼びならわしている。しかし、その区別は便宜的な
ものにしかすぎない。人工遺物であっても、その素材は粘土
(土器)、石塊(石器)、樹木(木器)、動物骨(骨器)といった自然
物であることに変わりはない。
そこに、狭義の考古学者だけではなく、人類学、動・植物学、
遺伝学、分析化学、地球化学などの専門家が研究に参画する必
然性が生まれる。
 本書は、そうした研究者グループにより進められている日中
共同研究プロジェクトの研究成果の一部を収めたものである。
「Ⅰ遺物の考古学的研究」「Ⅱ 動植物遺体と動植物利用に関
する研究」「Ⅲ 出土遺物の考古科学的研究」の3部構成とした
が、この区分もまた便宜的なものである。いわゆる文系の学問
と考えられている考古学であるが、実は自然科学者との協働な
くしてはもはや成り立たなくなっている。逆に言えば、自然科
学との学際的連携によって考古学は新たな飛躍のチャンスを手
に入れた。伝統的な学問としての「中国学」の世界に新風を吹
き込もうとする研究者たちの奮闘する姿がここにある。

            【目 次】
巻頭言                                        中村慎一   ⅰ
例 言                               ⅱ
Ⅰ 遺物の考古学的研究 
 1.田螺山遺跡出土石器とその使用痕分析       
                              上條信彦・原田幹・孫国平    1
 2.跨湖橋遺跡出土木器           
                  村上由美子・齋藤哲・中村慎一・蒋楽平   21
 3.田螺山出土木器(2) 浦蓉子・川崎雄一郎・鶴来航介・
                       西原和代・村上由美子・桃井宏和・
                山下優介・王永磊・孫国平 41
                                   
 4.江家山遺跡出土木器           
         村上由美子・桃井宏和・中村慎一・楼航   79
Ⅱ 動・植物遺体と利用に関する研究 
 1.現代カザフスタンにおけるキビとアワ      竹井恵美子   93
 2.銭塘江流域新石器時代前半の環境と生業の実態     
                  金原正明・金原正子・113
             杉山真二・金原美奈子・劉斌・孫国平・蒋楽平・
           趙曄・王寧遠・閻凱凱・王永磊・陳明輝 
 3.良渚古城遺跡群・鍾家港南段地点および卞家山地点出土の鳥類
  遺体                            199
               江田真毅・宋妹・菊地大樹・劉斌
 4.中国の新石器時代の遺跡から出土するカメ類の遺骸 
                 平山廉・孫国平・王永磊  205
 5.中国浙江省の考古遺跡から出土したサルの化石 
     ―東アジアにおけるマカクザルの分布域の変化に関する考察―
         浅見真生・伊藤毅・高井正成・孫国平・王永磊  215
Ⅲ 遺物の考古科学的研究 
 1.中国産水銀朱を用いた古代日本の遺跡の時代変遷と地域性 235
                  神谷嘉美・高橋和也・南武志 
 2.田螺山遺跡出土のチャノキとみられる遺物のDNA分析にむけて
                               熊谷真彦・水野文月・王瀝 251



【2024年3月4日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82177
書  名 古代学研究 第237号
シリーズ
データ B5 58頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編著者 古代学研究編集局
出版年 2024年2月 
出版者
価 格 990円(税込)

           目  次
       
≪論  文≫
航空レーザ測量図による古市・百舌鳥王陵区大型前方後円墳の平面
企画図            ………………沼 澤   豊   1

≪特集 2022年度拡大例会シンポジ
「首長墓系譜の再検討」…………………………岩 本   崇  25
                                        上 田 直 哉
                                      太 田 宏 明
                                      絹 畠   歩
                                      木 許   守
                                      瀬 谷 今日子
                                      田 中 晋 作
                                      永 野 弘 明
≪研究メモ≫
福山城跡二之丸北面切岸について………………山 岡   渉  37
                                       江 草 由 梨
≪書評≫
古代学研究会編『埴輪生産からみた地域社会の展開』
                  …………木 村  理  51

≪古代学への提言 89≫
遺跡を取り巻く環境への理解を深めるために
              ……………金 澤 雄 太 表紙裏



【2024年2月29日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82176
書  名 大宰府跡
シリーズ (新日本の遺跡 2)
データ 四六版 154頁
ISBN/ISSN 978-4886219336
編著者 赤司善彦著
出版年 2024年3月 
出版者 同成社
価 格 1,980円(税込)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 *********************************************************** 
  ★「新日本の遺跡」刊行開始!★(監修:水ノ江和同・近江俊秀) 
  ***********************************************************
 このたび「日本の遺跡」シリーズを継承しつつ、大幅にリニューアル
した「新日本の遺跡」シリーズを開始いたします。日本列島の遺跡を再
評価し、地域から日本の歴史を照射する新シリーズ!(同成社刊行)
────────────────────────────────

【内容紹介】

古代の九州諸国を統括しつつ、平時には外交、戦時には国防の最前線を
担った大宰府。考古学的な視点から、その全貌を平易に解説する。
……………………………………………………………………………………
 【目次】

はじめに―大宰府の先進性と辺境性

第Ⅰ部 遺跡の概要―大宰府跡とは―

 第1章 大宰府の環境
 第2章 大宰府跡の研究史と保護の歴史
 第3章 大宰府の前史と機能


第Ⅱ部 遺跡のあゆみ―発掘調査が語るもの―

 第4章 大宰府跡の発掘調査
 第5章 発掘調査成果からみる大宰府の3つの機能
 第6章 大宰府跡の保存と活用

あとがき

────────────────────────────────

<既 刊>

●82022 三万田東原遺跡 九州縄文人のアクセサリー工房
       (新日本の遺跡 1)
    大坪 志子著/2023年11月 四六版 146頁 ¥1,980(税込)
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/82022/82022.html


【2024年2月28日 【近日入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82168
書  名 オホーツクの古代文化 東北アジア世界と北海道・史跡常呂遺跡
シリーズ
データ A5 216頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2401-4
編著者 東京大学文学部常呂実習施設/考古学研究室
出版年 2024年3月 
出版者 新泉社
価 格 2,530円(税込)

 【紹介文】

海を越えていくつもの文化が交錯し発展を遂げたオホーツク海沿岸の
地は、北海道の歴史を考える上で欠かすことができない。史跡常呂遺
跡を中心に、オホーツクの古代文化を追究した東京大学常呂実習施設
50年の歩みとともに、住居跡、狩猟・漁労具、人骨、土器のおこげな
ど、様々な資料を駆使した最新の研究成果を紹介する。

目次
はじめに
刊行によせて
本書のねらい
北海道における考古学的文化の変遷
北海道の気候と地域区分
オホーツクの古代遺跡
史跡常呂遺跡関連図

第1章 北の海に暮らした人びと
旧石器文化(山田哲)
コラム 常呂川流域の旧石器時代研究(中村雄紀)
コラム 旧石器/縄文時代移行期のミッシングリンクを探る(夏木大吾)
コラム 黒曜石製石器(山田哲)
縄文・続縄文文化(熊木俊朗・福田正宏)
コラム 擦切石斧(夏木大吾)
コラム 幣舞式土器とシマフクロウ(福田正宏)
コラム 縄文時代の漆製品からみた常呂川河口遺跡の漆塗櫛(太田圭)
コラム 弥生化と続縄文(根岸洋)
コラム 常呂川河口遺跡墓坑出土品(中村雄紀)
道東部のオホーツク文化(熊木俊朗)
コラム 銛頭(設楽博己)
コラム 動物意匠遺物(高橋健)
コラム 骨製クマ像(熊木俊朗)
コラム 日本列島の古代船からみたオホーツク文化の船(塚本浩司)
擦文文化からアイヌ文化へ(熊木俊朗)
コラム 常呂川下流域の擦文集落(榊田朋広)
コラム 北日本におけるレプリカ法による土器圧痕調査(太田圭)
コラム 擦文文化のフォーク状木製品(大澤正吾)
コラム 紡錘車と擦文文化(市川岳朗)

第2章 東北アジア世界と北海道
東北アジアからみたオホーツクの古代文化(福田正宏・佐藤宏之)
常呂川下流域の古環境(一木絵理)
形質人類学からみた北海道の先史(近藤修)
動物遺体からわかる生業や環境(新美倫子)
常呂の遺跡と食生態分析(國木田大)
北方漁労民の技術(高橋健)
アイヌ文化のクマ儀礼の起源をめぐって(佐藤宏之)
コラム ロシア極東の遺跡を掘る(森先一貴)

第3章 東北アジア考古学と常呂
東京大学と東北アジア考古学(福田正宏)
コラム 駒井和愛と渤海国の考古学研究(中村亜希子)
東京大学と常呂の出会いとあゆみ(熊木俊朗)
常呂実習施設の発掘調査の歴史と研究成果(熊木俊朗)
コラム 常呂研究室草創のころ(菊池徹夫)
コラム 常呂実習施設初期の発掘実習と職員宿舎(飯島武次)
コラム 常呂実習施設とともに(宇田川洋)
コラム 黒曜石を使う(大貫静夫)
コラム 二〇〇〇年代以降の新たな取り組み(佐藤宏之)
コラム 常呂実習で学んだこと(榊田朋広)
コラム モヨロ貝塚調査と東京大学(米村衛)

第4章 常呂の遺跡とともに
大学と地域連携 東大文学部と常呂実習施設の取り組み(熊木俊朗)
文化財の保存活用と地域連携(森先一貴)
世界遺産と地域連携(根岸洋)
史跡常呂遺跡の整備(山田哲・中村雄紀)
ところ遺跡の森案内(中村雄紀)
コラム 東大とのおつきあい(新谷有規)

むすびにかえて
もっと詳しく学びたい人へ
参考文献



【2024年2月28日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82167
書  名 古代出羽国の対蝦夷拠点 払田柵跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 165)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2285-2
編著者 吉川耕太郎著
出版年 2024年3月 
出版者 新泉社
価 格 1,870円(税込)

 【紹介文】

明治年間、秋田県で農作業中の水田から杉の角材が隙間なく列を
なして発見された。昭和初期の発掘により、律令国家が築いた対
蝦夷政策の拠点であることがわかった。この遺跡が史料に記録さ
れたどの城柵にあたるのか、90年以上に及ぶ論争と半世紀にわた
る発掘からその正体に挑む。

 【目次】

第1章 謎の城柵の発見
   1 姿をあらわした城柵
   2 律令国家の東北経営と城柵

第2章 払田柵跡を掘る
   1 水田に浮かぶ島
   2 払田柵跡の構造
   3 三重構造の城柵
   4 政庁とその変遷
   5 工房域と曹司域
   6 柵内のその他の調査
   7 払田柵創建後の周辺環境
 〈コラム〉遺跡にみる自然災害

第3章 出土文字資料は語る
   1 墨書土器・刻書土器
   2 木簡
   3 漆紙文書

第4章 払田柵跡の正体を探る
   1 払田柵跡の変遷
   2 払田柵跡をめぐる諸説
   3 払田柵とは何か
   4 これからの払田柵跡



【2024年2月21日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82147
書  名 埋葬行為と社会的記憶からみた古墳時代の終焉
シリーズ
データ B5 289頁
ISBN/ISSN 978-4864451789
編著者 荒井 啓汰著
出版年 2024年2月 
出版者 六一書房
価 格 4,950円(税込)

 【内容】

古墳はまぎれもなく墓であり、そこには被葬者の性格や社会関係だけで
なく、生きている側の意図や主体性が介在する。本書は、実際に埋葬を
おこなう生者の側に焦点を当て、「埋葬行為」と「社会的記憶」の2つの
概念から古墳時代後・終末期の埋葬施設を検討することで、古墳時代の
終焉とその社会変化に接近するものである。常総地域における箱式石棺
の埋葬行為や、東日本における横穴式石室の利用期間や人骨出土状況の
検討を中心に、6・7世紀における「祖先」や過去の死者への多様な行動
の実態を明らかにする。

 【目次】

序 章 本書のねらいと立場
 第1節 本書の目的と立場
 第2節 本書の構成
 第3節 用語と概念規定
第Ⅰ部 埋葬行為の理論的枠組み
第1章 古墳時代後・終末期の埋葬をめぐる現状
 第1節 古墳時代後・終末期における埋葬とその儀礼
 第2節 古墳時代後・終末期の社会的状況
 第3節 古墳時代後・終末期の埋葬研究の現状
第2章 2つの理論的枠組み 埋葬行為と社会的記憶
 第1節 古墳時代後・終末期の埋葬をめぐる2つの問題点
 第2節 埋葬行為の理論的枠組み
 第3節 社会的記憶の理論的枠組み
 第4節 埋葬行為と社会的記憶
第Ⅱ部 古墳時代後・終末期の埋葬行為とその変化 
    ケーススタディとしての常総地域
第3章 常総地域の地域性と一石棺内複数埋葬の展開
 第1節 常総地域の地域的特性と埋葬施設
 第2節 常総地域における地域区分と時期区分
 第3節 一石棺内複数埋葬の導入と展開
 第4節 一石棺内複数埋葬の背景
第4章 箱式石棺の埋葬方法とそのプロセス
 第1節 埋葬方法に関する問題と視点
 第2節 箱式石棺における埋葬の分類と検討
 第3節 埋葬プロセスとその評価
 第4節 二次葬的状況をめぐる評価
第5章 箱式石棺における埋葬行為とその変化
 第1節 視座と方法
 第2節 埋葬行為に関する分類と概念
 第3節 各要素の傾向と変遷
 第4節 箱式石棺の埋葬行為とその変化
 第5節 常総地域における埋葬行為の変容 石棺と石室
第6章 埋葬施設の破壊と再構築 常総地域を中心に
 第1節 埋葬施設の破壊と再構築をめぐる論点の整理
 第2節 埋葬施設の破壊と再構築の事例
 第3節 埋葬施設の破壊と再構築をめぐる社会的状況
 第4節 日本列島における古墳の破壊と再利用
第Ⅲ部 横穴式石室における埋葬行為と社会変化
第7章 東日本における横穴式石室の埋葬方法
 第1節 横穴式石室の埋葬方法をめぐる視点
 第2節 各地域における人骨出土石室の検討
 第3節 人骨出土状況からみた埋葬方法の分析
 第4節 先葬者に対する儀礼的行為
 第5節 東日本の横穴系埋葬施設と埋葬方法
第8章 関東地方における横穴式石室の埋葬行為
 第1節 埋葬行為とその視点
 第2節 各要素の分布と傾向
 第3節 各地域における階層的傾向
 第4節 関東地方における埋葬行為の特質
第9章 横穴式石室の利用期間と追葬行為
 第1節 横穴式石室における追葬をめぐる議論
 第2節 東海地方東部における横穴式石室の利用期間
 第3節 横穴式石室の長期利用とその背景
 第4節 追葬行為者からみた横穴式石室の利用
第10 章 埋葬行為からみた薄葬化の一側面
 第1節 終末期群集墳における薄葬化をめぐる課題
 第2節 埋葬施設の小型化と埋葬行為
 第3節 群集墳における追葬と再利用の実態
 第4節 終末期群集墳における薄葬化と追葬・再利用の関係
第11 章 古墳時代後・終末期における「祖先」の社会的役割
 第1節 「祖先」の概念とその意義
 第2節 古墳時代研究における「祖先」
 第3節 文献史学からみた「祖先」
 第4節 古墳時代後・終末期における「祖先」のあり方
終 章 埋葬行為と社会的記憶からみた7世紀の社会変化
 第1節 古墳時代後・終末期における「過去の死者」の位置付け
 第2節 先葬者への行為と7世紀の社会変化
 第3節 結論と課題
参考文献一覧
掲載古墳一覧
図版出典
あとがき



【2024年2月21日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82148
書  名 縄文社会の探究―高橋龍三郎先生古稀記念論集―
シリーズ
データ B5 541頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4864451765
編著者 高橋龍三郎先生古稀記念論集刊行会編
出版年 2024年1月 
出版者 六一書房
価 格 14,300円(税込)

 【内容】
 
早稲田大学文学学術院教授・高橋龍三郎先生の古稀を記念して刊行。
第一線で活躍する研究者による縄文時代に関する論考(約470ページ)
のほか、調査研究や教育普及活動にまつわる思い出(約50ページ)、
年譜(約20ページ)の三部構成。64 名の研究者による執筆。
…………………………………………………………………………………
 【目次】

Ⅰ 論 考

佐藤 宏之 縄文草創期の範囲について
福田 正宏 北海道先史と宗谷海峡以北―考古学研究の現状と展望―
飯塚 真人 蓮華弧線文土器の提唱
      ―縄文時代中期前葉の中部高地における一地方類型の検討
岩井 聖吾 武蔵野台地における縄文時代晩期後葉遺跡と浮線文土器群
大網 信良 土器容量からみた縄文土器の型式間関係―関東地方南西部
      の中期後葉土器群を対象に
岡本  樹 千葉県における土器製塩―北下遺跡と道免き谷津遺跡出土
      製塩土器の比較検討
金子 直行 縄文時代後期の有脚容器考
      ―動物意匠から獣脚の成立についての予察
川部 栞里 茅山下層式土器の古段階について
小林 圭一 縄文時代晩期香炉形土器の型式変化
佐藤 亮太 西尾市清水遺跡出土土器の再検討
菅谷 通保 縄紋晩期前半編年の見直しと細密沈線文土器
富永 勝也 縄文早期北海道南部の大集落中野A・B 遺跡の土器変遷
中沢 道彦 阿弥陀堂式土器の再検討
長山 明弘 加曽利E(新)式における土器系列の研究(2)
      ―「円形区劃文土器」の分化とその由来
蜂屋 孝之 異形台付土器出現の契機
細田  勝 大久保山遺跡出土土器の再検討―関東北部中期中葉土器群の
      様相
山﨑 太郎 関東における縄文時代後期前半の土器様相について
      ―朝顔形深鉢土器の広がりの検討
山本 孝司 多摩ニュータウンNo. 72 遺跡61 号住居跡出土土器に関する
      一考察
櫛原 功一 柱穴配置による集落分析の有効性
      ―多摩ニュータウンNo. 446 遺跡の再検討
小島 秀彰 福井県若狭地方における縄文時代後晩期の動き
      ―生業と社会への視点から
小林  克 東日本縄文中期の家族論序説―民俗と考古の関りから
坂口  隆 北海道美々4 遺跡BS3 周堤墓の基礎的研究
坪田 弘子 縄文時代中期後葉における屋外土器埋設遺構の一様相
      ―神奈川県三田林根遺跡例を中心に
寺内 隆夫 縄紋時代中期中葉における竪穴建物跡の利用について
      ―長野県沢尻東原遺跡竪穴建物跡SB13 の土器出土状況より
冨樫 那美 秋田県横手市域における縄文時代の墓制
中門 亮太 青森県における縄文時代後期後葉から晩期の「捨場」
西村 広経 東京湾東岸における縄文時代後・晩期大型竪穴住居跡の再検討
山内 将輝 形成過程から見た縄文時代後期東京湾東岸における貝塚の機能
      についての試論
井出 浩正 埋甕炉で共伴する異系統土器―縄文時代中期の社会交流
岩永 祐貴 埋甕における土器の選択
大野  薫 最古の分銅形土偶
忍澤 成視 縄文時代後期における房総半島産貝材の流通と社会形態―千葉
      県市原市西広貝塚及び我孫子市下ヶ戸貝塚検出資料からの検討
金子 昭彦 縄文土偶の造形焦点系統論
小林 謙一 南西関東縄紋中期集落における住居跡地への土器廃棄量の検討
佐賀 桃子 水煙把手土器の出土状況について
設楽 博己 通過儀礼の造形―イレズミと抜歯表現のある土偶・土面その他
谷口 康浩 勝坂と阿玉台―土偶表象に表れた文化生態的差異
中村 良幸 縄文中期における土偶過渡期の2 形態
      ―岩手県内の中期土偶を中心として
根岸  洋 文様にみる象徴性と祖霊観念
渡辺 千尋 縄文時代中期の土器製作に関わる遺物とその特徴
      ―神奈川県内の出土品を対象に
樋泉 岳二 千葉県我孫子市下ヶ戸貝塚の哺乳類遺体にみられる特殊な状況
      について
服部 智至 縄文時代のマダイ利用に関する基礎的研究
      ―東京湾東岸の貝塚産マダイの分布と組成
佐々木由香 縄文時代の鱗茎利用に関する民俗植物考古学的研究
山本  華 縄文時代と弥生時代のシソ属果実について
      ―多量圧痕と多数出土事例から
太田 博樹 ゲノム情報から遺跡出土人骨の親族構造を読み解く術
藤田  尚 縄文時代の古病理学
松田光太郎 熊本県における砂の岩石学的特徴と滑石混入土器の製作地推定
      ―曽畑式土器を例にして
山田 康弘 日本におけるbioarchaeology の方法論と実践例
      ―考古学的仮説と年代測定・同位体分析・DNA 分析による検証
Ⅱ 思い出 
Ⅲ 年 譜 



【2024年2月21日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82132
書  名 青銅器の生産からみる弥生時代
シリーズ
データ A5 184頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639029632
編著者 田尻義了著
出版年 2024年2月 
出版者 雄山閣出版
価 格 5,940円(税込)

 【内容紹介】

著者のライフワークである弥生時代の社会のあり方を展開する最新
論考!
福岡県春日市の弥生時代中期の須玖タカウタ遺跡出土の複数の土器
鋳型の新発見から、弥生社会における青銅器生産の位置づけを見直
し、福岡県矢部川流域に産出する弥生時代後期の石製鋳型の分析か
ら、青銅器生産体制、近畿・関東地方への広がりの様相を展開する。 
 
 【目次】

第1章 本書のねらいと構成

第2章  弥生時代中期における青銅器生産の定着と展開
    須玖タカウタ遺跡出土鋳型の衝撃/定着しなかった青銅器製
    作技術/変容した青銅器製作技術 円環型銅釧の展開/弥生時
    代中期における青銅器製作技術の定着と展開について

第3章  弥生時代後期における青銅器の拡散
    青銅器製作技術の広域拡散の様相/拡散した青銅器生産 関東
    地方における青銅器生産/青銅器製作技術の地域内拡散 藤木
    遺跡出土鋳型の検討/弥生時代後期における青銅器生産の展開
    について

第4章  弥生社会における青銅器生産の位置づけ
     鋳型素材の加工と流通について/青銅器の鋳型と鋳型状製品に
    ついて/青銅器生産と流通から捉える権力 相互予期と規制/
    青銅器祭生産の変化とマツリの変化

第5章  青銅器の生産からみる弥生社会
        これまでの本書のまとめ/鋳型素材流通からみた弥生社会/
    おわりに



【2024年2月14日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82142
書  名 東西日本の弥生文化~東京国立博物館収蔵コレクションより~
シリーズ (令和5年度伊都国歴史博物館冬季特別展)
データ A4 48頁
ISBN/ISSN
編著者 伊都国歴史博物館編集
出版年 2024年1月 
出版者 糸島市立伊都国歴史博物館
価 格 770円(税込)

 【ご紹介】(HPより抜粋)

伊都国歴史博物館では冬季特別展として、東京国立博物館が所蔵する、日本列島
各地から出土した弥生時代の特徴的な資料を展示します。
北は北海道から南は九州まで、日本各地各地で展開した、個性豊かな弥生時代像
を描き出し、当時の糸島(伊都国)の特徴を見出します。
本展では、北海道から九州まで、列島各地から出土した弥生時代(北海道のみ併
行期の続縄文時代)の土器を紹介します。
糸島から出土し、現在、東京国立博物館に収蔵されている資料があります。
今回は、その中から井原で出土した細形銅剣(ほそがたどうけん)と、勾玉・管
玉が里帰りします。
………………………………………………………………………………………………
目 次
第Ⅰ章 稲作文化の到来と土器様式の変化 ……………………………………  3
第Ⅱ章 東西日本列島の土器西日本 …………………………………………… 10
第Ⅲ章 東西日本列島の土器東日本 …………………………………………… 17
第Ⅳ章 列島の多様な青銅器文化 ……………………………………………… 24

青銅器部分名称・展示品出土地・主要展示品
図版目録・主要参考文献・協力者一覧 ………………………………………… 44



【2024年2月14日 【品切】


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書籍番号 82138
書  名 古代学と遺跡学―坂靖さん追悼論文集―
シリーズ
データ A4 537頁 巻頭カラー図版
ISBN/ISSN 978-4-600-01393-6
編著者 坂靖さん追悼論文集刊行会
出版年 2024年2月 
出版者 坂靖さん追悼論文集刊行会
価 格 品切れ

                目 次
巻頭図版
目次

<特別収録>
寺口千塚古墳群(平石谷川地区)第1次調査とその問題点
 ―とくに多葬の問題について―              坂  靖   1

葛城川扇状地における縄文時代中・後期の遺跡動態      小泉翔太   9
西北九州の朝鮮半島系筒形容器に関する覚書         岡部裕俊  21
長崎県原の辻遺跡にみる大型砥石の二相           水野敏典  29
扇状地・低中位段丘における古墳時代集住遺跡群形成の過程
 ―「坂モデル」についての覚書―                         若林邦彦  37
近江湖南地域における古墳時代前期の鍛冶                   大道和人  45
弥生墳丘墓と前期古墳の性格の相違
 ―上器配置と玉類副葬の様相から―                       三好 玄  53
副葬品配置から見た玉の副葬―玉副葬の変化を考える―       廣瀬時習  61
定型化以前の直弧文                                       杉山拓己  69
古墳時代前期における円筒埴輪の型式変化
 ―いわゆる「極狭口縁」を中心に―                       宇野隆志  77
五色塚古墳出上埴輪の割付技法                             村瀬 陸  85
佐紀古墳集団と南山城                                     古川 匠  93
葛城王朝と欠史八代―初期ヤマト政権の動向をめぐって―     米川仁一 101
空中写真を利用した墳形の再検討
 ―大和高田市所在茶臼山古墳を例として―                 北中恭裕 111
葛城山麓の古墳を考える―首長墓の選地から―               千賀 久 115
物部氏の首長層居宅                                       小栗明彦 121
南郷遺跡群の論点―坂靖説の検討―                         青柳泰介 129
ヤマト王権の鉄器生産論と南郷遺跡群                       村上恭通 139
南郷角田遺跡出上の小鉄片再考
 ―遺跡出土の鍛造剥片・金属片との比較から―             真鍋成史 143
南郷角田遺跡出土の小札状鉄製品              吉村和昭 151
南郷遺跡群の銅製品について                平井洸史 155
南郷遺跡群における古墳時代中期の山陰東部系土器      中野 咲 163
大県・大県南遺跡の古墳時代中期の鍛冶工房の再検討     田中清美 171
古墳時代の金工品に共有される文様
 ―日韓の心葉形唐草文を素材に―             山本孝文 181
渡来系鉄製農具刃先の「定着」と「非定着」
 ―又鍬先・又鋤先、サルポ形刃先、タビ形刃先―      魚津知克 189
紀伊における両頭金具の受容と展開―弓矢儀礼創出素描―   佐藤純一 197
紀伊の製塩土器                      田中元浩 207
初期群集墳序説―兵庫県播磨地域の様相から―        阿部 功 215
鳥取県米子市宗像1号墳・5号墳のトレース図         森下浩行 223
備前邑久地域の首長墳とその経済的基盤           亀田修一 233
黒井峯遺跡におけるムラの姿と馬の相関
 ―黒井峯遺跡Ⅱ・Ⅲ群の再検討を通して―         深澤敦仁 243
上野一之宮・貫前神社周辺の古墳時代後期遺跡        右島和夫 251
群像のなかの太鼓形埴輪
 ―和歌山市・井辺八幡山古墳の事例を中心に―       松田 度 259
岩橋千塚のヒレ付き円筒台―跪坐人物埴輪の一例として―   丹野 拓 267
九州地方の盾持ち人埴輪の実態               岡﨑晋明 275
『東京人類学会雑誌』掲載の人物埴輪            日高 慎 283
ネリー・ナウマンの「人物埴輪論」を読む          川崎 保 291
古墳時代の動物毛利用の実態を知るための基礎的研究
 ―奈良県内古墳出土品を例として―            奥山誠義 239
香久山と畝傍山
 ―原材料としての鉄バクテリア塊の史的意義―       髙橋幸治 307
高取町内検出の大型大壁建物                木場幸弘 315
出土状況からみた三重県北野遣跡出土の有孔広口筒形土器   川崎志乃 319
陶棺のサイズに関する一試考
 ―近畿地域と告備地域の比較を中心に―          絹畠 歩 325
小山田古墳と舒明天皇陵                  清水康二 333
「宜用小石」の石槨について―大化薄葬令と高安山1号墳―   米田敏幸 341
阪神地方枢要部の「権力核」的地域形成過程をめぐる一考察
 ―古墳時代首長系譜の様相から古代前半期の官衙領域確立に向けて―
                             森岡秀人 349
南郷遺跡群周辺の古代                   大西貴夫 361
畝傍山麓の古代寺院―大窪寺と山本寺の建立背景―      清水昭博 369
南河内の土師器椀生産―宮都への供給という観点から―    木村理恵 377
飛鳥京跡苑池にみる二つの流水施設             東影 悠 385
藤原宮の幢幡図像について                 塚田良道 393
宮殿構造からみた伊勢神宮・斎宮の成立
 ―前期難波宮と皇大神宮・斎王宮殿域の連関―       川部浩司 401
古代志摩国の原像―海産物生産の一断面―          穂積裕昌 411
益田池の復元                       北山峰生 419
日本における鬼門の導入と展開               岡見知紀 427
図像からみた古代絵馬の特質―出土絵馬を中心に―      前田俊雄 433
大和国西京瓦屋についての一考察―尻江田瓦屋を中心に―   岡田雅彦 441
春秋戦国時代長平之戦いの兵士埋葬坑について        神谷正弘 449
朝鮮半島青銅器文化と社会                 宮里 修 455
韓国ソウル夢村土城を理解するための新資料     權五榮(李東奎訳) 463
百済漢城期における諸墓制の木棺復元       金武重(平郡達哉訳) 469
百済食器にみる飲食文化              韓志仙(中野咲訳) 477
韓半島海洋祭祀遺跡調査研究の動向             平郡達哉 485
百済大通寺の創建瓦―公州班竹洞出土瓦を中心に― 李炳鎬(井上直樹訳) 493
朝鮮時代における鍛冶工房跡の分布と官営製鉄の特徴
 ―高興・鉢浦萬戸城の製鉄工房跡を中心に―        金 想 民 505
プレ・アンコール期の土器編年構築に向けた予察
 ―サンボー・プレイ・クック遺跡出土資料を中心として―  本村充保 513
メラネシアにおける巨石遺跡の消長と社会変化
 ―ソロモン諸島ロヴィアナ地域を事例として―       長岡拓也 519
ユニバーサル・ミュージアムの取り組みについて
 ―橿原考古学研究所附属博物館の事例―          北井利幸 527

執筆者一覧
あとがき



【2024年2月5日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82045
書  名 古事記編纂者 太安萬侶
シリーズ (太安萬侶没後1300年 令和五年度 秋季特別展 特別展図録第94冊)
データ A4 87頁
ISBN/ISSN
編著者 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館編集
出版年 2023年10月 
出版者 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
価 格 1,210円(税込)

この図録は、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館において令和5(2023)
年10月7日から11月26日に開催された太安萬侶没後1300年 令和5年度 秋季
特別展『占事記編纂者太安萬侶』の展示解説書である。

              目 次
例言
占事記編纂者 太安萬呂 …………………………………………………   5
本展覧会関連地図 …………………………………………………………   7
本展覧会関連年表 …………………………………………………………   8
序章 太安萬侶と古事記 …………………………………………………   9
第一章 太安萬侶が生きた平城京 ………………………………………  15
第二章 火葬墓―同時代を生きた官人と僧の墓― ……………………  33
  コラム 道昭以前の火葬と渡来系氏族 ……………………………  35
第二章 墓誌―名を遺す人々― …………………………………………  51
  コラム 太安萬侶墓の構造と課題 …………………………………  62
  コラム 太安萬侶慕に見え隠れする古代豪族ワニ氏の残影 ……  68
終章 太安高侶墓研究の最前線 …………………………………………  77
  コラム 太安萬侶墓から出土した炭化材の再検討 ………………  80
資料 …………………………………………………………………………  82
出品日録 ……………………………………………………………………  84
主な参考文献 ………………………………………………………………  86
展覧会中の行事 ……………………………………………………………  87
協力機関・協力者・スタッフ ……………………………………………  87



【2024年2月3日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82130
書  名 長者山城跡 新発見の安芸の古代山城 調査報告書
シリーズ (古代山城研究会 研究報告書)(付図一枚)
データ A4 24頁
ISBN/ISSN
編著者 古代山城研究会
出版年 2024年1月 
出版者
価 格 1,100円(税込)
 <参考記事>
  NHK広島: “かつての安芸国に城が” 広島に新たな古代山城を発見   https://www3.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/20240202/4000024935.html

目次
向井一雄(古代山城研究会・代表)「新発見の長者山城跡について」
図版
参考資料

………………………………………………………………………………

★再入荷★

81955 謎の山城・茨城を探る
    ~古代山城・茨城と芋原の大すき跡~
    (第65回古代山城研究会例会)(プログラム・予稿集)
           2023年9月 A4 50頁 ¥1,100(税込)
         https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/81955/81955.html



【2024年1月31日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82122
書  名 紀元一世紀の社会変革―弥生後期のはじまりをさぐる―
シリーズ (令和5年度冬季特別展 大阪府立弥生文化博物館図録76)
データ A4 112頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立弥生文化博物館編集
出版年 2024年1月 
出版者 大阪府立弥生文化博物館
価  格 1,650円(税込)


【紹介】

紀元一世紀の日本列島では、弥生時代中期から後期への移行にともない、
各地で集落の断絶や土器様式の大きな変化が生じたことが知られていま
す。本展では、近畿地方及び日本海や瀬戸内海沿岸地域の資料を取り上
げ、近年進展めざましい酸素同位体比年輪年代法の研究成果などをまじ
えつつ、集落動態、土器様式、地域間交流などの多角的な視点から、弥
生時代最大の画期とも目されるこの変化が生じた背景にせまります。

もくじ
  2 もくじ・凡例
  3 ごあいさつ
  4 プロローグ
  15 第Ⅰ章 繁 栄―弥生時代中期後葉の近畿地方―
  27 第Ⅱ章 断 絶―弥生時代後期の始まり―
  41 第Ⅲ章 交 流―東アジア情勢の変動―
  55 第Ⅳ章 新秩序―祭祀圏の並立―
  73 エピローグ
■特別論考
  76 鉄製刀剣類からみた弥生時代後期の西日本
     岡山大学文明動態学研究所 特任准教授 ライアン・ジョゼフ
■論 考
 86 独立棟特柱建物と近畿弥生社会
     大阪府立弥生文化博物館 館長   禰冝田佳男



【2024年1月31日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82124
書  名 播磨から弥生社会を問いなおす
シリーズ (第23回播磨考古学研究集会 資料集)
データ A4 260頁
ISBN/ISSN
編著者 第23回播磨考古学研究集会実行委員会編集
出版年 2024年1月 
出版者
価  格 2,200円(税込)

            目 次

【講演・報告資料】
 報告1  荒木幸治「集落構造の比較分析」………………   1
           播磨の墓調査事例集成……………… (33)
 報告2  山中良平「墳墓の変遷からみた播磨の特質」…  89
                     播磨の集落調査事例集成 ………… (111)
 報告3  園原悠斗「播磨における弥生時代石器の特質」
                     ……………… 125
 報告4  藤原怜史「播磨における金属器の広がりとその生産」
                      …………… 133
 基調講演 寺前直人「弥生時代中期から後期の社会構造と変化」
                      …………… 139

【資料集成】
「播磨の弥生時代金属器関係資料集成」……………………… 153
「播磨の石器資料集成補遺」…………………………………… 247



【2024年1月31日 【品切】


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書籍番号 82125
書  名 播磨の中期古墳
シリーズ (第22回播磨考古学研究集会 記録集)
データ A4 111頁
ISBN/ISSN
編著者 第22回播磨考古学研究集会実行委員会編集
出版年 2024年1月 
出版者 第22回播磨考古学研究集会実行委員会
価  格 【品切】

           目 次

【論考】
「古墳時代中期の政権構造について―「陪塚」および「中・小型
 主墳」の被葬者像―」                 
         田中晋作(山口大学)……………………………  1
「北播地域の中期古墳 玉丘古墳群を中心に」
         藤原光平(加東市教育委員会)………………… 39
「西播磨の中期古墳とその特徴」
         山中良平(赤穂市教育委員会)………………… 59
「古墳時代中期における東播西部の古墳築造動向」
                 平尾英希(加古川市教育委員会)……………… 71
「東播東部地域の中期古墳築造動態と2、3の課題」
         中久保辰夫(京都橘大学)……………………… 78
【シンポジウム】
「古市・百舌鳥古墳群と古墳時代中期の播磨」 ………………… 93



【2024年1月31日 【2/4 入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82128
書  名 邂逅の考古学-木許守さん還暦記念論文集-
シリーズ (ナベの会考古学論集 第3集)
データ B5 135頁
ISBN/ISSN
編著者
出版年 2023年12月 
出版者 ナベの会
価  格 2,200円(税込)

                          目 次

 序 -日本一の愛妻家考古学者を祝す―……森岡 秀人………ⅰ

目 次……………………………………………………………………ⅲ

文化遺産と文化財 -文化遺産学概説 備忘-
              …………………木許 守…………1
巨勢山古墳群における木棺直葬墓の副葬品配置について 
                   ……尼子 奈美枝……15
石棺型式の共有からみた有明海沿岸地域の首長墓
~北肥後型舟形石棺と横口式家形石棺を採用する古墳を資料として
           …………………………太田 宏明………27
ヨーロッパの巨石建造物研究の視点の変化
-ブリテン島の事例を中心に-…………………奥田 智子………41
岩橋千塚古墳群における竪穴式石室について…金澤 舞…………49
写真計測を用いた横穴式石室の記録作成(2)
-奈良県御所市孫九郎山古墳・国見神社参道古墳・條庚申塚古墳-
           …………………………金澤 雄太………61
絵葉書セットから推定する古墳の絵葉書の年代
-芦屋神社境内古墳と城山古墳群の絵葉書の撮影年代・発行年代・
使用年代-      …………………………竹村 忠洋………69
近世の茶碗焼造に用いた窯道具と釜山窯との比較検討について
           …………………………永井 正浩………81
埴輪生産の波及とその変遷………………………花熊 祐基………95
「慶野組銅鐸」の特殊性に関する細部観察からの究め 
                  ………森岡 秀人 ……105
墓制からみた中世のはじまり  …………………渡邊 邦雄 ……123

木許守さん略年譜 ……………………………………………………135



【2024年1月23日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82118
書  名 東亜考古学論攷
シリーズ
データ A5 650頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4866561561
編 著 者 西谷 正著
出 版 年 2024年1月 
出 版 者 海鳥社
価   格 13,200円(税込)


 【内容簡介】
 
鞍形磨臼や支石墓に見る原始の北東アジア関係、陶質土器や鉄、
象嵌など種々の技術革新が物語る南北世界の形成、海底遺跡か
ら明らかになる東シナ海交易の実態、さらにシルクロードを介
した遙か西域との文化交流まで──時空を越えて広がり続ける
探究心の軌跡。

 【本書目次】
 
■第1章 [総説]東アジアにおける対外交流の諸段階

■第2章 弥生文化とその周辺
  第1節 北東アジアの鞍形磨臼
  第2節 紀元前後の東アジア
  第3節 美松里型土器とその文化について
       ──中国・東北考古学に触れて
  第4節 北東アジアの中の新町支石墓群
  第5節 日朝原始墳墓の諸問題
  第6節 漢帝国と東アジア世界
  第7節 東アジアの中の楽浪郡
  第8節 烏丸鮮卑東夷伝の考古学
  第9節 倭の国邑と倭国の乱
  第10節 中国・東北地方における初期鉄器資料
  第11節 済州島と弥生文化

■第3章 北東アジアの古墳文化
  第1節 東アジアの中の武寧王陵
  第2節 加耶から見た古代の近畿
  第3節 渡来人の虚像と実像
       ──加賀の渡来文化に関連して
  第4節 象嵌技術の系譜
  第5節 朝鮮・三国時代の土器の文字
  第6節 日本古代の土器に刻まれた初期の文字
  第7節 日本出土の朝鮮系土器

■第4章 古代統一国家群の諸相
  第1節 唐・章懐太子李賢墓の礼賓図をめぐって
  第2節 泰山における封禅と渡来唐人・破斯人
  第3節 拍板について
  第4節 朝鮮古代の連珠文
  第5節 正倉院の中の新羅文物
  第6節 渤海・塔基墓の背景

■第5章 中・近世の東アジア
  第1節 1982年度新安海底発見の木簡について
  第2節 1983年度新安海底発見の木簡について
  第3節 朝鮮陶磁と日本の交流諸問題
  第4節 高麗の双鳳文柄鏡について
  第5節 石戦について
  第6節 高麗・朝鮮両王朝と琉球の交流
  第7節 キリシタン考古学の成果

■第6章 シルクロードの考古学
  第1節 シルクロードの文化遺産
  第2節 新疆から朝鮮・日本まで
  第3節 朝鮮古代文化の源流をシルクロードに求めて
  第4節 古代の九州・日本にとってのシルクロード
  第5節 新疆ウイグル自治区における農業
       ──その過去と現在
  第6節 新疆雑感
  第7節 西域から日本まで

■第7章 東アジア考古学の諸問題
  第1節 東アジアの「越・韓・琉」──物質文化
  第2節 日本と東アジアの水中考古学
  第3節 朝鮮半島西南部の水中遺跡

■第8章 北東アジアの世界文化遺産
  第1節 国境をまたいで登録された高句麗遺跡群
  第2節 世界文化遺産に登録された高句麗の遺跡
  第3節 公州・扶余地区の世界文化遺産登録戦略



【2024年1月21日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82117
書  名 紀伊考古学研究 第26号
シリーズ
データ B5 81頁
ISBN/ISSN 1880-8530
編 著 者 紀伊考古学研究会編集
出 版 年 2023年8月 
出 版 者 紀伊考古学研究会
価   格 2,200円(税込)

                目 次
【研究】
  壁川崎遺跡の露頭断面採集資料
   ―旧石器包含層の確認に向けて― ……………中原 正光  (1)
  大木系石器群の中部以西への波及とその様態
   ―和歌山県天田橋南出土の石匙から― ………橋本 勝雄  (9)
  和歌山県北部で採集した旧石器・縄文時代資料について
                     ………北村 純治 (23)
  紀伊における初期石塔の生産と流通
      ―紀伊北部地域に分布する中世の滑石製石塔―
                                   ………………北野  隆亮 (29)
【資料紹介】
  日高町小池古墳出土遺物について ………………仲辻  慧大 (45)
  和歌山市船戸山古墳群で採集されたヒスイ製勾玉
                                   ………………前田 敬彦 (53)
【書評】
  中村貞史著「紀州陶磁器関係資料集』 …………北野 隆亮 (57)
  歴史遺産が地方を拓くためには
   書評 藤田達生編「歴史遺産が地方を拓く』①紀伊半島の文化財
      ・②紀伊半島の創生          
           ………………小林 高太・佐藤 純一・田中 元浩 (59)
  【和歌山県の考古学関係文献目録(2022年)】 ……事 務 局 (79)
  【活動記録】 …………………………………………事 務 局 (81)



【2024年1月21日 【近日入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82108
書  名 古代人の食事と健康
シリーズ (ものが語る歴史 42)
データ A5 218頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-886219299
編 著 者 三舟隆之著
出 版 年 2024年1月 
出 版 者 同成社
価   格 4,180円(税込)

<出版社HPより>

 【内容簡介】

古代の日本人は何をどのように食べていたのか。食材の解明に
とどまらず、その調理法や保存方法、さらに栄養状態と病気と
の関係までも視野に入れ、学際的な研究成果から古代の食を総
括する。
……………………………………………………………………………
 第1章 日本人は何を食べてきたか
   1.古代食研究の方法と問題点
   2.古代の食を再現する難しさ
   3.理化学的アプローチの可能性

 第2章 土器と古代食
   1.土器から探る古代食研究の可能性
   2.土器の名称とその用途
   3.土器で米を炊く
   4.土器で塩をつくる
   5.古代食の再現と土器研究の課題

 第3章 文献史料から古代の食を再現する
   1.古代の食材とその加工・保存法
   2.古代の発酵食品と調味料
   3.文献史料にみえる調理法

 第4章 古代食再現への試み
   1.現代の食品との比較
   2.写経所の給食を再現する

 第5章 古代人の食と病
   1.写経生の食事と病気
   2.山上憶良の病気
   3.藤原道長と糖尿病
   4.天平7・9年の疫病大流行と食事療法
   5.『病草紙』にみえる食と病

 終 章 古代食研究から何を読み解くか


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書籍番号 82109
書  名 東大寺大仏になった銅 長登銅山跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 164)
データ A5 219頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2334-5
編 著 者 池田善文著
出 版 年 2024年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

<出版社HPより>
 【紹介文】

東大寺大仏の鋳造に産出した銅が使われた長登銅山。山口県
中央の山中にいまも奈良時代の露天掘跡と採掘坑が残り、山
麓では製錬炉の跡が多数みつかり、製錬時にでる滓や銅生産
の道具が出土した。800点余の木簡の解読とあわせて、律令
国家による銅生産と流通の実態を解明する。

 【目次】

 第1章 大仏鋳造に使われた銅
  1 大仏創建時の銅はどこから
  2 「奈良登」の伝説とかすかな証拠

 第2章 どのように採鉱したのか
  1 銅鉱床の生成
  2 露天掘跡
  3 採掘坑群
  4 古代の採鉱技術

 第3章 どのように製錬したのか
  1 選鉱とその道具
  2 製錬作業場
  3 古代の炉
  4 粘土と木炭
  5 大溝と排水溝

 第4章 木簡からみた生産の実状
  1 長登銅山の役所は
  2 採掘の実状
  3 製錬の実
  4 流通・運搬の実状

 第5章 その後の長登銅山
  1 その後の長登銅山
  2 長登銅山の保存と活


【2024年1月21日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82107
書  名 対馬暖流をめぐる先史時代の土器文化
シリーズ
データ B5 576頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-7-4-63902954-0
編 著 者 幸泉満夫著
出 版 年 2024年1月 
出 版 者 雄山閣出版
価   格 24,200円(税込)

<出版社HPより>
【内容紹介】
列島に、未知の土器文化帯が潜在!!
縄文時代の後半、対馬暖流に沿う東西約600㎞の範囲に、これまで
考古学界が把握できてこなかった未知の土器文化帯が潜在していた。
“文様のない土器”を新たなキーワードに、大陸・韓半島と日本列
島との新たな接点を、独自の視点から徹底追跡する。
構想20余年… 著者がその半生を捧げた渾身の著書、ついに、発刊!!
…………………………………………………………………………………

【目次】

 第Ⅰ部 対馬暖流ベルト地帯と新たな課題の設定
   第1章 対馬暖流ベルト地帯
   第2章 西日本の無文系土器をめぐる課題と関連学史
   第3章 西日本内部の小地域区分と各基準の設定

 第Ⅱ部 対馬暖流ベルト地帯内部における各地の様相
   第1章 韓半島東南部域
   第2章 北部九州沿岸域
   第3章 山陰中部域
   第4章 北陸西部域

 第Ⅲ部 対馬暖流ベルト地帯周縁の様相
   第1章 東西瀬戸内域
   第2章 東南四国域
   第3章 南四国域

 第Ⅳ部 文様のない縄文土器と対馬暖流ベルト地帯
   第1章 総括―新たに導かれた17のフェイズと大画期―
   第2章 課題と展望
 コラム①下関市神田遺跡と対馬暖流ベルト地帯
 コラム②隠岐諸島と対馬暖流ベルト地帯
 コラム③北陸系土器と中期以前の対馬暖流ベルト地帯



【2023年12月21日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82076
書  名 古墳出現期土器研究 第10号
シリーズ
データ A4 157頁
ISBN/ISSN
編 著 者 古墳出現期土器研究会編集
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 古墳出現期土器研究会
価   格 1,320円(税込)

巻頭言
    会誌第10号発刊の慶事に寄せて………………森岡 秀人    1
   ―庄内遺跡の発見からもうすぐ90年、庄内式土器の提唱から
   近々60年―
<論文>
  庄内形甕の出現とその意義 …………………田中 元浩    3
  型式学と分類学・その4 ……………………加納 俊介   23
   ―型式・形式(器種)・様式―
  中河内地域における弥生時代後期の他地域系土器について 
                ………………西浦  熙   41
  纒向遺跡各区域の外来系土器出土比率について 
                 ………… 市村慎太郎   55
  北部九州と山陰の交流 ………………………中川  寧   71
   ―土器と漆塗り木製品―
  庄内式期Ⅳの認識整理と今後の課題(前編) 
               ……………… 米田 敏幸   91
  古墳時代中期の北近畿地域における布留系土器の展開と地域色
  の発現
   ―刺突痕跡を持つ高坏を中心として― …中野  咲  103
<コラム>
  土器の出入りや影響と人の移動問題をめぐる歩き野帳雑考 
                ………………森岡 秀人  127
<例会報告>
  古墳出現期土器研究会の記録(8) ………市村慎太郎人  149



【2023年12月21日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82077
書  名 魏晋南北朝の金属器
シリーズ (黒川古文化研究所・研究図録シリーズ10)
データ A4 130頁
ISBN/ISSN
編 著 者 馬渕一輝編
出 版 年 2023年10月 
出 版 者 黒川古文化研究所
価   格 1,980円(税込)

【内容簡介】

■本図録は黒川古文化研究所における第130回展観「魏晋南北朝の
  金属器」(2023年10月14日~11月26日)の開催に伴い編集・発行した。
  ただし、展覧会の総目録としてではなく、より研究性の高い図録を
  目指して掲載作品を絞った。また、作品ごとに類例や関連論文を掲
  載し、魏晋南北朝の器物研究の手引書となるよう配慮した。
 (図録より抽出)
───────────────────────────────
目 次
 I. 総説 金属器からみた魏晋南北朝の歴史と文化  馬渕一輝      3
Ⅱ. 器物図版                                15
  1. 後漢・三国時代の青銅器生産      16
  2. 両晋十六国時代の胡漢と金製品        32
  3. 南北朝時代の革新と響銅     56
  4. 魏晋南北朝時代の貨幣     88
Ⅲ.中国地図(三国~南北朝時代)                               100
IV. 蛍光Ⅹ線分析による響銅を中心とした金属組成調査  川見典久 102
Ⅴ. 魏晋南北朝時代の五鉢銭   馬渕一輝                  108
VI. 仏教文化の東伝と中国青銅器の変容     岡村秀典            114
VⅡ.掲載作品リスト                                           128



【2023年12月21日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82078
書  名 出土銭貨 第44号
シリーズ
データ B5 154頁
ISBN/ISSN 1882-3769
編 著 者 出土銭貨研究会編集
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 出土銭貨研究会
価   格 2,750円(税込)

    出土銭貨研究会の会長就任にあたって ……… 松 村   恵 司   1
【案内】『飛鳥池遺跡発掘調査報告』
    (奈良文化財研究所学報第71冊)の刊行について 
                     …… 事   務  局   2
【2023年出土銭貨報告会】ここまでわかった初期貨幣史 
                     …… 松 村   恵 司   7
【2023年出土銭貨報告会】近江国出土の古代銭貨 
                  …………… 佐 伯   英 樹  22
【2023年出土銭貨報告会】
   近年の発掘調査成果からみた周防鋳銭司の銭貨生産 
                ………………… 丸 尾   弘 介  25
【古代銭貨 論文】日本古代貨幣流通史に関する覚え書き 
                ………………… 森     明彦  33
【古代銭貨 報告】滋賀県高島市弘川佃遺跡の軋元大寳
                    ……… 宮 﨑  雅 允  45
【古代銭貨 報告】山陰道出土の古代銭貨について
                  …………… 八 峠    興   57
【古代銭貨 報告】多賀町大門池南遺跡出土の隆平永寳
                    ……… 森 田  真由香  67
【案 内】2024年出土銭貨報告会の案内 …………  事    務   局  72
【資料紹介】黒川古文化研究所の古鋳銀錠 
               ………… 永井久美男・川見 典久  73
【論 文】新潟県における六道銭の様相(上)  …… 高 尾  将 矢  79
【論 文】京坂の近世墓地にみる銭貨副葬の様相  小田木 富慈美 109
【情 報】香川県の出土銭貨情報 ………………… 谷  本  峻 也 131
【情 報】兵庫県の出土銭貨情報 ………………… 渡 辺     昇  135
【情 報】大阪府下の出土銭貨情報 ……………… 尾 上     実  139
【情 報】新潟県の出土銭貨情報(2022年) ……… 高 尾  将 矢 141
【情 報】石川県の出土銭貨情報 ………………… 小早川 裕 悟 145
【報 告】2023年出土銭貨報告会 ………………… 谷  本  峻 也 148
【目 録】2021年「出土銭貨」主要文献目録 …… 嶋 谷  和 彦 149
     事務局からのお知らせ ………………… 事    務   局 153



【2023年12月21日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82075
書  名 関西近世考古学研究 29 近世墓地からわかること
シリーズ
データ A4 222頁
ISBN/ISSN
編 著 者 関西近世考古学研究会編集
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 関西近世考古学研究会
価   格 3,190円(税込)

                   目 次
講演
「生の近世日本史」から「死の近世日本史」を考える 
                     …………木下 光生   1
 江戸時代人骨のライフヒストリーの復元―生物考古学創生―
                       ……長岡 朋人   3

報告
梅田墓(大深町遺跡 0C19―1次)の発掘調査成果 ………大庭 重信  11
寺町旧域の近世墓地 ………………………………………引原 茂治  27
近世・堺の寺墓と三昧場 …………………………………嶋谷 和彦  37
葬制からみた小倉城下町の近世墓地 ……………………佐藤 浩司  55

紙上報告
江戸の近世墓地………………………………………………梅村 忠志  75
加賀藩主前田家墓所とその家臣団の近世墓地……………庄田 知充  91
愛知県内の近世墓地の発掘調査例 ………………………佐藤 公保 107
東海市・長光寺遺跡における近世墓地(子墓)の様相……宮澤 浩司 127
桑名城下町の近世墓地―法盛寺の調査事例を中心として― 
                      ………須藤 梢  137
千提寺西遺跡他における近世墓地について―潜伏キリシタンと仏教徒の
墓                  ………………合田 幸美 153
明石市の近世墓地―雲晴寺跡、源太塚の調査から― …稲原 昭嘉 167
山陰における近世墓地の考古学的検討 …………………中森 祥  175
大分県下における近世墓地発掘調査の成果について
~女狐近世墓地・中尾近世墓地の発掘調査を中心として~
                     …………吉田 寛  191
熊本市智照院細川家墓所―熊本藩上級武士一族墓の調査―
                     ………美濃口 雅朗 207



【2023年12月19日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82064
書  名 古代武器研究 Vol.18
シリーズ
データ A4 115頁
ISBN/ISSN 1346-6313
編 著 者
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 古代武器研究会
価   格 2,200円(税込)

           目 次
『古代武器研究」VoI.18の刊行にあたって
  塚本敏夫 古代武器研究会代表幹事 ……………………… 2
【論文】
 弥生時代の武器の源流:草原地帯から日本列島へ
  中村 大介 埼玉大学人文社会科学研究科 ……………… 5
 弥生時代併行期における鉄剣をめぐる交流
  ―朝鮮半島東南部と日本列島を対象として―
  鈴木 崇司 駒澤大学大学院・日本学術振興会特別研究員DC2 
                        ……………21
 古墳時代の外来系武具と倭系武具
  内山 敏行 公益財団法人とちぎ未来づくり財団蔵文化財
    センター                                      ………37
 単龍・単鳳環頭大刀生産の拡大と外来技術工人
  金 字大 滋賀県立大学人間文化学部 ………………………51
 日本古代の外来系武器類の性能と威儀機能
  津野 仁 元 公益財団法人とちぎ未来づくり財団蔵文化財
    センター               ……………………67
 古代の武器・武具生産組織と渡来系技術・文化―雑戸籍を手が
  かりに―
  田中 史生 早稲田大学文学学術院 …………………………83

【総合計議】 …………………………………………………………95
 コーディネーター 初村武寛、ライアン・ジョセフ
 発言者 中村大介・鈴木崇司・内山敏行・金 宇大・津野 仁
          ・土屋隆史・齊藤大輔・田中史生・橋本達也・森岡秀人
          ・田中晋作



【2023年12月19日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82065
書  名 第19回 古代武器研究会 発表資料集
シリーズ (古代武器における研究視点の多様性)
データ A4 84頁
ISBN/ISSN
編 著 者 古代武器研究会編集
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 古代武器研究会
価   格 1,650円(税込)

            目 次
──────────────────────────
第19回「古代武器研究会」開催にあたって ……………… ⅰ
日程 …………………………………………………………… ⅱ
【特別研究報告】
  村上恭通(愛媛大学)
   「戦国・漢代併行期の北・東アジアにおける鉄器生産
    システムの枠組み」 ………………………………… 1
【研究報告】  
  奥山 誠義(奈良県立橿原考古学研究所)
   「出土品に遺る有機質痕跡を追う」 …………………9
  比佐 陽一郎(奈良大学)
   「古墳時代の武器・武具類を対象とした近年の保存科
       学的調査成果について」      ………………11
  塚本 敏夫(公益財団法人元興寺文化財研究所)
   「武器・武具の復元模造品製作の実践とその意義」
                                …………………………23
  園原悠斗(兵庫県教育委員会)
   「石製武器から金属製武器へ」………………………39
  吉田 広(愛媛大学ミュージアム)
   「武器形青銅器造形における鋳造と研磨」…………49
   
【事例報告】
  吉武 学・常松 幹雄(福岡市文化財活用部)
   「福岡市高畑遺跡出土の広形銅戈鋳型」……………61
  村瀨 陸(奈良市教育委員会坪蔵文化財調査センター)
   「富雄丸山古墳出土蛇行剣および龍文盾形銅鏡」…67
  三好 栄太郎(熊本市熊本城調査研究七ンター)・
    林田 和人(熊本市文化財課)
      「熊本城千葉城地区出土の紀年銘象嵌鉄刀」………71

【ポスター発表要旨】
  小嶋 篤(九州歴史資料館)
   「熊本県菊池市・菊之池A遺跡出土棒状鉄製品の観察」
                                    ……………………79
  繰納 民之(京都大学大学院)
   「古墳時代前・中期の鉄鉾の系列とその意義」……80
  高尾 将也(株式会社ノガミ)
   「河内駒ヶ谷金剛輪寺旧蔵馬具の出土地」…………81
  田中 祐樹(文化庁)・高木公輔(魚沼市教育委員会)
   「古林古墳群出上品の復元」…………………………82
  徳富 孔一(野良考古学研究所)
   「漢代及其前後的墓葬出土の鉄環首刀」……………83
  橋本 達也(鹿児島大学総合研究博物館)
   「「盾形銅鏡」の系譜」………………………………84



【2023年12月19日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82061
書  名 古代集落の構造と変遷 3
シリーズ (第26回 古代官衙・集落研究会報告書)(奈良文化財研究所研究報告第39冊)
データ A4 244頁
ISBN/ISSN 978-4-87805-172-2
編 著 者 中国航誨博物館編著
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 株式会社 クバプロ
価  格 4,400円(税込)

               目 次
序 ………………………………………………………………   3
目次 ……………………………………………………………   5
例言 ……………………………………………………………   6
開催趣旨 ………………………………………………………    7
プログラム ……………………………………………………    8
Ⅰ 報 告 ……………………………………………………    9
古代集落の構造把握にむけた中間まとめ  ……道上 祥武  11
出雲国における集落構造と変遷―意宇郡・神門郡を中心に― 
                                       ……林  健亮  25
伊勢国朝明郡の古代集落の構造と変遷  ………川部 浩司  49
律令国家周縁域における集落の構造と変遷―斯波郡北部の集落― 
                               ………………西澤 正晴  83
律令国家周縁域における集落構造と変遷  
―宮城県における「移民(棚戸)集落」について― 
                   …………………安達 訓仁・佐藤 敏幸 131
千葉県酒々井町飯積原山遺跡の集落構造と性格 
                           ……………………木原 高弘 193
文献史料から考える古代集落  …………………磐下  徹 211
Ⅱ 討 論  ……………………………………………………  225



【2023年12月8日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82022
書  名 三万田東原遺跡 九州縄文人のアクセサリー工房
シリーズ (新日本の遺跡 1)
データ 四六版 146頁
ISBN/ISSN 978-4886219268
編 著 者 大坪 志子著
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 同成社
価   格 1,980円(税込)

*********************************************************** 
★「新日本の遺跡」刊行開始!★(監修:水ノ江和同・近江俊秀) 
***********************************************************

 このたび「日本の遺跡」シリーズを継承しつつ、大幅にリニュー
アルした「新日本の遺跡」シリーズを開始いたします。日本列島の
遺跡を再評価し、地域から日本の歴史を照射する新シリーズ!

 【内容簡介】

大量の縄文土器が出土し百年以上の研究史をもつ三万田東原遺跡。
近年の調査で判明
した玉製作の実態など、遺跡の魅力を平易に語る。

 【目次】
 
 第Ⅰ部 遺跡の特性―三万田東原遺跡とは―
  第1章 三万田東原遺跡が注目されてきた訳
  第2章 三万田東原遺跡の環境

 第Ⅱ部 遺跡のあゆみ―発掘調査が語るもの―
  第3章 遺跡発見と郷土の人々
  第4章 縄文土器「三万田式」の設定
  第5章 1969年の発掘調査
  第6章 三万田東原遺跡とクロム白雲母
  第7章 三万田東原遺跡の再調査―玉製作の実態解明―
  第8章 本遺跡の玉製作からみた日本列島の縄文文化 


【2023年12月3日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82041
書  名 船原古墳とかがやく馬具の精華
シリーズ (九州歴史資料館開館50周年記念特別展)
データ A4 180頁
ISBN/ISSN
編 著 者 九州歴史資料館
出 版 年 2023年10月 
出 版 者 九州歴史資料館
価   格 2,200円(税込)

平成25年(2013)、福岡県古賀市の船原古墳に隣接した土坑に
大量の豪華な馬具が埋納されていることがわかりました。これら
の朝鮮半島の影響を受けた馬具たちは当時の国際交流を物語るう
えでも、重要な知見を与えてくれます。今回の展覧会では、船原
古墳と近い時期の国宝の藤ノ木古墳や綿貫観音山古墳、沖ノ島祭
祀遺跡などから出土した高度な金属工芸技術が施された馬具を展
示しております。特に馬冑は日本では3例しか出土しておらず、
今回はそのすべてが一堂に介しております。
 金色にかがやき、精緻な文様を生み出す高度な金属工芸技術が
施されたそれらは、まさに古墳副葬品の精華と言えるでしょう。
奈良県藤ノ木古墳や群馬県綿貫観音山古墳から出土した国宝の
馬具をはじめ、列島規模で馬具をご紹介。

 【目次】

・総 論 船原古墳の調査・研究最前線
・序 章 三国丘陵から船原古墳への道
・第一章 船原古墳の世界
・第二章 装飾された馬具の至宝
・第三章 渡来と在来の展開
・第四章 古墳に馬を描く文化
・終 章 古墳を探る科学
特論・資料



【2023年12月1日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82042
書  名 奴国の王都 須玖遺跡群
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 163)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4787723338
編 著 者 井上 義也著
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

【内容簡介】

漢の皇帝に「漢委奴国王」の金印を授けられた王が君臨し、
邪馬台国とともに『魏志』倭人伝に大国として記された奴国。
多くの国が乱立するなか、かの地の人びとはなぜ大国を築け
たのか。福岡平野を望む丘陵上に残された王都・須玖遺跡群
から、その繁栄の実態と理由をさぐる。

【目次】

第1章 奴国の王都
  1 奴国と須玖遺跡群
  2 王都・須玖遺跡群

第2章 須玖岡本王墓と王族墓
  1 王墓の発見
  2 王族墓を掘る
  3 後期の王墓は存在するか

第3章 奴国の王宮にせまる
   1 王宮はどこに
   2 最有力候補の遺跡

第4章 弥生時代のテクノポリス
   1 圧倒的規模の青銅器生産
   2 最古級の青銅器生産遺跡
   3 奴国の官営工房
   4 青銅器生産の復元と謎
   5 ガラス玉の生産
   6 鉄器の生産

第5章 これからの須玖遺跡群



【2023年11月26日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82032
書  名 古文化談叢 第89集
シリーズ
データ B5 243頁
ISBN/ISSN 1883-0676
編 著 者 武末純一編集
出 版 年 2023年10月 
出 版 者 九州古文化研究会
価   格 2,860円(税込)


【目次】

無刻突帯文系土器群の研究      幸 泉 満 夫 ……   1
押型文土器文化期におけるトロトロ石器の広域分布現象と機能に
ついて                          坂ノ上  奈 央 ……  31
規模と長短軸比から考える中国地方の落とし穴 
                  齋 藤 由美子 ……  67
久留米市良積遺跡出土玉類について  塚 本 映 子 ……  91
                  吉 田 東 明
                  比 佐 陽一郎
                  宮 地 聡一郎
流雲文縁方格規矩鏡の編年 1(上)
  ―内区主像AI・A2・BI・B2―   徳 富 孔 一 …… 109
市場南組窯跡産須恵器編年の再検討(前篇)      
                  三 吉 秀 充 …… 137
回顧・大宰府史跡の調査研究(上)   小 田 富士雄 …… 159
大成洞古墳群からみた政治体としての金官      
                  木 村 光 一 …… 175
魏晋南北朝時代の「馬俑」について(上)大 平 理 沙 …… 197



【2023年11月26日 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82037
書  名 九州考古学 第98号
シリーズ
データ B5 172頁
ISBN/ISSN 0387-7078
編 著 者 九州考古学編集幹事
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,750円(税込)

論文

 墓地からみた北部九州初期弥生社会
  ―埋葬属性間の相関分析と空間分析を中心として―  
                    端野 晋平    1
 吉野ケ里遺跡出土層灰岩製石器の石材原産地推定と考古
 学的意義  森  貴教・柚原 雅樹・渡部 芳久
       梅﨑惠司・川野 良信          23
 古墳時代後・終末期における鐔付大刀の副葬とその性格
  ―北部九州を対象に―        出見 優人   41
 野多目地域の開発史          朝岡 俊也   63

翻訳
 栄山江流域三国時代上器生産体系の展開様相と地域性
             李  志映(訳:小池 史哲)   87

研究ノート
 西北九州の大珠
 ―長崎県・大野台支石墓群と狸山支石墓群の大珠再検討―
              水ノ江和同・大坪 志子
              中尾 篤志・栁田 裕三  111
資料紹介
 福岡県糟屋郡粕屋町駕与丁池等の旧石器関連資料について
 ―中原志外顕寄贈資料を中心として―  福島日出海  123
 関行丸古墳第3屍床出上の方格T字鏡  徳富 孔ー  135
 高野山奥之院発見の門司城主長岡勘解由造立の五輪塔  
                    木下 浩良 143
 
令和5年度九州考古学会総会研究発表要旨       147
九州考古学会賞規程                 161


第16回九州考古学会賞・九州考古学会奨励賞について 
                九州考古学会事務局 162
令和4年度九州考古学会総会の概要          164
令和5年度九州考古学会夏季大会 宮崎大会の概要   165
沖縄県名護市嘉陽上グスクの保存と活用についての要望書
・回答                       167
「九州考古学』執筆要項               171
雑誌『九州考古学』における著作権の取り扱いについて 172



【2023年11月26日】【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82036
書  名 令和5年度九州考古学会総会研究発表資料集
シリーズ
データ 九州考古学会編集
ISBN/ISSN
編 著 者 A4 163頁
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,200円(税込)

                             目 次

九州考古学の展望―コロナ禍を経て―
──────────────────────────────
令和の九州旧石器研究動向―西北九州を中心として― …………  1
                           栁田裕三

南島先史時代の石製玉類出現の背景 ………………………………  8
                           新里貴之
一支国を構成する弥生集落の現状と課題
    ―近々の調査成果を踏まえて―  ……………………………  18
                                                     松見裕一
熊本市出土「甲子年」銘文鉄刀について ………………………… 28
                                         林田和人・三好栄太郎
阿恵官衙遺跡周辺の官衙関連遺跡について ……………………… 34
                                                     西垣彰博
韓半島南部地域出土土師器系土器からみた韓日交流 …………… 44
                                                       趙晟元
研究発表
──────────────────────────────
福岡県糸島市上鑵子遺跡出土弥生土器毛筆彩色絵画発見 ……… 73
                           柳田康雄
佐賀市七ケ瀬遺跡の発掘調査について一2,3区の概要報告  …… 83
                             馬場晶平
宇佐市小部遺跡における古墳時代前期豪族居館の大型建物と周辺景
 観の復元                    ………… 89
                             弘中正芳
九州の横穴式石室墳 ………………………………………………… 99
                           小嶋 篤
史跡長者屋敷官衙遺跡周辺確認調査について ……………………109
                                 丸山利枝
国指定史跡ホゲット石鍋製作遺跡の再評価 ………………………118
                           東 貴之
湖州鏡の分布と流通 …………………………………………………128
                                       高尾将矢
大村・五島・天草地方の「疱瘡墓」について ……………………138
                      賈 文夢・野上建紀
幕末期における蒸気船燃料の条件
    ―発掘調査で出土した石炭の実態調査中間報告― ……148
                            中野 充
ポスター発表
──────────────────────────────
大万寺裏遺跡群の発掘調査成果 ……………………………………158
                             藤川貴久
近世五島焼の窯跡と製品について―近年の発掘調査から― ……160
                  野上建紀・賈 文夢・椎葉 萌
蓋井島における戦争遺跡の3D調査について ………………………162
    田尻義了・中原周ー・藤原彰久・池田拓・中山元智・高橋寛宇



【2023年11月26日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82034
書  名 古墳時代研究陰の立役者 円筒埴輪-桜井市出土資料を中心に―
シリーズ (桜井市埋蔵文化財センター展示図録 第46冊)
データ A4 12頁
ISBN/ISSN
編 著 者 桜井市教育委員会編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 桜井市教育委員会
価  格 660円(税込)

今回取り上げる円筒埴輪とその仲間たちは、土管のような筒状で
地味な印象を受けるかもしれません。けれども古墳時代研究に
おいてとても大きな役割を果たしてきました。
桜井市は最古級の円筒埴輪が出土する箸墓古墳以来、長きにわた
って円筒埴輪が樹立され続けた地域です。本企画展では、桜井市
域出土の円筒埴輪を通して、「地味」な円筒埴輪が古墳時代研究に
果たす役割を知っていただければと思います。
(桜井市埋蔵文化財センターHPより)



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書籍番号 82035
書  名 城館・考古・文献から大友氏の勢力圏を俯瞰する
シリーズ (2023年度 第10回 九州城郭研究大会資料集)
データ A4 168頁
ISBN/ISSN
編 著 者 北部九州中近世城郭研究会編集
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 北部九州中近世城郭研究会
価   格 2,200円(税込)

              目 次
日程
ご挨拶
目次

1.問題提起
 中西義昌       縄張り研究から大友氏の勢力圏を俯瞰する ………1

2.研究発表
 五十川雄也 豊後府内と大友氏遺跡 …………………………………17
 浦井直幸 高崎城と加判衆の城郭~豊後・豊前南部を中心に~ …27
 山崎龍雄 大友氏の領国支配―筑前国博多の状況― ………………37
 山田貴司 筑後における大友氏分国支配の展開過程
       ―菊池氏との関係を中心に― …………………………59
 松尾大輝 文献史料から見た大友氏の筑前国志摩・香椎支配 ……69

3.紙上報告
 若杦善満  豊前北部地域の大友氏支配に関わる中世城館・遺物 75
 鶴嶋俊彦  大友氏の肥後支配と城郭 ………………………………85
 藤野正人  永禄末筑前争乱- ………………………………………97
 小澤太郎  高良山とその周辺における大友氏関連の城館  ……117
 
4.資料
 大友氏の城郭リスト(暫定版)  ………………………………………129
 大友氏に関係する主要城郭縄張り図  ………………………………140
 
5.2022年度研究大会シンホジウムの記録
 侵攻と抵抗―城郭に見る「天下統一」の様相―  …………………151



【2023年11月26日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82033
書  名 九州旧石器 第27号 橘昌信先生追悼論文集
シリーズ
データ A4 440頁
ISBN/ISSN
編 著 者 越知睦和(佐賀県旧石器文化談話会)編集
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 九州旧石器文化研究会
価   格 7,370円(税込)

             【目 次】

〔献呈論文〕
旧石器時代の構造変動………………………安 斎 正 人………  1
海を渡った旧石器人―回顧と展望― ……松 藤 和 人……… 11
石の本遺跡群8区石器群の年代・技術・行動
                 ……森 先 一 貴……… 23
宮崎平野の礫塊石器と定着的行動戦略……阿 部   敬……… 33
西多羅ヶ迫遺跡からみる後期旧石器時代初頭の台形様石器の製作技術
について               鎌 田 洋 昭……… 45
人吉市石清水遺跡における剥片尖頭器石器群と剥片剥離技術
                   村﨑孝宏・岸田裕一… 55
九州における石刃技術の系譜………………杉 原 敏 之……… 65
AT降灰期石器群における石器石材獲得戦略~根引池石器群・栗山
石器群の比較             川道 寛・辻田直人… 75
松山平野における旧石器文化の様相―AT降灰前後を中心に―
                ………鵜 久 森 彬……… 87
愛媛県における先史石製民具の研究-旧石器時代・年代観-
                ………沖 野   実……… 95
琉球列島の剥片石器石材産地とその利用について
                ………山 崎 真 治………109
ナイフ形石器文化終末期の九州地方南部の様相
                 ……荻   幸 二………121
相模野第Ⅳ期に起こった石器群の変化とその背景
                ………絹 川 一 徳………131
二道梁-林富事件について…………………加 藤 真 二………143
日本列島と朝鮮半島の湧別系細石器………大谷 薫・安蒜政雄…153
古本州島における細石刃石器群の出現と展開-古本州島と周辺地域
での年代的整理を中心に-       芝 康 次 郎………165
西南日本における船野期細石器群の展開…白 石 浩 之………179
九州細石刃文化の始源と展開について……清 水 宗 昭………189
西北九州における船野型と福井型-北方系細石器文化の影響を探る
                   萩原博文・栁田裕三…199
清武川中・下流域における細石刃石器群…秋 成 雅 博………211
佐世保市福石観音境内岩陰採集の細石刃核について
                 ……川 内 野 篤………221
後阿蘇狩人記―南小国町市原小学校郷上資料室資料の紹介―
                ………池 田 朋 生………227
鹿児島の石器石材をさがしもとめて-地下資源鉱床付近の探索と石材
の確認-               宮 田 栄 二………235
熊本県菊池市における旧石器時代の様相について
                 ……阿 南  亨…………245
旧石器時代集落における活動内容の一考察-西ガガラ遺跡第1地点の
分析を通じて             藤 野 次 史………251
「石飛遺跡」発見記-水俣の人、斎藤俊三の遺跡発見のこと-
                 ……大 﨑 康 弘………261
島原市の礫石原遺跡について………………山 下 祐 雨………271
うきは市新川遺跡群の石器群………………江島伸彦・小川原励…281
岩戸遺跡で表採した石器……………………髙 橋 愼 二………289
(資料紹介)田野盆地出上の「槍先形尖頭器」について
                ………金 丸 武 司………293
(資料紹介)多久採集の「槍先形尖頭器」について~別府大学付属博
物館所蔵資料より~          越 知 睦 和………297
福井洞窟の縄文時代初頭の年代……………三 好 元 樹………305
人吉盆地における縄文時代精神文化―トロトロ石器と岩偶―
                ………日 髙 優 子………315
柏原式上器小考………………………………林   潤 也………325
九州南東部地域における縄文土器編年研究の現状
                ………吉 本 正 典………339
南九州貝殻文系上器と押型文上器との接点~春日堀遺跡出上資料の
紹介~                黒 川 忠 広………351
稲荷山式土器の年代…………………………遠 部   慎………355
大型石包丁に装着具はあるのか?…………日 髙 広 人………367
長崎出島和蘭商館跡・岩原目付屋敷跡出上のガン・フリントとその
背景                 藤 木   聡………377
新出の「對馬國住吉社 神寶」図について
                ………志 賀 智 史………387

〔追悼文集〕
橘先生との共同研究の思い出………………佐 藤 宏 之………395
困ったときには橘先生………………………堂 込 秀 人………398
旧石器と縄文―橘先生、江本さん、古森さんとの思い出―
                ………池 田 朋 生………400
橘先生、長い間ありがとうございました…永 友 良 典………401
橘 昌信先生の想い出………………………安 楽   勉………402
橘先生との出会い……………………………髙 橋 愼 二………404
橘昌信先生との思いで………………………山 田 洋 一 郎………405
橘昌信先生との思い出………………………川 内 野 篤………406
橘 昌信先生ありがとうございました……鎌 田 洋 昭………408
私の考古学事始―橘昌信先生との思い出を中心に―
                ………遠 部   慎………410
〔九州・沖縄各県の調査・研究動向〕 ………………………415~426
小川原励「福岡県の動向」桑村壮雄「大分県の動向」越知睦和「佐賀
県の動向」
岩谷史記「熊本県の動向」髙橋央輝「長崎県の動向」藤木聡「宮崎県
の動向」
中原一成「鹿児島県の動向」大堀皓平「沖縄県の動向」

〔橘昌信先生年譜・業績一覧〕  ……………………………………429



【2023年11月26日】 【近日入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 82021
書  名 対馬海峡をめぐる先史考古学
シリーズ
データ A5 280頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219206
編 著 者 廣瀬 雄一著
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 同成社
価   格 7,150円(税込)

【紹介】
 
本書は2022年8月に、大韓民国、国立釜山大学校に提出した文学博士
請求論文、原題「大韓海峡をめぐる新石器時代の交流研究(ハング
ル)」の日本語訳を加筆修正したものである。(本書、あとがきより
抜粋)

 【内容簡介】

なぜ先史時代の人々は海峡を越えてまで交流することを求めたのか。
土器を中心とした第1ネットワーク、石器や骨角器中心の第2ネット
ワーク、装身具中心の第3ネットワークを設定し、その交流の様相を
構造的に解明する。

                             目  次
                               
序章 本書の課題と展望…………………………………………………1
  第1節 本書の視点 1
  第2節 交流の考古学の現状と課題 2
  
第1章 本書の構想と構成………………………………………………5
  第1節 本書の基本構想 5
  第2節 ネットワークの設定にあたって 6
  第3節 本書の構成 8
  
第2章 韓日新石器時代交流史とその研究動向 ……………………11
  第1節 土器系統論の展開 11
  第2節 石器研究史の検討 13
  第3節 土器編年研究と絶対年代の間題点 15
  第4節 交流関係土器の確認と間題点 17
  第5節 土器交差年代確立とその限界 20
  第6節 交流背景の研究―組織的漁撈民交流論の限界― 22
  第7節 生業と交流構造変化の研究 24
  第8節 既存研究の間題点と本書の視点 25

第3章 すべては自然環境から始まる ………………………………29
  第1節 領域の地理的環境による設定 29
  第2節 海の環境の重要性(対馬暖流の意味) 34
  第3節 気候変動が変化の始まり 37

第4章 土器から見える交流の世界 …………………………………39
  第1節 土器交流が語るもの 39
  第2節 土器交流の時代 51
  第3節 西唐津式土器成立に対する朝鮮半島系土器の影響 90

第5章 土器文化の融合と分離………………………………………103
  第1節 曽畑式上器の幾何学的文様の系統 103
  第2節 土器底部からわかること 115
  第3節 土器の胎土は語る 122
  第4節 縄文中期・後期前半―境界の縄文上器― 126
  第5節 縄文後期後半以降の交流―隔離の構造― 130

第6章 石器・骨角器はどのように伝わったか……………………133
  第1節 第2ネットワークとは何か 133
  第2節 新石器時代漁撈用石器―石銛の系譜― 134
  第3節 鯨取り―先史捕鯨の復元― 141
  第4節 結合式釣針と外洋性漁撈活動 148
  第5節 狩猟と漁撈 153
  第6節 工具と素材の流通 167

第7章 装身具はなぜ広域に伝わるのか……………………………179
  第1節 第3ネットワークの特色 179
  第2節 儀礼具から見た第3ネットワーク 200
  第3節 第3ネットワークの意味 207

第8章 交流と先史社会の構造の変化………………………………211
  第1節 土器から見た社会の変化 211
  第2節 石器の類似性の意味 214
  第3節 装身具流通の本質 217
  第4節 選択的交流と排他性の社会の変動 218
  第5節 交流史研究の目指す方向 222

参考文献 225
あとがき 265



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書籍番号 81994
書  名 古代日本の国家形成と東部ユーラシア〈交通〉
シリーズ
データ A5 368頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-8406-2269-1
編 著 者 中野高行著
出 版 年 2023年12月 
出 版 者 株式会社 八木書店
価   格 9,900円(税込)

【内容簡介】

東部ユーラシアにおける〈交通〉のなかで日本の古代国家はいかに
形成されたのか継体天皇の即位、白村江の戦い、高麗郡建郡、遣唐
使の派遣、渤海との外交など重要な事例を〈交通〉の視点から再検
証し、日本古代国家の形成史を描く諸国とのネットワーク形成と国
家成立の関係を解明!

【目次】

序 章 問題の所在
 一 古代国家形成と〈交通〉/二 石母田正の「交通」/
 三 妹尾達彦氏のグローバル・ヒストリー/四 ブローデル/
 五 本書の構成
第一章 五・六世紀の国際関係像
 一 分析の対象・内容と視点/二 五世紀に相当する『日本書紀』
 の外交記事①-朝鮮側の史料との比較-/三 五世紀に相当する
 『日本書紀』の外交記事② -『百済記』について-/四 六世紀
 に相当する『日本書紀』の外交記事-「任那日本府」を中心に-
 /五『古事記』の外交記事/六 結 語
付論1 渡来系移住民-普遍的価値・技術を担った人々-
 一 帰化人と渡来人/二 五世紀の渡来系移住民/三 六世紀の渡来
 系移住民/四 七世紀の渡来系移住民/五 八・九世紀の渡来系移
 住民
第二章 継体天皇と琵琶湖-淀川水系
 問題の所在/一 継体天皇関連遺跡/二 継体天皇の血縁関係-
 近江息長氏を中心に-/三 継体天皇の三宮と淀川水系の港津/
 四 琵琶湖-淀川水系流域の諸氏族/結 語
第三章 日本海沿岸諸地域と新羅・加耶
 問題の所在/一 古代日朝をめぐる伝説/二 古代日本海域の交易
 の実相/結 語-ヤマト王権との関係-
第四章 天智朝創建寺院と正史
 問題の所在/一 朱鳥元年の「五寺」と大宝年間「四大寺」の創建
 記事/二 天智朝の寺院建設記事の特徴/三 法隆寺西院伽藍の創建
 と上宮王家所有の名代/四 舒明-天智系寺院の伽藍配置/結 語
第五章 唐・新羅戦争前後の新羅と倭国
 問題の所在/一「白村江の戦い」前後の倭国/二 百済滅亡後の新
 羅/三「唐・新
 羅戦争」後の新羅/四「白村江の戦い」後の倭国/結 語
第六章 高麗郡建郡の背景
 問題の所在/一 高麗郡関係史料と高麗王若光/二 建郡前後の高麗
 郡-考古学的視点から-/三 高麗郡建郡と新羅郡建郡/四 高麗郡・
 新羅郡の建郡と武蔵守・入間郡領/五 朝鮮系三郡と仏教/結 語-
 高麗郡建郡の史的意義-
付論2 『令集解』の注釈書
 一 問題の所在/二『古記』について/三『令釈』について/四『跡
 記』について/五『穴記』について/六『讃記』について/七『朱
 記』について/八『令集解』注釈書をめぐる論争の特徴と今後の課題
第七章 承和度遣唐使発遣と遣新羅使紀三津
 問題の所在/一 承和度の遣唐使出国までの経緯-小野篁と紀三津を
 中心に-/二 遣新羅使紀三津の帰朝記事/三 執事省牒の諸問題/
 四 小野篁と『続後紀』編者の春澄善縄の関係/結 語
第八章 渤海国王宛慰労詔書の〈斗牛〉
 問題の所在/一〈斗牛〉についての辞典類の説明/二「北斗七星」
 「牽牛星」「斗宿」「牛宿」/三「禰軍墓誌」の「牛斗」の検討/
 四 蘇軾「前赤壁賦」に対する解釈/結 語
付論3 高校における朝鮮史教育の展望-前近代を中心に-
 一 問題の所在/二 新学習指導要領における歴史系科目/三 朝鮮史
 教育の可能性/四 朝鮮史研究と朝鮮史教育/五 教育現場のトレンド
 /六 総括と若干の補足終 章 総 括
 一 問題の所在/二 各章の結論と課題/三 日本古代の都城と王都
 (ミヤコ)
あとがき
索  引


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書籍番号 82016
書  名 古代大和の王宮と都城
シリーズ (古代史選書 46)
データ A5 314頁
ISBN/ISSN 978-5010-7767-0
編 著 者 小澤 毅著
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 同成社
価   格 7,700円(税込)

【内容簡介】

律令国家が成立する過程で、古代大和の宮都空間はどのように
変化したのか。王宮と都城のほか、寺院や古墳、条里について、
考古学・文献史学・歴史地理学の成果から多角的に検証。
当時の測量技術にも言及し、宮都空間の包括的な解明をめざす。

 【目次】

序 章 飛鳥から藤原京そして平城京へ
  第一章 飛鳥の都と古墳の終末
  第二章 小山田古墳の被葬者をめぐって
  第三章 高市大寺の所在地
  第四章 「狂心渠」の経路と高市大寺・香具山宮
  第五章 藤原宮の構造と特質
  第六章 日本古代の測量技術をめぐって
  第七章 平城京と条里の関係
  第八章 平城宮中央区大極殿の南面階段
  第九章 平城宮中央区大極殿後殿の規模



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書籍番号 81996
書  名 古代大宰府の政治と軍事
シリーズ (古代史選書 45)
データ A5 338頁
ISBN/ISSN 978-4886219244
編 著 者 松川 博一著
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 同成社
価   格 8,800円(税込)

【内容簡介】

律令制下、九州諸国の総管・防衛・外交など多機能を有した
大宰府の特質を政治。
軍事の両面から論究。古代都市・大宰府の実像に迫る。

【目次】

序章 大宰府研究の軌跡

第I部 大宰府の政治と官人一大宰府のまつりごと―

 第一章 大宰府の官司
 第二章 大宰府の官衛と木簡
 第二章 木簡からみた筑紫館の役割
 第四章 大宰府と官道の整備
 第五章 大宰府官人の餞宴と駅家
 第六章 菅原道真と大宰府

第Ⅱ部 大宰府の軍事と宗教一大宰府のまもりー

 第七章 大宰府軍制の特質と展開
 第八章 律令制下の大宰府と古代山城
 第九章 大宰府と寺社
終章 大宰府研究の課題


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書籍番号 81995
書  名 古墳時代の親族と地域社会
シリーズ (市民の考古学  18)
データ A5 186頁
ISBN/ISSN 978-4886219251
編 著 者 岩永 省三編
出 版 年 2023年10月 
出 版 者 同成社
価   格 1,990円(税込)

【内容簡介】

 全国的な統治が進んだ古墳時代、大王家や豪族などの
親族組織はその過程でいかに変容したのか。
学際的な分析も踏まえその実相に迫る。

【目次】

第1章 威信財と親族関係 ……………………辻田淳一郎
第2章 儀礼と親族関係 …………………………舟橋京子
第3章 なぜ人骨の形態に地域差が生じたのか 
         …………………高椋浩史、米元史織
第4章 地下式横穴墓から地域社会を考える 
        …………………………………吉村和昭
第5章 須恵器生産と氏族認識……………………菱田哲郎
第6章 親族関係からみる国家形成………………岩永省三


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書籍番号 82006
書  名 日本先史考古学の諸問題
シリーズ
データ B5 498頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86445-175-8
編 著 者 田中 英司著
出 版 年 2023年11月 
出 版 者 六一書房(発売)
価   格 8,800円(税込)


【内容簡介】

 半世紀にわたる著者の考古学研究から著された、モノに
則した考古学本来の手法による30余編の論考を選んで収録。
Ⅰ遺物論には縄文時代の石鏃製作やナイフ形石器の型式設定、
縄文前期の抉入尖頭器の認識とその意義から、石器文様論の
確立に至る新たな石器研究を提起した。また博物館収蔵の国
外資料についての分析と考察も行った。
Ⅱ遺跡・遺構論では発掘時の詳細な原位置観察に基づいた、
神子柴遺跡をはじめとするデポについての一連の論考、墓や
居住、石器製作の実態解明を具体的に提示した。
Ⅲ研究史では現代にいたる石器実測図の変遷を江戸期の石器
図にまで遡って、その意義と今後の方向性を定めた。また大
森貝墟碑建設に関する新たな発見史料を紹介するとともに、
モースの大森貝塚の位置に関して再考した。丹念な資料探査
で100年ぶりに見つかった鳴鹿山鹿の石器についても考察した。
Ⅳ時代論には日本先史時代への自己の年代観を表明するとと
もに、関連科学主導へと変質する考古学の現状に警鐘を鳴ら
した。最後に著者が属した発掘者談話会での日常的な随感も
収録した。いずれも著者独自の視点から生み出された「モノ
を究めたい」という多彩な論考の数々を網羅し、考古学本来
の分析の醍醐味や意義をあらためて喚起した。
………………………………………………………………………

 【目次】

岡本東三 田中英司さんのこと 山溜穿石

1 遺物論
 縄文時代における剥片石器の製作について
 武蔵野台地Ⅱb期前半の石器群と砂川期の設定について
 折断と縄文時代の剥片石器製作
 砂川型式期石器群の研究
 埼玉の石器と北海道の石器
 小岩井渡場遺跡出土の抉入尖頭器
 オーストラリア・アボリジニのガラス製槍先
 抉入意匠の石器文化
 土器のような石器
 アドミラルティ諸島のスーベニア
 抉入尖頭器の構成要素
 石器文様論
2 遺跡・遺構論
 石斧の出土状態と着柄
 神子柴遺跡におけるデポの認識
 住居・墓・アトリエ・デポ 土肥 孝氏の指摘に対して
 木葉形尖頭器のデポ 富士見市羽沢遺跡
 収蔵・複合デポ 神子柴遺跡
 縄文草創期の墓 器物の配置と撒布
 もうひとつの製作工程 泉福寺洞穴の細石器
 日本先史時代のデポ
 状態の原位置論
 斧のある場所
 デポの視点
 デポと交易
 縄文時代における黒曜石のデポ
 デポをめぐる問題
 摩滅痕をもつ尖頭器のデポ 西大宮バイパスNo.4遺跡の石器群
3 研究史  
 観察と記録 石器実測図の生成
 大森貝墟碑の建設 佐々木忠次郎から稲村坦元宛て書簡より
 新たに発見された鳴鹿山鹿の「献納石鏃」
4 時代論  
 先土器時代研究の動向
 岩宿の先土器・無土器・旧石器
 分かりやすさの代償
 斧の意義
 日本旧石器時代の実態 -旧石器時代を考える-
 『発掘者』の綴りより  
  原点にもどれるのか?/石器の一期一会/「原位置」をみつめて
  /不要不急
略歴・職歴・研究年譜  
 描き手と書き手 あとがきに代えて

 



【2023年10月25日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81992
書  名 四面の鏡―海を越えつながる王―
シリーズ (開館25周年記念企画展)
データ A4 48頁
ISBN/ISSN
編 著 者 野洲市歴史民俗博物館編集
出 版 年 2023年10月 
出 版 者 銅鐸博物館
価   格 1,760円(税込)

【内容簡介】


野洲市三上山下古墳から出土した2面の獣帯鏡は、群馬県
高崎市綿貫観音山古墳と韓国公州市武寧王陵から出土した
鏡と同型鏡であると知られています。
これら4面の同型鏡は、当時の鏡を媒体とした王権のネッ
トワークが、製作地である中国と朝鮮半島、倭国の近江・
東国を結ぶ東アジア規模で展開していたことを示す資料と
して注目されます。また、これらの同型鏡が副葬されてい
た古墳の被葬者は、継体大王と関連の深い人物であったと
考えられます。
今回の展示では、この4面の同型鏡や様々な資料から、継体
大王が活躍した6世紀前半の国内情勢について考えます。

 【目次】
 
ごあいさつ
目次・凡例
序章 謎の大王、継体
  今城塚古墳
第一章 野洲と継体大王
  林ノ腰古墳
  円山古墳
  甲山古墳
第二章 四面の鏡
  三上山下古墳出土獣帯鏡
  武寧王陵出土獣帯鏡
  武寧王陵
  綿貫観音山古墳出土獣帯鏡
  綿貫観音山古墳
第三章 継体大王を支えた王たち
 淀川流域
  物集女車塚古墳
  青松塚古墳
 近 江
  鴨稲荷山古墳
  山津照神社古墳
 尾 張
  断夫山古墳
  味美二子山古墳
  下原古窯跡群
コラム 年代のものさし
コラム 三上山下古墳出土獣帯鏡
コラム 継体大王と桜井谷窯跡群
展示資料解説
展示資料目録
図版目録・写真
参考・引用文献
展示協力機関・協力者


【2023年10月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81993
書  名 ヤマトと伊都国 「邪馬台国畿内説」のゆくえ
シリーズ (令和5年度 伊都国歴史博物館秋季特別展)
データ A4 72頁
ISBN/ISSN
編 著 者 糸島市立伊都国歴史博物館編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 糸島市立伊都国歴史博物館
価   格 1,100円(税込)

【内容簡介】

「邪馬台国」はどこにあったのか。江戸時代から続く邪馬台国論争は、
いまだ決着していません。
その候補地は日本列島各地に散在し、有力なものとしては畿内説と九
州説が挙げられます。
 伊都国歴史博物館では秋季特別展として、奈良盆地の拠点集落であ
る田原本町の唐古・鍵遺跡と、畿内における「邪馬台国」の有力候補
地とされる桜井市の纒向遺跡で出土した重要文化財を含む貴重な品々
を展示します。
あわせて、伊都国の遺跡や出土品とも比較し、当時の近畿と北部九州
の状況も解説します。
概要:奈良県の唐古・鍵遺跡、纒向遺跡と伊都国関連の遺跡について
比較・紹介。

 【目次】

はじめに
第Ⅰ章 弥生時代のヤマトと伊都国~唐古・鍵遺跡と三雲・井原遺跡~
第Ⅱ章 王権誕生 ~纒向遺跡~
第Ⅲ章 行き交う人々 ~ヤマトと北部九州~
第Ⅳ章 ヤマトのまつり・伊都国のまつり ~鬼道を事とし、
    能く衆を惑わす~
第Ⅴ章 ヤマトの鏡・伊都国の鏡 ~銅鏡百枚の実像~
おわりに
主要展示品目録・図版目録・主要参考文献・協力者一覧



【2023年10月11日】 【品切】


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書籍番号 81988
書  名 駅家発掘!―播磨から見えた古代日本の交通史
シリーズ (兵庫県立考古博物館特別展図録N0.32)
データ A4 78頁
ISBN/ISSN (令和五年度 秋季特別展) 
編 著 者 兵庫県立考古博物館編集
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 兵庫県立考古博物館
価   格 1,650円(税込)

【内容簡介】

 本書は令和五年9月30日から12月3日の間に開催する秋季特別展
「駅家発掘!―播磨から見えた古代日本の交通史―」の展示図録
です。日本が本格的な国家建設に取りかかった1,300年前、奈良の
都と九州の大宰府を結ぶ山陽道沿いには、行き交う使者が馬を乗り
継ぐ「駅家」という施設が建設されました。播磨の駅家は遺跡から
所在を推定できるものが多く、当館では開館以来継続的に発掘調査
を実施しています。
 この全国最先端の調査研究により、文献に記された駅家の遺構が
現地で次々と見つかるなど新たな発見がありました。
本展では、県内および山陽道各地の調査事例をもとに、古代の交通
インフラの実態を紹介します。

………………………………………………………………………………

目 次

ごあいさつ

Ⅰ 律令制下の交通体制
   律令国家と中央集権体制
   平城京特別史跡平城宮跡
   播磨国調邸平城京左京五条四坊八坪、九坪
   播磨国府本町遺跡
   葦屋駅家深江北町遺跡
   古代山陽道福里地点
   印鐸神社
   特別史跡大宰府政庁跡
   国指定史跡鴻臚館跡
Ⅱ 唯一の大路「山陽道」
   布勢駅家小大丸遺跡
    岸本道昭(たつの市立埋蔵文化財センター)
   野磨駅家国指定史跡落地遺跡
    島田 拓(上郡町郷土資料館)
Ⅲ 山陽道の駅家を掘る
   賀古駅家 古大内遺跡
   坂元遺跡
   邑美駅家 長坂寺遺跡
   大市駅家 向山遺跡
   高田駅家 辻ケ内遺跡
    池田征弘((公財)兵庫県まちづくり技術センター)
Ⅳ 山陽道往還
   明石駅家 大蔵中町遺跡
   夷守駅家 内橋坪見遺跡
    西垣彰博(粕屋町教育委員会)
   小田駅家 毎戸遺跡
    西野望(矢掛町教育委員会)
   下道圀勝圀依母夫人骨蔵器
   下道氏墓域出土骨蔵器
Ⅴ 考察編
   一 播磨国駅家の調査研究最前線
    ―播磨国駅家の「定様」―
   二 土器から見た播磨の駅家
   三 駅家と播磨国府系瓦
    池田征弘((公財)兵庫県まちづくり技術センター)
   四 播磨から見えた古代日本の交通史
参考文献
出品目録
謝辞・協力



【2023年10月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81987
書  名 琉球諸島の歴史人類学 信仰と習俗の民族誌
シリーズ
データ A5 253頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4864451741
編 著 者 青山優太郎著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 六一書房
価   格 3,850円(税込)

【内容簡介】

 本書『琉球諸島の歴史人類学-信仰と習俗の民族誌』は、従来の
琉球沖縄研究史に一石を投じるものである。
 従来の琉球沖縄研究では、特定の地域における特定の風習や文化
の研究が、単発的に行われるきらいがあった。また、琉球諸島全域
の視点より考察を試みた研究においても、地域差に言及するのみで、
その歴史的経緯、社会的背景に言及したものは多いとは言えない。
これは、歴史学や民俗学といった各学問領域が、各々の視点、関心
でのみ研究を行い、学際的な研究が積極的に行われてこなかったこ
との帰結である。しかし、例えばイレズミ習俗である針突などは、
元々、現存する習俗を扱う民俗学の研究対象であったが、現在は消
失しており、よって、同学問領域のみでの研究は難しく、複合的な
研究方法が求められる。ここから、本書では、琉球における土着と
外来の信仰、習俗を歴史人類学的見地より捉え、考究している。
具体的には、琉球沖縄社会に根づいており、かつ女性信仰と男系相
続、祖先祭祀といった観念がより顕著であるオナリ神信仰、御嶽、
門中制度、清明祭、媽祖信仰、針突の6種の起源や性質、機能、伝播、
変遷を考察する。これにより、各々が複雑に絡み合う琉球社会を巨
視的かつ重層的に把握でき、より実態に迫ることができる。
 現在、琉球諸島では固有の言語や風習、文化の復興を目指す、ア
イデンティティ再興の動きが見られる。ここから、本書において琉
球の信仰や風習を考察することは、独自の風習、文化を見直す潮流
と軌を一にし、また何らかの視点や視座を提供すると考えられる。

 【目次】
 
発刊にあたって
序 章
 一 琉球諸島概観 
 二 先行研究 
 三 本書の課題と構成 
 四 研究方法 
第一章 琉球文化圏におけるオナリ神信仰の研究―その実態および
    実例
 はじめに
 一 古謡におけるオナリ神 
 二 オナリ神信仰と女性神役
 おわりに 
第二章 琉球諸島における御嶽の研究 その機能と動態
 はじめに
 一 古文献における「御嶽」 
 二 御嶽を構成する諸要素 環境・祭祀者・性質
 三 御嶽の変容 近現代期における御嶽
 おわりに 
第三章 琉球文化圏における門中制度の基礎的研究
 はじめに
 一 門中制度の研究史 
 二 門中制度の歴史 
 三 門中制度とは何か 門中の基礎的概念およびその実態
 四 門中制度における禁忌行為や観念
 おわりに
第四章 琉球諸島における清明祭および中国・清明節の比較研究
    ―清明期祖先祭祀の予備的考察
 はじめに
 一 中国・清明節の概観 
 二 古文献・史料に見る琉球の清明(祭) 
 三 琉球の清明祭 
第五章 近現代琉球諸島における媽祖信仰の変容に関する一考察
 はじめに
 一 媽祖信仰の由来およびその輪郭 132
 二 琉球の媽祖信仰受容と浸透 
 三 現代沖縄における対媽祖意識 
 四 近代社格制度と媽祖信仰 
 五 欧米新宗教の伝来と媽祖信仰
 おわりに
第六章 琉球諸島におけるイレズミ習俗・針突の研究
 はじめに
 一 針突の歴史と研究史 
 二 近代以前の針突―文献史(資)料から― 
 三 近代における針突研究史
   ―「琉球処分」から第二次世界大戦まで― 
 四 近代における針突研究史―第二次世界大戦後から現代まで― 
 五 針突をめぐる社会的背景―イレズミ禁止令と教育政策―
 おわりに
[コラム] 針突の起源を考える
     ―アジアにおける文化伝播の視点から―
主要参考文献 
初出一覧 
あとがき


【2023年9月25日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81895
書  名 菟原 Ⅲ―森岡秀人さん古稀記念論集―
シリーズ
データ B5 360頁 口絵カラー1頁
ISBN/ISSN
編 著 者 森岡秀人さん古稀記念会編集
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 森岡秀人さん古稀記念会
価   格 3,300円(税込)

《文字化けがございますので原文紹介はこちらをクリックしてご覧いただけます(PDF)》 

目   次
巻頭写真
菟原Ⅲ 発刊にあたって
巻頭コラム
 古稀までの考古学、古稀からの考古学                1
 ―インタビューから垣間みる森岡秀人さんの最近の日常―

献呈論文

 古墳時代中期の馬具保有古墳についての一考察   尼子奈美枝    11
 弥生時代の播磨における居住形態         荒木 幸治  19
 -竪穴建物変遷の小地域分析-

 近江の石造宝篋印塔の変遷における鏡神社塔の位置について
                                                 上垣 幸徳  39
  近畿地方における小形[イ方]製鏡の系譜に関する一考察   
  -和泉市惣ヶ池遺跡鏡を中心に-                 上田 裕人  49
 
  三雲城の滋賀県史跡指定の経過について      氏丸 隆弘  63
 古墳時代の家族形態と親族構造について      太田 宏明  67
 -集落遺跡・群集墳・首長墓系譜の分析から-
 
  一石五輪塔の製作技法~徳島市丈六寺所在未製品を巡って~
                                                 海邉 博史  75
 掖上鑵子塚古墳の墳丘              木許  守  83
 ウィリアム・ゴーランドの滋賀県来訪記録に関する覚書  
 -近江の考古学黎明期異聞-                     田井中洋介  93
 
 『伊勢物語』と芦屋市の「みやび」         竹村 忠洋  105
 -古代の摂津国菟原郡芦屋郷からつながる「芦屋」のイメージ-
 
  瀬戸内島嶼部の砂質海岸で検出された中世の埋没塩田面の  
 遺跡形成過程-愛媛県弓削島の高浜八幡神社境内発掘地での
 地形学・土壌微細形態学による検討から-         辻  康男   123
 芦屋市金津山古墳の墳丘盛土           土井 和幸   141
 堺出土の官窯系朝鮮白磁             永井 正浩   155
 滋賀県における凸帯文土器の炭素14年代について  中村 健二   165
 湖北の説話を考える③              西原 雄大   171
 展望 山陰弥生墓研究上の課題          西村  葵   189
 泉佐野における南北朝時代の城郭-樫井城と土丸・雨山城- 
                                                 西村  歩   201
 兵庫県東南部における弥生時代中期サヌカイトの供給状況  
                                                 禰冝田佳男   221
 八十塚古墳群岩ヶ平支群出土の武器と馬具    
 -八十塚古墳群は、武器・武具の少ない古墳群といえるのか-
                                       白谷 朋世・西岡 崇代   231
 
  摂津市光蓮寺所蔵の弥生時代前期の広口壺について 濱野 俊一   251
 弥生時代木棺の小口板の木取りについて      福永 伸哉   263
 -神戸市北青木遺跡の事例を起点にして-
 
  [土専]列建物研究                藤本 史子   275
 画文帯神獣鏡2例について            村川 義典   295
 出土遺物から見た城館遺構論           山上 雅弘   301
 火葬の導入をめぐる憶測-2つの書評に答えて-  渡邊 邦雄   319
 滑石製模造品祭祀の初源             渡辺  昇   333

執筆者紹介                           340
森岡秀人さん略年譜                       341
森岡秀人さん主要著作目録(還暦以降)              345



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書籍番号 81965
書  名 古墳時代の地域社会復元 三ツ寺Ⅰ遺跡〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」第1期 003)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-0433-8
編 著 者 若狭 徹著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)


 【紹介文】

群馬県南西部には、イタリア・ポンペイのように、榛名山噴火の
火山灰の下に5世紀の景観と生活の跡がそのまま残されていた。
首長の館跡を中心に、古墳・水田経営の跡・農民の住居跡の発掘
調査や渡来人の遺物などから5世紀の地域社会の全体像を復元する。

 【目次】
 
第1章 首長居館の発見
  1 居館発見以前
  2 姿をあらわした巨大施設

第2章 館の構造を読み解く
  1 三ツ寺Ⅰ遺跡の位置と全体像
  2 濠を掘り、川を堰き止め、石を積む
  3 館内部には何があったか
  4 見えないものを想定する
  5 築造・改築・廃棄のプロセス

第3章 遺物が語るもの
  1 遺物の出土状態
  2 首長が独占した先進技術─冶金遺物
  3 祭儀のための道具たち
  4 土器たちの語るもの

第4章 聖水祭祀
  1 三ツ寺Ⅰ遺跡の特性
  2 水の祭儀を司る首長

第5章 古墳時代の地域社会
  1 首長による政治・経済活動
  2 古墳から見る首長の政治領域と儀礼
  3 人びとの暮らしと神マツリ

第6章 三ツ寺Ⅰ遺跡の首長像



【2023年9月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81966
書  名 律令国家の対蝦夷政策 相馬の製鉄遺跡群〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」第1期 021)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-0631-4
編 著 者 飯村 均著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

7世紀後半から9世紀にかけ、律令国家は蝦夷の激しい抵抗を受けな
がらも、東北支配を拡大していった。それを支えたのが国府多賀城
の後背地、福島県相馬地方の鉄生産である。大量の武器・農耕具・
仏具を供給するために推進された古代製鉄の全貌を明らかにする。

目次
第1章 真金吹く郷
  1 古代の鉄づくり
  2 姿をあらわした製鉄遺跡群
  3 律令国家と製鉄遺跡群第2章 木炭窯を掘る

第2章 木炭窯を掘る
  1 木炭窯の種類
  2 木炭窯の展開

第3章 製鉄炉を掘る
  1 箱形炉
  2 竪形炉
  3 「踏みふいご」付設の箱形炉
  4 製鉄炉の展開

第4章 製鉄経営の解明
  1 製鉄技術はどこからきたのか
  2 何がつくられたのか
  3 指導者の墓と管理施設
  4 国府多賀城とのかかわり

第5章 律令国家の対蝦夷政策
  1 蝦夷の反乱と行方軍団
  2 郡司層による生産体制の整備
  3 鉄生産の広がりと環境破壊

第6章 その後の製鉄遺跡



【2023年9月21日】 【近着】【ご注文承り中】


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書籍番号 81967
書  名 探究 弥生文化(下)―学説はどう変わってきたか―
シリーズ
データ A5 168頁
ISBN/ISSN 978-4639029212
編 著 者 浜田晋介著
出 版 年 2023年8月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

いくつもの論争が弥生文化研究を進化させてきた。
現在も大きな影響を与え続けている探究論争の内容をわかりやすく
解説。

 【目次】

1 論争とは何か―論争の機能と構造とは
2 弥生土器規定論争―弥生土器は古墳から出土するのか
3 弥生竪穴論争―弥生の竪穴は住居か
4 ミネルヴァ論争―縄文と弥生の関係とは
5 文化伝播・変容論争―弥生文化を作ったのは誰だ
6 弥生戦争論争―戦争の証拠は何か



【2023年9月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81964
書  名 貿易陶磁研究 第43号
シリーズ
データ A4 199頁
ISBN/ISSN 0286-343X
編 著 者 日本貿易陶磁研究会編集
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 日本貿易陶磁研究会
価   格 3,850円(税込)


【目次】

【投稿論文】
高麗陶器器種構成の変遷-窯跡出土資料を中心に- 
               ………………主 税 英 德
【開催趣旨】
あの遺跡、再びの共有と展開 …………………小 野 正 敏
【報告・コメント】
平泉遺跡群出土の貿易陶磁器研究の2000年以降の新研究と
新発見について        ………………八重樫 忠 郎
「平泉遺跡群出土の貿易陶磁研究について」(八重樫忠郎氏)に
 よせて           ………………水 口 由紀子
鴻臚館・博多-古代・中世の国際貿易拠点- 
            ………………………田 上 勇一郎
古代・中世日本における貿易の拠点と制度 
           …………………………荒 木 和 憲
鎌倉市今小路西遺跡(御成小学校内)-発掘調査から32年の現在- 
               ………………松 吉 里永子
文献史料にみえる「鎌倉中」御家人の鎌倉屋敷
 -松吉里永子報告に寄せて- ………………田 中 大 喜
今帰仁グスクにおける貿易陶磁研究-年代観と出土量を中心に- 
               ………………瀬 戸 哲 也
瀬戸哲也氏「今帰仁グスクからみた琉球列島の出土貿易陶磁研究」
 に寄せて          ………………池 谷 初 恵
北の世界の貿易陶磁器-南部氏関連城館を中心に- 
               ………………布 施 和 洋
北日本における陶磁器研究からみえる中世社会
  -「布施和洋」報告へのコメント- ……工 藤 清 泰
一乗谷、城下町の陶磁器消費への視点 ………小 野 正 敏
小野正敏「一乗谷、城下町の陶磁器消費への視点」に対する
 コメント-中世消費遺跡研究の潮流- ……鈴 木 康 之
堺環濠都市遺跡から出土した貿易陶磁器
  -「琉球貿易」、「南蛮貿易」を中心として- 
               ………………續   伸一郎
中世後期の堺と対外貿易 ………………………岡 本   真
近世都市江戸出土の貿易陶磁器研究 …………堀 内 秀 樹
【資料紹介】
首里城二階殿地区から出土したチャンパ黒釉四耳壺       
                     續   伸一郎

英文概要
彙報
執筆要項
海外研究者へ



【2023年9月14日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81958
書  名 埴輪生産から見た地域社会の展開
シリーズ
データ B5 385頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-173-4
編 著 者 古代学研究会編
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 六一書房
価   格 5,500円(税込)

 【内容簡介】

 埴輪生産遺跡はどのような背景のもとにそこで営まれたのか。
古墳築造の一環として埴輪生産が行われたとき、それを支えた
地域基盤はどのようなものであったのか。
古墳築造と埴輪生産によって、各地域にはどのような変化が表
れたのか。
 本書では、埴輪生産遺跡をキーワードに、古墳時代の地域社
会の在り方、さらには地域と王権との関係を考古学的分析により
明らかにすることを目的とする。畿内の埴輪生産のみならず須
恵器生産、須恵器と埴輪が同時生産された尾張との比較を通じ、
それぞれの特徴を描き出す。文献史学にみえる「土師氏」は埴輪
生産とどのような関係にあり、埴輪生産から「部民制」や「上番」
はどう読み解けるのか、その具体像に迫る。各地の埴輪生産遺跡
を検討の中心に据え、古墳への供給関係、周辺集落との関係、埴
輪生産から読み解く古墳時代の権力構造など、多角的な分析をも
とに埴輪生産の歴史的背景を解明する。巻末には、全国の埴輪生
産遺跡集成を収録。
 古代学研究会2019年度拡大例会・シンポジウムをもとにした成
果報告書。

……………………………………………………………………………
               目 次
序 ………………………………………………………森岡秀人   ⅰ
例 言 ……………………………………………………………   V

第Ⅰ部 拡大例会・シンポジウム記録集
 〈趣旨説明〉
  地域社会の展開と手工業生産 …………………東影 悠   3
  ―埴輪生産遺跡と集落・古墳の対比から―
 〈報告〉
  古墳時代前期の埴輪生産関連遺跡と集落・古墳
                               ………………金澤雄太  11
  埴輪生産遺跡と集落からみる中期埴輪生産の実相 
                                       ………原田昌浩  35
  生産遺跡からみた後期の埴輪生産の実態 ……花熊祐基  57
   ―古墳・集落との比較を通じて―
  須恵器生産と地域社会の展開 ………………中久保辰夫  77
  埴輪生産遺跡、集落と地域社会 ………………早野浩二  97
   ―尾張とその周辺地域―
  文字資料からみた埴輪生産・造墓の労働力と土師氏 
                                         ……溝口優樹 117
 〈シンポジウムの記録〉
  シンポジウム討論  ………………………作成:東影 悠 143
 〈ミニシンポジウムの記録〉
  ミニシンポジウム討論  …………………作成:山口等悟 161

第Ⅱ部 考察
  古墳時代前期の埴輪生産関連遺跡と集落・古墳(追補) 
                               …………………金澤雄太 191
  埴輪生産遺跡と集落からみる中期埴輪生産の実相(補遺)
                               …………………原田昌浩 201
  後期埴輪生産と地域社会 ………………………花熊祐基 209
  古墳時代須恵器生産に関する研究の現状と課題 
               …………………中久保辰夫 219
  尾張とその周辺地域における埴輪生産と地域社会(補論)
                               …………………早野浩二 229
  文字資料からみた埴輪生産・造墓をめぐる諸問題 
                                       ………溝口優樹 237

