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日 本 考 古 学 図 書 情 報


【2023年9月21日】 【近着】【ご注文承り中】



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書籍番号 81965
書  名 古墳時代の地域社会復元 三ツ寺Ⅰ遺跡〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」第1期 003)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-0433-8
編 著 者 若狭 徹著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)


 【紹介文】

群馬県南西部には、イタリア・ポンペイのように、榛名山噴火の
火山灰の下に5世紀の景観と生活の跡がそのまま残されていた。
首長の館跡を中心に、古墳・水田経営の跡・農民の住居跡の発掘
調査や渡来人の遺物などから5世紀の地域社会の全体像を復元する。

 【目次】
 
第1章 首長居館の発見
  1 居館発見以前
  2 姿をあらわした巨大施設

第2章 館の構造を読み解く
  1 三ツ寺Ⅰ遺跡の位置と全体像
  2 濠を掘り、川を堰き止め、石を積む
  3 館内部には何があったか
  4 見えないものを想定する
  5 築造・改築・廃棄のプロセス

第3章 遺物が語るもの
  1 遺物の出土状態
  2 首長が独占した先進技術─冶金遺物
  3 祭儀のための道具たち
  4 土器たちの語るもの

第4章 聖水祭祀
  1 三ツ寺Ⅰ遺跡の特性
  2 水の祭儀を司る首長

第5章 古墳時代の地域社会
  1 首長による政治・経済活動
  2 古墳から見る首長の政治領域と儀礼
  3 人びとの暮らしと神マツリ

第6章 三ツ寺Ⅰ遺跡の首長像



【2023年9月21日】 【近着】【ご注文承り中】


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書籍番号 81966
書  名 律令国家の対蝦夷政策 相馬の製鉄遺跡群〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」第1期 021)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-0631-4
編 著 者 飯村 均著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

7世紀後半から9世紀にかけ、律令国家は蝦夷の激しい抵抗を受けな
がらも、東北支配を拡大していった。それを支えたのが国府多賀城
の後背地、福島県相馬地方の鉄生産である。大量の武器・農耕具・
仏具を供給するために推進された古代製鉄の全貌を明らかにする。

目次
第1章 真金吹く郷
  1 古代の鉄づくり
  2 姿をあらわした製鉄遺跡群
  3 律令国家と製鉄遺跡群第2章 木炭窯を掘る

第2章 木炭窯を掘る
  1 木炭窯の種類
  2 木炭窯の展開

第3章 製鉄炉を掘る
  1 箱形炉
  2 竪形炉
  3 「踏みふいご」付設の箱形炉
  4 製鉄炉の展開

第4章 製鉄経営の解明
  1 製鉄技術はどこからきたのか
  2 何がつくられたのか
  3 指導者の墓と管理施設
  4 国府多賀城とのかかわり

第5章 律令国家の対蝦夷政策
  1 蝦夷の反乱と行方軍団
  2 郡司層による生産体制の整備
  3 鉄生産の広がりと環境破壊

第6章 その後の製鉄遺跡



【2023年9月21日】 【近着】【ご注文承り中】


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書籍番号 81967
書  名 探究 弥生文化(下)―学説はどう変わってきたか―
シリーズ
データ A5 168頁
ISBN/ISSN 978-4639029212
編 著 者 浜田晋介著
出 版 年 2023年8月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

いくつもの論争が弥生文化研究を進化させてきた。
現在も大きな影響を与え続けている探究論争の内容をわかりやすく
解説。

 【目次】

1 論争とは何か―論争の機能と構造とは
2 弥生土器規定論争―弥生土器は古墳から出土するのか
3 弥生竪穴論争―弥生の竪穴は住居か
4 ミネルヴァ論争―縄文と弥生の関係とは
5 文化伝播・変容論争―弥生文化を作ったのは誰だ
6 弥生戦争論争―戦争の証拠は何か



【2023年9月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81964
書  名 貿易陶磁研究 第43号
シリーズ
データ A4 199頁
ISBN/ISSN 0286-343X
編 著 者 日本貿易陶磁研究会編集
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 日本貿易陶磁研究会
価   格 3,850円(税込)


【目次】

【投稿論文】
高麗陶器器種構成の変遷-窯跡出土資料を中心に- 
               ………………主 税 英 德
【開催趣旨】
あの遺跡、再びの共有と展開 …………………小 野 正 敏
【報告・コメント】
平泉遺跡群出土の貿易陶磁器研究の2000年以降の新研究と
新発見について        ………………八重樫 忠 郎
「平泉遺跡群出土の貿易陶磁研究について」(八重樫忠郎氏)に
 よせて           ………………水 口 由紀子
鴻臚館・博多-古代・中世の国際貿易拠点- 
            ………………………田 上 勇一郎
古代・中世日本における貿易の拠点と制度 
           …………………………荒 木 和 憲
鎌倉市今小路西遺跡(御成小学校内)-発掘調査から32年の現在- 
               ………………松 吉 里永子
文献史料にみえる「鎌倉中」御家人の鎌倉屋敷
 -松吉里永子報告に寄せて- ………………田 中 大 喜
今帰仁グスクにおける貿易陶磁研究-年代観と出土量を中心に- 
               ………………瀬 戸 哲 也
瀬戸哲也氏「今帰仁グスクからみた琉球列島の出土貿易陶磁研究」
 に寄せて          ………………池 谷 初 恵
北の世界の貿易陶磁器-南部氏関連城館を中心に- 
               ………………布 施 和 洋
北日本における陶磁器研究からみえる中世社会
  -「布施和洋」報告へのコメント- ……工 藤 清 泰
一乗谷、城下町の陶磁器消費への視点 ………小 野 正 敏
小野正敏「一乗谷、城下町の陶磁器消費への視点」に対する
 コメント-中世消費遺跡研究の潮流- ……鈴 木 康 之
堺環濠都市遺跡から出土した貿易陶磁器
  -「琉球貿易」、「南蛮貿易」を中心として- 
               ………………續   伸一郎
中世後期の堺と対外貿易 ………………………岡 本   真
近世都市江戸出土の貿易陶磁器研究 …………堀 内 秀 樹
【資料紹介】
首里城二階殿地区から出土したチャンパ黒釉四耳壺       
                     續   伸一郎

英文概要
彙報
執筆要項
海外研究者へ



【2023年9月14日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81958
書  名 埴輪生産から見た地域社会の展開
シリーズ
データ B5 385頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-173-4
編 著 者 古代学研究会編
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 六一書房
価   格 5,500円(税込)

 【内容簡介】

 埴輪生産遺跡はどのような背景のもとにそこで営まれたのか。
古墳築造の一環として埴輪生産が行われたとき、それを支えた
地域基盤はどのようなものであったのか。
古墳築造と埴輪生産によって、各地域にはどのような変化が表
れたのか。
 本書では、埴輪生産遺跡をキーワードに、古墳時代の地域社
会の在り方、さらには地域と王権との関係を考古学的分析により
明らかにすることを目的とする。畿内の埴輪生産のみならず須
恵器生産、須恵器と埴輪が同時生産された尾張との比較を通じ、
それぞれの特徴を描き出す。文献史学にみえる「土師氏」は埴輪
生産とどのような関係にあり、埴輪生産から「部民制」や「上番」
はどう読み解けるのか、その具体像に迫る。各地の埴輪生産遺跡
を検討の中心に据え、古墳への供給関係、周辺集落との関係、埴
輪生産から読み解く古墳時代の権力構造など、多角的な分析をも
とに埴輪生産の歴史的背景を解明する。巻末には、全国の埴輪生
産遺跡集成を収録。
 古代学研究会2019年度拡大例会・シンポジウムをもとにした成
果報告書。

……………………………………………………………………………
               目 次
序 ………………………………………………………森岡秀人   ⅰ
例 言 ……………………………………………………………   V

第Ⅰ部 拡大例会・シンポジウム記録集
 〈趣旨説明〉
  地域社会の展開と手工業生産 …………………東影 悠   3
  ―埴輪生産遺跡と集落・古墳の対比から―
 〈報告〉
  古墳時代前期の埴輪生産関連遺跡と集落・古墳
                               ………………金澤雄太  11
  埴輪生産遺跡と集落からみる中期埴輪生産の実相 
                                       ………原田昌浩  35
  生産遺跡からみた後期の埴輪生産の実態 ……花熊祐基  57
   ―古墳・集落との比較を通じて―
  須恵器生産と地域社会の展開 ………………中久保辰夫  77
  埴輪生産遺跡、集落と地域社会 ………………早野浩二  97
   ―尾張とその周辺地域―
  文字資料からみた埴輪生産・造墓の労働力と土師氏 
                                         ……溝口優樹 117
 〈シンポジウムの記録〉
  シンポジウム討論  ………………………作成:東影 悠 143
 〈ミニシンポジウムの記録〉
  ミニシンポジウム討論  …………………作成:山口等悟 161

第Ⅱ部 考察
  古墳時代前期の埴輪生産関連遺跡と集落・古墳(追補) 
                               …………………金澤雄太 191
  埴輪生産遺跡と集落からみる中期埴輪生産の実相(補遺)
                               …………………原田昌浩 201
  後期埴輪生産と地域社会 ………………………花熊祐基 209
  古墳時代須恵器生産に関する研究の現状と課題 
               …………………中久保辰夫 219
  尾張とその周辺地域における埴輪生産と地域社会(補論)
                               …………………早野浩二 229
  文字資料からみた埴輪生産・造墓をめぐる諸問題 
                                       ………溝口優樹 237

第Ⅲ部 誌上報告
  集落研究と古墳研究 ……………………………森岡秀人 249
  ヤマト王権と埴輪生産 ……………………………坂 靖 263
  埴輪の生産体制論 ………………………………高橋克壽 273
  埴輪生産の進展と王権 …………………………廣瀬 覚 289
  埴輪生産と地域社会の動向 …………………和田一之輔 299
  九州北部の古墳と集落 …………………………小嶋 篤 311
   ―八女古墳群の造営と「筑紫縦貫道」―
  関東・東北の埴輪生産遺跡と供給圏 …………東影 悠 321
  土師器生産と埴輪生産 …………………………三好 玄 329
   -前期後葉の画期の評価―

第Ⅳ部 総括
  埴輪生産からみた地域社会と王権 
                         ……………東影 悠・三好 玄 341

第Ⅴ部 埴輪生産関連遺跡集成  …………………………… 371

  後 記  …………………………………………………… 384
  執筆者一覧



【2023年9月14日】 【近刊】【ご注文承り中】


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書籍番号 81963
書  名 季刊考古学・別冊43 九州考古学の最前線 1 縄文~古墳編
シリーズ
データ B5 152頁
ISBN/ISSN 978-4639029427
編著者 宮本 一夫編
出版年 2023年9月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 2,860円(税込)


 【内容紹介】

縄文時代から古墳時代にかけて、九州地方における考古学研究の主要な
テーマについて、現状と課題、最新の研究動向をまとめる。

……………………………………………………………………………………
 【目次】

総論
九州考古学の現在1―先史時代―                          (宮本 一夫)

1 縄文時代
九州縄文文化の始まり―福井洞窟― (栁田裕三)
南部九州における縄文時代草創期土器編年とイベント・気候変動に関する
 研究展望                        (桒畑  光博)
九州縄文時代における大規模集落遺跡の出現
 ―アミダ遺跡における生業戦略―             (福永  将大)
クロム白雲母製玉類の製作
 ―熊本県菊池市・三万田東原遺跡の発掘調査から―     (大坪  志子)
植物圧痕からみた九州の縄文農耕と栽培植物 (小畑弘己)
九州の無刻目突帯文土器の様相と刻目突帯文土器の出現    (宮地聡一郎)
耳栓からみた縄文時代日韓交流                           (古澤  義久)

2 弥生時代
弥生時代の始まりと支石墓・磨製石剣                     (平郡 達哉)
板付式土器の成立                                       (三阪 一徳)
弥生時代北部九州の米                                   (上條 信彦)
渡来的弥生時代人                                       (米元 史織)
石斧生産と弥生社会                                    (森  貴教)
「漢委奴国王」金印                                     (大塚 紀宜)
弥生時代の墓制                                         (溝口 孝司)
弥生時代の小形?製鏡                                    (田尻 義了)
弥生時代のガラス製玉類                                 (谷澤 亜里)
弥生時代の鉄製武器―刀剣研究を中心とした課題と展望―   (立谷 聡明)
楽浪系・三韓系土器からみた弥生時代の北部九州(森本幹彦) 弥生時代の
  板石硯                         (久住 猛雄)

3 古墳時代
古墳時代の鏡                      (辻田淳一郎)
沖ノ島研究―世界遺産登録後の歩み―                    (福嶋真貴子)
九州における古墳時代人骨                              (高椋 浩史)
古墳時代の親族関係と儀礼                              (舟橋 京子)
九州の初期須恵器                                      (三吉 秀充)
渡来系集落                                            (重藤 輝行)
玄界灘沿岸における6・7世紀の武器と武装         (齊藤 大輔)
九州における古墳時代の胴丸式小札甲                    (松﨑 友理)
古墳時代の馬具                                        (西    幸子)
島内地下式横穴墓群                                    (橋本  達也)
南九州の地下式横穴墓                         (吉村 和昭)
九州の装飾古墳                                        (藏冨士 寛)
屯倉の成立                       (菅波 正人)
庚寅銘大刀と鋳銅鈴からみた元岡G6号墳の時代背景と東アジア
                                                      (桃﨑 祐輔)
船原古墳                                              (甲斐 孝司)
壱岐島の古墳と副葬品                                  (田中 聡一)



【2023年9月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81956
書  名 先史・古代の日韓交流の様相―山陰を中心として―
シリーズ (第50回 山陰考古学研究集会資料集)
データ A4 約170頁
ISBN/ISSN
編 著 者
出 版 年 2023年8月 
出 版 者 第50回山陰考古学研究会事務局
価   格 2,750円(税込)

   《文字化け箇所があるため原文紹介はこちらをクリックしてご覧ください(PDF)》 

目    次
寄稿文① 渡辺貞幸「研究運動としての山陰考古学研究集会-第50回
                    研究集会に寄せて-」…………………………  1

寄稿文② 中原斉「研究集会が果たしてきたこと、目指すべきもの
                  -第50回山陰考古学研究集会を迎えて-」 ……  2

基調報告① 趙晟元(前 釜慶大学校博物館)
         「韓半島南部地域出土土師器(系)土器からみた
                    日韓交渉」 ……………………………………  3

基調報告② 亀田修一(岡山理科大学)
         「古墳時代の山陰と朝鮮半島」 ……………… 22

地域報告① 山崎頼人(小郡市教育委員会) 
         「山陰における無文土器からみた日韓交渉」  70

地域報告② 高尾浩司(鳥取県地域づくり推進部文化財局文化財課) 
         「鉄器からみた弥生時代の交流」 …………… 96

地域報告③ 松尾充晶(島根県立古代出雲歴史博物館)
                 「山陰西部における古墳時代の渡来系遺物」…122

地域報告④ 君嶋俊行(鳥取県教育文化財団)
         「山陰東部における古墳時代の渡来系遺物」…140

誌上発表  土屋隆史(宮内庁書陵部)
         「獅?文帯金具の文様系列と製作技術-鳥取県高山
                   古墳出土獅?文帯金具の検討を中心に」 ……162



【2023年9月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81955
書  名 謎の山城・茨城を探る~古代山城・茨城と芋原の大すき跡~
シリーズ (第65回古代山城研究会例会)(プログラム・予稿集)
データ A4 50頁
ISBN/ISSN
編著者 古代山城研究会
出版年 2023年9月 
出版者 古代山城研究会
価 格 品切れ


目 次
田口義之(備陽史探訪の会・会長)「備陽史探訪の会と古代山城の探索」
松尾洋平(古代山城研究会)「古代山城「茨城」の実像を探る
             ―含同踏査の成果から―」
向丼一雄(古代山城研究会・代表)「茨城と抜原郷」
村田 晋(広島県教育事業団)「備後茨城周辺の終末期古墳について」

紙上報告
山岡 渉(広島市文化振興課)「蔵王山・亀ヶ岳の鉄塔改築に伴う試掘・
              確認調査から」



【2023年9月4日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81896
書  名 集落と古墳の動態 Ⅳ―飛鳥時代―(全2冊)
シリーズ (第24回  九州前方後円墳研究会大分大会 発表資料集)
データ A4 832頁
ISBN/ISSN
編著者 第24回九州前方後円墳研究会大分大会実行委員会編集
出版年 2023年8月 
出版者 第24回九州前方後円墳研究会大分大会実行委員会
価 格 6,900円(税込)

………………………………………………………………………………

※資料集の正誤表がございます。以下のURLよりご覧いただき
 印刷して資料集に挟んでいただければ幸いです。
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/20230902/20230902.pdf

………………………………………………………………………………

<九州前方後円墳研究会>HPより

主 旨:九州前方後円墳研究会では、第21回大会から新たなテーマと
して、集落を軸に古墳との関係を数回に分けて検討していくことに
なりました。 前回まで前期、中期、後期を検討してまいりましたが、
今回の研究会も引き続き、
集落を軸にして古墳・古墳群との関係を検討します。今回検討の対象
とする時期は7世紀(飛鳥時代)です。後期段階で爆発的に増加した
古墳は、当該時期で減少します。
そのことと集落も対応して減少するのか?しないのか?。古墳の減少
とも連動するかのようにも見える7世紀後半から出現する官衙関連施設
とどう関連するのか? 古墳と集落、そしてその延長線上、あるいは
対立軸でもある首長(豪族)居館・寺院・官衙関連施設(牧・ミヤケ・
評・郡家といった機関)・古代山城・祭祀遺跡等も検討対象とし、
当該期の様相にせまっていけたらと思います。

目 次(第1分冊)

 開催趣旨・例言 ………………………………………………………  ⅰ
 大会日程 ………………………………………………………………  ⅱ
 第1分冊目次 …………………………………………………………   ⅲ
 第2分冊目次 …………………………………………………………   ⅳ
 資料作成にあたっての留意点 ………………………………………  ⅵ

【本大会での年代観について】

★第24回九州前方後円墳研究会大分大会土器検討部会
                                  (代表執筆:久住猛雄・長直信)
 「九州島における飛鳥時代の土器
  -土器検討部会のまとめと遺跡動態分析にあたっての留意点-」 1
【地域の発表、および誌上報告】

【福岡県(その1)】
  久住猛雄(福岡市埋蔵文化財センター)
  「6世紀中頃~7世紀代の比恵・那珂遺跡群
  ―「那津官家」・「筑紫大宰」・「長津宮(磐瀬行宮)」関連遺跡に
    ついて―」 …………………………………………………………   27
★長直信(文化庁)
 「豊前中部地域における墳墓と集落動態の基礎的研究
    ―飛鳥時代を中心に―」 …………………………………………   67

目 次(第Ⅱ分冊)

【福岡県(その2)】
★上田龍児・山元瞭平(大野城心のふるさと館)
  「7世紀の博多湾沿岸地域」 ………………………………………   1
★下原幸裕(福岡県教育庁)
  「太宰府周辺における7世紀の集落について」 …………………  67

★山崎賴人※・杉本岳史※・一木賢人※・作山航平※・三津山靖也:
  ・高橋渉※(※小郡市教育委員会 ※※大刀洗町教育委員会)
  「御原郡周辺における7世紀代の集落と墳墓の動態」 …………  93
★太田智(宗像市)
  「宗像周辺の7世紀代の動態―古墳・須恵器生産を中心に―」  141
 小嶋篤(九州歴史資料館)
  「遠賀川流域と飛鳥時代」  ……………………………………… 161 
 西垣彰博(粕屋町教育委員会)
  「糟屋地域における7世紀の集落と古墳の動態について」 …… 215
 中島圭(朝倉市教育委員会)
  「7世紀における朝倉~浮羽地域の集落と古墳の動態」 ……… 255
 小川原励(久留米市市民文化部文化財保護課)
  「古墳時代終末期の集落と古墳の動態―久留米市域―」  …… 269
 檀佳克(八女市教育委員会)
  「福岡県南部―南筑後地域(集落と古墳の動態―古墳時代終末期)」 
                                            …………………… 287
 安部和城((公財)北九州市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室)
  「豊前国企救郡・筑前国遠賀郡東部(北九州市域)における集落と
      古墳の動態―6世紀後半から8世紀―」………………………… 295

【佐賀県】
★塩見恭平(佐賀県文化課文化財保護・活用室)
  「佐賀平野(嘉瀬川以東)の集落と古墳について
      ―6世紀末~8世紀初頭―」  …………………………………… 365
 徳富孔一(野良考古学研究所)
  「嘉瀬川以西地域における集落と古墳の動態―飛鳥時代―」… 385

【長崎県】
 野澤哲朗(諫早市)
 「肥前西部における7世紀代の集落と墳墓の動向」 ……………… 423
 田中聡一(壱岐市教育委員会)
 「壱岐島における7世紀代の集落と古墳の動態」 ………………… 447
 尾上博一(対馬博物館)
 「対馬における7世紀代の集落と墳墓の様相」 …………………… 459

【熊本県】
★林田和人(熊本市文化市民局)
 「熊本県地域における飛鳥時代の集落概観」  …………………… 463

【大分県】
 丸山利枝(中津市歴史博物館)
 「豊前南部(下毛郡)における集落と墳墓の動態」  ……………… 519
 弘中正芳(宇佐市教育委員会)
 「7世紀の宇佐郡・国碕郡における集落と古墳の動態」 ………… 535
 玉川剛司(別府大学)
 「豊後国速見郡(大分県別府市・日出町・杵築市)の集落と古墳の動態」
                                                        …… 547
★越智淳平(大分県教育庁)
 「豊後地域における飛鳥時代(古墳時代終末期)の古墳と集落の動態」
                                                       ………567
 工藤心平(竹田市教育委員会)
 「竹田市(竹田・直入地域)の7世紀代の集落と古墳の様相」 …… 625
 若杉竜太(日田市教育庁)
 「筑後川上流域~日田・玖珠地方~における集落と古墳-7世紀代を
    中心として-」  …………………………………………………… 633

【宮崎県】
★今塩屋毅行(宮崎県立西都原考古博物館)
 「日向における古墳時代終末期の集落と古墳」  ………………… 647

【鹿児島県】
 松﨑大嗣(指宿市教育委員会)
 「大隅・薩摩地域における飛鳥時代の集落と古墳」  …………… 695

       【★ありは第24回大会発表者、★なしは誌上報告者】



【2023年8月27日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81942
書  名 ビジュアル版 弥生時代ガイドブック
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」別冊06)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2330-7
編 著 者 安藤 広道著
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

 紀元前10世紀頃、無文土器文化との接触により九州北部の
縄文文化が変容を遂げてはじまった弥生文化。水田稲作・畠
作の定着、集落の多様化と集落間関係の複雑化、拡大してい
く社会とそれを支えた祭祀の発達など、弥生文化のダイナミ
ズムをビジュアルに解説する。

 【目 次】

   01 弥生文化とは? 弥生時代とは?
   02 弥生文化をどのようにとらえるのか
   03 縄文文化から弥生文化への変容
   04 弥生文化・弥生時代の枠組み
   05 弥生文化の農耕技術
   06 弥生文化の食糧事情
   07 日常生活の道具
   08 弥生文化の集落
   09 人びとのすがたと人口
   10 集落間、地域間の関係の進展
   11 祭祀・儀礼の発達
   12 集団間の争い
   13 墓からわかること
   14 弥生文化の世界観を探る
   15 弥生文化をとりまく世界
   16 石製利器から鉄製利器へ
   17 祭祀の変質
   18 墳丘墓の展開
   19 記録された弥生文化
   20 前方後円墳の成立
   21 超大型集落の終焉と弥生社会の特質

   訪ねてみたい弥生文化関連遺跡
   本書で紹介した遺跡



【2023年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81894
書  名 東北・関東における方墳の展開
シリーズ (第26回東北・関東前方後円墳研究会 《シンポジウム》発表要旨資料)
データ A4 146頁
ISBN/ISSN
編著者 第26回大会実行委員会編集
出版年 2023年7月 
出版者 東北・関東前方後円墳研究会
価 格 2,200円(税込)

趣旨説明
 シンポジウムに向けて  ………………坂本 和俊
基調報告
 東北における方墳の展開  ………………平澤 慎
 北陸における方墳の展開 ………………髙野 晶文   1- 14
 茨城における方墳の展開 ………………小澤 重雄  15- 28
 栃木県における方墳の展開 …………川又 隆一郎
                   荒井 啓汰  29- 44
 群馬県における方墳の展開  ……………志村 哲
 群馬県地域における後期・終末期の方墳 
                                ………加部 二生  45- 82
 埼玉県における方墳の展開  ……………中林 菖  83-100
 千葉県北部地域における方墳の展開  …伝田 郁夫  101-114
 千葉県南部地域における方墳の展開 …岡山 亮子 115-130
 南武蔵・相模における方墳の展開 ……寺田 良喜 131-146
《シンポジウム》東北・関東における方墳の展開
   【パネラー】 平澤 慎  高野 晶文 小澤 重雄
          川又 隆一郎 荒井 啓汰 志村 哲 
                    加部 二生 中林 菖  伝田 郁夫 
                   岡山 亮子 寺田 良喜
   【司  会】 山川 守男 太田 博之



【2023年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81893
書  名 後期の中の変革―536年イベントにみる気候変動との関わり
シリーズ (第25回東北・関東前方後円墳研究会 大会シンポジウム 発表要旨資料)
データ A4 124頁
ISBN/ISSN
編 著 者 第25回大会実行委員会編集
出 版 年 2020年2月 
出 版 者 東北・関東前方後円墳研究会
価   格 2,200円(税込)

講  演
六世紀の環境変動と王権構造の変化―那津官家の修造問題を中心に―
                   ………………仁藤 敦史(1)
地域発表
群馬県西部地域における古墳時代後期の変革……………………………
                       小比木 真理・志村 哲・大野 義人(11)
群馬県東部地域における古墳時代後期の変革………… 加藤 二生(27)
栃木県におげる後期古頃・集落の動態とその画期
―中・南部を中心として―  小森 哲也・今平 利幸・内山 敏行(37)
茨城県那珂川下流域の状況―左岸の状況― ……………稲田 健一(53)
茨報県那珂川下流域の状況―右岸の状況― ……………川口 武彦(63)
千葉県における古墳時代後期の変革 
                …………山田 俊輔・萩原 恭一(75)
6世紀前後の福島県中通りと気候変動 ………………神林 幸太朗(85)
南武蔵における古墳時代後期の変革―古墳と集落の動向から― 
                   ………………寺田 良喜(97)
新潟県における古墳時代後期を中心とした集落・古墳等の動向 
                                   ……相田 泰臣・小野本 敦(111)
誌上参加
埼玉県県における古墳時代後期の様相  ………青木 弘・福田 聖(117)

シンポジウム 後期の中の変革―536年イベントにみる気候変動との
              関わり
【パネリスト】小比木真理/加部二生/志村 哲/大野義人/小森哲也/
              今平利幸/内山敏行/稲田健一/川口武彦/山田俊輔/神林
              幸太朗/寺田良喜/小野本敦/仁藤敦史
【司   会】日高 慎/萩原恭一



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書籍番号 81914
書  名 帆立貝古墳平面企画図集
シリーズ
データ B4 106頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86445-172-7
編 著 者 沼澤 豊著
出 版 年 2023年8月 
出 版 者 六一書房
価   格 3,850円(税込)

    目  次

 はじめに………………………………………………………………1
  1  帆立貝古墳という墳形………………………………………2
  2  24 単位設計法 ………………………………………………6
  3  古墳造営尺 …………………………………………………10
  4  前方後円墳との境界 ………………………………………16
  5  最大の帆立貝古墳 …………………………………………17
  6  帆立貝古墳の各単位型 ……………………………………20
  7  帆立貝古墳における大小の突出部 ………………………23
    8  造出付円墳 ……………………………………………24
    9  造出論 …………………………………………………27
    10 帆立貝古墳の被葬者……………………………………33
   引用文献…………………………………………………………38
   平面企画図集……………………………………………………41
   あとがき ………………………………………………………105



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書籍番号 81895
書  名 菟原 Ⅲ―森岡秀人さん古稀記念論集―
シリーズ
データ B5 約350頁
ISBN/ISSN
編 著 者 森岡秀人さん古稀記念会編集
出 版 年 2023年9月 
出 版 者 森岡秀人さん古稀記念会
価   格 予価3,300円(税込)

《文字化けがございますので原文紹介はこちらをクリックしてご覧いただけます(PDF)》 

目   次
巻頭写真
菟原Ⅲ 発刊にあたって
巻頭コラム
 古稀までの考古学、古稀からの考古学                1
 ―インタビューから垣間みる森岡秀人さんの最近の日常―

献呈論文

 古墳時代中期の馬具保有古墳についての一考察   尼子奈美枝    11
 弥生時代の播磨における居住形態         荒木 幸治  19
 -竪穴建物変遷の小地域分析-

 近江の石造宝篋印塔の変遷における鏡神社塔の位置について
                                                 上垣 幸徳  39
  近畿地方における小形[イ方]製鏡の系譜に関する一考察   
  -和泉市惣ヶ池遺跡鏡を中心に-                 上田 裕人  49
 
  三雲城の滋賀県史跡指定の経過について      氏丸 隆弘  63
 古墳時代の家族形態と親族構造について      太田 宏明  67
 -集落遺跡・群集墳・首長墓系譜の分析から-
 
  一石五輪塔の製作技法~徳島市丈六寺所在未製品を巡って~
                                                 海邉 博史  75
 掖上鑵子塚古墳の墳丘              木許  守  83
 ウィリアム・ゴーランドの滋賀県来訪記録に関する覚書  
 -近江の考古学黎明期異聞-                     田井中洋介  93
 
 『伊勢物語』と芦屋市の「みやび」         竹村 忠洋  105
 -古代の摂津国菟原郡芦屋郷からつながる「芦屋」のイメージ-
 
  瀬戸内島嶼部の砂質海岸で検出された中世の埋没塩田面の  
 遺跡形成過程-愛媛県弓削島の高浜八幡神社境内発掘地での
 地形学・土壌微細形態学による検討から-         辻  康男   123
 芦屋市金津山古墳の墳丘盛土           土井 和幸   141
 堺出土の官窯系朝鮮白磁             永井 正浩   155
 滋賀県における凸帯文土器の炭素14年代について  中村 健二   165
 湖北の説話を考える③              西原 雄大   171
 展望 山陰弥生墓研究上の課題          西村  葵   189
 泉佐野における南北朝時代の城郭-樫井城と土丸・雨山城- 
                                                 西村  歩   201
 兵庫県東南部における弥生時代中期サヌカイトの供給状況  
                                                 禰冝田佳男   221
 八十塚古墳群岩ヶ平支群出土の武器と馬具    
 -八十塚古墳群は、武器・武具の少ない古墳群といえるのか-
                                       白谷 朋世・西岡 崇代   231
 
  摂津市光蓮寺所蔵の弥生時代前期の広口壺について 濱野 俊一   251
 弥生時代木棺の小口板の木取りについて      福永 伸哉   263
 -神戸市北青木遺跡の事例を起点にして-
 
  [土専]列建物研究                藤本 史子   275
 画文帯神獣鏡2例について            村川 義典   295
 出土遺物から見た城館遺構論           山上 雅弘   301
 火葬の導入をめぐる憶測-2つの書評に答えて-  渡邊 邦雄   319
 滑石製模造品祭祀の初源             渡辺  昇   333

執筆者紹介                           340
森岡秀人さん略年譜                       341
森岡秀人さん主要著作目録(還暦以降)              345



【2023年7月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81878
書  名 文化財写真研究 VOL.13
シリーズ
データ A4 100頁
ISBN/ISSN 2185-324X
編 著 者 文化財写真技術研究会編集
出 版 年 2023年7月 
出 版 者 文化財写真技術研究会
価   格 4,950円(税込)

【目次】

Foreword
 写真についての思い出話             岩永省三  02
───────────────────────────────
記念講演
 デジタルカメラの歴史と
 最新のデジタルカメラでできること       柴田 誠  06
───────────────────────────────
特 集
 デジタルシフトの光と陰~ハード側から~
  デジタルシフトの光と陰(趣旨説明)      栗山雅夫  22
  ピント合わせから見えてくるもの           栗山雅夫  24
  フィルムからデジタルへ                杉本和樹  30
   ―機材全般にわたって―
  デジタル移行の明暗                  武本典子  34
   ―ハード面からの一事例―
  ピクセルシフトによる写真画質の高画素化    北田仁司  40
   ―富士フィルムGFX100の例―
  一般的な文化・文化財行政における高感度撮影 石井隆博  44
───────────────────────────────
基礎講座
 文化財の立面撮影                  中村一郎  50
───────────────────────────────
 遺跡の撮影 その5―遺物の出土状況―        栗山雅夫  74
───────────────────────────────
LETTER BOX
 文化財写真技術ミニ講習会inみやぎ         庄子善昭  60
───────────────────────────────
 ほほゼロからのスタート              福井優希  62
───────────────────────────────
 第12回文化財写真技術研究会参加記         藤原吉希  94
───────────────────────────────
Photo Essay
 印刷研修の講師を終えるにあたって         宮内康弘  65
───────────────────────────────
 会長の眼
 フィルムへの拘りと適正価格           井上直夫  68
───────────────────────────────
NewHorizon
 シリーズ 発掘調査報告書 私の工夫
 報告書のその先へ―調査報告書昔の私の工夫―  景山和也  70
───────────────────────────────
Gallery
 FOOTWORK
───────────────────────────────



【2023年7月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81877
書  名 郵政考古紀要 第79号―奥井哲秀さん、藤澤真依さん追悼号―
シリーズ
データ A5 55頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編著者 大阪・郵政考古学会編集
出版年 2023年3月 
出版者 大阪・郵政考古学会
価 格 550円(税込)


【お案内】

郵政考古学会では、大阪府茨木市に所在する東奈良遺跡の発掘調査に
貢献された『奥井哲秀さん、藤澤真依さん追悼号』を刊行いたしました。
以下のような内容ですが、追悼と幅広い、新たな研究成果を収録、
集大成できました。

 ・真に依って生きた!か?なぁ…         藤澤 典彦 (1)
 ・奥井哲秀さんの思い出             黒須 靖之 (11)
 ・奥井哲秀さんとの思い出            清水 邦彦 (13)
 ・方形周溝墓研究史素描             山岸 良二 (15)
 ・東奈良銅鐸覚書                森田 克行 (20)
    ―石製外枠付土製鋳型による製作―
 ・福井県井向銅鐸の舟船紋から見る舟船の系譜   辻尾 榮市 (44)



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書籍番号 81872
書  名 アジア鋳造技術史学会誌 FUSUS 15号
シリーズ
データ A4 146頁
ISBN/ISSN 1883-0056
編 著 者 FUSUS編集委員会
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 アジア鋳造技術史学会
価   格 2,200円(税込)

《原文紹介はこちらをクリックしてご覧いただけます(PDF)》

【内容簡介】

目次
1 弥生時代中期の銅鐸生産における鋳掛技術の位置づけ 
                      :菊池 望
17 同笵鏡製作技術の一様相 
  ―新山古墳出土内行花文鏡の検討から― 
            :清水 康二、清水 克朗、宇野 隆志
31 響銅長頚瓶の形態と製作工程 
  ―内視鏡カメラによる内面の観察を踏まえて―
                     :川村 佳男
49 故宮博物院藏楊寧史呈献竜紋鼎的修復工芸復元研究 
              :劉 建宇、張 雪雁、王 娜
55 キ神鼓(商代後期・泉屋博古館所蔵)のポリゴンデータ
  調査             :廣川 守、三船 温尚
67 蟹満寺と丈六仏の発願者 :大橋 一章
75 泉屋博古館所蔵金銅如来立像の3Dポリゴンデータ分析
  による造形的特色と鋳造技法 
          :三宮 千佳、竹嶋 康平、三船 温尚
89 千葉県館山市那古寺蔵 銅造千手観音菩薩立像(重要文
  化財)の造像法研究 
  ―脇手の木造原型の焼き抜き実験から―
            :宮﨑 甲、三枝 一将、松本 隆
101 宝暦九年(1759)銘のさくら市光明寺鋳銅不動明王坐像
   とその木造原型像のポリゴンデータ比較による鋳造技術
   と生産体制の検討:三船 温尚、杉本 和江、三宮 千佳
119 江戸~昭和にかけて製作された青銅花器の成分と製作技法 
     ―富山大学大郷コレクションの科学的調査をもとに―
         :長柄 毅一、 三宮 千佳、 三船 温尚
129 鑄形考―近世金銅仏の木彫原型を明らかにするために
                      :杉本 和江
137 帝国都市ニュルンベルクの金細工師ヴェンツェル・ヤム
     ニッツァーとスイスのバーゼル市に残された自然物鋳造
     作品に関する一考察                     :村松 綾
145 アジア鋳造技術史学会 第12回 表彰審査結果(補遺) 
     :黒澤 浩、児島 大輔、比佐 陽一郎、釆[四/幸] 真澄



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書籍番号 81740
書  名 アジア鋳造技術史学会研究発表概要集 第16号 2023 奈良大会
シリーズ
データ A4 66頁
ISBN/ISSN
編著者 中国航誨博物館編著
出版年 2023年8月 
出版者 アジア鋳造技術史学会
価 格 1,100円(税込)

《原文紹介はこちらをクリックしてご覧いただけます(PDF)》

目次/lndex

口頭発表

鈴木舞/三船温尚
 西周金文の鋳造技法
 ―3Dポリゴンデータを用いた黒川古文化研究所所蔵小克鼎
 の分析―  6
 
杜静楠/楊歓
 基于功能探索的鋳銅遺址出土陶範科技考古研究綜述  10
 
楊歓/房昭/楊軍昌
 基于鋳造実験的中国古代青銅器金属[執/土]片與基体過渡層
 研究  13
 
房明慧/楊歓/江玲/楊軍昌
 伝熱学視角下的中国古代鋳銅陶範功能研究  16

川辺敬子/オレガリレオ・マルティン・サンチェス
 バダホス考古学博物館所蔵ブロンズ製梨型水瓶の再現実験に
 よるイベリア半島南西部タルテッソス時代の蝋型・土型鋳造
 技術に関する研究  19