第Ⅲ部 誌上報告
  集落研究と古墳研究 ……………………………森岡秀人 249
  ヤマト王権と埴輪生産 ……………………………坂 靖 263
  埴輪の生産体制論 ………………………………高橋克壽 273
  埴輪生産の進展と王権 …………………………廣瀬 覚 289
  埴輪生産と地域社会の動向 …………………和田一之輔 299
  九州北部の古墳と集落 …………………………小嶋 篤 311
   ―八女古墳群の造営と「筑紫縦貫道」―
  関東・東北の埴輪生産遺跡と供給圏 …………東影 悠 321
  土師器生産と埴輪生産 …………………………三好 玄 329
   -前期後葉の画期の評価―

第Ⅳ部 総括
  埴輪生産からみた地域社会と王権 
                         ……………東影 悠・三好 玄 341

第Ⅴ部 埴輪生産関連遺跡集成  …………………………… 371

  後 記  …………………………………………………… 384
  執筆者一覧



【2023年9月14日】 【近刊】【ご注文承り中】


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書籍番号 81963
書  名 季刊考古学・別冊43 九州考古学の最前線 1 縄文~古墳編
シリーズ
データ B5 152頁
ISBN/ISSN 978-4639029427
編著者 宮本 一夫編
出版年 2023年9月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 2,860円(税込)


 【内容紹介】

縄文時代から古墳時代にかけて、九州地方における考古学研究の主要な
テーマについて、現状と課題、最新の研究動向をまとめる。

……………………………………………………………………………………
 【目次】

総論
九州考古学の現在1―先史時代―                          (宮本 一夫)

1 縄文時代
九州縄文文化の始まり―福井洞窟― (栁田裕三)
南部九州における縄文時代草創期土器編年とイベント・気候変動に関する
 研究展望                        (桒畑  光博)
九州縄文時代における大規模集落遺跡の出現
 ―アミダ遺跡における生業戦略―             (福永  将大)
クロム白雲母製玉類の製作
 ―熊本県菊池市・三万田東原遺跡の発掘調査から―     (大坪  志子)
植物圧痕からみた九州の縄文農耕と栽培植物 (小畑弘己)
九州の無刻目突帯文土器の様相と刻目突帯文土器の出現    (宮地聡一郎)
耳栓からみた縄文時代日韓交流                           (古澤  義久)

2 弥生時代
弥生時代の始まりと支石墓・磨製石剣                     (平郡 達哉)
板付式土器の成立                                       (三阪 一徳)
弥生時代北部九州の米                                   (上條 信彦)
渡来的弥生時代人                                       (米元 史織)
石斧生産と弥生社会                                    (森  貴教)
「漢委奴国王」金印                                     (大塚 紀宜)
弥生時代の墓制                                         (溝口 孝司)
弥生時代の小形?製鏡                                    (田尻 義了)
弥生時代のガラス製玉類                                 (谷澤 亜里)
弥生時代の鉄製武器―刀剣研究を中心とした課題と展望―   (立谷 聡明)
楽浪系・三韓系土器からみた弥生時代の北部九州(森本幹彦) 弥生時代の
  板石硯                         (久住 猛雄)

3 古墳時代
古墳時代の鏡                      (辻田淳一郎)
沖ノ島研究―世界遺産登録後の歩み―                    (福嶋真貴子)
九州における古墳時代人骨                              (高椋 浩史)
古墳時代の親族関係と儀礼                              (舟橋 京子)
九州の初期須恵器                                      (三吉 秀充)
渡来系集落                                            (重藤 輝行)
玄界灘沿岸における6・7世紀の武器と武装         (齊藤 大輔)
九州における古墳時代の胴丸式小札甲                    (松﨑 友理)
古墳時代の馬具                                        (西    幸子)
島内地下式横穴墓群                                    (橋本  達也)
南九州の地下式横穴墓                         (吉村 和昭)
九州の装飾古墳                                        (藏冨士 寛)
屯倉の成立                       (菅波 正人)
庚寅銘大刀と鋳銅鈴からみた元岡G6号墳の時代背景と東アジア
                                                      (桃﨑 祐輔)
船原古墳                                              (甲斐 孝司)
壱岐島の古墳と副葬品                                  (田中 聡一)



【2023年9月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81956
書  名 先史・古代の日韓交流の様相―山陰を中心として―
シリーズ (第50回 山陰考古学研究集会資料集)
データ A4 約170頁
ISBN/ISSN
編 著 者
出 版 年 2023年8月 
出 版 者 第50回山陰考古学研究会事務局
価   格 2,750円(税込)

   《文字化け箇所があるため原文紹介はこちらをクリックしてご覧ください(PDF)》 

目    次
寄稿文① 渡辺貞幸「研究運動としての山陰考古学研究集会-第50回
                    研究集会に寄せて-」…………………………  1

寄稿文② 中原斉「研究集会が果たしてきたこと、目指すべきもの
                  -第50回山陰考古学研究集会を迎えて-」 ……  2

基調報告① 趙晟元(前 釜慶大学校博物館)
         「韓半島南部地域出土土師器(系)土器からみた
                    日韓交渉」 ……………………………………  3

基調報告② 亀田修一(岡山理科大学)
         「古墳時代の山陰と朝鮮半島」 ……………… 22

地域報告① 山崎頼人(小郡市教育委員会) 
         「山陰における無文土器からみた日韓交渉」  70

地域報告② 高尾浩司(鳥取県地域づくり推進部文化財局文化財課) 
         「鉄器からみた弥生時代の交流」 …………… 96

地域報告③ 松尾充晶(島根県立古代出雲歴史博物館)
                 「山陰西部における古墳時代の渡来系遺物」…122

地域報告④ 君嶋俊行(鳥取県教育文化財団)
         「山陰東部における古墳時代の渡来系遺物」…140

誌上発表  土屋隆史(宮内庁書陵部)
         「獅?文帯金具の文様系列と製作技術-鳥取県高山
                   古墳出土獅?文帯金具の検討を中心に」 ……162



【2023年9月9日】 【再入荷】


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書籍番号 81955
書  名 謎の山城・茨城を探る~古代山城・茨城と芋原の大すき跡~
シリーズ (第65回古代山城研究会例会)(プログラム・予稿集)
データ A4 50頁
ISBN/ISSN
編著者 古代山城研究会
出版年 2023年9月 
出版者 古代山城研究会
価 格 1,100円(税込)


目 次
田口義之(備陽史探訪の会・会長)「備陽史探訪の会と古代山城の探索」
松尾洋平(古代山城研究会)「古代山城「茨城」の実像を探る
             ―含同踏査の成果から―」
向丼一雄(古代山城研究会・代表)「茨城と抜原郷」
村田 晋(広島県教育事業団)「備後茨城周辺の終末期古墳について」

紙上報告
山岡 渉(広島市文化振興課)「蔵王山・亀ヶ岳の鉄塔改築に伴う試掘・
              確認調査から」



【2023年9月4日】 【品切】【ご注文承り中】


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書籍番号 81896
書  名 集落と古墳の動態 Ⅳ―飛鳥時代―(全2冊)
シリーズ (第24回  九州前方後円墳研究会大分大会 発表資料集)
データ A4 832頁
ISBN/ISSN
編著者 第24回九州前方後円墳研究会大分大会実行委員会編集
出版年 2023年8月 
出版者 第24回九州前方後円墳研究会大分大会実行委員会
価 格

………………………………………………………………………………

※資料集の正誤表がございます。以下のURLよりご覧いただき
 印刷して資料集に挟んでいただければ幸いです。
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/20230902/20230902.pdf

………………………………………………………………………………

<九州前方後円墳研究会>HPより

主 旨:九州前方後円墳研究会では、第21回大会から新たなテーマと
して、集落を軸に古墳との関係を数回に分けて検討していくことに
なりました。 前回まで前期、中期、後期を検討してまいりましたが、
今回の研究会も引き続き、
集落を軸にして古墳・古墳群との関係を検討します。今回検討の対象
とする時期は7世紀(飛鳥時代)です。後期段階で爆発的に増加した
古墳は、当該時期で減少します。
そのことと集落も対応して減少するのか?しないのか?。古墳の減少
とも連動するかのようにも見える7世紀後半から出現する官衙関連施設
とどう関連するのか? 古墳と集落、そしてその延長線上、あるいは
対立軸でもある首長(豪族)居館・寺院・官衙関連施設(牧・ミヤケ・
評・郡家といった機関)・古代山城・祭祀遺跡等も検討対象とし、
当該期の様相にせまっていけたらと思います。

目 次(第1分冊)

 開催趣旨・例言 ………………………………………………………  ⅰ
 大会日程 ………………………………………………………………  ⅱ
 第1分冊目次 …………………………………………………………   ⅲ
 第2分冊目次 …………………………………………………………   ⅳ
 資料作成にあたっての留意点 ………………………………………  ⅵ

【本大会での年代観について】

★第24回九州前方後円墳研究会大分大会土器検討部会
                                  (代表執筆:久住猛雄・長直信)
 「九州島における飛鳥時代の土器
  -土器検討部会のまとめと遺跡動態分析にあたっての留意点-」 1
【地域の発表、および誌上報告】

【福岡県(その1)】
  久住猛雄(福岡市埋蔵文化財センター)
  「6世紀中頃~7世紀代の比恵・那珂遺跡群
  ―「那津官家」・「筑紫大宰」・「長津宮(磐瀬行宮)」関連遺跡に
    ついて―」 …………………………………………………………   27
★長直信(文化庁)
 「豊前中部地域における墳墓と集落動態の基礎的研究
    ―飛鳥時代を中心に―」 …………………………………………   67

目 次(第Ⅱ分冊)

【福岡県(その2)】
★上田龍児・山元瞭平(大野城心のふるさと館)
  「7世紀の博多湾沿岸地域」 ………………………………………   1
★下原幸裕(福岡県教育庁)
  「太宰府周辺における7世紀の集落について」 …………………  67

★山崎賴人※・杉本岳史※・一木賢人※・作山航平※・三津山靖也:
  ・高橋渉※(※小郡市教育委員会 ※※大刀洗町教育委員会)
  「御原郡周辺における7世紀代の集落と墳墓の動態」 …………  93
★太田智(宗像市)
  「宗像周辺の7世紀代の動態―古墳・須恵器生産を中心に―」  141
 小嶋篤(九州歴史資料館)
  「遠賀川流域と飛鳥時代」  ……………………………………… 161 
 西垣彰博(粕屋町教育委員会)
  「糟屋地域における7世紀の集落と古墳の動態について」 …… 215
 中島圭(朝倉市教育委員会)
  「7世紀における朝倉~浮羽地域の集落と古墳の動態」 ……… 255
 小川原励(久留米市市民文化部文化財保護課)
  「古墳時代終末期の集落と古墳の動態―久留米市域―」  …… 269
 檀佳克(八女市教育委員会)
  「福岡県南部―南筑後地域(集落と古墳の動態―古墳時代終末期)」 
                                            …………………… 287
 安部和城((公財)北九州市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室)
  「豊前国企救郡・筑前国遠賀郡東部(北九州市域)における集落と
      古墳の動態―6世紀後半から8世紀―」………………………… 295

【佐賀県】
★塩見恭平(佐賀県文化課文化財保護・活用室)
  「佐賀平野(嘉瀬川以東)の集落と古墳について
      ―6世紀末~8世紀初頭―」  …………………………………… 365
 徳富孔一(野良考古学研究所)
  「嘉瀬川以西地域における集落と古墳の動態―飛鳥時代―」… 385

【長崎県】
 野澤哲朗(諫早市)
 「肥前西部における7世紀代の集落と墳墓の動向」 ……………… 423
 田中聡一(壱岐市教育委員会)
 「壱岐島における7世紀代の集落と古墳の動態」 ………………… 447
 尾上博一(対馬博物館)
 「対馬における7世紀代の集落と墳墓の様相」 …………………… 459

【熊本県】
★林田和人(熊本市文化市民局)
 「熊本県地域における飛鳥時代の集落概観」  …………………… 463

【大分県】
 丸山利枝(中津市歴史博物館)
 「豊前南部(下毛郡)における集落と墳墓の動態」  ……………… 519
 弘中正芳(宇佐市教育委員会)
 「7世紀の宇佐郡・国碕郡における集落と古墳の動態」 ………… 535
 玉川剛司(別府大学)
 「豊後国速見郡(大分県別府市・日出町・杵築市)の集落と古墳の動態」
                                                        …… 547
★越智淳平(大分県教育庁)
 「豊後地域における飛鳥時代(古墳時代終末期)の古墳と集落の動態」
                                                       ………567
 工藤心平(竹田市教育委員会)
 「竹田市(竹田・直入地域)の7世紀代の集落と古墳の様相」 …… 625
 若杉竜太(日田市教育庁)
 「筑後川上流域~日田・玖珠地方~における集落と古墳-7世紀代を
    中心として-」  …………………………………………………… 633

【宮崎県】
★今塩屋毅行(宮崎県立西都原考古博物館)
 「日向における古墳時代終末期の集落と古墳」  ………………… 647

【鹿児島県】
 松﨑大嗣(指宿市教育委員会)
 「大隅・薩摩地域における飛鳥時代の集落と古墳」  …………… 695

       【★ありは第24回大会発表者、★なしは誌上報告者】



【2023年8月27日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81942
書  名 ビジュアル版 弥生時代ガイドブック
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」別冊06)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2330-7
編 著 者 安藤 広道著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

 紀元前10世紀頃、無文土器文化との接触により九州北部の
縄文文化が変容を遂げてはじまった弥生文化。水田稲作・畠
作の定着、集落の多様化と集落間関係の複雑化、拡大してい
く社会とそれを支えた祭祀の発達など、弥生文化のダイナミ
ズムをビジュアルに解説する。

 【目 次】

   01 弥生文化とは? 弥生時代とは?
   02 弥生文化をどのようにとらえるのか
   03 縄文文化から弥生文化への変容
   04 弥生文化・弥生時代の枠組み
   05 弥生文化の農耕技術
   06 弥生文化の食糧事情
   07 日常生活の道具
   08 弥生文化の集落
   09 人びとのすがたと人口
   10 集落間、地域間の関係の進展
   11 祭祀・儀礼の発達
   12 集団間の争い
   13 墓からわかること
   14 弥生文化の世界観を探る
   15 弥生文化をとりまく世界
   16 石製利器から鉄製利器へ
   17 祭祀の変質
   18 墳丘墓の展開
   19 記録された弥生文化
   20 前方後円墳の成立
   21 超大型集落の終焉と弥生社会の特質

   訪ねてみたい弥生文化関連遺跡
   本書で紹介した遺跡



【2023年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81894
書  名 東北・関東における方墳の展開
シリーズ (第26回東北・関東前方後円墳研究会 《シンポジウム》発表要旨資料)
データ A4 146頁
ISBN/ISSN
編著者 第26回大会実行委員会編集
出版年 2023年7月 
出版者 東北・関東前方後円墳研究会
価 格 2,200円(税込)

趣旨説明
 シンポジウムに向けて  ………………坂本 和俊
基調報告
 東北における方墳の展開  ………………平澤 慎
 北陸における方墳の展開 ………………髙野 晶文   1- 14
 茨城における方墳の展開 ………………小澤 重雄  15- 28
 栃木県における方墳の展開 …………川又 隆一郎
                   荒井 啓汰  29- 44
 群馬県における方墳の展開  ……………志村 哲
 群馬県地域における後期・終末期の方墳 
                                ………加部 二生  45- 82
 埼玉県における方墳の展開  ……………中林 菖  83-100
 千葉県北部地域における方墳の展開  …伝田 郁夫  101-114
 千葉県南部地域における方墳の展開 …岡山 亮子 115-130
 南武蔵・相模における方墳の展開 ……寺田 良喜 131-146
《シンポジウム》東北・関東における方墳の展開
   【パネラー】 平澤 慎  高野 晶文 小澤 重雄
          川又 隆一郎 荒井 啓汰 志村 哲 
                    加部 二生 中林 菖  伝田 郁夫 
                   岡山 亮子 寺田 良喜
   【司  会】 山川 守男 太田 博之



【2023年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81893
書  名 後期の中の変革―536年イベントにみる気候変動との関わり
シリーズ (第25回東北・関東前方後円墳研究会 大会シンポジウム 発表要旨資料)
データ A4 124頁
ISBN/ISSN
編 著 者 第25回大会実行委員会編集
出 版 年 2020年2月 
出 版 者 東北・関東前方後円墳研究会
価   格 2,200円(税込)

講  演
六世紀の環境変動と王権構造の変化―那津官家の修造問題を中心に―
                   ………………仁藤 敦史(1)
地域発表
群馬県西部地域における古墳時代後期の変革……………………………
                       小比木 真理・志村 哲・大野 義人(11)
群馬県東部地域における古墳時代後期の変革………… 加藤 二生(27)
栃木県におげる後期古頃・集落の動態とその画期
―中・南部を中心として―  小森 哲也・今平 利幸・内山 敏行(37)
茨城県那珂川下流域の状況―左岸の状況― ……………稲田 健一(53)
茨報県那珂川下流域の状況―右岸の状況― ……………川口 武彦(63)
千葉県における古墳時代後期の変革 
                …………山田 俊輔・萩原 恭一(75)
6世紀前後の福島県中通りと気候変動 ………………神林 幸太朗(85)
南武蔵における古墳時代後期の変革―古墳と集落の動向から― 
                   ………………寺田 良喜(97)
新潟県における古墳時代後期を中心とした集落・古墳等の動向 
                                   ……相田 泰臣・小野本 敦(111)
誌上参加
埼玉県県における古墳時代後期の様相  ………青木 弘・福田 聖(117)

シンポジウム 後期の中の変革―536年イベントにみる気候変動との
              関わり
【パネリスト】小比木真理/加部二生/志村 哲/大野義人/小森哲也/
              今平利幸/内山敏行/稲田健一/川口武彦/山田俊輔/神林
              幸太朗/寺田良喜/小野本敦/仁藤敦史
【司   会】日高 慎/萩原恭一



【2023年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81914
書  名 帆立貝古墳平面企画図集
シリーズ
データ B4 106頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86445-172-7
編 著 者 沼澤 豊著
出 版 年 2023年8月 
出 版 者 六一書房
価   格 3,850円(税込)

    目  次

 はじめに………………………………………………………………1
  1  帆立貝古墳という墳形………………………………………2
  2  24 単位設計法 ………………………………………………6
  3  古墳造営尺 …………………………………………………10
  4  前方後円墳との境界 ………………………………………16
  5  最大の帆立貝古墳 …………………………………………17
  6  帆立貝古墳の各単位型 ……………………………………20
  7  帆立貝古墳における大小の突出部 ………………………23
    8  造出付円墳 ……………………………………………24
    9  造出論 …………………………………………………27
    10 帆立貝古墳の被葬者……………………………………33
   引用文献…………………………………………………………38
   平面企画図集……………………………………………………41
   あとがき ………………………………………………………105



【2023年7月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81878
書  名 文化財写真研究 VOL.13
シリーズ
データ A4 100頁
ISBN/ISSN 2185-324X
編 著 者 文化財写真技術研究会編集
出 版 年 2023年7月 
出 版 者 文化財写真技術研究会
価   格 4,950円(税込)

【目次】

Foreword
 写真についての思い出話             岩永省三  02
───────────────────────────────
記念講演
 デジタルカメラの歴史と
 最新のデジタルカメラでできること       柴田 誠  06
───────────────────────────────
特 集
 デジタルシフトの光と陰~ハード側から~
  デジタルシフトの光と陰(趣旨説明)      栗山雅夫  22
  ピント合わせから見えてくるもの           栗山雅夫  24
  フィルムからデジタルへ                杉本和樹  30
   ―機材全般にわたって―
  デジタル移行の明暗                  武本典子  34
   ―ハード面からの一事例―
  ピクセルシフトによる写真画質の高画素化    北田仁司  40
   ―富士フィルムGFX100の例―
  一般的な文化・文化財行政における高感度撮影 石井隆博  44
───────────────────────────────
基礎講座
 文化財の立面撮影                  中村一郎  50
───────────────────────────────
 遺跡の撮影 その5―遺物の出土状況―        栗山雅夫  74
───────────────────────────────
LETTER BOX
 文化財写真技術ミニ講習会inみやぎ         庄子善昭  60
───────────────────────────────
 ほほゼロからのスタート              福井優希  62
───────────────────────────────
 第12回文化財写真技術研究会参加記         藤原吉希  94
───────────────────────────────
Photo Essay
 印刷研修の講師を終えるにあたって         宮内康弘  65
───────────────────────────────
 会長の眼
 フィルムへの拘りと適正価格           井上直夫  68
───────────────────────────────
NewHorizon
 シリーズ 発掘調査報告書 私の工夫
 報告書のその先へ―調査報告書昔の私の工夫―  景山和也  70
───────────────────────────────
Gallery
 FOOTWORK
───────────────────────────────



【2023年7月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81877
書  名 郵政考古紀要 第79号―奥井哲秀さん、藤澤真依さん追悼号―
シリーズ
データ A5 55頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編著者 大阪・郵政考古学会編集
出版年 2023年3月 
出版者 大阪・郵政考古学会
価 格 550円(税込)


【お案内】

郵政考古学会では、大阪府茨木市に所在する東奈良遺跡の発掘調査に
貢献された『奥井哲秀さん、藤澤真依さん追悼号』を刊行いたしました。
以下のような内容ですが、追悼と幅広い、新たな研究成果を収録、
集大成できました。

 ・真に依って生きた!か?なぁ…         藤澤 典彦 (1)
 ・奥井哲秀さんの思い出             黒須 靖之 (11)
 ・奥井哲秀さんとの思い出            清水 邦彦 (13)
 ・方形周溝墓研究史素描             山岸 良二 (15)
 ・東奈良銅鐸覚書                森田 克行 (20)
    ―石製外枠付土製鋳型による製作―
 ・福井県井向銅鐸の舟船紋から見る舟船の系譜   辻尾 榮市 (44)



【2023年7月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81872
書  名 アジア鋳造技術史学会誌 FUSUS 15号
シリーズ
データ A4 146頁
ISBN/ISSN 1883-0056
編 著 者 FUSUS編集委員会
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 アジア鋳造技術史学会
価   格 2,200円(税込)

《原文紹介はこちらをクリックしてご覧いただけます(PDF)》

【内容簡介】

目次
1 弥生時代中期の銅鐸生産における鋳掛技術の位置づけ 
                      :菊池 望
17 同笵鏡製作技術の一様相 
  ―新山古墳出土内行花文鏡の検討から― 
            :清水 康二、清水 克朗、宇野 隆志
31 響銅長頚瓶の形態と製作工程 
  ―内視鏡カメラによる内面の観察を踏まえて―
                     :川村 佳男
49 故宮博物院藏楊寧史呈献竜紋鼎的修復工芸復元研究 
              :劉 建宇、張 雪雁、王 娜
55 キ神鼓(商代後期・泉屋博古館所蔵)のポリゴンデータ
  調査             :廣川 守、三船 温尚
67 蟹満寺と丈六仏の発願者 :大橋 一章
75 泉屋博古館所蔵金銅如来立像の3Dポリゴンデータ分析
  による造形的特色と鋳造技法 
          :三宮 千佳、竹嶋 康平、三船 温尚
89 千葉県館山市那古寺蔵 銅造千手観音菩薩立像(重要文
  化財)の造像法研究 
  ―脇手の木造原型の焼き抜き実験から―
            :宮﨑 甲、三枝 一将、松本 隆
101 宝暦九年(1759)銘のさくら市光明寺鋳銅不動明王坐像
   とその木造原型像のポリゴンデータ比較による鋳造技術
   と生産体制の検討:三船 温尚、杉本 和江、三宮 千佳
119 江戸~昭和にかけて製作された青銅花器の成分と製作技法 
     ―富山大学大郷コレクションの科学的調査をもとに―
         :長柄 毅一、 三宮 千佳、 三船 温尚
129 鑄形考―近世金銅仏の木彫原型を明らかにするために
                      :杉本 和江
137 帝国都市ニュルンベルクの金細工師ヴェンツェル・ヤム
     ニッツァーとスイスのバーゼル市に残された自然物鋳造
     作品に関する一考察                     :村松 綾
145 アジア鋳造技術史学会 第12回 表彰審査結果(補遺) 
     :黒澤 浩、児島 大輔、比佐 陽一郎、釆[四/幸] 真澄



【2023年7月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81740
書  名 アジア鋳造技術史学会研究発表概要集 第16号 2023 奈良大会
シリーズ
データ A4 66頁
ISBN/ISSN
編著者 中国航誨博物館編著
出版年 2023年8月 
出版者 アジア鋳造技術史学会
価 格 1,100円(税込)

《原文紹介はこちらをクリックしてご覧いただけます(PDF)》

目次/lndex

口頭発表

鈴木舞/三船温尚
 西周金文の鋳造技法
 ―3Dポリゴンデータを用いた黒川古文化研究所所蔵小克鼎
 の分析―  6
 
杜静楠/楊歓
 基于功能探索的鋳銅遺址出土陶範科技考古研究綜述  10
 
楊歓/房昭/楊軍昌
 基于鋳造実験的中国古代青銅器金属[執/土]片與基体過渡層
 研究  13
 
房明慧/楊歓/江玲/楊軍昌
 伝熱学視角下的中国古代鋳銅陶範功能研究  16

川辺敬子/オレガリレオ・マルティン・サンチェス
 バダホス考古学博物館所蔵ブロンズ製梨型水瓶の再現実験に
 よるイベリア半島南西部タルテッソス時代の蝋型・土型鋳造
 技術に関する研究  19

南健太郎
 後漢末における神獣鏡の鋳造技術
 ―3Dポリゴンデータによる厚み分布、等高線の検討― 23

吉田広
 銅戈胡部の鋳造欠陥について  27
 
菊池望
 帯状銅釧の製作技術に関する諸問題  31

清水克朗/清水康二/宇野隆志
 画像検証による青銅鏡製作法の考察
 ―新山古墳出土倣製内行花文鏡を例に―  35

鈴木舞/飯塚義之
 横浜ユーラシア文化館所蔵金属製馬具装飾の研究  37

北風嵐/小松隆=
 山口県美袮市秋吉台周辺の古代銅製錬(精錬)遺跡に関する
 理化学的研究―とくに年代とカラミ中の銅合金や珪酸塩鉱物
 について―   40

邵艶兵/楊軍昌/譚[目分][目分]/蒋鳳瑞/史永
隋唐時期[流/金]金銅珠化工芸的初歩研究   44

王漢卿
 “蘇州片”泥芯的復原與改良研究   47
 
三宮千佳/三船温尚
 出光美術館所蔵金銅如来五尊像の3Dポリゴンデータ分析に
 よる鋳造技法の検討   50

松本隆/宮崎甲/三枝一将
 那古寺銅造千手観音菩薩立像脇手の造像法
 ―木造原型焼き抜き鋳型を用いた鋳造実験と検証―  53

[Web発表]

万俐/馬新民/鄭東平
 春秋銅鼓座蟠竜鋳造工芸的再探討  57

李倩倩/韓超/万俐
 漢代青銅蛙型席鎮的初歩分析   60
 
三船温尚/廣川守
 ポリゴンデータ解析による鏡面にフィッティング球を当てる
 調査報告  63
 
三船温尚/村田愛加/三宮千佳/杉本和江
 ポリゴンデータ解析による長野市善光寺鋳銅地蔵菩薩坐像と
 その原型の横浜市光明寺木造地蔵菩薩坐像の形状調査 65



【2023年7月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81733
書  名 近畿弥生の会 第26回集会兵庫場所(夏場所)資料集
シリーズ
データ A4 65頁
ISBN/ISSN
編 著 者 近畿弥生の会編集
出 版 年 2023年7月 
出 版 者 近畿弥生の会
価   格 770円(税込)

                 目 次

発表1 兵庫県「新温泉町初瀬谷・柏谷古墳群の調査」 ……………   3
      稲本悠一氏(公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター)
        
発表2 大阪府「柏原市大県郡条里遺跡の調査
    ―弥生時代中期後葉の墳丘墓―」    ……………………  15
       井上智博氏(公益財団法人大阪府文化財センター)
発表3 京都府「神楽田遺跡の調査と宇治市の弥生遺跡」 …………… 27
        浅田洋輔氏(宇治市)
        
発表4 滋賀県「大津市里西遺跡の調査
    ―弥生時代終末から古墳時代初頭の五角形竪穴建物など―」 37
        中村智孝氏(公益財団法人滋賀県文化財保護協会)
        
発表5 奈良県「橿原市慈明寺遺跡の調査
    ―特に弥生時代の遺構について―」      …………… 47
        北山峰生氏(奈良県立橿原考古学研究所)
        
発表6 和歌山県「美浜町吉原遺跡の調査
    ―葺石(貼石)をもつ方形周溝墓群―」     …………… 55
        川崎雅史氏(公益財団法人和歌山県文化財センター)



【2023年7月1日】 【品切】


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書籍番号 81695
書  名 弥生文化博物館研究報告 第8集
シリーズ
データ A4 279頁
ISBN/ISSN
編 著 者 大阪府立弥生文化博物館編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 大阪府立弥生文化博物館
価   格 品切れ

             目  次
              
巻頭言 ………………………………………… 西谷 正
目 次
弥生時代研究史 ……………………………… 森岡秀人 ………   1
  -弥生時代・弥生文化とは-
東アジアから見た弥生時代 ………………… 甲元眞之 ………  27
東北からみた弥生文化 ……………………… 斎野裕彦 ………  39
東日本の弥生文化をどう捉えるか ………… 設楽博己 ………  51
  -藤尾慎一郎の学説に対して-
   弥生博メモリアル1 …………………………………………  64
弥生文化における鉄の意義 ………………… 藤尾慎一郎 ……  65
   弥生博メモリアル2 …………………………………………  76
青銅器文化について ………………………… 石川日出志 ……  77
弥生文化研究をめぐる三つの断想 ………… 広瀬和雄 ………  87
  -弥生文化再考のための問い-
弥生時代の「竪穴建物」をめぐる二、三の問題 
                  …… 石黒立人 ………  99
奈良盆地の弥生大規模集落の評価 ………… 藤田三郎 ……… 115
  -唐古・鍵遺跡を通して-
備讃瀬戸両岸地帯にみる弥生時代社会の推移 
                 ……… 大久保徹也 …… 131
   弥生博メモリアル3 ………………………………………… 142
西部瀬戸内の弥生集落 ……………………… 下條信行 ……… 143
  -殊に高地の集落について-
弥生時代集落論の一視点 …………………… 七田忠昭 ……… 153
  -吉野ヶ里遺跡から見える集落施設・構造の中国化-
弥生時代開始期の生業 ……………………… 山崎純男 ……… 163
弥生青銅器生産 ……………………………… 柳田康雄 ……… 173
   弥生博メモリアル4 ………………………………………… 184
[足夋]烏と蟾蜍  …………………………… 常松幹雄 ……… 185
  -倭人がみた日と月-
石庖丁を数える ……………………………… 武末純一 ……… 197
木葉文と農耕祭祀 …………………………… 春成秀爾 ……… 207
倭人社会の鏡文化雑考 ……………………… 藤田憲司 ……… 223
装身具からみた弥生文化 …………………… 木下尚子 ……… 233
  -玉類と腕輪を中心に-
弥生時代の「戦争」再考 …………………… 松木武彦 ……… 245
  -佐原戦争論の転回と継承-
   弥生博メモリアル5 ………………………………………… 252
弥生国家論のゆくえ ………………………… 寺沢 薫 ……… 253
  -その現状と意義-
巻末報告 ……………………………………… 禰冝田佳男 …… 265
  -大阪府立弥生文化博物館 過去・現在・未来-
巻末資料 ……………………………………………………………… 275
執筆者紹介 …………………………………………………………… 279



【2023年6月30日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81735
書  名 古代文化 第75巻 第1号(632号)
シリーズ
データ B5 164頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

 【目次】

森川  実:東大寺写経所の瓮・堝と春の茹菜
菊池 達也:律令国家の南九州支配と郡司
飯田 祥子:後漢中期の地方統治姿勢
      ―五一広場東漢簡牘を手がかりとして―
…………………………………………………………………………
  特輯 古代ギリシア史研究の現在地(1)共同体

岸本 廣大:特輯「古代ギリシア史研究の現在地(1)共同体」に
      寄せて
阿部 拓児:アルカイック期から古典期のミレトス
      ―イオニアの景観・地政学・ポリス―
篠原 道法;古典期アテナイにおけるポリスの諸相
      ―メトイコスをめぐる問題を中心に―
杉本陽奈子:古典期からへレニズム初期の経済的ネットワークと
      共同体
原  賢治:ヘレニズム期ロドスにおける任意団体と統合
石田 真衣:紀元前後のエジプトにおける社会結合
岸本 廣大:古代ギリシアの連邦と地域
……………………………………………………………………………
武内 孝善:西本昌弘著『空海と弘仁皇帝の時代』に寄せて
上田 裕人:惣ヶ池遺跡の調査成果―和泉地域の高地性集落の
      一様相―
河村 好光:能美市秋常山1号墳の墳丘調査をめぐって
板井 文子:『小右記』註釈(32)―長和4年6月13日条―
近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉⑨
      大嘗会(四)
佐々木達夫:〈海外調査探訪〉(1)海外発掘の思い出
 相原 嘉之:竹田政敬著『都城藤原京の研究』
 前野 智哉:篠川賢著『物部氏』
 岩橋 直樹:倉本一宏著『平氏―公家の盛衰、武家の興亡』



【2023年6月27日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81728
書  名 隋唐洛陽の都城と水環境
シリーズ
データ A5 470頁
ISBN/ISSN 978-5010-7767-0
編 著 者 宇都宮美生著
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 4,950円(税込)

 【内容紹介】

隋煬帝が建設した洛陽城は何故宋代まで長期間の使用に耐えうる
都城になりえたのか自然水系と経済的基盤として建設された運河
をも内包した総合的な都市水利という視点から、隋唐洛陽城の立
地と構造を検証し、煬帝が目指した都城理念と唐高宗・武則天に
受け継がれた都城運営を考察することにより、水利史・都城史研
究における洛陽城の歴史的意義を明らかにする。

 【目次】

  序章 隋唐洛陽城の都城史研究の動向と諸問題
   第1節 都城研究と隋唐洛陽城
   第2節 洛陽地域の都城の変遷と水
   第3節 中国都市水利史研究の動向と本研究の意義

◎ 第1部 隋唐洛陽城をとりまく水環境◎
 第1章 隋唐洛陽城における河川、運河と水環境―問題の所在―
  はじめに 第1節 穀水
   第2節 漕渠
   第3節 橋や池等の付属施設
   おわりに
 第2章 隋唐洛陽城の洛水と都城水利
      ―「洛水貫都」構想を中心に―
   はじめに
   第1節 天文思想の導入と南方文化への憧憬
   第2節 経済面と防衛面の理由と役割
   第3節 防災の対策と水利体系の統制
   おわりに
 第3章 隋唐洛陽城の穀水―煬帝の洛陽奠都をめぐって―
   はじめに
   第1節 隋唐以前の穀水
   第2節 隋唐時代の穀水
   第3節 都城の移動と穀水
   おわりに
 第4章 隋唐洛陽城における煬帝の運河建設
     ―通済渠と通遠渠をめぐって―
   はじめに
   第1節 通済渠と通遠渠
   第2節 洛陽城内の運河の構造と性格
   第3節 洛陽城外の運河の流路と役割
   第4節 運河の全体像
   第5節 洛陽城と漕渠
   おわりに
◎ 第2部 隋唐洛陽城の施設と水利◎
 第1章 隋唐洛陽城の西苑の四至と水系
   はじめに
   第1節 東面
   第2節 南面
   第3節 西面
   第4節 北面
   第5節 その他の建造物
   おわりに
 第2章 隋唐洛陽城の西苑の役割と水利
   はじめに
   第1節 隋煬帝の西苑
   第2節 西苑の位置と設置目的
   第3節 西苑の利用の変化
   おわりに
 第3章 隋唐洛陽城の含嘉倉―設置と役割に関する一考察―
   はじめに
   第1節 含嘉倉の設置
   第2節 東巡と含嘉倉
   第3節 転般倉としての含嘉倉
   おわりに
 第4章 隋唐洛陽城の穀倉
    ―子羅倉、洛口倉、回洛倉および含嘉倉をめぐって―
   はじめに
   第1節 四倉の使用期間
   第2節 四倉の構造と支出用途
   第3節 穀倉の運営と倉庫令
   おわりに
 終章:洛陽城における水環境の変遷と意義
 付章:隋唐の水利関係の諸機関について
    ―『唐六典』を中心に―
 初出一覧/参考文献/図版出典



【2023年6月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81699
書  名 埴輪論叢 第12号
シリーズ
データ A4 124頁
ISBN/ISSN
編 著 者 埴輪検討会事務局編集
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 埴輪検討会
価   格 2,090円(税込)

【目次】

【論文】

平尾稲荷山古墳出土埴輪と(伝)平尾稲荷山古墳出上三角縁神獣鏡
  ……………………………………………………………宇野 隆志    1
Ⅳ期の南丹地域の埴輪生産…………………………………北山 大熙   13
ウワナベ古墳併行期の埴輪生産とその規格………………村瀨  陸   23
蓋形埴輸における無文立ち飾りの検討
  -大安寺杉山古墳出土資料の紹介- ………………水川 慶紀   43
畿内地域の人物埴輪の分類と編年…………………………林  弘幸   55
埴輪様式からみた階層性
  -兵庫県南部における古墳時代後期の様相- ……阿部  功   73

【埴輪検討会シンポジウム2022「埴輸の分類と編年」概要と講評】
実施報告………………………………………………………村瀨  陸   99
埴輪検討会旧編年2003からみた新編年2022の前期円筒埴輸編年の課題
   …………………………………………………………鐘方 正樹  103
埴輸検討会シンポジウム2022に参加して
  -紀伊に見られる古墳時代後期の円筒形埴輪- …河内 一浩  113
埴輸研究の動向に今思うこと………………………………高橋 克壽  117


【2023年6月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81727
書  名 古代 第150号
シリーズ
データ B5 114頁
ISBN/ISSN 0452-2516
編 著 者 早稲田大学考古学会編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 早稲田大学考古学会
価   格 2,750円(税込)

          目  次

〔論文〕

加熱処理を伴う石器製作とその前後の進行過程
  ―東北地方における縄文時代遺跡の発掘調査事例を
   もとに― ………………………………御堂島 正 (1)
三次元記録に基づく横穴式石室の定量的分析
  ―群馬県伊勢塚古墳を対象に―
  ………………………………………………青木  弘 (27)
アムール川中流域と北海道島・サハリン島の広域編年
  ―類「个」・「簾」状紋・菱形連続紋の広域拡散から―
  ………………………………………………柳澤 清一 (55)
平将門の乱と交通・物流
  ………………………………………………糸川 道行 (91)



【2023年6月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81726
書  名 ひょうご考古 第19号
シリーズ
データ A4 129頁
ISBN/ISSN
編 著 者 兵庫考古研究会編集
出 版 年 2023年5月 
出 版 者 兵庫考古研究会
価   格 1,430円(税込)

      目  次

西宮市甲山の黒色ガラス質安山岩と甲山山頂遺跡の
旧石器     ………………山口 卓也………    1
神鍋遺跡に於ける石鏃の発生とその推移
      ……………………和田 長治………   24
神鍋遺跡第1地点に於ける少し変わった石器の現状
              ………………和田 長治………   31
加古川市西条52号墓遺構全体図の再検討
    ………………吉木誉絵・石川日出志………   37
豊岡市出石町域採集の石杵……尾﨑 優太………   48
芦屋市金津山古墳の墳丘削平過程と墳形復元
        ………………白谷 朋世………   55
丹波氷上郡における横穴式石室の様相
     ………………………仲田 周平………   73
小野市河合廃寺の表採資料と周辺環境
     ………………………山本 原也………   98
丹波篠山市二ノ坪遺跡出土遺物
  …………………………………渡辺 昇………  113
豊岡市中谷八幡神社の石塔部材
  ……………………………齋藤 友里恵………  126



【2023年6月13日】【再入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81194
書  名 泉森皎先生 傘寿記念論集 吉野川流域の古墳文化
シリーズ
データ B5 本文53頁 図版24葉
ISBN/ISSN
編 著 者 吉野川流域古墳文化研究会編集
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 泉森皎先生傘寿記念論集刊行会
価   格 1,980円(税込)

───────────────────────────
           目  次

Ⅰ 吉野川流域の古墳文化
    吉野川流域古墳文化の研究
    吉野川流域における古墳文化の特色       
                米田 敏幸………………10
  吉野川・紀ノ川流域における古墳出土馬具
  の基礎研究―南阿田大塚山古墳を中心に―    
                木村 結香………………14
  古墳出土土器にみる奈良盆地南西部と五條
  地域との関係について             
                岩越 陽平………………20
  口宇陀盆地の墳墓と谷脇古墳          
                山下 隆次………………31
  谷脇古墳の出現と口宇陀盆地の古墳       
                柳沢 一宏………………32
  吉野川流域の古墳文化
  考古学の視点からみた吉野・紀伊の古代史     
                 泉森 皎………………43
Ⅱ 南阿田大塚山古墳の調査
  南何田大塚山古墳の概要             
                 泉森 皎………………55
  私と泉森さん        山下 隆次………………55
  あとがき          米田 敏幸



【2023年6月6日】 【ご注文承り中】


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書籍番号 81717
書  名 続々・邪馬台国論争の新視点―東アジアからみた九州説―
シリーズ
データ A5 194頁
ISBN/ISSN 978-4639027829
編著者 片岡 宏二著
出版年 2021年9月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

「魏志」倭人伝や「後漢書」東夷伝は、倭をどのようにみていたのか。
 中国の史料と邪馬台国時代遺跡における遺物の発掘状況などをもとに、
2~3世紀の中国・朝鮮半島と日本の関係、そして邪馬台国の実態に迫る。

 【目次】

第1章 本居宣長と偽僭説
 第1節 本居宣長と古代史
 (本居宣長を取り上げた理由/本居の「やまとこころ」/『偽僭説』の
  生まれた背景 /『馭戎慨言』)
 第2節 倭の二元国家論
 (新井白石と本居宣長/『魏志』倭人伝が描いた世界/新鮮な本居の
 『偽僭説』)
第2章 邪馬台国時代の年代
 第1節 邪馬台国時代とは
 (邪馬台国時代の定義/邪馬台国時代は弥生時代か古墳時代か/考古学
  知見と邪馬台国論争)
 第2節 土器型式と絶対年代
 (九州の土器と近畿の土器/倭の大乱と環濠)
第3節 九州の土器
 (西新式土器とは何か/西新式土器の年代/西新式土器と庄内式土器の
  関係)
第3章 中国がみた「倭」
 第1節 前漢との交渉のはじまり
 (「倭」から始めた交渉/前漢時代の「倭」の地域/「倭」の語源/楽浪
  郡設置以前の倭の交渉)
第2節 「倭」認識のはじまり
 (「倭」の存在をにおわせる伝説/倭への渡来の原因/衛満朝鮮と楽浪
  郡設置/楽浪郡設置の影響)
第3節 一つでない「倭」
 (変化する「倭」の領域/「敵の敵は味方」的な邪馬台国論)
第4章 邪馬台国時代の北部九州
 第1節 「ツクシ」とは
 (神話に登場するツクシ/ツクシの語源/ツクシの遺跡/もともとの「倭」
  とその拡大)
 第2節 ツクシを取り巻く北部九州の世界
 (トヨの世界/国境としての筑豊地域/立岩以後の遠賀川流域)
 第3節 ツクシの南、狗奴国の問題
 (ヒの世界/菊池川流域の地形/邪馬台国時代の菊池平野の特徴/肥の土器
  文化/菊池平野の邪馬台国時代遺跡/菊水地峡帯の遺跡/菊鹿盆地の環
  濠集落群) 
 第4節
  邪馬台国と狗奴国
 (邪馬台国との境/邪馬台国と狗奴国の火だね/狗奴国と魏の関係)
第5章 倭人とそとの世界の接点
 第1節 持衰とは何者か
 (航海儀礼/持衰) 第2節 邪馬台国の使者はどこまで行ったのか
 (倭国王帥升/卑弥呼以前の朝貢/卑弥呼の朝貢/対馬の銅矛が語るところ)
 第3節 魏の使者はどこまで来たのか
 (魏が送った三回の使者/魏の使者が来たところ)
 第4節 考古学からみた交易
 (交易形態の変化/大倭・一大率の役割) 
第6章 『魏志』倭人伝と東アジア
 第1節 陳寿が『魏志』倭人伝を著した背景
 (魏志が書かれた背景/歴然とした文明の差/倭人伝にはどうして「人」が
  入るのか)
 第2節 中国は日本をどうみていたのか
 (『魏志』倭人伝は歴史書か)



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書籍番号 79140
書  名 続・邪馬台国論争の新視点―倭人伝が語る九州説―
シリーズ
データ A5 184頁
ISBN/ISSN 978-4639026914
編 著 者 片岡 宏二著
出 版 年 2019年12月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

『魏志』倭人伝が描いた社会は、
 北部九州か近畿か!?  
考古学発掘調査の成果をもとに、具体的な遺跡からみえる社会
の様相について検討し、邪馬台国時代の階層・王と王族・首長
権などから九州説を主張する。

 【目次】

第一章 卑弥呼の性格
 第二章 邪馬台国時代の階層
  第一節 「尊卑」という認識の発生
  第二節 考古学から見た階層のはじまり
  第三節 墓にみる階層の萌芽
  第四節 集落から見た階層
  第五節 「大人」と「下戸」
 第三章 邪馬台国時代の組織と役割
  第一節 王・王族とは何か
  第二節 王としての卑弥呼
  第三節 弥生時代王墓・王族墓の誕生
  第四節 血縁による階層とそれを超越した権力
  第五節 役人・役職と階層
  第六節 権力の進展と邪馬台国
 第四章 邪馬台国時代の首長権
  第一節 権力の世襲に到る段階
  第二節 邪馬台国に世襲があったか



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書籍番号 79139
書  名 邪馬台国論争の新視点―遺跡が示す九州説―(増補版)
シリーズ
データ A5 210頁
ISBN/ISSN 978-4639026907
編 著 者 片岡 宏二著
出 版 年 2019年12月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

『魏志』倭人伝の方位と距離の記述は誤りではなかった! 
実在の遺跡から、その真実が見えてきた!  
考古学発掘調査の成果をもとに、先人たちを悩ませてきた『魏志』
倭人伝の方位と距離の謎を解き明かし、具体的な遺跡から邪馬台国
時代のクニグニの実像にせまる。
   
 【目次】

第一章 考古学からみた邪馬台国研究の歴史
  第一節 初期の邪馬台国研究史
  第二節 小林行雄の同笵鏡配布理論
  第三節 吉野ヶ里発見と考古学研究
第二章 近年の近畿説と九州説
  第一節 纒向遺跡と邪馬台国近畿説
  第二節 考古学九州説の反省点
第三章 『魏志』倭人伝と考古資料
  第一節 『魏志』倭人伝の方位の正しさ
  第二節 距離の記述に関する謎
  第三節 集落の規模と倭人伝戸数の比較
  第四節 邪馬台国とその周りのクニグニ
  第五節 筑紫平野集落ネットワーク
  第六節 まとめ―私の邪馬台国説
第四章 補遺編 ―見えてきた北部九州のクニグニ―
  第一節 新たに発見された環濠集落
  第二節 トヨの地域の邪馬台国時代



【2023年6月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81712
書  名 七隈史学 第25号
シリーズ
データ B5 130頁
ISBN/ISSN 1348-1304
編 著 者 桃﨑 祐輔編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 七隈史学会
価   格 2,200円(税込)

【目次】

公開講演録
 ナチスの食糧戦争
  ―権力・飢餓・人種― 
 ………………………………………藤原 辰史…    1

シンポジウム特集「新しい歴史教育と地域」
───────────────────────── 
 趣旨説明……………………………福元 健之…   17
 山口から考える東南アジア現代史
    ………………………………藤村 泰夫…   19
 触れる日本史………………………太田 千絵…   25
 「沖縄のなかの世界史」を探究する歴史実践
  ―琉球大学西洋近現代史研究室の取り組みを素材と
   して― ………………………池上 大祐…   29
 コメント……………………………北村  厚…   37
 シンポジウム質疑応答録…………………………   39
─────────────────────────
論 文
 観応擾乱期の南朝皇族に関する一考察
  ―中国・九州地方を題材として― 
             ………菊池 康貴…   41
 戦国期島津氏の都鄙間交渉
  ―不断光院清誉の活動を中心に― 
      …………………………中村 昂希…   55
 板付式土器における羽状文の施文原理に関する一考察
             ………沼山 旅羽…  132
研究ノート
 『宋史』韓〔タク〕胄伝の史源学的考察
  ―開禧用兵に関する記述をてがかりに― 
         …………………里和麟太郎…   71
資料紹介
 桂川町発見の四乳八禽鏡について
    ………………………………仲田美乃里…  114
コラム-歴史のとびら-
 在来知歴史学と分析化学…………脇田 久伸…   89
七隈史学会第24回大会研究発表要旨………………   91



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書籍番号 81711
書  名 居家以人骨の研究 1―早期縄文人の社会と葬制
シリーズ
データ A4 140頁
ISBN/ISSN 978-5010-7767-0
編 著 者 谷口 康浩編
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 六一書房
価   格 4,400円(税込)

             目 次

第1章 研究目的と研究組織
  1.研究目的と学術的意義……………………………………  1
  2.研究方法と研究組織………………………………………  3
第2章 居家以人骨の発掘調査
  1.居家以岩陰遺跡の概要……………………………………  5
  2.居家以岩陰遺跡の埋葬人骨……………………………… 14
  3.フォトグラメトリによる人骨出土状況の三次元測量と
      図化の方法………………………………………………… 16
第3章 出土人骨個体と埋葬状況
  1.出土人骨個体の概要……………………………………… 21
  2.出土人骨個体と埋葬状況………………………………… 23
第4章 出土人骨の人類学的記載
  1.1号人骨 ……………………………………………………101
  2.4号人骨 ……………………………………………………104
  3.8号人骨 ……………………………………………………107
  4.10号人骨 ………………………………………………… 109
  5.12号人骨 ………………………………………………… 113
  6.15号人骨(+2号人骨) …………………………………… 117
第5章 出土人骨の放射性炭素年代測定と炭素・窒素同位体分析
  1.資料と方法 ……………………………………………… 121
  2.分析結果 ………………………………………………… 122
第6章 ミトコンドリアDNAならびに核DNAの分析
  1.はじめに ………………………………………………… 127
  2.居家以人骨のミトコンドリアゲノム全容解読 ……… 127
  3.居家以人骨のミトコンドリアタイプ ………………… 128
  4.居家以人骨の核ゲノム情報 …………………………… 129
  5.核ゲノム情報に基づく居家以人骨の性別判定 ……… 129
第7章 研究成果と学術的意義
  1.居家以人骨の骨考古学研究 …………………………… 133
  2.ミトコンドリアDNA分析の研究成果 ……………………135
  3.縄文早期の葬制に関する研究成果 …………………… 136
  4.総 括 …………………………………………………… 139




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書籍番号 81710
書  名 先史考古学論考―石器と先史文化
シリーズ
データ B5 353頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86445-163-5
編 著 者 橋本 勝雄著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 六一書房
価   格 11,000円(税込)

           目 次
序 ………………………………………………………………ⅰ
例 言 …………………………………………………………ⅱ
第Ⅰ部 旧石器時代
 環状ユニット(プロック群)の歴史的意義  ………………3
 国府系石器群の特質とその意味
  ―翼状剥片と有底横長剥片―    …………………27
 上ゲ屋型彫刻刀形石器の特質とその評価  ……………51
 北方系細石刃石器群の研究
  ―北方系集団の南下に伴う石器群の技術的変容―
          …………………………………………73
 東日本におけるホロカ型細石刃石器群の実相 …………99
第Ⅱ部 旧石器・縄文時代移行期
 本ノ木型尖頭器総論(新編)  ……………………………156
 神子柴型石斧の実像とその系譜
  ―関東の事例を中心として―    …………………115
 神子柴型石斧の終焉と次世代の石斧の出現  …………189
第Ⅲ部 縄文時代
 縄文草創期後半の両面加工石器群の様相とその展開
  ―「寒の戻り」と石器群の適応―   ………………211
 「渡来石器」と北回りの石器群   ………………………237
  ―縄文時代草創期後半における本州と北海道の石器群
      の対比―
 「駿豆五角形鏃」の登場と意義 …………………………265
 出現期の石鏃とその系譜
    ―関東・中部を中心として―  ………………………287
あとがき  ……………………………………………………341
素材論文一覧  ………………………………………………343
著作目録  ……………………………………………………345



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書籍番号 81692
書  名 陶磁器と考古学  大橋康二先生喜寿記念論文集
シリーズ
データ B5 448頁(精装)
ISBN/ISSN 978-4639029076
編 著 者 大橋康二先生喜寿記念論文集編集委員会編
出 版 年 2023年5月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 19,800円(税込)

 【内容紹介】

陶磁器考古学の泰斗・大橋康二先生の喜寿を記念して、先生
ゆかりの研究者の論文42編を<肥前陶磁><日本陶磁><日本考
古学><貿易陶磁><海外陶磁>のジャンルに分けて収
録する。
    
 …<本書の目次中外文訳は割愛させていただきました>…

            ◎目 次◎

実事求是―大橋先生の研究― ………………金沢 陽……… ⅰ
     第Ⅰ章 研究生活50年の歩み……大橋康二………  1
     第Ⅱ章 肥前陶磁
Ⅱ-1 ドレスデン国立美術館所蔵の染付鳥籠装飾瓶の漆工史上
    からの検討……………………小池富雄………………  33
Ⅱ-2 柿右衛門様式の用語「乳白」の起源への考察
               ………………櫻庭美咲……  39
    ―フランシス・プリンクリー著「陶磁芸術』を中心に―
Ⅱ-3 『酒井田家文書』にみる御用注文について
                           ………………酒井田千明……  49
Ⅱ-4 製造者銘にみる生産者意識の特質…鈴田由紀夫……  59
    ―19世紀の有田磁器を中心として―
Ⅱ-5 肥前磁器の型成形に関する基礎的研究
                       ………………………高島裕之……  69
Ⅱ-6 肥前小城松香渓焼の再検討……………德永貞紹……  79
Ⅱ-7 模倣の観点からみた初期伊万里と青花皿の図案
                               ……………冨永樹之……  89
Ⅱ-8 波佐見における見込み蛇の目釉剥ぎ高台部無釉の青磁皿
       について…………………………………中野雄二……  99
Ⅱ-9 肥前・武雄北部諸窯にみる白化粧土の導入と展開
                                 ………東中川忠美…… 107
Ⅱ-10 有田磁器製漆装飾付「鳥籠瓶」について
                           …………………藤原友子…… 119
Ⅱ-11 白石焼と伊万里駅周辺出土の汽車土瓶について
                                 …………船井向洋…… 129
Ⅱ-12 平戸藩主の注文による薬師如来立像 
        ―幕末期の平戸焼造形技術の特長―
                       ………………………松下久子…… 139
Ⅱ-13 17世紀の有田における磁器の生産体制 
        ―山本神右衛門重澄の窯業改革を中心として―
                         ……………………村上伸之…… 151
Ⅱ-14 江戸後期における肥前磁器生産 ……山本文子…… 161

             第Ⅲ章 日本陶磁

Ⅲ-1 西播磨の陶磁器窯の技術について……赤松和佳…… 171
Ⅲ-2 奥羽の瓷器系陶器生産…………………飯村 均…… 181
Ⅲ-3 京都の磁器生産について―頴川・亀祐・木米
                             ………………岡 佳子…… 191
Ⅲ-4 近世備前焼の窯道具……………………乗岡 実…… 201
Ⅲ-5 鹿児島城における陶磁器の購入・管理形態
       ―鹿児島城二之丸跡E地点出土の記銘陶磁器を手がかりと
       して―              …………………渡辺芳郎…… 211
    
             第Ⅳ章 日本考古学

Ⅳ-1 江戸遺跡出土広東碗の編年と消費動向
                       ………………………池田悦夫…… 221
Ⅳ-2 江戸出土の肥前陶器の様相……………鈴木裕子…… 231
Ⅳ-3 江戸遺跡からみた初期の肥前磁器量産碗
                         …………………長佐古真也…… 241
Ⅳ-4 近世窯業地における集落形成について               
    ―有田内山と波佐見中尾山―  ………野上建紀…… 251
Ⅳ-5 江戸時代考古学の可能性
    ―東京大学本郷構内遺跡理学部7号館地点における発掘
       成果の検討―          ………………羽生淳子…… 261
Ⅳ-6 江戸遺跡出土貿易陶磁器の年代的変遷
       ―17世紀の一括資料の分析から―  …堀内秀樹…… 271   
Ⅳ-7 江戸遺跡出土陶磁器の分類・カウントに関する覚え書き
    ―新宿・豊島・東大分類の比較―  …水本和美…… 281

             第Ⅴ章 陶磁貿易

Ⅴ-1 ウィーン・ロースドルフ城所蔵の陶磁器
       ―陶片の語る陶磁の東西交流―  ……荒川正明…… 287   
Ⅴ-2 山口県萩小畑焼、天寵山兼田窯の明治時代朝鮮向け
    輸出磁器の特徴とその生産の背景
                   ……………………………家田淳一…… 297
Ⅴ-3 薩州川辺宗廟飯倉神社の宝物―奉納された陶磁器から―
       ……………………上田 耕/新地浩一郎…… 307
Ⅴ-4 オランダ出土の19世紀末以降の日本製びん製品について
       の考察  …………………………………金田明美…… 315
Ⅴ-5 明実録の海洋漂流記事から見た、15~16世紀東アジア海
       域の私貿易船の動向……………………金沢 陽…… 325
Ⅴ-6 ペルシャ湾北岸の港市遺跡と陶磁片…坂井 隆…… 335
Ⅴ-7 ラオス出土の肥前陶磁器………………清水菜穂…… 345
    ―ヴィエンチャン旧都城および国内各地の出土様相から
       再考する交易と搬入の諸相―
Ⅴ-8 漢陽都城内遺跡から出土した江戸時代の肥前磁器
                                 ………田代裕一朗…… 355
Ⅴ-9 食器と鎌倉幕府…………………………馬淵和雄…… 363

             第Ⅵ章 海外陶磁

Ⅵ-1 ドイモイ政策後のベトナム陶磁研究の進展
                           …………………菊池誠一…… 373
Ⅵ-2 汝窯青磁舟形杯について………………謝 明良…… 383
Ⅵ-3 前近代カンボジアの窯業における資源戦略
                           …………………田畑幸嗣…… 393
Ⅵ-4 フィリピン、ルソン島北部、新石器時代の土器製作時の
       敷物  ……………………………………田中和彦…… 403
Ⅵ-5 日本における中国青磁受容の一側面…徳留大輔…… 413
    ―「青磁茶碗銘馬蝗絆」にまつわるはなし―
Ⅵ-6 青花瓷器の創生要因を探る……………森 達也…… 421
Ⅵ-7 伝世のベトナム産白釉陶器について…矢島律子…… 431

執筆者紹介 ……………………………………………………… 441
編集後記 …………………………………………坂井 隆…… 442



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書籍番号 81663
書  名 季刊考古学・別冊41 四国考古学の最前線
シリーズ
データ B5 148頁
ISBN/ISSN 978-4639029083
編 著 者 大久保徹也・春成秀爾編
出 版 年 2023年5月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 2,860円(税込)

 【目次】
 
Ⅰ 総論
  四国考古学の現在(春成秀爾・大久保徹也)

Ⅱ 縄文/弥生時代
  縄文後・晩期の四国(湯浅利彦)
  結晶片岩製石棒の生産と流通(中村 豊)
  縄文晩期から弥生前期への転換(信里芳紀)
  南四国の弥生の始まり(出原恵三)
  四国から近畿へ―サヌカイト流通と弥生開始―(秋山浩三)
  四国の木葉文土器(春成秀爾)

Ⅲ 弥生時代
  弥生大形集落の消長(柴田昌児)
  紫雲出山遺跡と高地性集落(信里芳紀)
  瀬戸内海の島嶼部―芸予諸島―(柴田昌児)
  瀬戸内海の島嶼部―備讃瀬戸―(乗松真也)
  土器製塩の展開(大久保徹也)
  青色片岩製柱状片刃石斧の生産(中村 豊)
  鉄器生産の展開(村上恭通)
  辰砂の採掘(西本和哉)
  平形銅剣の生産と播布(吉田 広)
  四国の銅鐸と銅矛(宮里 修)
  伊予の大型器台と装飾高坏(梅木謙一)
  四国の弥生絵画(春成秀爾)
  四国の弧帯文土器(菅原康夫)
  弥生銅鏡の流入(南 健太郎)
  阿波・讃岐出土の漢鏡7期鏡(森下章司)

Ⅳ 古墳時代
  墳丘墓から古墳へ(大久保徹也)
  鶴尾4号墳と箸墓古墳(春成秀爾)
  前方後円墳の築造動向(大久保徹也)
  西四国・西部瀬戸内の前期古墳(山内英樹)
  東部瀬戸内沿岸の前方後円墳(岸本道昭)
  四国の石棺(高上 拓)
  四国の中期古墳動態(栗林誠治)
  横穴式石室の導入(松本和彦)
  横穴式石室墳の展開と巨石墳の登場(中嶋美佳)
  須恵器生産の展開(中久保辰夫)

Ⅴ 古代
  四国の古代山城―永納山・城山・屋島―(渡邊 誠)
  最古の地方官衙―久米官衙遺跡群―(橋本雄一)
  国府探究の現段階(藤川智之)
  飛鳥・奈良時代における在地寺院の造営(岡本治代)
  国分二寺造営と以後の古代寺院(渡邊 誠)



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書籍番号 81664
書  名 考古学研究法
シリーズ
データ A5 224頁(精装)
ISBN/ISSN 978-4639029090
編 著 者 竹岡 俊樹著
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 5,280円(税込)

 【内容紹介】

考古学研究は資料を見ること[認知]、資料についての情報を
知ること[認識=分析]、そして、当時の文化の中での役割を
知ること[意味論=モデル論]と進む。
本書では、分析の方法と、資料を解釈するためのモデルにつ
いて述べる。かつて私たちは考古学の社会的意義を問い、考
古学の観点から総合的な日本の歴史を創ること[古代学]を目
ざしていた。本書と前書『考古学基礎論』とによって、先人
たちの悲願だった「古代学」に到ったと思う。
 新しい考古学を求める若い研究者たちに本書を贈る。
  

 【目次】

はじめに

第1章 考古学の基礎的作業
  第1節 見ること
  第2節 分析すること
  第3節 遺跡研究
  第4節 分布論―比較研究

 第2章 自然科学について
  第1節 馬場壇の風景
  第2節 箸墓古墳は卑弥呼の墓か

第3章 何をよりどころに論じてきたのか
  第1節 欧米の研究
  第2節 思想・心情
  第3節 学史

第4章 意味論へ
  第1節 記号
  第2節 装飾
  第3節 象徴的思考
  第4節 象徴的世界の領域の形成
  第5節 表徴

第5章 幻の力
  第1節 呪物
  第2節 魂と死霊
  第3節 祖霊と神霊
  第4節 憑霊
  第5節 世界観としての病因論
  第6節 神の位相

第6章 歴史の復元
  第1節 縄文人のゆくえ
  第2節 日本人は何者だったのか

おわりに/後記



【2023年5月24日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81699
書  名 埴輪論叢 第12号
シリーズ
データ A4 124頁
ISBN/ISSN
編 著 者 埴輪検討会事務局編集
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 埴輪検討会
価   格 2,090円(税込)

【目次】

【論文】

平尾稲荷山古墳出土埴輪と(伝)平尾稲荷山古墳出上三角縁神獣鏡
  ……………………………………………………………宇野 隆志    1
Ⅳ期の南丹地域の埴輪生産…………………………………北山 大熙   13
ウワナベ古墳併行期の埴輪生産とその規格………………村瀨  陸   23
蓋形埴輸における無文立ち飾りの検討
  -大安寺杉山古墳出土資料の紹介- ………………水川 慶紀   43
畿内地域の人物埴輪の分類と編年…………………………林  弘幸   55
埴輪様式からみた階層性
  -兵庫県南部における古墳時代後期の様相- ……阿部  功   73

【埴輪検討会シンポジウム2022「埴輸の分類と編年」概要と講評】
実施報告………………………………………………………村瀨  陸   99
埴輪検討会旧編年2003からみた新編年2022の前期円筒埴輸編年の課題
   …………………………………………………………鐘方 正樹  103
埴輸検討会シンポジウム2022に参加して
  -紀伊に見られる古墳時代後期の円筒形埴輪- …河内 一浩  113
埴輸研究の動向に今思うこと………………………………高橋 克壽  117


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書籍番号 81694
書  名 考古学と文化史 同志社大学考古学研究室開設70周年記念論集
シリーズ (同志社大学考古学シリーズ 13)
データ A5 564頁
ISBN/ISSN
編著者 同志社大学考古学研究室編集
出版年 2023年4月 
出版者 同志社大学考古学研究室
価 格 5,500円(税込)

【目次】

刊行にあたって(水ノ江和同)
石刃技法はホモ・サピエンスの専売特許か?(松藤和人)
種子島に搬入された九州・本州島産石材について(石堂和博)
西日本における繊維土器研究の現状と課題(水ノ江和同)
中四国と九州北部の縄文時代前期後半土器の併行関係(廣重知樹)
縄文時代のクリ栽培(麻柄一志)
近畿中部の弥生集落と青銅器生産痕跡(若林邦彦)
ユーラシア大陸東西の鋳造用具(清水邦彦)
弥生時代無茎銅鏃の基礎的検討(菊池望)
近畿地方中部における弥生時代中期後半の鉄器加工址について(真鍋成史)
弥生時代の利器鉄器化に関する一視点(菅榮太郎)
吉備南部における石庖丁の転換の背景(朝井琢也)
唐古・鍵遺跡出土「船を漕ぐ人物画」小考(藤田三郎)
弥生~古墳時代の帆走について(鈴木信)
卓状墓の広がり(福島孝行)
蕨手文再考(塚田良道)
鏡と木片(真鍋昌弘)
古墳時代後期の貝類副葬とその背景(穂積裕昌)
滑石製品の生産・流通に関する素描(廣瀬時習)
続・手玉考(玉城一枝)
紫金山古墳出土貝輪はいつ施文されたか(杉山拓己)
広島県出土の滑石製玉類について(岸本晴菜)
集落遺跡における百済系土器の意義と課題(春日宇光)
文刀と廷刀(門田誠一)
〈前方後円墳〉と〈陵墓〉(松田度)
鳳・龍を得て陸奥を望む(福島雅儀)
有力地域集団の支配拠点と支配領域(坂靖)
首長の本拠地と古墳(日高槙)
墳墓「槨」「室」略論(江介也) クマノの臨海性墓制(佐藤純一)
九州北部地域における「初期瓦」の製作技術について(辻川哲朗)
宝亀三年の「食器漏失」事件について(森川実)
和歌墨書土器の成立とその背景(新名強)
長野市小島・柳原遺跡群出土の塔鋺形合子の歴史的背景について(川崎保)
平安京再開発に関する一試論(家原圭太)
義淵の五龍寺(服部伊久男)
藤原師実と宇治(浜中邦弘)
古代阿波国の交通路研究の新成果(藤川智之)
豊後府内出土の中国南部産焼締陶器鉢・擂鉢についての一考察(山本尚人)
棟瓦からみた織豊期城郭の瓦生産と屋根景観(山口誠司)
中世のガラス生産に関する一試察(比佐陽一郎)
豊後における初期一石彫製五輪塔の新例(原田昭一)
木曽氏の拠点を福島から考える―予察―(鋤柄俊夫)
越前における中世白山系社寺の一様相(宝珍伸一郎)
中世霊場「天橋立」の成立(河森一浩)
聚楽第の探査による『駒井日記』の検証(古川匠)
中世寺院の石敷通路(松村英之)
本丸御殿に葺かれた江戸式桟瓦(岡本健)
近世大坂の土人形の特徴(加藤雄太)
能登における冷泉為広の文芸活動と受贈品(三浦純夫)
考古学からみた「古清水」(角谷江津子)
禁裏付武家与力・同心組屋敷地と公家屋敷地の宅地割について(手島美香)
発掘調査からみた禁裏御用水について(岡田健吾)
クラスキノ城跡出土石帯の再検討(小嶋芳孝)
日本考古学史上の恩師・酒詰仲男の歴史認識と業績の背景(鈴木重治)
森浩一の遺跡保存論(山田邦和)
地域史研究覚書(佐古和枝)



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書籍番号 81696
書  名 纒向学研究 第11号 2023
シリーズ (纏向学研究センター研究紀要)
データ A4 96頁
ISBN/ISSN
編 著 者
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 桜井市纏向学研究センター
価   格 1,650円(税込)

            目  次

列島国制史の根本的諸問題(Ⅰ)共同体国家・階級国家・文明国家
 ―寺沢薫氏の国家形成史論に寄せて― 
              ………………水林  彪……  1
直弧紋異聞
 ―弧帯紋・直弧紋の単位図形とその構成法に関する研究ノート    
              ………………豊岡 卓之…… 31
纒向遺跡建物Fと伊勢神宮の御饌殿
              ………………黒田 龍二…… 59
纒向遺跡の形成と古墳築造による画期の様相(予察)
 ―植生環境変化、年代測定、土器変遷から― 
        ………………金原 正明・西村  奏…… 65
「大井家、大井寺」の所在地をめぐって
 ―安倍寺周辺の遺構・遺物とその評価― 
              ………………橋本 輝彦…… 75

古墳時代的須恵器文様の終焉
 ―桜井市吉備遺跡第4次調査出土刻書須恵器の位置付けをめぐ
 って―          ………………森  暢郎…… 87

編集後記

…………………………………………………………………………
<纒向学研究センター設立10周年記念論集『纒向学の最前線』
は非売品で入手できませでしたがPDFデータが公開されています。
以下のURAからご覧いただけます。

纒向学研究センター研究紀要『纒向学研究』/桜井市
 (sakurai.lg.jp)


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書籍番号 81667
書  名 地域再生と考古学―開眼する古代出雲と個性豊かな石見の遺跡
シリーズ
データ A5 440頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4787723079
編著者 田中義昭著
出版年 2023年6月 
出版者 新泉社
価 格 4,180円(税込)

国宝銅鐸出土の加茂岩倉遺跡や、山陰地方独特の弥生墳丘墓として
有名な西谷墳丘墓、そして岩見銅山の調査などによって、島根県の
考古学研究に大きな足跡を残した著者ならではの、古代出雲および
石見地方の遺跡と歴史がそくわかる探訪記。遺跡の保存と地域の歴
史解明から「地域再生」の力を見出していく。
 【刊行元HPより】

 〔目次〕
第1章 山陰の考古学陣営に加わる
  1 島根大学の考古学研究室
  2 地域考古学の歩み
  3 開発と遺跡破壊の進行
  4 大学と市町村をつなぐ

第2章 古代出雲に向き合う
  1 弥生墳丘墓の共同研究
  2 荒神谷遺跡の発見
  3 出雲平野に狙いを定めて
  4 古代金属生産の探究へ

第3章 開眼する古代出雲
  1 『出雲国風土記』の世界
  2 古曽志古墳、小丸山古墳の破壊
  3 国府都市とその周辺
  4 浮かび出る古代の郡・郷

第4章 石見の遺跡と地域史探訪
  1 護るぞ!三宅御土居跡
  2 益田潟と背後地域
  3 「中国太郎」とその流域
  4 石見国府出現とその前後史

第5章 地域の明日を見つめる
  1 歴史博物館と世界遺産
  2 中国を旅する
  3 たどりついた「駅商国家」論
  4 田和山遺跡の保存に寄せて
  
跋 「おたがいさま」と共同・協働



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書籍番号 81624
書  名 飛鳥の古代寺院
シリーズ
データ A5 196頁
ISBN/ISSN 978-4-86065-161-9
編 著 者 清水 昭博著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 (有)萌書房
価   格 1,980円(税込)

────────────────────────────────

かつて日本列島の王都であり仏教信仰の中心地でもあった「飛鳥」地方
の廃寺を含む18の寺院について古代瓦研究の第一人者がやさしく紹介・
解説。
(出版社HPより)

第1部 飛鳥中心の寺々  
  第1章 飛鳥寺………………………………………………………   5
      ―日本最古の本格的寺院― 
  第2章 豊浦寺………………………………………………………  13
      ―蘇我本宗家の尼寺― 
  第3章 川原寺………………………………………………………  21
      ―斉明天皇供養の寺―
  第4章 橘 寺………………………………………………………  29
      ―聖徳太子創立の寺― 
  第5章 岡 寺………………………………………………………  37
      ―義淵と草壁皇子の寺―
第2部 飛鳥周辺の寺々  
  第6章 定林寺………………………………………………………  47
      ―東アジアに共通する名をもつ寺― 
  第7章 坂田寺………………………………………………………  55
      ―鞍作氏の尼寺― 
  第8章 檜隈寺………………………………………………………  63
      ―渡来系氏族の雄、東漢氏の寺― 
  第9章 呉原寺………………………………………………………  71
      ―東漢氏と道昭供養の寺― 
  第10章 壷阪寺(南法華寺) ……………………………………  79
      ―持統天皇供養の寺―
第3部 山田道周辺の寺々  
  第11章 山田寺 ……………………………………………………  89
      ―蘇我倉山田石川麻呂の寺― 
  第12章 奥山廃寺(小墾田寺) …………………………………  97
      ―仏教公伝由緒の寺― 
  第13章 和田廃寺 ………………………………………………… 105
      ―大野丘北塔と葛城寺― 
  第14章 石川廃寺 ………………………………………………… 113
      ―石川精舎の後身寺院― 
  第15章 軽 寺 …………………………………………………… 121
      ―軽部臣の寺か―
第4部 藤原京の寺々  
  第16章 小山廃寺 ………………………………………………… 131
      ―天武朝の大寺― 
  第17章 大官大寺 ………………………………………………… 139
      ―文武朝の大寺― 
  第18章 田中廃寺 ………………………………………………… 147



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書籍番号 81660
書  名 遺跡 第55号 特集◎愛媛の縄文・弥生時代の石器
シリーズ 遺跡 第55号 特集◎愛媛の縄文・弥生時代の石器(Ⅲ)
データ A4 223頁
ISBN/ISSN 0912-5221
編 著 者 十亀幸雄編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 遺跡発行会
価   格 2,200円(税込)


埋蔵文化財の保護と考古学研究の発展のために
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
特集◎愛媛の縄文・弥生時代の石器(Ⅲ)
 愛媛県久万高原町・城川町の縄文弥生時代の石器
  ―縄文草創期を中心として―      
          ……………………………… 十亀幸雄    1
 宇和島市三本杭(標高1226m)山頂採集の旧石器   
                ……………… 十亀幸雄   11
 愛媛県縄文・弥生時代石器出土遺跡一覧表(Ⅲ)
               ……………… 遺跡発行会   23
速報
 松山市打越古墳墳丘測量調査写真速報  …… 遺跡発行会   28
報告
 唐子台遺跡群の鏡     …………………………名本二六雄   30
 愛媛県東予東部の鏡   …………………………名本二六雄   49
 四国松山平野の初期農耕段階に伴う横刃型刃器類に対する認識
                                         ……幸泉満夫   57
 松山市大渕遺跡出土の脱穀・粉砕関連具           
                                 ………………幸泉満夫   65
 雉之尾1号墳の墳形と出土遺物   ………………正岡睦夫   75
 北条平野周辺の箱式石棺         ………………正岡睦夫   91
 松山市の主要古墳(旧北条市編) ………………正岡睦夫  100
 八幡浜市小網代天満神社の鳥居   ………………清水真一  167
 松山市俵原池用水と円筒分水工    … 河原茂・十亀幸雄  171
 江戸・明治期の砥部陶磁器窯跡(第1報)
   坂本窯跡・七折唐津山窯跡・砥部陶業窯跡    
                                ……………… 十亀幸雄  182
会所だより
 例会・会務報告(2022 年1月~ 2023 年3月)
                             …………………山之内志郎  220
『いせきニュースレター』目次(第161 号~第173 号) 
                                   …………… 56・166・170
 受贈図書(2022 年3月~ 2023 年3月)        
                               ……………………………  219
編集後記     ……………………………………………………  222



【2023年4月27日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81631
書  名 神宿る島 宗像・沖ノ島と大和
シリーズ (令和5年度 春季特別展)(特別展図録第93冊)
データ A4 87頁
ISBN/ISSN
編 著 者 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
出 版 年 2023年4月 
出 版 者 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
価   格 1,430円(税込)

【紹介文】(HPより)

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として世界遺産に登録
されている沖ノ島。その沖ノ島祭祀遺跡出土品は大和を中心に
おこなわれた水辺の祭祀や古墳の副葬品などと共通するものが
多く、両者が密接に関係していたことは明らかです。
本展覧会は沖ノ島祭祀遺跡出土品と奈良県出土品を本格的に比
較する初の機会となります。国宝に指定されている金銅製龍頭
をはじめとした宗像大社所蔵品である沖ノ島遺跡出土品と、そ
れに関係する大和の出土品を展示します。

              目次
関連地図
例言
概説 神宿る島 宗像・沖ノ島と大和…………………………  7
はじめに 神宿る島宗像・沖ノ島………………………………  9
第Ⅰ章 大和の祭祀と宗像・沖ノ島の祭祀…………………… 19
 コラム1 「滑石製子持勾玉からみた沖ノ島祭祀と三輪山祭祀」
                                            …………… 38
第Ⅱ章 大和の古墳と宗像・沖ノ島…………………………… 43
 コラム2 「宗像大社所蔵鏡の調査」 ……………………… 54
 コラム3 「沖ノ島と藤ノ木古墳の雛形農工具」 ………… 77
おわりに 大和から見た宗像・沖ノ島とは…………………… 79
出品目録…………………………………………………………… 85
主な参考文献……………………………………………………… 86
展覧会中の行事…………………………………………………… 87
協力機関・協力者………………………………………………… 87



【2023年4月18日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81572
書  名 古代国家形成期の社会と交通
シリーズ
データ A5 440頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219077
編 著 者 田中 裕著
出 版 年 2023年4月 
出 版 者 同成社
価   格 9,900円(税込)

 【内容簡介】

古代国家形成期に水陸の複合的交通網が構築される様相を
地域社会との関係から検討し、ヤマト王権による列島の組
織化の特徴を解明する。

 【目次】

第Ⅰ部 国家形成期研究への考古学的視角
 第1章 「首長墓系譜」研究の成果と問題点
 第2章 国家形成期の社会変化と列島規模に及ぶ交通と
         の関係性に関する研究課題
 第3章 土器編年と古墳編年
               ―東日本からの視角のための前提整理―

第Ⅱ部 地域社会の構造
           ―弥生時代末から古墳時代前期までの特徴と
                中期の変化―
 第4章 前方後円墳の規格と地域社会
 第5章 前期古墳の展開と階層構成
 第6章 五領式から和泉式への転換と中期古墳の成立

第Ⅲ部 水上交通志向の社会における首長権―弥生時代末
        から古墳時代前期までの特徴と中期の変化―
 第7章 国家形成初期における水上交通志向の村落群
 第8章 出現期古墳にみる列島の東西関係
 第9章 前期古墳の壺形埴輪にみる首長のつながり
 第10章 前方後方墳にみる王権と東日本の関係性
 第11章 前・中期古墳の立地と水上交通
            ―王権と首長権の基盤―

第Ⅳ部 列島規模に及ぶ交通システム成立と組織化の過程
            ―国家形成期研究への考古学的視角―
 第12章 日本国家形成要因としての交通システムの進展
       ―古墳時代前期までの水上
交通依存と中期からの陸上交通の拡大―
 第13章 古墳時代交換信用システムの成立と進化
 第14章 水上交通と陸上交通の重心移動からみる国家形
          成史の展望

終章 本書のまとめと展望


【2023年4月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81595
書  名 弥生実年代と都市論のゆくえ 池上曽根遺跡[改訂版]
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」023)
データ A5 92頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2249-2
編著者 秋山 浩三著
出版年 2023年5月 
出版者 新泉社
価 格 1,870円(税込)

 【紹介文】

大阪南部、和泉地域に営まれた弥生の巨大環濠集落・池上曽根
遺跡。集落中央付近から発見された「神殿」を思わせる大形建
物から、弥生実年代の見直しと弥生「都市」論が盛んに議論さ
れて四半世紀。それらを踏まえ、集落内の構成と遺物を詳細に
分析し、弥生大規模集落の実像に迫る。

 【目次】

第1章 弥生文化の発信地
  1 大阪南部・信太山の地
  2 「弥生実年代」と「弥生都市論」

第2章 開発と保存のせめぎ合い
  1 南繁則と泉大津高校地歴部
  2 盛りあがる保存運動
  3 四分された遺跡
  4 煩悶する群像

第3章 目ざめた巨大環濠集落
  1 集落の盛衰
  2 巨大環濠集落の舞台装置
  3 大形建物の変遷
  4 大形建物は「神殿」か否か

第4章 弥生実年代のゆくえ
  1 池上曽根事件
  2 出る幕を違えていた弥生社会
  3 その後の実年代追究

第5章 弥生都市論のゆくえ
  1 大形集落と都市論
  2 池上曽根は都市ではない
  3 弥生時代に都市はあったか
  4 弥生都市論の是非
  5 その後の池上曽根遺跡


【2023年4月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81596
書  名 泉北丘陵に広がる須恵器窯 陶邑遺跡群[改訂版]
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」028)
データ A5 92頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2250-8
編 著 者 中村 浩著
出 版 年 2023年5月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

古墳時代から平安時代にかけて、大阪南部に営まれた列島
最大の須恵器窯群。その窯の構造と流通、集落をふくめた
生産の全貌を明らかにするとともに、古墳の年代比定にな
くてはならない須恵器の型式編年を解説。改訂版では、各
型式がどの窯から出土しているかを表示する。

 【目次】

第1章 古墳研究の現場にて
  1 年代を計るものさし
  2 さまざまな須恵器
  3 重要文化財に指定された陶邑出土品

第2章 陶邑遺跡群の発掘
  1 泉北ニュータウンの造成
  2 生産遺跡への着目
  3 広大な遺跡の分布

第3章 陶邑遺跡群の構成
  1 窯跡の分布
  2 窯の構造の変遷
  3 工房・集落・流通の遺跡
  4 古墳と墳墓

第4章 文献史料にみる陶邑
  1 記紀みる地名伝承
  2 郷名と氏族の分布

第5章 型式編年の手法と陶邑編年
  1 編年の条件
  2 絶対年代との対応
  3 陶邑編年の各型式・段階の特徴
  4 自然科学との協調




【2023年4月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81594
書  名 朱に魅せられた弥生人 若杉山辰砂採掘遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」162)
データ A5 92頁
ISBN/ISSN 9789-4-7877-2332-1
編 著 者 西本和哉著
出 版 年 2023年4月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

土器を赤く塗り、棺に朱を敷きつめ、魏志倭人伝に「朱丹を以て
その身体に塗る」と記された弥生人。その朱の原料、辰砂を採掘
していた痕跡が徳島県阿南市ではじめてみつかった。山中の発掘
調査から、鉱脈を追いかけ岩盤を切り崩す採掘の実態を明ら
かにする。

 【目次】

第1章 弥生人が求めた朱
  1 辰砂採掘遺跡とは
  2 弥生の赤
  3 赤色に込められた思い
  4 「魏志倭人伝」に記された赤

第2章 辰砂採掘遺跡の探究
  1 採掘場への道のり
  2 辰砂採掘遺跡の発見
  3 地下資源の宝庫・阿南
  4 みえてきた辰砂採掘の様子

第3章 採掘の実態解明へ
  1 ズリ場と鉱脈の発見
  2 みえてきた露天採掘の実態
  3 採掘坑による方法もあった
  4 出土品からみた採掘の実態
  5 採掘していたのは誰だ

第4章 朱の生産にせまる
  1 辰砂はどこへ
  2 朱をつくる弥生人
  3 朱塗り工房の風景

第5章 若杉山辰砂採掘遺跡のこれから

参考文献


【2023年3月23日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81571
書  名 古代騎馬文化受容過程の研究〔日本編〕
シリーズ
データ B5 488頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219091
編 著 者 桃﨑 祐輔著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 同成社
価   格 15,400円(税込)

 【内容簡介】

出土馬具の形式変遷や実年代、仏教工芸との関連等を具体的
に解き明かし、古墳時代社会における騎馬文化の歴史的意義
を明らかにする。

 【目次】

序 章 古墳時代における馬具の受容と展開の解明をめざして

第Ⅰ章 馬具研究の現状と課題

第Ⅱ章 日本列島における馬具と騎馬文化の受容
 第1節 日本列島における初期馬具の展開
 第2節 鋳銅鈴付馬具編年の再検討
 第3節 埼玉稲荷山古墳出土馬具の検討―f字形鏡板付轡と
      鈴付馬具―
 第4節 江田船山古墳遺物群の年代再論
 第5節 福岡県飯塚市山の神古墳出土馬具の検討
       ―2セットのf字形鏡板付轡・扁円剣菱形杏葉の
        年代とその意義―
 第6節 福岡県行橋市稲童古墳群出土馬具の検討
      ―内湾楕円鏡板付轡と素環轡の出
現をめぐる問題―
 第7節 福岡県直方市小野牟田2号横穴の補修痕跡のある兵庫
     鎖付内湾楕円形鏡板付轡と靭負 

第Ⅲ章 金銅装馬具の国産過程とその歴史的背景

 第1節 筑紫の君の誕生と磐井の上番
      ―岩戸山馬装が語るもの―
 第2節 愛知県豊橋市大塚南古墳出土花形鏡板の年代とその
     歴史的意義
 第3節 棘葉形杏葉・鏡板の変遷とその意義
 第4節 風返稲荷山古墳くびれ部出土斜格子文鏡板・杏葉と
     その意義―考古資料からみた舎人像―
 第5節 額田部の馬具と鈴
      ―心葉形十字文透鏡板付轡と虎頭鈴・多角形鈴を
       めぐって―
 第6節 笊内37号横穴出土馬具から復元される馬装について

第Ⅳ章 日本列島騎馬文化受容と馬具国産化の歴史的意義


【2023年3月23日】 【近日入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81573
書  名 旧石器狩猟採集民の環境適応史
シリーズ
データ B5 330頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219015
編 著 者 小原 俊行著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 同成社
価   格 11,000円(税込)

 【内容簡介】

後期旧石器時代の北関東における狩猟採集民の動態を、石器
製作技術の分析および居住形態の変遷と古環境変遷の対応関
係から解明する。

 【目次】
 
第1章 先行研究の検討と問題の所在
 1.編年研究
 2.問題の設定と本論の目的

第2章 分析方法
 1.石器製作技術の構造と石器の系統を捉えるための概念
 2.狩猟採集民の行動に関わる概念
 3.小結

第3章 関東平野北西部の地理的環境について
 1.「関東平野北西部」の地理的範囲と地形
 2.関東平野北西部周辺の資源分布構造
 3.小結

第4章 関東平野北西部の地形発達史と古環境変遷
 1.検出されるテフラと降下年代について
 2.地形発達史
 3.古環境復原
 4.動物相
 5.小結―関東平野北西部の地形発達史と古環境変遷

第5章 石器群の編年観
 1.関東平野周辺域における石器群の編年観
 2.Hr-HA~AT(36-30 ka cal BP)間の編年 
 3.AT~As-YP(30-16 ka cal BP)間の編年
 4.小結―関東平野北西部における石器群の編年観と古環境
   変遷との対応関係

第6章 関東平野北西部における後期旧石器集団の居住形態の
    変遷
 1.36-32 ka cal BP
 2.32-30 ka cal BP
 3.30-27 ka cal BP
 4.27-24 ka cal BP
 5.24-19 ka cal BP
 6.20-15 ka cal BP

第7章 旧石器時代の環境適応史の復原に向けて

資料編 関東平野北西部の石器群


【2023年3月22日】 【入荷】【ご注文承り中】
 


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書籍番号 81576
書  名 古代学研究 第236号
シリーズ
データ B5 48頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編 著 者 古代学研究編集局
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 森岡秀人
価   格 880円(税込)

          目   次

≪研究ノート≫
伊賀・霊山山頂遺跡の再検討
  ……………………………………服 部 伊久男  1
歯牙疾患と食性 ……………………長 井 健 二 19
-縄文時代から現代への時間軸において-

≪研究メモ≫
横口式石槨の劣化・き損の進行・蓄積の一例について
  ……………………………………山 岡   渉 31
                江 草 山 梨

≪書  評≫                                                                           
丸山真史・菊地大樹編『家畜の考古学 古代アジアの
     東西交流』 ……………青 柳 泰 介 39

≪シリーズ遺跡紹介15≫
史跡 安宅氏城館跡 ………………佐 藤 純 一 43
-熊野水軍安宅氏の中世城館群-

≪古代学への提言 88≫
モバイル端末を用いた三次元計測の活用について
    ………………………………濵 﨑 範 子 表紙裏


【2023年3月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81575
書  名 古代学研究 第235号
シリーズ
データ B5 46頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編 著 者 古代学研究編集局
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 森岡秀人
価   格 880円(税込)

           目   次

≪論  文≫
佐紀古墳群の成立とその意義
   ……………………………………村 瀬  陸   1

《研究ノート》
上井ヶ浜遺跡出土弥生人骨の歯牙の分析
       ………………………長 井 健 二  19
-齲蝕と歯周疾患の検討を中心として-

≪シリーズ遺跡紹介14≫
神戸市玉津田中遺跡の弥生前期墓域の調査と縄文系祭祀具
       ………………………園 原 悠 斗  35

≪活動報告≫
2021年度古代学研究会陵墓委員会報告
       ………………………今 尾 文 昭  41
                鍋 島 隆 宏

≪古代学への提言 87≫
博物館の取り組みへの雑感…………今 井 真由美  表紙裏


【2023年3月16日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81570
書  名 日中文明遺物の産地探索をめざす中近世沈船・舶載遺物の考古学と自然科学の融合研究
シリーズ [令和2~4年度科学費助成事業(基盤研究(C))
データ A4 165頁
ISBN/ISSN 978-4-86456-436-6
編著者 研究代表者・桃﨑祐 輔福岡大学人文学部考古学研究室編集
出版年 2023年3月 
出版者 福岡大学人文学部考古学研究室
価 格 1,870円(税込)

◆ご案内◆

令和4年3月5日(土)に九州国立博物館で開催されたシンポジウム
「アジアを変えた鉄」の予稿集を兼ねた本書は[令和2~4年度科学
費助成事業(基盤研究(C))『日中文明遺物の産地探索をめざす
中近世沈船・舶載遺物の考古学と自然科学の融合研究』(研究代
表者・桃﨑祐輔)」について、研究代表者の桃﨑が、分担者の承
諾を得て私費で増刷したものである。」(本書奥付より)
……………………………………………………………………………
●趣旨:琉球諸島・日本列島の発掘調査で発見されていた謎の鉄
  製品「棒状鉄製品」。近年、「宋元代の沈没船」が相次いで
  発見され、貿易のための航海中に沈んだこれらの船に日本出
  土品と同一形態・同一法量の棒状鉄製品(鉄条)が大量に積ま
  れていることが明らかとなり、本品がアジアをまたぐ交易品
  として売買されていたことが実証されました。加えて、東南
  アジアの研究では、宋元代と並行する13~15世紀に、東北タ
  イ・中部タイの在来鉄生産が衰退することが明らかにされて
  おり、中国産鉄の流通が周辺諸国の産業にも影響を与えてい
  る状況も浮き彫りになってきました。本シンポジウムでは、
  「宋元代沈没船に積載された大量の鉄素材」や「琉球諸島・
  日本列島で出土した棒状鉄製品」を手がかりに、東アジアの
  鉄流通の実態を探ります。日本列島の中近世の流通鉄素材は
  専ら「たたら製鉄」で生産され、「日本刀」の素材はすべて
  国産とみる定説も、アジア規模で流通する棒状鉄製品の存在
  が明らかになった今、新たな視点から検証していく必要があ
  るでしょう。また、宋元代と並行する日本列島では、古代よ
  り「大宰府鴻臚館」が担ってきた対外交易の役割が、東シナ
  海沿岸の「海商」へとダイナミックに移り変わる時代とも重
  なっており、各地域の社会変化も注視されます。上記のよう
  な複合的課題を明らかにするために、本シンポジウムでは考
  古学と自然科学の融合研究を試み、新たなアジア史の構築を
  目指します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

             目  次
      
桃﨑祐輔「中世遺跡出土の棒状鉄素材は中国宋からの輸入鉄か
     -朝倉市才田遺跡・八重山出土品に注目して-」
                    ………………    1
小嶋篤・岡寺良「アジアを変えた鉄-八重山諸島における歴史
        時代の到来-」     …………………  25
小嶋 篤「棒状鉄製品の流通と鉄生産の変動」 ……………  41
石黒ひさ子「南海I号から発見された鉄資料-沈没船資料に見え
   る鉄素材-」            …………………  57
沼子千弥「生物を介する環境での鉄の動態」 ………………  77
市川慎太郎・佐藤かのん・栗崎敏「鉄製遺物の蛍光X線分析に
   おける錆の影響」   ……………………………………  84
市川慎太郎・明山未怜・栗崎敏
 「才田遺跡から出土した棒状鉄資料剥離片の蛍光X線分析」
                                           ……………  92
上野淳也「南蛮交易と金属の流通
     -海のシルクロードと戦国大名-」…………………… 101
古澤義久「高麗島伝説と西沙群島の水中遺跡」 …………… 113
内田昌太朗「唐津市呼子町内採集の中国産小壺について」  124
景山千裕「唐津市呼子町内海岸採集の中国産黒釉碗について」
                                         ……………… 128
大村紀征「古代~中世日本の鉄市場」 ……………………… 132
孟原召 「華光礁一号沈船と宋代南海貿易」 ……………… 141
丁見祥 「南澳I号-その位置・意味と時代-」  ………… 154


【2023年3月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81546
書  名 中国新石器時代文明の探求
シリーズ (日中共同研究成果報告集Ⅱ)
データ A4 305頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-166-6
編 著 者 中村慎一編
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 株式会社 六一書房
価   格 4,950円(税込)

           目  次

巻頭言              中村慎一   ⅰ
例 言                     ⅱ

Ⅰ 遣跡・遺物の考古学的研究
 1.方形環濠の広がり        中村慎一   3
 2.良渚遺跡群における煮沸器の組成と使用痕
                    久保田慎二・小林正史   9
 3.浙江考古学よりみた新石器文化期の石器
                                   小柳美樹  21
 4.鍾家港遺跡出土石器の使用痕分析
                   原田幹・王寧遠  69
 5.田螺山遺跡出土木器(l) 
   鶴来航介・浦蓉子・川崎雄一郎・西原和代・  79
      村上由美子・山下優介・王永磊・孫国平
 6.田螺山遺跡の木工技術          
                   鶴来航介・王永磊・孫国平 101
 7.中原への道
    ―人・モノ・馬はどこで黄河を渡ったか?―
                                村松弘一 113

Ⅱ 動・植物遺体の研究
 1.中国江南における新石器時代の水田稲作
                   宇田津徹朗・田﨑博之 129
  ―良渚遺跡群におけるポーリング探査,試掘調査と
      プラント・オパール分析―
 2.田螺山遺跡および鍾家港遺跡から得られた貝類の
    印象  黒住耐二・孫国平・王永磊・宋妹 175
 3.浙江省新石器時代遺跡から出土した編組製品等の
    素材植物      鈴木三男・小林和貴・ 181
   能城修一・佐々木由香・秋山綾子・孫国平・劉斌
   ・鄭雲飛・中村慎一
 4.浙江省良渚遺跡群より出土した木材の樹種   
            鈴木三男・小林和貴・ 203
  大山幹成・能城修一・秋山綾子・佐々木由香
          ・王永磊・劉斌・中村慎一

Ⅲ 遣跡・遺物の考古科学的研究
 1.新石器時代長江デルタ地域における稲作農耕民の
  頭蓋形態                 237
        岡崎健治・高椋浩史・川久保善智・
        MarkHudson・陳傑
 2.長江下流域の新石器時代集団の四肢骨の形質的
  特徴                   259
        高椋浩史・岡崎健治・朱暁汀・陳傑
 3.古代中国の墓に用いられた先秦時代の朱
              神谷嘉美・南武志 277
 4.コムギ炭化種子の残存代謝物分析法の確立にむけて
         西内巧・中野正貴・庄田慎矢 285
 5.混合モデルを用いた土器残存脂質における植物質
  食料の寄与度の評価            293
               庄田慎矢・鈴木美穂


【2023年3月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81547
書  名 考古学による歴史的背景の追求
シリーズ
データ B5 195頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-167-3
編 著 者 村田文夫著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 株式会社 六一書房
価   格 2,750円(税込)

          目  次

刊行に寄せて … 立正大学特別栄誉教授 坂詰秀一   ⅰ
  第Ⅰ部 縄文人の食文化と葬・祭儀礼の一斑
  
 縄文人の食べ物事情
 ―研究の断想から学ぶこと― ………………………  3
      1 土器の表面に観察された圧痕・三題噺の顛末3
   2 縄文植物食の研究は,遅れて重視されてきた 5
   3 五穀を含むことども   7
   その後の見聞録   15
 縄文竪穴住まい内の祭祀と墓制に関する一考察
 ―甲信地域の中期後半期の資料から― …………… 17
   1 住まい内に頭蓋骨を祀る考・その後(前稿の
     補遺)  17
   2 沖縄の洗骨蔵骨器と東北地方北部の土器棺墓に
     脈絡ありやなしや  21
   3 竪穴住まい内から発掘される倒置埋設土器の
     周辺  24
   
 わが縄文のムラと住まい考の残紅を求めて
 ―神は細部に宿り給う、からの学び― …………… 29
   1 柄鏡形住居内の生活痕を探る―東京都深沢遺跡
     の分析から  29
   2 竪穴住まいの仕舞い支度考
        ―神奈川県潮見台遺跡と長野県棚畑遺跡
         から  32
   3 埋甕研究の新展開―斜位に埋設された埋甕と
     乳幼児骨の新発見  37
   4 縄文竪穴住まい内の〝顕示する祭儀・秘匿する
     祭儀〟考  43

  第Ⅱ部 古墳壁画や戸籍・考古資料等から描く古代
      史像
  
武蔵国・熊ヶ谷横穴墓群中の線刻画考
―第2号横穴墓の線刻画の絵解き―  ………………… 55
   1 熊ヶ谷横穴墓群の位置と発掘経過など  55
   2 線刻画が認められた横穴墓とそのあらまし 57
   3 2号横穴墓と線刻画  58
   4 2号横穴墓の線刻画を再検証する  62
   5 2号横穴墓線刻画の歴史的背景・素描  66
高師小僧と同製管玉の事例 …………………………… 68
   1 下作延巳ノ谷遺跡群と下作延中之橋横穴墓群
     の位置  68
   2 下作延中之橋横穴墓群から発掘された高師小
     僧製管玉  69
   3 発掘された高師小僧製管玉の形態など  71
   4 集落跡や古墳から発掘された高師小僧製管玉
     などの類例  74
   その後の見聞録  77
   
武蔵国橘樹郡衙の正倉院周辺を散策する
―発掘された東区画溝などを評価する― …………… 79
   1 正倉院跡の東区画溝の新発見
       ―「失われた平坦地」を復元する  79
   2 正倉内のクラの様相   80
   3 正倉院の運営に関連する遺構―その1  83
   4 正倉院の運営に関連する遺構―その2  83
   その後の見聞録  85
御野国半布里と武蔵国橘樹郡の人びと(l)
―半布里・大宝二年籍(702)の歴史人口学的な解析― 86
   1 半布里戸籍の概要  86
   2 記載されている人びとの仕分け  87
   3 記載されている人びとの年齢解析  88
   4 記載されている親族関係の解析  100
御野国半布里と武蔵国橘樹郡の人びと(2)
―発掘調査された橘樹郡の考古資料の解析― ………111
   1 馬絹古墳に関わる諸問題  112
   2 古代火葬骨蔵器に関わる諸問題  118
   3 「稲毛本庄検注目録」と「皮古造免五段」の
          背景  127
   4 橘樹郡御宅郷・高田郷の推定域の関する卑見
                                                135
   
  第Ⅲ部 小杉御殿の復元と黒川炭の歴史・民俗誌
  
多摩川下流域右岸・小杉御殿跡の面影を探る ………143
   1 遺跡の位置と周辺の環境  143
   2 既往の研究成果から学ぶ  143
   3 旧家・安藤家に伝わる小杉御殿・小杉陣屋絵図
          の絵解き  144
   4 意外な援軍が現れた  143145
   5 Aの絵図の縮尺(スケール)が復元できた  146
   6 今後の小杉御殿の門構えと周辺道路の景観的
          復元  147
   7 今後の発掘調査の実現を期待する  148
   その後の見聞録  153

多摩丘陵産のプランド・黒川炭を焼く
―最後の伝承者・市川祐家の見聞録― ………………154
   1 市川家の炭焼窯  155
   2 黒川炭を焼く―市川家の見聞録  156
   3 黒川炭の歴史的背景を素描する  160

  第Ⅳ部 託すょ夢―神奈川県考古学会と発掘調査
            報告書―
  
神奈川県考古学会の発足前夜と今後への期待 ………165
発掘調査報告書のありかた ………………176
  1 俎上に載せる三つの発掘調査報告書など  177
  2 検証課題を順次あげていきたい  177
            ***
わたしの考古楽・漫遊録 武蔵国橘樹郡衙周辺の歴史点描
を楽しむ …………………………………………………186
  点描1 橘・橘樹,そして多知波奈(売)
      ―三種のタチバナ  186
  点描2 橘樹郡衙から都へ運ばれた茜―それは薬草か,
      それとも染料か  187
  占描3 橘樹郡衙の正倉院に運ばれた稲―どこの田圃
      で耕作した?  188
  点描4 影向寺に関わる古代学考
      ―その輪郭を学ぶ 189
  点描5 陸運・水運の要は常に交差する―古代・東海
      道と矢上川ルート  190
  点描6 橘樹郡の人びと
      ―奈良時代の戸籍から推測  190
初出論文一覧 ……………………………………………193
あとがき ……………………………………村田文夫  195
著者略歴 …………………………………………………196

 


【2023年3月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81545
書  名 遺跡と現代社会
シリーズ
データ A5 171頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-165-9
編 著 者 櫻井凖也著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 株式会社 六一書房
価   格 1,980円(税込)

          目  次

はじめに …………………………………………   ⅰ
初出一覧 …………………………………………  ⅸ

第1章 発掘された日本の近現代生活
 第1節 高度経済成長期の消費生活  ………   1
 第2節 発掘資料から近現代のライフスタイルを
     探る           ………………………  23
 第3節 近現代貝塚の発掘 ……………………  38
 第4節 近代食器の使用痕分析 ………………  54
 
第2章 現代社会の中の遺物と民具
 第1節 考古系造形物の世界 …………………  71
 第2節 民具と現代社会 ………………………  86
 
第3章 遺跡まつりにみる遺跡の活用
 第1節 消費される遺跡、継承される遺跡…… 105
 第2節 遺跡まつりと地域アイデンティティ 
                 ………………………………… 124
 第3節 遺跡まつりの新展開 ………………… 145

引用・参考文献  ………………………………… 159
おわりに  ………………………………………… 171


【2023年3月12日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81542
書  名 織豊城郭 第20号  特集:考古学的な織豊城郭研究の到達点
シリーズ
データ A4 347頁
ISBN/ISSN 978-4639028857
編著者 織豊期城郭研究会編集
出版年 2023年3月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 4,400円(税込)

◆概 要◆

  特集:考古学的な織豊城郭研究の到達点
  本書の刊行と第2期事務局の活動終了のお知らせ
                   (第2期事務局)

【特集論文】

 築城期における仙台城跡の様相
   ―石垣・礎石建物・瓦を中心に(関根章義)
駿河国・遠江国における織豊期瓦の研究と課題(木村 聡)
発掘成果から見た安土城跡出土軒瓦の再検討(小谷徳彦)
近江八幡山城における瓦葺建物の展開
   ―軒瓦・桐文飾瓦を中心に―(佐藤佑樹)
埋蔵文化財調査から見た伏見城跡の特徴(馬瀬智光)
郡山城の築城過程についての覚書―豊臣政権期における
 城郭整備状況の検討に向けて―          (十文字 健)
山陰における城郭技術の起源について
 ―石垣・瓦に関する予察から導かれる課題―(伊藤 創)
岡山城検出石垣の年代とその分布
 ―主に慶長・元和年間の大規模普請に関して―(和田 剛)
石垣・瓦とその技法から見た唐津における本城と支城
                      (坂井清春)
織豊城郭石垣の編年的研究
   ―城郭石垣研究の理論的整理―下高大輔)
織豊系城郭における縄張の諸型式(乗岡 実)

【報告】

 織豊期城郭研究会 2019年度彦根研究集会の報告(木村 聡)

【特別論文】
 沖縄県のグスク―沖縄諸島及び周辺離島を中心に―
                      (亀島慎吾)

【研究ノート】
 「平野町城下町」に関する考古学的検討(市川 創)
四国西南地域における戦国期城郭石積み・石垣の一考察
                      (松田直則)
坂本城の構造(松下 浩)

【資料紹介】
 福島県久川城跡の調査成果(佐藤 啓)
上山城の表採瓦と既存資料の分類(齋藤 仁)

【発掘情報】
 特別史跡熊本城跡天守閣復旧工事に伴う石垣調査について
                      (嘉村哲也)

【情報】 
2018年度刊行織豊期城郭関連文献一覧(松下 浩)


【2023年3月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81540
書  名 福岡大学考古学論集 3―武末純一先生退職記念― 邦訳編
シリーズ
データ B5 102頁
ISBN/ISSN
編著者 武末純一先生退職記念事業会編集
出版年 2023年3月 
出版者 武末純一先生退職記念事業会
価 格 2,200円(税込)

 【内容簡介】

 『福岡大学考古学論集3』―邦訳編―は、2020年3月に
福岡大学を退職された武末純一先生へ献呈論集である
『福岡大学考古学論集3』で、諸事情により未翻訳で
あった韓国語原稿7本の翻訳をまとめたものです。
2020年3月末にご退職された武末純一先生の最終講義・
退職記念パーティーは、新型コロナウイルスの蔓延により、
やむなく無期延期となっておりましたが、2023年3月にし
てようやく実施の目途が立ちました。
その際、事業会メンバーから本論集を併せて刊行する機運
が高まり、この度刊行に至った次第です。
 (編集後記より抜粋)
……………………………………………………………………
            目 次

細形銅剣の機能と使用方法        趙 鎮先   2
南韓地域青銅器時代火葬墓に対する考察  金  権九  22
青銅器時代防禦集落からみた首長の出現  裵  徳煥  37
三国時代小形鉄器と縮小模型鉄器を通してみた交流  
                                        李  東冠  57
榮山江流域馬韓墳墓儀礼小考   李 暎澈・韓 玉珉  73
釜山蓮山洞古墳群出土甲冑の性格と意味  金  赫中  79
武末純一先生の定年退職に際して     申  敬澈 100
                          (小池 史哲 訳)
………………………………………………………………………

<福岡大学考古学論集のご案内>(税込定価)

福岡大学考古学論集-小田富士雄先生退職記念- ¥6,600
福岡大学考古学論集 2
      ―考古学研究室開設25周年記念―  ¥4,950
福岡大学考古学論集 3
      ―武末純一先生退職記念―     ¥11,000

………………………………………………………………………


【2023年3月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81539
書  名 西虎洞談林録
シリーズ
データ A5 112頁
ISBN/ISSN
編 著 者 武末純一著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者
価   格 1,650円(税込)

◆概 要◆

 1992年4月から福岡大学歴史学科考古学専修の担当教員となり、
考古学研究室の整備と発展に努めてきた。私は1950年3月6日の
寅年生まれで、福岡の地が日本の西方にあることから、学生を
鍛えに鍛え上げる考古学研究室を「西の虎の穴」すなわち「西
虎洞」と心ひそかに呼んできた。
2020年3月に退職するまで福岡大学に在籍しながら書き散らして
きた雑文をまとめて一書を編むにあたって『西虎洞談林録』と
した所以である。
本書は歴史学科や考古学研究室を巡る第I部、書評などの考古学
の周辺を記した第Ⅱ部、挨拶や祝辞などの第Ⅲ部、弔辞や追悼
関係の第Ⅳ部の4部構成とし、退職後の文章を末尾の余滴に収録
した。【まえがきより抜粋】


◆目 次◆

 【目 次】

まえがき ………………………………………………………   ⅰ

 Ⅰ 福岡大学歴史学科の中で
三年目の所感 …………………………………………………    1
博物館へのいざない …………………………………………    2
考古学の卒論を書く …………………………………………    4
小田富士雄先生の人と学問―献呈のことばにかえて― …    5
1月30日の地域連携シンポジウムで考えたこと  …………    7
贈り物の力―あるいはなぜ大学に卒業論文は必要か― …    8
2011年度の歴史学入門演習―武末ゼミ― …………………   11
考古学研究室開設25周年事業   ……………………………   13
かつての学芸員の立場から   ………………………………   15
考古学研究室に進学された2年生の皆さんへ
        (2019年度考古学方法論のために) ………   16
私の大学生活と福岡大学考古学研究室の体制   …………   19

 Ⅱ 書評・論評・献辞―考古学の周辺―
書評 BOOKREVIEWS 石川日出志著『農耕社会の成立』……   19
[書評]寺沢 薫 著
   『弥生時代政治史研究 弥生時代の年代と交流』…   24
書評『再考「弥生時代」―農耕・海・集落―』 …………   29
新刊紹介 城戸康利・前田達男・吉留秀敏編
   『牟田裕二君追悼論集』 ……………………………   32
アマチュア考古学と住民参画 ………………………………   38
私の注目10遺跡 ………………………………………………   46
発掘された日本列島2010 ……………………………………   47
このごろ九阪で思うこと ………………   48
『日韓交渉の考古学―弥生時代篇』と「第1回雄山閣考古学賞」
                       …………   49
第2回合同学会の事件  ………………………………………   53
九州と韓国 考古学の絆 ……………………………………   54
宇佐と近現代考古学 …………………………………………   56
小田富士雄先生の弥生学 ……………………………………   58

 Ⅲ 祝辞・挨拶
新入生の皆さんへ ……………………………………………   62
卒業生の皆さんへ ……………………………………………   63
考古学研究室25周年祝賀会挨拶 ……………………………   65
歴史学科30周年記念パーティー挨拶 ………………………   66
七隈史学会会長退任の挨拶 …………………………………   67
松塚俊三先生退職記念パーティー挨拶 ……………………   69
三個大学国際学術交流会開会辞 ……………………………   70
開 会 辞(日韓集落研究会 第4回共同研究会)  ………   72
ごあいさつと開催趣旨 ………………………………………   73
ご挨拶と開催趣旨 ……………………………………………   74
開会の辞 ………………………………………………………   75
第11回合同考古学大会の開催にあたって …………………   76
第12回合同考古学大会ご挨拶 ………………………………   78
嶺南考古学会30周年をお祝い申し上げます ………………   79
武末還暦祝賀会でのあいさつ ………………………………   80

 Ⅳ 弔辞・追悼・追慕
弔 辞 …………………………………………………………   83
藤口さんとの韓国の日々
  ―1972年10月~1973年9月―  …………………………   85
天国の境靖紀君へ ……………………………………………   88
追悼 東哲志君 ………………………………………………   90
いまだに信じられません ……………………………………   91
いつの日にか …………………………………………………   91
永遠の東アジア考古学会事務局長 …………………………   93
山本一朗先生に伺うべきだったこと ………………………   94
追悼 田中良之さん …………………………………………   96
追悼・乗安和二三さん ………………………………………   99
思い出すままに ………………………………………………   99
Videoの中の韓炳三先生  ……………………………………  101
三雲番上の石硯をみていただきたかった …………………  104
三つの記憶と一つの後悔 ……………………………………  105

[余滴]
太田智さん・三好千絵さん結婚式乾杯祝辞 ………………  107
1年が過ぎて ……………………………………………………  108
 あとがき ……………………………………………………   ⅲ


【2023年3月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81517
書  名 東アジア初期鉄器時代の研究
シリーズ
データ B5 456頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-639-02896-3
編 著 者 宮本 一夫著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 19,800円(税込)

 【紹介文より】
 
 前著『東北アジアの初期農耕と弥生の起源』(2017年)、
『東アジア青銅器時代の研究』(2020年)に続いて、鉄器
というより高い生産力を生み出す金属器の時代としてと
らえ、東アジア全体の統一性と特殊性を明らかにする。
著者の長年にわたる研究の集大成。

 【目次】

 はじめに ………………………………………………  7
第1章 ユーラシア草原地帯の初期鉄器文化 ……… 11
 1 はじめに  ………………………………………… 11
 2 ユーラシア草原地帯東部の牧畜社会と青銅器文化
     の成立                        ……………… 11
 3 ユーラシア草原地帯の鉄器社会の到来  ……… 18
 4 ユーラシア草原地帯東部の騎馬文化  ………… 20
 5 ユーラシア草原地帯東部の初期鉄器時代の始まり
                          ………………… 21
 6 まとめ  …………………………………………… 25

第2章 中国大陸における初期鉄器文化 …………… 27
 1 はじめに  ………………………………………… 27
 2 中国の初期鉄器の諸例  ………………………… 27
 3 鋳鉄生成の諸問題  ……………………………… 30
 4 鉄器技術の地域的系譜関係  …………………… 31
 5 東北アジアの鉄生産  …………………………… 36
 6 まとめ  …………………………………………… 37
 
第3章 戦国式鏡の変遷と漢式鏡の成立 …………… 39
 1 はじめに  ………………………………………… 39
 2 戦国式鏡の変遷  ………………………………… 39
 3 戦国式鏡・漢式鏡と山東  ……………………… 46
 4 おわりに  ………………………………………… 51