南健太郎
 後漢末における神獣鏡の鋳造技術
 ―3Dポリゴンデータによる厚み分布、等高線の検討― 23

吉田広
 銅戈胡部の鋳造欠陥について  27
 
菊池望
 帯状銅釧の製作技術に関する諸問題  31

清水克朗/清水康二/宇野隆志
 画像検証による青銅鏡製作法の考察
 ―新山古墳出土倣製内行花文鏡を例に―  35

鈴木舞/飯塚義之
 横浜ユーラシア文化館所蔵金属製馬具装飾の研究  37

北風嵐/小松隆=
 山口県美袮市秋吉台周辺の古代銅製錬(精錬)遺跡に関する
 理化学的研究―とくに年代とカラミ中の銅合金や珪酸塩鉱物
 について―   40

邵艶兵/楊軍昌/譚[目分][目分]/蒋鳳瑞/史永
隋唐時期[流/金]金銅珠化工芸的初歩研究   44

王漢卿
 “蘇州片”泥芯的復原與改良研究   47
 
三宮千佳/三船温尚
 出光美術館所蔵金銅如来五尊像の3Dポリゴンデータ分析に
 よる鋳造技法の検討   50

松本隆/宮崎甲/三枝一将
 那古寺銅造千手観音菩薩立像脇手の造像法
 ―木造原型焼き抜き鋳型を用いた鋳造実験と検証―  53

[Web発表]

万俐/馬新民/鄭東平
 春秋銅鼓座蟠竜鋳造工芸的再探討  57

李倩倩/韓超/万俐
 漢代青銅蛙型席鎮的初歩分析   60
 
三船温尚/廣川守
 ポリゴンデータ解析による鏡面にフィッティング球を当てる
 調査報告  63
 
三船温尚/村田愛加/三宮千佳/杉本和江
 ポリゴンデータ解析による長野市善光寺鋳銅地蔵菩薩坐像と
 その原型の横浜市光明寺木造地蔵菩薩坐像の形状調査 65



【2023年7月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81733
書  名 近畿弥生の会 第26回集会兵庫場所(夏場所)資料集
シリーズ
データ A4 65頁
ISBN/ISSN
編 著 者 近畿弥生の会編集
出 版 年 2023年7月 
出 版 者 近畿弥生の会
価   格 770円(税込)

                 目 次

発表1 兵庫県「新温泉町初瀬谷・柏谷古墳群の調査」 ……………   3
      稲本悠一氏(公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター)
        
発表2 大阪府「柏原市大県郡条里遺跡の調査
    ―弥生時代中期後葉の墳丘墓―」    ……………………  15
       井上智博氏(公益財団法人大阪府文化財センター)
発表3 京都府「神楽田遺跡の調査と宇治市の弥生遺跡」 …………… 27
        浅田洋輔氏(宇治市)
        
発表4 滋賀県「大津市里西遺跡の調査
    ―弥生時代終末から古墳時代初頭の五角形竪穴建物など―」 37
        中村智孝氏(公益財団法人滋賀県文化財保護協会)
        
発表5 奈良県「橿原市慈明寺遺跡の調査
    ―特に弥生時代の遺構について―」      …………… 47
        北山峰生氏(奈良県立橿原考古学研究所)
        
発表6 和歌山県「美浜町吉原遺跡の調査
    ―葺石(貼石)をもつ方形周溝墓群―」     …………… 55
        川崎雅史氏(公益財団法人和歌山県文化財センター)



【2023年7月1日】 【品切】


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書籍番号 81695
書  名 弥生文化博物館研究報告 第8集
シリーズ
データ A4 279頁
ISBN/ISSN
編 著 者 大阪府立弥生文化博物館編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 大阪府立弥生文化博物館
価   格 品切れ

             目  次
              
巻頭言 ………………………………………… 西谷 正
目 次
弥生時代研究史 ……………………………… 森岡秀人 ………   1
  -弥生時代・弥生文化とは-
東アジアから見た弥生時代 ………………… 甲元眞之 ………  27
東北からみた弥生文化 ……………………… 斎野裕彦 ………  39
東日本の弥生文化をどう捉えるか ………… 設楽博己 ………  51
  -藤尾慎一郎の学説に対して-
   弥生博メモリアル1 …………………………………………  64
弥生文化における鉄の意義 ………………… 藤尾慎一郎 ……  65
   弥生博メモリアル2 …………………………………………  76
青銅器文化について ………………………… 石川日出志 ……  77
弥生文化研究をめぐる三つの断想 ………… 広瀬和雄 ………  87
  -弥生文化再考のための問い-
弥生時代の「竪穴建物」をめぐる二、三の問題 
                  …… 石黒立人 ………  99
奈良盆地の弥生大規模集落の評価 ………… 藤田三郎 ……… 115
  -唐古・鍵遺跡を通して-
備讃瀬戸両岸地帯にみる弥生時代社会の推移 
                 ……… 大久保徹也 …… 131
   弥生博メモリアル3 ………………………………………… 142
西部瀬戸内の弥生集落 ……………………… 下條信行 ……… 143
  -殊に高地の集落について-
弥生時代集落論の一視点 …………………… 七田忠昭 ……… 153
  -吉野ヶ里遺跡から見える集落施設・構造の中国化-
弥生時代開始期の生業 ……………………… 山崎純男 ……… 163
弥生青銅器生産 ……………………………… 柳田康雄 ……… 173
   弥生博メモリアル4 ………………………………………… 184
[足夋]烏と蟾蜍  …………………………… 常松幹雄 ……… 185
  -倭人がみた日と月-
石庖丁を数える ……………………………… 武末純一 ……… 197
木葉文と農耕祭祀 …………………………… 春成秀爾 ……… 207
倭人社会の鏡文化雑考 ……………………… 藤田憲司 ……… 223
装身具からみた弥生文化 …………………… 木下尚子 ……… 233
  -玉類と腕輪を中心に-
弥生時代の「戦争」再考 …………………… 松木武彦 ……… 245
  -佐原戦争論の転回と継承-
   弥生博メモリアル5 ………………………………………… 252
弥生国家論のゆくえ ………………………… 寺沢 薫 ……… 253
  -その現状と意義-
巻末報告 ……………………………………… 禰冝田佳男 …… 265
  -大阪府立弥生文化博物館 過去・現在・未来-
巻末資料 ……………………………………………………………… 275
執筆者紹介 …………………………………………………………… 279



【2023年6月30日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81735
書  名 古代文化 第75巻 第1号(632号)
シリーズ
データ B5 164頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

 【目次】

森川  実:東大寺写経所の瓮・堝と春の茹菜
菊池 達也:律令国家の南九州支配と郡司
飯田 祥子:後漢中期の地方統治姿勢
      ―五一広場東漢簡牘を手がかりとして―
…………………………………………………………………………
  特輯 古代ギリシア史研究の現在地(1)共同体

岸本 廣大:特輯「古代ギリシア史研究の現在地(1)共同体」に
      寄せて
阿部 拓児:アルカイック期から古典期のミレトス
      ―イオニアの景観・地政学・ポリス―
篠原 道法;古典期アテナイにおけるポリスの諸相
      ―メトイコスをめぐる問題を中心に―
杉本陽奈子:古典期からへレニズム初期の経済的ネットワークと
      共同体
原  賢治:ヘレニズム期ロドスにおける任意団体と統合
石田 真衣:紀元前後のエジプトにおける社会結合
岸本 廣大:古代ギリシアの連邦と地域
……………………………………………………………………………
武内 孝善:西本昌弘著『空海と弘仁皇帝の時代』に寄せて
上田 裕人:惣ヶ池遺跡の調査成果―和泉地域の高地性集落の
      一様相―
河村 好光:能美市秋常山1号墳の墳丘調査をめぐって
板井 文子:『小右記』註釈(32)―長和4年6月13日条―
近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉⑨
      大嘗会(四)
佐々木達夫:〈海外調査探訪〉(1)海外発掘の思い出
 相原 嘉之:竹田政敬著『都城藤原京の研究』
 前野 智哉:篠川賢著『物部氏』
 岩橋 直樹:倉本一宏著『平氏―公家の盛衰、武家の興亡』



【2023年6月27日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81728
書  名 隋唐洛陽の都城と水環境
シリーズ
データ A5 470頁
ISBN/ISSN 978-5010-7767-0
編 著 者 宇都宮美生著
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 4,950円(税込)

 【内容紹介】

隋煬帝が建設した洛陽城は何故宋代まで長期間の使用に耐えうる
都城になりえたのか自然水系と経済的基盤として建設された運河
をも内包した総合的な都市水利という視点から、隋唐洛陽城の立
地と構造を検証し、煬帝が目指した都城理念と唐高宗・武則天に
受け継がれた都城運営を考察することにより、水利史・都城史研
究における洛陽城の歴史的意義を明らかにする。

 【目次】

  序章 隋唐洛陽城の都城史研究の動向と諸問題
   第1節 都城研究と隋唐洛陽城
   第2節 洛陽地域の都城の変遷と水
   第3節 中国都市水利史研究の動向と本研究の意義

◎ 第1部 隋唐洛陽城をとりまく水環境◎
 第1章 隋唐洛陽城における河川、運河と水環境―問題の所在―
  はじめに 第1節 穀水
   第2節 漕渠
   第3節 橋や池等の付属施設
   おわりに
 第2章 隋唐洛陽城の洛水と都城水利
      ―「洛水貫都」構想を中心に―
   はじめに
   第1節 天文思想の導入と南方文化への憧憬
   第2節 経済面と防衛面の理由と役割
   第3節 防災の対策と水利体系の統制
   おわりに
 第3章 隋唐洛陽城の穀水―煬帝の洛陽奠都をめぐって―
   はじめに
   第1節 隋唐以前の穀水
   第2節 隋唐時代の穀水
   第3節 都城の移動と穀水
   おわりに
 第4章 隋唐洛陽城における煬帝の運河建設
     ―通済渠と通遠渠をめぐって―
   はじめに
   第1節 通済渠と通遠渠
   第2節 洛陽城内の運河の構造と性格
   第3節 洛陽城外の運河の流路と役割
   第4節 運河の全体像
   第5節 洛陽城と漕渠
   おわりに
◎ 第2部 隋唐洛陽城の施設と水利◎
 第1章 隋唐洛陽城の西苑の四至と水系
   はじめに
   第1節 東面
   第2節 南面
   第3節 西面
   第4節 北面
   第5節 その他の建造物
   おわりに
 第2章 隋唐洛陽城の西苑の役割と水利
   はじめに
   第1節 隋煬帝の西苑
   第2節 西苑の位置と設置目的
   第3節 西苑の利用の変化
   おわりに
 第3章 隋唐洛陽城の含嘉倉―設置と役割に関する一考察―
   はじめに
   第1節 含嘉倉の設置
   第2節 東巡と含嘉倉
   第3節 転般倉としての含嘉倉
   おわりに
 第4章 隋唐洛陽城の穀倉
    ―子羅倉、洛口倉、回洛倉および含嘉倉をめぐって―
   はじめに
   第1節 四倉の使用期間
   第2節 四倉の構造と支出用途
   第3節 穀倉の運営と倉庫令
   おわりに
 終章:洛陽城における水環境の変遷と意義
 付章:隋唐の水利関係の諸機関について
    ―『唐六典』を中心に―
 初出一覧/参考文献/図版出典



【2023年6月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81699
書  名 埴輪論叢 第12号
シリーズ
データ A4 124頁
ISBN/ISSN
編 著 者 埴輪検討会事務局編集
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 埴輪検討会
価   格 2,090円(税込)

【目次】

【論文】

平尾稲荷山古墳出土埴輪と(伝)平尾稲荷山古墳出上三角縁神獣鏡
  ……………………………………………………………宇野 隆志    1
Ⅳ期の南丹地域の埴輪生産…………………………………北山 大熙   13
ウワナベ古墳併行期の埴輪生産とその規格………………村瀨  陸   23
蓋形埴輸における無文立ち飾りの検討
  -大安寺杉山古墳出土資料の紹介- ………………水川 慶紀   43
畿内地域の人物埴輪の分類と編年…………………………林  弘幸   55
埴輪様式からみた階層性
  -兵庫県南部における古墳時代後期の様相- ……阿部  功   73

【埴輪検討会シンポジウム2022「埴輸の分類と編年」概要と講評】
実施報告………………………………………………………村瀨  陸   99
埴輪検討会旧編年2003からみた新編年2022の前期円筒埴輸編年の課題
   …………………………………………………………鐘方 正樹  103
埴輸検討会シンポジウム2022に参加して
  -紀伊に見られる古墳時代後期の円筒形埴輪- …河内 一浩  113
埴輸研究の動向に今思うこと………………………………高橋 克壽  117


【2023年6月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81727
書  名 古代 第150号
シリーズ
データ B5 114頁
ISBN/ISSN 0452-2516
編 著 者 早稲田大学考古学会編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 早稲田大学考古学会
価   格 2,750円(税込)

          目  次

〔論文〕

加熱処理を伴う石器製作とその前後の進行過程
  ―東北地方における縄文時代遺跡の発掘調査事例を
   もとに― ………………………………御堂島 正 (1)
三次元記録に基づく横穴式石室の定量的分析
  ―群馬県伊勢塚古墳を対象に―
  ………………………………………………青木  弘 (27)
アムール川中流域と北海道島・サハリン島の広域編年
  ―類「个」・「簾」状紋・菱形連続紋の広域拡散から―
  ………………………………………………柳澤 清一 (55)
平将門の乱と交通・物流
  ………………………………………………糸川 道行 (91)



【2023年6月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81726
書  名 ひょうご考古 第19号
シリーズ
データ A4 129頁
ISBN/ISSN
編 著 者 兵庫考古研究会編集
出 版 年 2023年5月 
出 版 者 兵庫考古研究会
価   格 1,430円(税込)

      目  次

西宮市甲山の黒色ガラス質安山岩と甲山山頂遺跡の
旧石器     ………………山口 卓也………    1
神鍋遺跡に於ける石鏃の発生とその推移
      ……………………和田 長治………   24
神鍋遺跡第1地点に於ける少し変わった石器の現状
              ………………和田 長治………   31
加古川市西条52号墓遺構全体図の再検討
    ………………吉木誉絵・石川日出志………   37
豊岡市出石町域採集の石杵……尾﨑 優太………   48
芦屋市金津山古墳の墳丘削平過程と墳形復元
        ………………白谷 朋世………   55
丹波氷上郡における横穴式石室の様相
     ………………………仲田 周平………   73
小野市河合廃寺の表採資料と周辺環境
     ………………………山本 原也………   98
丹波篠山市二ノ坪遺跡出土遺物
  …………………………………渡辺 昇………  113
豊岡市中谷八幡神社の石塔部材
  ……………………………齋藤 友里恵………  126



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書籍番号 81194
書  名 泉森皎先生 傘寿記念論集 吉野川流域の古墳文化
シリーズ
データ B5 本文53頁 図版24葉
ISBN/ISSN
編 著 者 吉野川流域古墳文化研究会編集
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 泉森皎先生傘寿記念論集刊行会
価   格 1,980円(税込)

───────────────────────────
           目  次

Ⅰ 吉野川流域の古墳文化
    吉野川流域古墳文化の研究
    吉野川流域における古墳文化の特色       
                米田 敏幸………………10
  吉野川・紀ノ川流域における古墳出土馬具
  の基礎研究―南阿田大塚山古墳を中心に―    
                木村 結香………………14
  古墳出土土器にみる奈良盆地南西部と五條
  地域との関係について             
                岩越 陽平………………20
  口宇陀盆地の墳墓と谷脇古墳          
                山下 隆次………………31
  谷脇古墳の出現と口宇陀盆地の古墳       
                柳沢 一宏………………32
  吉野川流域の古墳文化
  考古学の視点からみた吉野・紀伊の古代史     
                 泉森 皎………………43
Ⅱ 南阿田大塚山古墳の調査
  南何田大塚山古墳の概要             
                 泉森 皎………………55
  私と泉森さん        山下 隆次………………55
  あとがき          米田 敏幸



【2023年6月6日】 【ご注文承り中】


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書籍番号 81717
書  名 続々・邪馬台国論争の新視点―東アジアからみた九州説―
シリーズ
データ A5 194頁
ISBN/ISSN 978-4639027829
編著者 片岡 宏二著
出版年 2021年9月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

「魏志」倭人伝や「後漢書」東夷伝は、倭をどのようにみていたのか。
 中国の史料と邪馬台国時代遺跡における遺物の発掘状況などをもとに、
2~3世紀の中国・朝鮮半島と日本の関係、そして邪馬台国の実態に迫る。

 【目次】

第1章 本居宣長と偽僭説
 第1節 本居宣長と古代史
 (本居宣長を取り上げた理由/本居の「やまとこころ」/『偽僭説』の
  生まれた背景 /『馭戎慨言』)
 第2節 倭の二元国家論
 (新井白石と本居宣長/『魏志』倭人伝が描いた世界/新鮮な本居の
 『偽僭説』)
第2章 邪馬台国時代の年代
 第1節 邪馬台国時代とは
 (邪馬台国時代の定義/邪馬台国時代は弥生時代か古墳時代か/考古学
  知見と邪馬台国論争)
 第2節 土器型式と絶対年代
 (九州の土器と近畿の土器/倭の大乱と環濠)
第3節 九州の土器
 (西新式土器とは何か/西新式土器の年代/西新式土器と庄内式土器の
  関係)
第3章 中国がみた「倭」
 第1節 前漢との交渉のはじまり
 (「倭」から始めた交渉/前漢時代の「倭」の地域/「倭」の語源/楽浪
  郡設置以前の倭の交渉)
第2節 「倭」認識のはじまり
 (「倭」の存在をにおわせる伝説/倭への渡来の原因/衛満朝鮮と楽浪
  郡設置/楽浪郡設置の影響)
第3節 一つでない「倭」
 (変化する「倭」の領域/「敵の敵は味方」的な邪馬台国論)
第4章 邪馬台国時代の北部九州
 第1節 「ツクシ」とは
 (神話に登場するツクシ/ツクシの語源/ツクシの遺跡/もともとの「倭」
  とその拡大)
 第2節 ツクシを取り巻く北部九州の世界
 (トヨの世界/国境としての筑豊地域/立岩以後の遠賀川流域)
 第3節 ツクシの南、狗奴国の問題
 (ヒの世界/菊池川流域の地形/邪馬台国時代の菊池平野の特徴/肥の土器
  文化/菊池平野の邪馬台国時代遺跡/菊水地峡帯の遺跡/菊鹿盆地の環
  濠集落群) 
 第4節
  邪馬台国と狗奴国
 (邪馬台国との境/邪馬台国と狗奴国の火だね/狗奴国と魏の関係)
第5章 倭人とそとの世界の接点
 第1節 持衰とは何者か
 (航海儀礼/持衰) 第2節 邪馬台国の使者はどこまで行ったのか
 (倭国王帥升/卑弥呼以前の朝貢/卑弥呼の朝貢/対馬の銅矛が語るところ)
 第3節 魏の使者はどこまで来たのか
 (魏が送った三回の使者/魏の使者が来たところ)
 第4節 考古学からみた交易
 (交易形態の変化/大倭・一大率の役割) 
第6章 『魏志』倭人伝と東アジア
 第1節 陳寿が『魏志』倭人伝を著した背景
 (魏志が書かれた背景/歴然とした文明の差/倭人伝にはどうして「人」が
  入るのか)
 第2節 中国は日本をどうみていたのか
 (『魏志』倭人伝は歴史書か)



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書籍番号 79140
書  名 続・邪馬台国論争の新視点―倭人伝が語る九州説―
シリーズ
データ A5 184頁
ISBN/ISSN 978-4639026914
編 著 者 片岡 宏二著
出 版 年 2019年12月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

『魏志』倭人伝が描いた社会は、
 北部九州か近畿か!?  
考古学発掘調査の成果をもとに、具体的な遺跡からみえる社会
の様相について検討し、邪馬台国時代の階層・王と王族・首長
権などから九州説を主張する。

 【目次】

第一章 卑弥呼の性格
 第二章 邪馬台国時代の階層
  第一節 「尊卑」という認識の発生
  第二節 考古学から見た階層のはじまり
  第三節 墓にみる階層の萌芽
  第四節 集落から見た階層
  第五節 「大人」と「下戸」
 第三章 邪馬台国時代の組織と役割
  第一節 王・王族とは何か
  第二節 王としての卑弥呼
  第三節 弥生時代王墓・王族墓の誕生
  第四節 血縁による階層とそれを超越した権力
  第五節 役人・役職と階層
  第六節 権力の進展と邪馬台国
 第四章 邪馬台国時代の首長権
  第一節 権力の世襲に到る段階
  第二節 邪馬台国に世襲があったか



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書籍番号 79139
書  名 邪馬台国論争の新視点―遺跡が示す九州説―(増補版)
シリーズ
データ A5 210頁
ISBN/ISSN 978-4639026907
編 著 者 片岡 宏二著
出 版 年 2019年12月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

『魏志』倭人伝の方位と距離の記述は誤りではなかった! 
実在の遺跡から、その真実が見えてきた!  
考古学発掘調査の成果をもとに、先人たちを悩ませてきた『魏志』
倭人伝の方位と距離の謎を解き明かし、具体的な遺跡から邪馬台国
時代のクニグニの実像にせまる。
   
 【目次】

第一章 考古学からみた邪馬台国研究の歴史
  第一節 初期の邪馬台国研究史
  第二節 小林行雄の同笵鏡配布理論
  第三節 吉野ヶ里発見と考古学研究
第二章 近年の近畿説と九州説
  第一節 纒向遺跡と邪馬台国近畿説
  第二節 考古学九州説の反省点
第三章 『魏志』倭人伝と考古資料
  第一節 『魏志』倭人伝の方位の正しさ
  第二節 距離の記述に関する謎
  第三節 集落の規模と倭人伝戸数の比較
  第四節 邪馬台国とその周りのクニグニ
  第五節 筑紫平野集落ネットワーク
  第六節 まとめ―私の邪馬台国説
第四章 補遺編 ―見えてきた北部九州のクニグニ―
  第一節 新たに発見された環濠集落
  第二節 トヨの地域の邪馬台国時代



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書籍番号 81712
書  名 七隈史学 第25号
シリーズ
データ B5 130頁
ISBN/ISSN 1348-1304
編 著 者 桃﨑 祐輔編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 七隈史学会
価   格 2,200円(税込)

【目次】

公開講演録
 ナチスの食糧戦争
  ―権力・飢餓・人種― 
 ………………………………………藤原 辰史…    1

シンポジウム特集「新しい歴史教育と地域」
───────────────────────── 
 趣旨説明……………………………福元 健之…   17
 山口から考える東南アジア現代史
    ………………………………藤村 泰夫…   19
 触れる日本史………………………太田 千絵…   25
 「沖縄のなかの世界史」を探究する歴史実践
  ―琉球大学西洋近現代史研究室の取り組みを素材と
   して― ………………………池上 大祐…   29
 コメント……………………………北村  厚…   37
 シンポジウム質疑応答録…………………………   39
─────────────────────────
論 文
 観応擾乱期の南朝皇族に関する一考察
  ―中国・九州地方を題材として― 
             ………菊池 康貴…   41
 戦国期島津氏の都鄙間交渉
  ―不断光院清誉の活動を中心に― 
      …………………………中村 昂希…   55
 板付式土器における羽状文の施文原理に関する一考察
             ………沼山 旅羽…  132
研究ノート
 『宋史』韓〔タク〕胄伝の史源学的考察
  ―開禧用兵に関する記述をてがかりに― 
         …………………里和麟太郎…   71
資料紹介
 桂川町発見の四乳八禽鏡について
    ………………………………仲田美乃里…  114
コラム-歴史のとびら-
 在来知歴史学と分析化学…………脇田 久伸…   89
七隈史学会第24回大会研究発表要旨………………   91



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書籍番号 81711
書  名 居家以人骨の研究 1―早期縄文人の社会と葬制
シリーズ
データ A4 140頁
ISBN/ISSN 978-5010-7767-0
編 著 者 谷口 康浩編
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 六一書房
価   格 4,400円(税込)

             目 次

第1章 研究目的と研究組織
  1.研究目的と学術的意義……………………………………  1
  2.研究方法と研究組織………………………………………  3
第2章 居家以人骨の発掘調査
  1.居家以岩陰遺跡の概要……………………………………  5
  2.居家以岩陰遺跡の埋葬人骨……………………………… 14
  3.フォトグラメトリによる人骨出土状況の三次元測量と
      図化の方法………………………………………………… 16
第3章 出土人骨個体と埋葬状況
  1.出土人骨個体の概要……………………………………… 21
  2.出土人骨個体と埋葬状況………………………………… 23
第4章 出土人骨の人類学的記載
  1.1号人骨 ……………………………………………………101
  2.4号人骨 ……………………………………………………104
  3.8号人骨 ……………………………………………………107
  4.10号人骨 ………………………………………………… 109
  5.12号人骨 ………………………………………………… 113
  6.15号人骨(+2号人骨) …………………………………… 117
第5章 出土人骨の放射性炭素年代測定と炭素・窒素同位体分析
  1.資料と方法 ……………………………………………… 121
  2.分析結果 ………………………………………………… 122
第6章 ミトコンドリアDNAならびに核DNAの分析
  1.はじめに ………………………………………………… 127
  2.居家以人骨のミトコンドリアゲノム全容解読 ……… 127
  3.居家以人骨のミトコンドリアタイプ ………………… 128
  4.居家以人骨の核ゲノム情報 …………………………… 129
  5.核ゲノム情報に基づく居家以人骨の性別判定 ……… 129
第7章 研究成果と学術的意義
  1.居家以人骨の骨考古学研究 …………………………… 133
  2.ミトコンドリアDNA分析の研究成果 ……………………135
  3.縄文早期の葬制に関する研究成果 …………………… 136
  4.総 括 …………………………………………………… 139




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書籍番号 81710
書  名 先史考古学論考―石器と先史文化
シリーズ
データ B5 353頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86445-163-5
編 著 者 橋本 勝雄著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 六一書房
価   格 11,000円(税込)

           目 次
序 ………………………………………………………………ⅰ
例 言 …………………………………………………………ⅱ
第Ⅰ部 旧石器時代
 環状ユニット(プロック群)の歴史的意義  ………………3
 国府系石器群の特質とその意味
  ―翼状剥片と有底横長剥片―    …………………27
 上ゲ屋型彫刻刀形石器の特質とその評価  ……………51
 北方系細石刃石器群の研究
  ―北方系集団の南下に伴う石器群の技術的変容―
          …………………………………………73
 東日本におけるホロカ型細石刃石器群の実相 …………99
第Ⅱ部 旧石器・縄文時代移行期
 本ノ木型尖頭器総論(新編)  ……………………………156
 神子柴型石斧の実像とその系譜
  ―関東の事例を中心として―    …………………115
 神子柴型石斧の終焉と次世代の石斧の出現  …………189
第Ⅲ部 縄文時代
 縄文草創期後半の両面加工石器群の様相とその展開
  ―「寒の戻り」と石器群の適応―   ………………211
 「渡来石器」と北回りの石器群   ………………………237
  ―縄文時代草創期後半における本州と北海道の石器群
      の対比―
 「駿豆五角形鏃」の登場と意義 …………………………265
 出現期の石鏃とその系譜
    ―関東・中部を中心として―  ………………………287
あとがき  ……………………………………………………341
素材論文一覧  ………………………………………………343
著作目録  ……………………………………………………345



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書籍番号 81692
書  名 陶磁器と考古学  大橋康二先生喜寿記念論文集
シリーズ
データ B5 448頁(精装)
ISBN/ISSN 978-4639029076
編 著 者 大橋康二先生喜寿記念論文集編集委員会編
出 版 年 2023年5月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 19,800円(税込)

 【内容紹介】

陶磁器考古学の泰斗・大橋康二先生の喜寿を記念して、先生
ゆかりの研究者の論文42編を<肥前陶磁><日本陶磁><日本考
古学><貿易陶磁><海外陶磁>のジャンルに分けて収
録する。
    
 …<本書の目次中外文訳は割愛させていただきました>…

            ◎目 次◎

実事求是―大橋先生の研究― ………………金沢 陽……… ⅰ
     第Ⅰ章 研究生活50年の歩み……大橋康二………  1
     第Ⅱ章 肥前陶磁
Ⅱ-1 ドレスデン国立美術館所蔵の染付鳥籠装飾瓶の漆工史上
    からの検討……………………小池富雄………………  33
Ⅱ-2 柿右衛門様式の用語「乳白」の起源への考察
               ………………櫻庭美咲……  39
    ―フランシス・プリンクリー著「陶磁芸術』を中心に―
Ⅱ-3 『酒井田家文書』にみる御用注文について
                           ………………酒井田千明……  49
Ⅱ-4 製造者銘にみる生産者意識の特質…鈴田由紀夫……  59
    ―19世紀の有田磁器を中心として―
Ⅱ-5 肥前磁器の型成形に関する基礎的研究
                       ………………………高島裕之……  69
Ⅱ-6 肥前小城松香渓焼の再検討……………德永貞紹……  79
Ⅱ-7 模倣の観点からみた初期伊万里と青花皿の図案
                               ……………冨永樹之……  89
Ⅱ-8 波佐見における見込み蛇の目釉剥ぎ高台部無釉の青磁皿
       について…………………………………中野雄二……  99
Ⅱ-9 肥前・武雄北部諸窯にみる白化粧土の導入と展開
                                 ………東中川忠美…… 107
Ⅱ-10 有田磁器製漆装飾付「鳥籠瓶」について
                           …………………藤原友子…… 119
Ⅱ-11 白石焼と伊万里駅周辺出土の汽車土瓶について
                                 …………船井向洋…… 129
Ⅱ-12 平戸藩主の注文による薬師如来立像 
        ―幕末期の平戸焼造形技術の特長―
                       ………………………松下久子…… 139
Ⅱ-13 17世紀の有田における磁器の生産体制 
        ―山本神右衛門重澄の窯業改革を中心として―
                         ……………………村上伸之…… 151
Ⅱ-14 江戸後期における肥前磁器生産 ……山本文子…… 161

             第Ⅲ章 日本陶磁

Ⅲ-1 西播磨の陶磁器窯の技術について……赤松和佳…… 171
Ⅲ-2 奥羽の瓷器系陶器生産…………………飯村 均…… 181
Ⅲ-3 京都の磁器生産について―頴川・亀祐・木米
                             ………………岡 佳子…… 191
Ⅲ-4 近世備前焼の窯道具……………………乗岡 実…… 201
Ⅲ-5 鹿児島城における陶磁器の購入・管理形態
       ―鹿児島城二之丸跡E地点出土の記銘陶磁器を手がかりと
       して―              …………………渡辺芳郎…… 211
    
             第Ⅳ章 日本考古学

Ⅳ-1 江戸遺跡出土広東碗の編年と消費動向
                       ………………………池田悦夫…… 221
Ⅳ-2 江戸出土の肥前陶器の様相……………鈴木裕子…… 231
Ⅳ-3 江戸遺跡からみた初期の肥前磁器量産碗
                         …………………長佐古真也…… 241
Ⅳ-4 近世窯業地における集落形成について               
    ―有田内山と波佐見中尾山―  ………野上建紀…… 251
Ⅳ-5 江戸時代考古学の可能性
    ―東京大学本郷構内遺跡理学部7号館地点における発掘
       成果の検討―          ………………羽生淳子…… 261
Ⅳ-6 江戸遺跡出土貿易陶磁器の年代的変遷
       ―17世紀の一括資料の分析から―  …堀内秀樹…… 271   
Ⅳ-7 江戸遺跡出土陶磁器の分類・カウントに関する覚え書き
    ―新宿・豊島・東大分類の比較―  …水本和美…… 281

             第Ⅴ章 陶磁貿易

Ⅴ-1 ウィーン・ロースドルフ城所蔵の陶磁器
       ―陶片の語る陶磁の東西交流―  ……荒川正明…… 287   
Ⅴ-2 山口県萩小畑焼、天寵山兼田窯の明治時代朝鮮向け
    輸出磁器の特徴とその生産の背景
                   ……………………………家田淳一…… 297
Ⅴ-3 薩州川辺宗廟飯倉神社の宝物―奉納された陶磁器から―
       ……………………上田 耕/新地浩一郎…… 307
Ⅴ-4 オランダ出土の19世紀末以降の日本製びん製品について
       の考察  …………………………………金田明美…… 315
Ⅴ-5 明実録の海洋漂流記事から見た、15~16世紀東アジア海
       域の私貿易船の動向……………………金沢 陽…… 325
Ⅴ-6 ペルシャ湾北岸の港市遺跡と陶磁片…坂井 隆…… 335
Ⅴ-7 ラオス出土の肥前陶磁器………………清水菜穂…… 345
    ―ヴィエンチャン旧都城および国内各地の出土様相から
       再考する交易と搬入の諸相―
Ⅴ-8 漢陽都城内遺跡から出土した江戸時代の肥前磁器
                                 ………田代裕一朗…… 355
Ⅴ-9 食器と鎌倉幕府…………………………馬淵和雄…… 363

             第Ⅵ章 海外陶磁

Ⅵ-1 ドイモイ政策後のベトナム陶磁研究の進展
                           …………………菊池誠一…… 373
Ⅵ-2 汝窯青磁舟形杯について………………謝 明良…… 383
Ⅵ-3 前近代カンボジアの窯業における資源戦略
                           …………………田畑幸嗣…… 393
Ⅵ-4 フィリピン、ルソン島北部、新石器時代の土器製作時の
       敷物  ……………………………………田中和彦…… 403
Ⅵ-5 日本における中国青磁受容の一側面…徳留大輔…… 413
    ―「青磁茶碗銘馬蝗絆」にまつわるはなし―
Ⅵ-6 青花瓷器の創生要因を探る……………森 達也…… 421
Ⅵ-7 伝世のベトナム産白釉陶器について…矢島律子…… 431

執筆者紹介 ……………………………………………………… 441
編集後記 …………………………………………坂井 隆…… 442



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書籍番号 81663
書  名 季刊考古学・別冊41 四国考古学の最前線
シリーズ
データ B5 148頁
ISBN/ISSN 978-4639029083
編 著 者 大久保徹也・春成秀爾編
出 版 年 2023年5月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 2,860円(税込)

 【目次】
 
Ⅰ 総論
  四国考古学の現在(春成秀爾・大久保徹也)

Ⅱ 縄文/弥生時代
  縄文後・晩期の四国(湯浅利彦)
  結晶片岩製石棒の生産と流通(中村 豊)
  縄文晩期から弥生前期への転換(信里芳紀)
  南四国の弥生の始まり(出原恵三)
  四国から近畿へ―サヌカイト流通と弥生開始―(秋山浩三)
  四国の木葉文土器(春成秀爾)

Ⅲ 弥生時代
  弥生大形集落の消長(柴田昌児)
  紫雲出山遺跡と高地性集落(信里芳紀)
  瀬戸内海の島嶼部―芸予諸島―(柴田昌児)
  瀬戸内海の島嶼部―備讃瀬戸―(乗松真也)
  土器製塩の展開(大久保徹也)
  青色片岩製柱状片刃石斧の生産(中村 豊)
  鉄器生産の展開(村上恭通)
  辰砂の採掘(西本和哉)
  平形銅剣の生産と播布(吉田 広)
  四国の銅鐸と銅矛(宮里 修)
  伊予の大型器台と装飾高坏(梅木謙一)
  四国の弥生絵画(春成秀爾)
  四国の弧帯文土器(菅原康夫)
  弥生銅鏡の流入(南 健太郎)
  阿波・讃岐出土の漢鏡7期鏡(森下章司)

Ⅳ 古墳時代
  墳丘墓から古墳へ(大久保徹也)
  鶴尾4号墳と箸墓古墳(春成秀爾)
  前方後円墳の築造動向(大久保徹也)
  西四国・西部瀬戸内の前期古墳(山内英樹)
  東部瀬戸内沿岸の前方後円墳(岸本道昭)
  四国の石棺(高上 拓)
  四国の中期古墳動態(栗林誠治)
  横穴式石室の導入(松本和彦)
  横穴式石室墳の展開と巨石墳の登場(中嶋美佳)
  須恵器生産の展開(中久保辰夫)

Ⅴ 古代
  四国の古代山城―永納山・城山・屋島―(渡邊 誠)
  最古の地方官衙―久米官衙遺跡群―(橋本雄一)
  国府探究の現段階(藤川智之)
  飛鳥・奈良時代における在地寺院の造営(岡本治代)
  国分二寺造営と以後の古代寺院(渡邊 誠)



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書籍番号 81664
書  名 考古学研究法
シリーズ
データ A5 224頁(精装)
ISBN/ISSN 978-4639029090
編 著 者 竹岡 俊樹著
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 5,280円(税込)

 【内容紹介】

考古学研究は資料を見ること[認知]、資料についての情報を
知ること[認識=分析]、そして、当時の文化の中での役割を
知ること[意味論=モデル論]と進む。
本書では、分析の方法と、資料を解釈するためのモデルにつ
いて述べる。かつて私たちは考古学の社会的意義を問い、考
古学の観点から総合的な日本の歴史を創ること[古代学]を目
ざしていた。本書と前書『考古学基礎論』とによって、先人
たちの悲願だった「古代学」に到ったと思う。
 新しい考古学を求める若い研究者たちに本書を贈る。
  

 【目次】

はじめに

第1章 考古学の基礎的作業
  第1節 見ること
  第2節 分析すること
  第3節 遺跡研究
  第4節 分布論―比較研究

 第2章 自然科学について
  第1節 馬場壇の風景
  第2節 箸墓古墳は卑弥呼の墓か

第3章 何をよりどころに論じてきたのか
  第1節 欧米の研究
  第2節 思想・心情
  第3節 学史

第4章 意味論へ
  第1節 記号
  第2節 装飾
  第3節 象徴的思考
  第4節 象徴的世界の領域の形成
  第5節 表徴

第5章 幻の力
  第1節 呪物
  第2節 魂と死霊
  第3節 祖霊と神霊
  第4節 憑霊
  第5節 世界観としての病因論
  第6節 神の位相

第6章 歴史の復元
  第1節 縄文人のゆくえ
  第2節 日本人は何者だったのか

おわりに/後記



【2023年5月24日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81699
書  名 埴輪論叢 第12号
シリーズ
データ A4 124頁
ISBN/ISSN
編 著 者 埴輪検討会事務局編集
出 版 年 2023年6月 
出 版 者 埴輪検討会
価   格 2,090円(税込)