第4章 東周代燕国の東方進出 ……………………… 53
 1 はじめに  ………………………………………… 53
 2 研究史と問題の所在  …………………………… 54
 3 遼西における燕系青銅彝器と青銅武器の編年的
   位置づけ             ……………… 55
 4 燕系副葬陶器の編年的位置づけ  ……………… 59
 5 燕の領域拡大  …………………………………… 62
 6 燕の東方進出と中央集権化  …………………… 67
 7 まとめ  …………………………………………… 68

第5章 伝小郡出土東周式銅戈からみた東北アジアの
        国際関係       ……………………………… 71
 1 はじめに  ………………………………………… 71
 2 伝小郡出土青銅戈  ……………………………… 71
 3 銅戈の研究史と方法  …………………………… 72
 4 北方青銅器文化中の銅戈  ……………………… 74
 5 伝小郡出土青銅戈の位置づけ  ………………… 85
 6 日本出土の大陸系青銅器  ……………………… 86
 7 まとめ  …………………………………………… 88

第6章 中国東北・朝鮮半島の甕棺墓 ……………… 91
 1 はじめに  ………………………………………… 91
 2 中国東北部の甕棺墓の変遷  …………………… 92
 3 中国東北部の甕棺墓の特徴  …………………… 92
 4 朝鮮半島の甕棺墓  ……………………………… 98
 5 まとめ …………………………………………… 104

第7章 彩画鏡の変遷  ……………………………… 107
 1 はじめに ………………………………………… 107
 2 彩画鏡の分類 …………………………………… 107
 3 三雲南小路1号甕棺墓出土彩画鏡の復元  …… 118
 4 彩画鏡の変遷とその位置づけ ………………… 119
 5 彩画鏡を出土する墓 …………………………… 123
 6 おわりに ………………………………………… 126

第8章 夫余と沃沮の初期鉄器文化  ……………… 129
 1 はじめに ………………………………………… 129
 2 夫余の初期鉄器文化 …………………………… 130
 3 沃沮の初期鉄器文化 …………………………… 144
 4 おわりに-夫余・沃沮と東夷の初期鉄器文化- 
                           ………………………… 154

第9章 楽浪系土器の変遷  ………………………… 155
 1 はじめに ………………………………………… 155
 2 花盆形土器の研究史と問題の所在 …………… 156
 3 遼東における燕式釜の変化とその在地化 …… 158
 4 花盆形土器の変遷と年代設定 ………………… 162
 5 花盆形土器の拡散 ……………………………… 169
 6 滑石混入系土器の東北アジア的な位置づけ … 174
 7 沖縄出土滑石混入系土器深鉢の検討 ………… 178
 8 沖縄出土燕系遺物の歴史的位置づけ ………… 183
 9 まとめ …………………………………………… 184

第10章 遼東・山東系土器と楽浪系土器と北部九州 
                           ………………………… 189
 1 はじめに ………………………………………… 189
 2 楽浪系土器群の変遷 …………………………… 189
 3 遼東・山東系土器の出現 ……………………… 192
 4 中国系土器の倭における位置 ………………… 195
 5 環渤海交易圏の形成 …………………………… 198
 6 まとめ …………………………………………… 201

第11章 ベトナム漢墓からみた士燮政権  ………… 203
 1 はじめに ………………………………………… 203
 2 ベトナム漢墓の副葬陶器編年 ………………… 204
 3 考古学からみた士燮政権 ……………………… 210
 4 まとめ …………………………………………… 211

第12章 朝鮮半島における初期鉄器時代の始まりと展開 
                               …………………… 213
 1 はじめに ………………………………………… 213
 2 龍淵洞の鉄器 …………………………………… 214
 3 朝鮮半島初期鉄器の年代問題 ………………… 219
 4 朝鮮半島の初期鉄器時代の鉄器 ……………… 234
 5 燕系鉄器と漢系鉄器 …………………………… 237
 6 鉄器生産の諸問題 ……………………………… 244
 7 まとめ …………………………………………… 247

第13章 北部九州の弥生時代の鍛冶遺構  ………… 251
 1 はじめに ………………………………………… 251
 2 朝鮮半島南部の鍛冶 …………………………… 252
 3 北部九州の鍛冶関係遺構 ……………………… 253
 4 鍛冶技術の展開と鉄器生産 …………………… 257
 5 北部九州での消費地と生産地の関係 ………… 268
 6 まとめ …………………………………………… 271

第14章 弥生時代の鍛冶と交易  …………………… 273
 1 はじめに ………………………………………… 273
 2 カラカミ遺跡の遺構配置と遺構の変遷 ……… 273
 3 カラカミ遺跡出土外来系土器と国際関係 …… 279
 4 中継交易拠点としてのカラカミ遺跡 ………… 286
 5 長距離交易における中継交易拠点の移動 …… 289
 6 まとめ …………………………………………… 292

終章 東アジアの初期鉄器時代の始原と展開  …… 295
 1 はじめに ………………………………………… 295
 2 東アジアの初期鉄器時代の始まり …………… 296
 3 中国農耕社会の初期鉄器時代 ………………… 297
 4 鍛造鉄器文化の初期鉄器時代 ………………… 299
 5 朝鮮半島の初期鉄器時代の始まり …………… 303
 6 北部九州の初期鉄器時代 ……………………… 306
 7 東アジア初期鉄器時代の特質 ………………… 313

参考文献 …………………………………………………315
初出一覧 …………………………………………………341
おわりに …………………………………………………343
索  引 …………………………………………………345
英文目次 …………………………………………………350


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書籍番号 81461
書  名 古代製鉄技術の復元的研究
シリーズ (考古学選書 3)
データ A5 232頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219022
編 著 者 吉田秀享著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 同成社
価   格 6,050円(税込)

製鉄遺跡の発掘調査成果を元に、箱形炉と竪形炉の
2種の製鉄炉を復元し、操業実験を重ねながら知られ
ざる古代製鉄技術の再現に挑む。

 【目次】

第1章 鉄の基本事項
 1. 鉄について
 2. 古代の鉄生産工程

第2章 東北地方南部の古代製鉄炉とその特徴
 1. 黎明期の製鉄炉と国内製鉄遺跡数
 2. 東北地方南部の古代製鉄遺跡
 3. 調査結果から判明した古代製鉄炉の変遷
 4. 古代鉄生産の原材料

第3章 古代製鉄炉の生成鉄と復元操業
 1. 遺跡出土の鉄塊
 2. 二つの炉の存在解明にむけて
 3. 操業実験に関する研究略史

第4章 復元した箱形炉と竪形炉の実験
 1. 復元箱形炉の操業実験
 2. 復元竪形炉の操業実験
 3. 実験操業の生成物

第5章 実験操業から見える古代製鉄技術
 1. 箱形炉の操業方法
 2. 竪形炉の操業方法
 3. 元釜の送風構築の違い
 4. 箱形炉と竪形炉の同時存在理由
 5. その後の生成物

巻末表 実験にかかわる操業メモ・一覧および木炭・
        砂鉄投入一覧


【2023年2月22日】 【【品切】


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書籍番号 81501
書  名 古文化談叢 第88集
シリーズ
データ B5 218頁
ISBN/ISSN 1883-0676
編 著 者 武末純一編集
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 九州古文化研究会
価   格 【品切】

◆目 次◆

岩田系土器群の研究  幸 泉 満 夫 ………   1
中九州系土器の動態からみた弥生時代後半期の地域間
交流―宮崎県域を対象として―
           河 野 裕 次 ………  61
西新町遺跡出土の"板石硯"とされる資料について
           古 澤 義 久 ………  81
           村 田 裕 一
           足 立 達 朗
           武 末 純 一
山口県赤妻古墳出土品の来歴調査         
           河 野 正 訓 ………  97
古墳時代後期・終末期における耳環の変遷とその背景
 ―博多湾沿岸地域と近畿地方中央部を対象として―
           亀 川 微 香 ……… 121
「壱岐古墳群」の外来系文物とその背景      
           小 田 富士雄 ……… 157
画仙紙が写した日本考古学史
  ―弘津金石館拓本資料(1)―         
           北 島 大 輔 ……… 171
統一新羅時代の蔵骨器の考察           
           朴    成南 ……… 191


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書籍番号 81504
書  名 考古学からみた筑前・筑後のキリシタン―掘り出された祈り
シリーズ (西南学院大学博物館研究叢書)
データ B5 64頁
ISBN/ISSN 978-4-910038-70-4
編著者 鬼束芽依編 伊藤慎二監修
出版年 2023年1月 
出版者 西南学院大学博物館
価 格 1,100円(税込)

 【展覧会紹介文より抜粋】
 
福岡は,古代から大陸との交流拠点として繁栄してきました。
キリシタン時代には,福岡・久留米・秋月などがキリシタン
大名の拠点となり,キリスト教文化を受容していたことが知
られています。今回は,そのような福岡,なかでも筑前・筑
後のキリシタンに焦点を当て,展覧会を構成しました。
 本展では,「キリシタン考古学」というテーマで,おもに
福岡県内から出土した筑前・筑後のキリシタンに関わる貴重
な資料を展示しています。
また,キリシタン時代を語るうえで欠かせない,キリシタン
文化が隆盛した豊後や,島原・天草一揆の終焉の地となった
肥前原城から出土した貴重な資料も展示しています。これま
でのキリシタン考古学調査研究の経緯をたどりつつ,今回は
じめて公開となる最新の資料も紹介し,福岡県内のキリシタ
ン時代に関わる資料が一堂に会する稀有な機会です。展覧会
にお越しいただいた皆様,そして本書を手に取っていただい
た皆様に,キリシタン考古学研究の成果と筑前・筑後のキリ
シタンについて知っていただける機会となることを願います。
           西南学院大学博物館館長 伊藤慎二 

もくじ
 ご挨拶[西南学院大学博物館館長 伊藤慎二]
 開催概要/謝辞/凡例
はじめに キリシタン時代を「見る」:キリシタン考古学の
     世界
Ⅰ キリスト教のおとずれ
  大友義鎮と開教/キリシタン墓地の設置
  【コラム】開発・祖霊・婿養子 残されたキリシタン墓地
    [ 臼杵市教育委員会文化・文化財課課長 神田高士]
Ⅱ 筑前・筑後におけるキリスト教の伝播
  筑前博多/筑前黒崎/筑前大野/筑前秋月/
  筑後久留米/筑前・筑後におけるキリシタンの衰退

Ⅲ 島原・天草一揆 受難へ
  【コラム】 原城跡[南島原市教育委員会世界遺産推進室
            室長 松本慎二]
  【コラム】千々石ミゲルと伊木力墓所
                      [元長崎歴史文化博物館 大石一久]
出品目録

論 考
 北部九州の潜伏キリシタンとその信仰復活期の墓地
                [西南学院大学博物館館長 伊藤慎二]
 キリシタン墓碑の花十字文とその寸法[糸島市地域振興部
                                     文化課 秋田雄也]
 大野城市瑞穂遺跡出土の「十字架」と「数珠玉」について
  の検討   [西南学院大学博物館学芸研究員 鬼束芽依]


【2023年2月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81487
書  名 たたら製鉄から再考する近代科学―「日刀保たたら」という思想―
シリーズ
データ A5 184頁
ISBN/ISSN 978-4639027812
編著者 黒滝哲哉著
出版年 2021年12月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 2,860円(税込)

【内容簡介】

国選定保存技術「日刀保たたら」が提起するポストコロナの
世界なぜ近代科学が原発事故やコロナパンデミックに代表さ
れる限界を内包し、そして露呈させてしまったのか。その問
題を解くよすがとして、全てを人力で行い、近代科学の対極
の位置すると考えられつつ、自然の恵みのみを基盤として製
鉄をする「たたら製鉄」の動向や歴史を通じて考えるという
方法をとりたい。(「はじめに」より)
「日刀保たたら」とは、戦後、高まりゆく日本刀の原料供給
への要望に応え、(公財)日本美術刀剣保存協会が復活させた
“文化財”である。本書は、四半世紀以上この現場に従事し
た著者だからこそ感得できた「たたら製鉄三原理」の中に、
行き詰まった近代科学「思想」からの打開策があるという刺
激的な思考に満ちた一書である。

 【目次】

はじめに
第1章 鉄と鐵のできるまで ―近代製鉄とたたら製鉄―
 近代製鉄での鉄の製造過程 ―高炉法での製鉄―/たたら製
 鉄での鐵の生成過程―たたら炉での製鉄―/たたら現場職
 人による鐵の生成メカニズムへの「理解」

第2章 文化財保存技術としての「日刀保たたら」とそれを
 支えた歴史選定保存技術としての日刀保たたら/日刀保たた
 らの周辺環境とその意義/日刀保たたら内の施設概要/たた
 ら製鉄で使用する主な道具 ―道具からの職人論―/たたら
 製鉄をまもり発展させた木炭生産 ―「社会的共通資本」と
 しての森―/日刀保たたら操業の広義と狭義の二側面

第3章 たたら製鉄の盛衰から見る近代科学 ―「姑息」「幼
 稚」「未開」から平準化へ―/たたら製鉄を否定した近代製
 鉄 ―「姑息・幼稚・未開」―/幕末期からたたら製鉄の終焉
 まで/殖産興業とものづくり、工部大学校、職人観の変遷/平
 準化を求められた近代とたたら製鉄/たたら製鉄から導き出
 せる三つの原理/近代科学を再強化するために―たたら製鉄
 三原理を通じて―/「わからない」ことを軸にした科学論/勝
 ち負けの無い競争とツートップからみる科学論

第4章 たたら製鉄三原理から再考する近代科学 ―三・一一
 とコロナパンデミックを題材に―/コロナパンデミックと「
 わからない」ことの重要性/たたら製鉄が現在の我々にもたら
 してくれるもの/「人文知」への再評価 ―たたら製鉄の知見
 から―/たたら製鉄が近代科学の再強化に貢献するために―
 「姿見」としてのたたら製鉄―/自然を第一に考える「製鉄文
 化」への再評価
おわりに


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書籍番号 81486
書  名 家畜の考古学 古代アジアの東西交流
シリーズ
データ A5 212頁
ISBN/ISSN 978-4639028628
編 著 者 丸山真史/菊地大樹編
出 版 年 2022年10月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 3,080円(税込)

 【内容紹介】

いま、いちばん新しい動物の家畜化と共生の歴史

 【目次】

本書で取り上げる主な遺跡 ⅳ
本書で扱う時代年表    ⅵ

序章 家畜研究と人類史……………………………丸山真史   1
第1章 日本列島にきた家畜文化
日本列島にきた家畜…………………………………丸山真史   7
動物骨と卜い…………………………………………宮崎泰史  21
埴輪に象られた家畜…………………………………日高 慎  37
東北アジア先史時代動物形製品からみた動物観
            …………………………古澤義久  49
第2章 家畜のはじまりと広がり
西アジア・中央アジアにおける牧畜のはじまり…新井才二  67
牧畜のきた道…………………………………………菊地大樹  79
草原地帯の牧畜
  ―キルギス共和国アク・べシム遺跡における動物の利用―
             ………………………植月 学  93
遊牧民の動物文様からなにがわかる? 
  ―スキト・シベリア動物文の歴史的意義― 
              ……………………松本圭太 107
黄河の羊、長江の豚…………………………………今村佳子 121
ニワトリのはじまりと広がり………………………江田真毅 133
第3章 家畜の考古学をめぐる新視点
環境史のなかの家畜
  ―古代中国における馬・牛と人の関係史― 
                ………………村松弘一 147
乳の恵…………………………………………………平田昌弘 161
家畜はなにを食べるの?……………………………板橋 悠 173
古代DNAからみた家畜の起源と系統
            …………………………覚張隆史 185
終章 アジアの家畜文化をながめる………………菊地大樹 193


【2023年2月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81485
書  名 灰塚山古墳の研究
シリーズ
データ A4 312頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639028833
編 著 者 辻 秀人編
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 13,200円(税込)

 【内容簡介】
 
会津盆地における古墳時代中期前方後円墳の全容を解明!!
東北地方における中期古墳の実態が明らかになるとともに、
二つの埋葬施設から多様な副葬品、埋葬に関わる儀式に用
いられた遺物群が出土した。箱式石棺からほぼ1体分の人骨
が出土、各種分析の成果、良好なDNAゲノムなどから中期首
長層の男性人物像が解明された。

 【目次】

序 言………………………………………………………  ⅰ
例 言………………………………………………………  ⅱ
灰塚山古墳調査関連報告書………………………………  ⅲ
研究成果公表………………………………………………  ⅲ
調査体制 …………………………………………………… ⅳ
調査経過……………………………………………………  ⅶ

第Ⅰ編 灰塚山古墳発掘調査報告………………………   1
第1章 灰塚山古墳の位置と環境………………………   3
第2章 灰塚山古墳測量・発掘調査成果………………   7
第3章 測量、発掘調査成果のまとめ………………… 103

第Ⅱ編 灰塚山古墳論考編……………………………… 109
灰塚山古墳出土竪櫛の意味 相川ひとみ……………… 111
福島県喜多方市灰塚山古墳出土分離式神獣鏡系について 
              鈴木舞香……………… 123
灰塚山古墳の棺外配置について 横山 舞…………… 131
灰塚山古墳出土箱式石棺の構造と特質 髙橋伶奈…… 150
東北南部前・中期古墳の動向と灰塚山古墳 
              辻 秀人……………… 180
灰塚山古墳出土のガラス小玉 大賀克彦……………… 195

第Ⅲ編 第2主体部出土人骨…………………………… 197
喜多方市灰塚山古墳出土人骨の人類学的研究
 奈良貴史・波田野悠夏・小坂 萌・鈴木敏彦・佐伯史子
 ・萩原康雄・鯉渕凌子         …………… 199
灰塚山古墳出土人骨のDNA解析 安逹 登 …………… 211
灰塚山古墳出土人骨の年代測定と安定同位体分析 
                      米田 穣  …………………… 219
灰塚山古墳出土人骨ならびに漆塗膜の放射性炭素年代と
  人骨の炭素・窒素同位体比からみた食生態 
                  米田 穣…………………………… 227
灰塚山第2主体部出土人骨頭蓋の復顔 
            波田野悠夏・鈴木敏彦…………………… 231
東北地方の古墳から出土した人骨とその周囲にみられた
赤色顔料の組成分析
  波田野悠夏・高橋正敏・辻 秀人・小坂 萌・吉田貴恵
    ・髙田雄京・鈴木敏彦              …………… 239
灰塚山古墳出土人骨の人類学的研究総括 
              奈良貴史  ……………………………… 249
第Ⅳ編 保存処理、分析成果…………………………… 253
1 出土遺物の保存処理 
       公益財団法人 元興寺文化財研究所…………… 256
2 出土遺物付着有機物等観察、分析成果
        公益財団法人 元興寺文化財研究所
3 福島県喜多方市の灰塚古墳から出土した銅鏡の鉛同位
   体比 
   日鉄テクノロジー株式会社 渡邊緩子・隅 英彦、
   帝京大学文化財研究所 客員教授 平尾良光…… 270
4 放射性炭素年代測定 
   パレオ・ラボAMS年代測定グループ 伊藤 茂・
      佐藤正教・廣田正史・山形秀樹・小林紘一・
      Zaur Lomatatidze・小林克也…………………… 274
5 第2主体部石棺石材分析 
       パリノ・サーヴェイ株式会社 ………………… 277
6 赤色顔料のX線回折分析、ガラス小玉蛍光X線分析
   株式会社 加速器分析研究所 …………………… 284
第Ⅴ編 総 括…………………………………………… 289
総 括 辻 秀人………………………………………… 291


【2023年2月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81460
書  名 古代環日本海地域の交流史
シリーズ (古代史選書 44)
データ A5 370頁
ISBN/ISSN 978-4886219039
編 著 者 小嶋芳孝著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 同成社
価   格 9,350円(税込)

【内容簡介】

渤海使来航の前史を踏まえ、渤海-日本航路の変遷や
唐新羅商人が与えた影響など往来に関わる諸問題を
検討。渤海使や蝦夷に伴う疫神を祓うとされる気多神
と王権との関係も考察しつつ、7~10世紀における環
日本海交流の様相を解明する。

【目次】


第Ⅰ部 日本海の民族交流
第一章 日本海沿岸の島嶼
第二章 環状錫製品の検討
第三章 錫杖状鉄製品と蝦夷の宗教
第四章 日本海対岸世界との交通
     ―七世紀の越と日本海対岸世界―

第Ⅱ部 渤海使船の来航
第五章 渤海―日本航路の検討
第六章 古代大野湊の検討
第七章 加賀における渤海使船来着地の検討
第八章 秋田城出土の羽釜
第九章 渤海人の肖像
第一〇章 唐越洲人周光翰の来航と日渤交渉の変容

第Ⅲ部 古代能登と境界世界
第一一章 能登の半島世界
第一二章 能登国府の検討
第一三章 能登国府津・加島津の祭祀―小島西遺跡―
第一四章 寺家遺跡―古代気多神社の祭祀―
第一五章 古代気多神社の考察―疫神防除の境界神―


【2023年2月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81483
書  名 朝鮮考古学研究
シリーズ
データ A5 890頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4866561387
編 著 者 西谷 正著
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 海鳥社
価   格 16,500円(税込)

◆概 要◆

独自の時代区分に則り、櫛目文土器・無文土器の型式と編年、
初期稲作や初期金属器の実態、三国時代、統一新羅と渤海の
時代、高麗や李朝の時代の諸問題を検証。
日朝交流史、東アジア史解明の指針ともなる朝鮮考古学研究
60年の集大成!

★【目次】★

第1章 朝鮮考古学史
第2章 総論
第3章 櫛目文土器と無文土器
第4章 初期稲作文化
第5章 初期金属器をめぐって
第6章 いわゆる朝鮮三国と加耶
第7章 統一新羅と渤海
第8章 高麗・李朝(朝鮮)の諸問題


【2023年2月2日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81457
書  名 描かれた黄泉の世界 王塚古墳〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 010)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2248-5
編 著 者 柳沢一男著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

全国で約600基発見されている装飾古墳のなかで、図文の複雑
さと華麗さとにおいて比類のない九州北部・筑豊地方の王塚
古墳。
石室を埋めつくす図文は何を意味するのか、壁画制作の背景
に何があるのか。広く朝鮮・中国におよぶ壁画古墳研究から
追究する。
改訂版では、壁画図文の新たな解釈を盛り込んでいる。

 【目次】
 
第1章 王塚古墳の発見

第2章 王塚古墳の構造
1 遠賀川と筑豊地方
2 筑豊最大級の前方後円墳
3 多系統の横穴式石室
4 装飾性に富んだ副葬品

第3章 装飾古墳の世界
1 墳墓装飾の系譜
2 辟邪と他界
3 描かれた他界

第4章 王塚の壁画を読む
1 王塚の壁画資料
2 玄門前面の壁画
3 玄室腰石をいろどる壁画
4 石屋形の壁画
5 墓室上部をおおう珠文群

第5章 王塚の壁画を生み出したもの
1 壁画の制作者
2 筑紫君磐井と東アジア情勢

第6章 壁画保存への苦難の歩み


【2023年2月2日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81458
書  名 中世瀬戸内の港町 草戸千軒町遺跡〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 040)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2245-4
編 著 者 鈴木康之著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

広島県・福山市の西部を流れる芦田川の川底から、中世の町並
がそっくり姿をあらわした。東アジアをおおう流通網のなかで
瀬戸内海と内陸を結ぶ港湾集落が、いきいきとよみがえる。
文献からは復元できない中世の町の姿とその盛衰を描きだした
中世考古学の先駆的発掘。

 【目次】

第1章 伝説の町の発見
1 幻の町・草戸千軒
2 川底の遺跡
3 中州を掘りあげる

第2章 中世の町を掘る
1 集落成立以前
2 中世集落の成立(一三世紀中頃?後半)
3 町の発展と停滞(一四世紀前半)
4 町の再開発(一五世紀前半?後半)
5 町の終焉(一五世紀末?一六世紀初頭)

第3章 人びとの暮らし
1 活発な流通網
2 木簡が語る経済活動
3 人びとの生業
4 暮らしのなかの道具
5 伝統文化の形成

第4章 内陸と瀬戸内をつなぐ町
1 古代の芦田川河口地域
2 草戸千軒の古地名
3 中世福山湾沿岸の復元

第5章 よみがえる「草戸千軒」


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書籍番号 81466
書  名 埴輪研究会誌 第26号
シリーズ
データ B5 110頁
ISBN/ISSN
編 著 者
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 埴輪研究会
価   格 2,200円(税込)

          目 次
論 説
 今城塚古墳出土組合式入母屋造家形埴輪の再検討
 ―関東地方への波及と変容― 
   ……………………………… 近藤 麻美(1)
 千葉県市川市東割(稲荷山)古墳の研究
 ―下総系埴輪の新例(3)― 
  …………………………………… 鈴木 徹 (15)
 田園調布埴輪製作所出土の埴輪をめぐって 
          ……………… 寺田 良喜(43)
 埴輪群像のなかに被葬者はいないのか 
            ……………………… 日高 慎 (51)
資料紹介
 栃木県佐野市正光寺古墳群採取の埴輪 
            ……………………… 秋元 陽光(73)
 鴻巣市三島神社古墳の円筒埴輪
 鷹狩りのタカを写した埴輪
 ―大阪府立近っ飛鳥博物館蔵の動物埴輪の紹介― 
                        ……… 河内 一浩(87)
書評
 若松良一著『埴輪―研究法と解釈法―』 
              …………………… 犬木 努 (93)


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書籍番号 81475
書  名 特別展 加耶
シリーズ
データ A4 158頁
ISBN/ISSN
編 著 者 九州国立博物館編集
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 九州国立博物館
価   格 2,310円(税込)


第一部 加耶の興亡

加耶の範囲 ………………………………………………008
加耶とは何か ……………………………………………009
第1章 加耶を語るもの  ………………………………011
     重厚で華麗な武装 …………………………012
     豊かな鉄 ……………………………………014
     加耶土器の美 ………………………………016
     壮大な王陵 …………………………………020
第2章 加耶への道  ……………………………………025
     東アジアと海の道 …………………………026
     墳墓からみた加耶 …………………………028
     盟主としての大加耶 ………………………034
     大加耶の飛躍 ………………………………036
第3章 加耶人は北へ南へ-4世紀 ……………………041
     東アシアとのつながり ……………………042
     金官加耶と倭 ………………………………044
第4章 加耶王と国際情勢-5世紀~6世紀初め-  …047
     大加耶の対外戦略 …………………………048
     大加耶、小加耶と倭 ………………………050
第5章 加耶のたそがれ―6世紀前半~中葉 …………055
     強国のはさまで ……………………………056
     滅亡まで ……………………………………058
加耶史と現在 ……………………………………………061
加耶の歴史 ………………………………………………063

第二部 渡来人

渡来人関係資料の出土地 ………………………………066
渡来人とは何か …………………………………………067
第6章 稲づくりと国づくり  …………………………073
     農耕とともに ………………………………074
     漢字との出会い ……………………………076
     文字を書く―硯― …………………………078
     重さを測る―天秤権― ……………………080
第7章 渡来人と生きる  ………………………………081
     海路でつながる人びと ……………………082
     渡来人がつくった埴輪 ……………………088
     渡来人と倭人の営み ………………………089
第8章 技術革新  ………………………………………099
     鉄の恩恵 ……………………………………100
     窯業の始まり ………………………………102
     料理革命 ……………………………………104
第9章 渡来馬と渡来牛  ………………………………107
     海を渡る牛馬 ………………………………108
     造形された牛馬の姿 ………………………115
     古墳時代の名馬 ……………………………118
渡来人と現在 ……………………………………………121
韓国語概要 ………………………………………………122
主要参考文献 ……………………………………………129
出品目録 …………………………………………………130
Preface by Shimatani Hiroyuki …………………140
Foreword by Yoon Sung-yong  ……………………141
Chapter lntroductions ………………………………143
List of Works  ………………………………………146


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書籍番号 81480
書  名 郵政考古紀要 第78号(通巻87冊)
シリーズ
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 978-4-86456-436-6
編 著 者 島根県立八雲立つ風土記の丘編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 島根県立八雲立つ風土記の丘
価   格 1,650円(税込)

          目  次
              
・追風に漕ぎだす弥生の船
  ―広島県御領遺跡の弥生船絵画― 
       ………………………………伊藤  実(1)
・鉄器製作集団による祭祀の一形態 
  ―淡路島舟木遺跡の調査から― 
      …………………………………浦上 雅史(18)
・中国四川省宜賓市[王共]県洛表鎮「棘/人]人懸棺葬墓 
          ………………………辻尾 榮市(34)


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書籍番号 81482
書  名 郵政考古紀要 第76号(通巻85冊)
シリーズ
データ A5 65頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編 著 者 大阪・郵政考古学会編集
出 版 年 2022年5月 
出 版 者 大阪・郵政考古学会
価   格 550円(税込)

          目  次
              
・麻田剛立墓と綾部家の葬制 
    ……………………………………吉田 博嗣(1)
・平壌清岩里採集の高句麗瓦
  ―発掘資料との比較を中心に― 
       ……………………………千田 剛道(25)
・黒龍江省雅克薩戦役における清代戦船の復原
  ―明代亦失哈遠征の造船から― 
       ……………………………辻尾 榮市(42)


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書籍番号 81481
書  名 郵政考古紀要 第75号(通巻84冊)
シリーズ
データ A5 51頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編 著 者 大阪・郵政考古学会編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 大阪・郵政考古学会
価   格 550円(税込)

          目  次
              
・農牧境界線上の首都
  ―統万城と関中平原の歴史地理的関係再考― 
            …………………市来 弘志(1)
・長安周辺の西魏・北周墓群について 
       ………………………………村元 健一(14)
・韓国慶尚北道慶州市金鈴塚出土の舟形陶器 
          ………………………辻尾 榮市(46)


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書籍番号 81459
書  名 石製模造品による葬送と祭祀 正直古墳群
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 161)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2331-4
編 著 者 佐久間正明著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

福島県郡山盆地の南端、阿武隈川東岸の丘陵に築造された
古墳群には、滑石などのやわらかい石で刀子や斧、剣、鏡
などをかたどった祭祀遺物“石製模造品”が副葬されてい
た。東北地方の要衝の地に、数世代にわたって活躍した小
首長たちの葬送と祭祀の世界にせまる。

 【目次】

第1章 真っ赤に塗られた石棺
1 正直二七号墳
2 開かれた南箱式石棺
3 未開封の北箱式石棺
4 葬られたのは誰か?
5 正直二七号墳の年代を推理する

第2章 多彩な正直古墳群
1 最大の円墳二一号墳と前方後方墳三五号墳
2 さまざまな中期古墳
3 継続して副葬された石製模造品
4 正直古墳群の推移

第3章 正直古墳群と同時代の遺跡
1 清水内遺跡
2 清水内遺跡に住んだ人びと
3 清水内遺跡の展開と正直古墳群

第4章 大安場一号墳と建鉾山祭祀遺跡
1 大安場一号墳
2 建鉾山祭祀遺跡

第5章 正直古墳群の意義
1 下位首長層の墳墓
2 石製模造品と葬送儀礼
3 正直古墳群の重要性


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書籍番号 81421
書  名 牧の景観考古学 古墳時代初期馬匹生産とその周辺
シリーズ
データ A4 379頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4864451642
編著者 諫早 直人編
出版年 2023年2月 
出版者 六一書房
価 格 11,000円(税込)

 【内容紹介】
─────────────────────────────
四周を海に囲まれた日本列島に大量の家畜馬がもたらされ、定着
したのは古墳時代中期、およそ5世紀を前後する時期のことである。
以後、動力が機械化するまでの長い間、日本列島の歴史において、
馬はヒト・モノ・情報を運ぶ陸上最速の交通手段であり続けた。
その存在は、しばしば戦争の行方を左右し、農耕馬や駄馬として
人々の日常生活を助けることとなる。古墳時代は、その起点とな
った日本列島における畜力利用の開始期、導入期にあたる。
 近年、発掘調査の蓄積とそれをふまえた馬そのもの(ウマ遺存体)
や馬具といった「モノ」の研究の急速な進展によって、文献史料に
は記されなかった日本列島における馬の本格的渡来(大量渡来)の
実態が明らかとなりつつある。しかしながら両者の研究からは、
いつ頃、どの地域で、どのような馬がどのように飼われ、どのよ
うに利用されたのか、それらの馬がどこから来たのかなどについ
ての手がかりは得られるが、馬がどのような場所で実際に飼われ
ていたのかや、牧はどこにあったのかといった具体的な「場」に
関する議論は、なかなか進んでいない。
 日本列島で最初に営まれた牧はどのような景観だったのだろう
か。それはユーラシア大陸の牧や日本の古代以降の牧と、何が同
じで何が違ったのだろうか。
 本書は、この素朴な問いの答えを求めて古代の馬研究会のメン
バーと進めてきた共同研究の成果を一書にまとめたものである。
主たるフィールドは、当時、河内湖北岸に位置した大阪府四條畷
市とその周辺。
 第Ⅰ部では、文献史料にみえる「河内馬飼」によって営まれた
日本列島における最古の牧「河内の牧」があったと目されるこの
「場」に焦点をあてて、これまでも注目されてきたウマ遺存体や
馬具といった遺物だけでなく、遺構や遺跡空白地も含めた遺跡間
関係の動態を検討することで、馬を飼っていた集落やその周辺の
土地利用にまで議論を及ぼすことを試みた。第Ⅱ部では、異なる
フィールド、外からの視点で、河内湖北岸という「場」を相対化
するとともに、古墳時代牧研究に残された課題のあぶり出しを試
みた。
 個々の論考が「景観」を真正面から論じているわけではないけ
れども、個々の論考で明らかとなった知見を紡ぎ合わせていくこ
とで、古墳時代初期牧景観の復元を目指した。我々の挑戦が成功
したかどうかは読者の判断に委ねるほかないが、本書を「牧の景
観考古学」と題した所以である。
─────────────────────────────
口絵
 初夏の蔀屋北集落 (早川和子画)
 晩冬の讃良の牧 (早川和子画)
 さらら馬飼いの里 (佐野喜美画・栗山雅夫撮影)
 蔀屋北遺跡遺構図 (宮崎泰史・松田篤作成)
 蔀屋北遺跡周辺の地形と河内湖推定ライン (井上智博作成)
 
             目 次
総論
―牧の景観考古学事始め―……………………………諫早直人    1
 1.古墳時代牧研究の現状と課題   1
 2.河内の牧の考古学―研究のあゆみ    2
 3.本書の構成   18
 
       第Ⅰ部 河内湖北岸の初期馬匹生産とその周辺

河内平野北東部における弥生時代後期~古墳時代の地形変遷と
人間活動―放牧地の検討の前提として―  …………井上智博   27
 1.はじめに―本稿の目的   27
 2.河内平野北東部の地形形成過程   27
 3.弥生時代後期から飛鳥時代における地形形成の背景
    ―降水量変動との関係   41
 4.地形形成過程からみた古墳時代中・後期の生業システム研究
    の課題   42
遺跡立地からみた放牧地 
―讃良遺跡群の馬飼い―  ……………………………實盛良彦   47
 1.讃良遺跡群とは   47
 2.讃良遺跡群の牧についての研究史   47
 3.牧の要件と放牧地の認識   49
 4.遺跡分布の様相と牧の範囲   51
 5.遺跡分布から想定できる放牧地   52
 6.まとめ―遺跡分布様相からみた讃良遺跡群馬飼い集団の組織53
蔀屋北遺跡と馬関連遺構について   ………………宮崎泰史   61
 1.はじめに   61
 2.蔀屋北遺跡の馬   62
 3.蔀屋北遺跡の馬関連遺構   62
 4.おわりに   70
蔀屋北遺跡出土ウマ遺存体の新知見  …丸山真史・覚張隆史   73
 1.はじめに   73
 2.安定同位体比によって何がわかるか   73
 3.蔀屋北遺跡から出土したウマ遺存体の概要と特徴   74
 4.安定同位体比分析に用いた資料   74
 5.安定同位体比測定の結果   77
 6.ウマの飼育と管理に関する考察   80
 7.まとめ   83
馬の医療と治療 
―四條畷市奈良井遺跡出土結石の再発見―  ………野島 稔   85
 1.はじめに   85
 2.「ベゾアール(結石)」シャルロット・デュマ展   85
 3.奈良井遺跡の結石   87
 4.結石について   90
 5.まとめ   92
土器からみた河内湖北岸地域   ………………… 中野 咲   95
 1.はじめに   95
 2.河内湖北岸の古墳時代中・後期土器の特質
    ―煮炊器を中心に  95
 3.外来系土器について   99
 4.おわりに―土器からみた河内湖北岸地域  110
蔀屋北遺跡で出土した製塩土器の意味   …………塚本浩司  117
 1.はじめに  117
 2.蔀屋北遺跡の製塩土器  117
 3.日本列島での製塩の前提  118
 4.コップ形製塩土器の用途  120
 5.内陸の製塩の経済性  121
 6.出土遺構  124
 7.おわりに―焼塩とウマ  126
蔀屋北遺跡周辺の鍛冶とその特性   ………………真鍋成史  131
 1.はじめに  131
 2.蔀屋北遺跡周辺における金属製馬具生産について  131
 3.大阪府・奈良県における金属製馬具出土鍛冶遺跡  139
 4.考察  144
 5.まとめ  146
仏教文化とその基盤からみた牧廃絶後の讃良地域 …新尺雅弘 151
 1.はじめに  151
 2.研究史と本論の視座  151
 3.讃良地域における7世紀の仏教文化  153
 4.讃良地域における仏教文化の基盤  162
 5.おわりに  167
韓半島初期牧場に関する基礎的研究   …………李炫[女正] 173
 1.研究の目的と課題  17
 2.高麗・朝鮮時代における牧場研究の現況  174
 3.高麗・朝鮮時代の牧場からみた韓半島初期の牧場  184
 4.おわりに  191
  
    第Ⅱ部 河内湖北岸の初期馬匹生産の歴史的意義を探る

同位体分析からみた馬の来歴と産地・消費地
―蔀屋北遺跡と東日本の比較―  ………植月 学・丸山真史  195
 1.はじめに  195
 2.ウマ同位体分析の進展と問題の所在  195
 3.東日本の馬生産地と消費地  196
 4.おわりに  200
牧のある風景
―中国古代を手がかりに―  …………………………菊地大樹  203
 1.はじめに  203
 2.古典籍にみる牧  203
 3.出土文字資料にみる牧  205
 4.画像資料にみる牧  207
 5.おわりに  207
古墳時代の牧,三国時代の牧 
―朝鮮半島からのまなざし、朝鮮半島へのまなざし―
                              ……………諫早直人  211
 1.はじめに  211
 2.朝鮮半島からのまなざし  212
 3.朝鮮半島へのまなざし  213
 4.おわりに  218
上毛野地域における馬の登場
―富岡市後賀中割遺跡7号墳の調査成果から―   …右島和夫  221
 1.はじめに  221
 2.後賀中割遺跡7号墳の基礎的検討  222
 3.後賀中割遺跡の周辺の遺跡動向  225
 4.5世紀における方墳とその意義  227
 5.おわりに  230
ヤマト王権の馬匹生産戦略 
―大和を起点に―  ……………………………………青柳泰介  237
 1.はじめに  237
 2.大和の馬関連遺物の分布と変遷  237
 3.手工業生産と馬  238
 4.王権の馬匹生産戦略と「畿内」の南北差―王権による「畿内」
    の構想と手工業生産拠点の配置  239
 5.おわりに  241
淀川左岸の開発と5世紀の王権
―茨田堤を中心に―  …………………………………菱田哲郎  243
 1.はじめに  243
 2.茨田堤の比定  243
 3.遺跡からみた茨田堤の築堤時期  244
 4.茨田屯倉と茨田郡域の開発   246
 5.北河内の低地部と王権  247
 6.おわりに  248
「河内の牧」研究の最新成果から   …………… 千賀 久  253
 1.はじめに  253
 2.「河内の牧」・讃良遺跡群  253
 3.「河内の牧」の馬飼集団  257
 4.おわりに  259
 
          附編 蔀屋北遺構の再検討

蔀屋北遺跡検出遺構の再検討
……………………… 青柳泰介・諫早直人・中野 咲・松田 篤
                                            ・宮崎泰史  261
 1.はじめに  261
 2.時期区分の提示  262
 3.各時期の土器様相  269
 4.蔀屋北遺跡検出遺構の再検討  278
 5.おわりに  290
蔀屋北遺跡検出遺構一覧表
……………………… 青柳泰介・諫早直人・中野 咲・松田 篤
                                            ・宮崎泰史  293
総 括   ………………………………………………諫早直人  372
あとがき   ………………………………………………………  375
英文目次   ………………………………………………………  377
執筆者一覧   ……………………………………………………  379
コラム
さらら馬飼の里イラストを描いて  …………………佐野喜美   60
蔀屋北遺跡がみつかった頃  …………………………宮崎泰史   72
イラストは調査と絵のコラボレーション  …………野島 稔   94
馬を運んだ船  …………………………………………塚本浩司  130
蔀屋北遺跡の復元イラストを描く  …………………早川和子  172
早川和子さんと復元画を描く(その1) ……………諫早直人  210
早川和子さんと復元画を描く(その2) ……………諫早直人  220
古代の馬研究会の活動について  ……………………青柳泰介  252


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書籍番号 81456
書  名 郵政考古紀要 第77号(通巻86冊)
シリーズ
データ A5 173頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編 著 者 大阪・郵政考古学会編集
出 版 年 2022年6月 
出 版 者 大阪・郵政考古学会
価   格 1,650円(税込)

『郵政考古紀要第 77 号 ―山本忠尚先生追悼論攷―』

・山忠先生の欧米訪問記 ―奈文研所内報から― 
           ………………山本 忠尚 (1)
・山本忠尚さんの思い出  …………和田 晴吾 (10)
・山忠さんの思い出  ………………黒崎  直 (12)
・山本先生の語学力   ………………湯本 泰隆 (14)
・京内宅地のクラ   …………………家原 圭太 (18)
・群集墳の立地と山中他界観 ………井上 竜也 (32)
    ―考古学から見た山中他界観の出現―
・日本における初期「塩浜(塩田)」の考古学的研究の
                          現状 …岩本 正二 (53)
・早期中国北方青銅器の鐸形器 …小田木治太郎 (89)
・考古遺物の写真表現   ……………栗山 雅夫 (102)
・「大きすぎる」造出し小考   ……角南 辰馬 (119)
・中国浙江省蕭山跨湖橋遺跡の刳舟再考 
                ………………………辻尾 榮市 (128)
・黒井城と岩尾城の瓦について 
        …………………………………西岡 真理 (144)
・銭貨と祭祀空間   …………………西野 浩二 (153)
    ―ピューの古代都市を対象として―
・縄文時代の婚姻システム   ………丹羽 佑一 (165)
・あとがき


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書籍番号 81446
書  名 出土銭貨 第43号
シリーズ
データ B5 140頁
ISBN/ISSN 1882-3769
編 著 者 出土銭貨研究会編集
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 出土銭貨研究会
価   格 2,750円(税込)

◆目 次◆

【論文】古代権衡の復元(下) …………………… 松村恵司    1
【最新情報】史跡周防鋳銭司跡出土の饒益神寳の鋳損じ銭に
      ついて        ………………丸尾弘介   19
【コラム】金代の鏡と大定通寳 ………………… 石谷 慎   25
【事例報告】長登銅山跡亀山遺跡の出土銭 
           ………………池田善文・岩元亮祐・永井久美男   29
【案 内】2023年出土銭貨報告会のご案内 ……… 事務局   46
【銭貨の調査】出土銭の整理作業 
        …………………… 永井久美男・加藤裕一   47
【資料紹介】山口市歴史民俗資料館所蔵の古丁銀(古鋳銀錠)
           ………………丸尾弘介・永井久美男   65
【出版案内】中島圭一(編)『日本の中世貨幣と東アジア』
                  ………… 勉誠出版   68
【事例報告】舞鶴市松尾寺仁王門出土の三貨
       ―地鎮に伴う埋納事例― ……… 松﨑健太   69
【事例報告】北海道上ノ国町出土の552両2分2朱の銀貨 
                  ……………塚田直哉   81
【研究ノート】明治政府の銭貨対応と昭和半ばの廃貨 
                                  …………… 二橋瑛夫   87
【情報】新潟県の出土銭貨情報(2018~2021年)  高尾将矢  105
【情報】2019年度石川県の出土状況 ………… 小早川裕悟  113
【情報】大阪府下の出土銭貨情報(2019・2020年度) 
                                ……………… 尾上 実  115
【情報】兵庫県の出土銭貨情報 ………………… 渡辺 昇  119
【情報】香川県の出土銭貨 ……………………… 谷本峻也  121
【目録】2019年・2020年「出土銭貨」主要文献目録 
                                ……………… 嶋谷和彦  131
    事務局からのお知らせ …………………… 事務局  137


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書籍番号 81439
書  名 紀伊考古学研究 第25号
シリーズ
データ B5 88頁
ISBN/ISSN 1880-8530
編 著 者 紀伊考古学研究会編集
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 紀伊考古学研究会
価   格 2,200円(税込)

………………目   次…………………………

【特集 紀伊の戦前・戦後の考古学】

  紀伊の戦前・戦後の考古学 
    ………………………………………中村 貞史(1)
  和歌山市における小林国太郎氏の考古学活動について
               …………前田 敬彦(15)
  地ノ島遺跡における発掘調査と製塩土器
         …………………………中西 瑠花(25)
  浦宏氏が残した陵山古墳の調査記録
       ………………………………仲辻 慧大(29)
【研 究】

  和歌山県多田大池遺跡採集のチャート製ナイフ形石器
   ー瀬戸内系サヌカイト石器文化圏内のチャート製
    石器群ー    …………………中原 正光(42)
  和歌山県日高郡みなべ町城山古墳群の研究
   ー紀中における前・中期古墳の再検討ー
           ………… 田中元浩・岩井顕彦(51)
  紀伊北部地域における搬入中世石塔の一様相
   ー和歌山市木ノ本Ⅲ遺跡出土の凝灰岩製石塔の検討ー
                                 …… 北野 隆亮(64)
【資料紹介】

  和歌山市所在の千石山3号墳について
   ー河内野帳からの遺跡紹介ー ……河内 一浩(75)
  和歌山県古座川町川口城跡周辺の中世考古資料 
          ………………阪本 敏行・佐藤 純一(79)
【和歌山県の考古学関係文献目録(2021年)】
                                    …事 務 局(85)
【活動記録】…………………………………事 務 局(87)


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書籍番号 81440
書  名 紀伊の滑石―滑石の原産地から考える―
シリーズ (紀伊考古学研究会第25回大会 発表要旨集)
データ A4 66頁
ISBN/ISSN
編 著 者 紀伊考古学研究会編集
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 紀伊考古学研究会
価   格 1,100円(税込)

                     目  次
報告

古墳時代の滑石製品の生産と流通    
       廣瀬時習(大阪府立近つ飛鳥博物館)〔5〕
紀伊の滑石と滑石採掘遺構        
         山岡邦章(岸和田市教育委員会)〔13〕
奈良県曽我遺跡の調査と滑石生産    
      絹畠 歩(奈良県立橿原考古学研究所)〔19〕
紀伊の滑石製品と祭祀       
      金澤 舞(和歌山県立紀伊風土記の丘)〔31〕

誌上報告

亀川遺跡出土の刀子型石製模造品について                     
          鈴木 周(海南市教育委員会)〔43〕
紀伊の滑石製石塔について           
            北野隆亮(和歌山市役所)〔47〕
紀伊の滑石製石鍋について       
        河内一浩(紀伊考古学研究会会員)〔55〕


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書籍番号 81431
書  名 石造物の石材研究 ⅩⅠ ―大和郡山城天守台付近の石材―
シリーズ (枚方付近の石造物、こぐり石について)
データ A4 118頁
ISBN/ISSN
編著者 奥田 尚執筆・編集
出版年 2022年8月 
出版者 考古石材の研究会
価 格 1,100円(税込)

はじめに …………………………………………………………  1

1 大和郡山城天守台付近の石材 ……………………………   2
 1. 大和郡山城と天守台の時期  …………………………   3
 2. 郡山城天守台の石材  …………………………………   6
 3. 天守台上面の発掘調査時に観察できた石材  ………  20
 4. 多聞院日記の「ごろ太石」について  ………………  28
 5. 転用材について  ………………………………………  28
2 枚方市内の石造物の石材 …………………………………  41
 1. 枚方市内の各地点の石造物 …………………………… 42
  楠葉朝日・美咲自治会集会所脇の石造物群 楠葉墓地・養
    父墓地の石造物二ノ宮神社の石造物 西船橋の石造物群 
  渚院跡の石造物 御殿山神社の石造物 仁明天皇外祖母贈
  正一位田口氏の墓 宗右の辻の道標明治十八季洪水碑釈尊
  寺町付近の石造物
 2. 枚方市内の石造物とその石材の採石地  ……………  61
  神社境内の石造物 墓地や集石場の石造物 枚方市内の石
  造物の石材の移動
3 耳成山付近の石造物 ………………………………………  67
  梅川・忠兵衛の供養碑 森村家住宅の庭園等の石材 市杵
  島神社の石造物耳成山の石造物
4 「こぐり石について」 ……………………………………  79
  石材の形状 石材の石種と使用傾向 文物的にみれば 「
  こぐり石」の名称について こぐり石の流転
5 上醍醐寺参道の石造物とその石材産地 …………………  85
6 湖西高島付近の石造物 ……………………………………  98
  大溝城天守台跡石垣の石材 勝林寺の石造物 鵜川四十八
  躰石仏 白髭神社
7 近江小野の里の石造物 …………………………………… 106
  「榎の宿」の顕彰碑 天皇神社 小野神社 石上神社 小
  野妹子神社
8 栗東付近の石造物 ………………………………………… 109
  徳生寺の宝篋印塔 壽泉神社付近の石造物 日向山古墳の
  石室材 龍王古墳の石室・石棺材 和田古墳群5号墳の石室
  材 大野神社境内の棺蓋 春日神社古墳群の横穴式石室材 
  正徳寺の石風呂 善勝寺跡付近の石造物 阿弥陀寺境内の
  石造物 阿弥陀寺墓地の石造物
9 石材の産地と石種の表記について
    ―讃岐の宝塔の石材を例として― ………………… 115
  石屋さんによる石材名 石材の石種名 讃岐産凝灰岩の石
  材名と石種の関係


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書籍番号 81436
書  名 観光と考古学 第3号 Vol.3 
シリーズ (特集・品川区の文化資源と文化観光)(観光考古学会機関誌)
データ A4 80頁
ISBN/ISSN 2435-7650
編著者 観光考古学会編集
出版年 2022年10月 
出版者 観光考古学会
価 格 1,100円(税込)

目次
───────────────────────────
巻頭言  観光考古学の視点と展望    坂詰秀一  3
───────────────────────────
特別寄稿 文化財保存活用地域計画の基本的考え方       
                    山下信一郎 4
     地方の持続可能性を高め、日本経済再生の牽引
     役に             富田建蔵  6
───────────────────────────
特集   シンポジウム 品川区の文化資源と文化観光 8
     開会のご挨拶          和氣正典 9
     趣旨説明            那波市郎 10
     コラム:大森貝塚の概要     水山昭宏 11
     大森貝塚遺跡庭園の現状と課題  寺門雄一 12
     コラム:大森貝塚への近年における品川区の考古
         学的発信        岡崎完樹 15
     しながわ観光のビジョンと魅力発信         
                     大森直人 16
     大森貝塚遺跡庭園を後世に伝える 鈴木章生 21
     大森貝塚遺跡庭園と文化観光   谷口 榮 29
     ディスカッション             40
     シンポジウム参加印象      山岸良二 49
     大森貝塚の保存を考える     坂詰秀一 50
───────────────────────────
寄稿  古代官衙遺跡における整備と活用  田尾誠敏 52
    東山道駅路・推定磐上駅家     上野修一 58
    シリーズ 『観光白書』を読むⅡ  谷口 榮 60
────────────────────────────
    ケーススタディ         水山昭宏  65
────────────────────────────
会員の声  南信州大平宿の活動と実績   前川昭彦 66
      山城遺構を活用した町おこしとその未来への可
      能性            小室裕一  68
      タイムラプスカメラを使用した埋蔵文化財調査
      の記録と活用への取り組み  青池紀子  71
      羽曳野市で古墳DEるるる開催される
                    山中鹿次  72
────────────────────────────
      編集後記            河合英夫


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書籍番号 81438
書  名 古代文化 第74巻 第3号(631号)
シリーズ (特輯 日本古代の菓子と食文化)
データ B5 160頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

【目次】

小林  嵩:有角石器の成立と儀礼の系譜
増成 ー倫:律令制下における借貸の機能と展開
柿沼 陽平:隋唐随身符制新探ー玄宗即位以前を中心に
…………………………………………………………………
       特輯「日本古代の菓子と食文化
        ー古代菓子の実態解明を中心にー
前川 佳代:特輯「日本古代の菓子と食文化ー古代菓子
                  の実態解明を中心にー」に寄せて
宮本 香織:古墳から出土した食物形土製品について
宍戸 香美:奈良時代における加工菓子の受容
前川 佳代:平安時代の菓子と餅ー餅餤と氈ー
森 由紀恵:中世前期の聖教にみる歓喜団
土居 規美:中国製擂鉢についての一考察
      ー菓子製作に関連してー
島原 弘征:平泉におけるトイレ状遺構の分布と性格に
            ついて
北條 暁子:『小右記』註釈(30)ー長和4年6月10・11日条ー
樫田  誠:〈私の古代学〉(28)時を超えてつなげる考古学
森岡 秀人:〈高松塚古墳発掘50周年〉(4)短時間に限られた
       石槨内部調査
       ー無名の古墳から世界中が知る古墳ヘー
近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉(7)
       大嘗会(二)
三浦 武司:福島県川俣町前田遺跡の調査成果
      ー縄文時代後期・晩期の木柱群ー
北山 峰生:奈良県慈明寺遺跡とその周辺
 光川 康雄:石川知彦監修/和宗総本山 四天王寺編集
             「聖徳太子と四天王寺」
 



【2023年1月5日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81405
書  名 南関東の弥生文化 東アジアとの交流と農耕化
シリーズ
データ B5 276頁
ISBN/ISSN 978-4-642-09364-4
編 著 者 長友朋子/石川日出志/深澤芳樹編
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 吉川弘文館
価   格 4,620円(税込)

 【内容説明】

弥生時代中期の南関東地方に、中里遺跡をはじめとする
大規模な低地農耕集落が忽然と姿を現した。その背景に
は、この地域で本格的な水稲農耕を受容する整った環境
と、中国や朝鮮半島を含む技術・物資の流通網があった。
最新の学際的研究によって、関東地方の水稲農耕と東ア
ジアの交易ネットワークの実態を探り、列島の弥生社会
の変化を解き明かす。

 【目 次】(章立)

序論 関東地方の水稲農耕と交易………………………  1
   長友朋子・深澤芳樹
第Ⅰ部 関東地方における水稲農耕の受容と社会変化
第1章 石庖丁からみた東北アジア青銅器時代の農耕拡散
    孫 晙鎬・中村大介…………………………… 12
第2章 東北地方の弥生文化からみた中里遺跡
    斎野裕彦………………………………………… 33 
第3章 中里遺跡と南関東地方の農耕化……………… 58
    石川日出志
第4章 関東地方の水稲農耕導入後の集落展開……… 74
    古屋紀之
第5章 環境変化と植物利用―縄文/弥生移行期の関東
    地方南西部……………………………………… 93
    佐々木由香
第6章 水稲農耕導入期の中央高地東部………………110
    馬場伸一郎
コラム 中里遺跡の地形環境 …………………………137
    高橋 学
第Ⅱ部 周縁地域との交流と東アジア
第1章 関東地方弥生社会の形成と太平洋沿岸の海人142
    杉山浩平
第2章 東海地方の集落変化と関東地方………………164
    石黒立人
第3章 土器の移動からみた近畿地方と中里遺跡……181
    長友朋子
第4章 関東地方の弥生時代石器
    ―金属器普及を左右した石器システム………203
    寺前直人
第5章 北陸地方からみた関東地方の鉄器普及………219
    林 大智
第6章 楽浪郡設置以前の黄海東部交易と弥生文化…236
    中村大介
総 論 東アジアにおける関東地方の弥生社会………261
    長友朋子・石川日出志
あとがき …………………………………………………271


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書籍番号 81406
書  名 遺跡学研究 第19号 2022
シリーズ
データ A4 100頁
ISBN/ISSN 1349-4031
編 著 者
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 日本遺跡学会
価   格 2,750円(税込)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
目次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

特集 復元という遺産    
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
特集趣旨 前川 歩               1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会長挨拶 坂井 秀弥              2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
基調講演
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  1990年代の復元整備とその思想  田中哲雄  3
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
講 演
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  遺跡の復元と地域社会   若狭 徹     9
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  観光のまなざしから考える遺構の復元 和泉 大樹 15
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
事例報告
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  みんなでつくる縄文ムラ―史跡梅之木遺跡公園
    (山梨県北杜市)と市民ボランティア― 佐野 隆 21
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パネルディスカッション             27
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  パネリスト:田中 哲雄・若狭 徹・和泉 大樹・
    佐野 隆 コーディネーター:白崎 恵介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  コメンテーター:本中 眞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
附 論
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  遺跡のプロセス・プランニング  前川 歩   45
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
研究論文
  日本における文化財「活用」概念の成立  
                  伊藤 文彦・筬島 大悟    51
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
研究ノート
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  これからの文化財行政を考える―SDGsという視点に
    照らしてみて―    禰冝田 佳男     64
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
遺跡学フォーラム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
SITE 04 史跡永納山城跡の復元的に整備された土塁  
                          秋山 邦雄      71
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
歴史遺産を活かした国際交流への歩み 大竹 幸恵  75
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「水中遺跡ハンドブック』について 芝 康次郎   79
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本災害・防災考古学会の設立について 林 正憲  83
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
令和3年度の史跡等の整備について
中井 將胤・小野 友記子・岩井 浩介・玉川 元気 87
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
遺跡雑感03 西大寺旧境内―市街地に眠る大寺院―  
                        林 正憲        8
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


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書籍番号 81401
書  名 東京に眠る巨大貝塚の謎 中里貝塚
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 160)
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2140-2
編 著 者 安武由利子著
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】

東北新幹線や宇都宮・高崎線など北へむかう線路が集中
する東京都北区の上中里で、四・五メートルもの厚みの
貝塚がみつかった。しかも堆積しているのはマガキとハ
マグリの貝殻だけ。縄文人はなぜこの二種を営々と採取
したのか、貝の身はどこへ運ばれ、誰が消費したのか。

 【目次】

第1章 姿をあらわした巨大貝塚
1 厚さ四・五メートルの貝層
2 貝塚のイメージをくつがえす

第2章 かきがらやまの記憶
1 地域のランドマーク
2 発掘前史
3 街なみに埋没する

第3章 縄文時代の東京低地
1 本格的調査のはじまり
2 奥東京湾と縄文人のくらし

第4章 巨大貝塚を解明する
1 貝殻はどのように堆積しているのか
2 貝塚はどのくらい広がっているのか
3 貝層はどのように形づくられたか

第5章 縄文時代の水産加工場
1 貝のむき身づくり
2 謎の遺構
3 貝類に特化した水産加工
4 計画的な採取と資源の保全

第6章 内陸に運ばれた干し貝
1 中里貝塚をつくった集落
2 干し貝を消費した集落
3 中里貝塚にみる地域間ネットワーク
4 中里貝塚のこれから


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書籍番号 81396
書  名 古代集落の構造と変遷 2
シリーズ (第25回 古代官衙・集落研究会報告書)(奈良文化財研究所研究報告第36冊)
データ A4 184頁
ISBN/ISSN 978-4-87805-168-5
編著者 奈良文化財研究所編
出版年 2022年12月 
出版者 株式会社 クバプロ
価 格 3,850円(税込)

            目 次
序 ……………………………………………………………   3
目次 …………………………………………………………   5
例言 …………………………………………………………   6
開催趣旨 ……………………………………………………   7
プログラム …………………………………………………   8

Ⅰ 報告  …………………………………………………    9
和泉国池田寺跡における集落の構造と変邊 
 …新尺 雅弘・木村 啓章・北川 咲子・吉岡 孝紘  11
筑後国御原郡における集落の構造と変遷 …山崎 賴人  33
下総国印旛郡における集落の構造と変遷 …加藤 貴之  73
參河国賀茂郡・碧海郡の集落構造と変遷 …永井 邦仁 107
文献史料から見た古代集落 …………………垣中 健志 145
  
Ⅱ 討議 …………………………………………………… 157


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書籍番号 81399
書  名 古墳出現期土器研究 第9号
シリーズ
データ A4 139頁
ISBN/ISSN
編 著 者 古墳出現期土器研究会編集
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 古墳出現期土器研究会
価   格 1,320円(税込)

 【目 次】

巻頭言

  土器を見ること! ………………赤澤 徳明   1

<論文>

  吉備南部地域における古墳出現期土器の編年
        ……………………式田  洸   3
  型式学と分類学・その3 ………加納 俊介  21
   ―動物分類学・古生物学に学ぶ―
  纒向石塚古墳出土土器の検討…杉山  拓己  35
  古墳時代前期における淀川水系の流通拠点と
  運河状遺構      ………山田 隆一  49
  摂津東部・上牧遺跡と周辺の外来系土器
            …………笹栗  拓  67
  淀川・木津川流域の埴輪と土器・土製品
      …………………………桐井 理揮  91
   ―高槻市郡家車塚古墳の資料から―
  神戸川中流域の遺跡とその特徴
      …………………………中川  寧  101
  庄内式期Ⅲの認識整理と今後の課題について(後編)
           ……………米田 敏幸  117
<コラム>

  庄内式土器の発見年……………市村慎太郎  123
  高地性集落と紀伊産大和型庄内形甕の摘出
            ………………森岡 秀人  127
      ―和歌山市滝ヶ峯遺跡出土土器の熟覧観察と
    その成果―   


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書籍番号 81398
書  名 宮廷苑池の誕生―飛鳥京跡苑池から日本庭園へ―
シリーズ (令和4年度 秋季特別展 特別展図録92冊)
データ A4 87頁
ISBN/ISSN
編著者 奈良県立橿原考古学研究所
出版年 2022年10月 
出版者 奈良県立橿原考古学研究所
価 格 1,320円(税込)

 【ご紹介】

史跡・名勝飛鳥京跡苑池の確認から早や23年が経ちました。
史跡整備のための発掘調査が一段落し、およその姿があきら
かとなってきました。政治・文化の中心であった飛島宮の苑
池は、それまでの伝統的なニワ(庭)から発展し、宮殿附属の
「宮廷苑池」として、はじめて本格的な庭園に整備され、以
後の日本庭園に決定的な影響を及ぼしたと考えられます。
本展覧会では、発掘調査で明らかになった飛島京跡苑池に焦
点をあてながら、庭園の成り立ちや、庭園での儀礼や宴会な
どのようすをご紹介いたします。あわせて、本年は壬申の乱
から1350年にあたりますので、乱に関わる同時代の武器にも
焦点をあてたコーナー展示も開催します
…………………………………………………………………………
 【目次】

開催にあたって
目次、例言
宮廷苑池の誕生―飛鳥京跡苑池から日本庭園へ……………  5
展示関連地図……………………………………………………  8
プロローグ 宮廷苑池の源流を古墳時代の水のまつりにみる9
 【コラム1】東池尻・池之内遺跡………………………… 13
 【コラム2】巣山古墳……………………………………… 14
第1部 飛鳥時代の宮廷苑池~モノクロームの世界~…… 15
 【コラム3】伎楽面 迦楼羅……………………………… 37
 【コラム4】壬申の乱と武器……………………………… 47
第2部 奈良時代の宮廷苑池~カラフルな世界~………… 51
第3部 東アジアの宮廷苑池~新羅・渤海~……………… 67
特論 世界の古代苑池………………………………………… 71
 1.朝鮮三国と渤海の宮廷苑池【田中俊明】 …………… 72
 2.中国の宮廷苑池の系譜  【妹尾達彦】 …………… 77
 3.古代ローマの庭園と苑池 【青柳正規】 …………… 81
エピローグ 中近世から近現代の苑池~日本庭園の系譜~ 83
出品目録………………………………………………………… 84
主な参考文献…………………………………………………… 86
関連行事、協力機関・協力者………………………………… 87


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書籍番号 81395
書  名 丹波焼誕生―はじまりの謎を探る―
シリーズ (兵庫県立考古博物館特別展示図録N0.30)
データ A4 80頁
ISBN/ISSN
編 著 者 兵庫県立考古博物館編集
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 兵庫県立考古博物館
価   格 1,760円(税込)

 【例言・凡例(抜粋)】

一 本書は令和四年十月一日(土)から十一月二十七日(日)
  の期間に開催する兵庫県立考古博物館の特別展「丹波
  焼誕生―はじまりの謎を探る―」の展示図録である。
二 展示品については巻末の出品目録に出土遺跡・所蔵・
  指定などを記載している。
三 当館所蔵の作品は所蔵を記載せず、本書に掲載してい
  る写真の提供については所蔵が異なる場合のみ写真の
  キャプションに記載している。なお、写真には展覧会
  に出品されていない遺跡や資料も含まれている。

目 次
ごあいさつ
目次
例言・凡例
Ⅰ 須恵器から陶器へ……………………………………  1
Ⅱ 丹波焼誕生…………………………………………… 11
Ⅲ 多彩な刻画文陶器…………………………………… 19
Ⅳ 刻画文陶器と中世のやきもの……………………… 31
Ⅴ やきものの郷 丹波立杭…………………………… 41
展示品関係地図…………………………………………… 45
丹波焼の歴史      河野 克人………………… 46
やきものに描かれたもよう
 ―三本峠北窯跡出土陶片の刻画文について―
  中之島香雪美術館  梶山 博史………………… 54
丹波焼のはじまりについて
   今、わかっていること
  兵庫県立考古博物館 松岡 千寿………………… 62
作品解説…………………………………………………… 65
出品目録…………………………………………………… 72
参考・引用文献…………………………………………… 74
謝辞・協力………………………………………………… 75


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書籍番号 81394
書  名 第18回 古代武器研究会 発表資料集
シリーズ (古代における外来系武器・武具の導入と生産技術展開の様相)
データ A4 104頁
ISBN/ISSN
編著者 古代武器研究会編集
出版年 2022年12月 
出版者 古代武器研究会
価 格 1,650円(税込)

◆目 次◆

特別研究報告

  田中史生 「文献からみた武器・武具生産組織と渡来系
        技術・文化―雑戸籍を手がかりに―」
研究報告

  中村大介 「青銅短剣を持つ人々
             ―弥生文化の武器の源流―」

  鈴木崇司 「外来系武器から見る弥生社会の様相」

  内山敏行 「古墳時代の外来系武具と倭系武具」

  金 宇大 「装飾付大刀生産の拡大と外来技術工人」

  津野 仁 「日本古代の武器比較試行」


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書籍番号 81393
書  名 古代武器研究 Vol.17
シリーズ
データ A4 98頁
ISBN/ISSN 1346-6313
編 著 者
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 古代武器研究会
価   格 2,200円(税込)

          目  次

『古代武器研究』V01.17の刊行にあたって 
   塚本 敏夫 古代武器研究会代表幹事……………  2
【論文】

古墳時代の軍事と外交  
   田中 晋作 山口大学人文学部……………………  5
儀仗としての武器・武具
 ―古代・中世における武具祭祀の展開― 
   塚本 敏夫 (公財)元興寺文化財研究所………… 35
黒塚古墳にみる武器副葬とは何か
 ―古墳時代前期前半の武器副葬の一様相― 
   水野 敏典 奈良県立橿原考古学研究所………… 50
古墳時代の甲冑・軍事組織・戦争 
   橋本 達也 鹿児島大学総合研究博物館………… 70


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書籍番号 81390
書  名 古墳時代導水施設の儀礼
シリーズ (令和4年度特別展・大阪府立狭山池博物館図録36)
データ A4 101頁
ISBN/ISSN
編 著 者 大阪府立狭山博物館編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 大阪府立狭山博物館
価   格 1,650円(税込)

◆概 要◆

令和4年度特別展「古墳時代導水施設の儀礼」の展示解説
図録です。導水施設や導水施設をかたどった埴輪を集成し、
その一部を写真付きで紹介しています。
  

●目次(凡例や参考文献等を除く)
 ・プロローグ
 ・第1章 各地の導水施設の儀礼
 ・第2章 古墳から出土した導水施設の埴輪
 ・第3章 導水施設のその後
 ・エピローグ
 ・特別論考
   高野 陽子さん「導水祭祀の系譜
       -弥生時代に遡る地域王権の祭儀-」
   小山田宏一「浄水施設の水理学と儀礼の理念」 


 


【2022年12月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81389
書  名 第40回 中世土器研究会 中世後期の内海と外海
シリーズ
データ A4 78頁
ISBN/ISSN
編著者 日本中世土器研究会編集
出版年 2022年12月 
出版者 日本中世土器研究会
価 格 2,200円(税込)

           目 次

土器・陶磁器からみた中世堺の流通
               續 伸一郎……………… 1
大阪湾流通と堺  
               佐藤亜聖…………………13
兵庫津における流通について
               野田優人…………………23
四国東・南岸の流通―土製煮炊具を中心に―
               西本 沙織………………35
紀伊半島をめぐる中世の流通
―備前焼と播磨型土師器鍋の分布と出土傾向の検討―
               北野隆亮…………………45
九州東岸地域の流通
               堀田 孝博………………59


 


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書籍番号 81379
書  名 淡海文化財論叢 第14輯
シリーズ
データ A4 318頁
ISBN/ISSN
編 著 者 淡海文化財論叢刊行会編集
出 版 年 2022年10月 
出 版 者 淡海文化財論叢刊行会
価   格 6,930円(税込)

◆目 次◆

発刊の辞
目  次
        *  *  *
市川 秀之  村座再考
氏丸 隆弘  今後の文化財行政における市民との協働
太田 浩司  長浜八幡宮の歴史と古文書
細川 修平  歴史学と文化財保護―「歴史文化」の実態を
       求めて―
        *  *  *
中居 和志  桜内遺跡の集落構造
辻川 哲朗  東近江市・布施山城遺跡採集の埴輪について
宮﨑 雅充  南畑一号墳の赤色石材について―石室構築か
       らの検討―
金  宇大  滋賀県竜王町山面老々塚出土単鳳環頭大刀
       把頭の検討
宮崎 幹也  古代近江における六世紀の移住民集落・
徳網 克己  特殊な渡来系建物遺構について
大橋 信弥  物部氏と渡来人―「廣津」墨書土器をめぐっ
       て(下)―
山本 一博  近江湖東地方の聖徳太子伝承寺院について
相原 嘉之  近江京における都市住民の存在形態(覚書)
雨森 智美  律令期官衙関連遺跡の広がり―野尻・下鈎遺
       跡の調査―
近藤  広  十里遺跡出土の飛鳥時代の軛
林  昭男  古代における犬上川扇状地の耕地開発の基礎
       的整理
       ―犬上川右岸扇状地塚本遺跡の理解にむけて―
田中 勝弘  古代集落と地域開発(一五)
       ―近江高島地方の古代集落と土地所有の問題―
高梨 純次  長浜市高月町・春日神社の神像について
        ―異国風男神立像を中心に―
近藤 真愛  草津市黒土遺跡出土土師器皿一括資料群の検討
上垣 幸徳  近江における鎌倉期の宝篋印塔Ⅰ類
井上  優  近江国蒲生下郡長光寺の一切経について
        ―弘安四年書写「三弥底部論」の残巻を手懸
       かりに―
本田  洋  多賀新左衛門尉の系譜(一)―多賀経家の場合―
五十嵐 正也 三河国刈谷城主水野忠重と近江国野洲郡石田村
明日 一史  大清水城遺跡出土遺構の再検討
西中 久典  中世坂本の町について
        ―下阪本地区の近年の発掘調査より―
坂田 孝彦  安土城下町遺跡佐久間地区八次発掘調査の検討
藤岡 英礼  寺内集落における防御遺構の構築背景
畑中 英二  安土城の焼締擂鉢
山口 誠司  近江における桃山陶器の流人状況
        ―志野・黄瀬戸・唐津を中心に―
木戸 雅寿  「彦根城天守は大津城天守」を検証する
高橋 順之  花崗岩製石造物製作地曲谷における他の石材利用
近江石造物研究会 飯福寺石造物調査報告―長浜市木之本町古
         橋所在―
三尾 次郎  天守という視覚的象徴―彦根城下町のヴィスタ―
中川 敦之  【資料紹介】栗東市小平井 蛭子神社(信濃堂)伝
       来の鰐口について
杉江  進  近江国八幡町における「会所」の機能(中)
古川 与志継 近江天保一揆の関係史料について(13)
        ―野洲郡小南村の記録を中心に―
石田 雄士  史料からみた江戸時代後期の京極家の葬送と墓制
井並 悦子  宮川藩主・堀田正民の生涯と作品について
倉澤 佑佳  湖東焼窯場における操業の実態について
        ―植木鉢の検討を中心に―
小林  隆  明治二年に誕生した彦根藩―その歴史的意義―
小野  航  幕末維新期における興業の芽生えと挫折
        ―柏原村 邑治一郎の足跡から―
高橋 大樹  ある村の琵琶湖大洪水
        ―高島郡百瀬村知内光傳寺の明治二九年「日誌」
       から―
東  幸代  湖北地域における琵琶湖ヨシ(葭)の流通
       ―明治末から大正期の西川嘉右衛門家文書から―
細川 眞里子 お客さん、時間ですよ―琵琶湖博物館所蔵清定楼
       の民具―
行俊  勉  御上神社の遷祀祭―史料にみる年中行事の諸相―
加藤 秀雄  神を助けた俵藤太と猿丸太夫(一)
        ―「田原藤太竜宮入りの譚」における南方熊楠
       の視点―
北脇 あず美 滋賀県米原市甲津原の芸能とその変容
       ―明治末期から昭和初期を一つの転換点として―
佐野 正晴  長浜市余呉町文室A家のメオトガミサン
        ―明年頭行事の儀礼像の検討に向けて―
渡部 圭一  旧津田内湖の小糸網漁
田井中 洋介 沙沙貴神社境内の石造物についての覚書
西原 雄大  湖北の説話を考える④
用田 政晴  歴史教科書にみる原始・古代の記述と評価
        *  *  *
執筆者一覧
編集後記


【2022年11月30日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81240
書  名 古代東アジア都市の構造と変遷
シリーズ
データ A5 346頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218971
編 著 者 黄 暁芬編
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 同成社
価   格 8,580円(税込)

 【紹介】

中華帝国の中核都市と周縁都市双方の実態を最新の考古学
成果から解明し、その相互関係を探りながら東アジア文明
史観の再構築を図る。

 【目次】

第一部 中核都市の空間構造

第Ⅰ章 東アジア古代都市の空間構造とその変遷(黄暁芬)
第Ⅱ章 漢長安城における都市排水施設の調査と研究
                               (劉振東 /木下保明訳)
第Ⅲ章 手工業生産遺跡の発掘から観る漢長安城の経済空間
                               (徐龍国 /中村潤子訳)
第Ⅳ章 漢魏帝都洛陽の空間構造(銭国祥 /向井佑介訳)
第Ⅴ章 [菫β]城考古の新発見からみた北朝後期都城の空間
    秩序     (朱岩石・何利群・沈麗華 /向井佑介訳)
第Ⅵ章 南京六朝石頭城址遺跡の発掘調査と新見解
               (賀雲[皐羽]/木下保明訳)

第二部 周縁都市の空間構造

第Ⅶ章 発掘から甦った「交趾」都市の歴史空間(黄暁芬)
第Ⅷ章 交趾郡治・ルイロウ内城の変遷
                 (会下和宏・木下保明)
第Ⅸ章 漢代合浦城・港・墳墓群の研究
   ―海のシルクロードとの接点―(熊昭明/槙林啓介訳)
第Ⅹ章 古代揚州城の構造と変遷(汪勃 /中村潤子訳) 
第ⅩⅠ章 楽浪土城の遺構再考(谷豊信)
第ⅩⅡ章 東アジア都市史と紅河流域(妹尾達彦)


【2022年11月30日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81242
書  名 社会考古学講義
シリーズ
データ A5 400頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218957
編 著 者 溝口 孝司著
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 同成社
価   格 10,450円(税込)

 【紹介文】

考古学とは何か。考古学における「人」「モノ」とは何
なのか。コミュニケーションを基軸に考古資料と社会シ
ステムを考察。著者が目指す社会考古学の実践理論を体
系的に提示した、待望の一書。

序 章 本書の目的と内容

Ⅰ. 基礎論 

  第1章 考古学とは何か? 社会考古学とは何か? 
  第2章 コミュニケーション・システム概念を基軸と
      する社会考古学理論の構築
Ⅱ. 応用論 

  第3章 考古資料からコミュニケーション・システム
      の存在・作動を分析する
       ―きれいな土器とそうでもない土器―
  第4章 考古資料からコミュニケーション・システムの変
      化を分析する―「歩く」から「見つめる」へ―
  第5章 考古資料からコミュニケーション・システムの変
        化と組織システム・社会システムの変化を分析す
            る①―モコモコした土器からツルツルで絵が描か
            れた土器へ―
  第6章 考古資料からコミュニケーション・システムの変
        化と組織システム・社会システムの変化を分析す
            る②―世界が大きく複雑になるとき―
  第7章 考古資料から歴史を復元する
       ―土偶から神道へ―
  第8章 社会考古学を「生きる」


【2022年11月29日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81375
書  名 モンゴル考古学概説
シリーズ
データ A5 290頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219053
編 著 者 白石 典之著
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 同成社
価   格 7,700円(税込)

◆【紹介文】◆

人類登場から大帝国樹立まで、モンゴルの歴史を理化学的な
研究成果もまじえて詳細に解説。モンゴル考古学の到達点を
示す待望の一書。

 【目次】

序 章 モンゴル考古学へのいざない

第1章 人類拡散の回廊
 第1節 旧石器時代
 第2節 新石器時代

第2章 牧畜と騎乗のはじまり
 第1節 青銅器時代
 第2節 初期鉄器時代

第3章 最初の統一王朝
 第1節 匈奴時代
 第2節 鮮卑時代

第4章 トルコ系民族の興亡
 第1節 柔然時代
 第2節 突厥時代
 第3節 唐支配期

第5章 モンゴル民族の勃興
 第1節 阻卜・契丹時代
 第2節 モンゴル部族から大モンゴル国へ
 第3節 モンゴル帝国時代

終 章 モンゴル考古学のあゆみ


【2022年11月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81376
書  名 九州考古学 第97号
シリーズ
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 0387-7078
編 著 者 九州考古学編集幹事
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,750円(税込)

◆目次◆

論文
 6・7世紀の須恵器編年考       足達 悠紀    1
  ―北部九州を対象として― 
 福岡市博多遺跡群における中世のガラス生産
                   比佐陽一郎   27      
 台地立地型城館跡編年試論      吉本 正典   47
  ―九州南東部地域に分布する中世~近世初頭の城館跡
   を対象として―
 
研究ノート
 周防灘沿岸地域における鈴桶技法関連石器の流入とその
 背景―北九州市下吉田遺跡出土資料の再検討をかねて―  
                   小南 裕一   71

九州考古学会創立90周年記念事業の記録   
            九州考古学会事務局編集    83
令和4年度九州考古学会総会研究発表要旨       115
九州考古学会賞規程                 127
第15回九州考古学会賞・九州考古学会奨励賞について 
               九州考古学会事務局  128
令和3年度九州考古学会総会の概要          131
第14回九州考古学会・嶺南考古学会合同考古学大会の概要
                         132
『九州考古学』執筆要項              135
雑誌『九州考古学』における著作権の取り扱いについて136


【2022年11月18日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81356
書  名 令和4年度九州考古学会総会研究発表資料集
シリーズ (島根県立八雲立つ風土記の丘開所50周年特別展)
データ A4 122頁
ISBN/ISSN
編 著 者 九州考古学会編集
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,200円(税込)

 【目次】

コロナ禍における考古学教育と博物館
─────────────────
・新型コロナ禍の熊本大学考古学研究室における2021・2022年度
  発掘調査実習 熊本大学考古学研究室(責任者:久保田慎二)
・新型コロナ禍の沖縄国際大学考古学研究室における2022年度発
  掘調査実習
   沖縄国際大学考古学研究室(責任者:新里貴之・宮城弘樹)
・コロナ禍における博物館の情報発信とは? ~下関市立考古博物
  館の取り組み~            下関市立考古博物館(中山元智)
・市民ミュージアム 大野城心のふるさと館におけるコロナ禍の
  取り組み
      市民ミュージアム 大野城心のふるさと館(早瀬賢)
研究発表
────
・ゲノムからみた弥生時代人の多様性…………………………… 26
                   藤尾慎一郎・篠田謙一
・西新町遺跡出土の“板石硯”とされる資料について………… 36
          古澤義久・村田裕一・足立達朗・武末純一
・原遺跡1次調査の発掘調査成果 ………………………………… 45
                      熊埜御堂早和子
・古墳時代の大分…………………………………………………… 55
                          高橋徹
・律令国家形成期における須恵器生産体制:6世紀後半から8世紀
  初頭にかけての北部九州の諸窯跡群を対象に …………… 60
                         足達悠紀
・千々石ミゲル夫妻墓所の調査…………………………………… 69
                         田中裕介
・五島列島の潜伏キリシタン墓の調査の成果と課題…………… 77
              野村俊之・加藤久雄・美濃口雅朗
・小口径ボーリングに基づく三重津海軍所遺跡の調査………… 87
                     下山正一・中野充
・三重津海軍所跡のドライドックと運用方法の復元…………… 97
                     中野充・下山正一
・特殊な標柱―長崎要塞地帯標柱2例から―  …………………107
                          東貴之
ポスター発表
──────
・日本の柄鏡出現期におけるインドネシア柄鏡の影響…………119
                         高尾将矢
・石川県古墳時代終末期における岩出横穴墓出土人骨の古代ゲノ
    ム解析                      ……121
                     覚張隆史・岡崎健治


【2022年11月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81359
書  名 侵攻と抵抗―城郭に見る「天下統一」の様相―
シリーズ (令和4年度第9回九州城郭研究大会資料集)(北部九州中近世城郭研究会大会資料集第22集)
データ A4 126頁
ISBN/ISSN
編著者 北部九州中近世城郭研究会編集
出版年 2022年11月 
出版者 北部九州中近世城郭研究会
価 格 2,200円(税込)

           目  次

図版1~9
ご挨拶
目次

基調講演
岡寺 良  九州戦国・織豊期の陣城…………………………1

地域別報告
三重野誠  野中古城と豊臣氏の「付城」について ………12
白岩 修  高城合戦と周辺の関連史跡について …………17
鶴嶋俊彦  肥後国衆一揆の顛末と城 ………………………33
木村達夫  城井(宇都宮)氏と黒田氏の戦いについて ……59
浦井直幸  下毛郡における豊前一揆の様相 ………………69

紙上報告
小柳和宏  島津氏を迎え撃つ大友氏の城郭 ………………79
大島大輔  『西郷記』にみる西郷氏と龍造寺氏の戦い …87
岡寺良・藤野正人・若杦善満 
      陣城構築時の城郭改修―九州北部を事例に―
                            ………………95
新東晃一  薩摩の豊臣秀吉軍の陣城 ……………………111


【2022年11月11日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81343
書  名 氷河期の大石器工房 ピリカ遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 159)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2139-6
編 著 者 長沼孝 寺崎康史著
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

北海道南西部、アイヌ語で「美しい」の意味をあらわす
「ピリカ」の地に、かつて氷河期のヒトたちが営んだ広
大な石器工房があった。遺跡から出土するさまざまな石
器や日本最古級のアクセサリーといわれるビーズから、
この地に生きたヒトたちの遊動生活と石器製作の実態に
せまる。

 【目次】

第1章 「ピリカ」のドラマ
   1 ダム建設と遺跡の発見
   2 遺跡をとりまく環境
第2章 旧石器人のドラマを求めて
   1 大型石器と細石刃
   2 多数の焚き火跡
   3 石器のまとまりの意味
   4 どんな石器がみつかったか
   5 石器づくりを復元する
   6 ピリカ旧石器人の石器づくり
第3章 装身具の発見
   1 日本初の旧石器ビーズ
   2 ビーズと垂飾の特徴
   3 ビーズ類の年代
   4 北東アジアとの共通点
第4章 北海道とピリカ遺跡
   1 北海道南西部の旧石器遺跡
   2 ピリカ遺跡の位置づけ
   3 石材の種類と産地
   4 良質の石材を求めて
第5章 保存と活用
   1 石器をつくり、使う
   2 日本の旧石器を代表する遺跡へ
   3 遺跡の魅力を伝える
   4 ピリカ遺跡の将来


【2022年11月7日】 【品切】【ご注文承り中】


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書籍番号 81296
書  名 卑弥呼 共立
シリーズ (桜井市纒向学研究センター設立10周年記念 東京フォーラムⅨ「纒向学発信!」)
データ A4 本文40頁
ISBN/ISSN
編著者 桜井市纒向学研究センター編著
出版年 2022年10月 
出版者 奈良県桜井市
価 格

<基調講演>

寺沢薫(桜井市纒向学研究センター所長)
「「卑弥呼共立」事情」

<シンポシウム資料1〉

苅谷俊介(日本考古学協会会員・俳優)
「卑弥呼共立と男弟」

<シンポシウム資料2>

禰冝田佳男(大阪府立弥生文化博物館館長)
「弥生時代後期の畿内地域を考える」

<シンポシウム資料3>

渡邉義浩(早稲田大学常任理事・文学学術院教授)
「「共立」の資料」


    …………………………………………………………………………………………………………
【2022年11月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81342
書  名 Mie history vol.29
シリーズ
データ B5 86頁
ISBN/ISSN 1345-6784
編 著 者 三重歴史文化研究会
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 三重歴史文化研究会
価   格 880円(税込)

                     目 次

古墳出現期の伊勢湾西岸地域における鍛冶技術の変遷と
その背景         ………………樋口太地   1

志摩市大王町畔名の泊古墳出土と考えられる遺物の検討
              ………………三好元樹・熊﨑 司  21

墨書土器における漢字と仮名~斎宮跡における変遷と特
徴について~            ………………新名 強  29

伊勢地域における木材流通に関する考察…小原雄也  49

多気北畠氏遺跡出土金属加工関連遺物の再検討
           ………熊﨑 司・沓名貴彦  65

『桑名日記』からみる桑名における船の利用
          ………………………石神教親  75


    …………………………………………………………………………………………………………
【2022年11月4日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81301
書  名 古代国家形成過程論―理論・針路・考古学―
シリーズ
データ A5 564頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86369-698-3
編著者 岩永省三著
出版年 2022年10月 
出版者 すいれん舎
価 格 6,600円(税込)

 【紹介】

考古学者が実証的、理論的に解き明かす日本における階級社
会発生と国家の形成

 【目 次】

第1部 国家形成の理論的検討
  1章 階級社会形成に関する学説史的検討
  2章 日本における階級社会形成に関する学説史的検討
  3章 階級社会形成の理論的問題点
  4章 欧米における階級社会形成論

第2部 弥生時代社会の位置
  5章 階級社会への道への道
  6章 弥生時代における首長層の成長と墳丘墓の発達

第3部 古墳時代から古代へ
  7章 北部九州6・7世紀史研究の予備的検討
  8章 ミヤケの考古学的研究のための予備的検討
  9章 古墳時代親族構造と古代国家生成過程
  10章 古墳時代親族構造論と古代史研究

第4部 東アジアにおける国家形成の比較研究
  11章 国家形成の東アジアモデル
  12章 東夷社会の国家生成


    …………………………………………………………………………………………………………
【2022年10月25日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81283
書  名 鋳造遺跡研究資料 2022
シリーズ
データ B5 66頁
ISBN/ISSN
編 著 者 鋳造遺跡研究会編集
出 版 年 2022年10月 
出 版 者 鋳造遺跡研究会事務局
価   格 1,100円(税込)

         例  言

 本資料は、鋳造遺跡研究会の2022年10月16日開催の
研究発表会の報告に関する資料、最近の鋳造遺跡の研
究動向、および、2021年度研究発表会の討論記録を収
載したものである。鋳造遺跡研究会2022年では、とく
にテーマをもうけず、古代・中世・近世の鋳造遺跡、
鋳物生産に関する民俗例、鋳造関連の伝世および出土
遺物、鋳造技術の歴史などについて幅広く検討して課
題を解決し、さらに新たな研究課題を提出する。
 本資料の編集は、鋳造遺跡研究会事務局がおこなっ
たが、執筆いただいた方々、作成過現において、ご協
力をいただいた関係各位に深謝したい。

………………………………………………………………
                        頁
鋳造遺跡研究会 2022 研究発表
西川 寿勝
「癸未年銘鏡の白上同二百旱について」…………… 2
小田木 富慈美
「溶解炉の構造復元―首里城西のアザナ遺跡出土遺物
 から―」          …………………… 10
丸尾 弘介
「周防鋳銭司の銭貨生産」…………………………… 28
杉山 洋
「金峯山寺の大型青銅鋳物―梵鐘・燈籠・銅鳥居―」
           ……………………………… 42
岩元 亮祐、池田 善文
「長登銅山跡出土の古代の鍋鋳型について」……… 48
鋳造遺跡研究会2021 討論記録……………………… 57


    …………………………………………………………………………………………………………
【2022年10月25日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81282
書  名 川と道の織りなす河内の交通―大和川と船橋・国府遺跡―
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録85)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和4年度秋季企画展)
データ A4 94頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2022年10月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価 格 600円(税込)

≪開催趣旨≫

 大阪を代表する河川に淀川と大和川があり、水運や用水
などに利用されてきています。その一つである大和川は、
奈良盆地の河川と合流し、交通の難所である亀の瀬を通り、
石川と合流し、大阪平野を流下します。現在は江戸時代の
付け替えにより西の方向へ流れていきますが、それ以前は
複数の河川に分派しながら、北西へ流れていました。この
大和と河内をつなぐその流れの先には、土砂の堆積などに
より徐々に姿を変えた、河内湾、河内潟そして河内湖があ
り、そこは瀬戸内海の東の終着地でした。

 この大和川が、大阪平野に流れ始める石川との合流地点
には、船橋・国府遺跡があり、古くから遺跡の存在が知ら
れていました。この地は、河川を介した交流だけでなく、
陸上の道を利用した交流との結節点といえる地点です。そ
ういった地の利を活かした生活の痕跡が、各時代にわたっ
てみることができ、遺跡の性格について様々な見
解が示されてきています。

 今回の展示では、船橋・国府遺跡を中心に、これまでの
研究を踏まえつつ、大和川水系、中河内地域などの視点か
ら、各時代でこの地域がどのような移り変わりをみせるの
かを考えていきたいと思います。


 【2022年10月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81264
書  名 考古地域学を学ぶ―戸沢充則の考古学
シリーズ
データ 四六版 304頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2206-5
編 著 者 海戸塾(代表 勅使河原彰)編
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,530円(税込)

 【紹介文】
 
放射性炭素年代測定、炭素・窒素同位体分析、DNA
分析……個別・細分化した科学分析のもと、考古学は
何を目指すのか。考古学で歴史叙述する方法とその実
践を解説。

 【目次】
 
はじめに
Ⅰ 考古学研究
第1章 先土器時代研究         大竹憲昭
  1 戦後第一世代の考古ボーイ
  2 出発点―茶臼山遺跡と八島遺跡
  3 新たな石器群研究の方法の提案
         ―インダストリー論
  4 新たな石器群研究の実践――砂川遺跡
  5 研究の画期―月見野遺跡群
  6 遺跡群研究への視座
  7 先土器時代研究の体系―歴史叙述の試み
  8 先土器時代研究を現代社会へ
第2章 縄文時代研究          三上徹也
  1 青年戸沢の不満と志向
  2 土器型式編年研究の具体的実践
  3 土器の背景に歴史を描く
  4 集落・領域研究
  5 考古地域史論の提唱と実践
  6 戸沢縄文研究と現在
第3章 学際的研究           山科 哲
  1 考古学と学際的研究
  2 夏島貝塚の放射性炭素年代
  3 縄文中期農耕論
  4 矢出川遺跡の共同研究
Ⅱ 学問を育むもの
第4章 信州教育と戸沢充則       中島 透
  1 諏訪の歴史研究と教師たち
  2 戸沢と教師たち
  3 信州教育が戸沢に与えたもの
第5章 藤森栄一と戸沢充則       藤森英二
  1 藤森栄一について
  2 藤森と戸沢のつながり
  3 戸沢と藤森考古学
  4 社会にかかわる姿勢
  5 純粋性と反骨心
Ⅲ 社会への責任
第6章 遺跡は誰のためのものであるべきか井口直司
  1 開発と「緊急発掘調査」体制
  2 試み:小さな街の大きな発掘 多摩湖遺跡群
  3 課題:対立でない対話 東久留米市の保存活用
  4 希望:地元でヨイショ 陸平貝塚と動く博物館
       構想
  5 確信:糞が宝になった 鷹山遺跡
  6 日本考古学の役割と責任
第7章 考古学と社会          追川吉生
  1 考古学の原体験
  2 市民のための考古学
  3 平和のための考古学
第8章 旧石器ねつ造問題と戸沢充則  勅使河原彰
  1 「旧石器ねつ造」の報道
  2 前・中期旧石器問題調査研究特別委員会準備
    会の設置
  3 検証作業とその結果
  4 戸沢がはたした役割
  5 考古学を未来へつなぐ
執筆者一覧


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書籍番号 81260
書  名 古墳時代の葬制秩序と政治権力
シリーズ
データ B5 376頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-87259-765-3
編 著 者 上田 直弥著
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 大阪大学出版会
価   格 7,920円(税込)

 【紹介】

埋葬施設と儀礼の分析から複眼的な古墳時代像を復元
これまで古墳時代の政治史は、青銅鏡や鉄製甲冑など
の副葬品をもとに研究されてきた。本書では古墳時代
前半期の全国の竪穴式石室や粘土槨と呼ばれる埋葬施
設に焦点を当て、その構造から共通性・地域性を抽出
し、当時の有力階層がどのような政治ネットワークを
形成していたのかを復元する。また、古墳時代の開始
期から横穴式石室の出現期までの埋葬儀礼の変遷を考
察することで、日本の古墳の成立、盛行そして消
滅していくさまを浮き彫りにする。
国内史のみならず世界史のなかで、古墳時代がもつ歴
史的意義を考察するための重要な基礎作業の成果。広
範囲かつ長期間を対象とし、悉皆的な資料収集と精緻
な分析を行った意義も大きい。

 【目次】

序章 本書の目的と課題
 第1節 国家形成期における葬制研究の意義
 第2節 古墳時代葬送儀礼と埋葬施設構造
 第3節 本書の構成と内容
 第4節 用語と編年の問題

第1章 古墳時代竪穴系埋葬施設研究の現状
 第1節 竪穴式石室の研究史
 第2節 竪穴系埋葬施設研究の諸問題
 第3節 「棺槨論争」の推移とその今日的意義
 第4節 「槨」「室」名称問題が提起する課題

第2章 立面形態から見た畿内竪穴式石室の地域性
 第1節 研究略史とその課題
 第2節 横断面形態から見た竪穴式石室の地域性
 第3節 石棺の成立と竪穴式石室
 第4節 竪穴式石室の地域性とその意義

第3章 前期首長墓の系列展開と埋葬施設構造の変遷
 第1節 研究史と分析視座
 第2節 竪穴系埋葬施設基底部分類試案
 第3節 畿内小地域ごとの石室基底部構造変遷
 第4節 粘土槨の構造と竪穴式石室
 第5節 竪穴系埋葬施設構造の地域性とその意義

第4章 摂津前期古墳の葺石と内部構造
 第1節 古墳葺石の基礎的検討
 第2節 摂津前期古墳における葺石
 第3節 古墳の葺石と内部構造

第5章 竪穴式石室の広域普及と地域性
 第1節 竪穴式石室構築規範の全国的傾向
 第2節 山陰地域における竪穴式石室の構造
 第3節 山陽地域における竪穴式石室の構造
 第4節 竪穴式石室構築規範の多様性

第6章 畿内における粘土槨の展開過程とその画期
 第1節 研究史とその課題
 第2節 畿内における粘土槨構造
 第3節 粘土槨の展開過程
 第4節 粘土槨成立の歴史的意義

第7章 粘土槨の広域展開とその背景
 第1節 関東における前期古墳研究
 第2節 粘土槨の基礎的検討
 第3節 関東地域における粘土槨の構造
 第4節 埋葬施設と他要素の関係
 第5節 粘土槨広域展開の歴史的意義

第8章 竪穴系埋葬施設から見たヤマト政権の対地域
    戦略
 第1節 東海における前期古墳埋葬施設
 第2節 東海-関東境界域における埋葬施設構造
 第3節 竪穴式石室東限域における地域性
 第4節 埋葬施設構造とヤマト政権の地域戦略

第9章 「棺制」の変遷と葬制の変革
 第1節 猪名川流域における棺と外郭施設
 第2節 近畿有力中期古墳における棺と外郭施設
 第3節 初期群集墳における棺と外郭施設
 第4節 「棺制」変遷の画期とその意義

第10章 古墳時代の葬制秩序と政治権力
 第1節 埋葬儀礼の通時的変遷
 第2節 埋葬儀礼の空間的展開
 第3節 埋葬儀礼と葬制イデオロギー戦略の展開

終章 総括と展望
 第1節 竪穴系埋葬施設の展開過程
 第2節 古墳時代葬制研究の展望

おわりに/引用・参考文献/棺槨論争主要関係論文一覧
        /図表出典一覧/
あとがき/索引


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書籍番号 81222
書  名 兵庫県の古代遺跡 1 摂津・播磨
シリーズ
データ A5 454頁
ISBN/ISSN 978-4343009746
編 著 者 櫃本誠一 岸本一宏 大手前大学史学研究所
出 版 年 2021年7月 
出 版 者 神戸新聞総合出版センター
価   格 4,180円(税込)

 【内容簡介】

全国でも有数の遺跡数を誇る兵庫県。旧五国の様々な風土文化
をもつ兵庫県ならでは の特色ある古墳や出土品、近年発掘さ
れた話題の遺跡を全2巻で刊行。

第1巻は神戸・阪神間・姫路をはじめとする県南部の、約500に
及ぶ遺跡を一挙掲載。 カラー図版・遺跡地図も収録、考古フ
ァン・研究者待望の充実した内容。
保存された遺跡はもちろん、今も身近にありながら深く眠った
ままの墳墓や遺構が、 発掘に携わり考古学の実態を熟知した
担当者による執筆でよみがえります。



【2022年10月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81223
書  名 兵庫県の古代遺跡 2 但馬・丹波・淡路
シリーズ
データ A5 437頁
ISBN/ISSN 978-4343009753
編 著 者 櫃本誠一 岸本一宏 大手前大学史学研究所
出 版 年 2022年4月 
出 版 者 神戸新聞総合出版センター
価   格 4,180円(税込)

 【内容簡介】

全国でも有数の遺跡数を誇る兵庫県。旧五国の様々な風土文化を
もつ兵庫県ならでは の特色ある古墳や出土品、近年発掘された
話題の遺跡を全2巻で刊行。

第1巻と合わせて兵庫県の主な遺跡を網羅、古墳・遺跡事典とし
ても活用できます。 カラー図版・遺跡地図も収録、考古ファン・
研究者待望の充実した内容。
保存された遺跡はもちろん、今も身近にありながら深く眠ったま
まの墳墓や遺構が、 発掘に携わり考古学の実態を熟知した担当者
による執筆でよみがえります。

本書の特色
◎これまでの成果に新しく発掘された遺跡・遺物を加え、古墳・
 遺跡事典としても役立つ構成
◎代表的な遺跡・遺物が一目で分かるように巻頭カラー図版で
 紹介
◎見学のガイドに便利な遺跡分布地図、関連の博物館・資料館など
 の情報も掲載


【2022年10月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81245
書  名 伊都国王誕生
シリーズ (令和4年度伊都国歴史博物館秋季特別展 三雲南小路王墓発見200年記念)
データ A4 72頁
ISBN/ISSN
編著者 糸島市立伊都国歴史博物館編集
出版年 2022年10月 
出版者 伊都国歴史博物館
価 格 1,100円(税込)

 【紹介】
 
 今から約2000年前の伊都国王の墓・三雲南小路王墓。
令和4(2022)年は、この王墓が初めて発見された文政5(1822)
年から、200年目の節目です。
 この機会に、伊都国歴史博物館では特別展を開催し、糸島の
歴史を深く掘り下げ、北部九州における伊都国の重要性を改め
て見つめ直します。
 本展では、三雲南小路王墓からの出土品をはじめ、同時期に
造られた福岡平野の須玖岡本遺跡、飯塚市の立岩堀田遺跡、筑
前町周辺の東小田峰遺跡など、北部九州各地の「王墓」出土品
や、江戸時代の三雲南小路王墓発見時の記録などを中心に展示
します。
 『魏志倭人伝』に記された国々の中でも、ひときわ繁栄を極
めていた伊都国。その実像やこれまでの研究の歴史を出土品、
古記録などから紐解きます。(博物館HPより抜粋)
 
 【主な展示品】
◎三雲南小路王墓1・2号甕棺出土品(福岡県指定文化財)
 〇三雲南小路王墓(1号甕棺)出土重圏彩画鏡
 〇三雲南小路王墓(1号甕棺)出土 ガラス壁
 〇三雲南小路王墓(2号甕棺)出土 星雲文鏡
 〇三雲南小路王墓(2号甕棺)出土 ガラス製垂飾(左)、
                   硬玉勾玉(右)
 〇三雲南小路王墓(2号甕棺)出土 連弧文「日光」銘鏡
◎伝中国出土 彩画(文)鏡2点 注)期間中展示替えあり
◎立岩堀田遺跡出土品(重要文化財)
 〇立岩堀田遺跡10号甕棺出土 重圏「姚皎(ようこう)」
                  銘鏡(6号鏡)
 〇立岩堀田遺跡10号甕棺出土 連弧文「清白」銘鏡(8号鏡)
 〇立岩堀田遺跡10号甕棺出土 単圏「久不相見」銘鏡(10号
  鏡)
◎東小田峯遺跡10号甕棺墓出土品 一括(重要文化財)
 〇鉄戈、鉄剣、ガラス壁再加工品、鉄鑷子(てつしょうし)、
  連弧文日
  光鏡、連弧文清白鏡
◎青柳種信関係資料
 〇青柳種信肖像


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書籍番号 81239
書  名 古代文化 第74巻 第2号(629号)
シリーズ
データ B5 156頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

 【目次】

福永 善隆:前漢後半期における官僚機構の構造の展開
     ―尚書の展開と三公制の形成を中心として―
野口  優:漢代における矯制と璽書偽造
    ………………………………………………………
     特輯 弥生系高地性集落の再考論(上)
森岡 秀人:特輯「弥生系高地性集落の再考論(上)」に寄せて
信里 芳紀:備讃瀬戸における高地性集落とその背景
河合  忍:中部瀬戸内の高地性集落
      ―土器編年からの再考(岡山県域)―
三好  玄:大阪湾岸の高地性集落―集団組成と集団関係―
中塚  武:樹木年輪酸素同位体比の周期性からみた
     「高地性集落」の背景
若林 邦彦:大阪平野における弥生時代以後の集落移動頻度の
     検証―弥生高地性集落理解の前提として―
石丸恵利子:貝塚・貝層の高所形成をめぐる生活集団の性格
宇佐美智之:GIS眺望分析を用いた高位置集落における
      眺望域の評価―中部瀬戸内地域を事例として―
    ………………………………………………………
山本 正昭:グスクをめぐる解釈と到達点についての提要
      ―グスク論の現在地―
戸塚 洋輔:滋賀県彦根市稲部遺跡出土帯状漆塗繊維製品の発見
      と課題
佃  美香:「小右記」註釈(29)
      ―長和4年6月4日・5日・7日条―
伊藤 雅文:〈私の古代学〉(27)北陸の古墳研究と地域考古学研究
森岡 秀人:〈高松塚古墳発掘50周年〉(3)極彩色壁画検出の顛末
      ―1972年3月21日正午とその前後―
近藤 好和:〈「江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉(6)
      大嘗会(一)
田川  憲・氏家 敏之:加茂宮ノ前遺跡の調査成果
 劉  揚:大澤正昭著「妻と娘の唐宋時代 史料に語らせよう」


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書籍番号 81232
書  名 出雲・石見・隠岐の古墳文化
シリーズ (島根県立八雲立つ風土記の丘開所50周年特別展)
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 978-4-86456-436-6
編 著 者 島根県立八雲立つ風土記の丘編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 島根県立八雲立つ風土記の丘
価   格 1,650円(税込)

◆概 要◆

近年、出雲各地でおこなわれた古墳時代の祭祀や玉作りの
実態が明らかになりつつあります。
石見では益田市域を中心に重要な古墳の調査、研究が盛ん
に進められているほか、全国的にみてもめずらしい金属製
品や土器が奥出雲や邑南地域で出土しています。
隠岐の島町では、古墳時代後期から奈良時代の首長が代々
埋葬された大座西2号墳が注目されます。
本特別展では、なじみ深い出雲の資料を近年の研究成果を
踏まえながら見なおすほか、これまで展示されることが少
なかった石見や隠岐の重要な資料にも光をあて、島根の
古墳時代史をより広い視野で描きます。
(特別展告知チラシより)


◆目 次◆

第1章 古墳を飾る

  埴輪、須恵器筒形器台、壺棺
  前方後円墳のジオラマなど

第2章 戦う、装う

  刀剣、甲冑、鏃、装身具、馬具、鏡など

第3章 祈りと供宴

 祭祀遺物、銅鋺、須恵器など


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書籍番号 81233
書  名 文化財写真研究 VOL.12
シリーズ
データ A4 本文74頁
ISBN/ISSN
編 著 者 文化財写真技術研究会編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 文化財写真技術研究会
価   格 4,950円(税込)

 【目次】

・巻頭言
  埋文写真は考古学の構成要素       朱岩石 02
  考古与文物摂影是考古学的組成部分    朱岩石 04
・記念講演
  特別展「邂逅する写真たち─モンゴルの 100年前
  と今」を語る             島村一平 06
・特集 メモ写真を究める
  メモ写真を究める(趣旨説明)      栗山雅夫 20
  埋蔵文化財行政のメモ写真事情     長原 亘 23
  考古学の調査研究とメモ写真                
    ―瓦研究の事例から―       道上祥武 30
  スマホやタブレットを利用したメモ写真の使い方
                     石松 直 34
  文化財の防災・減災とメモ写真    長谷部善一 38
・基礎講座
  普及型無影撮影台での俯瞰撮影     中村一郎 42
・LETTER BOX
  第11回文化財写真技術(オンライン)
  研究集会参加記            上垣幸徳 47
・NEW HORIZON
  シリーズ 発掘調査報告書 私の工夫
  そこそこカメラマン奮戦記       富樫孝志 48
・会長の眼 PHOTO ESSAY
  再び「モノづくりニッポン」の看板を!  井上直夫 54
・TEST REPORT
  可変波長光源の取り扱いについて
   ―照射熱の文化財への検証―     北田仁司 58
・GALLERY
  FOOTWORK                    62


【2022年9月22日】 【品切れ】


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書籍番号 81226
書  名 ここまで判った布留遺跡―物部氏以前とその後― 発表資料集
シリーズ (天理市観光協会設立65周年記念事業)
データ A4 212頁
ISBN/ISSN
編著者
出版年 2022年9月 
出版者 天理市観光協会
価 格

 【趣 旨】
 
 石上神宮から天理市の市街中心部にかけて広がる布留遺跡は、
旧石器時代から現代にわたる人々の歴史が刻まれています。
 特に古墳時代は物部氏の活動拠点として著名ですが、令和2
年に歴史的景観の復元と題して共同研究を行い、概要や基本的
内容をまとめました。その後、さらに多くの研究者が集い、出
土資料の検討や分析を行いました。その結果、古墳時代の様相
のほか、縄文時代や奈良時代における布留遺跡の重要性など、
数多くの新知見が得られました。
 今般、天理市観光協会の全面的なご支援をいただくことがで
きましたので、成果の一端についてご報告いたします。

【報 告】
       
布留遺跡の概要                 池田保信
布留川扇状地縄文遺跡群の動態          岡田憲一
布留遺跡から出土した縄文土器胎土の時期的変遷  河本純一
布留遺跡に集まった人びと―外来系土器から見た地域間交流―
                                                山本 亮
石上神宮禁足地出土刀剣と布留遺跡の鍛冶
 ―金属学的調査成果などから迫る―       真鍋成史
杣之内古墳群の復元             小田木治太郎
古墳からみた布留遺跡の集団間関係―須川1号墳出土埴輪の
  紹介―                   和田一之輔
布留遺跡出土の玉類と玉生産           大賀克彦
鹿角と木―刀剣装具の材質転換とその意義―    岩井顕彦
塚穴山古墳出土工具の検討―魚々子鏨の可能性について―  
                                                橋本英将
布留遺跡における「板石硯」の認識とその意義    久住猛雄
布留遺跡出土の須恵器について         中久保辰夫
布留遺跡における製塩土器と塩利用        岩﨑郁実
布留遺跡の鉄器生産の様相―鍛冶関連遺物の分析を中心として
  ―                                      繰納民之
布留遺跡の移動式カマド             中野 咲
ウマ遺存体からみた布留遺跡における馬利用    丸山真史
布留遺跡出土木質遺物にもとづく木材利用     鶴来航介
布留遺跡における樹皮利用と木器製作について   浦 蓉子
古代布留遺跡と古代宮都の出土土器―関連性の追及と理解― 
                        三好美穂
布留遺跡周辺中世開始期の墓制          佐藤亜聖
 -杣之内古墳群(須川)地区火葬墓出土の石造塔婆
  とその地域性-                            ・上井佐妃
【誌上報告】
布留遺跡における砥石の消費形態―生産域出土品を対象として
  ―                                      森 貴教
布留遺跡出土刀剣装具研究の余波         齊藤大輔
大和・布留遺跡と高地性集落の問題
 ―豐田山遺跡と別所裏山遺跡の立地と消長を中心に(断章)
 ―                      森岡秀人


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書籍番号 81228
書  名 玉石の美―人びとを魅了した石の工芸―
シリーズ (開館40周年記念 特別展図録)
データ A4 115頁
ISBN/ISSN
編 著 者 和泉市久保惣記念美術館
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 和泉市久保惣記念美術館
価   格 3,080円(税込)

 【紹介文】

 玉(ぎょく)は翡翠等の貴石で作られた作品をさす中国美術
の一分野で、絵画や陶磁器などに比べ日本では知名度は低い
ですが、中国美術では欠かすことのできない重要な工芸分野
です。淡く光を通し艶やかな光沢をもつ天然の石の美しさを
生かし、磨きや彫りの巧みな技術から作り上げられた、古代
から近世の装飾具、祭祀器、飲食器等の作品をご覧いただき
ます。また、あわせて古墳時代の勾玉に代表される日本の貴
石の作品も出陳し、日本、中国で貴ばれてきた美しい石の魅
力に親しんでいただく機会といたします。

 当館には国内では希少な中国玉器コレクションが所蔵され
ており、これらの作品とともに国内の美術館施設等の所蔵品
を出陳いただき、開館40周年記念特別展として開催いたしま
す。


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書籍番号 81227
書  名 新版 概説 中世の土器・陶磁器
シリーズ
データ A4 本文426頁 巻頭図版8頁
ISBN/ISSN 978-4-921129-32-3
編 著 者 日本中世土器研究会編
出 版 年 2022年8月 
出 版 者
価   格 5,500円(税込)

 【紹介文】
 
 日本中世土器研究会は1979年の創立以来、「列島各地の
土器・陶磁器について研究の現状を紹介し、中世社会を
理解するうえでの共通認識を得ること」(旧版「はじめに」
より)を目的として活動を続けてきた。1995年には全国の
仲間に呼びかけ、これからの研究の礎として『概説中世の
土器・陶磁器』を刊行した。それから四半世紀が過ぎ、飛
躍的に進んだ研究の現状を整理し、また新たな研究へのみ
ちしるべとして、このたび全国で活躍する気鋭の研究者た
ちが全面的に書き下ろした『新版概説中世の土器・陶磁器』
を刊行した。
 
 【目 次】

緒 言
序論:中世社会と土器・陶磁器 …………………橋本久和

第1部 地域論
 第1章 北海道……………………………………石井淳平
 第2章 東北…………………………及川真紀・髙桑 登
 第3章 関東…………………………秋本太郎・池谷初恵
 第4章 中部………………………市川隆之・佐々木 満
 第5章 北陸………………………………………阿部 来
 第6章 東海………………………………………鈴木正貴
 第7章 近畿……………中井淳史・佐藤亜聖・新田和央
 第8章 山陽……………鈴木康之・北島大輔・草原孝典
 第9章 山陰
          ……中森 祥・西尾克己・廣江耕史・守岡正司
 第10章 四国
          ……池澤俊幸・島田豊彰・首藤久士・長井博志
 第11章 九州……………柴田 亮・上床真・横手伸太郎
 第12章 琉球列島……………………瀬戸哲也・新里亮人
第2部 土器陶磁器各論
 第1章 土師器……………………………………中井淳史
 第2章 畿内産瓦器椀……………………………佐藤亜聖
 第3章 山茶碗……………………………………山本智子
 第4章 東播系須恵器……………………………佐藤亜聖
 第5章 中世陶器
   第1節 東海諸窯 ……………………………中野晴久
   第2節 備前 …………………………………重根弘和
   第3節 越前 ………………………………木村孝一郎
   第4節 東北諸窯 ……………………………小山美紀
   第5節 信楽 …………………………………畑中英二
   第6節 丹波 ………………………………長谷川 眞
 第6章 瓦質土器…………………………………新田和央
 第7章 貿易陶磁鞏
   第1節 中世前期の貿易陶磁器 ……………山本信夫
   第2節 中世後期の貿易陶磁器 ……………續伸一郎
第3部 特  論
 第1章 中世土器の成立…………………………橋本久和
 第2章 中世土器・陶磁器研究の方法と展望…中井淳史
 第3章 土器・陶磁器の流通……………………藤本史子
 第4章 国産陶器の技術展開……………………中野晴久
 第5章 中世土器・陶磁器研究と胎土分析……白石 純


【2022年9月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81229
書  名 ならび建つ国分僧寺・尼寺 上総国分寺
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 158)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2138-9
編 著 者 須田 勉著
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 株式会社 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】
 
千葉県市原市の東京湾を望む高台にならび建つ国分僧寺と
国分尼寺。奈良時代に建立された広大な国分寺の全貌と
変遷がはじめて明らかになった。塔・金堂・講堂などの
伽藍とともに講師院・大衆院・賤院や造寺所・造仏所など
寺院を構成する諸施設が判明した貴重な遺跡を解説。

 【目次】

第1章 総国から上総国へ
   1 大国、上総国
   2 古墳時代の「総国」

第2章 天平の国家構想 国分寺建立
   1 国分寺造営の経緯
   2 「国分寺建立の詔」と「盧舎那仏造立の詔」
   3 国分寺政策を考古学から考える

第3章 上総国分僧寺の造営
   1 広大な寺院の発掘調査
   2 最初の造営 上総国分寺A期
   3 瓦葺き建物へ 上総国分僧寺B期
   4 B期の造寺所と国師院・講師院
   5 はじめて全貌が判明した大衆院
   6 寺院地と寺院地外に置かれた運営施設
   7 B期僧寺造営の中心人物を推理する
   8 国分寺の瓦生産
   9 国分僧寺の山林寺院 小食土廃寺

第4章 上総国分尼寺の全貌
   1 A期上総国分尼寺
   2 B期国分尼寺の寺院地と伽藍地
   3 造寺所の出先機関と瓦窯
   4 国分尼寺の出土瓦
   5 道鏡政権と国分尼寺の造営

第5章 国分寺研究の最前線


【2022年9月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81224
書  名 貿易陶磁研究 第42号
シリーズ
データ A4 134頁
ISBN/ISSN 0286-343X
編 著 者 日本貿易陶磁研究会編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 日本貿易陶磁研究会
価   格 3,850円(税込)

【報告】

博多遺跡群第221次調査出土の貿易陶磁器について
             ………………岩 熊 拓 人
神奈川県伊勢原市大山山麓に広がる中世前期の荘園遺跡
                ………山 口 正 紀
日本海流通と越前若狭の貿易陶磁
      …………………………………阿 部   来
菊池氏関連遺跡「隈府土井ノ外遺跡」の貿易陶磁器
              ……………中 山   圭
江戸遺跡出土貿易陶磁器の数量分析―需要の検証― 
               …………堀 内 秀 樹
【資料紹介】

薩摩川内市大園遺跡出土の青磁碗・皿
        ……………………………上 床   真
15世紀の白磁皿覚書  ………………………水 澤 幸 一
湯築城跡出土 龍泉窯模倣の青瓷鎬蓮弁文碗
           ……………………柴 田 圭 子
島根県益田市・染羽天石勝神社所蔵の華南三彩系牡丹文壺
                 ……佐 伯 昌 俊
                    村上    勇
山形県鶴岡市の白磁観音像2体 ……………山 口 博 之

【翻訳】

新安沈船引揚げ陶磁器に見る元朝と鎌倉時代の喫茶文化の
変遷-新安沈船から引揚げられた黒釉瓷と関係資料を中心
に―      ………………郭 学 雷/内田昌太朗 訳
英文概要
彙報
執筆要項
海外研究者へ


【2022年9月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81225
書  名 目の眼 10月号(2022)
シリーズ 特集「美と祈りの誕生 古代日本と東アジアの玉」 大勾玉展 玉石の美展
データ B5 150頁
ISBN/ISSN 0386-1481
編著者 株式会社 目の眼
出版年 2022年9月15日 
出版者 株式会社 目の眼
価 格 1,320円(税込)

目次
古代より、日本、中国をはじめとする東アジアには玉石を尊ぶ
文化がありました。古代日本の大珠や勾玉は古くから古美術と
して珍重され、近年も高い人気を集めています。
中国では呪術的な形や文様を施したさまざまな力強い玉が作ら
れていました。国内の美術館博物館、個人コレクション、古美術店の
所蔵品の中から、人々が求めた神秘の力を感じる多彩な古代の
玉をご紹介します。

◇特集「美と祈りの誕生 古代日本と東アジアの玉」
   子持勾玉=生み出す力=愛/森万里子
   大勾玉展 日本列島を席巻したかたち
        大田区立郷土博物館/斎藤あや
   日本各地にひろがる玉ロード/瀧音 大
   縄文 -JOMON-展 山梨県立美術館
   中国、朝鮮半島 新石器時代の玉器/
            松浦宥一郎/中山清隆
   玉の遺跡をたずねて
   特別展「玉石の美」 由緒ある中国玉器コレクション 
        和泉市久保惣記念美術館/橋詰文之
   黒川古文化研究所
   天理参考館
   古美術店細見
   繭山龍泉堂/日下尚雅堂/去来


【2022年9月2日】 【品切】


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書籍番号 81193
書  名 企画展 人とモノが行き交う中世・堺-流通の考古学-
シリーズ
データ A4 71頁
ISBN/ISSN
編著者 堺市博物館編集
出版年 2022年7月 
出版者 堺市博物館
価 格 1,650円(税込)

 【内容簡介】

堺環濠都市遺跡は中世日本を代表する国際貿易都市といわれます。
遣明船に代表される国際交易の発着港であったことが都市発達の
理由ですが、堺が国際貿易港となったそもそもの背景については、
意外に知られていません。
 本企画展では、中世の流通の実態と堺が都市として発達してい
く状況について、14~16世紀半ばの考古資料を中心に検討します。
堺の発展段階を推定できる資料や、地域間交流の中での堺の位置
づけができる資料などを展示し、従来クローズアップされてきた
国際貿易や茶の湯文化などと異なった側面から中世都市・堺の発
展過程を紹介します。
─────────────────────────────
目次
ごあいさつ
中世堺年表…………………………………………………………  4
第1章 堺環濠都市と日明貿易…………………………………  5
    【コラム】沈没船に積まれた不良品の青磁………… 17
第2章 堺発展前夜……………………………………………… 18
    【コラム】器が動く=人が動く……………………… 30
    【コラム】木簡が語る中世人の生活や想い………… 31
第2章 堺の台頭………………………………………………… 32
    【コラム】中世・堺を行き交った人びと…………… 41
特別論考
   1「中世土器・陶磁器から何がわかるか」 …中井淳史 44
   2「中世前期の流通」 …………………………藤本史子 50
   3「土器から見た中世後期の大阪湾流通」 …佐藤亜聖 54
   4「琉球王国と堺」 ……………………………續伸一郎 58
   5「淀川・木津川考古学散歩」 ………………河上誓作 64
展示品目録………………………………………………………… 68
図版・表目録……………………………………………………… 69
主要参考文献……………………………………………………… 70


【2022年8月22日】 【品切】


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書籍番号 81161
書  名 韓日の武器・武具・馬具―最新発掘調査資料で見た交流―
シリーズ (第14回嶺南・九州合同考古學大會)
データ A4 498頁
ISBN/ISSN
編著者 九州考古学会・嶺南考古学会編輯
出版年 2022年8月 
出版者 九州考古学会・嶺南考古学会
価 格 3,300円(税込)

                      目 次
──────────────────────────────
主題発表
──────────────────────────────
3~6世紀東アジア国家の武器体系から見た韓半島    禹炳喆
南部地域出土の倭系武器の認識         (嶺南文化財研究院) 13P
──────────────────────────────
古墳時代日本列島における東アジア刀剣文化の受容と内 齊藤大輔
製化の諸段階        (島根県立八雲立つ風土記の丘) 75P
──────────────────────────────
古代韓日甲冑の理解と課題                 金赫中
                    (国立金海博物館) 113P
──────────────────────────────
九州における小札甲の構造と分布           松崎友理
                 (幅岡市文化財活用課) 153P
──────────────────────────────
金官加耶馬具の展開様相                沈載龍
  ―金海・釜山地域を中心に―    (金海市)          191P
──────────────────────────────
九州における古墳時代中期の馬飼集落・墓       神啓崇
                 (福岡市埋蔵文化財課) 239P
──────────────────────────────
自由発表
──────────────────────────────
新石器時代早・前期東海岸中部地域の古環境と     黄喆周
土器文化変動            (三韓文化財研究院) 275P
──────────────────────────────
古賀市船原古墳1号土坑出土の玉虫装飾馬具について   西幸子
                  (古賀市教育委員会) 303P
──────────────────────────────
韓半島青銅器時代における支石墓上石の機能と意味    尹昊弼
                  (尚州博物館)    329P
──────────────────────────────
壱岐島の須恵器と地域間交流             太田智
                   (宗像市世界遺産課)361P
──────────────────────────────
阿羅加耶の高塚体系と特徴              崔景圭
                 (東亞細亞文化財研究院)379P
──────────────────────────────
鋳銅鈴付馬具編年の再検討              桃﨑祐輔
                  (福岡大学考古学研究会)419P
──────────────────────────────
ポスター発表
──────────────────────────────
大邱検丹洞遺跡―初期鉄器~原三国時代          金京煥
    木炭窯を中心に―             (嶺南文化財研究院) 467P
──────────────────────────────
伽耶交易港管理集団の墓 昌原県洞古墳群:巨済-馬山3 黄喆周
      国道建設工事区間内遺跡    (三韓文化財研究院)475P
──────────────────────────────
慶山所月里遺蹟                   金相賢
 ―人面装飾文土器と木簡-       (花郎文化財研究院) 487P
──────────────────────────────

※目次画像は以下のURLよりご覧いただけます(正式ハングル題目など)
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/81161/81161.pdf


【2022年8月18日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81158
書  名 観光と考古学 第2号 Vol.2
シリーズ (観光考古学会機関誌)
データ A4 64頁
ISBN/ISSN 2435-7650
編 著 者 観光考古学会編集
出 版 年 2021年6月 
出 版 者 観光考古学会
価   格 1,100円(税込)

 【目 次】    
 巻頭言 コロナ禍と考古学            坂詰秀一    3
────────────────────────────────
 特集  コロナ禍における「観光と考古学」-文化の担う役割とは-
     コロナ禍における文化財行政の取り組み    鍋島 豊    4
     コロナ禍における観光行政の取り組み    飛田 章  6
     北海道における縄文文化の活用と展望   阿部千春  8
     世界遺産 百舌鳥・古市古墳群のコロナ禍における取り組み
                         十河良和  12
     太宰府における日本遺産の取り組み   中島恒次郎  15
     飛騨市「石棒クラブ」のオンライン活動  三好清超  18
────────────────────────────────
 報告  観光考古学セミナーVol.Ⅰ「地域の文化遺産を活かした観光」
                           谷口 榮  22
                          村上佳代
────────────────────────────────
 速報 「日本考古学発祥の地」記念碑除幕式参加報告 橋本眞紀夫 28
────────────────────────────────
 武蔵国府の世界-国府・国分寺を歩く
   -シンポジウムの開催について          長谷川 渉  29
     武蔵国府・国分寺めぐりルート            30
────────────────────────────────
 コラム 府中市における文化遺産とその活用     英 太郎  32
     史跡武蔵国分寺跡の整備と活用       中道 誠  34
 寄稿  都内初の日本遺産認定-霊気満山 高尾山 
          コロナ禍における日本遺産の活用      草間亜樹 36
     ふるさと〇〇博物館 ~掘り起こし・育み・伝えるしかけ~
                          保阪太一 40
 シリーズ「観光白書」を読むⅠ-外国人は何を求めて訪日するのか-
                           谷口 榮 45
────────────────────────────────
 アンケート 大学教育における観光と考古学に関する実態調査(1)
                                         赤堀有美子 49
────────────────────────────────
 文献紹介『富士山世界遺産登録へのみちのり
            -明日の保全管理を考える』       中山誠二 50
────────────────────────────────
 速報  小松原遺跡第4次調査-東山道駅路の確認-  上野修一 52
 事例  ケーススタディ              水山昭宏 54
 会員の声 高校部活の遺跡訪問遍歴         山岸良二 56
     withコロナにおける文化財のプロモーション  両角 章 57
 観光考古学会への期待と要望            山中鹿次  58
 文化財の活用に新たなモデルを検討          中村 萌 58
 日本をもっと知りたがっている世界中の人たちへ、
  私たちが目指すべきこと                             山口 寛  59
 文化財事業に関する弊社の取り組み          濱出 正 60
 SNSや発掘体験等のイベントを通じて埋蔵文化財の広報普及活動
                          永井孝昌 61
────────────────────────────────
 事業報告 観光考古学会会則 役員 入会案内         62
 編集後記                     河合英夫 64


【2022年8月12日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81159
書  名 たたらの実像をさぐる 山陰の製鉄遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 157)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2137-2
編 著 者 角田徳幸著
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

日本の鉄は、明治時代初期まで九割以上が中国地方で生産
されていた。神秘的な鉄づくり、日本刀の材料となる玉鋼
づくりという、たたらの画一的なイメージを超えるそ
の実像を発掘調査と操業当時の記録から明らかにしていく。


 【目次】

第1章 金属学者たたらを歩く
  1 鉄の大生産地・中国地方
  2 金属学者・俵國一のたたら調査
  3 たたらを発掘する
  コラム 鉄とたたらの基礎知識

第2章 砂鉄の採取──砥波上鉄穴
  1 たたらで使われた砂鉄
  2 鉄穴流しを発掘する

第3章 中国山地のたたら──都合山鈩・砥波鈩
  1 よみがえるたたらの姿
  2 高殿を発掘する
  3 記録された砥波鈩の鉄生産
  4 砥波鈩を発掘する
  5 大鍛冶場を発掘する

第4章 山陰沿岸部のたたら──価谷鈩
  1 江の川下流域のたたら
  2 記録された価谷鈩の鉄生産
  3 価谷鈩を発掘する

第5章 たたらの実像
  1 たたらでつくられた鉄
  2 たたらの多様な〝顔〟

第6章 たたらを活かした地域づくり
  1 都合山鈩の保存と活用
  2 たたらを活かした地域づくりのこれから


【2022年8月10日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81157
書  名 古代九州と東アジア・拾遺篇
シリーズ
データ B5 376頁
ISBN/ISSN
編 著 者 小田富士雄著
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 九州古文化研究会
価   格 3,080円(税込)

『古代九州と東アジア・拾遺篇』
 【総目次】
序―著作集拾遺篇の発刊にあたって―
第1章 弥生・古墳時代の宇佐
 1 古代宇佐と畿内文化(講演録)
 2 弥生時代宇佐の稲作と自然(講演録)
 3 宇佐市発見小銅鐸の性格
第2章 壱岐島・原の辻遺跡の整備
 1 原の辻遺跡の慨要
 2 原の辻遺跡保存整備委員会の設置
 3 遺構復元部会の作業を終えて
第3章 弥生から古墳へ―北部九州の墓制
第4章 弥生から古墳文化へ
    ―日向の発生期の古墳をめぐって―(講演録)
第5章 邪馬台国時代の九州
第6章 九州邪馬台国説をめぐって
第7章 北九州からみた出雲
第8章 発掘が語る九州の古墳時代
 1 古墳の出現
 2 マツリの諸相
 3 横穴式石室の導人
 4 須恵器の伝来と生産
 5 石人石馬と磐井の乱
 6 古墳壁画の流行
 7 隼人の世界
第9章 福岡県考古遺跡の分布と特徴-古墳時代・古代総論
第10章 5~6世紀の日韓と国際社会(概要)
第11章 行橋市石並前方後円墳
第12章 終末期古墳とその前後-後期古墳から火葬墓へ
 1 古墳時代の時期区分
 2 九州型古墳の形成と東伝
 3 壁画古墳の盛行と特色
 4 終末期古墳の諸相
 5 火葬墓の出現と系譜
───────────────────────────
〔陶質土器・須恵器の研究〕………第13~16章
第13章 古墳時代九州陶質土器・須恵器
総説・九州地方の古墳時代の土器
 1 陶質土器
 2 5世紀の須恵器・
 3 6世紀前半の須恵器
 4 6世紀後半の須恵器
 5 7世紀初頭の須恵器
第14章 須恵器の源流-九州地方(講演録)
 付 討論:初期須恵器研究の諸問題
 1 朝鮮半島の状況・
 2 小隈窯をめぐる問題
第15章 九州地域の須恵器と陶質土器(講演録)
 付 シンポジウム:海峡を越えて伝わったやきもの文化
第16章 須恵器のひろがりと編年
───────────────────────────
〔装飾古墳の研究〕………第17~21章
─────────────────
第17章 九州における装飾古墳研究の動向(1966年)
第18章 中間市瀬戸14号装飾横穴・
第19章 飯塚市山王山古墳の円文系装飾
 1 石室構造と壁画
 2 円文系装飾と敲打技法
第20章 別府市鬼ノ岩屋古墳群の検討
 1 横穴式石室の石積技法
 2 横穴式石室の装飾壁画
第21章 九州の装飾横穴とその系譜
    ―土器田装飾横穴の位置づけ―(1981年講演抄録)
───────────────────────────
第22章 神籠石と朝鮮式山城(2001年講演録)
第23章 西海道の古瓦-国分寺の出現まで
第24章 北部九州の朝鮮系古瓦[土專]
第25章 九州における経塚・経筒研究-研究史と課題
第26章 修験道関係の遺跡・遺物
第27章 森貞次郎『東アジア的考古世界・九州』解題
第28章 大宰府史跡調査の回顧と将来
第29章 大宰府発掘50年の成果(2018年講演資料)
第30章 鴻櫨館跡拾遺
第31章 大宰府史跡国指定100周年私観
終章  「夢掘りびと」拾遺
初出一覧
参考資料1 『遺跡調査関係歴の概要』付・鏡山猛先生弔辞
        2 大宰府発掘開始40周年記念講演資料
真野和夫 小田富士雄先生の考古学と私
右島和夫 小田富士雄先生の考古学研究と九州
あとがき


【2022年8月10日】 【残部少】【ご注文承り中】


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書籍番号 81149
書  名 集落と古墳の動態 Ⅲ―古墳時代中期末~古墳時代後期―
シリーズ (第23回  九州前方後円墳研究会福岡大会発表資料集)
データ A4 467頁
ISBN/ISSN
編著者 九州前方後円墳研究会福岡大会実行委員会編集
出版年 2022年9月 
出版者
価 格 4,400円(税込)

                目 次
【研究発表】
  上田 龍児(大野城市)
    「集落・墳墓の動態からみた古墳時代後期の博多湾沿岸
     地域」                 …………1
  小嶋 篤 (九州歴史資料館)
    「遠賀川流域の古墳と集落 ―造墓秩序と生活圏―」
                         ……… 65
  宇野 愼敏(行橋市歴史資料館・九州前方後円墳研究会代表幹事)
    「豊前北部における古墳時代後期の集落と古墳」……119
  土井 翔平(佐賀県文化課文化財保護室)
  塩見 恭平(佐賀県文化課文化財保護室)
    「佐賀平野における古墳時代後期の集落と古墳の動向」
                      ……………………131
  野澤 哲朗(諫早市経済交流部文化振興課)
    「長崎県域の集落と古墳の動態 ―古墳時代後期―」
                         ………155
  林田 和人(熊本市文化市民局)
    「熊本県地域における古墳時代後期の集落概観」……180
  長 直信 (文化庁文化財第二課)
    「豊後における中期末から後期の集落と墳墓
     ―大分平野の様相を中心に―」        ……………217
  今塩屋 毅行(宮崎県立西都原考古博物館)
    「日向における古墳時代後期の集落と古墳」…………251
【誌上報告】
  井浦 一 (福津市教育委員会)
    「宗像地域における古墳時代後期の集落と古墳」……290
  杉本 岳史(小郡市教育委員会)
    「古墳時代後期の集落と古墳の動態
     ―小郡・久留米市域―」        …………329
  中島 圭 (朝倉市教育委員会)
    「筑後川中流域の古墳と集落の動態
     ―筑前南部~北筑後東部域―」  …………………349
  檀 佳克 (八女市教育委員会)
    「古墳時代後期の集落と古墳の動態―南筑後地域の概観―」
                        …………368
  徳富 孔一(野良考古学研究所)
    「杵島郡・藤津郡における集落と古墳の動態―弥生時代
     終末~古墳時代後期―」                  ………377
  美浦 雄二(唐津市教育委員会)
    「肥前北部(唐津市域)における古墳時代後期の集落と
     古墳の動態」           ………………404
  田中 聡一 (壱岐市教育委員会)
    「長崎県壱岐の古墳時代後期集落」……………………423
  弘中 正芳(宇佐市教育委員会)
  矢部 翔平(那珂川市教育委員会)
    「豊前南部(下毛郡・宇佐郡)・国東半島西部(西国東郡)
     における古墳時代後期の集落と墳墓の動態」 ……424
  若杉 竜太(日田市教育庁)
    「筑後川上流域~日田・玖珠地方~における古墳時代後期
     の古墳と集落」                    ………………440
  橋本 達也(鹿児島大学総合研究博物館)
    「大隅・薩摩地域における古墳時代後期の集落と古墳」
                                                    ……458


【2022年8月4日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81155
書  名 歴史考古学による古代景観の復元
シリーズ
データ A5 306頁
ISBN/ISSN 978-4-88621-896-4
編 著 者 文化庁文化財調査官 近江俊秀著
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 同成社
価   格 7,700円(税込)

 【内容簡介】

考古学・文献史学・歴史地理学の成果を用いて、古代道路や
旧地形を精緻に復元。その検討過程を詳細に示し、歴史考古
学の方法論の構築を目指す。

 〈本書の主な目次〉

第1章 古代官道の路線復元の視点と方法
第2章 奈良盆地における旧河川の復元
   ―地表痕跡・史料・発掘調査成果による地形復元方法の一例―
第3章 保津・阪手道の路線復元とその性格
   ―文献史料に現れない古代道路の路線復元の方法―
第4章 ミヤケに関する覚書
第5章 古代の景観と地名
   ―ミヤケの復元に向けての基礎作業―
第6章 ミヤケの構造の復元をめぐって
   ―発掘調査によるミヤケの遺跡の認定に向けて―
第7章 正方位直線道路網の成立時期
   ―下ツ道の成立をめぐって―
第8章 陸路と水路
   ―交通網の変遷からみた奈良盆地の景観の変遷―


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81154
書  名 南関東の弥生文化ー東からの視点ー
シリーズ (令和4年度夏季特別展 大阪府立弥生文化博物館図録73)
データ A4 120頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立弥生文化博物館編集
出版年 2022年7月 
出版者 大阪府立弥生文化博物館
価 格 1,650円(税込)

 【内容紹介】

新たな発見の続く南関東の弥生文化を、農耕の導入から社会の
発展、海をめぐる活動、さらに後期の変化と地域間交流といった
多彩なトピックを盛り込みながら多角的に紹介する。これまで
西日本をベースに構築されてきた弥生文化のイメージに対して、
近年、関東をフィールドとする研究者から新たな問題提起がなされ、
話題となった。展示の中でその主張のベースを掘り下げることも
目指したい。あなたの弥生観は、きっと大きくゆさぶられる。
(HPより)


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81153
書  名 献ずる器―横穴式石室を彩るものたち
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録84)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和4年度夏季企画展)
データ A4 86頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2022年7月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価 格 600円(税込)

 【内容紹介】

令和4年度夏季特別展「献ずる器―横穴式石室を彩るものたちー」に
合わせて作成した図録です。装飾付須恵器を中心に、横穴式石室から
出土する土器が何を語るのかを考えます。
≪開催趣旨≫
 古墳時代中期になって、日本列島で作られるようになった須恵器は、
その後、広く普及し、集落でも多く出土します。しかし、中には集落
ではほとんどみかけない、独特な形をした器があります。装飾付須恵器
と呼ばれるもので、もっぱら古墳から出土する非日常的な器と言えます。
 畿内での横穴式石室の導入とともに、古墳時代後期には須恵器が大量
に副葬されるようになります。装飾付須恵器は首長墓の葬送儀礼で用い
られた特別な器と考えられますが、一方では渡来系要素の強い群集墳から
も出土しています。当館が位置する一須賀古墳群からは、子持器台とい
われる坏をたくさん貼り付けた装飾付須恵器が多く見つかっています。
 須恵器の副葬については、葬送儀礼や階層性といった観点から多くの
研究がなされてきました。今回の特別展では、装飾付須恵器を中心として、
横穴式石室から出土する土器が何を語るのかを考えてみたいと思います。
(HPより)


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81142
書  名 探求 弥生文化(上)―学説はどう変わってきたか―
シリーズ
データ A5 200頁
ISBN/ISSN 978-4-639-02853-6
編著者 浜田晋介著
出版年 2022年8月 
出版者 雄山閣出版
価 格 2,640円(税込)

 【内容簡介】

弥生文化をめぐる学説がどのように変わってきたのか。
またどのような論争が繰り広げられてきたのか。研究の歴史を
通して、弥生文化が現在どのようにりかいされているのかを
初学者にもわかりやすく解説する。

〇下巻「どのように論争されてきたか(2023年刊行予定)

……………………………………………………………………………
はじめに
Chpter1 人文科学の学説………… 研究史をりかいするには
                   何が必要か
Chpter2 研究方法と社会………… どのような理論で結論を
                                     導いてきたか
Chpter3 土器及理解……………… 土器は何を表すのか
Chpter4 土器の研究法…………… 土器研究は何をめざすのか
Chpter5 石器と金属器…………… 何時から金属器を使いはじ
                                     めたか
Chpter6 弥生農業………………… 水稲と農作をどう理解したか
Chpter7 弥生文化の枠組み……… 研究者はどのように考えたか


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81152
書  名 古代 第149号
シリーズ
データ B5 106頁
ISBN/ISSN 0452-2516
編 著 者 早稲田大学考古学会編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 早稲田大学考古学会
価   格 2,750円(税込)

           目 次
〔論文〕
 珪質頁岩の加熱処理
   ―剥離の性質の改善に関する実験研究― 
           ………………御堂島 正 (1)
 勝坂式と加曽利E式,伴出事例の再検討
   ―両型式の共伴否定論― 
           ………………西川 博孝 (23)
 山形県における石製模造品の展開
   ―八幡山遺跡の石製模造品を中心に― 
          …………………佐久間正明 (43)
 菅原遺跡「円堂」の復元
    …浅川 滋男・岡垣 頼和・宮本 正崇
     篠永 昌幸・加藤 雅大・玉田 花澄 (69)
〔研究ノ-ト〕
 コスタリカにおける石斧型ペンダントの製作技術
 研究――遺物観察・製作実験の結果から―― 
           ………………久保山和佳 (91)


【2022年8月2日】 【再入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81031
書  名 魏志倭人伝と東アジア考古学
シリーズ
データ B5 352頁 (精装)
ISBN/ISSN 978-4642081542
編 著 者 門田 誠一著
出 版 年 2021年11月 
出 版 者 吉川弘文館
価   格 13,200円(税込)

 【紹介】

魏志倭人伝に記された倭と倭人の事物・習俗・社会を、同時代の
文献・考古資料から検証。東アジアにおける相対的な位置づけを
試みる。

 【目次】

序章 本書の目的と研究方法/倭人の習俗・社会に対する同時代
的認識(卑弥呼の鬼道に関する歴史考古学的検討/卑弥呼の冢の
同時代的意味/倭の生口に対する検討/倭人の生食習俗/禾稲の
語にみる倭国観)/中華社会の礼俗と倭人(被髪と徒跣の同時代
的認識/?豆をめぐる礼俗と文化/跪拝と倭人の搏手/葬送記事と
棺槨の意味/奴婢の殉葬にみる卑弥呼の冢の認識)/魏志倭人伝
に記された物質資料(黄幢の基礎的考察/檄の史的背景/卑弥呼
に下賜された五尺刀の意義/下賜品としての金八両の意味/丹・
鉛丹・真珠にみる呪術民俗的様相/邸閣の具体像)/終章 魏志
倭人伝にみえる倭人の習俗と社会


【2022年7月28日】 【品切れ】


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書籍番号 81145
書  名 播磨の中期古墳
シリーズ (第22回播磨考古学研究集会 資料集)
データ A4 344頁
ISBN/ISSN
編 著 者 第22回播磨考古学研究集会実行委員会
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 第22回播磨考古学研究集会実行委員会
価   格

              例 言(抜粋)
1 本書は2022年7月24日(日)に開催する第22回播磨考古学
  研究集会「播磨の中期古墳」の資料集です。
2 この資料集は、報告資料と播磨の中期古墳資料集成の
  2部構成となっています。
3 本書の報告資料については、各報告・講演者が作成した
  資料を一部編集し、掲載しています。
…………………………………………………………………………
              目 次
【講演・報告資料】
「古墳時代中期の政権構造について」田中晋作(山口大学)  1
「北播地域の中期古墳 玉丘古墳群を中心に」
        藤原光平(加東市教育委員会)……………  13
「西播磨の中期古墳とその特徴」
              山中良平(赤穂市教育委員会)25
「古墳時代中期における東播西部の古墳築造動向」
             平尾英希(加古川市教育委員会)32
「東播東部地域の中期古墳と出土品の再整理報告」
             中久保辰夫(京都橘大学) …  38
【資料集成】
「播磨の中期古墳資料集成」…………………………………  48


【2022年7月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81144
書  名 製塩土器からみた播磨
シリーズ (第21回播磨考古学研究集会の記録)
データ A4 114頁
ISBN/ISSN
編 著 者 第21回播磨考古学研究集会実行委員会
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 第21回播磨考古学研究集会実行委員会
価   格 1,650円(税込)

            目 次
                
【基調講演】「土器製塩の展開―ー備讃瀬戸海域周辺を中心に―」
             大久保徹也(徳島文理大学)…………1
【報 告】「西播磨における製塩土器の様相」
            荒木幸治(赤穂市教育委員会)…………27
【報 告】「中播磨地域の製塩土器」
        多賀茂治(兵庫津ミュージアム整備室)…………49
【報 告】「北播磨地域出土の製塩土器」
        小川真理子(加西市教育委員会)…………………61
【報 告】「東播磨地域における製塩土器」
        平尾英希(加古川市教育委員会)…………………79
【シンポジウム記録】「製塩土器の流通からみた播磨の生業」…89
            コーディネーター:大久保
            パネラー:荒木、多賀、小川、平尾


【2022年7月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81148
書  名 石造物の石材研究 Ⅹ
シリーズ
データ A4 112頁
ISBN/ISSN
編 著 者 奥田 尚執筆・編集
出 版 年 2020年4月 
出 版 者 考古石材の研究会
価   格 1,100円(税込)

            目 次

はじめに                          ………………  1
1 田原本付近の石造物            ………………  2
 1.各神社等で観察した石造物      ………………  2
  比売久波神社 三十八柱神社 杵築神社 杵築神社 
  路地の石造物 鏡作神社 八坂神社 鏡作麻氣神社 
  鏡作神社 鏡作伊多神社 富都神社 八幡神社 
  津島神社 八坂神社 須佐之男神社 春日神社 
  菅原神社 森市神社 春日神社 天満宮 十市神社 
  葛本神社 竹田神社
 2.田原本町付近の神社の石造物の石材産地と搬入時期 30
  3.田原本付近の地蔵堂等の石造物とその石種  ……… 33
  4.田原本付近の地蔵堂・神社等以外の石造物  ……… 45
2 若狭付近の石造物                        ……… 50
 1.日引付近の石造物                        ……… 50
  正楽寺境内 正楽寺北方の墓地 日枝神社 
 2.常高寺付近の石造物                ……………… 52
  常高院墓所付近 初代住職墓 墓地
 3.鵜の瀬付近の石造物                ……………… 55
  鵜の瀬付近 神宮寺 若狭彦神社 若狭姫神社
 4.安楽寺付近の石造物                ……………… 57
 5.気比神宮付近の石造物              ……………… 58
3 越前付近の石造物                  ……………… 63
 1.滝ケ原町の滝ケ原の露頭            ……………… 63
 2.那多八幡神社の石造物              ……………… 64
 3.三木ダイモン遺跡出土の石造物      ……………… 65
 4.普正寺遺跡出土の石造物            ……………… 66
 5.朝日山不動寺の笏谷石の露頭        ……………… 66
 6.高尾神社境内の石造物              ……………… 67
 7.丸山宝塔                          ……………… 67
 8.大谷寺境内の石造物                ……………… 68
 9.別畑石の採石場跡                  ……………… 68
 10.国山の採石場跡                   ……………… 68
 11.和田石の採石場跡                 ……………… 69
 12.三峰村中世墓出土の石造物         ……………… 69
 13.福井市浄土寺町弁財天堂旧蔵の狛大 ……………… 72
4 各地の石造物                      ……………… 76
 1.笠置付近の石造物                  ……………… 76
 2.円成寺・忍辱山墓地の石造物        ……………… 80
 3.白毫寺の石造物                    ……………… 85
 4.新薬師寺の石造物                  ……………… 88
 5.十輪院の石造物                    ……………… 90
 6.伝香寺の石造物                    ……………… 92
 7.東大寺付近の石造物                ……………… 94
  焼門 御拝壇 大仏殿西側築地石垣 東大寺講堂跡 
   空海寺 五劫院 若草霊園 東大寺墓地
 8.西大寺奥の院付近の石造物           …………… 100
 9.平群町寺脇垣内五輪塔群             …………… 101
 10.生駒市高山八幡宮の石造物          …………… 104
 11.黒田から箸尾の石造物              …………… 111


【2022年7月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81111
書  名 都城藤原京の研究
シリーズ
データ A5 338頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218926
編 著 者 橿原市世界遺産登録推進課副統括 竹田政敬著
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 同成社
価   格 8,800円(税込)

 【内容簡介】

発掘調査の成果をもとに文献史料も援用しつつ、藤原京造営に
要した土木量や労働力を分析し、街区の実態を解明。
併せて藤原京が社会に及ぼした影響を考察し、その歴史的意義
を明らかにする。

〈目次〉

序 章 藤原京研究の概要と研究目的
 1.藤原京研究史 
 2.研究目的の対象 
 
第1章 藤原京の造営と皇子以下諸臣の位階昇進
 1.藤原京の造営―天武・持統・文武天皇3代にわたる造営― 
 2.宅地班給と皇子以下諸臣の位階昇進及び京人の動向
 3.皇子以下諸臣及び京人に班給された宅地区画数からみた藤原京 

第2章 藤原京成立前史
 1.記録に留める景観 
 2.京形成以前に表象していた遺跡 
 3.遺跡が削平される以前の景観 

第3章 藤原京の京域
 1.東西の京極の発見 
 2.東西の京極確定と新たな藤原京の京域復元 
 3.藤原京の造営基準となった諸道 
 4.条坊施工 
 5.南京極の位置づけと京域の復元
 6.藤原京と平城京 

第4章 藤原京の造営に要した造成土量
 1.藤原京の姿 
 2.藤原京における宅地班給可能区画数と皇子以下京人 
 3.藤原京の造成 
 4.藤原京の造成土量
 5.藤原京を造営した天皇の尊称 

第5章 藤原京の建物建築に要した土木量
 1.藤原京に建築された建物 
 2.藤原京に建築された建物に要した柱掘方の土量 
 3.藤原京造営の資材と数量 
 4.藤原京の建物の柱の調達 

第6章 藤原京における宅地班給とその実態 
 1.京域と宅地班給地 
 2.宅地の規模と細分方法 
 3.地域の抽出 
 4.宅地と井戸
 5.宅地班給規定が意味するもの 

第7章 藤原京の景観―出土遺構を中心に―            
 1.条坊道路交叉点と橋 
 2.街区の状況 
 3.藤原京の都市景観

第8章 藤原京の宅地建物遺構
 1.藤原京の宅地建物 
 2.各条坊区域の宅地建物
 3.宅地内に建つ建物の規格化と序列化 

第9章 藤原京の役所
 1.藤原京内の役所関連施設の想定条坊地域
 2.藤原京内の役所
 3.藤原京内における役所の区画占有率 

終 章 藤原京の成立にみる歴史的意義
 1.藤原京の京域と造営 
 2.位階による居住域の設定とその境界 
 3.建物の序列化による身分秩序の視覚的表示 
 4.藤原京の歴史的意義


【2022年7月9日】 【品切れ】


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書籍番号 81084
書  名 近畿弥生の会 第25回集会和歌山場所(夏場所)要旨集
シリーズ
データ A4 81頁
ISBN/ISSN
編著者 近畿弥生の会編集
出版年 2022年7月 
出版者 近畿弥生の会
価 格

             目 次
            
発表1 和歌山県「旧吉備中学校校庭遺跡
      ―弥生時代後期の土屋根建物の調査―」……… 5
        川口修実氏(有田川町教育委員会)
        
発表2 兵庫県「神戸市城ヶ谷遺跡の調査について
      ―高地性集落の調査―」       ……… 13
    藤井太郎氏(神戸市文化スポーツ局)  
    
発表3 大阪府「和泉地域における高地性集落の調査
      ―和泉市惣ヶ池遺跡発掘調査成果―」     … 31
    上田裕人氏(和泉市教育委員会)
    
発表4 京都府「八幡市美濃山遺跡(第5~9次)の調査
      ―弥生後期の丘陵上の集落―」       ……… 45
    荒木瀬奈氏・肥後弘幸氏
    (公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター)
       
発表5 滋賀県「大津市惣山・京ヶ山遺跡
      ―高地性集落跡の調査―」           ……… 59
    神保忠宏氏(公益財団法人滋賀県文化財保護協会)
    
発表6 奈良県「近年の唐古・鍵遺跡群の調査」    ……… 67
       柴田将幹氏(田原本町教育委員会)


【2022年7月5日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81080
書  名 泉屋博古館紀要 第37号
シリーズ
データ B5 84頁
ISBN/ISSN 0910-0288
編 著 者 泉屋博古館編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 泉屋博古館
価   格 2,200円(税込)

目  次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  祖霊と穀霊
    ―中国墓葬中の倉庫模型を 小 南 一 郎   1
     中心にして一一下
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                 新 郷 英 弘
  近世の共箱資料を中心とした  樋 口 陽 介
  館蔵茶の湯釜の鋳造技術    廣 川   守
                 森 下 愛 子   35
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  館蔵日本中世末近世初頭銅銭の 廣 川   守
  蛍光Ⅹ線分析調査       村 山 順 一 郎   53
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  新収蔵品紹介:安藤広近
  《文殊菩薩》         椎 野 晃 史   1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【2022年7月5日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81098
書  名 兵庫県立考古博物館究紀要 第15号
シリーズ
データ A4 87頁
ISBN/ISSN
編 著 者 兵庫県立考古博物館編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 兵庫県立考古博物館
価   格 1,500円(税込)

 【目次】

山本 誠
 「三角縁神獣鏡は語る(1)」………………………………… 1
 
藤田 淳
 「兵庫県における古墳出土刀剣の把巻と把装具について
 ―二本芯並列コイル状二重構造糸巻きを中心に―」 ……11
 
渡辺 昇
 「横穴埋葬の終焉―カヤガ谷1号横穴出土遺物から―」…31

中川 渉
 「福知山市夜久野町矢谷経塚出土の東播系須恵器甕と
   その系譜」  …………………………………………………39

永惠裕和
 「失われた台場を追え!Part2 ―高砂市所在 高砂台場編
    ―」 …………………………………………………………47

森永速男・山本 誠
 「磁気を用いた考古遺跡内の岩石・土壌の被熱履歴検出と
  被熱温度推定」 ……………………………………………67


【2022年7月1日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81083
書  名 アジア鋳造技術史学会研究発表概要集  第15号 2022 福岡大会
シリーズ
データ A4 52頁
ISBN/ISSN 1883-0064
編著者 (研究発表担当)三船温尚、内田順子、三宮千佳、
  鈴木瑞穂、児島大輔。村松洋介、鈴木 舞
出版年 2022年7月 
出版者 アジア鋳造技術史学会
価 格 1,100円(税込)

《文字化けのため原文目次は以下のURLからご覧ください(PDF)》
 

            目 次
 ────────────────────────────
【 - 金属の化学分析・金属の使用時期- 】

  山口県美祢市秋吉台周辺の古代銅製錬跡出土の 
  カラミ中の銅合金粒の理化学的研究  
            北風 嵐・池田善文・大野倫太郎・ 6
                      大江修司・小松隆一
                                     
    中国古代黄銅発展史新探  
                        邵艶兵・蒋鳳瑞・楊軍昌・         9
                        杜静楠・張全民・楊歓
                                       
    常州博物館明代銅鏡的初歩分析與思考 
            李倩倩・万俐 ・韓超             12
    偃師商城遺址出土銅器及鋳銅遺物研究 
            張穎・劉煜・陳国梁              15
   
【 - 鋳造シミュレーションと成分分析- 】

    復元鋳造した三角縁神獣鏡の成分解析 
            長柄毅一・南健太郎・            20
                        廣川 守・三船温尚
    
【 - 鋳 型- 】

    二里頭時代から漢代における土製鋳型の基体構造の変遷
                        丹羽崇史    24
                                
【 - 青銅器・青銅鏡の鋳造技術- 】

  1 千年紀の長城地帯における青銅装飾品の製作技法     
                      松本圭太  28
  3Dポリゴンデータによる三角縁神獣鏡の鋳造   
   技術研究試論                            南健太郎    31
    基于凝固理論的中国古代青銅器澆冒口設置観察 
                房明慧・楊歓・楊軍昌    34
    呉国僚王青銅剣的分析研究   
           肖[火韋]・韓健民・丁忠明・万俐    37
   
【 - 仏像の鋳造技術- 】
    泉屋博古館所蔵金銅如来立像のポリゴンデータ  
                 三宮千佳・竹嶋康平・   42
    解析法による鋳造技法の検討   三船温尚
    京都市所在 本壽寺所蔵 銅造日親上人像の鋳造  
    技法について        杉本和江・雨森久晃・金澤 馨 ・  45
                        中屋裕行
    ポリゴンデータによる宝暦九年 (1759) 銘のさく
    ら市光明寺鋳銅不動明王坐像とその木造原型像
    の検討              三船温尚・杉本和江・三宮千佳    48

 


【2022年7月1日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81082
書  名 アジア鋳造技術史学会誌 FUSUS 14号
シリーズ
データ A4 112頁
ISBN/ISSN 1883-0056
編 著 者 FUSUS編集委員会
出 版 年 2022年2月 
出 版 者 アジア鋳造技術史学会
価   格 2,200円(税込)

【目次】
   
1 3DD計測データによる安陽孝民屯遺跡出土范と泉屋博古館
    所蔵青銅[凹/儿]の比較研究」
                三船温尚、内田純子、岳占偉、廣川 守
27 中国北方青銅器文化の金銀器とその技術に関する基礎的研究
                         小田木治太郎
43 中国山東省文物考古研究院所蔵の春秋時代青銅器ならびに中国
    山東省[艸/呂]県出土の前漢時代青銅鏡の材料学的調査と考察
                横田 勝、[イ冬]佩華、三船温尚
53 三角縁神獣鏡の鏡范に関する二三の問題:清水康二、清水克朗
65 三角縁神獣鏡の注湯方法復元に向けた鋳造実験:
               南 健太郎、三船温尚、清山 隆
75 九州国立博物館所蔵銅造弥勒仏立像(太平真君4年)の3Dポリ
    ゴンデータによるプロポーション・形状と鋳造技法」:  
                                  三宮千佳、外山潔、三船温尚
89 重圏文鏡生産開始期の技術様相―湯口・湯道の設置方法の検討
    から―:                    南 健太郎
95 契丹の金工技術(第2報・前編)―東京大学文学部考古学
    研究室所蔵金属製帯金具の製作技法― :     鈴木 舞
104 契丹の金工技術(第2報・後編)―東京大学文学部考古学
    研究室所蔵金属製帯金具の金属成分― :鈴木 舞、飯塚義之
111 アジア鋳造技術史学会第11回表彰審査結果 :
          吉田 広、田尻義了、遠藤喜代志、楢山満照
112 アジア鋳造技術史学会第10回表彰審査結果(補遺) :
          吉田 広、田尻義了、遠藤喜代志、楢山満照

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【2022年7月1日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81088
書  名 春の日に ―金関恕先生追悼文集―
シリーズ
データ 巻頭図版8頁 A5 185頁 (上製本)
ISBN/ISSN
編 著 者 金関恕先生追悼事業会編集
出 版 年 2019年3月 
出 版 者 金関恕先生追悼事業会
価   格 1,650円(税込)

 はじめに  ──────────────────── ⅰ
 弔  辞(お別れの言葉) ───────竹谷 俊夫   1

 「遺物の考古学」「遺跡の考古学」によせて 
             ────────穴澤 咊光   5
 金関家と國分家のつながり―金関恕先生をしのんで
        ─────────安渓遊地・安渓貴子   7
 金関恕先生を想う  ──────────伊藤 秋男   9
 金関恕先生とふいごの羽口  ──────栄原永遠男  10
 金関先生追悼文  ───────────菅谷 文則  12
 金関さんの学風と吉野ヶ里  ──────高島 忠平  14
 「それ恕(じよ)か」金関先生のお人柄をしのんで 
                             ──────田邉 征夫  16
 僕の好きな金関さん    ────────都出比呂志  17
 金関恕さんを偲ぶ  ──────────中尾 芳治  18
 金関恕先生の思い出  ─────────藤丸詔八郎  20

 金関先生より学んだこと  ───────池永 孝正  25
 金関先生と下関  ───────────伊東 照雄  27
 追  憶  ──────────────甲元 眞之  30
 金関先生の教え(恐竜卵化石のこと)  ──清水 好晴  32
 金関先生の愉しいお気遣い  ──────中村 友博  34
 金関先生へ・感謝のお手紙  ───望月(郷田)久美子  36
 金関恕先生のこと  ──────────吉瀬 勝康  37

 金関先生と辰馬考古資料館  ──────青木 政幸  43
 追想 金関恕先生  ──────────石神  怡  44
 金関 恕 様の教え  ─────────井藤  徹  46
 金関先生を悼む  ───────────宇野 隆夫  47
 金関恕先生との御付き合い  ──────神谷 正弘  49
 広田と土井ケ浜の教え  ────────木下 尚子  51
 ミスター弥生博・金関先生、ありがとうごさいました 
                                   ───黒崎  直  53
 心晴れ晴れ。長い間ごひいきに…  ───小畑 三秋  55
 あたたかなまなざし  ─────────酒野 晶子  57
 金関先生と「むきばんだ応援団」 ────佐古 和枝  58
 金関恕先生とある帰国子女との交流  ──佐々木憲一  60
 柔和な笑顔とユーモア  ────────佐々木泰造  62
 金関先生追悼文  ───────────里中満智子  64
 吉野ヶ里遺跡保存の功労者 金関恕先生を偲ぶ 
                             ──────七田 忠昭  65
 金関先生とお会いできて  ───────高橋 克壽  67
 三つの記憶と一つの後悔  ───────武末 純一  69
 弥生博学芸員として  ─────────塚本 浩司  70
 心のなかの字宙・心のなかの金関先生  ─寺沢  薫  72
 金関先生、ありがとうごさいました  ──林 日佐子  74
 金関さんの思い出  ──────────春成 秀爾  76
 金関恕さんのこと  ──────────深澤 芳樹 78
 金関先生との出会い
   ―柳井茶臼山古墳・東大寺山古墳・綾羅木郷遺跡― 
                                     ──古谷  毅  80
 金関先生の思い出  ──────────森井 貞雄  82
 金関恕先生の思い出  ─────────吉村  健  84
 考古学を社会に生かすために  ─────渡邊 昌宏  87
 金関恕先生の思いで  ─────────和田 晴吾  89

 不肖の一団員の見た金関先生  ─────清重 尚弘  93
 金関先生、ペドウイン・シェイクと語り合う 
                           ───────月本 昭男  95
 イスラエル話をする金関先生  ─────橋本 英将  97
 金関先生とイスラエルの発掘調査  ───長谷川修一  98
  金関恕先生のご教示  ────────平川 敬治 100
 金関恕先生から教えていただいた人間力 
                       ─────────牧野 久実 102

 金関先生との短な思い出  ───────浅川 千尋 107
 追憶の中の金関恕先生  ────────飯島 吉晴 108
 金関恕教授と『G=TEN』 ────────井上 昭夫 110
 追憶多々  ──────────────近江 昌司 113
 庶民的でもあられたこころお優しい金関先生へ 
                             ──────大内田貞郎 115
 金関恕先生の思い出  ─────────紙村  徹 117
 国際教養はすべて金関先生の個人指導で学んだ
   ―美術館からクラッシック音楽まで― 
                         ────────木下 民生 119
 あやかりたい  金関先生を偲んで  ──佐藤 浩司 121
 漢金銀錯嵌珠龍紋鐵鏡  ────────白木原和美 122
 金関先生、満面の笑顔  ────────村上 嘉英 125
 金関恕先生と天理大学考古学・民俗学研究室 
                           ───────安井眞奈美 127

 仰げば尊し―金関先生の思い出― 
                 ────────浦川温亮(旧姓上田) 131
 まぶしい光  ────────────小田木治太郎 132
 金関先生と出会って  ─────────川上 晃生 134
 金関先生の笑顔こそ学恩  ───────栗山 雅夫 135
 金関先生の学恩  ───────────桑原 久男 137
 金関先生の想い出  ──────────小池  寛 139
 金関恕先生との思い出  ────────小林 善也 142
 金関先生の考古学概論  ────────佐伯 純也 144
 先生方を偲ぶ  ────────────城野 博文 145
 金関恕先生の思い出  ─────────白石 耕治 145
 先生からの節目の言葉  ────────角南なつみ 149
 やさしく見守って下さった金関先生  ──竹谷 俊夫 150
 金関先生との思い出  ─────────田中 正利 152
 師在、不遠遊。遊必有方。  ──────中井 精一 153
 金関恕先生のこと  ──────────土生田純之 155
 金関先生の思い出  ──────────日野  宏 157
 思い出の金関先生  ──────────平川 敬康 159
 金関先生の思い出と教え  ───────福永 信雄 160
 金関先生は恕の教育者  ────────藤井  稔 162
 金関恕先生を偲ぶ  ──────────藤澤久民枝 164
 東大寺山古墳報告書作成の日々  ────藤原 郁代 166
 忘却の彼方  ─────────────山内 紀嗣 168

 春の日に  ──────────────金関ふき子 175
あとがき  ──────────────────── 177 


【2022年6月24日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81081
書  名 日本古代宮都と中国都城
シリーズ (古代史選書43)
データ A5 258頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者 村元健一著
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 同成社
価   格 6,050円(税込)

 【内容簡介】

日本の古代宮都は中国都城の何を受容し、何を模倣しなかった
のか。中国都城の設計に儒教経典の記述が反映される過程を
跡づけた上で、儒教思想を欠いたまま中国都城の機能を受容し
独自の変遷をとげていった日本古代宮都の諸様相を考究する。

 【目次】

序 章 日中都城の比較にあたって

第一章 中国都城の変遷

第二章 中国都城と儒教

第三章 前期難波宮と中国宮城

第四章 難波宮と朱雀大路

第五章 藤原京と中国都城

補 論 新羅慶州との比較

第六章 奈良時代の都城と中国都城

第七章 複都制と中国都城

終 章 古代都城の行方


【2022年6月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81053
書  名 律令国家前夜 遺跡から探る飛鳥時代の大変革
シリーズ
データ A5 288頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2203-4
編 著 者 前園実知雄著
出 版 年 2022年5月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,970円(税込)

 【紹介文】

三輪山を望む地に成立したヤマト政権は、推古天皇の時に
王宮を飛鳥に遷した。三輪山信仰から新しい信仰へと踏み
だし、やがて仏教を掲げて律令国家「日本」へと向かう。
厩戸皇子の幻の斑鳩京をはじめ王家の皇子たちが命をかけ、
それぞれの理想の国を追い求めた飛鳥時代を考える。

 【目次】

飛鳥
三輪山との別離 飛鳥へ遷る王宮
三輪山の麓に置かれた王宮
蘇我氏の台頭
飛鳥に置かれた最初の宮 豊浦宮・小墾田宮
新たな政権をめざす舒明天皇 岡本宮・田中宮・厩坂宮・百済宮
乙巳の変の舞台 皇極天皇の飛鳥板蓋宮
飛鳥を離れる孝徳天皇 難波長柄豊碕宮
再び飛鳥へ 斉明天皇の後飛鳥岡本宮
飛鳥から近江へ 天智天皇の近江大津宮
大海人皇子の即位 飛鳥浄御原宮
新たな都 藤原京

新しい信仰 飛鳥の寺院
仏教伝来
日本最古の伽藍寺院 飛鳥寺
最古の尼寺 豊浦寺
斉明天皇ゆかりの寺 川原寺
聖徳太子の上宮跡か 橘寺
蘇我倉山田石川麻呂の寺 山田寺
最初の大官大寺 百済大寺
二つの大官大寺
初期密教と義淵 岡寺
東漢氏の寺 檜隈寺
国の仏教へ

王たちの奥津城
飛鳥の終末期古墳
◆飛鳥時代前期の古墳
三基の大形方墳 石舞台古墳・都塚古墳・塚本古墳
推古天皇の初葬地 植山古墳
みごとな切石横穴石室 岩屋山古墳
母と妹のために 牽牛子塚古墳・越塚御門古墳
蘇我氏のたそがれ 小山田古墳・菖蒲池古墳
◆飛鳥時代後期の古墳
藤原宮の中心線上にある古墳 野口王墓古墳
草壁皇子の墓 束明神古墳
人物像と四神を描いた石槨 高松塚古墳
壁画のない古墳 マルコ山古墳
もうひとつの壁画古墳 キトラ古墳
文武天皇の墓 中尾山古墳
飛鳥の古墳が意味するもの

斑鳩
律令国家前夜 厩戸皇子の斑鳩京
古代の斑鳩
斑鳩宮の発見
再建された法隆寺
二つの創建説をもつ法輪寺
法起寺と岡本宮
中宮寺と中宮・葦垣宮

上宮王家の奥津城
斑鳩の古墳
古墳時代後期の古墳 仏塚古墳
盗掘をまぬかれた古墳 藤ノ木古墳
藤ノ木古墳と法隆寺をつなぐ古墳 春日古墳
上宮王家の奥津城 御坊山古墳群
藤ノ木古墳と御坊山古墳群のもつ歴史的意味
斑鳩が語るもの

大王家の系譜
継体天皇の系譜
大王家・蘇我氏・息長氏の暗闘
蘇我氏打倒
律令国家誕生


【2022年6月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81077
書  名 かもしかみち
シリーズ (学生社考古学精選)
データ 四六判 296頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者 藤森栄一著 戸沢充則解説
出 版 年 2022年6月 
出 版 者 雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

幻の名著「かもしかみち」復刻!
考古学を学ぶものに深い感動を与え、読む者すべてを考古学の
世界に、ひきずり込む魔力をそなえた名著。
…………………………………………………………………………
かもしかみち
私の考古学手帳から
深山の奥には今も野獣たちの歩む人知れぬ路がある。ただ
ひたすらに高きへ高きへとそれは人々の知らぬけわしい路である。
私の考古学の仕事はちょうどそうしたかもしかみちにも似ている。
藤森栄一
……………………………………………………………………………
※本書は1967年に学生社が発行した『かもしかみち』
及び1995年刊行の同書の解説付
新装版を底本とした復刻版です。
………………………………………………………………
 【目次】

古道雑聚
山と先住民とその子たち
九州廻記
山口をおもう
信州尖石行
遠賀川日記
小沢半堂のこと
あの頃の考古学
読書雑感抄
脚のない古代史
南薩摩の神々
貝塚のない湖の回想
日本農耕文化の伝統
日本原始陸耕の諸問題
春愁の暦
病床読校
あとがき
【解説】永遠の「かもしかみち」(戸沢充則)


【2022年6月17日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81079
書  名 七隈史学 第24号
シリーズ
データ B5 179頁
ISBN/ISSN 1348-1304
編 著 者 桃﨑 祐輔編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 七隈史学会
価   格 2,200円(税込)

 【目次】

公開講演録
 大衆教養主義の戦後史 …………………福間 良明…   1
論 文
 室町期における治罰綸旨・院宣 ………藤立 紘輝…  15
 加藤清正文書にみえる「跡書」文言
  ―用例の広がりの検証も兼ねて― …山田 貴司…  37
 「唐宋変革」とはいつか、どこか …… 山根 直生…  61
 再現的製作の意義と課題
  ―須玖タカウタ遺跡出土土製鋳型を例に― 
  ……………………………………………遠藤喜代志… 242
 燕及び燕系鉄斧の東方伝播
  ―二条突帯斧を中心に― ……………葉  一郎… 234
 弥生時代の粗製器台の研究
  ―福岡平野・糸島・壱岐を中心に― 前﨑 智行… 214
 三国・古墳時代の金属製刻目釧 ………太田  智… 188
 唐津・中原遺跡における鍛冶関連遺物の再検討 
  ……………………………………………立谷 聡明… 174
 肥前新鐘と博多鋳物師作半鐘の比較検討 
  ……………………………………………大重 優花… 154
史料紹介
 光専寺文書について(2)
  ―戦国・江戸初期文書の翻刻― ……中村 知裕…  81
新刊紹介
 平田陽一郎『隋唐帝国形成期における軍事と外交』 
  ……………………………………………永井 直人…  93
コラム ―歴史のとびら―
 九州の仏像と彫刻史研究 ………………末吉 武史…  99
追悼文
 邪馬台国九州説・騎馬民族征服王朝説の雄、
  奥野正男先生を偲ぶ …………………桃﨑 祐輔… 132
英彦山修験復興の大先達、長野覺先生のご逝去を悼む 
  ……………………………………………桃﨑 祐輔… 124
七隈史学会第23回大会研究発表要旨 …………………… 132


【2022年6月8日】 【近日入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81052
書  名 北陸の古墳時代をさぐる 能美古墳群
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 156)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2136-5
編 著 者 菅原雄一著
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】

石川県南加賀に位置する能美市の、日本海に面した平野部の
五つの独立丘陵上に、古墳時代をとおして数多くの古墳が
築造された。さまざまな形と大きさの墳丘、多様な埋葬施設、
甲冑・武器や六鈴鏡、馬鐸など豊富な副葬品から、北陸の
古墳時代史、倭王権との関係をさぐる。

 【目次】

第1章 北陸を代表する古墳群
  1 加賀の王墓の丘陵
  2 五つの支群
  3 消滅の危機と保存運動
  4 能美古墳群の特徴
 コラム 発見! 加賀の大王墓

第2章 北陸の方形の系譜
  1 弥生時代の区画墓
  2 前方後方墳の築造

第3章 倭王権との結びつき
  1 加賀の大王墓、秋常山一号墳
  2 円形原理への変化
  3 能美古墳群の再編成

第4章 築造のピークと終焉
  1 古墳築造のピーク
  2 列島最古の刻書須恵器
  3 巫女の古墳か
  4 最後の光芒と終焉

第5章 能美古墳群の造営集団
  1 国造級の首長か
  2 同族的な意識をもった集団の墓地
  3 加賀の中心地・能美地域

第6章 現代に生きる能美古墳群


【2022年6月8日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81056
書  名 金鈴塚古墳と古墳時代社会の終焉
シリーズ
データ B5 本文265頁 カラー図版4頁
ISBN/ISSN 978-4864451604
編 著 者 上野祥史編
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 六一書房
価   格 4,400円(税込)

【内容】

木更津市教育委員会と国立歴史民俗博物館が3期9年にわたり
進めてきた共同事業は、今日的な視点で金鈴塚古墳出土資料
を整理検討し、金鈴塚古墳を古墳時代研究のなかに改めて
位置付けることを目的としたものである。金鈴塚古墳は、
古墳時代後期を検討する基礎資料でありながら、発見や報告
の時期が早いため、資料の全貌は明らかにはなっていなかった。
古墳時代研究の基礎をなす重要資料には、こうした状況ある
にものが多い。近年では、兵庫県雲部車塚古墳や大阪府七観
古墳、奈良県五條猫塚古墳など、発見や報告の古い重要資料の
再整理報告が続いている。これらと同じく、現代的な視点で、
金鈴塚古墳出土資料と金鈴塚古墳を研究の基礎資料に新たに
位置付けることがこの事業の目的である。2020年には
大部3分冊からなる『金鈴塚古墳出土品再整理報告書』(本報告)
が刊行され、木更津市での事業は、その成果が公開されている。
歴博では、事業を推進するとともに、折に触れより広く一般に
向けた情報発信に取組んできた。本書の目的は、手に取りやすい、
より身近な形で、金鈴塚古墳とその出土資料の情報を発信する
ことにある。金鈴塚古墳出土資料は、奈良県藤ノ木古墳や、
群馬県綿貫観音山古墳など国宝に指定される重要資料と比較
されることもある。その壮麗さに目は奪われがちだが、
壮麗な品々は、「さいご」の前方後円墳に副葬された。
本書では、その壮麗な副葬品が終焉を迎える前方後円墳に副葬
されたことの意義を、さまざまな視点から照射してゆきたい。
そこに、古墳時代後期の社会とその終焉の歴史的意義が展望
されてくるように思う。※本書序文より抜粋
…………………………………………………………………………
 【目次】

第1部 金鈴塚古墳の概要
 金鈴塚古墳の墳丘・埋葬施設  稲葉昭智
   1古墳の位置
   2古墳群内の前方後円墳
   3金鈴塚古墳周辺の石室および石棺等について
   4金鈴塚古墳の石室・石棺について
   5石材について
 金鈴塚古墳の遺物 上野祥史
   1装身具
   2銅鏡
   3装飾大刀
   4その他の武器
   5甲冑
   6馬具
   7工具類及び鉄釘・鉄鎹
   8銅鋺
   9須恵器
   10土師器
第2部 「装い」とその機能・意義
 古代の鈴と鈴飾りの歴史的意義 田中裕
  1列島における鈴(すず)の特徴と多量出土
  2金鈴塚古墳から出土した大量の鈴飾り
  3鈴の造り方(鍛造の鈴の場合)
  4鈴の系譜と変遷
  5鈴の分布と鈴飾り
  6金鈴のもつ唯一の存在感
  7鈴飾りを纏った東国人
 金銀装大刀からみた金鈴塚古墳の被葬者像 大谷晃二
  1金銀装大刀の工房を復元する視点 技術の比較
  2金鈴塚古墳の大刀は倭製品か舶載品か?
  3金銀装大刀の工房の展開
  4大刀から見た金鈴塚古墳被葬者の性格
 武器の副葬と軍事編制 内山敏行
  1古墳に副葬された武器の持つ意味
  2Gateway機能と外生的な軍事編制
  3鉄鏃の供給
  4装飾大刀の多量副葬
  5甲冑と追葬者,首長層の多人数埋葬
  6軍事編制の視点から金鈴塚古墳の武器副葬を説明する
 金鈴塚古墳出土馬具群の構成とそれらが意味するもの 
                       宮代栄一
  1馬具と馬装
  2金鈴塚古墳出土馬具の組み合わせとその根拠
  3金鈴塚古墳の4組の馬装
  4金鈴塚古墳の馬具からわかること
  5馬具の複数組埋葬が意味するもの
  6出土位置が意味するもの
  7馬装の階層とは
 金糸と繊維製品 金鈴塚古墳出土品からみた当時の染色
         技法・用途        沢田むつ代
  1金糸
  2円形座金具付金銅鈴付着の経錦
  3織物小片付着の縁飾り
  4麻布の使用例
第3部 儀礼具としての容器
 土器からみた儀礼様式と金鈴塚古墳 藤野一之
  1古墳時代の土器と機能
  2横穴式石室出土土器の解釈
  3横穴式石室内出土土器の参考事例
  4金鈴塚古墳出土土器の特徴
  5土器からみた金鈴塚古墳の葬送儀礼
 金鈴塚古墳出土銅鋺と「伝金鈴塚出土銅鋺」の検討 
           舶載銅鋺から国産銅鋺へ 桃﨑祐輔
  1金鈴塚古墳出土銅鋺
  2「伝金鈴塚出土」銅鋺
  3金鈴塚出土銅鋺群の型式学的位置づけ
  4金鈴塚銅鋺・伝金鈴塚銅鋺の系譜
第4部 金鈴塚古墳を相対化する視点
 金鈴塚古墳と古墳時代後期の社会 上野祥史
  1金鈴塚古墳の築造と埋葬
  2金鈴塚古墳の被葬者と埋葬プロセスの進行
  3金鈴塚古墳の被葬者相互の関係
  4鏡の分与と入手―地域社会での被葬者の位相―
  5さいごの前方後円墳に埋葬が継続した意義
 房総の後期前方後円墳からみた首長権と金鈴塚古墳 田中裕
  1後期における前方後円墳数の増加
  2房総における後期の前方後円墳
  3東国における後期の前方後円墳と交流関係
 まとめ 東国の古墳時代後期の独自性と相互扶助
 古代国家形成期の王権と東国 仁藤敦史
  1東国論の視角
  2東国の国造
  3ヤマト王権と東国
  4馬来田国造の位置づけ


…………………………………………………………………………………………………………
【2022年6月8日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81057
書  名 続日本先史考古学史の基礎研究 山内清男の学問とその周辺の人々
シリーズ
データ B5 193頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編著者 大村 裕著
出版年 2022年5月 
出版者 六一書房
価 格 3,300円(税込)

 【内容簡介】

  本書は,著者が2008年以降発表した学史関係論文のうち,
「縄紋学の父」・山内清男(やまのうち・すがお)博士に関
わるものを選んで一書となしたものである。
  先年刊行した『日本先史考古学史の基礎研究』(六一書房
 2008年)や『日本先史考古学史講義』(六一書房 2014年)を
読んでくださった読者には,もう十分におわかりかと思うが,
「山内清男」という人物は,日本の先史考古学研究の基礎を
作り上げた偉大な学者である。それなのに,一般の人々には
ほとんど名前が知られていない。「考古学」という学問自体が
世間ではあまり馴染みのあるものでないことも理由の一つで
あるが,いわゆる商業出版社を通じて専門書や啓発書をあまり
多く世に出していないことが最大の理由であろう。
「売れる」書籍を刊行するためには,出版社側の要望に対して
柔軟に妥協しなければならないが,学問一筋であった博士は
そうした安易な妥協はほとんどしなかったのである。今,博士
が関わった数少ない一般向けの書籍を繙いてみると,とても
世間一般の読者が理解できるものとはなってはいない。一方,
専門研究者向けの機関誌に寄稿した論文を通観して感じるのは,
「わかる人がわかればそれでよい」という態度で執筆している
ことで,挿図が少なく,データの提示も極力省略している。
したがって,現在の若い学徒が博士の論文集(『山内清男・先史
考古学論文集』)を読んでも真意をとらえることは困難であると
思われる。著者は大学で考古学を組織的に学んだことはなく,
職業も考古学とは無縁な高校教師であった。学窓を出てから
今日まで,常に座右に置いて自分の考古学研究の拠り所とした
のが『山内清男・先史考古学論文集』であった。そこで学び
得た成果をまとめたのが上述の二つの書籍と本書である。
著者の山内考古
学研究の基本姿勢は,眼前にある考古学的課題を解決するために
山内博士の論文からその鍵を得ようとするものであり,原典を
分析して新しい発見をすることに重点を置いている。
通常の考古学史関係の書籍とはその点が多少異なっていること
を最初にお断りしておきたい。
  山内博士の考古学は,それまでの日本先史考古学の成果の
上に立ちながら,生物分類学・比較解剖学・遺伝学・自然人類学
ならびに欧米の先史考古学や民族学の知識を駆使して構築した
ものである。あまりにも多岐にわたる教養を基盤としているので,
そのすべてを一人の研究者が理解するのはほとんど不可能である
といってよい。著者の研究成果は,「山内考古学」のほんの一面を
覗いただけのものであり,恥じ入る次第であるが,本書を通じて
「山内考古学」に関心を抱く若い研究者が少しでも生まれること
を願っている。(本書序文より)

……………………………………………………………………………
 【目次】


1.山内清男の「縄紋」研究について
2.山内清男の「阿玉台式土器」について
3.佐藤達夫「土器型式の実態 五領ヶ台式と勝坂式の間 」に
      おける阿玉台式土器について 
          山内清男の土器型式概念との比較も兼ねて 
4.「縄紋時代の時期区分」と「縄紋土器型式の大別」の違い
     「後期に下る加曾利E式」という用法は正しいのか? 
5.芹沢長介と山内清男 縄紋土器研究をめぐって 
6.山内清男と森本六爾 「石庖丁」の用途論をめぐって 
7.和島誠一の精神 下総考古学研究会創立の学史的背景 
8.塚田光の縄紋集落・共同体研究 在野考古学研究者による研究戦略 
9.山内清男はW・Eニコルソン「北部ナイジェリア,ソコト地方の
  焼き物師」(『MAN』29巻1929年3月号)をどう評価していたのか?
あとがき
人名索引


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書籍番号 81058
書  名 中国・韓瓶の研究
シリーズ
データ B5版
ISBN/ISSN 978-4864451581
編 著 者 関口広次著
出 版 年 2022年4月 
出 版 者 六一書房
価   格 3,850円(税込)

 【内容簡介】

 「韓瓶」との名称は、伝承によれば、南宋時代の将軍で
あった韓世忠(1089-1151)に由来した細い長胴形の瓶で、
軍内で酒瓶あるいは水筒として使用されたとされる。
類似した形状の瓶は南宋時代後の元時代にも盛んに生産
され、その使用は明時代にも及んでいる。後述する様に、
韓瓶の出土は軍事拠点、港町、酒造り地点そして沈船
などからの出土が多い。遺構としては井戸中あるいは井戸
付近からの出土も多い。時代と出土地域により、口縁形状
に違いが多少みられ、生産地に違いのあることが予測され
る。ただ細い長胴形の瓶で、鉄分の多い粗い胎土の陶器質
で灰釉が薄く施された点においては、ほぼ共通する。
その形状は今日的な感覚からすると、長胴の割に底径が
小さく不安定なかたちであり、立てておくには心もとなく、
その使用目的を水筒とすることに幾分の疑問も生じよう。
例えば、日本の中近世にあっては、揺れの激しい船中では、
船徳利と称される三角フラスコ形の底部が広く安定して
倒れにくく、また頸部を細く絞って液体の漏れを防止
できる形状の瓶が知られ、備前船徳利などは著名である。
それは韓瓶とは対照的な形状である。しかし、韓瓶の
水切りをよくした三角断面形状の口縁部、小さめの口縁
径は液体容器であることに異論はなかろう。
  中国古代の土器から尖底形の長胴瓶は知られており、
綱や紐を巻いて河川から水を汲み上げ、あるいは井戸に
落として水を汲み上げるのに適した形状として理解され
てきた。近年の土器研究によれば、尖底土器は沈澱分離
法による醸造用の容器との説がある。底部径を極めて
小さく作り、口縁径も小さく絞った長胴形の韓瓶は尖底
土器の延長線上にあるとことは確かで、いわば試験管形
で攪拌・沈澱分離に便ならしめた形状と言える。後述する
酒造り場での使用は、そうした目的で使用されていたと
想定され、また水筒としては不純物の沈澱分離を目的と
しての機能を重視した形状と言えるのではなかろうか。
韓瓶が酒器から発展援用されたとの説は以前からあった
ことには留意しておきたい。
  以上の様な機能に即した目的で発展進化した形状の
韓瓶は、南宋時代から元時代にかけて、より具体的には、
どこの窯で生産され、またどういった性質を有した遺跡
で消費されていたのかを中心に考察して行くこととする。
(本書”はじめに”より)
………………………………………………………………
 【目次】
第1章 中国での韓瓶生産窯址
第1節 浙江省杭州市瓶窯窯址
第2節 江蘇省宜興筱王窯址
第3節 江蘇省宜興真武殿窯址
第4節 寧波周辺の窯址
 郭童[奥/山]窯址
 寺龍口窯址
 庵山窯址
 于家山窯址
第2章 中国での消費遺跡出土の韓瓶
第1節 浙江省杭州出土の韓瓶
 鳳凰山下採集の韓瓶
第2節 浙江省寧波出土の韓瓶
第3節 江蘇省鎮江市周辺出土の韓瓶
 金山寺保管韓瓶
 張家港出土の韓瓶
第4節 上海市出土の韓瓶
 青龍鎮遺跡出土韓瓶
 志丹苑元代水閘遺跡出土韓瓶
 上海奉賢県拓林鎮馮橋村宋代井戸出土の韓瓶
第5節 伝江西省景徳鎮市浮梁県古城址出土の韓瓶
第6節 南京大報恩寺遺跡J16号井戸出土の韓瓶32
第7節 江蘇省太倉出土の韓瓶
第8節 沈船出土の韓瓶
 半洋礁1号沈船出土韓瓶
 綏中三道崗元代沈船出土韓瓶
 蓬莱古船出土の韓瓶
 南京明宝船廠六作塘出土の韓瓶
第9節 その他
 浙江省桐廬県象山橋村南宋墓出土の韓瓶
 江蘇省南京市明代徐達家族墓出土の韓瓶
第3章 日本での消費遺跡出土の韓瓶
第1節 福岡県博多遺跡群出土の韓瓶
第2節 北部九州の経塚出土の韓瓶
第3節 島根県益田市豊田神社経塚出土の韓瓶
第4節 長崎県鷹島海底元寇沈船出土の韓瓶
第4章 韓国での出土事例
第1節 新安沈船出土の韓瓶
第2節 韓国生産の韓瓶
おわりに

写真・図版出典
中国・韓瓶出土主要遺跡名一覧
附図 江南地方韓瓶出土遺跡関連都市図
索 引


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【2022年5月27日】 【品切れ】


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書籍番号 81030
書  名 特別展「海を越えたつながり-倭の五王と東アジア-」
シリーズ
データ A4 149頁
ISBN/ISSN
編著者 堺市博物館編集
出版年 2021年3月 
出版者 堺市博物館
価 格 品切れ

本書は、堺市博物館の特別展「海を越えたつながりー倭の五王と
東アジア―」(令和3年3月13日から5月9日)の開設図録です。
目次
ごあいさつ
序章 海を渡る倭と半島を結ぶ船…………………………………  5
   【コラム】朝鮮半島の船はどんなもの? ………………… 13
1章 朝鮮半島と倭の多様な文化………………………………… 14
2章 交渉のはじまりと変化……………………………………… 24
   【コラム】大成洞古墳群とその発掘調査の最新成果…… 38
   【コラム】倭とのつなかりを示す韓国の遺跡・古墳…… 57
3章 倭の五王の外交と軍事……………………………………… 59
   【コラム】七観山古墳の調査……………………………… 65
4章 百舌鳥古墳群と渡来系遺物………………………………… 89
5章 政権を支えた技術流入……………………………………… 94
   【コラム】帯金具と龍の模様………………………………112
終章
特別論考① 倭の五王海を渡る……………………………………123
特別論考② 大塚山古墳出土鉄鏡の象嵌文様……………………132
展示品一覧……………………………………………………………139
図版一覧………………………………………………………………141
英語抄録………………………………………………………………144
韓国語抄録……………………………………………………………146


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【2022年5月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81019
書  名 5世紀の倭と東アジア 国際シンポジウム 記録集
シリーズ (特別展「海を越えたつながり―倭の五王と東アジア―」関連国際シンポジウムの記録集。)
データ A5 160頁
ISBN/ISSN
編著者 堺市博物館編
出版年 2022年3月 
出版者 堺市博物館
価 格 1,210円(税込)

 【内容簡介】

特別展「海を越えたつながり―倭の五王と東アジア―」関連国際
シンポジウムの 記録集です。
 
 【目次】

【講演1】古墳時代中期の歴史像(松木武彦)
【講演2】二~六世紀における加耶、新羅と倭(朴天秀)
【講演3】四・五世紀における百済と倭の交流(權五榮)
【講演4】倭の五王の南朝遣使と東アジア世界(田中俊明)
【講演5】四・五世紀の東アジアと倭政権(柳本照男)
【討 論】四・五世紀の東アジア


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書籍番号 81014
書  名 鏡の古墳時代
シリーズ (歴史文化ライブラリー547)
データ 四六版 340頁
ISBN/ISSN 978-4-642-05947-3
編 著 者 吉川弘文館
出 版 年 2022年5月 
出 版 者 吉川弘文館
価   格 2,090円(税込)

 【内容簡介】

弥生・古墳時代の鏡には、巫女の占い道具や神器といった
イメージとは隔絶した、強烈な政治的性格があった。
6000面をこえる出土資料をもとに、鏡背面の図像の意味、
配布をつうじた有力者間関係、保有と副葬の意義などから、
鏡をめぐる政治力学を平易に解説。鏡が国家形成にはたした
決定的な役割に迫り、倭人にとって鏡とは何だったのかを
解き明かす。

 【目次】

古鏡をめぐるイメージ―プロローグ
古文献の鏡、考古資料の鏡
  古文献の鏡
  考古資料の鏡
鏡・古墳・国家
  日本古代国家形成論
  権力資源の複合媒体―古墳と鏡
鏡の意味体系
  宇宙観とイコノロジー
  倭人の図像理解
  鏡の大小/死者に副える、祈り捧げる
配布される鏡
  同笵鏡論と伝世鏡論
  鏡が動く、社会も動く
  配布の政治性
  鏡の重さ
保有される鏡
  伝世論から保有論へ
  鏡の集団保有と副葬
  骨と鏡
  長期保有鏡 と集団の同一性
鏡と国家形成
  〈権力資源の複合媒体〉としての鏡
  鏡が映しだす国家形成
  鏡と国家形成―エピローグ


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【2022年4月15日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80991
書  名 江戸時代に佐賀藩が特別誂えした鍋島焼の特質
シリーズ (第10回 近世陶磁研究会 資料)(鍋島焼調査研究発表会)
データ A4 239頁
ISBN/ISSN
編著者
出版年 2022年2月 
出版者 近世陶磁研究会
価 格 2,750円(税込)

参加開始
開会行事
鍋島焼の始まりと変遷
  大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館)…………………  1
日峯社下窯跡の調査成果
  船井 向洋(伊万里市教育委員会)……………………… 43
近世陶磁研究会 報告事項
佐賀城跡出土の鍋島焼について……………………………… 73
  加藤 裕一(佐賀県文化課)
大坂と京の遺跡から出土した鍋島焼………………………… 87
―佐賀藩蔵屋敷跡と公家町遺跡を中心に―
  市川  創(公益財団法人 古代学協会)
江戸佐賀藩中屋敷跡出土の鍋島………………………………107
  関根 信夫(株式会社 四門)
江戸遺跡出土鍋島の再検討……………………………………125
  成瀬 晃司(東京大学埋蔵文化財調査室)

≪紙上発表≫

新潟県新発田城跡から出土した鍋島焼 
  鶴巻 康志(新発田市立歴史図書館)……………………191
新潟県佐渡奉行所跡出土の鍋島焼 
  相羽 重德(佐渡市世界遺産推進課)……………………195
神奈川県東海道藤沢宿第4地点出土の鍋島焼について 
  滝澤 晶子・宮田 眞……………………………………197
              (株式会社 博通)
愛知県岡崎城出土の鍋島焼について 
  山口 遥介(岡崎市教育委員会)…………………………201
愛媛県松山城跡出土の鍋島焼 
  石岡 ひとみ(愛媛県教育委員会)………………………207
大分市・府内城出土の鍋島焼 
  松浦 憲治(大分市教育委員会)…………………………215
日田市城下町遺跡出土の鍋島焼と町年寄・中村家について
                 ………………………223
  若杉 竜太(日田市教育庁 咸宜園教育研究センター) 
佐賀県唐津市・みやき町出土の鍋島焼と鍋島焼を模した製品
  についての考察……………………………………………227
  鮎川 和樹(唐津市教育委員会)


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書籍番号 80958
書  名 考古学論攷 第45冊
シリーズ (奈良県立橿原考古学研究所紀要)
データ A4 80頁
ISBN/ISSN 0287-9271 
編 著 者
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 奈良県立橿原考古学研究所
価   格 1,650円(税込)

                       目 次
序                                   青柳正規
古代溜池の水源について ……………………………北山峰生… 1
中国における最古級の瓦とその分布について ……齊藤 希…11
中西遺跡・秋津遺跡の弥生時代前期水田遺構の変遷とその
 特質 ……………………………………岡田憲一 金原正明…21
ヒシャゲ古墳の周庭帯と埴輪 ……… 小栗明彦 東影 悠…39
三ツ塚古墳群出土漆塗り革袋のX線CT調査
 ………………………………卜部行弘 鳥越俊行 奥山誠義…57
興福寺跡出土将棋駒の樹種
         ……鈴木一議 福田さよ子 清水康二 小栗明彦…73


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書籍番号 80959
書  名 新堂遺跡―京奈和自動車道「大和区間」(5工区)拡幅に伴う調査報告書(1)―
シリーズ (奈良県文化財調査報告書 第189集)(付CD-ROM)
データ A4 本文119頁 図版40頁
ISBN/ISSN
編著者 奈良県立橿原考古学研究所編集
出版年 2022年3月 
出版者 奈良県立橿原考古学研究所
価 格 4,400円(税込)

           目 次
序文
例言
第1章 位置と環境
 第1節 地理的環境……………………………(絹畠 歩)  1
 第2節 歴史的環境……………………………… (絹畠)  4

第2章 調査の経緯と経過
 第1節 調査に至る経緯………………………  (絹畠)  9
 第2節 調査の経過……………………………  (絹畠) 13
第3章 調査方法と出土遺構
 第1節 調査方法と基本層序…………………  (絹畠) 17
 第2節 1区 ……………………………………  (絹畠) 21
 第3節 2区 ……………………………………  (絹畠) 38
 第4節 3―1区…………………………………  (絹畠) 42
 第5節 3―2区西半 …………………………… (絹畠) 45
 第6節 3ー2区東半 …………………………… (絹畠) 53
第4章 出土遺物
 第1節 土器・土製品 ………………(絹畠・岡田憲一) 62
 第2節 石器・石製品 ……………………………(絹畠) 74
第5章 自然科学分析
 第1節 分析の概要 ………………………………(岡田) 81
 第2節 放射性炭素年代測定
   (1)新堂遺跡第19次調査における年代測定(1)
       ………………… (文化財科学研究センター) 82
   (2)新堂遺跡第19次調査における年代測定(2)
     ……………………… (パリノ・サーヴェイ) 86
 第3節  環境分析
   (1)新堂遺跡第19次調査における環境分析(1)
     ………………… (文化財科学研究センター) 89
   (2)新堂遺跡第19次調査における環境分析(2)
     ……………………… (パリノ・サーヴェイ)101
第6章 まとめ
 第1節 新堂遺跡第19次調査における遺構の変遷
                        …………………(絹畠)115
 第2節 新堂遺跡第19次調査における素掘小溝について
                   ………(絹畠)118
表 目 次
………………
挿 図 目 次
………………


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書籍番号 80960
書  名 南阿田大塚山古墳
シリーズ (奈良県文化財調査報告書 第190集)
データ A4 本文92頁  図版35頁 
ISBN/ISSN
編 著 者 奈良県立橿原考古学研究所編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 奈良県立橿原考古学研究所
価   格 3,630円(税込)

           目  次
序  文
例  言
目  次
第Ⅰ章 調査の契機………………………………(泉森)  1
第Ⅱ章 地理的・歴史的環境
  第1節 地理的環境………………………… ( 〃 )  2
  第2節 歴史的環境………………………… ( 〃 )  2
  第3節 和歌山県橋本市と奈良県五條市のつながり
                      ( 〃 )  5
  第Ⅲ章 調査の目的と方法
  第1節 調査の目的………………………… ( 〃 )  6
  第2節 調査の方法………………………… ( 〃 )  6
  第3節 奈良県指定文化財への歩み……… ( 〃 )  6
第Ⅳ章 墳丘の調査
  第1節 墳丘の測量調査…………………… ( 〃 )  8
  第2節 墳丘の構築方法…………………… ( 〃 )  8
第Ⅴ章 横穴式石室の調査
  第1節 構築方法…………………………… ( 〃 ) 13
  第2節 羨門と前庭部の調査……………… ( 〃 ) 13
  第3節 横穴式石室の規模と構造………… ( 〃 ) 13
  第4節 遣物の出土状況…………………… ( 〃 ) 17
第Ⅵ章 出土遺物
  第1節 出土遺物の一覧…………………… (泉森) 21
  第2節 装身具類…………………………… ( 〃 ) 22
  第3節 武器・工具類……………………… ( 〃 ) 25
  第4節 挫甲小札…………………………… ( 〃 ) 28
  第5節 帯状鉄製品………………… (山下・奥山) 38
  第6節 馬具………………………………… (泉森) 40
  第7節 土器………………………………… ( 〃 ) 45
  第8節 その他の古墳関連遣物…………… ( 〃 ) 51
  第9節 古代~中世の遺物………… (泉森・米田) 52
第Ⅶ章 考察
  第1節 南阿田大塚山古墳出土馬具の評価 (木村) 57
  第2節 南阿田大塚山古墳出土須恵器についての考察
                  ……… (岩越) 61
  第3節 奈良県出土の装飾付須恵器……… (泉森) 70
第Ⅷ章 総括―まとめにかえて―
  第1節 古墳の立地と周辺の古墳………… ( 〃 ) 75
  第2節 墳丘の検討―帆立貝形古墳を中心に― 
                …………… ( 〃 ) 75
  第3節 横穴式石室………………………… ( 〃 ) 79
  第4節 出土造物…………………………… ( 〃 ) 81
  第5節 被葬者像に関して………………… ( 〃 ) 90
あとがき……………………………………………( 〃 )


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書籍番号 80969
書  名 中国考古学 第21号
シリーズ
データ 浙江省博物館編 (精装)
ISBN/ISSN 1349-0249
編 著 者 日本中国考古学会編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 日本中国考古学会
価   格 4,400円(税込)

 《文字化けのため原文目次は以下のURLからご覧ください(PDF)》
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80969/80969.pdf 

   【目 次】

論 説
 一般発表
  二里頭文化の深腹罐と竈
         ……久保田慎二・宮田佳樹・松永篤知・楚小龍・楊樹剛   3
    西周時代における長江中流域の青銅甬鐘の展開
                                     ………………譚 永 超  21
  釋「??」:『穆天子伝』における難読字の釈読方法から
                                 ………………雷 晋 豪  35
    江蘇省徐州市獅子山楚王陵出土玉龍佩の研究 ……林 巧 羚  45
  内蒙古・長城地帯における青銅刀子の型式と金属化学組成
   :木村武山コレクションの調査を基礎に
               ………………松本圭太・飯塚義之・鈴木 舞  55
  草原地帯東部における佩用鏡の様相   ………坂 川 幸 祐  73
  東アジアにおける「北方系」湾曲羽口の展開
                                     …………丹 羽 崇 史  91
  漢代銅盂の研究
     ―とくに陽鋳の銘文と文様をめぐって― 
                             ………………川 村 佳 男 103
  北朝後期における釉陶器の様相
   ―[業β]城と晋陽を中心に―   ………………陳 斯 雅  135
  天水麦積山石窟東崖窟の造営年代の再考
    ー建築遺構を手掛かりとして一     …………末 森 薫  149
  雲岡石窟第7・8窟の主室壁面構成と造窟思想
                              ………………八 木 春 生  163
  華北地域における唐墓の編年と分布  ……………楊   萌  179
  明代の官窯瓷器に表された「気」の概念
   ―回転する龍鳳文様を中心に― …………新 井 崇 之  193
  琉球出土龍泉窯青瓷の基礎研究
    ―首里城跡火災資料の検討― ……………柴 田 圭 子  206


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書籍番号 80966
書  名 古代文化 第73巻 第4号(627号)
シリーズ
データ B5 154頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

鈴木 崇司:鉄剣生産からみる東日本弥生社会

  特輯 東地中海地域における青鋼器・鉄器時代移行期
桑原 久男:特輯「東地中海地域における青銅器・鉄器移行
                  期」に寄せて
津本 英利:西アジアにおける鉄器時代への移行の様相
増渕麻里耶:アナトリアにおける鉄器時代の始まり
橋本 英将:鉄器時代の開始と「フェニキア人」
間舎 裕生:「はざま」としての南レヴァント
      -後期青銅器時代~鉄器時代Ⅰ期―
長谷川修一:青銅器時代・鉄器時代移行期の南レヴァントに
      おけるエスニック・アイデンティティ出現
      ―「イスラエル」出現を手がかりに―
…………………………………………………………………………
西山 史朗:『小右記』註釈(27)―長和4年5月27日~29日条―
佐藤ちひろ:〈考古学人国記〉(28)泉山兄弟と是川遺跡
前田 清彦:〈私の古代学〉(25)方形周溝墓研究と私
森岡 秀人:〈高松塚古墳発掘50周年〉(1)
       発掘前夜から墳丘鍬入れへ
       ―静寂の飛鳥、檜前の地の高松塚―
近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉
              ④即位式(二)
福山 博章:綴喜郡井手町栢ノ木遺跡第13次調査
      -井手寺塔跡の発見―
 水谷 千秋:長谷部将司著『日本古代の記憶と典籍』
 高橋  学:中塚武監修/中塚武・若林邦彦・樋上昇編『気候
             変動から読みなおす日本史 第3巻 先史・古代
             の気候と社会変化』
 相原 嘉之:重見泰著『日本古代都城の形成と王権』
 岩本 篤志:小野響著『後趙史の研究』
 森岡 秀人:関川尚功著『考古学から見た邪馬台国大和説 
                  畿内ではありえぬ邪馬台国』
 関口 功一:佐藤雄一著『古代信濃の氏族と信仰』


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【2022年3月31日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80962
書  名 旧石器考古学 86
シリーズ
データ B5 110頁
ISBN/ISSN
編 著 者 旧石器文化談話会編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 旧石器文化談話会
価   格 3,850円(税込)

【論 文】

東アジアおける更新世の石器群に関する技術・類型学上の研究法、
 特に石器類型学について ……………………竹花 和晴  (1)
ウサギ・石器・イヌワシ?
  ―青森県尻労安部洞窟の語るもの―(後編)
 …………………………………………………山田 しょう (21)
東日本における国府系石器群の特質とその意味―翼状剥片と有底
 横長剥片― 
 ……………………………………………………橋本 勝雄 (41)
北海道における美利河型細石刃核及びこれを伴う細石刃石器群の
 検討
 …………………………………………………佐久間 光平 (61)

【研究ノート】

近畿地方の旧石器時代研究の現状と課題………伊藤 栄二 (75)

【資料紹介】

京都市嵯峨野の旧石器時代の採集遺物について
 ………………………徳永 裕・竹内 千津・伊藤 栄二 (93)

【追悼】

古森政次さんとの4年間 1975.4-1979.3 ……麻柄 一志(103)
旧石器文献紹介  …………………………旧石器文化談話会(107)


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【2022年3月30日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80957
書  名 遺跡 第54号 特集◎愛媛の終末期古墳
シリーズ
データ A4 232頁
ISBN/ISSN 0912-5221
編 著 者 十亀幸雄編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 遺跡発行会
価   格 1,980円(税込)

           埋蔵文化財の保護と考古学研究の発展のために

特集◎愛媛の終末期古墳
 東予の終末期古墳……………………………………… 正岡睦夫    1
 旧北条市の終末期古墳 ………………………河原茂・正岡睦夫    9
 道後平野西部の終末期古墳………………………… 山之内志郎   14
 道後平野南部の終末期古墳  ………………………… 十亀幸雄   24
 道後平野東部の終末期古墳  ………………………… 常盤 茂   42
 南予の終末期横穴式石室  …………………………… 清水真一   50
 愛媛県終末期古墳一覧表…………………………… 遺跡発行会   55
共同分布調査
 櫛玉比売命神社古墳と国津比古命神社古墳の調査
                   ……河原茂・正岡睦夫   60
 善応寺古墳の調査    ……………………河原茂・正岡睦夫   65
 松山市大浦ふわりの里付近の箱式石棺   
                                ………… 河原茂・正岡睦夫   70
報告
 愛媛県の漢式鏡(8)長作の森古墳内行花文鏡・若草町重圏日光鏡
    ・大日裏山1号墳内行花文鏡 ………………名本二六雄   75
 横穴式石室をT字形に配置した長方形墳―松山市北条地域― 
                                   …………………正岡睦夫   84
 陶質土器を出土した松山市淡路峠古墳  ……………正岡睦夫   93
 北条地域の鉄製武器・武具・馬具       ……………井出耕二   97
 宇摩の巨石墳―特に向山古墳1号石室を中心に―  
                                       ……………眞鍋修身  106
 四国中央市の主要古墳(旧伊予三島市・土居町編) 
                                        ………… 正岡睦夫  109
 久万高原町大岳・白猪山の山岳修験遺跡    
                                 …………遠部慎・十亀幸雄  183
 愛媛における江戸・明治期の銅製錬遺跡(第3報)別子銅山の山元
    製錬遺跡(下)           ……………………………十亀幸雄  200
 槙鹿蔵の製作した陶器製の狛犬       ………………日山貞治  215
 愛媛県旧広田村の鬼の金剛―総津久保組例を中心にして―
               ……………………太田由美子・十亀幸雄  219
会所だより
 例会・会務報告(2020年9月~2021年12月)  ……山之内志郎  230
 『いせきニュースレター』目次(第141号~第160号)
                    ……………… 13・23・69・83・92・105
 受贈図書(2020年11月~2022年2月)      …………………… 182
編集後記              ……………………………………………… 232


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【2022年3月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80924
書  名 極彩色壁画の発見 高松塚古墳・キトラ古墳
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 155)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2135-8
編 著 者 廣瀬 覚・建石 徹著
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】
 
現在、国内でたった二例の極彩色壁画をもつ高松塚古墳と
キトラ古墳。両古墳は、いつどのようにして築かれたのか。
なぜ壁画を描いたのか。最新の研究成果を盛り込み考古学
をはじめ文化財科学、美術史学、天文学など諸分野から
壁画古墳築造の意義に
せまる。

 【目次】
 
第1章 極彩色古墳壁画の発見
  1 高松塚古墳壁画の発見
  2 キトラ古墳壁画の発見
  コラム1 古墳の名称の由来

第2章 壁画発見の余波
  1 高松塚古墳・キトラ古墳の特徴
  2 考古学以外の学問分野への影響
  3 飛鳥ブームの到来
  コラム2 石室と石槨

第3章 壁画の保存をめぐって
  1 高松塚古墳壁画のとり出しに至る経緯
  2 キトラ古墳壁画のとり外しに至る経緯
  コラム3 国宝修理装?師連盟

第4章 近年の調査成果が語る新事実
  1 古墳の構築過程
  2 石室の構築技術
  3 その他の考古学的成果
  4 考古学以外の成果
  コラム4 被葬者は誰か

第5章 未来に伝える
  1 高松塚古墳・キトラ古墳の歴史的意義
  2 未来に伝えるために
  3 まとめ

参考文献


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【2022年3月18日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80945
書  名 古代学研究 第232号
シリーズ
データ B5 40頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編 著 者 古代学研究編集局
出 版 年 2022年3月 
出 版 者
価   格 880円(税込)

           目  次
《論  文》
煮炊具からみた古墳時代後期の須恵器生産
―甑形土器を中心に― ………………飯 塚 信 幸   1
旧二条城の復元研究―表面波探査法による
           ―……………古 川   匠  21
                 釜 井 俊 孝
                 坂 本   俊
《古代学への提言 84》
 一人の老考古学徒として …………米 田 敏 幸 表表紙


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【2022年3月18日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80944
書  名 古代学研究 第231号
シリーズ
データ B5 42頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編 著 者 古代学研究編集局
出 版 年 2022年2月 
出 版 者
価   格 880円(税込)

         目  次
《論  文》
大型古墳の築造と諸勢力関係の整序 
          ……………………川 畑   純   1
建築遺構からみた古墳時代から古代の尺度の変遷
          ……………………道 上 祥 武  19
《書  評》
『文化財としての「陵墓」と世界遺産
 ―「陵墓限定公開」40周年記念シンポジウムー』を読んで
          ……………………橋 本 達 也  37
《古代学への提言 83》
東南アジアの家族と親族組織と日本古代の社会
           …………太 田 宏 明 表表紙


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【2022年3月17日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80939
書  名 糸島 古墳図鑑
シリーズ (令和3年度 伊都国歴史博物館展示図録)
データ 浙江省博物館編 (精装)
ISBN/ISSN
編 著 者 糸島市立伊都国歴史博物館編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 糸島市立伊都国歴史博物館
価   格 1,100円(税込)

ごあいさつ(抜粋)

 本書は、『糸島古墳図鑑』と称して、これまでに明らかと
なった糸島地方の古墳の調査成果を冊子としてまとめたものです。
当該地方の古墳の調査研究の底本として、また、古墳めぐり
ガイドなど、多方面でご活用いただければ幸いです。----

 【目次】
 
はじめに
第Ⅰ章 イト西部の古墳
第Ⅱ章 イト中部の古墳
第Ⅲ章 イト東部の古墳
第Ⅳ章 シマの古墳
おわりに
主要参考文献
協力者一覧


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【2022年3月17日】 【20220324入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80923
書  名 アジアの博物館と人材教育ー東南アジア・日中韓の現状と展望
シリーズ
データ A5 208頁
ISBN/ISSN 978-4639027782
編著者 山形眞理子・徳澤啓一編
出版年 2022年3月 
出版者 雄山閣
価 格 2,860円(税込)

 【内容紹介]

アジアで求められる博物館の専門人材とは?
ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、西南中国、 そして、中国、
韓国における博物館事情ととともに、専門人材の資格制度や高等
教育機関における博物館学のカリキュラム等を取り上げ、現状と
展望を示す

 【目次】
 
1 近代的博物館成立と東南アジア
   ―植民地支配の影響と人材教育の果たす役割―(平野 裕子)
2 ベトナムの博物館と博物館学教育(菊池 百里子・菊池 誠一)
3 ラオスの博物館序説
      ―博物館人類学的視座からの考察―(小田島 理絵)
4 カンボジアの博物館と専門人材育成 (丸井 雅子)
5 タイの博物館と学芸員
   ―国立博物館の学芸員制度と大学における人材育成―
                        (白石 華子)
6 中国雲南省における民族文化の保護と博物館学―2000年代初頭
  の西双版納[イ泰]族自治州の非物質文化遺産を事例として―
                        (德澤 啓一)
7 中華人民共和国の博物館と専門人材教育(中島金太郎)
8 大韓民国における博物館教育と専門人材養成の現状
                   (三阪 一徳・金 想民)
9 日本における学芸員のキャリア形成の現状と課題(德澤 啓一)


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【2022年3月17日】 【20220324入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80921
書  名 講座 考古学と関連科学
シリーズ
データ A5 248頁
ISBN/ISSN 978-4639028147
編 著 者 亀田修一・白石 純編
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 雄山閣
価   格 3,300円(税込)

 【目次】
 
第Ⅰ部 アジア・日本・地域の考古学

 第 1 章 吉備の考古学
       ―吉備の渡来人-備中を中心に― (亀田修一)
 第 2 章 日本の考古学
  ―西日本の古代山城-備中鬼ノ城を中心に― (亀田修一)
 第 3 章 東北アジアの考古学
  ―東北アジアの農耕伝播と日本列島における文化変化―
                      (三阪一徳)
 第 4 章 東南アジアの考古学
   ―海を越えた移動と交流― (山形眞理子)
 第 5 章 生産と流通の考古学
       ―石器・土器の産地推定から― (白石 純)

第Ⅱ部 関連科学と考古学

 第 1 章 地理学と考古学 (宮本真二)
 第 2 章 年代学と考古学(畠山唯達・富岡直人・那須浩郎)
 第 3 章 古地磁気学・岩石磁気学と考古学 (畠山唯達)
 第 4 章 地質学と考古学( 能美洋介)
 第 5 章 人類学と考古学( 富岡直人)
 第 6 章 動物学と考古学( 富岡直人)
 第 7 章 植物学と考古学( 那須浩郎)
 第 8 章 民族誌研究と考古学
    ―メコンデルタ出土のガラス製腕輪とインドのガラス
      製作民族誌を題材として―(德澤啓一・平野裕子)
【Column】1 鎌木義昌と瀬戸内考古学研究 (白石 純)
     2 古地磁気強度測定法と文化財の年代決定(北原優)
     3 地質学との協働による文化財調査(伊藤 創)
     4 土井ヶ浜遺跡の人類学と 考古学(沖田絵麻)


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【2022年3月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80896
書  名 狭山池のルーツ―古代東アジアのため池と土木技術
シリーズ (令和3年度特別展・大阪府立狭山博物館 図録33)
データ A4 102頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立狭山博物館編集
出版年 2022年3月 
出版者 大阪府立狭山博物館
価 格 1,540円(税込)

目次
ごあいさっ
目次・凡例
プロローグ
   狭山池博物館二〇周年
第一章 東アジアにおける灌漑と農耕
  1 東アジアの気候と農業
  2 灌漑の技術と歴史的変遷
第二章 土木技術から探る狭山池のルーツ
  1 古代狭山池
  2 古代中国のため池と土木技術
  3 古代朝鮮半島のため池と土木技術
  4 古代アジアため池ロード
第三章 古代日本のため池調査
  1 磐余池(東池尻・池之内遺跡/磐余遺跡群)
  2 池田遺跡
  3 薩摩遺跡
  4 益田池堤跡
第四章 土木技術と交流
  1 山陰地方に出現した土のう
  2 渡来系技術を用いる古墳の築造
  3 大和東南部の造営集団
エピローグ
特別論考
  「薩摩遺跡にみる古代の灌漑と土地開発」 北山峰生
  「五千年前の巨大水利事業:
      中国良渚遺跡群のダムと水上都市」中村慎一
遺跡地図
報告書・参考文献
図版目録
出品目録
展示協力者
あとがき


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【2022年3月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80894
書  名 白虎消失―高松塚壁画劣化の真相
シリーズ
データ B6 273頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2116-7
編 著 者 大脇 和明著
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,420円(税込)

 【紹介文】

発見時の鮮やかだった高松塚壁画群が、国宝となり文化庁が
管理する間に、カビの大発生、作業時の損傷、そして石室
解体へ。壁画劣化は防げなかったのか? 古代史ブームを
巻き起こした高松塚壁画がたどった道のりを新聞記者が
丹念に追ったルポルタージュ。
「世界に例を見ない極上の壁画を後世に残そうと努力を重ね、
格闘した担当者たちの苦悩があったことも事実だろう。
だからこそ私は、高松塚古墳の壁画はなぜ、「白虎」の描線
が消えたり、「飛鳥美人」や「青龍」が黒カビに汚染されたり
するほどに劣化したのかを問いたい。」

 【目次】

プロローグ 消える白虎 ――隠された事実
第1章 壁画発見――衝撃の女子群像
  全面カラー特報の「飛鳥美人」
  穴の中に光が差し、何か色が見えた
   「飛鳥美人」を撮影した便利堂
    網干善教とマスコミ
    末永雅雄の決断と懸念
第2章 高松塚の謎とキトラ古墳
    高松塚壁画とは何か
    重文級の壁画模写
    第二の壁画古墳・キトラ発見
    玄武発見から一五年、四神次々確認
第3章 カビとの闘い――苦悩の保存処理
    カビはいつから
   「現地保存」の方針決定
    保存施設の完成と初期の体制
    保存施設の建設と壁画保存のキーマン
   「人の出入り」が要因か
第4章 劣化発覚
    発覚前夜――「唐突に」黒カビ公表
    緊急対策検討会が現地を視察
    キトラにも白いカビ
    恒久保存検討会が発足、再びカビと虫
    壁画の現状、高精細デジタル撮影
    消えた「白虎」に衝撃
第5章 白虎の悲鳴――現地保存か、解体か
    文化庁に激震、キトラにも影響
    キトラ「玄武」と感動の対面
    文化庁に壁画担当調査官
    現地保存は困難、解体を検討へ
    石室解体へ五案を提示
第6章 ずさんな実態次々発覚
   「作業日誌」を開示請求
    ずさんなカビ対策の実態
    取合部に大量のカビ発生
    共有されなかったマニュアル
   「青龍」の舌を損傷、装?師を投入
    西壁損傷事故、同日に相次ぎ発生
    損傷事故は何が問題だったのか
第7章 飛鳥と明日香、地元の思い
    飛鳥ブームの火付け役
    キトラ壁画、地元の執念で発見
    四神次々確認、村民に驚きと興奮
    根強い異論・反対、そして解体決定
    河合長官、明日香村に初の公式訪問
第8章 始まった石室解体
    解体前に石室公開、白虎ほぼ消失
    発掘で見えたM8級・南海地震の痕跡
    キトラの朱雀、ワイヤー・ソーではぎ取り
    天井石、西壁、続々取り出し、北壁に黒カビ
    解体終了、修復へ
第9章 劣化は複合汚染
    ガラス越しに壁画初公開、初日は三八〇人
   「劣化は複合汚染」と原因調査検討会
   「もう古墳に戻せない」
    キトラ壁画、東京へ
    解体から一三年、壁画の修理完了
エピローグ 文化財はだれのもの


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【2022年3月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80893
書  名 八ヶ岳を望む学ぶ集落の復元 梅之木遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 154)
データ A5 93頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2134-1
編 著 者 佐野 隆著
出 版 年 2022年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】

縄文集落の本当の姿は? 北に八ヶ岳、南に富士山、西に
南アルプスを望む山梨県北杜市の茅ヶ岳山麓で、〝縄文王国〟
と称されるほど繁栄した縄文時代中期の集落跡がみつかった。
竪穴住居ばかりでなく、川べりの作業場やムラの道など生活
の場がセットで出現した希有な遺跡から追う。

 【目次】

第1章 縄文集落がみつかった
  1 梅之木遺跡の発見
  2 保存か開発か
第2章 リアルな縄文集落を求めて
  1 梅之木遺跡の発掘調査
  2 縄文中期の環状集落だ
  3 川のほとりの活動域
  4 縄文の「道」みつかる
第3章 梅之木縄文ムラの生活を追う
  1 ムラの生活を支えた道具
  2 磨製石斧はどこから来た?
  3 土を洗う
  4 土器に残された圧痕
  5 どこへ行った? 梅之木の人びと
第4章 新たな住居像を求めて
  1 みんなでつくる縄文ムラ
  2 竪穴住居をどう復元するか
第5章 生きている史跡


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書籍番号 80874
書  名 韓式系土器研究 ⅩⅤ
シリーズ
データ B5 150頁
ISBN/ISSN 1883-3438 
編 著 者 韓式系土器研究会編集
出 版 年 2020年6月改訂発行 
出 版 者 韓式系土器研究会
価   格 2,200円(税込)

                      目 次

高霊三国時代の土器窯について-松林里遺跡を中心に- 
              ………………朴泳協   1
                                      平郡達哉 訳
窯の構築法からみた初期須恵器窯の系譜
              ……………森内秀造   15
 -陶邑窯を中心として-
大邱新塘洞土器窯遺跡の調査紹介 …………朴升圭    41
 -三韓文化財研究院発掘資料-       松永悦枝 訳
陶邑古窯址群の初期須恵器に見られる馬韓・
 百済系土器の要素と意義…………………田中清美   53
嶺南地域三国時代土器積載方式の予察………趙晟元   83
 -燒成痕を通じた積載方式の復原-   大庭重信 訳
須恵器の焼成と色調分析
 -大阪府豊中市桜井谷2-2号窯を事例として-
           …………………中久保辰夫   101
                         岩越陽平
近畿地域出土の阿羅加耶様式陶質土器の特徴
                  ……………………………李春先   113
                   井上主税 訳
万町北遺跡の異形容器の系譜について……白石耕治   135


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書籍番号 80858
書  名 古墳出現期土器研究 第8号
シリーズ
データ A4 150頁
ISBN/ISSN
編 著 者 古墳出現期土器研究会編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 古墳出現期土器研究会
価   格 1,320円(税込)

巻頭言
 資料を集めること………………………市村慎太郎   1
<論文>
 吉備南部の精製器種群と布留式土器との関係について
  -弥生時代後期中葉~古墳時代前期前葉土器の分析
   から―       ……………河合  忍   3
 香東川下流域産土器研究の現状と課題
           …………………品川  愛
                  梶原 慎司  25
 港湾集落・青谷上寺地遺跡の終焉……君嶋 俊行  33
 佐野台地における古墳出現期の様相(上) 
  ―集落遺跡出土土器の検討―
        …………………………岡本淳一郎  43
 博多湾岸地域における山陰系土器の動向(予察) 
  ―弥生時代後期から古墳時代初頭(布留0式併行期)
   にかけて―   …………………久住 猛雄  65
 生駒山地西麓の弥生時代後期集落についての若千の
  整理          …………市村慎太郎  79
 庄内式期Ⅲの認識整理と今後の課題について(前編)
            ………………米田 敏幸  99
 畿内における古墳時代中期の山陰東部系土器
         ………………………中野  咲 109
<資料紹介>
 山持遺跡出土の装飾普通器台…………中川  寧 121
  ―西谷墳墓群と楯築遺跡との比較―
 大阪府大東市野崎条里遺跡の古墳出現期土器
         ………………………濱田 延充 131
<コラム>
 庄内式期の高地性集落について………森岡 秀人 137
 -北摂・紅茸山遺跡出土土器の熟覧検討とその素描―


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書籍番号 80856
書  名 装飾古墳ガイドブック 九州の装飾古墳
シリーズ
データ A5 160頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2113-6
編 著 者 柳沢一男著
出 版 年 2022年2月 
出 版 者 文物出版社
価   格 2,750円(税込)

【紹介文】

 石室を埋めつくす赤・黒・緑・黄の三角文、騎馬や船の図文、
天空の星のようにちりばめられた珠文、得体の知れない怪獣の
ような図文、謎の直弧文や双脚輪状文、蕨手文……。装飾古墳
の不思議な図文は人の目を惹きつけ、古代のロマンをかき立て
ます。
それらの写真を大きく掲載した本もたくさん刊行されています。
しかし、古墳の装飾がどの地域で、どんな図文からはじまり、
どのように変化・波及し、終息していったのか、そもそも何の
ために装飾をしたのか、その歴史は案外知られていないように
思います。本書は、考古学研究でわかってきた装飾古墳の歴史
をわかりやすく解説しようとするものです。目を引く図文だけ
でなく、それが描かれた古墳の写真や石室の図版、さらに分布図
などをたくさん収録しました。
 装飾古墳に表現されたさまざまな図文は、たんなる墓室内の
飾りではありません。古墳時代の人びとの死者への想いが表現
されたものです。
九州の数多くの装飾古墳をとおして、その想いに触れる旅に出て
みませんか。

【目次】

●ようこそ装飾古墳の世界へ
01 装飾古墳とは
02 装飾のある古墳の種類
03 変遷を三つの時期に分けてみる

●先1期の装飾古墳
04 最初に出現した装飾古墳
05 直弧文・円文の意味するもの
06 家形表現の思いと工人の交流

●第1期の装飾古墳
07 装飾古墳の出現
08 直弧文・具象文の出現
09 同心円文のはじまり
10 色の塗り分けがはじまる
11 石屋形の登場とその装飾
12 装飾古墳の広がりとその背景
13 横口式家形石棺の連鎖
14 地下式横穴墓の家屋表現

●第2期の装飾古墳
15 六世紀前葉の大転換
16 王塚古墳─玄室前面壁画の語り
17 王塚古墳─玄室奥壁と石屋形の壁画
18 王塚古墳─武器・武具の図文
19 王塚古墳─天文図の謎
20 日岡古墳─石室構造と壁画
21 日岡古墳─多様な壁画
22 釜尾古墳─石室と壁画
23 謎の双脚輪状文
24 双脚輪状文のルーツ
25 謎の天井画
26 朝鮮半島と九州のつながり
27 叙事的壁画の出現①─田代太田古墳
28 叙事的壁画の出現②─五郎山古墳
29 高句麗系図文の登場①─竹原古墳
30 高句麗系図文の登場②─珍敷塚古墳
31 横穴墓の図文装飾

●第3期の装飾古墳
32 鯨・イルカ猟を描いた線刻画
33 鬼面文を描いた線刻画
34 樹木・木葉・鳥の線刻画
35 描かれた船と馬

まとめに代えて


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【2022年2月15日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80855
書  名 遺跡学研究 第18号 2021
シリーズ
データ A4 149頁
ISBN/ISSN 1349-4031
編 著 者 浙江省博物館編
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 日本遺跡学会
価   格 2,750円(税込)

特集  遺跡のなかの民俗学
特集趣旨  惠谷 浩子 
基調講演
 遺跡の民俗学あるいは伝承の考古学 
   ─重畳たるモノとコト─     角南 聡一郎 
事例報告
 斎宮跡は「発見」されたのか 
      ─伝承の形成過程と遺跡─  伊藤 文彦
 「伝説」と結びつき理解されてきた場所としての遺跡  
                    山川 志典 
座談会
 パネリスト: 角南 聡一郎・伊藤 文彦・山川 志典 
 コメンテーター:菊地 暁
 コーディネーター:惠谷 浩子
附論
 “ゆるふわ”保護制度と生活のなかの遺跡   菊地 暁
 埋蔵文化財行政の展開と伝承・住民・地域  坂井 秀弥
 古墳の祟り・再考 ─怪異学の視点から─  大江 篤 
 遺跡にのこる伝承 
   ─岩手県盛岡市のいくつかの事例─  今野 公顕 
 山城地域における前方後円墳と地域の暮らし  惠谷 浩子
 近世から近代における古墳に関する歴史探究の変化と連続  
                     竹内 祥一朗
遺跡学フォーラム
SITE 03 史跡武蔵府中熊野神社古墳の仲秋の名月 秋山 邦雄
文化財と文化観光  中尾 智行    
多賀城創建1300年を記念する史跡整備について  白崎 恵介
群馬県における古墳文化への取組  今城 未知・白銀 三容子
安満遺跡公園、全面開園  鐘ヶ江 一朗       
古代体験フォーラム2020『つくる たもつ つなぐ 
  ─復元建物の「これから」を考える─』  岡本 一秀 
「文化財総覧WebGIS」の公開 
      ─地図から多様な文化財を探す─ 高田 祐一
書評:中西裕見子・片桐千亜紀著『地中海の水中文化遺産』 
                      高田 祐一 
令和2年度の史跡等の整備について  
      市原 富士夫・中井 將胤・岩井 浩介・栗原 悠
KOFUNSCAPE 03 古墳と遊び場         惠谷 浩子   
田園に潜む遺跡 03 歴史的建築の転写  前川 歩  
遺跡雑感 02 史跡昼飯大塚古墳と私 ─私的雑感─ 林 正憲