【目次】

【論文】

平尾稲荷山古墳出土埴輪と(伝)平尾稲荷山古墳出上三角縁神獣鏡
  ……………………………………………………………宇野 隆志    1
Ⅳ期の南丹地域の埴輪生産…………………………………北山 大熙   13
ウワナベ古墳併行期の埴輪生産とその規格………………村瀨  陸   23
蓋形埴輸における無文立ち飾りの検討
  -大安寺杉山古墳出土資料の紹介- ………………水川 慶紀   43
畿内地域の人物埴輪の分類と編年…………………………林  弘幸   55
埴輪様式からみた階層性
  -兵庫県南部における古墳時代後期の様相- ……阿部  功   73

【埴輪検討会シンポジウム2022「埴輸の分類と編年」概要と講評】
実施報告………………………………………………………村瀨  陸   99
埴輪検討会旧編年2003からみた新編年2022の前期円筒埴輸編年の課題
   …………………………………………………………鐘方 正樹  103
埴輸検討会シンポジウム2022に参加して
  -紀伊に見られる古墳時代後期の円筒形埴輪- …河内 一浩  113
埴輸研究の動向に今思うこと………………………………高橋 克壽  117


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書籍番号 81694
書  名 考古学と文化史 同志社大学考古学研究室開設70周年記念論集
シリーズ (同志社大学考古学シリーズ 13)
データ A5 564頁
ISBN/ISSN
編著者 同志社大学考古学研究室編集
出版年 2023年4月 
出版者 同志社大学考古学研究室
価 格 5,500円(税込)

【目次】

刊行にあたって(水ノ江和同)
石刃技法はホモ・サピエンスの専売特許か?(松藤和人)
種子島に搬入された九州・本州島産石材について(石堂和博)
西日本における繊維土器研究の現状と課題(水ノ江和同)
中四国と九州北部の縄文時代前期後半土器の併行関係(廣重知樹)
縄文時代のクリ栽培(麻柄一志)
近畿中部の弥生集落と青銅器生産痕跡(若林邦彦)
ユーラシア大陸東西の鋳造用具(清水邦彦)
弥生時代無茎銅鏃の基礎的検討(菊池望)
近畿地方中部における弥生時代中期後半の鉄器加工址について(真鍋成史)
弥生時代の利器鉄器化に関する一視点(菅榮太郎)
吉備南部における石庖丁の転換の背景(朝井琢也)
唐古・鍵遺跡出土「船を漕ぐ人物画」小考(藤田三郎)
弥生~古墳時代の帆走について(鈴木信)
卓状墓の広がり(福島孝行)
蕨手文再考(塚田良道)
鏡と木片(真鍋昌弘)
古墳時代後期の貝類副葬とその背景(穂積裕昌)
滑石製品の生産・流通に関する素描(廣瀬時習)
続・手玉考(玉城一枝)
紫金山古墳出土貝輪はいつ施文されたか(杉山拓己)
広島県出土の滑石製玉類について(岸本晴菜)
集落遺跡における百済系土器の意義と課題(春日宇光)
文刀と廷刀(門田誠一)
〈前方後円墳〉と〈陵墓〉(松田度)
鳳・龍を得て陸奥を望む(福島雅儀)
有力地域集団の支配拠点と支配領域(坂靖)
首長の本拠地と古墳(日高槙)
墳墓「槨」「室」略論(江介也) クマノの臨海性墓制(佐藤純一)
九州北部地域における「初期瓦」の製作技術について(辻川哲朗)
宝亀三年の「食器漏失」事件について(森川実)
和歌墨書土器の成立とその背景(新名強)
長野市小島・柳原遺跡群出土の塔鋺形合子の歴史的背景について(川崎保)
平安京再開発に関する一試論(家原圭太)
義淵の五龍寺(服部伊久男)
藤原師実と宇治(浜中邦弘)
古代阿波国の交通路研究の新成果(藤川智之)
豊後府内出土の中国南部産焼締陶器鉢・擂鉢についての一考察(山本尚人)
棟瓦からみた織豊期城郭の瓦生産と屋根景観(山口誠司)
中世のガラス生産に関する一試察(比佐陽一郎)
豊後における初期一石彫製五輪塔の新例(原田昭一)
木曽氏の拠点を福島から考える―予察―(鋤柄俊夫)
越前における中世白山系社寺の一様相(宝珍伸一郎)
中世霊場「天橋立」の成立(河森一浩)
聚楽第の探査による『駒井日記』の検証(古川匠)
中世寺院の石敷通路(松村英之)
本丸御殿に葺かれた江戸式桟瓦(岡本健)
近世大坂の土人形の特徴(加藤雄太)
能登における冷泉為広の文芸活動と受贈品(三浦純夫)
考古学からみた「古清水」(角谷江津子)
禁裏付武家与力・同心組屋敷地と公家屋敷地の宅地割について(手島美香)
発掘調査からみた禁裏御用水について(岡田健吾)
クラスキノ城跡出土石帯の再検討(小嶋芳孝)
日本考古学史上の恩師・酒詰仲男の歴史認識と業績の背景(鈴木重治)
森浩一の遺跡保存論(山田邦和)
地域史研究覚書(佐古和枝)



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書籍番号 81696
書  名 纒向学研究 第11号 2023
シリーズ (纏向学研究センター研究紀要)
データ A4 96頁
ISBN/ISSN
編 著 者
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 桜井市纏向学研究センター
価   格 1,650円(税込)

            目  次

列島国制史の根本的諸問題(Ⅰ)共同体国家・階級国家・文明国家
 ―寺沢薫氏の国家形成史論に寄せて― 
              ………………水林  彪……  1
直弧紋異聞
 ―弧帯紋・直弧紋の単位図形とその構成法に関する研究ノート    
              ………………豊岡 卓之…… 31
纒向遺跡建物Fと伊勢神宮の御饌殿
              ………………黒田 龍二…… 59
纒向遺跡の形成と古墳築造による画期の様相(予察)
 ―植生環境変化、年代測定、土器変遷から― 
        ………………金原 正明・西村  奏…… 65
「大井家、大井寺」の所在地をめぐって
 ―安倍寺周辺の遺構・遺物とその評価― 
              ………………橋本 輝彦…… 75

古墳時代的須恵器文様の終焉
 ―桜井市吉備遺跡第4次調査出土刻書須恵器の位置付けをめぐ
 って―          ………………森  暢郎…… 87

編集後記

…………………………………………………………………………
<纒向学研究センター設立10周年記念論集『纒向学の最前線』
は非売品で入手できませでしたがPDFデータが公開されています。
以下のURAからご覧いただけます。

纒向学研究センター研究紀要『纒向学研究』/桜井市
 (sakurai.lg.jp)


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書籍番号 81667
書  名 地域再生と考古学―開眼する古代出雲と個性豊かな石見の遺跡
シリーズ
データ A5 440頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4787723079
編著者 田中義昭著
出版年 2023年6月 
出版者 新泉社
価 格 4,180円(税込)

国宝銅鐸出土の加茂岩倉遺跡や、山陰地方独特の弥生墳丘墓として
有名な西谷墳丘墓、そして岩見銅山の調査などによって、島根県の
考古学研究に大きな足跡を残した著者ならではの、古代出雲および
石見地方の遺跡と歴史がそくわかる探訪記。遺跡の保存と地域の歴
史解明から「地域再生」の力を見出していく。
 【刊行元HPより】

 〔目次〕
第1章 山陰の考古学陣営に加わる
  1 島根大学の考古学研究室
  2 地域考古学の歩み
  3 開発と遺跡破壊の進行
  4 大学と市町村をつなぐ

第2章 古代出雲に向き合う
  1 弥生墳丘墓の共同研究
  2 荒神谷遺跡の発見
  3 出雲平野に狙いを定めて
  4 古代金属生産の探究へ

第3章 開眼する古代出雲
  1 『出雲国風土記』の世界
  2 古曽志古墳、小丸山古墳の破壊
  3 国府都市とその周辺
  4 浮かび出る古代の郡・郷

第4章 石見の遺跡と地域史探訪
  1 護るぞ!三宅御土居跡
  2 益田潟と背後地域
  3 「中国太郎」とその流域
  4 石見国府出現とその前後史

第5章 地域の明日を見つめる
  1 歴史博物館と世界遺産
  2 中国を旅する
  3 たどりついた「駅商国家」論
  4 田和山遺跡の保存に寄せて
  
跋 「おたがいさま」と共同・協働



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書籍番号 81624
書  名 飛鳥の古代寺院
シリーズ
データ A5 196頁
ISBN/ISSN 978-4-86065-161-9
編 著 者 清水 昭博著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 (有)萌書房
価   格 1,980円(税込)

────────────────────────────────

かつて日本列島の王都であり仏教信仰の中心地でもあった「飛鳥」地方
の廃寺を含む18の寺院について古代瓦研究の第一人者がやさしく紹介・
解説。
(出版社HPより)

第1部 飛鳥中心の寺々  
  第1章 飛鳥寺………………………………………………………   5
      ―日本最古の本格的寺院― 
  第2章 豊浦寺………………………………………………………  13
      ―蘇我本宗家の尼寺― 
  第3章 川原寺………………………………………………………  21
      ―斉明天皇供養の寺―
  第4章 橘 寺………………………………………………………  29
      ―聖徳太子創立の寺― 
  第5章 岡 寺………………………………………………………  37
      ―義淵と草壁皇子の寺―
第2部 飛鳥周辺の寺々  
  第6章 定林寺………………………………………………………  47
      ―東アジアに共通する名をもつ寺― 
  第7章 坂田寺………………………………………………………  55
      ―鞍作氏の尼寺― 
  第8章 檜隈寺………………………………………………………  63
      ―渡来系氏族の雄、東漢氏の寺― 
  第9章 呉原寺………………………………………………………  71
      ―東漢氏と道昭供養の寺― 
  第10章 壷阪寺(南法華寺) ……………………………………  79
      ―持統天皇供養の寺―
第3部 山田道周辺の寺々  
  第11章 山田寺 ……………………………………………………  89
      ―蘇我倉山田石川麻呂の寺― 
  第12章 奥山廃寺(小墾田寺) …………………………………  97
      ―仏教公伝由緒の寺― 
  第13章 和田廃寺 ………………………………………………… 105
      ―大野丘北塔と葛城寺― 
  第14章 石川廃寺 ………………………………………………… 113
      ―石川精舎の後身寺院― 
  第15章 軽 寺 …………………………………………………… 121
      ―軽部臣の寺か―
第4部 藤原京の寺々  
  第16章 小山廃寺 ………………………………………………… 131
      ―天武朝の大寺― 
  第17章 大官大寺 ………………………………………………… 139
      ―文武朝の大寺― 
  第18章 田中廃寺 ………………………………………………… 147



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書籍番号 81660
書  名 遺跡 第55号 特集◎愛媛の縄文・弥生時代の石器
シリーズ 遺跡 第55号 特集◎愛媛の縄文・弥生時代の石器(Ⅲ)
データ A4 223頁
ISBN/ISSN 0912-5221
編 著 者 十亀幸雄編集
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 遺跡発行会
価   格 2,200円(税込)


埋蔵文化財の保護と考古学研究の発展のために
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
特集◎愛媛の縄文・弥生時代の石器(Ⅲ)
 愛媛県久万高原町・城川町の縄文弥生時代の石器
  ―縄文草創期を中心として―      
          ……………………………… 十亀幸雄    1
 宇和島市三本杭(標高1226m)山頂採集の旧石器   
                ……………… 十亀幸雄   11
 愛媛県縄文・弥生時代石器出土遺跡一覧表(Ⅲ)
               ……………… 遺跡発行会   23
速報
 松山市打越古墳墳丘測量調査写真速報  …… 遺跡発行会   28
報告
 唐子台遺跡群の鏡     …………………………名本二六雄   30
 愛媛県東予東部の鏡   …………………………名本二六雄   49
 四国松山平野の初期農耕段階に伴う横刃型刃器類に対する認識
                                         ……幸泉満夫   57
 松山市大渕遺跡出土の脱穀・粉砕関連具           
                                 ………………幸泉満夫   65
 雉之尾1号墳の墳形と出土遺物   ………………正岡睦夫   75
 北条平野周辺の箱式石棺         ………………正岡睦夫   91
 松山市の主要古墳(旧北条市編) ………………正岡睦夫  100
 八幡浜市小網代天満神社の鳥居   ………………清水真一  167
 松山市俵原池用水と円筒分水工    … 河原茂・十亀幸雄  171
 江戸・明治期の砥部陶磁器窯跡(第1報)
   坂本窯跡・七折唐津山窯跡・砥部陶業窯跡    
                                ……………… 十亀幸雄  182
会所だより
 例会・会務報告(2022 年1月~ 2023 年3月)
                             …………………山之内志郎  220
『いせきニュースレター』目次(第161 号~第173 号) 
                                   …………… 56・166・170
 受贈図書(2022 年3月~ 2023 年3月)        
                               ……………………………  219
編集後記     ……………………………………………………  222



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書籍番号 81631
書  名 神宿る島 宗像・沖ノ島と大和
シリーズ (令和5年度 春季特別展)(特別展図録第93冊)
データ A4 87頁
ISBN/ISSN
編 著 者 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
出 版 年 2023年4月 
出 版 者 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
価   格 1,430円(税込)

【紹介文】(HPより)

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として世界遺産に登録
されている沖ノ島。その沖ノ島祭祀遺跡出土品は大和を中心に
おこなわれた水辺の祭祀や古墳の副葬品などと共通するものが
多く、両者が密接に関係していたことは明らかです。
本展覧会は沖ノ島祭祀遺跡出土品と奈良県出土品を本格的に比
較する初の機会となります。国宝に指定されている金銅製龍頭
をはじめとした宗像大社所蔵品である沖ノ島遺跡出土品と、そ
れに関係する大和の出土品を展示します。

              目次
関連地図
例言
概説 神宿る島 宗像・沖ノ島と大和…………………………  7
はじめに 神宿る島宗像・沖ノ島………………………………  9
第Ⅰ章 大和の祭祀と宗像・沖ノ島の祭祀…………………… 19
 コラム1 「滑石製子持勾玉からみた沖ノ島祭祀と三輪山祭祀」
                                            …………… 38
第Ⅱ章 大和の古墳と宗像・沖ノ島…………………………… 43
 コラム2 「宗像大社所蔵鏡の調査」 ……………………… 54
 コラム3 「沖ノ島と藤ノ木古墳の雛形農工具」 ………… 77
おわりに 大和から見た宗像・沖ノ島とは…………………… 79
出品目録…………………………………………………………… 85
主な参考文献……………………………………………………… 86
展覧会中の行事…………………………………………………… 87
協力機関・協力者………………………………………………… 87



【2023年4月18日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81572
書  名 古代国家形成期の社会と交通
シリーズ
データ A5 440頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219077
編 著 者 田中 裕著
出 版 年 2023年4月 
出 版 者 同成社
価   格 9,900円(税込)

 【内容簡介】

古代国家形成期に水陸の複合的交通網が構築される様相を
地域社会との関係から検討し、ヤマト王権による列島の組
織化の特徴を解明する。

 【目次】

第Ⅰ部 国家形成期研究への考古学的視角
 第1章 「首長墓系譜」研究の成果と問題点
 第2章 国家形成期の社会変化と列島規模に及ぶ交通と
         の関係性に関する研究課題
 第3章 土器編年と古墳編年
               ―東日本からの視角のための前提整理―

第Ⅱ部 地域社会の構造
           ―弥生時代末から古墳時代前期までの特徴と
                中期の変化―
 第4章 前方後円墳の規格と地域社会
 第5章 前期古墳の展開と階層構成
 第6章 五領式から和泉式への転換と中期古墳の成立

第Ⅲ部 水上交通志向の社会における首長権―弥生時代末
        から古墳時代前期までの特徴と中期の変化―
 第7章 国家形成初期における水上交通志向の村落群
 第8章 出現期古墳にみる列島の東西関係
 第9章 前期古墳の壺形埴輪にみる首長のつながり
 第10章 前方後方墳にみる王権と東日本の関係性
 第11章 前・中期古墳の立地と水上交通
            ―王権と首長権の基盤―

第Ⅳ部 列島規模に及ぶ交通システム成立と組織化の過程
            ―国家形成期研究への考古学的視角―
 第12章 日本国家形成要因としての交通システムの進展
       ―古墳時代前期までの水上
交通依存と中期からの陸上交通の拡大―
 第13章 古墳時代交換信用システムの成立と進化
 第14章 水上交通と陸上交通の重心移動からみる国家形
          成史の展望

終章 本書のまとめと展望


【2023年4月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81595
書  名 弥生実年代と都市論のゆくえ 池上曽根遺跡[改訂版]
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」023)
データ A5 92頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2249-2
編著者 秋山 浩三著
出版年 2023年5月 
出版者 新泉社
価 格 1,870円(税込)

 【紹介文】

大阪南部、和泉地域に営まれた弥生の巨大環濠集落・池上曽根
遺跡。集落中央付近から発見された「神殿」を思わせる大形建
物から、弥生実年代の見直しと弥生「都市」論が盛んに議論さ
れて四半世紀。それらを踏まえ、集落内の構成と遺物を詳細に
分析し、弥生大規模集落の実像に迫る。

 【目次】

第1章 弥生文化の発信地
  1 大阪南部・信太山の地
  2 「弥生実年代」と「弥生都市論」

第2章 開発と保存のせめぎ合い
  1 南繁則と泉大津高校地歴部
  2 盛りあがる保存運動
  3 四分された遺跡
  4 煩悶する群像

第3章 目ざめた巨大環濠集落
  1 集落の盛衰
  2 巨大環濠集落の舞台装置
  3 大形建物の変遷
  4 大形建物は「神殿」か否か

第4章 弥生実年代のゆくえ
  1 池上曽根事件
  2 出る幕を違えていた弥生社会
  3 その後の実年代追究

第5章 弥生都市論のゆくえ
  1 大形集落と都市論
  2 池上曽根は都市ではない
  3 弥生時代に都市はあったか
  4 弥生都市論の是非
  5 その後の池上曽根遺跡


【2023年4月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81596
書  名 泉北丘陵に広がる須恵器窯 陶邑遺跡群[改訂版]
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」028)
データ A5 92頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2250-8
編 著 者 中村 浩著
出 版 年 2023年5月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

古墳時代から平安時代にかけて、大阪南部に営まれた列島
最大の須恵器窯群。その窯の構造と流通、集落をふくめた
生産の全貌を明らかにするとともに、古墳の年代比定にな
くてはならない須恵器の型式編年を解説。改訂版では、各
型式がどの窯から出土しているかを表示する。

 【目次】

第1章 古墳研究の現場にて
  1 年代を計るものさし
  2 さまざまな須恵器
  3 重要文化財に指定された陶邑出土品

第2章 陶邑遺跡群の発掘
  1 泉北ニュータウンの造成
  2 生産遺跡への着目
  3 広大な遺跡の分布

第3章 陶邑遺跡群の構成
  1 窯跡の分布
  2 窯の構造の変遷
  3 工房・集落・流通の遺跡
  4 古墳と墳墓

第4章 文献史料にみる陶邑
  1 記紀みる地名伝承
  2 郷名と氏族の分布

第5章 型式編年の手法と陶邑編年
  1 編年の条件
  2 絶対年代との対応
  3 陶邑編年の各型式・段階の特徴
  4 自然科学との協調




【2023年4月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81594
書  名 朱に魅せられた弥生人 若杉山辰砂採掘遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」162)
データ A5 92頁
ISBN/ISSN 9789-4-7877-2332-1
編 著 者 西本和哉著
出 版 年 2023年4月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

土器を赤く塗り、棺に朱を敷きつめ、魏志倭人伝に「朱丹を以て
その身体に塗る」と記された弥生人。その朱の原料、辰砂を採掘
していた痕跡が徳島県阿南市ではじめてみつかった。山中の発掘
調査から、鉱脈を追いかけ岩盤を切り崩す採掘の実態を明ら
かにする。

 【目次】

第1章 弥生人が求めた朱
  1 辰砂採掘遺跡とは
  2 弥生の赤
  3 赤色に込められた思い
  4 「魏志倭人伝」に記された赤

第2章 辰砂採掘遺跡の探究
  1 採掘場への道のり
  2 辰砂採掘遺跡の発見
  3 地下資源の宝庫・阿南
  4 みえてきた辰砂採掘の様子

第3章 採掘の実態解明へ
  1 ズリ場と鉱脈の発見
  2 みえてきた露天採掘の実態
  3 採掘坑による方法もあった
  4 出土品からみた採掘の実態
  5 採掘していたのは誰だ

第4章 朱の生産にせまる
  1 辰砂はどこへ
  2 朱をつくる弥生人
  3 朱塗り工房の風景

第5章 若杉山辰砂採掘遺跡のこれから

参考文献


【2023年3月23日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81571
書  名 古代騎馬文化受容過程の研究〔日本編〕
シリーズ
データ B5 488頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219091
編 著 者 桃﨑 祐輔著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 同成社
価   格 15,400円(税込)

 【内容簡介】

出土馬具の形式変遷や実年代、仏教工芸との関連等を具体的
に解き明かし、古墳時代社会における騎馬文化の歴史的意義
を明らかにする。

 【目次】

序 章 古墳時代における馬具の受容と展開の解明をめざして

第Ⅰ章 馬具研究の現状と課題

第Ⅱ章 日本列島における馬具と騎馬文化の受容
 第1節 日本列島における初期馬具の展開
 第2節 鋳銅鈴付馬具編年の再検討
 第3節 埼玉稲荷山古墳出土馬具の検討―f字形鏡板付轡と
      鈴付馬具―
 第4節 江田船山古墳遺物群の年代再論
 第5節 福岡県飯塚市山の神古墳出土馬具の検討
       ―2セットのf字形鏡板付轡・扁円剣菱形杏葉の
        年代とその意義―
 第6節 福岡県行橋市稲童古墳群出土馬具の検討
      ―内湾楕円鏡板付轡と素環轡の出
現をめぐる問題―
 第7節 福岡県直方市小野牟田2号横穴の補修痕跡のある兵庫
     鎖付内湾楕円形鏡板付轡と靭負 

第Ⅲ章 金銅装馬具の国産過程とその歴史的背景

 第1節 筑紫の君の誕生と磐井の上番
      ―岩戸山馬装が語るもの―
 第2節 愛知県豊橋市大塚南古墳出土花形鏡板の年代とその
     歴史的意義
 第3節 棘葉形杏葉・鏡板の変遷とその意義
 第4節 風返稲荷山古墳くびれ部出土斜格子文鏡板・杏葉と
     その意義―考古資料からみた舎人像―
 第5節 額田部の馬具と鈴
      ―心葉形十字文透鏡板付轡と虎頭鈴・多角形鈴を
       めぐって―
 第6節 笊内37号横穴出土馬具から復元される馬装について

第Ⅳ章 日本列島騎馬文化受容と馬具国産化の歴史的意義


【2023年3月23日】 【近日入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81573
書  名 旧石器狩猟採集民の環境適応史
シリーズ
データ B5 330頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219015
編 著 者 小原 俊行著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 同成社
価   格 11,000円(税込)

 【内容簡介】

後期旧石器時代の北関東における狩猟採集民の動態を、石器
製作技術の分析および居住形態の変遷と古環境変遷の対応関
係から解明する。

 【目次】
 
第1章 先行研究の検討と問題の所在
 1.編年研究
 2.問題の設定と本論の目的

第2章 分析方法
 1.石器製作技術の構造と石器の系統を捉えるための概念
 2.狩猟採集民の行動に関わる概念
 3.小結

第3章 関東平野北西部の地理的環境について
 1.「関東平野北西部」の地理的範囲と地形
 2.関東平野北西部周辺の資源分布構造
 3.小結

第4章 関東平野北西部の地形発達史と古環境変遷
 1.検出されるテフラと降下年代について
 2.地形発達史
 3.古環境復原
 4.動物相
 5.小結―関東平野北西部の地形発達史と古環境変遷

第5章 石器群の編年観
 1.関東平野周辺域における石器群の編年観
 2.Hr-HA~AT(36-30 ka cal BP)間の編年 
 3.AT~As-YP(30-16 ka cal BP)間の編年
 4.小結―関東平野北西部における石器群の編年観と古環境
   変遷との対応関係

第6章 関東平野北西部における後期旧石器集団の居住形態の
    変遷
 1.36-32 ka cal BP
 2.32-30 ka cal BP
 3.30-27 ka cal BP
 4.27-24 ka cal BP
 5.24-19 ka cal BP
 6.20-15 ka cal BP

第7章 旧石器時代の環境適応史の復原に向けて

資料編 関東平野北西部の石器群


【2023年3月22日】 【入荷】【ご注文承り中】
 


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書籍番号 81576
書  名 古代学研究 第236号
シリーズ
データ B5 48頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編 著 者 古代学研究編集局
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 森岡秀人
価   格 880円(税込)

          目   次

≪研究ノート≫
伊賀・霊山山頂遺跡の再検討
  ……………………………………服 部 伊久男  1
歯牙疾患と食性 ……………………長 井 健 二 19
-縄文時代から現代への時間軸において-

≪研究メモ≫
横口式石槨の劣化・き損の進行・蓄積の一例について
  ……………………………………山 岡   渉 31
                江 草 山 梨

≪書  評≫                                                                           
丸山真史・菊地大樹編『家畜の考古学 古代アジアの
     東西交流』 ……………青 柳 泰 介 39

≪シリーズ遺跡紹介15≫
史跡 安宅氏城館跡 ………………佐 藤 純 一 43
-熊野水軍安宅氏の中世城館群-

≪古代学への提言 88≫
モバイル端末を用いた三次元計測の活用について
    ………………………………濵 﨑 範 子 表紙裏


【2023年3月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81575
書  名 古代学研究 第235号
シリーズ
データ B5 46頁
ISBN/ISSN 0386-9121
編 著 者 古代学研究編集局
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 森岡秀人
価   格 880円(税込)

           目   次

≪論  文≫
佐紀古墳群の成立とその意義
   ……………………………………村 瀬  陸   1

《研究ノート》
上井ヶ浜遺跡出土弥生人骨の歯牙の分析
       ………………………長 井 健 二  19
-齲蝕と歯周疾患の検討を中心として-

≪シリーズ遺跡紹介14≫
神戸市玉津田中遺跡の弥生前期墓域の調査と縄文系祭祀具
       ………………………園 原 悠 斗  35

≪活動報告≫
2021年度古代学研究会陵墓委員会報告
       ………………………今 尾 文 昭  41
                鍋 島 隆 宏

≪古代学への提言 87≫
博物館の取り組みへの雑感…………今 井 真由美  表紙裏


【2023年3月16日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81570
書  名 日中文明遺物の産地探索をめざす中近世沈船・舶載遺物の考古学と自然科学の融合研究
シリーズ [令和2~4年度科学費助成事業(基盤研究(C))
データ A4 165頁
ISBN/ISSN 978-4-86456-436-6
編著者 研究代表者・桃﨑祐 輔福岡大学人文学部考古学研究室編集
出版年 2023年3月 
出版者 福岡大学人文学部考古学研究室
価 格 1,870円(税込)

◆ご案内◆

令和4年3月5日(土)に九州国立博物館で開催されたシンポジウム
「アジアを変えた鉄」の予稿集を兼ねた本書は[令和2~4年度科学
費助成事業(基盤研究(C))『日中文明遺物の産地探索をめざす
中近世沈船・舶載遺物の考古学と自然科学の融合研究』(研究代
表者・桃﨑祐輔)」について、研究代表者の桃﨑が、分担者の承
諾を得て私費で増刷したものである。」(本書奥付より)
……………………………………………………………………………
●趣旨:琉球諸島・日本列島の発掘調査で発見されていた謎の鉄
  製品「棒状鉄製品」。近年、「宋元代の沈没船」が相次いで
  発見され、貿易のための航海中に沈んだこれらの船に日本出
  土品と同一形態・同一法量の棒状鉄製品(鉄条)が大量に積ま
  れていることが明らかとなり、本品がアジアをまたぐ交易品
  として売買されていたことが実証されました。加えて、東南
  アジアの研究では、宋元代と並行する13~15世紀に、東北タ
  イ・中部タイの在来鉄生産が衰退することが明らかにされて
  おり、中国産鉄の流通が周辺諸国の産業にも影響を与えてい
  る状況も浮き彫りになってきました。本シンポジウムでは、
  「宋元代沈没船に積載された大量の鉄素材」や「琉球諸島・
  日本列島で出土した棒状鉄製品」を手がかりに、東アジアの
  鉄流通の実態を探ります。日本列島の中近世の流通鉄素材は
  専ら「たたら製鉄」で生産され、「日本刀」の素材はすべて
  国産とみる定説も、アジア規模で流通する棒状鉄製品の存在
  が明らかになった今、新たな視点から検証していく必要があ
  るでしょう。また、宋元代と並行する日本列島では、古代よ
  り「大宰府鴻臚館」が担ってきた対外交易の役割が、東シナ
  海沿岸の「海商」へとダイナミックに移り変わる時代とも重
  なっており、各地域の社会変化も注視されます。上記のよう
  な複合的課題を明らかにするために、本シンポジウムでは考
  古学と自然科学の融合研究を試み、新たなアジア史の構築を
  目指します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

             目  次
      
桃﨑祐輔「中世遺跡出土の棒状鉄素材は中国宋からの輸入鉄か
     -朝倉市才田遺跡・八重山出土品に注目して-」
                    ………………    1
小嶋篤・岡寺良「アジアを変えた鉄-八重山諸島における歴史
        時代の到来-」     …………………  25
小嶋 篤「棒状鉄製品の流通と鉄生産の変動」 ……………  41
石黒ひさ子「南海I号から発見された鉄資料-沈没船資料に見え
   る鉄素材-」            …………………  57
沼子千弥「生物を介する環境での鉄の動態」 ………………  77
市川慎太郎・佐藤かのん・栗崎敏「鉄製遺物の蛍光X線分析に
   おける錆の影響」   ……………………………………  84
市川慎太郎・明山未怜・栗崎敏
 「才田遺跡から出土した棒状鉄資料剥離片の蛍光X線分析」
                                           ……………  92
上野淳也「南蛮交易と金属の流通
     -海のシルクロードと戦国大名-」…………………… 101
古澤義久「高麗島伝説と西沙群島の水中遺跡」 …………… 113
内田昌太朗「唐津市呼子町内採集の中国産小壺について」  124
景山千裕「唐津市呼子町内海岸採集の中国産黒釉碗について」
                                         ……………… 128
大村紀征「古代~中世日本の鉄市場」 ……………………… 132
孟原召 「華光礁一号沈船と宋代南海貿易」 ……………… 141
丁見祥 「南澳I号-その位置・意味と時代-」  ………… 154


【2023年3月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81546
書  名 中国新石器時代文明の探求
シリーズ (日中共同研究成果報告集Ⅱ)
データ A4 305頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-166-6
編 著 者 中村慎一編
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 株式会社 六一書房
価   格 4,950円(税込)

           目  次

巻頭言              中村慎一   ⅰ
例 言                     ⅱ

Ⅰ 遣跡・遺物の考古学的研究
 1.方形環濠の広がり        中村慎一   3
 2.良渚遺跡群における煮沸器の組成と使用痕
                    久保田慎二・小林正史   9
 3.浙江考古学よりみた新石器文化期の石器
                                   小柳美樹  21
 4.鍾家港遺跡出土石器の使用痕分析
                   原田幹・王寧遠  69
 5.田螺山遺跡出土木器(l) 
   鶴来航介・浦蓉子・川崎雄一郎・西原和代・  79
      村上由美子・山下優介・王永磊・孫国平
 6.田螺山遺跡の木工技術          
                   鶴来航介・王永磊・孫国平 101
 7.中原への道
    ―人・モノ・馬はどこで黄河を渡ったか?―
                                村松弘一 113

Ⅱ 動・植物遺体の研究
 1.中国江南における新石器時代の水田稲作
                   宇田津徹朗・田﨑博之 129
  ―良渚遺跡群におけるポーリング探査,試掘調査と
      プラント・オパール分析―
 2.田螺山遺跡および鍾家港遺跡から得られた貝類の
    印象  黒住耐二・孫国平・王永磊・宋妹 175
 3.浙江省新石器時代遺跡から出土した編組製品等の
    素材植物      鈴木三男・小林和貴・ 181
   能城修一・佐々木由香・秋山綾子・孫国平・劉斌
   ・鄭雲飛・中村慎一
 4.浙江省良渚遺跡群より出土した木材の樹種   
            鈴木三男・小林和貴・ 203
  大山幹成・能城修一・秋山綾子・佐々木由香
          ・王永磊・劉斌・中村慎一

Ⅲ 遣跡・遺物の考古科学的研究
 1.新石器時代長江デルタ地域における稲作農耕民の
  頭蓋形態                 237
        岡崎健治・高椋浩史・川久保善智・
        MarkHudson・陳傑
 2.長江下流域の新石器時代集団の四肢骨の形質的
  特徴                   259
        高椋浩史・岡崎健治・朱暁汀・陳傑
 3.古代中国の墓に用いられた先秦時代の朱
              神谷嘉美・南武志 277
 4.コムギ炭化種子の残存代謝物分析法の確立にむけて
         西内巧・中野正貴・庄田慎矢 285
 5.混合モデルを用いた土器残存脂質における植物質
  食料の寄与度の評価            293
               庄田慎矢・鈴木美穂


【2023年3月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81547
書  名 考古学による歴史的背景の追求
シリーズ
データ B5 195頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-167-3
編 著 者 村田文夫著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 株式会社 六一書房
価   格 2,750円(税込)

          目  次

刊行に寄せて … 立正大学特別栄誉教授 坂詰秀一   ⅰ
  第Ⅰ部 縄文人の食文化と葬・祭儀礼の一斑
  
 縄文人の食べ物事情
 ―研究の断想から学ぶこと― ………………………  3
      1 土器の表面に観察された圧痕・三題噺の顛末3
   2 縄文植物食の研究は,遅れて重視されてきた 5
   3 五穀を含むことども   7
   その後の見聞録   15
 縄文竪穴住まい内の祭祀と墓制に関する一考察
 ―甲信地域の中期後半期の資料から― …………… 17
   1 住まい内に頭蓋骨を祀る考・その後(前稿の
     補遺)  17
   2 沖縄の洗骨蔵骨器と東北地方北部の土器棺墓に
     脈絡ありやなしや  21
   3 竪穴住まい内から発掘される倒置埋設土器の
     周辺  24
   
 わが縄文のムラと住まい考の残紅を求めて
 ―神は細部に宿り給う、からの学び― …………… 29
   1 柄鏡形住居内の生活痕を探る―東京都深沢遺跡
     の分析から  29
   2 竪穴住まいの仕舞い支度考
        ―神奈川県潮見台遺跡と長野県棚畑遺跡
         から  32
   3 埋甕研究の新展開―斜位に埋設された埋甕と
     乳幼児骨の新発見  37
   4 縄文竪穴住まい内の〝顕示する祭儀・秘匿する
     祭儀〟考  43

  第Ⅱ部 古墳壁画や戸籍・考古資料等から描く古代
      史像
  
武蔵国・熊ヶ谷横穴墓群中の線刻画考
―第2号横穴墓の線刻画の絵解き―  ………………… 55
   1 熊ヶ谷横穴墓群の位置と発掘経過など  55
   2 線刻画が認められた横穴墓とそのあらまし 57
   3 2号横穴墓と線刻画  58
   4 2号横穴墓の線刻画を再検証する  62
   5 2号横穴墓線刻画の歴史的背景・素描  66
高師小僧と同製管玉の事例 …………………………… 68
   1 下作延巳ノ谷遺跡群と下作延中之橋横穴墓群
     の位置  68
   2 下作延中之橋横穴墓群から発掘された高師小
     僧製管玉  69
   3 発掘された高師小僧製管玉の形態など  71
   4 集落跡や古墳から発掘された高師小僧製管玉
     などの類例  74
   その後の見聞録  77
   
武蔵国橘樹郡衙の正倉院周辺を散策する
―発掘された東区画溝などを評価する― …………… 79
   1 正倉院跡の東区画溝の新発見
       ―「失われた平坦地」を復元する  79
   2 正倉内のクラの様相   80
   3 正倉院の運営に関連する遺構―その1  83
   4 正倉院の運営に関連する遺構―その2  83
   その後の見聞録  85
御野国半布里と武蔵国橘樹郡の人びと(l)
―半布里・大宝二年籍(702)の歴史人口学的な解析― 86
   1 半布里戸籍の概要  86
   2 記載されている人びとの仕分け  87
   3 記載されている人びとの年齢解析  88
   4 記載されている親族関係の解析  100
御野国半布里と武蔵国橘樹郡の人びと(2)
―発掘調査された橘樹郡の考古資料の解析― ………111
   1 馬絹古墳に関わる諸問題  112
   2 古代火葬骨蔵器に関わる諸問題  118
   3 「稲毛本庄検注目録」と「皮古造免五段」の
          背景  127
   4 橘樹郡御宅郷・高田郷の推定域の関する卑見
                                                135
   
  第Ⅲ部 小杉御殿の復元と黒川炭の歴史・民俗誌
  
多摩川下流域右岸・小杉御殿跡の面影を探る ………143
   1 遺跡の位置と周辺の環境  143
   2 既往の研究成果から学ぶ  143
   3 旧家・安藤家に伝わる小杉御殿・小杉陣屋絵図
          の絵解き  144
   4 意外な援軍が現れた  143145
   5 Aの絵図の縮尺(スケール)が復元できた  146
   6 今後の小杉御殿の門構えと周辺道路の景観的
          復元  147
   7 今後の発掘調査の実現を期待する  148
   その後の見聞録  153

多摩丘陵産のプランド・黒川炭を焼く
―最後の伝承者・市川祐家の見聞録― ………………154
   1 市川家の炭焼窯  155
   2 黒川炭を焼く―市川家の見聞録  156
   3 黒川炭の歴史的背景を素描する  160