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【2022年2月11日】 【品切】【ご注文承り中】


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書籍番号 80853
書  名 古墳文化基礎論集
シリーズ
データ B5 404頁
ISBN/ISSN
編 著 者 古墳文化基礎論集刊行会編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 古墳文化基礎論集刊行会
価   格 在庫切れ

 <刊行会では販売してますのでご注文は下記のアドレスへ
 メールでご確認・ご注文ください。>

  大阪大谷大学犬木努研究室気付
  犬木 努 <inukit@osaka-ohtani.ac.jp>                

             序  文

 本書は、金属器および埴輪を中心とした古墳文化研究に関する
論文集である。
 学史を紐解くと、金属器と埴輪の研究は主に1930年頃から進め
られ、現在の研究基盤を形成した古墳文化編年論の中核分野で
ある。その成果は古墳文化そのものを探究するための基礎に位置
づけられる基盤的論考として、現在でも繰り返し引用される重要
な研究が多い。また、本書に収められた各論文の執筆者は、近年
の当該分野における研究を牽引してきた中堅研究者を多数含んで
いる。これらの論文は、古墳文化の的確な先行研究を踏まえた
堅実な検証等が特色で、なかには将来的に古墳文化研究を推進
する論考もあると期待される。
 一方で、各論文のテーマは執筆者の自由な創意や問題意識に
拠るため、体系性のある配置は行っていない。そこで、古墳文化
研究の大小テーマごとに収録する各論文を参照できるように項目
別の「参考・引用文献索引」を巻末に配置し、"逆引き事典"的な
機能をもたせたまとまりのある図書を目指した。
 的確な引用はしばしば対象文献の学史的・学術的位置づけを
鮮明にする。ときに、書評や解題よりも雄弁であることは多くの
研究者が経験していることで、初学者にとっても最良の研究入門
の役割を果たすものであろう。
 本書が、収録された各論文が挑んだテーマの分析と研究成果の
公開と共に、このような横断的・縦断的な視点で、学史を踏まえ
た古墳文化研究における各論文の位置づけと課題を浮かび上がら
せることができたとすれば望外である。
 なお、このような構成と意図は、執筆者の一人で本論文集の
企画・編集の中心的役割を果たし、その最中に不治の病に倒れた
故阪口英毅さんとの打合時における本書のデザイン(構成)等の
意見を活かしたものである。本書をその霊前に捧げることをお許し
願いたい。
               筆者を代表して 古谷 毅

……………………………………………………………………………

【目次】

「領域」が対峙する場所
  ─「下総型」埴輪と異系統埴輪の共存/対置─ ……犬木 努
朝倉地域西部の中期の埴輪工人
  ─ハケメの分析を中心に─      ………………井上義也
三角縁神獣鏡の成立 …………………………………………岩本 崇
古墳時代中期の北関東地域
  ─出入口・交通経路・鈴付馬具─    ……………内山敏行
京築における鉄刀についての一考察─古墳時代における豊前
 軍事組織解明に向けての基礎作業─    ……………宇野愼敏
平城宮東院下層埴輪窯跡群の基礎的検討 …………………大澤正吾
小田原市天神山1号墳出土遺物の再検討 …………………太田雅晃
一須賀様式の単竜環頭と倭製双竜環頭
 ─二子塚古墳の双竜環頭は誰が作ったか─ ……………大谷晃二
古墳時代の鶏 …………………………………………………賀来孝代
長野県大室古墳群大室谷支群168 号墳の埴輪
 ─積石塚古墳の埴輪とシナノの古墳時代中期─ ………風間栄一
小見真観寺古墳と柏木貨一郎 ………………………………加藤一郎
東国における出現期の人物埴輪 ……………………………加部二生
紀伊における家形埴輪(予察)
 ─紀伊風土記の丘万葉植物園出土資料の紹介─ ………河内一浩
伝榛原町出土単鳳環頭大刀把頭をめぐる問題 ……………金 宇大
稲童15号墳出土方形板革綴短甲の再検討 …………………阪口英毅
播磨における竪穴式石槨の一様相 …………………………島田 拓
漁具副葬と海部
 ─島根県今浦横穴墓群の検討を中心に─ ………………清水邦彦
頸甲に用いられた板金の板取り展開形状再論 ……………杉井 健
石製模造品の研究視点について
 ─小林行雄の著述から─       …………………清喜裕二
鳥取県南部町・普段寺1号墳の合子形土器 ………………髙田健一
豊前豊後における埴輪の導入 ………………………………田中裕介
円筒埴輪製作における「輪台技法」の再検討
 ─尾張・下原窯出土資料を手がかりにして─ …………辻川哲朗
古墳時代における双魚佩製作の
 一様相─新出事例の分析を起点として─ ………………土屋隆史
圭頭大刀の生産主体について ………………………………豊島直博
古墳副葬の石製祭器の意義
 ─大垣市矢道長塚古墳・昼飯大塚古墳・遊塚古墳からの解釈─
                       ………中井正幸
東山窯成立に関わる系譜と編年の諸問題 …………………中里信之
古墳時代における甲冑副葬の意義 …………………………橋本達也
庄内川流域における渡来系集団の動静
 ─勝川遺跡(古墳群)から志段味古墳群へ─ …………早野浩二
「末期古墳」副葬矢の製作 …………………………………平林大樹
片流れ造り建物とその性格─踐祚大嘗祭式を敷衍して─ 穂積裕昌
九州における小札甲について ………………………………松﨑友理
博多遺跡群にみる古墳時代前期の鉄器生産の一様相 ……水野敏典
飯塚市山王山古墳出土?形鏡板の再検討
 ─中国北朝系?轡馬装の影響をめぐって─ ……………桃﨑祐輔
古墳の裾 ………………………………………………………森下章司
挂甲武人埴輪を出土した前方後円墳の一例
 ─群馬県伊勢崎市安堀古墳表採の埴輪について─ ……横澤真一
仕様と系列から後期型小札甲を考える …………………横須賀倫達
菅原東と新池 ………………………………………………和田一之輔
金属器・埴輪研究の特質と展望(Ⅰ) ……………………古谷 毅

《文字化けを修正した目次は以下のURLからご覧いただけます(PDF)》
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80853/80853.pdf


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【2022年1月23日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80746
書  名 日本古代国家と都城・王宮・山城
シリーズ
データ A5 368頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-639-02801-7
編 著 者 井上和人著
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 株式会社 雄山閣
価   格 9,020円(税込)

 【内容紹介】
 
7世紀から8世紀にかけて、日本列島に中央集権国家が構築された。
その真の意味を、近年、格段に深化した古代都城そして古代山城
についての知見を手がかりに、日本古代考古学、都城制研究の
泰斗・井上和人が解き明かす。旧来の誤った歴史観から脱却した、
新たな古代史像が見えてくる。
  
 【目次】
1章 日本列島古代中央集権国家の構築と王宮・都城
2章 七世紀代における都城・王宮の展開と日本古代国家の構築
3章 日本古代都城の源流
4章 日本列島古代山城の軍略と王宮・都城
5章 「飛鳥の道路遺構と方格地割」説批判
6章 平城京下層中ツ道の検証
7章 平城京造都史論
8章 古代の都城における門形制の展開
9章 平城京をよみがえらせた人々―北浦定政・棚田嘉十郎伝論―
10章 唐長安城(隋大興城)形制規格復元試論
11章 越南河内昇龍皇城遺跡の宮殿遺構
   ― ベトナム・タンロン皇城遺跡の保護に関する国際協力―
あとがき・初出誌/おわりにかえて 高畑から古市へと/索引


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【2022年1月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80827
書  名 漢字の象形―文字の賞玩
シリーズ (黒川古文化研究所・研究図録シリーズ8)
データ A4 149頁
ISBN/ISSN
編 著 者 石谷 慎編集
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 公益財団法人 黒川古文化研究所
価   格 1,760円(税込)

 【目次】
1. 総説 漢字資料を通して見る中国史 石谷 慎   003
2. 図版                      015
3. 漢字索引と略説                 132
4. 作品目録                    150
 【凡例より一部抜粋】
・本図録は、黒川古文化研究所における第126回展覧「漢字の
象形―文字の賞玩」展(2021年10月16日~11月28日)の開催に
伴って編集、発行した。ただし、展覧会の総目録としてでは
なく、より研究性の高い図録を目指して、掲載作品を絞って
部分拡大を増やした。また、巻末には「漢字索引と略説」を
付し、字書としての利用にも供せるよう意図した。
…………………………………………………………………………
漢字が誕生したのはおおよそ4000年前。それ以来、中国は
もちろん日本や朝鮮半島・ヴェトナムなど周辺の国や地域でも
使用され、継承されてきました。これだけ長期間にわたり、
しかも広範囲に使用された文字は、世界に類を見ません。
漢字の最大の特徴は、それが言語を伝達・記録するための
たんなる文字ではなく、字の形や成り立ちに意味をもつ表意
文字という点にあります。「目」が目の形、「壺」が壺の形を
象り、「上」「下」や「本」が線や点の位置関係によって方向
や概念をあらわすように、漢字は身の回りの具体的な物事を
象形し、抽象的な概念を図化したものです。
漢字が人びとの感情や意志を伝達するのに役立つからこそ、
様々な民族が漢字を理解し、その権威を借りようとしました。
漢字を書くための道具や作品が生まれ、漢文の教養を積む
ことも重視されるようになりました。
殷周時代の青銅器や骨器を見ると、漢字の変遷のみならず、
その解読・解釈に思考を巡らした学者たちに寄り添うことが
できます。また、唐代以降の鏡や文房具を眺めると、政治家や
文人たちが込めた古代への憧憬を読みとれます。約80件の
「漢字資料」を通して、何気なくつかっている漢字の魅力を
再発見していただく機会となれば幸いです。


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【2022年1月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80822
書  名 関西近世考古学研究 27 近世都市の発展と産業
シリーズ (2021年 関西近世考古学研究会 第31回大会)
データ A4 117頁
ISBN/ISSN
編著者 関西近世考古学研究会編集
出版年 2021年12月 
出版者 関西近世考古学研究会
価 格 2,200円(税込)

   2021年 関西近世考古学研究会 第31回大会  
       近世都市の発展と産業
            目次
講演
戦国から江戸初頭の非鉄金属生産について
   ―生産関連遺物からその実態を探る―  沓名 貴彦   1
報告
近世都市大坂の金属生産と加工業~基礎的な資料と手法の提示~ 
                    小田木 富慈美  13
北前船寄港地近世新潟町跡出土品に見る江戸時代の産業    
                     今井 さやか  39
伊丹郷町の酒造業               赤松 和佳  37
近世都市江戸と周辺の生産活動~金属を中心に~水本 和美  53
清須から名古屋へ―城下町と職人― 山 誠一・武部 真木  69
長崎 金属関連産業とその分布  田中 学・田中 亜貴子 87
紙上報告
松本城下町における産業の立地
     ―近年の考古資料から― 原田健司・小山奈津実 103
近世都市における瓦生産について―大坂を中心に―市川 創 117


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【2022年1月17日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80817
書  名 九州考古学 第96号
シリーズ
データ B5 214頁
ISBN/ISSN 0387-7078
編 著 者 九州考古学編集幹事
出 版 年 2021年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,750円(税込)

論文
 九州縄文時代前期後半土器群の動態   廣重 知樹   1
 宮崎県役所田遺跡におけるX線撮影機器による土器
 圧痕調査         小畑 弘己・宮浦 舞衣 
              小林  啓・中野 和浩  23
 弥生時代後半期における収穫具の変遷とその背景
  ―北部九州を中心として―      松尾樹志郎  45
 舶載三角縁神獣鏡と[イ方]製三角縁神獣鏡の画期をめぐる
 考察―「尚方」銘鏡と西晋の中国統一を軸に― 
                    徳富 孔ー  65
 大分県竹田市小園遺跡出土の布留系甕形土器
  ―古墳時代前期後葉における地域間交流のアプローチ― 
                          佐々木憲一・久住 猛雄  89
 大宰府の陶硯と牛頸窯跡群       山元 瞭平 111
 和同開珎絵葉書をめぐる人びと―濡田廃寺と長門鋳銭所―
                    北島 大輔 131
研究ノート
 アミダ遺跡の基礎的研究        福永 将大 151
翻訳
 慶州地域支石墓文化の特徴と終末期の様相   
              李  秀鴻(訳:小池史哲) 163
遺跡調査報告
 豊前竜王城跡の縄張り調査       浦井 直幸 181
資料紹介
 古絵葉書の写真に見る柳川城跡     木下 浩良 191
令和3年度九州考古学会総会研究発表要旨       197
九州考古学会賞規程  209
第14回九州考古学会賞・九州考古学会奨励賞について  
                                九州考古学会事務局 210
令和2年度九州考古学会総会の概要          212
『九州考古学』執筆要項               213
雑誌『九州考古学』における著作権の取り扱いについて 214

 


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【2022年1月17日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80785
書  名 新修 福岡市史 資料編 考古 2 遺物からみた福岡の歴史―東部編―
シリーズ
データ A4 902頁 口絵カラー8頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-907395-15-5
編著者 福岡市史編集委員会編集
出版年 2020年3月 
出版者 福岡市
価 格 5,000円(税込)

本巻は、福岡市東部地域(中央区・博多区・東区・南区)に
所在する遺跡に解説を掲載したものです。

 【目次】

第Ⅰ部 福岡市の地理的環境と遺跡
第Ⅱ部 東部地域の遺跡発見と調査のあゆみ
第Ⅲ部 東部地域の遺跡とその特質

第Ⅳ部 主要遺跡解説
第1章 旧石器時代
 1.三苫遺跡
 2.諸岡B遺跡
 3.井尻B遺跡
 4.麦野B遺跡/南八幡遺跡/雑餉隈遺跡
 5.那珂遺跡群
 6.蒲田部木原遺跡
 コラム①奈多砂丘を歩いた人びと
第2章 縄文時代
 1.浜の町貝塚
 2.柏原遺跡群
 3.井相田C遺跡/井相田D遺跡
 4.中村町遺跡
 5.名子遺跡
 6.蒲田水ヶ元遺跡/蒲田部木原遺跡
 7.野多目C遺跡
 8.香椎A遺跡
 9.曰佐遺跡
 コラム②縄文時代の海岸線
第3章 弥生時代
 1.板付遺跡
 2.比恵遺跡群/那珂遺跡群
 3.雀居遺跡
 4.下月隈C遺跡
 5.天神森遺跡
 6.持田ヶ浦遺跡
 7.雑餉隈遺跡
 8.五十川遺跡
 9.諸岡B遺跡
 10.笠抜遺跡
 11.野多目A遺跡
 12.蒲田部木原遺跡/蒲田水ヶ元遺跡
 13.永浦遺跡
 14.顕孝寺遺跡
 15.赤穂ノ浦遺跡(席田大谷遺跡)
 16.金隈遺跡
 17.上月隈遺跡
 18.久保園遺跡/席田青木遺跡
 19.高畑遺跡
 20.席田大谷遺跡
 21.博多遺跡群
 22.那珂君休遺跡
 23.野間A遺跡/野間B遺跡
 24.奈多砂丘B遺跡
 25.唐ノ原遺跡
 26.伝八田出土鋳型
 27.宝満尾遺跡
 28.東比恵三丁目遺跡
 29.南八幡遺跡
 30.井尻B遺跡
 31.弥永原遺跡
 コラム③「漢委奴国王」金印と志賀島の弥生遺跡
 コラム④社寺所蔵の青銅器関係遺物
第4章 古墳時代
 1.那珂八幡古墳
 2.名島古墳群1号墳
 3.天神森古墳/香住ヶ丘古墳
 4.部木古墳群
 5.名子道古墳群
 6.比恵遺跡群/那珂遺跡群
 7.東那珂遺跡
 8.多々良込田遺跡
 9.箱崎遺跡
 10.博多遺跡群
 11.堅粕遺跡
 12.吉塚遺跡
 13.警弥郷B遺跡
 14.野多目A遺跡/野多目B遺跡/野多目C遺跡
 15.警固・桜坂地区の古墳群(警固古墳群)
 16.井尻B遺跡
 17.老司古墳
 18.卯内尺古墳群
 19.和田B遺跡
 20.舞松原古墳
 21.唐ノ原遺跡/唐原古墳群
 22.那珂君休遺跡
 23.高畑遺跡
 24.三筑遺跡
 25.三苫遺跡
 26.東光寺剣塚古墳
 27.堤ヶ浦古墳群
 28.水町古墳
 29.東平尾公園内と周辺の古墳
 30.持田ヶ浦古墳群(A~F群)
 31.今里不動古墳
 32.顕孝寺遺跡
 33.下原名切古墳群
 34.三苫京塚古墳群A1号墳(三苫京塚古墳)
 35.和白地区の古墳群
 36.桧原遺跡/桧原古墳群
 37.寺塚A古墳群1号墳(寺塚穴観音古墳)
 38.柏原古墳群(A~J群)
 39.大牟田古墳群A群/大牟田古墳群B群
 40.中津宮古墳
 コラム⑤「修造官家 那津之口」いわゆる那津官家
第5章 古代
 1.比恵遺跡群/那珂遺跡群
 2.博多遺跡群
 3.鴻臚館跡
 4.海の中道遺跡
 5.多々良込田遺跡
 6.高畑遺跡
 7.井相田C遺跡/井相田E遺跡
 8.和田部木原遺跡
 9.堅粕遺跡
 10.吉塚祝町遺跡
 11.立花寺遺跡
 12.下月隈C遺跡
 13.雀居遺跡
 14.麦野A遺跡/麦野B遺跡/麦野C遺跡
 15.雑餉隈遺跡/南八幡遺跡
 16.柏原M遺跡(柏原遺跡群)
 17.井尻B遺跡
 18.老司瓦窯跡
 19.三宅廃寺・三宅瓦窯跡(三宅遺跡群)
 20.箱崎遺跡
 コラム⑥官道 国の威容を示すハイウェイ
第6章 中世
 1.博多遺跡群
 2.箱崎遺跡
 3.経塚
 4.香椎B遺跡
 5.住吉神社遺跡
 6.上月隈遺跡/上月隈B遺跡
 7.元寇防塁(箱崎)
 8.柏原K遺跡(柏原遺跡群)
 9.三苫遺跡
 10.香椎A遺跡
 11.諸岡B遺跡
 12.井相田C遺跡
 13.野多目A遺跡/野多目B遺跡/野多目C遺跡/野多目D遺跡
 コラム⑦立花山城跡 福岡戦国史を彩る屈指の名城
第7章 近世
 1.名島城跡
 2.福岡城跡
 3.福岡城下町遺跡
 4.博多遺跡群
 コラム⑧博多遺跡群出土のキリシタン遺物
第Ⅴ部 遺跡情報
第1章 遺跡情報一覧
第2章 遺跡関連資料一覧


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【2021年12月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80780
書  名 古文化談叢 第87集 小田富士雄先生米寿記念
シリーズ
データ B5 460頁
ISBN/ISSN 1883-0676
編著者 武末純一編集
出版年 2021年11月 
出版者 九州古文化研究会
価 格 3,080円(税込)

             目 次
国史跡「壱岐古墳群」と「壱岐嶋造」  小田 富士雄 ……   1
『日本の考古学』から『日韓交渉の考古学』へ
 ―岡崎敬先生の思い出を中心に―    福田 啓三 ……  23
一ノ口遺跡の無文土器・無文土器系土器
 ~一ノ口遺跡出土資料の再発掘から~  山崎 賴人 ……  41
弥生時代土器棺墓の諸問題―研究史を中心として―    
                    柴尾 俊介 ……  51
層仄岩製片刃石斧の生産と流通に関する研究ノート
 ―石材の性質と製作技術―       島 日出海 ……  67
須玖岡本遺跡岡本地区5次調査の天秤権   井上 義也 ……  79
                    武末 純一
蝙蝠座鈕内行花文鏡の再検討
 福岡県飯塚市立岩出土新資料の紹介   嶋田 光一 ……  89
朝鮮半島由来の鍬―又鍬考―       入江 文敏 …… 113
古墳時代中期の三輪玉付刀剣       齊藤 大輔 …… 129
石室の名称と構造            森山 栄一 …… 139
馬背塚古墳における二基の横穴式石室の関係について  
                   土生田 純之 …… 161
瀬戸内海西端における横穴式石室墳の様相 小嶋  篤 …… 171
福岡県乗場古墳出土の単鳳環頭柄頭
 ―特異な環部文様をもつ単鳳環頭―   大谷 晃二 …… 181
福岡県直方市小野牟田2号横穴の補修痕跡の
 ある兵庫鎖付内湾楕円形鏡板付轡と靭負 桃﨑 祐輔 …… 191
史跡「城山横穴群」の史跡指定と保存整備 井上 勇也 …… 217
古代の葬送儀礼について―出雲地方を中心に―      
                    川原 和人 …… 229
大宰府出土の初期単弁軒丸瓦について   下原 幸裕 …… 257
備前国分寺跡・両宮山古墳周辺の古道に関する覚書    
                    亀田 修一 …… 267
伊豆国の評制時代から郡制時代への移行過程について   
                    日野 尚志 …… 267
日向国庁の前殿に関する諸問題      津曲 大祐 …… 291
雷山神籠石年代論―北水門付近採集の須恵器の紹介をかねて―
                    平尾 和久 …… 301
武井廃寺塔跡の再検討          右島 和夫 …… 313
行橋市・椿市廃寺再検討         宇野 愼敏 …… 323
上野遺跡群出土の古代火葬墓について   長  直信 …… 329
牛頸窯跡群の朝鮮半島系資料       上田 龍児 …… 345
伝・対馬市厳原町宝満神社出土韓半島系土器について   
                    古澤 義久 …… 357
支脚配置からみた1個掛け竈と2個掛け竈
 ―古墳~平安時代における南部九州(宮崎県域)の様相― 
                   今塩屋 毅行 …… 367
築上郡・豊前市域の中世前期土師器杯に関する研究ノート 
                    佐藤  信 …… 379
首羅山遺跡発見の石塔部材と薩摩塔の復元 江上 智恵 …… 389
「破庭」はあったのか―豊後国大友氏館跡池庭遺構を読み解く―
                   五十川 雄也 …… 399
嶺南地域支石墓文化の変化と社会相    李  秀鴻 …… 411
                    小池 史哲訳
長鼓墳(前方後円形古墳)出現の背景    柳本 照男 …… 433
広西チワン族自治区貴港市港北区梁君[土同]14号墓出土の舟形
明器                  辻尾 榮市 …… 447
謝辞                 小田 富士雄 …… 457


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書籍番号 80735
書  名 文化遺産の保存と活用 仕組と実際
シリーズ
データ A5 426頁
ISBN/ISSN 978-4-87805-166-1
編 著 者 小松弥生著
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 株式会社 クバプロ
価   格 3,850円(税込)

長年にわたって文化庁で国の文化行政を担い、都道府県・
指定都市・市町村のすべての立場で教育長として文化財
政策の責任者を務めてきたエキスパートによる待望の現
代文化遺産論。沿革、背景から最新動向まで全貌をくわ
しく解説!

 【目次】
 
第Ⅰ章 文化遺産はどのように継承されてきたか
 第一節 明治時代以前の文化遺産の継承
 第二節 明治時代から第二次世界大戦後の文化財保護法
     制定まで
 第三節 文化財保護法制定後の文化遺産保護制度の変遷
第Ⅱ章 文化遺産保護制度の概観
 第一節 文化財保護法
 第二節 文化遺産保護にかかわる文化財保護法以外の
     法制度
 第三節 文化遺産保護を担当する主な行政組織とその事業
第Ⅲ章 文化財保護法による保護の制度
 第一節 建造物の保護
 第二節 美術工芸品の保護
 第三節 無形文化財の保護
 第四節 民俗文化財の保護
 第五節 記念物の保護
 第六節 埋蔵文化財の保護
 第七節 文化的景観の保護
 第八節 伝統的建造物群の保護
 第九節 文化財の保存技術の保護
第Ⅳ章 文化遺産保護の総合化とまちづくり
 第一節 文化遺産の総合的把握?歴史文化基本構想
 第二節 歴史文化を重視したまちづくりの推進?歴史まち
     づくり法
 第三節 「日本遺産」認定制度の創設
 第四節 観光立国実現のための文化遺産への期待
 第五節 文化財保存活用地域計画等を新設した文化財保護法
     の改正
 第六節 文化遺産保護をまちづくりの核に?埼玉県川越市、
     静岡県掛川市の
     取組を例に
 第七節 社会全体で文化財を継承していくために?中間支援
     組織の存在「一般
     社団法人ノオト」を例に
 第八節 社会全体で文化財を継承していくために?埼玉県の
     学校教育における
     取組を例に
第Ⅴ章 文化遺産保護に関する国際協力
 第一節 ユネスコ世界遺産による取組
 第二節 脅威にさらされた世界遺産への日本の対応
 第三節 文化財の不法な輸出入の防止
 第四節 ユネスコの無形文化遺産保護
 第五節 「世界の記憶」事業
 第六節 日本の文化遺産保護国際協力体制
第Ⅵ章 災害と文化遺産
 第一節 阪神・淡路大震災による被害と復旧・復興
 第二節 東日本大震災による被害と復旧・復興
 第三節 熊本地震による被害と復旧・復興
 第四節 防火対策
 第五節 感染症への対応
 第六節 災害の記憶と記録の継承
第Ⅶ章 博物館
 第一節 博物館の概要
 第二節 博物館をめぐる制度 
 第三節 観光振興と博物館
 第四節 博物館はどのくらい利用されているか
 第五節 博物館の一層の充実のために


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書籍番号 80760
書  名 群集墳研究の新視角―群集墳からみた古墳時代の社会と集団
シリーズ (2018年度古代学研究会拡大例会シンポジウムの成果報告書)
データ B5 368頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-150-5
編著者 古代学研究会編
出版年 2020年12月 
出版者 株式会社 六一書房
価 格 4,950円(税込)

本書は、2018年12月15日に大阪市立自然史博物館において開催さ
れた2018年度古代学研究会拡大例会シンポジウム「群集墳研究の
新視角」の成果報告書です。

                        目 次
序…………………………………………………………森岡秀人   ⅰ
例 言………………………………………………………………   Ⅴ

第I部 拡大例会シンポジウム記録集
〈趣旨説明〉
  開催趣旨―群集墳研究と古代学研究会― ……絹畠 歩   3
〈報告〉
  古墳時代の家族・集団と群集墳 ………………太田宏明   9
  初期群集墳における造墓集団とその体制 ……山田 暁  41
  横穴式石室からみた群集墳の集団原理 ………藤村 翔  65
  ―近江・畿内地域を中心に―
  器種構成からみた群集墳の須恵器副葬について
                …………………岩越陽平  91
  ―大和・河内地域のいくつかの群集墳の事例から―
  副葬品からみた群集墳被葬者の職能と階層 …絹畠 歩 115
  ―畿内地域を中心として―
  横穴墓の造営過程からみた被葬者集団 ………岩橋由季 139
  ―近畿地方中部を中心に―
  群集墳の終焉について …………………………小田裕樹 165
  集落遺跡と群集墳 ………………………………鈴木一議 195
  ―大和地域を中心に―
〈シンポジウムの記録〉
 「群集墳研究の新視角」討論 ……………作成:絹畠 歩 205
第Ⅱ部 各地域における群集墳の分析
  畿内地域の群集墳 ………………………………太田宏明 225
  近畿の群集墳1 播磨地域 ……………………奥田智子 247
  近畿の群集墳2 紀伊地域 …………………萩野谷正宏 267
  東海地域の群集墳 ………………菊池吉修・田村隆太郎 309
  ―遠江・駿河・伊豆を中心に― 
第Ⅲ部 総括と展望・提言
〈総括〉
  総括 …………………………………絹畠 歩・太田宏明 335
〈展望〉
  群集墳展開の教条的な原理の打開と多様性 …森岡秀人 341
〈提言〉
 『群集墳研究の新視角』に寄せて ………………森本 徹 355
 後 記 ………………………………………………絹畠 歩 366
 執筆者一覧


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書籍番号 80756
書  名 埴輪研究会誌 第25号
シリーズ
データ B5 123頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者
出 版 年 2021年8月 
出 版 者 埴輪研究会
価   格 1,650円(税込)

          目 次
論 説
生出塚埴輪窯産双脚人物埴輪について
 ―同工品分析の視点から― ……………山﨑 武 (1)
千葉県流山市中野久木谷頭古墳の女性埴輪
 ―葛飾・相馬地域における下総系埴輪の様態― 
             ………………鈴木 徹 (19)
埴輪生産からみた近江・息長古墳群
 ―狐塚5号墳を中心に―  ……………花熊 祐基 (33)
藤岡産埴輪分布圏内における埴輪胎土の蛍光Ⅹ線分析 
               …………志村 哲 (49)
人物が跪くのはどのような場面なのか …日高 慎 (69)
南武蔵における埴輪の生産と流通(まとめ) 
          ……………………寺田 良喜 (81)
群馬県地域における埴輪生産体制の一考察 
          ……………………加部 二生 (87)
軽里4号墳出上埴輪の再検討
 ―同工品分析と器種間比較― ………近藤 麻美 (97)
衝立形埴輪と呼ばれる埴輪片
 ―大阪府岸和田市蔵の馬子塚古墳の形象埴輪― 
             ……………河内 一浩 (117)
資料紹介
千葉県南房総市永野台古墳出上の埴輪 岡山 亮子 (123)


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書籍番号 80761
書  名 出土銭貨 第42号
シリーズ
データ B5 153頁
ISBN/ISSN 1882-3769
編 著 者 出土銭貨研究会編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 出土銭貨研究会
価   格 2,750円(税込)

【事例報告】京都市御土居跡出土の慶長丁銀極印鑽
       ……… 柏田有香・関晃史・永井久美男・西脇康    1
【論 文】古代権衡の復元(上)  …………… 松村恵司   19
【事例報告】北海道斜里町チャシコツ岬上遺跡出土の神功開寳
       ―古代における北方との交流― …平河内 毅   29
【論 文】史跡 周防鋳銭司跡の周辺 …… 古賀 信幸   39
【最新情報】近年の史跡周防鋳銭司跡の調査成果
    ―第3次~第6次調査を中心に― … 丸尾 弘介   49
【集 成】長岡京の古代銭貨集成2021(補遺)
                                       …原  秀樹   67
【次号予告】京都府舞鶴市松尾寺仁王門出土の銭貨  
                               ……………松﨑 建太   80
【提 言】非破壊分析では測定方法と中央値の開示を!  
                                 …………西脇  康   81
【論 文】中世《悪銭》の流布と通用銭への統合
         ―京都、在京領主の史料を中心に― 
                                 …………田中 浩司   95
【情 報】岡山県出土の古代銭貨の状況 … 畑地ひとみ  123
【報 告】2004年から2020年までの和歌山県の主要な出土銭貨
          状況―日本古代銭貨、中国銭貨の大銭、中国銭貨を
          用いた地鎮―     …………………北野隆亮  125
【情 報】兵庫県の出土銭貨  …………… 渡辺  昇  132
【情 報】2018年度石川県の出土状況 …… 小早川裕悟  135
【報 告】土浦市神明・山川館跡と出土銭貨 石川  功  137
【報 告】千葉県に於ける主な中・近世墓地から出土する銭貨に
          ついて       ……………… 小髙 春雄  143
【目 録】2017年・2018年「出土銭貨」主要文献目録    
                                   ……… 嶋谷和彦  146
     事務局からのお知らせ  ……… 事 務 局  152


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書籍番号 80764
書  名 石のクロニクル―黒川信義さん古稀記念論集―
シリーズ
データ A4 131頁
ISBN/ISSN
編 著 者 黒川信義さん古稀記念刊行会編集
出 版 年 2021年7月 
出 版 者 佐田岬みつけ隊
価   格 2,200円(税込)

            目 次
序文
目次
【特別論文-】
中世石造物から佐田岬半島を見る―伊予の白石に着目して― 
                  ………黒川信義    8
【献呈論文】
愛媛県の有形文化財「石造美術」 …………… 高嶋賢二  18
豊予の境目松森城の周辺―大佐田浦・井野浦地籍図から― 
                                   …………中平景介  22
国分八幡宮石塔群と西打遺跡中世墓 ………… 松田朝由  28
阿波へ運ばれた武蔵型板碑    ……………… 西本沙織  34
備北の石灰岩製宝篋印塔
  ―浄久寺宮家墓所と地蔵の編年を中心に―  舘鼻 誠  38
九州北部における近世石造層塔について(覚書) 高橋 学  46
有田市初島町正善寺伝来不動明王立像の再検討 木谷智史  52
高取藩主植村家宗泉寺墓所の検討
          ―近畿地方近世大名墓の一例―    税田脩介  58
中世末期から近世初頭にかけての尼崎における石造物利用に
ついて―尼崎市本興寺の石造物調査を中心に― 
                   ……………藤井佐由里・森山由香里  64
大日寺石塔実測記  ……………… 上井佐妃・吉兼千陽  78
徳川大坂城の石垣に用いられた花崗岩採石地の諸特徴
  ―石切丁場の分布による比較検討―  … 坂本 俊  84
中村家住宅における石造物
  ―滋賀県長浜市八木浜町の事例紹介―  … 山明日香  92
「ホリガサ」と松本の石造物  ……………… 武井成実  96
近世動物塚考―大阪府池田市弘誓寺所在熊塚を中心に―   
                                   ……… 海邉博史 100
古代石塔の造立  ……………………………… 佐藤亜聖 108
【思い出編】
楽しい石造物調査   ……………………… 遠藤ゆきの 116
黒川信義さん古稀記念集に寄せて  ………… 堤 千畝 117
黒川さんの引き出し  ………………………… 高嶋賢二 118
【黒川さんの歩み】
略歴―黒川信義さんの清く正しく美しい半生―  ……… 120
業績一覧―書籍・報告書・論文・講演・報告会等―  … 122
思い出写真集   …………………………………………… 124
編集後記   ………………………………………………… 129


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書籍番号 80744
書  名 王墓と装飾墓の比較考古学
シリーズ
データ B5 486頁
ISBN/ISSN 978-4886218766
編 著 者 河野 一隆著
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 株式会社 同成社
価   格 20,900円(税込)

 【紹介文】

世界各地に存在する王墓と装飾墓を俯瞰的に比較し、
列島の古墳時代における王権の実態も視野に入れ、
埋葬法の変遷過程の詳細な分析からその歴史的意義に
迫る。巻末にはフルカラーの写真と共に国内174基の
装飾古墳データベースを収録。

 【目次】

第Ⅰ部 世界篇
 第Ⅰ章 歴史認識のための方法
 第Ⅱ章 理論化のための作業仮説
 第Ⅲ章 埋葬法変遷の歴史理論
 第Ⅳ章 埋葬法変遷の比較研究
 第Ⅴ章 小結 埋葬法変遷と社会の論理

第Ⅱ部 日本篇
 第Ⅵ章 古墳文化と王権論
 第Ⅶ章 理論化のための考古学的実践
 第Ⅷ章 結論 日本列島の王権形成
 第Ⅸ章 極東文明

第Ⅲ部 装飾墓篇
 第X章  考古学と空間情報科学―協調の可能性と将来展望―
 第XI章  装飾古墳の新研究
 第XⅡ章 装飾古墳・装飾墓の比較研究
 第XⅢ章 総括―歴史認識における構造と科学―

装飾古墳正射投影画像

装飾古墳データベース


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書籍番号 80734
書  名 古代集落の構造と変遷 1
シリーズ (第24回 古代官衙・集落研究会報告書)(奈良文化財研究所研究報告第30冊)
データ A4 152頁
ISBN/ISSN 978-4-87805-167-8
編著者 奈良文化財研究所編
出版年 2021年12月 
出版者 株式会社 クバプロ
価 格 3,630円(税込)

今回は「古代集落を考える」と題するシリーズを立ち上げ、
古代集落を対象として議論を重ねることに。古代集落は
遺跡数も多く、膨大な発掘調査の蓄積がある。
集落遺跡の検討を通じて、律令国家における在地社会の
実像を明らかにすることにより、都城、集落のみならず
両者を結ぶ地方官衙の有機的な関係の解明に繋がり、律令
国家や古代社会の歴史的特質を明らかにする。

 【目次】
 
 ●古代集落の諸類型―集落研究の現状と方向性―
           奈良文化財研究所・道上 祥武
 ●島名熊の山遺跡の構造と変遷
      公益財団法人茨城県教育財団・清水  哲
 ●京都府における集落の構造と変遷
  ―丹波国桑田郡内におけるケーススタディ―
             京都府教育庁・桐井 理揮
   京都府埋蔵文化財調査研究センター・名村 威彦
 ●駿河国富士郡域周辺における古代集落の構造と変遷
        富士市市民部文化振興課・藤村  翔
 ●討 議


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書籍番号 80727
書  名 宝満山の古代山岳信仰
シリーズ (第11回 九州山岳霊場遺跡研究会 資料集)
データ A4 249頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者 九州山岳霊場遺跡研究会・九州歴史資料館編
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 九州山岳霊場遺跡研究会
価   格 3,740円(税込)

           本文目次

基調講演「宝満山の山岳信仰」
 基調講演「宝満山の山岳信仰」
   九州山岳霊場遺跡研究会顧問  森 弘子………  1
調査報告「宝満山遺跡群の調査成果」
 調査報告「宝満山遺跡群の調査成果」
       太宰府市教育委員会 山村 信榮……… 20
研究報告「宝満山の古代山岳信仰」
 研究報告1「宝満山祭祀の創始と展開」 
         九州歴史資料館 酒井 芳司……… 34
  研究報告2「最澄造立の檀像とその背景
        ―竈門山と檀像薬師をかなめとして―」
           九州歴史資料館 井形  進…… 52
  研究報告3「宝満山遺跡群と古代祭祀」  
          九州歴史資料館 小嶋  篤…… 60
誌上特集①「中世以降の宝満山とその周辺」
 宝満山の古文書          一瀬  智…… 77
 宝満山の仏像―古代中世を中心に― 井形  進…… 84
 宝満山の金工―鏡と刀剣―     望月 規史…… 90
 宝満山の石造物          髙橋  学…… 96
 宝満山伝来の個人蔵の菩薩塔    井形  進……105
 大宰府の経塚―宝満山の経塚を中心に―
                  山口 裕平……107
 宝満山の峰入りと入峰絵巻     川口 陽子……113
 宝満山中の窟と井戸        山村 信榮……120
 宝満山の中近世の坊と墓地     岡寺  良……126
 宝満山周辺の中世山城       岡寺  良……132
 近世宝満山の本末争論       一瀬  智……136
 宝満山周辺山岳霊場の出土陶磁について
                  遠藤 啓介……143
 宝満山の民俗行事         森  弘子……149
 宝満山を描いた絵図と絵画     日野 綾子……160
 宝満山修験の復興―明治・昭和・平成― 
                  森  弘子……166
 宝満山の史跡指定         吉田 東明……178
 生身の地蔵と宝満大菩薩の邂逅
 ―岩船山高勝寺『仮名縁起絵巻』に描かれた近世の竈戸山
                  林  京子……184
誌上特集②「筑前の山岳霊場遺跡集成(宗像・朝倉編)」
              ……………………………193
資料編「宝満山関連資料」
 『竈門山宝満大菩薩記』解題と翻刻 酒井 芳司……226
 『竈門山宝満宮伝記』解題と翻刻  酒井 芳司……229
 宝満山関連の新出資料       岡寺  良……236
第10回研究会の記録  
   九州山岳霊場遺跡研究会事務局 岡寺  良……248


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書籍番号 80729
書  名 天守台から見る城
シリーズ [2021(令和3年)度第8回 九州城郭研究大会資料集](北部九州中近世城郭研究会大会資料集第21集)
データ A4 142頁
ISBN/ISSN
編著者 北部九州中近世城郭研究会編集
出版年 2021年11月 
出版者 北部九州中近世城郭研究会
価 格 2,200円(税込)

            目 次
研究大会日程
ご挨拶
基調講演 「織豊系5の天守台」  
         中井 均(滋賀県立大学名誉教授)…………  1
問題提起 「天守台の研究視点~先行研究と長崎県の事例から」
           林 隆広(北部九州中近世城郭研究会)
                                         ………………… 19
地域別報告
 ①「宮崎・鹿児島の“天守'を持つ城」
    竹中克繁(南九州城郭談話会・宮崎市教育委員会)…… 27
 ②「熊本県の天守台~織豊大名の本支城関係を中心に」
   中山 圭(北部九州中近世城郭研究会・天草市観光文化部
               文化課)                     ……………… 41
 ③「小領主ひしめく大分の近世城郭の天守台」
              小野綾夏(大分市教育委員会) …… 51
 ④「福岡城天守台の平面構造の検討~支城との比較を交えて」
    岡寺 良(北部九州中近世城郭研究会・九州国立博物館)
                                                   …… 73
 ⑤「佐賀における天守台の形態と構造~各城に見る劃以性と
      独自性」  坂井清春(北部九州中近世城郭研究会・唐津市
                教育委員会)  ………………………………… 85
誌上報告
 ①「島原城の天守台」 宇土靖之(島原市役所)  …………… 97
 ②「中誠天守について」浦井直幸(北部九州中近世城郭研究会)
                                                   ……101
 ③「安岐城と富来城の天守台」小柳和宏(北部九州中近世城郭
      研究会)                ………………106
 ④「近世・近代を通じた日出城天守および天守台の諸相」
         中尾征司(日出町教育委員会) ……………110
 ⑤「府内城天守について」 小野綾夏(大分市教育委員会)  114
 ⑥「臼杵城天守」 神田高士(臼杵市教育委員会)  …………118
 ⑦「岡城卸三階櫓と天守台」 小松篤史(竹田市教育委員会)123
 ⑧「小倉城の天守台」中村利至久(北九州市埋蔵文化財調査室)
                                                   ……128
 ⑨「鬼ケ城(香春岳城)の天守台」若杦善満(北部九州中近世
     城郭研究会)      ……………………………………132
 ⑩「筑後柳川城の天守台」岡寺 良(北部九州中近世城郭
      研究会)    …………………………………………………135
 ⑪「名島城の天守台」荒牧宏行(福岡市埋蔵文化財財課) …137
九州における天守台一覧表   ……………………………………139


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【2021年12月10日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80728
書  名 西南戦争のリアル 田原坂
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 153)
データ A5 93頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2133-4
編 著 者 中原幹彦著
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 株式会社 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文]
 
明治維新の総仕上げ、国内最後の内戦となった西南戦争。
その最大の激戦となった田原坂の戦いは従来、伝聞や
伝承などのイメージばかりが先行して、戦いの実相はよく
わかっていなかった。考古学的調査などから具体的な戦い
の実態をあぶり出し、リアルな田原坂を追究する。

 【目次]
 
 第1章 西南戦争とは何か
   1 近代国家確立の礎
   2 西南戦争の時期区分
   3 西南戦争の遺跡

 第2章 最大の激戦地、田原坂
   1 熊本城救援の道
   2 田原坂の戦い

 第3章 田原坂を掘る
   1 さまざまな調査
   2 両軍衝突の最前線
   3 薩摩軍本道守備の要
   4 立木の「発掘」
   5 田原坂本道の南の守り

 第4章 地形で勝ち、地形に負ける
   1 地形を読み解く
   2 難攻不落、田原坂の実体

 第5章 そして、音は消えた
   1 田原坂にまつわる虚と実
   2 イメージからリアルへ


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【2021年12月10日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80726
書  名 星空の考古学-渡邊邦雄さん・尼子奈美枝さん還暦記念論文集-
シリーズ (ナベの会考古学論集 第2集)
データ 2021年12月 B5 132頁
ISBN/ISSN
編著者 木許守(代表)編集
出版年 2021年12月 
出版者 ナベの会
価 格 2,750円(税込)

            目 次
                 
 序 -『星空の考古学』刊行に寄せて― 
             ………………森岡 秀人……… ⅰ
目 次……………………………………………………………… ⅴ
終末期古墳の前庭部構造-『星空の考古学』に寄せて
                -……渡邊 邦雄……… 1
金銅装馬具保有の背景について…………尼子 奈美枝 …… 15
「家父長制世帯共同体」概念の研究史的検討
                  …太田 宏明……… 23
畿内周縁部の群集墳 -南・中丹波地域を中心に-
              ……………奥田 智子……… 35
紀伊地域における箱式石棺について………金澤 舞………… 45
畿内系家形石棺の棺蓋横断面形についての一検討
 -奈良県御所市條ウル神古墳出土家形石棺の理解に向けて-
                   金澤 雄太……… 55
日本列島における横櫛の出現と系譜
 -韓半島の櫛との比較を通して-………木沢 直子……… 65
弥生時代の護岸材の特徴と変遷
 -奈良県御所市における事例からの考察-
                  ……木許 守……… 77
なぜ、金津山古墳の伝説は語り継がれるのか
 -市民・社会と古墳を結びつける伝説-
                 ……竹村 忠洋……… 89
高麗茶碗小考 ……………………………… 永井 正浩 …… 101
野々上埴輪窯の石見型埴輪…………………花熊 祐基………109
弥生文化期の高地性集落数例をめぐる銅鏡の先取短期保有問題考
                  …森岡 秀人………119
渡邊邦雄さん略年譜 …………………………………………… 131
尼子奈美枝さん略年譜 ………………………………………… 132


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【2021年12月8日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80725
書  名 文化財と技術 第10号
シリーズ
データ A4 326頁
ISBN/ISSN 2187-4328
編 著 者 鈴木 勉編集
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 工芸文化研究所
価   格 2,750円(税込)

   【目 次】

第一部 美術と技術の歴史
   山中 理  美術史と金属工芸
  -唐時代銀器「鍍金狩猟文六花形銀杯」の周りを廻って-
   金 跳咏  原三国~三国時代鉄製刀剣の製作技術とその意味
   吉田秀享  鍛冶作業場の推定 ―二例の古代鍛冶炉から―
   上栫 武  日本古代の鉄鋳造と素材鉄
   鈴木 勉  韓半島の鋳造技術と毛彫り技術から藤ノ木古墳・
       法隆寺へ
   金 跳咏  三国時代における鉄鐸の副葬と性格
   平林大樹  根挟みを用いた後期・終末期古墳副葬矢の構造
   姜[日文]廷 益山・笠店里古墳出土金銅飾履の復元製作研究

第二部 象嵌研究
   鈴木 勉    威安末伊山5号墳出土象嵌鉄刀の線彫り技術
            -線彫り技術判定の基準試料の提示-
   滝瀨芳之    日本列島内出土象嵌遺物集成2
      ─刀剣・鉾・刀子編(補遺・追加)及び馬具・鏡 他編─

第三部 金石文研究
   福井卓造    七支刀銘「為倭王旨造」について
   鈴木 勉    [シ東]の技術・石刻の技術
   鈴木 勉    會津八一先生筆色紙「心」について

第四部 復元研究
 <宮地嶽古墳出土大型頭椎大刀の復元研究>
   鈴木 勉    複元の企画
   鈴木 勉    復元のための調査と推定
   藤安将平(作刀補助:有賀一久・中西裕也 記録:金 跳 咏)
            刀身の復元
   藤安将平(記録:金 跳 咏)
            木製鞘の復元
   藤安将平(記録:金 跳 咏)
            木製柄の復元
   山田 琢    金銅装の復元
   鈴木 勉    鋳造鈴の復元


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【2021年12月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80723
書  名 文化財写真研究 VOL.11
シリーズ
データ A4 100頁
ISBN/ISSN
編 著 者 文化財写真技術研究会編集
出 版 年 2021年121月 
出 版 者 文化財写真技術研究会
価   格 4,950円(税込)

────────────────────────────
                      CONTENTS
────────────────────────────
アナログからデジタルの時代を駆け抜けて   菱田哲郎 02
────────────────────────────
特 集
文化財の活用と発信・保存と記録
 1.文化財の活用と発信・保存と記録(趣旨説明)栗山雅夫 04
 2.写真による文化財の魅力発信について
   ──記念物と建造物を中心として――  川口武彦 06
 3.「ColBase」におけるデータの公開について 村田良二 20
 4.砺波正倉による情報発信と蓄積      野原大輔 24
 5.文化財写真の突破口           福島幸宏 28
   ――デジタルアーカイプの視点から――
 6.正倉院宝物撮影             北田仁司 32
   ――明治から令和へ――
 7.「民学官」で護り伝える文化財      栗山雅夫 36
   ――湯舟坂2号墳プロジェクトから――
────────────────────────────
基礎講座
撮影の足元について             中村一郎 50
────────────────────────────
シリーズ印刷の知識
印刷物の色の評価におけるLED光源とは     宮内康弘 84
────────────────────────────
SUOERSHOT
山内清男のカメラ        中山雅士・中村亜希子
 ~撮影・現像関係資料の紹介~ 髙野紗奈江・中村一郎 56
────────────────────────────
 (埋蔵)文化財写真技術研究会活動30年を振り返る   
                  歴代会長対談企画 64
────────────────────────────
会長の眼
デジカメからスマホへ?           井上直夫 63
────────────────────────────
LETTERBOX
学習から実践へ               春日字光 76
────────────────────────────
NewHorizon
シリーズ発掘調査報告書 私の工夫
デジタル画像を利用した新しい技術の利用例
 ―3D写真計測と焦点合成―        水戸部秀樹 78
────────────────────────────
Gallery                        88
────────────────────────────


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【2021年12月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80724
書  名 Mie history vol.28
シリーズ
データ B5 72頁
ISBN/ISSN 1345-6784
編 著 者 浙江省博物館編
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 三重歴史文化研究会
価   格 880円(税込)

押型文土器のいわゆる枝回転文について 
      …………………………… 布谷知夫   1
〔附〕坂倉遺跡の発掘調査報告書と布谷論文について 
            …………… 山田 猛   6
埋葬施設における赤色顔料使用の東方波及 
       ………………………… 石井智大   7
斎宮跡出土鍔付土管の様相 
…………………………………………… 川部浩司  35
三重県中南勢地域における一石五輪塔の展開
  ―16世紀後葉を中心に― ……… 竹田憲治  43
安濃郡・奄芸郡における古代・中世の交通路とその変遷 
             ………… 米山浩之  53


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【2021年12月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80715
書  名 中期古墳研究の現状と課題 Ⅴ~古墳時代中期の土師器・須恵器をめぐって~
シリーズ (中国四国前方後円墳研究会 第24回研究集会 発表要旨集・資料集成)
データ A4 400頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編著者 中国四国前方後円墳研究会第24回研究集会実行委員会編集
出版年 2021年11月 
出版者 文物出版社
価 格 3,300円(税込)

                        目 次
〔基調講演〕
  中期の土器研究と暦年代
   田中清美/日本考古学協会会員……………………………1
〔研究報告〕
  畿内地域の中期土師器編年と外来系土器
   中野 咲/奈良県立橿原考古学研究所………………… 17
  九州の中期土師器編年
   重藤輝行/佐賀大学……………………………………… 41
〔地域報告〕
  鳥取県
   君嶋俊行/(公財)鳥取県教育文化財団………………… 59
  島根県
   松山智弘/島根県埋蔵文化財調査センター ………… 89
  岡山県
   河合 忍/岡山県教育庁………………………………… 117
  広島県
   和田麻衣子/広島県教育委員会…………………………137
  山口県
   小林善也/下関市立考古博物館…………………………153
  徳島県
   田川 憲/(公財)徳島県埋蔵文化財センター ………187
  愛媛県
   三吉秀充/愛媛大学………………………………………209
  香川県
   蔵本晋司/香川県埋蔵文化財センター ………………237
  高知県
   宮里修/高知大学…………………………………………263
〔資料集成〕中期古墳出土土器集成
  鳥取県……………………………………………………… 279
  島根県……………………………………………………… 299
  岡山県……………………………………………………… 323
  広島県……………………………………………………… 347
  山口県……………………………………………………… 359
  徳島県……………………………………………………… 365
  愛媛県……………………………………………………… 369
  香川県……………………………………………………… 393
 


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【2021年11月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80677
書  名 黎明─東西文化が共生した先史時代の近江―
シリーズ
データ A4 76頁
ISBN/ISSN
編 著 者 滋賀県立安土城考古博物館
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 滋賀県立安土城考古博物館
価   格 1,100円(税込)

 【紹 介】

日本列島にさまざまな地域色をもって展開した縄文時代の
土器文化。その地域色の広がりは、伊勢湾と若狭湾を結ぶ
ラインを境界とするケースがしばしば見られます。
現在の東西日本で方言や習俗が異なるのと似た現象がうか
がえそうです。
そうした縄文時代は、稲作を伴う「遠賀川系土器」文化が
西日本に普及したことで終焉し、先史時代に一大エポック
を築きました。この遠賀川系土器文化の広がりも、まさに
伊勢湾と若狭湾を結ぶラインを境界としています。
この境界に近いところに位置する近江では、西日本に広がる
弥生文化をベースにしながら、東日本に残る縄文的文化の
影響も色濃く受容して、両文化が複雑に共存する地域文化を
展開します。
今回の展示では、公益財団法人滋賀県文化財保護協会が
50年にわたって発掘調査した主な遺跡を中心に、縄文~弥生
時代の近江文化を紹介します。

【主な掲載資料】
◆縄文時代◆
相谷熊原遺跡、粟津湖底遺跡、赤野井湾遺跡、弁天島遺跡、
竜ケ崎A遺跡、小川原遺跡、松原内湖遺跡、滋賀里遺跡、
上出A遺跡の出土品(以上、滋賀県)
三重県粥見井尻遺跡、福井県桑野遺跡、奈良県橿原遺跡の
出土品など
◆弥生時代◆
烏丸崎遺跡、小津浜遺跡、赤野井浜遺跡、針江浜遺跡、
堤ヶ谷遺跡、宮前遺跡の出土品、大岩山銅鐸(以上、滋賀県)
愛知県朝日遺跡、石川県八日市地方遺跡、福井県下屋敷遺跡、
吉河遺跡、京都府鶏井冠遺跡の出土品など


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【2021年11月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80643
書  名 西日本文化 500号 特集 港市二〇〇〇年 博多・福岡
シリーズ
データ B5 90頁
ISBN/ISSN
編著者 西日本文化協会編集
出版年 2021年10月 
出版者 西日本文化協会
価 格 770円(税込)

掲げつづける文化の灯火/福岡県知事 服部 誠太郎
心豊かに文化芸術を楽しむまちを目指して
 /福岡市長 高島 宗一郎
地域社会への絆とともに/田中 直樹
「西日本文化」五〇〇号の重さと高さ/轟 良子

【特集】港市二〇〇〇年 博多・福岡
     海から伝わる波動の通奏低音

○博多湾を守る自然のゆりかご~地勢の恵み~/磯 望
○弥生時代の海村交易と古墳時代の金官加耶交易/武末純一
○玄界灘交易の拠点「奴国」とその残映/大高広和
○鴻臚館交易の発展と衰退―公貿易から私貿易へ―/菅波正人
○遣新羅使人歌の「月」と「雁」―万葉に詠まれた博多湾一帯
 の和歌―/田中真理
○大宰府・博多に入った宋代仏教/榎本 渉
○栄西ゆかりの今津誓願寺と重源―本尊阿弥陀如来坐像から
 開ける新たな視界―/井形 進
○博多綱首と博多津唐房―都市 博多のはじまり/林 文理
○博多の繁栄を担った港湾施設―「石積遺構」が語る光景―
 /大庭康時
○刀伊襲来・蒙古襲来とその後の国際交易/中村 翼
○南北朝期の大宰府・博多―足利尊氏・懐良親王はなぜ大宰府
 ・博多を目指したのか―/森 茂暁
○中世日本最大の国際貿易港―室町・戦国時代の博多とアジア―
 /伊藤幸司
○豊臣秀吉の九州平定と博多の復興/中野 等
○小早川・名島城から黒田・福岡城へ―如水・長政の城下町と
 博多対策―/高山英朗
○博多で育った名酒と銘菓/牛嶋英俊
○筑前五ヶ浦廻船と国内海運・交易/又野 誠
○港市に培われた江戸時代の学術―福岡藩儒 貝原益軒の学問―
 /大庭卓也
○福博の盛り場・小史/松村利規
○歴史と観光の「福岡」―都市づくり提言の鳥瞰図/鮓本高志
○海から陸に上がった飛行場―名島から雁ノ巣、そして福岡空港
 へ/柴多一雄
○築港問題と福岡市の都市戦略――挫折した杉山築港計画はなぜ
 語り継がれたのか― ―/有馬 学
○近代福博の都心と百貨店/草野真樹
○「福岡商業」一二〇年の伝統/深野 治
○女性教育の向上へ 檍が原に「福岡女専」/井手麻衣子
○福岡発・以西底曳と祖父/勝瀬志保
○福岡大空襲~終戦と引揚港・博多/西牟田耕治
○博多港 荷役の文学/深野 治
○変わり得るか?「港市」の貌/石橋知也
○聞書「九州の老舗」シリーズ 百年超企業・長寿の知恵43株式
 会社福岡魚市場(福岡市)
○《寺社を訪ねる》31筑前國一ノ宮 住吉神社(福岡市博多区)
 /眞武龍二郎
○『福岡県史』史料紹介11―林(美)文書『浦嶋遠見番所灯篭
 堂急用丸囲上家共図』玄界灘沿岸警備の施設を描く/岡寺 良


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【2021年11月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80606
書  名 縄文時代を知るための110問題
シリーズ
データ A5 340頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2114-3
編 著 者 勅使河原 彰著
出 版 年 2021年11月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,970円(税込)

 【紹介文】
 
縄文ブームのなかで、ともすればイメージで縄文時代が語られて
いないか。当時の社会や暮らしはどこまでわかっているのか。
縄文時代の疑問点、もう少し深く知りたい論点を、一問一答形式
で答える。縄文時代の身分・階層・戦争など最新の争点を解説。

 【目次】

はじめに

第1章 縄文時代研究事始め

第1問 縄文時代研究はいつ始まったか
第2問 縄文土器、縄文時代の名称はどのようにつけられたか
第3問 縄文と縄紋、どちらの漢字表記が正しいか
第4問 縄文時代の時期区分はどのように決められているか

第2章 縄文時代の研究と論争をみる

第5問 貝塚の巨人伝説とは何か
第6問 石器天降説とは何か
第7問 石器人工説とは何か
第8問 『雲根志』とはどんな書物か
第9問 縄文土器を発見した最初の記録は何か
第10問 人種・民族論争とは何か
第11問 層位的な観察をはじめておこなった遺跡はどこか
第12問 分層的な発掘をはじめておこなった遺跡はどこか
第13問 文様帯系統論とは何か
第14問 縄文土器の編年研究とは何か
第15問 縄文時代の住居跡が最初に発掘された遺跡はどこか
第16問 縄文集落が最初に発掘された遺跡はどこか
第17問 『日本遠古之文化』とはどんな書物か
第18問 ミネルヴァ論争とは何か
第19問 ひだびと論争とは何か
第20問 南北二系統説とは何か
第21問 『くにのあゆみ』とは何か
第22問 縄文農耕論とは何か
第23問 照葉樹林文化論とは何か
第24問 サケ・マス論争とは何か
第25問 本ノ木論争とは何か

第3章 縄文時代の関連学問をみる

第26問 民族考古学とは何か
第27問 環境考古学とは何か
第28問 実験考古学とは何か
第29問 動物考古学・植物考古学とは何か
第30問 プロセス考古学とは何か
第31問 ポスト・プロセス考古学とは何か
第32問 放射性炭素年代測定法とは何か
第33問 微化石分析法とは何か
第34問 レプリカ法とは何か
第35問 安定同位体比分析法とは何か
第36問 産地同定法とは何か
第37問 DNA分析法とは何か

第4章 縄文人の道具をのぞく

第38問 縄文土器は何に使われたか
第39問 縄文土器の器形にはどのようなものがあるか
第40問 有孔鍔付土器とは何か
第41問 注口土器は何に使われたか
第42問 釣手土器とは何か
第43問 石鏃は何に使われたか
第44問 石槍とは何か
第45問 石皿とは何か
第46問 打製石斧は何に使われたか
第47問 磨製石斧は何に使われたか
第48問 石匙とは何か
第49問 石錐とは何か
第50問 釣針を使っていたか
第51問 銛を使っていたか
第52問 漁網を使っていたか
第53問 骨針とは何か
第54問 植物製の容器にはどのようなものがあったか
第55問 縄にはどのようなものがあったか
第56問 土偶とは何か
第57問 岩偶とは何か
第58問 岩版・土版とは何か
第59問 動物形土製品とは何か
第60問 石棒とは何か
第61問 御物石器とは何か
第62問 装身具にはどのようなものがあるか

第5章 縄文人の生業と技術を探る

第63問 縄文人の主食は何か
第64問 縄文人はクリを栽培していたか
第65問 縄文人は栽培植物を利用していたか
第66問 縄文人はソバを栽培していたか
第67問 縄文人はイネを栽培していたか
第68問 縄文時代に農耕はあったか
第69問 なぜ、畠作に不適な土地なのか
第70問 貝塚とは何か
第71問 縄文時代の漁業にはどのようなものがあるか
第72問 縄文人はサケをどのように捕獲していたか
第73問 縄文人はイルカをどのように捕獲していたか
第74問 縄文人はどのような動物を狩猟していたか
第75問 縄文人が罠猟をしていたのは本当か
第76問 縄文人が猟犬を飼っていたとどうしてわかるか
第77問 縄文人はイノシシを飼育していたか
第78問 縄文クッキーとは何か
第79問 縄文人が製塩をしていたというのは本当か
第80問 縄文人は土器をどのように作っていたか
第81問 縄文人は石器をどのように作っていたか
第82問 縄文人は骨角器をどのように作っていたか
第83問 縄文人は木製容器をどのように作っていたか
第84問 縄文人はカゴ類をどのように作っていたか
第85問 縄文時代に漆工技術が完成していたというのは本当か
第86問 縄文人はどのような衣服を身につけていたか

第6章 縄文人の生活と社会を考える

第87問 縄文人はどのような住居に住んでいたのか
第88問 縄文住居が土屋根だったというのは本当か
第89問 縄文住居にはどのような家族が住んでいたか
第90問 縄文集落とはどのようなものだったか
第91問 縄文時代に村落はあったか
第92問 縄文人はどのように埋葬されたか
第93問 縄文時代の墓地の特徴は何か
第94問 縄文時代の副葬品にはどういうものがあるか
第95問 縄文人の抜歯とは何か
第96問 縄文時代の原産地とは何か
第97問 縄文時代に分業はあったか

第7章 縄文時代の争点を考える

第98問 縄文時代はいつから始まるか
第99問 縄文時代はいつ終わるか
第100問 縄文文化はどこまで広がるか
第101問 縄文人の祖先はどこから来たか
第102問 縄文文化に東西の地域差はあるか
第103問 縄文社会の矛盾とは何か
第104問 縄文時代に余剰はあったか
第105問 縄文時代にも社会的弱者のケアがあったか
第106問 縄文人は自然災害にどのように対処したか
第107問 縄文時代に身分階層はあったか
第108問 縄文時代に戦争はあったか
第109問 縄文時代に何を学ぶか
第110問 縄文時代は原始共同体社会か

おわりに
人名索引
遺跡索引
項目索引


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書籍番号 80605
書  名 倭国の古代学
シリーズ
データ A5 336頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2115-0
編 著 者 坂 靖著
出 版 年 2021年11月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,970円(税込)

 【紹介文】
 
動乱のつづいた東アジアの情勢のなかで、倭国には各地に
王が割拠し、それぞれ独自の外交をおこなっていた。
5世紀は、「ヤマト」と「カワチ」に政治拠点と墳墓を構
えた倭の五王の時代である。激動の時代を経て、倭国大王
が中央と地方の関係を築くまでの過程を描く。

 【目次】
 
序 章 倭国・倭国王と日本・天皇
第1章 3世紀から4世紀の倭
第2章 倭と百済の外交のはじまり
第3章 倭と金官国
第4章 413年の倭の遣使
第5章 「かづらぎ」の王と加羅国
第6章 倭とキビ王権
第7章 倭の五王の政治拠点と墳墓
第8章 ワカタケル大王と「キ」の王
第9章 オオド王(継体大王)と武寧王
結 章 倭国の統一


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書籍番号 80581
書  名 二万余戸の実像 奴国
シリーズ (令和3年度 伊都国歴史博物館秋季特別展/伊都国から倭人伝の国々を探るシリーズⅣ)
データ A4 69頁
ISBN/ISSN
編著者 糸島市伊都国歴史博物館編集
出版年 2021年10月 
出版者 糸島市伊都国歴史博物館
価 格 1,000円(税込)

令和三年度の伊都国歴史博物館秋季特別展は、伊都国から倭人伝
の国々を探る シリーズの第4弾。今回は福岡平野にあったとされ
る「奴国」を取り上げます。奴国は『魏志倭人伝』に「(伊都国
より)東南の奴国まで百里。(中略)二万余戸がある。」と記さ
れた国で、これまでのシリーズ展で紹介してきた、對馬国(千余
戸)・一支国(三千許家)、末盧国(四千余戸)など倭人伝に
記された玄界灘沿岸の国々の中で、圧倒的な戸数を誇る大国です。
その領域は、現在の福岡市や春日市など福岡平野一帯、特に旧那
珂郡が国の中心域であったと考えられます。
 奴国の中心域には、稲作開始期の遺跡として有名な板付遺跡、
わが国最大の集落であった比恵・那珂遺跡群(福岡市)、そして
奴国の金属器・ガラス生産の拠点であり、王墓のある須玖遺跡群
(春日市)など、数多くの重要遺跡の存在が知られています。
この須玖遺跡群を中心に金属器やガラス製品等の鋳造をおこなった
工房跡が多く発見されており、弥生時代のわが国における青銅器
・ガラス生産の一大中心地であったことがわかっています。
また、須玖タカウタ遺跡では、日本最古級となる青銅器の土製鋳型
が発見されるなど、わが国の本格的な金属器生産もこの地ではじま
った可能性があります。さらには、『後漢書』倭伝にあるように、
奴国は57(建武中元2)年に後漢に朝貢し印綬を賜っており、伊都
国と同様に弥生時代の倭国全体の外交などにおいて中心的な役割
を果たしていた国でもありました。本展は、こうした奴国の遺跡
から出土した考古資料の展示をとおして、倭人伝に「二万余戸」
と記された大国の実像に迫ります。

主な展示品
須玖岡本遺跡出土中広形銅矛(春日市指定文化財)
須玖岡本遺跡(坂本地区)出土石製鋳型(春日市指定文化財)
須玖タカウタ遺跡出土青銅器生産関連遺物(春日市指定文化財)
吉武樋渡遺跡出土品(国指定重要文化財)
門田遺跡出土鍛造鉄戈(福岡県指定文化財)
上月隈遺跡出土中細形銅剣(福岡市指定文化財)
須玖岡本王墓(D地点)出土ガラス勾玉
須玖岡本王墓(D地点)出土星雲文鏡片
唐泊出土広形銅矛(福岡市指定文化財)
九州大学筑紫地区遺跡出土巴形銅器鋳型


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書籍番号 80580
書  名 近畿最初の弥生人
シリーズ (令和3年度秋季特別展 大阪府立弥生文化博物館図録72)
データ A4 119頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立弥生文化博物館編集
出版年 2021年10月 
出版者 大阪府立弥生文化博物館
価 格 1,760円(税込)

 【内容簡介】

弥生文化のスタートは、本格的な農耕の導入という新しい
生活スタイルだけでなく、信仰や社会のしくみの変化でも
あった。その背景に西からの影響があったが、新しい文化
はどうやって受け入れられていったのか。この移行期の
あり方は地域によりかなりの違いがみられたことが改めて
注目される。
本展は近畿に軸足を置き、土器・石器など具体的な資料に
基づきながら、周辺地域と比較するとことで「最初の弥生人」
の姿を追いかける。


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書籍番号 80547
書  名 鹿児島考古 第50号
シリーズ (特集1:「島津家墓所について」特集2:「鹿児島県考古学会70年の歩み」)
データ A4 316頁
ISBN/ISSN 2187-8234
編著者
出版年 2021年3月 
出版者 鹿児島県考古学会
価 格 在庫切れ

特集1:「島津家墓所について」
──────────────────────────────
島津家墓所の国指定へ向けた取組みと概要……………平 美典   3
島津宗家墓所(福昌寺跡)の様相…………………………有川孝行   7
越前(重富)島津家墓所及び加治木島津家墓所について
                 …………………深野信之  17
今和泉島津家墓所について……………………………中摩浩太郎  27
宮之城島津家墓所について………………………………小倉浩明  37
垂水島津家墓所(心翁寺跡)調査成果について…………羽生文彦  47

特集2:「鹿児島県考古学会70年の歩み」
──────────────────────────────
鹿児島県考古学会の70年を振り返って…………………本田道輝  51
縄紋時代草創期から早期における研究現状と課題……立神倫史  57
縄文時代前期から晩期における研究現状と課題……相美伊久雄  65
鹿児島県における弥生時代研究の課題と展望…………石田智子  71
鹿児島の古墳研究史………………………………………橋本達也  79
成川式土器に関する研究現状と課題……………………中村直子  85
鹿児島県における古代研究の現状と課題………………上床 真  91
鹿児島県における中世城郭研究…………………………下鶴 弘  97
鹿児島県における中世遺跡出土の土器・陶磁器………岩元康成 103
鹿児島県における近世考古学の現状と課題……………黒川忠広 107
鹿児島県における近世陶磁器研究の現状と課題………関 明恵 111
幕末~近代研究の現状と課題………………今村結記・藤井大祐 117
戦争遺跡……………………………………………………上田 耕 125
大隅諸島の考古学、その現状と課題……………………石堂和博 133
大隅諸島の考古学、歩みと現状、展望と課題………小脇有希乃 137
トカラ列島…………………………………………………新里貴之 143
奄美群島の考古学研究略史…………………野﨑拓司・具志堅亮 149
鹿児島県内における土器圧痕調査の成果と展望…………真邉彩 159
自然人類学と鹿児島県下出上古人骨……………………竹中正巳 165
南九州のテフラと考古学…………………………………成尾英仁 167
鹿児島の遺跡出土の動物遺体
      ……………………西中川駿・宮﨑大和・松元光春 179
学会活動と埋蔵文化財保護行政…………………………堂込秀人 189
河口貞徳先生収蔵考古資料について……………………前迫亮一 195

論文・研究ノート
──────────────────────────────
縄文時代草創期の土器製作技術と変異性に関する基礎研究(4)
       飯塚文枝・P.バンディバー・森先一貴・出穂雅実・
       沖田純一郎・M.アルデンダーファー ………… 199
薩摩藩上級家臣家の墓制に見る伝統と規制……………新田栄治 213
九州の緒締形大珠………………………………………水ノ江和同 231
九州南部~奄美群島出土人骨の年代学調査とDNA分析
      藤尾慎一郎・木下尚子・坂本稔・瀧上舞・篠田謙一
      神澤秀明・角田恒雄・竹中正巳…………………… 235
資料紹介
──────────────────────────────
種子島採集遺物の資料紹介1
     ……………………堂込秀人・立神倫史・小脇有希乃 245
加計呂麻島阿多地集落における表面採集資料について
                 …………………川上晃生 255

書評
──────────────────────────────
福田晴夫著『チョウが語る自然史ー南九州・琉球弧をめぐって』  
        …………………………………………成尾英仁 267
──────────────────────────────
鹿児島県考古学界の動向令和元年度(2019.4~2020.3) …………269


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書籍番号 80582
書  名 鋳造遺跡研究資料 2021
シリーズ
データ B5 78頁
ISBN/ISSN
編 著 者 鋳造遺跡研究会編集
出 版 年 2021年10月 
出 版 者 鋳造遺跡研究会
価   格 1,100円(税込)

            例  言

 本資料は、鋳造遺跡研究会の2021年10月17日に開催された
研究発表会の報告に関する資料、最近の鋳造遺跡の研究動向、
および、2019年度研究発表会の討論記録を収載したものである。
鋳造遺跡研究会2021は、とくにテーマをもうけず、古代・中世
・近世の鋳造遺跡、鋳物生産に関する民俗例、鋳造関連の伝世
および出土遺物、鋳造技術の歴史などについて幅広く検討して
課題を解決し、さらに新たな研究課題を提出する予定である。

           目  次
              
鋳造遺跡研究会2021 研究発表
高槻市文化財アドバイザー 森田克行
「再論・東奈良銅鐸ー最古の銅鐸をめぐって一」…………002
草津市歴史文化財課 岡田雅人
「滋賀県草津市黒土遺跡の鋳造関連遺構群について」……016
滋賀県文化スポーツ部 大道和人
「鍛冶屋敷遺跡の銅精錬・溶解炉と東日本の半地下式竪形炉に
 ついて」   ………………………………………………028
和歌山市文化スポーツ振興財団 菊井佳弥
「和歌山城の鯱の鋳造技術」…………………………………046
坂戸市立歴史民俗資料館 足立とも与
「中世都市・鎌倉における鋳造工人とその工房」…………056
鋳造遺跡研究会2019 討論記録………………………………070


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書籍番号 80569
書  名 紀伊の戦前・戦後の考古学ー知られざる資料の再発掘ー
シリーズ (紀伊考古学研究会第24回大会 発表要旨集)
データ A4 100頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編著者 紀伊考古学研究会編集
出版年 2021年10月 
出版者 紀伊考古学研究会
価 格 1,100円(税込)

              目 次
講演
 戦前・戦後の紀伊の考古学について  
                     中村貞史(紀伊考古学研究会顧問) 〔1〕
報告
 浦宏氏が残した陵山古墳の調査記録      
                           仲辻慧大(和歌山県教育庁)〔11〕
 和歌山市における小林国太郎氏の考古学活動  
               前田敬彦(和歌山市立博物館)〔21〕
 地ノ島遺跡の発掘調査と出土資料―製塩土器を中心に―
               中西瑠花(有田市教育委員会)〔29〕
誌上報告
 かつらぎ町船岡山遺跡―調査開始後60年来の課題―
             和田大作(かつらぎ町教育委員会)〔35〕
 太田・黒田銅鐸の出土地について           
                             大木 要(和歌山市役所)〔45〕
 目良式土器について  玉置梨沙(田辺市教育委員会)〔51〕
 隅田八幡神社蔵「人物画象鏡」の出土地について
    ー生地亀三郎1952『国宝人物画像鏡の出土地「妻之古墳」
     の研究』から    田中元浩(和歌山県立風土記の丘)〔59〕
 横穴式石室と埴輪からみた岩橋千塚古墳群花山2号墳の築造
    時期~宮田啓二著『昭和二七年秋冬 岩橋千塚古墳群調』
    の検討を中心に~ 
                 金澤 舞(和歌山県立紀伊風土記の丘)〔67〕
 昭和11年『古墳発見記』
            森原 聖(紀の川市教育委員会)〔75〕
 新宮市内(丹鶴山)出土の中世陶磁器       
                         小林高太(新宮市教育委員会)〔85〕
歴史家・西岡虎之助と太田城水攻め 
     藤藪勝則((公財)和歌山市文化スホーツ振興財団)〔95〕


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書籍番号 80568
書  名 紀伊考古学研究 第24号
シリーズ
データ B5 98頁
ISBN/ISSN 1880-8530
編 著 者 紀伊考古学研究会編集
出 版 年 2021年8月 
出 版 者 紀伊考古学研究会
価   格 2,200円(税込)

     **************目 次********************

【特集 躍動する熊野の武士団―その本拠と特質を探る―】
  特集にあたって………………………………事務局  (1)
  戦国期熊野の基本動向―戦乱を中心に― 
                                                …………………坂本 亮太  (2)
  考古学的視座からみた史跡安宅氏城館跡 
           ………………………佐藤純一 (19)
  中世後期那智山麓の城館と地域社会 …白石博則 (31)
【研 究】
  紀伊地方に「瀬戸内技法」は存在するのか 
            ……………………中原正光 (44)
  花山古墳群の埴輪
   ―岩橋千塚古墳群の埴輪(1)―  …河内一浩 (53)
  戦国時代の紀伊に伝来した富本銭
   ―白浜町八幡山城跡出土「富本銭」の再評価― 
                                                           ……………北野隆亮 (65)
【資料紹介】
  和歌山県白浜町綱不知岩陰遺跡出土資料
   ―浦宏氏収集資料の図化成果(その3)― 
                          ………………田中 元浩 (77)
【追悼】
  植田法彦先生を悼む   ………………前田 敬彦 (92)
【和歌山県の考古学関係文献目録(2020年)】
                      …………………………事務局 (95)
【活動記録】  ……………………………………事務局 (97)


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書籍番号 80543
書  名 貿易陶磁研究 第41号
シリーズ
データ A4 134頁
ISBN/ISSN 0286-343X
編 著 者 日本貿易陶磁研究会編集
出 版 年 2021年9月 
出 版 者 日本貿易陶磁研究会
価   格 3,300円(税込)

 【投稿論文】
首里城跡出土龍泉窯青瓷大瓶の編年研究 
             ……………… 柴 田 圭 子
江戸時代の対外貿易制限下における中国産陶磁器の輸入に
 ついて―文献史料の数量的検討より―     小田木 富慈美
 【地域の調査動向・資料紹介】
出羽国における近年出土の貿易陶磁―中世前期を中心に― 
            ……………………小 山 美 紀
出羽国府跡出土の唐三彩陶枕  ……………山 口 博 之
日本海側の港湾都市 近世新潟町跡出土の貿易陶磁 
            ……………………今 井 さやか
愛知県西三河における15世紀代の貿易陶磁 
                                               ……………………河 野 あすか
堺環濠都市遺跡から出土したチャンパ四耳壺 
               …………………續   伸一郎
等妙寺旧境内出土の貿易陶磁器     ………織 田 誠 司
 【翻訳】
汀渓窯の「珠光青磁」の対外貿易と日本への影響 
           ……… 陳 斯 [艸/倍]/新井崇之訳
海のシルクロードの中国水中考古学概説 
                       ……… 栗 建 安/何 其楽訳
韓半島に流入した中国・磁州窯系瓷器
   ―その様相と意味をめぐって― 
                                                     ……… 金 允貞/田代裕一朗訳
黎朝前期の昇龍陶磁器と、昇龍王宮の生活における役割
                                     …… …B[、/u]i Minh Tri/菊池百里子訳


《本誌掲載目次は以下のURLからご覧いただけます(PDF)》
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80543/80543.pdf


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書籍番号 80540
書  名 玉からみた古墳時代
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録83)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和3年度秋季企画展)
データ A4 101頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2021年10月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価 格 1,000円(税込)

≪開催趣旨≫
  装身具は、現代においても「美」や「威厳」など人を壮麗に
みせるためのものです。人に特有の知的文化的行為であり、
その意味付けは社会の認知が必要不可欠です。
旧石器時代以来、日本列島でもさまざまな意識の中で装身して
きました。
  なかでも弥生時代から古墳時代には、「古墳」という社会的
モニュメントの造営に人々が注力するなかで、玉類は社会的ステ
ータス・シンボルであり壮麗な舞台を彩るシンボルとして様々な
形で用いられました。記紀において「玉」と称された美石の連珠
や渡来文化と関わる金銀銅などを用いた金属製装身具などが、
支配者層の人々を中心としてその営みの中で用いられたのです。
  この展示では、弥生時代から古墳時代の装身文化とその背景、
王権とのかかわりやその位置づけなどに焦点をあて、玉の種類や
変化を考えてみたいと思います。


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書籍番号 80541
書  名 土木遺産展ートンネルめぐりー
シリーズ (令和3年春季企画展・大阪府立狭山池博物館図録31)
データ A4 8頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立狭山池博物館編集
出版年 2021年3月 
出版者 大阪府立狭山池博物館
価 格 198円(税込)

トンネルの歴史や掘削の方法、本展で取り上げたトンネルの
写真等を詰め込んだ充実の一冊です。

  【目次】
  
  第一章 近代トンネルの幕開け
  第二章 トンネル(隧道)を楽しもう!
  第三章 大正~平成時代のトンネル
  第四章 トンネルと神事、トンネルカード

 

 


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書籍番号 80539
書  名 古代文化 第73巻 第2号(625号)
シリーズ
データ B5 154頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者 古代学協会
出 版 年 2021年9月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

【目次】

榎村 寛之:長元斎王託宣の史的意義と11世紀天照大神祭祀
      ―藤原頼通との関係から―
村上 菜菜:古代日本の村と里
岡野 浩二:千葉氏妙見信仰の政治史的考察
………………………………………………………………………
   特輯「古代中国の東北フロンティア開発と
      遼東郡・玄菟郡・楽浪郡」(下)
田中 俊明:特輯「古代中国の東北フロンティア開発と遼東郡
      ・玄菟郡・楽浪郡」(下)に寄せて
徐  光輝:遼寧地方の集落考古学研究
鄭  仁盛:考古学からみた衛満朝鮮の王険城

〈特輯 常陸の古墳文化 補遺〉
滝沢  誠:桜川流域における前期古墳の展開と領域形成
忽那 敬三:常陸における後期の埴輪
……………………………………………………………………………
孫  英剛/池 麗梅訳:武則天の七宝
     ―仏教転輪王の図像、シンポル及びその政治的含意―
並木 和子:『小右記』註釈(26)―長和4年5月26日条―
近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉
                (2)譲位(二)
園原 悠斗:神戸市西区 玉津田中遺跡の弥生時代前期墓域の
      調査
 荒井 秀規:榎英一著『律令交通の制度と実態
       ―正税帳を中心に―』
 宮﨑  亮:栗原麻子著『互酬性と古代民主制 アテナイ
       民衆法廷における「友愛」と「敵意」』
 斎野 裕彦:根岸洋著『東北地方北部における縄文/
       弥生移行期論』
 小林  克:浅川滋男編著「能海寛と宇内一統宗教』
 森岡 秀人:国立歴史民俗博物館松木武彦・福永伸哉・
       佐々木憲一編
      『日本の古墳はなぜ巨大なのか 古代モニュメント
       の比較 考古学』
 櫻井  智:虎尾達哉著『藤原冬嗣』
 若井 敏明:関根淳著『六国史以前 日本書紀への道のり』


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書籍番号 80511
書  名 千石コレクションの科学的研究 成果報告書-古代銅鏡の成分分析を中心として―
シリーズ
データ A4 78頁
ISBN/ISSN
編著者 兵庫県立考古博物館、千石コレクション調査研究委員会、日鉄テクノロジー株式会社編著
出版年 2021年8月 
出版者 日鉄テクノロジー株式会社
価 格 3,300円(税込)

   【刊行元内容簡介】
 
 夏から宋時代までの中国古代鏡を網羅した千石コレクションは、
美術的・学術的に貴重な作品群で、兵庫県立考古博物館・古代鏡
展示館で保管、展示されている。
 この千石コレクションの銅鏡の一部について、精密な成分分析
および鉛同位体比測定を行った。特に戦国時代以前と隋唐時代の
銅鏡の精密測定は、これまでに実施した例はなく、今回が初めてと
なる。考古学や美術工芸史の学術研究のための基礎的データであり、
多くの研究者が活用できる報告書である。
……………………………………………………………………………
 【目次】

第1章 千石コレクション銅鏡の化学分析とその成果
 第1節 経緯……………………………………………………   1
 第2節 調査の目的……………………………………………   2
 第3節 調査成果の概要………………………………………   3
  (1) ICP分析の結果 ………………………………………   4
  (2) 鉛伺位体比分析の結果………………………………   8
 第4節 おわりに………………………………………………  10
 参考文献…………………………………………………………  12
第2章 分析方法とその原理について 
 第1節 蛍光線分析……………………………………………  13
 第2節 高周波導結合プラズマ発光分光分析と
     高周波誘導結合プラズマ質量分析…………………  14
 第3節 走査型電子顕微鏡観察………………………………  15
 第4節 X線回折分析…………………………………………  16
 第5節 鉛の同位体比分析……………………………………  16
第3章 調査報告
 第1節 蛍光X線分析(XRF)とICP分析値の比較……………  19
 第2節 飛禽紋鏡の断面観察結果……………………………  25
 第3節 真贋の解析結果………………………………………  40
 第4節 隋唐鏡の分析結果……………………………………  59
 第5節 鉛同位体比分析結果…………………………………  73
参考文献……………………………………………………………  75
執筆者および測定担当者…………………………………………  77
共同研究の活動実績………………………………………………  78


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【2021年9月8日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80491
書  名 五條市近内古墳群西山支群―発掘調査報告書
シリーズ
データ A4 本文68頁 モノクロ図版20頁
ISBN/ISSN
編 著 者 奈良県立橿原考古学研究所編
出 版 年 2021年6月 
出 版 者 (公財)由良大和古代文化研究協会
価   格 品切れ

<残部僅少>
 
【内容簡介】

 1976年から1978年の3ヵ年に亘って発掘調査を行った
五條市近内町・住川町地区 の調査報告書。京奈和自動車
道やこれに取りつく五條・富田林 線の工事前の近内古墳
群のひと昔前の写真等を収録しています。近内古墳群の
近内五條市宇智 うちの意味についても考察されています。

 <目次>

 第Ⅰ章 調査の経過  …………(泉森)
 第Ⅱ章 位置と環境  …………(泉森、米田)
 第Ⅲ章 調査の成果
     西山古墳の外形測量調査
     丸山古墳の外形測量調査
     近内鑵子塚古墳の外形測量調査
 第Ⅳ章 考察     …………(米田)
     近内西山4号墳の供献土器群の年代に関する型式
     理解について
     近内古墳群の構造的理解について
 第Ⅴ章 総括     …………(泉森)


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書籍番号 80449
書  名 古文化談叢 第86集
シリーズ
データ B5 203頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者 武末純一編集
出 版 年 2021年6月 
出 版 者 九州古文化研究会
価   格 2,640円(税込)

 【目次】

遠賀川系土器の黒色物塗布技法の成立と展開  
         岡 安 雅彦 ………………   1
出雲の銅鐸祭祀と伝播の道筋         
         神 尾 惠一 ………………  19
試み 佐々木稔氏の論文
「3世紀代の鋼精錬遺構の金属学的考察」を読む
         黒 木 英 憲 ……………  67
庚寅銘象嵌大刀 謎の一文字「れん」と製作年 
         鈴 木   勉 ……………  75
西海道に残る『風土記』について       
         日 野 尚 志 …………… 101
椿市廃寺出土の平城宮系軒丸瓦の一考察    
         山 中 英 彦 …………… 129
豊前における古代火葬墓の動向        
         村 上 久 和 …………… 137
弘津金石館の研究
 -先ツ來リテ考古學ノ趣味ヲ解セラレヨ-  
         北 島 大 輔 …………… 183


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書籍番号 80425
書  名 アジア鋳造技術史学会研究発表概要集 第14号 2021 高岡大会-WEB発表-
シリーズ
データ A4 66頁
ISBN/ISSN 1883-0064
編著者 今淵純子、三船温尚、吉田広、松本隆、鈴木舞、南健太郎編集
出版年 2021年8月 
出版者 アジア鋳造技術史学会
価 格 1,100円(税込)

  《原文目次は以下のURLからご覧いただけます(PDF)》    
      
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80425/80425.pdf

 
目次

 製作技術
   二里頭・二里岡期の青銅爵の復原実験鋳造
       内田純子・樋口陽介・廣川守・山本堯・新郷英弘
                       ・堀内快  6
   “芳州片”銘文的復原研究          王漢卿  8
   商代象尊紋飾与陶范分型工芸的探討
                 万俐・鄭東平・劉治国 11
   [シ亘]北商城鋳銅遺址出土遺物研究 
                 劉煜・鍾正権・何毓霊 13
   Technological positioning of thetriangular-rimmed deity-
   and-beast mirrors by considering the location of the
   gate of mold           Kentaro MINAMI 16
   三角縁神獣鏡の鋳造シミュレーションによる湯流れ、
   凝固過程の考察     
         長柄毅ー・南健太郎・廣川守・三船温尚 19
   弥生時代における土製鋳型外枠の基礎的研究 菊池望 22
   享保七年(1722)銘の長野市善光寺鋳銅地蔵菩薩坐像(ぬれ仏)
   とその原型と考えられる享保八年(1723)銘の横浜市光明寺
   木造地蔵菩薩像の調査から検討する善光寺ぬれ仏の鋳造技法
        三船温尚・村田愛加・杉本和江・三宮千佳 24
   那古寺銅造千手観音立像脇手の内部構造解析
        -X線CTスキャンを利用して-   
               宮﨑甲・三枝一将・松本隆 26
   九州国立博物館所蔵銅造弥勒仏立像(太平真君4年)の3Dポリ
   ゴンデータによる鋳造技法の検討 
              三宮千佳・外山潔・三船温尚 29
   契丹の金工技術-早稲田大学會津八一記念博物館蔵穴澤
   コレクションの金属製帯金具の研究-
                   鈴木舞・飯塚義之 31
   從《天工開物》与《鋳銭図解》等分析翻砂法鋳銭的澆注道
   問題                   王儷閻 34
   技術史視野中的清代広東“佛山造大炮"現象透析 劉鴻亮 36
   先秦時期金、銀和汞的綜合研究與展望 
                  楊軍昌・劉艶・楊歓 38
   漢長安城武庫部分出土銅鉄復合鎧甲片的制作工芸研究
                 梁宏剛・張有才・潜偉 41
   The Jin style beltexcavated from Baekje Mongchontoseong
   :an important evidence Of past East Asian relations
                        Seongsil Kim 44                        
 熔解技術
   侯馬鋳銅遺跡における溶解炉の検討    丹羽崇史 48
   手鞴による異なる孔径の送風管を用いた青銅熔解実験 
                  清水邦彦・三船温尚 51
 科学分析
   日本列島における6世紀後半代の青銅原材料~環頭大刀柄頭
   の製作技法と合金成分~    澤田秀実・長柄毅ー 56
   集成館における銅製錬および銅・青銅製品の生産について
        鈴木瑞穂・長野陽介・松尾千歳・山内勇輝 59
   中国古代青銅器非平衡凝固現象研究  
              栃欧・栃軍昌・江玲・杜静楠 62


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書籍番号 80409
書  名 アジア鋳造技術史学会誌 FUSUS 13号
シリーズ
データ A4 111頁
ISBN/ISSN 1883-0056
編 著 者 FUSUS編集委員会
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 アジア鋳造技術史学会
価   格 2,200円(税込)

《原文目次は以下のURLからご覧いただけます(PDF)》    
 
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80409/80409.pdf


 
目次
 
 1 殷周金文の製作と痕跡―実験考古学的視点から―
         :山本尭、樋口陽介、内田純子、新郷英弘
 19 殷墟青銅器の鋳型及び接着剤に使用された土の分析と
   その復原―芦屋極細土の開発― 
        :内田純子、樋口陽介、飯塚義之、桑原義博、
         新郷英弘、廣川守、山本尭
 29 ポリゴンデータ検証による泉屋博古館所蔵の四[虫隹]
   文鏡の文様鋳造技法          :三船温尚、廣川守
 45 ポリゴンデータ検証による泉屋博古館所蔵の四[虫離-隹]
   文鏡の文様鋳造技法          :三船温尚、廣川守
 59 台北・國立故宮博物院/台北駐日経済文化代表処所蔵銅造
             釈迦如来坐像の3Dポリゴンデータによる各部プロポー
   ションの比較と鋳造技法     
          :三宮千佳、外山潔、三船温尚、陳東和
 73 契丹の金工技術
   ―個人蔵木村武山コレクションの金属製帯金具の研究―
             :鈴木 舞、飯塚義之、鶴間和幸
 91 江戸時代後期に製作された古貨幣『天保通寶』の金属学
   的検討       :鈴木 舞、飯塚義之、鶴間和幸
 101 菅谷文則先生の追悼文:
       三船温尚(中文訳尤楊、韓文訳パク・チャンホ)
 104 菅谷文則:亜洲鋳造技術史研究国際化的推動者
    ―以"亜洲鋳造技術史学会"的創為中心立
      :白雲翔(韓文訳キム・ソンシル、日文訳角道亮介)
 107 菅谷文則先生を追慕して
           :李淸圭(日文訳青木政幸、中文訳尤楊)
 111 アジア鋳造技術史学会 第10回 表彰審査結果
        :吉田広、田尻義了、遠藤喜代志、楢山満照


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書籍番号 80428
書  名 弥生時代って知ってる?-2,000年前のひょうご-
シリーズ (兵庫県立考古博物館特別展示図録N0.26)
データ A4 59頁
ISBN/ISSN
編著者 兵庫県立考古博物館編集
出版年 2020年4月 
出版者 兵庫県立考古博物館
価 格 1,650円(税込)

 目次・内容
 
  「“ひょうご”弥生文化の一端を掘った頃」
              石野博信名誉館長
  1 縄文時代から弥生時代へ
  2 大陸から伝わったもの
  3 マツリの様子
  4 弥生人のくらし
  5 ムラからクニへ
  
 各論
  「発掘が語る兵庫の弥生時代」多賀茂治
  「武器の東方波及とその反応」上田健太郎
  
 出品目録
 引用・参考文献


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書籍番号 80413
書  名 アジア鋳造技術史学会誌 FUSUS 12号
シリーズ
データ A4 111頁
ISBN/ISSN 1883-0056
編 著 者 FUSUS編集委員会
出 版 年 2020年5月 
出 版 者 アジア鋳造技術史学会
価   格 2,200円(税込)

目次

1  江戸時代後期に鋳造された青銅貨および鉄貨の母銭が
  果たす役割
金属学的検討
 
     :桐野文良、大野直志、田口智子、小椋聡子

15 ポリゴンデータ検証による泉屋博古館所蔵の四鳳文鏡の
      文様鋳造技法
         :三船温尚、廣川守

29 京都大学人文科学研究所蔵青銅如来立像のポリゴンデータ
  分析
およひ北魏金銅仏
との鋳造技法・表現比較  
            :二宮千佳、外山潔、三船温尚

43 甘粛礼県出土青銅器的内部結構観察及其型芯定位技術 
                   
:劉彦琪、王剛

51 紅銅紋飾青銅器鋳?法与嵌?法工芸解析 
            
:胡鋼盛崇?、胡沛、向桐?

57 ウラル地域・カザフスタンの青銅器時代冶金関連土器の
  用途に関する試論 
         :荒 友里子

65 アジア鋳造技術史学会 第9回 表彰審査結果

         :外山潔、高濱秀、大橋修、阿部裕之


《原文目次・ページ見本は以下のURLからご覧いただけます(PDF)》
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/cmokuji/80413/80413.pdf


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書籍番号 80410
書  名 地底の森の旧石器人 富沢遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 151)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2131-0
編 著 者 佐藤祐輔著
出 版 年 2021年8月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

  【紹介文】
 
 ベースキャンプ地を離れ、狩猟に出かけた数名の
旧石器人は富沢の低湿地にたど り着き、焚火をして
石器をつくりなおし、新たな獲物を求めて立ち去った。
── 杜の都・仙台の地底深くでみつかった二万年前の
埋没林から自然環境を復元し、太古の狩人たちの行動を
追跡する。

 【目次】
 
 第1章 地底の森
   1 二万年前の森
   2 なぜ樹木は残ったのか
   3 奇跡が重なった発見
 第2章 自然環境の復元
   1 低地の遺跡
   2 地層の解明
   3 樹木・植物の分析
   4 昆虫・動物の分析
   5 復元された自然環境
 第3章 富沢を訪れた旧石器人
   1 焚火跡の発見
   2 出土した石器
   3 狩りの途中にて
 第4章 新たな発見と研究
   1 広がる樹木と焚火跡
   2 年代を調べなおす
   3 トミザワトウヒは絶滅種か
   4 変わる狩猟のイメージ
   5 ベースキャンプ地を探る
 第5章 富沢遺跡の保存と活用
   1 いかに樹木を保存するか
   2 富沢遺跡の未来


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書籍番号 80411
書  名 中世武家庭園と戦国の領域支配 江馬氏城館跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 152)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2132-7
編 著 者 三好清超著
出 版 年 2021年8月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

  【紹介文】
 
 岐阜県北端の飛彈市神岡町を中心とする中世高原郷では、
地方武士江馬氏が室町 将軍邸に似た庭園をもつ武家館をかまえ
地域を治めていた。しかし戦乱の世に なると、館を廃絶して
本城を堅固にし、とりかこむように山城を築いた。考古学的調査
などから領域支配の実像にせまる。

 【目次】
 
 第1章 武家庭園の発見
   1 江馬の殿さまの館跡
   2 あらわれた庭園遺構
   3 国史跡・国名勝へ
 第2章 北飛彈に雄飛した江馬氏
   1 中世高原郷と江馬氏
   2 室町幕府の武士として
   3 戦国時代と江馬氏の滅亡
 第3章 姿をあらわした武家館
   1 江馬氏下館の変遷
   2 武家庭園の実像
   3 館で示す武家の権威
 第4章 北飛彈支配の実像
   1 中世武家の領域支配とは
   2 本城・高原諏訪城
   3 館周辺に広がる集落
   4 隣接する山寺と城
   5 領域をとりかこむ山城群
 第5章 庭園の復元と未来
   1 庭園の復元
   2 江馬氏城館跡の価値
   3 江馬氏城館跡のめざす姿


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書籍番号 80412
書  名 縄文里山づくり 御所野遺跡の縄文体験
シリーズ
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2106-8
編 著 者 御所野縄文博物館編
出 版 年 2021年7月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】
 
 縄文時代に800年つづいたムラであることがわかった
岩手県の御所野遺跡にて 、縄文時代の森や川、住居や四季
の狩猟採集活動を復元する試みがおこなわれて いる。
どんな家を建てたのか、何を食べていたのか、どんな衣類を
着ていたのか 、体験から縄文がみえてくる。

 【目次】
 01 縄文里山の四季 春
 02 縄文里山の四季 夏
 03 縄文里山の四季 秋
 04 縄文里山の四季 冬
 05 縄文里山とは
  [図版頁]縄文里山の復元計画
 06 土に残る記録
  [図版頁]自然環境をどう解明するか
 07 木を育てる
  [図版頁]縄文の森づくり
 08 住居をつくった木は
  [図版頁]竪穴建物から出土した木
 09 なぜ建物にクリを使ったのか
  [図版頁]クリの木を伐る
 10 土屋根の竪穴建物
  [図版頁]竪穴建物の復元
 11 縄をつくる
  [図版頁]縄文時代の縄づくり復元
 12 薪はナラ材
  [図版頁]薪の燃焼実験
 13 御所野の粘土で土器をつくる
  [図版頁]土器づくり
 14 縄文人の植物利用
  [図版頁]出土した種実を調べる
 15 木の実を採る
  [図版頁]トチノキの実のアク抜き実験
 16 ウルシの木を育てて使う
  [図版頁]漆掻き
 17 スズタケでカゴを編む
  [図版頁]縄文人の竹細工と現代の竹細工
 18 サルナシで編む
  [図版頁]一戸町面岸の箕づくり
 19 縄文里山づくりで見えてきたこと
  [図版頁]御所野縄文里山カレンダー
 20 持続する取り組み
  [図版頁]御所野遺跡をささえる地域の活動


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書籍番号 80359
書  名 繁栄の池上曽根遺跡 拠点集落としての姿
シリーズ (令和3年度春夏企画展)(大阪府立弥生文化博物館図録71)
データ A4 27頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立弥生文化博物館編集
出版年 2021年6月 
出版者 大阪府立弥生文化博物館
価 格 660円(税込)

  【刊行元説明より】
    
 池上曽根遺跡は、弥生時代の拠点集落のイメージの基となる数々の
 成果を上げてきた。本年は、池上曽根遺跡が国史跡に指定されてから
 45年、史跡公園が開園して20年、当館が開館して30年となる節目を
 迎える。和泉市・泉大津市と協働し、周辺の遺跡も取り上げて、泉州
 北部の歴史に池上曽根遺跡を改めて位置づける展示会とする。
 保存活用計画が新たに策定されることも合わせて、今後の史跡整備と
 弥生文化研究を方向づける一歩を踏み出したい。


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書籍番号 80404
書  名 古墳群に暮らした人たち―集落遺跡からみる古市古墳群―
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録82)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和3年度夏季企画展)
データ A4 82頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2021年7月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価 格 600円(税込)

 【内容簡介】
 
  令和3年度夏季企画展「古墳群に暮らした人たちー集落遺跡から
  みる古市古墳群ー」に合わせて作成した図録です。古市古墳群
  周辺の集落、人々の歩みについて、最近の調査成果や従来から
  蓄積された資料などから紹介した展示図録です。


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書籍番号 80398
書  名 日韓交渉の考古学―古墳時代―(最終報告書 論考編)
シリーズ
データ A4 920頁
ISBN/ISSN
編著者 「日韓交渉の考古学―古墳時代―」研究会 「韓日交渉の考古学―三国時代―」研究会
出版年 2018年1月 
出版者 「日韓交渉の考古学―古墳時代―」研究会 「韓日交渉の考古学―三国時代―」研究会
価 格 6,000円(税込)

            目 次

  韓日交渉の考古学―古墳時代―刊行辞      
               李 健茂 …………… ⅳ

第1部 総 説
 「日韓交渉の考古学―古墳時代―」の概要(総説に代えて)
               武末純一 ……………   1
第2部 集落・土器(窯)・鉄および鉄器生産
 第1章 土器と集落
  4~5世紀における韓半島嶺南地域出土の軟質土器と
   土師器系土器      趙 晟元 ……………   7
  3~4世紀の土器資料からみた栄山江流域と日本列島 
                李 暎澈 …………  32
  4~5世紀の九州地域の土器と渡来人集落―馬韓・百済系
   を中心として―      重藤輝行 …………  46
  渡来文化の故地と受容の多様性―近畿地方と岡山の集落
   資料を基に―       寺井 誠 …………  71
 第2章 陶質土器・須恵器の生産
  交差年代資料としての中国陶磁器   
                土田純子 …………  84
  加耶と倭の4~6世紀陶質土器と須恵器の展開    
                朴 升圭 ………… 101
  嶺南地方の4~6世紀土器生産工房の変遷      
                金 才喆 ………… 120
  須恵器窯と生産集落     田中清美 ………… 141
 第3章 鉄生産、鉄器生産 
  日韓の鉄生産        村上恭通 ………… 169
  韓半島中南部地域4~5世紀鉄器生産集落      
                金 武重 ………… 178
  4、5世紀の日本列島の鉄器生産集落―韓半島との関わり
   を中心に―        亀田修一 ………… 178
第3部 古 墳
 第1章 墳丘
  各種古墳別封墳形態と築造方法  
        洪 潸植・沈 炫[日澈-シ] ………… 229
  前・中期古墳における墳丘の諸問題  
                青木 敬 ………… 251
  栄山江流域古墳の墳形変遷と内容   
                韓 玉珉 ………… 272
 第2章 埋葬施設
  木棺・木槨・石槨墓の構造比較―嶺南地域を中心に―
                李 在賢 ………… 291
  竪穴系横ロ式石室・竪穴式石室・木槨の構造    
                高田貫太 ………… 310
  横穴式石室の様相      吉井秀夫 ………… 332
  倭系古墳の構造と埋葬方法の比較   
                金 洛中 ………… 339
  韓半島における古墳の終焉と日本の終末期古墳   
                山本孝文 ………… 367
  東国の古墳と渡来系要素―北武蔵・埼玉古墳群を中心に
                高久健二 ………… 388
  棺鐶金具(棺座金具)の出現からみた三国時代の横穴式
   石室墳の葬法       金 東淑 ………… 403
  埴輪からみた日韓交渉    坂  靖 ………… 423
第4部 武器・武具・農工具・漁具
 第1章 武器・武具
  韓国出土帯金式短甲の諸問題 金 榮珉 ………… 437
  朝鮮半島出土の倭系武装具にみる相互交流     
                鈴木一有 ………… 458
  三国時代における武装体系の変化と地域性―韓半島東
   南部地域を中心に―    李 賢珠 ………… 483
  古代札甲を通じてみた日韓交流    
                金 赫中 ………… 506
  日韓の小札甲の構造     松崎友理 ………… 523
  韓半島出土三国時代装飾大刀の製作技術と地域性  
                禹 炳喆 ………… 547
  日韓の刀・剣・鉾      豊島直博 ………… 569
  胡[竹/録]の分類と系譜    坂  靖 ………… 576
  馬韓・百済武器の変遷と軍事的意義  
                金 吉植 ………… 589
 第2章 農工具・漁具
  韓国の三国時代農器具    金 度憲 ………… 616
  古代鉄製農工具からみた韓日交渉   
                李 東冠 ………… 632
  古墳・三国時代における外来系農工具の定着過程  
                河野正訓 ………… 653
  三国時代漁具の分布地域と政治圏域  
                金 在弘 ………… 670
  漁具資料からみる古墳時代の生業様相、対外交渉、
   統治理念         魚津知克 ………… 694
第5部 馬 具
 東北アジア初期馬具の系譜と展開    
                煥 昌煥 ………… 709
 百済馬具と保有階層の意味   権 度希 ………… 735
 加耶の馬具受容と展開     李 尚律 ………… 752
 新羅の馬具          張 允禎 ………… 777
 初期馬具の多様性―福岡県御所山古墳出土辻金具の検討
                諫早直人 ………… 794
 新羅系忍冬唐草文鏡板付轡・透彫杏葉の検討     
                桃﨑祐輔 ………… 808
第6部 金属製装身具
 韓半島出土古代冠からみた韓日交渉   
                成 舜燮 ………… 845
 装身具から見た日韓交渉―日本出土装身具の歴史的意義―
                字野愼敏 ………… 856
 耳飾・帯金具・飾履からみた古代の日韓交渉―技術と様式
  拡散を中心に―       李 漢祥 ………… 880
 韓半島における帯金具の変遷と日本列島 
                山本孝文 ………… 896
 執筆者所属一覧             ………… 919
  

《一部文字化けなどできちんと表記できない文字もございますので
 下記URLより本書目次をご覧いただけます(PDF)》
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80398/80398.pdf


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書籍番号 80395
書  名 古代文化 第73巻 第1号(624号)
シリーズ
データ B5 160頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者 古代学協会
出 版 年 2021年6月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

 【目次】
 
 清水 邦彦:近畿地域における弥生時代青銅器生産の
       技術系譜
 西村健太郎:高階氏の氏賤と従良
         一平安期における氏族再編の一齣ー
 杉田 建斗:平安時代中後期の神鏡を巡る祭祀・信仰
     ………………………………………………………
     特輯「古代中国の東北フロンティア開発と
       遼東郡・玄菟郡・楽浪郡」(上)
 田中 俊明:特輯「古代中国の東北フロンティア開発と
        遼東郡・玄菟郡・楽浪郡」(上)に寄せて
 田中 俊明:夫余の漢文化受容と遼東郡・玄菟郡
 東   潮:遼東の帯金具
 井上 直樹:北朝鮮における楽浪郡研究
        ―郡治所在地をめぐる議論を中心に―
     ………………………………………………………

 高橋 克壽:ウワナベ古墳調査「限定公開」参加記
 冨田 由紀:『小右記』註釈(25)
           ―長和4年5月24・25日条―
 岩原  剛:〈考古学人国記〉(26)丸地古城と東三河
 贄  元洋:〈私の古代学〉(23)愛知県豊橋市の文化財
        保護行政の歩み
 近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉
                    (1)譲位(ー)
 面  将道:京丹後市上野遺跡の調査成果
 古藤 真平:永久4年正月13日文章生歴名帳
       ―古代学協会所蔵本『魚魯愚鈔』より―
  末松  剛:中井真木著『王朝社会の権力と服装
       ―直衣参内の成立と意義―』
  鷲田 睦朗:砂田徹著『共和政ローマの内乱とイタリア
        統合―退役兵植民への地方都市の対応―』
  大野  薫:徳島県立鳥居龍蔵記念博物館・鳥居龍蔵を
        語る会編『鳥居龍蔵の学問と世界』


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【2021年7月4日】 【2021.7.4入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80390
書  名 弥生地域社会構造論
シリーズ
データ B5 282頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218575
編 著 者 若林邦彦著
出 版 年 2021年1月 
出 版 者 株式会社 同成社
価   格 9,900円(税込)

 【紹介】

 弥生土器をはじめ考古資料の実証的な解析を経て、経済・儀礼
・階層化の相関から弥生社会構造の独自性を抽出。弥生時代から
古墳時代へと社会集団が変遷する過程を、集権化ではなく複雑化
と捉え、従来の説とは異なる新解釈を試みる。

 【目次】
 
 第1章 弥生地域社会構造論のこれまで
  1.研究史をみる視点
  2.戦前の弥生地域社会論
  3.史的唯物論と弥生社会
  4.地域によるアプローチの違い―1980年代以降―
  5.弥生時代における地域社会構造論の方向性

 第2章 近畿地方弥生土器の変化と年代
  1.研究の推移
  2.土器変化の実態
  3.近畿地方土器様式変化の特質
  4.土器様式変化と暦年代の問題
  5.酸素同位体比年輪年代分析などとの相関
     ―八日市地方遺跡などの成果―
  6.近畿弥生土器様式との対比と暦年代

 第3章 近畿地方弥生土器の地域的様式差の形成
  1.問題の設定
  2.弥生土器櫛描文の発生と土器地域性
  3.甕形土器地域色顕在化の構図
  4.土器地域性成立のベクトル

 第4章 地域的様式差の展開と構造
  1.弥生時代中期中・後葉の土器地域性構造
  2.様式差と地域社会

 第5章 弥生時代の生産/消費システム
  1.経済・物資交換への着目
  2.石材・石器流通の2重構造
  3.木製品の生産/消費
  4.流通システムの重層性と変化

 第6章 集落からみた弥生地域社会
  1.近畿地方の弥生集落研究とその問題点
  2.集団関係変遷のモデル―大阪平野を中心に―
  3.弥生中期における基礎集団と複合型集落
      (基礎集団クラスター)
  4.基礎集団動態からみる弥生社会の性格
  5.方形周溝墓と居住集団の関係

 第7章 唐古・鍵遺跡の環濠と構造
      ―東西日本の諸大規模遺跡と比較して―
  1.唐古・鍵遺跡の構造と変遷の研究
  2.豆谷報告から復元できる構造変遷
  3.唐古・鍵遺跡は特殊な弥生集落か
  4.唐古・鍵遺跡を他の集落・集落群と比較する

 第8章 弥生地域社会総論
      ―その理解のための理論的枠組み―
  1.土器と物資交換と集落
  2.弥生社会構造の理解と枠組み―総論として―
  3.農業共同体論・首長制社会論をこえて
  4.近畿中部弥生社会の特徴

 第9章 集落と墳墓からみた古墳時代への社会変化
  1.問題点の整理と分析方向―淀川水系を中心として―
  2.淀川流域での集落の実態
  3.木津川流域での変化
  4.金属器製作関連の遺跡の状況
  5.大阪平野中部での分析例と研究状況
  6.弥生~古墳時代の遺跡変化および古墳時代社会の特質

 結 語


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書籍番号 80207
書  名 中国考古学論叢
シリーズ ―古代東アジア社会への多角的アプローチ―
データ B5 326頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218650
編 著 者 大貫 静夫編
出 版 年 2021年5月 
出 版 者 同成社
価   格 11,000円(税込)

 【簡介】

 土器の再検討から殷王朝の始まりに言及した編者の論考を
はじめ、中国および東アジア考古学研究の最前線で活躍する
研究者10人が先史時代から近世に及ぶ多彩な論文を提示。
東アジア史をさまざまな角度から照射した関係者必読の論文集。


 【目次】
 
 土器から考える殷王朝の始まり      【大貫静夫】
 下七垣文化研究の現状と課題 【久保田慎二】
 婦好墓からみる殷墟青銅器の生産とその展開 【鈴木舞】
 西周王朝と「族属」問題
    ―腰坑の分析からみた被葬者の性格―【角道亮介】
 新報告遺跡からみた春秋戦国時代燕国の遼寧地域への拡大
                     【石川岳彦】
 遼西における侯馬系青銅彝器の出現と背景  【山本尭】
 戦国時代の楚におけるガラス(玻璃)璧と
 その副葬について           【小寺智津子】
 渤海国の瓦[土專]の変遷と系譜     【中村亜希子】
    ―紋様[土專]を読み解く―
                    
 磁器に描かれた清朝銭の表現              【古澤義久】
    ―清・景徳鎮と日本・肥前の比較― 
 土器調理対象物への二つのアプローチ   【庄田慎矢】
    ―付着塊状試料の窒素・炭素安定同位体比と残存
           脂質分析からわかることの違い― 


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書籍番号 80387
書  名 埴輪研究会誌 第24号
シリーズ
データ B5 110頁
ISBN/ISSN
編 著 者
出 版 年 2020年5月 
出 版 者 埴輪研究会
価   格 1,650円(税込)

 【目次】
 
 論説
  墳丘付随施設の整備と形象埴輪配置 
      ………………   宮村誠二 (1)
  
 第20回研究大会発表報告
  近畿地方の形象埴輪配置
     ―窖窯導入期以降を中心に― 
        ………………和田一之輔 (5)
  東海地方における形象埴輪配置について
   ―濃尾平野を中心に― …森島一貴 (27)
  埼玉県の形象埴輪配置
   ―埼玉古墳群を中心として― 
             ……青笹基史 (43)
  
 第20回研究大会討議の記録 ………………(59)
 
 資料紹介
  千葉県柏市坊ノ口古墳群出土埴輪調査報告 
         ………………鈴木 徹 (79)
  おんぶする女子埴輪 ………河内一浩 (91)
  伊勢崎市峯岸山古墳群出土埴輪の生産地に
  ついて……………加部二生・横澤真一 (95)
 埴輪出土地名表(23)  ……………………(105)


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書籍番号 80381
書  名 アジア鋳造技術史学会研究発表概要集 13号
シリーズ (亞洲鑄造技術史學會2019西安大会發表概要集)
データ A4 53頁
ISBN/ISSN 1883-0064
編 著 者 アジア鋳造技術史学会2019西安大会実行委員会
出 版 年 2019年8月 
出 版 者 アジア鋳造技術史学会
価   格 1,100円(税込)

 【目 次】

 第一部分:技術交流與工芸研究

 区域互動與本土化:中国早期冶金新観察
          ―陳坤竜、梅建軍、王[王路]   p.1
 西南夷與古代東南亜青銅技術的聯系―楊勇      p.3
 泉屋博古館(京都)所蔵の四鳳文鏡(戰国中期)の
 3Dポリゴンデデータで見る文様の鋳造痕跡
              ―三船温尚、廣川守   p.5
 台北・国立故宮博物院所蔵如来坐像の3Dポリゴンデデータ
 による鋳造技法の検討
     ―三宮千佳、外山潔、三船温尚、陳東和   p.7
 韓半島 中西部地域動物形帶鉤の製作技術と在地化
                   ―朴章鎬   p.9
 樂浪土城と青銅器の生産―鄭仁盛          p.11

 第二部分:古代青銅器的鋳造與生産

 安陽商代晩期鋳銅遺址的考古新発現及学術意義
                   ―孔徳銘   p.14
 殷墟銅[占<コ]鋳造工芸研究
             ―岳占偉、劉煜、岳洪彬  p.16
 商周青銅器的鋳[火旱]技術―劉煜          p.18
 安陽小屯出土鋳型.接着劑について―内田純子、
 飯塚義之、樋口陽介、新郷英弘、廣川守、山本尭     p.20
 銘文范の埋け込み実験に関する報告
              ―鈴木舞、三船温尚     p.22
  “[火共]范窯”辨―常懐穎            p.24
 侯馬白店出土鋳銅泥模范的初歩研究
            ―王全玉、蘇栄誉、黄珊   p.26
 古代侯馬陶范與近現代石膏模具技法的対比分析
                          ―万俐、田建花、戈暢    p.29
 秦始皇兵馬俑軍陣中的青銅兵器:鋳造及相関研究     p.31
   ―李秀珍、夏寅、Marcos MartinOn-Torres、ThiIoRehren
  上海青竜鎮唐代鋳造作坊遺址出土陶范的研究
          ―廉海萍、宋建、何継英、王建文     p.33

 第三部分:金属工芸研究

 中国古代鋼鉄技術研究的現状與挑戦―陳建立         p.35
 蘇州剥蝋法的独特性研究―王漢卿                  p.37
 西漢時期的鋳幣工芸―王儷閻 p.39
 ミューオンX線による漢鏡の非破壞非接触成分分析
        ―南健太郎、佐藤朗、二宮和彦、久保謙哉、
          友野大、川島祥孝             p.41
 銅鏡鋸歯文製作精度の分析による工人の特徴抽出
                                      ―村越稔    p.43
 鴉片戦争時期中西人称誉甚高的浙江鎮海[龍/共]振
  麟鉄模鋳炮技術的真相究竟如何―劉鴻亮            p.45
 
 第四部分:海報内容

 内蒙古涼城地域における中国北方青銅器文化金属器の
  様相差に関する初歩的研究―小田木治太郎,曹建恩,
            廣川守,菊地大樹,索秀芬,李少兵      p.47
 楼空状青銅器紋様の実験鋳造試料の比較検討
                 ―丹羽崇史,樋口陽介,新郷英弘    p.49
 孔径からみた弥生時代送風管の用途について
                 ―清水邦彦                       p.5
1
《原文目次は以下のURLからご覧いただけます(PDF)》
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80381/80381.pdf


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書籍番号 80376
書  名 動物考古学論
シリーズ (松井章著作集)
データ B5 378頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者 松井 章著 丸山真史・菊地大樹編
出 版 年 2021年7月 
出 版 者 新泉社
価   格 11,000円(税込)

 【紹介文】
 
動物考古学で重要な業績をあげながら、2015年に亡くなった
松井章氏。考古学と自然科学を架橋し、日本と世界の考古学
を架橋し、動物考古学の地平を切り拓いた主要論文をまとめる。
各分野の専門研究者の解題付き。

 【目次】
 
Ⅰ サケ・マス漁とその利用
  「サケ・マス論」の評価と今後の展望
  Salmon Exploitation in Jomon Archaeology from
   a Wetlands Point of View
  サケ・マス論,その後
  解題 水沢教子
Ⅱ イノシシの家畜化
  野生のブタ? 飼育されたイノシシ?
  ‘Wild pig? Or domesticated boar? An archaeological
    view on the domestication of Sus scrofa in Japan’
  解題 本郷一美
Ⅲ 牛馬の考古学
  養老厩牧令の考古学的考察
  家畜と牧
  古代・中世の村落における動物祭祀
  近世初頭における斃牛馬処理・流通システムの変容
  解題 積山洋
Ⅳ 研究の始まりと広がり
  エルテベレ文化とその評価
  貝塚の情報性
  考古学における動物遺存体の研究の歩み
  トイレ考古学の世界
  古代都城と水の流れ
  湖沼考古学の現在
  Wetland Sites in Japan
  動物考古学からみた中世の動物利用
  韓半島の動物考古学
  千葉県市宿横穴墓群出土の骨角器とその系譜について
  解題 山本直人
  解題 金原正明
  解題 菊地大樹
  
  特別寄稿 章を発掘 松井三雪
  松井章略歴
  松井章業績目録


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【2021年6月30日】 【2021.7.2入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80377
書  名 昼飯の丘に集う―中井正幸さん還暦記念論集
シリーズ
データ B5 280頁
ISBN/ISSN
編 著 者 中井正幸さんの還暦をお祝いする会事務局編
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 中井正幸さんの還暦をお祝いする会事務局
価   格 3,300円(税込)

 【紹 介】

 1987年に岐阜県大垣市教育委員会の文化財担当者となられて
以来、精力的に考古学研究を進めてこられた中井正幸さんが、
2021年に還暦を迎えられ、3月をもって大垣市を退職される。
 本書は、中井さんが精魂傾けてこられた昼飯大塚古墳の発掘
調査でお世話になった者、そして同じ頃に中井さんとご縁の
深い京都府向日市でおこなわれた寺戸大塚古墳の発掘調査に
従事した者など、計31名が持ち寄った原稿を、1冊にとりまと
めたものである。巻末には、中井さんの略歴や業績一覧等を
掲載した。

 【内容目次】
 《献呈論文》
  奈良盆地東南部の古墳への他地域の
           有力者埋葬説をめぐって(石井智大)
  美濃・飛騨の銅鐸小考(石橋茂登)
  古墳時代倭鏡の鋳掛け(岩本崇)
  鉄製農具・工具研究史からみた古墳時代社会
               へのアプローチ(魚津知克)
  岐阜県船来山古墳群の渡来系移住民
         -生産用具の検討を中心に-(河野正訓)
  地域圏の解体と再編
    -前方後方墳の分析と墳形にみる地域性-(川畑純)
  日本列島出土三葉環頭大刀の系譜(金宇大)
  宮司井手ノ上古墳出土三角板革綴短甲の再検討Ⅰ
                      (阪口英毅)
  尼塚4号墳副葬品の追跡とその組成復元(髙木清生)
  魏志倭人伝からみた弥生時代倭の天然資源(高田健一)
  6世紀後半の捩り環頭大刀と古代氏族の動向(髙松雅文)
  ガンダーラ地方の仏教寺院における塔院の造営順と
                彫刻材質の比率(内記理)
  弥生時代のミニチュア土器とその表現
         -東海地方西部の資料から-(中谷正和)
  美濃地域における古墳から寺院への変遷過程(林正憲)
  美濃における古墳時代集落の形成とその画期
     宮之脇遺跡A地点を中心とした検討-(早野浩二)
  昼飯大塚古墳の埴輪生産体制再考(廣瀬覚)
  大垣市東町田墳墓群からの着想(福永伸哉
  中国南京市における最近の埋蔵文化財保護について
    -『南京市地下文物保護条例』の紹介-(藤井康隆)
  狩猟民の再来
  -剥片尖頭器石器群南進のタイミングと速度-(松本茂)
  東海西部の石製品と前期古墳(三浦俊明)
  美濃地域における横穴式石室の空間利用
    -船来山古墳群の事例から-(森島一貴)
  後期埴輪生産と権力をめぐる諸問題(和田一之輔)
《中井正幸さんの還暦に寄せて》
  中井正幸さんの背中を追いかけて(梅本康広)
  中井正幸さんとの昼飯大塚古墳での思い出(岡寺良)
  中井正幸さん還暦御祝(奥山貴)
  中井さん 御還暦おめでとうございます(加納翔子)
  昼飯大塚古墳第9次調査に参加させていただいて
                   (岸本泰緒子)
  中井さんから頂いた助言( 笹栗拓)
  中井さんとの思い出(砂田普司)
  中井正幸さんの還暦を祝して
         -昼飯大塚古墳の思い出-(清家章)
  中井さん還暦のお祝いに寄せて(中川敬太)
《中井正幸さん略歴・業績一覧・写真集》


……………………………………………………………………………………………………………【2021年6月25日】 【2021.6.24入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80371
書  名 七隈史学 第23号
シリーズ
データ 2021年3月 B5 178頁
ISBN/ISSN 1348-1304
編 著 者 桃﨑 祐輔編集
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 七隈史学会
価   格 2,200円(税込)

 【目次】

 論 文

  東・東南アジアの時代区分論に二〇二〇年を
    どう位置付けるか―「長い近世」論を中心として― 
    ……………………………………桃木 至朗 …  1
  中国墓における銭文を配す墓葬用品の様相
   ―現状におけるそれらの関係と変遷と分布― 
    ……………………………………徳富 孔一 …178
  武士と石塔―なぜ武士は石塔を建てたのか― 
    ……………………………………桃崎 祐輔 …154
  福岡市早良区四箇老松神社中世墓とその年代 
    ……………………………………西田 尚史 …130
  永樂通寳の日本流入に関する一考察 
    ……………………………………古澤 義久 …104
  筑前国衆原田氏の城 高祖城を取巻く支城群 
    ……………………………………山崎 龍雄 … 86

 研究動向

  「公儀」と藩をめぐる最近の研究動向について 
    ……………………………………古林 直基 … 15

 業績目録】

  業績目録(抜粋) 
    ……………………………………星乃 治彦 … 64

 追悼文

  少壮考古学徒の羅針盤 たかし よいち先生を偲ぶ 
                …… 桃崎 祐輔 … 56

 七隈史学会第22回大会研究発表要旨 ……………… 23 


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【2021年6月16日】 【2021.7.6入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80355
書  名 滋賀県立大学考古学研究室論集 Ⅰ
シリーズ   ―考古学研究室25周年・中井均先生退職記念―
データ A4 本文483頁
ISBN/ISSN
編 著 者 滋賀県立大学考古学研究室編集
出 版 年 2021年6月 
出 版 者 滋賀県立大学考古学研究室
価   格 4,800円(税込)

 【目次】

序  文 ………………………………………………………林  博通   
目  次
論  文
米原市磯山遺跡出土の粟津SZ1群土器について ………福西 貴彦    3
方形周溝墓からみた近江の弥生社会 ………………………浅井 良英   11
鋸歯文配置からみた銅鐸製作工人集団の動態
    ―加茂岩倉35号鐸型の系譜関係を中心に― ……南 健太郎   21
地域首長層を考える 
    ―東町田墳墓群と荒尾南遺跡を例に― …………中井 正幸   31
近江地域の手焙形土器 ………………………………………中居 和志   41
銭文を配した盤龍座獣帯鏡について
― 一本松塚古墳、吉島古墳出土盤龍座獣帯鏡との比較― 高瀬 裕太   51
中河内の古墳時代の低墳丘古墳 ……………………………田中 清美   59
膳所茶臼山古墳試論 …………………………………………細川 修平   69
古墳時代喪葬遺跡再考 ………………………………………穂積 裕昌   81
逆位の鍬形石  ………………………………………………髙木 清生   91
湖東地域の渡来人と横穴式石室 
    ―階段式石室と渡来人を再考する― …………………堀  真人   99
山城・堀切7号墳出土「靫状埴輪」の再検討 ……………辻川 哲朗  109
大和葛上郡南西部における横穴式石室の展開 ……………仲田 周平  119
五角形古墳の企画と系譜 ―終末期古墳の一様相― ……加部 二生  129
古代集落と地域開発(12)
  ―伊香郡南部の条里水田と集落の形成― ……………田中 勝弘  139
滋賀県南部出土瓦の検討
  ―瓦当紋様の伝播についての一考察― ………………岡山 仁美  149
蕨手刀の始源に関する一考察
  ―張出双脚足金具の構造から― ………………………金  宇大  157
近江南部の古代鋳造遺跡調査の現状と課題 ………………大道 和人  167
古代須恵器生産の操業形態に関する一試論
 ―成合西王子山窯とマムシ谷窯の事例検討を中心に― 稲本 悠一  177
水口丘陵古窯跡群春日支群における緑釉陶器生産について伊藤 航貴  187
古代末期~中世前期における居館の検討
  ―西日本における二重方形区画の居館を中心に― …樫木 規秀  195
葛籠尾崎湖底遺跡の再検討2 ―古代末から近世の様相―中川  永  205
中世前期東海地方の子持器台・子持椀・子持皿小考 ……大西  遼  215
中世近江の井戸 ─井戸枠の分類とその傾向─ …………松原 草太  225
集村化の歴史的前提 ―垂水西牧榎坂郷の事例から― …橘田 正徳  235
若狭湾から日本海を北に運ばれた石塔
―十三湊出土、またはそこに残されている石塔について―赤澤 徳明  245
豊後府内出土の挽き臼 ………………………………………植田 紘正  255
彦根市・古屋敷遺跡の再検討2 
    ―中世遺跡出土遺物の整理調査から― ………………柴田 慎平  263
中世上坂本の町割り 
    ―平成30年度の上坂本遺跡の発掘調査より― ………西中 久典  273
矢穴型式編年の考古学上の意義と年代観再考序説 ………森岡 秀人  281
小谷城跡における笏谷石製品 
  ―小谷城跡出土板石について― ………………………古山明日香  293
織田信長築城の城郭石垣について …………………………齊藤 秀香  297
安土城の構造にみる家臣団構成 ……………………………畑中 英二  305
坂本城跡出土瓦の再検討 ……………………………………山口 誠司  315
天正18 年の韮山城攻めにおける付城群について
―本立寺付城跡の様相と包囲網の連続性の可能性について島田 章広  325
佐和山城から彦根城への建築部材移動に関する予察
  ―確認されている瓦の比較から― ……………………佐藤 佑樹  331
福山城伏見櫓台石垣に関する一考察 ………河本 愛輝・杉山 佳奈  337
余呉所在の笏谷石製小型一石五輪塔に関する一試論 ……石田 雄士  343
近現代考古学事始 ……………………………………………福井 知樹  353
韓半島中西部地域における原三国時代水晶製玉類の副葬様相に
  関する覚書 …………………………………………………平郡 達哉  357
副葬容器からみた北周政権の主流派と復古 ………………市元  塁  365
浅井氏の菩提寺・徳勝寺の歴史と役割 ……………………北村 圭弘  375
「安土セミナリヨ」再考 ……………………………………木戸 雅寿  385
椿井権之助による佐久奈度神社大般若経の修理について 井上  優  395
『筑摩社並七箇寺絵図』と椿井政隆 ………………………宮崎 幹也  401
長崎台場の絵図 
  ―「長崎伊王島の図」と「長崎神之島の図」について―戸田 龍蔵  409
滋賀県庁文書に残る大津市織部古墳発見の記録 …………田井中洋介  415
地名からみた伊吹山信仰 ……………………………………髙橋 順之  425
「多賀まつり」を俯瞰する …………………………………佐野 正晴  435

中井均先生 略歴・業績一覧 ……………………………………………  447
滋賀県立大学での調査 ………………………………………中井  均  465
執筆者・協力者一覧 ………………………………………………………  472
編集後記 ……………………………………………………………………  473

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書籍番号 80325
書  名 ひょうご考古 第18号
シリーズ
データ A4 132頁
ISBN/ISSN
編 著 者 兵庫考古研究会編集
出 版 年 2021年5月 
出 版 者 兵庫考古研究会
価   格 1,430円(税込)

 【目次】

神鍋遺跡に於ける尖頭器文化について
 ……………………………………………和田 長治 ……  1
神鍋遺跡に於ける旧石器終末文化、細石器文化について
  ……………………………………………和田 長治 …… 10
但馬高原地帯における後期旧石器時代・縄文時代草創期の
遺跡群解明への期待………………………久保 弘幸 …… 17
後期旧石器時代における山地帯と低地帯についての一考察
 ……………………………………………渡邊 貴亮 …… 29
兵庫県北部における安山岩製旧石器の石材産地
 ……………………………………………山口 卓也 …… 43
玉津田中遺跡における方形周溝墓群の基礎分析
 ……………………………………………荒木 幸治 …… 55
久田谷遺跡採集遺物ー和田長治氏採集資料ー 
 ……………………………………………渡辺  昇 …… 85
丹波篠山盆地における横穴式石室の様相
 ……………………………………………仲田 周平 …… 95
開口部列石考―三条5号墳の前庭部構造を中心として―
 ……………………………………………渡邊 邦雄 ……106


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書籍番号 80326
書  名 日引 第16号
シリーズ (石造物研究会会誌)
データ B5 96頁
ISBN/ISSN
編 著 者 石造物研究会編集
出 版 年 2021年1月 
出 版 者 石造物研究会
価   格 2,200円(税込)

 【目 次】

特集 「古代の石造物を考える」
特集によせて            事務局       1
古代の石造物            狭川真一     3
東北地方の古代石造物   鈴木弘太・畠山篤雄    17
山上多重塔小考
 ―東国における古代層塔の再検討― 本間岳人    29
中部地方の古代石造物
 -長野市篠ノ井所在の石造多層塔― 武井成実  49
東海地方の古代石造物
 ―三重県、岐阜県の事例―     山路裕樹  55
古代から中世へ
 ―卒塔婆・石幢・五輪塔を繋げる― 西山昌孝  63
13世紀前半以前の中四国地方の
石塔・石仏・磨崖仏         松田朝由  67
古代・北部九州の滑石製神仏像    山内亮平  85


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書籍番号 80327
書  名 中世石造層塔の地域性
シリーズ (石造物研究会 第17回研究会資料)
データ A4 114頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者 石造物研究会事務局編集
出 版 年 2021年6月 
出 版 者 石造物研究会
価   格 2,200円(税込)

 【目 次】

【事例報告】
  関東地方の様相               本間岳人
  北陸東部(越中・越後)の石造層塔       水澤幸一
  北陸南西部(石川県・福井県)の多層塔造立
  の背景―多層塔が造立され始める契機とは―  赤澤徳明
  東海地方の石造層塔
        松井一明・竹田憲治・山路裕樹・溝口彰啓・
        水谷 豊・小野木 学
  滋賀・京都・奈良の石造層塔         本田 洋
  兵庫・大阪・和歌山の石造層塔       森山由香里
  四国の石造層塔               西本沙織
  九州北部の石造層塔             高橋 学
【紙上報告】
  東北地方の石造層塔             畠山篤雄
  山梨の石造層塔               畑 大介
  長野県の石造層塔              河西克造
  山陽の石造層塔―広島県・岡山県を中心に
                   樋口英行・佐藤亜聖
  九州南部の石造層塔        池田朋生・上床 真
  大隅国分寺跡国史跡指定100年         坂元祐己


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書籍番号 80297
書  名 古墳時代から飛鳥時代へ 集落遺跡の分析からみた社会変化
シリーズ (古代学研究会2017年度拡大例会シンポジウムをもとにした成果報告書)
データ B5 394頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-146-8
編著者 古代学研究会編
出版年 2021年6月 
出版者 六一書房
価 格 5,500円(税込)

 【内容紹介】

古代学研究会2017年度拡大例会シンポジウムをもとにした成果報告書。
 古墳時代から飛鳥時代へ―畿内地域として、大和、山城、河内・
和泉、摂津の各地域、周辺地域として、近江、播磨、紀伊、伊勢・伊賀
の各地域を取り上げ、古墳時代後期から飛鳥時代の集落遺跡の悉皆的
集成をもとに、各地域における集落遺跡の消長からみた画期、立地の
変化、構造把握とその変化について分析を加え、各地域間の比較・検討
から社会変化の様相を把握する。

 【目 次】
第1部 拡大例会・シンポジウム記録集
〈開催趣旨〉
  鈴木一議 古墳時代から飛鳥時代へ 集落遺跡の分析からみた
   社会変化
〈事例報告〉
  鈴木一議・中野 咲 古墳時代後期から飛鳥時代における大和地域
    の集落動態
  古川 匠・柏田有香・大坪州一郎 山城地域における集落構造の
    地域差および
       古代寺院との関係
  吉田知史・道上祥武 河内・和泉地域における古代集落の様相
  清水邦彦 摂津地域東部における遺跡動態 古墳時代から飛鳥時代
    にかけて
  若林邦彦 5世紀後半~7世紀の摂津地域中部の遺跡動態
  山田 暁 古墳時代後期における西摂地域の集落展開と消長
  北中恭裕 近江地域における古墳時代後期から飛鳥時代の集落動態
  荒田敬介・山中良平 播磨における古墳時代後半期~飛鳥時代の
    集落動態
  田中元浩 紀伊地域における古墳時代から飛鳥時代へ 集落動態と
    社会変化
  川部浩司・渡辺和仁 伊勢・伊賀地域における古墳~飛鳥時代集落
    の動態
〈関連報告〉
  溝口優樹 文字資料からみた地方支配制度と集落動態
 〈シンポジウムの記録〉
  シンポジウム 作成:岩越陽平
第2部 関連報告
  上田 睦 氏族・集落・寺院 河内国志紀郡葛井寺を例にとって
第3部 総括と展望
〈総括〉
  鈴木一議 集落遺跡の分析からみた社会変化
  中野 咲 集落の立地に関する諸問題
〈展望〉
  森岡秀人 「飛鳥時代」集落出現の意義と令制下地方機構整備前後
   をめぐる課題


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書籍番号 80292
書  名 城郭研究と考古学 中井均先生退職記念論集
シリーズ
データ B5 528頁
ISBN/ISSN 978-4-88325-725-6
編 著 者 中井均先生退職記念論集刊行会編
出 版 年 2021年5月 
出 版 者 サンライズ出版
価   格 8,800円(税込)

 【内容紹介】

城郭研究のパイオニアであり、分野を越えて歴史学全般にも
多大な影響を与えて来られた中井均先生が2021年定年を迎え
られるに際し、全国各地で共に調査・研究を続けてきた知友、
若き俊英たちが寄せた論考50本を収録。テーマ別に4章で構成。
事例、研究成果、再検討など、各地域の最新報告が揃う。

 【目次】
    扉挿絵:宮下 英樹
■特別寄稿
 城郭史研究と中井均氏/村田 修三

■第1章 権力の動向と城郭の展開
飛彈における武家拠点の変遷と小島・東町城下町の構造
                   /大下 永    
伊勢国松ヶ島城と松坂城/竹田 憲治   
若狭の石山城と本郷氏の山城/赤澤 徳明   
天下人の城 安土城/松下 浩    
安土城に関する一考察/福島 克彦   
六角氏被官三雲氏と甲賀郡西部の城館―三雲屋敷を中心に
                   /新谷 和之   
三好長慶の越水入城と摂津下郡段銭/馬部 隆弘   
石見国家古屋城と福屋氏の拠点城郭/高屋 茂男   
長宗我部元親の阿波・伊予侵攻における築城技術の検討
                   /松田 直則 

■第2章 進む城郭の再評価
駿河田中城と田中御殿について/前田 利久   
遠江殿谷城(高藤城)の再検討/戸塚 和美   
岩村城を「霧ヶ城」と呼ぶこと/三宅 唯美   
神之峰城再考―国人領主 知久氏本城の様相/河西 克造   
美濃金山城の役割とその変遷/長沼 毅
合戦の記憶と変容―岐阜城の戦いを例として/内堀 信雄 
美濃上石津における中世城郭の成立事情/中井 正幸   
佐柿国吉城址史跡調査二〇年の軌跡/大野 康弘   
江濃国境「長比城」の基礎的研究/太田 浩司   
近江・西山城の再検討
  ―縄張り研究と烽火(狼煙)台/髙田 徹    
水走氏館跡の再検討/遠藤 啓輔   
三木落城とその前夜-「赤佐左衛門尉宛秀吉書状」
 『反町文書』を基に/宮田 逸民 
三木城の近代―本丸跡を事例として/金松 誠    
富田城から米子城へ
   ―吉川広家による拠城形成に関する検討/中森 祥    
慶長期の細川の城普請と破却に関する覚書
 ―大分県杵築市「国史跡杵築城跡」出土の瓦の同范を
  とおして    /吉田 和彦

■第3章 石垣・瓦・出土遺物
西長尾城跡・天霧城跡の石垣について
 ―讃岐国における長宗我部氏の拠点城郭及び関連城郭の
  築城事例から/東 信男
殿村から虚空蔵山城へ
 ―信濃の・室町・戦国期の石積技術雑感/竹原 学    
静岡市藁科川流域の駿府城石丁場/山本 宏司   
釈迦山百済寺(近江国愛知郡)の石垣/福永 清治   
飯盛城跡の石垣/李 聖子   
鳥取城に用いられた補強石垣『巻石垣』について/細田 隆博   
四国における戦国期城郭の石積み・石垣/乗岡 実    
清須城出土軒瓦の変遷と城郭/鈴木 正貴   
安土城瓦のゆくえ―東海地域の金箔瓦を中心に/松井 一明   
近江における織豊期の城郭瓦/小谷 徳彦   
麦島城跡出土瓦再考/山内 淳司   
出土遺物からみた城の使われ方について
 ―静岡県下の戦国期城郭の事例から/溝口 彰啓   
東濃地域のロクロ成形土師器に関する一考察
 ―美濃金山城跡を中心に/長江 真和 
姉小路氏関連遺跡で出土する中世土師器皿の編年試案
                 /三好 清超

■第4章 城郭史への研究視点
城館構造の地域性と変遷/齋藤 慎一   
戦国時代の「名城」と「悪城」/竹井 英文   
城館遺跡の大型建物遺構について/早川 圭    
山城調査における造成と土木量計算(その2)/山上 雅弘   
中世山寺のプランニング/ 藤岡 英礼   
伊吹山中腹の社寺遺構「別相」/髙橋 順之   
京極氏館の御廟所 /石田 雄士   
聖地への築城と地域社会・城主
 ―近江国野洲郡の小堤山城を事例に/中西 裕樹 
天守建築の成立を考える/加藤 理文 
文禄・慶長の役における日本軍が利用した朝鮮式城郭
   ―慶尚南道周辺を中心に/堀口 健弐   
長崎警備と烽火台/岡寺 良


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書籍番号 80293
書  名 琵琶湖と古墳―東アジアと日本列島からみる
シリーズ (琵琶湖博物館ブックレット13)
データ A5 128頁
ISBN/ISSN 978-4-88325-718-8
編 著 者 用田政晴著
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 サンライズ出版
価   格 1,650円(税込)

 【目 次】

はじめに-湖と古墳に学ぶ考古学-
第1章 古墳の前時代史―湖に沈んだ村と農耕―
  1 日本の国境・時代区分と歴史の教科書
  2 琵琶湖の湖底をスニーカーで歩く
  3 謎でなくなる琵琶湖の湖底遺跡
  4 琵琶湖沿岸における縄文農耕の可能性
  5 北海道には縄文時代に古墳があったのか
  6 琵琶湖で発見された銅鐸を追究する
  7 客家土楼と琵琶湖の弥生村との怪
  8 「邪馬台国近江説」の中心・旧野洲川の本流を
    さかのぼる
第2章 古墳追究の前提とその出現をさぐる
  1 「墳丘墓」と「古墳」を築いた村をさがす
  2 考古学者は古墳の年代をどのように想定したか
  3 月の輪古墳の発掘運動と講演・講義
  4 「首長権」あるいは「首長霊」を継承した場で
    ある古墳
  5 古墳の竪穴式「石室」から「石槨」への言い換
  6 相次ぎ発見された「前方後方墳」は「前方後方
    形墳丘墓」か
  7 考古学・博物館学の古典とそこに見る古墳の項
第3章 古墳の形からみた近江の地域性
  1 円墳の出現から大形前方後円墳の成立へ
  2 琵琶湖を制した最初の地域の首長とは
  3 六〇年安保と安土瓢箪山古墳のわずかなつながり
  4 近江の旧郡ごとに古墳の違いはあるのか
  5 首長墓は規模により3つの階層に分けられる
  6 近江の首長墓の動向と画期を形から探る
  7 古墳の石材を湖上輸送する
  8 『琵琶湖をめぐる古墳と古墳群』からみた原始・
    古代の近江
第4章 大陸・半島・列島から近江の古墳を望む
  1 中国大陸・長江中流域の漢墓から近江の墓へ
  2 湖東の扇状地開発にあたった渡来人の墓
  3 日本列島で二番目に広い湖・霞ケ浦をめぐる古墳
  4 列島の最南端にある九州の前方後円墳と中枢の古墳
  5 東日本大震災を生き抜いた古墳と遺跡
  6 古墳時代以降の農具に見る中国の系譜
 先学に学んだ半生記(反省記)


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書籍番号 80258
書  名 纒向学研究 第9号 2021
シリーズ (纏向学研究センター研究紀要)
データ A4 94頁
ISBN/ISSN
編 著 者
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 桜井市纏向学研究センター
価   格 1,650円(税込)

<紹介>

今号は外部研究者1 名のほか、 顧問、常勤所員3名
の5つの研究成果が掲載さています。

<掲截論文>

前田時人 「朝鮮三国時代の会盟について」
石野博信 「3世紀、大和・河内 に王権を樹立した吉備・
      出雲連合」
橋本輝彦 「纒向遺跡巻野内家ツラ地区における土器様相」
森 暢郎 「纒向遺跡第180次調査出土の板状石製品」
福辻 淳 「茅原大墓古塘出土盾持人埴輪の三次元計測」


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書籍番号 80257
書  名 馬と古代社会
シリーズ
データ A5 568頁 カラー口絵8頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-8406-2247
編 著 者 佐々木虔一・尻秋生・黒済和彦編
出 版 年 2021年5月 
出 版 者 株式会社 八木書店
価   格 8,800円(税込)

【内容説明】

①馬文化の渡来に迫る
 古墳時代、東アジアを経由して日本(倭)に渡来した
馬文化。馬は古代社会にどのように受容され広がったのか。
中国・朝鮮半島・中央アジアなどの馬文化と比較し、日本
国内の古墳などに埋葬される馬具・埴輪、地中から出土
する馬の骨など、多彩な資料を分析した最新の研究を紹介。

②日本全国を網羅
 中国の制度や朝鮮半島のあり方を強く意識しつつ、生駒
山麓西側周辺から伊奈谷(長野県)を経て、上野地域を
見通す馬の伝播の道、畿内周辺の牧、そして御牧が設置
された信濃・上野・甲斐・武蔵地域、さらには北陸・東北、
九州南部まで、日本列島の馬に関するほぼ主要な地域を
カバー。その地域の専門家が最新の研究成果を伝える。

③古墳時代中期から摂関期までの約700年間
 初期馬飼集団が出現した古墳時代中期からはじまって、
馬が武力として積極的に利用された古墳時代全般、大化
前代から律令制成立期の諸制度の成立、そして律令制下の
牧の実態、貴族と馬の儀礼的な関係が強まった摂関期まで
約700年間を対象とする。

④古代社会を支えた馬の諸相
 白馬の節会(毎年正月7日に実施)など儀式に登場する馬。
雨乞の祭祀に用いられる馬。神社に奉納される絵馬。和歌に
よまれた馬、騎馬と馬車の関係など、様々なシーンに登場
する馬が古代社会にもたらした意味を多角的に考える。

⑤馬の一生
 馬はどこからやってきて、何を食べ、何歳まで生きたのか。
地中から出土する馬の骨などを分析する動物考古学の最新
成果により、都城やその周辺の馬の一生(ライフヒストリー)
や馬の出生地、そして労働環境までを明らかに。
カラー口絵8ページで、馬の文物を紹介。

【目 次】

カラー口絵(8頁)
序―『馬と古代社会』刊行にあたって―(佐々木虔一)

Ⅰ部 総  論
  1 日本列島における馬匹と馬具の受容(桃﨑祐輔)
  2 馬匹生産地の形成と交通路(諫早直人)
  3 馬と渡来文化―古墳時代東国の馬生産―(若狭 徹)
  4 東国の牧遺構(平野 修)
  5 貢馬をめぐる牧の諸相(山口英男)
  6 動物考古学からみた馬匹生産と馬の利用(植月 学)
  〔コラム〕馬のシンボリズム
        ―古代トラキア人と馬―(田尾誠敏)
Ⅱ部 考古編
  1 地域間関係と交通を考える馬具研究(内山敏行)
  2 絵  馬(北條朝彦)
  3 都城と馬(山崎 健)
  4 エミシの馬―狄馬―(黒済和彦)
  〔コラム〕焼  印(高島英之)
  5 馬関連の遺構・遺物からみた陸奥国府(高橋 透)
  6 馬の飼育
    ―群馬県榛名山テフラ下の事例をもとに―(杉山秀宏)
  7 群馬県安中市横野台地の牧と道路(井上慎也)
  8 科野の馬・信濃の馬と東山道(西山克己)
  9 富山市百塚住吉D遺跡の厩舎(馬小屋)遺構(鹿島昌也)
  〔コラム〕東山道武蔵路と馬(黒済玉恵)
Ⅲ部 文献編
  1 古代の馬飼(加藤謙吉)
  2 唐代の馬匹生産・管理と交通規定(河野保博)
  3 駅馬と伝馬(中 大輔)
  〔コラム〕推古朝の馬官(吉村武彦)
  4 兵馬と官牧―公私馬占有の日唐比較―(田中禎昭)
  〔コラム〕小野牧(柳沼千枝)
  5 儀礼・儀式と馬(中込律子)
  〔コラム〕日本古代における馬の毛色(荒井秀規)
  6 祭祀・祓と馬(藤本 誠)
  7 六芸からみた乗馬習慣(藤田佳希)
  8 絵馬の起源を探る―古代史研究と民俗資料―(川尻秋生)
  9 古代における馬と和歌(荒井洋樹)
  10 日本古代の騎兵―中世武士の前提として―(近藤好和)
  11 近畿の馬牧(吉川敏子)
  12 古代の九州と馬(柴田博子)
あとがき(川尻秋生)
執筆者紹介


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書籍番号 80205
書  名 中近世和鏡の研究
シリーズ
データ A5 200頁
ISBN/ISSN 978-4639027522
編 著 者 青木 豊著
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 雄山閣
価   格 9,900円(税込)

 【内容簡介】

中近世和鏡の鏡背意匠はどのような精神観念を
表していたのか。神社に伝世する和鏡の調査、和鏡を
伴う遺跡の発掘などを通じて、中近世和鏡の名称や
鏡背文様が有する意味と和鏡にかかわる精神性を検討し、
中世から近世にかけての変遷を追う。

 【目次】

はじめに
第1章 鏡の形と観念
 第1節 和鏡の概念
 第2節 和鏡の成立― 唐鏡から倭鏡をへて和鏡へ―
 第3節  日本文化に見る鏡展示及び鏡を応用した展示
第2章 中近世の和鏡研究史
第3章 中世の和鏡
 第1節 住之江鏡・住吉鏡に関する一考察
 第2節 擬漢鏡に関する一考察
 第3節 鎌倉の中世和鏡
第4章 和鏡と信仰
 第1節  鏡信仰上の和鏡の形態と仮称「椎葉鏡」の提唱
       ― 宮崎県椎葉村に伝世す
る和鏡を事例として―
 第2節 和鏡を用いた前立― 和鏡使用法の一例―
 第3節 オッテグラ出土の和鏡
       ― 利島に於ける中世和鏡の使用事例―
第5章 中世の大形和鏡・中形和鏡
 第1節 大形和鏡の概要
 第2節 社寺の鏡
 第3節 奉納鏡
 第4節 神輿につけられた鏡
       ― 大國魂神社・土佐神社の中形和鏡―
第6章 伊豆島嶼部の和鏡
 第1節 伊豆諸島の祭祀の歴史的環境
 第2節  大島・利島・新島・式根島・三宅島・御蔵島
     ・八丈島の和鏡
 第3節  利島所在の堂ノ山神社境内祭祀遺跡出土和鏡
 第4節 阿豆佐和気命神社境内祭祀遺跡
第7章 近世の鏡
 第1節 柄鏡の出現の社会背景と形態的変遷
 第2節 魔鏡考
 第3節 八丈小島所在の鳥打・宇津木遺跡 結章
 第1章 鏡の形と観念
 第2章 中近世の和鏡研究史
 第3章 中世の和鏡
 第4章 和鏡と信仰
 第5章 中世の大形和鏡・中形和鏡
 第6章 伊豆島嶼部の和鏡
 第7章 近世の鏡
おわりに/初出一覧・著者文献一覧


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書籍番号 80206
書  名 21世紀の博物館学・考古学
シリーズ
データ A6 540頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639027492
編 著 者 青木豊先生古稀記念発起人会編著
出 版 年 2021年2月 
出 版 者 雄山閣
価   格 19,800円(税込)

 【内容簡介】

博物館学の泰斗であり、和鏡の研究でも知られる
國學院大學教授・青木豊先生の古稀を記念し、
博物館学・文化財学・考古学・歴史学の各分野から
第一線に立つ研究者が集結!各分野の論考、約50本を集成する。

  【目次】

はじめに (井上洋一)

第1章 特別寄稿
 展示解説文考(鷹野光行)
 観光資源としての博物館
    ―とくに済州島の博物館を中心に― (中村 浩)

第2章 現代の博物館の諸相
 ICOM京都大会後の日本の博物館政策について(栗原祐司)
 学芸員養成課程を担当する教員の特徴と課題(江水是仁)
 一般教育としての博物館学(浜田弘明)
 スポーツの展示における「同時代性」
   ―戦前期に開催された野球に関する展覧会を
                中心に― (井上裕太)
 1940年の「神道美術展」と宮地直一・瀧精一・伊東忠太―
   問題の所在・対象・分析視角―(石倉孝祐)
 開帳からみる近世の展示風景(杉山哲司)
 歴史系博物館における来館者の多様な学びを引き出す対話型
   展示の試み(鈴木章生)
 拡大する展示の様相
   ―サブカルチャー資料を例として― (見留武士)
 民俗資料展示と文字
   ―文書資料にみる民俗に注目して― (三代 綾)
 展示設計図から展示模型へ(山田磯夫)
 装飾古墳における野外博物館資料論(池田朋生)
 古陶磁の修理に関する歴史雑考(落合知子)
絵画作品の展示と取扱い(高橋真作)
刀剣の持つ力(武田耕太郎)
これからの私立博物館が生き残る道・商業化か個性化か
   ―“西安于右任故居紀念館”
を例として― (于 大方)
循環型博物館学から見た博物館経営の可能性(小川義和)
コロナ禍と博物館(金山喜昭)
アンダーツーリズムと博物館
   ―博物館法第19条改正をめぐって―(菅根幸裕)
歴史系博物館と歴史教育・総合的な探究の時間の親和性に
   ついて―「博学連携」と高
校日本史教育の課題を中心として― (會田康範)
博物館と落語―普及行事としての可能性―(須藤茂樹)
博物館の公共性を押し上げるアウトリーチについて
   ―学校への出前講座の検証から―
(駒見和夫)
博物館の情報・メディアとコロナ禍(杉山正司)
高知県の博物館史と考古学史(岡本桂典)
占領期における国立博物館の事業展開
   ―美術映画「美の殿堂」製作に関する検討を通して―
                      (國分 梓)
棚橋源太郎と費耕雨の博物館学上の関わりについて(張 哲)
中国における医薬系大学博物館の一考察(牛 夢沈)
衛生博物館の役割(塚本順平)
仏閣博物館の分類に関する検討
   ―首都圏を中心とする仏閣博物館の現状調査から―
                     (中島金太郎)

第3章 文化財の保護と活用
文化遺産の保護と博物館の役割
   ―シリア、アフガニスタンの例を中心に― (井上洋一)
文化財レスキューに関する一考察(落合広倫)
ぼくし顕彰につながる道(貝瀬 香)
国宝旧開智学校校舎の来し方・現在・今後の展望について
  ―市民の学びと観光振興に寄与する博物館の視点から―
                       (窪田雅之)
文化財と複製―文化財の活用と今後の展望―(小島有紀子)
天明三年浅間災害を語り継ぐ事物の構成
   ―文化財保護の体系をもとに―(関 俊明)
モン窯業の変遷と地域博物館群の成立過程(徳澤啓一)
加賀百万石の鎌倉別邸(浪川幹夫)
クローン文化財技術を弥生土器復元に応用への課題(野本孝明)
退役艦の教育的活用について(二葉俊弥)
文化財保護と博物館(桝渕規彰)

第4章 考古学・歴史学
中国環太湖流域における先史考古学の初期の試み(郭 驥)
漢代青銅器の研究前史(川村佳男)
古代影向寺の伽藍に関する一考察(栗田一生)
鹿衣の巫女(小林青樹)
秋田県の平安鏡の分類とその特徴(島田祐悦)
明治刀剣界の再考―廃刀令の影響と刀鍛冶の動向を中心に―
                       (井本悠紀)
歴史を現在に活かし続ける(西谷榮治)
ある女神の系譜
  ―衣襲明神像と伝児玉郡『養蚕安全神』掛軸について―
                       (林 道義)
災害の記録と伝承
   ―寛政4年「島原大変肥後迷惑」の分析を通じて―
                       (安高啓明)
青木先生との思い出(建部真也)

あとがき (金山喜昭)
執筆者一覧


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【2021年5月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80203
書  名 文化財としての「陵墓」と世界遺産
シリーズ (「陵墓限定公開」40周年記念シンポジウム)
データ A5 216頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2025-2
編 著 者 「陵墓限定公開」40周年記念シンポジウム実行委員会編
出 版 年 2021年5月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,750円(税込)

 【紹介文】

世界遺産となった百舌鳥・古市古墳群はほとんどが「陵墓」で
構成され、公開されていない。その名称も天皇陵古墳として
登録されたが、最大の大山古墳は本当に仁徳天皇の墓なのか。
世界の墳丘墓の現状なども参考にし、文化財としての「陵墓」
をどう保存、整備し、公開へ向けてゆくのかを考える。

 【目次】

「陵墓限定公開」四〇周年を迎えて
       ─あらたな課題を生む世界遺産登録 宮川 渉

Ⅰ基調講演・報告
「陵墓限定公開」四〇年と現状から考える   今尾文昭
1 現代社会と陵墓
2 「陵墓限定公開」二〇年シンポジウムから
3 「陵墓限定公開」三〇年シンポジウムから
4 昭和天皇の陵墓行幸と科学
5 今後に向けて

大仙古墳は允恭(倭王済)墓である   岸本直文
1 大仙古墳の墳丘と出土遺物
2 倭国王墓と二系列と古市・百舌鳥古墳群の築造順
3 大仙古墳の年代
4 大仙古墳の被葬者

副葬品からみた大山古墳
     ─前方部石室出土の甲冑をめぐって  滝沢 誠
1 大山古墳の副葬品
2 大山古墳前方部石室出土の甲冑
3 甲冑から探る大山古墳の年代

世界の墳墓と世界遺産   中久保辰夫
1 世界の墳墓・墳丘墓
2 墳丘研究の可能性と課題

調査手法の進展と「陵墓」情報の充実   新納 泉
1 国土地理院データの利用
2 大山古墳の設計原理
3 今後の調査手法

近代天皇制と「陵墓」   高木博志
1 なぜ天皇制は「万世一系」の陵墓の体系が必要なのか
2 世界遺産と「仁徳天皇陵古墳」
3 史実よりも神話や物語

Ⅱ 討論 文化財としての「陵墓」と世界遺産   
                 司会 福島幸宏
Ⅲ 資料


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【2021年5月7日】 【2021.4.30入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80199
書  名 山陰歴史考古学論攷
シリーズ
データ B5 365頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-142-0
編 著 者 池上 悟著
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 池上 悟(六一書房)
価   格 5,500円(税込)

 【内容簡介】※本書”はじめに”より抜粋

 ここに『山陰歴史考古学論攷』 として鳥取、島根
両県下の遺跡・遺物について執筆した論文をまとめた。
山陰の伯耆国八橋郡に生れ、 米子の高校に進み、
昭和四十四年に東都の中央大学に入学した。その後は
発掘調査を立正同窓と同じくしたこともあり、考古学を
専門的に学ぶ目的で立正大学の大学院に進んだ。
昭和五十八年には縁あって立正大学文学部に奉職して
三十八年、 令和二年度が定年となった。
 この間、山陰地方の遺跡とはそれほどには係わっては
こなかったが、 古くは古墳、横穴墓、近時は中世石塔、
近世墓石などについて何編かの論文を執筆してきたもの
をまとめたものである。
 鳥取県下では、 赤崎町所在の赤崎塔、 赤崎の奥地で
出土した泥塔、 倉吉市大日寺出土の瓦経を扱い、
島根県下では石見銀山の石造物、 津和野の藩主亀井家墓所
などを調査してきた。 また濱田藩主松平右近将監家の家臣
墓石は、館林、江戸の遺存資料と、 浜田の実地調査は
津和野への往来時に果たしたものである。
 従心まで考古学研究を継続することができたことは、
多くの方々の援助によるところであり、 協力を賜った
皆さまに感謝申し上げたい。 ここにまとめたところが、
 山陰地方の歴史考古学研究に些かでも寄与するところが
あれば幸いであります。

【目 次】

はじめに
第一章 古代・中世の仏教遺物
        (一) 伯耆赤碕出土の泥塔経
    (二) 伯耆の仏教遺物
    (三) 伯耆大日寺瓦経
    (四) 伯耆における中世石塔
    (五) 岡山県北部所在の中世石塔
第二章 近世墓の諸相
    (一) 鳥取藩池田家における家老墓の様相
    (二) 鳥府掃苔録
    (三) 米府掃苔記
    (四) 松平右近将監家の家臣の墓石
    (五) 津和野藩主亀井家墓所
    (六) 長州藩家老益田家の墓所
第三章 山陰の考古学史
    (一) 足立 正大人の墓所に詣でる
    (二) 山陰の考古学者、 倉光清六大人の墓所に詣でる
    (三) 野津左馬之助大人の墓所
おわりに


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【2021年4月24日】 【2021.4.22入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80180
書  名 島内139号地下式横穴墓 Ⅱ
シリーズ (えびの市埋蔵文化財調査報告書 第60集)
データ A4 本文72頁 カラー図版28頁
ISBN/ISSN
編 著 者 えびの市教育委員会編集
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 えびの市教育委員会
価   格 3,080円(税込)

平成26年度に大量の副葬品が出土した島内139号墓で、
象嵌による装飾を施した鍛冶具が28年になって新たに
見つかりました。日本列島でも、朝鮮半島でも出土した
ことのない新発見の資料です。本報告書では、139号墓から
出土した「朝鮮半島製の円筒大刀」や南九州では数少ない
金銅装の馬具などを個別に図と写真で紹介したものです。

【章立目次】

第1章 整理調査経過・体制
第2章 出土遺物の概要と今回の報告資料
第3章 装身具等
第4章 大刀・ヤリ
第5章 小刀群
第6章 馬具
第7章 分析・研究
第8章 本報告出土遺物に関する成果のまとめ



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【2021年4月24日】 【2021.4.22入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80181
書  名 倭王権の考古学 古墳出土品にみる社会変化
シリーズ (早稲田大学エウプラクシス叢書27)
データ A5 312頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-657-21802-5
編 著 者 加藤一郎著
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 早稲田大学出版部
価   格 4,400円(税込)

 【作品概要】

日本列島における国家形成期とされる古墳時代、「倭王」の
称号が授与された人物が存在し、「倭」の領域を支配する
王権構造が機能していた。そこでは、古墳という墓制が活用
され、王権構造が生成・維持・発展されてきた。本書では、
倭鏡をはじめとする副葬品や埴輪など古墳の出土品を分析し、
倭王権の構造や動態、そして古墳時代人の精神世界といった
社会史や精神史的な側面について考察する。分析対象を、
古墳時代をつうじて生産されていた複数の遺物とし、天皇陵
古墳調査の最前線に立つ著者が、古墳時代像を解明する。

 【目次など】

序 論 倭王権をめぐる古墳時代研究と本書の問題意識
 第1節 本書の目的
 第2節 本書がとるべき方向性──研究史をもとに
 第3節 本書の分析対象・前提・構成

第1部 埴輪からみた倭王権
 第1章 埴輪編年の構築
  第1節 従来の埴輪研究
  第2節 埴輪編年

 第2章 埴輪生産の変遷――倭王権の関与
  第1節 古墳時代前期の様相
  第2節 古墳時代中期の様相
  第3節 古墳時代後期の様相
  第4節 まとめ

 第3章 倭の五王の時代における円筒埴輪の規格
      ―大型古墳とその陪塚
  第1節 分析対象・分析方法と先行研究
  第2節 誉田御廟山古墳併行期
  第3節 誉田御廟山古墳併行期の前段階
  第4節 大山古墳併行期
  第5節 まとめ

第2部 倭鏡からみた倭王権
 第4章 倭鏡生産の変遷
  第1節 はじめに
  第2節 前期倭鏡──中国鏡の模倣
  第3節 中期倭鏡
  第4節 後期倭鏡──雄略朝・継体朝の鏡
  第5節 まとめ

 第5章 前期倭鏡の変化と「政権交替」
  第1節 家屋紋鏡の検討
  第2節 対置式神獣鏡A系の検討
  第3節 分離式神獣鏡系の検討
  第4節 まとめ

 第6章 中期倭鏡の研究――讃・珍・済・興の鏡
  第1節 中期倭鏡に関する先行研究とその課題
  第2節 中期倭鏡の分析
  第3節 中期倭鏡の面径と分布
  第4節 中期倭鏡の特質と意義

 第7章 古墳時代後期の出土鏡と長期保有
  第1節 鏡の長期保有に関する論点
  第2節 古墳時代後期の集落から出土した前期倭鏡
      ──群馬県金井遺跡群
  第3節 後期古墳から出土した前期倭鏡
      ──埼玉県における鏡の分布
  第4節 後期古墳から出土した後漢鏡
  第5節 長期保有と倭王権

第3部 その他の副葬品からみた倭王権
 第8章 銅鏃の製作方法とその背景
      ―「大和東南部勢力」と「大和北部勢力」
  第1節 衛門戸丸塚古墳の概要と出土の経緯
  第2節 衛門戸丸塚古墳出土の銅鏃
  第3節 銅鏃の製作方法
  第4節 衛門戸丸塚古墳出土銅鏃の意義

 第9章 甲冑と革盾
     ―古墳時代中期における副葬品変化と倭王権
  第1節 茶すり山古墳の概要
  第2節 茶すり山古墳出土の革盾
  第3節 茶すり山古墳出土の甲冑類
  第4節 茶すり山古墳出土武具類の意義

 第10章 鈴釧の研究
  第1節 鈴釧の定義と先行研究
  第2節 鈴釧の分類と編年
  第3節 鈴釧の製作時期
  第4節 鈴釧の特質と意義

第4部 古墳出土品からみた倭王権と社会
 第11章 古墳出土品からみた倭王権の動態
  第1節 埴輪
  第2節 倭鏡
  第3節 その他の副葬品
  第4節 古墳出土品からみた倭王権の動態

 第12章 古墳時代人の思想
     ――神僊思想流入の当否と祖先観の形成
  第1節 古墳時代における日本列島への神僊思想の流入
  第2節 追葬にともなわない古墳築造後の古墳祭祀
  第3節 まとめ

 第13章 古墳出土品からみた国家形成
  第1節 はじめに
  第2節 日本列島における国家形成過程の画期
  第3節 本書の分析成果から導かれる国家形成過程
  第4節 古墳出土品からみた日本列島における国家形成

あとがき
初出一覧
引用・参考文献一覧
挿図・表出典一覧
索  引
英文要旨


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【2021年4月15日】 【2021.4.12入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80162
書  名 旧石器考古学 85
シリーズ
データ B5 110頁
ISBN/ISSN
編 著 者 旧石器文化談話会編集
出 版 年 2021年3月 
出 版 者 旧石器文化談話会
価   格 3,850円(税込)

           【目次】
──────────────────────────
【巻頭言】旧石器発掘捏造発覚20年に寄せて 
          ……………………松藤 和人  (1)
【評論】アカデミック・マインド―研究捏造の心理学― 
         …………………… 山田 しょう  (3)
【論文】 _
 宍道湖南岸鳥ヶ崎(島根県松江市) は確かに前期旧石器
  時代の遣跡である:地質・湖岸調査と採集資料からの見通し
                …………………………松岡 廣繁  (9)
 長野県大町市木崎小丸山遺跡の前期旧石器
      ―杉原保幸採集資料の全貌―
   ………… 松藤 和人・上峯 篤史・杉原 保幸 (39)
 ウサギ・石器・イヌワシ?
      ―青森県尻労安部洞窟の語るもの― (前編)
   …………………………………… 山田 しょう  (65)
【資料紹介】
 京都府京丹後市経塚古墳出土の黒曜岩製石器
   ………… 上峯 篤史・渡邊 貴亮・金成 太郎  (85)
【追悼】
 松沢亜生氏のご逝去を悼む ……………松藤和人  (91)
 追悼紅村 弘先生 (1929-2020)  ………増子康眞  (92)
【書評】 ~
 光石鳴巳 (編)『勢野東遣跡』 ………三好 元樹  (93)
【新刊紹介】
 木村英明 著 『〈改訂版〉北の黒曜石の道 白滝遺跡群』
          ………………………佐藤 良二  (99)
 Are Tsirk(原著) 上峯篤史 (訳編著) 『石の目を読む』
          ……………………渡邊 貴亮 (101)
 旧石器文化談話会定例会 …伊藤 栄二・面 将道 (105)
 旧石器文献紹介 b………旧石器文化談話会編集部 (107)
────────────────────────────


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【2021年3月24日】 【2021.3.22入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80027
書  名 条里制・古代都市研究 第36号
シリーズ (条里制・古代都市研究会 2020)
データ B5 148頁
ISBN/ISSN 2187-4026
編著 条里制・古代都市研究会編集
出版年 2021年3月 
出版者 条里制・古代都市研究会
価   格 4,400円(税込)

【目次】

長岡京前期の政治的動向 
               1  西 本 昌 弘
長岡宮の最新調査成果      1 7 中 島 信 親
長岡京左京の土地利用       3 5 家 原 圭 太
長岡京跡右京の邸宅検出例について 
                             5 9 岩 﨑   誠
奈良県吉野町宮滝遺跡の第69次・70次調査の成果 
                             7 5 中 東 洋 行
飛鳥・奈良時代における史跡斎宮跡の概要報告 
                             8 3 宮 原 佑 治
                 川 部 浩 司
                                  山 中  由紀子
                                  大 川 勝 宏
東山遺跡の発掘調査          9 5 小 谷 徳 彦
前畑遺跡土塁状遺構の構造等について 
                             107 海 出 淳 平
書評 大阪市立大学難波宮研究会編『難波宮と大化改新』 
                             105 相 原 嘉 之
           第23回現地研究会 129
               事務局だより 131
条里制・古代都市関係文献目録 133


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【2021年3月24日】 【ご注文承り中】


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書籍番号 80035
書  名 港市・交流・陶磁器-東南アジア考古学研究-
シリーズ (菊池誠一先生・坂井隆先生退職記念論文集)
データ B5 344頁 (精装)
ISBN/ISSN 978-4639027546
編著 菊池誠一先生・坂井隆先生退職記念論文集編集委員会編
出版年 2021年3月 
出版者 雄山閣
価   格 19,800円(税込)

【内容紹介】

 東南アジア考古学の泰斗、菊池誠一(昭和女子大学教授)、坂井隆
(国立台湾大学教授)両先生の退官記念論文集。
ともに東南アジア考古学を専門として学会を牽引するとともに、
国際的な共同研究の枠組みづくりや学術的な国際貢献に多大な
功績を残した両氏と、交流のある国内外の研究者30名が寄稿。
東南アジアから中国、朝鮮半島、日本まで、陶磁器を中心に
どのような交流を経てきたのかを、各地域を専門とする研究者たち
が最新の知見を元に跡づける。

  《目次・詳細は以下のURLからご覧いただけます(PDF)》
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/80035/80035.pdf


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【2021年3月24日】 【ご注文承り中】


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書籍番号 80037
書  名 元軍船の発見 鷹島海底遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 150)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2040-5
編著 中田敦之・池田榮史著
出版年 2021年4月 
出版者 新泉社
価   格 1,7600円(税込)

 【紹介文]

鎌倉時代、九州北部に来襲した元の大軍は、
一二八一年(弘安四)、停泊していた長崎県
伊万里湾の鷹島周辺にて大暴風雨で壊滅的な被害に
遭ったという。その確実な証拠をみつけるべく
挑んだ海底での発掘調査とついにみつかった元軍船の
姿を描く。

 【目次]

第1章 蒙古襲来とは
   1 モンゴルの台頭
   2 文永・弘安の役
第2章 伊万里湾と鷹島
   1 天然の良港、伊万里湾
   2 鷹島に残る蒙古襲来の伝説
第3章 試行錯誤の水中調査
   1 蒙古襲来研究の変遷
   2 「管軍総把印」の発見
   3 水中調査の積み重ね
   4 海底の下をさぐる
第4章 みえはじめた元軍の痕跡
   1 木製の発見
   2 「てつはう」の正体
   3 中国産陶磁器
   4 ちらばる船の木材
第5章 元軍船を発見
   1 鷹島一号沈没船
   2 鷹島二号沈没船
第6章 鷹島海底遺跡のこれから
   1 直面する課題
   2 元軍船の引き揚げは


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【2021年3月24日】 【ご注文承り中】


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書籍番号 80036
書  名 博多周縁の中世山林寺院 首羅山遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 149)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2039-9
編著 江上智恵著
出版年 2021年4月 
出版者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】

貿易都市博多周縁の久山町の山中から、貿易陶磁器の優品や
大陸系石造物、庭園状遺構がみつかり、平安時代末から鎌倉
時代の大陸系山林寺院であることがわかった。里山になぜ
こうした寺院があったのか。博多とつながる活動とその役割
を探究する。
 【目次】

第1章 まぼろしの山林寺院
   1 首羅山遺跡とは
   2 地元の声からはじまった調査
   3 山中に広がる坊跡
第2章 平安時代の首羅山
   1 寺院のはじまり
   2 経塚の造営
   3 石鍋製作跡の謎をとく
   4 貿易陶磁器の優品と梵字瓦
第3章 鎌倉時代の首羅山
   1 薩摩塔と宋風獅子
   2 中心となる堂宇
   3 庭園状遺構の謎
   4 板碑と墓地群
   5 博多と首羅山
   6 福岡平野周縁の山寺
第4章 首羅山の衰退とその後
   1 衰退の要因
   2 近世の首羅山
   3 山麓に残る首羅山の痕跡
第5章 地域とともに─保存と活用
   1 「わたしたちの首羅山遺跡」
   2 「地域」と文化財
   3 首羅山遺跡とまちづくり


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【2021年3月19日】 【ご注文承り中】


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書籍番号 80028
書  名 桜井の横穴式石室を訪ねて
シリーズ 2010年初版を改訂)
データ A5 91頁
ISBN/ISSN
編著
出版年 2020年11月 
出版者 桜井市文化財協会
価   格 1,210円(税込)

 本書は桜井市内に存在する横穴式石室(一部、横穴式石槨を
含む)を埋葬施設にもつ古墳の解説書で、実際の見学に際し
役立つような案内も兼ねています。
 第1部には実際現地で見学できる石室とその周辺に分布して
いる(一部、消滅した古墳も含む)横穴式石室の古墳を取り
上げています。第2部は付録として、発掘調査などが行われた
後、諸事情により古墳自体が失われているもの、埋め戻されて
しまって現在みることのできない石室を載せています。
可能な限りの図面や写真を載せ、特徴的な遺物もあげています。
桜井市内の古墳を散策するのにおすすめの一冊です。
(なお、本書は2010年初版を改訂し発行したものです。)


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【2021年3月13日】 【2021.3.12入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80007
書  名 持続する志―岩永省三先生退職記念論文集(全2冊)
シリーズ
データ B5 900頁 箱入
ISBN/ISSN 978-4-903316-68-0
編著 岩永省三先生退職記念事業会編
出版年 2021年3月 
発 売 有限会社 中国書店
価   格 13,200円(税込)

【目次】

●上巻
───────────────────────────────
埋葬姿勢からみた特異な埋葬事例について
  ―千葉県市原市草刈遺跡B 区出土人骨を対象に― ………石川 健
土器片は何を語るか―土器社会論に対する試論― …………板倉有大
つまみ形石器の再評価と意義 ………………………………梶佐古幸謙
縄文階層化社会論の展望 ………………………………………福永将大
初期箱式石棺の二型式―薄壁式と厚壁式― …………………端野晋平
瀬戸内地域における水稲農耕開始期の再検討 ………………梶原慎司
歯冠サイズからみた渡来系弥生人の成り立ち ………………岡崎健治
須玖式土器論序説 ………………………………………………齋藤瑞穂
弥生時代の高坏
  ―北部九州地域を中心とした系譜に関する検討― ………川上洋一
北部九州における弥生時代の弓矢 ……………………………城門義廣
伝小郡出土東周式銅戈について ………………………………宮本一夫
いわゆる青銅製[金施-方]から見た弥生時代における初期の青銅器
  生産について―堅田遺跡出土資料を中心として― ………田尻義了
新資料からみた韓半島と北部九州における青銅器文化の併行関係
  ―銅矛を中心に― ……………………………………………藤元正太
刃の付け方は機能に影響するか
  ―左右交互刃石庖丁による収穫実験から― ………………森 貴教
福岡県福岡市弥永原遺跡第6次調査地点墓域の研究―北部九州
  弥生時代Ⅳ~Ⅴ期墓地の一例の社会考古学的検討― ……溝口孝司
近畿弥生後期社会における複雑化のプロセスとその到達点  藤井 整
弥生時代後期から古墳時代前期にかけての玉類の伝世
 ―翡翠製勾玉とガラス製勾玉の検討から― ………………谷澤亜里
埼玉県内における古墳時代前期の銅鏡について
  ―重圏文鏡と珠文鏡を中心に― ……………………………中井 歩
古墳時代横穴墓に見られる改葬行為に関する試論 …………舟橋京子
古墳出土円形金具について
  ―奈良県御所市櫛羅岸野古墳出土例の評価― ……………絹畠 歩
後期古墳の土器破砕儀礼
 ―須恵器大甕の破砕を中心として― ………………………岡田裕之
横穴墓からみた山陰出雲地域における集団関係 ……………岩橋由季
九州における古墳時代人骨の四肢骨形態の研究 ……………高椋浩史

●下巻
───────────────────────────────
平城宮東院6期遺構群の復元と構造 …………………………小田裕樹
古代における扉軸摺金具
 ―北東アジア地域の出土例をもとに― ……………………小澤佳憲
御原評衙・郡衙と古代官道 ……………………………………西江幸子
島津荘の成立から拡大期における遺跡の様相
 ―都城盆地を中心として― …………………………………桒畑光博
近代瓦生産の基礎的研究―高松地域を事例として― ………渡邊 誠
戦争遺跡と大学教育 ……………………………………………石田智子
盤口形口縁をもつ高麗陶器の器種と編年試案 ………………主税英徳
太行山東麓における土器動態からみた“商文化圏北進”に
 関する再考 ……………………………………………………齊藤 希
製作技術からみた九連[土敦]墓地出土青銅鼎―「同模品」と製作痕跡
 の分析による戦国時代青銅器生産体制・供給形態の検討― 丹羽崇史
唐五代・北宋・契丹(遼)時代の[土專]室墓に描かれた盛酒器の変遷
 とその意味について―所謂梅瓶,牛・鶏腿壺を中心に―  徳留大輔
新石器時代における極東と東シベリアの関係性に
 ついて(覚書) …………………………………………………福田正宏
モンゴリアにおける青銅刀子の形態変遷
 ―モンゴル国における青銅器調査に基づく分析―
   ………………松本圭太・Amgalantugs Tsend・Ishtseren Lochin
縄紋陶と先史撚線技術 ……………………………………李 作[女亭]
ベトナム中部における平瓦一枚作り ………………………主税和賀子
ブリテン諸島の鉄器時代後期における鏡の流通と地域間交流
 …………………………………………………………………辻田淳一郎
初期中世装飾石彫の施文技術とその展開
 ―ヨークシャー東部の事例から― …………………………岩永 玲
木製杵臼の残存デンプン粒分析―民族資料と考古資料―   上條信彦
京都府立鴨沂高等学校所蔵の瓦
  ―学校所在考古資料の基礎的研究― ………………………村野正景
日本列島における採集林の成立環境
 ―滋賀県高島市朽木におけるトチノキ巨木林の事例― 藤岡悠一郎
MSMs の時代間比較から明らかにする社会的不均質性の進展 米元史織
森の知識の獲得プロセス─エスノサイエンスと文化進化─  佐藤廉也
人文地理学から見た計量分析と考古学の分析科学性―「考古学方法論
 研究会」と神庭荒神谷遺跡出土銅剣をめぐって― ………堤 研二


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書籍番号 79973
書  名 中国古代車馬研究
シリーズ
データ A5 864頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-653-04367-6
編著 林巳奈夫著・岡村秀典編
出版年 2018年7月 
出版者 株式会社 臨川書店
価   格 19,800円(税込)

【内容簡介】

本書は、林巳奈夫(京都大名誉教授、1925-2006)
が晩年に取組んだ未刊の論集計画を忠実に引き継ぎ、
新たに解題を附して刊行するものである。
文字資料の解読と遺物・図像類の考証から、中国
古代の国家、社会制度の詳悉な析出を試みる。
編集・解題は岡村秀典。

<目次>
序 論
第1章 先秦時代の旗
 一 『周礼』司常に記される旗
 二 徽識
 三 殷、西周時代の文字、記号等に表わされた旗
第2章 殷周時代の図象記号
 一 従来の研究
 二 資料の取扱い
 三 図象記号は何を表わすか
 四 甲骨文と対照してみた図象記号
 五 十干名の図象記号
 六 複合の図象記号
 七 図象記号の盛衰
 八 結び
第3章 先秦時代の馬車
 一 先秦時代の馬車の構造
 二 ?駕法、御法
 三 性能
 四 起原、系統
第4章 『周礼』考工記の車制
 一 総序
 二 輪人
 三 輿人
 四 ?人
第5章 先秦時代の馬
 一 各時代の馬の体格
 二 中国先秦時代の馬の系統の問題
 三 結語
第6章 後漢時代の馬車
 一 馬車
 二 その他の車
第7章 後漢時代の車馬行列
 一 車馬行列の主題、意図
 二 画像石車馬行列の構成単位
 三 車馬行列の編成
解 題(岡村秀典)
索 引(人名(神・民族名)、地名・遺跡名、事項、
    車馬関係、文献)


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書籍番号 79373
書  名 中国初期仏塔の研究
シリーズ
データ B5 316頁 カラー口絵8頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-653044390
編著 向井 佑介著
出版年 2020年3月 
出版者 株式会社 臨川書店
価   格 9,350円(税込)

【内容簡介】

塔はなぜ高くなったのか、双塔の伽藍はなぜ誕生したのか
―日本考古学・古代史の分野において未解決の問題に解答
を示しながら、インド起源の仏塔がいかに中国で受容され、
朝鮮半島から日本へと伝播したかを解き明かす。考古資料、
文献史料、図像資料の総合分析からみえてくる東アジアの
寺院建築・伽藍配置がもつ本質的な意味とは。

<目次>
序 章 中国初期仏塔研究の現状と課題
 第一節 中国初期仏塔研究のはじまり
 第二節 中国初期仏教寺院の考古学的調査
 第三節 中国仏教寺院研究の課題と本研究の射程
第Ⅰ部 仏塔の受容と信仰
第一章 仏教寺院の中国伝来
 第一節 阿育王塔と白馬寺の伝説
 第二節 後漢時代の仏教信仰
 第三節 「浮図祠」の探索
 第四節 出土資料からみた中原の初期仏教
第二章 仏塔の中国的変容
 第一節 中国初期仏塔のすがた
 第二節 仏塔と天上世界
第Ⅱ部 仏塔と舎利埋納
第三章 北魏興安二年舎利石函の図像学
 第一節 北魏興安二年石函の発見
 第二節 興安二年石函と雲岡石窟の図像
 第三節 山岳紋様と比丘図像の系譜
 第四節 石函の図像解釈と思想
第四章 南北朝仏塔の舎利埋納
 第一節 仏舎利の奇蹟譚
 第二節 東晋・南朝の舎利埋納
 第三節 北魏太和五年石函出土文物の検討
 第四節 東魏・北斉?城の仏塔と舎利埋納
第Ⅲ部 雲岡石窟の寺院景観
第五章 雲岡石窟の瓦と寺院景観
 第一節 雲岡石窟出土瓦の様式と編年
 第二節 瓦からみた雲岡石窟の寺院景観
第六章 雲岡石窟の仏塔意匠
 第一節 仏塔意匠の三種
 第二節 石塔形重層柱
 第三節 覆鉢式塔
 第四節 楼閣式重層塔
 第五節 仏塔意匠の流行と雲岡石窟の景観
第Ⅳ部 仏塔の構造と空間配置
第七章 北魏平城時代の仏教寺院と塑像
 第一節 北魏平城時代の塑像出土寺院
 第二節 堂塔の配置と構造
 第三節 塑像と壁画による堂塔の荘厳
第八章 中国における双塔伽藍の成立と展開
 第一節 東晋・南朝における双塔伽藍の出現
 第二節 北魏における双塔伽藍の出現
 第三節 隋の双塔伽藍
 第四節 初唐の双塔伽藍とその影響
 第五節 唐代における双塔伽藍の変質
終 章 中国仏塔の成立と伝播
 第一節 中国仏教寺院の黎明
 第二節 仏教寺院の本格的受容
 第三節 仏教寺院の変容と伝播
あとがき
索 引


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【2021年3月5日】 【2021.3.5入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79999
書  名 古代 第147号
シリーズ
データ B5 144頁
ISBN/ISSN 0452-2516
編著 早稲田大学考古学会編集
出版年 2021年1月 
出版者 早稲田大学考古学会
価   格 2,750円(税込)

          目  次
       特集 動物・植物考古学

特集「動物・植物考古学 」刊行にあたって ……… (1)
縄文時代の湾奥貝塚より出土するフグ科魚類の研究
   ………………………………………植月 学  (7)
縄文のタイムカプセル考
 ―鳥浜貝塚が遺した課題と近年の低湿地遺跡が
   もたらした解― ………………小島 秀彰  (33〉
土器圧痕からみた縄文時代のシソ属果実 
  …………………………山本 華・佐々木由香  (57)
中央区日本橋一丁目遺跡出土木製品の樹種からみた
17世紀の江戸の町屋における木材利用
  ………………………………………鈴木 伸哉  (91)
沖縄諸島貝塚時代の「特異的」なイノシシ出土傾向にみる
 生業様相の考察
 ―嘉門貝塚の動物遺体の再分析を中心とした考察―
  …………………………………………菅原 広史  (115)

 


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【2021年3月5日】 【2021.3.5入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 80004
書  名 古文化談叢 第85集
シリーズ
データ B5 210頁
ISBN/ISSN 1883-0676
編著 武末純一編集
出版年 2020年9月 
出版者 九州古文化研究会
価   格 2,640円(税込)

 【目 次】

縄文文化解体期をめぐる土器資科群の研究3
 ―丹後~北陸西部域における“文様のない粗製深鉢群”
  の再検証―       幸 泉 満 夫 ……   1
福井県鳥浜貝塚における植物加工活動
 ―磨石・石皿類の使用痕分析から―   
              板 垣 優 河 ……  67
佐賀県腰岳黒曜石原産地の研究2-2016-2018年踏査報告-
        岳黒曜石原産地研究グループ ……  97
弥生時代中期の備讃瀬戸沿岸におけるサヌカイト製石器生産
              乗 松 真 也 …… 133
弥生時代の北部九州における石器生産体制について
 ―立岩遺跡を中心として― 福 島 日出海 …… 153
ヒスイ勾玉再考       河 村 好 光 …… 167
行橋市・八雷古墳の再検討  古 谷 真 人 ‥… 197
                            宇 野 惧 敏


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【2021年3月3日】 【2021.2.20入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79980
書  名 灯明皿と官衙・集落・寺院
シリーズ (第23回 古代官衙・集落研究会報告書)
(奈良文化財研究所研究報告第26冊)
データ A4 168頁
ISBN/ISSN 978-4-87805-165-4
編著 奈良文化財研究所編
出版年 2020年12月 
出版者 株式会社 クバプロ
価   格 3,850円(税込)

           目 次
序  …………………………………………………………  19
目次 ………………………………………………………… 21
例言 ………………………………………………………… 23
プログラム ………………………………………………… 24
Ⅰ 報 告 ………………………………………………… 25
古代都城の灯火器―灯火痕観察のススメ―
 ………………………(奈良文化財研究所)神野 恵  27
国府・寺院における灯明皿
  ―讃岐国府跡・国分二寺跡を事例として―
  ……………………(香川県教育委員会)渡邊  誠  53
古代相模国における出土遺跡から見た灯明皿
  …………………(神奈川県教育委員会)冨永 樹之  85
文献からみた灯明皿
 …………………… (奈良文化財研究所)桑田 訓也 109
近世都市江戸における灯火具としてのカワラケ
  ………………………(江戸遺跡研究会)梶原  勝 119
出雲地方の灯火器出土遺跡―須恵器皿E出土地を中心に―
(島根県教育庁埋蔵文化財調査センター)林  健亮 133
Ⅱ 討 議 ……………………………………………… 145


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【2021年1月22日】 【2021.1.21入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79897
書  名 大和布留遺跡における歴史的景観の復元
シリーズ (研究紀要 第24集 抜刷)
データ A4 152頁
ISBN/ISSN 978-7-03-048075-0
編著 泉森 皎編集
出版年 2020年6月 
出版者 由良大和古代文化研究協会
価   格 1,650円(税込)

  【目次】

はじめに                  池田保信・中久保辰夫 ……    1
Ⅰ. 布留遣跡の位置と環境  池田保信   …………………    4
Ⅱ. 調査の慨要       池田  …………………………   6
Ⅲ. 地形の復元       池田  …………………………   8
Ⅳ. 布留遣跡の概要     池田  …………………………  14
Ⅴ. 布留遺跡を中心とする繩文時代の遣跡動態
          岡田憲一・小泉翔太・石田由紀子  … 51
Ⅵ. 弥生時代の布留遺跡とその周辺
               池田  …………………………  65
Ⅶ. 土器からみた古墳出現期の布留川流域
              山本 亮  ……………………  70
Ⅷ. 布留遺跡周辺の古墳群  石田大輔  ……………………  77
IX. 布留遺跡の古墳時代集落 中久保辰夫  ………………… 104
Ⅹ. 布留遺跡の刀剣装具生産について
               三好裕太郎  ………………… 124
XI. 古代における布留遺跡とその周辺遺跡の様相
               木村理惠  …………………… 131
XⅡ.石上地城と2つの物部氏 溝口優樹  …………………… 138
 まとめ           池田・中久保  ……………… 149


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【2021年1月18日】 【2021.1.18入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79869
書  名 中国考古学 第20号
シリーズ
データ B5 264頁
ISBN/ISSN 1349-0249
編著 日本中国考古学会編集
出版年 2020年12月 
出版者 日本中国考古学会
価   格 4,400円(税込)

            目 録
論 説

 シンポジウム

  「古代中国の産業と考古学」趣旨説明
                          ……槙林啓介・村上恭通  3
  長江流域と黄河流域
   ―漢代以前の鉄技術比較― …… 村 上 恭 通  5
  古代中国における淋土法製塩技術の研究
           … 牛 英彬(翻訳 槙林啓介)  16
   漢・唐代の武陵山区における辰砂の考古学研究
         ……………劉 芳 (翻訳 齊藤希)  25
 一般発表
 
  良渚文化の畜産戦略………………菊地大樹・丸山真史
           ・宋妹・劉斌・趙曄・覚張隆史 37
  殷周時代における青銅鏡の展開……… 譚 永 超 57
  長江中下流域における春秋戦国時代の青銅剣の展開
                ……… 李   寧  79
  草原地帯東部初期遊牧民の帯の構造比較
                            ……………坂 川 幸 祐  97
  初期遊牧民文化における青銅刀子の展開
                            ……………松 本 圭 太 119
  雲岡石窟第11窟、第13窟、そLて第12窟の造営について
                 ………八木 春生 151
  北魏~北斉時代における定州地区から出土した造像の
      形式上の特徴及び変化について―曲陽修徳寺出土する
      菩薩立像を中心として……………… 劉 軍 森 173
  唐代長安城の蓮華文瓦当の型式学的研究
   ―西明寺出土瓦当を中心に一
              ……呂夢・[龍/共]国強・李春林 201
  唐墓出土塔式罐の編年とその広がり… 楊   萌 221
  文字銘のある瓷器からみた唐~五代期の貢納制度について  
                           ……………新 井 崇 之 241


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【2020年12月30日】 【2020.12.30入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79822
書  名 遺跡 第53号 特集◎愛媛の絹文・弥生時代の
石器(後)
シリーズ
データ B5 325頁
ISBN/ISSN 0912-5221
編著 十亀幸雄編集
出版年 2020年12月 
出版者 遺跡発行会
価   格 1,800円(税込)

        埋蔵文化財の保護と考古学研究の発展のために
─────────────────────────────
特集◎愛媛の縄文・弥生時代の石器(後)
 東予東部の縄文・弥生時代の石器……………… 正岡睦夫    1
 愛媛県南予地方の縄文・弥生時代の石器……… 清水真一  19
 松岡文一氏の東予「石包丁集成」………………名本二六雄  33
 愛媛県縄文・弥生時代石器出土遺跡一覧表(後)
                ……………… 遺跡発行会  39
共同分布調査
  松山市浅海小竹1号墳について  ……河原 茂・正岡睦夫  46
  松山市下難波打越古墳について  ……河原 茂・正岡睦夫  51
 松山市浅海における緑色片岩使用の箱式石棺
                                ……河原 茂・正岡睦夫  59
報告
 安養寺裏山古墳出土方格八鳳鏡と中国製方格T 字鏡
                                ………………徳富 孔一  73
 愛媛県の漢式鏡(第7報)金子山鏡(2)  …名本二六雄  85
 松山市八反地・櫛玉比売命古墳採集の埴輪  …清水 真一 103
 北条・奥道後ゴルフ場建設に伴う発掘調査の写真
                              …………………河原  茂 106
 四国中央市の古墳(旧川之江市編) ………… 正岡 睦夫 109
 法隆寺五重塔秘宝の調査  ………………………名本二六雄 222
 伊予松山城築城初期の東郭石垣………西村直人・十亀幸雄 238
 愛媛における江戸・明治期の銅製錬遺跡(第2報)
  別子銅山の山元製錬遺跡(上)      ………………十亀幸雄 246
 昭和初期の平城貝塚出土品の記録をめぐって
    -佐々木家所蔵の鵜久森熊太郎の謄写版より- 
      …………井出耕二・松本安紀彦・高梨 修・川上晃生 304
遺跡発行会だより
例会・会務報告(2019年1月~2020年7月)………山之内志郎 321
『いせきニュースレター』目次   …………… 32・50・102・248
受贈図書  ……………………………………………………… 324


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【2020年12月28日】 【2020.12.28入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79825
書  名 出土銭貨 第41号
シリーズ
データ B5 145頁
ISBN/ISSN 1882-3769
編著 出土銭貨研究会編集
出版年 2020年12月 
出版者 出土銭貨研究会
価格(本体) 2,500円

────────────────────────────

【追 悼】 梅原郁先生を偲んで  ………  川見 典久   1
【事例報告】福岡県糟屋郡新宮町下府出土の古鋳銀錠 
                ………… 永井久美男   3
【事例報告】山口市阿東生雲束分千頭出土の古鋳銀錠 
                ………… 池上 宥昭  39
【事例報告】加賀市 田尻シンぺイダン遺跡の「永」字極印切銀 
               ………………芝田  悟   69
【最新情報】史跡周防鐡鋳銭司跡の調査成果 
                        …… 丸尾 弘介・齊藤 大輔  73

【論 文】8世紀末期における跳和同の鋳造動機について 
                                  ……… 井上 正夫  75
【報 告】2020年出土銭貨報告会の報告…… 渡辺  昇   96
【報 告】長岡京出土古代銭の自然科学的調査 ……………
    小野田麻由・駒谷慎太郎・原 秀樹・永井久美男  97
【報 告】「吉田家住宅」跡から出土した平安通寳の新資料
           について       川根 正教・増崎 勝仁 123
【報 告】阿賀野市境塚遺跡の一括出土銭に津ついて
                               …………  飯坂 盛泰 129
【情 報】2017年度石川県の出土状況 …… 小早川裕悟 142
     事務局からのお知らせ  ……… 事 務 局 144


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【2020年12月28日】 【2020.12.28入荷】【品切れ】


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書籍番号 79795
書  名 柳本照男さん古稀記念論集―忘年之交の考古学―
シリーズ
データ A4 474頁
ISBN/ISSN
編著 柳本照男さん古稀記念論集刊行会編集
出版年 2020年12月 
出版者 柳本照男さん古稀記念論集刊行会
価格(本体)

目 次
巻頭写真
序文
目次
献呈論文
日本列島における磨製石剣の受容形態について……平郡達也   3
弥生時代の祭祀と朝鮮半島系土器……………………森本幹彦   13
近畿中部における弥生時代木棺の型式と展開………福永伸哉   23
3・4世紀における韓半島と日本列島の併行関係
 ―嶺南地方と北部九州― …………………………久住猛雄   33
倭王権の形成過程と博多遺跡群の鉄素材・鉄器生産
 ―時間的な関係を中心に―  ………………………次山 淳   45
藤田美術館所蔵の琴柱形石製品について…………細川晋太郎   55
吉備と出雲の前方後方墳………………………………松木武彦   65
陶邑窯・TK216 型式の覚書……………………………植野浩三   75
東日本の古墳時代水田灌漑システム
 ―群馬県域の事例を対象に― ……………………大庭重信   85
古墳時代中期における対外交渉一元化への動き……田中晋作   97
待兼山古墳群と猪名川流域の渡来系集団…………中久保辰夫  111
朝鮮半島系資料からみた瀬戸内地域の日韓交渉と地域間関係 
                     ……松永悦枝  121
山口県萩市見島ジーコンボ古墳群の被葬者像………河野正訓 131
近畿地方における古墳時代中期前半の渡来系玉類の様相
                  ……………井上主税 141
日韓における馬冑・馬甲研究の現状と課題…………諫早直人 151
蔚山下三亭ナ地区115号墓出土の晋式帯金具とその意義
                  ……………土屋隆史 161
大加耶系龍鳳文環頭大刀の成立
 ―東亜大学校石堂博物館所蔵龍鳳文環頭大刀を起点に― 
                    …………金宇大 171
百済の竹幕洞祭祀遺跡から見た百済と倭国との交流…禹在柄 181
東アジア古代官人の考古学的検討序説
 ―百済の例によるモデル提示― …………………山本孝文 193
古代朝鮮都城における中国都城の影響―条坊制の導入をめぐって― 
              ………………………村元健一 203
六朝青磁の製作に関する一技法………………………藤井康隆 213
青銅製銜製作技法の一類型……………………………栗林誠治 223
匈奴の製鉄技術の特色
 ―モンゴル国ホスティン・ボラグ1 遺跡を中心に― 
                  ……………笹田朋孝 233
ロシア極東地方への鋳造鉄斧の伝播とその背景
 ―アムール川流域・ボリシィエ・シミチ遺跡出土品を中心に― 
                     ……村上恭通 243
東アジアにおける古代窯の分類………………………長友朋子 251
古代東アジアにおける扉の開閉方向に関する一考察
 ―家形埴輪の扉の開閉方向を起点に― …………青柳泰介 265
短剣の東西差:鉄器化を巡って ……………………中村大介 277
琉璃器から見たユーラシアシルクロード ……………朴天秀 287
多田銀銅山の採鉱跡―樋ノ上間歩群と民田千軒地区― 
                  ……………青木美香 303
教えることと学ぶこと―考古学的対話2020― ……岡村勝行 315
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<以下は論文名にハングル混入です。
        原文目次は下記URLよりご確認ください>
  https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/79795/79795.pdf

夢村土城の最新發掘成果と高句麗土器についての若干の考察
                    …………李昇米  327
ソウル夢村土城築造技術の豫備的考察…………………李奕煕  335
最近調査された百濟漢城期横穴式石室墓………………権五栄  347
中原地域百済製錬爐築造技法の新しい理解
 ―忠州漆琴洞遺蹟と鎭川松斗里遺蹟の比較― ……韓志仙  359
天安求道里古墳と韓半島中西南部地域の初期倭系古墳
                 ………成正鏞・林基洙  369
栄山江古代社内部の外来埋葬風習………………………李暎澈  383
4世紀後半~5世紀初嶺南地域陶質土器文化の流れと初期須恵器
                     ………趙晟元  393
瑞鳳冢出土鉄鎌検討………………………………………金度憲  403
梁山中部洞古墳群19号墳の築造技法……………………李保京  407
綿貫観音山古墳の甲冑と附属具
 ―日本古墳時代後期(6世紀)韓半島系甲冑― … 内山敏行  421
石造層塔からみた日本と韓半島
 ―形態的特徴からみた技術交流の可能性― ……海邉博史  431
─────────────────────────────

回想文

資料調査や古代武器研究会のことなど………………阪口英毅 443
古墳時代の武器・武具研究、そして中国東北部文物の旅
                  ……………橋本達也 445
柳本照男先生へのお祝い
 …………モンゴル国ホスティン・ボラク遺跡群調査チーム 447
柳本さんと行く韓国の水利調査……………………小山田宏一 449
柳本さんとの出会い………………………………………金武重 451

柳本照男さんのあゆみ

柳本照男さん履歴……………………………………………………457
誕生から古稀まで……………………………………………………466
編集後記


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【2020年12月26日】 【2020.12.19入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79816
書  名 古墳出現期土器研究 第7号
シリーズ
データ A4 141頁
ISBN/ISSN
編著 古墳出現期土器研究会編集
出版年 2020年11月 
出版者 古墳出現期土器研究会
価格(本体) 1,091円

 【目次】

巻頭言
 ‘用語’の選択…………………………………高野 陽子    1
<論文>
  古墳時代前期における生駒山西麓産土器の動態
               ………………西浦   煕    3
  御所市北部における弥生時代から古墳時代の
     集落動態と土器様相   …………………中野  咲
                                         岩越 陽平   19
   古墳出現期の鴨田・馬場遺跡の検討………山本   亮  39
   庄内式期Ⅱの認識整理と今後の課題について
                             ………………米田  敏幸  47
   古墳土器編年と布留0式 ……………………関川 尚功   59
   中河内からみた庄内・布留式における列島各地との
   併行関系の整理 (2) …………………… 市村慎太郎  71
  「閉鎖系」の近畿第V・Ⅵ様式 ……………森岡  秀人  83
    ―兵庫県淡路市舟木遺跡出土土器の態様の再検討から―
<資料紹介>
  福井県坂井市三国町三里浜砂丘表採土器の紹介
     ― (資料紹介)「く」の字口縁甕再考の契機として一
                               ……………赤澤  徳明  105
<寸言>
  北加賀における弥生時代後期から終末期の
   在地の甕の変化に関する小考……………中江  隆英  117
   ―金沢市西念・南新保遺跡出土土器を中心に一
  山陰地域における古墳出現期の土器生産…式田  洸  123
<報告>
  古墳出現期土器研究会の記録 (7)…………市村慎太郎  125


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【2020年12月26日】 【2020.12.19入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79813
書  名 「城」と呼ばれなかった近世城郭―陣屋・御殿・麓
シリーズ (令和2年度第7回九州城郭研究大会資料集)(北部九州中近世城郭研究会大会資料集第20集)
データ A4 106頁
ISBN/ISSN
編著 北部九州中近世城郭研究会編集
出版年 2020年12月 
出版者 北部九州中近世城郭研究会
価格(本体) 1,364円

                          目 次
                                                     頁
【基調講演】

陣屋の歴史的価値一大阪府下の事例を中心に一
         馬部隆弘 〈大阪大谷大学准教授) …… 1
【研究報告】

福岡藩関連の陣屋・御殿  
         岡寺 良 (九州歴史資料館)  ………… 9
佐賀藩関連の陣屋・屋敷   
         林 隆広〈長崎県立鳴滝高等学校) … 19
豊後・森陣屋について   
         有田和樹 (福岡地方史研究会)……… 29 
豊後国内における他藩の飛地陣屋・御茶屋
   ~熊本藩・島原藩・延岡藩を事例に~
         福永素久(佐伯市教育委員会)……… 36
薩摩藩の外城制と麓~郷絵図を中心に~
         吉本明弘(薩摩川内市川内歴史資料館)47
【紙上報告】

筑前国怡土郡西部の陣屋について 
    山崎龍雄 (北部九州中近世城郭研究会会長)    57
豊前・香春藩庁と豊津藩庁 
    若杦善満〈苅田町教育委員会)     …………… 61
豊前・千束藩庁      
    若杦善満 (苅田町教育委員会)   ……………… 65
豊前・四日市陣屋     
    浦井直幸 (中津市博物館)    ……………………69
豊前・竜王陣屋      
    浦井直幸 (中津市博物館)    ……………………71
豊後・日田陣屋      
    浦井直幸 (中津市博物館)    ……………………75
筑後・三池陣屋      
    梶原伸介 (大牟田市立三池カルタ・歴史資料館)  79
肥前・蓮池陣屋      
    有田和樹 (福岡地方史研究会)  ……………………83
肥前・富江陣屋       
    岡寺  良 (九州歴史資料館)  ………………………86
肥後・高瀬陣屋      
    竹田宏司 (玉名市教青委貢会)  ……………………88
肥後・宇土陣屋      
    藤本貴仁 (宇土市教育委員会)  ……………………90
肥後・富岡陣屋       
    中山  圭 (天草市教育委員会)  ……………………93
近世日向国の幕府陣屋    
    竹中克繁 (宮崎市教育委員会)  ……………………97
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<関連書>

◎79814 北部九州中近世城郭情報紙 合本第1巻(1号~10号)
                                      (2001年~2006年)
      2020年12月 A4 86頁/
            北部九州中近世城郭研究会 ¥909


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【2020年12月26日】 【2020.12.16入荷】【ご注文承り中】



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書籍番号 79776
書  名 中期古墳研究の現状と課題 Ⅳ~副葬品による広域編年再考~
シリーズ (中四国前方後円墳研究会 第23回研究集会 発表要旨集・資料集成)
データ A4 410頁
ISBN/ISSN
編著 第23回研究集会実行委員会編集
出版年 2020年12月 
出版者
価格(本体) 2,728円

                  目 次
〔基調講演〕

古墳時代中期編年の研究史と課題
  和田晴吾/兵庫県立考古博物館…………………………………1
                                 
〔個別報告〕
 _
古墳時代中期の馬具編年一中期後半を中心として一
 片山健太郎/奈良文化財研究所…………………………………9
古墳時代中期における小札式甲胃の変遷
 初村武寛/ (公財) 元興寺文化財研究所………………………25
古墳時代中期における金工品の編年
      一胡[艸/祿]金具・冠の検討を中心に―
 土屋隆史/宮内庁 ………………………………………………37
鉄製農工具の分類と様式設定
 魚津知克/学校法人大手前学園 ………………………………51
中四国地方における中期古墳の玉類副葬
 米田克彦/岡山県古代吉備文化財センタ― …………………69
石製模造品からみた中期古墳の相対関係
 北山峰生/奈良県立桓原考古靱究所 …………………………85

〔資料集成〕
  中期古墳編年基準資料集成 ……………………………………97


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【2020年12月15日】 【2020.12.15入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79811
書  名 古代武器研究 Vol.16
シリーズ
データ A4 158頁
ISBN/ISSN 1346-6313
編著
出版年 2020年12月 
出版者 古代武器研究会
価格(本体) 2,000円

第16回古代武器研究会「弥生時代後半期における金属製武器の
普及と防御用施設」の開催にあたって
     寺前 直人 駒澤大学……………………………    2

 【論文】

弥弥生時代の九州地方における鉄製武器の普及
 ―武器の消費傾向からみた生産と流通にかんする予察一
     立谷 聡明 唐津市教育委員会…………………    5
九州地方における防御集落の展開
 ―弥生集落・社会からみた「たたかい」の実像―
     山崎 頼人 小郡市埋蔵文化財調査センタ―    37
     三津山靖也     同上
中四国・畿内における鉄製刀剣の普及  
     ライアン・ジョセフ 岡山大学 ………………   53
日本海沿岸地域における鉄製武器の普及と防御集落
 一舶載大型武器の受容と遺跡群の形成一
    林 大智 公益財団法人石川県埋蔵文化財センタ― 71
関束地方における鉄製武器の普及と環濠集落の性格
     杉山 和徳 白岡市教育委員会 ………………   87
「弥生時代畿内地域の鉄器化、防御集落、武器所有」を考える
     禰冝田佳男 大阪府立弥生文化博物館 ………  113

【総合討議】……………………………………………………  135
  コ―デイネ―タ― 寺前直人
  発 言 者  荒田敬介・小田富士雄・久住猛雄・杉山和徳
         ・武末純一・立谷聡明・田畑直彦・豊島直博
         ・禰宜田佳男・林 大智・山崎頼人・
         ライアンジョセフ
  司   会  水野敏典
  (テープおこし:鈴木崇司)
 山口での「古代武器研究会」を終えるにあたって
      田中 晋作 古代武器研究会代表幹事 ………  151


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【2020年12月7日】 【2020.12.7入荷】【残部僅少!】


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書籍番号 79761
書  名 龍谷大学考古学論集 Ⅲ-岡﨑晋明先生喜寿記念論文集-
シリーズ
データ B5 本文376頁
ISBN/ISSN
編著 木許 守編集代表
出版年 2020年12月3日 
出版者 龍谷大学考古学論集刊行会
価格(本体) 3,637円

 ※残部僅少のため、品切れに際はご容赦ください。
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                       目  次

岡﨑晋明先生 近影
序文 岡﨑晋明先生の喜寿を祝う ……………………………… ⅰ
御礼 ………………………………………………………………… ⅱ
目次 ………………………………………………………………… ⅲ

第Ⅰ部 記念論文
平城宮から近江国庁への道
 ―藤原仲麻呂の乱をもとに― …………岡 﨑 晋 明 …  1

第Ⅱ部 献呈論文
越前地方の縄紋時代中期前葉の土器編年 
                 ……青山    航 … 17
兵庫県小野市河合地区北部に所在する
  弥生時代の遺跡について ………………中西    信 … 27
加茂遺跡における石器製作素材 …………朝 井 琢 也 … 37
弥生時代における埋葬姿勢とその意味 …藤 井   整 … 47
銅鐸祭祀の終焉と特殊器台祭祀の導入から見た
 古墳時代の始まり ………………………北 井 利 幸 … 57
近畿地方の前方後方墳 ……………………熊 井 亮 介 … 67
京都府西車塚古墳の墳丘に関する復元研究 
              ……………奥 村 淸一郎 … 77
久津川古墳群の再検討
 ―最近の発掘調査及び研究成果から― 小 泉 裕 司 … 87
「滋賀郡所在の漢人系帰化氏族とその墓制」以後
 ―水野論文からみた現在地― …………堀   真 人 … 97
古墳時代の須恵器流通に関する一考察(5)
 ―和泉地域の事例検討から― …………木 許   守 …109
野々上埴輪窯の再検討 ……………………花 熊 祐 基 …119
古墳時代石棺の印籠蓋についての一考察
 ―畿内の刳抜式石棺を中心に― ………今 西 康 宏 …129
斑鳩 藤ノ木古墳出土「魚佩」の再現実験   
          ……廣 島  開・島 田 雅 喜 …139
中河内の大型石室 愛宕塚古墳についての試考 
          ………………………吉 田 野 乃 …149
四天王寺飛鳥時代軒瓦の再検討 …………谷 﨑 仁 美 …159
史跡崇福寺の再検証 ………………………宮 崎 幹 也 …169
観音芝廃寺再考 ……………………………井 上   亮 …179
平城京外京の宅地利用について …………神 所 尚 暉 …189
恭仁京の設計と施工―句股(ピタゴラスの定理)による造営― 
                                      伊 野 近 富 …199
マユミ紙製作過程での原料処理に関する考察 
                                      森   香代子 …209
京都府亀岡市篠窯跡群の展開 ……………石 井 清 司 …219
長刀坂火葬墓と嵯峨野の古代葬地 ………國 下 多美樹 …227
中世京都七条町一帯における都市活動の境界
 ―墓域を手掛かりに― …………………清 水 真 好 …235
播磨南東部にみられる石棺仏とその謎 …藤 原 清 尚 …245
桃山~寛永文化期における初期京焼から京焼への技術系譜
            …………………北 野 信 彦 …257
ギャロン・チベットにおけるカルの構造と機能
            …………………中 井   均 …267
天正十年正月の安土城 ……………………畑 中 英 二 …277
国史跡洲本城跡の石垣について …………金 田 匡 史 …287
神前形石燈籠の成立に関する一考察
 ―住吉大社所在の資料から― …………吉 兼 千 陽 …295
葛城の一言主神と関連氏族 ………………平 林 章 仁 …305
仏神祭祀権の発生と祭祀相続―蘇我氏から律令国家へ―
            …………………中 川   修 …317
西本願寺と豊後国杵築藩との関係からみた宗教政策
 ―国東の真宗法難を通して― …………溝 部 多加子 …327
近代丹後における寺院と由緒―『寺院明細帳』の検討―
            …………………小 山 元 孝 …337
奈良県吉野郡の木の実の食制について …浦 西   勉 …347
考古学のエチュード―考古学を学ぶ学生の未来と社会―
            …………………杉 本   宏 …359
第Ⅲ部 祝辞
祝 辞 ………………………………………山 崎   恵 …367
岡﨑晋明先生喜寿御祝 ……………………山 本   潤 …368
岡﨑晋明先生の喜寿を祝して ……………粟 村 恭 岳 …369
祝 辞 ………………………………………廣 瀬 一 郎 …370

第Ⅳ部 岡﨑晋明先生略年譜・著作目録
岡﨑晋明先生 略年譜 ……………………………………………371
岡﨑晋明先生 著作目録 …………………………………………372


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【2020年11月27日】 【2020.11.27入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79793
書  名 和鏡賞鑑―図像でたどる千歳のねがい―
シリーズ (黒川古文化研究所・研究図録シリーズ 7)
データ A4 141頁
ISBN/ISSN
編著 川見 典久編集
出版年 2020年10月 
出版者 公益財団法人 黒川古文化研究所
価格(本体) 1,500円

目 次

1.総説  和鏡鑑賞の手引き  川見典久        003
2.図版                        013
3.図像でたどる千歳のねがい              122
4.参考文献                      140
5.掲載作品目録                    142

凡 例

・本図録は第124回展観「和鏡賞鏡‐図像でたどる千歳のねがい‐」
 〈会期2020年10月17日~11月29日)にあわせて編集、発行した。
 ただし、展覧会の総目録としてではなく、掲載作品を絞ることで
 部分拡大や角度の異なる画像を増やし、鏡の細部を確認しやすい
 ように配慮した。
・図版については、番号、作品名、法量、製作年代、所蔵者の順に
 記した。なお、限られた紙数のなかで出来る限り見やすくするた
 めに、実寸の大小にかかわらず、図版の大きさを一定にした。
・図版はすべて深井純氏の撮影による。
・史料を引用する場合は、漢文体を書き下し文にあらためた。
・本図録の執筆・編集は研究員の川見典久、画像処理・加工・レイ
 アウトは柴千裕が担当した。


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【2020年11月24日】 【2020.11.27入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79789
書  名 新・日韓の考古学―弥生時代―(最終報告書 論考編)
シリーズ
データ A4 720頁
ISBN/ISSN
編著 「新・日韓の考古学―弥生時代―」研究会 「新・日韓の考古学―青銅器~原三国時代―」研究会
出版年 2020年3月 
出版者
価格(本体) 5,000円

              目次

〈新韓日考古学〉序             李 健茂 …   1
ごあいさつ                武末 純一 …   2
第1部 総論
弥生時代日韓交渉を巡るいくつかの問題―総論に代えて―
                     武末 純一 …   3
総論                    李 健茂 …  32

第2部 韓半島の青銅器文化の展開と弥生時代のはじまり
韓半島の青鋸器時代の展開と早期弥生文化   安 在皓 …  41
段階編年と重複編年再論          庄田 慎矢 …  53
韓半島青銅器時代と北部九州弥生時代の石器  孫 晙鎬 …  61
韓半島中部地域青鋼器時代石器文化      洪 周希 …  71
韓国青銅器文化の形成と発展過程       趙 鎭先 …  89
墳墓出土の赤色磨研壷から見た韓日交流    裵 眞晟 … 107
弥生開始期の墓制             平郡 達哉 … 118
韓国青銅器時代前期・中期の農耕       尹 昊弼 … 132
西日本弥生時代開始期の灌漑水稲農耕と畠作
  ―韓国青銅器時代との比較から     大庭 重信 … 144
韓半島青銅器時代と弥生時代早期・前期の集落
  ―湖南地域を中心に―          李 宗哲 … 161
嶺南地城青銅器時代早期と前期の集落構造   金 權九 … 170
智佐里集落の形成過程と社会相        安 在皓 … 191

第3部 韓半島の鉄器時代・原三国時代と弥生時代の国の形成・
    展開
細形銅剣文化の日本列島波及         趙 鎭先 … 225
日韓における細形青銅器段階の製作技術の伝播について 
                     田尻 義了 … 242
粘土帯土器文文化流入期移住民と先住民の接触様相
  ―韓日集落の比校観点―         李 亨源 … 257
壱岐鳥・対馬島における粘土帯土器と集落  古澤 義久 … 270
玄界灘沿岸の粘土帯土器と集落       森本 幹彦 … 291
日韓の粘土帯土器と集落
  ~集落と土器変容ベクトルからみた日韓交流モデル~
                     山崎 頼人 … 302
弥生・原三国時代以前の鉄器をめぐる交流  村上 恭通 … 333
韓半島中部地域初期鉄器~原三国時代鉄器生産
  ―北漢江流域を中心に―         金 武重 … 344
近畿における鉄器製作遺跡の「再発掘」  禰冝田 佳男 … 363
出土遺物の理化学的分析結果からみた弥生時代の鉄器と
 その製作技術              鈴木 瑞穂 … 380
三韓地域出土楽浪土器の新たな理解      鄭 仁盛 … 401
壱岐島・対馬島における楽浪系土器・遼東系土器と三韓系土器 
                     古澤 義久 … 419
玄界灘沿岸域周辺の中国系・楽浪系土器と瓦質土器 
                     森本 幹彦 … 438
日韓の楽浪系文物
  ―平壌市楽浪区域一帯の古墳の上限年代を中心に―
                     高久 健二 … 452
韓・日出土古代中国貨幣           權 旭宅 … 462
博多湾沿岸の中国銭貨           森本 幹彦 … 484
日韓の権                 武末 純一 … 493
韓半島出土弥生系土器の特徽  山崎 頼人・武末 純一 … 509
韓半島の弥生系青銅器―近年の小形倣製鏡の議論を中心に―
                     田尻 義了 … 539
第4部 特論
鉱物製玉類に対する考察
  ―日韓における水晶製玉の製作方法を中心に―
                      楊 娥琳 … 551
原三国時代ガラス玉文化―墳墓副葬品を中心に―趙 晟元 … 561
弥生早期・前期初の玉類―弥生勾玉の系譜を中心に―
                     大坪 志子 … 576
玉類からみた日韓交渉
  ―弥生時代前期後半~後期を中心に―  谷澤 亜里 … 597
洒川勒島遺跡の様相             李 東冠 … 614
松菊里遺跡                 李 宗哲 … 621
湖南地域の支石墓              李 榮文 … 639
中四国における韓半島系資料        村上 恭通 … 659
東日本の韓半島系遣物―信濃地域出土遺物を中心に―
                     髙久 健二 … 691
執筆者一覧                      … 711



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【2020年11月22日】 【2020.11.18入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79775
書  名 中期古墳研究の現状と課題 Ⅲ~埋葬施設の形式・構築方法・儀礼の地域的展開と被葬者像~
シリーズ (中四国前方後円墳研究会 第22回研究集会 表要旨集・資料集成)
データ A4 510頁
ISBN/ISSN
編著 第22回研究集会(広島大会)実行委員会編集
出版年 2019年11月 
出版者 科学出版社
価格(本体) 3,182円

 【目 次】
[基調講演]
   中期埋葬施設の多様性と階層性 ~九州を中心に~
       柳澤一男(宮崎大学名誉教授)………………1
[研究報告]
  1 古墳時代中期における中国・四国地域の竪穴式石室
    ・竪穴系横口式石室・木槨~朝鮮半島東南部との比較
    を通して~
      高田貫太(国立歴史民俗博物館) ……………25
  2 九州東部
      重藤輝行(佐賀大学) …………………………42
[地域報告]
  1 山口県
      増野晋次(山口市教育委員会) ………………56
  2 広島県
      永野智朗(広島大学文学部) …………………68
  3  岡山県
      寒川史也(岡山市埋蔵文化財センター) ……79
  4  島根県
      吉松優希(島根県教育庁埋蔵文化財調査センター)
                     ………………89
  5 鳥取県
      森藤徳子(鳥取県立むきぱんだ史跡公園)…102
  6  愛媛県
      今井哲令(愛媛大学大学院)…………………113
  7  香川県
      高上 拓(高松市教育委員会) ………………128
  8 徳島県
      栗林誠治((公財)徳島県埋蔵文化財センター)
                                      …………………145
  9  高知県
      下木千佳(高知県埋蔵文化財センター)……160
【中国四国地方 中期埋葬施設の形式・構築方法の好資料】
    鳥取県…………………………………………………161
    島根県…………………………………………………193
    岡山県…………………………………………………255
    広島県…………………………………………………345
    山口県…………………………………………………389
    徳島県…………………………………………………413
    香川県…………………………………………………435
    愛媛県…………………………………………………467
    高知県…………………………………………………507


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【2020年11月2日】 【2020.10.30入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79750
書  名 七隈史学 第22号
シリーズ
データ B5 238頁
ISBN/ISSN 1348-1304
編著 森 茂暁編集
出版年 2020年3月 
出版者 七隈史学会
価格(本体) 2,000円


【目次】

【公開講演録】

世界史と中国史―グローバル・ヒストリーとアジア史と
              漢語概念… 岡本 隆司…  1

【小特集「南北朝時代の九州―九州における観応の擾乱―
 趣旨説明 …………………………………………………  13
 南朝の地方戦略と征西将軍府 ………… 三浦 龍昭… 15
 鎮西管領一色道猷の活動についての一考察
   ―観応の擾乱期を中心に― ……… 小澤 尚平… 33
 在府期足利直冬政権の機構と支持勢力 
                …………………………… 山本隆一朗… 51
〈小特集に寄せて―その総括〉 ………… 森  茂暁… 67
【論文】
 鎌倉末期における足利尊氏と上杉氏の関係について 
  ―上杉重顕を中心として― ………… 田中 拓也… 73
 応仁・文明の乱における大内氏の戦後処理と権力秩序 
                              ………… 野下 俊樹… 93
 西夏の北宋に対する求婚について …… 藤野 月子…171
 福岡市広石Ⅱ‐2号墳出土須恵器の再検討 
                    ………… 太田 智・椎葉 実郁…238
 油山・荒平山に所在する山城 安楽平城と周辺城砦群 
                              ………… 山崎 龍雄…224
 中国墓に随葬された石硯の基礎的研究―漢代を中心に― 
                                ……… 徳富 孔一…208
【研究ノート】
 益田景祥と宗像才鶴
   ―筑前の国衆、宗像大宮司氏貞の後継者― 
               ………………藤野 正人…123
 筑前秋月氏の基礎的研究―大内・大友氏との関係を中心に― 
                                    … 中村 知裕…137
【史料紹介】
 直冬年号を持つ「助継塔」 …………… 西田 尚史…188
【業績目録】
 森茂暁著作目録 ………………………… 森  茂暁…182
 私の研究(還暦以後) ………………… 武末 純一…172
コラム―歴史のとびら―
 中国の対日歴史戦に思う―使命とリスクのはざまで 
                            …………… 大澤 武司…151
七隈史学会第21回大会研究発表要旨  ……………………153


……………………………………………………………………………………………………………【2020年11月2日】 【2020.10.25入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79735
書  名 発掘された土木技術 大和川流域の開発と水制
シリーズ (令和2年度特別展・大阪府立狭山博物館図録29)
データ A4 86頁
ISBN/ISSN
編著 大阪府立狭山博物館編集
出版年 2020年10月 
出版者 大阪府立狭山博物館
価格(本体) 1,200円

 
 ●目次  第一章 水制とは何か
      第二章 大和川流域の開発と水制の出現
      第三章 古代の大規模開発から中世へ
      第四章 大和川の付け替えと治水対策


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【2020年10月20日】 【2020.10.21入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79713
書  名 弥生農耕―田んぼとはたけ―
シリーズ (大阪府立弥生文化博物館図録70)(令和2年度秋季特別展)
データ A4 116頁
ISBN/ISSN
編著 大阪府立弥生文化博物館編集
出版年 2016年3月 
出版者 大阪府立弥生文化博物館
価格(本体) 1,600円

●令和2年度秋季特別展●(紹介)
  弥生農耕-田んぼとはたけ-

水田農耕は弥生文化の根幹として、これまでの弥生研究の
主テーマであった。その具体像は明らかになりつつある一方で、
今も対立が続く論点も残り、新たな分析手法の導入で深まる
謎もある。 鍬や石庖丁などの農具だけでなく、水田という
コメを栽培する特殊な場にも焦点を当て、収穫物の保存や処理、
料理方法までを対象とする。
近年みえてきた畠作の問題も取り上げたい。弥生時代をどう
捉えるのかの大問題を、今日の目でもう一度みつめ直す。


……………………………………………………………………………………………………………【2020年10月20日】 【2020.10.18入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79712
書  名 求菩提山と豊前の山岳霊場遺跡
シリーズ (第10回 九州山岳霊場遺跡研究会 資料集)
データ A4 366頁
ISBN/ISSN
編著 九州山岳霊場遺跡研究会・九州歴史資料館編集
出版年 2020年8月 
出版者 九州山岳霊場遺跡研究所
価格(本体) 3,500円

【本文目次】

基調講演・研究報告「求菩提山の山岳信仰」
 基調講演「求菩提山の山岳信仰」  
            元求菩提資料館長  恒遠 俊輔
 研究報告1「求菩提山の薬」    
            求菩提資料館副館長 相良 悦子
 研究報告2「求菩提山とその周辺の古尊像
       ―平安時代後期の作例を中心に―」
            九州歴史資料館学芸員 井形 進
 研究報告3「求菩提山山岳霊場遺跡の平面構造
       ―坊集落を中心として―」
            九州歴史資料館学芸員 岡寺 良
 研究報告4「求菩提の農村景観
       ―修験とともに生きた人々―」
             求菩提資料館館長 栗焼 憲児
誌上特集①「山岳霊場・求菩提山」
誌上特集②「発掘された豊前の山岳霊場遺跡と史跡保存」
誌上特集③「求菩提山を取り巻く豊前の山岳信仰空間」
誌上特集④「豊前・周防灘沿岸地域の山岳霊場遺跡集成」
資料編「求菩提山関連文書資料」
 求菩提山縁起の解題と翻刻
 求菩提山雑記の解題と翻刻
 求菩提捜古録の解題と翻刻
第9回の大会記録



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【2020年10月17日】 【2020.10.15入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79706
書  名 郵政考古紀要 第72号
シリーズ (通巻81冊)
データ A5 56頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編著 大阪・郵政考古学会編
出版年 2020年4月 
出版者
価格(本体) 500円

         目  次

・ 松菊里文化の起源再考 …………安  在皓 (1〉
              (訳) 平郡 達哉
・ 甲骨文字「舟」と周代の舟を利用する体系 
         ……………………辻尾 榮市 (36)
・ 韓国馬山縣洞遺跡出土の舟形土器 
         ………………………………辻尾 榮市 (49)


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【2020年10月17日】 【2020.10.17入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79708
書  名 巨大古墳の時代を解く鍵 黒姫山古墳
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 147)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2037-5
編著 橋本達也著
出版年 2020年11月 
出版者 株式会社 新泉社 
価格(本体) 1,600円

 【紹介文】

古市・百舌鳥古墳群に巨大な前方後円墳がつくられた5世紀、
両古墳群の間の大阪府堺市美原区に、鉄製甲冑の出土数が
列島第一位の黒姫山古墳が築造された。古市・百舌鳥の大型
古墳が天皇陵に治定され実態の解明が遠い状況のなか、この
古墳は巨大古墳の時代を解く鍵を握っている。

 【目次】

第1章 黒姫山古墳とは
 1 巨大古墳の時代を解く鍵
 2 発掘、黒姫山古墳

第2章 解明された黒姫山古墳
 1 黒姫山古墳の構造
 2 前方部石室と武装具埋納

第3章 最多の古墳出土甲冑
 1 「甲冑の世紀」、その重要性
 2 短甲の型式
 3 出土甲冑の性格と特質

第4章 埴輪列と埴輪
 1 円筒埴輪列と型式
 2 形象埴輪群

第5章 黒姫山古墳の被葬者像
 1 年代と被葬者の性格をさぐる
 2 「倭の五王」と巨大古墳と黒姫山古墳
 3 勢力基盤としての丹比野

第6章 黒姫山古墳周辺をめぐって
 1 古代丹比野の開発
 2 河内鋳物師と中世的景観
 3 現代に語りかけるもの


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【2020年10月17日】 【2020.10.17入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79709
書  名 吉備の超巨大古墳 造山古墳群
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 148)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2038-2
編著 西田和浩著
出版年 2020年11月 
出版者 株式会社 新泉社
価格(本体) 1,600円

 【紹介文】

岡山市の西、足守川流域から総社平野にかけては、古墳時代
から古代の重要な遺跡が密集する吉備の中心地だ。この地に
列島第四位の墳丘長を誇る吉備の大王墓、造山古墳がある。
畿内の古市・百舌鳥古墳群の巨墳に比肩する超巨大古墳の
実像に迫る。