  第Ⅳ部 託すょ夢―神奈川県考古学会と発掘調査
            報告書―
  
神奈川県考古学会の発足前夜と今後への期待 ………165
発掘調査報告書のありかた ………………176
  1 俎上に載せる三つの発掘調査報告書など  177
  2 検証課題を順次あげていきたい  177
            ***
わたしの考古楽・漫遊録 武蔵国橘樹郡衙周辺の歴史点描
を楽しむ …………………………………………………186
  点描1 橘・橘樹,そして多知波奈(売)
      ―三種のタチバナ  186
  点描2 橘樹郡衙から都へ運ばれた茜―それは薬草か,
      それとも染料か  187
  占描3 橘樹郡衙の正倉院に運ばれた稲―どこの田圃
      で耕作した?  188
  点描4 影向寺に関わる古代学考
      ―その輪郭を学ぶ 189
  点描5 陸運・水運の要は常に交差する―古代・東海
      道と矢上川ルート  190
  点描6 橘樹郡の人びと
      ―奈良時代の戸籍から推測  190
初出論文一覧 ……………………………………………193
あとがき ……………………………………村田文夫  195
著者略歴 …………………………………………………196

 


【2023年3月13日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81545
書  名 遺跡と現代社会
シリーズ
データ A5 171頁
ISBN/ISSN 978-4-86445-165-9
編 著 者 櫻井凖也著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 株式会社 六一書房
価   格 1,980円(税込)

          目  次

はじめに …………………………………………   ⅰ
初出一覧 …………………………………………  ⅸ

第1章 発掘された日本の近現代生活
 第1節 高度経済成長期の消費生活  ………   1
 第2節 発掘資料から近現代のライフスタイルを
     探る           ………………………  23
 第3節 近現代貝塚の発掘 ……………………  38
 第4節 近代食器の使用痕分析 ………………  54
 
第2章 現代社会の中の遺物と民具
 第1節 考古系造形物の世界 …………………  71
 第2節 民具と現代社会 ………………………  86
 
第3章 遺跡まつりにみる遺跡の活用
 第1節 消費される遺跡、継承される遺跡…… 105
 第2節 遺跡まつりと地域アイデンティティ 
                 ………………………………… 124
 第3節 遺跡まつりの新展開 ………………… 145

引用・参考文献  ………………………………… 159
おわりに  ………………………………………… 171


【2023年3月12日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81542
書  名 織豊城郭 第20号  特集:考古学的な織豊城郭研究の到達点
シリーズ
データ A4 347頁
ISBN/ISSN 978-4639028857
編著者 織豊期城郭研究会編集
出版年 2023年3月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 4,400円(税込)

◆概 要◆

  特集:考古学的な織豊城郭研究の到達点
  本書の刊行と第2期事務局の活動終了のお知らせ
                   (第2期事務局)

【特集論文】

 築城期における仙台城跡の様相
   ―石垣・礎石建物・瓦を中心に(関根章義)
駿河国・遠江国における織豊期瓦の研究と課題(木村 聡)
発掘成果から見た安土城跡出土軒瓦の再検討(小谷徳彦)
近江八幡山城における瓦葺建物の展開
   ―軒瓦・桐文飾瓦を中心に―(佐藤佑樹)
埋蔵文化財調査から見た伏見城跡の特徴(馬瀬智光)
郡山城の築城過程についての覚書―豊臣政権期における
 城郭整備状況の検討に向けて―          (十文字 健)
山陰における城郭技術の起源について
 ―石垣・瓦に関する予察から導かれる課題―(伊藤 創)
岡山城検出石垣の年代とその分布
 ―主に慶長・元和年間の大規模普請に関して―(和田 剛)
石垣・瓦とその技法から見た唐津における本城と支城
                      (坂井清春)
織豊城郭石垣の編年的研究
   ―城郭石垣研究の理論的整理―下高大輔)
織豊系城郭における縄張の諸型式(乗岡 実)

【報告】

 織豊期城郭研究会 2019年度彦根研究集会の報告(木村 聡)

【特別論文】
 沖縄県のグスク―沖縄諸島及び周辺離島を中心に―
                      (亀島慎吾)

【研究ノート】
 「平野町城下町」に関する考古学的検討(市川 創)
四国西南地域における戦国期城郭石積み・石垣の一考察
                      (松田直則)
坂本城の構造(松下 浩)

【資料紹介】
 福島県久川城跡の調査成果(佐藤 啓)
上山城の表採瓦と既存資料の分類(齋藤 仁)

【発掘情報】
 特別史跡熊本城跡天守閣復旧工事に伴う石垣調査について
                      (嘉村哲也)

【情報】 
2018年度刊行織豊期城郭関連文献一覧(松下 浩)


【2023年3月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81540
書  名 福岡大学考古学論集 3―武末純一先生退職記念― 邦訳編
シリーズ
データ B5 102頁
ISBN/ISSN
編著者 武末純一先生退職記念事業会編集
出版年 2023年3月 
出版者 武末純一先生退職記念事業会
価 格 2,200円(税込)

 【内容簡介】

 『福岡大学考古学論集3』―邦訳編―は、2020年3月に
福岡大学を退職された武末純一先生へ献呈論集である
『福岡大学考古学論集3』で、諸事情により未翻訳で
あった韓国語原稿7本の翻訳をまとめたものです。
2020年3月末にご退職された武末純一先生の最終講義・
退職記念パーティーは、新型コロナウイルスの蔓延により、
やむなく無期延期となっておりましたが、2023年3月にし
てようやく実施の目途が立ちました。
その際、事業会メンバーから本論集を併せて刊行する機運
が高まり、この度刊行に至った次第です。
 (編集後記より抜粋)
……………………………………………………………………
            目 次

細形銅剣の機能と使用方法        趙 鎮先   2
南韓地域青銅器時代火葬墓に対する考察  金  権九  22
青銅器時代防禦集落からみた首長の出現  裵  徳煥  37
三国時代小形鉄器と縮小模型鉄器を通してみた交流  
                                        李  東冠  57
榮山江流域馬韓墳墓儀礼小考   李 暎澈・韓 玉珉  73
釜山蓮山洞古墳群出土甲冑の性格と意味  金  赫中  79
武末純一先生の定年退職に際して     申  敬澈 100
                          (小池 史哲 訳)
………………………………………………………………………

<福岡大学考古学論集のご案内>(税込定価)

福岡大学考古学論集-小田富士雄先生退職記念- ¥6,600
福岡大学考古学論集 2
      ―考古学研究室開設25周年記念―  ¥4,950
福岡大学考古学論集 3
      ―武末純一先生退職記念―     ¥11,000

………………………………………………………………………


【2023年3月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81539
書  名 西虎洞談林録
シリーズ
データ A5 112頁
ISBN/ISSN
編 著 者 武末純一著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者
価   格 1,650円(税込)

◆概 要◆

 1992年4月から福岡大学歴史学科考古学専修の担当教員となり、
考古学研究室の整備と発展に努めてきた。私は1950年3月6日の
寅年生まれで、福岡の地が日本の西方にあることから、学生を
鍛えに鍛え上げる考古学研究室を「西の虎の穴」すなわち「西
虎洞」と心ひそかに呼んできた。
2020年3月に退職するまで福岡大学に在籍しながら書き散らして
きた雑文をまとめて一書を編むにあたって『西虎洞談林録』と
した所以である。
本書は歴史学科や考古学研究室を巡る第I部、書評などの考古学
の周辺を記した第Ⅱ部、挨拶や祝辞などの第Ⅲ部、弔辞や追悼
関係の第Ⅳ部の4部構成とし、退職後の文章を末尾の余滴に収録
した。【まえがきより抜粋】


◆目 次◆

 【目 次】

まえがき ………………………………………………………   ⅰ

 Ⅰ 福岡大学歴史学科の中で
三年目の所感 …………………………………………………    1
博物館へのいざない …………………………………………    2
考古学の卒論を書く …………………………………………    4
小田富士雄先生の人と学問―献呈のことばにかえて― …    5
1月30日の地域連携シンポジウムで考えたこと  …………    7
贈り物の力―あるいはなぜ大学に卒業論文は必要か― …    8
2011年度の歴史学入門演習―武末ゼミ― …………………   11
考古学研究室開設25周年事業   ……………………………   13
かつての学芸員の立場から   ………………………………   15
考古学研究室に進学された2年生の皆さんへ
        (2019年度考古学方法論のために) ………   16
私の大学生活と福岡大学考古学研究室の体制   …………   19

 Ⅱ 書評・論評・献辞―考古学の周辺―
書評 BOOKREVIEWS 石川日出志著『農耕社会の成立』……   19
[書評]寺沢 薫 著
   『弥生時代政治史研究 弥生時代の年代と交流』…   24
書評『再考「弥生時代」―農耕・海・集落―』 …………   29
新刊紹介 城戸康利・前田達男・吉留秀敏編
   『牟田裕二君追悼論集』 ……………………………   32
アマチュア考古学と住民参画 ………………………………   38
私の注目10遺跡 ………………………………………………   46
発掘された日本列島2010 ……………………………………   47
このごろ九阪で思うこと ………………   48
『日韓交渉の考古学―弥生時代篇』と「第1回雄山閣考古学賞」
                       …………   49
第2回合同学会の事件  ………………………………………   53
九州と韓国 考古学の絆 ……………………………………   54
宇佐と近現代考古学 …………………………………………   56
小田富士雄先生の弥生学 ……………………………………   58

 Ⅲ 祝辞・挨拶
新入生の皆さんへ ……………………………………………   62
卒業生の皆さんへ ……………………………………………   63
考古学研究室25周年祝賀会挨拶 ……………………………   65
歴史学科30周年記念パーティー挨拶 ………………………   66
七隈史学会会長退任の挨拶 …………………………………   67
松塚俊三先生退職記念パーティー挨拶 ……………………   69
三個大学国際学術交流会開会辞 ……………………………   70
開 会 辞(日韓集落研究会 第4回共同研究会)  ………   72
ごあいさつと開催趣旨 ………………………………………   73
ご挨拶と開催趣旨 ……………………………………………   74
開会の辞 ………………………………………………………   75
第11回合同考古学大会の開催にあたって …………………   76
第12回合同考古学大会ご挨拶 ………………………………   78
嶺南考古学会30周年をお祝い申し上げます ………………   79
武末還暦祝賀会でのあいさつ ………………………………   80

 Ⅳ 弔辞・追悼・追慕
弔 辞 …………………………………………………………   83
藤口さんとの韓国の日々
  ―1972年10月~1973年9月―  …………………………   85
天国の境靖紀君へ ……………………………………………   88
追悼 東哲志君 ………………………………………………   90
いまだに信じられません ……………………………………   91
いつの日にか …………………………………………………   91
永遠の東アジア考古学会事務局長 …………………………   93
山本一朗先生に伺うべきだったこと ………………………   94
追悼 田中良之さん …………………………………………   96
追悼・乗安和二三さん ………………………………………   99
思い出すままに ………………………………………………   99
Videoの中の韓炳三先生  ……………………………………  101
三雲番上の石硯をみていただきたかった …………………  104
三つの記憶と一つの後悔 ……………………………………  105

[余滴]
太田智さん・三好千絵さん結婚式乾杯祝辞 ………………  107
1年が過ぎて ……………………………………………………  108
 あとがき ……………………………………………………   ⅲ


【2023年3月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81517
書  名 東アジア初期鉄器時代の研究
シリーズ
データ B5 456頁(上製本)
ISBN/ISSN 978-4-639-02896-3
編 著 者 宮本 一夫著
出 版 年 2023年3月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 19,800円(税込)

 【紹介文より】
 
 前著『東北アジアの初期農耕と弥生の起源』(2017年)、
『東アジア青銅器時代の研究』(2020年)に続いて、鉄器
というより高い生産力を生み出す金属器の時代としてと
らえ、東アジア全体の統一性と特殊性を明らかにする。
著者の長年にわたる研究の集大成。

 【目次】

 はじめに ………………………………………………  7
第1章 ユーラシア草原地帯の初期鉄器文化 ……… 11
 1 はじめに  ………………………………………… 11
 2 ユーラシア草原地帯東部の牧畜社会と青銅器文化
     の成立                        ……………… 11
 3 ユーラシア草原地帯の鉄器社会の到来  ……… 18
 4 ユーラシア草原地帯東部の騎馬文化  ………… 20
 5 ユーラシア草原地帯東部の初期鉄器時代の始まり
                          ………………… 21
 6 まとめ  …………………………………………… 25

第2章 中国大陸における初期鉄器文化 …………… 27
 1 はじめに  ………………………………………… 27
 2 中国の初期鉄器の諸例  ………………………… 27
 3 鋳鉄生成の諸問題  ……………………………… 30
 4 鉄器技術の地域的系譜関係  …………………… 31
 5 東北アジアの鉄生産  …………………………… 36
 6 まとめ  …………………………………………… 37
 
第3章 戦国式鏡の変遷と漢式鏡の成立 …………… 39
 1 はじめに  ………………………………………… 39
 2 戦国式鏡の変遷  ………………………………… 39
 3 戦国式鏡・漢式鏡と山東  ……………………… 46
 4 おわりに  ………………………………………… 51

第4章 東周代燕国の東方進出 ……………………… 53
 1 はじめに  ………………………………………… 53
 2 研究史と問題の所在  …………………………… 54
 3 遼西における燕系青銅彝器と青銅武器の編年的
   位置づけ             ……………… 55
 4 燕系副葬陶器の編年的位置づけ  ……………… 59
 5 燕の領域拡大  …………………………………… 62
 6 燕の東方進出と中央集権化  …………………… 67
 7 まとめ  …………………………………………… 68

第5章 伝小郡出土東周式銅戈からみた東北アジアの
        国際関係       ……………………………… 71
 1 はじめに  ………………………………………… 71
 2 伝小郡出土青銅戈  ……………………………… 71
 3 銅戈の研究史と方法  …………………………… 72
 4 北方青銅器文化中の銅戈  ……………………… 74
 5 伝小郡出土青銅戈の位置づけ  ………………… 85
 6 日本出土の大陸系青銅器  ……………………… 86
 7 まとめ  …………………………………………… 88

第6章 中国東北・朝鮮半島の甕棺墓 ……………… 91
 1 はじめに  ………………………………………… 91
 2 中国東北部の甕棺墓の変遷  …………………… 92
 3 中国東北部の甕棺墓の特徴  …………………… 92
 4 朝鮮半島の甕棺墓  ……………………………… 98
 5 まとめ …………………………………………… 104

第7章 彩画鏡の変遷  ……………………………… 107
 1 はじめに ………………………………………… 107
 2 彩画鏡の分類 …………………………………… 107
 3 三雲南小路1号甕棺墓出土彩画鏡の復元  …… 118
 4 彩画鏡の変遷とその位置づけ ………………… 119
 5 彩画鏡を出土する墓 …………………………… 123
 6 おわりに ………………………………………… 126

第8章 夫余と沃沮の初期鉄器文化  ……………… 129
 1 はじめに ………………………………………… 129
 2 夫余の初期鉄器文化 …………………………… 130
 3 沃沮の初期鉄器文化 …………………………… 144
 4 おわりに-夫余・沃沮と東夷の初期鉄器文化- 
                           ………………………… 154

第9章 楽浪系土器の変遷  ………………………… 155
 1 はじめに ………………………………………… 155
 2 花盆形土器の研究史と問題の所在 …………… 156
 3 遼東における燕式釜の変化とその在地化 …… 158
 4 花盆形土器の変遷と年代設定 ………………… 162
 5 花盆形土器の拡散 ……………………………… 169
 6 滑石混入系土器の東北アジア的な位置づけ … 174
 7 沖縄出土滑石混入系土器深鉢の検討 ………… 178
 8 沖縄出土燕系遺物の歴史的位置づけ ………… 183
 9 まとめ …………………………………………… 184

第10章 遼東・山東系土器と楽浪系土器と北部九州 
                           ………………………… 189
 1 はじめに ………………………………………… 189
 2 楽浪系土器群の変遷 …………………………… 189
 3 遼東・山東系土器の出現 ……………………… 192
 4 中国系土器の倭における位置 ………………… 195
 5 環渤海交易圏の形成 …………………………… 198
 6 まとめ …………………………………………… 201

第11章 ベトナム漢墓からみた士燮政権  ………… 203
 1 はじめに ………………………………………… 203
 2 ベトナム漢墓の副葬陶器編年 ………………… 204
 3 考古学からみた士燮政権 ……………………… 210
 4 まとめ …………………………………………… 211

第12章 朝鮮半島における初期鉄器時代の始まりと展開 
                               …………………… 213
 1 はじめに ………………………………………… 213
 2 龍淵洞の鉄器 …………………………………… 214
 3 朝鮮半島初期鉄器の年代問題 ………………… 219
 4 朝鮮半島の初期鉄器時代の鉄器 ……………… 234
 5 燕系鉄器と漢系鉄器 …………………………… 237
 6 鉄器生産の諸問題 ……………………………… 244
 7 まとめ …………………………………………… 247

第13章 北部九州の弥生時代の鍛冶遺構  ………… 251
 1 はじめに ………………………………………… 251
 2 朝鮮半島南部の鍛冶 …………………………… 252
 3 北部九州の鍛冶関係遺構 ……………………… 253
 4 鍛冶技術の展開と鉄器生産 …………………… 257
 5 北部九州での消費地と生産地の関係 ………… 268
 6 まとめ …………………………………………… 271

第14章 弥生時代の鍛冶と交易  …………………… 273
 1 はじめに ………………………………………… 273
 2 カラカミ遺跡の遺構配置と遺構の変遷 ……… 273
 3 カラカミ遺跡出土外来系土器と国際関係 …… 279
 4 中継交易拠点としてのカラカミ遺跡 ………… 286
 5 長距離交易における中継交易拠点の移動 …… 289
 6 まとめ …………………………………………… 292

終章 東アジアの初期鉄器時代の始原と展開  …… 295
 1 はじめに ………………………………………… 295
 2 東アジアの初期鉄器時代の始まり …………… 296
 3 中国農耕社会の初期鉄器時代 ………………… 297
 4 鍛造鉄器文化の初期鉄器時代 ………………… 299
 5 朝鮮半島の初期鉄器時代の始まり …………… 303
 6 北部九州の初期鉄器時代 ……………………… 306
 7 東アジア初期鉄器時代の特質 ………………… 313

参考文献 …………………………………………………315
初出一覧 …………………………………………………341
おわりに …………………………………………………343
索  引 …………………………………………………345
英文目次 …………………………………………………350


【2023年2月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81461
書  名 古代製鉄技術の復元的研究
シリーズ (考古学選書 3)
データ A5 232頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219022
編 著 者 吉田秀享著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 同成社
価   格 6,050円(税込)

製鉄遺跡の発掘調査成果を元に、箱形炉と竪形炉の
2種の製鉄炉を復元し、操業実験を重ねながら知られ
ざる古代製鉄技術の再現に挑む。

 【目次】

第1章 鉄の基本事項
 1. 鉄について
 2. 古代の鉄生産工程

第2章 東北地方南部の古代製鉄炉とその特徴
 1. 黎明期の製鉄炉と国内製鉄遺跡数
 2. 東北地方南部の古代製鉄遺跡
 3. 調査結果から判明した古代製鉄炉の変遷
 4. 古代鉄生産の原材料

第3章 古代製鉄炉の生成鉄と復元操業
 1. 遺跡出土の鉄塊
 2. 二つの炉の存在解明にむけて
 3. 操業実験に関する研究略史

第4章 復元した箱形炉と竪形炉の実験
 1. 復元箱形炉の操業実験
 2. 復元竪形炉の操業実験
 3. 実験操業の生成物

第5章 実験操業から見える古代製鉄技術
 1. 箱形炉の操業方法
 2. 竪形炉の操業方法
 3. 元釜の送風構築の違い
 4. 箱形炉と竪形炉の同時存在理由
 5. その後の生成物

巻末表 実験にかかわる操業メモ・一覧および木炭・
        砂鉄投入一覧


【2023年2月22日】 【品切】


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書籍番号 81501
書  名 古文化談叢 第88集
シリーズ
データ B5 218頁
ISBN/ISSN 1883-0676
編 著 者 武末純一編集
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 九州古文化研究会
価   格 【品切】

◆目 次◆

岩田系土器群の研究  幸 泉 満 夫 ………   1
中九州系土器の動態からみた弥生時代後半期の地域間
交流―宮崎県域を対象として―
           河 野 裕 次 ………  61
西新町遺跡出土の"板石硯"とされる資料について
           古 澤 義 久 ………  81
           村 田 裕 一
           足 立 達 朗
           武 末 純 一
山口県赤妻古墳出土品の来歴調査         
           河 野 正 訓 ………  97
古墳時代後期・終末期における耳環の変遷とその背景
 ―博多湾沿岸地域と近畿地方中央部を対象として―
           亀 川 微 香 ……… 121
「壱岐古墳群」の外来系文物とその背景      
           小 田 富士雄 ……… 157
画仙紙が写した日本考古学史
  ―弘津金石館拓本資料(1)―         
           北 島 大 輔 ……… 171
統一新羅時代の蔵骨器の考察           
           朴    成南 ……… 191


【2023年2月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81504
書  名 考古学からみた筑前・筑後のキリシタン―掘り出された祈り
シリーズ (西南学院大学博物館研究叢書)
データ B5 64頁
ISBN/ISSN 978-4-910038-70-4
編著者 鬼束芽依編 伊藤慎二監修
出版年 2023年1月 
出版者 西南学院大学博物館
価 格 1,100円(税込)

 【展覧会紹介文より抜粋】
 
福岡は,古代から大陸との交流拠点として繁栄してきました。
キリシタン時代には,福岡・久留米・秋月などがキリシタン
大名の拠点となり,キリスト教文化を受容していたことが知
られています。今回は,そのような福岡,なかでも筑前・筑
後のキリシタンに焦点を当て,展覧会を構成しました。
 本展では,「キリシタン考古学」というテーマで,おもに
福岡県内から出土した筑前・筑後のキリシタンに関わる貴重
な資料を展示しています。
また,キリシタン時代を語るうえで欠かせない,キリシタン
文化が隆盛した豊後や,島原・天草一揆の終焉の地となった
肥前原城から出土した貴重な資料も展示しています。これま
でのキリシタン考古学調査研究の経緯をたどりつつ,今回は
じめて公開となる最新の資料も紹介し,福岡県内のキリシタ
ン時代に関わる資料が一堂に会する稀有な機会です。展覧会
にお越しいただいた皆様,そして本書を手に取っていただい
た皆様に,キリシタン考古学研究の成果と筑前・筑後のキリ
シタンについて知っていただける機会となることを願います。
           西南学院大学博物館館長 伊藤慎二 

もくじ
 ご挨拶[西南学院大学博物館館長 伊藤慎二]
 開催概要/謝辞/凡例
はじめに キリシタン時代を「見る」:キリシタン考古学の
     世界
Ⅰ キリスト教のおとずれ
  大友義鎮と開教/キリシタン墓地の設置
  【コラム】開発・祖霊・婿養子 残されたキリシタン墓地
    [ 臼杵市教育委員会文化・文化財課課長 神田高士]
Ⅱ 筑前・筑後におけるキリスト教の伝播
  筑前博多/筑前黒崎/筑前大野/筑前秋月/
  筑後久留米/筑前・筑後におけるキリシタンの衰退

Ⅲ 島原・天草一揆 受難へ
  【コラム】 原城跡[南島原市教育委員会世界遺産推進室
            室長 松本慎二]
  【コラム】千々石ミゲルと伊木力墓所
                      [元長崎歴史文化博物館 大石一久]
出品目録

論 考
 北部九州の潜伏キリシタンとその信仰復活期の墓地
                [西南学院大学博物館館長 伊藤慎二]
 キリシタン墓碑の花十字文とその寸法[糸島市地域振興部
                                     文化課 秋田雄也]
 大野城市瑞穂遺跡出土の「十字架」と「数珠玉」について
  の検討   [西南学院大学博物館学芸研究員 鬼束芽依]


【2023年2月9日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81487
書  名 たたら製鉄から再考する近代科学―「日刀保たたら」という思想―
シリーズ
データ A5 184頁
ISBN/ISSN 978-4639027812
編著者 黒滝哲哉著
出版年 2021年12月 
出版者 (株)雄山閣
価 格 2,860円(税込)

【内容簡介】

国選定保存技術「日刀保たたら」が提起するポストコロナの
世界なぜ近代科学が原発事故やコロナパンデミックに代表さ
れる限界を内包し、そして露呈させてしまったのか。その問
題を解くよすがとして、全てを人力で行い、近代科学の対極
の位置すると考えられつつ、自然の恵みのみを基盤として製
鉄をする「たたら製鉄」の動向や歴史を通じて考えるという
方法をとりたい。(「はじめに」より)
「日刀保たたら」とは、戦後、高まりゆく日本刀の原料供給
への要望に応え、(公財)日本美術刀剣保存協会が復活させた
“文化財”である。本書は、四半世紀以上この現場に従事し
た著者だからこそ感得できた「たたら製鉄三原理」の中に、
行き詰まった近代科学「思想」からの打開策があるという刺
激的な思考に満ちた一書である。

 【目次】

はじめに
第1章 鉄と鐵のできるまで ―近代製鉄とたたら製鉄―
 近代製鉄での鉄の製造過程 ―高炉法での製鉄―/たたら製
 鉄での鐵の生成過程―たたら炉での製鉄―/たたら現場職
 人による鐵の生成メカニズムへの「理解」

第2章 文化財保存技術としての「日刀保たたら」とそれを
 支えた歴史選定保存技術としての日刀保たたら/日刀保たた
 らの周辺環境とその意義/日刀保たたら内の施設概要/たた
 ら製鉄で使用する主な道具 ―道具からの職人論―/たたら
 製鉄をまもり発展させた木炭生産 ―「社会的共通資本」と
 しての森―/日刀保たたら操業の広義と狭義の二側面

第3章 たたら製鉄の盛衰から見る近代科学 ―「姑息」「幼
 稚」「未開」から平準化へ―/たたら製鉄を否定した近代製
 鉄 ―「姑息・幼稚・未開」―/幕末期からたたら製鉄の終焉
 まで/殖産興業とものづくり、工部大学校、職人観の変遷/平
 準化を求められた近代とたたら製鉄/たたら製鉄から導き出
 せる三つの原理/近代科学を再強化するために―たたら製鉄
 三原理を通じて―/「わからない」ことを軸にした科学論/勝
 ち負けの無い競争とツートップからみる科学論

第4章 たたら製鉄三原理から再考する近代科学 ―三・一一
 とコロナパンデミックを題材に―/コロナパンデミックと「
 わからない」ことの重要性/たたら製鉄が現在の我々にもたら
 してくれるもの/「人文知」への再評価 ―たたら製鉄の知見
 から―/たたら製鉄が近代科学の再強化に貢献するために―
 「姿見」としてのたたら製鉄―/自然を第一に考える「製鉄文
 化」への再評価
おわりに


【2023年2月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81486
書  名 家畜の考古学 古代アジアの東西交流
シリーズ
データ A5 212頁
ISBN/ISSN 978-4639028628
編 著 者 丸山真史/菊地大樹編
出 版 年 2022年10月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 3,080円(税込)

 【内容紹介】

いま、いちばん新しい動物の家畜化と共生の歴史

 【目次】

本書で取り上げる主な遺跡 ⅳ
本書で扱う時代年表    ⅵ

序章 家畜研究と人類史……………………………丸山真史   1
第1章 日本列島にきた家畜文化
日本列島にきた家畜…………………………………丸山真史   7
動物骨と卜い…………………………………………宮崎泰史  21
埴輪に象られた家畜…………………………………日高 慎  37
東北アジア先史時代動物形製品からみた動物観
            …………………………古澤義久  49
第2章 家畜のはじまりと広がり
西アジア・中央アジアにおける牧畜のはじまり…新井才二  67
牧畜のきた道…………………………………………菊地大樹  79
草原地帯の牧畜
  ―キルギス共和国アク・べシム遺跡における動物の利用―
             ………………………植月 学  93
遊牧民の動物文様からなにがわかる? 
  ―スキト・シベリア動物文の歴史的意義― 
              ……………………松本圭太 107
黄河の羊、長江の豚…………………………………今村佳子 121
ニワトリのはじまりと広がり………………………江田真毅 133
第3章 家畜の考古学をめぐる新視点
環境史のなかの家畜
  ―古代中国における馬・牛と人の関係史― 
                ………………村松弘一 147
乳の恵…………………………………………………平田昌弘 161
家畜はなにを食べるの?……………………………板橋 悠 173
古代DNAからみた家畜の起源と系統
            …………………………覚張隆史 185
終章 アジアの家畜文化をながめる………………菊地大樹 193


【2023年2月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81485
書  名 灰塚山古墳の研究
シリーズ
データ A4 312頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4639028833
編 著 者 辻 秀人編
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 (株)雄山閣
価   格 13,200円(税込)

 【内容簡介】
 
会津盆地における古墳時代中期前方後円墳の全容を解明!!
東北地方における中期古墳の実態が明らかになるとともに、
二つの埋葬施設から多様な副葬品、埋葬に関わる儀式に用
いられた遺物群が出土した。箱式石棺からほぼ1体分の人骨
が出土、各種分析の成果、良好なDNAゲノムなどから中期首
長層の男性人物像が解明された。

 【目次】

序 言………………………………………………………  ⅰ
例 言………………………………………………………  ⅱ
灰塚山古墳調査関連報告書………………………………  ⅲ
研究成果公表………………………………………………  ⅲ
調査体制 …………………………………………………… ⅳ
調査経過……………………………………………………  ⅶ

第Ⅰ編 灰塚山古墳発掘調査報告………………………   1
第1章 灰塚山古墳の位置と環境………………………   3
第2章 灰塚山古墳測量・発掘調査成果………………   7
第3章 測量、発掘調査成果のまとめ………………… 103

第Ⅱ編 灰塚山古墳論考編……………………………… 109
灰塚山古墳出土竪櫛の意味 相川ひとみ……………… 111
福島県喜多方市灰塚山古墳出土分離式神獣鏡系について 
              鈴木舞香……………… 123
灰塚山古墳の棺外配置について 横山 舞…………… 131
灰塚山古墳出土箱式石棺の構造と特質 髙橋伶奈…… 150
東北南部前・中期古墳の動向と灰塚山古墳 
              辻 秀人……………… 180
灰塚山古墳出土のガラス小玉 大賀克彦……………… 195

第Ⅲ編 第2主体部出土人骨…………………………… 197
喜多方市灰塚山古墳出土人骨の人類学的研究
 奈良貴史・波田野悠夏・小坂 萌・鈴木敏彦・佐伯史子
 ・萩原康雄・鯉渕凌子         …………… 199
灰塚山古墳出土人骨のDNA解析 安逹 登 …………… 211
灰塚山古墳出土人骨の年代測定と安定同位体分析 
                      米田 穣  …………………… 219
灰塚山古墳出土人骨ならびに漆塗膜の放射性炭素年代と
  人骨の炭素・窒素同位体比からみた食生態 
                  米田 穣…………………………… 227
灰塚山第2主体部出土人骨頭蓋の復顔 
            波田野悠夏・鈴木敏彦…………………… 231
東北地方の古墳から出土した人骨とその周囲にみられた
赤色顔料の組成分析
  波田野悠夏・高橋正敏・辻 秀人・小坂 萌・吉田貴恵
    ・髙田雄京・鈴木敏彦              …………… 239
灰塚山古墳出土人骨の人類学的研究総括 
              奈良貴史  ……………………………… 249
第Ⅳ編 保存処理、分析成果…………………………… 253
1 出土遺物の保存処理 
       公益財団法人 元興寺文化財研究所…………… 256
2 出土遺物付着有機物等観察、分析成果
        公益財団法人 元興寺文化財研究所
3 福島県喜多方市の灰塚古墳から出土した銅鏡の鉛同位
   体比 
   日鉄テクノロジー株式会社 渡邊緩子・隅 英彦、
   帝京大学文化財研究所 客員教授 平尾良光…… 270
4 放射性炭素年代測定 
   パレオ・ラボAMS年代測定グループ 伊藤 茂・
      佐藤正教・廣田正史・山形秀樹・小林紘一・
      Zaur Lomatatidze・小林克也…………………… 274
5 第2主体部石棺石材分析 
       パリノ・サーヴェイ株式会社 ………………… 277
6 赤色顔料のX線回折分析、ガラス小玉蛍光X線分析
   株式会社 加速器分析研究所 …………………… 284
第Ⅴ編 総 括…………………………………………… 289
総 括 辻 秀人………………………………………… 291


【2023年2月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81460
書  名 古代環日本海地域の交流史
シリーズ (古代史選書 44)
データ A5 370頁
ISBN/ISSN 978-4886219039
編 著 者 小嶋芳孝著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 同成社
価   格 9,350円(税込)

【内容簡介】

渤海使来航の前史を踏まえ、渤海-日本航路の変遷や
唐新羅商人が与えた影響など往来に関わる諸問題を
検討。渤海使や蝦夷に伴う疫神を祓うとされる気多神
と王権との関係も考察しつつ、7~10世紀における環
日本海交流の様相を解明する。

【目次】


第Ⅰ部 日本海の民族交流
第一章 日本海沿岸の島嶼
第二章 環状錫製品の検討
第三章 錫杖状鉄製品と蝦夷の宗教
第四章 日本海対岸世界との交通
     ―七世紀の越と日本海対岸世界―

第Ⅱ部 渤海使船の来航
第五章 渤海―日本航路の検討
第六章 古代大野湊の検討
第七章 加賀における渤海使船来着地の検討
第八章 秋田城出土の羽釜
第九章 渤海人の肖像
第一〇章 唐越洲人周光翰の来航と日渤交渉の変容

第Ⅲ部 古代能登と境界世界
第一一章 能登の半島世界
第一二章 能登国府の検討
第一三章 能登国府津・加島津の祭祀―小島西遺跡―
第一四章 寺家遺跡―古代気多神社の祭祀―
第一五章 古代気多神社の考察―疫神防除の境界神―


【2023年2月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81483
書  名 朝鮮考古学研究
シリーズ
データ A5 890頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4866561387
編 著 者 西谷 正著
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 海鳥社
価   格 16,500円(税込)

◆概 要◆

独自の時代区分に則り、櫛目文土器・無文土器の型式と編年、
初期稲作や初期金属器の実態、三国時代、統一新羅と渤海の
時代、高麗や李朝の時代の諸問題を検証。
日朝交流史、東アジア史解明の指針ともなる朝鮮考古学研究
60年の集大成!