 【目次】

第1章 超巨大古墳がなぜ岡山に?
  1 造山古墳の魅力
  2 造山古墳の生まれた舞台
  3 大型古墳の系譜

第2章 みえてきた陪塚のすがた
  1 第四古墳の発掘
  2 第二古墳の発掘

第3章 千足古墳の発掘
  1 直弧文損傷の衝撃
  2 第二石室の発見
  3 千足古墳の出土遺物

第4章 造山古墳の発掘
  1 超巨大古墳を発掘する
  2 造山古墳の出土遺物と遺構

第5章 だれが埋葬されているのか?
  1 榊山古墳の被葬者
  2 千足古墳の被葬者
  3 独自のネットワークと倭王権とのつながり
  4 直弧文の謎

第6章 吉備政権を支えた人びと
  1 超巨大古墳築造の源泉
  2 人・モノ・文化の交流
  3 造山古墳以後の吉備
  4 これからの造山古墳群


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【2020年10月17日】 【2020.10.17入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79710
書  名 ビジュアル版 考古学ガイドブック
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」別冊05)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2030-6
編著 小野 昭著
出版年 2020年11月 
出版者 株式会社 新泉社
価格(本体) 1,600円

 【紹介文】

世紀の新発見、太古の人びとの暮らしの解明……夢やロマンを
かきたてるようにいわれる考古学。だが、実際の研究はどう
なのか? 泥臭く、地味な作業の連続だ。いったい考古学とは
どのような学問で、何を明らかにしようとしているのか、
ビジュアルに解説する。

 【目次】

01 考古学・考古学者とは
02 なぜ発掘調査がおこなわれているのか
03 考古学は3Kな仕事?
04 発掘は最大の武器
05 土器の編年が考古学を鍛えてきた
06 さまざまな時間感覚
07 考古学の「時間」
08 「同時に存在した」ってどういうこと?
09 どうやって「時代」を区分しているのか
10 私たちの朝の食卓が後世に発掘されると
11 実測図に惑わされるな
12 分布論に冒険する
13 比較の大いなる可能性
14 復元とそれを確かめるには
15 文化財は残ったのではなく作られる?
16 太古の人骨のあつかいに制限はあるのか
17 分布の広がりと国家
18 多様化・国際化する考古学
19 私の歴史? 他者の歴史?
20 考古学者が書いた歴史は面白くない?
21 遺跡は誰のものか


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【2020年10月15日】 【2020.10.15入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79682
書  名 紀伊考古学研究 第23号
シリーズ
データ B5 85頁
ISBN/ISSN 1880-8530
編著 紀伊考古学研究会編集
出版年 2020年8月 
出版者 紀伊考古学研究会
価格(本体) 2,000円

        ----目  次-----

【特集 海辺における集落と墓制の実像】

和歌山県磯間岩陰遺跡にみる交流とその意義
                           …… 清家  章 (1)
生業と生産からみた海辺の実像 … 田中 元浩(11)
海浜部の集落における動物利用 … 丸山 真史(17)
西庄遺跡の骨角器組成とその性格  金澤  舞(23)
鹿角製刀子柄からみた西庄遺跡 … 仲辻 慧大(31)

【研 究】
紀伊における[金夸]帯 …………… 北野 隆亮(39)

【資料紹介】
尾ノ崎東部丘陵遺跡出土の旧石器  中原 正光 (53)
一本松古墳の円筒形埴輪
 ―有田市郷土資料館蔵の再検討  河内 一浩 (61)

【集成】
和歌山県における畠 (畝・畝間溝)・耕作痕集成表 
                         ……… 藤藪 勝則 (66)
紀伊におけるウマ・ウシ遺存体の集成表
                        ………  田中 元浩 (75)
【和歌山県の考古学関係文献目録(2019年)】
                           …… 事 務 局 (82)
【活動記録】 ……………………… 事 務 局 (84)


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【2020年10月15日】 【2020.10.14入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79705
書  名 鋳造遺跡研究会三〇周年記念論集
シリーズ <鋳造遺跡研究資料2020>
データ B5 156頁 (精装)
ISBN/ISSN
編著 鋳造遺跡研究会編集
出版年 2020年10月 
出版者
価格(本体) 1,000円

          目  次

鋳造遺跡研究と再現製作実験
    /遠藤喜代志〈遠藤鋳金工房) ………………… 003
12世紀の豊後国における羽釜の鋳造
 ―大分県大分市羽田遺跡の出土事例による復元試案―
    /五十川雄也 (大分市教育委員会) …………… 017
中世小倉の鋳物師について
    /松井和幸 (北九州市立埋蔵文化財センター〉 033
大阪市内の遺構・遺物からみた河内鋳物師とその系譜
    /小田木富慈美 (大阪市文化財協会) ………… 043
漆町遺跡 (金屋地区) における溶解炉構造の復元
    /西田昌弘 (石川県教育委員会) ……………… 063
近世日本における真鍮製造と鋳造技術
    /村瀬陸 (奈良市埋蔵文化財調査センター) … 073
鋳造技術からみた三角縁神獣鏡 一研究の現状と課題―
    /西川寿勝 (大阪府教育委員会) ……………… 081
中世の関東における鋳物師の形態・動向(1)
 ―源・物部・清原・“つね”姓鋳物師を中心とした
  研究の整理―
    /村上伸二 (埼玉県嵐山町教育委員会) ……… 099
日本中世の梵鐘生産(1)―大和鋳物師の梵鐘の様式と技術―
    /五十川伸矢 (鋳造遣跡研究会) ……………… 121
北部九州の鋳物師と琉球の鐘
    /新郷英弘 (芦屋釜の里) ……………………… 139
鐘銘の史料学 ―モニュメントとしての梵鐘―
    /湯川紅美 (日本銀行金融研究所貨幣博物館)  153
鋳造遺跡研究会三〇年の歩み/鋳造遺跡研究会事務局… 165


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【2020年10月15日】 【2020.10.14入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79704
書  名 濵山海居『末盧国』
シリーズ (令和2年度 伊都国歴史博物館秋季特別展)(伊都国から魏志倭人伝の国々を探るシリーズⅢ)
データ A4 57頁
ISBN/ISSN
編著 糸島市伊都国歴史博物館編集
出版年 2020年10月 
出版者 糸島市伊都国歴史博物館
価格(本体) 1,000円

 【内容紹介】

『魏志倭人伝』に記された倭の国々。朝鮮半島から海を越え對馬国、
一支国を経て次に至るのが、現在の唐津・松浦地域にあったと
考えられる「末盧国」です。倭人伝によると、末盧国は「四千余戸
有り、山海に浜(そ)うて居り」と記されており、玄界灘沿岸に
面した海辺や山裾に沿って集落を営んでいた人々の様子が思い
浮かびます。
「末盧国」の領域には、菜畑遺跡・宇木汲田遺跡・桜馬場遺跡
(いずれも唐津市)など、弥生時代の重要遺跡がひしめいています。
また、旧松浦郡域(伊万里市・松浦市・平戸市・佐世保市の一部)の
海浜部にも拠点的な遺跡が点在し、まさに「濱山海居」と記された
「末盧国」の風景をほうふつとさせます。
本展は、唐津・松浦地域の弥生・古墳時代の重要遺跡の出土品など
から「末盧国」の地域的特色を探る展示会です。これまで本シリーズ
でみてきた對馬国・一支国とまた違った特色をもつ「末盧国」の
出土品の数々をぜひご覧ください。


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【2020年10月7日】 【2020.10.11入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79686
書  名 王権麾下の古墳とその被葬者-古市古墳群の小規模墳-
シリーズ
データ A4 86頁
ISBN/ISSN
編著 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2020年10月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価格(本体) 546円

≪開催趣旨≫

 世界文化遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群には、多くの人の
目を引く大王墓と目される大型前方後円墳の周囲に、陪冢と考えら
れる円墳や方墳、やや離れてまとまりをみせる小規模墳で構成する
古墳群などがみられます。
 今回の展示では、最近の調査、研究成果や従来から蓄積された
資料を紹介するとともに、古市古墳群における小規模墳の被葬者や
その役割について考えたいと思います。


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【2020年9月30日】 【2020.9.30入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79674
書  名 貿易陶磁研究 第40号
シリーズ
データ A4 116頁
ISBN/ISSN
編著 日本貿易陶磁研究会編集
出版年 2020年9月 
出版者 日本貿易陶磁研究会
価格(本体) 3,000円

 

【目次】

「南九州から奄美諸島の貿易陶磁」の開催について
           …………………渡 辺 芳 郎
中世南九州の対外交流
           …………………関   周 一
万之瀬川下流域遣跡群の様相と性格
           …………………関   明 恵
大隅半島出土陶磁器かちみる中世期の動向
           …………………横 手 伸太郎
大隅諸島・トカラ列島の貿易陶磁器
           …………………黒 木 梨 絵
南部九州における中世墓出土の貿易陶磁器
           …………………上 床   真
南九州から奄美群島の貿易陶磁流通
           …………………岩 元 康 成

【投稿論文】

束アフリカ・ザンジバルにおける海岸採集の東洋磁器
           …………………野 上 建 紀


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【2020年9月27日】 【2020.9.27入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79660
書  名 三角縁神獣鏡と古墳時代の社会
シリーズ
データ B5 518頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-135-2
編著 岩本 崇著
出版年 2020年9月 
出版者 株式会社 六一書房
価格(本体) 5,000円

【内容紹介】

日本列島各地の有力首長墓から出土する三角縁神獣鏡を実証的
かつ多角的に分析することをとおして、古墳時代開始期の社会
構造に迫る。また、当該期において三角縁神獣鏡をはじめとした
銅鏡が有した社会的意義を論じる。とくに、相対編年の確立と
製作諸段階の暦年代推定をふまえた製作動向、地域社会における
受容状況と時期的な変化、副葬配置にみる特色を明らかにすると
ともに、「伝世・長期保有」例の定量的な分析をふまえて三角縁
神獣鏡の分配論・保有論の再構築を試みる。そのうえで、三角縁
神獣鏡が古墳時代社会において有した歴史的意義にたいして
新たな解釈を提示する。

【目次】

序 章 三角縁神獣鏡研究の目的と課題
 資料と用語の問題
 研究の課題と論点
 本書の構成
第1章 三角縁神獣鏡の生産とその展開
 第1節 三角縁神獣鏡の形態と規格
  問題の所在
  銅鏡の形態と鋳型成形技法
  三角縁神獣鏡にみる形態の一致
  三角縁神獣鏡の規格と量産技術
 第2節 舶載三角縁神獣鏡の製作動向
  研究の背景
  研 究 史
  生産単位としての鏡群の抽出
  舶載三角縁神獣鏡の変遷
  舶載三角縁神獣鏡の生産とその展開
 第3節 「倣製」三角縁神獣鏡の製作動向
  研究の背景
  研 究 史
  生産単位としての鏡群の抽出
  「倣製」三角縁神獣鏡の変遷
  「倣製」三角縁神獣鏡の生産とその展開
 第4節 三角縁神獣鏡の成立
  議論の背景
  三角縁神獣鏡の形式系譜と成立段階鏡群
  三角縁神獣鏡の創出と製作背景
 第5節 三角縁神獣鏡の終焉
  議論の背景
  三角縁神獣鏡の終焉段階における鏡群とその実態
  三角縁神獣鏡の終焉時期
第2章 三角縁神獣鏡の製作年代と製作背景
 第1節 魏晋代の華北系鏡群と三角縁神獣鏡
  議論の背景
  魏晋代の華北系鏡群の編年と製作年代
  魏晋代の華北系鏡群と三角縁神獣鏡
 第2節 三角縁神獣鏡の製作年代と製作背景
  問題の所在
  三角縁神獣鏡生産の展開
  三角縁神獣鏡の製作年代
  三角縁神獣鏡の製作動向とその背景
第3章 三角縁神獣鏡と前期古墳年代論
 第1節 三角縁神獣鏡と前期古墳広域編年
  研究の背景
  前期古墳広域編年の方法
  副葬品による前期古墳広域編年
  前期古墳広域編年の細別有効性
  土器の交差広域編年との調整
 第2節 古墳時代前期暦年代の試論
  研究の動機
  古墳時代前期暦年代論の課題
  古墳時代開始の暦年代
  古墳時代前期中葉の暦年
  古墳時代前期後半の暦年代
第4章 三角縁神獣鏡と地域社会
 第1節 三角縁神獣鏡と淀川左岸地域における首長墓の展開
  問題の所在
  淀川左岸地域における前方後円墳成立期の銅鏡
  前方後円墳成立期における淀川左岸地域の古墳
  前方後円墳成立期における淀川左岸地域の銅鏡と社会構造
 第2節 三角縁神獣鏡と揖保川流域の前期古墳
  研究の背景
  揖保川流域の前期古墳出土三角縁神獣鏡と古墳編年
  古墳の構成要素からみた揖保川流域の前期古墳
  揖保川流域における諸集団の構造とその変化
  古墳時代前期における揖保川流域の集団関係
 第3節 三角縁神獣鏡と東海の前期古墳
  研究の背景
  東海の三角縁神獣鏡と出土古墳
  東海における三角縁神獣鏡の流入形態
  三角縁神獣鏡の授受からみた東海の特質
 第4節 北近畿・山陰における古墳の出現
  研究の背景
  銅鏡と古墳の出現をめぐる研究史
  北近畿・山陰における古墳出現期の銅鏡副葬
  北近畿・山陰における銅鏡の流入・保有・副葬の展開
  北近畿・山陰における古墳の出現
 第5節 再生された四隅突出型墳丘墓
  研究の背景
  出雲の前期方墳をめぐる既往の議論
  出雲の前期方墳と荒島墳墓群の特質
  出雲における四隅突出型墳丘墓と貼石墓系長方形墳の年代的
  位置
  再生された四隅突出型墳丘墓
  四隅突出型墳丘墓の復古再生にみる社会的意義
コラム1 鏡の断面図を作成する
第5章 三角縁神獣鏡の社会的意義
 第1節 副葬配置からみた三角縁神獣鏡と前期古墳
  研究の背景
  研 究 史
  三角縁神獣鏡出土古墳の副葬鏡配置
  鏡の配置場所ととりあつかい
 副葬配置からみた三角縁神獣鏡と前期古墳
 第2節 倭鏡に写された三角縁神獣鏡
  研究の背景
  課題の設定
  三角縁神獣鏡を模倣した銅鏡
  「倣製」三角縁神獣鏡と三角縁神獣鏡の倭鏡
 第3節 終焉からみた三角縁神獣鏡の社会的意義
  問題の所在
  三角縁神獣鏡終焉の諸様相
  三角縁神獣鏡の終焉とその背景
 第4節 三角縁神獣鏡の分配・保有と社会的意義
  問題の所在
  三角縁神獣鏡の分配・受領時期
  三角縁神獣鏡の分布と時期的推移
  三角縁神獣鏡と古墳時代の社会
コラム2 鏡の資料カード
終 章 三角縁神獣鏡と古墳時代の社会
  三角縁神獣鏡の生産とその展開
  三角縁神獣鏡の製作年代と製作背景
  三角縁神獣鏡と前期古墳年代論
  三角縁神獣鏡と地域社会
  三角縁神獣鏡の社会的意義
 引用文献 遺跡文献 図表出典
附 編 1 三角縁神獣鏡目録
附 編 2 三角縁神獣鏡出土地名表
索 引


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【2020年9月19日】 【2020.9.19入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79614
書  名 史跡 釜塚古墳 福岡県糸島市神在所在の大型円墳
シリーズ (糸島市文化財調査報告書 第24集)
データ A4 110頁(カラー図版35頁)
ISBN/ISSN
編著 糸島市教育委員会編集
出版年 2020年3月 
出版者 糸島市教育委員会
価格(本体) 1,600円

【紹介文】

 本書は1972年からこれまで実施した5次にわたる釜塚古墳と
その周辺の調査成果を一冊にまとめたものです。(序文より)
釜塚古墳は、古墳時代中期の5世紀前半頃の築造と推定される。
近隣では糸島地方で最大規模の一貴山銚子塚古墳(糸島市二丈
田中、4世紀後半)の築造も知られ、同古墳とともに糸島地方
の大首長墓に位置づけられる。初期の横穴式石室を備える点では
朝鮮半島との結びつきを示すとともに、周濠を備える点では
ヤマト王権との結びつきを示す古墳であり、加えて大型古墳と
しては珍しく低湿地に築造される点でも特色を示す古墳になる。
古墳域は1982年(昭和57年)に国の史跡に指定されています。


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【2020年9月16日】 【2020.9.16入荷】【品切】


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書籍番号 79606
書  名 石作窯・小塩窯発掘調査報告―平安期緑釉陶器・緑釉瓦生産の多分野協同型研究
シリーズ (古代学協会研究報告 第16輯)
データ A4 本文204頁 巻頭カラー図版6頁 モノクロ図版14頁
ISBN/ISSN
編著 石井清司 市川 創 編
出版年 2020年6月 
出版者 古代学協会
価格(本体)

【研究報告刊行のお知らせ】

石井清司客員研究員を代表者とする科学研究費補助金
基盤研究(C)の助成をうけて、平成29年度から31年度の
3年間にわたって実施された密度の濃い研究をまとめた
成果報告書です。

        ― 目 次 ―

       第1部 調査報告篇

第Ⅰ章 調査と整理の経緯
 第1節 調査の経緯
 第2節 整理の経緯

第Ⅱ章 位置と環境
 第1節 地理的環境
 第2節 歴史的環境

第Ⅲ章 石作窯の遺構と遺物
 第1節 層序と遺構
 第2節 分類と資料化の方法
 第3節 第1トレンチ出土遺物
 第4節 第2トレンチ出土遺物
 第5節 拡張区出土遺物
 第6節 その他の出土遺物

第Ⅳ章 小塩窯の遺構と遺物
 第1節 層序と遺構
 第2節 出土遺物

第Ⅴ章 自然科学的分析
 第1節 はじめに
 第2節 分析手法
 第3節 結果と考察

第Ⅵ章 考察
 第1節 計数データの分析
 第2節 石作窯と小塩窯の製作技法について
 第3節 石作窯・小塩窯の操業時間と製品の特徴

付表

       第2部 研究報告篇

第Ⅰ章 緑釉陶器窯について
第Ⅱ章 小型三角窯の展開-亀岡市篠窯跡群の場合-
第Ⅲ章 洛北・本山官山遺跡の基礎的検討
            -石作窯成立前夜の様相-
第Ⅳ章 篠窯跡群黒岩3号窯跡ほかの採集遺物
第Ⅴ章 平安前期の緑釉瓦生産
第Ⅵ章 平安京の緑釉瓦
第Ⅶ章 緑釉陶器・緑釉瓦の胎土分析
第Ⅷ章 緑釉陶器・緑釉瓦の色調分析


       第3部 資料紹介編

第Ⅰ章 古志部瓦窯の窯道具
第Ⅱ章 尼吹ノ谷窯跡

       第4部 研究の総括

研究の総括


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【2020年9月1日】 【2020.9.17入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 79495
書  名 東アジア青銅器時代の研究
シリーズ
データ B5 470頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639027232
編著 宮本 一夫著
出版年 2020年9月 
出版者 株式会社 雄山閣
価格(本体) 22,000円

 【内容紹介】

農耕社会の中国中原地域のみならず、牧畜社会の長城地帯を
含むユーラシア草原地帯東部、さらに東北アジア、中国西南部
やチベット高原を含む東アジア全体を対象にし、人類史における
東アジア青銅器時代の普遍性と特殊性を明らかにする。
著者の長年にわたる研究の集大成。


 【目次】

第Ⅰ部 北方青銅器文化

  第1章 北方青銅器文化の変遷と展開
  第2章 ミヌシンスク地域のカラスク青銅器文化
  第3章 モンゴル高原の青銅器時代墓葬
  第4章 隴山地域青銅器文化
  第5章 北方系帯飾板の変遷
  第6章 有[工凡/金]銅鏃の変遷と北方青銅器文化

第Ⅱ部 中原青銅器文化

  第7章 中原青銅器文化の始まり
  第8章 二里頭青銅器と商代前期の青銅器
  第9章 初期国家概念からみた商代の青銅器
  第10章 周代青銅器文化の展開
  第11章 周式銅剣と巴蜀青銅器の始まり

第Ⅲ部 中国西南青銅器文化

  第12章 川西高原の石棺墓の展開
  第13章 川西高原石棺墓文化と北方青銅器
  第14章 川西青銅器・?海系青銅器の変遷

第Ⅳ部 東北アジア青銅器文化

  第15章 遼東の遼寧式銅剣
  第16章 朝鮮半島の遼寧式銅剣
  第17章 朝鮮半島の細形銅剣
  第18章 朝鮮半島の細形銅剣と細形銅矛の成立年代
  第19章 朝鮮半島の細形銅戈の始まり
  第20章 東北アジアの触角式銅剣
  第21章 遼寧式銅剣文化と細形銅剣文化
  第22章 鋳型からみた北部九州の青銅器の始まり

結語 ― 東アジア青銅器時代の始原と展開


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【2020年8月27日】 【2020.9.1入荷】


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書籍番号 79492
書  名 新版 八尾市史 考古編 2
シリーズ -考古学からみた八尾の歴史-
データ B5 482頁 口絵カラー8頁
ISBN/ISSN
編著 寺澤 薫監修
出版年 2020年7月 発売
出版者 八尾市
価格(本体) 3,800円

【内容紹介】

八尾市内で発掘された考古資料が河内の歴史、さらには、
この国の歴史において
もつ意義を描く。

◎八尾市内の考古資料から河内をみた時代ごとのテーマ別論考。
◎ビジュアルな図や写真を使いながらわかりやすく解説。
◎口絵カラー 8頁、本文カラー 482頁。
◎各テーマに精通した研究者、総勢21名による執筆。

 【目次】

口絵
凡例
本書における考古学上の時代・時期区分年表
八尾市城の遺跡分布図
第Ⅰ章 後期旧石器時代
 人類文化の始まり-旧石器時代-
   1. 古大阪平野の自然環境
   2. 二上山とサヌカイト
   3. 古大阪平野における旧石器時代の石器群
第Ⅱ章 縄文時代
 縄文時代の八尾
   1. 近畿の縄文土器編年と市内出土の縄文土器
   2. 土器等からみた縄文時代晩期における他地域との交流
   3. 縄文時代の食生活
   4. 縄文時代のいのり
第Ⅲ章 弥生時代
 弥生時代の八尾
   1. 弥生開始期の具体相
   2. 初期水田-水稲農耕の始まり-
   3. 弥生時代前期の遠賀川系土器の広がりとその変化
 コラム1 土器の編年と暦年代
   4. 環濠集落の形成と墓制
   5. 弥生時代中期の土器の移り変わり
   6. 生駒山西麓産土器とその動態
   7. 弥生時代中期の大規模集落-拠点性とその意義-
   8. 方形墓の世界
   9. 青銅器の生産と銅鐸の埋納
 コラム2 銅鐸の三次元計測
   10. 石材流通と石器組成
   11. 東西市糴
   12. 弥生時代後期の土器の移り変わり
   13. 弥生時代後期の絵画土器と記号文土器
 コラム3 中田遺跡の大形器台とその性格
   14. 高地性集落の出現と消長
   15. 土器の大量廃棄と集落の移動
 コラム4 八尾南遺跡の洪水による埋没集落
   16. 鉄器の出現と普及
   17. 水田開発と農業生産力の実像
   18. 弥生時代後期の墓制
第Ⅳ章 古墳時代
 古墳時代の八尾
   1. 古式土師器の移り変わり
   2. 庄内式?の成立と拡散
   3. 古墳時代早期から前期前葉の外来系土器
   4. 古墳時代中期から後期の土器の移り変わり
   5. 中河内の古墳と百舌鳥・古市古墳群
   6. 中河内地域の古墳変遷
   7. 中河内の円筒埴輪の変遷
   8. 楽音寺・大竹古墳群のすがた
   9. 心合寺山古墳築造の背景
   10. 水の祭祀場を表した埴輪
   11. 八尾市出土の青銅鏡集成
 コラム5 三角縁神獣鏡の三次元計測
   12. 河内湖を行き交う船と地域交流
   13. 古墳時代に始まる新たな祭祀の形
   14. 河内平野の渡来人とその足跡
   15. 朝鮮半島系土器から見た渡来人の故地
   16. 高安千塚古墳群と中河内の群集墳
 コラム6 大英博物館のガウランドコレクションと高安千塚
   17. 高安千塚古墳群と中河内の集落
   18. 物部氏の拠点とその関連遺跡
 コラム7 文書に残されていた八尾の考古資料の発見
     ~『埋蔵物録』と東洋文庫所蔵『梅原考古資料』~
第Ⅴ章 飛鳥・奈良時代
 飛鳥・奈良時代の八尾
   1. 飛鳥・奈良時代の集落
   2. 飛鳥・奈良時代のくらしの器とその変化
   3. 市域の古代寺院と出土瓦
 コラム8 成法寺遺跡の竹状模骨丸瓦
   4. 河内の古道
   5. 高安城跡の研究と現状
   6. 考古資料からみた由義寺と由義宮
   7. まぼろしの由義寺の塔 発見-由義寺塔の特異性-
   8. 条里地割のはじまり
   9. 古代の文字資料
   10. 市内における古代の祭祀
第Ⅵ章 平安・鎌倉時代
 平安・鎌倉時代の八尾
   1. 平安時代から室町時代の土器の移り変わり
   2. 市域の平安時代後期以降の寺院と出土瓦
   3. 平等院で使われた河内向山系瓦と向山瓦窯
   4. 中河内地域出土の平安時代の緑釉陶器
   5. 古代・中世の井戸の変遷
第Ⅶ章 室町時代から江戸時代
 室町時代から江戸時代の八尾
   1. 南北朝動乱以降の村のすがた
   2. 八尾における寺内町の成立
   3. 考古資料からみた八尾城の位置について
   4. 発掘調査成果からみた大和川の付け替え
   5. 大和川付け替え前後の水田
巻末資料
用語解説
考古部会の活動


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【2020年8月21日】 【2020.8.19入荷】


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書籍番号 79480
書  名 観光と考古学 創刊号 Vol.1 (観光考古学会機関誌)
シリーズ (特集・葛飾柴又の文化遺産と観光)
データ A4 64頁
ISBN/ISSN 978-4-8216-0701-3
編著 観光考古学会編集
出版年 2020年8月 
出版者 ニューサイエンス社
価格(本体) 1,000円

観光考古学とは、「遺跡を観光資源として捉え、活用の方策に
ついて考古学を軸に関連分野とともに総合的に考えていくことを
目的とする」ものです。2019年4月1日から文化財保護法が一部
改正され、文化財の保護・保存から積極的に活用を重視し、観光
活用や長期にわたるインバウンドを目指そうとしています。
 観光考古学会はこのような転換期に際し、観光と考古学の融合
を図り、地域における文化財の調査・研究と保存・活用を学び、
共に協力し交流を重ね地域振興を目的として2019年5月10日に
設立された学会活動です。本学会の機関誌『観光と考古学』では、
遺跡や文化財の活用の可能性を様々な視点から探り、提言して
行きます。

 【目次】

巻頭言 観光考古学会の発足にあたって      坂詰秀一 3
創刊に寄せて 文化財の活用と観光立国      馳  浩 4
武蔵国分寺の保存と資源活用          井澤邦夫 6
文化財保護行政の動向
   -特に観光との関係に着目して-     中岡 司 7
文化遺産と観光                河田敦弥 8
文化財の「マネジメント」ができる人材は? 柳澤伊佐男 10
文化財情報の発信・マスコミからの提言     多可政史 11
特集・シンポジウム 葛飾柴又の文化遺産と観光
  -文化遺産・観光振興・シビックプライドの関係性-
趣旨説明   橋本眞紀夫 12
開会挨拶     望月日靖 13
那波市郎              13
基調講演 葛飾柴又の観光と観光考古学        坂詰秀一 13
報告1 文化遺産としての葛飾柴又の魅力    伊藤 毅 14
報告2 葛飾柴又の伝統を守り後世に伝える    天宮久嘉 20
報告3 葛飾柴又の歴史的・文化的資源と観光振興 
                                           谷口 榮 24
報告4 葛飾柴又の観光的魅力         曽根豊太 34
ディスカッション               38
シンポジウムに参加して 観光考古学への期待  福井恒明 46
観光考古学会第1回シンポジウムに参加して  五十嵐聡恵 47
寄稿 ARCHAEOLOGICAL JAPAN: FAVORITE PLACES AND THINGS 
                  Richard L. Wilson 50
大学博物館からみた文化財資料の保存と活用 土生田純之 54
文化財の保存と活用における事例紹介     中村 萌 55
文献紹介 『観光考古学』(考古調査ハンドブック7) 
                      田尾誠敏 58
ケーススタディ                     60
地域短信 もずふるフォーラムin大蔵屋     山中鹿次 62
「埴輪づくり体験で地域活性」の報告


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【2020年8月17日】 【2020.8.19入荷】


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書籍番号 79482
書  名 森浩一古代学をつなぐ
シリーズ
データ A5 368頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-20214-6
編著 前園実知雄・今尾文昭編
出版年 2020年8月 
出版者 株式会社 新泉社
価格(本体) 3,500円

 【紹介】

森浩一古代学がわかる解説書。列島各地をおとずれ、
現場主義を貫き、文献史料を疎かにしなかった森浩一の
幅広い研究姿勢を間近に見てきた研究者9名が、天皇陵
・三角縁神獣鏡・高松塚古墳・須恵器研究・渡来文化・
埴輪論・地域史など森がとり組んだテーマを語り、展開
する。朝日カルチャーセンター中之島教室の講演録。

 【目次】

【森古代学と終末期古墳】
森浩一の古墳時代終末期論 (前園実知雄)
森古代学と高松塚古墳 (前園実知雄)

【森古代学と「魏志倭人伝」】
森古代学の邪馬台国論 (今尾文昭)
森古代学と三角縁神獣鏡 魏と倭 (今尾文昭)

【森古代学と生産】
森古代学と須恵器研究 (山田邦和)
日本鉄生産の起源と画期 (大道和人)

【森古代学と地域】
津々浦々の考古学 海からの視点 (門田誠一)
森古代学と伊勢湾世界 (穂積裕昌)
南山城の森古代学を深める (浜中邦弘)

【森古代学と文化史】
森古代学と渡来文化 (坂靖)
森古代学にみる形象埴輪論 (青柳泰介)

【森古代学と天皇陵古墳】
天皇陵古墳と森浩一 (今尾文昭)

続きを読む
著者紹介
森浩一古代学をつなぐ


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【2020年8月17日】 【2020.8.19入荷】


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書籍番号 79475
書  名 大配石と異形の土偶 金生遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 146)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2036-8
編著 新津 健著
出版年 2020年8月 
出版者 株式会社 新泉社
価格(本体) 1,600円


 【紹介文】

大きな窓のような目、長く突き出た口、踏んばった両脚に
直接顔面がのるような姿─この異形の土偶や大きな石棒
などをとり込んだ、河原のような累々たる石の群れが、
八ヶ岳南麓の水田の下から出土した。縄文中期の繁栄が
すぎさった中部高地の縄文最後の光芒を描く。

 【目次】

第1章 金生遺跡の発見
  1 八ヶ岳南麓に縄文後・晩期の遺跡が
  2 富士山を望む地
第2章 あらわれた大配石遺構
  1 石をめぐらす住居の出現
  2 祈りの場──1号配石
  3 石棒と石剣──4号・5号配石
  4 金生最後の配石──2号・3号配石
  5 配石墓
  6 金生ムラの変遷
第3章 縄文後・晩期の祭祀
  1 石への祈り
  2 異形の土偶
  3 土製耳飾り
  4 イノシシと祭祀
第4章 縄文晩期の情景
  1 山岳遠望
  2 縄文後・晩期集落と広域交流
  3 古代中国との交流を考える
  4 晩期終末のムラ
第5章 よみがえる金生遺跡
  1 配石と住居の復元
  2 史跡公園と考古資料館


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【2020年8月6日】 【2020.8.6入荷】【品切】


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書籍番号 79479
書  名 九州縄文時代早期研究ノート 第6号
シリーズ 特集:「縄文時代早期 押型紋土器の広域編年研究」
データ A4 332頁
ISBN/ISSN
編著 九州縄文時代早期研究会編集
出版年 2020年7月 
出版者 九州縄文時代早期研究会
価格(本体)

           目 次

遠部 慎 「特集にあたり」 
【特集 「縄紋時代早期 押型紋土器の広域編年研究」】
押型文の出現と「広域編年研究」の蹉跌
 -「稀縄紋型式群」と「多縄紋型式群 」の交響 (素描)-
                    ……鈴木 正博  1
日計式土器とその周辺
 -その年代と併行関係、および層位学的再検討-
                 …………… 相原 淳一  21
縄文時代早期における動物形土製品の予察………畑山 智史  43
縄紋土器二系統論の系譜……………………………早坂 広人  51
纏文時代草創期と早期の境界:時代・時期区分についての諸問題 
                      及川 穣    69
撚糸文土器終末期編年と押型文土器………………峰村 篤    75
岡本東三著『押型紋土器の広域編年研究』を読んで
               …………………中村 信博  85
判ノ木山西式土器の検討~静岡県石敷遺跡出土土器を中心として~
                      毒島 正明  89
押型文系土器群の成立期について…………………宮崎 朝雄 107
                      金子 直行
岡本東三氏の『縄紋時代早期 押型紋土器の広域編年研究』を
 読んで              …………熊谷 博志 123
栃原岩陰遺跡出土の「相木式」標式資料についての一考察
                  ……… 小笠原永隆 137
愛知県から見る前半期押型文土器の様相…………村上 昇   147
東海地方から見た押型文土器終末期の様相………増子 康眞 161
押型紋土器後半期の土器編年と併行関係の研究-本州・九州-
                    ……青山 航  171
穂谷式と宮の平式-近縄地方における押型文土器の終焉-
                  …………岡田 憲一 183
黒島貝塚の整理ノート-出土土器の初歩的検討から 
                ………………遠部 慎  191
戦後広島県考古学の出発と縄文遺跡  …………後藤 研一 199
山陰地方における押型文末期とその後の土器 …柳浦 俊一 209
早期土器研究の到達点-北四国地方における14年聞の歩み-
                   ………兵頭 勲  219
北部九州出土の稲荷山式土器
 -薬師の森遣跡出土資料の紹介を兼ねて-……林 潤也  229
【前編】小ヶ倉式土器と九州縄文時代早期前葉の貝殻腹縁刺突文
  土器          ……………………大坪 芳典 239
【後編】西北九州の貝殻円筒形土器と押型文土器研究の到達点
                    ……大坪 芳典 253
九州績文時代早期初頭の土器群像-大坪氏の二編を拝読して- 
                     …桝田 裕三 265
南九州の円筒形押型文土器とその周辺 …………山下 大輔 269
押型文の三次元計測と詳細観察-製作者の動作の理解に向けて- 
                      中園 聡  281
           平川ひろみ 太郎良真妃 田中祐紀
押型紋土器と貝殻紋円筒形土器との時問的関係に関する一考察          
 ―鹿児島県宮脇遺跡での事例を中心に- ……立神 倫史 293
手向山式土器の型式変遷に関する検討
 -鹿児島県出土資料を中心に-…………………立神 倫史 299
                     横手 浩二郎
九州における纏文時代早期の生業に関する研究メモ
               …………………松本 茂  311
南島先史土器の起源…………………………………山崎 真治 313
特集を終えるにあたり………………………………遠部 慎  327
会の活動の記録・編集後記…………………………………………332


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【2020年7月22日】 【2020.7.24入荷】


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書籍番号 79457
書  名 堂山Ⅰ号墳―その被葬者像をさぐる―
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録80)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和2年度夏季企画展)
データ A4 70頁
ISBN/ISSN
編著 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2020年7月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価格(本体) 546円

【内容簡介】

 令和2年度夏季企画展「堂山1号墳ーその被葬者像をさぐるー」
に合わせて作成した図録です。 発掘調査から約50年が経過した
堂山1号墳、その出土遺物である古墳時代中期の甲冑や初期須恵器
や、周辺地域の最新の調査成果から被葬者像を紹介します。


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【2020年7月9日】 【2020.7.9入荷】


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書籍番号 79434
書  名 戦国~南北朝墓の随葬硯集成-「中国墓に随葬された石硯の基礎的研究」補遺編-
シリーズ (野良考古学研究所研究報告第2冊)
データ A4 103頁
ISBN/ISSN
編著 徳富 孔一編
出版年 2020年7月 
出版者 野良考古学研究所
価格(本体) 2,900円


刊行元の野良考古学研究所からのお知らせです。

※野良考古学研究所の売上金の一部売上金の一部は、
「令和2年7月豪雨災害義援金」に充てられます。

 【内容簡介】


 野良考古学研究所は、野良アーキオロジストとして活動
してきた筆者の私設研究所である。
 2019年5月、野良考古学研究所研究報告第1冊として
『方格規矩鏡集成分類データ-中国文献編その1-』を刊行し、
2020年4月現在では、国内外の図書館に蔵書されるにまで
至った。
 その第2弾として、方格規矩鏡集成分類データの続編、
あるいは他鏡種の集成分類データの刊行を企画していたが、
昨今、日本列島で相次いで発見されている板石硯の研究に
触れる機会を得た。その際、野良考古学研究所でも、この
相次ぐ日本列島での板石硯の発見に寄与できることはないかと
模索した結果、日本列島の弥生時代~古墳時代に併行する、
中国大陸の戦国時代~南北朝時代における随葬硯の集成と
学会誌への拙文の投稿を致すことを決めた。
 幸いなことに、拙文「中国墓に随葬された石硯の基礎的
研究」(『七隈史学』第22号)が学会誌に掲載され、ここに
野良考古学研究所研究報告第2冊として、『戦国~南北朝墓
の随葬硯集成-「中国墓に随葬された石硯の基礎的研究」
補遺編-』を刊行する運びとなった。
 拙文では、漢代を中心とした石硯・石研と一部陶製硯・陶研
の法量について分析し、拙文末に一覧表を付けたが、紙幅の
都合で、硯などの図面はほんの一部しか掲載しておらず、
それでは拙文が示すものも大きく提示されていない。
 従って本書では、拙文末に付けた表の硯や研の図面を提示
することを主眼とする。その際、拙文では触れていない魏晋
南北朝時代の青瓷硯にも触れる。筆者が集成した硯及び関連品
は延べ627点で、11,000の中国墓葬から集成した。概算すると、
硯及び関連品を随葬した中国墓葬は約5.65%である。
 末筆ながら、拙文及び本書が日本列島における板石硯研究に
寄与することを祈念する。

 【目次】


凡例・・・1
戦国~南北朝墓の随葬硯・・・3


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【2020年7月8日】 【2020.7.12入荷】


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書籍番号 79433
書  名 Mie history vol.27
シリーズ
データ B5 92頁 
ISBN/ISSN 1345-6784
編著
出版年 2020年5月 
出版者 三重歴史文化研究会
価格(本体) 800円

           目 次

三重県内出土の方格規矩鏡  ・・・・・・・・・・・・・ 徳富孔一 1
泉遺跡出土初期須恵器をめぐる諸問題
 ~安濃川流域における須恵器の出現について~ 
              ・・・・・・・・・・・ 田中秀和 21
三重県中南勢地域における一石五輪塔の成立―
  16 世紀前葉~中葉を中心に― ・・・・・・ 竹田憲治 43
安濃川の変遷と地形環境、条里、安濃津の復元 
             ・・・・・・・・・・・・・ 米山浩之 57
近世伊賀産土瓶の編年研究 ・・・・・・・・・・・・・ 水谷侃司 79


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【2020年7月8日】 【2020.7.2入荷】


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書籍番号 79414
書  名 古文化研究 第19号-黒川古文化研究所紀要
シリーズ
データ A4 147頁
ISBN/ISSN 1347-3492
編著 黒川古文化研究所編集
出版年 2020年3月 
出版者 黒川古文化研究所
価格(本体) 1,500円

目 次

黒川古文化研究所の歩み 1990-2019
秋季展観公開研究会記録「高精細画像でみる秦漢工芸」
夏季講座座談会記録「金属工芸―技術復元とその裏側」
江戸時代の文人が見た中国古銅器           
                  川見 典久
丹波国における律令制成立期および盛期の寺院     
                  上原 眞人


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【2020年7月3日】 【2020.7.1入荷】


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書籍番号 79412
書  名 花園大学考古学研究論叢 Ⅲ
シリーズ (花園大学考古学研究室40周年記念論集)
データ B5 363頁
ISBN/ISSN
編著 花園大学考古学研究室記念論集刊行会
出版年 2019年3月 
出版者 花園大学考古学研究室
価格(本体) 4,000円

           目 次

論集刊行によせて……………………………………高橋克壽
韓半島南部地域青銅器時代の埋葬姿勢に関する覚書
                 ……………平郡達哉  1
加美遺跡Y1号墓の再評価…………………………川部浩司  13
   ―墓葬儀礼からみた出自集団関係―
郡垣遺跡(島根県雲南市)出土の環状石斧について
                ………………高橋誠二  27
後漢から三国の把手付容器と公孫氏政権…………市元 塁 39
直交配置の透孔をもつ円筒埴輪と倭王権…………宮村誠二 51
百舌鳥・古市古墳群の副葬武器量の推計値について
                ………………藤原 哲 61
人物埴輪論の見直し…………………………………高橋克壽 75
中国山地盆地部における古墳時代の様相…………山田繁樹 91
   ―尾道松江線の調査成果から―
二股状鉄製品の研究…………………………………林美土里 99
岩橋千塚大谷山14号墳出土須恵器の大型杯と小型杯
                  …………川口修実 115
防府市域における首長墓の変遷とその機能について
                ………………平井耕平 129
亀岡における石棚古墳………………………………土井孝則 145
   ―ガウランドが撮影した鹿谷古墳とその所在―
上寺山古墳の二つの基準線…………………………玉井 功 ]57
渡来系古墳における玉の様相………………………近藤 広 165
   ―近畿の例を中心に―
湖西首長墓の研究Ⅵ…………………………………宮﨑雅充 }73
   ―南畑1号墳の調査から―
日本における地中住居1901
      ………………山崎直方〈訳・校註 田中一廣)179
伊予国における暗文土師器の様相…………………岡島俊也 195
古代東山道の再検討について………………………竹村吉史 209
   ―近江国の事例から―
畝・畝間溝と耕作痕…………………………………藤藪勝則 217
   ―和歌山県における耕作痕の集成と分析―
中世墓における銭貨の出土状況3例………………坂田孝彦 229
根来寺にみられる生産遺構としての地下蔵………本多元成 239
   ―味噌蔵を検出した意義について―
曲輪配置からみた織豊系城郭の縄張り形式………堀口健弐 249
   ―分類と変遷を中心に―
大本山妙心寺の惣構…………………………………山崎敏昭 263
   ―近世初頭の妙心寺境内に関する考古学的考察―
池山古墳と三室戸寺…………………………………湯本 整 275
遠江国井伊郷における近世墓の一例………………平山明寿 283
   ―H家の場合―
『大和国山陵図』について…………………………山田邦和 289
古墳と小字地名………………………佐伯英樹 曽羽由美子 305
地震津波碑の研究……………………………………岡田圭司 313 
   ―德島県海部郡に所在する大岩の歴史的位置付け―
史跡の保存と活用について…………………………髙橋 学 329
   一太宰府関連史跡を例として―
景気動向と埋蔵文化財調査組織についての一考察
               …………………青木昭和 341
執筆者紹介……………………………………………………… 353
花園大学考古学研究室彙報…………………………………… 356


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【2020年6月30日】 【2020.6.15入荷】


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書籍番号 79335
書  名 島々の考古学―人はなぜ島を目指すか―
シリーズ (第30回九州縄文研究会鹿児島大会(徳之島)大会 発表要旨・資料集)
データ A4 566頁
ISBN/ISSN
編著 九州縄文研究会鹿児島大会事務局編
出版年 2020年3月 
出版者 九州縄文研究会
価格(本体) 5,100円

【目 次】

【基調講演】
堂込秀人 「縄文時代の奄美について」

【研究発表】
山崎純男 「天草諸島の縄文時代」
山崎真治 「沖縄の島々をめぐる縄文コネクションと
      近海ネットワーク」
中尾篤志 「長崎県島嶼部の縄文時代遺跡群について 
          対馬島・壱岐島・五島列島を中心に」
榎本美里・常 未来・與嶺友紀也「徳之島の歴史  
                考古学的成果を中心に」
川口雅之 「シマの暮らしと海にまつわる信仰 龍郷町秋名
      集落平瀬マンカイの紹介」

【誌上発表】
伊藤慎二 「貝塚時代前期/縄文時代のトカラ」

【各県の島々と縄文遺跡 資料集成】
林 潤也 福岡県の島々と縄文遺跡
堤 英明 佐賀県の島々の動向
中尾篤志 長崎県の概要
横澤 滋 大分県における「島々の考古学」
荒木隆宏 熊本県の島々と縄文時代遺跡の様相
松林豊樹 宮崎県における島の様相
岩永勇亮 鹿児島県の島々と縄文遺跡
山崎真治 沖縄県の概要 礁民文化の成立と展開

【 「思うこと」人はなぜ島を目指すか 】
池畑耕一 「縄文人はなぜ海にに飛ひ出したか」
上村俊雄 「島と海への想い 思い出すことども」
木下尚子 「島わたりの考古学」
下野敏見 「オーストロネシア文化の波に揺られて 
      西南日本の基層文化の探求」
高梨 修 「人はなぜ島をめざすのか」
高宮広土 「島の先史学へのいざない 琉球列島奄美・
      沖縄諸島を中心として」
新田栄治 「ランゲルハンス島から考える 人はなぜ島を
      めざすか 結界と開放空間そして理想郷」
橋口尚武 「そこに島がある限り」
本田道輝 「南へ北へ」

【各県の動向】
【九州縄文研究会30回記念企画「九州縄文研究会のこれから」
宮地聡一郎 九州縄文研究会30回記念企画「九州縄文研究会
      のこれから」によせて
福永 将大 「九州縄文研究会の継承と発展」
岩永 勇亮 「資料集成に携わってきて」

【研究会の記録】
【付 編】
竹中正巳 「人はなぜ島を目指すのか《薩南諸島から出土
      した縄文人骨》」
具志堅亮 「下原洞穴遺跡の発掘調査成果について」
前迫亮― 「『島々の考古学』は何を目指すか」


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【2020年6月26日】 【近日入荷】


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書籍番号 79404
書  名 北部九州の軍事遺跡と戦争資料 宗像沖ノ島砲台と本土決戦
シリーズ
データ A5 498頁
ISBN/ISSN 978-4-88325-686-0
編著 花田勝広編著
出版年 2020年6月 
出版者 サンライズ出版
価格(本体) 4,000円

 【内容紹介】

宗像沖ノ島砲台をはじめとする九州北部の砲台・防備衛所と
本土決戦凖備の師団の陣地等を遺跡として捉え、防衛省防衛
研究所戦史センター史料などを基に遺跡群を把握したうえで、
要塞や師団陣地に残る遺構を実測調査して図面化防衛省資料や
地元の市町村史、戦争体験者の回想録ともあわせ、考古学的
手法により遺跡群・遺構の実像に迫る。
「『神の島』がコンクリートで固められ要塞となり、玄界灘が
魔の海となった時代のあったことに触れずして宗像の歴史を
語ることはできません」(戦争遺跡保存全国ネットワーク共同
代表・出原恵三氏 序文より)

 【目 次】

序文
まえがき
第1章 宗像沖ノ島砲台の調査
第2章 筑前大島砲台の調査
第3章 白島砲台の調査
第4章 壱岐要塞小呂島砲台の調査
第5章 宗像周辺への軍の配置
第6章 宗像の本土決戦 
第7章 福岡平地の本土決戦
第8章 糸島の本土決戦
第9章 兵器の実測
終章
あとがき


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【2020年6月20日】 【2020.6.20入荷】


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書籍番号 79382
書  名 河内・和泉の考古記録
シリーズ
データ B5 344頁
ISBN/ISSN 978-4883138975
編著 秋山浩三著
出版年 2020年2月 
出版者 清風堂書店
価格(本体) 1,800円

 【紹介】

大阪府弥生文化博物館の副館長である著者が、博物館業務と
して従事した大阪中・南部にあたる河内・和泉にある主要
遺跡や、その地域に関係した内容を収載したものである。
第一部には河内地域の縄文時代から中世にいたる各時代の
多様な考古資料を掲載した。日下遺跡・池島・万福寺遺跡、
河内・船橋遺跡を取り上げ、河内地方で他に発掘された資料
も取り上げた。
第二部では、和泉地域の弥生時代の拠点集落である国史跡・
池上曽根遺跡に関する考察や短報などをまとめたものである。
第三部では、河内・和泉両地域の近現代資料をめぐって考古
学的に検討した内容―具体的には、旧日本陸軍の陶製食器、
および、瓦製作の道具類―を紹介している。河内・和泉に
関わる考古学的な記録化ともいえる内容となっている。

 【目次】

はしがき ―個人的な備忘録をこえて

     第一部 河内の縄文時代~中世考古資料

第1章 日下遺跡(貝塚)採集資料の検討               
    1―はじめに
    2―日下遺跡の位置と環境および既往の調査概要 
    3―紹介資料の採集状況 4―採集遺物の概要
    5―むすびにかえて
第2章 日下遺跡(貝塚)の自然遺存体に関する所見   
       ―食糧獲得活動の理解にむけて
    1―はじめに
    2―既往調査における自然遺存体の報告事例
    3―採集資料の概要 4―むすびにかえて
第3章 池島・福万寺遺跡の土器埋納遺構ほか集成とその
    特質     
    1―はじめに
    2―集成方法・基準
    3―水田面における埋納・祭祀遺構の様相
    4―埋納・祭祀遺物の様相
    5―埋納・祭祀遺構の理解
    6―おわりに
第4章 河内・船橋遺跡の古代ガラス小玉鋳型をめぐる検討     
    1―はじめに
    2―船橋遺跡について
    3―ガラス小玉鋳型について
    4―評価と所見 5―おわりに
第5章 河内・発掘資料精選              
    1―はじめに
    2―河内出土列品解説
第6章 河内余録      
    Ⅰ 東大阪市日下町七丁目(現・日新高校)採集
      遺物について 
    Ⅱ 出所「船橋」「大和」の土器
      1―緒言・経緯 
      2―資料の概要 
      3―出土地について 
           4―資料の位置づけ
          5―まとめ 
    Ⅲ 梶古墳群 かじこふんぐん
    Ⅳ 古代の調査 ―条里制研究の発信源
        1―はじめに 
           2―旧2財団の古代にかかわる調査成果

      第二部 和泉・池上曽根遺跡のことごと

第7章 発掘された日本列島・新発見考古速報'96~'98
     ―池上曽根遺跡 
    1―はじめに
    2―速報展'96
    3―速報展'97
    4―速報展'98
第8章 都市とも称される近畿最大級の環濠集落
     ―池上曽根遺跡
    1―集落様相
    2―関連遺跡ガイド
第9章 巨大環濠集落と妖艶なマツリ ―池上曽根遺跡  
    1―情報
    2―遺跡内容と復原画
第10章 弥生のマツリと大形建物 ―池上曽根遺跡の基礎情報  
    1―シンポジウム(資料集)と記念刊行本
    2―大形建物・大形井戸などの変遷
    3―大形井戸2
    4―大形建物1柱材の年輪年代(紀元前52年)と
       弥生土器
    5―特殊表現をもつ高床式建物を描いた土器絵画
第11章 弥生の大形建物・都市・実年代
      ―池上曽根遺跡からの発信
     1―要旨ほか
        2―はじめに
        3―大形建物と大形井戸の発見、そして、現地復原と
      池上曽根史跡公園
        4―弥生時代に「都市」があったと言い出した研究者
      ・
      学者・マスコミなど、そして、その学説のゆくえ
      と当否をめぐる私の考えや主張
        5―年輪年代測定(紀元前52年:大形建物・柱材12)、
            そして、弥生時代・卑弥呼・古墳出現の年代の
      見直し        
第12章 弥生遺跡の整備・活用と保存運動
      ―池上曽根遺跡における展開  
    1―はじめに
    2―最初の大規模発掘調査 ――第二阪和国道の建設
    3―第二の大規模発掘と史跡公園オープン
    4―近年の活動と今後の課題
第13章 池上曽根遺跡の〈特異〉な弥生中期壺
    1―はじめに
    2―二重の〈特異〉性
    3―出土状況をめぐって
    4―〈特異〉な弥生中期壺をめぐって 
    5―むすびにかえて
第14章 石庖丁の製作工程 ―池上曽根遺跡にみる各段階資料
    1―はじめに
    2―石庖丁製作の各工程資料
第15章 再録 卑弥呼の謎・年輪の証言
         ―Pick up Site 池上曽根遺跡
    1―池上曽根の発掘現場にいた、あの頃のこと
    2―Pick up Site 池上曽根遺跡
      ――秋山はしみじみと語ってくれた・・・・
    3―卑弥呼の謎 年輪の証言
      ―冗談を言っているときとはちがう、
       非常に手堅い研究者の表情が・・・

      第三部 河内・和泉の近現代資料

第16章 戦時下の陸軍陶器
    1―はじめに ――「戦後50年」のこと
    2―発掘資料精選にとりあげた2点
    3―陸軍大正飛行場・航空隊(志紀遺跡)の検出品
    4―陸軍明野飛行学校佐野飛行場(植田池遺跡)の
      検出品
第17章 造瓦具の記録
    1―煙立つダルマ窯の思い出
    2―個別の概要
    3―おわりに
    初出文献(原題)・成稿一覧
    あとがき ―~~


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【2020年6月10日】 【2020.6.10入荷】


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書籍番号 79299
書  名 埴輪論叢 第10号
シリーズ (上田睦さん・安村俊史さん還暦記念号)
データ A4 180頁
ISBN/ISSN
編著 埴輪検討会事務局編集
出版年 2020年6月 
出版者 埴輪検討会
価格(本体) 2,000円

 【目次】

松林山古墳の埴輪と副葬品と築造時期
         ………………………………鐘方 正樹  1
平城京域の埋没前期古墳とその埴輪
        ……………………………………村瀨 陸  21
青山遺跡の埴輪窯と五手治古墳の盾形埴輪
           …………………………河内 一浩  25
大和川右岸の古墳時代前期の埴輪
       ……………………………………河内 一浩  35
円筒埴輪列の検討
   ……………………………………………原田 早季子  41
大王陵と円筒埴輪
 - 古市古墳群の円筒埴輪1(埴輪検討会編年Ⅲ期の再検討)
   …………………………………………………上田 睦  61
古市古墳群における中型前方後円墳の埴輪生産
             ………………………木村 理  77
古墳時代中期における新池産埴輪の展開
  - 土室古墳群の検討から……………………花熊 祐基  91
薩摩古墳群と奈良盆地南縁地域の埴輪をめぐって
              …………………北山 峰生  107
西播磨における石見型埴輪について
        ……………………………………阿部 功 123
武器を担ぐ男性埴輪考
  -「胡弓弾埴輪」説の撤回 …………………小栗 明彦  135
東大阪市塚山古墳の埴輪の再検討
       ……………………………………原田 昌浩  141
近畿地方中枢部における家形埴輪について
           …………………………青柳 泰介  153
聖塚の円筒棺………………………………………永井 正浩 169


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【2020年6月9日】 【2020.6.14入荷】


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書籍番号 79363
書  名 窯跡研究 第4号
シリーズ
データ 2020年5月 A4
ISBN/ISSN
編著 窯跡研究会編集
出版年 2020年5月 
出版者 窯跡研究会
価格(本体) 2,400円

目 次

窯跡研究第4号の刊行にあたって
  ………………………………………………木立雅朗 (1)
論文

 炭窯で綴る木炭史……………………………藤原 学〈3)
 へラ記号論再考………………………………渡辺 一 (47)

対談記録
 胎士分析の目的と方法の研究史的再検討
  ―学問の伝統と一般性をめぐる紙上鼎談―
  …………………篠藤マリア・木立雅朗・余語琢磨 (67)


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【2020年6月5日】 【2020.6.5入荷】


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書籍番号 79326
書  名 纒向学研究 第8号
シリーズ (纏向学研究センター研究紀要)
データ 2020年3月 A4 114頁
ISBN/ISSN
編著
出版年 2020年3月 
出版者 桜井市纏向学研究センター
価格(本体) 1,500円

 【目次】

 序
 倭国における方形板石硯と研石の出現年代と製作技術  
                    柳田 康雄    1
 弥生墳丘墓における性差の認識と帰葬について
  一福井県小羽山墳墓群の事例から―  古川  登   67
 冠帽形埴輪について 
  一纒向遺跡出土冠帽形埴輪を中心に― 三沢 朋末   83
 「マキムク」地名小考         森  暢郎   95


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【2020年6月2日】 【2020.6.1入荷】


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書籍番号 79290
書  名 玉からみた古墳時代の開始と社会変革
シリーズ
データ B5 348頁 (精装)
ISBN/ISSN 978-4886218353
編著 谷澤 亜里著
出版年 2020年4月 
出版者 株式会社 同成社
価格(本体) 12,000円

 【内容紹介】

広域流通財としての玉類を精緻に分析し、その流通・消費
動態の具体像を復元しながら、古墳時代開始期における
急速な社会変革の様相を再検討する。巻末には西日本の
副葬された玉類を網羅した集成表も収載。

 【目 次】

第Ⅰ章 研究史と問題の所在
  第1節 研究史
  第2節 問題の所在

 第Ⅱ章 資料と方法
  第1節 資料
  第2節 方法
  第3節 理論

 第Ⅲ章 各器種の流通動態
  第1節 ガラス小玉・ガラス管玉
  第2節 「碧玉」製管玉
  第3節 各種勾玉
  第4節 その他の器種
  第5節 小結:各器種の広域流通動態と古墳時代の開始

 第Ⅳ章 セット構成からみた玉類の流通形態
  第1節 玉類の副葬形態
  第2節 玉群の種類構成

 第Ⅴ章 地域社会における玉類副葬
  第1節 弥生時代後期前半~中頃
  第2節 弥生時代後期後半~終末期
  第3節 古墳時代前期前半
  第4節 古墳時代前期後半
  第5節 玉類の入手・保有・副葬の具体像

 第Ⅵ章 玉類流通の具体像と古墳時代開始期の社会変革
  第1節 玉類の流通・消費様態の変遷
  第2節 玉からみた集団関係の変化とその意義

 終 章 玉からみた古墳時代の開始と社会変革

 附 表 弥生時代後期~古墳時代前期の玉類副葬集成


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【2020年5月21日】 【2020.5.20入荷】


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書籍番号 79308
書  名 古文化談叢 第84集
シリーズ
データ B5 148頁
ISBN/ISSN 1883-0676
編著 武末純一編集
出版年 2020年5月 
出版者 九州古文化研究会
価格(本体) 1,800円

【目次】

繩文文化解体期をめぐる土器資料群の研究2
―山陰中部域における“文様のない粗製深鉢群”の再検証(後篇)―
                      幸泉満夫……  1
漢三国西晋紀年鏡銘集成2019
 ―付録:紀年鏡銘と銘句の法則性について一 林 裕己…… 33
隠伎国4郡の郷(里)について         日野尚志…… 67
中国地方における中世製鉄遺跡の作業場    上栫 武…… 79
金官加耶の外来系威信財の受容と意味     沈 載龍…… 99
                   訳・肥田翔子・柳本照男
新羅蔵骨器の新資料の紹介       朴   成 南…… 133


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【2020年4月23日】 【2020.4.23入荷】


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書籍番号 79267
書  名 江戸時代における年代の判る罹災資料―中国陶磁と肥前陶磁の共伴資料を中心に―
シリーズ (第9回 近世陶磁研究会 資料)
データ A4 222頁
ISBN/ISSN
編著
出版年 2020年2月 
出版者 近世陶磁研究会
価格(本体) 2,500円

  【目次】

 長崎の寛文大火層出土陶磁を中心に ………………   1
    扇浦 正義(長崎市 文化財課)
    大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館)
 唐人屋敷跡出土の清朝陶磁中心の変遷 ……………  29
    扇浦 正義(長崎市 文化財課)
    大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館)
  清朝磁器の文様と銘の変遷 …………………………  91
    大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館)
    扇浦 正義(長崎市 文化財課)
  唐人屋敷跡出土陶磁の検討会
    大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館)

 【西日本】
 九州における年代の明らかな火災罹災資料 ……… 117
 ―人吉城跡「お下の乱」(1640)と府内城・城下町跡
 「寛保の大火」(1743)に伴う中国・肥前陶磁―
  山本 文子(佐賀県立九州陶磁文化館)
 西日本(九州以外)における年代の判る罹災資料
   ……………………………………………………… 137
 ―肥前陶磁器と中国磁器の共伴資料を中心に―
  赤松 和佳(伊丹市立博物館)

 【東日本】
 江戸時代における年代の判る罹災資料 …………… 181
 ―中国陶磁と肥前陶磁の共伴資料―(日本海側を中心に)
  髙島 裕之(専修大学)
 遺物の検討会  大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館)
 年代のわかる罹災資料(東日本の太平洋側の様相)  191 
 ―江戸を含む関東・甲信・東海地域―
  水本 和美(東京藝術大学)


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【2020年4月22日】 【2020.6.3入荷】


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書籍番号 79266
書  名 東と西の縄文社会 縄文後期社会構造の研究
シリーズ
データ B5 336頁 (精装)
ISBN/ISSN 978-4639026952
編著 福永 将大著
出版年 2020年4月 
出版者 株式会社 雄山閣
価格(本体) 14,000円

 【内容紹介】

日本列島における人類史の画期的なイベントである縄文時代
から弥生時代への変化の鍵を握る、縄文時代後晩期の社会
構造と、東日本と西日本の「縄文文化の東西差」発現メカニ
ズムの実態を、縄文土器の広域分布の変動や集団構成・生業
活動の詳細な検討から論考する。

 【目次】

の詳細な検討から論考する。 序章
第1章 研究の現状と課題
第1節 縄文時代後期社会に関する研究
第2節 縄文土器に関する研究:類似土器分布現象の分析と
    解釈
第3節 問題の所在:研究の到達点と課題
第4節 資料と方法
第2章 土器属性分析からみた縄文時代後期中葉における土器
    分布現象の実態
第1節 時間軸の構築:縄文時代後期中葉における土器の広域
    編年
第2節 抽出した土器分布単位の空間的検討
第3節 セリエーショングラフを用いた土器諸属性の空間的
    検討
第3章 縄文時代後期中葉における土器様式構造の時空間的
    動態
第1節 器種構成の時空間的動態の把握
第2節 土器様式構造の時空間的動態の把握:小地域ごとの検討
第4章 縄文時代後期における集団構成と居住生業活動の様相
第1節 東日本縄文後期社会の検討:関東地方
第2節 西日本縄文後期社会の検討:九州地方
第5章 胎土分析からみた縄文時代後期における土器伝播の
    実態
第1節 栃木県中根八幡遺跡出土縄文土器の分析
第2節 大分県中津市法垣遺跡出土縄文土器の分析
第6章  考察:縄文時代後期の社会構造と列島「東西差」発現
    メカニズム
第1節 土器からみた縄文時代後期中葉における集団関係の
    変動
第2節 「 縄文文化の東西差」発現メカニズムの実態:東西
    縄文後期社会のモデル化
第3節 縄文時代後期の列島史的位置づけ
終章


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【2020年4月22日】 【2020.4.22入荷】


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書籍番号 79265
書  名 先史学・考古学論究 Ⅷ 木下尚子先生退任記念
シリーズ
データ B5 270頁
ISBN/ISSN
編著 龍田考古会編集
出版年 2020年3月 
出版者 龍田考古会
価格(本体) 2,500円


 【目次】

 序 ……………………………………………… 杉井  健  ⅰ

         I. 貝を巡る考古学

 島における獣形貝製品の研究 …………山野 ケン陽次郎   1
 古墳時代中期における琉球列島産貝利用の諸相 
  ………………………………………………… 中村 友昭  17
 貝で作ったカツオ釣針 …………………………内田 律雄  31

         Ⅱ. 装身具の考古学

 九州における縄文時代早期の石製装身具小論 
    ………………………………………………… 大坪 志子   45
 上越市馬場遺跡出土の鉄針と砥石 ……………森  貴教   55
 琉球列島のサメ歯製品および模造品について 
   ……………………………………………………安田 未来  67
 ギリシア後期新石器時代における円筒状ビーズの素材選択
    …………………………………………………  山口 大介  83

         Ⅲ. 南島の考古学

 南島爪形文土器の研究 ………………………… 新垣  匠 97
 中津野式併行段階における広田遺跡と鳥ノ峯遺跡の集団関係 
    …………………………………………………  荒田 敬介 113
 奄美諸島における土師器模倣甕の出現と展開 
    ………………………………A5 頁……… 與嶺 友紀也 129
 カムィヤキの出土はなにを意味するのか
    -肥前西部地域での出土事例の検討- …柴田  亮 143
 沖永良部島のトゥール墓  ………………………森 幸一郎 171

         Ⅳ. 中国の考古学

 中国華北地域における細石刃石器群の出現と展開
     -最新動向の整理からみた諸問題- …芝 康次郎 189
 古代中国におけるタカラガイ模造品に関する研究 
    ……………………………………………………黄  訳民 201
 隋末・初唐期におけるソグド人墓の鏡
    -寧夏回族自治区固原の史氏を中心に- 
    ……………………………………………………南 健太郎 221
 遼・金・元・明・清代中国東北部の火打金 … 藤木  聡 231

 木下尚子先生 略歴・業績目録 …………………………… 245
編集後記


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【2020年4月20日】 【2020.4.18入荷】


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書籍番号 79254
書  名 九州の畝状竪堀の様相と年代(附別冊)(全2冊)
シリーズ (令和元年度 第6回九州城郭研究大会資料集)(北部九州中近世城郭研究会大会資料集第19集)
データ A4 160頁
ISBN/ISSN
編著 北部九州中近世城郭研究会編集
出版年 2019年12月 
出版者 北部九州中近世城郭研究会
価格(本体) 2,100円

 【目次】

ご挨拶 ………………………………………1
研究大会日程 ………………………………2
基調講演 ……………………………………3
「戦国社会と堅志田城」
    熊本大学永青文庫研究センター長 稲葉継陽教授 3
地域別報告 …………………………………11
 ①「筑前国の畝状竪堀」
       藤野正人(北部九州中近世城郭研究会会員) 11
 ②「豊前国に見る畝状空堀の様相」 
       中西義昌〈北九州市立自然史・歴史博物館学芸員) 36
 ③「大友氏と畝状竪堀」
              小柳和宏(北部九州中近世城郭研究会会員) 48
 ④「相良氏と畝状竪堀」
              鶴嶋俊彦(北部九州中近世城郭研究会会員) 62
 ⑤「恒吉城の畝状竪堀」
                橋口拓也〈鹿児島県曽於市教育委員会〉 72
 ⑥「長門・周防国の畝状竪堀」
               中村修身〈元山口県中近世城郭調査委員) 85
紙上報告 ……………………………………96
 ①「九州の畝状竪堀群-その概要と調査研究視点-」
                              岡寺良(九州歴史資料館) 96
 ②「佐賀県の畝状竪堀」
          田中健一郎〈北部九州中近世城郭研究会会員) 103
 ③「日向と大隅の畝状竪堀」
            鶴嶋俊彦〈北部九州中近世城郭研究会会員) 109
畝状竪堀を持っ城郭一覧表………………111
畝状竪堀を持つ城郭の分布図……………132
 福岡県 133
 佐賀県 134
 長崎県 135
 熊本県 136
 大分県 137
 宮崎県 138
 鹿児島県 139
出版物のご`案内 …………………………140


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【2020年4月16日】 【2020.4.16入荷】


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書籍番号 79251
書  名 茶席を彩る中国のやきもの
シリーズ
データ A4 139頁
ISBN/ISSN
編著 中之島香雪美術館編集
出版年 2019年5月 
出版者 公益財団法人香雪美術
価格(本体) 1,819円

本書は、2019年5月25日~8月4日にかけて開催された
展覧会の図録です。
公益財団法人香雪美術館は、朝日新聞社の創 業者である
村山龍平(1850-1933)が収集した 美術品を所蔵して
います。村山は茶の湯にも傾倒し、多くの茶器や懐石
道具を集めました。 今回、中之島香雪美術館では、
村山コレクションの中から、室町時代に舶来の茶器として
珍重された天目茶碗や青磁の花入、明時代末期の景徳鎮窯
で制作された「古染付」「祥瑞」とよばれる鉢や皿など、
茶席に彩りを添える中国陶磁102点を一堂に紹介しています。


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【2020年4月14日】 【2020.4.6入荷】


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書籍番号 79232
書  名 福岡大学考古学論集 3―武末純一先生退職記念
シリーズ
データ B5 749頁
ISBN/ISSN
編著 武末純一先生退職記念事業会編集
出版年 2020年3月 
出版者 武末純一先生退職記念事業会
価格(本体) 10,000円



 【内容紹介】

本書は2020年3月をもって福岡大学人文学部を退職される
武末純一先生への献呈論文集である。先生と親交のある日韓両国の
研究者が51名集い、旧石器時代から近現代、様々な地域・時代の
最新の成果を収録した。

 【目次】

祝辞                         李健茂
東北日本の稜柱系細石刃石器群            夏木大吾
石囲炉の一部抜取り-北部九州縄文後期を中心に-   小池史哲
青銅器時代アルプスのウシの利用           伊藤美紀
日本考古学における水路研究の手法―弥生時代~中世― 朝岡俊也
赤い甕棺-北部九州における弥生時代後半期の墓と
     赤色顔料の諸問題-              柴尾俊介
線刻をもつ紡錘車の時期的変遷とその特徴
    -福岡県における集成的研究-                  平尾和久
弥生時代の鯨骨製紡錘車について-壱岐島を中心に-  古澤義久
偏堡文化土器再論                  宮本一夫
「渡来人」の住居
  ~北部九州における粘土帯土器文化期の住居形態~ 山崎頼人
青銅器時代智佐里遺跡の様式編年
        -集落考古学の基礎研究-         安在晧
細形銅劍の機能と使用方法                趙鎭先
武末純一と鍛造鉄斧規格13㎝境界線            金在弘
南韓地域青銅器時代火葬墓に対する考察         金權九
靑銅器時代防禦集落で本首長の出現(原題一部ハングル) 裵德煥
福岡県における埴輪の配置-後期を中心に-       井上義也
群集墳としての横穴墓-遠賀川流域を中心として-   井上勇也
南部九州における古墳時代埋葬施設と「土器枕」
     -事例集成とその一考察-                  今塩屋毅行
装飾古墳における追葬時の追描の可能性について    宇野愼敏
九州の須恵器甕からみた地域性と地域間交流       太田智
無文当て具に関する覚書                亀田修一
筑後の横穴式石室墳-筑後型石室と八女型石室-     小嶋篤
新羅系文物からみた磐井の乱前夜
   -セスドノ古墳出土扁円魚尾形杏葉を中心に-  齊藤大輔
L型カマドの研究                  佐々木華子
古墳時代九州北部の排水溝付竪穴住居と渡来人      重藤輝行
ツカサマ古墳の研究                   神啓崇
日向の横穴式石室
 -地域性の発現と造営数に関する考察-       津曲大祐
筑前~筑後における古墳時代後期の土師器大型高坏     中島圭
コノマ遺跡群7号横穴墓出土の土製品           長安慧
滋賀県湖南地域の馬具生産の検討             西幸子
調整区のない横穴式石室の成立期について      土生田純之
「筑前國宗像郡津屋崎町發見」の双龍文透彫鏡板の検討 桃﨑祐輔
     -慕容鮮卑三燕・朝鮮三国・倭国をつなぐ金工の系譜-
三国時代小型鉄器と縮小模型鉄器を通じてみた交流
(原題ハングル)                                     李東冠
榮山江流域 馬韓 墳墓 儀禮 小考      李暎澈・韓玉珉
釜山蓮山洞古墳群出土甲冑甲冑義性格と意味
(原題ハングル)                                     金赫中
百済横穴墓の特徴と意味について            金洛中
慶尚北道の円形増築墳                 曺永鉉
宜寧景山里M2号墳の構造と性格についての研究      柳昌煥
八幡大塚2号墳耳飾についての検討            李漢祥
7世紀の土坑墓
 -北部九州における古墳時代終焉の一様相-          上田龍児
豊前・延永ヤヨミ園遺跡と古代草野津          下原幸裕
大宰府の瓦生産についての一考察
 -老司瓦窯跡を中心に―                      比嘉えりか
中世後半期以前の豊後府内
 -豊後府内形成過程における基礎的研究-             長直信
西海道 夜須郡「隈埼駅」を探る
     -筑前町八並遺跡・松崎遺跡は古代駅家か-    山内亮平
戦国期豊後国における京都系土師器の展開      五十川雄也
豊前国周辺の石灰岩製石造物             西田尚史
熊本における中世宝篋印塔の様相
 ―宇土半島以北を中心として―                   藤島志考
作家松本清張の作品が描き遺す考古学の時代性
     -遺跡・遺物・探査との距離感-               大津忠彦
ドキドキ(土器土器)日本史
 ~実物教材を活用した授業実践~                三好千絵
喜界町高倉文様めぐり                安武憲史


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【2020年3月19日】 【2020.4.2入荷】


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書籍番号 79197
書  名 中世考古〈やきもの〉ガイドブック
シリーズ
データ A5 180頁 カラー口絵31頁
ISBN/ISSN 978-4787720061
編著 浅野晴樹著
出版年 2020年4月 
出版者 新泉社
価格(本体) 2,500円

中世遺跡から多量に出土する陶磁器をどのように見るか、
陶磁器からどんなことがわ
かるかを解説した考古学入門書


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【2020年3月3日】 【入荷】


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書籍番号 79148
書  名 古代九州と東アジア Ⅲ
シリーズ
データ B5 784頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218360
編著 小田富士雄著
出版年 2020年2月 
出版者 株式会社 同成社
価格(本体) 20,000円

 九州から東アジアにかけて、豊富な現地調査と緻密な
論究を積み重ねてきた著者の永年にわたる研究の集大成。
対馬・壱岐の古墳と山城、沖ノ島祭祀遺跡、古代大宰府
などに関する新たな研究成果も収録する。

第1部 原始~古代
 第1章 石庖丁と稲作伝来
 第2章 西日本先史時代の祭祀儀礼
        ―近年の弥生時代調査事例から―
 第3章 九州における横穴式石室の導入
 第4章 肥前・唐津地方 古墳時代の遺跡概要
 第5章 肥前・横田下古墳
 第6章 豊前・福智町城山横穴群の国史跡指定にあたって
 第7章 北九州市日明・一本松塚古墳
 第8章 筑後・岩戸山古墳
 第9章 筑後・小郡市・花立山穴観音古墳
 第10章 筑前・宮地獄古墳 
 第11章 筑前・竹原古墳の発見から調査研究の現在
 第12章 考古資料にみる大陸系葬・祭の思想
         ―古墳壁画から墓誌へ―
 第13章 南九州の地域性と文化を語る
 第14章 薩摩・天辰寺前古墳石室考
 第15章 日向における須恵器窯跡調査の成果
         ―故石川恒太郎先生の業績に寄せて―
 第16章 神籠石研究の成果と課題―神籠石と古代豊前国―
 第17章 肥前・帯隈山神籠石
 第18章 太宰府市・原遺跡出土の銭弘俶銅塔隈飾来歴考
 第19章 国府・国衙調査の成果と展望
 第20章 石人石馬実測集成・筑後篇(石人石馬研究会編)

第2部 対馬・壱岐の古墳と山城
 第1章 対馬の終末期古墳と金田城
 第2章 対馬・金田城の築城とその背景
 第3章 矢立山古墳群とその周辺
         ―故永留久恵先生の業績にふれて―
 第4章 古墳時代の北部九州と壱岐島・序説

第3部 宗像・沖ノ島古代祭祀遺跡
 第1章 沖ノ島祭祀遺跡の再検討1
         ―4~5世紀宗像地方との関連で―
 第2章 沖ノ島祭祀遺跡の再検討2
 第3章 沖ノ島祭祀遺跡の再検討3
 第4章 沖ノ島祭祀遺跡の再検討4
         ―宗像・沖ノ島祭祀遺跡の調査と成果―
 第5章 国際学術研究・沖ノ島祭祀遺跡の再検討
 第6章 沖ノ島祭祀遺跡発見の石製腕飾1
 第7章 沖ノ島祭祀遺跡発見の石製腕飾2
 第8章 世界遺産・沖ノ島の考古学調査

第4部 古代大宰府―大宰府都城の成立と関連社寺―
 第1章 総説・大宰府都城制の成立
 第2章 白村江戦の戦後処理と国際関係
 第3章 大宰府都城の形成と律令体制
 第4章 大宰府都城Ⅰ期軒丸瓦考
 第5章 成立期大宰府都城調査の成果と検討
 第6章 筑紫・観世音寺通史
 第7章 古代信仰遺跡としての宝満山
 第8章 大宰府防衛体制の整備
 第9章 水城の築堤と構造
 第10章 基肄城跡
 第11章 私と大野城・基肄城史跡

第5部 学会史・文化財調査史
 第1章 九州考古学会70年―編年史風概説―
 第2章 九州考古学会史資料(未完)
 第3章 九州地方文化財保護の回顧と現在

第6部 研究余滴・追悼記
 第1章 武蔵寺経塚群の調査を終わって
 第2章 中国の歴史博物館―華北の旅から―
 第3章 「大王のひつぎ」実験航海の意義
 第4章 沖ノ島古代祭祀の再検討
 第5章 対馬市・矢立山古墳群の調査・整備を回顧して
 第6章 私の考古学研究室助手時代
 追悼記 1~6

 小田富士雄先生と韓国考古学(鄭澄元)

 小田富士雄先生の考古学と私(亀田修一)


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【2020年3月3日】 【入荷】



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書籍番号 79165
書  名 古墳時代の須恵器と地域社会
シリーズ
データ B5 296頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86445-122-2
編著 藤野一之著
出版年 2019年12月 
出版者 六一書房
価格(本体) 10,000円

【内容簡介】

 朝鮮半島から伝播した新来の文化である須恵器が、
古墳時代後期の地域社会にどのように受容され使用されたのか。
関東地方における須恵器生産からその様相を探求する。
 「須恵器生産と工人集団」、「須恵器からみた地域間交流」、
「古墳における土器の使用と葬送儀礼」という主に3つの視点から、
地域社会における古墳時代須恵器の受容と展開、さらにはその
社会構造についても検討する。須恵器窯の窯構造の系譜や工人集団、
集落や古墳などの消費地から出土する須恵器の状況、消費地から
みた須恵器供給の重層性などについて論じることで、古墳時代に
おける関東地方の社会の特質についても明らかにする。
(駒澤大学博士論文に加筆刊行)

【目 次】
序 章 本書の目的と研究の視点
第1章 地域社会における須恵器の受容
  第1節 研究史
  第2節 須恵器からみた中・後期の暦年代
  第3節 関東地方における須恵器生産の開始
第2章 関東地方における須恵器生産の展開
  第1節 群馬県における古墳時代須恵器編年
  第2節 北関東型須恵器の成立と展開
  第3節 群馬県における須恵器生産の拡大と工人集団の多様化
  第4節 北関東型須恵器からみた関東地方の須恵器生産
  第5節 地方窯における須恵器生産と供給圏
第3章 須恵器からみた地域間交流
  第1節 群馬県・埼玉県出土の東山窯産須恵器
  第2節 山梨県からみた須恵器供給と地域間交流
  第3節 古墳出土須恵器の生産地と地域間交流
第4章 古墳における土器の使用と葬送儀礼
  第1節 横穴式石室の導入と土器使用の変遷
  第2節 土器からみた埼玉古墳群の葬送儀礼とその特質
  第3節 土器からみた儀礼様式と金鈴塚古墳
終章 須恵器からみた関東地方の古墳時代


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【2020年3月3日】 【入荷】


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書籍番号 79144
書  名 土器からみた3世紀の播磨
シリーズ (第20回播磨考古学研究集会の記録)
データ A4 116頁
ISBN/ISSN
編著 第20回播磨考古学研究集会実行委員会編集
出版年 2020年2月 
出版者 第20回播磨考古学研究集会実行委員会
価格(本体) 1,500円

◎基調講演
 土器の動き、人の動き
 ―古墳出現期の地域社会とヤマト王権―(森岡秀人)

◎報 告
 千種川流域の様相(山中良平)
 揖保川流域における他地域系土器の様相(堀 寛之)
 市川流域における他地域系土器(渡瀬健太)
 加古川流域における庄内式土器の様相(藤原光平)
 明石川流域(多賀茂治)

◎シンボジウム
 土器からみた3世紀の播磨
  コ一ディネータ一:森岡秀人
  進 行:荒木幸治
  パネラ―:報告者5名


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【2020年3月3日】 【入荷】


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書籍番号 79116
書  名 ヤマト王権の古代学―「おおやまと」の王から倭国の王へ
シリーズ
データ A5 270頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2002-3
編著 坂 靖著
出版年 2020年2月 
出版者 新泉社
価格(本体) 2,500円

 【内容紹介】

ヤマト王権はいかにして成立したか? 考古学の成果から、奈良の
地域集団がヤマトに王権を確立し、倭国の王となってゆく過程を
たどる。
弥生時代に、奈良盆地でもっとも高い生産力をもった地域集団は、
古墳時代におおやまとの支配を実現し、王権を確立した。
そして、しだいにその支配領域を拡大し、5世紀には倭国の王となり、
6世紀に王と有力氏族による権力の仕組みを完成させた。
ヤマト王権とは何か。その軌跡を追究する。 


 【目次】

序 章 ヤマト王権とは何か
第1章 神武天皇と「闕史八代」
第2章 中国の史書にあらわれた倭国
第3章 倭国分立の時代のヤマト
第4章 邪馬台国の所在地
第5章 ヤマト王権の誕生
第6章 「おおやまと」の王墓
第7章 ヤマト王権と三角縁神獣鏡
第8章 ヤマト王権と有力地域集団
結 章 ヤマトの王から倭国の王へ


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【2020年3月3日】 【入荷】


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書籍番号 79152
書  名 海上他界のコスモロジー 大寺山洞穴の舟葬墓
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 142)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4--7877-2032-0
編著 岡本 東三著
出版年 2020年3月 
出版者 新泉社
価格(本体) 1,600円

 【紹介文】

亡くなった人は海の彼方にある他界へと舟にのり旅立つ……。
そんな日本列島に深く刻み込まれたイメージそのままに、
丸木舟に亡骸を埋葬した痕跡が千葉県館山市の洞穴で
みつかった。縄紋時代の洞穴利用と古墳時代の舟葬墓の発掘
調査から、海の民の他界観を追究する。

 【目次】

第1章 海からのまなざし
 1 「海の日本」と天鳥船
 2 房総の海
 第2章 海進と隆起のはざまで
 1 安房の海が動く─海進・海退─
 2 安房の陸が動く─隆起・沈降─
第3章 房総半島の洞穴に太古を求めて
 1 洞穴遺跡調査の歴史
 2 海食洞穴遺跡
 第4章 大寺山洞穴の縄紋人
 1 大寺山洞穴の位置と立地
 2 大寺山洞穴遺跡を掘る
 3 生活空間と埋葬空間の混在
 4 漁労生活の前線基地
 第5章 古墳時代の舟葬墓
 1 舟棺の検出状況
 2 華麗なる副葬品
 3 海人族の首長墓
 4 列島にひろがる洞穴墓
 第6章 舟葬と海上他界
 1 海上他界観
 2 古典にみる他界と天鳥船
 3 舟葬論争とその展開
 4 天鳥船はどこへ行く
 5 「地域」から「世界」へ


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【2020年3月3日】 【入荷】


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書籍番号 79153
書  名 東京下町の前方後円墳 柴又八幡神社古墳
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 143)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2033-7
編著 谷口 榮著
出版年 2016年3月 
出版者 新泉社
価格(本体) 1,600円

 【紹介文】

映画『男はつらいよ』で有名な東京都葛飾区柴又で、まるで
「寅さん」のような帽子をかぶった人物埴輪がみつかった。
古墳の石室を造る石などない、人など住んでいなかったと
思われた東京低地に、なぜ前方後円墳が造営されたのか、
なぜ寅さん埴輪が出土するのか、古墳時代の東京下町を見直す。

 【目次】

第1章 寅さんが出土した?
  1 「寅さん埴輪」の出土
  2 江戸・東京の下町と東京低地
  3 東京低地の生活
第2章 柴又八幡神社古墳の発掘
  1 柴又の鎮守様
  2 古墳の発見
  3 社殿改修と調査
  4 市民と共同の学術調査
第3章 あらわれた前方後円墳
  1 景観の復元
  2 墳丘の確定
  3 石室の推定
第4章 「寅さん埴輪」と被葬者
  1 円筒埴輪と形象埴輪
  2 柴又八幡神社所蔵資料
  3 祭祀の痕跡
  4 被葬者をさぐる
第5章 東京下町の古墳時代
  1 下総台地南西部勢力の進出
  2 渡来文化の波及
  3 ヤマト王権と東京低地
  4 地域性・交流・境界性


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【2020年3月3日】 【入荷】


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書籍番号 79117
書  名 縄文ムラの原風景 御所野遺跡跡から見えてきた縄文世界
シリーズ
データ A5 94頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-1992-5
編著 御所野縄文博物館編
出版年 2020年2月 
出版者 新泉社
価格(本体) 1,600円

 【内容紹介】

岩手県一戸町の台地にある御所野遺跡は、縄文時代中期後半に
約800年続いたムラの跡である。ここでわかった新たな縄文人の
世界を、最新の研究成果からみていく。


 【目次】

●ムラをとりまく自然環境
   01 豊かな自然環境の誕生
   02 御所野の大地

●ムラのくらし
   03 御所野縄文ムラの土器
   04 土器をつくった粘土
   05 矢じりづくりと珪化木
   06 アスファルトを使っていた
   07 植物利用の姿がみえてきた
   08 土屋根の住居
   09 列島各地との交流

●ムラの移り変わり
   10 ムラのはじまり
   11 中央に環状集落が
   12 祈りとまつりのムラへ

●祈りとまつり
   13 配石遺構の出現
   14 土偶は何に使われたのか
   15 イエを焼く祭祀
   16 山と石への祈り
   17 木の実を焼く祭祀
   18 動物の骨を焼く祭祀

●見えてきた縄文世界
   19 見えてきた縄文世界
   20 北の縄文と御所野遺跡


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【2020年3月3日】 【入荷】


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書籍番号 79133
書  名 古墳時代の装飾馬具生産体制
シリーズ
データ B5 216頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639026709
編著 古川 匠著
出版年 2019年10月 
出版者 雄山閣
価格(本体) 10,000円

【内容簡介】

金工品の一種である装飾馬具。
古墳時代における装飾馬具の国内生産体制を解明する過程で、
馬や装飾馬具の導入に際して日本列島に大きな影響を及ぼして
いた朝鮮半島南部や中国対大陸東北部を中心とする国際関係や、
飛鳥時代の初期造仏集団との関わりを明らかにする。

【目次】

序 章 本書の目的と意義

第1章 装飾馬具生産と初期造仏活動の研究史
         装飾馬具生産の研究史/古墳時代手工業生産の研究史
     /初期造仏活動の研究史/研究の課題

第2章 研究の視点
         研究の視点の設定/繋に装着される装飾馬具の分析/
     タガネ彫の分析/金工品の成形技法と金属素材の分析

第3章 装飾馬具生産の開始と確立
         装飾馬具生産の開始/4、5世紀の東アジア世界の
         金工品との対比

第4章 装飾馬具生産の展開
         装飾馬具生産の拡大/A群馬具とB群馬具の並立/
         6世紀の東アジア世界の金工品との対比

第5章 装飾馬具生産の変質と初期造仏活動
         A群・B群馬具の変容と統合/C群馬具の展開/装飾付
         大刀生産体制との対比/7、8世紀の東アジア世界の
         金工品との対比

終章 結論
         装飾馬具生産体制の形成と発展(第1期から第3期)/
         装飾馬具/生産体制の展開と変質(第4期から第6期)/
         装飾馬具生産体制の転回と終焉(第7期から第11期)/
         装飾馬具生産体制と初期造仏活動

参考文献・図出典/索 引


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【2020年3月3日】 【入荷】


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書籍番号 79135
書  名 馬の考古学
シリーズ
データ B5 334頁
ISBN/ISSN 978-4639026808
編著 右島 和夫編著
出版年 2019年11月 
出版者 雄山閣
価格(本体) 7,600円

馬考古学の研究成果を凝縮した決定版。

最初に日本列島にきた馬はどんな馬だったのか。
馬はどう飼育・活用され、どのような馬文化が
生まれたのか。馬の登場が日本の歴史に与えた影響とは?
馬具や文献に加え、近年出土した馬そのものの分析も
進んでいる。5世紀から6世紀にかけての地域・時代の様相、
馬と関わる人々の生活を含めた多角的な論考をそろえ、
各遺跡や調査、分析のコラムも充実。

 【目次】

第1章 馬が渡来した時代
総論 群馬発「馬の考古学」
    ―古墳時代馬匹生産の原風景―……右島和夫
日本に伝えられた馬文化……千賀 久
古墳時代における日朝関係の概観……高田貫太
5~6世紀の日本列島における韓半島系資料と意味……洪?植

第2章 東アジアの馬文化
東アジアにおける馬文化の東方展開……諫早直人
中国古代の馬文化……菊地大樹
コラム ウマとマメ……菊地大樹
百済社会における馬匹の飼育と使用……権五栄
新羅・加耶の馬文化……李炫?
コラム 九州島における馬文化の受容……桃﨑祐輔
コラム 日本列島に馬が渡来したのはいつか……積山 洋

第3章 畿内に定着した馬文化
生駒山西麓の馬飼い……野島 稔
コラム 河内の馬飼と近都牧……佐藤健太郎
コラム 蔀屋北遺跡からみた馬飼い……宮崎泰史
ヤマトの手工業生産と馬……青柳泰介
コラム 藤原宮造営と馬……山崎 健
紀伊における馬文化―生産遺跡との関わりから―……田中元浩
河内・大和の動物供犠と斃馬処理……丸山真史
コラム 日下貝塚の埋葬馬と古墳時代の遺物……藤田道子

第4章 開拓される東国の馬産地
古墳時代における古東山道の成立と馬……右島和夫
上毛野における古墳時代の馬生産……若狭 徹
黒井峯遺跡にみられる馬と人との関わり……深澤敦仁
コラム 金井遺跡群の調査と馬文化……杉山秀宏
コラム 古人骨からよみがえる金井遺跡群の人々
              ……舟橋京子・米元史織
史料から見た古代上野国の馬と牧……前澤和之
伊那谷の古墳と馬飼い……渋谷恵美子
コラム 北信の渡来系文物と馬文化……山本孝文
東海における古墳時代の馬文化の様相……大谷宏治
南東北の馬文化……堀 哲郎

第5章 遺跡から出土する馬とその足跡
動物考古学による古墳時代のウマ研究……丸山真史・覚張隆史
コラム 救出された蔀屋北遺跡の埋葬馬……宮崎泰史
コラム 蔀屋北遺跡の馬の復元と活用
 ―切り取り遺構から骨格復元、そして成体馬へ― …小浜 成
東国の古墳時代馬……植月 学
コラム 中国古代馬のDNA分析……菊地大樹
山災害遺跡から探る古墳時代馬の生態……石井克己
コラム 馬を飼い・馬を養う……中川 剛
コラム 蹄跡から探る古墳時代馬の実像……田村 孝

第6章 馬をとりまく人々の動き
河内・上毛野における農耕と馬……大庭重信
コラム 群集墳からみた馬……飯田浩光
鍛冶を担う人々
   ―鍛冶遺跡出土の金属製馬具を中心に―……真鍋成史
古墳時代の製塩土器と集落……入江文敏
畿内の外来系土器……中野 咲
コラム 馬形埴輪と馬飼形人物埴輪……辻川哲朗


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【2020年1月14日】 【入荷】


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書籍番号 79061
書  名 九州考古学 第94号
シリーズ
データ B5 166頁
ISBN/ISSN 0387-7078
編著 九州考古学編集幹事
出版年 2019年11月 
出版者 九州考古学会
価格(本体) 2,500円

                  
            目 次
論文
 無文土器系土器と集団
   ―三国丘陵における土器生産からみた日韓交流―
                    山崎 頼人   1
 古墳時代後・終末期における武装具保有の実態
  ―境界領域としての北部九州―              
                    齊藤 大輔  27
 北部九州の砂鉄の特性からみた
 製鉄~鍛治関連遺物の特徴および鍛治原料の朧について    
                    鈴木 瑞穂  49
 九州における銅製経筒の分類と編年             
                    下釜菜々子  65
 長崎市唐人屋跡2012年度調査における出土資料についての
 再検討               小田木富慈美  87
研究丿ート
 福岡県内における古代出土土馬について           
                    西江 幸子 109
資料紹介
 福岡県遠賀郡芦屋町山鹿貝塚採集の人骨・貝輪資料
  一船津常人氏収集資料〈2)―         
              福氷 将大・舟橋 京子 121
 髙野山奥之院筑前黒田家大名墓の石塔群           
                    木下 浩良 133
令和元年度 九州考古学会総会研究発衷要旨      145
九州考古学会賞規程                 155
第12回九州考古学会賞・九州考古学会奨励賞について  
                九州考古学会事務局 156
平成30年度 九州考古学会総会の概要         158
令和元年度 九州考古学会・山口考古学会合同研究大会 159
長埼県庁舎跡地に所在する遺跡の調査と保存に関する要望書
 ・回答                      161
『九州考古学』執筆要項               165
雑誌『九州考古学』における著作権の取り扱いについて 166


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【2020年1月14日】 【入荷】


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書籍番号 79062
書  名 令和元年度九州考古学会総会研究発表資料集
シリーズ
データ A4 114頁
ISBN/ISSN
編著 九州考古学会編集
出版年 2019年11月 
出版者 九州考古学会
価格(本体) 1,500円

                 目 次

口頭発表
────────────────────────────
倭国における方形板石硯と研石の出現年代と製作技術
               --------------柳田康雄…  1
古墳時代における「板石硯」の展開について(予察)-
                ------------久住 猛雄… 14
沖縄県の災害と遺跡‐沖縄戦の被害と自然災害‐ 
                            ----------------亀島慎吾… 24
慶州博物館の地震対応 -----------------------…田孝秀… 34
                   翻訳 古澤義久… 44
熊本県における古墳の復旧と維持管理の取り組みについて
                                  ……………木村龍生… 53
鹿児島県における災害と文化財……………………森幸一郎… 60
小部遺跡第 19 次調査の発掘調査成果
                ………弘中正芳・甲斐安寿生・矢部翔平… 70
箱崎地区における元寇防塁の構造と立地環境
   三阪一徳・齋藤瑞穂・福永将大・谷直子・宮本一夫… 80
九州キリシタン墓碑と十字架文-島原半島を中心に- 
                                ………………秋田雄也… 90
弘津金石館の研究―先ツ來リテ考古學ノ趣味ヲ解セラレヨ― 
                                      ………北島大輔…100

ポスターセッション
────────────────────────────
「島の戦争」の記録・継承・活用 
              ……………石田智子・兼城糸絵・佐藤宏之…110
熊本県玉名市大原(おおばる)遺跡の発掘調査―出土遺物から
見た地理的位置付け― -----------------------中村安宏…112

 


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【2020年1月14日】 【入荷】


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書籍番号 79059
書  名 九州旧石器 第23号 西北九州産黒曜石原産地研究の諸問題
シリーズ
データ A4 99頁
ISBN/ISSN
編著 越智睦和(佐賀県旧石器文化談話会)編集
出版年 2019年11月 
出版者 九州旧石器文化研究会
価格(本体) 2,700円

             目 次

1.西北九州産黒曜石原産地研究の諸問題
        (第45回 九州旧石器文化研究会予稿集)

〔研究発表要旨]

一本 尚之 「腰岳黒曜石原産地について」………………  1
川内野 篤・山下 祐雨・桝田 裕三 
 「長崎県佐世保市針尾島周辺の黒曜石原産地について」
                  …………………… 13
越知 睦和 「椎葉川産黒曜石とその原産地について」… 31
隅田 祥光 「黒曜石原産地研究の国際ネットワーク化
  ~日本海西南沿岸地域の黒曜石原産地研究のレピュー~」
                  …………………… 41

2.九州・沖縄各県の調査・研究動向(2019年1月~2019年10月) 
                  …………………… 49
髙橋 愼二   「福岡県の動向」
越知 睦和   「大分県の動向」
伊達 惇一朗  「佐賀県の動向」
岩谷 史記   「熊本県の動向」
辻田 直人   「長崎県の動向」
松本  茂   「宮崎県の動向」
馬籠 亮道   「鹿児島県の動向」
大堀 皓平   「沖縄県の動向」

3.九州旧石器文化の研究

芝 康次郎・片多 雅樹「腰岳山腹採集石器の黒曜石産地分析」
                 ……………………… 61
大屋 道則・坂下 貴則 「黒曜石の産地推定を巡る問題」
                 ……………………… 71
箕田 秀義・吉丸 晴信・川道 寛・髙橋 愼二 
    「糸島地域の旧石器時代」………………………… 75
寒川 朋枝 「小型台形石器の投射・使用実験について」
                ………………………… 83


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【2019年12月19日】 【入荷】


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書籍番号 79017
書  名 関西近世考古学研究 26 近世町人の食文化
シリーズ (2019年 関西近世考古学研究会 第30回大会)
データ A4 124頁
ISBN/ISSN
編著 関西近世考古学研究会編集
出版年 2019年12月 
出版者 関西近世考古学研究会
価格(本体) 2,000円

【目次】

講演
近世における動物質食料からみた食生活
   ~動物考古学による視点から~ ‥ 丸山 真史    1
報告
広島県(賀茂台地)における近世町人の食文化の一例
                 …… 石垣 敏之   13
近世の食文化 一大坂城下町とその周辺の事例― 
                ……… 安岡 早穂   27
京城の町人と公家の事例…………………… 加藤 雄太   37
出土資料から見た近世富山城下町の貪文叱
            …………………納屋内 高史   49
遺物からみる近世小田原宿の食文化 …… 藤掛 泰尚   63

誌上報告
萩城下富裕層町人の家財
   ~萩城跡(外堀地区)の発掘調査から~ 
               ………… 柏本 秋生   87
桑名城下町の食を考える―土器と動物遺体の検討から― 
           ………… 須藤 梢・斉藤 理   97

特別寄稿
唐人屋敷跡の発掘調査をめぐる問題 
   ―整地層下出土遺物の廃棄年代ほか― 
              …………… 扇浦 正義  111


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【2019年12月19日】 【入荷】


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書籍番号 79018
書  名 中近世土器の基礎研究 27 
シリーズ (中世土器・陶磁器研究の課題)
データ B5 107頁
ISBN/ISSN
編著 日本中世土器研究会編集
出版年 2019年11月 
出版者 日本中世土器研究会
価格(本体) 3,000円

                   目 次

中世土器・陶磁器研究の課題と新概説書の刊行にむけて
                   ……中井 淳史    1

〈特集 中世土器・陶磁器研究の課題〉

平安京左京内膳町跡の土師器皿 ………………伊野 近富     5
かわらけの中世、かわらけの鎌倉 ……………馬淵 和雄    19
鎌倉出土貿易陶磁器の研究史 …………………松吉里永子    39
鎌倉における土器(かわらけ)一括廃棄例と貿易陶磁器
   ─大倉幕府周辺遺跡群の事例から─ …押木 弘己    55
消費地からみた暦年代
      ─瀬戸・美濃窯産陶器大窯編年を中心に─
               ………………鈴木 正貴    67
中世土器研究における胎土分析
      ─蛍光X線分析法による分析事例から─
                …………………白石  純    79

〈投稿論文〉
肥前西部地域における中世土師器の編年試案
             ……………………柴田  亮    91
研究会記録……………………………………………………   107


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【2019年12月19日】 【入荷】


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書籍番号 79027
書  名 柱状高台土器を考える
シリーズ (第38回 中世土器研究会)
データ A4 112頁
ISBN/ISSN
編著 日本中世土器研究会編集
出版年 2019年11月 
出版者 日本中世土器研究会
価格(本体) 2,000円

           目 次

柱状高台土器の再検討―山陰地域の視点から― 
                 ……八峠 興   1
東北地方における柱状高台供膳具 ……福島 正和  21
南関東と周辺地域の柱状高台土器
  一駿河・伊豆・相模・武蔵一 ‥‥ 押木 弘己  33
甲信 一柱状高台土器の変遷とその背景― 
               ………網倉 邦生  55
北陸における柱状高台土器の出現と展開 
              …………向井 裕知  69
四国 ………………………………………首藤 久士  83
京都の柱状高台土器 一白色土器について― 
                …… 新田 和央  99


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【2019年12月16日】 【入荷】


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書籍番号 79009
書  名 官衙・集落と大甕 第22回古代官衙・集落研究会報告書
シリーズ (奈良文化財研究所報告 第23冊)
データ A4 316頁
ISBN/ISSN 978-4-87808-163-0
編著 奈良文化財研究所編
出版年 2019年12月 
出版者 (株)クバプロ
価格(本体) 3,500円

今回の研究集会では官衙・集落から出土する遺物のうち大型甕
(須恵器甕)を扱う。大型甕は大容量の貯蔵専用器として食器類とは
異なる特性を有する器種である。
製作・運搬にコストがかかるものの、官衙や集落での営みに必要な
道具のひとつであった。官衙では集中的に出土する事例や甕据付建物の
存在など、貯蔵用・醸造用として使用されていたことがわかる。
いっぽう一般集落では多量に出土するものではないが、貯水容器として
の使用が推測されるとともに、集落における共同飲食儀礼において準備
された酒の醸造・貯蔵にも使用されていた可能性がある。
今回の研究集会では、このような大型甕の製作・流通・使用・廃棄の
実態についてあきらかにし、その歴史的な位置づけを試みたい。
 大型甕は破片で出土することが多く、扱いの難しさから従来調査・
研究の対象として注目される機会が少なかった。しかし、大型甕は製作
から使用・廃棄に至る痕跡をとどめており、出土状況をふまえることで
遺跡の性格づけにも関わる貴重な情報を内包した遺物と考える。
大型甕の検討により、古代の官衙や集落の新たな側面について迫りたい。
 
Ⅰ 報 告……………………………………………………………     9

宮都における大甕………………………………………小田 裕樹    10
北陸における官衙・集落と大甕 
 ―分析・理解に向けての視点と事例を中心として― 
                    ………川畑  誠    33
古代の地方官衙・集落・寺院と大甕…………………田中 広明    79
長岡京の甕据付建物について…………………………木村 泰彦   107
大甕の生産・流通の変遷について
 ―垂下形縁帯状口縁をもつ大甕を中心に― ……木村 理恵   123
大甕を使う―文献史料に見える「甕」とその用法 
                  ……………三舟 隆之   135

Ⅱ 討 議
資料編
遺跡目次………………………………………………………………   177
凡 例…………………………………………………………………   178
Ⅰ 宮 都……………………………………………………………   179
Ⅱ 官衙・集落・その他……………………………………………   251
 参考資料……………………………………………………………   284
Ⅲ 表…………………………………………………………………   293
 表1 遺構一覧 ……………………………………………………   294
 表2 文献一覧 ……………………………………………………   301
 表3 掲載図出店一覧 ……………………………………………   304
遺跡目次(掲載図版付き)…………………………………………   308


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【2019年12月11日】 【入荷】


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書籍番号 79007
書  名 【品切】古代武器研究 Vol.15
シリーズ
データ A4 161頁
ISBN/ISSN 1346-6313
編著
出版年 2019年12月 
出版者 古代武器研究会
価格(本体)

                    目 次

  第15回「古代武器研究会」の開催にあたって
       田中 晋作 古代武器研究会代表幹事 ………  2
【論文】

 武器多量埋納古墳と政権 高橋 工 (一財)大阪市文化財協会 
                        …………  5
 5世紀代における朝鮮半島南部地域と倭の交渉
             趙 晟元 韓国 釜慶大学校博物館
           【翻訳】松永 悦枝 奈良文化財研究所
                        ………… 17 
 韓国の帯金式板甲    呉 光變 鱒国 蔚山文化財研究院 
              【翻訳】金 宇大 滋賀県立大学
                        ………… 55
 埋葬施設から見た古墳時代中期の政権構造 
                          太田 宏明 河内長野市教育委員会 
                        ………… 69
 鉄製農工具を通してみた古墳時代中期の日韓交渉
                           李 束冠 韓国 国立慶州博物館                       
           【翻訳】平郡 達哉 島根大学法文学部
                       …………… 87
  中期畿内政権の九州地方経営戦略 
               藤田 和尊 …………………109
 【追加資料】朝鮮半島南部における中期型甲冑出土古墳の性格
                              藤田 和尊 …………………121
【総合討議】 ………………………………………………………125

 嶺南地域原三国期鉄剣・環頭刀の地城別展開過程
               林 暎希 国立大邱博物館 139
           【翻訳】平郡 達哉 島根大学法文学部
                        竹中 優海 島根大学法文学部卒業生


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【2019年12月11日】 【入荷】


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書籍番号 79006
書  名 第16回 古代武器研究会発表資料集
シリーズ
データ A4 122頁
ISBN/ISSN
編著 古代武器研究会・山口大学考古学研究室編集
出版年 2019年12月 
出版者 古代武器研究会・山口大学考古学研究室
価格(本体) 1,300円

  弥生時代後半期における金属製武器の普及と防御施設

【特別講演】
 禰冝田 佳男 「弥生時代の鉄器化、防御集落、
        武器所有を考える」    ……………  1

【研究報告】
 立谷 聡明 「九州地方における鉄製武器の普及
         ―刀剣・戈・有孔鏃を中心として―」
                       ……… 15
 山崎 頼人 「九州地方における防御集落の展開
       ―弥生集落・社会からみた「たたかい」の
       実像―」           ………… 41
 ライアン・ジヨセフ
      「近畿・中四国における鉄製武器の普及と
       防御集落」        ……………… 55
 林  大智 「日本海沿岸地域における鉄製武器の普及
        と防御集落
       ―舶載大型武器の受容と遣跡群の形成―」 79
 杉山 和徳 「関東地方における鉄製武器の普及と防御集落
         ―刀剣類と環濠集落を中心に―」…… 93


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【2019年12月11日】 【入荷】


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書籍番号 79001
書  名 中国考古学 第19号
シリーズ
データ B5 249頁
ISBN/ISSN 1349-0249
編著 日本中国考古学会編集
出版年 2019年11月 
出版者 日本中国考古学会
価格(本体) 4,000円

論 説
 シンボジウム
  2018年度大会特集テーマ
   新中国における日中考古学交流と第一次留学生
    ―橿原考古学研究所創立80周年記念シンポジウム一 
                   ……宮本  一夫    3
  戦後中国第1次派遣日本人留学生の思い出 
            …………………… 菅谷  文則    5
  私の北京大学留学時代(1980~1982)  
           ……………………… 谷  豊信   11
  北京大学生から見た日本人留学生の印象 
                       ………………………蘇    哲   16
  80年代前半の中国考古学事情
     ―史跡をめぐる五万キロの旅一       前園実知雄   20
    80年代前半の北京で考古学を学んだ日本人留学生と中国の
    考古青年  …………………………………大貫 静夫   41

 一般発表
  田螺山遺跡出土礫石器からみた食料加工技術の変化
   ―使用痕およぴ残存デンプン粒分析を中心に― 
                               ‥  上條信彦・孫国平   47
  水田探査結果から推定される良渚遺跡群の水田立地モデル
     宇田津徹朗・田崎博之・劉斌・王寧遠・鄭雲飛   69
  中国先史時代の編物について  …………松永 篤知   91
  草原地帯東部における馬具の展開  ……戴 [王月] 109
  戦国時代における軒瓦製作技法
   ―日本国内所蔵瓦当の観察を中心に一.
                       ………………………新尺 雅弘  129
  浙江地域六朝墓の画像[土專] (磚) と墳墓観―その変遷と
    地域性― ……………………………………江  介也  151
  持物孔からみた北朝陶涌の展開  ………大平 理紗 171
  明初期における官窯体制の変遷と御器廠の成立年代に
    関する考察 …………………………………新井 崇之 195

動 向
 第2回 中日中国考古学論壇  …………… 宮本  一夫 213
 日本における中国考古学関係文献目録 (2018年)
   楊萌・譚永超・李寧・張宇・内田千種・鈴木沙弥・
     角道亮介・松本圭太・市元塁・川村佳男・徳留大輔 231
彙 報
 2018年度の活動 …… ………日本中国考古学会事務局 243


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【2019年12月11日】 【入荷】


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書籍番号 79004
書  名 豪華な馬具と朝鮮半島との交流 船原古墳
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 141)
データ A5 93頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2013-3
編著 甲斐孝司・岩橋由季著
出版年 2019年12月 
出版者 株式会社 新泉社
価格(本体) 1,600円

【目次】
 
第1章 埋納坑の発見
   1 遺物埋納坑の発見
   2 「とにかく凄いモノだ」
   3 三次元計測・X線CTの活用

第2章 船原古墳とは
   1 古墳消滅の危機
   2 前方後円墳だ
   3 古墳と埋納坑の関係

第3章 豪華な出土品
   1 明らかになった埋納状況
   2 壮麗な馬具類
   3 みのがせない武器・武具

第4章 船原古墳の被葬者は
   1 糟屋という地域
   2 船原古墳前夜の糟屋地域
   3 宗像・福津地域と船原古墳
   4 朝鮮半島との関係
   5 浮かびあがる被葬者像

第5章 船原古墳のこれから


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【2019年12月11日】 【入荷】


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書籍番号 79003
書  名 物部氏の拠点集落 布留遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 140)
データ A5 93頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-1940-9
編著 日野 宏著
出版年 2019年12月 
出版者 株式会社 新泉社
価格(本体) 1,600円

【目次】
 
第1章 石上神宮と布留遺跡
   1 大和の要衝、布留
   2 石上神宮と物部氏
   3 石上神宮の禁足地のまつり

第2章 布留のまつり
   1 布留川北岸地域のまつり
   2 布留川南岸地域のまつり

第3章 物部連氏の台頭
   1 豪族居館
   2 巨大倉庫
   3 物部連氏の武装
   4 「石上溝」の掘削

第4章 布留の生産体制
   1 工房に関連する竪穴建物群
   2 天理砂岩
   3 玉作り
   4 鉄器生産
   5 布留の渡来人と工人集団
   6 工人の築いた群集墳─赤坂古墳群

第5章 その後の物部連氏
   1 王権の中枢で活躍する物部連氏
   2 国内屈指の終末期古墳と火葬墓
   3 布留遺跡の今後の課題



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【2019年12月11日】 【入荷】


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書籍番号 79005
書  名 陵山古墳の研究
シリーズ
データ A4 171頁(写真図版33頁)
ISBN/ISSN
編著 橋本市教育委員会編集
出版年 2019年3月 
出版者 橋本市教育委員会
価格(本体) 2,100円


        本 文 目 次

巻頭カラー写真
第1章 経緯と経過
 第1節 経緯  ………………………………………… 1
 第2節 経過  ………………………………………… 1

第2章 位置と環境
 第1節 地理的環境  ………………………………… 4
 第2節 歴史的環境  ………………………………… 5

第3章 調査・研究のあゆみ
 第1節 調査史  ……………………………………… 7
 第2節 明治36年(1903)の町民有志による発掘調査 
              ………………………… 8
 第3節 昭和27年(1952)の金谷克己氏による発掘調査 
               ……………………… 9
 第4節 昭和48年(1973)の橋本市教育委員会による
             発掘調査 ……………… 10

第4章 墳丘と埋葬施設
 第1節 墳丘・外表施設 …………………………… 11
 第2節 埋葬施設 …………………………………… 13

第5章 出土遺物の検討
 第1節 出土品の概要 ……………………………… 19
 第2節 埴輪 ………………………………………… 21
 第3節 土器 ………………………………………… 34
 第4節 鉄製品 ……………………………………… 36

第6章 考察
 文献に見える陵山古墳  …………… 大岡 康之 43
 陵山古墳出土の甲胃について  …… 初村 武寛 49
 陵山古墳出土の鏡について  ……… 加藤 一郎 63
 陵山古墳出土のサルポ形鉄製品について 
                 ……………………… 瀬谷今日子 66
 陵山古墳出土土器の来歴について   仲辻 慧大 71
 紀ノ川上流域の埴輪について 
  ―陵山古墳出土の埴輪の位置づけ― 
               ………………………… 河内 一浩 79
 陵山古墳の横穴式石室復元と検討 
           ……………………………… 太田 宏明 89
 陵山古墳における横穴式石室導入の背景について
  ~中期後半期における埋葬施設採用形態の変革~ 
                           ………… 太田 宏明 97
 紀伊の首長墓 ―紀ノ川流域の動態― 
               ………………………… 冨加見泰彦 123

第7章 総括  ………………………………………… 134
参考文献  …………………………………………… 140
写真図版   …………………………………………… 142
抄 録


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【2019年11月17日】 【入荷】


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書籍番号 78981
書  名 古墳出現期土器研究 第6号
シリーズ
データ A4 96頁
ISBN/ISSN
編著 古墳出現期土器研究会編集
出版年 2019年8月 
出版者 古墳出現期土器研究会
価格(本体) 1,800円

 【目次】

巻頭言
  漂着と交流…………………………………………石野 博信  1
<特集>「庄内甕の出現を探る」
  初期庄内形賽をめぐる諸論の争議と論点の行方
   一小特集を編むにいたっての経緯と論考相互の整理、
    研究展望―       …………………森岡 秀人  3
  古墳時代初頭の外来系土器と河内型庄内式甕について
   一成法寺遺跡第29次調査出土の資料紹介一 西村 公助 17
  庄内式期Ⅰの認識整理と今後の課題について…米田 敏幸 27
  大和型庄内甕の出現とその意義…………………関川 尚功 35
<論文>
  中河内からみた庄内・布留式における列島各地との
   併行関係の整理 (1) …………………………市村慎太郎 41
  生駒山西麓産胎土をもつ広口壺について………桐井 理揮 51
  古式土師器の甕における規格性の検討…………米田 拓海 65
   ―纒向遺跡を中心として―
  奈良県明日香村上ノ井手遺跡の新知見…………山本  亮 75
   ―土器からみた木製品生産をめぐる動向―
<報告>
  古墳出現期土器研究会の記録(6) ……………市村慎太郎 81


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【2019年11月16日】 【入荷】


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書籍番号 78980
書  名 九州の城 2
シリーズ
データ A4 248頁 カラー図版8頁
ISBN/ISSN
編著
出版年 2019年9月 
出版者 北部九州中近世城郭研究会
価格(本体) 4,300円

 【目次】

第一章 論文集

 一 古代城郭

怡土城に関する諸問題-怡土城に使用された瓦について-   
                   瓜生秀文 ……  8
怡土城に関する諸問題-怡土城土塁における凝固剤について- 
                   瓜生秀文 …… 33
 二 中世城郭

在地を守る城郭と在地を攻める城郭
  -城郭と館が語る豊前国の戦国史- 中村修身 …… 46
戦国後期北部九州の拠点山城に関する一考察         
                   中西義昌 …… 60
航空写真を利用した城郭調査-福岡県内を事例に-      
                   岡寺 良 …… 73
古処山城の縄張りについて       片山安夫 …… 87
古処山城採集遺物について-主に陶磁器について-      
                   山崎龍雄 …… 87
筑前の「切寄(きりよせ)」- 暫定要塞の一形態-      
                   藤野正人 ……109
15世紀後半から16世紀前半の本拠の様相 小柳和宏 ……132
筒が城の城郭遺構           鶴島俊彦 ……150

 三 近世城郭

福岡藩内の石切場-福岡城を中心として-植田紘正 ……164
一ッ戸城跡石垣の矢穴調査       浦井直幸 ……187
中根家所蔵の城郭絵図面郡について-九州の事例から-    
                   福永素久 ……197
肥前獅子城での石垣普請        坂井清春 ……209

 《特別寄稿》

福岡県の中近世城郭研究のあゆみ-私の城郭研究の取り組み- 
                   廣崎篤夫 ……225
第二章 北部九州中近世城郭研究会のあゆみ         
                   山崎龍雄 ……229


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【2019年11月8日】 【入荷】


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書籍番号 78960
書  名 銅鏡から読み解く2~4世紀の東アジア 三角縁神獣鏡と  関連鏡群の諸問題
シリーズ (アジア遊学237)
データ A5 256頁
ISBN/ISSN 978-4-585-22703-8
編著 實盛良彦編
出版年 2019年9月 
出版者 勉誠出版株式会社
価格(本体) 2,800円

【内容簡介】

考古学において、銅鏡研究は、最も進んでいる分野の一つである。
漢~三国期の中国製銅鏡は、弥生~古墳時代の日本列島に多く
もたらされた。三角縁神獣鏡をはじめとして、列島においては
政治的な意味をも帯びた器物として珍重されたと考えられており、
その研究の進展は中国考古学のみならず、日本古代の政治社会史
研究にも寄与してきた。
本書は文献史、美術史、技術史、宗教、政治…多角的な成果を
盛り込み、銅鏡研究の第一線から、古代東アジアのすがたをあぶり
出す。21世紀初、待望の銅鏡の総合的研究書!!