★【目次】★

第1章 朝鮮考古学史
第2章 総論
第3章 櫛目文土器と無文土器
第4章 初期稲作文化
第5章 初期金属器をめぐって
第6章 いわゆる朝鮮三国と加耶
第7章 統一新羅と渤海
第8章 高麗・李朝(朝鮮)の諸問題


【2023年2月2日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81457
書  名 描かれた黄泉の世界 王塚古墳〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 010)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2248-5
編 著 者 柳沢一男著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

全国で約600基発見されている装飾古墳のなかで、図文の複雑
さと華麗さとにおいて比類のない九州北部・筑豊地方の王塚
古墳。
石室を埋めつくす図文は何を意味するのか、壁画制作の背景
に何があるのか。広く朝鮮・中国におよぶ壁画古墳研究から
追究する。
改訂版では、壁画図文の新たな解釈を盛り込んでいる。

 【目次】
 
第1章 王塚古墳の発見

第2章 王塚古墳の構造
1 遠賀川と筑豊地方
2 筑豊最大級の前方後円墳
3 多系統の横穴式石室
4 装飾性に富んだ副葬品

第3章 装飾古墳の世界
1 墳墓装飾の系譜
2 辟邪と他界
3 描かれた他界

第4章 王塚の壁画を読む
1 王塚の壁画資料
2 玄門前面の壁画
3 玄室腰石をいろどる壁画
4 石屋形の壁画
5 墓室上部をおおう珠文群

第5章 王塚の壁画を生み出したもの
1 壁画の制作者
2 筑紫君磐井と東アジア情勢

第6章 壁画保存への苦難の歩み


【2023年2月2日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81458
書  名 中世瀬戸内の港町 草戸千軒町遺跡〔改訂版〕
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 040)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2245-4
編 著 者 鈴木康之著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

広島県・福山市の西部を流れる芦田川の川底から、中世の町並
がそっくり姿をあらわした。東アジアをおおう流通網のなかで
瀬戸内海と内陸を結ぶ港湾集落が、いきいきとよみがえる。
文献からは復元できない中世の町の姿とその盛衰を描きだした
中世考古学の先駆的発掘。

 【目次】

第1章 伝説の町の発見
1 幻の町・草戸千軒
2 川底の遺跡
3 中州を掘りあげる

第2章 中世の町を掘る
1 集落成立以前
2 中世集落の成立(一三世紀中頃?後半)
3 町の発展と停滞(一四世紀前半)
4 町の再開発(一五世紀前半?後半)
5 町の終焉(一五世紀末?一六世紀初頭)

第3章 人びとの暮らし
1 活発な流通網
2 木簡が語る経済活動
3 人びとの生業
4 暮らしのなかの道具
5 伝統文化の形成

第4章 内陸と瀬戸内をつなぐ町
1 古代の芦田川河口地域
2 草戸千軒の古地名
3 中世福山湾沿岸の復元

第5章 よみがえる「草戸千軒」


【2023年2月2日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81466
書  名 埴輪研究会誌 第26号
シリーズ
データ B5 110頁
ISBN/ISSN
編 著 者
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 埴輪研究会
価   格 2,200円(税込)

          目 次
論 説
 今城塚古墳出土組合式入母屋造家形埴輪の再検討
 ―関東地方への波及と変容― 
   ……………………………… 近藤 麻美(1)
 千葉県市川市東割(稲荷山)古墳の研究
 ―下総系埴輪の新例(3)― 
  …………………………………… 鈴木 徹 (15)
 田園調布埴輪製作所出土の埴輪をめぐって 
          ……………… 寺田 良喜(43)
 埴輪群像のなかに被葬者はいないのか 
            ……………………… 日高 慎 (51)
資料紹介
 栃木県佐野市正光寺古墳群採取の埴輪 
            ……………………… 秋元 陽光(73)
 鴻巣市三島神社古墳の円筒埴輪
 鷹狩りのタカを写した埴輪
 ―大阪府立近っ飛鳥博物館蔵の動物埴輪の紹介― 
                        ……… 河内 一浩(87)
書評
 若松良一著『埴輪―研究法と解釈法―』 
              …………………… 犬木 努 (93)


【2023年2月2日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81475
書  名 特別展 加耶
シリーズ
データ A4 158頁
ISBN/ISSN
編 著 者 九州国立博物館編集
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 九州国立博物館
価   格 2,310円(税込)


第一部 加耶の興亡

加耶の範囲 ………………………………………………008
加耶とは何か ……………………………………………009
第1章 加耶を語るもの  ………………………………011
     重厚で華麗な武装 …………………………012
     豊かな鉄 ……………………………………014
     加耶土器の美 ………………………………016
     壮大な王陵 …………………………………020
第2章 加耶への道  ……………………………………025
     東アジアと海の道 …………………………026
     墳墓からみた加耶 …………………………028
     盟主としての大加耶 ………………………034
     大加耶の飛躍 ………………………………036
第3章 加耶人は北へ南へ-4世紀 ……………………041
     東アシアとのつながり ……………………042
     金官加耶と倭 ………………………………044
第4章 加耶王と国際情勢-5世紀~6世紀初め-  …047
     大加耶の対外戦略 …………………………048
     大加耶、小加耶と倭 ………………………050
第5章 加耶のたそがれ―6世紀前半~中葉 …………055
     強国のはさまで ……………………………056
     滅亡まで ……………………………………058
加耶史と現在 ……………………………………………061
加耶の歴史 ………………………………………………063

第二部 渡来人

渡来人関係資料の出土地 ………………………………066
渡来人とは何か …………………………………………067
第6章 稲づくりと国づくり  …………………………073
     農耕とともに ………………………………074
     漢字との出会い ……………………………076
     文字を書く―硯― …………………………078
     重さを測る―天秤権― ……………………080
第7章 渡来人と生きる  ………………………………081
     海路でつながる人びと ……………………082
     渡来人がつくった埴輪 ……………………088
     渡来人と倭人の営み ………………………089
第8章 技術革新  ………………………………………099
     鉄の恩恵 ……………………………………100
     窯業の始まり ………………………………102
     料理革命 ……………………………………104
第9章 渡来馬と渡来牛  ………………………………107
     海を渡る牛馬 ………………………………108
     造形された牛馬の姿 ………………………115
     古墳時代の名馬 ……………………………118
渡来人と現在 ……………………………………………121
韓国語概要 ………………………………………………122
主要参考文献 ……………………………………………129
出品目録 …………………………………………………130
Preface by Shimatani Hiroyuki …………………140
Foreword by Yoon Sung-yong  ……………………141
Chapter lntroductions ………………………………143
List of Works  ………………………………………146


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書籍番号 81480
書  名 郵政考古紀要 第78号(通巻87冊)
シリーズ
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 978-4-86456-436-6
編 著 者 島根県立八雲立つ風土記の丘編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 島根県立八雲立つ風土記の丘
価   格 1,650円(税込)

          目  次
              
・追風に漕ぎだす弥生の船
  ―広島県御領遺跡の弥生船絵画― 
       ………………………………伊藤  実(1)
・鉄器製作集団による祭祀の一形態 
  ―淡路島舟木遺跡の調査から― 
      …………………………………浦上 雅史(18)
・中国四川省宜賓市[王共]県洛表鎮「棘/人]人懸棺葬墓 
          ………………………辻尾 榮市(34)


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書籍番号 81482
書  名 郵政考古紀要 第76号(通巻85冊)
シリーズ
データ A5 65頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編 著 者 大阪・郵政考古学会編集
出 版 年 2022年5月 
出 版 者 大阪・郵政考古学会
価   格 550円(税込)

          目  次
              
・麻田剛立墓と綾部家の葬制 
    ……………………………………吉田 博嗣(1)
・平壌清岩里採集の高句麗瓦
  ―発掘資料との比較を中心に― 
       ……………………………千田 剛道(25)
・黒龍江省雅克薩戦役における清代戦船の復原
  ―明代亦失哈遠征の造船から― 
       ……………………………辻尾 榮市(42)


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書籍番号 81481
書  名 郵政考古紀要 第75号(通巻84冊)
シリーズ
データ A5 51頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編 著 者 大阪・郵政考古学会編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 大阪・郵政考古学会
価   格 550円(税込)

          目  次
              
・農牧境界線上の首都
  ―統万城と関中平原の歴史地理的関係再考― 
            …………………市来 弘志(1)
・長安周辺の西魏・北周墓群について 
       ………………………………村元 健一(14)
・韓国慶尚北道慶州市金鈴塚出土の舟形陶器 
          ………………………辻尾 榮市(46)


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書籍番号 81459
書  名 石製模造品による葬送と祭祀 正直古墳群
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 161)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2331-4
編 著 者 佐久間正明著
出 版 年 2023年2月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

福島県郡山盆地の南端、阿武隈川東岸の丘陵に築造された
古墳群には、滑石などのやわらかい石で刀子や斧、剣、鏡
などをかたどった祭祀遺物“石製模造品”が副葬されてい
た。東北地方の要衝の地に、数世代にわたって活躍した小
首長たちの葬送と祭祀の世界にせまる。

 【目次】

第1章 真っ赤に塗られた石棺
1 正直二七号墳
2 開かれた南箱式石棺
3 未開封の北箱式石棺
4 葬られたのは誰か?
5 正直二七号墳の年代を推理する

第2章 多彩な正直古墳群
1 最大の円墳二一号墳と前方後方墳三五号墳
2 さまざまな中期古墳
3 継続して副葬された石製模造品
4 正直古墳群の推移

第3章 正直古墳群と同時代の遺跡
1 清水内遺跡
2 清水内遺跡に住んだ人びと
3 清水内遺跡の展開と正直古墳群

第4章 大安場一号墳と建鉾山祭祀遺跡
1 大安場一号墳
2 建鉾山祭祀遺跡

第5章 正直古墳群の意義
1 下位首長層の墳墓
2 石製模造品と葬送儀礼
3 正直古墳群の重要性


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書籍番号 81421
書  名 牧の景観考古学 古墳時代初期馬匹生産とその周辺
シリーズ
データ A4 379頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4864451642
編著者 諫早 直人編
出版年 2023年2月 
出版者 六一書房
価 格 11,000円(税込)

 【内容紹介】
─────────────────────────────
四周を海に囲まれた日本列島に大量の家畜馬がもたらされ、定着
したのは古墳時代中期、およそ5世紀を前後する時期のことである。
以後、動力が機械化するまでの長い間、日本列島の歴史において、
馬はヒト・モノ・情報を運ぶ陸上最速の交通手段であり続けた。
その存在は、しばしば戦争の行方を左右し、農耕馬や駄馬として
人々の日常生活を助けることとなる。古墳時代は、その起点とな
った日本列島における畜力利用の開始期、導入期にあたる。
 近年、発掘調査の蓄積とそれをふまえた馬そのもの(ウマ遺存体)
や馬具といった「モノ」の研究の急速な進展によって、文献史料に
は記されなかった日本列島における馬の本格的渡来(大量渡来)の
実態が明らかとなりつつある。しかしながら両者の研究からは、
いつ頃、どの地域で、どのような馬がどのように飼われ、どのよ
うに利用されたのか、それらの馬がどこから来たのかなどについ
ての手がかりは得られるが、馬がどのような場所で実際に飼われ
ていたのかや、牧はどこにあったのかといった具体的な「場」に
関する議論は、なかなか進んでいない。
 日本列島で最初に営まれた牧はどのような景観だったのだろう
か。それはユーラシア大陸の牧や日本の古代以降の牧と、何が同
じで何が違ったのだろうか。
 本書は、この素朴な問いの答えを求めて古代の馬研究会のメン
バーと進めてきた共同研究の成果を一書にまとめたものである。
主たるフィールドは、当時、河内湖北岸に位置した大阪府四條畷
市とその周辺。
 第Ⅰ部では、文献史料にみえる「河内馬飼」によって営まれた
日本列島における最古の牧「河内の牧」があったと目されるこの
「場」に焦点をあてて、これまでも注目されてきたウマ遺存体や
馬具といった遺物だけでなく、遺構や遺跡空白地も含めた遺跡間
関係の動態を検討することで、馬を飼っていた集落やその周辺の
土地利用にまで議論を及ぼすことを試みた。第Ⅱ部では、異なる
フィールド、外からの視点で、河内湖北岸という「場」を相対化
するとともに、古墳時代牧研究に残された課題のあぶり出しを試
みた。
 個々の論考が「景観」を真正面から論じているわけではないけ
れども、個々の論考で明らかとなった知見を紡ぎ合わせていくこ
とで、古墳時代初期牧景観の復元を目指した。我々の挑戦が成功
したかどうかは読者の判断に委ねるほかないが、本書を「牧の景
観考古学」と題した所以である。
─────────────────────────────
口絵
 初夏の蔀屋北集落 (早川和子画)
 晩冬の讃良の牧 (早川和子画)
 さらら馬飼いの里 (佐野喜美画・栗山雅夫撮影)
 蔀屋北遺跡遺構図 (宮崎泰史・松田篤作成)
 蔀屋北遺跡周辺の地形と河内湖推定ライン (井上智博作成)
 
             目 次
総論
―牧の景観考古学事始め―……………………………諫早直人    1
 1.古墳時代牧研究の現状と課題   1
 2.河内の牧の考古学―研究のあゆみ    2
 3.本書の構成   18
 
       第Ⅰ部 河内湖北岸の初期馬匹生産とその周辺

河内平野北東部における弥生時代後期~古墳時代の地形変遷と
人間活動―放牧地の検討の前提として―  …………井上智博   27
 1.はじめに―本稿の目的   27
 2.河内平野北東部の地形形成過程   27
 3.弥生時代後期から飛鳥時代における地形形成の背景
    ―降水量変動との関係   41
 4.地形形成過程からみた古墳時代中・後期の生業システム研究
    の課題   42
遺跡立地からみた放牧地 
―讃良遺跡群の馬飼い―  ……………………………實盛良彦   47
 1.讃良遺跡群とは   47
 2.讃良遺跡群の牧についての研究史   47
 3.牧の要件と放牧地の認識   49
 4.遺跡分布の様相と牧の範囲   51
 5.遺跡分布から想定できる放牧地   52
 6.まとめ―遺跡分布様相からみた讃良遺跡群馬飼い集団の組織53
蔀屋北遺跡と馬関連遺構について   ………………宮崎泰史   61
 1.はじめに   61
 2.蔀屋北遺跡の馬   62
 3.蔀屋北遺跡の馬関連遺構   62
 4.おわりに   70
蔀屋北遺跡出土ウマ遺存体の新知見  …丸山真史・覚張隆史   73
 1.はじめに   73
 2.安定同位体比によって何がわかるか   73
 3.蔀屋北遺跡から出土したウマ遺存体の概要と特徴   74
 4.安定同位体比分析に用いた資料   74
 5.安定同位体比測定の結果   77
 6.ウマの飼育と管理に関する考察   80
 7.まとめ   83
馬の医療と治療 
―四條畷市奈良井遺跡出土結石の再発見―  ………野島 稔   85
 1.はじめに   85
 2.「ベゾアール(結石)」シャルロット・デュマ展   85
 3.奈良井遺跡の結石   87
 4.結石について   90
 5.まとめ   92
土器からみた河内湖北岸地域   ………………… 中野 咲   95
 1.はじめに   95
 2.河内湖北岸の古墳時代中・後期土器の特質
    ―煮炊器を中心に  95
 3.外来系土器について   99
 4.おわりに―土器からみた河内湖北岸地域  110
蔀屋北遺跡で出土した製塩土器の意味   …………塚本浩司  117
 1.はじめに  117
 2.蔀屋北遺跡の製塩土器  117
 3.日本列島での製塩の前提  118
 4.コップ形製塩土器の用途  120
 5.内陸の製塩の経済性  121
 6.出土遺構  124
 7.おわりに―焼塩とウマ  126
蔀屋北遺跡周辺の鍛冶とその特性   ………………真鍋成史  131
 1.はじめに  131
 2.蔀屋北遺跡周辺における金属製馬具生産について  131
 3.大阪府・奈良県における金属製馬具出土鍛冶遺跡  139
 4.考察  144
 5.まとめ  146
仏教文化とその基盤からみた牧廃絶後の讃良地域 …新尺雅弘 151
 1.はじめに  151
 2.研究史と本論の視座  151
 3.讃良地域における7世紀の仏教文化  153
 4.讃良地域における仏教文化の基盤  162
 5.おわりに  167
韓半島初期牧場に関する基礎的研究   …………李炫[女正] 173
 1.研究の目的と課題  17
 2.高麗・朝鮮時代における牧場研究の現況  174
 3.高麗・朝鮮時代の牧場からみた韓半島初期の牧場  184
 4.おわりに  191
  
    第Ⅱ部 河内湖北岸の初期馬匹生産の歴史的意義を探る

同位体分析からみた馬の来歴と産地・消費地
―蔀屋北遺跡と東日本の比較―  ………植月 学・丸山真史  195
 1.はじめに  195
 2.ウマ同位体分析の進展と問題の所在  195
 3.東日本の馬生産地と消費地  196
 4.おわりに  200
牧のある風景
―中国古代を手がかりに―  …………………………菊地大樹  203
 1.はじめに  203
 2.古典籍にみる牧  203
 3.出土文字資料にみる牧  205
 4.画像資料にみる牧  207
 5.おわりに  207
古墳時代の牧,三国時代の牧 
―朝鮮半島からのまなざし、朝鮮半島へのまなざし―
                              ……………諫早直人  211
 1.はじめに  211
 2.朝鮮半島からのまなざし  212
 3.朝鮮半島へのまなざし  213
 4.おわりに  218
上毛野地域における馬の登場
―富岡市後賀中割遺跡7号墳の調査成果から―   …右島和夫  221
 1.はじめに  221
 2.後賀中割遺跡7号墳の基礎的検討  222
 3.後賀中割遺跡の周辺の遺跡動向  225
 4.5世紀における方墳とその意義  227
 5.おわりに  230
ヤマト王権の馬匹生産戦略 
―大和を起点に―  ……………………………………青柳泰介  237
 1.はじめに  237
 2.大和の馬関連遺物の分布と変遷  237
 3.手工業生産と馬  238
 4.王権の馬匹生産戦略と「畿内」の南北差―王権による「畿内」
    の構想と手工業生産拠点の配置  239
 5.おわりに  241
淀川左岸の開発と5世紀の王権
―茨田堤を中心に―  …………………………………菱田哲郎  243
 1.はじめに  243
 2.茨田堤の比定  243
 3.遺跡からみた茨田堤の築堤時期  244
 4.茨田屯倉と茨田郡域の開発   246
 5.北河内の低地部と王権  247
 6.おわりに  248
「河内の牧」研究の最新成果から   …………… 千賀 久  253
 1.はじめに  253
 2.「河内の牧」・讃良遺跡群  253
 3.「河内の牧」の馬飼集団  257
 4.おわりに  259
 
          附編 蔀屋北遺構の再検討

蔀屋北遺跡検出遺構の再検討
……………………… 青柳泰介・諫早直人・中野 咲・松田 篤
                                            ・宮崎泰史  261
 1.はじめに  261
 2.時期区分の提示  262
 3.各時期の土器様相  269
 4.蔀屋北遺跡検出遺構の再検討  278
 5.おわりに  290
蔀屋北遺跡検出遺構一覧表
……………………… 青柳泰介・諫早直人・中野 咲・松田 篤
                                            ・宮崎泰史  293
総 括   ………………………………………………諫早直人  372
あとがき   ………………………………………………………  375
英文目次   ………………………………………………………  377
執筆者一覧   ……………………………………………………  379
コラム
さらら馬飼の里イラストを描いて  …………………佐野喜美   60
蔀屋北遺跡がみつかった頃  …………………………宮崎泰史   72
イラストは調査と絵のコラボレーション  …………野島 稔   94
馬を運んだ船  …………………………………………塚本浩司  130
蔀屋北遺跡の復元イラストを描く  …………………早川和子  172
早川和子さんと復元画を描く(その1) ……………諫早直人  210
早川和子さんと復元画を描く(その2) ……………諫早直人  220
古代の馬研究会の活動について  ……………………青柳泰介  252


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書籍番号 81456
書  名 郵政考古紀要 第77号(通巻86冊)
シリーズ
データ A5 173頁
ISBN/ISSN 0387-9461
編 著 者 大阪・郵政考古学会編集
出 版 年 2022年6月 
出 版 者 大阪・郵政考古学会
価   格 1,650円(税込)

『郵政考古紀要第 77 号 ―山本忠尚先生追悼論攷―』

・山忠先生の欧米訪問記 ―奈文研所内報から― 
           ………………山本 忠尚 (1)
・山本忠尚さんの思い出  …………和田 晴吾 (10)
・山忠さんの思い出  ………………黒崎  直 (12)
・山本先生の語学力   ………………湯本 泰隆 (14)
・京内宅地のクラ   …………………家原 圭太 (18)
・群集墳の立地と山中他界観 ………井上 竜也 (32)
    ―考古学から見た山中他界観の出現―
・日本における初期「塩浜(塩田)」の考古学的研究の
                          現状 …岩本 正二 (53)
・早期中国北方青銅器の鐸形器 …小田木治太郎 (89)
・考古遺物の写真表現   ……………栗山 雅夫 (102)
・「大きすぎる」造出し小考   ……角南 辰馬 (119)
・中国浙江省蕭山跨湖橋遺跡の刳舟再考 
                ………………………辻尾 榮市 (128)
・黒井城と岩尾城の瓦について 
        …………………………………西岡 真理 (144)
・銭貨と祭祀空間   …………………西野 浩二 (153)
    ―ピューの古代都市を対象として―
・縄文時代の婚姻システム   ………丹羽 佑一 (165)
・あとがき


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書籍番号 81446
書  名 出土銭貨 第43号
シリーズ
データ B5 140頁
ISBN/ISSN 1882-3769
編 著 者 出土銭貨研究会編集
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 出土銭貨研究会
価   格 2,750円(税込)

◆目 次◆

【論文】古代権衡の復元(下) …………………… 松村恵司    1
【最新情報】史跡周防鋳銭司跡出土の饒益神寳の鋳損じ銭に
      ついて        ………………丸尾弘介   19
【コラム】金代の鏡と大定通寳 ………………… 石谷 慎   25
【事例報告】長登銅山跡亀山遺跡の出土銭 
           ………………池田善文・岩元亮祐・永井久美男   29
【案 内】2023年出土銭貨報告会のご案内 ……… 事務局   46
【銭貨の調査】出土銭の整理作業 
        …………………… 永井久美男・加藤裕一   47
【資料紹介】山口市歴史民俗資料館所蔵の古丁銀(古鋳銀錠)
           ………………丸尾弘介・永井久美男   65
【出版案内】中島圭一(編)『日本の中世貨幣と東アジア』
                  ………… 勉誠出版   68
【事例報告】舞鶴市松尾寺仁王門出土の三貨
       ―地鎮に伴う埋納事例― ……… 松﨑健太   69
【事例報告】北海道上ノ国町出土の552両2分2朱の銀貨 
                  ……………塚田直哉   81
【研究ノート】明治政府の銭貨対応と昭和半ばの廃貨 
                                  …………… 二橋瑛夫   87
【情報】新潟県の出土銭貨情報(2018~2021年)  高尾将矢  105
【情報】2019年度石川県の出土状況 ………… 小早川裕悟  113
【情報】大阪府下の出土銭貨情報(2019・2020年度) 
                                ……………… 尾上 実  115
【情報】兵庫県の出土銭貨情報 ………………… 渡辺 昇  119
【情報】香川県の出土銭貨 ……………………… 谷本峻也  121
【目録】2019年・2020年「出土銭貨」主要文献目録 
                                ……………… 嶋谷和彦  131
    事務局からのお知らせ …………………… 事務局  137


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書籍番号 81439
書  名 紀伊考古学研究 第25号
シリーズ
データ B5 88頁
ISBN/ISSN 1880-8530
編 著 者 紀伊考古学研究会編集
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 紀伊考古学研究会
価   格 2,200円(税込)

………………目   次…………………………

【特集 紀伊の戦前・戦後の考古学】

  紀伊の戦前・戦後の考古学 
    ………………………………………中村 貞史(1)
  和歌山市における小林国太郎氏の考古学活動について
               …………前田 敬彦(15)
  地ノ島遺跡における発掘調査と製塩土器
         …………………………中西 瑠花(25)
  浦宏氏が残した陵山古墳の調査記録
       ………………………………仲辻 慧大(29)
【研 究】

  和歌山県多田大池遺跡採集のチャート製ナイフ形石器
   ー瀬戸内系サヌカイト石器文化圏内のチャート製
    石器群ー    …………………中原 正光(42)
  和歌山県日高郡みなべ町城山古墳群の研究
   ー紀中における前・中期古墳の再検討ー
           ………… 田中元浩・岩井顕彦(51)
  紀伊北部地域における搬入中世石塔の一様相
   ー和歌山市木ノ本Ⅲ遺跡出土の凝灰岩製石塔の検討ー
                                 …… 北野 隆亮(64)
【資料紹介】

  和歌山市所在の千石山3号墳について
   ー河内野帳からの遺跡紹介ー ……河内 一浩(75)
  和歌山県古座川町川口城跡周辺の中世考古資料 
          ………………阪本 敏行・佐藤 純一(79)
【和歌山県の考古学関係文献目録(2021年)】
                                    …事 務 局(85)
【活動記録】…………………………………事 務 局(87)


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書籍番号 81440
書  名 紀伊の滑石―滑石の原産地から考える―
シリーズ (紀伊考古学研究会第25回大会 発表要旨集)
データ A4 66頁
ISBN/ISSN
編 著 者 紀伊考古学研究会編集
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 紀伊考古学研究会
価   格 1,100円(税込)

                     目  次
報告

古墳時代の滑石製品の生産と流通    
       廣瀬時習(大阪府立近つ飛鳥博物館)〔5〕
紀伊の滑石と滑石採掘遺構        
         山岡邦章(岸和田市教育委員会)〔13〕
奈良県曽我遺跡の調査と滑石生産    
      絹畠 歩(奈良県立橿原考古学研究所)〔19〕
紀伊の滑石製品と祭祀       
      金澤 舞(和歌山県立紀伊風土記の丘)〔31〕

誌上報告

亀川遺跡出土の刀子型石製模造品について                     
          鈴木 周(海南市教育委員会)〔43〕
紀伊の滑石製石塔について           
            北野隆亮(和歌山市役所)〔47〕
紀伊の滑石製石鍋について       
        河内一浩(紀伊考古学研究会会員)〔55〕


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書籍番号 81431
書  名 石造物の石材研究 ⅩⅠ ―大和郡山城天守台付近の石材―
シリーズ (枚方付近の石造物、こぐり石について)
データ A4 118頁
ISBN/ISSN
編著者 奥田 尚執筆・編集
出版年 2022年8月 
出版者 考古石材の研究会
価 格 1,100円(税込)

はじめに …………………………………………………………  1

1 大和郡山城天守台付近の石材 ……………………………   2
 1. 大和郡山城と天守台の時期  …………………………   3
 2. 郡山城天守台の石材  …………………………………   6
 3. 天守台上面の発掘調査時に観察できた石材  ………  20
 4. 多聞院日記の「ごろ太石」について  ………………  28
 5. 転用材について  ………………………………………  28
2 枚方市内の石造物の石材 …………………………………  41
 1. 枚方市内の各地点の石造物 …………………………… 42
  楠葉朝日・美咲自治会集会所脇の石造物群 楠葉墓地・養
    父墓地の石造物二ノ宮神社の石造物 西船橋の石造物群 
  渚院跡の石造物 御殿山神社の石造物 仁明天皇外祖母贈
  正一位田口氏の墓 宗右の辻の道標明治十八季洪水碑釈尊
  寺町付近の石造物
 2. 枚方市内の石造物とその石材の採石地  ……………  61
  神社境内の石造物 墓地や集石場の石造物 枚方市内の石
  造物の石材の移動
3 耳成山付近の石造物 ………………………………………  67
  梅川・忠兵衛の供養碑 森村家住宅の庭園等の石材 市杵
  島神社の石造物耳成山の石造物
4 「こぐり石について」 ……………………………………  79
  石材の形状 石材の石種と使用傾向 文物的にみれば 「
  こぐり石」の名称について こぐり石の流転
5 上醍醐寺参道の石造物とその石材産地 …………………  85
6 湖西高島付近の石造物 ……………………………………  98
  大溝城天守台跡石垣の石材 勝林寺の石造物 鵜川四十八
  躰石仏 白髭神社
7 近江小野の里の石造物 …………………………………… 106
  「榎の宿」の顕彰碑 天皇神社 小野神社 石上神社 小
  野妹子神社
8 栗東付近の石造物 ………………………………………… 109
  徳生寺の宝篋印塔 壽泉神社付近の石造物 日向山古墳の
  石室材 龍王古墳の石室・石棺材 和田古墳群5号墳の石室
  材 大野神社境内の棺蓋 春日神社古墳群の横穴式石室材 
  正徳寺の石風呂 善勝寺跡付近の石造物 阿弥陀寺境内の
  石造物 阿弥陀寺墓地の石造物
9 石材の産地と石種の表記について
    ―讃岐の宝塔の石材を例として― ………………… 115
  石屋さんによる石材名 石材の石種名 讃岐産凝灰岩の石
  材名と石種の関係


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書籍番号 81436
書  名 観光と考古学 第3号 Vol.3 
シリーズ (特集・品川区の文化資源と文化観光)(観光考古学会機関誌)
データ A4 80頁
ISBN/ISSN 2435-7650
編著者 観光考古学会編集
出版年 2022年10月 
出版者 観光考古学会
価 格 1,100円(税込)

目次
───────────────────────────
巻頭言  観光考古学の視点と展望    坂詰秀一  3
───────────────────────────
特別寄稿 文化財保存活用地域計画の基本的考え方       
                    山下信一郎 4
     地方の持続可能性を高め、日本経済再生の牽引
     役に             富田建蔵  6
───────────────────────────
特集   シンポジウム 品川区の文化資源と文化観光 8
     開会のご挨拶          和氣正典 9
     趣旨説明            那波市郎 10
     コラム:大森貝塚の概要     水山昭宏 11
     大森貝塚遺跡庭園の現状と課題  寺門雄一 12
     コラム:大森貝塚への近年における品川区の考古
         学的発信        岡崎完樹 15
     しながわ観光のビジョンと魅力発信         
                     大森直人 16
     大森貝塚遺跡庭園を後世に伝える 鈴木章生 21
     大森貝塚遺跡庭園と文化観光   谷口 榮 29
     ディスカッション             40
     シンポジウム参加印象      山岸良二 49
     大森貝塚の保存を考える     坂詰秀一 50
───────────────────────────
寄稿  古代官衙遺跡における整備と活用  田尾誠敏 52
    東山道駅路・推定磐上駅家     上野修一 58
    シリーズ 『観光白書』を読むⅡ  谷口 榮 60
────────────────────────────
    ケーススタディ         水山昭宏  65
────────────────────────────
会員の声  南信州大平宿の活動と実績   前川昭彦 66
      山城遺構を活用した町おこしとその未来への可
      能性            小室裕一  68
      タイムラプスカメラを使用した埋蔵文化財調査
      の記録と活用への取り組み  青池紀子  71
      羽曳野市で古墳DEるるる開催される
                    山中鹿次  72
────────────────────────────
      編集後記            河合英夫


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書籍番号 81438
書  名 古代文化 第74巻 第3号(631号)
シリーズ (特輯 日本古代の菓子と食文化)
データ B5 160頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

【目次】

小林  嵩:有角石器の成立と儀礼の系譜
増成 ー倫:律令制下における借貸の機能と展開
柿沼 陽平:隋唐随身符制新探ー玄宗即位以前を中心に
…………………………………………………………………
       特輯「日本古代の菓子と食文化
        ー古代菓子の実態解明を中心にー
前川 佳代:特輯「日本古代の菓子と食文化ー古代菓子
                  の実態解明を中心にー」に寄せて
宮本 香織:古墳から出土した食物形土製品について
宍戸 香美:奈良時代における加工菓子の受容
前川 佳代:平安時代の菓子と餅ー餅餤と氈ー
森 由紀恵:中世前期の聖教にみる歓喜団
土居 規美:中国製擂鉢についての一考察
      ー菓子製作に関連してー
島原 弘征:平泉におけるトイレ状遺構の分布と性格に
            ついて
北條 暁子:『小右記』註釈(30)ー長和4年6月10・11日条ー
樫田  誠:〈私の古代学〉(28)時を超えてつなげる考古学
森岡 秀人:〈高松塚古墳発掘50周年〉(4)短時間に限られた
       石槨内部調査
       ー無名の古墳から世界中が知る古墳ヘー
近藤 好和:〈『江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉(7)
       大嘗会(二)
三浦 武司:福島県川俣町前田遺跡の調査成果
      ー縄文時代後期・晩期の木柱群ー
北山 峰生:奈良県慈明寺遺跡とその周辺
 光川 康雄:石川知彦監修/和宗総本山 四天王寺編集
             「聖徳太子と四天王寺」
 



【2023年1月5日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81405
書  名 南関東の弥生文化 東アジアとの交流と農耕化
シリーズ
データ B5 276頁
ISBN/ISSN 978-4-642-09364-4
編 著 者 長友朋子/石川日出志/深澤芳樹編
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 吉川弘文館
価   格 4,620円(税込)

 【内容説明】

弥生時代中期の南関東地方に、中里遺跡をはじめとする
大規模な低地農耕集落が忽然と姿を現した。その背景に
は、この地域で本格的な水稲農耕を受容する整った環境
と、中国や朝鮮半島を含む技術・物資の流通網があった。
最新の学際的研究によって、関東地方の水稲農耕と東ア
ジアの交易ネットワークの実態を探り、列島の弥生社会
の変化を解き明かす。

 【目 次】(章立)

序論 関東地方の水稲農耕と交易………………………  1
   長友朋子・深澤芳樹
第Ⅰ部 関東地方における水稲農耕の受容と社会変化
第1章 石庖丁からみた東北アジア青銅器時代の農耕拡散
    孫 晙鎬・中村大介…………………………… 12
第2章 東北地方の弥生文化からみた中里遺跡
    斎野裕彦………………………………………… 33 
第3章 中里遺跡と南関東地方の農耕化……………… 58
    石川日出志
第4章 関東地方の水稲農耕導入後の集落展開……… 74
    古屋紀之
第5章 環境変化と植物利用―縄文/弥生移行期の関東
    地方南西部……………………………………… 93
    佐々木由香
第6章 水稲農耕導入期の中央高地東部………………110
    馬場伸一郎
コラム 中里遺跡の地形環境 …………………………137
    高橋 学
第Ⅱ部 周縁地域との交流と東アジア
第1章 関東地方弥生社会の形成と太平洋沿岸の海人142
    杉山浩平
第2章 東海地方の集落変化と関東地方………………164
    石黒立人
第3章 土器の移動からみた近畿地方と中里遺跡……181
    長友朋子
第4章 関東地方の弥生時代石器
    ―金属器普及を左右した石器システム………203
    寺前直人
第5章 北陸地方からみた関東地方の鉄器普及………219
    林 大智
第6章 楽浪郡設置以前の黄海東部交易と弥生文化…236
    中村大介
総 論 東アジアにおける関東地方の弥生社会………261
    長友朋子・石川日出志
あとがき …………………………………………………271


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書籍番号 81406
書  名 遺跡学研究 第19号 2022
シリーズ
データ A4 100頁
ISBN/ISSN 1349-4031
編 著 者
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 日本遺跡学会
価   格 2,750円(税込)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
目次
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特集 復元という遺産    
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
特集趣旨 前川 歩               1
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会長挨拶 坂井 秀弥              2
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基調講演
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  1990年代の復元整備とその思想  田中哲雄  3
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講 演
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  遺跡の復元と地域社会   若狭 徹     9
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  観光のまなざしから考える遺構の復元 和泉 大樹 15
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事例報告
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  みんなでつくる縄文ムラ―史跡梅之木遺跡公園
    (山梨県北杜市)と市民ボランティア― 佐野 隆 21
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パネルディスカッション             27
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  パネリスト:田中 哲雄・若狭 徹・和泉 大樹・
    佐野 隆 コーディネーター:白崎 恵介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  コメンテーター:本中 眞
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附 論
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  遺跡のプロセス・プランニング  前川 歩   45
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
研究論文
  日本における文化財「活用」概念の成立  
                  伊藤 文彦・筬島 大悟    51
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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研究ノート
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  これからの文化財行政を考える―SDGsという視点に
    照らしてみて―    禰冝田 佳男     64
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
遺跡学フォーラム
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SITE 04 史跡永納山城跡の復元的に整備された土塁  
                          秋山 邦雄      71
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
歴史遺産を活かした国際交流への歩み 大竹 幸恵  75
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「水中遺跡ハンドブック』について 芝 康次郎   79
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本災害・防災考古学会の設立について 林 正憲  83
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
令和3年度の史跡等の整備について
中井 將胤・小野 友記子・岩井 浩介・玉川 元気 87
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
遺跡雑感03 西大寺旧境内―市街地に眠る大寺院―  
                        林 正憲        8
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【2022年12月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81401
書  名 東京に眠る巨大貝塚の謎 中里貝塚
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 160)
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2140-2
編 著 者 安武由利子著
出 版 年 2023年1月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】

東北新幹線や宇都宮・高崎線など北へむかう線路が集中
する東京都北区の上中里で、四・五メートルもの厚みの
貝塚がみつかった。しかも堆積しているのはマガキとハ
マグリの貝殻だけ。縄文人はなぜこの二種を営々と採取
したのか、貝の身はどこへ運ばれ、誰が消費したのか。

 【目次】

第1章 姿をあらわした巨大貝塚
1 厚さ四・五メートルの貝層
2 貝塚のイメージをくつがえす

第2章 かきがらやまの記憶
1 地域のランドマーク
2 発掘前史
3 街なみに埋没する

第3章 縄文時代の東京低地
1 本格的調査のはじまり
2 奥東京湾と縄文人のくらし

第4章 巨大貝塚を解明する
1 貝殻はどのように堆積しているのか
2 貝塚はどのくらい広がっているのか
3 貝層はどのように形づくられたか

第5章 縄文時代の水産加工場
1 貝のむき身づくり
2 謎の遺構
3 貝類に特化した水産加工
4 計画的な採取と資源の保全

第6章 内陸に運ばれた干し貝
1 中里貝塚をつくった集落
2 干し貝を消費した集落
3 中里貝塚にみる地域間ネットワーク
4 中里貝塚のこれから


【2022年12月22日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81396
書  名 古代集落の構造と変遷 2
シリーズ (第25回 古代官衙・集落研究会報告書)(奈良文化財研究所研究報告第36冊)
データ A4 184頁
ISBN/ISSN 978-4-87805-168-5
編著者 奈良文化財研究所編
出版年 2022年12月 
出版者 株式会社 クバプロ
価 格 3,850円(税込)

            目 次
序 ……………………………………………………………   3
目次 …………………………………………………………   5
例言 …………………………………………………………   6
開催趣旨 ……………………………………………………   7
プログラム …………………………………………………   8

Ⅰ 報告  …………………………………………………    9
和泉国池田寺跡における集落の構造と変邊 
 …新尺 雅弘・木村 啓章・北川 咲子・吉岡 孝紘  11
筑後国御原郡における集落の構造と変遷 …山崎 賴人  33
下総国印旛郡における集落の構造と変遷 …加藤 貴之  73
參河国賀茂郡・碧海郡の集落構造と変遷 …永井 邦仁 107
文献史料から見た古代集落 …………………垣中 健志 145
  
Ⅱ 討議 …………………………………………………… 157


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書籍番号 81399
書  名 古墳出現期土器研究 第9号
シリーズ
データ A4 139頁
ISBN/ISSN
編 著 者 古墳出現期土器研究会編集
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 古墳出現期土器研究会
価   格 1,320円(税込)

 【目 次】

巻頭言

  土器を見ること! ………………赤澤 徳明   1

<論文>

  吉備南部地域における古墳出現期土器の編年
        ……………………式田  洸   3
  型式学と分類学・その3 ………加納 俊介  21
   ―動物分類学・古生物学に学ぶ―
  纒向石塚古墳出土土器の検討…杉山  拓己  35
  古墳時代前期における淀川水系の流通拠点と
  運河状遺構      ………山田 隆一  49
  摂津東部・上牧遺跡と周辺の外来系土器
            …………笹栗  拓  67
  淀川・木津川流域の埴輪と土器・土製品
      …………………………桐井 理揮  91
   ―高槻市郡家車塚古墳の資料から―
  神戸川中流域の遺跡とその特徴
      …………………………中川  寧  101
  庄内式期Ⅲの認識整理と今後の課題について(後編)
           ……………米田 敏幸  117
<コラム>

  庄内式土器の発見年……………市村慎太郎  123
  高地性集落と紀伊産大和型庄内形甕の摘出
            ………………森岡 秀人  127
      ―和歌山市滝ヶ峯遺跡出土土器の熟覧観察と
    その成果―   


【2022年12月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81398
書  名 宮廷苑池の誕生―飛鳥京跡苑池から日本庭園へ―
シリーズ (令和4年度 秋季特別展 特別展図録92冊)
データ A4 87頁
ISBN/ISSN
編著者 奈良県立橿原考古学研究所
出版年 2022年10月 
出版者 奈良県立橿原考古学研究所
価 格 1,320円(税込)

 【ご紹介】

史跡・名勝飛鳥京跡苑池の確認から早や23年が経ちました。
史跡整備のための発掘調査が一段落し、およその姿があきら
かとなってきました。政治・文化の中心であった飛島宮の苑
池は、それまでの伝統的なニワ(庭)から発展し、宮殿附属の
「宮廷苑池」として、はじめて本格的な庭園に整備され、以
後の日本庭園に決定的な影響を及ぼしたと考えられます。
本展覧会では、発掘調査で明らかになった飛島京跡苑池に焦
点をあてながら、庭園の成り立ちや、庭園での儀礼や宴会な
どのようすをご紹介いたします。あわせて、本年は壬申の乱
から1350年にあたりますので、乱に関わる同時代の武器にも
焦点をあてたコーナー展示も開催します
…………………………………………………………………………
 【目次】

開催にあたって
目次、例言
宮廷苑池の誕生―飛鳥京跡苑池から日本庭園へ……………  5
展示関連地図……………………………………………………  8
プロローグ 宮廷苑池の源流を古墳時代の水のまつりにみる9
 【コラム1】東池尻・池之内遺跡………………………… 13
 【コラム2】巣山古墳……………………………………… 14
第1部 飛鳥時代の宮廷苑池~モノクロームの世界~…… 15
 【コラム3】伎楽面 迦楼羅……………………………… 37
 【コラム4】壬申の乱と武器……………………………… 47
第2部 奈良時代の宮廷苑池~カラフルな世界~………… 51
第3部 東アジアの宮廷苑池~新羅・渤海~……………… 67
特論 世界の古代苑池………………………………………… 71
 1.朝鮮三国と渤海の宮廷苑池【田中俊明】 …………… 72
 2.中国の宮廷苑池の系譜  【妹尾達彦】 …………… 77
 3.古代ローマの庭園と苑池 【青柳正規】 …………… 81
エピローグ 中近世から近現代の苑池~日本庭園の系譜~ 83
出品目録………………………………………………………… 84
主な参考文献…………………………………………………… 86
関連行事、協力機関・協力者………………………………… 87


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書籍番号 81395
書  名 丹波焼誕生―はじまりの謎を探る―
シリーズ (兵庫県立考古博物館特別展示図録N0.30)
データ A4 80頁
ISBN/ISSN
編 著 者 兵庫県立考古博物館編集
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 兵庫県立考古博物館
価   格 1,760円(税込)

 【例言・凡例(抜粋)】

一 本書は令和四年十月一日(土)から十一月二十七日(日)
  の期間に開催する兵庫県立考古博物館の特別展「丹波
  焼誕生―はじまりの謎を探る―」の展示図録である。
二 展示品については巻末の出品目録に出土遺跡・所蔵・
  指定などを記載している。
三 当館所蔵の作品は所蔵を記載せず、本書に掲載してい
  る写真の提供については所蔵が異なる場合のみ写真の
  キャプションに記載している。なお、写真には展覧会
  に出品されていない遺跡や資料も含まれている。

目 次
ごあいさつ
目次
例言・凡例
Ⅰ 須恵器から陶器へ……………………………………  1
Ⅱ 丹波焼誕生…………………………………………… 11
Ⅲ 多彩な刻画文陶器…………………………………… 19
Ⅳ 刻画文陶器と中世のやきもの……………………… 31
Ⅴ やきものの郷 丹波立杭…………………………… 41
展示品関係地図…………………………………………… 45
丹波焼の歴史      河野 克人………………… 46
やきものに描かれたもよう
 ―三本峠北窯跡出土陶片の刻画文について―
  中之島香雪美術館  梶山 博史………………… 54
丹波焼のはじまりについて
   今、わかっていること
  兵庫県立考古博物館 松岡 千寿………………… 62
作品解説…………………………………………………… 65
出品目録…………………………………………………… 72
参考・引用文献…………………………………………… 74
謝辞・協力………………………………………………… 75


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書籍番号 81394
書  名 第18回 古代武器研究会 発表資料集
シリーズ (古代における外来系武器・武具の導入と生産技術展開の様相)
データ A4 104頁
ISBN/ISSN
編著者 古代武器研究会編集
出版年 2022年12月 
出版者 古代武器研究会
価 格 1,650円(税込)

◆目 次◆

特別研究報告

  田中史生 「文献からみた武器・武具生産組織と渡来系
        技術・文化―雑戸籍を手がかりに―」
研究報告

  中村大介 「青銅短剣を持つ人々
             ―弥生文化の武器の源流―」

  鈴木崇司 「外来系武器から見る弥生社会の様相」

  内山敏行 「古墳時代の外来系武具と倭系武具」

  金 宇大 「装飾付大刀生産の拡大と外来技術工人」

  津野 仁 「日本古代の武器比較試行」


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書籍番号 81393
書  名 古代武器研究 Vol.17
シリーズ
データ A4 98頁
ISBN/ISSN 1346-6313
編 著 者
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 古代武器研究会
価   格 2,200円(税込)

          目  次

『古代武器研究』V01.17の刊行にあたって 
   塚本 敏夫 古代武器研究会代表幹事……………  2
【論文】

古墳時代の軍事と外交  
   田中 晋作 山口大学人文学部……………………  5
儀仗としての武器・武具
 ―古代・中世における武具祭祀の展開― 
   塚本 敏夫 (公財)元興寺文化財研究所………… 35
黒塚古墳にみる武器副葬とは何か
 ―古墳時代前期前半の武器副葬の一様相― 
   水野 敏典 奈良県立橿原考古学研究所………… 50
古墳時代の甲冑・軍事組織・戦争 
   橋本 達也 鹿児島大学総合研究博物館………… 70


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書籍番号 81390
書  名 古墳時代導水施設の儀礼
シリーズ (令和4年度特別展・大阪府立狭山池博物館図録36)
データ A4 101頁
ISBN/ISSN
編 著 者 大阪府立狭山博物館編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 大阪府立狭山博物館
価   格 1,650円(税込)

◆概 要◆

令和4年度特別展「古墳時代導水施設の儀礼」の展示解説
図録です。導水施設や導水施設をかたどった埴輪を集成し、
その一部を写真付きで紹介しています。
  

●目次(凡例や参考文献等を除く)
 ・プロローグ
 ・第1章 各地の導水施設の儀礼
 ・第2章 古墳から出土した導水施設の埴輪
 ・第3章 導水施設のその後
 ・エピローグ
 ・特別論考
   高野 陽子さん「導水祭祀の系譜
       -弥生時代に遡る地域王権の祭儀-」
   小山田宏一「浄水施設の水理学と儀礼の理念」 


 


【2022年12月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81389
書  名 第40回 中世土器研究会 中世後期の内海と外海
シリーズ
データ A4 78頁
ISBN/ISSN
編著者 日本中世土器研究会編集
出版年 2022年12月 
出版者 日本中世土器研究会
価 格 2,200円(税込)

           目 次

土器・陶磁器からみた中世堺の流通
               續 伸一郎……………… 1
大阪湾流通と堺  
               佐藤亜聖…………………13
兵庫津における流通について
               野田優人…………………23
四国東・南岸の流通―土製煮炊具を中心に―
               西本 沙織………………35
紀伊半島をめぐる中世の流通
―備前焼と播磨型土師器鍋の分布と出土傾向の検討―
               北野隆亮…………………45
九州東岸地域の流通
               堀田 孝博………………59


 


【2022年12月5日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81379
書  名 淡海文化財論叢 第14輯
シリーズ
データ A4 318頁
ISBN/ISSN
編 著 者 淡海文化財論叢刊行会編集
出 版 年 2022年10月 
出 版 者 淡海文化財論叢刊行会
価   格 6,930円(税込)

◆目 次◆

発刊の辞
目  次
        *  *  *
市川 秀之  村座再考
氏丸 隆弘  今後の文化財行政における市民との協働
太田 浩司  長浜八幡宮の歴史と古文書
細川 修平  歴史学と文化財保護―「歴史文化」の実態を
       求めて―
        *  *  *
中居 和志  桜内遺跡の集落構造
辻川 哲朗  東近江市・布施山城遺跡採集の埴輪について
宮﨑 雅充  南畑一号墳の赤色石材について―石室構築か
       らの検討―
金  宇大  滋賀県竜王町山面老々塚出土単鳳環頭大刀
       把頭の検討
宮崎 幹也  古代近江における六世紀の移住民集落・
徳網 克己  特殊な渡来系建物遺構について
大橋 信弥  物部氏と渡来人―「廣津」墨書土器をめぐっ
       て(下)―
山本 一博  近江湖東地方の聖徳太子伝承寺院について
相原 嘉之  近江京における都市住民の存在形態(覚書)
雨森 智美  律令期官衙関連遺跡の広がり―野尻・下鈎遺
       跡の調査―
近藤  広  十里遺跡出土の飛鳥時代の軛
林  昭男  古代における犬上川扇状地の耕地開発の基礎
       的整理
       ―犬上川右岸扇状地塚本遺跡の理解にむけて―
田中 勝弘  古代集落と地域開発(一五)
       ―近江高島地方の古代集落と土地所有の問題―
高梨 純次  長浜市高月町・春日神社の神像について
        ―異国風男神立像を中心に―
近藤 真愛  草津市黒土遺跡出土土師器皿一括資料群の検討
上垣 幸徳  近江における鎌倉期の宝篋印塔Ⅰ類
井上  優  近江国蒲生下郡長光寺の一切経について
        ―弘安四年書写「三弥底部論」の残巻を手懸
       かりに―
本田  洋  多賀新左衛門尉の系譜(一)―多賀経家の場合―
五十嵐 正也 三河国刈谷城主水野忠重と近江国野洲郡石田村
明日 一史  大清水城遺跡出土遺構の再検討
西中 久典  中世坂本の町について
        ―下阪本地区の近年の発掘調査より―
坂田 孝彦  安土城下町遺跡佐久間地区八次発掘調査の検討
藤岡 英礼  寺内集落における防御遺構の構築背景
畑中 英二  安土城の焼締擂鉢
山口 誠司  近江における桃山陶器の流人状況
        ―志野・黄瀬戸・唐津を中心に―
木戸 雅寿  「彦根城天守は大津城天守」を検証する
高橋 順之  花崗岩製石造物製作地曲谷における他の石材利用
近江石造物研究会 飯福寺石造物調査報告―長浜市木之本町古
         橋所在―
三尾 次郎  天守という視覚的象徴―彦根城下町のヴィスタ―
中川 敦之  【資料紹介】栗東市小平井 蛭子神社(信濃堂)伝
       来の鰐口について
杉江  進  近江国八幡町における「会所」の機能(中)
古川 与志継 近江天保一揆の関係史料について(13)
        ―野洲郡小南村の記録を中心に―
石田 雄士  史料からみた江戸時代後期の京極家の葬送と墓制
井並 悦子  宮川藩主・堀田正民の生涯と作品について
倉澤 佑佳  湖東焼窯場における操業の実態について
        ―植木鉢の検討を中心に―
小林  隆  明治二年に誕生した彦根藩―その歴史的意義―
小野  航  幕末維新期における興業の芽生えと挫折
        ―柏原村 邑治一郎の足跡から―
高橋 大樹  ある村の琵琶湖大洪水
        ―高島郡百瀬村知内光傳寺の明治二九年「日誌」
       から―
東  幸代  湖北地域における琵琶湖ヨシ(葭)の流通
       ―明治末から大正期の西川嘉右衛門家文書から―
細川 眞里子 お客さん、時間ですよ―琵琶湖博物館所蔵清定楼
       の民具―
行俊  勉  御上神社の遷祀祭―史料にみる年中行事の諸相―
加藤 秀雄  神を助けた俵藤太と猿丸太夫(一)
        ―「田原藤太竜宮入りの譚」における南方熊楠
       の視点―
北脇 あず美 滋賀県米原市甲津原の芸能とその変容
       ―明治末期から昭和初期を一つの転換点として―
佐野 正晴  長浜市余呉町文室A家のメオトガミサン
        ―明年頭行事の儀礼像の検討に向けて―
渡部 圭一  旧津田内湖の小糸網漁
田井中 洋介 沙沙貴神社境内の石造物についての覚書
西原 雄大  湖北の説話を考える④
用田 政晴  歴史教科書にみる原始・古代の記述と評価
        *  *  *
執筆者一覧
編集後記


【2022年11月30日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81240
書  名 古代東アジア都市の構造と変遷
シリーズ
データ A5 346頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218971
編 著 者 黄 暁芬編
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 同成社
価   格 8,580円(税込)

 【紹介】

中華帝国の中核都市と周縁都市双方の実態を最新の考古学
成果から解明し、その相互関係を探りながら東アジア文明
史観の再構築を図る。

 【目次】

第一部 中核都市の空間構造

第Ⅰ章 東アジア古代都市の空間構造とその変遷(黄暁芬)
第Ⅱ章 漢長安城における都市排水施設の調査と研究
                               (劉振東 /木下保明訳)
第Ⅲ章 手工業生産遺跡の発掘から観る漢長安城の経済空間
                               (徐龍国 /中村潤子訳)
第Ⅳ章 漢魏帝都洛陽の空間構造(銭国祥 /向井佑介訳)
第Ⅴ章 [菫β]城考古の新発見からみた北朝後期都城の空間
    秩序     (朱岩石・何利群・沈麗華 /向井佑介訳)
第Ⅵ章 南京六朝石頭城址遺跡の発掘調査と新見解
               (賀雲[皐羽]/木下保明訳)

第二部 周縁都市の空間構造

第Ⅶ章 発掘から甦った「交趾」都市の歴史空間(黄暁芬)
第Ⅷ章 交趾郡治・ルイロウ内城の変遷
                 (会下和宏・木下保明)
第Ⅸ章 漢代合浦城・港・墳墓群の研究
   ―海のシルクロードとの接点―(熊昭明/槙林啓介訳)
第Ⅹ章 古代揚州城の構造と変遷(汪勃 /中村潤子訳) 
第ⅩⅠ章 楽浪土城の遺構再考(谷豊信)
第ⅩⅡ章 東アジア都市史と紅河流域(妹尾達彦)


【2022年11月30日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81242
書  名 社会考古学講義
シリーズ
データ A5 400頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218957
編 著 者 溝口 孝司著
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 同成社
価   格 10,450円(税込)

 【紹介文】

考古学とは何か。考古学における「人」「モノ」とは何
なのか。コミュニケーションを基軸に考古資料と社会シ
ステムを考察。著者が目指す社会考古学の実践理論を体
系的に提示した、待望の一書。

序 章 本書の目的と内容

Ⅰ. 基礎論 

  第1章 考古学とは何か? 社会考古学とは何か? 
  第2章 コミュニケーション・システム概念を基軸と
      する社会考古学理論の構築
Ⅱ. 応用論 

  第3章 考古資料からコミュニケーション・システム
      の存在・作動を分析する
       ―きれいな土器とそうでもない土器―
  第4章 考古資料からコミュニケーション・システムの変
      化を分析する―「歩く」から「見つめる」へ―
  第5章 考古資料からコミュニケーション・システムの変
        化と組織システム・社会システムの変化を分析す
            る①―モコモコした土器からツルツルで絵が描か
            れた土器へ―
  第6章 考古資料からコミュニケーション・システムの変
        化と組織システム・社会システムの変化を分析す
            る②―世界が大きく複雑になるとき―
  第7章 考古資料から歴史を復元する
       ―土偶から神道へ―
  第8章 社会考古学を「生きる」


【2022年11月29日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81375
書  名 モンゴル考古学概説
シリーズ
データ A5 290頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886219053
編 著 者 白石 典之著
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 同成社
価   格 7,700円(税込)

◆【紹介文】◆

人類登場から大帝国樹立まで、モンゴルの歴史を理化学的な
研究成果もまじえて詳細に解説。モンゴル考古学の到達点を
示す待望の一書。

 【目次】

序 章 モンゴル考古学へのいざない

第1章 人類拡散の回廊
 第1節 旧石器時代
 第2節 新石器時代

第2章 牧畜と騎乗のはじまり
 第1節 青銅器時代
 第2節 初期鉄器時代

第3章 最初の統一王朝
 第1節 匈奴時代
 第2節 鮮卑時代

第4章 トルコ系民族の興亡
 第1節 柔然時代
 第2節 突厥時代
 第3節 唐支配期

第5章 モンゴル民族の勃興
 第1節 阻卜・契丹時代
 第2節 モンゴル部族から大モンゴル国へ
 第3節 モンゴル帝国時代

終 章 モンゴル考古学のあゆみ


【2022年11月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81376
書  名 九州考古学 第97号
シリーズ
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 0387-7078
編 著 者 九州考古学編集幹事
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,750円(税込)

◆目次◆

論文
 6・7世紀の須恵器編年考       足達 悠紀    1
  ―北部九州を対象として― 
 福岡市博多遺跡群における中世のガラス生産
                   比佐陽一郎   27      
 台地立地型城館跡編年試論      吉本 正典   47
  ―九州南東部地域に分布する中世~近世初頭の城館跡
   を対象として―
 
研究ノート
 周防灘沿岸地域における鈴桶技法関連石器の流入とその
 背景―北九州市下吉田遺跡出土資料の再検討をかねて―  
                   小南 裕一   71

九州考古学会創立90周年記念事業の記録   
            九州考古学会事務局編集    83
令和4年度九州考古学会総会研究発表要旨       115
九州考古学会賞規程                 127
第15回九州考古学会賞・九州考古学会奨励賞について 
               九州考古学会事務局  128
令和3年度九州考古学会総会の概要          131
第14回九州考古学会・嶺南考古学会合同考古学大会の概要
                         132
『九州考古学』執筆要項              135
雑誌『九州考古学』における著作権の取り扱いについて136


【2022年11月18日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81356
書  名 令和4年度九州考古学会総会研究発表資料集
シリーズ (島根県立八雲立つ風土記の丘開所50周年特別展)
データ A4 122頁
ISBN/ISSN
編 著 者 九州考古学会編集
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 九州考古学会
価   格 2,200円(税込)

 【目次】

コロナ禍における考古学教育と博物館
─────────────────
・新型コロナ禍の熊本大学考古学研究室における2021・2022年度
  発掘調査実習 熊本大学考古学研究室(責任者:久保田慎二)
・新型コロナ禍の沖縄国際大学考古学研究室における2022年度発
  掘調査実習
   沖縄国際大学考古学研究室(責任者:新里貴之・宮城弘樹)
・コロナ禍における博物館の情報発信とは? ~下関市立考古博物
  館の取り組み~            下関市立考古博物館(中山元智)
・市民ミュージアム 大野城心のふるさと館におけるコロナ禍の
  取り組み
      市民ミュージアム 大野城心のふるさと館(早瀬賢)
研究発表
────
・ゲノムからみた弥生時代人の多様性…………………………… 26
                   藤尾慎一郎・篠田謙一
・西新町遺跡出土の“板石硯”とされる資料について………… 36
          古澤義久・村田裕一・足立達朗・武末純一
・原遺跡1次調査の発掘調査成果 ………………………………… 45
                      熊埜御堂早和子
・古墳時代の大分…………………………………………………… 55
                          高橋徹
・律令国家形成期における須恵器生産体制:6世紀後半から8世紀
  初頭にかけての北部九州の諸窯跡群を対象に …………… 60
                         足達悠紀
・千々石ミゲル夫妻墓所の調査…………………………………… 69
                         田中裕介
・五島列島の潜伏キリシタン墓の調査の成果と課題…………… 77
              野村俊之・加藤久雄・美濃口雅朗
・小口径ボーリングに基づく三重津海軍所遺跡の調査………… 87
                     下山正一・中野充
・三重津海軍所跡のドライドックと運用方法の復元…………… 97
                     中野充・下山正一
・特殊な標柱―長崎要塞地帯標柱2例から―  …………………107
                          東貴之
ポスター発表
──────
・日本の柄鏡出現期におけるインドネシア柄鏡の影響…………119
                         高尾将矢
・石川県古墳時代終末期における岩出横穴墓出土人骨の古代ゲノ
    ム解析                      ……121
                     覚張隆史・岡崎健治


【2022年11月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81359
書  名 侵攻と抵抗―城郭に見る「天下統一」の様相―
シリーズ (令和4年度第9回九州城郭研究大会資料集)(北部九州中近世城郭研究会大会資料集第22集)
データ A4 126頁
ISBN/ISSN
編著者 北部九州中近世城郭研究会編集
出版年 2022年11月 
出版者 北部九州中近世城郭研究会
価 格 2,200円(税込)

           目  次

図版1~9
ご挨拶
目次

基調講演
岡寺 良  九州戦国・織豊期の陣城…………………………1

地域別報告
三重野誠  野中古城と豊臣氏の「付城」について ………12
白岩 修  高城合戦と周辺の関連史跡について …………17
鶴嶋俊彦  肥後国衆一揆の顛末と城 ………………………33
木村達夫  城井(宇都宮)氏と黒田氏の戦いについて ……59
浦井直幸  下毛郡における豊前一揆の様相 ………………69

紙上報告
小柳和宏  島津氏を迎え撃つ大友氏の城郭 ………………79
大島大輔  『西郷記』にみる西郷氏と龍造寺氏の戦い …87
岡寺良・藤野正人・若杦善満 
      陣城構築時の城郭改修―九州北部を事例に―
                            ………………95
新東晃一  薩摩の豊臣秀吉軍の陣城 ……………………111


【2022年11月11日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81343
書  名 氷河期の大石器工房 ピリカ遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 159)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2139-6
編 著 者 長沼孝 寺崎康史著
出 版 年 2022年12月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

北海道南西部、アイヌ語で「美しい」の意味をあらわす
「ピリカ」の地に、かつて氷河期のヒトたちが営んだ広
大な石器工房があった。遺跡から出土するさまざまな石
器や日本最古級のアクセサリーといわれるビーズから、
この地に生きたヒトたちの遊動生活と石器製作の実態に
せまる。

 【目次】

第1章 「ピリカ」のドラマ
   1 ダム建設と遺跡の発見
   2 遺跡をとりまく環境
第2章 旧石器人のドラマを求めて
   1 大型石器と細石刃
   2 多数の焚き火跡
   3 石器のまとまりの意味
   4 どんな石器がみつかったか
   5 石器づくりを復元する
   6 ピリカ旧石器人の石器づくり
第3章 装身具の発見
   1 日本初の旧石器ビーズ
   2 ビーズと垂飾の特徴
   3 ビーズ類の年代
   4 北東アジアとの共通点
第4章 北海道とピリカ遺跡
   1 北海道南西部の旧石器遺跡
   2 ピリカ遺跡の位置づけ
   3 石材の種類と産地
   4 良質の石材を求めて
第5章 保存と活用
   1 石器をつくり、使う
   2 日本の旧石器を代表する遺跡へ
   3 遺跡の魅力を伝える
   4 ピリカ遺跡の将来


【2022年11月7日】 【品切】【ご注文承り中】


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書籍番号 81296
書  名 卑弥呼 共立
シリーズ (桜井市纒向学研究センター設立10周年記念 東京フォーラムⅨ「纒向学発信!」)
データ A4 本文40頁
ISBN/ISSN
編著者 桜井市纒向学研究センター編著
出版年 2022年10月 
出版者 奈良県桜井市
価 格

<基調講演>

寺沢薫(桜井市纒向学研究センター所長)
「「卑弥呼共立」事情」

<シンポシウム資料1〉

苅谷俊介(日本考古学協会会員・俳優)
「卑弥呼共立と男弟」

<シンポシウム資料2>

禰冝田佳男(大阪府立弥生文化博物館館長)
「弥生時代後期の畿内地域を考える」

<シンポシウム資料3>

渡邉義浩(早稲田大学常任理事・文学学術院教授)
「「共立」の資料」


    …………………………………………………………………………………………………………
【2022年11月7日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81342
書  名 Mie history vol.29
シリーズ
データ B5 86頁
ISBN/ISSN 1345-6784
編 著 者 三重歴史文化研究会
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 三重歴史文化研究会
価   格 880円(税込)

                     目 次

古墳出現期の伊勢湾西岸地域における鍛冶技術の変遷と
その背景         ………………樋口太地   1

志摩市大王町畔名の泊古墳出土と考えられる遺物の検討
              ………………三好元樹・熊﨑 司  21

墨書土器における漢字と仮名~斎宮跡における変遷と特
徴について~            ………………新名 強  29

伊勢地域における木材流通に関する考察…小原雄也  49

多気北畠氏遺跡出土金属加工関連遺物の再検討
           ………熊﨑 司・沓名貴彦  65

『桑名日記』からみる桑名における船の利用
          ………………………石神教親  75


    …………………………………………………………………………………………………………
【2022年11月4日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81301
書  名 古代国家形成過程論―理論・針路・考古学―
シリーズ
データ A5 564頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-86369-698-3
編著者 岩永省三著
出版年 2022年10月 
出版者 すいれん舎
価 格 6,600円(税込)

 【紹介】

考古学者が実証的、理論的に解き明かす日本における階級社
会発生と国家の形成

 【目 次】

第1部 国家形成の理論的検討
  1章 階級社会形成に関する学説史的検討
  2章 日本における階級社会形成に関する学説史的検討
  3章 階級社会形成の理論的問題点
  4章 欧米における階級社会形成論

第2部 弥生時代社会の位置
  5章 階級社会への道への道
  6章 弥生時代における首長層の成長と墳丘墓の発達

第3部 古墳時代から古代へ
  7章 北部九州6・7世紀史研究の予備的検討
  8章 ミヤケの考古学的研究のための予備的検討
  9章 古墳時代親族構造と古代国家生成過程
  10章 古墳時代親族構造論と古代史研究

第4部 東アジアにおける国家形成の比較研究
  11章 国家形成の東アジアモデル
  12章 東夷社会の国家生成


    …………………………………………………………………………………………………………
【2022年10月25日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81283
書  名 鋳造遺跡研究資料 2022
シリーズ
データ B5 66頁
ISBN/ISSN
編 著 者 鋳造遺跡研究会編集
出 版 年 2022年10月 
出 版 者 鋳造遺跡研究会事務局
価   格 1,100円(税込)

         例  言

 本資料は、鋳造遺跡研究会の2022年10月16日開催の
研究発表会の報告に関する資料、最近の鋳造遺跡の研
究動向、および、2021年度研究発表会の討論記録を収
載したものである。鋳造遺跡研究会2022年では、とく
にテーマをもうけず、古代・中世・近世の鋳造遺跡、
鋳物生産に関する民俗例、鋳造関連の伝世および出土
遺物、鋳造技術の歴史などについて幅広く検討して課
題を解決し、さらに新たな研究課題を提出する。
 本資料の編集は、鋳造遺跡研究会事務局がおこなっ
たが、執筆いただいた方々、作成過現において、ご協
力をいただいた関係各位に深謝したい。

………………………………………………………………
                        頁
鋳造遺跡研究会 2022 研究発表
西川 寿勝
「癸未年銘鏡の白上同二百旱について」…………… 2
小田木 富慈美
「溶解炉の構造復元―首里城西のアザナ遺跡出土遺物
 から―」          …………………… 10
丸尾 弘介
「周防鋳銭司の銭貨生産」…………………………… 28
杉山 洋
「金峯山寺の大型青銅鋳物―梵鐘・燈籠・銅鳥居―」
           ……………………………… 42
岩元 亮祐、池田 善文
「長登銅山跡出土の古代の鍋鋳型について」……… 48
鋳造遺跡研究会2021 討論記録……………………… 57


    …………………………………………………………………………………………………………
【2022年10月25日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81282
書  名 川と道の織りなす河内の交通―大和川と船橋・国府遺跡―
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録85)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和4年度秋季企画展)
データ A4 94頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2022年10月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価 格 600円(税込)

≪開催趣旨≫

 大阪を代表する河川に淀川と大和川があり、水運や用水
などに利用されてきています。その一つである大和川は、
奈良盆地の河川と合流し、交通の難所である亀の瀬を通り、
石川と合流し、大阪平野を流下します。現在は江戸時代の
付け替えにより西の方向へ流れていきますが、それ以前は
複数の河川に分派しながら、北西へ流れていました。この
大和と河内をつなぐその流れの先には、土砂の堆積などに
より徐々に姿を変えた、河内湾、河内潟そして河内湖があ
り、そこは瀬戸内海の東の終着地でした。

 この大和川が、大阪平野に流れ始める石川との合流地点
には、船橋・国府遺跡があり、古くから遺跡の存在が知ら
れていました。この地は、河川を介した交流だけでなく、
陸上の道を利用した交流との結節点といえる地点です。そ
ういった地の利を活かした生活の痕跡が、各時代にわたっ
てみることができ、遺跡の性格について様々な見
解が示されてきています。

 今回の展示では、船橋・国府遺跡を中心に、これまでの
研究を踏まえつつ、大和川水系、中河内地域などの視点か
ら、各時代でこの地域がどのような移り変わりをみせるの
かを考えていきたいと思います。


 【2022年10月19日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81264
書  名 考古地域学を学ぶ―戸沢充則の考古学
シリーズ
データ 四六版 304頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2206-5
編 著 者 海戸塾(代表 勅使河原彰)編
出 版 年 2022年11月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,530円(税込)

 【紹介文】
 
放射性炭素年代測定、炭素・窒素同位体分析、DNA
分析……個別・細分化した科学分析のもと、考古学は
何を目指すのか。考古学で歴史叙述する方法とその実
践を解説。

 【目次】
 
はじめに
Ⅰ 考古学研究
第1章 先土器時代研究         大竹憲昭
  1 戦後第一世代の考古ボーイ
  2 出発点―茶臼山遺跡と八島遺跡
  3 新たな石器群研究の方法の提案
         ―インダストリー論
  4 新たな石器群研究の実践――砂川遺跡
  5 研究の画期―月見野遺跡群
  6 遺跡群研究への視座
  7 先土器時代研究の体系―歴史叙述の試み
  8 先土器時代研究を現代社会へ
第2章 縄文時代研究          三上徹也
  1 青年戸沢の不満と志向
  2 土器型式編年研究の具体的実践
  3 土器の背景に歴史を描く
  4 集落・領域研究
  5 考古地域史論の提唱と実践
  6 戸沢縄文研究と現在
第3章 学際的研究           山科 哲
  1 考古学と学際的研究
  2 夏島貝塚の放射性炭素年代
  3 縄文中期農耕論
  4 矢出川遺跡の共同研究
Ⅱ 学問を育むもの
第4章 信州教育と戸沢充則       中島 透
  1 諏訪の歴史研究と教師たち
  2 戸沢と教師たち
  3 信州教育が戸沢に与えたもの
第5章 藤森栄一と戸沢充則       藤森英二
  1 藤森栄一について
  2 藤森と戸沢のつながり
  3 戸沢と藤森考古学
  4 社会にかかわる姿勢
  5 純粋性と反骨心
Ⅲ 社会への責任
第6章 遺跡は誰のためのものであるべきか井口直司
  1 開発と「緊急発掘調査」体制
  2 試み:小さな街の大きな発掘 多摩湖遺跡群
  3 課題:対立でない対話 東久留米市の保存活用
  4 希望:地元でヨイショ 陸平貝塚と動く博物館
       構想
  5 確信:糞が宝になった 鷹山遺跡
  6 日本考古学の役割と責任
第7章 考古学と社会          追川吉生
  1 考古学の原体験
  2 市民のための考古学
  3 平和のための考古学
第8章 旧石器ねつ造問題と戸沢充則  勅使河原彰
  1 「旧石器ねつ造」の報道
  2 前・中期旧石器問題調査研究特別委員会準備
    会の設置
  3 検証作業とその結果
  4 戸沢がはたした役割
  5 考古学を未来へつなぐ
執筆者一覧


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書籍番号 81260
書  名 古墳時代の葬制秩序と政治権力
シリーズ
データ B5 376頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4-87259-765-3
編 著 者 上田 直弥著
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 大阪大学出版会
価   格 7,920円(税込)

 【紹介】

埋葬施設と儀礼の分析から複眼的な古墳時代像を復元
これまで古墳時代の政治史は、青銅鏡や鉄製甲冑など
の副葬品をもとに研究されてきた。本書では古墳時代
前半期の全国の竪穴式石室や粘土槨と呼ばれる埋葬施
設に焦点を当て、その構造から共通性・地域性を抽出
し、当時の有力階層がどのような政治ネットワークを
形成していたのかを復元する。また、古墳時代の開始
期から横穴式石室の出現期までの埋葬儀礼の変遷を考
察することで、日本の古墳の成立、盛行そして消
滅していくさまを浮き彫りにする。
国内史のみならず世界史のなかで、古墳時代がもつ歴
史的意義を考察するための重要な基礎作業の成果。広
範囲かつ長期間を対象とし、悉皆的な資料収集と精緻
な分析を行った意義も大きい。

 【目次】

序章 本書の目的と課題
 第1節 国家形成期における葬制研究の意義
 第2節 古墳時代葬送儀礼と埋葬施設構造
 第3節 本書の構成と内容
 第4節 用語と編年の問題

第1章 古墳時代竪穴系埋葬施設研究の現状
 第1節 竪穴式石室の研究史
 第2節 竪穴系埋葬施設研究の諸問題
 第3節 「棺槨論争」の推移とその今日的意義
 第4節 「槨」「室」名称問題が提起する課題

第2章 立面形態から見た畿内竪穴式石室の地域性
 第1節 研究略史とその課題
 第2節 横断面形態から見た竪穴式石室の地域性
 第3節 石棺の成立と竪穴式石室
 第4節 竪穴式石室の地域性とその意義

第3章 前期首長墓の系列展開と埋葬施設構造の変遷
 第1節 研究史と分析視座
 第2節 竪穴系埋葬施設基底部分類試案
 第3節 畿内小地域ごとの石室基底部構造変遷
 第4節 粘土槨の構造と竪穴式石室
 第5節 竪穴系埋葬施設構造の地域性とその意義

第4章 摂津前期古墳の葺石と内部構造
 第1節 古墳葺石の基礎的検討
 第2節 摂津前期古墳における葺石
 第3節 古墳の葺石と内部構造

第5章 竪穴式石室の広域普及と地域性
 第1節 竪穴式石室構築規範の全国的傾向
 第2節 山陰地域における竪穴式石室の構造
 第3節 山陽地域における竪穴式石室の構造
 第4節 竪穴式石室構築規範の多様性

第6章 畿内における粘土槨の展開過程とその画期
 第1節 研究史とその課題
 第2節 畿内における粘土槨構造
 第3節 粘土槨の展開過程
 第4節 粘土槨成立の歴史的意義

第7章 粘土槨の広域展開とその背景
 第1節 関東における前期古墳研究
 第2節 粘土槨の基礎的検討
 第3節 関東地域における粘土槨の構造
 第4節 埋葬施設と他要素の関係
 第5節 粘土槨広域展開の歴史的意義

第8章 竪穴系埋葬施設から見たヤマト政権の対地域
    戦略
 第1節 東海における前期古墳埋葬施設
 第2節 東海-関東境界域における埋葬施設構造
 第3節 竪穴式石室東限域における地域性
 第4節 埋葬施設構造とヤマト政権の地域戦略

第9章 「棺制」の変遷と葬制の変革
 第1節 猪名川流域における棺と外郭施設
 第2節 近畿有力中期古墳における棺と外郭施設
 第3節 初期群集墳における棺と外郭施設
 第4節 「棺制」変遷の画期とその意義

第10章 古墳時代の葬制秩序と政治権力
 第1節 埋葬儀礼の通時的変遷
 第2節 埋葬儀礼の空間的展開
 第3節 埋葬儀礼と葬制イデオロギー戦略の展開

終章 総括と展望
 第1節 竪穴系埋葬施設の展開過程
 第2節 古墳時代葬制研究の展望

おわりに/引用・参考文献/棺槨論争主要関係論文一覧
        /図表出典一覧/
あとがき/索引


【2022年10月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81222
書  名 兵庫県の古代遺跡 1 摂津・播磨
シリーズ
データ A5 454頁
ISBN/ISSN 978-4343009746
編 著 者 櫃本誠一 岸本一宏 大手前大学史学研究所
出 版 年 2021年7月 
出 版 者 神戸新聞総合出版センター
価   格 4,180円(税込)

 【内容簡介】

全国でも有数の遺跡数を誇る兵庫県。旧五国の様々な風土文化
をもつ兵庫県ならでは の特色ある古墳や出土品、近年発掘さ
れた話題の遺跡を全2巻で刊行。

第1巻は神戸・阪神間・姫路をはじめとする県南部の、約500に
及ぶ遺跡を一挙掲載。 カラー図版・遺跡地図も収録、考古フ
ァン・研究者待望の充実した内容。
保存された遺跡はもちろん、今も身近にありながら深く眠った
ままの墳墓や遺構が、 発掘に携わり考古学の実態を熟知した
担当者による執筆でよみがえります。



【2022年10月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81223
書  名 兵庫県の古代遺跡 2 但馬・丹波・淡路
シリーズ
データ A5 437頁
ISBN/ISSN 978-4343009753
編 著 者 櫃本誠一 岸本一宏 大手前大学史学研究所
出 版 年 2022年4月 
出 版 者 神戸新聞総合出版センター
価   格 4,180円(税込)

 【内容簡介】

全国でも有数の遺跡数を誇る兵庫県。旧五国の様々な風土文化を
もつ兵庫県ならでは の特色ある古墳や出土品、近年発掘された
話題の遺跡を全2巻で刊行。

第1巻と合わせて兵庫県の主な遺跡を網羅、古墳・遺跡事典とし
ても活用できます。 カラー図版・遺跡地図も収録、考古ファン・
研究者待望の充実した内容。
保存された遺跡はもちろん、今も身近にありながら深く眠ったま
まの墳墓や遺構が、 発掘に携わり考古学の実態を熟知した担当者
による執筆でよみがえります。

本書の特色
◎これまでの成果に新しく発掘された遺跡・遺物を加え、古墳・
 遺跡事典としても役立つ構成
◎代表的な遺跡・遺物が一目で分かるように巻頭カラー図版で
 紹介
◎見学のガイドに便利な遺跡分布地図、関連の博物館・資料館など
 の情報も掲載


【2022年10月6日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81245
書  名 伊都国王誕生
シリーズ (令和4年度伊都国歴史博物館秋季特別展 三雲南小路王墓発見200年記念)
データ A4 72頁
ISBN/ISSN
編著者 糸島市立伊都国歴史博物館編集
出版年 2022年10月 
出版者 伊都国歴史博物館
価 格 1,100円(税込)

 【紹介】
 
 今から約2000年前の伊都国王の墓・三雲南小路王墓。
令和4(2022)年は、この王墓が初めて発見された文政5(1822)
年から、200年目の節目です。
 この機会に、伊都国歴史博物館では特別展を開催し、糸島の
歴史を深く掘り下げ、北部九州における伊都国の重要性を改め
て見つめ直します。
 本展では、三雲南小路王墓からの出土品をはじめ、同時期に
造られた福岡平野の須玖岡本遺跡、飯塚市の立岩堀田遺跡、筑
前町周辺の東小田峰遺跡など、北部九州各地の「王墓」出土品
や、江戸時代の三雲南小路王墓発見時の記録などを中心に展示
します。
 『魏志倭人伝』に記された国々の中でも、ひときわ繁栄を極
めていた伊都国。その実像やこれまでの研究の歴史を出土品、
古記録などから紐解きます。(博物館HPより抜粋)
 