 【目次】

序文 銅鏡研究と日本考古学            實盛良彦
総論 東アジア世界と銅鏡             森下章司

Ⅰ 中国の鏡

後漢・三国鏡の生産動向              上野祥史
後漢鏡の図像解釈―中国美術史上における儒教図像の意義     
                         楢山満照
鋳造技術からみた後漢・三国時代の銅鏡       南健太郎
類書に映る鏡の記述―『藝文類聚』を例に      佐藤裕亮

Ⅱ 倭でつくられた鏡

倭における鏡の製作                加藤一郎
倭独自の文様を持つ小型鏡の創出と展開       脇山佳奈
倭鏡に見る「王権のコントロール」         林 正憲

Ⅲ 三角縁神獣鏡と関連の鏡

三角縁神獣鏡生産の展開と製作背景         岩本 崇
黒塚古墳三角縁神獣鏡の鋳上がりと切削研磨の程度からみる製造状況
 ―二面同形二十号・三十二号鏡の調査から     三船温尚
画文帯神獣鏡の生産                村瀨 陸
華北東部の銅鏡をめぐる諸問題           馬渕一輝
斜縁鏡群と三角縁神獣鏡              實盛良彦

Ⅳ 銅鏡から歴史を読む

新見東呉尚方鏡試考        朱棒/藤井康隆(訳・解題)
二・三・四世紀の土器と鏡
 ―土器の併行関係と出土鏡からみた暦年代を中心として     
                         久住猛雄
日本列島における銅鏡の流通と政治権力―二~四世紀を中心に  
                        辻田淳一郎

跋文 銅鏡から読み解く二・三・四世紀の東アジア  實盛良彦


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【2019年11月7日】 【入荷】


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書籍番号 78958
書  名 辻尾榮一氏古稀記念『歴史・民族・考古学論攷』(全3冊)
シリーズ (郵政考古紀要第69号、第70号、第71号)
データ A5 1500頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編著 大阪郵政考古学会編集
出版年 2019年6月 
出版者 大阪郵政考古学会
価格(本体) 10,000円

(内容)

 『歴史・民族・考古学論攷』 第Ⅰ集 (郵政考古紀要第69号)

古稀を言祝ぐ                      坂誥 秀一
日本列島古代中央集権国家の構築と王宮・都城       井上 和人
子代離宮と小郡宮 ―難波長柄豊碕宮遷居ヘの道程―    市  大樹
"大化改新〟と蘇我倉山田石川麻呂             瀧浪 貞子
「難波大蔵鍬」ノート ―その用途をめぐって―      李  陽浩
難波江口考                       西本 昌弘
光明皇后と皇位継承 ―大炊王立太子と橘奈良麻呂の変―  木本 好信
東大寺領横江荘と横江荘遺跡               栄原永遠男
出羽国成立試論                     吉田  歓
大王の宮と経済拠点                   森本  徹
都城における大規模宅地中枢施設の構造と変遷       家原 圭太
古代漁業にっいての覚書き                積山  洋
『出雲国風土記』の瀬埼戌                関  和彦
鰐に乗った兎神                     内田 律雄
萬葉集「長門の島」の歌作背景を考える          藤田富士夫
後烏羽上皇と『喫茶養生記』
  ―宋代喫茶法に関する再検討を含めて―        豊田 裕章
熊野御師と備崎経塚                   中村  浩
手はしの城にっいて ―滋賀県甲賀市竜法師城跡の再検討― 中井  均
伏見指月城と禁中における金箔瓦の箔押し作業手間代注文について   
  ―「大中院文書」第一七二号文害の検討―       中村 博司
大名墓に見る宗教の複数性 
―吉川惟足を通してみた弘前藩・黒石蕎津軽家の葬制から― 松原 典明
燈籠始原 ―石が先か、木が先か―            上原 眞人
元興寺中世平瓦にみる瓜文叩き文様の出現とその背景    藤澤 典彦
宗達『風神雷神図屏風』のモデルのそのまたモデル     山本 忠尚
能勢石石造文化圏の提唱                 渡辺  昇
天草の石舟 ―熊本県天草市倉岳町倉岳山上遺跡群に所在する石舟
 (船形石製品)について―                池田 朋生
初期備前焼の流通についての一考察            藤本 史子
シーボルト台風と陶工の渡りについて           副島 邦弘
近代大阪の節分行事と巻き寿司              伊藤 廣之
在郷町商家における産育儀礼               山中 浩之

 『歴史・民族・考古学論攷』 第Ⅱ集 (郵政考古紀要第70号)

無形文化遺産としての造船技術              石村  智
和歌山県南部における戦前の小型鯨類漁          今川  恵
災害からの復興と文化財 ―東日本大震災の経験から―   渡辺 伸行
近代農業統計の基礎的検討 
  ―水稲農耕の基本的性格を理解するための予備的作業― 大久保徹也
大阪市水道事業と砲兵工廠                久保 在久
文化財とマスメディア                  天野 幸弘
司馬江漢の石器人工説                  杉山 莊平
和気清麻呂の大和川付け替え               安村 俊史
地域論としての七尾瓦窯                 藤原  学
磐城・忠教寺遣跡の研究序説 
 ―磐城における初期山岳寺院について―         大竹 憲治
南海道について                     冨加見泰彦
大和郡山城石垣の石材とその採石地            奥田  尚
世界遺産の登録基準における「ストーリー性」について   坪井 恒彦
 ―百舌鳥・古市古墳群の古代東アジア世界での位置付け―
朝鮮半島の角杯と角杯台                 寺井  誠
韓国全羅道の楔形陶枕と大庭寺窯跡の陶枕について     酒井 清治
忠州塔坪里遺跡と中原高句翼碑              柳本 照男
高句麗堡塁の瓦―ソウル・紅蓮峰第一堡塁出土瓦を中心に― 千田 剛道
『三国志』韓伝の社会様相と光州新昌洞遣跡        趙  現鐘
松菊里文化の起源 再考                 安  在皓
モンゴル草原の突厥オラーン・ヘルム墓壁画の「拒鵠鴟尾」に
 ついて                        中尾 芳治
中国南北朝期の陵寺について               村元 健一
高松塚古墳出土の謎の「切石」は「供物台」だった     王  維坤
テル・ハラフ ―古代文化遺産の過酷な運命とその再生―  穴沢 咊光
先史ポリネシア人の大航海時代              片山 一道
 ―石器時代の遠洋航海者たちの偉業を称え、現代のラガーマンたち
  にはエールを―
アジア・太平洋の船と航海 ―竹筏に注目して―      秋道 智彌
カリフォルニア先住民の終焉               関  俊彦
Brief  Archaecological  Surface  Assessments    篠遠 明彦

 『歴史・民族・考古学論攷』 第皿集 (郵政考古紀要第71号)

サトイモと纏文文化                   新津  健
京都府三河宮の下遺跡の土偶               大野  薫
北海道出土の骨角製針について              福井 淳一
サヌカイト製石器が小鉢に入れられていた理由 
 ―大阪府守口市八雲遺跡出土事例から―         粟田  薫
纏文時代土器製塩研究の現状に関するノート        岩本 正二
坂出市・金山産サヌカイトの石核素材の生産と流通     丹羽 佑一
弥生伐採石斧の終焉 ―鉄製伐採斧ヘの転換期の諸相―   下條 信行
呪具としての「工」字形器具(覚書)           浅岡 俊夫
弥生時代の石器(石庖丁)生産の実態(Ⅱ)         中村 修身
堅田遣跡出土「ヤリガンナ鋳型」の再検討 
 ―近畿地域における青銅器生産の開始時期を巡って―   清水 邦彦
特異な竪穴建物                     合田 幸美
弥生時代の計量技術と地域性 ―天秤権研究のこれから―  中尾 智行
私の舟船考古学遍歴                   工樂 善通
方形周溝墓研究六〇年に向けての指針 
  ―二つの束京五輪の狭問で―             山岸 良二
阿蘇谷の黄土と舟 ―阿蘇市狩尾神明山A遺跡出土木器   島津 義昭
装飾古墳に描かれた船                  甲元 眞之
茨城県の装飾古墳の北進                 鴨志田篤二
『魏志』倭人伝の原史料                 西川 寿勝
段ノ塚古墳方形部最下段の知見              今尾 文昭
陪塚を考える                      久世 仁士
高鷲丸山古墳から雄略天皇陵ヘの比定と改変        西田 孝司
歌舞飲酒の土器・澡浴の土器・囲繞の土器         米田 敏幸
纒向遺跡の仮面から考察したこ日本の基層文化       塚本 和人
福岡県宗像市桜京古墳にみられる船の線刻絵画をめぐって  山崎 純男
馬と塩の関係にっいて ―古墳時代中期の奈良盆地における馬遺存体と
 製塩土器の動向を起点に―               青柳 泰介
如意谷銅鐸の評価をめぐって               福永 伸哉
準構造船の漕ぎ手の配置と推進具について         塚本 浩司
日本古代船の様相                    横田 洋三
古墳時代前期の石製品とその生産体制           廣瀬 時習
分割鏡を副葬した古代墳墓                福岡 澄男
三河国府跡出土の陶印について              野澤 則幸
宛先の長ぁく近寄り辛い郵(友)人へ            堀江 門也
跋                           辻尾 榮市


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【2019年11月6日】 


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書籍番号 78952
書  名 北陸の弥生世界-わざとこころ-
シリーズ (大阪府立弥生文化博物館図録68)(令和元年度秋季特別展)
データ A4 104頁
ISBN/ISSN
編著 大阪府立弥生文化博物館編集
出版年 2019年10月 
出版者 大阪府立弥生文化博物館
価格(本体) 1,500円

北陸屈指の大集落、石川県小松市八日市地方遺跡は、弥生時代のイメージ
をくつがえす出土品が続出し、研究をけん引する今最も熱い場所だ。
その美しい土器・石器・木器・金属器をさらに掘り下げ、北陸弥生人の
高い技術力、周辺地域との活発な交流を描き出す。日本海のわざと
こころは現代のわれわれにどのようなメッセージを投げかけるのか。


4   ごあいさつ
5   第1章 柄付鉄製ヤリガンナの発見
         ヤリガンナ、その後
9   第2章 北陸の大規模拠点集落、八日市地方遺跡
         パワーストーン
        珠玉と歩む物語
29  第3章 木と鉄のわざ
         材を得る
         すばらしき素材
         材の保管と水漬け
47  第4章 北陸弥生人のこころ
52  ●特集 大阪の木製品
57  第5章 進化するわざ、移り変わる社会
         大集落が終わるとき
         青谷上寺地遺跡
70  特別論考  弥生時代と北陸玉つくり     河村  好光
78  特別論考 「北陸型」木製品の展開と地域間交流
            ~工具の問題も含めて~   樋上  昇
88  論  考 加賀及び能登地域への弥生文化の道 禰冝田 佳男
96  図版目録
99  出品目録 
101 主な参考文献
104 ご協力いただいた関係者・機関


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【2019年10月31日】 【品切れ】


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書籍番号 78953
書  名 一般社団法人日本考古学協会2019年度岡山大会研究発表資料集
シリーズ
データ A4 236頁
ISBN/ISSN
編著 日本考古学協会2019年度岡山大会実行委員会編集
出版年 2019年10月 
出版者 日本考古学協会2019年度岡山大会実行委員会
価格(本体)

             目次

 公開講演会
楯築墳丘墓の諸要素―墳形・墳頂施設と祭祀― ……宇垣匡雅   3
古代吉備の対外交流―5・6世紀を中心に― …………亀田修一  11

 研究発表分科会Ⅰ 環境変化と生業からみた社会変動
【趣旨説明】環境変化と生業からみた社会変動 
               …………富岡直人・山口雄治  27
樹木年輪の安定同位体比からみた西日本の環境変動 
                 ……………………中塚武  29
骨の化学分析からみた食性の変化 
         ……………米田穣・日下宗一郎・山田康弘  35
植物利用の変遷 …………………………………………那須浩郎  41
北部九州~瀬戸内沿岸における纏文時代後期~弥生時代前期の
 堆積環境と遺跡の展開 ………………………………田崎博之  47
岡山平野における沖積平野形成過程と遺跡動態 ……山本悦世  61
大阪平野における縄文時代後期から弥生時代前期の地形変化と
  遺跡動態………………………………………………井上智博  75
鳥取平野における環境変化と遺跡の動態 ……………濱田竜彦  85
四国東部地域における縄文および弥生前期の遺跡動態と地形環境 
                       ……中村豊  99
 
研究発表分科会Ⅱ 古墳時代中期の巨大古墳
趣旨説明 古墳時代中期の巨大古墳 ……尾上元規・鈴木一有 113
畿内:古市・百舌鳥古墳群 ……………………………原田昌浩 115
九州:西都原古墳群―男狭穂塚・女狭穂塚等九州南部の大型古墳― 
                  ………………重藤輝行 129
岡山:造山古墳・作山古墳・両宮山古墳~古墳時代中期吉備王権の
  性格~ …………………………………………………安川満 143
兵庫:壇場山古墳 ………………………………………岸本道昭 155
四国:渋野丸山古墳 ……………………………………西本沙織 167
関束:太田天神山古墳 …………………………………深澤敦仁 179

 研究発表分科会Ⅲ ジェンダー考古学の現在
趣旨説明 ジェンダー考古学の現在 ………松本直子・光本順 195
人骨から推定する縄文・弥生時代の出生率と寿命 
                ………………五十嵐由里子 197
抜歯風習からみた親族集団とジェンダー ……………舟橋京子 201
考古資料からさぐる女性労働 …………………………菱田淳子 209
中国先秦時代のジェンダー構造―殷墟を中心に― 
                ……………………内田純子 213
弥生・古墳時代の身体表現と異性装 ……………………光本順 227


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【2019年10月23日】 【品切れ】


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書籍番号 78946
書  名 ヤマト王権とその拠点―政治拠点と経済拠点―
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録78)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和元年度秋季企画展)
データ A4 82頁
ISBN/ISSN
編著 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2019年10月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価格(本体)

令和元年度秋季企画展「ヤマト王権とその拠点ー政治拠点と経済
拠点ー」に合わせて作成した図録です。 近年、多くの成果が蓄積
されてきた王権の経済活動に関わった遺跡や流通の拠点など最新
の調査、研究成果などを紹介。

【目次】

ごあいさつ
目次/凡例
「歴代遷宮考」          舘野 和己……………… 7
プロローグ 王権の拠点と「歴代遷宮」…………………………22
  第1章 初期ヤマト王権と大和と河内………………………26
       第1節 奈良盆地東南部の王権の本拠地………28
            纒向遺跡
       第2節 旧大和川流域の流通拠点………………30
            久宝寺遺跡/小阪合遺跡
       第3節 農業生産の拡大…………………………33
            池島・福万寺遺跡
  第2章 佐紀の王墓と居館……………………………………34
            菅原東遺跡/西大寺東遺跡/秋津遺跡
  第3章 百舌鳥・古市古墳群の時代…………………………38
       第1節 大型倉庫と大型建物……………………40
            法円坂倉庫群/津堂遺跡
       第2節 王権膝下の大規模生産地………………44
            大庭寺遺跡/大県遺跡/池島・福万寺遺跡
            /小島東遺跡/讃良郡条里遺跡/蔀屋北遺跡
       第3節 奈良盆地の居館…………………………52
            布留遺跡/南郷遺跡群/脇本遺跡
  第4章 継体大王と淀川水系…………………………………58
       第1節 河内馬飼と継体大王……………………60
            蔀屋北遺跡/奈良井遺跡
       第2節 淀川水系の流通拠点……………………63
            上私部遺跡/私部南遺跡/下植野南遺跡
            /森垣外遺跡
プロローグ 飛鳥に続く道…………………………………………68
            難波宮下層遺跡/大和川今池遺跡/
            船橋遺跡
      〇展示品目録…………………………………………74
      〇図版一覧……………………………………………76
      〇参考・引用文献一覧………………………………78
      〇展示協力機関・協力者……………………………81


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【2019年10月16日】 【2019.10.23入荷】


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書籍番号 78934
書  名 玄界灘の交易要衝 『一支国』
シリーズ (令和元年度伊都国歴史博物館秋季特別展)(伊都国から倭人伝の国々を探るシリーズⅡ)
データ A4 60頁
ISBN/ISSN
編著 糸島市伊都国歴史博物館編集
出版年 2019年10月 
出版者 糸島市伊都国歴史博物館
価格(本体) 1,000円

 【展覧会内容簡介】

 玄界灘に浮かぶ壱岐島は、『魏志倭人伝』に記された「一支国」の
比定地として知られ、太古より北部九州(倭)と朝鮮半島(韓)や
中国大陸との対外交流の拠点として重要な役割を担ってきました。
 「一支国」の国邑である「原の辻遺跡」は、交易の中心地にふさわ
しい巨大環濠集落。そこから出土する土器や青銅器には、倭と韓双方
のものがみられ、また漁撈具や農具、祭祀具などは、当時の一支国の
人々のくらしぶりを彷彿とさせます。
 また、弥生時代後半期に入ると、「伊都国」の祭祀用土器や甕棺が
「一支国」でみられるようになることから、両国が主導する倭の対外
交易体制が確立し、強いつながりがあったことが分かっています。
 本展は、「伊都国から倭人伝の国々を探る」シリーズの第2弾。
150点を超える重要文化財をはじめとする壱岐の至宝の数々が糸島に
集結します。

 【図録目次】

はじめに………………………………………………………………  4
第Ⅰ章 一支国の国邑と人々のくらし …………………………  7
第Ⅱ章 倭人伝の時代の一支国と伊都国 ……………………… 11
第Ⅲ章 一支国を支えた衛星集落の様相 ……………………… 27
第Ⅳ章 壱岐島の首長墓~巨石墳の時代~ …………………… 35
おわりに …………………………………………………………… 46
特別寄稿 『魏志倭人伝』に記された「南北市糴」の具体像  49
            古澤義久(長崎県埋蔵文化財センター)
主要展示品目録 …………………………………………………… 57
主要参考文献 ……………………………………………………… 59
協力者一覧 ………………………………………………………… 60


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【2019年10月16日】 【入荷】


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書籍番号 78932
書  名 海辺における集落と墓制の実像―磯間岩陰遺跡と西庄遺跡―
シリーズ (紀伊考古学研究会第22回大会 発表要旨集)
データ A4 77頁
ISBN/ISSN
編著 紀伊考古学研究会編集
出版年 2019年10月 
出版者 紀伊考古学研究会
価格(本体) 1,000円

          【内容簡介】

 近年、磯間岩陰遺跡や西庄遺跡といった海辺の集落と墓制に
ついて、資料の再検討が行われており、生業や年代、地域間
交流や王権との関わりについて新たな知見が得られつつある。
そこで改めて考古学的な事象に基づく検討から、生業や交流、
政治、地域性、立地、環境といった様々な要素から多面的に
海辺の遺跡を評価する。

           目 次

講演
 古墳時代における海辺の埋葬遺跡とその意義   
             清家 章(岡山大学大学院)[1]
趣旨説明兼報告
 紀伊半島における海辺の集落と墓制      
             田中元浩(和歌山県教育庁)[6]
発表
 1.海浜部の集落における動物利用          
                               丸山真史(東海大学)[18]
 2.西庄遺跡の骨角器組成とその性格    
                     金澤 舞(県立紀伊風土記の丘)[28]
 3.鹿角製刀子柄からみた西庄遺跡」      
                         仲辻慧大(和歌山県教育庁)[40]

誌上発表
 1.西庄遺跡出土の刀剣装具」        
                       岩井顕彦(山口県教育委員会)[50]
 2.西庄遺跡の直弧文について~文様構成と彫り方~
          井上一樹(紀伊考古学研究会会員)[60]
 3.紀伊半島と弥生・古墳時代の船       
                         石丸 彩(和歌山県教育庁)[64]
 4.田辺湾周辺の海浜集落と墓制       
                       玉置梨沙(田辺市教育委員会)[72]


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【2019年10月16日】 【入荷】


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書籍番号 78931
書  名 紀伊考古学研究 第22号
シリーズ
データ B5 84頁
ISBN/ISSN 1880-8530
編著 紀伊考古学研究会編集
出版年 2019年8月 
出版者 紀伊考古学研究会
価格(本体) 2,000円


                 目  次

【小特集 紀州の近世城郭】

  和歌山城・田辺城・新宮城の特長と意義……水島 大二(1)
  空閑地の配置からみた和歌山城の特質
   ―扇の芝の形成とその運用をめぐって― 新谷 和之(7)
  考古学からみた和歌山城二の丸西部
   ―史跡和歌山城第31~36次発掘調査の概要― 
    ………………………………………………北野 隆亮(17)
  田辺城の歴史について…………………………堀 純一郎(25)
  新宮城と城下町―近年の発掘調査成果から― 
    …………………………………………… 小林 高太(29)
  
【研 究】
  和歌山県内の旧石器時代遺跡におけるAT降灰層準の探求 
        ………………………………………………中原 正光(35)
  直弧文の彫り方の分類について
   ―和歌山市鳴神Ⅱ遺跡と田屋遺跡から出土した直弧文の
    観察を通して― …………………………井上 一樹(43)
  太田城成立に関する一試案 …………………大木  要(56)
            
【資料紹介】
  和歌山県内で採集した旧石器資料Ⅲ ……… 北村 純治(64)
  平見遺跡出土の土器について ………………中村 貞史(70)
  相方遺跡出土の石見型埴輪 …………………河内 一浩(76)
                         
【和歌山県の考古学関係文献目録(2018年)】…事 務 局(80)
【活動記録】…………………………………………事 務 局(82)


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【2019年10月1日】 【入荷】


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書籍番号 78915
書  名 「新・日韓交渉の考古学―弥生時代―」を語る 発表要旨集
シリーズ (第3回共同研究会)(日・韓文対照)
データ A4 260頁
ISBN/ISSN
編著 「新・日韓交渉の考古学-弥生時代-」研究会
出版年 2019年8月 
出版者
価格(本体) 1,500円

https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/78915/78915.pdf 

目 次

ご挨拶と開催趣旨 (武末純一) …………………………………………   4
ごあいさつ (李健茂) ……………………………………………………   7
近畿における鉄器製作遺跡の再検討 (禰冝田佳男) …………………   8
鉄器の理化学的分析調査 (鈴木瑞穂) …………………………………  35
粘土帯土器文化流入期における移住民と先住民の接触様相 (李亨源) 73
吉武高木遣跡出土弥生勾玉の再検討 (大坪志子) ……………………  78
鉱物製玉類についての考察 (楊娥琳) ………………………………… 100
玉類からみた日韓交渉 (谷澤亜里) …………………………………… 109
原三國時代のガラス玉文化 -墳墓の副葬品を中心に-〈趙晟元)   140
洒川勒島遣跡の様相 (李束冠) ………………………………………… 165
韓・日出土の中国貨幣の鋳造年代と用途 (權旭宅) ………………… 187
嶺南地域における青銅器時代早期・前期の集落構造 (金権九) …… 221
韓半島中部地域における一体型石鏃の系譜と拡散 (洪周希) ……… 250


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【2019年9月21日】 【入荷】


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書籍番号 78899
書  名 古代山城と祭祀・寺院~神籠石論争から四天王信仰まで~
シリーズ (第59回古代山城研究会例会)(プログラム・予稿集)
データ A4 64頁
ISBN/ISSN
編著 古代山城研究会編
出版年 2019年8月 
出版者 古代山城研究会
価格(本体) 1,500円

【目次】

小嶋 篤(九州国立博物館) 「祭式と考古学」
向井一雄(古代山城研究会) 「石神・磐座・磐境といわれているもの」
山本正昭(沖縄県立博物館・美術館)
     「いわゆるグスクとは何か―グスク論争から半世紀を経て―」
岡寺 良(九州歴史資料館)「古代山城と山岳霊場-四王寺山と高良山-」
近藤 謙(亀岡市文化資料館)
        「八・九世紀における古代国家の国土観と四天王信仰」
中西裕樹(高槻市文化資料館)
     「山岳寺院と中世城郭―その構造と「聖地」城郭化の背景―」
誌上報告
山元敏裕(高松市教育委員会)
        「屋嶋城と宗教施設―主に屋島寺との関係について―」


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【2019年9月21日】 【入荷】


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書籍番号 78906
書  名 ドイツ兵捕虜の足跡 板東俘虜収容所
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 139)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4787719393
編著 森 清治著
出版年 2019年9月 
出版者 新泉社
価格(本体) 1,600円

 【内容紹介】

第一次世界大戦時のドイツ兵捕虜を収容した鳴門市の板東俘虜
収容所。そこでは捕虜たちが印刷所や菓子店を開き、コンサート
やスポーツ活動を盛んにおこない、製パン技術や楽器演奏法が
地元住民に伝授された。戦時下でありながら、互いを認めあい、
生まれた豊かな文化の姿を追う。 


 【目次】

第1章 一〇〇年前の慰霊碑……………………………………   4
  1 ドイツ兵の慰霊碑………………………………   4
  2 遺跡としての板東俘虜収容所跡………………   9

第2章 第一次世界大戦とドイツ兵捕虜………………………  11
  1 日独戦争…………………………………………  11
  2 日本の捕虜取り扱い……………………………  13
  3 突貫工事で建設…………………………………  18
  4 ドイツ兵捕虜の特徴……………………………  25

第3章 姿をあらわした収容所…………………………………  27
  1 収容所内の配置…………………………………  27
  2 捕虜が生活した兵舎……………………………  35
  3 製パン所とパン竈………………………………  46
  4 収容所内の商店街………………………………  52
  5 その他のさまざまな施設………………………  57

第4章 文化活動と地元住民との交流…………………………  65
  1 盛んな捕虜の文化活動…………………………  65
  2 スポーツと遠足…………………………………  74
  3 地元住民との交流………………………………  78

第5章 よみがえる板東俘虜収容所……………………………  83
  1 ドイツ兵の慰霊碑の供養………………………  83
  2 互いを認めあう交流の証………………………  88

  参考文献 ……………………………………………  92


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【2019年9月21日】 【入荷】


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書籍番号 78905
書  名 河内平野をのぞむ大型群集墳 高安千塚古墳群
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 138)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4787719386
編著 吉田野乃・藤井淳弘著
出版年 2019年9月 
出版者 新泉社
価格(本体) 1,600円

 【内容紹介】

古墳時代後期、眼下に河内平野が広がる大阪府八尾市の高安山麓
斜面に、円墳が重なるように築かれ、今も二三〇基が残る。
大きく精緻な石室に葬られた人びとは誰か。河内平野に展開する
集落と群集墳との関係を検討し、東アジアとつながる玄関口と
しての六世紀の河内にせまる。 

【目次】

第1章 河内平野をのぞむ群集墳…………………………………   4
  1 「やまんねき」の大型群集墳………………………   4
  2 古墳時代の河内平野…………………………………   7

第2章 歴史のなかの高安千塚古墳群……………………………  14
  1 戦場から名所へ………………………………………  14
  2 研究者たちの来訪……………………………………  20
  3 観光地になった高安千塚古墳群……………………  26
  4 戦後の考古学のはじまりとともに…………………  32
  5 国史跡化をめざして…………………………………  35

第3章 高安千塚古墳群を探る……………………………………  37
  1 高安千塚古墳群を歩く………………………………  37
  2 石室からわかること…………………………………  53
  3 遺物からわかること…………………………………  58
  4 高安千塚古墳群の変遷………………………………  64

第4章 古墳群に葬られた人びと…………………………………  68
  1 畿内の大型群集墳と高安千塚古墳群………………  68
  2 高安千塚古墳群に葬られた人びと…………………  76
  3 河内平野の集落………………………………………  78
  4 半島からの玄関口、中河内と高安千塚古墳群…… 85

第5章 「やまんねき」の自然のなかで…………………………  87

  参考文献 …………………………………………………  90


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【2019年9月20日】 【入荷】


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書籍番号 78904
書  名 貿易陶磁研究 第39号
シリーズ
データ B5 140頁
ISBN/ISSN 0286-343X
編著 日本貿易陶磁研究会編集
出版年 2019年9月 
出版者 日本貿易陶磁研究会
価格(本体) 3,500円

 【目次】

「貿易陶磁の格差を考えるⅡ」の論点…………………佐々木 健 策
中国民窯における製品格差を考える
  ―福建窯業に見られる模倣品制作の事例から― 
 ……………………………………………………………田 中 克 子
やきものから見える価値縄 一北から― ……………飯 村   均
貿易陶磁の時空 ―時代・地域・格差 ………………水 澤 幸 一
貿易陶磁の格差指数と遺跡空間 ………………………山 本 信 夫
平安時代における「唐物」の「価値」
 ―貿易陶磁器と「秘色」を中心に―  ………………皆 川 雅 樹
内陸部の貿易陶磁 ―群馬県内における中世城館遺跡事例から―  
  ……………………………………………………………吉 田 智 哉
貿易陶磁かちみた中世における九州西北地域の研究柴 田 亮
近世日本におけるライン製塩釉炻器の流通と受容 
  ……………………………………………………………長 久 智 子
英文概要
彙報
執筆要項
海外研究者へ


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【2019年9月17日】 【入荷】


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書籍番号 78898
書  名 遺跡 第52号
シリーズ 特集◎愛媛の絹文・弥生時代の石器(前)
データ B5 364頁
ISBN/ISSN 0912-5221
編著 十亀幸雄編集
出版年 2019年8月 
出版者 遺跡発行会
価格(本体) 2,000円

 ・埋蔵文化財の保護と考古学研究の発展のために

特集◎愛媛の縄文・弥生時代の石器(前)
 東予東部の縄文・弥生時代の石器 ……………… 正岡 睦夫   1
 道後平野南部の縄文・弥生時代の石器 ………… 十亀 幸雄  19
 愛媛県縄文・弥生時代石器出土遺跡一覧表 (前) 
   ……………………………………………………… 遺跡発行会  42
2017年度共同研究
 松山市小竹6・7号墳の墳丘測量報告 …………… 遺跡発行会  82
 浅海小竹6・7号墳の現況と研究史 ……………… 正岡 睦夫  83
 松山市小竹6・7号墳について …………………… 河原  茂  97
 松山市小竹6・7号墳採集の須恵器について …… 清水 真一  99
 浅海小竹6号墳出土の鐘形鏡板について  ‥‥‥ 名本二六雄 103
2018年度共同研究
 松山市小竹3号墳の墳丘測量報告  ……………… 遺跡発行会 110
 小竹1号墳から3号墳について …………………… 正岡 睦夫 ]]6
 松山市小竹3号墳1号石室の天井石の石種  ……… 奥田  尚 ]21
 小竹1号墳の赤色顔料について  … 河野 摩耶・南  武志 ]23
 松山市小竹古墳群と小竹石切場 ………………… 十亀 幸雄 ]26
報告
 愛媛県の漢式鏡(第6報)三角縁神獣鏡以前  …… 名本二六雄 ]27
 考古学からみた松前町 …………………………… 名本二六雄 ]49
 西条市古田出土の磨製石剣 付 東予西部の関連磨製石剣 
   ………………………………………………………正岡 睦夫 ]54
 東宮山南裾の箱式石棺 …………………………… 正岡 睦夫 ]59
 今治市波方町玉生八幡神社裏山採集の須恵器 … 森   毅 ]68
 今治西高等学校保管資料(須恵器) ……………… 正岡 睦夫 ]71
 今治西高等学校保管資料(須恵器補遺)  ……‥‥…森   毅 ]81
 橋本幸男さん撮影の写真―西条市後谷古墳の短甲― 
   …………………………………………………… 正岡 睦夫 ]84
 新居浜平野の主要古墳 …………………………… 正岡 睦夫 ]89
 今治平野の前方後円墳とされた「古墳」 ……… 正岡 睦夫 258
 河野水天宮に祀る石造物 ………………………… 河原  茂 282
 道後平野における近世有石工銘石造物 ………… 日山 貞治 286
 伊予の中近世石造物の石種と其の特徴 ………… 奥田  尚 288
 伊予における凝灰岩製宝塔(3)北条平野と其の周辺の凝灰岩製宝塔
  ……………………………………………………… 十亀 幸雄 295
 伊予の石切場―道後平野海岸部と周辺島嶼部の近世花崗岩石切場―
  ……………………………………………………… 十亀 幸雄 315
遺跡発行会だより
 例会・会務報告(2017年1月~2018年12月)  …… 山之内志郎 358
 平成29年度砥部町功労賞受賞 太田由美子氏 ………………… 362
 『いせきニュースレター』目次 (第99号~第128号) 
  …………………………………………………96・98・102・109・180
 受贈図書 …………………………………………………………… 364


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【2019年8月11日】 【品切れ】


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書籍番号 78833
書  名 白兎のクニヘー発掘された因幡のあけぼのー
シリーズ (令和元年度夏季特別展)(大阪府立弥生文化博物館図録67)
データ A4 125頁
ISBN/ISSN
編著 大阪府立弥生文化博物館編集
出版年 2019年7月 
出版者 大阪府立弥生文化博物館
価格(本体)

【目次】

こあいさつ    大阪府立弥生文化博物館 館長 禰宣田 佳男  2
金関先生の思い出 大阪府立弥生文化博物館 館長 禰宣田 佳男  2
プロローグ 白兎が跳ねる海            中尾 智行  8
白兎のクニヘ 発掘された因幡のあけぼの           中尾 智行  10
1.海と山の縄文人                中尾 智行  14
2.新時代の幕開け                中尾 智行  26
3.往来する「ブランドもの」           塚本 浩司  34
4.地下の弥生博物館               中尾 智行  40
5.土木プロジェクトと最古の前方後円墳      中尾 智行  48
6.いにしえのプロダクトデザイン         中尾 智行  54
7.都と因幡                   中尾 智行  58
8.発掘された因幡びと              中尾 智行  62
9.神話の残照                  中尾 智行  68
エピローグ 残照の中のさざめき          中尾 智行  72
●論考 「境界」に位置する青谷上寺地遺跡    禰宣田 佳男  74
●特別論考 縄文時代の水場利用の一形態
       ―鳥取県の事例より―        下江 健太  88
●「弥生時代のはじまり」鳥取平野のケーススタディ 濱田 竜彦 100
●コラム 小さな穴を覗いてみよう!        濱田 竜彦 108
●特別論考 弥生時代におけるデザインと地域社会  高尾 浩司 110
●図版目録 ほか


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【2019年8月11日】 【入荷】


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書籍番号 78831
書  名 百舌鳥・古市古墳群と土師氏
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録77)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和元年度夏季特別展)
データ A4 134頁
ISBN/ISSN
編著 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2019年8月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価格(本体) 1,200円


【目次/凡例】

「古代土師氏考」                  舘野 和己   7
プロローグ 土師氏の伝承                   30
第1章 百舌鳥・古市古墳群の土師氏               32
     1 古市古墳群                                      32
        埴輪棺と土師氏         廣瀬 時習  53
        修羅と土師氏          玉井 功   55
     2 百舌鳥古墳群と周辺                 57
        円筒埴輪            市村慎太郎  66
第2章 畿内各地の土師氏とその周辺               68
     1 奈良盆地北端部                  68
        陶棺・横穴と土師氏       東藤 隆浩  66
        佐紀と河内           平井 洸史  90
     2 摂津、三島地域                  93
        近畿各地の土師氏関連地名    島崎 久恵  98
     3 南河内、駒ヶ谷・玉手山地域           100
        古墳造りに関わる様々な集団   市村慎太郎  108
     4 淡輪                       110
エピローグ 古代の土師氏                                   113
       付論「佐紀・古市・百舌鳥の集落動態と土師氏」 
                                                市村慎太郎  120


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【2019年8月3日】 【品切れ】


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書籍番号 78824
書  名 集落と古墳の動態 Ⅱ―古墳時代前期末~古墳時代中期―(全2冊)
シリーズ (第22回九州前方後円墳研究会宮崎大会発表資料集・追加資料)
データ A4 230頁
ISBN/ISSN
編著 九州前方後円墳研究会宮﨑大会事務局編集
出版年 2019年7月 
出版者
価格(本体)

               大会開催趣旨

 九州前方後円墳研究会では、昨年から「集落と古墳の動態」として、
集落を軸としながら古墳との関係についての検討をおこなっています。
第1回目であった昨年は、弥生時代終末期から古墳時代前期への移行期
についての検討をおこないました。
 第2 回目となる今回は、おもに古墳時代前期末から古墳時代中期への
変換期に焦点をあて、各地の具体的な様相から当該時期の集落と古墳の
動態の関係性について検討したいと思います。このことで、より具体的
な九州各地域での社会像、古墳が築造されることの意味の一端が垣間見
えることを期待しています。 加えて、古墳時代中期は朝鮮半島系の
新しい生活様式や技術が列島各地に受容されていく時期にもあたって
おり、その動向と集落の変化、さらに古墳変遷や画期とのかかわりに
ついても触れることができればと考えています。
         (第22 回 九州前方後円墳研究会宮崎大会事務局)

                               目 次

西幸子・濱口真衣
「古墳時代中期の集落と古墳の動態(福岡平野)」…………………   1

井浦一・白木英敏
「宗像地域における古墳時代中期の集落と古墳」 ……………………  15

中島圭・甲斐郁・宮本博喜
「筑前南部~筑後における集落と古墳
  ―古墳時代前期末~古墳時代中期―」 ……………………………  53

宇野愼敏・山口裕平
「豊前地域における古墳時代中期の集落と古墳」 ……………………  71

渕ノ上隆介
「佐賀平野における古墳時代中期の集落と古墳」 …………………… 115

林田和人
「熊本県地域における古墳時代中期の集落概観」 …………………… 135

長直信
「豊後における古墳と集落―前期から中期の様相を中心に―」 …… 155

甲斐康大・近沢恒典
「日向における古墳時代中期の集落と墳墓の動態」 ………………… 197

橋本達也
「大隅・薩摩地域における古墳時代中期の集落と古墳」 …………… 217


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【2019年7月19日】 【品切れ】


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書籍番号 78796
書  名 飛鳥時代の土器編年再考
シリーズ (奈良文化財研究所・歴史土器研究会シンポジウム)
データ A4 240頁
ISBN/ISSN
編著 奈良文化財研究所 都城発掘調査部 考古第二研究室編集
出版年 2019年7月 
出版者 奈良文化財研究所・歴史土器研究会
価格(本体)

             目次

Ⅰ 発表要旨              ……………………………… 1
 1 基調報告 飛鳥時代宮都土器編年の再編に向けて
   ―飛鳥・藤原地域を中心に―        尾野善裕 …………… 1
 2 西橘遺跡出土土器             相原嘉之 ……………20
 3 飛鳥時代における須恵器食器の法量変化   森川  実 ……………34
 4 飛鳥時代における土師器杯C・杯Aの変遷とその区分
                      大澤正吾 ……………54
 5 難波地域における7世紀の土器様相     佐藤  隆 ……………76
 6 播磨・備前の7世紀須恵器編年       新田宏子……………116
 7 信濃における7世紀後半~8世紀前葉の土器編年
  ~長野県千曲市屋代遺跡群における編年(屋代編年)を中心として~
                      鳥羽英継……………138
 8 九州一肥後地域一            山元瞭平……………164

Ⅱ 飛鳥・藤原地域出土飛鳥時代土器実測図集成 ………………………181


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【2019年5月31日】 【入荷】



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書籍番号 78726
書  名 和の考古学―藤田和尊さん追悼論文集―
シリーズ (ナベの会考古学論集 第1集)
データ B5 482頁
ISBN/ISSN
編著 木許 守・金澤雄太編集
出版年 2019年7月 
出版者 ナベの会
価格(本体) 5,000円


                         目 次

追悼序 甲冑研究の鬼、藤田和尊学兄の早世を切に悼む… 森岡 秀人……ⅰ
目 次 ……………………………………………………………………………ⅶ

【巻頭論文】

吉村虎太郎の襯衣(肌襦袢)文化財指定よもやま話……… 藤田 和尊…  1

【追悼論文編】

日本考古学の時代区分論理・時期区分原理と暦年代論…… 森岡 秀人… 11
藤田さんの宿題 -コーヒーカップの型式論-…………… 合田 茂伸… 25
南九州における円筒形押型文土器の編年的位置づけについて
 -弘法原式土器との関係からみた評価-………………… 山下 大輔… 33
縄文土器の型式と様式構造についての一試論
 -北陸・酒見式土器を素材として………………………… 小泉 翔太… 45
玉作り集落の墳墓に副葬された玉類………………………… 伊藤 雅文… 59
弥生漆塗短剣飾鞘の源流……………………………………… 西原 雄大… 71
古墳時代の連結櫛……………………………………………… 木沢 直子… 79
古墳時代信濃の首長………………………………………… 佐々木 憲一… 91
三国時代 金海・釜山地域出土の銅製品について ……… 細川 晋太郎…103
大和地域における朝鮮半島三国時代玉類を副葬した古墳の諸様相
  ……………………………………………………………… 井上 主税…117
宝来山古墳をめぐる陪塚成立論 -平松北内古墳と田道間守墓-
  ………………………………………………………………… 村瀨 陸…129
古墳時代中期における首長墓群の検討
 -近畿地方の事例を中心として-………………………… 太田 宏明…139
短甲編年と頸甲編年…………………………………………… 阪口 英毅…151
頸甲と小札肩甲………………………………………………… 初村 武寛…163
衝角付冑と2列小札甲 -古墳時代甲冑のセット関係…… 内山 敏行…175
初現期須恵器杯の型式変化…………………………………… 岡田 圭司…185
装飾付須恵器と葬送儀礼 -松山市葉佐池古墳を中心に- 冨田 尚夫…191
京田辺市興戸遺跡の古墳群…………………………………… 濱口 芳郎…201
古墳時代の須恵器流通についての一考察(3)
 -葛城・石光山古墳群の事例検討から-…………………… 木許 守…211
紀伊型円筒形埴輪の拡散……………………………………… 河内 一浩…223
物部氏の古墳6基の詳細検討 -塚山古墳・ダンゴ塚古墳・
別所鑵子塚古墳・別所大塚古墳・石上大塚古墳・岩屋大塚古墳-
   ………………………………………………………………小栗 明彦…231
奈良市中山横穴墓出土陶棺の検討…………………………… 鐘方 正樹…243
馬具保有古墳からみた巨勢山古墳群……………………… 尼子 奈美枝…251
鉸具造立聞環状鏡板付轡の成立について(試論)………… 大谷 宏治…263
小型炊飯具の分布と消長 -渡来系氏族との関連-……… 合田 幸美…269
ミニチュア炊飯具からみた大型群集墳について
 -実用炊飯具との比較を中心として-……………………… 中野 咲…281
高安千塚古墳群の造墓開始期 -郡川東塚・西塚古墳との関係-
   ………………………………………………………………吉田 野乃…295
石棚を持つ横穴式石室の研究史……………………………… 奥田 智子…305
畿内とその周辺部における群集墳の終焉過程……………… 渡邊 邦雄…315
研究ノート 奈良盆地における横穴式石室の地域性
 -條ウル神古墳の理解をめぐって-……………………… 金澤 雄太…327
戊辰年銘大刀とミヤケ…………………………………………… 深谷 淳…339
四日市市智積廃寺出土[土専]仏の図像小考………………… 中東 洋行…351
奈良県御所市鴨神の寺院遺跡 -「神通寺」・「金剛寺」・「神宮寺」-
  ……………………………………………………………… 廣岡 孝信…363
15世紀後半から16世紀前半の日本出土朝鮮陶磁について… 永井 正浩…375
葛城地域における中世墓の終焉
 -中近世墓地にみる石材・塔種の諸相-………………… 海邉 博史…387
山片重芳の収集品に含まれる考古学関係の資料について…… 大下 明…399
伝承地としての古墳・名所としての古墳
 -芦屋神社境内古墳の絵葉書にみる古墳の様々な価値- 竹村 忠洋…411
多田銀銅山と豊臣秀吉 -秀吉の鉱山活動と「埋蔵金伝説」-
  ……………………………………………………………… 青木 美香…423
全国水平社創立前後の雑誌にみる部落問題について… 佐々木 健太郎…431
色調分析方法の可能性について -二次微分スペクトルを用いて-
  ……………………………………………………………… 田中 由理…443

【追悼文編】

弔 辞…………………………………………………………… 田中 晋作…455
藤田さんの教えを胸に………………………………………… 東野 茂樹…457
40年を経ての感謝と御礼……………………………………… 徳田 誠志…458
藤田さんの下で学んだ8年間…………………………………… 濵 慎一…459
藤田さんの思い出……………………………………………… 濵 裕貴子…460
節目にいつも藤田さん………………………… 谷村 依子・谷村 卓哉…461
恩師 藤田さんとの思い出……………………………………… 小栗 梓…462
藤田さんを偲んで -御所市で過ごした日々を思い出して-
   …………………………………………………………………西村 慈子…463
藤田和尊さんとの思い出……………………………………… 吉村 和昭…464
藤田さんとの出合い…………………………………………… 氏丸 隆弘…465
城山15号墳の思い出…………………………………………… 向井 一雄…466
藤田さんと、心地良い緊張………………………………… 井ノ上 佳美…467
藤田さんとの思い出…………………………………………… 後藤 愛弓…468

ナベの会の歩み・略年譜・著作目録
「ナベの会」という研究会…………………………………………………… 469
藤田和尊さん略年譜…………………………………………………………… 478
著作目録………………………………………………………………………… 478


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【2019年5月31日】 【品切】


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書籍番号 78688
書  名 論集 葬送・墓・石塔
シリーズ (狭川真一さん還暦記念論集)
データ A4 750頁
ISBN/ISSN
編著 狭川真一さん還暦記念会編集・発行
出版年 2019年5月 
出版者
価格(本体)

【目次】

第1部
 狭川真一さん業績一覧
第2部
【献呈論文一覧】

藤間温子  陵戸の法制的身分について
稲田奈津子 武寧王妃墓誌の「改葬」
杉崎貴英  中世の宗教彫像における骨・身片の像内納入をめぐって
鈴木弘太  鎌倉の墳墓堂
三浦浩樹  鎌倉長谷寺の板碑と火葬骨
葛本隆将  中世都市奈良の「無常堂」
吉田和彦  大分県国東半島の経塚の特徴
船築紀子  副葬品からみた近世喫煙習慣
関口慶久  早桶成立考
佐伯信之  「福地家文書」にみる厨子の移転
伊藤敬太郎 陵墓参考地制度の成立について
山崎頼人  弥生/古墳の境界(素描)
加藤和歳  X線CT を利用した棺墓の副葬品埋納に関する研究
和氣清章  古墳時代葬墓制の展開
渡辺和仁  横穴系埋葬施設における須恵器
笠井賢治  伊賀地域の古代墓概観
小田裕樹  古代火葬墓造営の一様相
村山 卓  蔵骨器からみた中世墓と石塔
磯野治司  板碑を伴う中世火葬墓の構造
河西克造  城郭と墓
戸塚和美  東海における地下式坑の様相 その2
松井一明  東海地域の中世墓の終末
溝口彰啓  石塔を伴う中世墓について
神谷真佐子 西三河における中世の火葬施設について
赤澤徳明  越前国敦賀を中心とする花崗岩地帯の中世墓と石造物
村上雅紀  福井県大飯郡おおい町山田中世墓群の再検討
岩橋康子  松江市内の中世後半~近世初頭の墓制の様相
田中裕介  日本におけるキリシタン墓地の類型とイエズス会の
      適応政策
河合 修  今川氏歴代の菩提所と供養塔
松原典明  近世大名家墓所の本質を考える
畠山篤夫  室根町浜横沢の板碑について
比毛君男  中世武家墓の伝来について
足立佳代  中世石造物の保存と課題
池谷初恵  伊豆国清寺周辺の宗教空間
本間岳人  東京の一石五輪塔
伊藤宏之  「位牌」と呼ばれた板碑
小野木学  岐阜県郡上市那比本宮の石塔群
古川 登  越前地方における石造塔の型式論的検討
山路裕樹  伝北畠具教首塚の五輪塔
竹田憲治  二石五輪塔考
古山明日香 湖北地域における石造物の石材
坂本 俊  滋賀県湖南市岩根山周辺の石造物と採石活動
上垣幸徳  長安寺宝塔小考
本田 洋  近江の宝篋印塔における比率に関する一考察
海邉博史  堺環濠都市遺跡における石造物の転用
チーム石塔 逢坂五輪塔・東条墓地五輪塔実測記
森山由香里 石造物からみる中世・近世の画期
佐藤亜聖・佐藤利江 和歌山県かつらぎ町蟻通神社所在石獅子未製品
          について
西山祐司  高野山に於ける出現期の五輪塔について
鳥羽正剛  高野山の粗製一石五輪塔と寺位牌に関する考察
髙橋 学  一石五輪塔と五輪卒塔婆
松田朝由  みかどの墓層塔と備讃諸島の中世花崗岩製石造物
池田朋生  熊本における彩色石塔の研究
内田大輔  山口県における石造物使用石材とその様相
江上智恵  薩摩塔の編年についての考古学的考察
横澤 慈  大分県における中世石幢の展開
関根達人  日本海沿岸域における近世石造物の流通
神取龍生  三州みかげ産近世石燈篭の一様相
伊藤裕偉  熊野片川の板碑と北山道
角南聡一郎 箱仏と家形石造物の世界
中井淳史  圓教寺境内大名墓地の石燈籠
西本沙織  近世大名墓からみた家族観と階層性
野村俊之・美濃口雅朗 有角五輪塔考
榊原博英  王都「飛鳥」からみた大宰府都城の成立
吉澤 悟  石田茂作の石塔供養と大茶会
永見秀徳  石造文化財の考古学的研究における三次元記録の効能
永野 仁  縄文時代土製仮面祭祀考
藤澤典彦  「獲加多支鹵」名義考 
相原嘉之  王都「飛鳥」からみた大宰府都城の成立
亀山 隆  三関へのまなざし
吉田扶希子 晩年の性空上人と花山法皇と
永野智子  相国寺境内の景観変遷についての覚書
瀬戸哲也  琉球列島における国家形成論についての研究ノート
降矢哲男  天野山金剛寺開山堂出土の高麗青磁
飯村 均  東のかわらけ
永越信吾  青戸御殿のかわらけ
池田裕英  奈良町遺跡出土の土師器台付皿
佐伯公子  享保銘のある土師器皿
水澤幸一  「越後国瀬波郡絵図」に描かれた村上城について
山川 均  郡山城内堀出土の砲弾について
和泉大樹  文化財における2者の眼差し


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【2017年10月16日】 


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書籍番号 77225
書  名 新修 福岡市史 資料編 考古 1 遺跡からみた福岡の歴史―西部編―
シリーズ
データ A4 880頁 (精装)
ISBN/ISSN 978-7-907395-12-4
編著 福岡市史編集委員会
出版年 2016年3月 
出版者
価格(本体) 4,630円

 福岡市西部地域(西区・早良区・城南区)の遺跡を網羅的に紹介
します。各遺跡の情報や歴史的意義はもちろん、調査の歴史も収録。
『資料編 考古2 遺跡からみた福岡の歴史-東部編-』(平成32年
刊行予定)と合わせることで、福岡市域の遺跡を総覧することが
できます。埋蔵文化財研究の手引書として、また福岡市における
発掘成果のインデックスとして、幅広く活用できる一冊です。



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【2017年10月16日】 【品切】


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書籍番号 77221
書  名 宗像地域の古墳
シリーズ
データ A4 196頁
ISBN/ISSN
編著 宗像考古学研究会編集・発行
出版年 2017年9月 
出版者
価格(本体)

【本書の概要】

本書は、2011年10月29・30日に福津市および宗像市で開催された
「第37回九州古墳時代研究会」の資料集の第2版です。
再版を求める声を受け、このたび九州古墳時代研究会事務局の
承諾を得て宗像考古学研究会が再編集・発行したものです。
2017年7月に世界文化遺産に登録された「神宿る島」宗像・沖ノ島
と関連遺産群の構成資産である新原・奴山古墳群をはじめ、宗像市、
福津市とその近隣市町村(遠賀郡・鞍手郡・宮若市・古賀市)の
主要古墳115基の集成資料を掲載しております。

【目 次】

 〇はじめに
 〇掲載古墳位置図
 〇福津市
 〇宗像市
 〇遠賀郡
 〇鞍手郡
 〇宮若市
 〇古賀市
 〇掲載古墳一覧表
 〇文献一覧
 〇編年表


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【2017年9月21日】 【入荷】


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書籍番号 77173
書  名 よみがえれ!鴻臚館―行き交う人々と唐物―
シリーズ (発見100年記念特別展)
データ A4 240頁
ISBN/ISSN 978-7-03-048075-0
編著 福岡市博物館編集
出版年 2017年9月 
出版者
価格(本体) 3,000円

 【目 次】
 
プロローグ 鴻臚館跡の発見……………………………………   5
  コラム1「遣新羅使が見た筑紫館の情景」………………   8
第Ⅰ部 行き交う人々と唐物……………………………………   9
 第1章 遣唐使の時代…………………………………………  10
 第2章 入唐僧と海商…………………………………………  31
   コラム2「円珍の求法を助けた海商や唐僧との交流」…  46
 第3章 源氏物語の世界と唐物………………………………  49
  コラム3「薫物 鴻臚館時代の香りの文化」……………  60
第Ⅱ部 よみがえる鴻臚館………………………………………  61
 第4章 鴻臚館の成立…………………………………………  62
  コラム4「鴻臚館で食べられていた食材を使った料理」  98
 第5章 鴻臚館の変貌………………………………………… 115
 第6章 鴻臚館の終焉………………………………………… 158
エピローグ 史跡・鴻臚館の将来……………………………… 165
 参考資料 鴻臚館跡発掘調査30年…………………………… 169
関連地図…………………………………………………………… 178
関連年表…………………………………………………………… 179
各論
 論考1「鴻臚館(筑紫館)の成立」…………………………… 186
 論考2「鴻臚館の瓦と建物」………………………………… 192
 論考3「鴻臚館時代の貿易陶磁器と交易」………………… 196
 コラム5「鴻臚館跡出土の動物遺存体」…………………… 202
作品解説…………………………………………………………… 203
参考文献…………………………………………………………… 235
謝辞………………………………………………………………… 238
関連イベント一覧………………………………………………… 239
実行委員会の組織………………………………………………… 240


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【2017年9月21日】 【品切】


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書籍番号 77157
書  名 港市としての博多
シリーズ (中世都市研究会 博多大会2017 発表資料集)
データ A4 119頁
ISBN/ISSN
編著 中世都市研究会博多大会編集・発行
出版年 2017年9月 
出版者 科学出版社
価格(本体)

【目 次】

報告1
    博多の最新発掘調査情報 …………………………………1
           中尾祐太  (福岡市埋蔵文化財課)
報告2
   アジアの港市・博多   ……………………………………19
                  伊藤幸司  (九州大学)
報告3
  貿易陶磁と国内流通  ………………………………………31
          大庭康時  (福岡市埋蔵文化財センター)
報告4
  中世都市博多の軍事的性格について  ……………………41
                  水野哲雄  (福岡市文化財保護課)
報告5
  防塁関係遺構と博多の発展  ………………………………47
          大塚紀宜  (福岡市埋蔵文化財課)
報告6
  博多の支配と都市住民  ……………………………………55
          佐伯弘次  (九州大学)
報告7
  技術導入の窓口、博多  ……………………………………61
          比佐陽一郎(福岡市埋蔵文化財センター)
比較検討報告1「那覇」
  那覇の形成と景観  …………………………………………83
           瀬戸哲也  (沖縄県埋蔵文化財センター)
比較検討報告2「玉名」
  中世における港湾都市高瀬 ………………………………103
          山本隆一朗 (鳥取県立博物館)
  玉名(考古学的様相) ………………………………………115
          田上勇一郎(福岡市埋蔵文化財課)

 


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【2017年6月23日】 【入荷】


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書籍番号 76966
書  名 同志社考古 第14号-同志社大学考古学研究会55周年記念号-
シリーズ
データ A4 201頁
ISBN/ISSN
編著 同志社大学考古学研究会編集
出版年 2017年6月 
出版者 同志社考古刊行会
価格(本体) 1,700円

                   目 次

発刊にあたって
[考古学研究会活動報告]
 西芳寺川B古墳群測量調査報告……… 長池 嗣則・菊池 望 …   5
 京田辺市都谷城館群縄張り調査報告
   ………………………… 岡本 健・山本 尚人・眞田 拓弥 …  27
 
[寄稿論文]
 飛騨の石鋸形石冠について ……………………… 吉朝 則富 …  38
 縄文時代中期後葉における竪穴住居の規格 …… 長谷川 豊 …  51
     -長野県駒ケ根市辻沢南遺跡の事例-
 大阪湾周辺地域の銅鐸祭祀類型 ………………… 神尾 恵一 …  64
 前方後方墳の特性 ………………………………… 音村 政一 … 100
 琵琶湖から見える北近江の古墳時代 …………… 遠藤 隆曜 … 114
 河内大塚古墳の被葬者 …………………………… 天野 末喜 … 128
 但馬・大薮古墳群の歴史的意義 -中央政権の交通政策をめぐって-
                                             広瀬 和雄 … 144
 須恵器を伴う埋葬儀礼に関する一試論 ………… 田中 彩太 … 163
 近江東部における横穴式石室 -7世紀代の状況を中心に-  
                                              細川 修平 … 186
編集後記


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【2017年6月23日】 【入荷】


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書籍番号 76967
書  名 埴輪論叢 第7号 奥田尚先生古稀記念号
シリーズ
データ A4 214頁
ISBN/ISSN
編著 埴輪検討会事務局
出版年 2017年6月 
出版者 埴輪検討会
価格(本体) 品切れ

           【目次】

「丹後・岩滝法王寺古墳出土埴輪の再検討」   辻川哲朗     1
「乙訓における「樫原系譜」古墳出土埴輪の検討」宇野隆志    21
「小古墳出土埴輪からみた古市古墳群の埴輪生産」木村 理    37
「史跡心合寺山古墳の調査と出土埴輪に関するいくつかの考察」 
                       米田敏幸    53
「南新コモ川古墳の研究-甲冑形埴輪の位置づけを中心に-」     
                       村瀨 陸    76
「人物埴輪出現論」                          小栗明彦    79
「埴輪に見られる技術複合」                   小嶋 篤    91
「伊予における円筒埴輪編年とその画期」      蔵本晋司   111
「明石川流域における円筒埴輪の様相について
   -いわゆる「初期群集墳」段階の一考察- 」  阿部 功   129
「山城盆地北部における古墳時代後期の埴輪生産」原田昌浩   149
「跪坐人物埴輪素描-近つ飛鳥博物館所蔵品から-」河内一浩   167
「秋頭2号墳表採の家形埴輪」
             泉 眞奈・田口裕貴・村瀨 陸   175
「埴輪の終い-日置荘埴輪窯を中心として-」   白神典之   181
「近畿地方の土師質亀甲形陶棺と埴輪」      鐘方正樹   197


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【2017年6月19日】 【入荷】


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書籍番号 76934
書  名 「平成28年熊本地震による被災古墳の現状と課題」発表要旨集
シリーズ (第20回九州前方後円墳研究会熊本大会)
データ A4 71頁
ISBN/ISSN
編著 第20回九州前方後円墳研究会実行委員会編集・発行
出版年 2017年6月 
出版者
価格(本体) 1,000円

                       目 次
【基調報告】
杉井 健(熊本大学)
 「文化財保護と考古学―平成28年(2016年)熊本地震によせて―」
  ……………………………………………………………………… 1

【報 告】
三好栄太郎(熊本市)
 「熊本市の古墳の被害状況」 ……………………………………… 19

山口 健剛(山鹿市)
 「熊本地震による山鹿市内の古墳被害について」 ……………… 29

橋口 剛士(嘉島町)
「平成28年熊本地震による史跡井寺古墳への被害と今後の見通し」 
  ……………………………………………………………………… 37

今田 治代(氷川町)
 「国指定史跡 大野窟古墳の被害状況」 ………………………… 45

神川めぐみ(宇城市)
「熊本県宇城市における平成28年熊本地震による被災古墳の現状と
 課題」………………………………………………………………… 51

田中 康雄(玉名市)
 「平成28年熊本地震における永安寺東古墳・永安寺西古墳、経塚
 古墳の被災状況について」  ……………………………………… 59

【資 料】
 平成29年熊本地震による被災古墳一覧表・分布図  …………… 65



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【2017年4月24日】 【入荷】


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書籍番号 76718
書  名 千石コレクション -鏡鑑編-
シリーズ
データ A4 283頁
ISBN/ISSN
編著 兵庫県立考古博物館 分館解説準備室編集
出版年 2017年3月 
出版者 兵庫県立考古博物館
価格(本体) 3,400円

本書は千石唯司氏より平成26年・29年に兵庫県立考古博物館が寄贈、
寄託を受けた鏡とその関連資料のすべてを掲載した図録である。
(凡例より)312面の鏡と32点の化粧道具を掲載した図録の俯瞰と
斜めから撮影したコレクションの写真はすべてカラー。執筆には、
千石コレクション調査研究委員会委員(委員長:難波洋三、副委員長
:岡村秀典、委員:森下章司、廣川守、山中理、成瀬正和、田村朋美)
の各先生方にご依頼しました。

【目次】


目次
千石コレクションと調査研究……………………(難波洋三)……  1
図 版……………………………………………………………………  7
解 説
  中国鏡の歴史
   斉家文化~南北朝…………………………(岡村秀典)……177
   隋~宋………………………………………(廣川 守)……186
  作品解説…………(岡村、廣川、森下章司、山中 理、
            成瀬正和、種定淳介)…………………193
  理化学的調査…………………………(成瀬、田村朋美)……256
  一覧表
    寄贈・寄託品一覧……………………………………………267
    銘文一覧………………………………………………………273
付 編
  銅鏡解説……………………………………………………………279
執筆者一覧………………………………………………………………283


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【2017年4月5日】 【入荷】


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書籍番号 76606
書  名 日本古代国家の形成過程と対外交流
シリーズ
データ B5 310頁 (精装)
ISBN/ISSN 978-4-87259-578-9
編著 中久保 辰夫著
出版年 2017年3月 
出版者 大阪大学出版会
価格(本体) 6,400円

3世紀中頃から5世紀にかけての日本列島、とりわけ近畿地方を
中心に、渡来文化の受容と政治権力のかかわりを考察する。
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年間8000件近い日本国内の発掘調査と,2000年代以降急増した
韓国内における発掘調査成果は,いま,従来の古代国家形成過程
に更新を求めている.本書は,日本の国家形成期にあたる古墳
時代を対象に,この時代の土器の特質,日韓交流の展開,韓半島
から移住した渡来人の動向,そして古墳と集落にみる変化を基礎
に,渡来文化の受容が果たした歴史的役割を解明しようとする
考古学の専門書である.

【目次】

 序 章 本書の目的と課題
   1 本書の視座
   2 本書における4つの論点
 第1章 古墳時代土器にあらわれた時代的特質
   1 古墳時代土器の構成
   2 外来の土器と在来の土器
       -生産と消費にみる両者の差異-
   3 土器にみる文化の融合
       -韓半島系土器の受容と生活文化の変容-
   4 小結-土器にあらわれた異文化癒合―
 第2章 3~5世紀における日韓交流の展開
   1 問題の所在
   2 4世紀における日韓交渉論の進展
   3 対外交流の変化と「空白」の4世紀
   4 [瓦<泉]の創出と5世紀の日韓交渉
   5 小結-日韓交渉の展開とその背景
 第3章 韓半島系渡来系集団と倭人社会
   1 韓半島系渡来人の居住地
   2 韓式系軟質土器の受容にみる集団関係
   3 陶邑における韓式系軟質土器の変容過程
   4 須恵器受容にみる渡来文化受容と在来社会
   5 小結-渡来系集団の定着と在来集団
 第4章 古墳時代中央政権の質的変化と生産組織
   1 手工業生産遺跡をめぐる近年の研究動向
   2 5世紀における手工業生産の展開
   3 古市・百舌鳥古墳群の展開と初期群衆墳
   4 小結-河内政権の権力基盤
 終 章 日本古代国家形成論に関する理論的展望
   1 東アジア情勢と倭人社会
   2 日本古代国家の形成と対外戦略
 参考文献 分析対象遺跡文献 挿図表出典 初出論文 
      あとがき 索引


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【2017年4月5日】 【入荷】


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書籍番号 76662
書  名 織豊系城郭とは何か―その成果と課題
シリーズ (織豊談話会30周年記念)
データ B5 448頁
ISBN/ISSN 978-4-88325-605-1
編著 村田修三監修 城郭談話会編
出版年 2017年4月 
出版者 サンライズ出版
価格(本体) 5,000円

【内容紹介】

日本城郭史の中世から近世への転換を決定付けた織豊系城郭は、
日本の城を語る上で最も重要な概念であることは言うを俟たない。
学会で「織豊系城郭」の呼称とテーマが確立してほぼ30年、あら
ためて織豊系城郭の実体について、歴史・構成要素・分布と実例
等の諸ジャンルに亘って整理する仕事が必要になってきたのでは
なかろうか。本書は第一線で活躍する70余名の城郭研究者による
論考と67城の概要、更に1000点以上に及ぶ文献一覧を収録。
織豊系城郭の手引書として必携の1冊。

            目 次

巻頭言……………………………………………… 村田 修三     3
凡例 ………………………………………………………………     3

第1章 総 論

1 織豊系城郭とは何か ………………………… 髙田  徹    10
2 織豊系城郭から近世城郭へ ………………… 村田 修三    14
3 織豊系城郭の歴史的意義 …………………… 千田 嘉博    21
4 礎石建物・瓦・石垣 ………………………… 中井  均    24
5 織豊系城郭と城下町 ………………………… 小島 道裕    29
6 天下の城―織豊政権の城郭政策― ………… 藤田 達生    32
7 「織豊系城郭」研究概観 …………………… 髙田  徹    37

第2章 織豊権力の城郭政策

1 織田信長権力と城郭政策
   ―宇佐山城における「御城」運用考― … 中川 貴皓    44
2 織豊政権と城郭 ……………………………… 松下  浩    49
3 織豊取立大名の転封と「織豊化」 ………… 中西 義昌    51
4 織豊系城郭の縄張りと権力・政治  …………木島 孝之    55
5 豊臣系城郭と徳川系城郭  ……………………加藤 理文    59
6 支 城  …………………………………………中井  均    61
7 織豊系城郭の陣城  ……………………………金松  誠    64
8 史料による織田、羽柴の城攻め
   ―東播磨平定戦を例として― ……………宮田 逸民    69
9 織豊期の城下町と築城の目的  ………………中西 裕樹    71
10 城下町―空間構造の変遷―  …………………山村 亜希    73
11 水 城(海城) …………………………………多田 暢久    75
12 城わり  …………………………………………松尾 良隆    77
13 織豊系城郭の資材保管…………………………髙田  徹    80

第3章 織豊系城郭と地域社会
1 織豊系城郭の地方波及の実態  ………………宮武 正登    84
2 地方からみた織豊系城郭  ……………………日和佐宣正    89
3 奥羽仕置と城郭改修-気仙城と大原城を中心として- 
    ………………………………………………室野 秀文    92
4 東国の城郭と織豊系城郭-杉山城と玄蕃尾城-  
       ………………………………………………西股 総生    96
5 小田原合戦の陣城  ……………………………関口 和也   100
6 蔵入地と織豊系城郭  …………………………髙田  徹   102
7 織豊期畿内の城郭遺跡を捉え直す
    ―千石堀城の調査事例から―  …………中西 義昌   104
8 九州における織豊系城郭の導入について  …岡寺  良   109
9 織豊系城郭研究と倭城  ………………………太田 秀春   113
10 倭 城  …………………………………………堀口 健弐   116
11 発掘された倭城  ………………………………髙田  徹   120
12 朝鮮王朝の織豊系城郭認識  …………………太田 秀春   123
13 朝鮮王朝への織豊系城郭の影響  ……………太田 秀春   126
主要倭城一覧……………………………………………………   130

第4章 織豊系城郭における遺物と遺構

◆遺構論
1 虎 口-織豊系城郭をどう捉えるか-  ………木島 孝之   134
2 馬 出  ……………………………髙田 徹・谷口 哲也   138
3 織豊系城郭の堀  ………………………………松井 一明   142
4 織豊系陣城における土塁の機能  ……………高橋 成計   145
5 天守台  …………………………………………戸塚 和美   149
6 櫓 台  …………………………………………髙田  徹   156
7 織豊系城郭にみる石垣構築技術の再編  ……溝口 彰啓   158
8 城郭石垣の発達  ………………………………堀口 健弐   160
9 矢穴技法  ………………………………………森岡 秀人   162
10 礎石建物  ………………………………………髙田  徹   168
11 織豊系の天守 …………………………………松岡 利郎   170
12 城郭における御殿(殿舎) …………………松岡 利郎   174
13 城内の茶室(数寄屋)および望楼 …………松岡 利郎   179
14 多門(多聞櫓) ………………………………髙田  徹   181
15 採石場 …………………………………………乗岡  実   184
16 石切場 …………………………………………森岡 秀人   187

◆遺物論
17 コビキAとコビキB …………………………小谷 徳彦   190
18 瓦の同笵関係 …………………………………乗岡  実   192
19 織豊系城郭への瓦導入の様相 ………………山口 誠司   195
20 織豊系城郭の瓦から読み取る生産体制の変化
    ………………………………………………山崎 敏昭   199
21 特殊な瓦―金箔瓦、菊・桐紋瓦、滴水瓦 …加藤 理文   202
22 鯱 瓦 …………………………………………山下 大輝   206
23 鬼 瓦 …………………………………………河本 愛輝   208
24 金箔瓦 …………………………………………山口 誠司   222
25 遺物から見た織豊系城郭 ……………………松井 一明   219
26 城館と戦国時代の土器・陶磁器研究 ………山上 雅弘   226
27 遺物組成およびそこからみる武家儀礼 ……鈴木 正貴   228
28 茶 陶 …………………………………………樫木 規秀   230

第5章 織豊系城郭の諸論点
1 「大名系城郭」概念と織豊系城郭  …………中西 義昌   236
2 大名系城郭論批判と織豊系城郭  ……………松岡  進   241
3 城郭の軍事性とその評価について  …………堀田 浩之   243
4 安土城天守に関する問題と課題  ……………髙田  徹   247
5 大坂城三ノ丸論争  ……………………………髙田  徹   251
6 伏見城の縄張り構造  …………中川 貴皓・永惠 裕和   254
7 石垣・陶磁器編年案による年代判定の問題点
      ―角牟礼城を事例にして―  ………木島 孝之   258
8 織豊系城郭の資料的性格について  …………永惠 裕和   262
9 文化財たりうる城郭石垣の修復工事について
     ―伝統技術継承のために―  ……北垣 聰一郎   262
10 織豊系城郭の整備・保存・復元 ……………加藤 理文   269
コラム土台 …………………………………………髙田  徹   274

第6章 個別城郭


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【2017年4月5日】 【入荷】


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書籍番号 76668
書  名 金工品から読む古代朝鮮と倭―新しい地域関係史へ
シリーズ (プリミエ・コレクション 79)
データ A5 434頁
ISBN/ISSN 978-4814000814
編著 金宇大著
出版年 2017年3月 
出版者 京都大学学術出版会
価格(本体) 4,900円

4~6世紀の朝鮮諸国と倭の関係には謎が多い。両地域の古墳に副葬された
金銀の耳飾や大刀の精査を通じて、複雑に交錯する諸国の利害と意図を
読み解き、真の交流史像に迫る。

             目 次
                
序 章 古代日朝関係史の課題と金工品研究の可能性 ………………  3
  第1節 金工品研究の目的―美しき最先端技術の結晶 3
  第2節 半島文化流入の要因をめぐる認識
      ――「任那日本府」と倭の軍事的活動 5
  第3節 「日朝関係史」という二元的認識の問題点 6
  第4節 研究の方法と分析対象としての金工品 7
  第5節 具体的な検討対象 8
  第6節 本書の構成 10

第Ⅰ部 垂飾付耳飾の型式学的検討 ……………………………………  13
 第1章 新羅における垂飾付耳飾の系統と変遷 ……………………  15
   第1節 新羅の垂飾付耳飾をめぐる研究 16
   第2節 耳飾各部の分析 19
   第3節 系統の設定と編年 28
   第4節 新羅における垂飾付耳飾の変遷と製作体制 53
   小 結 64
 第2章 昌寧地域出土金工品にみられる特異性の評価 ……………  67
   第1節 金工品の製作地に関する議論 68
   第2節 昌寧地域出土金工品の検討 71
   第3節 昌寧における金工品製作の可能性 80
   小 結 88
 第3章 大加耶における垂飾付耳飾製作 ……………………………  91
   第1節 大加耶の垂飾付耳飾をめぐる研究 92
   第2節 耳飾各部の分析 94
   第3節 系統の設定と編年 99
   第4節 大加耶における垂飾付耳飾の変遷と技術系譜 111
   小 結 121
 第4章 日本列島出土垂飾付耳飾の製作主体 ……………………… 123
   第1節 日本列島出土垂飾付耳飾をめぐる研究 124
   第2節 個別資料の系譜的検討 126
   第3節 長鎖式耳飾の製作主体 136
   第4節 垂飾付耳飾の時期別様相 148
   小 結 153
 Column 1 考古学にやさしい国 155
 
第Ⅱ部 装飾付大刀の流通と製作技術伝播 …………………………… 157
 第5章 洛東江以東地域における装飾付環頭大刀の変遷 159
   第1節 「新羅」大刀をめぐる研究 160
   第2節 大刀各部の分析 163
   第3節 大刀群の設定 168
   第4節 新羅における装飾付大刀の変遷 184
   第5節 大刀製作体制の変化とその意義 188
   小 結 193
 第6章 百済・加耶における装飾付環頭大刀の製作技法と系譜 … 195
   第1節 百済・加耶の装飾付大刀をめぐる研究 196
   第2節 装飾付環頭大刀の基礎的検討 201
   第3節 百済・大加耶の大刀製作技術 220
   第4節 大加耶圏出土装飾付環頭大刀の系譜 223
   小 結 229
 第7章 朝鮮半島出土円頭・圭頭刀の系譜 ………………………… 231
   第1節 円頭・圭頭刀をめぐる研究現況と課題 232
   第2節 円頭・圭頭の定義と用語の設定 235
   第3節 朝鮮半島出土円頭・圭頭刀の基礎的検討 238
   第4節 円頭・圭頭刀の技術系譜とその意義 252
   小 結 256
 第8章 日本列島出土初期装飾付環頭大刀の系譜 ………………… 257
   第1節 既往の研究における初期装飾付環頭大刀の評価 258
   第2節 個別資料の系譜的検討 260
   第3節 初期装飾付環頭大刀の時期別様相 283
   小 結 287
 第9章 単龍・単鳳環頭大刀製作の展開 …………………………… 289
   第1節 単龍・単鳳環頭大刀をめぐる研究 290
   第2節 環頭部製作技法と外装の相関性 293
   第3節 半島製品の抽出と列島内製作の開始時期 307
   第4節 単龍・単鳳環頭大刀製作の展開 320
   小 結 324
 Column 2 製作方法を推定する 327
 終 章 金工品からみた地域関係史 ………………………………… 331
   第1節 統合編年区分の設定 331
   第2節 古代朝鮮諸国と倭の相互交渉 333
   第3節 今後の論点―次なる課題へ向けて 345
   おわりに 348
 参考文献 351
 図版出典 375
 表の出典 384
 あとがき 393
 索  引 397


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【2016年10月21日】


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書籍番号 76273
書   名 日本列島出土鏡集成
シリーズ
データ A4 568頁
ISBN/ISSN 978-4886217493
編著者 下垣仁志著
出版年 2016年12月 
出版者 同成社
価格(本体) 8,000円

角縁神獣鏡から倣製鏡まで、弥生・古墳時代の出土鏡を完全網羅。
気鋭の研究者が統一的な観点で、詳細な情報を整理収集。今後の
研究の基礎資料となる鏡集成の決定
版!
 【本書の特色】
○全国から集成した鏡の総数は6300面以上。
〇鏡式・出土遺跡のほか、出土地名・銘文・諸氏分類・所蔵者や来歴
   ・副葬品・共伴鏡・面径・関連文献など詳細な情報を整理収集。
〇附録として、三角縁神獣鏡と同型鏡の目録も収録。
〇集成の概要をわかりやすく解説し、活用法の一端を示す筆者論考付。
〇今後の考古学・古代史研究に必備の一冊。

【目次】

〇序 文
〇凡 例
〇日本列島出土鏡集成    
  岩手/宮城/山形/福島/茨城/栃木/群馬/埼玉/千葉/東京/
   神奈川/新潟/富山/石川/福井/山梨/長野/岐阜/静岡/愛知
   /三重/滋賀/京都/大阪/兵庫/奈良/和歌山/鳥取/島根/
     岡山/広島/山口/徳島/香川/愛媛/高知/福岡/佐賀/長崎
   /熊本/大分/宮崎/鹿児島/沖縄/韓国/その他
〇附 編 主要鏡式目録
   三角縁神獣鏡目録/同型鏡目録
〇論 考  成の概要と活用    
〇引用文献


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【2016年12月21日】


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書籍番号 76294
書   名 官衙・集落と土器 2―宮都・官衙と土器―
シリーズ (第19回古代官衙・集落研究会報告書)
データ A4 280頁
ISBN/ISSN 978-4878051494
編著者 奈良文化財研究所編集
出版年 2016年12月 
出版者 クバプロ
価格(本体) 3,500円

  【内容・目次】
※2015年12月に開催された奈良文化財研究所第19回古代官衙集落
研究会の報告書です。

 

 ■目 次■

 序/目次/例言/開催趣旨/プログラム
 テーマ1 地方官衙と集落の土器様相
 松本 太郎(市立市川市考古博物館) 東国の官衙・集落と土器様相
                   ―常総地域を中心に一
 長 直信(大分市教育委員会) 豊前・豊後の官衙・集落と土器様相
 春日 真実(新潟県埋蔵文化財調査事業団)
                  越後の官衙・集落と土器様相
 村田 晃― (宮城県教育委員会)陸奥国北辺における城柵の造営と
         集落・土器―賀美郡と栗原郡の様相から一
 テーマ2 宮都とその周辺の土器様相
 小田 裕樹(奈良文化財研究所)古代宮都とその周辺の土器様相
                ―「律令的土器様式」の再検討―
 市川 創(大阪府教育庁文化財保護課)難波地域とその周辺の土器様相
 筒井 崇史(京都府埋蔵文化財調査研究センター)
        南山城地域における官衙と集落の土器様相について
 討 論 司会 江口 桂(府中市役所)馬場 基(奈良文化財研究所)


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【2016年12月21日】


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書籍番号 76318
書   名 三角縁神獣鏡・同笵(型)鏡論の向こうに
シリーズ
データ A5 258頁
ISBN/ISSN 978-4639024217
編著者 鈴木 勉著
出版年 2016年12月 
出版者 雄山閣
価格(本体) 2,800円

三角縁神獣鏡を含む青銅鏡1000面以上の三次元計測のデータベースを
元に、復元研究と製作技術論的視点から三角縁神獣鏡「出吹き」生産
を唱え、「前方後円墳体制論」に再検討を迫る。

《目次・詳細は以下のURLからご覧いただけます(PDF)》
http://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/76318/76318.pdf


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【2016年1月10日】


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書籍番号 74875
書   名 日韓4~5世紀の土器・鉄器生産と集落
シリーズ (日韓交渉の考古学―古墳時代― 第3回共同研究会)(韓日対照)
データ A4 332頁
ISBN/ISSN
編著者 「日韓交渉の考古学―古墳時代―」研究会
出版年 2016年1月 
出版者
価格(本体) 1,500円

 【目 次】
趙晟元   「4~5世紀代慶南地域出土軟質土器と土師器系土器」…… 9
重藤輝行  「4~5世紀の九州地域の土器と渡来人集落」  …………… 45
李暎澈   「榮山江流域と目本の4~5世紀日常土器・土師器・須恵器
            -土師器と軟質日常土器情報交換段階-」 ………… 83
寺井誠    「4~5世紀の近畿地域を中心とした土器と渡来人集落」 ・ 103
朴升圭    「加耶と倭の4~6世紀陶質土器と須恵器」 ……………… 127
田中清美  「須恵器窯と生産集落」    ………………………………… 163
金才喆    「嶺南地方 4~6世紀土器生産工房の變遷」    ………… 187
土田純子  「交叉編年資料としての中國陶磁器」  …………………… 216
村上恭通  「日韓の鉄生産(製鉄)」    ………………………………… 243
金武重   「韓半島 中南部地域4~5世紀 鐵器生産 聚落」  …… 259
亀田修一  「4~5世紀日本列島の鉄器生産集落・韓半島との関わりを中心に」
               …………………………………………………… 283



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【2016年1月10日】
 


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書籍番号 74873
書   名 九州考古学 第90号
シリーズ
データ B5 166頁
ISBN/ISSN 0387-7078
編著者 九州考古学編集幹事
出版年 2015年12月 
出版者 九州考古学会
価格(本体) 2,000円

【目次】
【論文】
 縄文土器の器形と文様の系譜について
 ―九州縄文時代早期後半期の壷形土器における可能性― 水ノ江和同  1
 九州[王夬]状耳飾の研究                             大坪 志子 21
 福岡県津屋崎古墳群に用いられた玄武岩石材の供給地
                                                          井浦 一 石橋秀巳 森   康 41
 宮崎県平野部における地下式横穴墓群の群構造と埋葬原理
 ―六野原古墳群・地下式横穴墓群を対象として―         吉村 和昭  61
 歴史的地名活用の有効性と問題点
 ―唐房と「トウボウ」地名―                    高倉 洋彰  89
研究ノート
 韓国の土器工人集落(予察)                          太田  智 109
報告
 南さつま市干河原遺跡出土土器の圧痕調査報告 
                                                                     小畑 弘己・真邉  彩 125
責料紹介
 甕棺内部に描かれた抽象絵画
 ―小久保・勧貫遭跡出土大型塞棺について―        八木健一郎 133
 長承2年書写『蘇悉地羯羅供養法』第一の奥書
 ―福岡嫉久留米市田主丸町観音寺経塚関遵資料―     木下 浩良 141
書評
 大坪志子著
 『縄文玉文化研究―九州ブランドから縄文文化の多様性を探る一』
                                    宮地聡一郎 147
追悼 田中良之さん                               武末 純一 151




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【2014年12月26日】


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書籍番号 73119
書   名 中世の対馬 ヒト・モノ・文化の描き出す日朝交流史
シリーズ (アジア遊学 177)
データ A5 325頁
ISBN/ISSN 978-4-585-22643-7
編著者 佐伯弘次編
出版年 2014年12月 
出版者 勉誠出版
価格(本体) 2,800円

【目 次】
中世の対馬―「六地」と「高麗」の間 佐伯弘次
 Ⅰ 朝鮮半島との関わり
  対馬はなぜ日本なのか  ブルース・バートン
  対馬の防人と烽 坂上康俊
  中世の対馬と朝鮮の港町・三浦  関周一
  中世対馬の外交官
     ―十五世紀における宗氏の外交文書起草者  伊藤幸司
  対馬宗氏による朝鮮からの経典請来  瓜生翠
  中世対馬における朝鮮綿布の流通と利用  荒木和憲
  十六世紀における受職人名義の朝鮮通交  松尾弘毅
【コラム】朝鮮王朝の日本人官吏・平道全  松尾弘毅

 Ⅱ モノから見た中世の対馬
  対馬・遺跡からみた境界領域の中世  川口洋平
  中世対馬の陶磁器―遺跡出土の貿易陶磁と伝世品  川口洋平
  中世博多のガラスと対馬  比佐陽一郎
  対馬の砥石  佐伯弘次
  石塔類から見た中世・対馬の様相  大石一久
  対馬の仏像の諸相  井形進
  対馬に伝来する朝鮮半島系の経典
      ―高麗版(含壱岐・安国寺経)と元版  小松勝助
【コラム】失われた対馬国分寺の「朝鮮鐘」  伊藤幸司

 Ⅲ 中世史料と宗家文庫
  対馬における古文書採訪と中世文書  佐伯弘次
  「宗家御判物写」の編纂と収録文書  朱雀信城
  朝鮮史編纂委員・栢原昌三の「宗家文庫」調査  古川祐貴
  対馬に現存する宗氏の図書二点  山口華代



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【2014年12月4日】


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書籍番号 73094
書   名 平成26年度九州考古学会総会 研究発表資料集
シリーズ
データ A4 93頁
ISBN/ISSN 978-7-222-08931-0
編著者 九州考古学会編集・発行
出版年 2014年11月 
出版者
価格(本体) 1,500円

【目 次】

口頭発表 
吉野ヶ里遺跡出土の弥生時代石器について………………………渡部芳久
新幹線建設に伴う大村市竹松遺跡の調査……………田島陽子・川畑敏則
小児用甕棺にみられるススコゲ痕跡 ………………………………永島聡士
九州南部における甑形土器の受容過程  …………………………松崎大嗣
佐賀県伊万里市腰岳黒曜石原産地における黒曜石露頭および遺跡群の
  発見とその意義
 ……………… 芝康次郎・及川穣・稲田陽介・角縁進・船井向洋・一本尚之
熊本大学構内における縄文時代後期遺跡の発見とその意義
 …………………………………………………   山野ケン陽次郎・大坪志子
鹿児島県甑島手打貝塚の貝資源利用   
 ……………………………………  大西智和・別府佳祐・本田汀・野元勇介
重圏文鏡の生産と流通   ………………………………………………中井歩
本陣古墳の調査成果について~朝倉地域における首長系列の再検討~
  ………………………………………………………………………    中島圭
イモガイ装雲珠・辻金具を伴う馬装の性格  …………………………宮代栄一
ポスターセッション
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地球科学的高精度分析に基づく今山系石斧の新たな原産地……田尻義了・
             足立達朗・渡部芳久・石田智子・中野伸彦・小山内康人・田中良之
石斧資料の新たな資料採取法の開発と紹介 …………田尻義了・足立達朗
熊本白川流域における弥生時代の標石についての調査報告
           ―新南部遺跡群第7次調査及び幅・津留遺跡の出土例をもとに―
    ……………………………………………………………馬場正弘・宮本大



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【2014年12月3日】


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書籍番号 73091
書   名 海の古墳を考える Ⅳ―列島東北部太平洋沿岸の横穴と遠隔地交流―
シリーズ (学術研究集会 発表要旨集)
データ A4 126頁
ISBN/ISSN
編著者 第4回海の古墳を考える会編集・著作
出版年 2014年11月 
出版者
価格(本体) 2,000円

【目 次】
開催趣旨
プログラム
事例報告
 1 横穴墓からみた東北地方における他地域との交流  …………岩橋 由季
 2 装飾古墳と装飾横穴……………………………………………千田 一志
 3 須恵器の流通と交易  …………………………………………大久保弥生
 4 イワキとヒタチ   …………………………………………………稲田 健一
誌上発表
 1 「海洋民」について  ……………………………………………西川 修一
 2 関東地方沿岸部の横穴墓について  …………………………柏木 善治
 3 湖西窯における須恵器生産  …………………………………鈴木 敏則
 4 古墳時代の陸路と海路  …………………………………………田中 裕
 5 いわき市内の後期古墳出土の玉類について…………………大賀 克彦
 6 陸奥と近江の交流  ……………………………………………菅原 祥夫
 7 列島東北部における大型透孔付鉄鏃  ………………………廣谷 和也
 8 横穴式石室について  …………………………………………鶴見 諒平
 9 いわき市出土東海系須恵器 ……………………竹田 裕子・高島 好一
あとがき



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【2014年12月3日】


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書籍番号 73056
書   名 武器・武具と農工具・漁具―韓日三国・古墳時代資料―
シリーズ (「韓日交渉の考古学-三国・古墳時代」研究会 第2回 共同研究会)(韓日版)
データ A4 250頁
ISBN/ISSN
編著者 第2回 共同研究会
出版年 2014年10月 
出版者
価格(本体) 2,000円

【目 次】

  韓國出土帯金式板甲の諸問題………………金榮珉(蔚山大學校博物館)
  朝鮮半島出土の倭系武装にみる日韓交流
  ………………………………………………鈴木一有(浜松市教育委員會)
  三國時代武装體系の變化と地域性―韓半島東南部地域を中心として―
  …………………………………………………………李賢珠(鼎冠博物館)
  日韓の刀・劍・鉾………………………………………豊島直博(奈良大學)
  三國時代装飾大刀の特性と系譜……………禹炳喆(嶺南文化財研究院)
  5~6世紀の胡[竹/録]について
          ―復元の再檢討と日本列島出土胡[竹/録]の系譜―
  …………………………坂 靖(奈良縣立橿原考古學研究所附屬博物館)
  古代韓日札甲の交流―Ω字型要札と附属甲―
  ……………………………………………………金赫中(園立金海博物館)
  日韓の佳甲……………………………………松崎友理(九州歴史資料館)
  三國時代漁具の地域性と階屠性……………………金在弘(國民大學校)
  日韓の漁具……………………………魚津知克(大手前大學史學研究所)
  韓國の三國時代農器具………………………………金度憲(東洋大學校)
  古墳・三國時代における外來系農工具の定着過程
  …………………………………………………河野正訓(國立東京博物館)
  韓日鐵製農工具の比較檢討……………………李東冠(國立晉州博物館)



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【2014年2月20日】


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書籍番号 71479
書   名 野中古墳と「倭の五王」の時代
シリーズ (大阪大学総合学術博物館叢書 10)
データ A4 96頁
ISBN/ISSN 978-4-87259-220-7
編著者 高橋照彦・中久保辰夫編著
出版年 2014年2月 
出版者 大阪大学出版会
価格(本体) 2,200円

大阪の河内周辺は多くの古墳があり,調査が進められていた.
そのうち古市古墳群に属する野中古墳は出土資料が質・量
ともに充実した遺跡である.資料のうち11領の鉄製甲冑は,
1古墳からの出土数としては日本でも傑出しており,襟付短甲
と呼ばれる王権を代表する象徴的な甲冑も含む.1964年の
発掘以来未公開であったが,このたび修復作業が完了し、
初展示・公開される.

【目 次】
第1部 図説「野中古墳と河内の古墳」
  「倭の五王」の時代を探る
   (1)「倭の五王」の時代と考古学
   (2)野中古墳の発掘調査
  政の要は軍事なり-武器と武具
   (1)甲冑
   (2)鉄剣・鉄刀
   (3)鉄鏃
 技術革新と古墳祭祀
   (1)鉄製農工具の出現と大開発の時代
   (2)土器からみる東アジア交流
   (3)墳丘上の儀礼と埴輪・石製品
 古市古墳群の形成と内実
   (1)3・4世紀の中河内地域
   (2)誉田御廟山古墳・墓山古墳とその陪家
   (3)東アジア情勢と百舌鳥・古市古墳群
第2部 論考「野中古墳をめぐる諸問題」


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【2014年2月20日】


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書籍番号 71541
書   名 古墳時代前期の王墓 雪野山古墳から見えてくるもの
シリーズ
データ A5 264頁 
ISBN/ISSN 978-4-88325-527-6
編著者 竜王町教育委員会編
出版年 2014年3月 
出版者 サンライズ出版
価格(本体) 1,800円

【内容紹介】
 平成元年9月、旧八日市市と近江八幡市、竜王町にまたがる雪野山
(標高約309m)の山頂から古墳時代前期の前方後円墳が未盗掘の
状態で見つかり、218点もの埋蔵物が次々と発見された。
 中でも3面の三角縁神獣鏡(国重要文化財)はヤマト政権との関係を
うかがわせる大きな発見として全国の話題を集めた。その全貌をわかり
やすく解説した竜王町教育委員会主催の講座を一冊にまとめた。
【目次】
一、近江の古墳時代史と雪野山古墳       大阪大学大学院/福永伸哉
二、雪野山古墳の鏡から見た古墳時代史       大阪市立大学/岸本 直文
三、雪野山古墳と石製品                      東海大学/北條 芳隆
四、靫(矢入れ具)から見た雪野山古墳              熊本大学/杉井 健
五、副葬された武器からみた雪野山古墳           岡山大学/松木 武彦
六、農工漁具から見た雪野山古墳       奈良文化財研究所/清野 孝之
七、琵琶湖地域の中の雪野山古墳  滋賀県文化財保護協会/細川 修平
八、古墳時代前期甲冑の技術と系譜        鹿児島大学/橋本 達也
九、雪野山古墳で見つかった中世の城跡について 
                             滋賀県立大学/中井 均



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【2014年2月20日】


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書籍番号 71550
書   名 中国陶瓷史の研究
シリーズ
データ A4 564頁 オールカラー図版(精装)
ISBN/ISSN 978-4-86445-036-2
編著者 亀井明德著
出版年 2014年2月 
出版者 六一書房
価格(本体) 29,300円

【内 容】
 本書は,南北朝後半から、隋・唐・五代・宋にいたる,おおよそ700年間
の中国陶瓷史に関する考古学的研究である。この間、おのおのの時代に
おいて中心的位置を占めている陶瓷-南北朝の青瓷,隋代の白瓷の創出、
盛唐代では三彩陶の造形、ついで北宋代における越州窯と竜泉窯青瓷,
江南地域の景徳鎮窯の青白瓷など-、各時代の代表的な陶瓷に視点を
しぼり、この間の中国陶瓷史を叙述することが本書の目的である。 
 中国での窯跡・墳墓出土の膨大な資料を克明に資料化し、日本および
欧米の美術館資料を組み込み、わが国出土品との編年観の異同点を
明確にしている。わが国における中国陶瓷史研究が到達した本格的な
研究書である。

【目 次】
Ⅰ 南北朝青瓷の展開と白釉陶瓷の創造
  1. 南北朝期貼花文青瓷の研究
  2. 北朝-隋・初唐期罐,瓶の編年的研究
  3. 武寧王陵随葬青瓷杯再考
  4. 北朝・隋代における白釉,白瓷碗・杯の追跡
Ⅱ 隋唐白釉陶瓷の推移と三彩陶の形式
  1. 隋唐期竜耳瓶の形式と年代
  2. 隋唐期陶笵成形による陶瓷器
  3. 隋唐水注・浄瓶・罐の形式と編年
  4. 隋唐弁口瓶・鳳首瓶・銀瓶の形式と年代
  5. 隋唐扁壺の系譜と形式
  6. 三彩陶枕と筺形品の形式と用途
  7. 隋・唐・奈良期における香炉の研究
  8. 日本出土唐代鉛釉陶の研究
  9. 渤海三彩陶の実像
Ⅲ 唐宋代青瓷の系譜と編年
  1. 越州窯と竜泉窯-転換期の青瓷窯
  2. 唐代玉璧高台の出現と消滅時期の考察
  3. 唐代の「秘色」瓷の実像
  4. 続・日本出土の越州窯陶瓷の諸問題
  5. 竜泉窯青瓷創焼時期の具体像
  6. 元豊三年銘青瓷をめぐる諸問題
  7. 12世紀竜泉窯青瓷の映像
  8. 北宋早期景徳鎮窯白瓷器の研究
  9. 日本出土の吉州窯陶器について
  10.中国東北部出土の陶瓷器
中国陶瓷史文献目録―東晋から宋代
挿図出典一覧
論文初出一覧


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【2014年1月5日】


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書籍番号 71261
書   名 福岡大学考古学論集 2         
シリーズ ―考古学研究室開設25周年記念―
データ B5 500頁
ISBN/ISSN
編著者 福岡大学 考古学研究室編集
出版年 2013年12月 
出版者 福岡大学 考古学研究室発行
価格(本体) 4,500円

【目次】(執筆者/論文名)
藤島志考   中九州における弥生前期土器の様相
                     ―熊本平野を中心として―
武末純一   弥生時代の権―青谷上寺地遺跡例を中心に―
井上義也   福岡平野の弥生時代青銅器生産の開始期
           ―須玖遺跡群を中心に―
今塩屋毅行  宮崎県下における弥生・古墳時代墳墓と土器
          ―出土状況から探る壺形埴輪導入以前の葬送儀礼―
桃﨑祐輔   九州出土子持勾玉研究入門
宇野愼敏   大村市・黄金山古墳の再検討
津曲大祐   横口式土壙墓と地下式横穴墓
         ―宮崎内陸部における地下式横穴墓の出現をめぐる諸問題―
下原幸裕   頸基部に突帯を有する須恵器壺・瓶
上田龍児   御笠川流域の古墳時代
           ―集落・古墳の動態からみた画期とその背景―
齊藤大輔   皇南大塚南墳副槨出土鉄鉾の系譜
朝岡俊也   横穴系埋葬施設の排水溝―豊前地域―
阿南翔悟   九州出土鋸について
小田富士雄  総説・大宰府都城制の成立
山口 亨     塔が遅れて造られる理由
長 直信     豊後国における官衙関連遺跡の基礎的研究
              ―旧大分郡・海部郡を中心に―
比嘉えりか     福岡市那珂遺跡群出土古瓦の検討
是田 敦       島根県の古代の骨蔵器
五十川雄也   大分市羽田遺跡出土の羽釜鋳型を考える
              ―羽釜鋳型から製品復元への問題点―
小嶋 篤    九州北部の木炭生産―製炭土坑の研究―
中村啓太郎   福岡城の路面遺構
平尾和久     韓国における紡錘車副葬墳墓の時期的変遷とその特徴
              ―韓国慶尚道出土例を中心として―
山内亮平     呉越・銭弘俶八万四千塔再考
大津忠彦     松本清張文学作品における「考古学もの」への契機・始動と昇華
甲元眞之     内蒙古東南部出土の帯銘青銅器
小田富士雄・武末純一・桃﨑祐輔  福岡大学考古学研究室の歩み



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【2012年12月30日】


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書籍番号 67489
書   名 きたきゅう発掘! 考古学ノート
シリーズ
データ A5 199頁
ISBN/ISSN 978-4-9903249-5-7
編著者 (財)北九州市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室編
出版年 2012年11月 
出版者
価格(税込) 1,200円

【目次】
第一部 古代人の息づかい
第二部 ものづくりの技と知恵
第三部 いくさと戦争
第四部 人の死とまつり・祈り
第五部 対外交流の証し
第六部 制度と都市計画
第七部 北九名物ここにあり!
第八部 その時、その思い・・
付  編 郷土の誇り! 市内の遺跡ベストテン


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【2012年10月5日】


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書籍番号 66706
書   名 吉備の古代史事典
シリーズ
データ 四六判 441頁
ISBN/ISSN 978-4-86069-299-5
編著者 薬師寺慎一編著
出版年 2012年9月 
出版者 吉備人出版
価格(税込) 2,625円

聖なる山、神社、寺院、イワクラ、古墳、そして文献…古代吉備研究の
第一人者・薬師寺慎一が、「吉備」の歴史を知る上で欠かせない
約700項目を超すキーワードを、独自の視点で集めて編纂。
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本書で取り上げた事項は、考古学関係の遺跡や遺物・歴史の古い神社
・同じく寺院・古記録・聖なる山・泉・イワクラなどの中で、およそ吉備の
古代史に関心をお持ちの方なら多分興味をしめされるであろうと思える
ようなものです。(中略)
「事典」というものの性格を考慮して、できるだけ「中立」を心掛けました。
だが、読み返していると、筆者の悪い癖で、自分独自の観点から説明を
加えた事項もかなりあることに気づきました。そこで、この点について、
出版社の意向をお聞きしたところ、「いや、あなたの考えで書いて下さって
結構です。」との返事でした。故に、そうした点についてはそのままにして
おきました。そうした部分は、筆者としては、問題提起のつもりで書いた
ものもあるからです。(「まえがき」より)(ともに版元HPより)


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【2012年9月27日】


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書籍番号 66691
書   名 古墳時代研究の現状と課題 上―古墳研究と地域史研究―
シリーズ
データ A5 400頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-88621-605-2
編著者 土生田純之・亀田修一編
出版年 2012年9月 
出版者 同成社
価格(税込) 8,400円

細分化する研究の全体像を捉えるべく現状を概観・総括し、各地域
ごとの様相をまとめ地域史的な視点から古墳時代を俯瞰する。

【目次】
各地の古墳
 Ⅰ 南九州[池畑耕一]
 Ⅱ 北部九州[下原幸裕]
 Ⅲ 山陰[岩本崇・角田徳幸]
 Ⅳ 瀬戸内[古瀬清秀]
 Ⅴ 南海[清家章]
 Ⅵ 畿内[坂 靖]
 Ⅶ 東海[岩原剛]
 Ⅷ 中部高地[風間栄一]
 Ⅸ 北陸[小黒智久]
 Ⅹ 関東[内山敏行]
 ⅩⅠ 東北[菊地芳朗])
古墳文化接触地域の墓制
 Ⅰ 南島・沖縄[池田榮史]
 Ⅱ 北東北・北海道[藤沢敦])
古墳各論
 Ⅰ 竪穴系埋葬施設(含棺)[岡林孝作]
 Ⅱ 横穴系埋葬施設(含棺)[小林孝秀]
 Ⅲ 墳丘規格・築造法[青木敬]
 Ⅳ 埴輪[城倉正祥]
 Ⅴ 葬送儀礼[日高慎])




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【2012年9月27日】


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書籍番号 66692
書   名 古墳時代研究の現状と課題 下―社会・政治構造及び生産流通研究―
シリーズ
データ A5 408頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-88621-606-9
編著者 土生田純之・亀田修一編
出版年 2012年9月 
出版者 同成社
価格(税込) 8,400円

遺構・遺物の検証から列島における生産・流通の様相を分析しつつ、
祭祀や墓の有様など各論にも言及し、古墳時代の特性を抽出する。

【目次】
生産と流通
 Ⅰ 農業[若狭徹]
 Ⅱ 製塩[岩本正二]
 Ⅲ 繊維製品[沢田むつ代]
 Ⅳ 土器[望月精司]
 Ⅴ 製鉄・鍛冶[野島永]
 Ⅵ 武器・武具[鈴木一有]
 Ⅶ 馬具[諫早直人]
 Ⅷ 鏡[辻田淳一郎]
 Ⅸ 石製品[徳田誠志]
 Ⅹ 装身具[高田貫太])
社会構造
 Ⅰ 集落[高久健二]
 Ⅱ 豪族居館[青柳泰介]
 Ⅲ 祭祀遺跡[大平茂]
 Ⅳ 渡来人[亀田修一])
政治構造
 Ⅰ 首長墳[土生田純之]
 Ⅱ 群集墳[右島和夫]
 Ⅲ 考古学からみた王権論[菱田哲郎]
 Ⅳ 古代史からみた王権論[吉村武彦]




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【2012年6月28日】


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書籍番号 65583
書   名 中野市柳沢遺跡―中野市内その3―(附 DVD)
シリーズ (長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書100)
データ A4 369頁 カラー図版74頁
ISBN/ISSN
編著者 長野県埋蔵文化財センター編
出版年 2012年3月 
出版者
価格(税込) 6,000円

【柳沢遺跡における重大発見】(刊行元宣伝より抽出)
*柳沢遺跡からは銅鐸5点、銅戈8点が出土。
*銅鐸と銅戈が同じ埋納坑から出土するのは、兵庫県桜ヶ丘遺跡に次いで
  2例目。
*近畿型Ⅰ式銅戈と九州の中細形C類が同じ埋納坑から出土するのは
  全国初。
*埋納坑の約40m北側で周溝を伴う18基の礫床木棺墓を検出。中央の1号
  礫床木棺墓は長野県最大級の規模を有し、副葬品の量も県内の同時期
  の墓では最多を誇る。
*「シカ絵土器」の発見。西日本における青銅器祭祀との深い関連性が推測
  される。
*柳沢遺跡調査指導委員7名による見解の提示。(工楽善通・石川日出志・
  難波洋三・吉田 広・村上 隆・保柳康一・笹澤 浩)







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【2012年6月28日】


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書籍番号 65466
書   名 沖ノ島祭祀と九州諸勢力の対外交渉
シリーズ (第15回 九州前方後円墳研究会 北九州大会発表要旨・資料集)
データ A4 594頁
ISBN/ISSN
編著者
出版年 2012年6月 
出版者 九州前方後円墳研究会
価格(税込) 3,675円

【目次】
1.宗像地域の古墳群と沖ノ島祭祀の変遷変〔花田 勝広〕
2.九州出土の中国鏡と対外交渉―同型鏡群を中心に―〔 辻田淳一郎〕
3.九州出上の馬具と朝鮮半島〔諫早 直人〕
4.古墳時代前期~中期の九州出土朝鮮半島系土器と対外交渉〔中久保辰夫〕
5.九州出土の鉄製農工具と鍛冶関係遺物から見た対外交渉〔李 東冠〕
6.朝鮮半島における「倭系古墳」築造の歴史的背景について〔高田 貫太〕
7.列島における横穴式石室の導入と朝鮮半島〔宮元 香織〕
8.韓半島からみた九州諸勢力との交流〔金 洛中〕
9.日韓集落祭祀から見た変化と画期〔平尾 和久〕
10.九州の集落から見た変化と画期〔吉田 東明〕
11.九州出土甲冑から見た対外交渉―胴丸式小札甲を中心に―〔松崎 友理〕
12.九州出土大刀からみた対外交渉〔斉藤 大輔〕
13,九州出土鉄鏃から見た対外交渉〔秦 憲二〕
14.九州出土木製品から見た対外交渉〔渡部 芳久〕
15.6・7世紀の北部九州出土朝鮮半島系土器と対外交渉〔寺井 誠〕
16.壱岐島・対馬島の諸勢力と対外交渉〔田中 聡一〕
17.筑前西部~中部の諸勢力と対外交渉〔上田 龍児・比嘉えりか〕
I8.筑前東部の諸勢力と対外交渉〔池ノ上 宏〕
19.筑前南部~筑後の諸勢力と対外交渉〔中島 圭〕
20.肥前の諸勢力と対外交渉〔渕ノ上隆介〕
21.肥後の諸勢力と対外交渉〔木村 龍生〕
22.豊前の諸勢力と対外交捗―京都郡・仲津郡を例として―〔山口 裕平〕
23.豊後の諸勢力と対外交渉〔長 直信〕
24.古墳時代の日向における対外交渉〔和田 理啓・甲斐 貴充〕
25.大隅・薩摩の諸勢力と対外交渉〔藤井 大祐〕





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【2011年7月2日】



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書籍番号 60488
書   名 新修 福岡市史 資料編 考古 3 遺物からみた福岡の歴史
シリーズ
データ 2011年3月 A4 780頁 口絵カラー2頁 (上製本)
ISBN/ISSN
編著者 福岡市史編集委員会
出版年 2011年3月 
出版者 福岡市
価格(税込) 5,000円

本巻は、九州大学所蔵の未公開資料や、福岡市教育委員会以外の機関が
所蔵する福岡市出土考古資料を報告するほか、福岡市出土銭貨、動物遺存
体や植物遺存体といった自然遺物などを新たに集成して掲載し、あわせてそ
れぞれの遺物から導き出される福岡市域の歴史像を考察したものである。
また、各章理解の参考と専門用語の解説としてコラムを各所に掲載した。
(本書「凡例」より)
【目 次】
 口  絵
 刊行のごあいさつ
 編集方針について
 凡  例
第Ⅰ部 考古資料
 第1章 板付遺跡―1951~1954年発掘調査資科
   1. 調査の経過と資料の意義
   2. 調査区の設定と層位・遺構
   3. 出土土器
   4. 出土石器
   5. ま と め
  コラム① 板付遺跡の籾圧痕
 第2章 有田遺跡―1967~1968年発掘調査資料
   1. 背  景
   2. 遺跡の内容
   3. 遺  物
   4. 遺跡の評価
  コラム② 有田遺跡出土コメの14C年代測定
 第3章 小戸1号墳
   1. はじめに
   2. 調査・報告に至る経緯
   3. 位置と環境
   4. 遺構と遺物
   5. まとめ―石室・出土遺物からみた小戸1号墳の年代
  コラム③ 海辺の古墳
 第4章 博多遺跡群出土銭貨集成
   1. はじめに
   2. 博多遺跡群における銭貨研究の歴史
   3. 集成の結果
  コラム④ 錆銭を読む
 第5章 福岡市における考古資料発見略史
          ―明治~昭和期出土資料を中心に
   1. はじめに
   2. 明治~昭和期出土資料
   3. 所蔵者別考古資料について
  コラム⑤ 江藤正澄と福岡の考古学
第Ⅱ部 動物遺存体
 第1章 動物考古学からみた博多と動物の歴史
   1. 博多遺跡群と動物遺存体
   2. 動物遣存体の組成の特徴
   3. 動物考古学からみた博多と動物の歴史
   4. まとめ
  コラム⑥ 博多遺跡群第165次調査出土チョウセンハマグリの酸素
        同位体比分析
  コラム⑦ 博多遺跡群におけるハマグリ類の採集季節
  コラム⑧ 博多と在来家畜・家禽研究
 第2章 博多遺跡群出土の骨角製品と関連する遺物について
   1. 中世・近世の骨角製品
   2. 動物種ごとの利用の違い
   3. ま と め
 第3章 博多遺跡群におけるヒトと動物の食性―理化学分析を用いて
   1. はじめに
   2. 試料の特徴と分析方法
   3. 炭素・窒素同位体分析
   4. ストロンチウム・酸素同位体分析
   5. 古代DNA分析
   6. まとめ
  コラム⑨ アミノ酸ラセミ化率に基づく博多遺跡群出土試料のDNA
        保存性の評価
  コラム⑩ 博多の魚はどこで捕られたのか
第Ⅲ部 植物遺存体
 第1章 福岡市内出土の植物遺存体集成
   1. 福岡市内出土植物遺存体リスト
   2. 集計結果
  コラム⑪ フローテーション法とは
 第2章 圧痕資料
   1. 四箇A遣跡
   2. 重留遺跡
  コラム⑫ 圧痕レプリカ法とは
  コラム⑬ 縄文土器のコクゾウムシ圧痕について
 第3章 分析調査集成
  コラム⑭ イネのプラント・オパールについて
第Ⅳ部 論 考
 第1章 板付遺跡・有田遺跡からみた弥生の始まり
   1. はじめに
   2. 板付遺跡出土土器の検討
   3. 板付遺跡の編年上の位置づけ
   4. 福岡平野と早良平野の弥生の始まり
   5. 列島の縄文から弥生へ
 第2章 博多湾沿岸地域の古墳時代後期社会
        ―小戸1号墳の調査成果から
   1. はしめに
   2. 博多湾沿岸地域の古墳時代後期社会をめぐる諸問題
   3. 博多湾沿岸地域における後期古墳の築造動向をめぐる諸問題
   4. 小戸1号墳の石室と副葬品の位置づけ
   5. ま と め
 帯3章 出土銭からみた中世の博多
   1. 東アジアにおける銭貨流通史
   2. 日本における銭貨流通史
   3. 博多遺跡群の銭貨流通の特質
   4. 博多における流通銭貨の特質
 第4章 イノシシとブタ論争を博多に探る
   1. はじめに
   2. イノシシ類の用語と日本考古学におけるイノシシ・ブタ論争
   3. イノシシ類の文化的情報
   4. イノシシ類頭蓋の分類
   5. イノシシ類の多様性の解釈
   6. 博多遺跡群と鴻臚館跡からみたブタ・イノシシ利用文化
   7. ま と め
 第5章 植物遺存体からみた福岡の歴史
   1. 栽培植物の起源と伝来
   2. 福岡市における先史時代の植物利用と栽培植物
   3. 古代・中世の植物利用
   4. ま と め
 第6章 考古資料からみた縄文時代から中・近世の博多
   1. はじめに
   2. 縄文から弥生へ
   3. 弥生から古墳へ
   4. 古墳から古代へ
   5. 中世博多の展開
   6. 中・近世博多の食生活
   7. おわりに