 【主な展示品】
◎三雲南小路王墓1・2号甕棺出土品(福岡県指定文化財)
 〇三雲南小路王墓(1号甕棺)出土重圏彩画鏡
 〇三雲南小路王墓(1号甕棺)出土 ガラス壁
 〇三雲南小路王墓(2号甕棺)出土 星雲文鏡
 〇三雲南小路王墓(2号甕棺)出土 ガラス製垂飾(左)、
                   硬玉勾玉(右)
 〇三雲南小路王墓(2号甕棺)出土 連弧文「日光」銘鏡
◎伝中国出土 彩画(文)鏡2点 注)期間中展示替えあり
◎立岩堀田遺跡出土品(重要文化財)
 〇立岩堀田遺跡10号甕棺出土 重圏「姚皎(ようこう)」
                  銘鏡(6号鏡)
 〇立岩堀田遺跡10号甕棺出土 連弧文「清白」銘鏡(8号鏡)
 〇立岩堀田遺跡10号甕棺出土 単圏「久不相見」銘鏡(10号
  鏡)
◎東小田峯遺跡10号甕棺墓出土品 一括(重要文化財)
 〇鉄戈、鉄剣、ガラス壁再加工品、鉄鑷子(てつしょうし)、
  連弧文日
  光鏡、連弧文清白鏡
◎青柳種信関係資料
 〇青柳種信肖像


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書籍番号 81239
書  名 古代文化 第74巻 第2号(629号)
シリーズ
データ B5 156頁
ISBN/ISSN 0046-9232
編 著 者
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 古代学協会
価   格 2,970円(税込)

 【目次】

福永 善隆:前漢後半期における官僚機構の構造の展開
     ―尚書の展開と三公制の形成を中心として―
野口  優:漢代における矯制と璽書偽造
    ………………………………………………………
     特輯 弥生系高地性集落の再考論(上)
森岡 秀人:特輯「弥生系高地性集落の再考論(上)」に寄せて
信里 芳紀:備讃瀬戸における高地性集落とその背景
河合  忍:中部瀬戸内の高地性集落
      ―土器編年からの再考(岡山県域)―
三好  玄:大阪湾岸の高地性集落―集団組成と集団関係―
中塚  武:樹木年輪酸素同位体比の周期性からみた
     「高地性集落」の背景
若林 邦彦:大阪平野における弥生時代以後の集落移動頻度の
     検証―弥生高地性集落理解の前提として―
石丸恵利子:貝塚・貝層の高所形成をめぐる生活集団の性格
宇佐美智之:GIS眺望分析を用いた高位置集落における
      眺望域の評価―中部瀬戸内地域を事例として―
    ………………………………………………………
山本 正昭:グスクをめぐる解釈と到達点についての提要
      ―グスク論の現在地―
戸塚 洋輔:滋賀県彦根市稲部遺跡出土帯状漆塗繊維製品の発見
      と課題
佃  美香:「小右記」註釈(29)
      ―長和4年6月4日・5日・7日条―
伊藤 雅文:〈私の古代学〉(27)北陸の古墳研究と地域考古学研究
森岡 秀人:〈高松塚古墳発掘50周年〉(3)極彩色壁画検出の顛末
      ―1972年3月21日正午とその前後―
近藤 好和:〈「江家次第』にみる朝廷儀礼の式次第〉(6)
      大嘗会(一)
田川  憲・氏家 敏之:加茂宮ノ前遺跡の調査成果
 劉  揚:大澤正昭著「妻と娘の唐宋時代 史料に語らせよう」


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書籍番号 81232
書  名 出雲・石見・隠岐の古墳文化
シリーズ (島根県立八雲立つ風土記の丘開所50周年特別展)
データ A4 84頁
ISBN/ISSN 978-4-86456-436-6
編 著 者 島根県立八雲立つ風土記の丘編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 島根県立八雲立つ風土記の丘
価   格 1,650円(税込)

◆概 要◆

近年、出雲各地でおこなわれた古墳時代の祭祀や玉作りの
実態が明らかになりつつあります。
石見では益田市域を中心に重要な古墳の調査、研究が盛ん
に進められているほか、全国的にみてもめずらしい金属製
品や土器が奥出雲や邑南地域で出土しています。
隠岐の島町では、古墳時代後期から奈良時代の首長が代々
埋葬された大座西2号墳が注目されます。
本特別展では、なじみ深い出雲の資料を近年の研究成果を
踏まえながら見なおすほか、これまで展示されることが少
なかった石見や隠岐の重要な資料にも光をあて、島根の
古墳時代史をより広い視野で描きます。
(特別展告知チラシより)


◆目 次◆

第1章 古墳を飾る

  埴輪、須恵器筒形器台、壺棺
  前方後円墳のジオラマなど

第2章 戦う、装う

  刀剣、甲冑、鏃、装身具、馬具、鏡など

第3章 祈りと供宴

 祭祀遺物、銅鋺、須恵器など


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書籍番号 81233
書  名 文化財写真研究 VOL.12
シリーズ
データ A4 本文74頁
ISBN/ISSN
編 著 者 文化財写真技術研究会編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 文化財写真技術研究会
価   格 4,950円(税込)

 【目次】

・巻頭言
  埋文写真は考古学の構成要素       朱岩石 02
  考古与文物摂影是考古学的組成部分    朱岩石 04
・記念講演
  特別展「邂逅する写真たち─モンゴルの 100年前
  と今」を語る             島村一平 06
・特集 メモ写真を究める
  メモ写真を究める(趣旨説明)      栗山雅夫 20
  埋蔵文化財行政のメモ写真事情     長原 亘 23
  考古学の調査研究とメモ写真                
    ―瓦研究の事例から―       道上祥武 30
  スマホやタブレットを利用したメモ写真の使い方
                     石松 直 34
  文化財の防災・減災とメモ写真    長谷部善一 38
・基礎講座
  普及型無影撮影台での俯瞰撮影     中村一郎 42
・LETTER BOX
  第11回文化財写真技術(オンライン)
  研究集会参加記            上垣幸徳 47
・NEW HORIZON
  シリーズ 発掘調査報告書 私の工夫
  そこそこカメラマン奮戦記       富樫孝志 48
・会長の眼 PHOTO ESSAY
  再び「モノづくりニッポン」の看板を!  井上直夫 54
・TEST REPORT
  可変波長光源の取り扱いについて
   ―照射熱の文化財への検証―     北田仁司 58
・GALLERY
  FOOTWORK                    62


【2022年9月22日】 【品切れ】


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書籍番号 81226
書  名 ここまで判った布留遺跡―物部氏以前とその後― 発表資料集
シリーズ (天理市観光協会設立65周年記念事業)
データ A4 212頁
ISBN/ISSN
編著者
出版年 2022年9月 
出版者 天理市観光協会
価 格

 【趣 旨】
 
 石上神宮から天理市の市街中心部にかけて広がる布留遺跡は、
旧石器時代から現代にわたる人々の歴史が刻まれています。
 特に古墳時代は物部氏の活動拠点として著名ですが、令和2
年に歴史的景観の復元と題して共同研究を行い、概要や基本的
内容をまとめました。その後、さらに多くの研究者が集い、出
土資料の検討や分析を行いました。その結果、古墳時代の様相
のほか、縄文時代や奈良時代における布留遺跡の重要性など、
数多くの新知見が得られました。
 今般、天理市観光協会の全面的なご支援をいただくことがで
きましたので、成果の一端についてご報告いたします。

【報 告】
       
布留遺跡の概要                 池田保信
布留川扇状地縄文遺跡群の動態          岡田憲一
布留遺跡から出土した縄文土器胎土の時期的変遷  河本純一
布留遺跡に集まった人びと―外来系土器から見た地域間交流―
                                                山本 亮
石上神宮禁足地出土刀剣と布留遺跡の鍛冶
 ―金属学的調査成果などから迫る―       真鍋成史
杣之内古墳群の復元             小田木治太郎
古墳からみた布留遺跡の集団間関係―須川1号墳出土埴輪の
  紹介―                   和田一之輔
布留遺跡出土の玉類と玉生産           大賀克彦
鹿角と木―刀剣装具の材質転換とその意義―    岩井顕彦
塚穴山古墳出土工具の検討―魚々子鏨の可能性について―  
                                                橋本英将
布留遺跡における「板石硯」の認識とその意義    久住猛雄
布留遺跡出土の須恵器について         中久保辰夫
布留遺跡における製塩土器と塩利用        岩﨑郁実
布留遺跡の鉄器生産の様相―鍛冶関連遺物の分析を中心として
  ―                                      繰納民之
布留遺跡の移動式カマド             中野 咲
ウマ遺存体からみた布留遺跡における馬利用    丸山真史
布留遺跡出土木質遺物にもとづく木材利用     鶴来航介
布留遺跡における樹皮利用と木器製作について   浦 蓉子
古代布留遺跡と古代宮都の出土土器―関連性の追及と理解― 
                        三好美穂
布留遺跡周辺中世開始期の墓制          佐藤亜聖
 -杣之内古墳群(須川)地区火葬墓出土の石造塔婆
  とその地域性-                            ・上井佐妃
【誌上報告】
布留遺跡における砥石の消費形態―生産域出土品を対象として
  ―                                      森 貴教
布留遺跡出土刀剣装具研究の余波         齊藤大輔
大和・布留遺跡と高地性集落の問題
 ―豐田山遺跡と別所裏山遺跡の立地と消長を中心に(断章)
 ―                      森岡秀人


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書籍番号 81228
書  名 玉石の美―人びとを魅了した石の工芸―
シリーズ (開館40周年記念 特別展図録)
データ A4 115頁
ISBN/ISSN
編 著 者 和泉市久保惣記念美術館
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 和泉市久保惣記念美術館
価   格 3,080円(税込)

 【紹介文】

 玉(ぎょく)は翡翠等の貴石で作られた作品をさす中国美術
の一分野で、絵画や陶磁器などに比べ日本では知名度は低い
ですが、中国美術では欠かすことのできない重要な工芸分野
です。淡く光を通し艶やかな光沢をもつ天然の石の美しさを
生かし、磨きや彫りの巧みな技術から作り上げられた、古代
から近世の装飾具、祭祀器、飲食器等の作品をご覧いただき
ます。また、あわせて古墳時代の勾玉に代表される日本の貴
石の作品も出陳し、日本、中国で貴ばれてきた美しい石の魅
力に親しんでいただく機会といたします。

 当館には国内では希少な中国玉器コレクションが所蔵され
ており、これらの作品とともに国内の美術館施設等の所蔵品
を出陳いただき、開館40周年記念特別展として開催いたしま
す。


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書籍番号 81227
書  名 新版 概説 中世の土器・陶磁器
シリーズ
データ A4 本文426頁 巻頭図版8頁
ISBN/ISSN 978-4-921129-32-3
編 著 者 日本中世土器研究会編
出 版 年 2022年8月 
出 版 者
価   格 5,500円(税込)

 【紹介文】
 
 日本中世土器研究会は1979年の創立以来、「列島各地の
土器・陶磁器について研究の現状を紹介し、中世社会を
理解するうえでの共通認識を得ること」(旧版「はじめに」
より)を目的として活動を続けてきた。1995年には全国の
仲間に呼びかけ、これからの研究の礎として『概説中世の
土器・陶磁器』を刊行した。それから四半世紀が過ぎ、飛
躍的に進んだ研究の現状を整理し、また新たな研究へのみ
ちしるべとして、このたび全国で活躍する気鋭の研究者た
ちが全面的に書き下ろした『新版概説中世の土器・陶磁器』
を刊行した。
 
 【目 次】

緒 言
序論:中世社会と土器・陶磁器 …………………橋本久和

第1部 地域論
 第1章 北海道……………………………………石井淳平
 第2章 東北…………………………及川真紀・髙桑 登
 第3章 関東…………………………秋本太郎・池谷初恵
 第4章 中部………………………市川隆之・佐々木 満
 第5章 北陸………………………………………阿部 来
 第6章 東海………………………………………鈴木正貴
 第7章 近畿……………中井淳史・佐藤亜聖・新田和央
 第8章 山陽……………鈴木康之・北島大輔・草原孝典
 第9章 山陰
          ……中森 祥・西尾克己・廣江耕史・守岡正司
 第10章 四国
          ……池澤俊幸・島田豊彰・首藤久士・長井博志
 第11章 九州……………柴田 亮・上床真・横手伸太郎
 第12章 琉球列島……………………瀬戸哲也・新里亮人
第2部 土器陶磁器各論
 第1章 土師器……………………………………中井淳史
 第2章 畿内産瓦器椀……………………………佐藤亜聖
 第3章 山茶碗……………………………………山本智子
 第4章 東播系須恵器……………………………佐藤亜聖
 第5章 中世陶器
   第1節 東海諸窯 ……………………………中野晴久
   第2節 備前 …………………………………重根弘和
   第3節 越前 ………………………………木村孝一郎
   第4節 東北諸窯 ……………………………小山美紀
   第5節 信楽 …………………………………畑中英二
   第6節 丹波 ………………………………長谷川 眞
 第6章 瓦質土器…………………………………新田和央
 第7章 貿易陶磁鞏
   第1節 中世前期の貿易陶磁器 ……………山本信夫
   第2節 中世後期の貿易陶磁器 ……………續伸一郎
第3部 特  論
 第1章 中世土器の成立…………………………橋本久和
 第2章 中世土器・陶磁器研究の方法と展望…中井淳史
 第3章 土器・陶磁器の流通……………………藤本史子
 第4章 国産陶器の技術展開……………………中野晴久
 第5章 中世土器・陶磁器研究と胎土分析……白石 純


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書籍番号 81229
書  名 ならび建つ国分僧寺・尼寺 上総国分寺
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 158)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2138-9
編 著 者 須田 勉著
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 株式会社 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】
 
千葉県市原市の東京湾を望む高台にならび建つ国分僧寺と
国分尼寺。奈良時代に建立された広大な国分寺の全貌と
変遷がはじめて明らかになった。塔・金堂・講堂などの
伽藍とともに講師院・大衆院・賤院や造寺所・造仏所など
寺院を構成する諸施設が判明した貴重な遺跡を解説。

 【目次】

第1章 総国から上総国へ
   1 大国、上総国
   2 古墳時代の「総国」

第2章 天平の国家構想 国分寺建立
   1 国分寺造営の経緯
   2 「国分寺建立の詔」と「盧舎那仏造立の詔」
   3 国分寺政策を考古学から考える

第3章 上総国分僧寺の造営
   1 広大な寺院の発掘調査
   2 最初の造営 上総国分寺A期
   3 瓦葺き建物へ 上総国分僧寺B期
   4 B期の造寺所と国師院・講師院
   5 はじめて全貌が判明した大衆院
   6 寺院地と寺院地外に置かれた運営施設
   7 B期僧寺造営の中心人物を推理する
   8 国分寺の瓦生産
   9 国分僧寺の山林寺院 小食土廃寺

第4章 上総国分尼寺の全貌
   1 A期上総国分尼寺
   2 B期国分尼寺の寺院地と伽藍地
   3 造寺所の出先機関と瓦窯
   4 国分尼寺の出土瓦
   5 道鏡政権と国分尼寺の造営

第5章 国分寺研究の最前線


【2022年9月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81224
書  名 貿易陶磁研究 第42号
シリーズ
データ A4 134頁
ISBN/ISSN 0286-343X
編 著 者 日本貿易陶磁研究会編集
出 版 年 2022年9月 
出 版 者 日本貿易陶磁研究会
価   格 3,850円(税込)

【報告】

博多遺跡群第221次調査出土の貿易陶磁器について
             ………………岩 熊 拓 人
神奈川県伊勢原市大山山麓に広がる中世前期の荘園遺跡
                ………山 口 正 紀
日本海流通と越前若狭の貿易陶磁
      …………………………………阿 部   来
菊池氏関連遺跡「隈府土井ノ外遺跡」の貿易陶磁器
              ……………中 山   圭
江戸遺跡出土貿易陶磁器の数量分析―需要の検証― 
               …………堀 内 秀 樹
【資料紹介】

薩摩川内市大園遺跡出土の青磁碗・皿
        ……………………………上 床   真
15世紀の白磁皿覚書  ………………………水 澤 幸 一
湯築城跡出土 龍泉窯模倣の青瓷鎬蓮弁文碗
           ……………………柴 田 圭 子
島根県益田市・染羽天石勝神社所蔵の華南三彩系牡丹文壺
                 ……佐 伯 昌 俊
                    村上    勇
山形県鶴岡市の白磁観音像2体 ……………山 口 博 之

【翻訳】

新安沈船引揚げ陶磁器に見る元朝と鎌倉時代の喫茶文化の
変遷-新安沈船から引揚げられた黒釉瓷と関係資料を中心
に―      ………………郭 学 雷/内田昌太朗 訳
英文概要
彙報
執筆要項
海外研究者へ


【2022年9月20日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81225
書  名 目の眼 10月号(2022)
シリーズ 特集「美と祈りの誕生 古代日本と東アジアの玉」 大勾玉展 玉石の美展
データ B5 150頁
ISBN/ISSN 0386-1481
編著者 株式会社 目の眼
出版年 2022年9月15日 
出版者 株式会社 目の眼
価 格 1,320円(税込)

目次
古代より、日本、中国をはじめとする東アジアには玉石を尊ぶ
文化がありました。古代日本の大珠や勾玉は古くから古美術と
して珍重され、近年も高い人気を集めています。
中国では呪術的な形や文様を施したさまざまな力強い玉が作ら
れていました。国内の美術館博物館、個人コレクション、古美術店の
所蔵品の中から、人々が求めた神秘の力を感じる多彩な古代の
玉をご紹介します。

◇特集「美と祈りの誕生 古代日本と東アジアの玉」
   子持勾玉=生み出す力=愛/森万里子
   大勾玉展 日本列島を席巻したかたち
        大田区立郷土博物館/斎藤あや
   日本各地にひろがる玉ロード/瀧音 大
   縄文 -JOMON-展 山梨県立美術館
   中国、朝鮮半島 新石器時代の玉器/
            松浦宥一郎/中山清隆
   玉の遺跡をたずねて
   特別展「玉石の美」 由緒ある中国玉器コレクション 
        和泉市久保惣記念美術館/橋詰文之
   黒川古文化研究所
   天理参考館
   古美術店細見
   繭山龍泉堂/日下尚雅堂/去来


【2022年9月2日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81193
書  名 企画展 人とモノが行き交う中世・堺-流通の考古学-
シリーズ
データ A4 71頁
ISBN/ISSN
編著者 堺市博物館編集
出版年 2022年7月 
出版者 堺市博物館
価 格 1,650円(税込)

 【内容簡介】

堺環濠都市遺跡は中世日本を代表する国際貿易都市といわれます。
遣明船に代表される国際交易の発着港であったことが都市発達の
理由ですが、堺が国際貿易港となったそもそもの背景については、
意外に知られていません。
 本企画展では、中世の流通の実態と堺が都市として発達してい
く状況について、14~16世紀半ばの考古資料を中心に検討します。
堺の発展段階を推定できる資料や、地域間交流の中での堺の位置
づけができる資料などを展示し、従来クローズアップされてきた
国際貿易や茶の湯文化などと異なった側面から中世都市・堺の発
展過程を紹介します。
─────────────────────────────
目次
ごあいさつ
中世堺年表…………………………………………………………  4
第1章 堺環濠都市と日明貿易…………………………………  5
    【コラム】沈没船に積まれた不良品の青磁………… 17
第2章 堺発展前夜……………………………………………… 18
    【コラム】器が動く=人が動く……………………… 30
    【コラム】木簡が語る中世人の生活や想い………… 31
第2章 堺の台頭………………………………………………… 32
    【コラム】中世・堺を行き交った人びと…………… 41
特別論考
   1「中世土器・陶磁器から何がわかるか」 …中井淳史 44
   2「中世前期の流通」 …………………………藤本史子 50
   3「土器から見た中世後期の大阪湾流通」 …佐藤亜聖 54
   4「琉球王国と堺」 ……………………………續伸一郎 58
   5「淀川・木津川考古学散歩」 ………………河上誓作 64
展示品目録………………………………………………………… 68
図版・表目録……………………………………………………… 69
主要参考文献……………………………………………………… 70


【2022年8月22日】 【入荷・残部少】【ご注文承り中】


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書籍番号 81161
書  名 韓日の武器・武具・馬具―最新発掘調査資料で見た交流―
シリーズ (第14回嶺南・九州合同考古學大會)
データ A4 498頁
ISBN/ISSN
編著者 九州考古学会・嶺南考古学会編輯
出版年 2022年8月 
出版者 九州考古学会・嶺南考古学会
価 格 3,300円(税込)

                      目 次
──────────────────────────────
主題発表
──────────────────────────────
3~6世紀東アジア国家の武器体系から見た韓半島    禹炳喆
南部地域出土の倭系武器の認識         (嶺南文化財研究院) 13P
──────────────────────────────
古墳時代日本列島における東アジア刀剣文化の受容と内 齊藤大輔
製化の諸段階        (島根県立八雲立つ風土記の丘) 75P
──────────────────────────────
古代韓日甲冑の理解と課題                 金赫中
                    (国立金海博物館) 113P
──────────────────────────────
九州における小札甲の構造と分布           松崎友理
                 (幅岡市文化財活用課) 153P
──────────────────────────────
金官加耶馬具の展開様相                沈載龍
  ―金海・釜山地域を中心に―    (金海市)          191P
──────────────────────────────
九州における古墳時代中期の馬飼集落・墓       神啓崇
                 (福岡市埋蔵文化財課) 239P
──────────────────────────────
自由発表
──────────────────────────────
新石器時代早・前期東海岸中部地域の古環境と     黄喆周
土器文化変動            (三韓文化財研究院) 275P
──────────────────────────────
古賀市船原古墳1号土坑出土の玉虫装飾馬具について   西幸子
                  (古賀市教育委員会) 303P
──────────────────────────────
韓半島青銅器時代における支石墓上石の機能と意味    尹昊弼
                  (尚州博物館)    329P
──────────────────────────────
壱岐島の須恵器と地域間交流             太田智
                   (宗像市世界遺産課)361P
──────────────────────────────
阿羅加耶の高塚体系と特徴              崔景圭
                 (東亞細亞文化財研究院)379P
──────────────────────────────
鋳銅鈴付馬具編年の再検討              桃﨑祐輔
                  (福岡大学考古学研究会)419P
──────────────────────────────
ポスター発表
──────────────────────────────
大邱検丹洞遺跡―初期鉄器~原三国時代          金京煥
    木炭窯を中心に―             (嶺南文化財研究院) 467P
──────────────────────────────
伽耶交易港管理集団の墓 昌原県洞古墳群:巨済-馬山3 黄喆周
      国道建設工事区間内遺跡    (三韓文化財研究院)475P
──────────────────────────────
慶山所月里遺蹟                   金相賢
 ―人面装飾文土器と木簡-       (花郎文化財研究院) 487P
──────────────────────────────

※目次画像は以下のURLよりご覧いただけます(正式ハングル題目など)
https://www.chugoku-shoten.com/mokuji/jmokuji/81161/81161.pdf


【2022年8月18日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81158
書  名 観光と考古学 第2号 Vol.2
シリーズ (観光考古学会機関誌)
データ A4 64頁
ISBN/ISSN 2435-7650
編 著 者 観光考古学会編集
出 版 年 2021年6月 
出 版 者 観光考古学会
価   格 1,100円(税込)

 【目 次】    
 巻頭言 コロナ禍と考古学            坂詰秀一    3
────────────────────────────────
 特集  コロナ禍における「観光と考古学」-文化の担う役割とは-
     コロナ禍における文化財行政の取り組み    鍋島 豊    4
     コロナ禍における観光行政の取り組み    飛田 章  6
     北海道における縄文文化の活用と展望   阿部千春  8
     世界遺産 百舌鳥・古市古墳群のコロナ禍における取り組み
                         十河良和  12
     太宰府における日本遺産の取り組み   中島恒次郎  15
     飛騨市「石棒クラブ」のオンライン活動  三好清超  18
────────────────────────────────
 報告  観光考古学セミナーVol.Ⅰ「地域の文化遺産を活かした観光」
                           谷口 榮  22
                          村上佳代
────────────────────────────────
 速報 「日本考古学発祥の地」記念碑除幕式参加報告 橋本眞紀夫 28
────────────────────────────────
 武蔵国府の世界-国府・国分寺を歩く
   -シンポジウムの開催について          長谷川 渉  29
     武蔵国府・国分寺めぐりルート            30
────────────────────────────────
 コラム 府中市における文化遺産とその活用     英 太郎  32
     史跡武蔵国分寺跡の整備と活用       中道 誠  34
 寄稿  都内初の日本遺産認定-霊気満山 高尾山 
          コロナ禍における日本遺産の活用      草間亜樹 36
     ふるさと〇〇博物館 ~掘り起こし・育み・伝えるしかけ~
                          保阪太一 40
 シリーズ「観光白書」を読むⅠ-外国人は何を求めて訪日するのか-
                           谷口 榮 45
────────────────────────────────
 アンケート 大学教育における観光と考古学に関する実態調査(1)
                                         赤堀有美子 49
────────────────────────────────
 文献紹介『富士山世界遺産登録へのみちのり
            -明日の保全管理を考える』       中山誠二 50
────────────────────────────────
 速報  小松原遺跡第4次調査-東山道駅路の確認-  上野修一 52
 事例  ケーススタディ              水山昭宏 54
 会員の声 高校部活の遺跡訪問遍歴         山岸良二 56
     withコロナにおける文化財のプロモーション  両角 章 57
 観光考古学会への期待と要望            山中鹿次  58
 文化財の活用に新たなモデルを検討          中村 萌 58
 日本をもっと知りたがっている世界中の人たちへ、
  私たちが目指すべきこと                             山口 寛  59
 文化財事業に関する弊社の取り組み          濱出 正 60
 SNSや発掘体験等のイベントを通じて埋蔵文化財の広報普及活動
                          永井孝昌 61
────────────────────────────────
 事業報告 観光考古学会会則 役員 入会案内         62
 編集後記                     河合英夫 64


【2022年8月12日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81159
書  名 たたらの実像をさぐる 山陰の製鉄遺跡
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 157)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2137-2
編 著 者 角田徳幸著
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,870円(税込)

 【紹介文】

日本の鉄は、明治時代初期まで九割以上が中国地方で生産
されていた。神秘的な鉄づくり、日本刀の材料となる玉鋼
づくりという、たたらの画一的なイメージを超えるそ
の実像を発掘調査と操業当時の記録から明らかにしていく。


 【目次】

第1章 金属学者たたらを歩く
  1 鉄の大生産地・中国地方
  2 金属学者・俵國一のたたら調査
  3 たたらを発掘する
  コラム 鉄とたたらの基礎知識

第2章 砂鉄の採取──砥波上鉄穴
  1 たたらで使われた砂鉄
  2 鉄穴流しを発掘する

第3章 中国山地のたたら──都合山鈩・砥波鈩
  1 よみがえるたたらの姿
  2 高殿を発掘する
  3 記録された砥波鈩の鉄生産
  4 砥波鈩を発掘する
  5 大鍛冶場を発掘する

第4章 山陰沿岸部のたたら──価谷鈩
  1 江の川下流域のたたら
  2 記録された価谷鈩の鉄生産
  3 価谷鈩を発掘する

第5章 たたらの実像
  1 たたらでつくられた鉄
  2 たたらの多様な〝顔〟

第6章 たたらを活かした地域づくり
  1 都合山鈩の保存と活用
  2 たたらを活かした地域づくりのこれから


【2022年8月10日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81157
書  名 古代九州と東アジア・拾遺篇
シリーズ
データ B5 376頁
ISBN/ISSN
編 著 者 小田富士雄著
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 九州古文化研究会
価   格 3,080円(税込)

『古代九州と東アジア・拾遺篇』
 【総目次】
序―著作集拾遺篇の発刊にあたって―
第1章 弥生・古墳時代の宇佐
 1 古代宇佐と畿内文化(講演録)
 2 弥生時代宇佐の稲作と自然(講演録)
 3 宇佐市発見小銅鐸の性格
第2章 壱岐島・原の辻遺跡の整備
 1 原の辻遺跡の慨要
 2 原の辻遺跡保存整備委員会の設置
 3 遺構復元部会の作業を終えて
第3章 弥生から古墳へ―北部九州の墓制
第4章 弥生から古墳文化へ
    ―日向の発生期の古墳をめぐって―(講演録)
第5章 邪馬台国時代の九州
第6章 九州邪馬台国説をめぐって
第7章 北九州からみた出雲
第8章 発掘が語る九州の古墳時代
 1 古墳の出現
 2 マツリの諸相
 3 横穴式石室の導人
 4 須恵器の伝来と生産
 5 石人石馬と磐井の乱
 6 古墳壁画の流行
 7 隼人の世界
第9章 福岡県考古遺跡の分布と特徴-古墳時代・古代総論
第10章 5~6世紀の日韓と国際社会(概要)
第11章 行橋市石並前方後円墳
第12章 終末期古墳とその前後-後期古墳から火葬墓へ
 1 古墳時代の時期区分
 2 九州型古墳の形成と東伝
 3 壁画古墳の盛行と特色
 4 終末期古墳の諸相
 5 火葬墓の出現と系譜
───────────────────────────
〔陶質土器・須恵器の研究〕………第13~16章
第13章 古墳時代九州陶質土器・須恵器
総説・九州地方の古墳時代の土器
 1 陶質土器
 2 5世紀の須恵器・
 3 6世紀前半の須恵器
 4 6世紀後半の須恵器
 5 7世紀初頭の須恵器
第14章 須恵器の源流-九州地方(講演録)
 付 討論:初期須恵器研究の諸問題
 1 朝鮮半島の状況・
 2 小隈窯をめぐる問題
第15章 九州地域の須恵器と陶質土器(講演録)
 付 シンポジウム:海峡を越えて伝わったやきもの文化
第16章 須恵器のひろがりと編年
───────────────────────────
〔装飾古墳の研究〕………第17~21章
─────────────────
第17章 九州における装飾古墳研究の動向(1966年)
第18章 中間市瀬戸14号装飾横穴・
第19章 飯塚市山王山古墳の円文系装飾
 1 石室構造と壁画
 2 円文系装飾と敲打技法
第20章 別府市鬼ノ岩屋古墳群の検討
 1 横穴式石室の石積技法
 2 横穴式石室の装飾壁画
第21章 九州の装飾横穴とその系譜
    ―土器田装飾横穴の位置づけ―(1981年講演抄録)
───────────────────────────
第22章 神籠石と朝鮮式山城(2001年講演録)
第23章 西海道の古瓦-国分寺の出現まで
第24章 北部九州の朝鮮系古瓦[土專]
第25章 九州における経塚・経筒研究-研究史と課題
第26章 修験道関係の遺跡・遺物
第27章 森貞次郎『東アジア的考古世界・九州』解題
第28章 大宰府史跡調査の回顧と将来
第29章 大宰府発掘50年の成果(2018年講演資料)
第30章 鴻櫨館跡拾遺
第31章 大宰府史跡国指定100周年私観
終章  「夢掘りびと」拾遺
初出一覧
参考資料1 『遺跡調査関係歴の概要』付・鏡山猛先生弔辞
        2 大宰府発掘開始40周年記念講演資料
真野和夫 小田富士雄先生の考古学と私
右島和夫 小田富士雄先生の考古学研究と九州
あとがき


【2022年8月10日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81149
書  名 集落と古墳の動態 Ⅲ―古墳時代中期末~古墳時代後期―
シリーズ (第23回  九州前方後円墳研究会福岡大会発表資料集)
データ A4 467頁
ISBN/ISSN
編著者 九州前方後円墳研究会福岡大会実行委員会編集
出版年 2022年9月 
出版者
価 格 4,400円(税込)

                目 次
【研究発表】
  上田 龍児(大野城市)
    「集落・墳墓の動態からみた古墳時代後期の博多湾沿岸
     地域」                 …………1
  小嶋 篤 (九州歴史資料館)
    「遠賀川流域の古墳と集落 ―造墓秩序と生活圏―」
                         ……… 65
  宇野 愼敏(行橋市歴史資料館・九州前方後円墳研究会代表幹事)
    「豊前北部における古墳時代後期の集落と古墳」……119
  土井 翔平(佐賀県文化課文化財保護室)
  塩見 恭平(佐賀県文化課文化財保護室)
    「佐賀平野における古墳時代後期の集落と古墳の動向」
                      ……………………131
  野澤 哲朗(諫早市経済交流部文化振興課)
    「長崎県域の集落と古墳の動態 ―古墳時代後期―」
                         ………155
  林田 和人(熊本市文化市民局)
    「熊本県地域における古墳時代後期の集落概観」……180
  長 直信 (文化庁文化財第二課)
    「豊後における中期末から後期の集落と墳墓
     ―大分平野の様相を中心に―」        ……………217
  今塩屋 毅行(宮崎県立西都原考古博物館)
    「日向における古墳時代後期の集落と古墳」…………251
【誌上報告】
  井浦 一 (福津市教育委員会)
    「宗像地域における古墳時代後期の集落と古墳」……290
  杉本 岳史(小郡市教育委員会)
    「古墳時代後期の集落と古墳の動態
     ―小郡・久留米市域―」        …………329
  中島 圭 (朝倉市教育委員会)
    「筑後川中流域の古墳と集落の動態
     ―筑前南部~北筑後東部域―」  …………………349
  檀 佳克 (八女市教育委員会)
    「古墳時代後期の集落と古墳の動態―南筑後地域の概観―」
                        …………368
  徳富 孔一(野良考古学研究所)
    「杵島郡・藤津郡における集落と古墳の動態―弥生時代
     終末~古墳時代後期―」                  ………377
  美浦 雄二(唐津市教育委員会)
    「肥前北部(唐津市域)における古墳時代後期の集落と
     古墳の動態」           ………………404
  田中 聡一 (壱岐市教育委員会)
    「長崎県壱岐の古墳時代後期集落」……………………423
  弘中 正芳(宇佐市教育委員会)
  矢部 翔平(那珂川市教育委員会)
    「豊前南部(下毛郡・宇佐郡)・国東半島西部(西国東郡)
     における古墳時代後期の集落と墳墓の動態」 ……424
  若杉 竜太(日田市教育庁)
    「筑後川上流域~日田・玖珠地方~における古墳時代後期
     の古墳と集落」                    ………………440
  橋本 達也(鹿児島大学総合研究博物館)
    「大隅・薩摩地域における古墳時代後期の集落と古墳」
                                                    ……458


【2022年8月4日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81155
書  名 歴史考古学による古代景観の復元
シリーズ
データ A5 306頁
ISBN/ISSN 978-4-88621-896-4
編 著 者 文化庁文化財調査官 近江俊秀著
出 版 年 2022年8月 
出 版 者 同成社
価   格 7,700円(税込)

 【内容簡介】

考古学・文献史学・歴史地理学の成果を用いて、古代道路や
旧地形を精緻に復元。その検討過程を詳細に示し、歴史考古
学の方法論の構築を目指す。

 〈本書の主な目次〉

第1章 古代官道の路線復元の視点と方法
第2章 奈良盆地における旧河川の復元
   ―地表痕跡・史料・発掘調査成果による地形復元方法の一例―
第3章 保津・阪手道の路線復元とその性格
   ―文献史料に現れない古代道路の路線復元の方法―
第4章 ミヤケに関する覚書
第5章 古代の景観と地名
   ―ミヤケの復元に向けての基礎作業―
第6章 ミヤケの構造の復元をめぐって
   ―発掘調査によるミヤケの遺跡の認定に向けて―
第7章 正方位直線道路網の成立時期
   ―下ツ道の成立をめぐって―
第8章 陸路と水路
   ―交通網の変遷からみた奈良盆地の景観の変遷―


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81154
書  名 南関東の弥生文化ー東からの視点ー
シリーズ (令和4年度夏季特別展 大阪府立弥生文化博物館図録73)
データ A4 120頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立弥生文化博物館編集
出版年 2022年7月 
出版者 大阪府立弥生文化博物館
価 格 1,650円(税込)

 【内容紹介】

新たな発見の続く南関東の弥生文化を、農耕の導入から社会の
発展、海をめぐる活動、さらに後期の変化と地域間交流といった
多彩なトピックを盛り込みながら多角的に紹介する。これまで
西日本をベースに構築されてきた弥生文化のイメージに対して、
近年、関東をフィールドとする研究者から新たな問題提起がなされ、
話題となった。展示の中でその主張のベースを掘り下げることも
目指したい。あなたの弥生観は、きっと大きくゆさぶられる。
(HPより)


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81153
書  名 献ずる器―横穴式石室を彩るものたち
シリーズ (大阪府立近つ飛鳥博物館図録84)(大阪府立近つ飛鳥博物館 令和4年度夏季企画展)
データ A4 86頁
ISBN/ISSN
編著者 大阪府立近つ飛鳥博物館編集
出版年 2022年7月 
出版者 大阪府立近つ飛鳥博物館
価 格 600円(税込)

 【内容紹介】

令和4年度夏季特別展「献ずる器―横穴式石室を彩るものたちー」に
合わせて作成した図録です。装飾付須恵器を中心に、横穴式石室から
出土する土器が何を語るのかを考えます。
≪開催趣旨≫
 古墳時代中期になって、日本列島で作られるようになった須恵器は、
その後、広く普及し、集落でも多く出土します。しかし、中には集落
ではほとんどみかけない、独特な形をした器があります。装飾付須恵器
と呼ばれるもので、もっぱら古墳から出土する非日常的な器と言えます。
 畿内での横穴式石室の導入とともに、古墳時代後期には須恵器が大量
に副葬されるようになります。装飾付須恵器は首長墓の葬送儀礼で用い
られた特別な器と考えられますが、一方では渡来系要素の強い群集墳から
も出土しています。当館が位置する一須賀古墳群からは、子持器台とい
われる坏をたくさん貼り付けた装飾付須恵器が多く見つかっています。
 須恵器の副葬については、葬送儀礼や階層性といった観点から多くの
研究がなされてきました。今回の特別展では、装飾付須恵器を中心として、
横穴式石室から出土する土器が何を語るのかを考えてみたいと思います。
(HPより)


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81142
書  名 探求 弥生文化(上)―学説はどう変わってきたか―
シリーズ
データ A5 200頁
ISBN/ISSN 978-4-639-02853-6
編著者 浜田晋介著
出版年 2022年8月 
出版者 雄山閣出版
価 格 2,640円(税込)

 【内容簡介】

弥生文化をめぐる学説がどのように変わってきたのか。
またどのような論争が繰り広げられてきたのか。研究の歴史を
通して、弥生文化が現在どのようにりかいされているのかを
初学者にもわかりやすく解説する。

〇下巻「どのように論争されてきたか(2023年刊行予定)

……………………………………………………………………………
はじめに
Chpter1 人文科学の学説………… 研究史をりかいするには
                   何が必要か
Chpter2 研究方法と社会………… どのような理論で結論を
                                     導いてきたか
Chpter3 土器及理解……………… 土器は何を表すのか
Chpter4 土器の研究法…………… 土器研究は何をめざすのか
Chpter5 石器と金属器…………… 何時から金属器を使いはじ
                                     めたか
Chpter6 弥生農業………………… 水稲と農作をどう理解したか
Chpter7 弥生文化の枠組み……… 研究者はどのように考えたか


【2022年8月3日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81152
書  名 古代 第149号
シリーズ
データ B5 106頁
ISBN/ISSN 0452-2516
編 著 者 早稲田大学考古学会編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 早稲田大学考古学会
価   格 2,750円(税込)

           目 次
〔論文〕
 珪質頁岩の加熱処理
   ―剥離の性質の改善に関する実験研究― 
           ………………御堂島 正 (1)
 勝坂式と加曽利E式,伴出事例の再検討
   ―両型式の共伴否定論― 
           ………………西川 博孝 (23)
 山形県における石製模造品の展開
   ―八幡山遺跡の石製模造品を中心に― 
          …………………佐久間正明 (43)
 菅原遺跡「円堂」の復元
    …浅川 滋男・岡垣 頼和・宮本 正崇
     篠永 昌幸・加藤 雅大・玉田 花澄 (69)
〔研究ノ-ト〕
 コスタリカにおける石斧型ペンダントの製作技術
 研究――遺物観察・製作実験の結果から―― 
           ………………久保山和佳 (91)


【2022年8月2日】 【再入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81031
書  名 魏志倭人伝と東アジア考古学
シリーズ
データ B5 352頁 (精装)
ISBN/ISSN 978-4642081542
編 著 者 門田 誠一著
出 版 年 2021年11月 
出 版 者 吉川弘文館
価   格 13,200円(税込)

 【紹介】

魏志倭人伝に記された倭と倭人の事物・習俗・社会を、同時代の
文献・考古資料から検証。東アジアにおける相対的な位置づけを
試みる。

 【目次】

序章 本書の目的と研究方法/倭人の習俗・社会に対する同時代
的認識(卑弥呼の鬼道に関する歴史考古学的検討/卑弥呼の冢の
同時代的意味/倭の生口に対する検討/倭人の生食習俗/禾稲の
語にみる倭国観)/中華社会の礼俗と倭人(被髪と徒跣の同時代
的認識/?豆をめぐる礼俗と文化/跪拝と倭人の搏手/葬送記事と
棺槨の意味/奴婢の殉葬にみる卑弥呼の冢の認識)/魏志倭人伝
に記された物質資料(黄幢の基礎的考察/檄の史的背景/卑弥呼
に下賜された五尺刀の意義/下賜品としての金八両の意味/丹・
鉛丹・真珠にみる呪術民俗的様相/邸閣の具体像)/終章 魏志
倭人伝にみえる倭人の習俗と社会


【2022年7月28日】 【品切れ】


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書籍番号 81145
書  名 播磨の中期古墳
シリーズ (第22回播磨考古学研究集会 資料集)
データ A4 344頁
ISBN/ISSN
編 著 者 第22回播磨考古学研究集会実行委員会
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 第22回播磨考古学研究集会実行委員会
価   格

              例 言(抜粋)
1 本書は2022年7月24日(日)に開催する第22回播磨考古学
  研究集会「播磨の中期古墳」の資料集です。
2 この資料集は、報告資料と播磨の中期古墳資料集成の
  2部構成となっています。
3 本書の報告資料については、各報告・講演者が作成した
  資料を一部編集し、掲載しています。
…………………………………………………………………………
              目 次
【講演・報告資料】
「古墳時代中期の政権構造について」田中晋作(山口大学)  1
「北播地域の中期古墳 玉丘古墳群を中心に」
        藤原光平(加東市教育委員会)……………  13
「西播磨の中期古墳とその特徴」
              山中良平(赤穂市教育委員会)25
「古墳時代中期における東播西部の古墳築造動向」
             平尾英希(加古川市教育委員会)32
「東播東部地域の中期古墳と出土品の再整理報告」
             中久保辰夫(京都橘大学) …  38
【資料集成】
「播磨の中期古墳資料集成」…………………………………  48


【2022年7月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81144
書  名 製塩土器からみた播磨
シリーズ (第21回播磨考古学研究集会の記録)
データ A4 114頁
ISBN/ISSN
編 著 者 第21回播磨考古学研究集会実行委員会
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 第21回播磨考古学研究集会実行委員会
価   格 1,650円(税込)

            目 次
                
【基調講演】「土器製塩の展開―ー備讃瀬戸海域周辺を中心に―」
             大久保徹也(徳島文理大学)…………1
【報 告】「西播磨における製塩土器の様相」
            荒木幸治(赤穂市教育委員会)…………27
【報 告】「中播磨地域の製塩土器」
        多賀茂治(兵庫津ミュージアム整備室)…………49
【報 告】「北播磨地域出土の製塩土器」
        小川真理子(加西市教育委員会)…………………61
【報 告】「東播磨地域における製塩土器」
        平尾英希(加古川市教育委員会)…………………79
【シンポジウム記録】「製塩土器の流通からみた播磨の生業」…89
            コーディネーター:大久保
            パネラー:荒木、多賀、小川、平尾


【2022年7月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81148
書  名 石造物の石材研究 Ⅹ
シリーズ
データ A4 112頁
ISBN/ISSN
編 著 者 奥田 尚執筆・編集
出 版 年 2020年4月 
出 版 者 考古石材の研究会
価   格 1,100円(税込)

            目 次

はじめに                          ………………  1
1 田原本付近の石造物            ………………  2
 1.各神社等で観察した石造物      ………………  2
  比売久波神社 三十八柱神社 杵築神社 杵築神社 
  路地の石造物 鏡作神社 八坂神社 鏡作麻氣神社 
  鏡作神社 鏡作伊多神社 富都神社 八幡神社 
  津島神社 八坂神社 須佐之男神社 春日神社 
  菅原神社 森市神社 春日神社 天満宮 十市神社 
  葛本神社 竹田神社
 2.田原本町付近の神社の石造物の石材産地と搬入時期 30
  3.田原本付近の地蔵堂等の石造物とその石種  ……… 33
  4.田原本付近の地蔵堂・神社等以外の石造物  ……… 45
2 若狭付近の石造物                        ……… 50
 1.日引付近の石造物                        ……… 50
  正楽寺境内 正楽寺北方の墓地 日枝神社 
 2.常高寺付近の石造物                ……………… 52
  常高院墓所付近 初代住職墓 墓地
 3.鵜の瀬付近の石造物                ……………… 55
  鵜の瀬付近 神宮寺 若狭彦神社 若狭姫神社
 4.安楽寺付近の石造物                ……………… 57
 5.気比神宮付近の石造物              ……………… 58
3 越前付近の石造物                  ……………… 63
 1.滝ケ原町の滝ケ原の露頭            ……………… 63
 2.那多八幡神社の石造物              ……………… 64
 3.三木ダイモン遺跡出土の石造物      ……………… 65
 4.普正寺遺跡出土の石造物            ……………… 66
 5.朝日山不動寺の笏谷石の露頭        ……………… 66
 6.高尾神社境内の石造物              ……………… 67
 7.丸山宝塔                          ……………… 67
 8.大谷寺境内の石造物                ……………… 68
 9.別畑石の採石場跡                  ……………… 68
 10.国山の採石場跡                   ……………… 68
 11.和田石の採石場跡                 ……………… 69
 12.三峰村中世墓出土の石造物         ……………… 69
 13.福井市浄土寺町弁財天堂旧蔵の狛大 ……………… 72
4 各地の石造物                      ……………… 76
 1.笠置付近の石造物                  ……………… 76
 2.円成寺・忍辱山墓地の石造物        ……………… 80
 3.白毫寺の石造物                    ……………… 85
 4.新薬師寺の石造物                  ……………… 88
 5.十輪院の石造物                    ……………… 90
 6.伝香寺の石造物                    ……………… 92
 7.東大寺付近の石造物                ……………… 94
  焼門 御拝壇 大仏殿西側築地石垣 東大寺講堂跡 
   空海寺 五劫院 若草霊園 東大寺墓地
 8.西大寺奥の院付近の石造物           …………… 100
 9.平群町寺脇垣内五輪塔群             …………… 101
 10.生駒市高山八幡宮の石造物          …………… 104
 11.黒田から箸尾の石造物              …………… 111


【2022年7月28日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81111
書  名 都城藤原京の研究
シリーズ
データ A5 338頁 (上製本)
ISBN/ISSN 978-4886218926
編 著 者 橿原市世界遺産登録推進課副統括 竹田政敬著
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 同成社
価   格 8,800円(税込)

 【内容簡介】

発掘調査の成果をもとに文献史料も援用しつつ、藤原京造営に
要した土木量や労働力を分析し、街区の実態を解明。
併せて藤原京が社会に及ぼした影響を考察し、その歴史的意義
を明らかにする。

〈目次〉

序 章 藤原京研究の概要と研究目的
 1.藤原京研究史 
 2.研究目的の対象 
 
第1章 藤原京の造営と皇子以下諸臣の位階昇進
 1.藤原京の造営―天武・持統・文武天皇3代にわたる造営― 
 2.宅地班給と皇子以下諸臣の位階昇進及び京人の動向
 3.皇子以下諸臣及び京人に班給された宅地区画数からみた藤原京 

第2章 藤原京成立前史
 1.記録に留める景観 
 2.京形成以前に表象していた遺跡 
 3.遺跡が削平される以前の景観 

第3章 藤原京の京域
 1.東西の京極の発見 
 2.東西の京極確定と新たな藤原京の京域復元 
 3.藤原京の造営基準となった諸道 
 4.条坊施工 
 5.南京極の位置づけと京域の復元
 6.藤原京と平城京 

第4章 藤原京の造営に要した造成土量
 1.藤原京の姿 
 2.藤原京における宅地班給可能区画数と皇子以下京人 
 3.藤原京の造成 
 4.藤原京の造成土量
 5.藤原京を造営した天皇の尊称 

第5章 藤原京の建物建築に要した土木量
 1.藤原京に建築された建物 
 2.藤原京に建築された建物に要した柱掘方の土量 
 3.藤原京造営の資材と数量 
 4.藤原京の建物の柱の調達 

第6章 藤原京における宅地班給とその実態 
 1.京域と宅地班給地 
 2.宅地の規模と細分方法 
 3.地域の抽出 
 4.宅地と井戸
 5.宅地班給規定が意味するもの 

第7章 藤原京の景観―出土遺構を中心に―            
 1.条坊道路交叉点と橋 
 2.街区の状況 
 3.藤原京の都市景観

第8章 藤原京の宅地建物遺構
 1.藤原京の宅地建物 
 2.各条坊区域の宅地建物
 3.宅地内に建つ建物の規格化と序列化 

第9章 藤原京の役所
 1.藤原京内の役所関連施設の想定条坊地域
 2.藤原京内の役所
 3.藤原京内における役所の区画占有率 

終 章 藤原京の成立にみる歴史的意義
 1.藤原京の京域と造営 
 2.位階による居住域の設定とその境界 
 3.建物の序列化による身分秩序の視覚的表示 
 4.藤原京の歴史的意義


【2022年7月9日】 【品切れ】


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書籍番号 81084
書  名 近畿弥生の会 第25回集会和歌山場所(夏場所)要旨集
シリーズ
データ A4 81頁
ISBN/ISSN
編著者 近畿弥生の会編集
出版年 2022年7月 
出版者 近畿弥生の会
価 格

             目 次
            
発表1 和歌山県「旧吉備中学校校庭遺跡
      ―弥生時代後期の土屋根建物の調査―」……… 5
        川口修実氏(有田川町教育委員会)
        
発表2 兵庫県「神戸市城ヶ谷遺跡の調査について
      ―高地性集落の調査―」       ……… 13
    藤井太郎氏(神戸市文化スポーツ局)  
    
発表3 大阪府「和泉地域における高地性集落の調査
      ―和泉市惣ヶ池遺跡発掘調査成果―」     … 31
    上田裕人氏(和泉市教育委員会)
    
発表4 京都府「八幡市美濃山遺跡(第5~9次)の調査
      ―弥生後期の丘陵上の集落―」       ……… 45
    荒木瀬奈氏・肥後弘幸氏
    (公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター)
       
発表5 滋賀県「大津市惣山・京ヶ山遺跡
      ―高地性集落跡の調査―」           ……… 59
    神保忠宏氏(公益財団法人滋賀県文化財保護協会)
    
発表6 奈良県「近年の唐古・鍵遺跡群の調査」    ……… 67
       柴田将幹氏(田原本町教育委員会)


【2022年7月5日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81080
書  名 泉屋博古館紀要 第37号
シリーズ
データ B5 84頁
ISBN/ISSN 0910-0288
編 著 者 泉屋博古館編集
出 版 年 2021年12月 
出 版 者 泉屋博古館
価   格 2,200円(税込)

目  次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  祖霊と穀霊
    ―中国墓葬中の倉庫模型を 小 南 一 郎   1
     中心にして一一下
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                 新 郷 英 弘
  近世の共箱資料を中心とした  樋 口 陽 介
  館蔵茶の湯釜の鋳造技術    廣 川   守
                 森 下 愛 子   35
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  館蔵日本中世末近世初頭銅銭の 廣 川   守
  蛍光Ⅹ線分析調査       村 山 順 一 郎   53
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  新収蔵品紹介:安藤広近
  《文殊菩薩》         椎 野 晃 史   1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【2022年7月5日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81098
書  名 兵庫県立考古博物館究紀要 第15号
シリーズ
データ A4 87頁
ISBN/ISSN
編 著 者 兵庫県立考古博物館編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 兵庫県立考古博物館
価   格 1,500円(税込)

 【目次】

山本 誠
 「三角縁神獣鏡は語る(1)」………………………………… 1
 
藤田 淳
 「兵庫県における古墳出土刀剣の把巻と把装具について
 ―二本芯並列コイル状二重構造糸巻きを中心に―」 ……11
 
渡辺 昇
 「横穴埋葬の終焉―カヤガ谷1号横穴出土遺物から―」…31

中川 渉
 「福知山市夜久野町矢谷経塚出土の東播系須恵器甕と
   その系譜」  …………………………………………………39

永惠裕和
 「失われた台場を追え!Part2 ―高砂市所在 高砂台場編
    ―」 …………………………………………………………47

森永速男・山本 誠
 「磁気を用いた考古遺跡内の岩石・土壌の被熱履歴検出と
  被熱温度推定」 ……………………………………………67


【2022年7月1日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81083
書  名 アジア鋳造技術史学会研究発表概要集  第15号 2022 福岡大会
シリーズ
データ A4 52頁
ISBN/ISSN 1883-0064
編著者 (研究発表担当)三船温尚、内田順子、三宮千佳、
  鈴木瑞穂、児島大輔。村松洋介、鈴木 舞
出版年 2022年7月 
出版者 アジア鋳造技術史学会
価 格 1,100円(税込)

《文字化けのため原文目次は以下のURLからご覧ください(PDF)》
 

            目 次
 ────────────────────────────
【 - 金属の化学分析・金属の使用時期- 】

  山口県美祢市秋吉台周辺の古代銅製錬跡出土の 
  カラミ中の銅合金粒の理化学的研究  
            北風 嵐・池田善文・大野倫太郎・ 6
                      大江修司・小松隆一
                                     
    中国古代黄銅発展史新探  
                        邵艶兵・蒋鳳瑞・楊軍昌・         9
                        杜静楠・張全民・楊歓
                                       
    常州博物館明代銅鏡的初歩分析與思考 
            李倩倩・万俐 ・韓超             12
    偃師商城遺址出土銅器及鋳銅遺物研究 
            張穎・劉煜・陳国梁              15
   
【 - 鋳造シミュレーションと成分分析- 】

    復元鋳造した三角縁神獣鏡の成分解析 
            長柄毅一・南健太郎・            20
                        廣川 守・三船温尚
    
【 - 鋳 型- 】

    二里頭時代から漢代における土製鋳型の基体構造の変遷
                        丹羽崇史    24
                                
【 - 青銅器・青銅鏡の鋳造技術- 】

  1 千年紀の長城地帯における青銅装飾品の製作技法     
                      松本圭太  28
  3Dポリゴンデータによる三角縁神獣鏡の鋳造   
   技術研究試論                            南健太郎    31
    基于凝固理論的中国古代青銅器澆冒口設置観察 
                房明慧・楊歓・楊軍昌    34
    呉国僚王青銅剣的分析研究   
           肖[火韋]・韓健民・丁忠明・万俐    37
   
【 - 仏像の鋳造技術- 】
    泉屋博古館所蔵金銅如来立像のポリゴンデータ  
                 三宮千佳・竹嶋康平・   42
    解析法による鋳造技法の検討   三船温尚
    京都市所在 本壽寺所蔵 銅造日親上人像の鋳造  
    技法について        杉本和江・雨森久晃・金澤 馨 ・  45
                        中屋裕行
    ポリゴンデータによる宝暦九年 (1759) 銘のさく
    ら市光明寺鋳銅不動明王坐像とその木造原型像
    の検討              三船温尚・杉本和江・三宮千佳    48

 


【2022年7月1日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81082
書  名 アジア鋳造技術史学会誌 FUSUS 14号
シリーズ
データ A4 112頁
ISBN/ISSN 1883-0056
編 著 者 FUSUS編集委員会
出 版 年 2022年2月 
出 版 者 アジア鋳造技術史学会
価   格 2,200円(税込)

【目次】
   
1 3DD計測データによる安陽孝民屯遺跡出土范と泉屋博古館
    所蔵青銅[凹/儿]の比較研究」
                三船温尚、内田純子、岳占偉、廣川 守
27 中国北方青銅器文化の金銀器とその技術に関する基礎的研究
                         小田木治太郎
43 中国山東省文物考古研究院所蔵の春秋時代青銅器ならびに中国
    山東省[艸/呂]県出土の前漢時代青銅鏡の材料学的調査と考察
                横田 勝、[イ冬]佩華、三船温尚
53 三角縁神獣鏡の鏡范に関する二三の問題:清水康二、清水克朗
65 三角縁神獣鏡の注湯方法復元に向けた鋳造実験:
               南 健太郎、三船温尚、清山 隆
75 九州国立博物館所蔵銅造弥勒仏立像(太平真君4年)の3Dポリ
    ゴンデータによるプロポーション・形状と鋳造技法」:  
                                  三宮千佳、外山潔、三船温尚
89 重圏文鏡生産開始期の技術様相―湯口・湯道の設置方法の検討
    から―:                    南 健太郎
95 契丹の金工技術(第2報・前編)―東京大学文学部考古学
    研究室所蔵金属製帯金具の製作技法― :     鈴木 舞
104 契丹の金工技術(第2報・後編)―東京大学文学部考古学
    研究室所蔵金属製帯金具の金属成分― :鈴木 舞、飯塚義之
111 アジア鋳造技術史学会第11回表彰審査結果 :
          吉田 広、田尻義了、遠藤喜代志、楢山満照
112 アジア鋳造技術史学会第10回表彰審査結果(補遺) :
          吉田 広、田尻義了、遠藤喜代志、楢山満照

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【2022年7月1日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81088
書  名 春の日に ―金関恕先生追悼文集―
シリーズ
データ 巻頭図版8頁 A5 185頁 (上製本)
ISBN/ISSN
編 著 者 金関恕先生追悼事業会編集
出 版 年 2019年3月 
出 版 者 金関恕先生追悼事業会
価   格 1,650円(税込)

 はじめに  ──────────────────── ⅰ
 弔  辞(お別れの言葉) ───────竹谷 俊夫   1

 「遺物の考古学」「遺跡の考古学」によせて 
             ────────穴澤 咊光   5
 金関家と國分家のつながり―金関恕先生をしのんで
        ─────────安渓遊地・安渓貴子   7
 金関恕先生を想う  ──────────伊藤 秋男   9
 金関恕先生とふいごの羽口  ──────栄原永遠男  10
 金関先生追悼文  ───────────菅谷 文則  12
 金関さんの学風と吉野ヶ里  ──────高島 忠平  14
 「それ恕(じよ)か」金関先生のお人柄をしのんで 
                             ──────田邉 征夫  16
 僕の好きな金関さん    ────────都出比呂志  17
 金関恕さんを偲ぶ  ──────────中尾 芳治  18
 金関恕先生の思い出  ─────────藤丸詔八郎  20

 金関先生より学んだこと  ───────池永 孝正  25
 金関先生と下関  ───────────伊東 照雄  27
 追  憶  ──────────────甲元 眞之  30
 金関先生の教え(恐竜卵化石のこと)  ──清水 好晴  32
 金関先生の愉しいお気遣い  ──────中村 友博  34
 金関先生へ・感謝のお手紙  ───望月(郷田)久美子  36
 金関恕先生のこと  ──────────吉瀬 勝康  37

 金関先生と辰馬考古資料館  ──────青木 政幸  43
 追想 金関恕先生  ──────────石神  怡  44
 金関 恕 様の教え  ─────────井藤  徹  46
 金関先生を悼む  ───────────宇野 隆夫  47
 金関恕先生との御付き合い  ──────神谷 正弘  49
 広田と土井ケ浜の教え  ────────木下 尚子  51
 ミスター弥生博・金関先生、ありがとうごさいました 
                                   ───黒崎  直  53
 心晴れ晴れ。長い間ごひいきに…  ───小畑 三秋  55
 あたたかなまなざし  ─────────酒野 晶子  57
 金関先生と「むきばんだ応援団」 ────佐古 和枝  58
 金関恕先生とある帰国子女との交流  ──佐々木憲一  60
 柔和な笑顔とユーモア  ────────佐々木泰造  62
 金関先生追悼文  ───────────里中満智子  64
 吉野ヶ里遺跡保存の功労者 金関恕先生を偲ぶ 
                             ──────七田 忠昭  65
 金関先生とお会いできて  ───────高橋 克壽  67
 三つの記憶と一つの後悔  ───────武末 純一  69
 弥生博学芸員として  ─────────塚本 浩司  70
 心のなかの字宙・心のなかの金関先生  ─寺沢  薫  72
 金関先生、ありがとうごさいました  ──林 日佐子  74
 金関さんの思い出  ──────────春成 秀爾  76
 金関恕さんのこと  ──────────深澤 芳樹 78
 金関先生との出会い
   ―柳井茶臼山古墳・東大寺山古墳・綾羅木郷遺跡― 
                                     ──古谷  毅  80
 金関先生の思い出  ──────────森井 貞雄  82
 金関恕先生の思い出  ─────────吉村  健  84
 考古学を社会に生かすために  ─────渡邊 昌宏  87
 金関恕先生の思いで  ─────────和田 晴吾  89

 不肖の一団員の見た金関先生  ─────清重 尚弘  93
 金関先生、ペドウイン・シェイクと語り合う 
                           ───────月本 昭男  95
 イスラエル話をする金関先生  ─────橋本 英将  97
 金関先生とイスラエルの発掘調査  ───長谷川修一  98
  金関恕先生のご教示  ────────平川 敬治 100
 金関恕先生から教えていただいた人間力 
                       ─────────牧野 久実 102

 金関先生との短な思い出  ───────浅川 千尋 107
 追憶の中の金関恕先生  ────────飯島 吉晴 108
 金関恕教授と『G=TEN』 ────────井上 昭夫 110
 追憶多々  ──────────────近江 昌司 113
 庶民的でもあられたこころお優しい金関先生へ 
                             ──────大内田貞郎 115
 金関恕先生の思い出  ─────────紙村  徹 117
 国際教養はすべて金関先生の個人指導で学んだ
   ―美術館からクラッシック音楽まで― 
                         ────────木下 民生 119
 あやかりたい  金関先生を偲んで  ──佐藤 浩司 121
 漢金銀錯嵌珠龍紋鐵鏡  ────────白木原和美 122
 金関先生、満面の笑顔  ────────村上 嘉英 125
 金関恕先生と天理大学考古学・民俗学研究室 
                           ───────安井眞奈美 127

 仰げば尊し―金関先生の思い出― 
                 ────────浦川温亮(旧姓上田) 131
 まぶしい光  ────────────小田木治太郎 132
 金関先生と出会って  ─────────川上 晃生 134
 金関先生の笑顔こそ学恩  ───────栗山 雅夫 135
 金関先生の学恩  ───────────桑原 久男 137
 金関先生の想い出  ──────────小池  寛 139
 金関恕先生との思い出  ────────小林 善也 142
 金関先生の考古学概論  ────────佐伯 純也 144
 先生方を偲ぶ  ────────────城野 博文 145
 金関恕先生の思い出  ─────────白石 耕治 145
 先生からの節目の言葉  ────────角南なつみ 149
 やさしく見守って下さった金関先生  ──竹谷 俊夫 150
 金関先生との思い出  ─────────田中 正利 152
 師在、不遠遊。遊必有方。  ──────中井 精一 153
 金関恕先生のこと  ──────────土生田純之 155
 金関先生の思い出  ──────────日野  宏 157
 思い出の金関先生  ──────────平川 敬康 159
 金関先生の思い出と教え  ───────福永 信雄 160
 金関先生は恕の教育者  ────────藤井  稔 162
 金関恕先生を偲ぶ  ──────────藤澤久民枝 164
 東大寺山古墳報告書作成の日々  ────藤原 郁代 166
 忘却の彼方  ─────────────山内 紀嗣 168

 春の日に  ──────────────金関ふき子 175
あとがき  ──────────────────── 177 


【2022年6月24日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81081
書  名 日本古代宮都と中国都城
シリーズ (古代史選書43)
データ A5 258頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者 村元健一著
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 同成社
価   格 6,050円(税込)

 【内容簡介】

日本の古代宮都は中国都城の何を受容し、何を模倣しなかった
のか。中国都城の設計に儒教経典の記述が反映される過程を
跡づけた上で、儒教思想を欠いたまま中国都城の機能を受容し
独自の変遷をとげていった日本古代宮都の諸様相を考究する。

 【目次】

序 章 日中都城の比較にあたって

第一章 中国都城の変遷

第二章 中国都城と儒教

第三章 前期難波宮と中国宮城

第四章 難波宮と朱雀大路

第五章 藤原京と中国都城

補 論 新羅慶州との比較

第六章 奈良時代の都城と中国都城

第七章 複都制と中国都城

終 章 古代都城の行方


【2022年6月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81053
書  名 律令国家前夜 遺跡から探る飛鳥時代の大変革
シリーズ
データ A5 288頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2203-4
編 著 者 前園実知雄著
出 版 年 2022年5月 
出 版 者 新泉社
価   格 2,970円(税込)

 【紹介文】

三輪山を望む地に成立したヤマト政権は、推古天皇の時に
王宮を飛鳥に遷した。三輪山信仰から新しい信仰へと踏み
だし、やがて仏教を掲げて律令国家「日本」へと向かう。
厩戸皇子の幻の斑鳩京をはじめ王家の皇子たちが命をかけ、
それぞれの理想の国を追い求めた飛鳥時代を考える。

 【目次】

飛鳥
三輪山との別離 飛鳥へ遷る王宮
三輪山の麓に置かれた王宮
蘇我氏の台頭
飛鳥に置かれた最初の宮 豊浦宮・小墾田宮
新たな政権をめざす舒明天皇 岡本宮・田中宮・厩坂宮・百済宮
乙巳の変の舞台 皇極天皇の飛鳥板蓋宮
飛鳥を離れる孝徳天皇 難波長柄豊碕宮
再び飛鳥へ 斉明天皇の後飛鳥岡本宮
飛鳥から近江へ 天智天皇の近江大津宮
大海人皇子の即位 飛鳥浄御原宮
新たな都 藤原京

新しい信仰 飛鳥の寺院
仏教伝来
日本最古の伽藍寺院 飛鳥寺
最古の尼寺 豊浦寺
斉明天皇ゆかりの寺 川原寺
聖徳太子の上宮跡か 橘寺
蘇我倉山田石川麻呂の寺 山田寺
最初の大官大寺 百済大寺
二つの大官大寺
初期密教と義淵 岡寺
東漢氏の寺 檜隈寺
国の仏教へ

王たちの奥津城
飛鳥の終末期古墳
◆飛鳥時代前期の古墳
三基の大形方墳 石舞台古墳・都塚古墳・塚本古墳
推古天皇の初葬地 植山古墳
みごとな切石横穴石室 岩屋山古墳
母と妹のために 牽牛子塚古墳・越塚御門古墳
蘇我氏のたそがれ 小山田古墳・菖蒲池古墳
◆飛鳥時代後期の古墳
藤原宮の中心線上にある古墳 野口王墓古墳
草壁皇子の墓 束明神古墳
人物像と四神を描いた石槨 高松塚古墳
壁画のない古墳 マルコ山古墳
もうひとつの壁画古墳 キトラ古墳
文武天皇の墓 中尾山古墳
飛鳥の古墳が意味するもの

斑鳩
律令国家前夜 厩戸皇子の斑鳩京
古代の斑鳩
斑鳩宮の発見
再建された法隆寺
二つの創建説をもつ法輪寺
法起寺と岡本宮
中宮寺と中宮・葦垣宮

上宮王家の奥津城
斑鳩の古墳
古墳時代後期の古墳 仏塚古墳
盗掘をまぬかれた古墳 藤ノ木古墳
藤ノ木古墳と法隆寺をつなぐ古墳 春日古墳
上宮王家の奥津城 御坊山古墳群
藤ノ木古墳と御坊山古墳群のもつ歴史的意味
斑鳩が語るもの

大王家の系譜
継体天皇の系譜
大王家・蘇我氏・息長氏の暗闘
蘇我氏打倒
律令国家誕生


【2022年6月21日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81077
書  名 かもしかみち
シリーズ (学生社考古学精選)
データ 四六判 296頁
ISBN/ISSN 978-7-501069040
編 著 者 藤森栄一著 戸沢充則解説
出 版 年 2022年6月 
出 版 者 雄山閣
価   格 2,640円(税込)

 【内容紹介】

幻の名著「かもしかみち」復刻!
考古学を学ぶものに深い感動を与え、読む者すべてを考古学の
世界に、ひきずり込む魔力をそなえた名著。
…………………………………………………………………………
かもしかみち
私の考古学手帳から
深山の奥には今も野獣たちの歩む人知れぬ路がある。ただ
ひたすらに高きへ高きへとそれは人々の知らぬけわしい路である。
私の考古学の仕事はちょうどそうしたかもしかみちにも似ている。
藤森栄一
……………………………………………………………………………
※本書は1967年に学生社が発行した『かもしかみち』
及び1995年刊行の同書の解説付
新装版を底本とした復刻版です。
………………………………………………………………
 【目次】

古道雑聚
山と先住民とその子たち
九州廻記
山口をおもう
信州尖石行
遠賀川日記
小沢半堂のこと
あの頃の考古学
読書雑感抄
脚のない古代史
南薩摩の神々
貝塚のない湖の回想
日本農耕文化の伝統
日本原始陸耕の諸問題
春愁の暦
病床読校
あとがき
【解説】永遠の「かもしかみち」(戸沢充則)


【2022年6月17日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81079
書  名 七隈史学 第24号
シリーズ
データ B5 179頁
ISBN/ISSN 1348-1304
編 著 者 桃﨑 祐輔編集
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 七隈史学会
価   格 2,200円(税込)

 【目次】

公開講演録
 大衆教養主義の戦後史 …………………福間 良明…   1
論 文
 室町期における治罰綸旨・院宣 ………藤立 紘輝…  15
 加藤清正文書にみえる「跡書」文言
  ―用例の広がりの検証も兼ねて― …山田 貴司…  37
 「唐宋変革」とはいつか、どこか …… 山根 直生…  61
 再現的製作の意義と課題
  ―須玖タカウタ遺跡出土土製鋳型を例に― 
  ……………………………………………遠藤喜代志… 242
 燕及び燕系鉄斧の東方伝播
  ―二条突帯斧を中心に― ……………葉  一郎… 234
 弥生時代の粗製器台の研究
  ―福岡平野・糸島・壱岐を中心に― 前﨑 智行… 214
 三国・古墳時代の金属製刻目釧 ………太田  智… 188
 唐津・中原遺跡における鍛冶関連遺物の再検討 
  ……………………………………………立谷 聡明… 174
 肥前新鐘と博多鋳物師作半鐘の比較検討 
  ……………………………………………大重 優花… 154
史料紹介
 光専寺文書について(2)
  ―戦国・江戸初期文書の翻刻― ……中村 知裕…  81
新刊紹介
 平田陽一郎『隋唐帝国形成期における軍事と外交』 
  ……………………………………………永井 直人…  93
コラム ―歴史のとびら―
 九州の仏像と彫刻史研究 ………………末吉 武史…  99
追悼文
 邪馬台国九州説・騎馬民族征服王朝説の雄、
  奥野正男先生を偲ぶ …………………桃﨑 祐輔… 132
英彦山修験復興の大先達、長野覺先生のご逝去を悼む 
  ……………………………………………桃﨑 祐輔… 124
七隈史学会第23回大会研究発表要旨 …………………… 132


【2022年6月8日】 【近日入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81052
書  名 北陸の古墳時代をさぐる 能美古墳群
シリーズ (シリーズ「遺跡を学ぶ」 156)
データ A5 96頁
ISBN/ISSN 978-4-7877-2136-5
編 著 者 菅原雄一著
出 版 年 2022年7月 
出 版 者 新泉社
価   格 1,760円(税込)

 【紹介文】

石川県南加賀に位置する能美市の、日本海に面した平野部の
五つの独立丘陵上に、古墳時代をとおして数多くの古墳が
築造された。さまざまな形と大きさの墳丘、多様な埋葬施設、
甲冑・武器や六鈴鏡、馬鐸など豊富な副葬品から、北陸の
古墳時代史、倭王権との関係をさぐる。

 【目次】

第1章 北陸を代表する古墳群
  1 加賀の王墓の丘陵
  2 五つの支群
  3 消滅の危機と保存運動
  4 能美古墳群の特徴
 コラム 発見! 加賀の大王墓

第2章 北陸の方形の系譜
  1 弥生時代の区画墓
  2 前方後方墳の築造

第3章 倭王権との結びつき
  1 加賀の大王墓、秋常山一号墳
  2 円形原理への変化
  3 能美古墳群の再編成

第4章 築造のピークと終焉
  1 古墳築造のピーク
  2 列島最古の刻書須恵器
  3 巫女の古墳か
  4 最後の光芒と終焉

第5章 能美古墳群の造営集団
  1 国造級の首長か
  2 同族的な意識をもった集団の墓地
  3 加賀の中心地・能美地域

第6章 現代に生きる能美古墳群


【2022年6月8日】 【入荷】【ご注文承り中】


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書籍番号 81056
書  名 金鈴塚古墳と古墳時代社会の終焉
シリーズ
データ B5 本文265頁 カラー図版4頁
ISBN/ISSN 978-4864451604
編 著 者 上野祥史編
出 版 年 2022年3月 
出 版 者 六一書房
価   格 4,400円(税込)

【内容】

木更津市教育委員会と国立歴史民俗博物館が3期9年にわたり
進めてきた共同事業は、今日的な視点で金鈴塚古墳出土資料
を整理検討し、金鈴塚古墳を古墳時代研究のなかに改めて
位置付けることを目的としたものである。金鈴塚古墳は、
古墳時代後期を検討する基礎資料でありながら、発見や報告
の時期が早いため、資料の全貌は明らかにはなっていなかった。
古墳時代研究の基礎をなす重要資料には、こうした状況ある
にものが多い。近年では、兵庫県雲部車塚古墳や大阪府七観
古墳、奈良県五條猫塚古墳など、発見や報告の古い重要資料の
再整理報告が続いている。これらと同じく、現代的な視点で、
金鈴塚古墳出土資料と金鈴塚古墳を研究の基礎資料に新たに
位置付けることがこの事業の目的である。2020年には
大部3分冊からなる『金鈴塚古墳出土品再整理報告書』(本報告)
が刊行され、木更津市での事業は、その成果が公開されている。
歴博では、事業を推進するとともに、折に触れより広く一般に
向けた情報発信に取組んできた。本書の目的は、手に取りやすい、
より身近な形で、金鈴塚古墳とその出土資料の情報を発信する
ことにある。金鈴塚古墳出土資料は、奈良県藤ノ木古墳や、
群馬県綿貫観音山古墳など国宝に指定される重要資料と比較
されることもある。その壮麗さに目は奪われがちだが、
壮麗な品々は、「さいご」の前方後円墳に副葬された。
本書では、その壮麗な副葬品が終焉を迎える前方後円墳に副葬
されたことの意義を、さまざまな視点から照射してゆきたい。
そこに、古墳時代後期の社会とその終焉の歴史的意義が展望
されてくるように思う。※本書序文より抜粋
…………………………………………………………………………
 【目次】

第1部 金鈴塚古墳の概要
 金鈴塚古墳の墳丘・埋葬施設  稲葉昭智
   1古墳の位置
   2古墳群内の前方後円墳
   3金鈴塚古墳周辺の石室および石棺等について
   4金鈴塚古墳の石室・石棺について
   5石材について
 金鈴塚古墳の遺物 上野祥史
   1装身具
   2銅鏡
   3装飾大刀